周子「この」


奏「なぁに」


周子「……寝かず嫌いめ！」


奏「何、それ」


周子「ものは試しってこと！」


奏「えぇ……」

周子「いっかい試してみってー」


奏「そこまで実りのある話だったかしら」


周子「それは否めない」


奏「…」


周子「……っでもでも！ちょっとだけやからさー」


奏「でも、ねぇ」


周子「おーねーがーいー。ねー奏ちゃーん……つんつん」


奏「んむ……にゃにするの」

周子「にゃって」


奏「なによ」


周子「奏がにゃって」


奏「…」


周子「…」



奏「………にゃ」



周子「ﾝﾌ」


奏「明日のお弁当抜きね」


周子「ごめん！！ごめんなさい！！！」

周子「かわいいんだけどな～」


奏「貴女もにゃ、って言ったら許してあげる」


周子「んにゃあ！」ﾊﾞﾝｻﾞｲ


奏「」ﾋﾟﾛﾘﾝ


周子「待って」


奏「ツイッターとライン、どっちがいい？」


周子「待って」

奏「あら顔真っ赤、珍しい」ﾋﾟﾛﾘﾝ


周子「奏さん」

周子「って！」


奏「ん」


周子「お話ずらそーとしてもダメなんやからねー？」


奏「あら、バレるとは思わなかったわ」


周子「なんだとーこの……っとまたずらされるトコだった、せーふ」


奏「む」


周子「へへーん」

周子「でさ、でさ」


奏「えぇ」


周子「しゅーこちゃん思ったんだよね」


奏「何をかしら」


周子「うつ伏せと仰向け……お互いの良さを、そう、伝え合っていこう……ってね……」ﾊﾝﾅﾘｰ


奏「どこ見てるの」


周子「私は、さ……奏のことをもっと知りたいんだ。それに、私のことも、奏に知ってほしい……だから」ﾊﾝﾅﾘｰ


奏「飴舐める？」


周子「舐めるー！」

周子「ということで今夜はお泊り～？」ﾓｺﾞﾓｺﾞ


奏「うつ伏せで寝るかは別として、それは構わないわよ」ﾓｺﾞﾓｺﾞ


周子「やったー！しゅーこかなでだぁいすき」


奏「はいはい」


ｽﾀｽﾀ


紗枝「あっお二人とも、なんしたはるんどすか？」


周子「紗枝ちゃんおはよー」


奏「おはよう」


紗枝「おはようさんどす～」

周子「いやねー、このこが頑固でかなわんのよ～」


奏「あなたこそ」


紗枝「？」


周子「寝る時にね、うつ伏せと仰向け、どっちがいいかって話してたの」


紗枝「ねるとき」


周子「ねるとき」


紗枝「ほぇ～」

周子「で、私がうつ伏せ派ね」


奏「私が仰向け」


紗枝「ほぇ～」


周子「ほぇーって」


紗枝「？」


周子「ほぇーって！紗枝はんは可愛いな～も～～～」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ


紗枝「もー……やめておくれやす」


奏「……ちなみに、紗枝ちゃんはどう寝るのが好きなの？」


周子「なに嫉妬～？？んふふ」


奏「やるわよ」


周子「…」


紗枝「うちどすか？」


奏「うん」

紗枝「うーん……特にあらへんどすなぁ」


奏「ふぅん……」


周子「うつ伏せええよ？」


紗枝「うーん」


周子「紗枝ちゃんもうつ伏せ教に入りなよ！今なら二大特典が付いてくるよっ」


奏「どんなもの？」


周子「一つ、しゅーこちゃんがが喜びます」


奏「そう」


周子「二つ、いっぱいねれます」


奏「そう」

奏「周子」


周子「ん？」


奏「私、そろそろ帰るけど」


周子「へ、もう？」


奏「えぇ。泊まるのなら一緒に行きましょう？」


紗枝「」ﾋﾟｸ


周子「うぅん……そうするかぁ」


紗枝「……お泊りどすか？」


周子「うん！」

周子「うつ伏せの良さを奏に教えてやるんだー」


紗枝「…」


奏「本当にするの……？」


周子「あったりまえー」


紗枝「……よこむき」


奏「？」


周子「へ？」


紗枝「……うち、横向き派なんどす～」


奏「？」


周子「？」

紗枝「え、えっと、やから……うちも、付いていって、ええどすか……？」


周子「！」ﾋﾟｺｰﾝ


奏「……なるほどね、構わないわ」


紗枝「わぁ、おおきに」


周子「紗枝はんはかわええな～～～～」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞﾅﾃﾞﾅﾃﾞ


紗枝「なにがどすか。もう」

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＠寮


周子「すー……すー……」ｷﾞｭｰ


奏「……zzz」ｷﾞｭ


紗枝「…」


周子「んぅ……zzz」ｷﾞｭｰ


紗枝「…」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ


奏「………んっ……ｽｰ……」ｷﾞｭ



紗枝「………なしてこうなるんどす……」



奏「ん……♪」


周子「すー……♪」





おしり