プリパラSS
更新遅め
百合要素もあるかもしれない
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商店街
らぁら「トマト~トマト~♪」
らぁら「って、あれ?これって…プリチケ?」チョコン
『みれぃ』
らぁら「わ~!バッグの中にもいっぱいある。ここら辺にいるかなぁ?
みれぃさーーーん!バッグ落としたみれぃさーん!!!」
「あの子、声おっきいー」「プリチケバッグ?」「みれぃさん?」ザワザワ
らぁら「みれぃさーん!プリチケバッグ落としたみれぃさん、いませんかー?」
「知らないなぁ」「どうしたの?」ザワザワザワ
らぁら「うーん、やっぱりプリパラに行っちゃったのかなぁ。よし、プリズムストーンに届けに行ってこよう!」
らぁら「…って、早くトマト買ってこなくちゃいけないんだった!うっかりうっかり」
らぁら「このバッグは近くの交番に届けようっと。みれぃさんっていう人も、ここら辺に住んでるなら見にくるよね」
らぁら「かしこまっ!」
プリパラタウン
みれぃ「もうダメぷり…」
クマ「クマぁ…」
みれぃ「クマが間違って2人組ユニット限定のライブに申し込んじゃった上に!大切なプリチケバッグまで落としちゃったぷり…」
みれぃ「誰か届けてくれないかなーぷりー」チラッチラッ
めが姉ぇ「みれぃー!」
みれぃ「めが姉ぇ!どうしたぷり?」
めが姉ぇ「はい。このプリチケバッグ。商店街で落としたでしょ?」
みれぃ「へ…?」
めが姉ぇ「拾った人が交番に届けてくれたみたいよ」
みれぃ「えっ…えぇっ!?ちょっと待ってぷり!」
めが姉ぇ「落とさないように気を付けてね、それじゃあ私はここで」スタスタ
みれぃ「えええええええええ!?!!?だから待ってぷり!」
めが姉ぇ「システムですからー」スタスタ
クマ「よく分かんないクマが、プリチケバッグが戻って良かったクマね!」
みれぃ「け…が…ぷり…」
クマ「クマ?」
みれぃ「計っっっ算外ぷりぃいいいいいいい!!!!!」
クマ「ど、どうしてクマ?プリチケバッグが無事戻ってきたのにクマ?」
みれぃ「だから、めが姉ぇが届けてきたら意味がないのよ!これは計算よ、計算!」
みれぃ「良い?まず、私が商店街がプリチケバッグをわざと落とす。そして誰かがそのプリチケバッグを拾い、プリパラに入って届けに来る。わざわざプリパラまで届けに来てくれるような優しい子なら、一緒にチームを組んでライブにも出てくれるはず…ってね」
みれぃ「きっと男の人か、まだプリチケが来ていない子が拾ったのね…」
クマ「そりゃーそう上手くいくはずないクマ。あとキャラ作り忘れてるクマ」
みれぃ「はっ!ポップステップげっちゅー☆みれぃったら、お茶目さんっぷりー」テヘ
みれぃ「あーもう、私の作戦も上手くいかなかったしもうダメぷり!このダメダメマネージャー!!ぷりぷりぷりぷりぷりぷりぷりぷり!!!」
クマ「ダメダメ…クマ?なんだとゴラァァァ!?ぷりぷりうるさいクマ!」
みれぃ「クマクマうるさいぷり!」
みれぃ「あーーー!どうしようっぷり~!…ううっ」グスン
クマ「ああっ、みれぃ、泣くなクマ?悲しいクマ?ここは有能敏腕マネージャーのミーが、みれぃのパートナーを探してくるクマー」フヨフヨ
みれぃ「今から探したってもう無理ぷり…今回は諦めるしか…」
??「ちょっと!なにそんなとこで座り込んでるんだよー。ボク、そこ通りたいんだけど」
このペアかトリオアニメでもやってみたら面白かったと思うんだけどな
歌の幅の広がるだろうし
??「ほら、さっさとどいたどいた!」
みれぃ(嫌味な言い方ぷり…人がこんなに落胆してるときに)ポロポロ
??「うっ………ごめんって!ほら泣きやんでよ。話、ちょっとだけなら聞いてあげるからさ」
みれぃ「実は、そこのダメマネージャーが間違って2人用のライブに申し込んじゃって…」
クマ「クマ!?」
みれぃ「みれぃには組む相手がいないぷり…だから、せっかくライブに出ようと思っても出れなくて」
クマ(みれぃ…何を考えてるクマ?まさか…)
みれぃ(作戦変更よ…いいから黙って見てて頂戴)
みれぃ「みれぃはこの日のためにたくさん練習を重ねてきたぷり…良いアイドルのために毎日、毎日、毎日…」シュン
??「ふーん」
みれぃ「ライブはこの後すぐ…今回はもう諦めるしかないぷり…!」グスン
みれぃ(ふふ…これだけ人が………ってこの声、どっかで聞いたことあるような…?)チラ
??「むー…」
みれぃ(この青色のショートカットに編み込み…)
みれぃ「あーーー!思い出したぷり!」
??「うわぁっ!?!!?い、いきなり驚かせないでよ、もう!思い出したって何なのさ!」
みれぃ「最近デビューして密かに注目を集めているキュートでポップな双子ユニット、ドロシー&レオナの姉の方、ドロシー・ウェストぷり!」
ドロシー「そ、そうだけど…。よく知ってるね、あんた。ま、ボク達は期待のアイドルユニットなんだから当然だよね!」
みれぃ「みれぃは他のアイドルの調査も完璧にこなしてるっぷり~」
ドロシー「っていうかあんたさー…みれぃだっけ?」
みれぃ「?」
ドロシー「さっきあんなに泣いてたのに、もう泣き止んでるじゃん」
みれぃ「あ」
クマ(バレたクマ)
みれぃ「こ、これはー…ほら、今注目されてるアイドルの1人であるドロシーに声をかけられたのが嬉しくてー…」
クマ(い、言い訳が苦しいクマ…!)
ドロシー「そうなんだ!さっすがボクとレオナ!まさかそんなに人気が出てるなんて照れちゃうなぁ」
みれぃ「あ、アホで良かったぷり…」ヒソ
クマ「完全に自惚れちゃってるクマ…それよりみれぃ、どうするクマ?」ヒソヒソ
みれぃ「どうするって…ここまできたら、もうドロシーと組むしか…」ヒソヒソヒソ
ドロシー「じゃあボク、もう行…」
みれぃ「待ってぷり!!私と2人ユニットを組んでほしいぷり!!!」ガシッ
ドロシー「痛ぁっ!?」
ドロシー(大体2人ユニットって…このみれぃって言うの、さてはレオナのこと忘れてるな?ボクがレオナ以外と組むわけないじゃん。せめて3人ユニットなら秋のアイドルグランプリにも出られるのに)
みれぃ「お願いぷり!」
ドロシー「はー…だからボクはレオナ以外…と…」
ドロシー(いや、待てよ…!?)
中途半端ですが今日はここで終わります
みれぃ(やっぱり、既に2人ユニットを組んでいる子に、私と2人ユニットで出てほしい、というのは無謀だったかしら…)ウーン
ドロシー(これだけライブに出ようと必死になってるってことは!ここでボクがみれぃと出てあげれば、みれぃはボクに感謝して何でも言うことを聞いてくれるはず!それでそれで、3人チームに入ってもらってー)ポワワン
みれぃ『ありがとう、ドロシー!いや、ドロシー様はみれぃの命の恩人ですぷり!お礼に何でもしますぷりい!』
ドロシー『それじゃあ、もんじゃ焼きと苺パフェを買ってきたまえー!』
みれぃ『わかりましたぷり!すぐ買ってきますぷり!』ハフハフ
ドロシー『テンションマーックス!』
レオナ『リラックス~』
ドロシー「(ってことに!)えへへ…へへ…」
みれぃ「?おーい」
ドロシー「あっ、ううん。何でもないよ、へへ」
ドロシー「それよりさ。そこまで言うなら、2人ユニット、組んであげてもいいよ!」
みれぃ「ぷり…本当ぷり…!?」
ドロシー「うんっ。ただし!1回だけだからなー」
みれぃ「それでも良いぷり!ありがとうっぷり!」
クマ「やったクマね!」
みれぃ「クマのせいでこうなったのに何言ってるぷり」ジトー
クマ「ななな、何のことクマー?」ヒューヒュー
みれぃ(ふふっ…計算通りぷり…!)
クマ「早速この2人でエントリーするクマ!」
みれぃ「レッツゴー!ぷり!」
ドロシー「あ、ちょっと待ちなよ!ボク、レオナにまだ言ってないんだからさ」
みれぃ「そんなの後で良いぷり!さ、早く行くっぷり~」グイッ
ドロシー「良くないよ!組んであげるのはこっちの方なんだから!」
みれぃ「む…そ、それもそうぷりね」
レオナ「あ、ドロシー…!どうしたの…?探したよ」ニコニコ
ドロシー「レオナ!丁度良いところに!えへへ、ごめんごめん。実はさ、このみれぃってのがどうしても2人ユニットを組んでほしいらしくてさ。ボクが出てあげようと思うんだよね」
レオナ「ふ、2人ユニット!?え…?ドロシーが?」
ドロシー「安心して、レオナ。2人ユニットって言っても今日だけだよ。まあまあ、ボクの考えを聞いてよ」ボソッ
レオナ「考えって…?」ボソ
ドロシー「ほら!ボクたち、3人目のメンバーを探してたじゃん?この子、どうしてもライブに出たいみたいなんだよね!ここでボクが組んであげて、お礼としてボクたちとチームを組んでもらうんだよ!けっこー自分に自信あるっぽいし、ボクたちと同じでポップだから見た目的にもピッタリじゃない?」ボソ
レオナ「(ドロシー…)うん…!ドロシーがそういうなら」
ドロシー「そういうことで、別にみれぃと2人でやりたいわけじゃないから安心してよね!ボクの1番はレオナだから!レオナの1番もボクだよね!ねっ!」ギュー
レオナ「えへへ…もちろんだよ、ドロシー」
みれぃ(この姉妹、本当に仲が良いのね…)
ドロシー「じゃあ行こっか、みれぃ。レオナも!見ててよねっ」
みれぃ「ぷりっ」
レオナ「うんっ」
ドロシー(みれぃ…どれくらいの実力なのか、このライブで見させてもらうよ!)
みれぃ「…」ドキドキ
ドロシー「みれぃ、準備はオッケー?」
みれぃ「…ぷり…」ドキドキ
ドロシー「このボクと組むからには、最っ高のライブにしないと許さないんだからね!」
ドロシー「…みれぃ?どうして震えてるんだよ」
みれぃ「き、緊張してきたぷり…」
ドロシー「今更ぁっ!?」ズコー
みれぃ「だ、だって!やっとステージに立てると思うと胸がドキドキして…」
ドロシー(そっか、この日のために練習を重ねて努力してきたって言ってたなあ)
みれぃ「いざライブするとなるとこんなに緊張するなんて…計算外ぷり~」ドキドキ
ドロシー「みれぃ、ちょっとこっち向いて」
みれぃ「ん?何ぷり?」
ドロシー「ビンタァッッッ!」ビシーン
みれぃ「い………いきなり何するぷり!」
ドロシー「何弱気になってるんだよ!この日のために頑張ってきたんだろ!?」
みれぃ「それはそうだけど…」
ドロシー「そ・れ・に!これから何度もライブでステージに立つアイドルが緊張してどうすんの!?」
みれぃ「確かに…ぷり…!」
ドロシー「ほら、アーユーレディ?」
みれぃ「イエス!ぷり!」
めが姉ぇ『みれぃ&ドロシー、レディ・ゴー!』
>>7
誤字
×みれぃ「良いアイドルのために」
○みれぃ「良いアイドルになるために」
デッデッデデデデデデッデーデッデッデデデデデデッデーデーデーデデデーデーデーデーデーレーデレー
みれぃ「オシャレなあの子真似するより♪」
ドロシー「自分らしさが一番でしょ♪」
みれぃ「ハートの輝き感じたなら♪」
ドロシー「理想探しに出かーけようよ♪」
みれぃ(すごい…!実際にライブに立つのは初めてだけど…この空間に、私の声とドロシーの声が響いていく…!)
ドロシー(レオナほどでは無いけど…ステップも声もぴったり合ってるし…これならイケるかも…)
みれぃ「増えていく思い出全部♪」
みれぃ(実際にステージに立つのは初めてだけど…ライブって)
ドロシー(やっぱりライブって…!)
ドロシー「パキンと半分こで♪友達コンプリートしよう♪」
みれドロ(気持ち良い………!)
みれドロ「メイキングドラマ、スイッチオーーーン!」
みれぃ「ダンスと!」
パシャッ
ドロシー「ランウェイと!」
パシャッ
みれぃ「歌で目指せ!」
パシャッ
みれドロ「レッツゴープリパラ!」
みれドロ「サイリウムチェーンジ!」キラキラキラ
みれぃ「ぷりっ!」
ドロシー「イエイッ!」
みれぃ「夢はもう♪」
ドロシー「夢じゃない♪」
みれドロ「誰だって叶えられる♪プリ・パラ・プリ・パラダイス!」
デッデッデデデデデデッデーデッデッデデデデデデッデーデーデデデーデーデーデーデーデーデデー
観客「わあああああああああああああーーーっ!!!!!」
「ドロシーちゃーん!」「嘘、ドロシー&レオナの!?」「みれぃちゃーん!ファンになったよー!」「ドロシーがレオナ以外と組むなんて!」ワイワイガヤガヤ
みれぃ「好評…みたいぷりね!」
ドロシー「うん………!」
ピカーッ
パラパラ
みれぃ「わー!初ライブのプリチケ!大切にするぷり!」
ドロシー「歌とダンス、結構上手いんだね、あんた」
みれぃ「まあね。伊達に練習してないぷり」
クマ「みれぃ!」フヨフヨ
レオナ「ドロシー!」タッタッ
ドロシー「レオナ!見ててくれた?」
レオナ「うん!私とじゃないのはちょっと残念だけど…すっごく良かったよ、ドロシー!」
ドロシー「ありがとっ」
レオナ「あのっ…みれぃさん、でしたっけ…?レオナ・ウェストです。よろしくお願いします」
みれぃ「よろしくっぷり~」
ドロシー「あのさ」
みれぃ「そうだ!一緒にライブしたことだし、パキるっぷり!」
ドロシー「パキる?やだよ」
みれぃ「何でぷり!?」
ドロシー「ボクはレオナ以外とはパキらないんだから!」
みれぃ「」
レオナ「ド、ドロシー…!」
ドロシー「それよりさ!ボクたちとチーム組んでよ」
みれぃ「チーム?」
ドロシー「ほら、秋のアイドルグランプリって3人チーム限定だからさ。ボクたちも丁度3人目を探してるとこだったんだー」
みれぃ「なるほど。それで私を誘おうと思って、ステージに出てくれたってわけぷりね」
ドロシー「なかなか勘が良いじゃん!やっぱり、ボクとレオナとチーム組もうよ!このボクに選ばれたんだからもちろん入るよね?」
みれぃ「むっかー!何その上から目線!ぷりっぷりぷりよ!」
レオナ「ま、まあまあ…」
ドロシー「じゃあみれぃ、これからはこの3人でよろしくー!」
みれぃ「よろしくー!じゃないぷり!お断りぷり!」
レオナ「あっ…」
ドロシー「ちょ、待てよ!」
ピカーッ
みれぃ「はぁ…つい逃げてきてしまったわ…」
みれぃ(せっかく3人チームを組むチャンスだったのに)
みれぃ(…いいや、ドロシーなんかとは組めないぷり!そう、これで良かったのよ。まだ秋のアイドルグランプリまではたくさん時間があるし、それまでに私も3人チームを組むことを考えればいいわ)
みれぃ(それにしても、ドロシー・ウェスト…口は悪いし、一言多いし…でも、ステージに立った時は)
みれぃ(あの歌、あのダンス…恐らく相当な努力を重ねているのね。それに計り知れない魅力が、確かにあるわ。天性のアイドルタイプね)
みれぃ(って、何考えてるのよ、私!あんなのとは組めっこないわ!)
みれぃ(そうだ。計算が外れたとはいえ、プリチケバッグを拾ってわざわざ交番に届けてくれたんだから、拾った人にはお礼を言っておきたいわ。交番で聞けば誰が拾ってくれたか教えてくれるはず)
みれぃ(落としたのは商店街だから、ここの交番に届けられたはず)
みれぃ「すみませーん」ガラッ
警官「こんにちは。どうしたのかな?」
みれぃ「先程、このプリチケバッグが届けられましたよね?」
警官「あー、それね。うんうん、届けられたからプリズムストーンに持っていったよ。君のだったんだねぇ」
みれぃ「誰が届けてくれましたか?」
警官「ああー…それが急いでたみたいで、僕に渡してすぐ出ていっちゃったよ」
みれぃ「ええっ!?じゃあ連絡先とか、聞いてないんですか?」
警官「そうなんだよー。今度見たら、代わりにお礼言っておこうか?」
みれぃ「いえ、結構です」
警官「でも届けてくれた女の子の姿はよく覚えてるよー。小学校5、6年生くらいかな?パプリカ学園の制服着てて」
みれぃ(パプリカ学園の小学部の女の子で、高学年くらい…)
警官「紫髪の…ダブルお団子ヘアっていうの?そんな髪型で、頭にリボン着けてたよ。声の大きい子だったなぁ」
みれぃ(思い出せないけど…そんな特徴的な子なら、見たらすぐ分かるはずね。よし)
みれぃ「はい、よく分かりました!ありがとうございました!」ガラッ
警官「もう暗いから、気を付けて帰るんだよー」
らぁら自宅
らぁら「のん!見てみて!セインツのライブだよ!」
のん「また?セインツのライブなんて、もう何度も見たよー」
らぁら「セインツのライブは何度見てもすごいんだよー!」
のん「お姉ちゃんは子供だなぁ」
らぁら「うう…のん…あたしより大人っぽい」
めが姉ぇ『次は、現在人気急上昇中の北条そふぃさんのライブです!』
のん「あっ!そふぃ様のライブだって、お姉ちゃん!」
らぁら「ほえー、そふぃさん、本当に人気だよね」
のん「そふぃ様は神アイドルになれると思う!」
そふぃ『良い子にしてたかしら?私の籠の小鳥ちゃんたち』
らぁのん「はーい!!」
そふぃ『私はそんなに、良い子じゃなかったけどね…』
らぁのん「クールー!」
そふぃ『愛しい私の小鳥ちゃんたちにに、この歌を…。'太陽のフレアシャーベット'!』
らぁら「フレアシャーベットキタ━(゚∀゚)━!」
らぁらママ「らぁらー、のんー、早くお皿片付けちゃいなさーい」
らぁら「かしこまっ!これ見たら片付けるー!」
らぁらママ「全くもう…」
らぁら「やっぱりすごいよねーそふぃさん!」
のん「わたしもそふぃ様やピンクアクトレスの生ライブ、見ていたいなぁー。早くプリチケ届けばいいのに」
らぁら「あはは、プリチケ届いても大神田校長に没収されちゃうよー」
のん「だよねぇ…そう考えると、わたしがプリパラに行けるのは数年先かぁ…」
らぁら「あっ!プリチケといえば、今日商店街でプリチケバッグが落ちてたの!」
のん「へー、それ、どうしたの?」
らぁら「おつかいもあったし交番に届けた。みれぃって人のなんだけど」
のん「誰それー」
らぁら「だよねー。あたしも知らないや」
翌日、放課後。
みれぃ(結局、届けてくれた子は見かけなかったわね)
みれぃ(ま、そのうち見つかるわ)
みれぃ(お礼といえば…そういえば、ドロシーに2人でライブ出てもらったお礼、言ってなかったわね…)
みれぃ(…)
雨宮「南委員長!良かったら僕と一緒に帰りませんか?」
みれぃ「ごめんなさい。用事があるから」スタスタ
雨宮「用事を済ませるために、1人で早く帰る…流石です委員長!」
ドロシー「結局、あのまま行っちゃったね。みれぃ」
レオナ「みれぃさん、怒ってたし謝った方が良いんじゃ…」
ドロシー「上から目線、かあ…そんなつもりは無かったんだけどな…」
レオナ(ドロシーが反省してる)
レオナ「ね、ドロシー。みれぃさんのところに行って、一緒に謝ろ?それでもう1回、チーム組んでほしいって頼もうよ」
ドロシー「いいよ別に。探せば他に良い子だっているはずだよ!」
レオナ「そうだけど…」
レオナ(こう言ってるけど…本当は、みれぃさんに拘ってるんだよね)
みれぃ「プリパラチェンジ、完了っぷり!」
クマ「みれぃ、結局チーム組む相手どうするクマ?」
みれぃ「どうするって…何言ってるぷり、クマ!他の相手を探すに決まってるぷり」
クマ「…」
ドロシー「…」ソワソワ
レオナ(あれからずっとこの調子…やっぱりドロシー、みれぃさんを待ってるんだ)
ゾウ「いやーお待たせゾウ!今日も、ドロシー&レオナでライブに出るゾウ?」
レオナ「あ、ゾウさん。お疲れさま」ニコッ
ゾウ「ドロシー、どうしたゾウ?」
ドロシー「べっつにー。それよりゾウ、飲み物買ってきてよ」
ゾウ「ゾウッ!?全くドロシーはゾウ使いが荒いゾウ」フヨフヨ
レオナ「待ってゾウさん!私が行ってくるよ」
ドロシー「良いんだよレオナ!ゾウに任せといて大丈夫だよ」
レオナ「ううん、私、プリパラタウンの方に用事があるから」ニッコリ
ドロシー「そっかー。じゃあ気を付けてねレオナ!」
レオナ「昨日は確かここら辺に…」キョロキョロ
みれぃ「ぷり…」ボーッ
クマ「ああ…みれぃが遠い目をしているクマ」
レオナ「いた!」
クマ「あ!ユーは確か…昨日の…」
レオナ「レオナ・ウェストです」
クマ「そうそう、レオナクマ!やっぱりみれぃ、あんな調子クマが…昨日の2人とチームを組みたがってるクマ」
レオナ「みれぃさんも?」
クマ「やっぱり、ドロシーもクマね。2人ともあんな感じだったけど、ミーには分かるクマ。昨日のライブで、2人は確かに通じ合っていたクマ!」
レオナ「2人とも、心の奥ではお互いを認めている…」
クマ「そうクマ」
レオナ「みれぃさん!」
みれぃ「あ、レオナ。どうしたぷり?言っとくけど、ドロシーとは組まないぷり!」
レオナ「えっと…とにかく、来れば分かると思います…!」グイッ
みれぃ「ぷり!?」
クマ「はいはい、とりあえず行くクマよー」フヨフヨ
みれぃ「あなたたち…共犯ぷりね」
みれぃ(それにしても、気弱そうに見えて結構力強いぷりねー)
レオナ「ほら、見てください」
ドロシー「…」キョロキョロ
みれぃ「…誰か待っているぷり?」
クマ「きっとドロシーも、みれぃのことを待っているんだクマ」
みれぃ「ドロシー"も"?」
クマ「そうクマ。2人ともああ言ってたけど、心の奥ではお互いのことを認めて、組みたいと思っているはずクマ」
みれぃ「…」
レオナ「みれぃさん、昨日はドロシーがあんなこと言っちゃってごめんなさい…!」
みれぃ「べ、別にレオナが謝ることじゃないっぷり!」
レオナ「クマさんの言う通り、あんな風にしてたけど本当はみれぃさんのこと、かなり認めていると思うんです。私も、あんなドロシーは初めて見たから…」
みれぃ「素直になれないだけ…ってやつぷりね。分かるぷり」
クマ「みれぃ…!」
レオナ「みれぃさん…!」
みれぃ「ドロシー!」
ドロシー「!!みれぃ!」
みれぃ「えーっと…ぷり」
ドロシー「その…昨日は悪かったよ。あんな風に言っちゃって」
ドロシー「みれぃはその、凄いよ。あのライブで思ったんだ。あんたとなら組める…って」
ドロシー「ボク、こんなんだけど、良かったら3人でチーム組みたいな、って…///」
みれぃ「私も、昨日は2人でライブに出てもらったのにお礼も言わずに逃げちゃってごめんなさいぷり」
みれぃ「ありがとうぷり!一緒にライブしてくれて…///」
みれぃ「私も、3人でチーム組みたいぷり!」
クマ「決まりクマ!」
みれドロ「クマ!?」
ドロシー「いやでも、まだレオナに聞いてないし…」
レオナ「私も賛成だよ、ドロシー」ニッコリ
ドロシー「レ、レオナも見てたの!?///」
レオナ「えへへ…ドロシーがこんなに組みたがる人だもん、私も、一緒にチーム組みたい!」
クマ「これで3人とも同じ意見クマ。この3人で…」
ゾウ「待つゾウ!さ、3人チームなんて全然聞いてないゾウ!」
クマ「安心してほしいクマ!ミーがこのチームのマネージャーをやるクマ!」
ゾウ「全く安心できないゾウ!クマがマネージャーをやるなら、元々ドロシー&レオナのマネージャーだったゾウはどうすればいいゾウ!?」
ドロシー「うーん、クビ?」
ゾウ「ガーン!ゾウ!」
みれぃ「反省はどうしたぷり」
ドロシー「あっ…てへ。そうだ!この間、プリパラTVの警備用マスコット募集っていうポスター見たよ!それやればいいじゃん!」
ゾウ「本当ゾウ!?」
ドロシー「うん!」
ゾウ「よし、なら問題ないぞう!新しいチームでも、元気でやるんだゾウ!ドロシー!レオナ!」
レオナ「ゾウさんも元気でね」
ドロシー「今までありがとなー!」
ゾウ「おうよっ!ゾウ!」フヨフヨ
みれぃ「改めて自己紹介ぷり。ポップステップげっちゅー☆のみれぃっぷり!よろしくぷり!」
ドロシー「ボクたちは…テンションマックス!」
レオナ「リラックス~」
ドロシー「ドロシーアンドッ」
レオナ「レオナ」
ドロレオ「よろしく!」
ドロシー「ねーねー、このチームのチーム名どうする?」
みれぃ「はいはーい!ぷりぷり娘っていうのはどうぷり?」
ドロシー「何その怒ってるみたいなチーム名!だっさー!」
みれぃ「だ、ださいぷり!?」
ドロシー「ドロシーズとかどうかな?」
みれぃ「それだと私たちがついでみたいぷり!却下ぷり!」
レオナ「2人とも、リラックスリラックス~」
ドロシー「レオナは何か良いチーム名ある?」
レオナ「ええっ…私!?うーん………ドロシーのド、レオナのレ、みれぃのみ…」
ドロシー「ドレミ…?」
みれぃ「ドレミスマイル…!」
ドロシー「っ!良いじゃん、それ!」
レオナ「うん…!私たちらしいチーム名…」
クマ「スマイルはどこから来たクマ?」
みれぃ「アイドルはスマイルが大事ぷり!」
クマ「答えになってるんだか、答えになってないんだか分からないクマ…」
クマ「めが姉ぇ!ライブのエントリーお願いするクマ!」
めが姉ぇ「かしこまりました。チーム名は?」
クマ「ドレミスマイル…クマ!」
めが姉ぇ「ドレミスマイルですね…」カタカタッターン
めが姉ぇ「エントリー完了しました」
ドロシー「やったー!」
みれぃ「ドレミスマイル、記念すべき初ライブぷり!」
レオナ「うん!」
プリズムストーン モニター前
みれぃ『みんなー!今日は私たちの、記念すべき初ライブに来てくれてありがとうっぷりー!』
ドロシー『ボクたちの新チーム、名前を覚えて帰っていってね!』
レオナ『皆さん、よろしくお願いします…!』
女子1「あー!あれ、ドロシー&レオナだよ!」
女子2「でも、あの金髪の女の子だれ?」
女子3「新チームなんだってー」
女子2「へー。面白そう!」
みれぃ『ポップステップげっちゅー☆みれぃぷり!』
らぁら「ん…?今、みれぃって聞こえたような…」
らぁら「あーーー!この間拾ったプリチケの!」
女子1「あの子、知ってるのかな?」ビクッ
らぁら「いけない、つい叫んじゃった」テヘヘ
ドロシー『テンションマックス~。ドロシーだよ!』
レオナ『テンションリラックス~。レオナです』
ドロシー『ドロシーのド』
レオナ『レオナのレ』
みれぃ『みれぃのみをとって』
ドレミ『ドレミスマイルです!』
ワーーーッ!!
