11スレ目
1人目の主人公モニカは王国を憎み、とうとう悲惨な末路をたどった…
2人目の主人公シリウスはトレジャーハンターとして世界を歩み、どんな宝にもまさるものを手に入れ、旅を続ける
3人目の主人公スピカは人の悪意が跋扈する現実で大切なものを失いつつ、誰もが手と手を取り合える理想の世界を信じた
4人目の主人公ヨダカは見下している人間と一蓮托生の呪いを受けたが、人間との友情を手に入れた
5人目の主人公エルは生きるための悪行を重ね続け、過ちを繰り返しながら最期は笑って死んだ
6人目の主人公ライドは生まれ持った聖眼によって畏れられ、人の手を渡り、大切な約束を目前にしながら戦争に巻き込まれ奴隷となった
7人めの主人公ジェシカは鍛治師として行商の旅をしていたが元は領地であった故郷の事件を知って解決のために奔走し、新領主として返り咲いた
8人目の主人公インガは魔族の盗賊。亡国の姫とともに旅をして回り、ともに戦場を生き延びて絆を紡いだ
9人目の主人公ジュダルは革命によって奴隷に身をやつした元王族だが、暗夜王国で騎士となる道を選ぶ…
どんな結末も安価とコンマ次第!
愉快犯罪に手を染めるゲスプレーもよし、見知らぬ幼女を引き連れる聖人プレーもよし!
どうにかこうにか悪堕ちすまいとがんばるもよし、自由きままに振る舞ってもよし!
いっそのこと、積極的に悪人プレーをしたっていいかも知れない!
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1441374900
過去スレ
1 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?】 - SSまとめ速報
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2 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?2スレ目?】 - SSまとめ速報
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3 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?3スレ目?】 - SSまとめ速報
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4 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?4スレ目?】 - SSまとめ速報
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5 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?5スレ目?】 - SSまとめ速報
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6 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?6スレ目?】 - SSまとめ速報
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7 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?7スレ目?】 - SSまとめ速報
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8 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?8スレ目?】 - SSまとめ速報
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9 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?9スレ目?】 - SSまとめ速報
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11 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?10スレ目?】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1440155751/)
FANTASY ACADEMY ―― 新入部員!?
ゼドファ「高等部2年です、よろしくお願いします」
スピカ「ま…まともそうな人が入ってきた…」
ライド「2人きりの部活じゃなくなりましたね」
スピカ「だね!」
ガララッ
ベス「おらァ、極大・劫火魔――」
ゼドファ「!? 反射魔法!」
カッ
シュゴォォォォォォォォォッ
ベス「っ……」プスプス
スピカ「し、しかもベス先輩の急なちょっかいにまで対応を…!?」
ライド「すごいっ…!」
ゼドファ「ハッ…つ、つい…! 大丈夫ですか!?」
ベス「て、ん、めええええええっ!!? よくもやりやがったな、ぶち殺してやる――五属性同時ぶっぱだ、食らいやがれぇっ!!」
ゼドファ「反射魔法」
カッ
ベス「へっ――」
バシュゥゥゥンッ
スピカ「」
ライド「」
ゼドファ「………あっ」
スピカ「べ…べべべ、ベス先輩が…消えた…!!?」
ライド「これが…メドローアの法則…初めて見た…。ゼドファ先輩…よろしくお願いします!」キラキラ
スピカ「よろしくね!」ガシッ
ゼドファ「あ…うん。でも、えっと…き、消えちゃった人…いいの…?」
スピカ「それでね、今、特別な魔鉱石の研究をしてるんだけど…」
ゼドファ「特別な魔鉱石?」
ライド「はい、ええっと……これです。火属性のすごいやつで――」
カチッ…
スピカ「あれ、今、メタっぽい音がした」
ライド「何の音だろ…?」
ゼドファ?「この学園には…」
スピカ「?」
ゼドファ?「悪党どもが多すぎる…! この俺が、真の裁きを執行する――!」
シュバッ
スピカ「えっ…?」
<ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォッ
ライド「…………外で…暴れてる…あっ、ベテルギウス先輩に突っかかった…!」
スピカ「………普通の人じゃ…なかった…?」
ちなみに、この学園ではどんなことが起きても翌日にはギャグとして処理されるのでベス先輩も無事です。
本編ではこんなに簡単に別人格が出てくることはないから安心してね。
乙
今日は更新ある?
>>6
王子「今から始まりますよ」
王子「そんなわけで、果たしてジュダルは序列に入ることができたのか!?」
王子「それともやっぱり入れなかったのか!?」
王子「結果のお時間です…」
【直下 コンマ判定】(ハレーに勝利:+1)
1~6 大した功績もないし、序列に入れんかったよ
7~9 ハレーに勝ったのと、危ない任務に同行させられてたことから…
7 50位になった
8 49位になった
9 48位になった
王子「age忘れちゃった。めんご」
王子「これはコンマ判定に数えないよ」
――暗夜王国・王都デーモン・騎士団本部――
ヒヒイロ「さーて…序列が決定したぞー」
ジュダル「ほんと?」
ドラシロ「ふふふふ…とうとう、この僕が評価される時がきた!」
ゼドファ「何か、ドキドキする…」
デネブ「…」
ヒヒイロ「んじゃ、発表するぞー」
ドラシロ「ふっふっふ…」
ジュダル「わくわく…」
【直下 コンマ判定】
1~5 ヒヒイロ「ゼドファ、序列38位。デネブ、序列20位。変動があったのは、以上」
6~7 ヒヒイロ「ゼドファ、序列35位。デネブ、序列20位。以上」
8~9 ヒヒイロ「ドラシロ、序列50位。ゼドファ、序列35位。デネブ、序列15位。以上」
ヒヒイロ「ゼドファ、序列35位。デネブ、序列20位。以上」
ジュダル「…」
ドラシロ「え…」
ヒヒイロ「お前らに功績らしい功績なんかねえんだから、しょうがないだろ?」
ヒヒイロ「それに、勝ち負けもだけどその勝負内容だって判定基準なんだから」
ドラシロ「何…だと…」
ゼドファ「35位…」
デネブ「20位か…あんまり上がんなかったな…」
ヒヒイロ「デネブくんとゼドファくんはけっこう、いい線じゃないの?」
ヒヒイロ「ま、これからは単独任務も多めになってくるから、そこで点数稼ぎでもしてちょうだい」
ドラシロ「……ま、まあ…そう簡単に登り詰めてしまっても、面白みがないというだけだ…」
ドラシロ「この結果はいわば、今後の劇的なこの僕のサクセスストーリーの導入に過ぎず…」ブツブツ
ジュダル「ちぇっ…つまんないの」
ヒヒイロ「さ、お仕事、お仕事」
【直下 コンマ判定】
1~3 不夜の町に大雪が降ってるから、異常気象の理由を探ってこい…って
4~6 家畜が魔物化して危険になってるところがあるから、その魔物を倒して、魔物化した理由が分かれば対処しろって
7~9 レイドと合流しろ…って
王子「たびたびage忘れてごめんなさい…」
王子「そして、【0】が来たね」
【0】
【直下 コンマ判定】
偶数 暗夜王国の王族がお忍びで旅行するんだって。だから、そのボディーガードいってこい…って
奇数 レイドから魔剣士が手に負えないって応援要請があったんだって。……めっちゃ、危険ね
※0は偶数扱いですよ、偶数!
ジュダル「いってきまー…」
ヒヒイロ「はい、ストーップ」
ジュダル「……何?」
ヒヒイロ「お偉いさんがね、旅行するんだって。国内なんだけど」
ジュダル「…」
デネブ「へー」
ヒヒイロ「で、身辺警護しろって言われちゃってねえ…。クジで2人決めるぞー」
ドラシロ「クジ…?」
デネブ「おいオッサン」
ヒヒイロ「だぁーって、こんなの、誰もやりたかないっしょ?」
ヒヒイロ「うちからは2人出すけど、他の騎士も行く予定だから。ささ、クジをひいた、ひいた」
【直下 コンマ判定】
ジュダルは確定だよ
1~3 ドラシロと2人…か
4~6 ゼドファと2人か…
7~9 デネブか、ならまあ、うん
0 オッサンとです
【下2 コンマ判定】
別の騎士とは…
1~3 ハレー…お前務まるのか…?
4~6 チュミヌだって
7~9 にいや
0 え、手違いで来れなくなった…? おい
デネブ「げえっ…」
ジュダル「うわ…」
ヒヒイロ「お、デネブくんとジュダルちゃん? やったじゃん、点数稼いでおいでー」
ドラシロ「くっ…護衛役になれば出世の道も開けると思ったのに…」
ゼドファ「旅行かー、いいよな」
ヒヒイロ「くれぐれも粗相のないようにね。何かあったら…オッサンのクビ、飛ぶかもだから」
デネブ「……おべっかとか、超苦手なんだけど…」
ジュダル「だるい…」
ヒヒイロ「……大丈夫か…?」
【安価下1】
暗夜王国の王族がようやく登場…王様じゃないけどね
その名は一体!? ファミリーネームなんかなくていいよ
お名前+性別+年齢 おなしゃす
【採用安価のコンマ判定】
1~3 ものっそい偉そう…
4~6 何か、うわあ…て感じ
7~9 すごく憂鬱そうな人だった
【0】
【直下 コンマ判定】
偶数 気さくだった
奇数 すっげえ悪戯好きで、国の将来がすごく不安になる感じにダメ人間の臭いがする人だった
※0は偶数扱い
――暗夜王国・王都デーモン・王城・エントランスホール――
ハレー「あれ? 前に戦ったコ…」
デネブ(あっ…)
ジュダル「……誰だっけ」
ハレー「ええっ!? ほ、ほら、この前のトーナメントで!」
ジュダル「…ああ…」
ハレー「ああ、って! 序列49位のハレー・コメットだよ! よろしくね」
デネブ(あれ、変わってないような…)
ジュダル「…負けたのに変わらないんだ…ずるい…」
ハレー「ふふふふ…これがまあ、実績ってヤツですよ」
デネブ「大丈夫かよ…こんなので…しかも、警護すんの王子様ってやつなんだろ…。ああ、やだやだ…」
ツカツカ…
ジュダル「あ…誰かこっち来る」
デネブ「使用人じゃねえの? 王子様の支度ができたからこちらへどうぞ~…みたいな?」
アテム「余は何でも自分でやるのが好きだが?」ニヤニヤ
ハレー「…余?」
デネブ「…余って…」
ジュダル「…」
アテム「おい、何だ、お前ら。余を警護するのはお前らなんだろう? 敬え」
デネブ「使用人って、こんなちゃらんぽらんな顔のヤツでもできるんだな…」
ハレー「ですねえ。さ、じゃあ王子様のお部屋にでも…どんなすごい調度品があるか、前々から気になってて…」
ジュダル「にいやが、暗夜王国の第一王子は奇人だって言ってた」
【直下 コンマ判定】
1~3 アテム「……不敬罪だ、そこに直れ、騎士ども」デネブ「はあ?」*「貴様らぁっ!!」
4~6 アテム「…やれやれ…仕方がないな、やはり民衆には顔くらい見せた方がいいのか…」
7~9 アテム「誰が奇人だ、誰が!! 余はこの国を背負って立つのだぞ!?」
アテム「…やれやれ…仕方がないな、やはり民衆には顔くらい見せた方がいいのか…」
デネブ「おい使用人、早く王子様ってやつに――」
アテム「余が暗夜王国の第一王子である」
ハレー「えー? まさかあ…」
ジュダル「オーラがないし」
デネブ「…マジだったら笑える顔だよな。これが王子だぜ?」
アテム「…」プルプル
カツカツ
ヒヒイロ「おーい、お前さんら、一応、経費ってヤツが出たから持ってきてやっ…」
アテム「おお、ヒヒイロではないか」
ハレー「え」
デネブ「ん?」
ジュダル「?」
ヒヒイロ「これはこれは、王子殿下、今度のご旅行で同行するのはこの3名ですので、どうぞよろしくお願いいたします」スッ
デネブ・ハレー「「」」
ジュダル「えっ…ほんとにこれが王子なの?」
アテム「今、余はこの者達をどうしてやろうかと考えていたのだが…ヒヒイロ、どう思う?」
アテム「余に対して、王子だったら笑える顔だの、オーラがないだの、ちゃらんぽらんな顔だの、奇人だのと言いたい放題だったのだ…」
ヒヒイロ「……………あー…」
アテム「やはり…不敬罪が妥当か?」
ヒヒイロ「…王子殿下のお気に召すままに…」フイッ
デネブ(オッサンが裏切った!)
ジュダル(オッサン、ちゃんとしてよ!!)
アテム「そうか…。ならば、そうだな…」
【直下 コンマ判定】
1~3 アテム「旅の間、余への口答えは一切なしだ。余がやる、といったことは全てやる。危ないだのと止めることは許さん!」
4~6 アテム「この騎士どもの反応で余は理解した。…余の顔を、国民に広く知らしめねばならん。お忍びは取り辞めだ!」
7~9 アテム「余はこの旅行の間…多くの悦と楽を体験したいと思っていたのだ。そして、それは公的な記録には残すな。良いな?」ニタニタ
アテム「余はこの旅行の間…多くの悦と楽を体験したいと思っていたのだ。そして、それは公的な記録には残すな。良いな?」ニタニタ
ヒヒイロ「殿下ぁ…それはちょいと…」
アテム「んん? ヒヒイロよ、余は広い心でこの者達を許してやる、と言っているのだぞ?」
ヒヒイロ「……お気をつけて…」
ジュダル「オッサン…」
デネブ(めんどくさそうなことになる予感…)
ハレー「…………いやあ、やっぱり王子様ともなると、顔の造りからして高貴ですね!」
アテム「遅いわ、痴れ者め」
ハレー「うぅぅ…」
アテム「なあに、お前らは黙認すれば良いだけだ。余が何をしようとも…な」
アテム「ふふふ…では、出立だ。これはお忍びだ、余を敬い、大切にするのは良いが…それと気づかれてはならんぞ?」
アテム「存分に、余のために身命を捧げよ」
ヒヒイロ「…気ぃつけて、いってらっしゃいましー」
アテム「そのためにまず…お前らの格好からだな」
ヒヒイロ「…殿下?」
アテム「何だ、その格好は。騎士と一目で分かられては、余のオーラと相まってすぐに正体がバレそうではないか」
ジュダル(バレないと思う…)
デネブ(バレねえよ…)
アテム「着替えよ。そこらにはびこる旅人の装束を着て…いや、余が選んでやろうではないか」
アテム「まずはそこからだ。はははっ、余について参れ!!」
【直下 コンマ判定】
1~3 エロエロ衣装着せられた…デネブまで…かわいそうに
4~6 ビキニアーマーを着せられた…デネブまで…目もあてられない…
7~9 4人で遊び人風の格好に…すごく、庶民に紛れられます
――暗夜王国・王都デーモン・防具屋――
ジュダル「何これ…これでいいの…?」
ハレー「こんなロマン防具を身につけられるとは…ちょっと楽しいですね!」
アテム「そうであろう、そうであろう?」
<お、おうじさま、わたくしめもこれを着るのですか…?
ジュダル「何でそんな声変なの?」
アテム「それ、早く出てくるがいい。それとも、余が選んでやったものを着れぬと?」
ハレー「お、出てき――ぶふぉぉっ!?」
ジュダル「ぷっ…あははははっ!!」
アテム「ぎゃーっははははははっ! ははははっ! ひぃぃっ…はぁ…はぁ…ぷふふっ…に、似合うではないか…」プルプル
デネブ(ビキニアーマー)「…」ムスッ
アテム「よし、絵描きを呼べ。旅行へ出る前に、その勇姿を…ぷふふふっ…ちゃんと記録しておいてやる…」
デネブ「…公的に記録するなってのは…」
アテム「こういうのはいいのだ、むしろ…くくく…こういうものほど残さねばならぬだろう?」
デネブ(クッソ…こんなのが…こんなのが王子だったのかよ…!)
アテム「後で絵は、ヒヒイロに贈ってやろう」
デネブ「それだけは…勘弁…」
アテム「んん~? 声が小さくて聞こえぬぞ?」
デネブ「勘弁してください…」ギリギリ
ジュダルは ビキニアーマー(見栄え重視) を手に入れた ▽
【安価下1】
旅行先は…
1 不夜の町。カジノを満喫してから帰るってさ
2 辺境の温泉なんだって
3 ノープラン…だと…?
A とりあえず水の都についた
B とりあえず、牧畜の村についた
――暗夜王国・牧畜の村――
アテム「ほほう、牛に、羊に…色々といるのだな」
デネブ「…」ムスッ ←ビキニアーマーは脱がせてもらったけど不機嫌
ハレー「ここのチーズは絶品ですよ! お高いけど…」
アテム「余の食卓に出てきているから知っている」
ハレー「セレブ…!!」
ジュダル「…」
アテム「うむ…この長閑な雰囲気は気に入った…。ここで一晩明かすとしよう」
デネブ「でも、ここには宿なんかないし…」
アテム「宿がない? そうか…」
【安価下1】
1 じゃあ、キャンプだな、って
2 泊まれるところを探してこい、って
3 羊の毛に埋もれて眠ってみたい、って…
アテム「では、キャンプなるものをしようじゃないか」
デネブ「…要するに野宿だろ?」
アテム「旅人はそうして夜を明かすのだろう? 余も前々から興味があったのだ」
アテム「さあ、準備をしてこい。そうだ、ここの特産品を分けてもらえ。金ならある」ヂャラ
ハレー「おおおお……ははー」←ひれ伏した
ジュダル「おいしいチーズ…!」
デネブ(大丈夫なのか、こんなのが次の王様で…)
・
・
・
アテム「おい、肉が焦げているぞ!」
ハレー「あちゃー」
デネブ「食えるだろ、このくらい」
ジュダル「チーズ溶けてきた、こぼれるこぼれる…!」
デネブ「そんくらいの方が…」
アテム「早く火から下ろせ、早く早く!」
デネブ「だあああああ、もうっ!!」
アテム「あと野菜は好きではない。くれてやる」
デネブ「好き嫌いすんなっ!!」
ジュダル(デネブが活き活きしてる…?)
【直下 コンマ判定】
そして夜になり…
1~3 何やら魔物が寄ってきた模様…
4~6 夜伽はないのか、って…おいこら
7~9 殿下はものすごい早さで寝て、やっと一息つけた(主にデネブが)
アテム「Zzz…」
ハレー「あ、寝てる…」
ジュダル「早っ」
デネブ「……疲れた…」
ハレー「いやー…でも、こんな人が王子様だったなんて…」
ジュダル「何か、それっぽくない」
デネブ「つーか、自由すぎるんだよ…何だよ、こいつ…」
デネブ「変な格好させるわ、変な格好に変なポーズつけさせて絵を描かせるわ、野宿したいだの言い出したり…」
デネブ「もっと王族ってのはこう…すごいんじゃないのかよ…」
ジュダル「…お城にずっといるのって退屈だし?」
ハレー「そんなものなんでしょうかね…」
デネブ「しかも、行き先だって決めてねえんだろ? やってらんねえ…」
ハレー「とか言いながら、デネブくん、ものすごく楽しそうだったじゃないですか~このこの~」
デネブ「ああ?」ギロッ
ハレー「うおっとぉ…寝ます」
デネブ「ったく…」
ジュダル「…」
デネブ「…どした?」
ジュダル「…んーん、別に」
デネブ「お前も寝ろ。夜の番はやっとくから…」
【直下 コンマ判定】
1~3 目を覚ましたら、バカ王子がジュダルとハレーの間に入って寝てた…
4~6 めっちゃくちゃ早い時間に起こされた…もう出発とか…
7~9 目が覚めたら、デネブと王子が何故か手合わせしてた
【0】
【直下 コンマ判定】
偶数 かなり自由人だけど、根はいいやつっぽいアテム王子
奇数 夜中にデネブに起こされた…。危険な雰囲気?
※0は偶数扱いやで
ユサユサ…
ジュダル「ん…う…?」
デネブ「静かに聞け…」
ジュダル「んぅ…」グシグシ
デネブ「囲まれてる…」
ジュダル「…?」
デネブ「ただの追いはぎならいいけど、それにしても…どうも慎重な感じだ」
ジュダル「ん…」←まだ寝ぼけてる
デネブ「起きろっての。小・濁流魔法」
バシャッ
ジュダル「うひゃっ…!?」
デネブ「……いいか、俺が相手してくるから、お前はここでさっぱり起きないバカ騎士と、バカ王子を守ってろ」
ジュダル「え…う、うん…」
デネブ「もしかしたら…この任務の最大の敵はバカ王子じゃないかも知れない」
【直下 コンマ判定】
1~3 強い…だと?