らぁら「ドレミ、スマイル…」
みれぃ『それでは聞いてくださいぷり!ドレミスマイルで"Make it!"』
らぁら「そういえば、みれぃちゃんはここら辺に住んでるかもしれないんだよね…」
らぁら「だったらここのプリズムストーンから出てくるかも!もし会えたら、サイン貰おう!」
クマ「いやぁ、素晴らしいライブだったクマ!この3人なら神アイドルも夢じゃないクマ!」
レオナ「目指そうよ、この3人で!」
ドロシー「神アイドル!」
みれぃ「やっぱり、この3人でチーム組んで良かったぷり!」
ドロシー「…ボクも」
レオナ「私も」ニコッ
みれぃ「今度こそ、トモチケ、パキるぷり!」
ドロシー「うん!」
みれぃ「わくわく、ぷりっ」パキッ
ドロシー「…」
みれぃ「?」
ドロシー「やっぱりレオナ以外とはパキれないよー!」ゼンリョクダーッシュ
みれぃ「はぁ!?せっかくチーム組んだのに、その態度は何ぷり!」
みれぃ「…今度はあっちが逃げちゃったぷり」
レオナ「みれぃさん、もう少し待っててあげてください」
みれぃ「レオナ。同じチームの友達なんだから、そんなかしこまらないでもいいぷり」
レオナ「友達…。うん、みれぃちゃん!」ニッコリ
みれぃ「よろしくぷり」ニコッ
ピカーッ
ウィーン
みれぃ「ドレミスマイル…ね」
みれぃ「よーし、これから頑張るっぷりー!」
みれぃ「コホン、誰もいないわよね」キョロキョロ
らぁら「待ってたけど、結局それらしい人は来なかったなあ」
らぁら「帰ろーっと」
みれぃ「ん?あれは…真中さん」
警官『でも届けてくれた女の子の姿はよく覚えてるよー。小学校5、6年生くらいかな?パプリカ学園の制服着てて』
警官『紫髪の…ダブルお団子ヘアっていうの?そんな髪型で、頭にリボン着けてたよ。声の大きい子だったなぁ』
みれぃ「ああーーーっ!何で今まで思い浮かばなかったのかしら!」
みれぃ「真中さん!」
らぁら「み、南委員長!?どうしてこんなところに!?」
みれぃ「あなただったのね!こんなに目立つ娘なのに、何で今まで頭に浮かばなかったのか不思議だわ…」
らぁら「あなただったのね、って…あたし何もしてません!」
みれぃ「このプリチケバッグ!あなたが拾ってくれたんでしょう?」
スッ
らぁら「それは…あたしが昨日交番に届けた…!!何で南委員長が…?」
みれぃ(ハッ!つい興奮して口を滑らせてしまったけれど、この娘が知っているはずないじゃない)
らぁら「中身も…昨日のと同じ…みれぃみれぃって書いてある…」パラパラ
らぁら「まさか、みれぃの正体って…!!」
みれぃ「ふふ…バレてしまっては仕方が無いわ…」
みれぃ「私がみれぃぷり!!!」プリ
続く
双子ユニットのドロシー&レオナと共に、3人チーム「ドレミスマイル」を結成した南みれぃ。
一方、風紀委員長であるみれぃは、パプリカ学園小学部6年の違反チケット常習犯、真中らぁらに正体を明かす。
「校長先生に認められるような神アイドルになり、パプリカ学園小学部のプリパラ禁止を無くす」と決意表明するみれぃに対し、プリパラ外でドレミスマイルの活動に協力すると言うらぁらだが…
次回「かしこま!元気for you」
目指せ!レッツゴープリパラ!
長くなった
とりあえずアニメ二話部分までで一区切り
>>38
×らぁら「中身も…昨日のと同じ…みれぃみれぃって書いてある…」パラパラ
○らぁら「中身も…昨日のと同じ…みれぃって書いてある…」パラパラ
らぁら「ビックリしたぁ…南委員長はアイドルとか興味無いと思ってました」
みれぃ「そんな事無いわよ」
みれぃ「目指すなら上の上…神アイドルを目指しているわ。そのために計算を重ねているもの」
らぁら「じゃあ、プリパラの中での姿も?」
みれぃ「その通り。ファッション、ヘアスタイル、アイカラー!」
みれぃ「決め台詞、語尾でポップなキャラ作りもバッチリ」
みれぃ「プリパラではポップなアイドル、しかし普段は風紀委員長。簡単に言うとギャップ萌えね」
らぁら「やっぱり、他の人には言ってないんですか?」
みれぃ「もちろん。いつか大々的に発表する予定よ」
みれぃ「真中さんはアイドルとか興味あるの?」
らぁら「もちろんありますよ!」
みれぃ「実際にアイドルになりたいとかは?」
らぁら「それは別に…。あたしはほら、見るの専門で、特別アイドルになりたいって訳じゃ…。それに、歌うの苦手だし…」
みれぃ「歌うのが苦手?意外ね」
らぁら「いつもママに声が大きいって怒られちゃうから、どうしても声が小さく…。今日も音楽のテストで上手く歌えなくて…」
みれぃ「いやいやいや。歌う時こそ大きな声で歌うべきよ。普段もフツーに大きな声で話してるじゃない」
らぁら「うぇえ、それができないから困ってるんです~」
みれぃ「ほら、ちょっとここで歌ってみて頂戴」
らぁら「ここでですか!?」
みれぃ「い・い・か・ら!」
らぁら「か、かしこまっ!…あああああー♪」ボソ
みれぃ「もっと自信を出して!」
らぁら「あああああー♪」
みれぃ「うーん…姿勢をもうちょっと…こうして」
クイッ
らぁら「ひゃっ!?」
みれぃ「で、背筋を伸ばす!腹に力を入れて、あくびする時みたいに喉を開く!これでもう1回!」
らぁら「あああああー♪」
らぁら「…すごい、いつもみたいに声が出る!」
みれぃ「ふふっ…でしょ?」
らぁら「神アイドル目指してるだけあって、歌のこと詳しいんですね!」
みれぃ「詳しい…?確かに詳しいけれど、今教えたのは基本中の基本であって、別に褒められるほどではないわよ」
らぁら「へー…」
みれぃ「今みたいにちゃんと歌えば良い感じじゃない。私は好きよ」
らぁら「えへへ…///プリパラのステージで歌えそうですかね?」
みれぃ「ま、まあ歌えるんじゃない?」
らぁら「あたしもプリチケが届いたら………って!小学部はプリパラ禁止だから、届いても没収されちゃいますよね…」
みれぃ「大神田校長、家に隠していても匂いで分かるって言うしね…。でも!」
みれぃ「私もいつか校長先生に認められるようなアイドルになって、小学部のプリパラ禁止も解いてあげるわ!!!」
らぁら「はえー…すごいや、南委員長」
らぁら「あたしにも、手伝わせてください!プリパラには入れないけど…プリパラの外でなら協力できますから!」
みれぃ「手伝い?真中さんが?」
らぁら「はい!」キラキラ
みれぃ「…ありがとう。でもいいわ。気持ちだけ受け取らせて」
らぁら「気持ちだけじゃなくて、手伝わせてください!」
みれぃ「私だけで…いや、ドレミスマイルの3人だけで頑張るわ」
プリパラ
みれぃ「お待たせぷり!」
ドロシー「みれぃ、遅いぞー」
みれぃ「ドロシーだって昨日遅刻してきたぷり」
ドロシー「遅刻って、たったの1分だけじゃん!みれぃみたいにこんなに遅れて来てないし!」
みれぃ「遅刻は遅刻、同罪ぷり」
ドロシー「何だとー!?!!?」
クマ「まーた喧嘩してるクマ…」
レオナ「2人とも、仲良くしよ?ね?」
ドロシー「ちぇっ…まあいいや、今日も早速ライブだよ!」
みれぃ「とにかく最初のうちはどんどんライブをこなして、アイドルランクを上げるぷり!」
レオナ「今はけんきゅうせいだから、目指すはデビューランクだね」
クマ「さ、みれぃの言う通りどんどんライブをするクマよ!」
ドレミ「おー!」
3時間後
パラパラ
みれぃ「確かにどんどんライブするとは言ったけど、これは入れ過ぎぷり…。ちょっと疲れたぷり」
クマ「いやあ、つい入れ過ぎちゃったクマー」
ドロシー「そう?体力無いんだね、あんた」
みれぃ「こ、これくらいで体力が無いなんてふざけるんじゃないぷり!」
ドロシー「あはっ、図星?」
みれぃ「…体力はちょっと…無いぷりね。ちょっとだけぷり、ちょっと」
レオナ「ふふっ。でも、今日だけでドレミスマイルを知る人も増えたんじゃないかなぁ?」
みれぃ「この調子で、ファンも増えるといいぷりねぇ」
ドロシー「きっと増えるさ。なんたってボクの色気があるからねっ」
みれぃ「え…?何アホなこと言ってるぷり…」
ドロシー「アホじゃないよ、ボクのお色気マックスな魅力にメロメロになるファンも多いってこと」
みれぃ「ドロシーに色気なんてないぷり。皆無ぷり。レオナの方がよっぽどあるぷり。はい論破ぷり」
ドロシー「」
モブ女子 1「ドロシーちゃん!みれぃちゃん!レオナちゃん!」
モブ女子2「ドレミスマイルのライブ見ました!」
ゾロゾロ
クマ「ほら、ドレミスマイルのライブを見た子たちが来てるクマ!」
みれぃ「わーっ!見てくれてありがとうっぷり!」
ドロシー「良かったらまた見てくれるとボク、嬉しいなっ」
モブ女子3「私、これからも応援します!」
モブ女子4「ライブ良かったよー!」
レオナ「ありがとう」ニコニコ
栄子「トモチケパキろう!」
モブ女子5・6「私も!」
みれぃ「はい、どうぞぷり」
パキッ
ドロシー「ボ、ボクはパキらないんだからね」コソッ
レオナ「あはは…」
栄子「ありがとう、みれぃちゃん!私、ドレミスマイルのファン1号!」
みれぃ「ほんとぷり?ありがとうぷり!」
モブ女子2「あっ、ずるーい!」
モブ女子7「あたしもー」
栄子「私もキャンディアラモードダイスキなんだ。また、ライブ見に来るね!」
みれぃ「待ってるぷりー!」
更に数日後
みれぃ『夢はーもう♪夢じゃーない♪』
ドロレオ『誰だって叶えられるプリ・パラ・プリ・パラダイス♪』
デッデッデデデデデデッデー
らぁら「頑張ってるなぁ、南委員長…みれぃ!」
栄子「!」
栄子「あなたも、ドレミスマイルのファンなの?」
らぁら「あ、うん!知り合いなんです」
栄子「そうなんだー!私、前プリパラでたまたまドレミスマイルのライブを見て。見た瞬間ビビッときたんだよね」
らぁら「生で見たんだあ…あたし、真中らぁらって言います!」
栄子「私は栄子。よろしくね、らぁらちゃん」
らぁら「栄子ちゃんかぁ、よろしくのかしこまっ!」
栄子「その制服、パプリカ学園小学部のだよね?プリパラ禁止だから、プリチケ届いても行けなくて可哀想…」
らぁら「あたしはどっちみち届いて無いんだけどね~…って、何でプリパラ禁止って知ってるの?」
栄子「パプリカ学園小学部の大神田校長はプリパラ嫌いで有名だもん。ここら辺に住んでる女の子なら皆知ってるよ」
らぁら「でも、みれぃが校長先生に認められるようなアイドルになって、小学部のプリパラ禁止令を解いてあげるって前言ってたから」
栄子「みれぃちゃんが?みれぃちゃん、パプリカ学園の生徒なの?」
らぁら「あ、これは内緒だったんだ…あはは」
栄子「もしかして…こっそり行ってる…とか?」
らぁら「違う違う!小学部の娘じゃないよー」
栄子「なーんだ、なら大丈夫だね!私、学校でテニス部に入ってるんだけどね。ドレミスマイルのライブを見ると元気になるんだ!」
らぁら「ああー、そういえばラケット持ってるもんね。えっと、その制服は確かー…」
栄子「ふふっ」
らぁら「…えへへ、思い出せないや」
栄子「パプリス女学院だよ」
らぁら「そうそう、それだあ!」
またまた翌日
みれぃ「そろそろ、ドレミスマイルのメイキングドラマを考えないぷり?」
レオナ「新しい…メイキングドラマ…?」
ドロシー「ずぅっっっと、レッツゴープリパラ!だったもんね」
クマ「確かに、ずっとレッツゴープリパラを使ってるのもあれクマ…。ミーも賛成クマ」
みれぃ「と、言う訳で!各自新しいメイキングドラマを考えておくぷり!」
ドロシー「えー、今考えようよー」
みれぃ「こういうのはじっくり考えた方が良いぷり」
ドロシー「良い案あるんだけどさあ、まずボクの―――」
みれぃ「却下ぷり!」
ドロシー「何でだよ!まだ言ってないじゃん!」
みれぃ「全部言わなくても、ドロシーの言いそうなことなんて大体読めるぷり。どうせ、『ボクの魅力満載!ハートいっぱいのラブリーなメイキングドラマが良いな!』…とかに決まってるぷり」
ドロシー「う、うぐっ…」
レオナ(みれぃ…ドロシーの事分かってきたなぁ)フフッ
みれぃ「という訳で、家でゆっくりと考えてくるぷり」
ドロシー「分かったよもー…」
レオナ「分かった」
クマ「もう遅いクマ、3人とも早く帰るクマ」
みれぃ「今日はこれで解散!ぷり!」
続く
モブ男子「おはようございます!」
みれぃ「おはよう」
雨宮(今日も朝から素敵です、南委員長)
らぁら「みっなみいいんちょー!おっはよーございまーす!」
みれぃ「お、おはよう真中さん。朝から元気ね」ビクッ
らぁら「はい!それより委員長、この前プリズムストーンのモニターでドレミスマ―――んぐっ!?んんんっ!?」
グッ
みれぃ「な、いきなり何言ってるのよ!」
らぁら「ん、んんんんん!――ぷはぁっ!いきなり何するんですか南委員長!」
みれぃ「だーかーらー…」
モブ「どうしたの、あれ?」ザワザワ
モブ「風紀委員長が小学部の娘の口をいきなり塞いで…」コソコソ
みれぃ「ハッ………!あ、あっちで話すわよ」
らぁら「か、かしこまっ!」
らぁら「もー!何ですか南いいんちょー!」
みれぃ「何ですかって…あんな皆がいる場所でドレミスマイルの話をしたら、私がみれぃって事がバレちゃうじゃない!いつか大々的に発表する、って言ったでしょ!」
らぁら「そ、そっか…すみません」
みれぃ「分かれば良いのよ。みれぃ=私だってバレないようにお願いするわ」
らぁら「はーい。かしこま!」
みれぃ「それで、さっきは何を言い掛けていたの?」
らぁら「そうそう、そういえばこの前、プリズムストーンのモニターでドレミスマイルのライブを見てたんです。そしたらドレミスマイルのファンだって言う子がいて、友達になったんです!南委員長にも伝えたいなぁって思って」
みれぃ「ドレミスマイルのファン…ふふ、それは嬉しいわ」
らぁら「栄子ちゃんっていうんですけど」
みれぃ「栄子ちゃん!?」
らぁら「あ、なーんだ。知ってるんですか、委員長?」
みれぃ「ええ。1週間前、ライブ後に話し掛けてくれて。ドレミスマイルのファン1号って言ってたわね」
らぁら「ドレミスマイルのライブを見ると元気が出る…って、言ってましたよ」
みれぃ「何か照れくさいわね…///そう言われるとやる気が出るわ。もっと頑張らないと」
らぁら「頑張ってください!南委員長!」
キーンコーンカーンコーン
教師「さようなら」
生徒「さようならー」
みれぃ「ふーっ…」
みれぃ(さて。今日もライブ、頑張りましょう)
みれぃ(良いメイキングドラマのアイデア、結局思いつかなかったわ…私から言い出したのに。ドロシーとレオナは何か良いアイデアあるかしら)
雨宮「あっ、南委員長」
みれぃ「また雨宮くん?ごめんなさい、今日も急いでるから」
ガラガラ
雨宮(よく分からないけど、最近の南委員長…生き生きしてるなぁ)
校門前
みれぃ「ドロシーとレオナとはプリパラ内でしか会えないから、少し不便ね…。そもそもどこに住んでるのかしら」ブツブツ
みれぃ「まあいいわ。メイキングドラマ…何か良いアイデア…」ブツブツ
なお「昨日のピンクアクトレスのライブも良かったなー。のんちゃんも見てた?」
らぁら「見てたよー。あたしは見てないけど。のんってば、相変わらずななみちゃんななみちゃんうるさくって」
なお「あははっ。らぁらは最近注目してるアイドルとかいないの?」
らぁら「あたしはやっぱりそふぃさん一筋かなー」
なお「あっ!噂をすれば!」
定子「そふぃ様!今日もライブ、頑張ってくださいませ!」
ちゃんこ「ちゃんこおっ!」
そふぃ「頑張る…?やり方、知らないわ」
親衛隊「ク~ル~~~!」キャー
モブ「ほら見ろよ、北条そふぃだぜ」ザワザワ
モブ「ホントだ。あの人気アイドル、北条そふぃが同じパプリカ学園に通ってるなんて信じられないぜ」
モブ「今日も素敵だよねぇ、そふぃ様」
モブ「ねー!あたし、パプリカ学園通ってて良かった!」キャッキャ
モブ「うわぁ…ときめくなぁ…」
なお「相変わらず人気だねー」
らぁら「だねー」
なお「私もプリパラデビューしたいなぁ…」
らぁら「なおのプリチケ、校長先生に即没収されちゃったもんね」
なお「うん…。そふぃさんは途中から転校してきて、もう人気出てたから、当時小学部だったんだけど特別に認められてたんだよね」
らぁら「うん…。あたしなんて、プリチケすらまだだよー」
みれぃ「うーん…」ブツブツ
らぁら「あっ!南委員長だ!」
なお「南委員長?最近らぁら、南委員長と仲良いよね。なんで?」
らぁら「えへへ…ちょっとねー。南委員長と話してくるから、なお先帰っててー!」
なお「う、うん…」
みれぃ「メイキングドラマの………は………」ブツブツ
らぁら「何考えてるんですか?」
みれぃ「わあっ!?」ビクッ
らぁら「ご、ごめんなさい」
みれぃ「パプリカ学園校則、人が考え事をしている時に驚かせてはならない!違反チケットォッ!」ビシーン
らぁら「ヴぇええええ~」ベコベコ
みれぃ「…全く、いつまで経っても違反は減らないわね。メイキングドラマの案を考えていたの」
らぁら「メイキングドラマって、ライブでやる?」
みれぃ「そう。いつまでもレッツゴープリパラを使っている訳にはいかないから。ドレミスマイルのメイキングドラマを考えよう、って話になったのよ」
みれぃ「…でも、全然良いアイデアが思いつかなくて」
らぁら(アイデアが思いつかないかぁ…こういう時こそ、何か協力してあげるべきだよね)
らぁら(でも、あたしも全然思いつかないや)
みれぃ「私はプリパラに行くから。気を付けて帰るのよ」
らぁら「はーい!さよーならー!」
みれぃ「さようなら」
らぁら「今日もライブ見ますねー!」
みれぃ「だから、大声で言わないで頂戴ー!」
パパのパスタ
らぁら「ただいまー!」
客「おかえり、らぁらちゃん」
客「あらあら」
らぁらママ「こら!お店の方から入ってこないでっていつも言ってるでしょ!」
らぁら「だって急いでるんだもーん」
客(CV.濱口)「らぁらちゃん、フォカッチャ追加ね」
らぁら「かしこまっ!」
らぁらママ「かしこまりましたでしょ」
らぁら「パパー!フォカッチャ追加だって!」
らぁらパパ「わかっトルティーヤ~」
らぁらママ「あ、らぁら。これ、梅干しピザの人から出前入ってるのよ」
らぁら「出前!?うう…早くプリパラのライブ見たいのにー…」
らぁらママ「これ終わったらすぐ行っていいから。お願い」
らぁら「かしこまー…」
マンション
らぁら「すみませーん。○×○号室の人っていますかー?」
管理人「ああ、パパのパスタさんの。今呼びますね」
らぁら「はーい」
ピッピッ
らぁら「わ~!おっきな水槽だー!」ペタッ
??「ぷ~しゅ~」プカプカ
らぁら「クラゲさんもいるー!」
??「ぷしゅ~」プカプカ
らぁら「…?」
??「」プカプカ
らぁら「って、クラゲさんだと思ったら人!?どうしてこんなところに!?!!?」
??「」プカプカ
らぁら「と、とりあえず助けないと!」
らぁら「よいしょ、よいしょ…」
??「ぷしゅ~…」
らぁら「あの…大丈夫ですか?」
??「あ~り~が~と~…」
??「…!レッドフラッシュ…」
らぁら「わ、わ!?」
??「レッドフラッシュ…頂戴…」
らぁら「レッドフラッシュ…?」
??「赤くて…丸い……神秘の宝石…」
らぁら「赤くて丸い…ああ!もしかして梅干しのこと?」
??「レッドフラッシュのピザ…」
らぁら「梅干しピザの人って、あなただったんですね!はい、どうぞ」
??「…!ありがと~…!」モグモグ
らぁら「ありがとうございましたー!」
ウィーン
らぁら「不思議な人だったなぁ…」
らぁら「でも、凄く喜んでもらえたみたいだし、良かったぁ。…そうだ!明日、南委員長にピザを持っていこう!美味しいピザを食べれば、何か思いつくかも!」
らぁら「かしこまっ!」
少ないですが今日はここまでで
続く
>>54
訂正
パプリス女学院じゃなくてパラリス女学院だった
プリパラ内レッスンルーム
ドロシー「ワン、ツー!」
レオナ「ワン、ツー」
みれぃ「ワン、ツー、ワン、ツー!ぷりー!」
シャキーン
ドロシー「ね、ボクたち、更に息ぴったりになってきたね!」
レオナ「うん。この調子で、ドレミスマイルの人気もどんどん出ちゃうかも」
みれぃ「まだぷり。もう一回今のステップを練習するぷり」
ドロシー「えー、またー?もう今日はここまででいいじゃんかー」
みれぃ「いいえ!今のステップ、私が0.00301秒ずれていたの」
ドロシー「れいてんれいれい...?細かっ!大丈夫だよそれぐらい!気にすんなよみれぃ」
みれぃ「いや、もう一回やらせてほしいぷり!私たちは完璧を目指しているぷり!」
レオナ「リラックスリラックス~。ドロシーの言う通り、今日はもうたくさん練習したから明日にしよ?」
みれぃ「...じゃあ私は残ってやっていくぷり」
ドロシー「完璧、ねえ...。ま、ファイトー!」スタスタ
レオナ「...頑張ってね!みれぃ」スタスタ
ドロシー「みれぃの奴、何であんなに細かいのさー。確かに完璧を目指すのは大事だけどさ。こう...もっと...こう.....」ウーン
ドロシー「...あーもう、何か頭がこんがらがってきたー!」
レオナ「お、落ち着いてドロシー」
ドロシー「完璧よりも、もっと先に.....うーん、まあいいや」
レオナ「いいんだ...。そういえば私たち、全然メイキングドラマ考えてないような...」
ドロシー「そうじゃん!完璧よりももっと先に、メイキングドラマ考えないと!...って、これも違ーう!