4~6 敵が判明した…
7~9 大した強さじゃあなかった
デネブ「頼んだぞ――」
ダンッ
タタタッ
ジュダル「…」ギュッ
アテム「――やはり、来たのか」
ジュダル「っ…」クルッ
アテム「余とて護身の術くらいは身につけている」
アテム「肩肘を張るでないぞ」
ジュダル「来たって…誰が?」
アテム「余の戴冠を望まぬ者どもだ」
ジュダル「…」
アテム「このほど、城でも暗殺者が来たり、食事に毒が混ぜられたりということがあってな」
アテム「それが、余のみを狙った者かどうか、判別がつかなかったが…ここまで来たとなれば、余の命が狙いであろうな」
ジュダル「王位争い?」
アテム「うむ」
ジュダル「…敵は誰?」
【直下 コンマ判定】
1~3 アテム「父上と母上だろうな…」
4~6 アテム「恐らくは、母上が大臣にでも言っているのだろう」
7~9 アテム「兄弟の誰かであろうな」
アテム「父上と母上だろうな…」
ジュダル「……何で親が?」
アテム「余よりも、余の弟の方がかわいいのだ。だから、余に王位をくれてやるつもりはないのだろうよ」
ジュダル「…」
アテム「毒殺の失敗も、余が機転を利かせたがゆえに回避できたものだし、ろくに調べられもしなかったから明白だ」
アテム「それにこの旅行とて、昨日の朝早くに余が決めたことで、知っているのは10人といない」
アテム「これほど早く手を打てるのも、家族がゆえ…」
ジュダル「…わざと、狙われたの?」
アテム「そうなるな」
<ギィィィンッ
<ザシュゥゥッ
アテム「終わったか」
スタスタ…
デネブ「起きてる…」
アテム「良い働きであったな。この夜のことは記録に残すでないぞ」
ジュダル「何で?」
デネブ「…」
アテム「王家で骨肉の争いをしているなどと下々の民に知られてみろ、保ってきた王家への威信に関わるではないか」
アテム「故に、このことは表には出すでない。ここぞとばかりに、刺客は送られてくるだろうが、お前らは撃退だけしていろ」
アテム「余の覇道に立ちふさがることの無意味さを、教えてやらねば。この混沌の時代を導くのは、この余なのだからな」
【安価下1】
1 アテムにしたがって旅を続行する
2 いや、下手に続けるのは色々とマズいだろ、ってデネブが…
――個人情報――
名前:ジュダル 職業:騎士 属性:火
魔法:小・劫火
特技:火炎突き サマーソルトキック
装備:騎士団の槍
所持金:4万5000G
所持品:竹槍 銛 健康祈願守 極大・土壁魔法道具(残数:2)
成長:小・火球(1/2) 武器と魔法の連携・基本(0/3) 柔能く剛を制す(習得) 得物を身体と同化せよ(習得)
戦闘は身体から(5/8)
――知人――
ヴォルド:兄 厳しい
ヒヒイロ:オッサン ヘンタイ? 騎士
ドラシロ:貴族な騎士団同期
デネブ:騎士団の先輩 ドラシロと同年代? 恋にヘタレ
レイド:騎士団の先輩
チュミヌ:騎士団の同期
ゼドファ:二重人格犯罪者 監視対象 同僚 いいコ?
アーサー:アーサー・キングロード 商人筋の有名人 女装趣味
ジャンヌ:美人の踊子だけど男 アーサーの甥
セーブル:旅の剣士 凄腕なのに捕まってた ゲロマズ料理人
ハレー:騎士
アテム:暗夜王国第一王子 絶賛、暗殺対象中
――暗夜王国・山間の町――
アテム「ふわぁぁ…」
ハレー「あれ、寝れなかったんですか?」
アテム「んむ…どうも、思っていたより体にくるのだな、野宿というのは」
デネブ「…」
ジュダル(夜、起きてたからじゃ…)
ハレー「馴れちゃえばへっちゃらですよぅ」
アテム「そうか。では、この旅行の目的に加えてみるとしよう、野宿に馴れるというのを」
アテム「安眠できれば余の目的はひとつ達成となる」
デネブ「…まあ、いいけど…」
アテム「さあ、次はどんな町が近い? 早く行くぞ、支度をするがいい、お前たち」
【直下 コンマ判定】
1~3 街道が封鎖されている…だと…?
4~6 バカ王子が川下りしたいって言い出した…
7~9 砂漠入口の町についたよ
王子「ごめん、山間の村とか書いてたけどミスだからなかったことにしてください」
―――――
アテム「通れぬだと?」
*「理由は分からないけど、騎士が急にやってきちゃってねえ」
アテム「ふむ…」
デネブ「…騎士、ねえ」
ハレー「何かあったんですかね?」
ジュダル「知らない」
アテム「仕方がない、回り道をするとしよう。道を調べろ」
デネブ「えーっと…今がここだから…」
ジュダル「こっから先が通れないの?」
デネブ「そう。だから…回り道って言っても…道なき道だな…」
アテム「ほう、良いではないか。道というのは誰かが踏み入ったところを、後に続く者がいてできるのだ」
アテム「余が草の根を分けて歩いてやろうではないか」
ハレー「逞しい…」
デネブ(単にバカなだけだろ…)
【直下 コンマ判定】
1~3 で、滅多に人の立ち入らない険しい山道に刺客が待ち受けている…と
4~6 で、滅多に人がこない場所だから魔物もけっこうな数がいてめんどくさい…と
7~9 洞窟ですよ、洞窟!! 探検だね
――暗夜王国・山間洞窟――
アテム「ほほう…ダンジョン探索、というやつだな」
デネブ「…初めてくるな、ここ…」
ジュダル「ダンジョン…」
ハレー「何だか、わくわくしますね」
アテム「うむ。よし、とことん探索をしてから通過といこうではないか」
デネブ「通り抜けるだけでいいだろ…」
アテム「それではつまらぬではないか。さあ、行くぞ」
【直下 コンマ判定】
1~3 何かおかしな洞窟だ…。同じところばっかり、ぐるぐるぐるぐると…
4~6 大したお宝もないのにやたら深いところまで潜ってく…
7~9 トラップを楽しんでるバカ王子…
―――――
ごめんなさいね、今日はここまでです
ありがとうございました
――暗夜王国・山間洞窟――
ジュダル「…」
ハレー「まるで迷路ですね」
デネブ「…」
アテム「ふうむ…意外に地味だな」
ジュダル「て、言うかさ…」
ハレー「どうかしましたか?」
ジュダル「同じとこ、回ってる気がする」
アテム「ほう」
デネブ「てか…完全にこれ、迷ってるだろ…」
アテム「ほほう」
ハレー「えええええっ!? そ、遭難ですか!?」
【安価下1】
1 こういう時は…壁伝いに歩いて行けばいい…はず
2 誰だよー、さっさと通り抜ければいいのに潜ってったのはー、って
3 その他、どうしよう?
ジュダル「どうするの?」
デネブ「…」
アテム「よし…ではここは、余がひとつ…」
ハレー「お、王子様っ…この状況を打開できることがっ!?」
ジュダル「え、マジ?」
【直下 コンマ判定】
1~7 アテム「鼓舞してやろう、どうにかせい」
8~9 アテム「どんと魔法でぶっ壊して――」デネブ「崩落して死ぬぞ」アテム「ではどうにかするがいい」
アテム「どんと魔法でぶっ壊して――」
デネブ「崩落して死ぬぞ」
アテム「ではどうにかするがいい」
ジュダル「……ちぇっ」
ハレー「なーんだ、てっきり、スーパー出口分かる魔法! みたいのが出てくるかと…」
アテム「そんなものがあれば便利だのう」
アテム「だが、ほれ、実はこっそりと通ってきた道にものを落として帰り道を辿れるようにするとか」
ハレー「なるほど! じゃあ、今から…えーと…この腹下しのお薬を勿体ないけど…」
デネブ「今からじゃ意味ないだろって…」
ジュダル「じゃあどうするの?」
デネブ「どうすっかな…」
【安価下1】
1 とりあえず、歩こう
2 試しに、同じところをぐるぐる回ってるなら二手に別れて逆方向へ進んで会えるはずだから、その実験を…この不思議体験を
3 その他、どうしよ?
ジュダル「同じとこ、ぐるぐる歩いてるの?」
デネブ「それっぽい。ここ、さっきも通ったし」
アテム「不思議だな」
ハレー「ですねえ」
ジュダル「じゃあ、わたしがあっちに歩いてって、デネブが、反対のそっちに歩いてったら、また行き会えるの?」
デネブ「……多分な」
アテム「ほう、面白そうではないか」
ハレー「不思議だ…」
ジュダル「ちょっとやってみようよ」
デネブ「いやでも、まだそうと決まったわけじゃないし…」
アテム「いいや、これが本当なら摩訶不思議だ。面白いではないか。余は乗ったぞ、ジュダルよ、ともに行こう」
ジュダル「えー?」
アテム「余から、じきじきの指名だぞ? ほれ、嬉しがるがいい。デネブ、ハレー、お前らも2人で逆から歩いて行け」
アテム「時間は限りがあるんだ、もたもたするんじゃない! さあ、出発だ!!」
【直下 コンマ判定】
1~3 ………………あれ、同じとこに戻ってきたけど、デネブとハレーと行き会えないよ…?
4~6 不思議なことに反対方向へ歩いて行ったのにちゃんと行き会えた。面白がってアテムが何度も何度も、往復した。疲れた
7~9 不思議体験だねー、って
アテム「まだか、まだ会えぬのか…?」スタスタ
ジュダル「…もしかして、不思議体験できないかも…?」
アテム「それはそれで、さらに摩訶不思議ではないか! 胸が躍るとはこのことだな、ははははっ!」
スタスタ…
<うわ、バカ殿下の声聞こえてきた…
<聞こえちゃいますよー?
ジュダル「あっ…」
アテム「ほう…?」
バッタリ
デネブ「……ちゃんと会えたか」
アテム「うむ、ちゃんとバカ殿下に会えて良かったではないか」
デネブ「は、はあっ…? な、何のことだし…?」
アテム「良い良い、バカ殿下などと言われるのは初めてだ。これはこれで、親しまれている証拠かのう」
アテム「ちゃんと聞こえるように言っているから、花丸をくれてやろう。はっはっはっ」
ジュダル「怒らないんだ…?」
ハレー「器が広い…?」
デネブ(単なるバカじゃねえの…?)
アテム「とは言え、ちゃんと反対方向に向かったのにこうしてばったり会えるとは、不思議だのう」
アテム「一体、どういう仕組みになっているのか…。不思議だな!」
【安価下1】
1 不思議だねー
2 手分けして調べることに
3 その他、どうしよ?
デネブ「確か、こういうのって…知らぬ間に幻惑魔法かなんかにかけられるとか、視覚的に何かを見落として錯覚して同じところを回るとか…」
デネブ「そういう感じだったと思う」
アテム「ほう。詳しいではないか」
デネブ「…ダンジョンにはけっこう、出入りしてたからな」
ハレー「ほへー…わたしより若いのに経験豊富だこと…」
ジュダル「それで、どうすればいいの?」
デネブ「何か、怪しいのを見っけろ。どんな風に擬態してるかも分からないけど、多分あるはずだから」
アテム「よし、では探せ」
デネブ「お前も探せよ…」
アテム「余を誰だと心得る?」
ジュダル「…」
ハレー「さすが王子様…偉そうっ!」
アテム「偉そうではない、偉いのだ」フンス
【直下 コンマ判定】
1~3 見つかんない…
4~6 なんか、変なスイッチみたいの見っけたから押してみたら…
7~9 デネブの言う通り、仕掛けを発見した。これで先にも進めるし、後にも戻れそう!
ガコンッ…
フシュゥゥゥ…
ジュダル「うわっ…」
デネブ「やっぱ、仕掛けあった…」
アテム「ほほう…まるで、景色が溶けていくようだな」
ハレー「いつの間にこんな、変なのが…」
ジュダル「景色が変わっちゃった…」
アテム「なるほど、これで一本道にいるかのように感じてしまっていたのか」
デネブ「めんどくさいトラップだな…。とにかく、これで戻れ――」
アテム「よしっ、ではさらに先へと進むぞ、者ども!」
デネブ「おいっ!」
アテム「何だ?」
デネブ「……今、こんなめんどくさい目にあっておいて、何でまだ奥に行こうとしてるんだよ?」
アテム「もっともっと、これよりも不思議なことがあるかも知れぬではないか。のう、ジュダル?」
ジュダル「えっ、わたし…?」
【安価下1】
1 思わないけど
2 でもー、デネブが渋ってるしー…
3 んー…確かに、ちょっと楽しかったし…先に行きたいかも
アテム「何だ、つまらなかったのか?」
ジュダル「…そんなことは、なかったけど」
アテム「ほれ見ろ、デネブ。余だけではなかったではないか」
ハレー「はいはいはいっ! わたしも何か、ワクテカだった!」
デネブ「……もう好きにしろ…」
アテム「最初からそういう態度でおれば気苦労せずに済むものを。まあいい、さあ、行くぞ」
ハレー「おーっ!」
ジュダル「…」チラッ
デネブ「はぁ…」
【直下 コンマ判定】
1~3 謎のタマゴがいっぱい置いてあるところに出た
4~6 通路が二つに別れた…これは…二手に分かれないと進めない系?
7~9 なんかひどいトラップの嵐を駆け抜けていきました
【0】
【直下 コンマ判定】
偶数 でっかい魔物が出てきた!! でも、あれ、殿下…?
奇数 地底湖があった…そこに、超でっかい魔物ががががが
※0は偶数ですよ
――暗夜王国・山間洞窟・地底湖――
アテム「ほおうっ!」
ジュダル「でっかぁ…」
デネブ「水っ…」
ハレー「こんなとこに湖があったんですねー…」
アテム「やはり、ここまで来て良かったな。どれ、一泳ぎするか」
デネブ「…」ヌギッ
ジュダル「って、何で泳ぐの!? ここで脱がないでよ!」
ハレー「はわわわっ…そこそこ、いい筋肉…」
デネブ「ばっきゃろう、泳げるだけの水があれば泳ぐのが漁師に生まれた男の習性なんだよ!」
ジュダル「露出狂」
デネブ「パンツはいてんだろ」
アテム「む…? 何だ、水の中に奇妙な影があるな…」
ジュダル「えっ?」
ハレー「あ、ほんとだ…」
デネブ「じゃあ魚獲りでも――って…」
ザバァァァッ
魔物「ギャオオオオオオオンッ!!」
アテム「ほう、これは何ともデカい…」
デネブ「ここの主か何かか…?」
ハレー「て言うか、何か…敵意剥き出しのような…?」
ジュダル「魔物だし…」
魔物「ギャオオオオオオオオオオオオオ―――――――――――――――――――――――――ンッ!!!」
【直下 コンマ判定】
1~3 つ よ い
4~6 水の中にいるヤツと、どう戦えと…?
7~9 サイズが違うよねー…
デネブ「何か吐くぞ、避けろっ!」
魔物「ギャオオオオンッ!!」
シュバァッ
ズッドォォォォォォォォォォォッ
アテム「水でも吐いたのか? 凄まじい威力だな」
ハレー「ひえっ…」
ジュダル「…当たったら、死ぬ?」
デネブ「余裕で死ねるな」
魔物「…」ギロッ
アテム「余は見てるから、まあガンバレ。こういう時のためのお前らだろう?」
デネブ「ったく…」
ハレー「よーし、がんばるぞー!」
ジュダル「…デカい…」
【安価下1】
1 魔物の攻撃をかいくぐりながら当ててくスタンス
2 果敢に飛び込んで攻めてくよ
3 よじ登ってしがみついて、攻撃しまくればいいんじゃね?
4 その他、どうしよ?
魔物「ギャオオオオオオンッ!」
ブゥゥゥンッ
デネブ「尾びれ来るぞ!」
ジュダル「壁みた、いっ…!」バッ
ハレー「おおー、ナイスジャンプ」パチパチ
ジュダル「からのぉっ…!」
ズドォォッ
ジュダル(手応え、硬すぎ…!?)
魔物「ギャオオオオオオオオオオオッ!!」
【直下 コンマ判定】
1~3 振り払われて壁に思いっきり叩きつけられた
4~6 やっべえ、全然、攻撃が効いてない…
7~9 仕方ないのう、ってバカ殿下が出てきた
【0】
【直下 コンマ判定】
偶数 バカ殿下がすげえ実力派だった
奇数 魔物の攻撃でデネブとハレーが身動き取れなくなった…
※0は偶数扱いやで~
ジュダル「うわっと…!」
シュタッ
ジュダル「あっぶな…」
魔物「ギャオオオオオオオオオオオンッ!!」
ブワァァァァアアアアアアアアアアッ
ガキィィィィィンッ
デネブ「んなっ…!?」
ハレー「うぇぇぇぇぇっ…!? か、か、かかっ、体が、固まってっちゃう…!」
ジュダル「うっそ、何で!?」
アテム「凍結魔法…のような息吹攻撃だのう」
デネブ「うご、け…な…」
魔物「…」ギロォッ
ジュダル「何か、わたしの方見た…」
アテム「これはちと、ヤバいかも知れんな…。仕方がない、余も手伝ってやるとしよう」
【安価下1】
1 ブレス攻撃に気をつけて立ち回ろう
2 やわそうな部分を狙ってこう…目とか、口の中とか…あとは…分かんないけど
3 その他、どうしよ?
【採用安価のコンマ判定】
参戦してくれたバカ殿下…その実力は!?
1~3 ま、ふつーに戦えるよ、くらいな
4~6 騎士団で問題なくやっていけるレベル
7~9 下手したら騎士団顔負けレベル
0 チート? チートなの? 強いの? すごく強いの?
アテム「本業には劣るが、そうも言ってはおれぬからのう…」スラァンッ
ジュダル「……戦えるの?」
アテム「何、人並みにはできるつもりだ。それよりも来るぞ、ジュダルよ」
魔物「ギャオオオオオオオッ!」
ブワァァァアアアアアッ
ジュダル「そんなの…食らわないっ!」ダンッ
アテム「それがいい」タンッ
ガキィィィィンッ
ジュダル「カチコチになった…!?」
アテム「低温なのだろうな」
【直下 コンマ判定】
1~3 ブレスを避けれど、ダメージが通らない…! こいつ、硬い
4~6 鱗の接ぎ目を狙えって言われたからやった
7~9 火炎突きが炸裂した。なるほど、火にはあまり強くないのか
ジュダル「でもこいつ、硬いし攻撃がっ…!」
アテム「ならば、鱗の接ぎ目を狙え。剥がせればその下は剥き出しの素肌も同然であろう」
ジュダル「そっか…!」
ブゥンッ
ズドォォォッ
ジュダル「っ――でも、そう簡単には…!」
魔物「ギャオオオオオオオオッ!!」ブォォォォンッ
アテム「いかんのう…!」ピョンッ
ジュダル「ひえっ…!」バッ
【直下 コンマ判定】
1~3 つよいよー、やばいよー…
4~6 ちょっとずつ、鱗を剥ぐように攻撃はしてるんだけど…
7~9 鱗が禿げた!! 攻撃を叩き込んだけど…まあ、めっちゃ図体もデカいから、人間からすればひりひりする程度の痛みだろうし…
シュバッ
ズドォッ
ベリィィィッ
ジュダル「鱗が剥がれた…!」
アテム「ようやったな…!」
ズバァッ
魔物「ギャオオオオオオンッ…!」
ジュダル「おおー…」
アテム「だが…うーむ…図体がデカすぎて、大したダメージにはならなそうだ」
ジュダル「…えー…?」
アテム「これ、そうやる気をなくすでない。余が手ずから武器を振るっているのだぞ?」
【安価下1】
1 まあいいや、鱗の禿げたとこに攻撃あるのみ!
2 じゃあ、もっともっと鱗を剥いで、丸裸にひん剥いて攻撃しまくってやる
3 その他、どうしよ?
ジュダル「んもうっ…あんな鱗、全部この勢いで剥いでやる」
アテム「そうだな。向こうの方から尻尾巻いて逃げてくれるかも知れん」
魔物「ギャオオオオオオオオオオオオオオ――――――――――――――――――――――ッ!!」
アテム「………逃げては、くれなさそうか」
ブワァァァァァァッ
ジュダル「そんなの避けるしっ…!」ダンッ
アテム「では、撹乱しながらやるとしよう。ジュダル、左側から攻めるがいい。余は右だ」
ジュダル「うんっ…!」
ダンッ
ダンッ
魔物「ギャオオッ!?」
【直下 コンマ判定】
1~3 尾びれアタックがきた。がはっ
4~6 だんだん、鱗を削ぐコツが分かってきた
7~9 嫌がってる、嫌がってる…
ブォォォンッ
ジュダル「うぇっ…!?」
ドッゴォォォォォォォォォッ
ズドォォォンッ…
ジュダル「あぐ…」
魔物「ギャオオオオオオオオオオッ!!」
ジュダル「っ――!?」
アテム「むっ…!?」
【直下 コンマ判定】
1~3 岩壁に叩きつけられたとこに、体当たり食らった…瀕死ですわ
4~6 極大・岩壁魔法道具を使用した。残数は1です
4 しかし、それさえも破壊してきやがった…
5 どうにか追撃は免れた
6 びたーん、てぶつかってダメージを与えられた。よっしゃ!
7~9 お、おおう…バカ殿下なんて言ってすまなんだ、バカ殿下
ジュダル「っ――極大・土壁魔法!」
パシュンッ
ズドォォォォォォォォォォッ
ドッゴォォォォォォォォンッ
ジュダル「うわ、崩れた…一撃っ…?」
魔物「ギャォォォォ…」
アテム「ふうむ…とんでもないパワーだな…」
ジュダル(て言うか…全身、痛い…叩きつけられた拍子に…色々…)
アテム「これは難儀だな…」
【直下 コンマ判定】
1~3 まだまだ見えない勝ち筋…
4~6 しかし、アテムには策がある…のか?
7~9 アテム王子っ…いいとこ見せてよ…
魔物「ギャオオオオオオオオオンッ!!」
アテム「まったく…誰だ、こんな奥まで入ろうなどと言い出したのは」
ジュダル「…」ジロッ
アテム「む、余を睨んでどうした? 惚れておるのか?」
ジュダル「誰が…」
アテム「……おちゃらけても、勝ち筋は見えんな…。まあでも、やるほかない。気張れよ、ジュダル」
ジュダル「言われなくてもがんばってるもん…!」
【直下 コンマ判定】
1~3 じわじわと…じりじりと…
4~6 ちょっとお前、食われろってアテムに言われた
7~9 もう崩落なんか知るか、ってバカ殿下
ブォォォォンッ
ジュダル「っ…!」ダッ
魔物「ギャオオオオオンッ!!」
アテム「もう一回転来るぞ」
ジュダル「もう、一回転っ…!?」
ブォォォォォッ
ジュダル「でぇえええええい、もうっ!」
ダンッ
ブォンッ
ギィィィィンッ
ギチギチッ…
ジュダル「えええええええいっ!」
ヒュォォォンッ…
アテム「ほおーう、ぎりぎり、力を逃がして受け流したか」
ジュダル「はあっ…はあっ…」
アテム「…根性があるな。よし、ではこうしよう」
ジュダル「何っ?」
アテム「食われろ」
ジュダル「」
アテム「ちょっとお前、食われてくるがいい」
ジュダル「な・ん・でっ!?」
アテム「そりゃあ、口内から――」
魔物「ギャオオオオオオオオンッ!!」
【直下 コンマ判定】
1~3 あかん、バカ殿下が喋り途中でぶっ飛ばされた
4~6 飛び込め、はようはよう、って急かされて魔物のでっかい口の中に飛び込んじゃったよ…
7~9 あ、バカ殿下が食われた…
アテム「今だ、今行け、飛び込め!! はようはよう!!」
ジュダル「え、ええっ…も、もうっ! 死んだら恨むからっ!」
ダンッ
パクッ…
アテム「ほんとに食われおったwwwwww」
ジュダル(うわ、臭いっ…あと何か、すごい何故かむかついたっ…!!)
ジュダル(でも、これ、どうしたらいいのっ…飲み込まれ――うわ、何か、飲み込まれそう…!)
【安価下1】
1 飲み込まれまいと槍を口の中に突き立てて粘るよ
2 ええい、魔法だ、魔法! 口内火傷しろ!!
3 その他、どうしよ?
ジュダル「んもうっ…! 小・火球魔法!」
シュボォォッ
ジュダル「もっかい、もっかい、もっかいっ…!」
シュボォォッ
シュボォォッ
シュボォォッ
ジュダル「って、何か…すごく、うわ、牙、牙が――!」
【直下 コンマ判定】
1~3 でっどえーん…
4~6 噛みちぎられそうになった牙に反撃しまくって突きまくった
7~9 槍が滑った。かと思ったら、口の中でつっかえ棒みたいに縦に刺さった。やべえ、抜けないって焦ってたら槍ごと吐き出された
ガリィィッ
ジュダル「っ――」
ボリィィッ
ブチブチィィッ
ジュダル「ぁ…ぅ――」
ゴクンッ…
―――――― DEAD END
王子「コンマ悪すぎぃぃっ!?」
王子「何でや…ちょいと緩めにしてたのに、どうしてこう…」
王子「…まあ、気を取り直して、がんば!」
【安価下1】
リトライ先選択
1 >>117
2 >>120
3 >>123
ジュダル「んもうっ…! 小・火球魔法!」
シュボォォッ
ジュダル「もっかい、もっかい、もっかいっ…!」
シュボォォッ
シュボォォッ
シュボォォッ
ジュダル「って、何か…すごく、うわ、牙、牙が――!」
【直下 コンマ判定】
1~3 でっどえーん…
4~6 噛みちぎられそうになった牙に反撃しまくって突きまくった
7~9 槍が滑った。かと思ったら、口の中でつっかえ棒みたいに縦に刺さった。やべえ、抜けないって焦ってたら槍ごと吐き出された
ツルッ…
ジュダル「あっ、しま――」
ガッ
ズブゥゥゥゥッ
魔物「ギャオオオオッ!? ギャオオオオオオオオオオオオ――――――――――――――――――――――――――ンッ!!」
ジュダル「う、わぁっ…!?」
ジュダル「暴れっ…槍が、抜けなっ――」
ペッ
ドボォォッ
ドサァッ
ジュダル「あうっ…」ゴロッ
アテム「どうだ、暴れられたか、ヤツの口の中で」
ジュダル「…」ジロォッ
アテム「ん、何だ?」
【直下 コンマ判定】
1~3 魔物がげきおこだよ…
4~6 あいつの口の中に槍を忘れてきちゃったんだけどどうしてくれんの…って
7~9 今度はお前が行け、って言ってみた
7 もっかいジュダルが口の中にいっちゃった…
8 無理やり押し込んだ
9 お前がいけ、そっちがいけ、ってやってたら2人して…
ジュダル「今度はそっちが行って」
アテム「何故、余が行かねばならん?」
ジュダル「くっさいし、狭いし、暗いし、最悪のとこだったんだから!!」
アテム「はははっ、尚更、余が行く必要はないのう」
魔物「ギャオオオオオオオオオ――――――――――――――――ンッ!!」
アテム「おっとっ」つジュダル
ジュダル「へっ…?」
パクッ…
アテム「またいったwwwww」
ジュダル「ああああああああもうっ!!」
【直下 コンマ判定】(2度目:+3)
1~3 食われてでっどえーん
4~6 思いっきり暴れた
7~9 ヤケクソ気味に暴れ回ってたら、何かものすげえやわいとこに穂先が当たったから、おもいきり攻撃してみた
ジュダル「ああもう、もう、もうっ!」
ジュダル「こうしてやるこうしてやるこうしてやるぅぅぅっ!!」
ブゥゥンッ
ザクッ…
ジュダル「あれっ?」
魔物「ギャオオオオオオオオオオオオオオ―――――――――――――――――――――――――ッ!!?」
ジュダル「うわっ、また、吐き出そうとっ…だったら、飲まなきゃいいのに…ここが嫌なら、ここをチクチクしてやるぅっ!」
ブゥゥンッ
ズドォォォォォォォォォッ
【直下 コンマ判定】
1~3 あ、飲み込まれた…
4~6 うわ、めっちゃくちゃ血ぃ出てきたっ…! そして吐き出された
7~9 ぐりぐりしてたら硬いとこにぶつかって、根性でそこを突き壊したら…ものすっげえ暴れ始めて吐き出された
【0】
【直下 コンマ判定】
偶数 バカ殿下のお遊びタイム終了のおしらせ? すごいとこ見せろよ、もういいだろ、バカ殿下
奇数 魔物の強烈な胃液が出てきて、ちょっと触れて溶けた!!
1・3・5 いつかデネブにもらったお守りが消失したけど、幸いなことにケガしなかった
7・9 足がやばいくらい熱くなってただれた…これあかんやーつ…?
※0は偶数扱いよ
魔物「オロッ…」
ジュワァッ
ジュダル「へっ…?」
ジュワァァァッ
ジュダル「う、わああっ…!?」
ポロッ
ジュワッ…
ジュダル「あ、お守りぃっ!」
ブワァァァッ
ドゴォォォンッ…
ジュダル「痛ってぇぇ~……」ゴロンッ
アテム「む、戻ったか。どうだった、2度目は」
ジュダル「…」ギロッ
アテム「お、いい目だのう」
アテム「だが、見よ…あいつも、そろそろ、嫌になってきておるぞ」
魔物「ギャオォォォォ……」
ジュダル「…わたしももう嫌になってる…」ムスッ
アテム「そう言うでない、もう一息だ」
【安価下1】
1 また大口を開けてくるだろうから、そこを狙って渾身の攻撃を叩き込め、ってさ
2 まだ極大・土壁魔法道具を使えって…。それで体勢を崩させて、鱗の禿げてるところに思いきり攻撃しろって
3 その他、どうしよ?
アテム「先ほどの土魔法を使え」
ジュダル「また?」
アテム「うむ。あれは確か、位置などを任意に指定できるはず。その応用で、角度をつけてヤツの足元をすくうように発動するのだ」
ジュダル「どうして?」
アテム「図体に対して、足はさほど発達していない。それに度重なる口の中での攻撃で怒ってもいる」
アテム「よろけてどたんと転ぶはずだ。そして、そこで余がこつこつと鱗を剥がしておいた、腹部が丸出しになる」
アテム「そこに、2人で攻撃をしかける。良いな?」
ジュダル「…分かった」
アテム「お前がヤツの気を惹くために口の中で暴れ回ったおかげで、腹部の鱗は完璧に剥がしている。このチャンス、逃すでないぞ?」
ジュダル「うん」
魔物「ギャォォォォ…」
アテム「やっこさんも、相当に怒り心頭のようだ…。油断するでない。来るぞ――!」
魔物「ギャオオオオオオオオオオオオオオ―――――――――――――――――――――――――ン!!!」
ジュダル「極大・土壁魔法ッ!!」
ズドォォォォォォッ
【直下 コンマ判定】
1~3 おいバカ殿下、よろけて転ぶとか言ってたのに、よろけて踏みとどまろうとしてるぞ!?
4~6 よろけた! 今だ――っておい、殿下、何で見てるだけなんだよ、お前。2人でとか言ってたじゃん! 言ってたじゃんっ!!!
7~9 作戦通りだぜっ! 魔物が尻尾を巻いて逃げていった
ヨロッ…
魔物「ギャオオオオオッ…!?」
ジュダル「やったっ――!」
ダンッ
ジュダル「必殺・火炎突きぃっ…!!」
シュボォォォォォォッ
ズドォォォォォォォォォォッ
ジュダル「――って、あれ、バカ殿下っ…?」
アテム「…」
魔物「ギャオオオオオオンッ!」
【直下 コンマ判定】
1~3 もう一押しが足りなかった…! ピンチ!!
4~6 遅れてバカ殿下が攻撃してきた。ふぅ…撃退できた
7~9 あっ、ジュダルの攻撃だけで撃退できた。良かった、良かった…
魔物「ギャオオオオオオオオオッ!」
ジュダル「やばっ――」バッ
ズルッ…
ドタドタドタッ
バッシャァァァァンッ…
ジュダル「………あれ…?」
アテム「…うむ、無事に撃退ようだな」
ジュダル「……うん…」
アテム「さて…デネブとハレーがかちこちに凍る前に、解凍してやるがいい」
ジュダル「って、バカ殿下っ…何でさっき…!」
アテム「ほれほれ、余よりもあの2人の方に労力を使うがいい。水でもかけてやれば解凍できるのであろう?」
アテム「それと、火でも起こしてそばで温めてやれ」
【安価下1】
1 ちぇっ…言われた通りにすりゃいいんでしょ
2 問い質すっ!
3 手伝えっ!!
ジュダル「…」
アテム「余のことなど、後で良かろう。それよりも、大事なことがあるはずだ。違うか?」
ジュダル「……分かった…」ムスッ
アテム「うむうむ、それで良い…」
ジュダル(わがまま王子…)
・
・
・
ハレー「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛……………あったまるぅぅ~…」
デネブ「くっそ…不覚だった…うぅぅぅっ…さぶっ…」
ジュダル「もう平気?」
デネブ「平気じゃねえよっ」
ジュダル「ツッコミできるなら、だいじょぶだよね?」
デネブ「…まあ…そういう意味でなら平気だけど…」
【安価下1】
1 お守りを戦いでダメにしちゃってごめんね、って
2 さて…あのバカ殿下に問い質さねば。てか、どこいった?
3 ようやく一休み…戦ってジュダルも疲れてるんだから
ジュダル「ちょっとバカ殿下と話してくる…」
デネブ「気ぃつけろよ…まだ何かあるかもしれねえから」
ジュダル「うん」
スタスタ
ジュダル(にしても…どこ行ったんだろ…?)
ジュダル(んー…?)
スタスタ
ジュダル(けっこう、ここ広い…。それにちょっと薄暗いから、見渡せないし…)
【直下 コンマ判定】
1~3 バカ殿下のおふざけ…こんにゃろう…
4~6 お、おい、バカ殿下…
7~9 あれ、バカ殿下?
ジュダル「バカ殿下ー?」
スタスタ
ジュダル「返事はー?」
スタスタ
ジュダル「…」
ジュダル「いない…? いるはずなんだけど…」
スタスタ
ムニュッ…
ジュダル「何か踏ん――あれ?」
アテム「ハァッ…ハァッ…」
ジュダル「………あれ? ねえ、何してんの?」
アテム「むっ……し…死んだふり…だ…」ゼィゼィ
ジュダル「【安価下1】」
1 ムカッ…そのまま死んでろっ
2 ……何か、ほんとに死にそうな顔色してない?
3 その他、自由台詞
ジュダル「……何か、ほんとに死にそうな顔色してない?」
アテム「余の演技力…見たか…」
ジュダル「見てるけど…」
アテム「…」
ジュダル「…」
アテム「…」
ジュダル「…」ツンツン
アテム「やめい…ゲホッ…ゴボッ…」
ジュダル「…何か、今、変な音…」
アテム「じゃじゃーん、ちーのっ…ぅっ…ゴボォッ…」
ベチャベチャアッ…
ジュダル「…」
アテム「……いやぁ…口の中に…これだけ血糊を…詰めるのも…大変だったのだぞ…?」
ジュダル「【安価下1】」
1 病気なの…?
2 嘘でしょ?
3 あっそ…
4 その他、自由台詞
ジュダル「病気なの…?」
アテム「だから…これは血糊であって、演技だと…」
ジュダル「……ほんとに?」
アテム「余は次の国王になるのだ…病なんぞに罹ってはおれぬだろう…」
ジュダル「…それもそっか」
アテム「そういうことだ…。余の病弱ごっこもなかなかであろう…?」
ジュダル「……確かに、リアル…」
アテム「そうであろう、そうであ…ゲボッ…ゲホッ…ん…ん゛んっ…」
アテム「最近の血糊は…喉にやたらと絡むのう…」
【直下 コンマ判定】
1~3 ほんとにくだらない悪戯するなあ、って思ったジュダルでした
4~6 最近の血糊ってすごいなあ、と思ったジュダルでした
7~9 いや…さすがに騙されないよ、っていうジュダル
ジュダル「くだらなっ…」
アテム「くだらないとは何だ」
ジュダル「もういい…」プイッ
スタスタ…
アテム「ゲホッ…」
アテム「……よし…ごまかせたか…」
アテム「…こんな体のことが知れては、ますます王座が遠ざかるからのう…」
【直下 コンマ判定】
1~3 アテム「思ったより、酷いな。あんな魔物…ひとひねりにしてやるはずだったのにのう…やれやれ…」
4~6 アテム「んむぅ…どうにも…もどかしいものだ。体がいうことを聞かぬというのは…」
7~9 アテム「……まあ、まだ大丈夫か…。しっかし…血が足りん…メシを急かさねば…」
0 アテム「ちぃっ…そこで疑わねば病弱ごっこにならんじゃないか。…折角、自作した本物の血にしか思えない血糊まで用意したのに…」
アテム「思ったより、酷いな。あんな魔物…ひとひねりにしてやるはずだったのにのう…やれやれ…」
<バカ殿下ー、こっち来いよー
アテム「…」
アテム「余は病弱ごっこの最中だ、お前らがこっちに来い!」
<ふざけろっ…
<殿下って茶目っ気ありますねー
<もうやだ、あいつ…
アテム(…ま、もうしばらくは気づかれまい…)
【直下 コンマ判定】
1~3 最奥部まできたのに、結局、お宝らしいものもなかったかー…
4~6 地底湖を探索したら宝箱を発見して、古びた王冠を手に入れた。けどバカ殿下に取られた…
7~9 地底湖を探索したら宝箱を発見して、古い金貨を見つけた! 4人で山分けになった。ラッキー!
ジュダル「宝箱あったー!!」
ダダダッ
ハレー「おおおおっ! あるもんですねっ!」
デネブ「でかしたっ!!」
アテム「余が許可する。開けよ」
ジュダル「うん」
パカッ…
ハレー「………何これ…茶色い…」
デネブ「……コイン…?」
ジュダル「臭い…」
アテム「お前らはものの価値が分からぬのか? これは大昔の金貨だ。かなりの額になるぞ」
デネブ「マジかっ…!? 聞いたことある、1枚で1万ゴールドになるとか…これかよ…」
アテム「余の目に狂いがなければのう。ここまで来られたのはひとえに、余の冴えた頭脳と、手足となったお前らの活躍だ」
アテム「4人で山分けにするとしよう」
ハレー「うっひょー!」
ジュダル「手足…」
デネブ「お前は終始ふざけてただけだろが…」
アテム「文句があるなら、余が一人占めにしても良いのだぞ?」
ジュダルは 太古の金貨 を手に入れた ▽
【直下 コンマ判定】
1~3 山間洞窟を抜けたらバカ殿下を狙う刺客がいやがった…
4~6 地底湖が外に流れ出てるところを発見した。ここから抜けたい、ってバカ殿下が言い出して…どことも知らぬ場所に出てしまった
7~9 無事に山間洞窟を出られたよ
――個人情報――
名前:ジュダル 職業:騎士 属性:火
魔法:小・劫火
特技:火炎突き サマーソルトキック
装備:騎士団の槍
所持金:4万5000G
所持品:竹槍 銛 太古の金貨×10
成長:小・火球(1/2) 武器と魔法の連携・基本(0/3) 柔能く剛を制す(習得) 得物を身体と同化せよ(習得)
戦闘は身体から(5/8)
――知人――
ヴォルド:兄 厳しい
ヒヒイロ:オッサン ヘンタイ? 騎士
ドラシロ:貴族な騎士団同期
デネブ:騎士団の先輩 ドラシロと同年代? 恋にヘタレ
レイド:騎士団の先輩
チュミヌ:騎士団の同期
ゼドファ:二重人格犯罪者 監視対象 同僚 いいコ?