みれぃは何かメイキングドラマのアイデア思いついてないのかなー」
レオナ「メイキングドラマの話を全くしてなかったってことは、たぶん...」
ドロシー「そっかー。レオナは何か思いついた?」
レオナ「私も、実はあんまり...えへへ」
ドロシー「ボクもなー、良いアイデア浮かばないや。とりあえず、明日来たらメイキングドラマ会議だねっ!決定!」
レオナ「ドロシーがそう言うなら」
~♪~♪
みれぃ「ワン、ツー、ワン、ツー」
みれぃ「ワン、ツー、ワン、ツー、ワン、ツー、スリー」クルッ
みれぃ「クマ!今の見てたぷり!?」
クマ「見てたクマが...それがどうしたクマ?」
みれぃ「見て分からないぷり?さっきずれてたとこ、完璧にできてたっぷり~」
クマ「あんまり変わらないし、分からんクマ」
みれぃ「一応マネージャーなのにぷり?」
みれぃ「でも、完璧にできても、あんまり達成感がないぷりねぇ...。ドロシーとレオナとレッスンする方が楽しいし、成長してる感じが...」
クマ「そりゃー一人で完璧を目指して練習していたらデビューする前と同じクマ!」
みれぃ「デビューする前と同じ...!そう、ぷり」
クマ「観客は完璧なライブより、楽しい...心躍るライブを求めているものクマ」
みれぃ「!!」
クマ「さ、もう中学生は帰る時間クマ!帰った帰った!」フヨフヨ
みれぃ「げぇっ!?もうこんな時間ぷりぃっ!!?!?」
クマ「時間を気にしないでやってたからクマ!家に帰ってゆっくり休むクマ!!」
みれぃ「わ、分かってるぷりぃいいい!」
翌日
みれぃ(私としたことが、ついうっかりしていたわ)
みれぃ(ドレミスマイルを結成してライブの楽しさを知ったはずなのに、観客を楽しませる事より、ダンスなどの技術方面の完璧さを求め過ぎていた)
みれぃ(皆を楽しませるライブをするには、まずは自分が、自分たちが楽しむ事よ!)
みれぃ(あと一つ...あと一つ、何かきっかけがあれば...!良いメイキングドラマも作る事ができそうだわ!)クワッ
モブ女子1「あっ!南さん!危ない!」
みれぃ「へっ!?」
ヒュンッ
みれぃ「ふぅ...危なかったわ」
モブ女子2「もう、南さんってばー!ドッジボールしてる時に真ん中に立ってたら危ないよー!」アハハ
みれぃ「あ...あはははははは」プリ
昼休み
らぁら「あーっ!南いいんちょー!」
みれぃ「あら、真中さん」
らぁら「お昼ご飯、一緒に食べませんかー?そこの裏なら人も少ないし、色々と話せると思うんです!」
みれぃ「まあ...良いわね。そこにしましょう」
らぁら「わーい!南委員長と二人きりですね!」
みれぃ「そうね。二人きりの方が(話が)こっそりできるもの。私、昼は購買のパンだから。買ってからね」
らぁら「かしこま!」
モブ「南委員長、最近あの小学部の娘と仲良いわよねー」コソコソ
モブ「何かこっそりできるとか何とか言ってたぞ」コソコソ
モブ「小学部の娘の方も二人きりって喜んでたしね」コソコソ
モブ「マジかよ、どんな関係なんだ.....?」
モブ「どんな関係って、そりゃあ」コソコソ
らぁら「南委員長、今日もプリパラ行きますか?」モグモグ
みれぃ「何言ってるの。今日も行くに決まっているじゃない!」
みれぃ「アイドルは一日にしてならず!よ!」
らぁら「ですよねー、実は、プリパラ行く前に、南委員長に渡したい物があるんです!だから、プリズムストーンの前でちょっと待っててくれませんか?」
みれぃ「良いけれど...今日もドレミスマイルの活動があるから、遅かったらプリパラ行っちゃうわよ」
らぁら「大丈夫です!すぐ持っていくんで!」
みれぃ「分かったわ。何?渡したい物って」
らぁら「それは渡してからのお楽しみー!ですよ!えへへ」
みれぃ「何よ、気になるじゃない。ふふっ」
らぁら「とびっきりのをプレゼントするんで、期待しててくださいね~!
そういえば委員長。この前言ってたメイキングドラマって、どうなったんですか?」
みれぃ「メイキングドラマ...残念ながら、まだ完成していないわ」
らぁら「そうですか...」シュン
みれぃ「でも!」
みれぃ「もう良いアイデアが浮かびそうな一歩手前まで来ているの。あと一つ、何かきっかけがあれば、良いメイキングドラマが作れそうな気がするのよ!」メラメラ
らぁら「おおー!ドレミスマイルのメイキングドラマ、楽しみだなぁー!」
みれぃ「ええ。是非とも、期待していて頂戴!」
プリズムストーン前
みれぃ「...」ソワソワ
みれぃ「まだかしら...」ソワソワ
らぁら「お待たせいたしましたー!」
みれぃ「真中さん!その格好...そういえば、真中さんの家はイタリアンのお店だったわね」
らぁら「"パパのパスタ"っていいます!」
らぁら「南委員長、これ、差し入れです!はい」
みれぃ「あ、ありがとう...。でもピザなんて食べきれないわよ」
らぁら「やだなー委員長!ドレミスマイルの三人で食べてください!一人で食べたら太っちゃいますよー」
みれぃ「さささ、流石に冗談っぷりぃ。これは...梅干し?が乗っているの.....?」チラッ
らぁら「はい!昨日、ピザの出前に行ったら、そのお客さんがちょっとおかしな女の子で」
らぁら「マンションの水槽の中で溺れてて」
みれぃ「ちょっと...?」
らぁら「ぷしゅ~って言ってて。そのお客さんが梅干しのこと"レッドフラッシュ"って言ってて」
みれぃ(ぷしゅ~!?)
らぁら「この梅干しピザを渡したらとっても喜んでて、南委員長たちにも食べてもらいたいな、と思って!」
らぁら「ほら、委員長最近疲れてるっぽかったので、梅干しで塩分を取れるしいいかなぁって」
みれぃ「!!気づいていたの?」
らぁら「な、何となくですけどね。でも今日お昼を一緒に食べた時は疲れが吹き飛んでたみたいで良かったです。南委員長が元気になって!」
みれぃ「元気...そう。でも、真中さんのおかげで更に元気をもらえたみたいよ」
らぁら「え?」
みれぃ「相手を喜ばせるためのプレゼント...そう...閃いたわ!」
らぁら「閃いた.....って!メイキングドラマをですか!?」
みれぃ「そう!真中さんのおかげでね!」
らぁら「あたしのおかげ...そっかぁ...」エヘヘ
みれぃ「この梅干しピザ、使わせて頂いても大丈夫かしら?」
らぁら「梅干しピザを...?別に、大丈夫ですけど...」
みれぃ「ありがとう真中さん。メイキングドラマのイメージがどんどん固まっていくわ!!」
らぁら「よく分かんないけど南委員長すごい!」
みれぃ「早ければ今日のライブで披露できそう...!私たちのライブ、見てもらってもいい?」
らぁら「もちろんです!」
みれぃ「よーし、これからどんどんアイドルランクを上げていくぷりよ!憧れのそふぃさんにも、追いつく勢いで!!」
らぁみれ「えい!えい!!かしこまっ!!!」
みれぃ「プリパラチェンジ、完了ぷり!」
クマ「おお、みれぃ!今日は何だかいつもより元気クマね!」
みれぃ「その通りぷり!私の計算だと、いつもの1.74倍の元気が出ているぷり!」
クマ「何があったか知らないけどそれはよかったクマ!ところで、その箱は何クマ!クンクン...美味しそうな匂いがするクマ~」ダラー
みれぃ「クマにはやらないぷり!これはドレミスマイルの三人だ・けで、食べるぷり!」
クマ「そんな事言わずに!ね、一口だけ!一口だけクマ!」フヨフヨ
みれぃ「あーもう、だからクマには一口もやらないぷりよ!」
クマ「クマッ」
みれぃ「ドロシー!レオナ!お待たせぷり!」
ドロシー「おー!みれぃ!」
レオナ「みれぃ、いつもより元気だね」
みれぃ「へへ、わか...」
ドロシー「おおおおおお!みれぃ、なにそれピザ!?ボク、丁度お腹すいてたんだよねー!」
みれぃ「やけに食い付きがいいっぷり...」
レオナ「わ、私も...」モジモジ
みれぃ「らぁらがね、ドレミスマイルの三人で食べてくださいって渡してくれたの」
ドロシー「いただきまーす!らぁらって、ボクたちのファンとか?」
クマ「早速食べてるクマ...」
みれぃ「うーん...まあそうぷりね。私の協力者というか、パプリカ学園でみれぃの正体を唯一知っている娘というか...」
レオナ「きょ、協力者...?」
ドロシー「正体を唯一知っている.....って
、何だよそれかっけー!」
みれぃ「...そこぷり?そこで本題なんだけどーーー」
ドロシー「本題!そうだ!メイキングドラマの話なんだけどさ」
みれぃ「私、良いメイキングドラマ思いついちゃったぷり!」
レオナ「す、すごいタイミング...!!」
ドロシー「良いメイキングドラマ、って...それ、マジで!?」
みれぃ「うん。マジぷり!」
クマ「どんなメイキングドラマクマ?」
みれぃ「聞いて驚くぷり。まずねーーーーー」
みれぃ「ーーーと、いう感じぷり!」
ドロシー「...」
レオナ「...」
みれぃ「ど、どうぷり...?」
ドロシー「滅茶苦茶良いじゃん...!!」
レオナ「うん。私も、ファンの人に元気が届けられるような、良いメイキングドラマだと思う...!」
ドロシー「これ、この後のライブでやるんだよね?」
みれぃ「...!」パアアアアア
みれぃ(ありがとうぷり、らぁら)
みれぃ「もちろんぷり!」
めが姉ぇ『コーデの数だけ、マイチケをスキャンしてね』
ピロリロリロ
ピロリロリロ
めが姉ぇ『お友達のトモチケも、スキャンできるよ!』
ピロリロロロン
めが姉ぇ『コーデチェンジスタート!』
ドレミ「ワンダーランドラビット(マカロン/バイオレット)コーデ!」
みれぃ「ぷりっ」
ドロシー「イエイッ!」
レオナ「えへっ」
キラキラキラキラ
~♪~♪~♪~♪~♪
プリズムストーンモニター前
デッデッデデデデデデッデーデッデッデデデデデデッデーデーデーデデデーデーデーデーデーレーデレー
らぁら「楽しみだなぁ...」ワクワク
栄子「らぁらちゃん!」
らぁら「あっ!栄子ちゃん!今日は、プリパラで見ないの?」
栄子「うん。実は明日、大事な大会があって...。本当は今すぐにでも練習しなくっちゃいけないんだけど、ドレミスマイルのライブを見て元気をもらおうっと思って」
らぁら「そっかあ.........。
きっと、明日の大会も勝てるよ!」
栄子「...そうだね!今日のライブ...ドレミスマイルの三人が楽しんでる感じが伝わってきて...何だかこっちまでわくわくしてきちゃう!」
ドレミ『メイキングドラマ、スイッチオーーーン!!!』
栄子「!これって!!」
らぁら「うん...!新しい...」
栄子「メイキングドラマ...!」
みれぃ『くるりんっ』
ドロシー『ときめきっ!』
レオナ『プレゼントっ』
ドレミ『フォーユー!』
らぁら(梅干しピザ.....!南委員長..!)
~♪~♪~♪~♪~♪
ゴクリ
栄子「わああああ.....!」ウットリ
ピカーッ
パラパラ
みれぃ「今日のライブも、楽しかったぷり!」
レオナ「うん...!新しいメイキングドラマも、すっごく良かったよ!」
ドロシー「ボクもいつか、すっごいメイキングドラマを作ってやるんだからね!」
みれぃ「クスッ...それは楽しみぷり」
ドロシー「あー!今ちょっと馬鹿にしただろー!」
みれぃ「馬鹿にしてなんて無いっぷりー、自覚症状があるからそう思うだけぷり」
ドロシー「自分が頭良いからってー!!」キー
レオナ「まあまあ、二人とも喧嘩しないの」
みれぃ「...そういえば昨日、完璧じゃないと駄目、みたいに言っちゃったけど」
みれぃ「大事なのは、皆を楽しませる心だって気づいたぷり!」
ドロシー「何だ、今更気づいたの?」
レオナ「皆を楽しませるためには、まずは私たちがライブを、ステージを楽しむんだよね...!」
クマ「クマ」
みれぃ「良かったらこの後も、また三人で練習しないぷり?」
ドロシー「さんせーい!」
レオナ「ドロシーがそう言うなら!」
翌々日 プリパラ
栄子「みれぃちゃーん!」
みれぃ「ん」ピクッ
みれぃ「栄子ちゃん!ぷり!」
栄子「見たよ!一昨日のライブ!新しいメイキングドラマ!」
みれぃ「わあ!ありがとうっぷり~」
栄子「私、実はね。テニス部に入ってて、昨日大事な大会があったの」
栄子「大会の前の日にドレミスマイルのライブを見て...生き生きと歌う三人を見て、こっちも元気をもらっちゃった!」
栄子「それでね、何と...優勝したんだ!!本当にありがとう!!!」
みれぃ「優勝!?おめでとうっぷり!」
栄子「ドレミスマイルの三人のおかげだよー!」
みれぃ「そんな...!栄子ちゃんが頑張ったからぷり!」
栄子「ううんっ、あのライブを見たから頑張れたんだよ!らぁらちゃんにも応援に来てもらっちゃったしね!」フフ
みれぃ「らぁらが...?実はあのメイキングドラマも、らぁらからアイデアをもらったぷり!」
栄子「本当!?私、もしらぁらちゃんがプリパラデビューしたら大ファンになっちゃうよ~」
みれぃ「私たち、案外気が合うかもしれないぷりね」
栄子「ふふっ、そうかも!」
パプリカ学園
らぁら「はっくしょん!」
なお「わ!びっくりしたー...」ビクッ
らぁら「うーん、夏風邪ひいちゃったかなぁ?」
翌日 パプリカ学園
みれぃ「おはよう、らぁら」
らぁら「南委員長!おはようございまーす!」
みれぃ「...ん?」
らぁら「?どうしました?」
みれぃ「パプリカ学園校則!寝癖を付けたまま学校に登校してきてはならない!」イハンチケットパシーン
らぁら「ヴぇえええ~またですか~」
みれぃ「寝癖くらいちゃんと直してきなさいよ...」
らぁら「うう...気をつけます」
ざわざわ
モブ「あっ、ちょっと。あれって最近結成された...」
モブ「知ってる!元は二人組だったんだよね!」
モブ「パプリカ学園の生徒だったっけ?」
モブ「いや、転校生じゃない?」
みれぃ「ん?何だか騒がしいわね」
らぁら「南委員長...あの人って.....!」
みれぃ「んー...?」メコラシ
みれぃ「あああああああ!!!」
ドロシー「ん?風紀委員の人?おはようございマーックス!」マックスコウセン
らぁみれ「ドロシー(さん)!!!」
続く
パプリカ学園へと転校してきたみれぃのチームメイト、ドロシー・ウェストとレオナ・ウェスト。
みれぃのために近くに引っ越してきたという二人はらぁらやみれぃと一緒に行動するように。
しかし、レオナはいつものドロシーに付きっきりな態度でみれぃに優柔不断だと言われてしまう。
その事より新しいメイキングドラマ作りを任せられたレオナは、プリパラで不思議な女の子と出会う。
次回「レッドフラッシュを探して...レオナ、全力ダッシュなの!」
目指せ!レッツゴープリパラ!
果たして次回予告を書く必要性があったのか...
話の順番が変わってしまいましたが一応一クール目の流れで進める予定です
らぁみれ「ドロシー(さん)!!!」
ドロシー「って、あれ?アンタ達もボクのこと知ってたんだ?」
みれぃ「し...知ってるっていうか...」
らぁら(プリパラの外だからわかんないんだよね...)
ドロシー「まぁ当然だけど、思った以上に知名度あるんだねー嬉しいなっ」スタスタ
らぁら「どうするんですか?」ヒソッ
みれぃ「どうするも何も...ここは接触しておかないと」ヒソッ
ドロシー「?ボクの話?もしかして二人共、ボクのファンだったり?」
みれぃ「そ、そうじゃなくて...!」
みれぃ(わ・た・し、み・れ・ぃ!)パクパク
ドロシー「あはは、何それ金魚のマネ?面白いんだね風紀委員長さん」
らぁら「委員長おもしろーい」
みれぃ(おもしろーい、じゃないわよ!)
みれぃ「はぁ...ドロシーさん、こっちに来て頂戴」
ドロシー「ちょ、ボク何かした!?」
ドロシー「もう、何なのさいきなり!」
みれぃ「私、みれぃなんだけど」
ドロシー「は?みれぃ、って...あのみれぃ?ボクのチームメイトの?ぷりぷり言ってる?」
みれぃ「そうよ」
ドロシー「...」
ドロシー「あっははははは!そんなわけないじゃん!だってあのみれぃだよ?アンタとは全然違うじゃん!」
みれぃ「信じてもらえないかもしれないけれど、本当なの!ほら」ガサゴソ
らぁら「委員長、プリパラチェンジで姿変えてるから...」
みれぃ「これが証拠」
ドロシー「確かにみれぃのプリチケ...か、顔写真も...。ホントに...!?」
みれぃ「ぷ、ぷ...り...」
ドロシー「」
らぁら(すごいビックリしてる)
ドロシー「つくりこみ凄ッ!」
ドロシー「な、なるほど。前みれぃの正体を唯一知る...って大袈裟に話してたのはこういう...」
みれぃ「で、この娘が前言ってたらぁら」
らぁら「真中らぁらです!」
ドロシー「あのピザの娘かー、こんなちっちゃいのが協力者なの?」ポンポン
らぁら「一応...。それにしても、どうしてドロシーさんがパプリカ学園に?」
ドロシー「みれぃと同じ学校の方が何かと便利そうだと思ってさ。思いきって家も近くに引っ越してきたんだよ」
みれぃ「す...凄いわね...」
らぁら「それだけ本気って事ですね!」
ドロシー「そういうことー」
らぁら「あれ?ドロシーさんがいるって事は...」
みれぃ「レオナは?」
ドロシー「ああ、もちろんレオナもいるよ」
レオナ「ど、どうも...」
ドロシー以外「!?」
らぁら(男の子の制服...?)
みれぃ(レオナが男子の制服を着ている...これって...つまり...いや...)ポカーン
らぁら(えっと...レオナさんって...)
レオナ「あ、あの」モジモジ
みれぃ「っ」ゴクリ
みれぃ「男なの...?」
レオナ「...はい」
ザワザワ
ドロシー以外「ええええええええええ!?」
みれぃ「これは計算外ぷりいいいいいいい!!!」
みれぃ「.....。し、信じられない...」
らぁら「でも、男の子でもプリパラに入っていいの?」
ドロシー「いいんだよ。ボクがいいって言うんだから」ガサゴソ
レオナ「きゃっ」
ドロシー「プリチケだって届いてるしね!」
みれぃ「それなら大丈夫ね。プリパラ憲章に、プリチケが届いた者は何人もプリパラに出入りして良い、とあるわ」
らぁら「そうなんだ。かしこまっ!」
みれぃ「一件落着ね。これからも引き続きよろしくね、レオナさん」
ドロシー「よろしくー!」
レオナ「よ...よろしく」ホッ
らぁら「南委員長!そろそろあたし、教室行きますね」
みれぃ「ええ、私たちも行きましょう。ドロシー、レオナ、後で校内を案内してあげるわ」
ドロシー「マジで!?新しい学校って、なんだかワクワクするね。レオナっ」
レオナ「私は緊張するなぁ...」ドキドキ
女子生徒1「ねえ聞いた?ドレミスマイルのドロシーとレオナが今日転校してきたんだって」
女子生徒2「知ってる知ってる。しかもレオナって子、男の子なんだって」
女子生徒3「あんなに可愛いプリパラアイドルが男の子なんて、最高すぎるー」
女子生徒1・2「だよねー」キャッキャッ
グロリア「男が...プリパラアイドルですって.....!?!!?」ガーン
グロリア「世も末ですわ...」
ドロシークラス 教室
教師「ドロシーさん、よろしく」
ドロシー「はーい」
ドロシー「テンションマックス~、転校生のドロシー・ウェストでっす!ボクと出会えた幸運を、喜びたまえー!」
女子生徒「わー」
男子生徒「喜ぶー」
教師「それではあの空いてる席に」
ドロシー「ふんふふふーん♪」
田中「ハンッ。女の癖に、一人称がボクゥ?」
ドロシー「...」
田中「そういうのって、自分の事可愛いって思って言ってるんだよね。全然可愛くないし」
教師「た、田中さん...」
田中「大体さあ」
ドロシー「ねぇ、キミ」
田中「は?」
ドロシー「今何か言った?」マックスコウセン
田中「!!!」ズキューン
田中「ボクっ娘!可愛いよね、うん!」メロメロ
レオナクラス 教室
教師「皆、今日は転校生が来ているわよ」
レオナ「うぅ...」ドキドキ
「...おい」「レオナって男なの?」「男?」「男でも、プリパラやっていいの?」ザワザワ
レオナ(リラックスリラックス...)