アーサー:アーサー・キングロード 商人筋の有名人 女装趣味
ジャンヌ:美人の踊子だけど男 アーサーの甥
セーブル:旅の剣士 凄腕なのに捕まってた ゲロマズ料理人
ハレー:騎士
アテム:暗夜王国第一王子 絶賛、暗殺対象中
――暗夜王国・どこかの川岸――
デネブ「やっと、岸につけた…」グッタリ
ハレー「急流でしたねぇ…」
ジュダル「漕ぐの、疲れた…」
アテム「はっはっはっ、川下りとは気分がいいな! 余は満足だ」
デネブ「こんの、バカ殿下…」
ハレー「にしてもここ…どこなんでしょうね」
アテム「なあに、歩いていればどこへなりとも辿り着く。世界は山や川や海で隔てられようと、繋がっているのだ」
アテム「何も不安になることなどはない」
ジュダル「そういう問題じゃない…」
アテム「さあ、出発といこう。余は野宿でもかまわんが、お前らはちゃんとした寝床で寝たいのであろう?」
アテム「ならばシャキッと張り切って歩かねばのう」
【安価下1】
しかし、結局は野宿となった…
1 デネトレ
A 小・火球(1/2)
B 武器と魔法の連携・基本(0/3)
C 戦いは身体から(5/8)
2 コミュる
3 さっさと眠るのだ…
4 その他、自由行動
ジュダル「デネブー」
デネブ「ん?」
ジュダル「特訓して」
デネブ「……ああ、いいぞ。じゃ、前の続きな」
ジュダル「うん」
デネブ「ま、がんばれ。しごきまくってやるから」
【直下 コンマ判定】
1~3 旅の疲れとかもあって、あんまはかどんなかった
4~6 もうちょいかねー、って
7~9 習得
戦いは身体から 6/8
デネブ「…」
ジュダル「も…ムリ…」
デネブ「しゃあないな、今日は終わり」
ジュダル「うん…」
デネブ「気長にやりゃいいから、気にすんなよ」
ジュダル「うん」
【直下 コンマ判定】
1~3 山賊に支配された村に来てしまった…
4~6 川沿いの宿場町に到着した
7~9 薬湯の村についた
――個人情報――
名前:ジュダル 職業:騎士 属性:火
魔法:小・劫火
特技:火炎突き サマーソルトキック
装備:騎士団の槍
所持金:4万5000G
所持品:竹槍 銛 太古の金貨×10
成長:小・火球(1/2) 武器と魔法の連携・基本(0/3) 柔能く剛を制す(習得) 得物を身体と同化せよ(習得)
戦闘は身体から(6/8)
――知人――
ヴォルド:兄 厳しい
ヒヒイロ:オッサン ヘンタイ? 騎士
ドラシロ:貴族な騎士団同期
デネブ:騎士団の先輩 ドラシロと同年代? 恋にヘタレ
レイド:騎士団の先輩
チュミヌ:騎士団の同期
ゼドファ:二重人格犯罪者 監視対象 同僚 いいコ?
アーサー:アーサー・キングロード 商人筋の有名人 女装趣味
ジャンヌ:美人の踊子だけど男 アーサーの甥
セーブル:旅の剣士 凄腕なのに捕まってた ゲロマズ料理人
ハレー:騎士
アテム:暗夜王国第一王子 絶賛、暗殺対象中
【0】
【直下 コンマ判定】
偶数 丘陵の町についた(姐御の領地)
奇数 騎士の惨殺死体が転々としてる森…一体、何が起きてるんだろう…? 死体もまだ新しい…
※0は偶数扱いなんやで
――暗夜王国・血塗れの森――
ジュダル「……何これ?」
ハレー「ひえっ…な、何で…騎士の死体がこんなに…」
デネブ「…本部の騎士じゃない、っぽい…な。地方騎士…」
アテム「酷いことをするヤツがいるものだな…」
ハレー「酷いことって…魔物の仕業かも知れないのに…」
アテム「騎士は頭を鍛えぬのか? 見よ、この切り口は紛れもなく鋭利な刃物によるものだ」
アテム「そして…ここに残っている足跡は騎士のブーツとは違う。大男のようだな…」
ジュダル「ふうん…」
アテム「それに、随分と争った痕跡がある…。あちこちに焦げ跡…これは魔法か」
アテム「…だが、騎士の死体にそういった痕はないな。となると、応戦したが力尽きたと見るのが正しいか」
デネブ「…バカ殿下なのに…意外とそれっぽいことを…」
アテム「お前らとは頭のデキが違うのだ。敬え」フフン
ジュダル「でも…ここ、通るの?」
ハレー「まだ、近くにこんなことをした犯人がいるかもですねー」
アテム「ふうむ…確かに、ちと危険だな。だが、引き返しても道がないからここにいるのだ。進む他あるまい…」
【直下 コンマ判定】
1~3 魔剣士エルさんと遭遇したよ…(震え声
4~6 誰かが戦ってる…あ、レイドや。あれ、レイドが追ってたのって…?
7~9 あの2人組と遭遇。バカ殿下と面識がある…だと!?
ザッザッ…
デネブ「お前ら、注意しろよ。いつ、どこから犯人が出てくるかも分かんねえんだから」
ジュダル「分かってるし…」
ハレー「まあ、何が出てきたって逃げ足には自信ありますけどね」
アテム「逃げ足を誇る騎士か、はははっ、それも面白いな」
ガサッ
ガサササッ…
デネブ「!」チャキッ
ガサッ…
サリー「む…」
トレバー「…どうかしまし――っ…!?」
ハレー「あれ…」
デネブ「何だ、騎士じゃん…犯人かと思った」
ジュダル(でも…一緒にいるのは、騎士じゃない子どもじゃん…)
アテム「ん? お前…」
トレバー「アテム…殿下…?」
サリー「殿下っ…? な、何故このような場所へっ…!?」
ジュダル「えっ」
デネブ「ん?」
ハレー「ありっ…?」
アテム「お前ら、これが普通の反応だぞ? よく目に焼き込んでおけ」
アテム「しかし…追放された騎士に、追放された公爵の息子がどうしてここにいる? トレバー、お前も死んだと聞いていたが…」
【直下 コンマ判定】(闇堕ちトレバー:-3)
1~3 トレバーがバカ殿下に襲いかかった…!!
1 バカ殿下は微動だにせず、トレバーの刃に刺された
2 しかし、バカ殿下は足払いをしてトレバーを転ばせた
3 しかし、サリーがトレバーを止めた
4~6 トレバーがバカ殿下に襲いかかろうとしたが、思いとどまったようだ
7~9 トレバーは浄化されていた
トレバー「お前、なんかぁっ…!」チャキィッ
サリー「おいっ――」
アテム「やってみろ、トレバー」
トレバー「っ…」
デネブ「……何この状況…?」ヒソ
ジュダル「知らない…」ヒソ
アテム「…まあ、シューメーカーレビーにはめられたとは聞き及んでいる。恨みつらみもあるだろう」
アテム「無防備な余をその刃で仕留めて気が済むならしてみろ」
トレバー「……っ」
サリー「…トレバー…」
アテム「何だ、やめるか。まあ良い、賢明だ。余が良いと言っても、立場上、余を守らねばならん者がここには大勢いるからな」
アテム「して…何故、お前らはここにいる?」
サリー「…我々は魔剣士を追っています」
ジュダル「………魔剣士?」
デネブ「たったひとりで、騎士団本部に乗り込んできてとんでもねえ被害出した野郎だよ…」
デネブ「死んだはずなのに、なんでか最近になって、また現れた…。レイドが追ってる」
ハレー「おっかないですよねー…」
サリー「そのレイドにわたしが、魔剣士追跡の任を与えられているのです。トレバーは魔剣士と…奇妙な縁があるようで、同行を」
アテム「そうか…。となると、ここに転がっている騎士の死体も…」
サリー「はい、魔剣士によるものです」
デネブ「………マジか…」
ハレー「この近くにいるんですかね…?」
ジュダル「…」
アテム「物騒な者がいるのだな…」
【安価下1】
1 さっさとこんな森は抜けよう
2 バカ殿下が、魔剣士に興味が湧いたとか言い出したよ…
3 バカ殿下がサリーに、近くの村か町まで案内しろって言い出した
アテム「サリー、余を近くの村か町まで案内しろ」
サリー「……はい」
トレバー「待ってください…あと少しで、エルさんに追いつけるのに、そんなムダな時間…!」
サリー「殿下の命令だ」
トレバー「そんなくだらない命令で、折角、ここまで近づけたのにまた足取りが掴めなくなるなんて僕は嫌です」
アテム「そういきるでない、トレバー。久しぶりにこうして会えたのだ。お前の話を余は聞きたい。何からでもいいから語るがいい」
トレバー「っ…僕はあなたなんかに語ることはありません…」
アテム「ふうむ…随分と険のある顔をするようになったのう」
サリー「…言うことを聞け、トレバー」
トレバー「…」ギリッ
アテム「ほれ、行くぞ。サリー、案内を頼む」
サリー「はっ…」
デネブ(居心地わりー…)
ジュダル(バカ殿下…)
ハレー「きみきみ、おやつありますよ。食べますか?」つ飴ちゃん
トレバー「…」バッ
ハレー「うわっ…貴重な飴ちゃんがっ…!」
アテム「これ、食べものを粗末にするでない」
トレバー「…」
アテム「やれやれ…困ったお子様だ…」
【直下 コンマ判定】
1~3 幸か不幸か…魔剣士と遭遇しちゃったよ
4~6 付近の村についたけど…すでにそこは…
7~9 付近の村に到着したよ
【0】
【直下 コンマ判定】
偶数 バカ殿下はバカだけど、不思議と人に心を開かせるらしい。そう言えばジュダルもほとんど警戒モードを発動していなかった
奇数 レイドvsエルの壮絶な死闘に遭遇してもうたよ…
※0は偶数扱いです
――暗夜王国・付近の村――
チュンチュン…
アテム「――んぅっ…」ノビッ
ガチャッ
サリー「殿下、お召かえは…」
アテム「それくらいは自分でやる」
サリー「トレバーが、何か失礼を…」
アテム「そこでぐっすり眠っている…」チラッ
トレバー「Zzz…」
サリー「……………どう、やったのですか…?」
アテム「なに…余のカリスマにかかれば、この程度は雑作もないわい…」
アテム「少し、腹を割って話をしただけだ」
サリー「ん……? 殿下、その腕…歯形が…」
アテム「……ちと、噛まれただけだ。気にするな」
サリー「噛まれ…」
アテム「さて、朝食だ。支度はできているのか?」
サリー「じきに用ができるとのことです」
アテム「うむ…」
デネブ「おい、バカ殿下ー、起きたか?」
サリー「…」ギロッ
デネブ「っ……な、何だよ…? や、やんのか?」
サリー「殿下への口の利き方には気をつけるべきだ」
アテム「別に良い、余は気にしておらん…。これはお忍びの旅だ。そうかしこまられては、余の高貴なオーラに磨きがかかってすぐにバレてしまう」
【安価下1】
1 で、これからサリーとトレバーはどうするのん?って話題になった
2 バカ殿下が村にしばらく滞在するとか言い出した。何でやねん
3 魔剣士の追跡に行ってこい、って
A デネブとハレーが駆り出された
B ジュダルとデネブが駆り出された
C ジュダルとハレーが駆り出された
アテム「で…お前らはどうするんだ?」モグモグ
サリー「あの森へ舞い戻り、再び、魔剣士の捜索をするつもりです」
トレバー「…」モグモグ
アテム「そうか…」
ジュダル(おいしい…)モグモグ
デネブ(魚がない…)モグモグ
ハレー「おいしい朝ご飯ですね」モグモグ
アテム「トレバー」
トレバー「………何ですか…?」
アテム「魔剣士と、また話ができればいいのう」
トレバー「……はい…」
アテム「だが…そう一筋縄でもいかんだろう。それに、お前が魔剣士と会うというのは…騎士であるサリーもまた、同時に邂逅するということだ」
アテム「魔剣士エルは再び、囚われの身となる…。何百という騎士を手にかけている以上、極刑も免れん」
トレバー「…」
サリー「…」
アテム「…それでも、追うのか?」
トレバー「……その時は…このゴリラを僕が刺し違えてでも倒して…」
サリー「誰がゴリラだ…」ピキッ
アテム「ははははっ、あのトレバーがゴリラ呼ばわりかっ! いいではないか、サリー、言わせておけば」
サリー「し、しかし、殿下っ…」
アテム「声が大きいぞ。余は、今は殿下という身分ではないのだ」
サリー「っ…」
アテム「しっかし…茨の道だのう。余としては、最善の落としどころを用意してやりたいが…魔剣士を庇うというわけにも…」
トレバー「……そんな期待、してません…」
アテム「そう冷たいことを言うでない。余とお前の仲であろう」
トレバー「ただの、遠い血の繋がりがある他人です…」
アテム「ひねくれおってからに…」
【安価下1】
1 魔剣士編…いっちゃう?
2 良い結果になればいいね、ってことで2人とは別れたよ
――個人情報――
名前:ジュダル 職業:騎士 属性:火
魔法:小・劫火
特技:火炎突き サマーソルトキック
装備:騎士団の槍
所持金:4万5000G
所持品:竹槍 銛 太古の金貨×10
成長:小・火球(1/2) 武器と魔法の連携・基本(0/3) 柔能く剛を制す(習得) 得物を身体と同化せよ(習得)
戦闘は身体から(6/8)
――知人――
ヴォルド:兄 厳しい
ヒヒイロ:オッサン ヘンタイ? 騎士
ドラシロ:貴族な騎士団同期
デネブ:騎士団の先輩 ドラシロと同年代? 恋にヘタレ
レイド:騎士団の先輩
チュミヌ:騎士団の同期
ゼドファ:二重人格犯罪者 監視対象 同僚 いいコ?
アーサー:アーサー・キングロード 商人筋の有名人 女装趣味
ジャンヌ:美人の踊子だけど男 アーサーの甥
セーブル:旅の剣士 凄腕なのに捕まってた ゲロマズ料理人
ハレー:騎士
アテム:暗夜王国第一王子 絶賛、暗殺対象中
サリー:女騎士 見るからに堅物
トレバー:元公爵家の子息 公的には死んだ身?
アテム「短い時間であったが、お前とまた話ができたのは嬉しかったぞ、トレバーよ」
トレバー「…」
サリー「トレバー、殿下の言葉だぞ。返事くらいしろ」
アテム「良い、良い…。お前は堅すぎだ。そんなだから左遷に次ぐ左遷を食らったのだろう?」
サリー「ですがっ…」
アテム「そろそろ旦那の貰い手でも考えろ…」
サリー「っ…いくら、殿下のお言葉とは言え…それは…」
アテム「真に受けるでない」
アテム「…ともあれ、ここでさらばだ。…最善の結果に落ち着くことを祈っている」
アテム「…………もし、余の力をどうしても借りたいとなれば、いつでも余を探して、来るといい。できるだけ、力になってやろう」ポンッ
トレバー「………はい…」
アテム「うむ。ではの」
サリー「失礼いたします、殿下」ペコリ
トレバー「…」スタスタ
ジュダル「…………どんな関係だったの?」
アテム「トレバーは公爵家の者だった。ゆえに、王室とも今は遠いが、血の繋がりがある。あれが小さいころはよく遊んでやったものだ」
アテム「まあ…それだけ、と言ってしまえばそれまでだが…かわいそうなヤツだからのう。すっかりやさぐれていたが、持ち直せるかどうか…」
アテム「…………余がどれだけ心配しても、なるようにしかならぬだろうが、それでも…のう?」
デネブ「意外とほんとに王子なんだな…」
アテム「余を何だと思ってる…」
ジュダル・デネブ「「バカ殿下」」
アテム「……まあ良い。それ、行くぞ。余には余で、やらねばならんことがあるのだ」
―――――
本日はここまでです
ありがとうございました
王子「エルがずっと放置な件…」
王子「まあ、関わったら危険っていうのは正しいんだけど…関わりにいかないと進展も何もありゃしないからねえ…」
王子「さて、そういうわけで! 雨にも負けず、靴が雨で浸水して靴下がぐしょぐしょの不快感にも負けず、更新再開でございます」
王子「バカ殿下との旅行も、いつまで続くんだか…」
王子「あとさー、気のせいかも知れないけど、バカ殿下が登場してから【0】が格段に増えてる気がしない? 気のせい?」
【直下 コンマ判定】
1~3 吹き溜まりの村にやってきちゃった
4~6 石工の町でござます
7~9 薬湯の村なる場所についた
――暗夜王国・吹き溜まりの村――
ワイワイ…
アテム「何やら、雑多なところだのう…」
ジュダル「…何ここ…?」
ハレー「何か、臭いますね…」
デネブ「吹き溜まりの村か…。話には聞いてたけど、ほんとにあったんだな…」
アテム「知っているのか?」
デネブ「聞いただけ…。居場所を追われた人間とか、行き場のない人間とか…まあ、無法者が寄り集まって暮らす村があるらしい…って」
デネブ「互いの素性とか、全く興味なしでどんな人間でも受け入れちゃうようなとこ…って」
<やんのか、てめえっ!?
<上等だ、てめえの目玉えぐってインテリアにしてやらぁ!
ハレー「確かに…互いのことなんて、気にしてなさそうですねー…」
アテム「血の気が多いのう…」
ジュダル「…悪人面ばっかり…」
デネブ「そういうのがたむろって、いつの間にかできちゃったとこなんだって…」
アテム「だが、こういうところはそれだけ、普通では知り得ない経験をしている者も多いのだろうな…」
アテム「興が乗るのう、はははっ」
デネブ「…バカ殿下…」
【安価下1】
1 バカ殿下がおごりじゃーい、って酒場一軒借り切って、誰でも参加オーケーの宴会が開催されおった…無法者でごった返す酒場…
2 バカ殿下はデネブを引き連れてピンク色のお店へと堂々と入っていった…ジュダルとハレーは好きにしてていいよって言われた
3 バカ殿下も旅歩きに疲れてきたらしく、とりあえず宿屋でゆっくりすることになった。何故か窓が鉄格子になってる宿だけど
――暗夜王国・吹き溜まりの町・酒場――
アテム「誰であろうが、自由に入ってきて存分に飲み食いするがいい! 全て、余のおごりだ! 村中に知らせよ!」
<うぇええええええええ――――――――――――――――――いっ!!