ザワザワ
「でも男...?」「レオナって」ザワザワ
レオナ「...」ゴクリ
レオナ「テ、テンションリラックス~...。レオナ・ウェストです、よろしく」
生徒「か、可愛い...!」
男子生徒「これはプリパラの神も許すわ...」
教師「レオナさんの席は、南さんの隣ね」
レオナ「はい」
レオナ(みれぃさん...)チラッ
みれぃ(まさかレオナと同じクラスになるなんて)ジー
雨宮「委員長は彼を見ていた委員長は彼を見ていた委員長は彼を見ていた委員長は彼を見ていた委員長は彼を.....」ジロッ
昼休み
ドロシー「へー、それじゃあレオナはみれぃと同じクラスになったんだ」
レオナ「うんっ」
ドロシー「ボクだけ違うクラスじゃん!ボクもレオナと一緒のクラスが良かったのにー!誰だよクラス決めたの!!」
みれぃ「双子なんだから仕方ないわよ」
ドロシー「なんだとー!小学生の時は同じクラスだった事もあったし!」
レオナ「ま、まあまあ。来年は同じクラスになると良いね」
女子生徒1「あっ、レオナー!」
女子生徒2「お昼一緒に食べよ♪」
ドロシー「む...」
レオナ「いいよ」ニコッ
ドロシー「ちょっと!レオナはボクと一緒に食べるんだぞ!」
女子生徒2「でも私たち、レオナと約束したし」
ドロシー「ダメだよ、レオナはボクと食べるって決まってるんだから。ね、レオナ」
レオナ「ドロシーがそういうなら...」
女子生徒2「そっかー」
女子生徒1「残ねーん」
みれぃ「...あなた、少しは弟離れしなさいよ」
ドロシー「ふん、レオナから離れるなんてお断りだね。レオナもボクがいないとダメだから。ね?」
レオナ「ド、ドロシーがそういうなら」
みれぃ「...そう」
みれぃ(...)
ドロシー「そんな事はいいから、早くお昼ご飯食べようよ。購買どこ?」
みれぃ「あ、ええ、うん。購買はこっちの角に...」
ピピーッ!
定子「そふぃ様の分のおにぎりを買いに来たわ!」
ちゃん子「道を開けるちゃんこぉ!」
ドロシー「...何あれ」
みれぃ「そふぃさんの親衛隊よ、ああやって文字通り親衛しているのよ。何故か」
レオナ「そふぃさん...!?」
ドロシー「そふぃさんって、あの北条そふぃ!?!!?」
みれぃ「そう、私たちよりも一つ上の二年生」
レオナ「そふぃさんもパプリカ学園の生徒だったんだ...凄い人気」
ドロシー「ボ...ボクたちだってそふぃさんよりも人気になってやるんだから!」
みれぃ「その心意気よ...って、ちょっと!」
ドロシー「人気アイドルのボクにも道を開けたまえー!」
そふぃ「!?」
定子「そこ、そふぃ様に近づかない!ちゃん子ちゃん!」
ちゃん子「ちゃんこぉおおっ!!!」ドーン
ドロシー「う、うう...」半泣き
レオナ「ドロシー、大丈夫?」
みれぃ「何であんなことしたのよ、バカ?」
ドロシー「だ、だってぇ...。もー!何なんだよあの親衛隊!何も突き飛ばす事ないじゃないかよ!うぅ」
みれぃ「下手な事するから...。ああもう、これでそふぃさんからの印象悪くなったわよ。あなた」
ドロシー「ええっ!?」
そふぃ「...さっきのあの子、誰?」
定子「確か、今日転校してきた一年だとか。そふぃ様に対してあんな失礼な行為、許せません!」
親衛隊「人気アイドル...って言ってた通り、プリパラでアイドルやってるみたいです」
そふぃ「!」
親衛隊「でもでも、あんな子そふぃ様が気に止める必要ありません!」
ちゃん子「今人気急上昇中のアイドル、そふぃ様には敵わないちゃんこ」
定子「そうですわそふぃ様!そふぃ様はいずれ神アイドルになるお方なんですから」
そふぃ「そう...」
親衛隊「あの子、放っておいて良かったんですか?」
親衛隊「失礼な態度で...」
そふぃ「私はあれくらい気にしていないわ。可愛い小鳥ちゃんだもの、許してあげて」
親衛隊一同「クール!!!」
ちゃん子「流石そふぃ様ちゃんこ!」
一週間後 プリパラ
クマ「この間みれぃが考えたメイキングドラマ『ときめきプレゼントフォーユー』、好評クマ~」
みれぃ「当然っぷり。そこで、もう一つ新しいメイキングドラマを考えるぷり!」
ドロシー「また考えるのかー。まあいいよ、今度こそボクの可愛さにスポットライトを当てたハートいっぱいのーーー」
みれぃ「却下ぷり。それより、もっとぷりぷりしたメイキングドラマの方が良いぷり」
ドロシー「ぷりぷりした、ってどういうことだよ!色気のないみれぃより、お色気いっぱいのボクを目立たせる方が断然いいよ!」
みれぃ「そっちのが色気がないぷり!ぷりぷりポップなメイキングドラマを作るぷり!」
ドロシー「ボクのお色気!」
みれぃ「私の計算ー!」
みれドロ「......」ゴゴゴゴゴ
クマ「まーーーた、喧嘩してるクマ...。レオナ、止めてお願いクマ」
レオナ「まあまあ二人とも...」
みれぃ「そうだっぷり!レオナはどうぷり?」
レオナ「私は...二人が良い方で...」
みれぃ「二人が良い方.....」
みれぃ「...またそれぷり?レオナはいつもそうぷり。自分の意見はないぷり?」
レオナ「そ、その...」モジモジ
ドロシー「いつもそうって、みれぃがレオナの何が分かるって言うんだよ!」
みれぃ「だって本当の事ぷり」
レオナ「そう、かも...」
ドロシー「レオナ...」
みれぃ「うーん...」
みれぃ「そうだ!」
みれぃ「レオナがメイキングドラマを考えるぷり!」
レオナ「私が?」
ドロシー「次のメイキングドラマを?」
みれぃ「そうぷり。メイキングドラマはファンへのメッセージ、自分を表現するものぷり。レオナも、メイキングドラマを通して自分を表現するぷり」
みれぃ「そうしたら、少しは自分の意見も伝えられるようになると思うの。...ぷり」
ドロシー「レオナはそんな子じゃないもん!できるよね、レオナっ」
レオナ「ドロシーがそういうなら...」
みれぃ「『ドロシーがそういうなら』禁止ぷり!返事はyesぷり!」
レオナ「い、いえす!」
みれぃ「私も思いつくまでに時間がかかっちゃったし、ゆっくり考えるぷり」
レオナ「うん...」
ドロシー(みれぃはわかってないよ。レオナは...レオナは...)
レオナ「はぁ...」
レオナ(メイキングドラマ、全然良いアイデアが思い浮かばないなぁ...。ファンへのメッセージ...伝えたい事...)
みれぃ『メイキングドラマはファンへのメッセージ、自分を表現するものぷり。レオナも、メイキングドラマを通して自分を表現するぷり』
みれぃ『そうしたら、少しは自分の意見も伝えられるようになると思うの。...ぷり』
レオナ(自分を表現...かぁ。みれぃの言う通り、私、自分を表現できてないのかな)
??「...ぷしゅ~」
レオナ「うーん...」
レオナ「...?今、呻き声がしたような...」
??「ぷしゅ~」
レオナ「ぷしゅー?」
レオナ「きゃあっ!ひ、人...?」
??「れ.....ふらっ...しゅ.....。どこ...」バタン
レオナ「た、倒れて...!!!大丈夫ですか...!?」
続く
てす
やっと書き込めた...
今まで規制で書けませんでした
とりあえず少しだけ更新
ベンチ
??「う、うーん...ありぷしゅー...」ムクリ
レオナ「あっ...フラフラだし、休んだ方が...」
??「だいじょうぶ~それより、レッドフラッシュ...を...」
レオナ「レッドフラッシュ?」
??「赤くて、丸くて、酸っぱくて~シャキーン、ってするの~」
レオナ「?あっ...」
レオナ「もしかして、梅干し...ですか?」
??「うん。レッドフラッシュがないと、私、ダメだから...」コクン
レオナ("梅干しを食べないとダメ"...って、どういうことだろう?)
レオナ「わかりました。よかったら私も一緒に探します...!」
??「本当?ありがと~」ニコッ
レオナ(うーん、不思議な人だなぁ...)
??「ねぇねぇ」
レオナ「あっ、はっはい!」ビクッ
??「あなたもプリパラアイドル?名前教えて~?」
レオナ「レオナ・ウェストです。ドレミスマイル、っていう最近結成したチームなんですけど...」
??「ドレミスマイル...。ありがと~、覚えておくね」
レオナ「あっ...ありがとうございます」
レオナ「あの、梅干しありませんか?」
めが姉ぇ「梅干し?うちにはないみたいです」
レオナ「梅干しってありますか?」
めが姉ぇ「ごめんなさい、今きらしてて...」
レオナ「あのぅ、梅干し...」
めが姉ぇ「ないですー」
レオナ「やっぱり、梅干しなんてそうそうないよね...」チラッ
??「...」プシュー
レオナ「他にどこか梅干しがありそうなところ...うーん、思いつかないや」
ドロシー「あーっ!いたいた!レオナー!」
レオナ「ドロシー!」
みれぃ「探したぷりよ!そろそろライブの時間ぷり!ドロシーってば、レオナが一緒にいないって泣きそうにしてたぷりー」
ドロシー「ちょっ!それは言わない約束だろ///」
レオナ「ご、ごめんねドロシー。ちょっと一人で考え事してて」
ドロシー「ボクはお姉ちゃんだからちょっとぐらい一人でも平気だもん!寂しくて泣いたりなんてしてないんだからなー!」
みれぃ「はいはい。さっ、楽屋にレッツゴーぷり!」
レオナ「あっ...」
??「私のことはもういいから...レオナちゃんは自分のライブ、がんばって~」
ドロシー「レオナ...その子誰?」ムッ
レオナ「えーと、なんというかー...ってこわいよ、ドロシー...」
ドロシー「あはは、冗談冗談っ」
みれぃ「冗談って...。ガチな目だったぷり...。ドロシーも、嫉妬してないでさっさと行くぷりー」
ドロシー「ちぇっ、はいはーい。レオナも行くよー!」
??「ぷしゅー」
レオナ「う、うんっ」
楽屋
みれぃ「ライブ前にアイドルの特権!楽屋弁当を食べるっぷりー!」
クマ「説明するクマ!ドレミスマイルは日々のライブを重ねデビューランクになり、楽屋弁当が支給されるようになったんだクマー!」
ドロシー「クマ、説明ご苦労さまっ。いっただっきまーす!」
レオナ(大丈夫かな、あの女の子...。ライブ終わったらまたあそこ行こうっと...応援されたんだから、とりあえず今はライブを頑張らないと...)
レオナ「私もいただきます...」パカッ
レオナ「あっ...!ご飯に梅干しが入ってる...!」
みれぃ「ぷり?梅干し、もしかして苦手ぷり?」
レオナ「わ、私ちょっと行かなきゃいけないところがあるの!行ってくる...!」
クマ「待つクマーッ!せめてライブが終わってからに!」
レオナ「すぐ終わるから...!」バタン
みれぃ「...行っちゃったぷりね。結局何ぷり?」
クマ「さぁクマ...」
ベンチ
蝶「」ヒラヒラ
レオナ「はぁっ...確かここら辺に...わっ、動物さんがいっぱい...」
??「ぷしゅー」
レオナ「いた...!」
??「レオナちゃん...どうしたの?ライブは?」
レオナ「楽屋弁当に梅干しが入ってて...それで...届けに...」
??「ふふっ。レオナちゃんって、優しいのね」
レオナ「優しいなんて、そんな...///」
??「うん。それに、体力もありそう~」
レオナ「た、体力...?」
レオナ「!そういえば、あなたの名前は...?」
??「...」フルフル
??「今の私の正体を教えちゃいけないって言われてるから...」
レオナ「正体って...みれぃみたい。あの、どうしてですか?」
??「見たらきっとがっかりする...」
レオナ「そんなことないです...!前髪だってこうして上げれば、ほら...」
??「きゃっ!?」
レオナ「あっ...ごっ、ごめんなさいっ!///でも、私は綺麗だなって...」
??「きれい...?」
レオナ「はい...///」
??「........っ、ぷしゅ~」フラッ
レオナ「大丈夫ですか...っ!?そうだ、早く梅干しを...」ヒョイ
??「あーん」パクッ
??「!!!」ビリビリビリ
シュバババババババッ
(フードを被った集団が現れる)
??「ピピーーーッ!ふう、危なかったわ...」
レオナ「!?」
??「皆、見られないように運ぶちゃんこっ!」
レオナ「!?!!?これは...?」
??「そこのあなた!」
レオナ「はいっ!」ビクウッ
??「今回はありがとうございました。この事は他言無用でお願いします」飴ズボッ
レオナ「もぐ、んんっ!?」
??「では!皆撤収!」
??「レオナちゃーん、あ~り~が~と~」
シュバババババババッ
レオナ「...な」
レオナ「何だったんだろ...」
ドロシー「レオナー!ライブの時間だよー!」
レオナ「うん!今すぐ行くねー」
ドロシー「レオナ、何だかゴキゲンだね」
レオナ「そうかな?えへへ」
みれぃ「...」
今日はここまでで。続く
数日後 パプリカ学園
らぁら「は...は...はっくしょんっ!」
サッ
みれぃ「パプリカ学園校則!銅像の前でくしゃみをしてはならない!200枚目ッ!ゴールデン違反チケットおおおおおッッッ!」パシーン
らぁら「ヴぇえええええ~えええ~」ベコベコ
みれぃ「そしてッ!パプリカ学園校則!ゴールデン違反チケットをもらった者は...」
らぁら「者は...?」
みれぃ「パプリカ学園幼稚舎との交流に参加すること!」
らぁら「それだけ!?」ズコー
みれぃ「甘く見てると痛い目に遭うわよ。とりあえず放課後になったら幼稚舎にくること!わかった?」
らぁら「かしこまっ!」
ドロシー「なになにー?違反チケット200枚目え?あっはは!200って!流石に多すぎだろー」ゲラゲラ
レオナ「ドロシー...」アハハ
みれぃ「ドロシー」ギロッ
ドロシー「ん?なっ...うぇえ!?」
みれぃ「パプリカ学園校則!制服はきちんと着用しなければならない!違反チケット30枚目!」ピシーン
ドロシー「ちょ、なんでだよ!ボク制服ちゃんと着てるけど!?」
みれぃ「ほら、ネクタイ曲がってる」クイッ
ドロシー「はぁ?良いじゃんこれくらい...」
みれぃ「逆ギレしてはならない!」ピシーン
みれぃ「転校してから一週間も経たずに30枚目って、あなたも人のこと言えないわよ」
ドロシー「だってこの学校校則厳しすぎだしさぁ」
みれぃ「ドロシーが違反し過ぎなのよ。優等生なレオナを見習いなさい」
レオナ「えへへ...」
ドロシー「レオナは良い子だからなー!マックス当然だよ!」
みれぃ「はぁ、あなたねえ...」
放課後
らぁら「かしこまっ!皆、お姉ちゃんについてきてねー!」
園児達「はーい!」
みれぃ「おっ、やってるわね」
らぁら「あたしだってお姉ちゃんですからー!」
ドロシー「あっはは、子供が子供の世話って!ま、せいぜい頑張りたまえー!」
みれぃ(いや、あなたも子供じゃない)
バキッ
らぁら「バキッ?」
園児「あー!ゆーくんのオモチャが壊れちゃったー!」
園児「グスッ...」
みれぃ「あらら...」
レオナ「あの男の子、泣き出しそう...」
らぁら「よーし、ここはあたしが」
ドロシー「ボクに任せて!」
らぁら「ええっ!?」
ドロシー「そこの男の子!」
園児「ヒック...ううっ...お姉ちゃん、だれ?」
ドロシー「マックス光線ー!これで泣き止むはず!」キラキラ
園児「うわあああああああん!」
みれぃ「泣き止むどころか泣き出しちゃったじゃないの!」
ドロシー「あ、あれ?おかしいな...マックス光線!マックス光線ー!」キラキラキラ
(泣き出し走り回る園児達)
雨宮「大変です!園児達がそこら中に!」
みれぃ「と、とりあえず捕まえるわよ!」
らぁら「待ってー!」ダッ
園児「ひぐっ、うええええん!」ダッダッ
ドロシー「なんでボクのマックス光線から逃げるのさー!」ダッダッダッ
園児「いやー!」ダッダッ
園児「うわああああん.....っ!?わあっ!」コツン
レオナ「きゃっ...大丈夫?」リラックスー
園児「ヒック...グスン.....。お姉ちゃん...!」
雨宮「子供が泣き止んで...!」
園児「わあああああ!」
園児「お姉ちゃーん!」
らぁら「見て見て!レオナさんの周りにどんどん子供達が集まってきてる!」
みれぃ「すごい...」
雨宮「なんと素晴らしい子供吸引力!」
園児「お姉ちゃん...」トントン
レオナ「どうしたの?」
園児「あそこの木に風船が引っ掛かっちゃったの...」
ドロシー「うわー、高いとこに引っ掛かっちゃってんなー」
みれぃ「あら、本当ね」
らぁら「えいっ!えいっ!」ピョンピョン
園児「お姉ちゃん、とってー」
園児「とってー!」
レオナ「君たちがそういうなら...」
レオナ「うんしょ、うんしょ...」グイー
レオナ「んー!...っと、とれた...!」ヒョイッ
園児「わあ!」
レオナ「っ...と」ストン
レオナ「はい、どうぞ」ニコッ
園児「ありがとー!お姉ちゃん!」パアアアア
園児「ねえ、お姉ちゃん!」
レオナ「なぁに?」
園児「遊んでー!」
園児「私も遊びたーい!」
園児「お姉ちゃん、僕もー!」
レオナ「うん、いいよ...!」ニコニコ
ワイワイガヤガヤ
みれぃ「...これ、レオナだけで良かったんじゃないかしら」
らぁら「あたしは!?」ガーン
みれぃ「冗談よ。レオナさんは子供達にも好かれるのね」
ドロシー「ボクの弟だし、当然だよ!レオナは優しいからね!」
みれぃ「.....。ふふっ、優しい...確かに。そういうことなのね」
ドロシー「?何言ってんの?」
みれぃ「ううん。何でも」
ドロシー「何だよそれー」
ドレミスマイル楽屋
レオナ「二人共!その...できたよ、メイキングドラマ」
ドロシー「おー!」
みれぃ「待ってたっぷりー。どれどれ...」
ペラ...ペラペラペラ
レオナ「ど、どうかな?」
ドロシー「すっっっごく良いよ!さっすがレオナだね!」
みれぃ「うん。レオナの優しさが表れている素敵なメイキングドラマぷり!」
レオナ「...よかった」ホッ
みれぃ「よーし!今日のライブは、早速このメイキングドラマでいくっぷりよー!」
ドロレオ「うん!」
~♪~♪~♪~♪~♪
ドレミ「メイキングドラマ、スイッチオーーーーーン!」
レオナ「夢に向かって、全力ダッシュ!」
ドロシー「全力ダーッシュ!」
みれぃ「全力ダッシュぷり!」
レオナ(プリパラに行けない小さい子達のためにも...!)
風船フワアアアアア
ドレミ「とばせバルーン!」
~♪~♪~♪~♪~♪
ドレミ「サイリウムチェーーーンジ!」キラキラキラキラキラ
みれぃ「ぷりっ!」
ドロシー「イエイッ!」
レオナ「えへっ」
~♪~♪~♪~♪~♪
プリズムストーン モニター前
栄子「今日のドレミスマイル、いつもより輝いてたねー!」恋人繋ぎ
らぁら「だねー!」ギュッ
栄子「新しいメイキングドラマも素敵だったなぁ...」
らぁら「あれ、レオナさんが作ったんだよ!」
栄子「へぇ、みれぃちゃんから聞いたの?」
らぁら「ううん。何となくそうかなーって」
栄子「うふふ。私はどちらかと言うと見る専だけど、こういうライブを見ると私もライブしたくなってきちゃうなー」
らぁら「あたし、栄子ちゃんのライブも見てみたいな」
栄子「本当?らぁらちゃんがそう言うなら今度やろうかなぁ」
らぁら「やるときは教えてねっ」
栄子「そういうらぁらちゃんは、アイドルデビューしたい!とか、思わないの?」
らぁら「あたしは見てるだけで十分というか...ほら、プリパラ禁止もあるしね!」
栄子「そうなんだ...残念」
らぁら「でも、あたしね。プリパラ禁止は近いうちにみれぃ...ドレミスマイルの皆が解いてくれるって信じてるから!それでプリチケが届いたら、あたしも生のプリパラアイドルのライブを見に行くんだ!」
栄子「そっか。らぁらちゃんらしいね」
らぁら「...?栄子ちゃんも、あたしがプリチケ届いたら一緒に行こうね!」
栄子「もっちろん!二人でプリパラデートだね!」
らぁら「え?」
栄子「え?」
翌日 パプリカ学園
らぁら「...そこで、スーパートルティーヤマンがどかーん!って!!」
ドロシー「すげー!怪人タコスノカワもワンパンじゃん!」
レオナ「ふふ、トルティーヤマン(ノーマル)とはトマト力が桁違いだもんね」
みれぃ「レオナさん、この間はごめんなさい」
レオナ「えーと...この間、って?」
みれぃ「その...『意見がない』って言ってしまったこと」
レオナ「あっ...うん」
みれぃ「ドロシーの言いなりになってるだけじゃない。レオナさんは、誰かの助けになりたいだけなのね」
ドロシー「ふふん。今更気づいたの?」
みれぃ「うるさいわね...///とりあえず、何も知らずにきつく言ってしまって悪かったわ。これからも、ドレミスマイルとして一緒にやっていってくれるかしら?」
レオナ「みれぃさんがそう言うなら!」
ドロシー「ボクも同じく!」
みれぃ「その言葉を待っていたわ」フッ
ドロシー「ボク達トモダチだよね!だからさ、校則違反もちょっとぐらい見逃して...」
らぁら「あ、あたしもー...」ボソッ
みれぃ「見逃さないわよ」
らぁドロ「うう...だよねー(ですよねー)...」
そふぃ楽屋
~♪~♪~♪~♪~♪
みれぃ『皆ー!ありがとうっぷりー!』
そふぃ「ドレミスマイル...」
ウサギ「そっふぃちゃん!」
そふぃ「!?」
パチッ
ウサギ「何見てたウサ?」
そふぃ「ちょっと。他の娘のライブをね」
ウサギ「他の娘なんてとんでもないウサ!そふぃちゃんみたいな天才アイドルが、他の下っ端アイドルのライブを見る必要なんかないウサー!親衛隊もそう思うウサ?」
親衛隊「はい!」
定子「もちろんでございますわ!」
ちゃん子「ちゃんこぉっ!」
そふぃ「...別に。気分転換で見ていただけよ」
親衛隊「やっぱりそふぃ様ク~ル~!」
ウサギ「それじゃあ僕はそふぃちゃんの仕事関連で忙しいから行くウサ!人気アイドルのマネージャーは大変ウサー♪」フヨフヨ
バタン
ちゃん子「...定子ちゃん。昨日のこと、ウサギマネージャーに報告しなくて良かったちゃんこ?」
定子「いいのよ別に。そふぃ様も少しぐらいどこかにお行かれになられたいときだってあるはず...ですよね、そふぃ様?」
そふぃ「ええ。小鳥ちゃん達や蝶々さん達とのガーデンパーティー、楽しいわよ」
定子「やーん、そふぃ様クール!」
親衛隊「...それにしても、今回は危なかったですね」
定子「そうね、あのときちゃん子ちゃんが気づいてくれたから、何とか間に合ったけど...。一歩間違えていれば、あのピンク髪の女にバレていたかも」
ちゃん子「その通りちゃんこ。気をつけなければいけないちゃんこ」
定子「そふぃ様の秘密は、私達が何としてでも守るわよ。私達!」
バッ!
親衛隊「そふぃ様親衛隊!!」
ちゃん子「ちゃんこ!!!」
続く
ちょっとだけ投下。番外編的な話
『隣のクラスの囲碁少女』
とある日 パプリカ学園
ドロシー「レオナぁ...一時間目の授業が終わったら、また会おうね...」グスン
レオナ「もう、ドロシーったら。またすぐに会えるから。安心して。ね?」
ドロシー「うぅ...本当?」
レオナ「うん」ニコニコ
ドロシー「ホントにホントにホントにホント?」
レオナ「う、うん」
ドロシー「約束だからね!絶対に!レオナ、大好きだよ!」ギュー
レオナ「私も大好きだよ」ポンポン
みれぃ「...ドロシーねぇ」
ドロシー「何だよ!今感動のお別れのシーンなんだから邪魔しないでくれる?」
みれぃ「たった一時間会えないぐらいで大袈裟すぎるでしょ!!!」
ドロシー「『たった』!?たったじゃないよ!一時間も会えないんだよ?レオナに!」
みれぃ「はぁ。この前レオナにああ言っちゃったけれど、ドロシーのブラコンっぷりの方が深刻よね」
ドロシー「っぷり?ねぇ今、ぷりって言った?ねぇねぇねぇ」
みれぃ「そこだけ抜き出すのはやめなさいよ!恥ずかしいから!///」
みれぃ「とりあえず、そろそろチャイムなるわよ。とっとと自分の席に着く!」ズルー
ドロシー「あああああー!レオナー!ボクのこと忘れないでねーーー!」
みれぃ「また昼休みね、レオナ」
レオナ「うん...ま、またね...」アセ
一時間目 休み時間
ドロシー「レオナー!」ギュッ
レオナ「わっ。くすぐったいよぉ、ドロシー」
男子(羨ましいなー...。ドロシーが)
ドロシー「そうそう!そういえばさっきね...」
......ッテコトガアッテサー
ダメダヨーセンセイコマラセチャ
コマラセテナンカナイモーン
ドロシーッテバー
ア、ソレデネソレデネ
ウンウン...
レオナ「あと少しでチャイム鳴っちゃうね、もう着席しとかないと」
ドロシー「えー!?また何時間もレオナと離ればなれなんてー」
レオナ「でもでもっ!何時間あっても、授業受けてれば、案外あっという間に感じるよ?」
ドロシー「むー、だって授業つまんないしー...」
みれぃ「ほらほら。レオナ、教室戻るわよ」グイッ
レオナ「うんっ。...じゃあまたね、ドロシー」
みれぃ「ドロシーも。自分の教室に戻りなさいねー」ドアガラガラ
ドロシー「ちぇっ、わかったよー」ムスー
二時間目 休み時間
キーンコーンカーンコーン
ドロシー「レオナー!ボクだよー!」
ドロシー「って、あれっ?」
シーン...
ドロシー(そっか、A組は体育だったんだ)
ドロシー「うーん、どうしよっかなー...。レオナがいないと暇だな.....ん?」
??「十七の四、二の五、十八の六...」パチン
ナニアレー
ジャマクセーナー
ドロシー「うわぁ」
ドロシー(あの女、何でこんなとこでオセロやってんの...。みれぃに、『廊下でオセロをしてはならない!』とか言って違反チケット貼られそうだなー)
ドロシー(そうだ、違反チケット貼られる前に教えてあげよー!通るのに邪魔だしねっ。ボクってば優しい!)
ドロシー「ねえアンタ」
??「九の三、十九の七」パチン
ドロシー「ちょっと!話しかけてるんだけど!」
??「二の四。.....もしかして、私に話しかけているのか?」
ドロシー「君しかいないでしょ!ボクが通るのに邪魔なんだけど!どいてくれない?」
??「気にする必要はない。人生とは、何時何処にいても修行なり」
ドロシー「じんせ...?...???って、難しいこと言って誤魔化すなよ!」
??「誤魔化してなどいないさ。私はただ、詰碁を―――」
ドロシー「もー!そういうのいいから!とりあえず、皆通るのに邪魔で迷惑してんの!オセロなんてこんなとこでやらなくたっていいじゃん!教室でやりなよ!」
シーン
ドロシー「あ、あれ?何この空気?」
プッアハハハハハハハハハハハ
「ドロシーちゃん、オセロって...あははっ」「ははっ、ウェストはおもしれーなー」「プッ...最高だよ...フフッ」
ドロシー「えっ?えっ?」
??「...」プルプル
??「オセロではない!これは囲碁と」
ドロシー「なになに?ボク、変なこと言っちゃった感じ?」スタスタ
「もうドロシー、あれはオセロじゃなくて囲碁でしょー」
ドロシー「イゴ?何それ、オセロじゃないってこと?」
「確かに似てるけどねー」
ドロシー「まあ似たようなもんでしょー」アハハ
??「にっ、『似たようなもの』だと......!?」
??「先程の発言...碁打ちに対する罵倒と受け取った...!」
??「名前はわからないが...いつかお前を投了させてみせる!!」
??「参ったと言わせてやるってことさ!」
翌日
??「とは言ったが」
??「うーむ...どこのクラスにいるのか...」
??(私の読みでは.....)
パチーン
??「隣の組にいると見た!即断即決!昨日の彼奴の元へレッツイゴー!」
ドロシー「なんだろうあれ」
レオナ「さあ...?」
ドロシークラス教室
??「たのもー!『ドロシー』という者はこのクラスにいるか?」
「ドロシー?」「あれって隣のクラスにいる囲碁チャンピオンの、ほら...」「マジかよ、そんなヤツがドロシーに何の用が......?」コソコソ
??「...」
「ドロシーさんなら、レオナさんと一緒にいると思うけど...あと委員長」
??「委員長?確かあの風紀委員長の?」
「あー!南委員長、最近ドロシー&レオナとよく一緒にいるよね」
「最近っていうかー転校してきた頃からそうだよ。なんか一部では南委員長はドレミスマイルのみれぃじゃないかって噂されてるみたい」
??「はあ」
「あの南委員長が!?ないない!!!」
「だよねぇ!もしそうだとしたらキャラ違いすぎるでしょー」ハハハハハ
??(......?何の話なのだかさっぱりわからん...)
みれぃ「はっ...!今、どこかで誰かが私の話をしていたような...?」
ドロシー「はぁ?」
レオナ「大丈夫?」
みれぃ「...その、『大丈夫?』は『頭大丈夫?』みたいな意味合いかしら」
レオナ「いっいや。そういうわけじゃ」
ドロシー「みれぃがこんなに可愛いボクといーっっっつも一緒にいるから、みんな嫉妬して噂話してるんじゃない?」
みれぃ「...そうね」
レオナ(突っ込むのを諦めた...!?)
レオナ「ほ、ほら...っ!私たちの人気も出てきたし、プリパラアイドルとしてのみれぃの話をしてるんじゃないかなぁ?」
みれぃ「なるほどね!最近、やたらと誰かが私の噂話をしてる予感がするのはそのせい...?」
ドロシー「やたらと、って...いちいちそんなこと気にしてちゃキリがないよ!どうせ一か月後には、いつも誰かが世界中のどこかでドレミスマイルの話をしているような状態になるんだからね!」
みれぃ「残念だけどそれはありえないわ。これまでのドレミスマイルのランクアップペースでいくと―――」
ドロシー「あーあー聞こえなーい!全くー。みれぃってば、夢がなさすぎなんだよー」
みれぃ「ドロシーも楽観的すぎるのよ」
ドロシー「楽観的?ポジティブって言ってほしいね!」
レオナ「うんうん、ドロシーはいつも前向きだよ」
みれぃ「はいはい。どうせ私はネガティブよ...」
ドロシー「みれぃも、ほら......計算が得意!(精一杯のフォロー)」
みれぃ「あ、ありがと」
前半終わり。後半はまた明日
後半投下!イゴ、よろしく!
放課後
??「結局、今日の休み時間は入れ違いで会うことができなかった...」
カァーカァー
??「放課後も教室に残って詰碁をしていたら、もうこんな時間になってしまったな...。烏も鳴いていることだし、そろそろ帰るとしよう」ドアガラガラ
??(もう校舎に残っているのは部活動の人達しかいないな)テクテク
ドロシー「あああああ!古文とかわけわかんないよー!」ガタアッ
??「む、この声は...!」
ガラガラ
??「ドロシー・ウェスト!」バーン!
ドロシー「へ?」
??「探していたぞ!昨日はよくも―――」
ドロシー「ちょっ、ストップストップ!アンタ誰?」
??「私に恥をかかせて、くれた、な...って―――」
??「待て。誰って...覚えていないのか?」
ドロシー「え?うん。覚えてないけど」
??「ほら、昨日の休み時間、廊下で...」
ドロシー「えー?あっ...ああーっ!オセロ女!」
??「そうそう、ちゃんと覚えているではないか...って、ちがーーーう!」
??「オセロではなく囲碁だ!」
ドロシー「あはは、そういえばそうだった」
??「先日のお前の発言は碁打ちに対する侮辱!絶対に許さぬ!」
ドロシー「侮辱?っあー、ごめんごめんっ。それよりアンタ賢そうだしさ、勉強教えてくれない?」
??「なっ。そんな軽く...!でもまあ、少しくらいなら教えてやろう。そしてその後はたっぷりと囲碁の素晴らしさを教え込ませる!」
ドロシー「うっ...まあ勉強教えてくれるならいいよ。このプリント終わらせるまで居残りなんだけど、全然わからなくてさぁ」
??「どれどれ?...ふむ。古文なら私の得意分野だ」
ドロシー「ホント!?いえーい!変なヤツだと思ったけどいいところあるね、アンタ!」
??「現金な奴だな」ジトー
ドロシー「大体さ。こんなの意味わかんないしさぁ。習っても将来使わないだろ!」カリカリ
??「学問は将来で使う云々に意義があるのではなく、己が学んでゆくこと自体に意義があるのだ」
ドロシー「出たよ頭良さそうなセリフ...風紀委員長様も同じようなこと言ってたよ。これだからガリ勉は!」
??「プッ......ふふっ」
ドロシー「何笑ってんのさ」カリカリ
??「いや、このような相手にあんなに敵対心を燃やしていた自分が馬鹿馬鹿しいと思ってな」
ドロシー「あー!それ、ボクのこと馬鹿にしてるだろー」
??「実際馬鹿ではないか」
ドロシー「なんだとー!?」
??「ほら、居残りを終わらせたいのだろう?口を動かさないで手を動かせ」
ドロシー「はいはいっ。......この問題、どういうこと?」
??「これはだな...」
......トイウコトダ
コウ!?
ナゼソウナル!
カリカリ
??「そうだ。風紀委員長といえば、教室にお前を探しに行った際にクラスの者が噂話をしていた」
ドロシー(へー...予感当たってるじゃん、みれぃ)カリカリ
ドロシー「なんて?」
??「委員長が最近お前達とよく一緒にいるから、なんちゃらスマイルの誰かと同一人物ではないか...という話だった」
ドロシー「なんちゃらスマイル!?ドレミスマイルだよド・レ・ミスマイル!」
??「それでその...ドレミスマイルとは何なのだ?」
ドロシー「はぁっ!?知らないの?!!」ガーン
??「うむ。勉強不足で申し訳ない」
ドロシー「ここの生徒はもうほとんど知ってると思ったのになあ...ドレミスマイルってのは、ボクとレオナとみれぃで組んでるアイドルチームだよ」カリカリ
??「そうなのか、興味ないな」
ドロシー「興味ないの?せっかくアンタ、結構可愛いのに」カリカリ
??「可愛い?」
ドロシー「可愛い方でしょ。ま、もちろんボクほどじゃないけどね!」カリカリ
??「...そうか」
ドロシー「そうだ!もしドレミスマイルが5人チームになるようなことがあったらアンタを入れてやるよ」カリカリ
??「断る。今度の世界囲碁選手権に向けて忙しいのでな。まあ、囲碁も私より強い相手が一向に現れぬ。そうしたら引退して―――」
ドロシー「アイドルに!?」
??「それはないな。次の勝負の世界に行くのみだ」
ドロシー「ちぇー」カリカリ
??「無論、アイドルの世界が血湧き肉躍る道だというのならそちらの道に進むがな」
ドロシー「!もちろん。アイドルの世界は熱い勝負の道だよっ」
??「...お前の言うことはいまいち信用できん」ジトー
ドロシー「ふん。そんなこと言って、いざアイドルデビューしたらノリノリでイゴイゴ言ってたりしてねー」
??「ふっ...ははっ、まさか」
ドロシー「アンタ性格堅いしね、ありえないかっ」アハハ
カリカリ
ドロシー「っと、よしっ!終わったあああ!先生に出しに行こ!」
??「それじゃあ私はこれで」ガタッ
ドロシー「あっれー?ボクに囲碁の素晴らしさを教えるんじゃなかったの?」
??「私は今日はもう疲れた。囲碁の素晴らしさを教え込むのはまた次の機会としよう」
ドロシー「ふーん。まあいいけど。じゃあなー」
??「去らばだ」ドアガラガラ
??(む。そういえば...こうやって人と親しく会話をしたのは久しぶりかもしれない)
翌日
ドロシー「囲碁女ー!」ドアガラガラ
??「!!まさかドロシーの方から来てくれるとはな」
ドロシー「隣のクラスとか言ってたなーって思い出したからさ。ボクの方から来てあげたよ」
??「それは有難い。そこまで言うのなら囲碁チャンピオンであるこの私が、直々に囲碁の素晴らしさを存分に教え込むとしよう。まずは囲碁とオセロの違いを叩き込んでやる」碁筒パカー
ドロシー「全く、何でいちいち上から目線なんだよ...。悪いけど囲碁はノーセンキューだよ」
??「?」
ドロシー「ほら、昨日勉強教えてもらったからさ。その...サンキューな」
??「別に。あれくらいどうと言うことない」
ドロシー「このボクがお礼言ってあげてるのに何その態度!そこはユアウェルカムーって返すところだろー」
??「ふふっ...」
ドロシー「あー!笑うなー!」
??「...どういたしまして」
ドロシー「...わかればよしっ。じゃあねー、囲碁女!」
??「待てい!変なあだ名で私のことを呼ぶでない!」
ドロシー「はいはい」スタスタ
シオン「私には東堂シオンと言う名、が...」
シオン「行ってしまったな。まあ良いか」
廊下
ドロシー「っあー、しまった。結局囲碁女の名前聞くの忘れちゃった。隣のクラスだし、また今度聞きに行こーっと」
みれぃ「!ドロシー。休み時間なのにレオナといないなんて珍しいわね」
レオナ「あっ、ドロシー。ドロシーが来ないからみれぃと話してたんだ」
みれぃ「ふふっ、これでドロシーの弟離れの始まりかしら」
ドロシー「ごめんレオナ!ボクがいなくて淋しくなかった?淋しかったよね...。ごめんね?」
みれぃ「...なんてことはないみたいね」
レオナ「ううん、大丈夫だよ。でも本当にドロシーが私のところに来ないなんて珍しいや」
ドロシー「べっつにー。ちょっと変なヤツと友達になっただけだよ」
レオナ「へ、変な人?そうなんだ」
ドロシー「うん。昨日居残りしてたときに勉強教えてもらったから。お礼言いに行ってた」
みれぃ「ドロシーがお礼を言いに!?」
ドロシー「...?なんだよ、なんか変だった?」
みれぃ「ええ。前のドロシーだったら、誰かにお礼を言いに行くなんて考えられなかったから」
レオナ「!確かに、そうかも」
ドロシー「レオナまでー」ムッ
みれぃ「ドロシーも、この三人でチームを組んでから丸くなったのかもしれないわね」
レオナ「成長したね、ドロシー」ナデナデ
ドロシー「...へへっ......」
みれぃ「そうしてるとレオナがお姉ちゃんみたいよ」
ドロシー「そう?...レオナお姉ちゃんっ」スリスリ
レオナ「もう、ドロシーってば」
ドロシー(あ。みれぃの噂話のこと...)
ドロシー(ま、別にいっかー)
数日後、碁会所
シオン「...」パチン
シオン(誰か強い相手が現れたりしないだろうか)
棋士「おっ、シオンちゃーん。今日は早いね、学校は?」
シオン「今日は午前授業だったので」
棋士「最近は何だかご機嫌だね」
シオン「...そうですか?」
棋士「表情が柔らかくなったというか...話し掛けやすい雰囲気になったかな。もしかして友達でもできたのかい?なんてね」
シオン「!友達などなった覚えはない!調子にのらないで頂きたい!」ギロッ
棋士「ヒッ...スミマセン」
シオン「失礼。学校でちょっとあっただけですので」
棋士「ははっ、そうかい」
―――この日から、シオンは碁会所で度々話し掛けられるようになったという。
番外編・完
シオン登場までやれるかわからない、ということでシオンエピソードの番外編でした。
そろそろ本編も終わり...というか、そふぃ編収束に向けて進めて行きたいところ
少しだけ投下
~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪
みれぃ「ぷりぷり」トントン
ドロシー「マックス」タンタン
みれぃ「ぷりぷり」トントン
ドロシー「マックス」タンタン
レオナ「リラックスー」トトン
クルッ
ッターン!
ドレみ「ぷりっ☆」キメポーズ
ドロシー「っっっはぁぁ、つっかれたー!」
レオナ「汗…かいたね」ハァハァ
クマ「ユー達、頑張ってるクマねー!そろそろ休憩にするクマ~」
みれぃ「ふぅ…。そうぷりね…休憩するぷり」
ドロシー「今日も『アレ』あるんだよねー♪食べようよー!」
みれぃ「またらぁらに焼いてもらったぷり?そんなに食べてたら太っちゃうぷり。まあ、美味しいけど…」
レオナ「意外と皆ハマっちゃったよね」クスクス
みれぃ「そうぷりね。結構イケるぷり、梅干しピザっていうのも」
ドロシー「でもさ、何でピザに梅干し載せようと思ったんだろうね?」
レオナ「さぁ…?」
みれぃ「変わってるぷりね…らぁらん家の常連客って」
―――――――――――――――――
みれぃ(…ここまでいろいろあったけど、ついにアイドルグランプリも三週間後)モグモグ
みれぃ(頑張らないと、ぷり)
ドロシー「最後の一枚いっただきー!」ヒョイッ
みれぃ「って、あああああ!?まだ私、一枚しか食べてないぷり!」
ドロシー「太るのやなんだろー」モグモグ
みれぃ「ぐぬぬ…」
レオナ「私、これで3枚目だからみれぃにあげる」
みれぃ「レオナ…ありがとうぷり……」
みれぃ「うーん、美味しいっぷり~。これでこのあとの練習も194倍頑張れそうぷり~」モグモグ
ドロシー「うええ!?まさか、このあとも練習すんの?!」
みれぃ「そうぷり」
ドロシー「最近練習ばっかじゃんーたまには息抜きしようよー」
みれぃ「もうアイドルグランプリまで一ヶ月切ってるぷりよ」
ドロシー「それはわかってるよ!」
ドロシー「いいじゃんーみれぃのケチー」
みれぃ「ケチとは失礼な!」
レオナ「ね、ねえ。息抜きなんだけどね、他のアイドルのライブを見てくるっていうのはどうかな?」
みれぃ「ライブ…?うーん……。確かに、他のアイドルのライブを見てくるっていうのは良い刺激になりそうぷり」
レオナ「それでね、そふぃさんのライブとかどうかなあ、って」
ドロシー「む…そふぃさん?」
ドロシー(パプリカ学園ではボクよりそふぃさんの方が人気あるんだよなー)
みれぃ「ああ。そういえばー、ドロシーは学校での人気をそふぃさんに奪われてるのが悔しいんだったぷりねー?」
ドロシー「ううう、うっさい!ボクは固定ファン多いから良いんだよ!」
クマ(図星だったクマね)
みれぃ「そふぃさんぷりねぇ…。クマ、今日ってそふぃさんのライブあったぷり?」
クマ「ちょっと調べてみるクマ」ポチポチ
クマ「今日のライブ……あったクマ。今日は4時からあるみたいクマ」
みれぃ「今は、えーっと…3時40分ぷり」
ドロシー「今から行けばギリギリ間に合うんじゃない?」
レオナ「行ってもいいかな…?」
みれぃ「…ま、ドロシーの言うとおり、たまには息抜きも必要ぷりね。それに、そふぃさんは私達の目標と言っても良い存在ぷり。3人で見に行くぷり!」
ドロシー「そうと決まれば敵情視察だー!」
レオナ「て、敵……?」
ドロシー「どうせそふぃさんも誰かと組んでアイドルグランプリ出るんだろ?だったら敵だよ!」
みれぃ(ドロシー、割とそふぃさんに対抗意識燃やして…、とは言わないでおくぷり)
ドロシー「…で、ギリギリ会場に入れたわけだけど」
キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
ソフィサマー!ステージクウキカラシテクールダワー!
レオナ「すごい人…歓声も」
みれぃ「なるほど…流石人気アイドルぷり」
ドロシー「ボクもいつかはそふぃさんより人気になってやるんだからなー!」
クマ「さっき悔しくないとか言ってた割には対抗意識燃やしてるクマ」
ドロシー「クマは黙ってろ!」グイッ
クマ「クマァッ!?苦しいクマ!はなすクマ!!」
レオナ「クマさんが可哀想だよ、ドロシー」
ドロシー「んー。レオナがそういうなら」ヒョイッ
クマ「クマアアアアア!!!!!」
みれぃ「クマ!クマクマうるさいぷり!!」
クマ「理不尽クマ!マネージャーのミーに少しは優しくすべきなんじゃないクマアアアアアアン?」
みれぃ「あっ。そろそろ始まるっぷりね~」
レオナ「私、そふぃさんのライブ生で見るの初めて」
ドロシー「ボクも!」
クマ「無視クマ!?」
ギュイイイイイイン
そふぃ「…」
キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
ソフィサアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!
みれぃ「そふぃさーん!!!!!」
そふぃ「良い子にしてたかしら?私の籠の小鳥ちゃん達」
ハーーーイ!!!
ドロシー「うーん…色気ならボクの方が断然に上なのに……何が悪いんだろ」
みれぃ「…」
そふぃ「私はそんなに、良い子じゃなかったけどね…」
クールーーー!!!!!!
レオナ「やっぱり素敵だなぁ、そふぃさん…」
そふぃ「愛しい私の小鳥ちゃん達に、この歌を…」
そふぃ「『太陽のフレアシャーベット』」
~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪
テーテーテーテテテテテーテーテテテテテーテーテテテテ デン デン デン
アイオービルタイヨウノフレアーシャーベット カンカクハムジュウリョクニシテ…
テーテーテーテーテテ テン
~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪
キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
そふぃ「!」
そふぃ「あれは確か、この間の…レオナちゃん」ボソッ
みれぃ「何度見ても憧れるぷり…そふぃさんのライブ」
レオナ「そうだね…」
ドロシー「すっげーっ。ザ・クール!って感じ!」
みれぃ「ドロシーも何だかんだでそふぃさんのこと認めてるぷりね」
ドロシー「まっ…!まあね」
レオナ「一度は私達もああいうクールなライブやってみたいなぁ、って思っちゃうよね」
みれぃ「そうぷりねぇ…。思えばいつもポップかラブリーのコーデでライブしてたから。クールなコーデでライブしたことなんて一度もなかったぷり」
ドロシー「そうだ!じゃあさ、このあとホリックトリックのコーデでも見に行こうよっ」
クマ「ホリックトリック…そふぃのブランドクマね」
ドロシー「で、明日のライブはそのコーデで行こう!」
みれぃ「それは良いアイディアだけど…このあとの練習はどうするぷり?元々息抜きで来た訳ぷり」
ドロシー「まあまあ、今日はいいじゃん?どうせ時間はまだたっぷりあるんだし」
レオナ「私も、ドロシーに賛成かな」
みれぃ「そこまで言うなら…わかったぷり」
ドロシー「わーい!やったー!」
みれぃ「ただし!また明日からはちゃんと練習することぷり!」
ドロシー「はいはい…わかってるってば、もー。それじゃあ早速、レッツゴー!」
みれぃ「ああっ!待つぷりー!」
レオナ「二人とも…!って、あれ…?」チラッ
そふぃ「…」ジッ
レオナ「……?」
そふぃ「! …」プイッ
レオナ(あれ…?今、そふぃさんがこっち見てたような…?)