アテム「辛気くさいことなど全て忘れるまで、飲めっ! わははははっ!!」
ワイワイ
ゴタゴタ…
ジュダル「………何これ…」
デネブ「おい、何考えてんだよ?」
アテム「ん? どんな者だろうが、この国に住まう者は余の臣民だ。施しを与えても何ら不思議なことではあるまい?」グビグビ
ハレー「太っ腹…」
デネブ「そういう上っ面のことじゃねえよ」
アテム「上っ面とは…余のことなど、何も知らぬくせに言いよるわ」
デネブ「お前…命狙われてんだろ? 顔さえ知らねえ、こんな、いかにもな連中をこんな近くまで寄せてちゃ、俺らの任務が――」
アテム「なあに、心配はあるまい。逆にこれだけの人間がこの狭い酒場でおしくらまんじゅうしてる状態で、何ができる?」
デネブ「でも、もしもとかってことが――」
アテム「もしもを考えるのは、星影を数えるのと同じだ」
デネブ「っ…好きにしろっ」プイッ
アテム「ほれ、ハレー、飲め。無礼講だ、構わんぞ」
ハレー「えー、いいんですか? いーんですかぁ? しっかたないなあ、ハレー・コメット、飲みまーす!」
【直下 コンマ判定】
1~3 デネブの心配が的中…
4~6 ハレーは酔い潰されて、デネブはそっぽ向いて、ジュダルがトイレに行ってる間にバカ殿下の姿が消えた…
7~9 バカ殿下がタダ酒を飲みにきた無法者を見繕っては声をかけて話してる。盗み聞きしてみた
ジュダル「超きったなかった…」ゲッソリ
デネブ「衛生観念なんて、ないに等しいだろ…こんなとこ」
ハレー「るーららーうーちゅーうーのー♪」
デネブ「つか…何でこいつ、できあがってんだよ…」
ジュダル「弱い…」
デネブ「………ん、でも…もうけっこういい時間だな。そろそろ、バカ殿下に帰るって進言するか。おい、どこ行った?」キョロキョロ
ジュダル「え?」
デネブ「ん?」
ジュダル「今、お花摘みいってきたばかりだもん。知らない」
デネブ「はあ? お前、見てなかったのか?」
ジュダル「だーかーらー」
デネブ「………つか、じゃあ…どこ消えた、あいつ?」
ジュダル「…さあ?」
デネブ「……クッソ、あのバカっ!!」
【直下 コンマ判定】
1~3 吹き溜まりの町を手分けして探しまくって、ジュダルが発見したよ!! でも…何か、刺客にバカ殿下が囲まれちゃってる…
4~6 建物の陰で、人目を避けるようにバカ殿下が誰かと喋ってるのを発見した
7~9 人がいっぱいいすぎてパッと見で分からなかっただけで、ちゃんといた。浮浪者みたいのと話してるけど
デネブ「俺は村の東側探すから、お前は西な」
ジュダル「うん…」
デネブ「見つかっても、見つからなくても、半刻でここにまた戻ってこ――れ?」
ジュダル「ん?」
デネブ「………って、いるじゃねえかよ、バカ殿下っ!」バンッ
アテム「むっ…? どうした?」クルッ
ジュダル「…」
デネブ「勝手に消えたかと思ったぞ…」
アテム「これだけ人がいれば仕方あるまい。余はこの者と話しているのだから、静かにしておれ」
デネブ「ったく、人の気も知らねえで…ジュダル、今度は目ぇ放すなよ」
ジュダル「はいはーい…」
アテム「………で、その件だが…」
*「確かに、あんたの言うようなことにあてはまってるたあ思うが…」
アテム「なるほど…」
【安価下1】
1 聞き耳をたてる
2 何の話してるの、って直で尋ねる
3 見た目はあれだけどメシがうまい。もぐもぐ
アテム「して…その場所は?」
*「そこまでは知らねえよ…」
アテム「ふうむ…そうか。……ここにいる者で、そういったことに詳しそうな者はいるか?」
*「ああ…それだったら、そっちで今、脱ぎ始めてる野郎が…」
アテム「うむ、礼を言う、助かるぞ」
*「へっへ、タダ酒にタダ飯もらってんだ、礼なんざこっちが言いたくなるぜ」
アテム「言いたくなるだけで言わないのか?」
*「そりゃああんたもだろうよ」
アテム「む? ……おお、そう言えばそうだったな。では改めて、ありがとうだ」
ジュダル「…」
*「そいじゃ、あっしはこれで…」
アテム「うむ。……………さて…おーい、そこの3ミリポークビッツ」
酔どれ「誰が3ミリポークビッツだぁっ!!?」
アテム「はははっ、自覚があるようではないか。ちと、余と話をせんか? 酒代だと思ってつき合え、良いであろう?」
ジュダル「…」
アテム「実はな、ちと尋ねたいことがあるのだが…」
酔どれ「ああん?」
【直下 コンマ判定】
1~3 周りがやたらうるさくて、肝心なとこが聞き取れなかった…
4~6 断片的になんとなーく…耳に入った
7~9 クリアだぜ
アテム「余は今、――――を……でのう」
ジュダル「…」
酔どれ「……だぁ?」
ジュダル「…」ジィッ
アテム「で…お前ならその――を………だろうと思うているのだ」
酔どれ「そんなん……で…だろうが」
アテム「ふうむ…」
ジュダル(聞こえない…)
【安価下1】
1 近づく
2 後で何を尋ねてたかきいてみよう
3 まあいいや
ジュダル「…」ソソソ
アテム「思い出せぬか?」
酔どれ「もうン十年前の話だぞ」
アテム「そうか…まあ、それなら仕方がないのう」
ジュダル(聞き逃した…?)
アテム「…」チラッ
ジュダル「…」クルッ
アテム「……ふむ」
【直下 コンマ判定】
1~3 さて、宿に帰るかってバカ殿下が
4~6 話は終わってしまった
7~9 ひとりごとを始めたバカ殿下
アテム「邪魔をして悪かったのう。もう良いぞ」
酔どれ「ん…ああ」
ジュダル(聞き逃した…)
アテム「…」チラッ
ジュダル(ちぇっ、つまんない…)ムスッ
アテム「うーむ、折角、宴を催したというのに肝心の情報を聞き出すことはできなかったのう…」
ジュダル(……ひとりごと…?)
アテム「折角…」
【直下 コンマ判定】
1~3 アテム「絶世の美女が、一体、どこの国にいるのかというロマンを調査していたというのに。やれやれだー」ジュダル「…バカ殿下…」
4~6 アテム「アウトローと話をする機会だというのに、防犯に活かせそうな話題はほとんど出てこなんだ…」ジュダル(バカ殿下が…まじめ…?)
7~9 アテム「万能の薬について探っていたというのにここではハズレか…。ひとりでは、さすがに口も足りぬし、どうしたものかのう」
アテム「折角…アウトローと話をする機会だというのに、防犯に活かせそうな話題はほとんど出てこなんだ…」
ジュダル(バカ殿下が…まじめ…?)
アテム「やれやれ…余の健気な行為も無慈悲に露と消えるか…やるせないのう」
ジュダル(あの…バカ殿下が…こんなまじいめっぽいこと…)ムムムッ
アテム「…」チラッ
ジュダル(何か…怪しいような…)
アテム「…さて、余はこの宴から切り上げるとするか。ジュダルよ、この金を店主に渡しておけ」
ジュダル「…あ、うん」
アテム「余はデネブとともに先に宿へ向かうからの」
ジュダル「【安価下1】」
1 …うん
2 ……………ねえ、ほんとは何を喋ってたの?
3 その他、自由台詞
ジュダル「……………ねえ、ほんとは何を喋ってたの?」
アテム「む? 何のことだ?」
ジュダル「教えてくれないと、バカ殿下と一緒の部屋に泊まるよ?」
アテム「ほう、夜伽にくると申しているのか?」ニヤリ
ジュダル「っ…」
アテム「だが余の相手をするには、ちと年と胸が足りんの。5年後に出直すがいい」
ジュダル「そういうんじゃないもん」
アテム「ではどういうことだ?」
ジュダル「そうじゃなくて…えっと…」
【直下 コンマ判定】
1~5 はぐらかされた
6~9 はぐらかしにかかってきたのを察知して、まくしたてた
アテム「わはははっ、余とて鬼ではない。ことにいたるには、ジュダルでは年と胸が足りんが添い寝くらいはしてやってもいいぞ?」
アテム「騎士ではあってもジュダルはまだまだ子どもであろう? 人肌の恋しくなることもあろう」
アテム「うむうむ、ここは余が未来の王として…」
ジュダル「だからそういうのじゃないってば!」
アテム「ほほう、そうか、つまり…」
アテム「余に本気で惚れたと? 罪作りですまぬのう。だが、余は余で、自分で妃は選ぶと決めているのだ」
アテム「選ばれるように精進せい」
ジュダル「だーかーらーっ!!」
アテム「おっと、余はあまり胸のサイズにこだわるつもりはないが、さすがに未発達のものを楽しむほどの上級者ではないのでな」
アテム「せめて、標高を育ててからにするといいぞ」
ジュダル「っ……この、バカ殿下っ!!」
アテム「わははははっ。金をちゃんと店主へと渡しておけ…」ヒラヒラ
ジュダル「ぐぬぬぬぬ…」
【直下 コンマ判定】
1~3 夜中…吹き溜まりの村が燃え上がった…
4~6 夜中…隣の殿下の部屋から変な音がしたから覗きにいった
7~9 平和な夜を過ごせたよ
ハレー「Zzz…」
デネブ「…」コックリコックリ
<げほっ…
<がほっ…ゼェゼェ…
ジュダル「ん…?」パチッ
<おぇぇぇっ…ペッ…
ジュダル「………何の、音…?」ムクッ
ジュダル「あの、バカ殿下…」
ガチャッ
スタスタ…
コンコンコン
ジュダル「入るよー」
ガチャッ…
【直下 コンマ判定】
1~3 血塗れの部屋…
4~6 刺客と戦闘中だったバカ殿下
7~9 この期に及んで隠す気でいるバカ殿下…
ジュダル「さっきから、何の音――」
アテム「っ…入るでない…!」
ジュダル「えっ――?」
シュバッ
刺客A「運が悪かったな、騎士…!」
ジュダル「う、わっ…!?」
【直下 コンマ判定】
1~3 バカ殿下に助けられちゃった…
4~6 ラッキーで攻撃は受けなかった
7~9 刺客Aをとっさに投げ飛ばせた。成長してるね、ジュダル
ガシッ
刺客A「!?」
ブゥゥゥンッ
ドゴォォォォォッ
バッ…
刺客A「こいつっ…!」
ジュダル「うわっ…受け身取られた…鮮やか…」
アテム「ジュダルよ、感心してるでな…ゲホッ…」ベチャッ
刺客B「そこだっ…!」
アテム「三下風情が、余に敵うなどと思うでないぞ――」
【直下 コンマ判定】
1~3 バカ殿下が強かったけど、吐血してやっつけるに至らず刺客は逃げてった
4~6 バカ殿下が強かったけど、刺客をやっつけちゃったら、めっちゃんこ血ぃ吐いてて死にそうな感じになってる…
7~9 バカ殿下が超強かったけど、体調がさらに悪化しちゃったっぽい
ヒュオッ…
刺客B「!?」
メリィッ
ドゴォォォォォンッ…
ジュダル「っ…!?」
アテム「それ…今ので肋骨を何本か折ってやっ……っ…ゲホッ…」
刺客A「クソ…撤退だ…!」
ダダダッ
アテム「んむ…余の実力、見たか、ジュダルよ…」グシグシ
ジュダル「……血、吐いてる…?」
アテム「……血糊だ」
ジュダル「…」
アテム「よく…できておるだろう? ハラハラしたか?」
ジュダル「…」
アテム「何か言え――っ……」ガバッ
ジュダル「…」ジィィィッ
アテム「~っ…っ…ぅ……ゴクンッ……………さ、最近の血糊はのう…味つきだから飲み込める…のだ」タラ-
ジュダル「鼻から垂れてる…」
アテム「……むっ…」グシグシ
ジュダル「【安価下1】」
1 デネブ、起こしてくる
2 嘘つき
3 その他、自由台詞
ジュダル「嘘つき」
アテム「何を言うておる? 何なら、舐めてみい。ほれ、イチゴ味だ」
ジュダル「…」ジィィィッ
アテム「ほれほれ、舐めればイチゴ味の血糊と分か――」
ペロッ
ジュダル「……血…」
アテム「ほんとに舐めおったwwwwww」
ジュダル「血じゃん」
アテム「……おっと、笑ってる場合ではなかったか…」
ジュダル「…」ペッ
アテム「余の血を吐くとはもったいない…」
ジュダル「きたない」
アテム「……ふうむ…まあ、ごまかすのももう限界か。良かろう、話してやる」
【直下 コンマ判定】
1~3 その内死んじゃう、不治の病なんだって
4~6 このままじゃ、余命幾ばくもないんだって…
7~9 治療法が見つかってない病気なんだって
【0】
【直下 コンマ判定】
偶数 毒を盛られちゃってたんだってさ
奇数 呪われちゃってるんだってさ
※0は偶数扱いなんよ
アテム「余はのう」
ジュダル「…」
アテム「うっかり、毒を盛られてしまっていたのだ」
ジュダル「毒…?」
アテム「うむ、以前も毒殺未遂があったと言っただろう? 実は…水際で防げなかったのだ」
アテム「だが、表向きに毒を盛られてはいない…という方向でやせ我慢をしていた」
ジュダル「どうして?」
アテム「毒を盛ったのが誰か、断定できなかったからだ。だが…どうも、この毒、ニッチなものらしくてのう」
アテム「余が盛られた、この毒について分かれば、それを扱っている者とのコネクションで犯人を割り出せると踏んだのだ」
ジュダル「犯人…」
アテム「まあ…ほぼほぼクロで分かってはいるのだが、この毒が証拠となるやも知れぬのだ」
アテム「解毒薬を探し、城にまで毒の流れたルートを明らかにすれば…おのずと、証拠となって犯人を釣り上げられるという寸法だ」
ジュダル「でもそれって…親なんでしょ?」
アテム「……うむ」
ジュダル「…今の、暗夜王国の国王と王妃なんでしょ?」
アテム「そうだのう…」
ジュダル「……どうにかなるの?」
アテム「なあに…魔族に洗脳されていた、などと一言、言わせれば、それで終いだ」
アテム「もっとも…いつ、また魔族に操られるかも分からぬ者が政に携わるわけにもいかぬから、そういう措置は取られるだろうがな」
アテム「そうなれば、事実上の隠居となってもらうことになる。晴れて、余が王座に就くことになる」
アテム「…簡単な話であろう?」
アテム「毒の出所と、解毒薬を探し出せば…毒を盛った犯人が明らかになり、余の体は治り、しかも王座まで手に入るのだ」
アテム「ジュダルよ、お前が余の体調を気遣おうというのならそれは享受するとしよう」
アテム「だが…この旅を取り辞めようだなどと騒いでみよ。――余は例え、野垂れ死ぬことが明らかだろうとひとりで抜け出して突き進むぞ」
ジュダル「…」
アテム「……まあ、ないとは思うがの」
ジュダル「【安価下1】」
1 ……そんなに、王になりたいの?
2 デネブとハレーには、言うの?
3 その他、自由台詞
ジュダル「……そんなに、王になりたいの?」
アテム「む?」
ジュダル「いいじゃん、別に…王にならなくっても不自由しないでしょ?」
ジュダル「お城を追い出されるとかじゃないんでしょ? それなら…別に…」
アテム「…」
ジュダル「……王になっても、反乱があって…追放されるかも知れないのに…」
ジュダル「ギロチンに送られたり…逃げ出せても、奴隷商人に捕まったり…」
アテム「余は、この国が愛おしいのだ」
ジュダル「…」
アテム「この国に生きる全ての者が、明るい太陽の下で胸を張って暮らせるようになれば良いと願っている」
アテム「だが、願うだけでは…悲しいことに何も変わらんのだ。権威主義が幅を利かせ、偉い者のみが絞り上げられた蜜を吸う仕組みになっている」
アテム「それは…父上が黙認していることだ。母上は口で難色を示すのみだ。余の弟も…目をつむるであろう」
アテム「ならば、余がやる他あるまい。日陰に身をやつした者を、余が太陽の下へと引きずり出してやりたいのだ」
ジュダル「……太陽の、下…」
アテム「うむ」
ジュダル「………?」
アテム「……むぅ…伝わりきらぬか? このニュアンスが…」
ジュダル「にゅあんす…」
アテム「とにかく、余は余の信ずる最善があるのだ。それをただ、掴みに行っているというだけのこと」
アテム「難しい話ではなく…そうするのが1番良いと思っているから、そうしたいだけなのだ」
ジュダル「1番、いい…」
アテム「うむ」
ジュダル「……でも…毒まで食べさせられて…やめないの? 血も、こんなにいっぱい吐いてるのに」
アテム「なあに、そこは乗りかかった船だ。なかなか、この毒は苦痛でのう…。父上に仕返しをしてやるには、王位を奪うくらいせねば釣り合わん」
アテム「ただの親子喧嘩とも言えてしまうかも知れんのう、はははっ」
ジュダル「……何で、笑えるの?」
アテム「しょげていたって何も始まらん。それなら、笑ってやった方が嫌がらせしてきている者には不愉快であろう?」
アテム「余は、負けず嫌いなのだ」ニヤリ
【安価下1】
1 デネブにバカ殿下の事情を説明しとく
2 …しないでおく
ジュダル「デネブには…?」
アテム「言いたければ言うが良い…。余の護衛がお前らの任だ」
アテム「……余としては、事情を知る者は絞りたいが……忠実な騎士の任を邪魔するのも忍びない」
ジュダル「…」
アテム「ジュダル、お前の判断に任せる」
ジュダル「うん…」
アテム「……さて…ちと、余は体がキツいのでな。休みたいのだが…さすがに、このこびりついた血は後始末せねばのう…やれやれ…」
ジュダル「やっとく…」
アテム「む?」
ジュダル「………だから、寝ていいよ…」
アテム「………………そうか」
アテム「恩に着るぞ、ジュダルよ。お前が余の臣民であったなら、これほど嬉しいことは…いや、ある種、対等な立場であるからこそ…かの」
ジュダル「っ…」
アテム「余はこれでも情報通なのだ」ニィッ
――個人情報――
名前:ジュダル 職業:騎士 属性:火
魔法:小・劫火
特技:火炎突き サマーソルトキック
装備:騎士団の槍
所持金:4万5000G
所持品:竹槍 銛 太古の金貨×10
成長:小・火球(1/2) 武器と魔法の連携・基本(0/3) 柔能く剛を制す(習得) 得物を身体と同化せよ(習得)
戦闘は身体から(6/8)
――知人――
ヴォルド:兄 厳しい
ヒヒイロ:オッサン ヘンタイ? 騎士
ドラシロ:貴族な騎士団同期
デネブ:騎士団の先輩 ドラシロと同年代? 恋にヘタレ
レイド:騎士団の先輩
チュミヌ:騎士団の同期
ゼドファ:二重人格犯罪者 監視対象 同僚 いいコ?
アーサー:アーサー・キングロード 商人筋の有名人 女装趣味
ジャンヌ:美人の踊子だけど男 アーサーの甥
セーブル:旅の剣士 凄腕なのに捕まってた ゲロマズ料理人
ハレー:騎士
アテム:暗夜王国第一王子 絶賛、暗殺対象中 解毒薬を探してる
サリー:女騎士 見るからに堅物
トレバー:元公爵家の子息 公的には死んだ身?
―――――
本日はここまでです…
最近、ねむうてねむうて…
ありがとうございました
乙 装備品騎士団の槍ぬけてね?
>>267
王子「装備品と所持品と、両方書いてもいいんだけどスペース的なあれこれを危惧して、装備品は所持品に含めてません」
王子「装備してるのに持ってない、なんておかしな話だし?」
王子「そんなわけで、再開ですよ」
【直下 コンマ判定】
1~3 タダ酒とタダ飯を盛大に飲み食いした無法者達ですが、それとこれとは別ということで…ちと、まずいというかめんどいことに
4~6 バカ殿下はとても毒を盛られて弱ってるように見えないくらい、今日も横暴なようです
7~9 次に辿り着いたのはー…
7 荒れ地…?
8 砂漠かぁー…え、歩いて渡る…? え?
9 みんなが大好きな不夜の町のカジノですよ。バカ殿下も大好きらしいよ
アテム「しっかし…しけたメシだのう、主人」
*「へえ…」
デネブ「こんなとこでも、屋根と壁があるだけマシだろ…。メシにまで文句つけんなよ」
アテム「いやいや、文句ではない。こうした、貧乏メシは食べ馴れておらぬからな。これも貴重な経験だ」
ジュダル「ふーん…」
ハレー「頭が痛い…」
デネブ「お前、どんだけ飲んだんだよ…?」
ハレー「コップ3杯…」
デネブ「弱っ…」
バンッ
*「…ん?」
荒くれA「おお、いたいた…」
荒くれB「昨日はどうもだ…羽振りのいいあんちゃん」
アテム「朝っぱらから余のところを訪ねてくるか…。何か、余に用事でもあるのか?」
荒くれA「てめえを殺せば50万ゴールドだなんていうことになってんだよ」ニヤリ
荒くれB「俺らが一番乗りだな…。てめえのクビぃ、もらってやるよ!!」
アテム「………殺すなよ、お前ら」
【直下 コンマ判定】
1~3 街中のアウトロー、100人が次々と襲ってきた!! 数が多いし、手加減しててキリがなくて…ってところに刺客が!
4~6 文字通りの朝飯前だったの巻き。モブなザコは、描写もされないのだ
7~9 おやっ?
パンパンッ
デネブ「あーあ、ただでさえ粗末なメシなのに冷めやがった…」
ジュダル「ちぇっ…」
ハレー「お水をぉぉ…」
ジュダル「ハレー、戦わなかったし…」
ハレー「頭が割れるぅぅ…」
アテム「さて…では、楽しい思い出ができたところで発つとしよう」
【安価下1】
1 道中…
2 砂漠を縦断するそうです
3 どんどん、人のいなさそーな方へ進んでるような?
――暗夜王国・某所――
ヒュォォォォ…
デネブ「…」
ジュダル「…」
ハレー「地平線だー…」
アテム「うむ、良い眺めだ」
デネブ「なあ…これ、どこ向かってんだ?」
アテム「うん? まだ開拓もしていない方角だ」
ジュダル「……何で?」
アテム「冒険というのは、そういうものだろう?」
デネブ「旅行じゃねえのかよ…」
アテム「旅には違いあるまい」
【直下 コンマ判定】
1~3 しっかし…どういうわけか、追手はくるみたいねえ
4~6 荒野にでんと塔が建ってた…何これ?
7~9 荒野にぽつんと佇む小屋
アテム「ほおう…」
デネブ「…」
ジュダル「塔…?」
ハレー「塔ですね。しかも、高い…」
アテム「ふうむ…ここだと良いが…」ボソ
ジュダル「…?」
デネブ(こんな、誰もいないようなとこに、何で人工物が…? シリウスからも聞いたことはないな…)
アテム「よし、では入ってみるとしよう」
【直下 コンマ判定】
1~3 不思議トラップ
4~6 危ないトラップ
7~9 ノートラップかぁー
王子「おっと、ナチュラルに間違ってた、ごめん。小屋だった。忘れてください、塔とかのくだりは。危険もないよ」
―――――
ジュダル「小屋」
アテム「荒野にぽつんとある小屋…ふむ」
デネブ「住んでんのか?」
ハレー「でも、ちょっと綺麗目ですね。別荘みたいな」
デネブ「こんな辺鄙なとこに別荘なんざ建てるヤツそうそういねえぞ…」
アテム「まあ良いわ、どれ…誰かいるのかのう?」
コンコン
【直下 コンマ判定】
1~3 留守なんだってさ
4~6 居留守…だと?
7~9 出てきた!!
<ガタンッ
<ガタガタ…
アテム「おお、人がいるようだのう」
デネブ「だな…」
ジュダル「…」
ハレー「…」
アテム「…」
デネブ「…」
ハレー「…………出てきませんね」
アテム「ふむ…?」
コンコン
アテム「…」
シ------ン…
ジュダル「………出てこない」
デネブ「何だぁ…?」
アテム「居留守…というやつか?」
アテム「ふうむ…。おい、どうにかしろ」
【安価下1】
1 勝手にドアを開ければモーマンタイ
2 ノックしまくる
3 ドアを蹴破る
4 その他、どうしよ?
ジュダル「どうにかって?」
アテム「どうにかだ」
ジュダル「………分かった。じゃあ…でぇええいっ!!」
ガンッ
バァァンッ
デネブ「おい…」
ハレー「わーお」
ジュダル「開いた!!」
アテム「壊した、の間違いだろう…。まあ良い、余がいくらでも弁償はしてやるだけだ」
【安価下1】
辺鄙なとこにひとりで住んでた人の…
お名前+性別 おなしゃす
タランテラ「ふっ…ふほ…ん…にゅ……」ビクビク
アテム「おお、いたのう。どうやら、在宅なのに手が放せなかったようだから勝手に入らせてもらったぞ」
タランテラ「ふほっ…ふほう……しん、にゅう…!」
デネブ「ああ? 何言ってんだ、この女? よく聞き取れない」
タランテラ「!」グサッ
ハレー「不法侵入…みたいなこと言ってるんじゃないですか?」
アテム「こんなところにいては、人と話をすることなどそうそうないのだ。呂律が回らずともそう触れてやるでない」
タランテラ「!?」グサグサッ
ジュダル「呂律が回らなくなるくらい、こんなとこにぼっち…?」
タランテラ「!!?」グサグサグサッ
タランテラ「…」ズ-----ン
アテム「ほれみろ、落ち込んでしまったではないか」
アテム「さて…お前はタランテラ…という者で正しいな?」
タランテラ「………」ブンブン
アテム「そうか…。違うと申すか。…………タランテラであったのならば、しがないひとりの王子として、豪華な土産を持ってきていたのだが」
タランテラ「っ…た…たらん…な……です…」
アテム「おお、そうだったか。ほれ、土産をやろう」つ包装された箱
タランテラ「!」バッ
ガサガサッ
ベリィッ
タランテラ「……?」キョトン
アテム「余の美しいヌード画だ。王都で1番の画家に描かせたのだ」
タランテラ「…」ズ-----ン
アテム「っと…からかっている場合ではなかった」
【直下 コンマ判定】
1~3 アテム「名高い薬師だと余は聞き及んでいるのだが、間違いないか?」
4~6 アテム「相当、当たる占い師であると余は聞いていたのだが、間違いないか?」
7~9 アテム「賢者タランテラとは…お前で間違いはないな?」
アテム「賢者タランテラとは…お前で間違いはないな?」
タランテラ「…」
デネブ「……けんじゃ…?」
ハレー「聞いたことがあるような、ないような…」
ジュダル「知らない」
アテム「全く…お前ら、若手とは言え、騎士ならば国の歴史くらいはきちんと把握しておけ」
アテム「良いか、賢者というのはこの暗夜王国建国の際に尽力した……」
ジュダル「」ボフンッ
ジュダル「」プスプス…
アテム「………まだ、何も教えていないのに頭をパンクさせるか…」
デネブ「…」プシュ-
アテム「お前もか…」
ハレー「?」キョトン
アテム「………やれやれ…」
タランテラ「……ち…ちが…」
アテム「タランテラ、とは代々、受け継がれている名だったな。何代目かなどは興味がない。お前が古の賢者の末裔であるならば」
タランテラ「…」
アテム「うむ、そこは否定せんようだな」
アテム「余は暗夜王国の第一王子アテム。今は諸国漫遊の旅をしている」
アテム「……そういう、建前で、余はちと探し物をしているのだ。そこで賢者の末裔であるお前ならば…と思いついたのだ」
アテム「まさか、本当にこれほど辺鄙なところにいるとは思っていなかったぞ。人嫌いか? それともコミュ障をこじらせたか?」
タランテラ「こっ…みゅ障じゃ…」
アテム「よいよい、皆まで言うな。誰も得はせん」
アテム「お前らは適当にくつろがせてもらっておれ。それか勉強でもしていろ」
【安価下1】
1 アテムとタランテラの会話を聞いてる
2 やすむー
3 うわー、小屋の中に色々あるー。探検だー
タランテラ「…」
アテム「実はのう、ちと…毒を盛られているのだ」
タランテラ「……どく…」
アテム「うむ。で、その毒を盛った者…いや、その実行犯の背後の黒幕までは分かっているのだが、証拠がないのだ」
アテム「そこで余に盛られた毒について調べ、ついでに解毒薬も探しているのだ」
タランテラ「…」
ジュダル「…」
アテム「賢者の力で、どうにか調べてはもらえぬか?」
タランテラ「…」
ジュダル「…」
【直下 コンマ判定】
1~3 ムリって言われた(白目
4~6 すっげえ、渋ってる…
7~9 とにかく早く帰ってもらいたいらしいです
タランテラ「む…ムリ…」
アテム「ぬ?」
タランテラ「ムリ…です…」
ジュダル「…」
アテム「何故だ? 理由があるのか? 余のこのイケメンフェイスが気に食わんのか?」
タランテラ「ふひっ…うぬぼれ…」ボソッ
アテム「…」
ジュダル「ぷっ」
アテム「むむ…理由は何だ?」
タランテラ「……け…賢者の…力なんて…もうない…し…」
アテム「賢者の力がない? ……賢者の末裔であろう?」
タランテラ「…」
アテム「余の記憶が確かならば、古の賢者タランテラは暗夜王国ある限り、子孫に力を伝えて守護すると…」
タランテラ「…」
アテム「…どうして、その力がないのだ?」
タランテラ「ぎ、しき……が…してない…」
アテム「儀式…?」
タランテラ「……ぎし…きを……しないと…先祖の力が…使えない…から…」
アテム「ふむ…。ならば儀式をせよ。余の命令だ」
タランテラ「!?」
アテム「褒美もたんとやる。おふざけの絵ではないぞ?」
ジュダル(自覚あってやってるから性悪…)
タランテラ「で…も…」
アテム「何だ?」
タランテラ「………ひとりだと…あぶない…」
アテム「……ならば、余のともを連れていけ」
ジュダル「」
アテム「なあに、ちゃらんぽらんばかりだが、王国騎士だ。多少の荒事ならば問題はない」
タランテラ「……でも…」
アテム「まだ言うか? 何だ? 言うだけ言え」
タランテラ「…………ひ…人…嫌い…」
アテム「……………………………………命令だ、嫌でもやれ」
タランテラ「うぅぅぅ…」ガックリ
アテム「やれやれ…ジュダルよ、すぐに支度をして儀式とやらへ行ってこい」
【安価下1】
1 へいへい…わかりましたよぅ
2 えー、ひとりなのー?
※採用された場合、1~3でハレーが、4~6でデネブが、7~9でバカ殿下が、0は任意で2人まで連れてけます
ジュダル「えー…? ひとりじゃやだ…」
アテム「タランテラと2人だ」
ジュダル「……余計やだ」
タランテラ「!?」
アテム「むぅぅ…仕方がない。では、余も同行してやろう」
ジュダル「え…」
タランテラ「…」
アテム「ついでに、儀式とやらを終えたらその場で余の頼みを叶えよ。いいな?」
タランテラ「…い…いや――」
アテム「嫌だと申すのならば、余の権力で…」
タランテラ「」
ジュダル「うわぁ…」
アテム「よし、では行くぞ。あんまり大勢になっても、タランテラが萎縮しかねんからな。儀式とやらはどこで、どうすればいい?」
アテム「ほれ、立て。すぐに行くぞ。ほれほれ」
タランテラ「うぅぅぅ…」
ジュダル(強引…)
【直下 コンマ判定】
1~3 うわあ…って感じに危ない儀式でした
4~6 なーんだ、説明聞く限りじゃあ簡単じゃん。……聞く限りだと
7~9 何をビビってたか知らないけど、楽勝じゃん
アテム「ふむふむ…要するに、儀式のための洞窟へ潜って、そこに待つ試練を超えていくだけと」
ジュダル「……どんなの?」
タランテラ「…」フルフル
アテム「試練の内容は知らぬ、か…」
アテム「まあ良い、その方が楽しいであろうな。ははは」
ジュダル「……でも、別にそこまでって感じでもないか…」
タランテラ「…はぁ…」ガックリ
アテム「……む、あれがその試練の洞窟か? ほうほう、いい具合に薄暗そうだのう」
アテム「よぉーし、何でもこいだ。さあ、行くぞ、者ども」
【直下 コンマ判定】
1~3 洞窟に入った瞬間…
4~6 めっちゃんこ硬すぎるスライムが現れた。倒さないと進めない模様
7~9 パズルみたいなのとか、そういう頭使う系の仕掛けがてんこもりだったけどバカ殿下は頭脳値としてはバカじゃなかったから楽勝だった
ザッ…
パァァァァッ
ジュダル「っ…何、光が――」
パァァァァァァァッ
バシュンッ…
ジュダル「……ん?」キョロキョロ
ジュダル「ここ、何…? 何もない…ところ…」
????「ジュダル」
ジュダル「っ…!」クルッ
ヴォルド「ジュダル…」
ジュダル「にいや…? にいやっ…何でここに?」
ヴォルド「お前はいつまで、俺に手を焼かせるつもりだ?」
ジュダル「……?」
ヴォルド「真実を…お前に教えてやる。あの日、反乱軍が王宮に侵入してきた時のことだ」
ヴォルド「連中は厳重な警備をかいくぐり、王宮へと突如として現れた。どうやって、そこへ来たかを知っているか?」
ジュダル「何で、急にそんなこと…?」
ヴォルド「お前は俺達にしか、王家にしか伝わらない秘密の抜け道をメイドに教えたな」
ジュダル「それが…何…?」
ヴォルド「あのメイドは連中と繋がりがあった。その抜け道を利用して、王宮へと連中はなだれ込んできたんだ」
ヴォルド「国が奪われたのは、お前のせいだ、ジュダル」
ジュダル「っ…!?」
ヴォルド「お前が父上を、母上を、ギロチンへと送ったんだ!!」
ジュダル「っ…」
ヴォルド「それでも俺は、お前を連れて国を逃れた…。だが、お前はその先々で俺の気も知らずに甘え、媚びを売りながらすり寄ってきた」
ヴォルド「今じゃどうだ…暗夜王国の騎士だと? ふざけるな…どうして俺が、他国を守るための仕事なんかをしなきゃならないっ!?」
ジュダル「ちがっ…それは、だってにいやが――」
ヴォルド「お前が、俺を縛りつけたんだ。お前さえいなければ、俺はどんな危険を犯したって、国を取り返すために戦った…!」
ヴォルド「どうして、お前みたいな役立たずのできそこないが、俺の妹なんだ…!」チャキッ
ジュダル「!?」
ヴォルド「ここで死ね。お前が消えれば、俺はやり直すことができる…!」
【直下 コンマ判定】
1~3 超強いにいや
4~6 かなり強いにいや
7~9 普通に強いにいや
【0】
【直下 コンマ判定】
偶数 精神値だけは異様に立派なジュダルは、こういう系に強い耐性を持っていた。ためらうことはないのだ
奇数 現実(?)逃避に入ったジュダル…それはしちゃいけんかった
※0は偶数扱いやで~
ダンッ
ヴォルドが剣を抜いて、ジュダルへと襲いかかる。
他の誰でもない兄に――ヴォルドに刃を向けられたことのショックはジュダルにはあまりにも大きかった。だが――
ギィィィンッ
ヴォルド「抵抗をするなっ…! そうして、お前はいつも邪魔をする!」
ヴォルド「お前は、邪魔なんだ! いらないんだ、それなのに何故っ…俺にかまってくるっ!?」
ブンッ
ズザァッ
ヴォルド「大・雷撃魔法ッ!!」
バチバチィィッ
ドッゴォォォォォォォォォォォッ
槍で受け止め、押し返す。
着地したヴォルドが雷撃魔法を放つが、ジュダルはすでにその場を離れて魔法の範囲から逃れていた。
ジュダル「っ――にいやは、そんなこと言わないっ…!」
ヴォルド「ああ、現実はそうだろう! だが、ここは現実じゃない!」
ヴォルド「足を踏み入れた者に対して、もっとも強い憎しみを抱く人間がここには現れる」
ヴォルド「だから、俺が発する言葉の全ては真実だ。それでもお前は、抗うのか? お前が誰よりも愛する兄が、お前に死ねと言っているんだぞ!」
ダンッ
ブゥゥンッ
ギィィンッ
ジュダル「~っ――分かんないけど…!」
ジュダル「にいやは、そんなこと言わない!」
ヴォルド「言わないだけだっ! 極大・雷撃――」
ジュダル「にいやが本当にそう思ってても、それでもにいやは、わたしのことを大切にしてくれるんだもん!!」
ズドォォォォッ
魔法を放とうとしたヴォルドに、ジュダルの槍が突き刺さる。
ヴォルド「どうしてお前はそれが俺を苛立たせることと分からない!?」
ジュダル「嫌がられてるのが本当でもっ――にいやは、ちゃんとわたしのこと、大好きだもん!」
【直下 コンマ判定】
1~3 それでも、にいやは強かった…
4~6 ジュダルもうすうすはそういうことを分かってたんだって
7~9 憎しみと愛情は両立していた…?
ヴォルド「戯れ言を!」
ガッ
ドゴォォォォォォォンッ
無造作にヴォルドはジュダルの頭を掴み、投げ飛ばした。
起き上がったジュダルだが、目前にヴォルドは迫っていた。
ヴォルド「それはお前の一方的な思い込みだ!」
ズドォォォッ
ズバァァァァッ
ジュダル「あぐっ――」
剣がジュダルの脇腹を貫き、一気に切り裂かれた。
痛みと、熱。息を飲み込んで前屈みになったジュダルの顔面へ、さらにヴォルドの蹴りが炸裂して宙高くに舞い上がる。
ヴォルド「いなくなれ、消えろ、消えてしまえっ!! 極大・雷撃魔法!」
バチィィィッ
ドッゴォォォォォォォォォォォォォッ
雷光がジュダルを飲み込んだ。
【安価下1】
1 憎むくらい、考えてくれるってだけでジュダルちゃんはパワーがむんむんわいてきます。ぶらこんこわい
2 そんなに憎んでるなら、とっくに見捨てられてたはずだもん、っていうジュダルなりの理論があるからへっちゃらだよ!(気持ちは
3 ジュダルは知って(思い込んで?)いる…このにいやが憎んでるだの、死ねだの言うのは全てにいやの照れ隠しの建前なのだと
ヴォルド「…」チャキッ
ジュダル「っ…はぁっ…はぁっ…」
ヴォルド「楽に逝かせてやる…そのまま、突っ立っていろ」
ジュダル「…やだ…」
ジュダル「それに……にいやが…そんなに、わたしのこと考えてくれてたなんて…知らなかったから…」
ヴォルド「失望でもしたか? それでいい…俺は、お前の思うような兄じゃない」
ジュダル「ううん…嬉しい」
ジュダル「にいやがそんなに憎んでくれてたから…そんなに、わたしだけで頭の中いっぱいにしてくれたってだけで」
ヴォルド「っ…そういうところが――」
ジュダル「何か…何でもできる気がしてくるもん」
【直下 コンマ判定】
1~3 ジュダルって、けっこうカオスなコなのよね…
4~6 むしろ楽しみ始めちゃったジュダルちゃん…現実じゃ、にいやはこんなに感情をあらわにしたりしないからって…
7~9 憎しみも愛さ! ……みたいな?
ジュダル「今、わたしの前にいるにいやも、にいやなんでしょ?」
ジュダル「じゃあ、もっともっと…怒鳴っていいよ。にいやがそんなに本当のこと喋ってくれるの、初めてだもん」
ヴォルド「…もう、お前なんかにかまってやるのはおしまいだ!」
ダンッ
シュバッ
ギィィィンッ
ヴォルド「!?」
ジュダル「ねえ、止めたよ、にいやの攻撃! にいやに、見直してもらいたいからがんばっ――」
ブンッ
スカッ
ジュダル「喋ってたのに!」
ヴォルド「黙れっ!」ギラッ
ブンッ
ギィンッ
ヒュオッ
スカッ
ジュダル「今のにいやの目、初めて!」
ジュダル「怖かった時のゼドファみたいな目してる! ほんとに、本気で殺そうとしてる時の感じ!」
ヴォルド「ずっと、こうしてお前を殺してやりたかった…! この時を、俺はっ…!」
【直下 コンマ判定】
1~3 ブラコンすぎて、にいやの全部を受け止めようとしちゃってでっどえーん…
4~6 ジュダルちゃんのブラコンににいやはどん引きだよ
7~9 愛は勝つ
ギィィィィィンッ
火花が散る。
剣を押し込もうとするヴォルドと、槍で受け止めるジュダル。
ジュダル「本当に…こんなに、わたしのこと…憎んでたんだよね?」
ヴォルド「何度でも言ってやる…こうして、殺したいほどに俺は――」
ジュダル「でも、しなかった」
ブンッ
ズザァッ
ジュダルが押し返し、ヴォルドは距離を取った。
ジュダル「………わたし、にいやに甘えるのが大好き」
ジュダル「厳しくって、いつも眉の間にしわがあって、表情変わらないけど、にいやはやさしいから」
ヴォルド「そんなのに意味はない」
ジュダル「意味ないって言いきれちゃうくらい、すごく自然ににいやはわたしのこと…大切にしてくれてたんだよね」
ジュダル「厳しいのだって、わたしのこと…ちゃんと考えてくれてるから」
ジュダル「騎士団に入って、分かった。オッサンもデネブも、教官だった騎士も、厳しい時は厳しいけど…それって、意地悪じゃないんだよね」
ジュダル「わたしが、ちゃんとできるって信じてくれるから、厳しくしてくれるんだよ」
ジュダル「にいやも同じ。わたし、すぐにサボるし、楽したいし、楽しようとするけど…そういうのだって思われたら放っておかれちゃうもん」
ジュダル「でも、そうしないんだよ、にいやは。こんなに酷いこと言ってても、ちゃんとわたしのことを諦めないで厳しくしてくれたんだもん」
ジュダル「それって…憎む気持ちよりも、大切にするって気持ちの方が強いってことなんでしょ?」
ヴォルド「黙れ…」ギリッ
ジュダル「……そういうのわたし、分かってる」
ジュダル「だから…そういうところがあるから、にいやのこと大好きなんだよ」
ヴォルド「っ――それ以上、何も言うなっ!」
ダンッ
ジュダル「図星――」
ヴォルドが剣を下段に構えながら、一気にジュダルへと迫ってきた。
触れるもの全てを切り裂くと言わんばかりの、鬼気迫るものがジュダルの肌をピリと震えさせる。
だが――
ギィンッ
ズドォォォォォォォォォォッ
短く持った槍で剣の切っ先を払い、すかさずジュダルは穂先を突き込んだ。
ヴォルド「っ…!?」
ジュダル「オッサンに、教わったの。柔能く剛を制す……だったっけ?」
ジュダル「今度…ちゃんと会ったら、ごめんねって言うね」
ズボッ…
ヴォルド「…」ヨロッ
ジュダル「…本音…教えてくれて、ありがと、にいや」
ヴォルド「………ああ…愛してる…。でも憎いんだ……許せ――」
ジュダル「……うん」
スゥゥゥゥッ…
【直下 コンマ判定】
まあ、こういう似たり寄ったりのことがタランテラとアテムにも起きたそうです。で、これで儀式が終わったそうです
1~3 でもバカ殿下の望みに応えられる結果にはならなかったってさ
4~6 賢者パワーで毒のあれこれが分かったそうです。あとは、どういう経路で城に行きついたかを調べて終わるそうで
7~9 バカ殿下は旅行の目的を達せられたそうです
なんやー!!!