みれぃ「レオナー?!何してるぷり?レオナも速く来るぷりー!」
レオナ「あっ…うん!」タッタッ
レオナ(気のせい…だよね)
そふぃ「…」
続く
以上です。更新が遅くすみません
みれぃ「と、いうわけで!まずはみれぃの選んだコーデ!」
みれぃ「オータムリーフグレープコーデぷり!」ババーン
ドロシー「ふうん。ま、悪くないんじゃない?」
レオナ「実りの秋にぴったりだね」
みれぃ「ぷりぷり。ホリックトリックらしい紫と黒の大人っぽいベースのワンピースとシューズに、私達らしいポップな紅葉と秋の味覚!まさに私達にうってつけのコーデと言えるっぷり~」
クマ「このコーデ…何かミーにとってやな感じがするような………うっ、頭が痛いクマ…」
ドロシー「クマ、何言ってんの?それよりさ!このコーデのボク、首回りとか肩の辺りがお色気マックスー!じゃない?」ウインク
みれぃ「…」
クマ「…」
ドロシー「ふっふーん、ボクの色気がすごすぎて言葉も出ないかー!」
クマみれ「ないない」
みれぃ「色気ゼロぷり」
クマ「レオナの方が100倍セクシークマー!」
ドロシー「何でそこだけ息ぴったりになるのさ?!レオナもボクもおんなじくらいお色気マックスだよ!」
みれぃ「もう、クマってば、0は何倍しても0ぷりよ」
クマ「そうだったクマ」
ドロシー「…みれぃ、こういうときだけ毒舌になるよね」ジトー
みれぃ「ドロシーほどじゃないぷり」
レオナ「…あれ?でもこのコーデ、どこかで見たことあるような…」
みれぃ「ぷり?」
ドロシー「どういうこと?」
めが姉ぇ「ああ、そのコーデですか?」ヒョコッ
ドロシー「うわぁっ!?めが姉ぇ?」
クマ「いきなり現れたからびっくりしたクマ」
みれぃ「このコーデがどうかしたぷり?」
めが姉ぇ「そちらはキャンディアラモードのコーデの色ちがいとなっております」
レオナ「ああ、それで見たことあったんだ…」
ドロシー「キャンディアラモードって、みれぃの…」
みれぃ「…そうなんぷり?」
ドロシー「知らなかったのかよ!?」
みれぃ「確かにキャンディアラモードっぽいなーとは思ったぷり」
ドロシー「っていうか、色ちがいならわざわざホリックトリックのコーデ着る意味ないし…」
みれぃ「そんなこと言ったら色ちがいのコーデなんていっぱいあるぷり」
レオナ「それは言っちゃダメだよぉ…」
ドロシー「次はボクね!」
ドロシー「じゃーん!お色気MAX!ブライトグリーンマジシャンコーデ!」
みれぃ「みれぃは黒基調のバニーマジシャンコーデぷり」
ドロシー「これなら色ちがいでも全部ホリックトリックだし、どうかな?」
ドロシー「ちなみにポイントはセクシーな網タイツ!」
みれぃ「そう…ぷりね」
ドロシー「でしょでしょ?ボクの色気もより際立つしねっ」
みれぃ「だから色気はないぷりよ」
ドロシー「だーかーらー!あるだろー?!まったく。ボクの色気がわかんないなんて、みれぃもお子様だなぁ」ヤレヤレ
みれぃ「勝手に言ってるぷり…。で、レオナは?」
ドロシー「そういえば戻って来ないね。おーい!レオナー!」
みれぃ「早く出てくるぷりー」
レオナ「う、うん…でも…」ヒョコッ
クマ「不具合でもあったクマ?」
レオナ「ううん…で、でも…」
レオナ「ちょっと恥ずかしくないかな…///」イロケマックスー
みれぃ「お、おお…」ドキドキ
クマ「セクシークマ!!」
ドロシー「さっすがレオナ!ボクと似てお色気マックスだね!!」イロケリラックスー
レオナ「そ、そうかな…///」
ドロシー「そうだよそうだよ!」
クマ「レオナの色気が少しでもドロシーにあれば良かったのにクマねぇ…」
みれぃ「色気で弟に負ける姉もこの双子ぐらいぷりね」クスッ
ドロシー「今何か言った?」チッ
みれぃ「ふふ、何でもないぷり~。とりあえずこのコーデは保留で、次のコーデいくっぷりー!」
…
レオナ「クラシカルハートコーデ。ハートとレースがいっぱいで、とっても可愛いんだ」ニコニコ
ドロシー「へー、これはそふぃさんっぽいね!」
みれぃ「ぷり。ホリックトリックの王道って感じぷりね」
レオナ「次は…―――――」
ワイワイ
一時間後
ドロシー「これで全部?」
みれぃ「私はもうないぷりよ」
レオナ「私も」
ドロシー「うーん。いっぱいあって迷うなぁ…」
クマ「何度もみれぃとドロシーが言い争いをするから、途中からどんどんコーデが増えていったクマ…」
ドロシー「仕方ないじゃん。みれぃがボクの選んだコーデに文句つけるんだもーん」
みれぃ「そっちだって文句つけてたぷり!」
ドロシー「ソウダッケー」
みれぃ「ここはファッションセンス抜群のみれぃが選んだ!」
ドロシー「いやいや、やっぱりみれぃに足りないのは色気だと思うんだよね。お色気マックスのボクが推薦するバニーマジシャンコーデで…」
みれぃ「自分も色気ないくせに…」
ドロシー「なんだとー!?」
ギャーギャー
親衛隊「…それから、こちらの―――」
そふぃ「…」ジー
定子「…そふぃ様?」
そふぃ「いえ…。少し騒がしいわね、と思って」
定子「ああ、あちらですか?……!!」
定子(あれは…!確かこの間、そふぃ様がライブをご覧になっていた………!)
ちゃん子「そふぃ様の気に障られるようなら、ちゃん子が静かにさせてきますちゃんこ!」
そふぃ「いいわよ、ちゃん子ちゃん。特に気分を害したという訳でもないわ」チラッ
ギャーギャー
そふぃ「…私、少しあっちの方へ行ってくるわね」スタスタ
定子「あっ…!そふぃ様!お気をつけてー!!」
ちゃん子「定子ちゃん。あの人達がどうかしたちゃんこ?」
定子「どうもこうも…!ほら、覚えてない?この間、そふぃ様が見られていたプリパラTVに出ていた三人組よ!」
ちゃん子「! 思い出したちゃんこ!」
ギャーギャー
ドロシー「だーかーらー!絶対こっちの方が良いってばー!」
みれぃ「こっちぷり!」
ドロシー「お色気ー!」
みれぃ「クール&ポップぷりー!」
レオナ「ふ、二人とも、早く帰らないと…」アワアワ
クマ「もうどっちでも良いクマ…」
みれドロ「クマは黙ってて(ぷり)!」
クマ「クマっ!?クマ…」
スタスタ
レオナ「もう、ドロシーもみれぃも、自分の意見を譲らないんだから…って」チラッ
そふぃ「どうしたの?」シャララーン
ドレみ「?!」カチーン
クマ「…」ポカーン
レオナ「そっ…」
ドロシー「そふぃさん!?」
みれぃ「ぷり?!」
そふぃ「コーデがいっぱい…」
みれぃ「ドロシー、どうしてそふぃさんがここに?」ボソッ
ドロシー「ボクに言われてもわかんないってば!」ボソッ
そふぃ「もしかして三人共、ライブで着るコーデで迷っていたのかしら?」
レオナ「だ、大体そんな感じです…」
みれドロ(着たいコーデで揉めてたなんて言えない)
そふぃ「どれもホリックトリックなのね」
みれぃ「そそそうっぷり~。たまには普段着ないブランドのコーデに挑戦してみようと思ってー」
そふぃ「…」ジー
ドレみ「…」
そふぃ「うーん…」ジー
みれぃ「そ、そふぃさん!?ちょっと近すぎるぷり!」///
レオナ(よくわからないけど……)
ドロシー(凄いボクたちのこと見てる―――?!??!)
そふぃ「…そうだわ!」ガサゴソ
みれぃ「???」
そふぃ「確かここに…あれ?………あった。はい」
みれぃ「ど、どうもぷり」
ドロシー「なにそれ、プリチケ?見せて見せて!」
レオナ「これもホリックトリックの…」
そふぃ「レオナちゃんたちにはそれが似合うと思うの」
みれぃ「それって…これを?」
そふぃ「ええ。あげるわ。いらなかったら使わなくてもいいから」
ドロシー「あ、ありがと…うございます」
そふぃ「それじゃあね」スタスタ
みれぃ「…行っちゃったぷり」
ドロシー「なーんか不思議な人だったなー」
レオナ「そのコーデ、貰っちゃったね」
みれぃ「やっぱりこのコーデでライブに…出るぷりよね」
ドロシー「まあさ、可愛いコーデ貰えてラッキーだねっ!」
みれぃ「それもそうぷりね!」
ドロシー「明日は早速このコーデでライブだー!」
レオナ「うんっ」
みれぃ「おー!!」
レオナ(そういえば、どうしてそふぃさんは私の名前を知ってたんだろう?)
翌日
ドロシー「さっ!今日もライブ頑張ろー!」><
らぁら「ドロシーさん、今日は一段とハイテンションですね!」
みれぃ「実は昨日ね、今日のライブの衣装を選んでいたらそふぃさんが来て。なんと私達の衣装を選んでくれたの。それでドロシーったらすごくご機嫌なのよ」
らぁら「へー、そうなんだ」
ドロシー「べ、別に。ボクはいつもテンションMAXだよ」
レオナ「ドロシー、昨日の帰りスキップで鼻歌歌いながら帰ってたもんね」
みれぃ「ほら」フフッ
ドロシー「もう、レオナ~」
レオナ「ごめんごめん」
らぁら「って!そふぃさんが!?」
みれぃ「反応が遅いぷり!」
ドロシー「みれぃぷり出てんぞー」
らぁら「あのそふぃさんに話しかけてもらえるなんてすっごーい!」
ドロシー「だろー?ふっふーん、それだけドレミスマイルの認知度も上がったってこと」
みれぃ「しかもそふぃさん、レオナの名前まで知ってたわよね」
らぁら「はえー、有名なんですね!レオナさん」
レオナ「う、うん…?」
ドロシー「レオナを知ってるってことはボク達一人一人も知ってるってことかぁ」
みれぃ「そうかどうかはわからないけど」
みれぃ「でも、私達の認知度が上がってきているのは事実よ」ガサゴソ
ポチポチ
みれぃ「これを見て」
らぁら「わー!この写真のケーキおいしそー!」
ドロシー「ほんとだ。甘い物食べた~い」
みれぃ「そこじゃなくて!」
レオナ「グラフ?」
みれぃ「このグラフはドレミスマイルの世間に置ける認知度、プリパラアイドルでの人気度、いいねの割合を数値化したものよ。デビューしてからその後もじわじわ特にこの数週間でデビューした頃の三十割増加しているわ」
レオナ「私達、ここまで成長してたんだ…」
みれぃ「何言ってるの、まだまだこれからよ」
レオナ「そうだね。もっともっと頑張らなくっちゃ」
ドロシー「それじゃあ!今日もライブだー!」
らぁら「あたしも!ドレミスマイルの応援に気合い入れて―――かしこまっ!」
テレレー
めが姉ぇ『コーデの数だけ、マイチケをスキャンしてね!』
ピロリロリン♪
ピロリロリン♪
めが姉ぇ『お友達のトモチケも、スキャンできるよ!』
ピロリロロロン
めが姉ぇ『コーデチェンジ、スタート!』
キラーン
めが姉ぇ『今日のドレミスマイルは、ちょっぴりクールで愛らしいキャットメイドコーデ!手足のもこもこがとってもキュート!』
プリパラープリパラー
みれぃ「キャットベルコーデ!ぷりっ!」
めが姉ぇ『やんちゃなドロシーちゃんは、キャットメイドマカロンコーデ。スカートについた尻尾が揺れて魅惑的ね!』
プリパラープリパラー
ドロシー「にゃんこメイドマカロンコーデ!イエイッ!」
めが姉ぇ『レオナちゃんには、可愛らしい白猫のホワイトキャットコーデ!淡い色合いが、女の子らしいレオナちゃんにぴったり!』
プリパラープリパラー
レオナ「ホワイトキャットコーデ!えへっ」
プリパラープリパラープリパラープリパラー
テッテッテッテテテテテテテテテーン
…
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
レオナ「皆、今日も見てくれてありがとう…!」
みれぃ「これからも応援よろしくっぷりー!」
ドロシー「そふぃさんもありがとー!」
「…そふぃさん?」「え?なになに?」「ドレミスマイルって、そふぃさんと仲良かったり?」「見に来てたりするのかな?」
みれぃ「ドロシー!ざわざわしてるっぷりよー」
ドロシー「いいじゃんいいじゃん、炎上商法!ってやつだよっ」
みれぃ「全然意味が違うぷり」
レオナ「あっ、あの…!実はそふぃさんには今日のこのコーデを選んでもらって…!」
「あのコーデ?」「それでホリックトリックなんだー」「可愛いよねー」
レオナ「見てるかわからないけど、ありがとうございました!!」
みれぃ「……と、いうわけぷり」
ドロシー「みれぃは何も説明してないだろ!」
みれぃ「ぷ、ぷりー」
ドロシー「ふー、疲れたねー」
みれぃ「今日はいつも以上に踊ったっぷりー」
レオナ「ふふっ、みれぃってば首のところ汗かいてるよ」フキフキ
みれぃ「あっ。ありがとっぷりー!相変わらずレオナが気がきくぷりね」
ドロシー「ずるいぞみれぃー!レオナ、ボクも拭いてー」
レオナ「はい」フキフキ
みれぃ「…にしても、本当に成長したぷりね」
ドロシー「は?さっき学校でまだまだこれから、って言ってたじゃんかー」
みれぃ「そうじゃなくて。レオナのことっぷり。あんな風に自分から…輝いてたぷり」
ドロシー「なんだよそれ」
レオナ「?…そうだね」
クマ「ドロシー!レオナー!みれぃー!」フヨフヨ
レオナ「クマさん!」
みれぃ「今日初めて見たぷり」
ドロシー「何やってたんだよー」
クマ「いやあ、悪かったクマ…でもこれはドレミスマイルの将来を」
みれぃ「ドレミスマイルの将来!?いいから早く言うぷり」ギュッ
クマ「ぐはぁっ!は、離すクマ…なんと!」
ドロシー「なんと?」
クマ「ドレミスマイルにプリパラTVの特別番組への出演オファーが来てるクマー!」
レオナ「プリパラTV…」
ドロシー「特別番組…」
みれぃ「出演…オファー」
ドレみ「ええええええええ!?」
ドロシー「ねえ!聞いた聞いた?!」
レオナ「うん!プリパラTVだって!」
みれぃ「いよいよ私達も…!注目されてる証っぷり!」
クマ「これに出れば、アイドルグランプリの宣伝にもなるクマ。それで―――」
ドロシー「もっちろん、出るに決まってるじゃん!ねっ、レオナ」
レオナ「うんっ」
クマ「その返事を待っていたクマ!番組の収録は三日後!心してかかるようにクマ」
みれぃ「はーいっぷり~」
そふぃ「みれぃちゃん、ドロシーちゃん、レオナちゃん」
みれぃ「!!」
ドロシー「!?!!?そそそそそそそふぃさん!?」
レオナ「ドロシー、リラックス~」
そふぃ「さっきのライブ、見ていたわよ」
みれぃ「ありがとうっぷり~」
そふぃ「開放的で―気持ちの良いライブだったわ。これ…」パキッ
そふぃ「パキりましょう?」
ドロシー「ボクのプリチケボクのプリチケ…」
ドロシー「パ、パキってあげないこともないけど!」パキッ
みれぃ「私も!」パキッ
レオナ「は、はい」パキッ
そふぃ「ありがとう。応援しているわ」
レオナ「ありがとうございます…!」
そふぃ「それと、三日後のプリパラTV、私も出るからよろしくね」
みれドロ「…え?」
スタスタ
レオナ「そっ、そふぃさん!」
そふぃ「レオナちゃん。どうしたの?」
レオナ「昨日の―――どうして私の名前を知っていたんですか?」
そふぃ「…皆、最近人気出てきてるから知っているだけよ」
レオナ「そうですよね…。あの、もう一ついいですか?」
そふぃ「いいわよ。気にしないで言って頂戴」
レオナ「もしかして、前にどこかで会ったりとか…」
そふぃ「!」ビクッ
そふぃ「…」
レオナ「してないですよね、私の勘違いかな。えへへ」
そふぃ「ねえ、レオナちゃん」
レオナ「?」
そふぃ「例えばだけど………そうね。海の中にとある海月さんがいたとするわ。その海月さんは海月なんだけれどね、周りからは海月ではない―――海の中のアイドルみたいな存在で。だけど、本当は海月さんは海月だから皆に見えないところでふよふよ浮いているの。海月さんを海月だと知っているヒトデさんは絶対に正体を明かしてはいけない、皆から幻滅されてしまうよって言うから、その言葉を守ってずっと正体を隠していたわ」
そふぃ「でもある日、海の中の誰もいないところをふよふよしていたらぐったりしてしまって、そこを心優しい亀さんに助けられた。急いでヒトデさんのところに戻ろうとしたら、その亀さんは言ったの。ふよふよ浮いている姿が素敵だって」
レオナ「はあ」
そふぃ「海月さんは次第に皆に正体を明かそうと思うようになっていたわ。けれどヒトデさんはずっと正体を明かさないように必死に守ってくれるから、やっぱりこのまま海の中のアイドルでいて、ふよふよ浮いている本当の自分を隠し続ければならないのかな…って」
そふぃ「やっぱりこの海月さんが、本当は海月でふよふよ浮いているって明かしたら、それまで仲良くしてくれた海の仲間は幻滅して、離れていっちゃうのかなって」
レオナ(正体…幻滅…)
??『今の私の正体を教えちゃいけないって言われてるから...』
レオナ『正体って...みれぃみたい。あの、どうしてですか?』
??『見たらきっとがっかりする...』
レオナ「わ…私にはよくわからないけど…。海月さんは海月さんだもん。正体を明かしても幻滅する人はいるかもしれないけど、同じ海の仲間だから受け入れてくれる―――と思います」
そふぃ「…そう」
そふぃ「ごめんなさい。ありがとうね、レオナちゃん」
レオナ「い、いえ!こちらこそありがとうございました!」
そふぃ(海月さんは海月さん、わたしはわたし)
そふぃ(…そうよね)
レオナ「三日後はよろしくお願いします!」
そふぃ「うん」
三日後
めが姉ぇ「それでは、収録を始めまーす」
ドロシー「きたきたあ!ついにドレミスマイルTVデビューだー!」
みれぃ「この日のためにバッチリ計算してきたぷり!」
ドロシー「へへー、TVでもボクたち双子の抜群コンビネーションを見せつけてやる!ねっ、レオナっ」
レオナ「ドロシーがそういうなら」
ドロシー「あ、みれぃもね」
みれぃ「ついでみたいに言うなぷり」
ちゃん子「そふぃ様をプリパラTVにちゃんこ!?」
ウサギ「いやあ、断ろうと思ってたのにうっかり受けてしまったウサ…そふぃちゃんはこんなくだらない番組に出てる暇なんて…」
そふぃ「大丈夫よ、ウサギさん」
定子「そうです!何かあれば私達がフォローしますから!」
ウサギ「番組の内容としては、他のプリパラアイドルと二人組でクイズや障害物競争、優勝した二人にはライブ権が与えられる、というものらしいウサが…。ボロを出さないか心配ウサ」
親衛隊「二人組ですか…」
定子「我々は観客席から見守っていますので…いざというときはお助けします」
そふぃ「嫌ね。皆心配しすぎよ。私だってもう中学二年生よ?」
ウサギ「ウサ…」
めが姉ぇ「お伝えした通り、皆さんにはクジをひいて二人組を作ってもらいまーす」
みれぃ「ふ…二人組ぷり?そんなの」
ドロシー「はああああああああああ!?くじ引き!?そんなの聞いてないよー!ボクはクジなんてひかずにレオナと組むからな!」
めが姉ぇ「引いてください」グイグイ
ドロシー「ひいっ!?」
めが姉ぇ「システムですから」ニコニコ
ドロシー「ちぇっ…わかったよ」
レオナ「そういえば私達、全然番組の内容とか知らなかったね」
みれぃ「そもそも聞いてないぷり…」
レオナ「…あっ」
みれぃ「クマあああああああああ!!!!!」
くじ引き結果
みれぃ-ななみ
ドロシー-のどか
ドロシー「レオナと一緒じゃ…ない…」
みれぃ「ピンクアクトレスのななみちゃん!ファンですぷり!!」
ななみ「キュピコン!」
のどか「よろしく、ドロシーちゃん」
ドロシー「ふん。せいぜいボクの足を引っ張らないようにね」イライラ
レオナ「ど、ドロシー。駄目だよそんなこと言っちゃ」
ドロシー「レオナは誰となの?」
レオナ「それが…私は赤なんだけど、赤の人がいなくて…」
ドロシー「!このクジがおかしいんだよ!もう一回仕切り直しだよ!!めが姉ぇー!」
めが姉ぇ「あと一人がまだ来ていないので、レオナさんはその人と組みます」
ドロシー「そんなぁ」
レオナ「まだ来てないって…収録開始までもう時間が」
ウサギ「待たせてごめんウサ~」フヨフヨ
めが姉ぇ「そふぃさん。あなたはレオナさんと組んでください」
そふぃ「ええ」
ドロシー「なーんだ。そういえばそふぃさんがいないなーって思ってたら」
そふぃ「よろしくね、レオナちゃん」フフッ
レオナ「はい!」
ドロシー「……な、なんか…レオナとそふぃさん…仲良くない?」アセアセ
みれぃ「レオナに友達が増えるのは良いことぷり」
ドロシー「良くなああああああああああああい!!!」
みれぃ「ドロシーはレオナ関連のことでは相変わらずっぷりね~」
ドロシー「うるさい!」
みれぃ「ぷり~」
めが姉ぇ「えー。出演者が揃ったので、収録準備に入ってくださーい!」
………
……
…
めが姉ぇ「すごい!そふぃさん、シルエットクイズ全問正解です!!」
「流石そふぃ様あああああ!」「クール~!」「ちゃんこぉ!」
ななみ「逆転されたきゅぴこん…」
みれぃ「梅干しの産地なんてわかんないぷり」
ドロシー「あんなんわかるわけないじゃん!何あの梅干しシリーズー!ズルだズルー!」
レオナ「梅干し、詳しいんですね」
そふぃ「まあね」
レオナ(梅干し……)
??『ぷしゅ~』
レオナ(やっぱりあの人のことが思い浮かぶなあ…)
レオナ「レッドフラッシュ……」ポツリ
そふぃ「っ」ビクッ
めが姉ぇ「それでは、次のコーナーまで10分休憩でーす!」
「ふーっ」「アタシ、楽屋にちょっとアレ取りに行ってくるー」「外の空気吸ってこよっかー」
そふぃ「次のコーナーも頑張りましょう!」
レオナ「はいっ」
定子「なんとか無事に終わりましたね……」
ちゃん子「まだ最後のコーナーがあるちゃんこ」
ウサギ「見てるだけで疲れたウサ…」
親衛隊「このままいけばそふぃ様とあのピンク髪の子が優勝ですね」
定子「あの子、ドレミスマイルの――」
ちゃん子「レオナって子ちゃんこ?」
定子「あの一件以来、そふぃ様はドレミスマイルの中でも特にあの子を気に入られてるご様子なのよね」
ちゃん子「そふぃ様のお気に入りちゃんこ?」