王子「ここでかー…ぼちぼちクライマックス、かな?」
王子「しかも>>324…これは関係ないけど恐ろしい…」
【00】
【直下 コンマ判定】
偶数 実は賢者の力を伝えるだけじゃなくて、潜在的な能力みたいのを開花させるための儀式だったんだって。ジュダルが強化されました
奇数 バカ殿下がクーデターを起こそうとしてる、なんてことにされたらしく…現国王の勅命でアテム討伐が発令されたとのこと
※0は偶数扱いやで~
――暗夜王国・賢者の小屋――
タランテラ「――ぇ…」
アテム「む、分かったのか? それともその水晶、埃を被りすぎて効力でも失ったか?」
ジュダル「…」
タランテラ「ぇ…こ、れ…この…すい…しょは…過去と…未来…が…すこ…し、分かるもの…なの、に…」
アテム「どうした? 何が見えた?」
タランテラ「だい…いちおう…じ…」
アテム「余か? 余がどうした?」
タランテラ「……とうば…つ…の、勅命…」
アテム「…………む」
ジュダル「討伐…って…殺すってこと…?」
アテム「……よもや、父上の仕業か?」
タランテラ「………たぶ…ん…? 顔…知らないか、ら…」
アテム「勅命――となれば、騎士団は全て、余の命を狙いにくると見て間違いがないな」
ジュダル「えっ…?」
アテム「城を空けすぎたか…。余のいないところで、勝手にあれよこれよとねつ造したのであろうな」
アテム「タランテラよ、それは確かなのだな?」
タランテラ「じょ…ジョークでしたぁ……………って、言った…ほうが…いいなら…言う…」
アテム「言葉だけの問題ではない。馴れぬジョークは言うものでないぞ、さっぱり面白くもなければ理解にも苦しむ」
タランテラ「」
アテム「…ジュダルよ、デネブとハレーを呼んでこい」
・
・
・
デネブ「はあ…? 討伐命令…?」
ハレー「……殿下をですか…?」
アテム「うむ、タランテラが言うにはそうらしい」
デネブ「…だけど、そんなの…じゃあ、俺らはどうすりゃいいんだよ? まだ、聞いてもないし…お前が、そんなの画策してるんじゃないんだろ?」
アテム「無論、余は潔白だ。しかし、騎士団というのは王の直下組織。勅命が出された以上、他の者が口出しして止めることもできぬ」
アテム「お前らも、今はまだ良いが…他の騎士と出会い、このことを告げられれば余に刃を向けねばならなくなる」
ジュダル「どうして?」
アテム「王の命令に背いた、反逆者ということになるからだ。ひごろの任務ならば騎士にある程度の裁量も与えられていようが、勅命は別だ」
アテム「だから…余とはここで別れよ。次に出会った時は…まあ…気づかれぬように手心を加えてくれれば余としても助かる」
アテム「だがそれも難しければ遠慮をすることはない。本気で、余のクビを取りにくるがいい」
アテム「………しばしの間だったが、お前らとの旅は楽しいものであった。…礼を言う、ありがとう」スクッ
デネブ「え、おいっ…待てって…!」
アテム「もう余に関わらん方がいい。悪いことをしたわけでもないのに、悪逆の徒だと言われてしまうぞ」
アテム「それではの」
【多数決】最速3票獲得選択肢を採用
1 殿下をそのまま見送る…
2 んなことできるか
ジュダル「待って…!」
ガシッ
アテム「何だ? 忘れ物はしておらぬぞ?」
ジュダル「そうじゃなくて…」
アテム「では、何だという? ――おお、よもや、迷惑料でもとろうというのか? 仕方のないヤツだ」
アテム「そうだな…。よし、では余からプレゼントをやろう。余が死ねば、売り払えばいい額になる」
アテム「生き延びて王座に就くことができれば、これは美談の種とも――」
ジュダル「そうじゃないの!」
アテム「…」
ジュダル「だって…国中、全部が、敵になっちゃうんでしょ?」
アテム「うむ、そうだのう。すぐに余のイケメンフェイスが手配書となって広く国民の目に触れることになる」
アテム「熱心で頼もしい騎士達が昼夜問わず、余の居所を探しては追いかけてくるだろう」
ジュダル「それなのに、ひとりで行っちゃうの?」
アテム「ひとりで行くしかあるまい…。余の大切な臣民を……いや、友をこんなことに巻き込んで悲しませるわけにもいかん」
ジュダル「っ…」
アテム「なあに、これでも余は武闘派だ。頭もキレるし、極めつけにイケメンだ。天は余に二物も三物も与えているのだ」
アテム「こういう時にこそ活用せねばのう」
ジュダル「…」
アテム「だから心配はいらん。まあ、祈る時間もなくなりそうだから、代わりに女神様にでも余の無事を祈っていてくれればそれだけで良い」
アテム「そういうことなのだ、ジュダル」
ジュダル「やだ」
アテム「やだと言われても、困ってしまうのう…」
ジュダル「【安価下1】」
1 バカ殿下なんだから…巻き込んでいいのに、何でこういう時はそういうことしないの!?
2 バカ殿下! 毒で体の具合良くないんでしょ!? 襲われたらすぐ死んじゃうじゃん!
3 じゃあ困って。今までさんざん、困らされてきたんだから…今度はアテムが困って。わたしもついてくから、困れ!
4 その他、自由台詞だよ
ジュダル「じゃあ困って。今までさんざん、困らされてきたんだから…今度はアテムが困って。わたしもついてくから、困れ!」
アテム「………はははっ、言いよるわ、こいつ」
ジュダル「…」ムスッ
アテム「だが…それでは余が討ち取られた時、反逆の騎士として言われてしまうぞ」
アテム「これまで頑張ってきたのであろう? それなのに良いのか?」
ジュダル「いい」
アテム「即答か…良いだろう、その覚悟、しかと受け取った。ついて参れ、ジュダル」
ジュダル「…」チラッ
ハレー「あうー…」
デネブ「…」
アテム「………お前ら、何も気にすることではない。ジュダルが、ちと頭が緩すぎるだけなのだ」
アテム「すぐにここで思考を切り返して、余のクビを取りにこなかっただけ喜んでいるほどだ」
【直下 コンマ判定】(義理堅いやーつ:+3)
1~5 デネブは、こない
7~9 デネブ、騎士やめるってさ
【下2 コンマ判定】(頭くるくるぱーなお人好し:+3)
1~5 葛藤の末、ハレーはこないってさ
6~9 ハレー、くるってさ
デネブ「何で、お前ってそこまで自分勝手なんだよ」
アテム「余は王になるのだ。当然であろう」
デネブ「……言ったな?」
アテム「む?」
デネブ「じゃあ、今は騎士なんか辞めてやる。そうすりゃ、命令なんか聞かないで済むし」
アテム「良いのか? 保証はせぬぞ?」
デネブ「男に二言はない。…………でも、一時的に辞めるだけだから、これが無事に済んだら、また…騎士にしろよ」
アテム「……うむ」
ハレー「殿下」
アテム「何だ?」
ハレー「………殿下は、悪いことしてないんですもんね?」
アテム「うむ。まあ…ちと野心は持っているが、それは罪にはならんだろう」
ハレー「じゃあ、おかしいですよ! 殿下、すごくいい人なのにこんなことになっちゃうなんて。だからわたしも行きます」
アテム「…お前らは、バカだのう」
ジュダル・デネブ「「おい」」
ハレー(バレてた…!?)
アテム「まあ…でも、これほど嬉しいとは思わなんだ。世話をかける」
タランテラ(いつまでいるの…?)
アテム「お前らがともに来てくれるのであれば、急いでここを去る必要もないか」
タランテラ「っ…」
アテム「タランテラよ、こうなってはもう少々、協力してもらうぞ」
アテム「なあに、お前は王国騎士でもないし、古の賢者の末裔なのだから処断されるようなことにもならぬ。どんと力を貸せば良い」
タランテラ「」
アテム「よしっ、では父上にぎゃふんと言わせてやろう」
アテム「余を本気にさせたことを後悔させ、どこかの南の島で隠居生活をしてもらわねばのう――」
――個人情報――
名前:ジュダル 職業:騎士 属性:火
魔法:小・劫火
特技:火炎突き サマーソルトキック
装備:騎士団の槍
所持金:4万5000G
所持品:竹槍 銛 太古の金貨×10
成長:小・火球(1/2) 武器と魔法の連携・基本(0/3) 柔能く剛を制す(習得) 得物を身体と同化せよ(習得)
戦闘は身体から(6/8)
――知人――
ヴォルド:兄 厳しい
ヒヒイロ:オッサン ヘンタイ? 騎士
ドラシロ:貴族な騎士団同期
デネブ:騎士団の先輩 ドラシロと同年代? 恋にヘタレ
レイド:騎士団の先輩
チュミヌ:騎士団の同期
ゼドファ:二重人格犯罪者 監視対象 同僚 いいコ?
アーサー:アーサー・キングロード 商人筋の有名人 女装趣味
ジャンヌ:美人の踊子だけど男 アーサーの甥
セーブル:旅の剣士 凄腕なのに捕まってた ゲロマズ料理人
ハレー:騎士
アテム:暗夜王国第一王子 国家転覆の冤罪で討伐指令出された
サリー:女騎士 見るからに堅物
トレバー:元公爵家の子息 公的には死んだ身?
タランテラ:古の賢者の末裔 コミュ障 根暗女性
―――――
本日はここまでです
ありがとうございました
王子「あらすじ!!」
王子「あれよこれよで騎士になった、どこかの小さな国の元お姫様のジュダルはブラコンです」
王子「そして、なんと護衛対象のバカ殿下ことアテムが実の両親である、暗夜王国の国王と王妃に疎まれて濡れ衣を着せられることに」
王子「その結果、なんと国中の全ての騎士と、金に目が眩むであろう傭兵に狙われてしまう立場に」
王子「そんなのおかしいよ! っていうことで、ジュダル、デネブ、ハレーはアテムとともにこれに立ち向かうことになった!!」
王子「果たして、どうなってしまうのか…」
王子「尚、タランテラさんは引きこもりコミュ障賢者です」
【直下 コンマ判定】
ところで、バカ殿下、毒はもうええのん?
1~3 解毒方法も分かってないけど、それどころじゃないからこの辞退を片づけるのが先なんだって
4~6 解毒の方法はとりあえず分かったから、それは後回しでこの辞退を片づけちゃうんだって
7~9 賢者パワーでそこんとこもバッチリです。解毒方法も割と手軽だから、片手間にやっとくんだって
0 賢者パワーで色々とばっちりで、解毒も完了したからバカ殿下の本気が見れるようになってるよ
――暗夜王国・荒野の小屋――
アテム「さて、まずは勝利条件の確認をしよう」
ジュダル「勝利…条件…?」
アテム「戦術目標…とでも言うか。こうなれば万々歳で余の勝利、というところだ」
ハレー「大事ですね!」
アテム「ちゃんと理解するのだぞ?」
ジュダル・デネブ・ハレー「「「…」」」スッ ←頭脳値5以下の方々
アテム「目を合わせよ、逆に不敬だぞ」
ジュダル「で、どうすればいいの?」
アテム「余が王座に就くことが、最終的な目的となる。そうすれば、反逆しているお前らもまた騎士に戻れるであろう」
アテム「そして、そのための方法をあれこれと考えたが…やはり、余は平和的な解決の手段を取ろうと決めた」
アテム「父上の勢力に対抗し、余がまた大きな勢力を持って真正面からぶつかり合うのは絶対になしだ」
デネブ「何でだよ? 味方は大勢の方がいいじゃん」
アテム「確かに味方は多い方が良かろう。だが、そのために国を割ることはできん。内戦にでもなってみろ、ガマーベにすぐ付け入られてしまう」
アテム「故に、少数精鋭――と、一応は言っておくが、少人数でこの事態を解決することとする」
アテム「父上には当初の計画通り、魔族の洗脳を受けていた…ということになってもらう」
ハレー「ええっ!? 王様が洗脳なんて…大変じゃないですか!?」
アテム「……………お前は世の中というのを余よりも知らぬようだな、やれやれ…」
ジュダル(どういうことか分からないなんて言えない…)
アテム「まあ良い。では、どうやって父上が洗脳されたいた、ということにするかだ」
アテム「バイス王国の民には少々不謹慎だが都合よく、魔族どもが地上にいる。ヤツらの策謀に付け入られてしまった…というように持っていく」
アテム「そのためには、王はおかしくなっていた…そう、多くの者に誤解されねばならん。材料はひとつ、とりあえずはあるのだ」
デネブ「材料? その、王様がぱっぱらぱーになってるってでっち上げるための?」
アテム「うむ。……余に盛られた毒だ。タランテラからしっかりと余に盛られた毒について聞き出した。結果、これは東の大国のものだと判明した」
アテム「誰がこんなものを我が国に持ち込み、余の食事に混ぜたか。騎士が密輸には目を光らせていて、そうそうあんなものは持ち込めぬのだ」
デネブ「お前は…騎士のこと、ちゃんと評価してるんだな」
アテム「当たり前ではないか。未来の余の剣たちだ。…と、話に戻るが、騎士が汗水垂らして任務に当たっているのに、毒が入った」
アテム「では、どうすれば…こんなものを持ち込めるのか。それはな、王の密命だ。父上が、余を殺したいから毒を盛れと指示した」
アテム「理由は単純に、余が邪魔だからなのだが…そんなものは、さっぱり知られてはおらぬことだ。これを使い、余を暗殺しようとした狂王に仕立てる」
ハレー「………あれっ…? 何か、殿下が毒を盛られてるみたいな…」
デネブ「…おい」
アテム「ほれ、どうだ。さっぱり知らなかったであろう? わはははっ」
デネブ「お前っ…」
アテム「だが、まだこれでは弱い。他にも、2つや3つ、王がおかしいとでっち上げねばならん。何か、良い案はないか?」
デネブ「アイデアなんて、そうそう…」
ハレー「難しいですねー…」
タランテラ(早く帰ってほしい…)
ジュダル「【安価下1】」
1 ………思いつかない
2 国王がこっそり悪いこととかしてないの? 暴露しちゃえば?
3 その他、妙案求むよ!!
ジュダル「国王がこっそり悪いこととかしてないの? 暴露しちゃえば?」
アテム「ううむ…まあ、割と色々あるにはあるのだろうが…証拠がのう」
デネブ「証拠なんかいるのかよ?」
アテム「うむ。これは武力による制圧ではないのだ。正しいことと、おかしなことを並べ立て、まざまざと見せつけて失脚させるのだ」
アテム「故にその、悪事の証拠がどうしてものう…」
ハレー「悪事の証拠…誰か記録とかしてないんですか?」
アテム「いちいち、そんなもの……む?」
ジュダル「あるの?」
アテム「いや…はっきりとは分からんが、あるかも知れんのう。だが、恐らく、表に出ないようになっているだろう」
デネブ「表に出ないように…?」
アテム「悪事をした、という記録はないはずだ。だが…確か、コキュウトスでこっそり何かをしているとか、そういうことを聞いたことがある」
アテム「そういう…表沙汰にならない関連資料の類ならば存在するかも知れん」
ジュダル「…どこにあるの?」
アテム「さあのう。騎士の方が知っていそうなものだが…知らぬのか?」
【直下 コンマ判定】
1~3 しらなーい、ってなった
4~6 なんとなーく…心当たりのあるデネブ
7~9 ハレー…!!
デネブ「……多分、だけどさ」
アテム「ん? 心当たりがあるのか?」
デネブ「何となくで…はっきりとはしないんだけど、騎士団にわけの分からない部署とかあるから」
アテム「ほう?」
ハレー「ああ、ありますよねー…。美化部とか。何してるんでしょう?」
デネブ「そう、それ!」
ジュダル「…びか?」
アテム「確か…公共の衛生保持や、景観の取り締まり…といったところか。左遷部署だとも聞いているが」
デネブ「そういう表向きのことは知ってるけど…予算会議にオッサンの代理で出させられたことあって、あそこにかなりの額が回されてたんだよ」
デネブ「他の部署の、4、5倍はあったような気がする。……おかしくね?」
アテム「ふうむ、なるほどのう…。怪しそうだ。では、その線で探れ、タランテラ」
タランテラ「!!?」
アテム「できるであろう? ほれ、早くせい。時間は有限なのだぞ? それとも、古の賢者の末裔ともあろう者ができぬのか?」
ジュダル(人使い荒い…)
タランテラ「ど…どう…やっ…て…?」
アテム「予見だの、占いだの、できんのか?」
【直下 コンマ判定】
1~3 そんなん賢者の範疇じゃねえやい、ってさー
4~6 コキュウトス行けばー?って
7~9 機密文書の在処をゲット
タランテラ「…」
パァァァァッ…
ジュダル(水晶が光った…)
アテム(便利だのう…)
デネブ(何これ、ペテン? 分かんのかよ、ほんとに)
ハレー(きれーな水晶ですねー)
タランテラ「…………ぁ…あ、の…」
アテム「うむ。どうだった?」
タランテラ「………や…闇は…絶海、の…牢獄に…ある…って…」
アテム「闇は絶海の牢獄にある…? 絶海の牢獄というのがコキュウトスだとして、闇というのは何だ?」
タランテラ「……よ…良くない、もの…?」
ジュダル(あやふや…)
デネブ(闇ってか、ガチ罪人じゃねえの、それって)
ハレー「コキュウトスっておっかないんですよねー…」
デネブ「行ったことあんの? お前」
ハレー「護送で一回だけ…。あそこ、もう、雰囲気からして怖いんですよねー」
アテム「ふうむ…まあ、そこに何かがあるのなら、そこで掴む他なさそうだな。では、早速、行くとしよう」
アテム「あまり時間をかけては騎士に追い詰められかねぬからな。さあ、支度をせよ」
【直下 コンマ判定】
1~3 やっと、招いてない客が帰ってほっとしたタランテラさん独身・引きこもり・コミュ障でした
4~6 アテムがタランテラを連れ出そうとしたけど全力で拒否られて、代わりに姿変えのまじないが使えるアイテムをゲットした
7~9 まあ、ついてこないんだけど代わりに…
7 守りの指輪:障壁魔法が使える をもらった
8 光の楔:使うと光の剣が敵に降り注いで身動きを封じる。光の護封剣なイメージ をもらった
9 解放の種:一時的に眠っている力を引き出してパワーアップできる使い捨てアイテム をもらった
アテム「ほれ、行くぞー」グイグイ
タランテラ「っ…それだっ…け…はっ…!」グググッ
デネブ「………どんだけ粘ってんだ、あのバカ殿下…」
ジュダル「時間はゆーげんとか言ってたのに…」
ハレー「殿下、嫌がってるんですから、それくらいにしてあげたらどうですか?」
アテム「強情だのう…」
タランテラ「…」ゼィゼィ
アテム「…と、見せかけてっ!」グイッ
タランテラ「っ…!」ググッ
アテム「…ダメか」
タランテラ「……そ、その辺のもの…あげる…から…ゆる…し…」
アテム「仕方ない、それで手を打ってやろう」
ジュダルは 解放の種 を手に入れた ▽
【直下 コンマ判定】
そして、コキュウトスを目指し始めた…しかし、バカ殿下を狙って次々と敵が現れる…!