定子「どうしてあんな子が……」ぐぬぬ
ウサギ「?どうしたウサ?」
定子「いっ、いえ!何でもありません、ウサギマネージャー!ええ!」
ちゃん子「ちゃ、ちゃんこっっっ!」
…
めが姉ぇ「では、収録再開します!スリー、ツー、ワン……スタート!」カチンッ
めが姉ぇ「続いてのコーナーは、アイドル障害物競争!」
めが兄ぃ「これが最後のゲームになります。なお、このゲームで一位だった二人組には100ポイントが入ります!」
ズコーッ
ドロシー「ちょ待てよ!今までボクたちがクイズ頑張ってきたのは何だったんだよ!それならこれだけでいいじゃん!」
めが姉ぇ「皆さんスタート位置についてくださーい!」
ドロシー「無視すんなー!」
みれぃ「こういう番組のお約束ぷり」
ななみ「頑張っキュピコンキュピコン!」
そふぃ「ついてきてね、小鳥ちゃん!」
レオナ「そふぃさん…!」
めが姉ぇ「それでは!位置にーついてー」
めが兄ぃ「よーい……どん!」パァンッ
ドロシー「いくぞー!ボクがいっちばーーーん!うおおおおおお!」テクテクテク
のどか(ドロシーちゃん元気だなぁ)テクテク
みれぃ「みれぃの計算によると、序盤で一気に差をつけるっぷり!!」
ななみ「きゅっっっぴこーーーーーん!」
めが兄ぃ「第一関門はパン食い競争!」
みれぃ「みっ!みれぃはメロンパンが食べたいぷり!!」
ななみ「きゅぴこんきゅぴこんきゅっぴこーん!」
ドロシー「先にメロンパンいっただきー!」ピョンッ
みれぃ「負けてられないぷり!ななみちゃん!加速するキュピコン!」
ななみ「了解キュピコン!」
「えいっ」ピョンッ
ピョンッ
ピョンッ
レオナ「わ、私達も!」
そふぃ(パ……パン食い競争―――――)
ウサギ「パ、パン食い競争なんて聞いてないウサ―――!?!!?」
定子「そふぃ様が甘いものを召し上がると、レッドフラッシュの効力が切れてしまうわ!」
親衛隊「あわわわわ、どうしましょう!?」
ウサギ「そふぃちゃんがパンを食べさせる前に、今すぐ番組収録をやめさせるウサ!」
ちゃん子「無理らしいちゃんこ!」
ウサギ「ウッサあああ!も、もうこうなったら―――電気を落とすしか!」
親衛隊「で、でもそんな……」
定子「私が行くわ!」
レオナ「んっ」ピョコッ
そふぃ「はぁ…はぁっ…」ピョンッ
そふぃ「?!」モグモグ
定子「間に合…っ、間に合って!」ブレーカーカチー
カチンッ
そふぃ「っ、だめ……ぷ~しゅ~」
ザワザワ
レオナ「!?電気が!」
レオナ「そ、それよりも今…ぷしゅーって…」
そふぃ「ぷしゅ~」
レオナ「!!!」
そふぃ「疲れた……」フラアッ
レオナ「きゃ、危ない!」ガシッ
そふぃ「ぷしゅ……ありがと~…」
めが兄ぃ『只今停電の原因を調べますのでしばらくお待ちください』
レオナ「そふぃさんが、あの梅干しピザのお客さんだったんですね」
そふぃ「…がっかりした?」
レオナ「いっ、いえっ!がっかりなんて全然―――というか、びっくりしました…」
そふぃ「私…昔から体力がなくて…」
そふぃ「だから、レッドフラッシュでクールモードのそふぃになるの…」
レオナ「どうして梅干しであんなにシャキーンって……」
そふぃ「わからないわ…ただ、ファンシーモードの…ダメダメな私は見せるな、ってウサギさんが」
そふぃ「だって、こんなダメダメな私なんて…」
レオナ「そ、そんなことないです!!!」
そふぃ「レオナちゃん…?」
レオナ「どっちのそふぃさんも素敵です……!」
そふぃ「え…」
そふぃ「…ありがとう。そんなこと言ってくれたの…レオナちゃんが初めて…」
レオナ「なんかごめんなさい…///」
そふぃ「どうして謝るの…?」
レオナ「そっ、そうですよね…」
そふぃ「レオナちゃん。もし、本当の私を明かしても…皆、受け入れてくれるかな」
レオナ「……はい。きっと!」
ななみ「今のうちに!早くきゅぴこん!!」
みれぃ「ぷりっ!…………ん?」
みれぃ「っ―――」クルッ
ななみ「?きゅぴこん?」
レオナ「みれぃ…!」
みれぃ「今のうちに髪を整えるぷり!」サッ
ドロシー「ボクにも任せてよね!」
レオナ「ドロシーまで」
そふぃ「二人も…私を見て、がっかりしないの…?」
ドロシー「そふぃさん、あんなに凄いもん。何か裏があると思ってたよ」
みれぃ「ドロシー!」
ドロシー「うっ…ごめんなさい」
みれぃ「驚いたけど―――今はそれどころじゃないぷり」
ドロシー「ま、レオナの友達はボクたちの友達だしね。レオナだけじゃなくてボクたちにも任せといてよっ」
そふぃ「ドロシーちゃん、レオナちゃん…ありがとう」フフッ
定子「遅れてしまって申し訳ありません!そふぃ様、レッドフラッシュです!」ポイッ
そふぃ「定子ちゃん!」パクッ
ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ
そふぃ「行くわよ、レオナちゃん!」シャキーン
レオナ「はい!」
ドロシー「…すごい変わり様」アセッ
カチッ
みれぃ「電気がついた!みれぃ達も急ぐぷり!」
ドロシー「ボクも行かなくちゃ!」
…
……
………
めが兄ぃ「会場の電気が復旧しました。優勝は―――」
めが姉ぇ「そふぃさんとレオナさんです!」
レオナ「やったぁ!」
そふぃ「できるわね、ライブ」
レオナ「あっ……そ、そふぃさんとライブ…」
ドロシー「レオナがボク以外の子とデュオライブ…うう」
みれぃ「何言ってるぷり。ドロシーはもうとっくに私とデュオライブやってるぷり」
ドロシー「それはそうだけど……それはそうだけどさあ!ボクのレオナがあああああああ!」
みれぃ「ドロシーは、レオナ関連のことでももっと成長するぷり…」
プリズムストーン前
そふぃ「今日はありがとうね。ドロシーちゃん、レオナちゃん…それから………誰?」
みれぃ「がくっ!」
みれぃ「わ、私……みれぃです。………ぷ…り…///」
ドロシー「ぷり(笑)」プッ
みれぃ「ドロシー、うるさいわよ!///」チケットピシーン
ドロシー「校則違反してないじゃん!職権乱用だー!」
そふぃ「ドレミスマイルの三人を見てて思ったわ。私もあんな風に仲良く三人組でチームを組みたいって」
レオナ「えへへ…」
そふぃ「私も、いつか本気でチームを組みたいと思えるような友達を見つけるわ」
ドロシー「じゃっ、その時はライバルだね!」
みれぃ「上級生に喧嘩を売ってはならない!」ピシーン
ドロシー「最近いいんちょーチケット貼りすぎだよ!」
みれぃ「そうかしら?」
そふぃ「―――ふふっ」
そふぃ「籠の中の小鳥だった私は、もうおしまいにするわ」
レオナ「そふぃさん…」
そふぃ「本当にありがとう。今日のライブ、最高に楽しかった」
そふぃ「学校で、また会いましょう」ファサッ
ドレミ「はい!」
みれぃ「これで、アイドルグランプリまで残り一週間ね!」
ドロシー「絶対ドレミスマイルが優勝してやる!」
レオナ「そういえば南委員長、あのピンクアクトレスの白井ななみさんと組んでたよね」
みれぃ「ああ、あの子ね…。悪い子じゃないんだけど……ちょっと苦手だわ」
ドロシー「えー、みれぃも似たようなもんじゃない?」
みれぃ「どういう意味かしら?」ゴゴゴゴゴ
ドロシー「どういう意味だろうねー♪」スタスタ
みれぃ「あっ、こら!」スタスタ
ドロシー「せっかくだし、このまま走って帰ろー!」
みれぃ「まったく。障害物競争で疲れたっていうのに……」
レオナ「ドロシーがそういうなら!」
続く
翌日朝 北条宅
コスモ「そふぃ!コズミックおはよう!」
シーン
コスモ「プリパラに用があるから今日は私と一緒に……」
コスモ「あれ?そふぃー?どこにいるのー?」
コスモ「…」
コスモ「……そふぃの靴がないわ!」
そふぃ「お姉さま…ごめんなさい…。でも、私…籠から出たいから…」ボサッ
そふぃ「まずは一人で…プリパラに行ってみせるわ」フワフワ
「何あれ、北条そふぃのコスプレ?」「本人じゃね?」
そふぃ「今までずっと親衛隊の皆とプリパラに行ってたもの…道だって覚えてるわ」
………
……
…
みれぃ「ワン、ツー、スリー、ワン、ツー、スリー!ぷりっ!」
ドロシー「ワン、ツー!」
レオナ「ワン、ツー…!」
みれぃ「ここでターン!」クルッ
ドロシー「もっともっと頑張るぞー!」
みレ「おー!」
ピロリロリロピロリロリロ
ドロシー「誰かプリパス鳴ってるぞー」
みれぃ「、私のぷり。栄子ちゃんからみたいぷり」ポチポチ
栄子『もしもし。みれぃちゃん、元気?』
みれぃ「うん、今日もみれぃは元気ぷり!今、丁度ドレミで練習してたとこぷり」
らぁら『あたしもいるよ!』
ドロシー「おー、らぁらじゃん。やっほー」
栄子『アイドルグランプリまであと一週間切ったもんね』
らぁら『パパのパスタ特製ピザを作ったから、栄子ちゃんに今から持って行ってもらうところなんです!食べてください』
レオナ「いつもありがとう、らぁらちゃん」
栄子『練習の邪魔になるといけないから、もう切るね。三十分後ぐらいに届けられると思うから』
らぁら『三人共頑張ってください!』
みれぃ「わざわざありがとうっぷり~」
ポチッ
ドロシー「それじゃあ、栄子が来るまでまた練習だー!」
ウラノウラソノウラギャップリプリプリップーアイサレターイノーヨー
…
らぁら「じゃあね、栄子ちゃん!」
栄子「らぁらちゃんも、気を付けて帰ってね!」
らぁら「さっ、頼まれた物買って帰らなくちゃ」タッタッタッ
そふぃ「ぷしゅー…う~ん、こっち……?それともあっち……??」フラフラ
らぁら「あー!!!梅干しピザの人!!!!!」
そふぃ「!あなたは、パパのパスタの…」
らぁら「らぁらです!かしこまっ!」
そふぃ「らぁらちゃんっていうのね」
らぁら「あの……こんなところでどうしたんですか?」
そふぃ「今日は、一人でプリパラに行こうと思ったんだけど…どっちに曲がればいいのかわかんなくなっちゃって…」
らぁら「プリパラなら、あっちに曲がって……そうだっ!あたしも一緒に行きましょうか?」
そふぃ「ううん。ありがとう、気持ちは嬉しいけど……今度こそ一人で行きたいから……」
らぁら「?ならよかったです!またピザの注文待ってますね!」タッタッ
そふぃ「あ~り~が~と~」
…
……
………
そふぃ親衛隊「そふぃ様がいなくなった!?!!?」
コスモ「そうなの。朝そふぃの部屋に行ったら、ベッドの中にいなくてね…。それで、玄関を見に行ったらそふぃの靴がなかったのよ」
ちゃん子「これは緊急事態ちゃんこ…」
親衛隊「でも、どうしてそんないきなり…」
親衛隊「もしかして一人でプリパラに……?」
ちゃん子「とりあえずGPSでそふぃ様の居場所を捜索するちゃんこ!」
定子「私も目撃情報を調べるわ!皆はここら辺の捜索を!」
そふぃ親衛隊「はい!!!」
定子「今まで、こんなことなかったのに……」
………
……
…
数時間後
そふぃ「あと、少し………………」フラッ
そふぃ「………ぷしゅ~」
バタッ
―――――――――――――――――
定子「運ぶわよ!」
親衛隊「せーのっ」ヒョイッ
―――――――――――――――――
そふぃ(あれ……っ?)
そふぃ(そっか…私、倒れちゃって……………結局)
プリパラ楽屋
そふぃ「ん……」パチッ
ちゃん子「そふぃ様がお目覚めちゃんこ!」
そふぃ「ここ…私の楽屋…?」
コスモ「どうして一人で行っちゃったの?!コズミック心配したんだから!」
そふぃ「ごめんなさい。私、一人でもプリパラに行けると思ったんだけど……やっぱり、私には無理だったみたい」
定子「とんでもありません!そういうことなら、その………私にご相談を」
ウサギ「そうウサ。そふぃちゃんは梅干しを食べないとダメダメなんだから、周りの皆に任せておくウサ」
そふぃ「うん…」
定子「…」キッ
ウサギ「そうそう。もうすぐアイドルグランプリウサね!そふぃちゃんが優勝するために、このウサギマネージャーがメンバーを連れてきたウサ~。さあさあ二人共、入ってウサ!」
そふぃ「えっ?」
ガチャ
ニュー「ニューだにゅ!」
ミュー「ミューだみゅ。二人合わせて…」
ニューミュー「ニューミューだにゅ!(みゅ)」
ウサギ「この二人はアイドル歴10年。しかもプリパラでも数少ない、メジャーランクのアイドルウサ。二人と組めばトップアイドルのライブにも出られるようになるし、今度のグランプリも優勝間違いなしウサ~!」
そふぃ『ドレミスマイルの三人を見てて思ったわ。私もあんな風に仲良く三人組でチームを組みたいって』
そふぃ『私も、いつか本気でチームを組みたいと思えるような友達を見つけるわ』
ニュー「よろしくにゅ!」
ミュー「同じチームのメンバー同士、仲良くしましょうみゅ」スッ
そふぃ「」スルー
ミュー「何あれ、挨拶もなしみゅ?」
ニュー「やな感じにゅ」
定子「すみません、そふぃ様は少し体調が悪いようで……」
ウサギ「今日はこのへんにするウサ!後日改めて親睦会をやるとするウサ~」フヨフヨ
チョ チョットマツニュー
ガチャ
そふぃ「ぷしゅ~…」バタッ
ちゃん子「ちゃんこ!」
定子「そふぃ様…………」
―――――――――――――――――
みれぃ(アイドルグランプリまで残り一週間を切った私達ドレミスマイルは、毎日毎日プリパラに来ては歌と踊りの練習をし、技を磨いていたぷり)
みれぃ(チームワークも深まってきたドレミスマイルがグランプリで優勝する時まであと少し)
みれぃ(自信満々にそう思っていた私達。私が話を耳にしたのは、そんなときだったぷり)
―――――――――――――――――
クマ「はい!ワン!ツー!ワン!ツー!」パンパン
ドロシー「みれぃまだ来ないのかなー」タンタン
レオナ「どうしたんだろうね?」
クマ「そこ、喋らないクマ!あと一日しかないんだから、みれぃが来るまで真面目にやるクマよ!!」
みれぃ「レオナ!ドロシー!たたたたた、大変ぷり!!!!!」バーン
ドロシー「遅いぞみれぃ!」
みれぃ「遅いとかそういう問題じゃないぷり!そふぃさんが!!」ゼエゼエ
レオナ「そふぃさんが、どうしたの?」
みれぃ「ほら!これを見るぷり!」ポチッ
めが姉ぇ『プリパラTVNEWS、続いてのニュースです。あの人気アイドル北条そふぃさんが、プリパラのメジャーランクアイドルnew&mewとチームを組んでアイドルグランプリに出ることを発表しました』
レオナ「そふぃさんが…」
ドロシー「アイドルチームを!?」
ドロシー「あっ!っていうことは……」
そふぃ『ドレミスマイルの三人を見てて思ったわ。私もあんな風に仲良く三人組でチームを組みたいって』
そふぃ『私も、いつか本気でチームを組みたいと思えるような友達を見つけるわ』
ドロシー「そふぃさんも、本気でチームを組みたい相手ができたってことだね!良かったじゃん!」
みれぃ「そういうことになるぷり。つまり!どういうことかわかるぷりね?!」
ドロシー「今からそふぃさんをお祝いしに行こうってことだね!」
みれぃ「そうそう、練習をやめて一緒にそふぃさんの楽屋に…って、違うぷりー!」
ドロシー「えっ、違うの?」
みれぃ「はぁ…。現在人気急上昇中のそふぃさんと組むのは、プリパラでも数少ないメジャーランクのベテランアイドル、new&mew。そのチームが私達と同じアイドルグランプリに出場するとなると……」
レオナ「…かなりの相手になるね」
みれぃ「そういうことぷり」
ドロシー「成程ねぇ……」
ウサギ『チーム名は当日のお楽しみウサ~。それと、明日のライブでそふぃちゃんが考えた新しいメイキングドラマを披露する予定ウサ。よろしく頼むウサ。うーっさっさっさっさっー!』
クマ「ウサギぃ!相変わらず嫌味ったらしい顔クマ…最近調子にのり過ぎクマぁ?!ぐぐぐぐぐぐぐぐ…………」
ドロシー「あれ?クマ、このウサギってやつと知り合いなの?」
クマ「知り合いもなにも、マスコットマネージャーの同期クマ…おのれウサギぃぃぃ!ミーがすぐ追い越してやるから覚悟してるクマよ!」
ドロシーみれぃ「クマうるさい(ぷり)」
クマ「しっかし…ウサギのヤツ、この前のはそういうことだったクマね」
レオナ「この前……?何があったの、クマさん?」
クマ「あー、5日前ぐらいクマね。ウサギのヤツがそのnew&mewを連れて楽屋に行くところをすれ違ったんだクマ」
クマ『クマ?ウサギ、その二人は誰クマ?そふぃはどうしたクマ?』フヨフヨ
ウサギ『この二人はプリパラでも希少なメジャーランクのアイドルユニット、new&mewちゃんウサが……ウササササ、もしかして知らなかったウサ?』
クマ『ししし、知ってたに決まってるだろクマ!』
ウサギ『怪しいウサね…。この二人となら、僕のそふぃちゃんももっともっとアイドルの高みを目指していけること間違いなしウサ~!今からそふぃちゃんのところへ連れていって顔合わせさせる予定ウサ。ま、クマはせいぜいデビューランクの下っ端アイドルのマネージャーがお似合いウサ!ウササササササササ!』フヨフヨ
クマ『今のは聞き捨てならんクマ!ドレミスマイルは!ぜっっっっったいに神アイドルになるクマあああああああああ!!!!!覚えてるが良いクマ!』
クマ「ってことがあったクマ」
みれぃ「クマ……」キュン
レオナ「二人共、それってつまり……ウサギさんが勝手に、そふぃさんのチーム組む相手を決めたってことじゃあ…」
ドロシーみれぃ「っ!!!」
クマ「?!え?何クマ?どうしたクマ?」
みれぃ「クマ、そのウサギとそふぃさんはどういう感じなのかわかるかしら」
クマ「みれぃ、素に戻って…………。…そうクマね、勝手といえばその通りクマ。そふぃのプロデュースは、ウサギに完全に自分に任せてるクマ」
ドロシーレオナ「やっぱり……」
レオナ「そふぃさん、あんなに悩んでて…それで」
みれぃ「自立しようと頑張ろうとしていた…でもそんなのって、可哀想じゃない。レオナ、ドロシー」ドロシー「待ってよみれぃ」
みれぃ「?」
ドロシー「それで、どうするつもりなのさ」
みれぃ「どうするって……そふぃさんのところに」
ドロシー「助けに行くってこと?確かに、そふぃさんは本気で組みたいと思えるような友達を見つけたいって言ってたけど、でも、ボクたちが助けてどうするのさ」
みれぃ「なにそれ。そふぃさんが籠の中にいたままで良いって訳?」
ドロシー「…ボクたちが助けて、そのメジャーランクアイドルと組まなくなっても、ボクたちがそふぃさんと組んであげられるわけじゃないんだよ?」
みれぃ「…!それは…」
ドロシー「それだと、ボクたちもそふぃさんに勝手を押し付けることになるだろ」
みれぃ「確かに……。、そうね、ちょっと冷静になるぷり」
ドロシー「ま、まあ?そふぃさん本人がどうなのかは、聞いてみないとわからないしさ……行くだけ行ってみようよ、そふぃさんのところ」
レオナ「うん!」ニコッ
みれぃ「ドロシー……うん!とりあえずそふぃさんの楽屋に行くぷり!」バタンッ
クマ「ちょっ、三人共、状況がよく掴めてないクマ……っていうか、練習はどうするクマああああ?!」
アトイチニチクマーーー
そふぃ楽屋前
ウサギ「そふぃちゃんに会いたい、ウサ?お断りウサ!」
レオナ「そこをなんとか…!お願いします!」
ドロシー「そうだそうだ!ちょっとぐらい会わせてくれたっていいだろ!ケチウサギー!」
ウサギ「ケっ…ケチッ……!?そふぃちゃんみたいな人気アイドルはお前たちみたいみたいな下っ端アイドルに会ってる暇なんてないウサ!ほら帰るウサ!」グイグイ
ドロシー「は?下っ端アイドル?ボクたち将来的には神アイドルになるから!!!」
ウサギ「はいはい、妄言はやめといた方が良いウサよ~」グイグイグイ
ドロシー「やめろー!離せーーー!」
みれぃ「そういえば、そんな簡単に会わせてくれるはずなんてなかったぷりね…」
レオナ「そんなぁ」
ウサギ「そふぃちゃんは今から新メイキングドラマお披露目ライブなんだウサ!どうしてもそふぃちゃんを見たいなら観客として見てるウサ!」
ドロシー「ああ、みれぃが見せてくれたプリパラTVNEWSで行ってたなー」
ウサギ「わかったらさっさとここから去るウサ!」ポイッ
バタンッ
みれぃ「ぷり……」
ドロシー「なんだよあの嫌味ったらしちウサギー!覚えてろよー!」ムッカー
レオナ「ドロシー、リラックス~」
ウサギ「やれやれ、最近の若いアイドルはマナーがなってなくて困っちゃうウサ~」
そふぃ「ウサギさん。今の子達って…」
ウサギ「そふぃちゃんには関係のないことウサ~。さっ、そろそろステージに行くウサよ!」
そふぃ「ええ。親衛隊の皆も、応援よろしくね」
定子「は、はい!」
バタンッ
定子「さっきの、またあの子達よね」
ちゃん子「そふぃ様、あのレオナって子とプリパラTVに出てから変わったちゃんこ」
定子「ちゃん子ちゃんも気付いてたのね。…そふぃ様は、今羽ばたこうとしている」
ちゃん子「でも、ウサギマネージャーが…」
定子「そう…。親衛隊の身分で、これ以上のことはできないし…どうしたものかしら…うーん」
ちゃん子「ちゃんこ……」
>>250
誤字訂正
嫌味ったらしち→嫌味ったらしい
ライブ会場
レオナ「結局、そふぃさんとは話せなかったね……」
みれぃ「ぷり…。でも、楽屋に行っても会わせてくれないとなると、話す機会が全然ないぷり。これが差ぷり」
ドロシー「そんなこと言うなよ!すぐにメジャーランクになって追い付いてなる!」
みれぃ「そうぷりね。そふぃさんもアイドルグランプリに出るってことで、とりあえず今回は敵情視察ということでぷり」
カッ
そふぃ「良い子にしてたかしら?私の籠の小鳥ちゃん達」
ハーーーイ
みれぃ「っ始まったぷり!」
そふぃ「私はそんなに、良い子じゃなかったけどね……」
クールー!!!!!
ドロシー「んー。いつもと変わんないように見えるけどなー」
レオナ「ほら、そふぃさん、クールモードだから……わからないよ」
みれぃ「ここから見た感じ、落ち込んだりしてるようには見えないぷり」
そふぃ「私の歌を聞きたい?」
ハーーーーーイ
そふぃ「愛しい小鳥ちゃん達に、この歌を…。今日は特別に新しいメイキングドラマを用意したわ」
そふぃ「『太陽のflare sherbet』」
テレレレレレテレレレレレテレレレレレデッデッデー
…
そふぃ「メイキングドラマ、スイッチオーン!」
みれぃ「きたぷり!新しいメイキングドラマ!」
レオナ「楽しみだね、ドロシー!」
ドロシー「レ、レオナがそういうなら」
レオナ「!」
そふぃ「助けて……!」
レオナ(鳥籠に閉じ込められたそふぃさん……)
みれぃ(これが表していることは、つまり―――)
カタッ…
そふぃ「あっ……」
コトッ
そふぃ「届かない、届かない―――――!」
…
テーレレレレレッテテン
観客「きゃああああああああああああ!!!」
観客A「新しいメイキングドラマもステキだったー!」
観客B「うん!さっすがそふぃさんだね~」
定子「あのメイキングドラマ……」
ちゃん子「そふぃ様……」
ドロシー「……」ポカーン
レオナ「やっぱり、そふぃさん…」
みれぃ「ぷり…」
ドロシー「…どうすんのさ」
みれぃ「それは」レオナ「私、そふぃさんをあの籠から出してあげたいっ!」
ドロシー「えっ?」
みれぃ「レオナ…?」
レオナ「メイキングドラマのそふぃさんは…とても悲しそうな目をしてたから」
レオナ「この間だって、私達と話したとき、真っ直ぐに前を向いてたもん…!」
レオナ「さっきドロシーが言ってたみたいに、既にチームを組んでる私達がそふぃさんのチーム結成をやめさせるのは確かに勝手かもしれない…だけど、あのそふぃさんを見たら、籠に閉じ込められたままのそふぃさんはやっぱり見ていられないから…。ダメ、かな?」
みれぃ「…レオナがそういうならぷり」
レオナ「みれぃ!」
ドロシー「ボクだって!やってやろうじゃん!」
レオナ「…うんっ!」
みれぃ「そうと決まれば!クマに話してくるぷり!」
グランプリ当日
クマ「みれぃ。それからドロシー、レオナ。三人が行きたいならミーは止めないクマ。でも!絶対、グランプリの出番までには戻ってくるクマよ!」
レオナ「ありがとう、クマさん」
ドロシー「安心して!さくっとそふぃさんを救ってさくっとグランプリ優勝するから!」
みれぃ「そふぃさんのことをそんな軽く言うなぷり!」
ドロシー「ご、ごめん」
みれぃ「わかればいいっぷり。さ、そふぃさんの結成式会場に乗り込むぷりよ!」
結成式会場
バタンッ
みれぃ「準備してるっぷりね…どうやって侵入するか」
ドロシー「侵入…」ハッ
ドロシー「レオナ!」シュバッ
レオナ「えっ…?あっ…!」シュバッ
みれぃ「な、何ぷり?」
ドロシー「普段の忍者修業の成果を見せる時だの!侵入なら得意分野さ!」
サササササッ
みれぃ「ちょっと待つぷり!私はどうするぷり!?!!?」
みれぃ「……行っちゃったぷり」
一時間後
みれぃ「ドロシーとレオナが帰ってこない…大丈夫かしら」
みれぃ「私もそろそろ動くべきね…」
ガチャッ
みれぃ「よし。行くっぷり!」
グイッ
みれぃ「!?」
ちゃん子「…ちゃんこ」
みれぃ(この人は確か…そふぃ親衛隊のちゃん子ちゃんさん。まずい、見つかってしまった…怒られるぷり)
ちゃん子「お前はそふぃ様の味方かちゃんこ?」
みれぃ「っ!?」
みれぃ「…もちろんぷり!」
結成式
…
ウサギ「チーム名は『ソフィスティー』ウサー!」
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
mew「ちょっと、私たちの名前あれだけみゅ?」
new「完っ全におまけ扱いにゅ」
mew 「こっちはプリパラ歴10年みゅ」
new 「今に見てるにゅ」ヒソヒソ
そふぃ「……」
………
……
…
ウサギ「チーム結成の誓いウサ!」
親衛隊「はっ」
そふぃ(わたし…やっぱり籠から出られない…)
mew「…。プロミス、友情を信じて」パキッ
new「リズム、刻んで」パキッ
そふぃ「パラダイス、求めて」
三人「ライブすることを、ここに誓います」
みれぃ(ドロシーとレオナはまだ出てこない…でもこの誓いが終わったら、もうそふぃさんはこのチームで結成させられてしまうわ)
そふぃ「……」プルプル
new&mew「?」
ウサギ「そふぃちゃん…?早く手を離すウサ!」
みれぃ(どうすればいいの…落ち着きなさい。計算するのよ私……いや)
みれぃ(この状態、計算なんてどうでもいい…!!)
みれぃ「ま、待ったぷりいいいいいいいいいいい!!!!!」バサッ
シーン
ザワザワ
ナニアレー?タシカアノコ、ドレミスマイルノ…
そふぃ「みれぃちゃん……!」
ドロシー「ボクもいるよ!」シュバッ
レオナ「わ、私もっっっ!」
そふぃ「ドロシーちゃん!レオナちゃんも!」
ウサギ「ちょっと君たち!重要な結成式ウサよ!?勝手に入るなんて」
みれぃ「うるさいぷり!!!」ドンッ
ウサギ「ウサ!?」
みれぃ「そふぃさんは…!そふぃさんはね!ファンシーモードのことをずぅっっっと、悩んで、悩んできて…」
ウサギ「っ!何故ファンシーモードのことを……?!」
レオナ「もう、そふぃさんを籠から出してあげてください……!このままソフィスティーを結成したら、そふぃさんはもっと梅干しを取るようになって、塩分過多になっちゃう……!」
ウメボシ?ナンノコトダロウ?サア…
ウサギ「まずいウサ…。君たち!さっきから何を言ってるウサ?そふぃちゃんはこのままので良いと思ってるウサ!」
ドロシー「はぁあああ?アンタって、マネージャーの癖にそふぃさんのこと全っっっ然わかってなかったんだね~」
ウサギ「わかってないのは君たちウサ!そふぃちゃんは僕のいうことだけを聞いていれば良いウサ!」
ドロシー「それってアンタがそふぃさんを良いように使いたいだけなんじゃないの?クールモードのそふぃさんだけを上手く利用して、神マネージャー(笑)にでもなろうと思ってるんじゃない?」
ウサギ「うぐっ……」
ドロシー「ほらね~」
ウサギ「そ、そんなことそふぃちゃんに聞いてみなくちゃわからないウサ。そふぃちゃんはこのまま神アイドルになりたいウサよね?!」
そふぃ「……私、やっぱりソフィスティーは結成できないわ」
new「にゅ!?」
mew「みゅ!?」
ウサギ「そ、そふぃちゃん…?何を…」
そふぃ「ごめんなさい、ウサギさん。私は、本当に、心から一緒にいたいと思えるような友達とチームを組みたいのっ!」
レオナ「そふぃさん…!」
ウサギ「っ追い出すウサ!ここまで来たら後戻りなんてできないウサ!」
パンダ「追い出すパンダ!追い出すパンダ!追い出すパンダ!追い出すパンダ!追い出すパンダ!追い出すパンダ!」
みれぃ「早くここから逃げるぷり!」
そふぃ「ええ!あっ……」フラッ
そふぃ「ぷしゅ~…」
みれぃ「しまった…梅干しが切れて……!」
そふぃ「もうだめ……」
パンダ「追い出すパンダ!追い出すパンダ!追い出すパンダ!追い出すパンっ……パンダっ!?!!」ポヨンッ
ちゃん子「ここから先は通さないちゃんこ!」
定子「そふぃ様!ここは私たちが食い止めます!お逃げになってください!」
定子「そふぃ様!ここは私たちが食い止めます!お逃げになってください!」
そふぃ「親衛隊のみんな……?親衛隊のみんなは、だめだめな私のことなんて嫌いじゃないの……?」
親衛隊「割と好きです!」
ドロシー「ボクたちも親衛隊と一緒にパンダを食い止める!」
みれぃ「レオナ!そふぃさんを頼むぷり」
レオナ「うん……!」ヒョイッ
そふぃ「レオナちゃん、ありがとぷしゅ……」
レオナ「わっ…軽い…っじゃなくて早くここから出なきゃ……!」
バタンッ
グランプリ会場
クマ「待ってほしいクマ!みれぃ達ももうすぐ来るクマ!」
めが姉ぇ「もう全組のライブが終わってしまいましたので…ソフィスティーはグランプリ棄権、ドレミスマイルは残念ながら、失格となります」
クマ「そこをなんとか!お願いクマ!」
めが姉ぇ「システムですから。よって、今回のアイドルグランプリ、優勝は!」
ドンッ
めが姉ぇ「『ピンクアクトレス』です!」
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
ななみ「きゅぴこん!」
さくら&もも「ありがとー!」
クマ「そ……そんなぁ……クマ……」
数日後 パプリカ学園
らぁら「南委員長!ドロシーさん!レオナさん!」
らぁら「それからそふぃさん!おっはよーございます!」
ドロシー「おっ。らぁらじゃーん。おはモーニン!」
レオナ「らぁらちゃん!おはよう」ニコニコ
そふぃ「おはぷしゅ~」
みれぃ「おはよう、真中さん」
らぁら「そふぃさん、昨日の再デビュー発表見ました!」
そふぃ「ほんと~?ありがとう~」
みれぃ「離れたファンも一部はいるけど、私の計算によるとあの発表で前よりもファンが増えているわ」
そふぃ「うん~。みんな受け入れてくれて……わたし、本当に嬉しいわ」
レオナ「良かったぁ…」
ドロシー「な?ボクたちの言った通りだろ?」
みれぃ「パプリカ学園校則、上級生は敬わなければならない。違反チケット!」ビシッ
ドロシー「ゔっ゙」ベコ
らぁら「あたしも最初聞いたときはびっくりしたけど…ありのままのそふぃさんも大好き!」
そふぃ「らぁらちゃんがそう言ってくれたから、わたし、勇気もらった~」
みれぃ「ふふ、真中さんはそういう子よね」
らぁら「?どういう意味ですか?」
ドロシー「褒めてんだよ」
らぁら「えへへ…」
そふぃ「でも、わたしのせいでグランプリが…」
らぁら「あっ」
シーン
ドロシー「ほ、ほら!あのままボクたちが優勝しちゃったら、優勝したいがためにそふぃさんのチーム結成を阻止した!みたいになっちゃうだろー?だからいいんだよ!」
みれぃ「そ、そうよ!」
レオナ「そふぃさんが気にしなくても大丈夫だから…」
そふぃ「レオナちゃん…」
ドレミ「あはは…」
レオナ(でも……)
みれぃ(やっぱり…)
――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――
みれぃ「クマ、今日もライブ休むわ」
クマ『ユー達…グランプリに出られなかったことを気にして…』
ドロシー「だから気にしてなんかないってば」
レオナ「ごめんねクマさん、明日は出るから」
みれぃ「と、いうわけだから。それじゃあね」
ピッ
クマ『クマ…』
数週間後
ドロシー「おっ!らぁらー!ボクたち、帰りやばげ寄ってくんだけど一緒に来ない?」
らぁら「いいですけど…みんな、ライブはどうしたんですか?」
みれぃ「」
らぁら「南いいんちょー?」
レオナ「ご、ごめんね…ちょっとお休みしてるだけだから……」
らぁら「そ、そうですか…」
みれぃ(ドロシーはああ言っていたけれど、これまでグランプリ優勝という目標を掲げて頑張ってきた私達にとって、グランプリに出られなかったことは活動のモチベーションに大きく差し響いていた)
プリズムストーン
そふぃ「みれぃちゃんたち、ここず~っとライブやってないみたい…昨日クマさんが言ってたわ」
らぁら「ドロシーさんたちはああ言ってるけど、やっぱり3人ともかなり気にしてるんじゃ…」
そふぃ「わたしたちでみれぃちゃんを元気にできたらいいんだけど~」
らぁら「うーん……」
栄子「らぁらちゃん!そふぃさん!その話、聞いたわよ!」
そふぃ「らぁらちゃんのお友達?」
らぁら「うん。栄子ちゃんって言うんです」
栄子「私に良い考えがあるんだ。その話、私にも任せてもらっていいかな?」
そふぃ「もちろん~」
らぁら「それで、良い考えって?」
栄子「まずはね……」ヒソヒソ
………
そふぃ「ぷしゅ~」
栄子「今の話でどうかな?」
らぁら「いいね!なるほどのかしこまっ!」
翌日
クマ『みれぃ!いったいいつまで休んでるんだクマ!?いい加減ライブやるクマよ!』
みれぃ「考えておくわ」
クマ『ちょっと、待っ』
ピッ
レオナ「みれぃ、そろそろプリパラに行った方が…。クマさん、心配してるよ」
ドロシー「なーんかやる気にならないんだよなー」
ガラガラ
らぁら「南委員長!ドロシーさん!レオナさん!」バンッ
みれぃ「真中さん!?」
ドロシー「らぁら?」
そふぃ「わたしもいる~」
レオナ「2人とも、どうしたの?」
らぁら「いいからついて来てください!!」
みれぃ「わ、わかったわ。急いでいるみたいだし……」
プリズムストーン前
らぁら「栄子ちゃーん!連れてきたのかしこまっ!」
そふぃ「お待たせ~」
栄子「お疲れ、らぁらちゃん!」
ドロシー「…あのさ、用ってなに?」
栄子「みれぃちゃんたち、ここしばらくライブもやってないし、プリパラも来てないでしょ?」
みれぃ「言っておくけど、ライブならやらないわよ」
栄子「わかってるよ。顔を出すだけでも良いから」
ドロシー「そうは言っても、行く気になれないって言うか」
レオナ「ドロシー。そ、そう言わずに。顔を出すだけなら良いんじゃないかな?」
ドロシー「むぅ…」
そふぃ「あのね、ドロシーちゃん。わたし、これからソロライブをやるの。それで、どうしてもドレミスマイルの三人に見てほしくて~」
みれぃ「どうしても?」
そふぃ「うん…。だめかな?」ジー
ドロシー「…」
レオナ「みれぃ…」ジー
みれぃ「…いいわよ。私もそふぃさんのライブ、見たかったし」
らぁら「やったぁ!」
ドロシー「どうしてらぁらが喜んでるんだよ。ボクたちはライブやらないからなー」
らぁら「へへ。わかってますってー」
栄子「そうこなくっちゃ。じゃあそふぃさんとドレミスマイルの皆、行ってらっしゃい!」
レオナ「栄子ちゃんは来ないの?」
栄子「うん、ちょっとね」
みれぃ「?」
らぁら「4人とも、行ってらっしゃーい!」
プリパラタウン
テレレレーレレレー
そふぃ「プリパラチェンジ、かんりょ~」
ピカーーーッ
みれぃ「…久々に来たぷり」
クマ「みれぃ!!ドロシー!レオナ!久しぶりクマぁぁぁぁぁ!」ドンッ
ドロシー「ボクに引っ付くなー!」ポイッ
レオナ「久しぶりだね」
クマ「それじゃあ早速ライブ…を…」トンッ
クマ「クマ?」
そふぃ「……」フルフル
クマ「ク、クマ…さ、早速そふぃのライブ会場に向かうクマー!」
そふぃ「わたしは先に行ってるから~。3人とも見に来てね、クマさんも」
みれぃ「了解ぷり」
ライブ会場
そふぃ『良い子にしてたかしら?私の籠の小鳥ちゃん達』
みれぃ「いつものこれは相変わらずぷりねー」
ドロシー「あれ?梅干しは食べなくなったんじゃ?」
レオナ「普段食べるのをやめて、ライブのときだけ食べるようにしたみたい。それ以外ではファンシーモードのままだよ」
ドロシー「そっかー。流石にくらげモードで踊るのは無理だよね」
レオナ「くらげ…?」
ドロシー「そういや、元々そふぃと組む予定だったメジャーランクのあいつらはどうなったんだろ?」
レオナ「さあ…」
そふぃ「愛しい私の小鳥ちゃん達に、この歌を…『太陽のフレアシャーベット』」
テーテーテーテテテテテーテーテテテテテーテーテテテテ デン デン デン
アイオービルタイヨウノフレアーシャーベット カンカクハムジュウリョクニシテ…
みれぃ(…この曲を聞くのも久々ぷりね)
クイーノーナイーアースヲミナーサーイセーカイハ ダレノターメーナンノタメーマワーッテルートオモウー
そふぃ「メイキングドラマ、スイッチオン!」グルー
そふぃ「助けて……!」
レオナ「あのメイキングドラマ!」
ドロシー「確か、この間失敗してた…」
ピカーッ
そふぃ「ふふっ」カチャッ
みれぃ「内側から開けた…ぷり?」
バサッ
そふぃ「みれぃちゃん、ドロシーちゃん、レオナちゃん!きて!」
ドロシー「ぼっ、ボク達?!」
みれぃ「ぷり!?」
レオナ「わあ…!綺麗な翼!」
そふぃ「解放乙女……ヴァルキュリアッ!」
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そふぃ楽屋
クマ「そふぃー!お疲れクマー!」フヨフヨ
そふぃ「ありがとう。っ……ぷしゅ~」バタッ
ドロシー「『解放乙女ヴァルキュリア』……完成したんだね」
みれぃ「いきなりメイキングドラマの中に呼ばれたから驚いたぷり」
レオナ「そふぃさんらしい、素敵なメイキングドラマでした」
ドロシー「あんな風に1人で完成させちゃうなんて。やっぱそふぃさんって凄いや」
そふぃ「ひとりじゃないよ?」
そふぃ「みれぃちゃん、ドロシーちゃん。それに、レオナちゃん。3人に出会えて、大切なことを教えてくれたから~。わたしは籠から羽ばたくことができたんだ」
みれぃ「大切なこと……?」
そふぃ「そう。ライブの楽しさ、本当の自分を隠さないでもいいってこと、みんなを信じること……そして、チームの仲間は大事な友達だってこと」
ドロシー「!」
そふぃ「全部全部、ドレミスマイルのみんなに気づかされたの」
みれぃ「チームの仲間は大事な友達……。そうぷり、そうだったぷり!」
レオナ「みれぃ、私ね……!グランプリに出場できなかったのは確かに惜しいと思ってるし、結成してからずっとグランプリ優勝を目標にして頑張ってきたから、少し突き動かすものがなくなってないと言ったら嘘になる。でも」
みれぃ「……それでも、"トモダチ"と……ドロシーやレオナ達とライブがやりたい気持ちには変わりはなかったはずぷり!」
ドロシー「みれぃの言う通りだ!ボクだって、三人でライブがやりたい!」
レオナ「私も、同じ気持ちだよ」
クマ「ユー達……!」
みれぃ「クマ!休暇期間はもうこれで終わりぷり!ドレミスマイルのライブ、やるぷりよ!」
クマ「フッ……そう言うと思って、もう取ってあるクマよ!」
みれぃ「へえ、クマもたまにはやるぷりね」
クマ「『たまには』は余計クマが、もっと有能マネージャーのミーを誉め称えるがいいクマ」
ドロシー「ここでボクたちがライブやりたいって言わなかったらどうするんだよ」
クマ「クマッ?!そ、それはー…」ヒューヒュー
レオナ「まあまあ」
バーンッ
コスモ「コズミック聞かせてもらったわよ!」
みれぃ「有名デザイナーのコスモさんぷり!?」
ドロシー「レ、レオナ!本物だよ!!」
レオナ「ドロシー、テンション上がりすぎだよぉ…」
親衛隊「そふぃ様!今日のライブも素晴らしかったです!」
そふぃ「親衛隊のみんな~。ありがと~」
コスモ「ドレミスマイルの皆にはコズミックお世話になったわね。姉としてお礼を言うわ。うちのそふぃのためにここまで……」
レオナ「と、とんでもないです!だってもうそふぃさんとは」
そふぃ「"トモダチ"だものね~?」
コスモ「うふふ、それもそうね。ドレミスマイル復活を記念してプレゼント!はい、どうぞ」ゴソッ
ドロシー「新しいサイリウムコーデだー!」
コスモ「1人1人をイメージして作ったのよ」
みれぃ「コスモさんにチームサイリウムをデザインしてもらえるなんて!ありがとうございますぷり!」
レオナ「でも、私、前のサイリウムコーデも好きだったから淋しいな……」
コスモ「そう言うと思って、プリパラチェンジで前のサイリウムコーデに着替えられるようにしておいたわ!」
レオナ「ありがとうございます!」
ドロシー「ありがとう!」
みれぃ「ぷり!」
栄子「みれぃちゃん!聞いたよ!!久しぶりにライブやるんだってね!」ガチャッ
レオナ「え、栄子ちゃん!と……?」
らぁら「かしこまっ!らぁらだよ!」
みれぃ「ら、らぁら!?どうしてここに!?」
らぁら「えへへ……実はこの間、あたしにもプリチケ届いたんです。小学部はプリパラ禁止だから、本当は駄目だけど3人のために今日だけはって。また校則違反しちゃいましたね」
みれぃ「!小学部のプリパラ禁止は校則にはなってないわ。校長先生が勝手に決めたことよ」
らぁら「そうなんですか?」
みれぃ「ええ。そのためにも、3人で神アイドルになって、校長先生にプリパラを認めさせてみせる!」
ドロシー「そうだそうだー!」
栄子「その調子だよ!みれぃちゃん!」
らぁら「やっぱり南委員長は頼もしいや」
クマ「やる気になるのはいいクマが、またキャラ忘れてるクマ」
みれぃ「み、みれぃってばお茶目さんっぷり~。ポップ、ステップ、げっちゅー☆」
レオナ「みれぃ、ドロシー!また、3人で頑張っていこうね」
ドロシー「おー!」
みれぃ「おーっぷり!」
コスモ「早速ライブね。コズミック応援しているわ!」
そふぃ「楽しみぷしゅ~」
らぁら「あたし、初めて生で見るよー!」
栄子「いつも以上に応援頑張っちゃうからね!」
みれぃ「皆……ありがとうぷり」
ドロシー「マックス行ってきまーす!」
レオナ「リラックス~♪」
…
『コーデの数だけ、マイチケをスキャンしてね!』
ドロシー「そういえば『アレ』、やってなかったね」
みれぃ「『アレ』……ぷり?」
レオナ「?」
ドロシー「ほら、ソフィスティー結成式のとき、そふぃさん達がやろうとしてただろ?」スッ
みれぃ「ああっ!」
レオナ「ドロシー、みれぃ!今からやろうよ」
ドロシー「そうだね」
みれぃ「賛成ぷり!」
みれぃ「プロミス…友情を信じて!」パキッ
ドロシー「リズム、刻んで!」パキッ
レオナ「パラダイス、求めて…!」
ドレミ「ライブすることを、ここに誓います!」
ドロシー「へへっ……」
レオナ「『チーム』って感じがするね!」
みれぃ「ドレミスマイル、再始動ぷり!」
ドロシー「あのさ、みれぃ。ボクたちとチーム組んでくれて……その、ありがと」
みれぃ「い、いきなり何っぷり?ドロシーにそんなこと面と向かって言われるなんて、珍しいぷり」
ドロシー「むっ。なんだよその『いつもは素直じゃない』みたいな言い方ー!」
みれぃ「本当のことぷり」
ドロシー「なんだとー?!」
レオナ「まあまあドロシー、リラックス~」
みれぃ「……私も、ドロシーレオナと一緒にチームを組んで、こうやってライブができることに感謝しているわ。ありがとう」
ドロシー「みれぃ……」
レオナ「私も…!この3人で、ドレミスマイルでライブができて…本当に嬉しい!」
みれぃ「2人とも……。さあ!ファンの皆が待っているぷり!」
レオナ「うん、そろそろ行かなくっちゃ」
ドロシー「久しぶりのライブだねっ!」
みれぃ「3人で『神アイドル』、目指すぷりよ!」
ドロシー・レオナ「おー!」
END
1話でらぁらがみれぃのところにプリチケを届けていなかったら、みれぃがドロシー&レオナとチームを結成していたら…というif物でした。
ソラッシングパフェは出来そうで出来なさそう。
依頼いってきます
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