1~3 いっちゃん最初に出くわしたのは、チュミヌさん
4~6 7つの山を支配する、大山賊団…
7~9 お、レイドさんおひさー
――個人情報――
名前:ジュダル 職業:騎士 属性:火
魔法:小・劫火
特技:火炎突き サマーソルトキック
装備:騎士団の槍
所持金:4万5000G
所持品:竹槍 銛 太古の金貨×10 解放の種
成長:小・火球(1/2) 武器と魔法の連携・基本(0/3) 柔能く剛を制す(習得) 得物を身体と同化せよ(習得)
戦闘は身体から(6/8)
――知人――
ヴォルド:兄 厳しい
ヒヒイロ:オッサン ヘンタイ? 騎士
ドラシロ:貴族な騎士団同期
デネブ:騎士団の先輩 ドラシロと同年代? 恋にヘタレ
レイド:騎士団の先輩
チュミヌ:騎士団の同期
ゼドファ:二重人格犯罪者 監視対象 同僚 いいコ?
アーサー:アーサー・キングロード 商人筋の有名人 女装趣味
ジャンヌ:美人の踊子だけど男 アーサーの甥
セーブル:旅の剣士 凄腕なのに捕まってた ゲロマズ料理人
ハレー:騎士
アテム:暗夜王国第一王子 国家転覆の冤罪で討伐指令出された
サリー:女騎士 見るからに堅物
トレバー:元公爵家の子息 公的には死んだ身?
タランテラ:古の賢者の末裔 コミュ障 根暗女性
――暗夜王国・険しい山脈――
ジュダル「何で…こんな、とこ…」
デネブ「うわぁっ、虫っ…!?」バッ
ハレー「こんなちっちゃい虫さんに怯えて、どうしたんですか?」
デネブ「き、キモいだろ…め、目の前にいきなり出てきたんだぞっ!?」
アテム「余はエビだのカニだのの方が見た目はグロいと思うがのう」
デネブ「は? かっこいいだろ」
ジュダル「…えー…?」
デネブ「なっ…何だよっ!?」
アテム「虫ごときにわーわーきゃーきゃーと…」
デネブ「うっ…うるせっ! だいたい、何でこんな山を突っ切るんだよ!? 街道からの方が早いだろ!」
アテム「それで襲われ続ける方が時間は失うであろう? こういうところなら、騎士の捜索網をくぐり抜けられそうだ」
アテム「何せ、序列20位で、若手では上位のお前がこの有様なのだからのう?」ニヤニヤ
デネブ「ぐっ…」
ハレー「そう言えば…何で、わたし達が殿下の護衛役になったんでしょうね?」
アテム「余が選んだのだ」
ジュダル「じゃんけんだよ?」
アテム「ヒヒイロは余の剣術指南役でもあったからな、昔から色々と世話を焼かせておった」
デネブ(マジでかよ…オッサンやべえ…)
アテム「だから、ヒヒイロに信頼の寄せられる者をよこせと言った。それと、ハレー、お前は余の直々の指名だ」
ハレー「ふぁっ!!?」
アテム「なかなかに愉快な悪名を聞いていたからのう。ハーブ殲滅のコメット…だったか?」
ハレー「あうううっ…それ、は…」
デネブ「何それ?」
アテム「ふっふっふっ…聞いた時は腹がよじれたほどだ。確か、ハレーが雑草抜きを命じられた時に――」
【直下 コンマ判定】
1~3 毒がたっぷり塗られた矢がいきなり、めっちゃくちゃな濃密な弾幕で降ってきたよ
4~6 古典的な落とし穴に引っかかった
7~9 気配に気づけた。デネブとバカ殿下が
ガッ
アテム「むっ?」
デネブ「ん?」
ハレー「へ?」
ジュダル「えっ?」
ズボォォォォッ
ドサドサァッ
アテム「っ…お、落とし穴…か? ――お前ら、重いぞ」
デネブ「痛ってえ…何、こんな古典的なのにはまってんだよ!」
ハレー「て言うか、どいてください~、動けない…」
ジュダル(1番上でラッキー)
デネブ「さっさとどけ、ジュダル!」
アテム「狩猟用の罠か何かなら良いのだが…」
親玉「――んなわけねえだろ、王子様よぉ?」
デネブ「なっ…!?」
親玉「野郎ども、やっちまええええええっ!」
【直下 コンマ判定】
1~3 落とし穴にどんどん、武器を突っ込んでくる。これじゃ串刺しになって死んじゃう…地味にヤバい
4~6 さっと落とし穴から這い出したところを思いっきりやられた…まあ、まだだいじょぶ
7~9 統率取れてないねえ。烏合の衆じゃあ、いくら揃えたってだめだめよ
ジュダル「こんなの、すぐ出れるもんっ…!」
ヨジヨジ…
バッ
ヒュォォッ
ズドドドドォッ
ジュダル「あぐっ…ぐっ…!」
バッ
ハレー「うわ、だいじょ――」
ヒュォォッ
ズドドドドドォッ
ハレー「うぎゃーっ!!」
親玉「どんどんやれ、皆殺しだ! 王子のクビだけ残りゃあそれでいい!」
ジュダル(弓矢…こんなに、いっぱい…!?)
【安価下1】
1 いっちょ、山火事にしたろ
2 飛来する矢をさばきながらひとりずつ仕留めてくよ
3 とりあえず木の陰から陰へと移動して回避に徹する
4 その他、どうしよ?
ジュダル「ああもうっ…!」
ヒュォォッ
シュドドドッ
ジュダル「数が多すぎ――って、こっち側からも…!?」
バッ
シュドドドッ
ジュダル(いっぱいいすぎて、攻撃してもキリがなさそう…)
ジュダル(でも、このまま避けてばっかりでもやだし…)
【直下 コンマ判定】
1~3 矢にはたっぷりと毒が塗られていたっ!?
4~6 魔法があんまり得意じゃないメンツなもんで、バカ殿下がまだ毒におかされてるってのにぶっ放してくれた。負担は大きそう
7~9 バカ殿下のくせに頼りになるぅっ!
デネブ「クッソ、これじゃっ…!」
ハレー「身を隠すので手一杯ですね」
ジュダル「どうにかしてよ、デネブ!」
デネブ「どうにかって…」
アテム「仕方ないのう…ちと、余が手助けしてやるから後はしっかりやるのだぞ?」
ジュダル「アテムっ?」
アテム「はぁ…解毒も、やはり後回しにはしておかない方が良いか…いや…でものう…」ブツブツ
親玉「おいっ、あいつだ! あいつをやれっ!」
アテム「やれやれだのう」
【直下 コンマ判定】
1~3 アテムは極大魔法を放った
4~6 アテムがものすごい威力の特技を放った
7~9 魔法も剣も、すごかった
アテム「極大・爆裂――」
カッ
ギュィィィィィィンッ…
デネブ「おい、お前、こんなとこでそんなのぶっ放したら…!」
アテム「案ずるな、余を誰だと思うておる?」ニタリ
アテム「魔法を剣に宿し、凝縮して解き放つ。さすれば、周囲一帯を焦土に変えずに済む」
アテム「食らえ、無法者どもよ。――極光斬!!」
ブォォォンッ
カッ
ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ
ジュダル「!?」
ハレー「ひえっ…」
デネブ「はぁあああああああっ!?」
シュゥゥゥ…
アテム「ほうれ、せいぜい、正面を全て塵に変えた程度だ」
デネブ「お前…護衛なんか…いらないんじゃ…?」
アテム「ゲホッ…ゴホォッ……まあ…これも、もう隠さずに済むからのう…」
親玉「なっ…なっ…」
ジュダル「そうだ、今の内に…!」
【安価下1】
1 一気に山賊どもを片づける
2 親玉を狙う!
3 その他、どうしよ?
ダンッ
山賊A「しまった…!?」
ジュダル「でええいっ!」
ズドォォォッ
山賊B「クソ、近づかれたらっ…」
ジュダル「こっちのもんだからっ!!」
クルッ
ドゴォォォッ
ズドォォォッ
親玉「や、野郎ども、距離を取れ! 取り囲め! 陣形を崩すんじゃねえ!」
デネブ「てめえは俺が相手してやるよっ…!」
【直下 コンマ判定】
1~3 ダテに大山賊団じゃないみたいね。幹部みたいな腕利きが出てきたよ。こいつら倒さないと親玉も倒せない
4~6 意外とデネブといい勝負しちゃう親玉
7~9 親玉を撃破して、山賊どもも散り散りに逃げていった
【0】
【直下 コンマ判定】
偶数 大山賊団を倒した後でアジトらしき場所にたどり着いて、見逃してよーって懇願されて代わりにお宝もらった。ラッキー
奇数 大山賊団をけしかけた刺客がずっとバカ殿下を狙っていた。バカ殿下が重傷を負ってしまった…つくづく実力を発揮できない不憫殿下
※0は偶数扱いなんやで~
アテム(ふむ…この様子なら、大丈夫か…)
ゲホゲホッ…
ベチャッ
アテム(だが…いかんな、体が…思っていたよりも…少々、良いところをアピールしようとしすぎたか――)
シュバッ
タタタッ…
アテム「んむっ?」バッ
刺客「隙を見せたな…!」
アテム「しまった――」
ジュダル「っ!? アテム!?」
ズドォォォォォッ
アテム「かっ…ふ…」
死角「トドメだっ!」
アテム「ナメるで、ないぞっ!」
ギィィンッ
死角「!?」
アテム「はあああああっ!」
ズバァァァァァッ
死角「っ…」ドサッ
アテム「ふぅっ…ぐ、ぬぬ…」ヨロッ
デネブ「おらあっ!!」
ザシュゥゥゥゥッ
親玉「ぐおおおおおおっ…!」ドサッ
山賊C「お、親分っ…!」
山賊D「親分がやられたっ…にっ…逃げろぉーっ!!」
ダダダッ
ジュダル「アテムっ…!」トトトッ
アテム「ん、む…余なら…無事、だ…」
ハレー「ぶ、無事って…血がすごい吐いてますし、体も、それ…」
デネブ「とにかく応急処置だ、急げ」
アテム「良い…先を急ぐ――」
デネブ「いいはずあるか、ボケッ!!」
アテム「っ…ぼ、ボケとな…?」
デネブ「殺したって死にやしなさそうだけど、万一が起きたらどうなると思ってんだよ…お前は王様になんだろ!」
ハレー「そうですよ、体を大事にしないと」
アテム「む、むう…。だがのう………のう、ジュダル?」
【安価下1】
1 だがじゃねえよ、バカ殿下
2 平気って言うんならいいんじゃないの?なジュダル
3 傷口をデコピンしてみた。平気なら痛くねえだろっ!?
ジュダル「だがじゃないでしょ」
アテム「ああ…孤立無援とはこのことか…」
デネブ「お前黙ってろ」バシッ
アテム「ぐぬっ……~~~っ……」プルプル
ハレー「そんなでよく無事とか言えますね。やせ我慢すごい」
アテム「くっ…不覚…」
【安価下1】
1 山道を進んだ方が騎士には見つからなそうだけど、重傷のバカ殿下じゃつらすぎるから下山して、一旦どこかで休ませないと
2 応急処置をして、ちょっと休ませてから出発した。歩けないくらい重傷のバカ殿下はデネブがおんぶ
3 先に毒だのケガだの、治した方がいいんじゃないの? って。色々と狙われる危険性は高いけど…
ザッザッ…
デネブ「…」
アテム「むぅぅ…」
ハレー「うなってもダメですよ?」
ジュダル「…」
アテム「しかし…足手まといというのは、どうものう…」
デネブ「偉いヤツはふんぞり返るのが仕事だろ…」
アテム「………おお、つまり、お前は余を偉い者として認めているのだな?」
アテム「口では何かと無礼だが、案外――げほっ…っ…」
ベチャッ…
デネブ「お前、黙れっての! ああもう…血が…」
ジュダル「…」
アテム「むぅぅ…」
【安価下1】
道中イベント
1 なくていいよ。コミュしたい。相手も併記だよ
2 バカ殿下のために、栄養のある食事を用意しよう…ということに
3 どうしてもまだ実力が劣っちゃうよねー、って考えるジュダル
――夜
ジュダル「……うーん…」
ジュダル(山賊もそうだったし…わたし…まだまだ、弱い…)
ジュダル(デネブがいるから、まだどうにかなってるけど…デネブもそこまでじゃないし…)
ジュダル(もっともっと、強くならなきゃ…)
ジュダル「…」
ジュダル(どうにかして…)
【安価下1】
1 ………日頃の地道な努力が肝心だよね、ということでこっそり訓練
2 デネトレしよっか
A 小・火球(1/2)
B 武器と魔法の連携・基本(0/3)
C 戦いは身体から(6/8)
3 バカ殿下、めっちゃくちゃな技使ってたな…
ジュダル「………ここはやっぱり…デネブー」
デネブ「ん?」
ジュダル「特訓して」
デネブ「いいけど…明日に響かせんなよ」
ジュダル「うん」
デネブ「じゃ…前の続きな。けど、こんな山ん中だとなあ…」
デネブ「体力つけるなら、やっぱ水辺…」
ジュダル「デネブって、ほんとに水好きだね。魚の生まれ変わり?」
デネブが「おい」
【直下 コンマ判定】
1~6 戦いは身体から 習得
7~9 さらに一歩…いこうか?
戦いは身体から 習得
ジュダル「づがれた…」
デネブ「まあ、こんだけやりゃあ…充分だろ」
ジュダル「動けない…」
デネブ「でも、よくやったな。前よりもずっと体はしっかりしたと思うぞ」
ジュダル「そうなの?」
デネブ「まあ、おいおい…自覚できるだろ」
ジュダル「ふうん…」
身体は体から の習得によって ジュダルの身体値が 6→7 になった ▽
【直下 コンマ判定】
1~3 しかし、バストアップには繋がらなかった…
4~6 ………ちょっと、大きくなったかも?
7~9 最近、ちょっとブラがきついかも知れない…まさかっ!?
0 家系的にまな板なようです
【下2 コンマ判定】
1~3 なんか、日を追うごとにバカ殿下が弱ってる…ような…?
4~6 下山したんだけど、バカ殿下の手配書があちこちにありすぎて…
4 通りすがりの無法者が仕掛けてきた
5 通りすがりの傭兵が仕掛けてきた
6 ちゅみみみーぬ
7~9 どうにか下山した。まだ、そこまで手配書が出回ってはいないようだ
――個人情報――
名前:ジュダル 職業:騎士 属性:火
魔法:小・劫火
特技:火炎突き サマーソルトキック
装備:騎士団の槍
所持金:4万5000G
所持品:竹槍 銛 太古の金貨×10 解放の種
成長:小・火球(1/2) 武器と魔法の連携・基本(0/3) 柔能く剛を制す(習得) 得物を身体と同化せよ(習得)
戦闘は身体から(6/8)
――知人――
ヴォルド:兄 厳しい
ヒヒイロ:オッサン ヘンタイ? 騎士
ドラシロ:貴族な騎士団同期
デネブ:騎士団の先輩 ドラシロと同年代? 恋にヘタレ
レイド:騎士団の先輩
チュミヌ:騎士団の同期
ゼドファ:二重人格犯罪者 監視対象 同僚 いいコ?
アーサー:アーサー・キングロード 商人筋の有名人 女装趣味
ジャンヌ:美人の踊子だけど男 アーサーの甥
セーブル:旅の剣士 凄腕なのに捕まってた ゲロマズ料理人
ハレー:騎士
アテム:暗夜王国第一王子 国家転覆の冤罪で討伐指令出された
サリー:女騎士 見るからに堅物
トレバー:元公爵家の子息 公的には死んだ身?
タランテラ:古の賢者の末裔 コミュ障 根暗女性
【0】
【直下 コンマ判定】
偶数 ドラシロ&ゼドファとばったり出くわしたよ。…むさ苦しいなんて言わないの
奇数 バカ殿下が寝るわー、って寝たんだけど…起きないし、うなされてるし、すごい熱だし…これ、ヤバいんじゃね? って
※0は偶数扱いなんよ
デネブ「下山したはいいけど…こっからどうするか…」
ハレー「今、どこら辺ですか?」
デネブ「まだまだ内陸…海は遠いな…」
ジュダル「アテム、起こす?」
デネブ「……そうだな。一応、こいつの指示の方がいいだろうし」
ジュダル「アテムー、おーい」
デネブ「起きろー」
ハレー「起きてくださーい」
アテム「…」
ジュダル「………ねえ、何か…呼吸、変じゃない?」
デネブ「…ちょっと、こいつの熱、みろ」
ハレー「失礼して…ぴと、ってな」
ピトッ
ハレー「…………………あれ?」
ジュダル「どしたの?」
ハレー「すごーく…熱いような…」
デネブ「……こいつ、毒…盛られてたんだよな? それって…」
ジュダル「多分、まだ…」
ハレー「……えっと…容態悪化中…?」
デネブ「ケガのせいで基礎体力まで落ちて、一気に…か…?」
ジュダル「分かんないけど…」
ハレー「それっぽいような…でも分かんないですよね」
デネブ「……いや、俺も確証ないけど…」
ハレー「どうします…?」
デネブ「……………この、バカ…」
【安価下1】
1 医者だ、医者を探すぞ!
2 とにかく、どっか落ち着ける場所を探そう。できるだけ、見つからなそうな…
3 その他、どうしよう?
デネブ「仕方ない…医者を探すぞ」
ハレー「でも見つかっちゃう可能性も…」
デネブ「死なれるよかマシだ」
ジュダル「で、近くに町とか、あるの?」
デネブ「……地図貸せ」
ハレー「はいっ」
バサッ…
デネブ「…」
ハレー「どうですか?」
デネブ「………俺、地図苦手なんだ…海図なら…」
ハレー「おーう…」
ジュダル「使えない…」
デネブ「じゃあお前らが見ろよ!!」
【直下 コンマ判定】
1~3 ド田舎の村の、数秒後に天寿をまっとうしそうなよぼよぼお医者さんにバカ殿下をみせた
4~6 騎士がいっぱいいる町を、こそこそとしながらどうにか町医者にみせれた
7~9 町も村もなかったけど古い教会を見つけた
――暗夜王国・田舎の町――
医者「ひどい衰弱ですね…」
ジュダル「…どう?」
医者「毒というのが、随分と体を弱らせてしまっていたようです」
医者「それに加えて、この大怪我…どうして、もっと早く医者に診せなかったんですか?」
デネブ「色々あんだよ…」
医者「応急処置は、あくまでも応急処置であって、きちんとした治療を施さないと…」
ジュダル「そういうのいいから、治るの、治らないの?」
医者「っ…治らないものでは、ないでしょう…」
医者「ですが、このままでは傷が治癒する前に命を落としかねません」
デネブ「どうにかしろよ、医者だろ!」
医者「いくつか、薬を服用すれば…ですが、その肝心の薬が…」
ジュダル「ないの?」
医者「とても貴重なものでして、手に入るかどうか…。流通もあまり…」
デネブ「じゃあ大急ぎで取ってきてやるよ。どこに行きゃあ手に入る?」
医者「ここから東にある、深い森です。美しい赤い花がありまして、その根が薬になります。ですが、魔物も多くいますし…」
デネブ「いつまでだ?」
医者「………3日、といったところでしょうか。それも、希望的観測ですが」
デネブ「分かった」
【安価下1】
とは言え、騎士もいっぱい、この町にいるから3人で薬の材料をとりにいくわけにも行かない…ので
1 ジュダルが薬の材料をとりにいく
2 ジュダルはバカ殿下のそばに待つ
A ジュダルはひとりで待つよ
B ジュダルはデネブと一緒に行動
C ジュダルはハレーと一緒に行動
※数字とアルファベットの両方を併記してください
デネブ「ハレー、頼んだぞ?」
ハレー「任せてくださいよ、殿下はわたしがちゃんと匿って守りますから」
ジュダル「…ほんとにだいじょぶ?」
ハレー「ふっふっふ…忘れてるかも知れないですが、わたしは今の4人では、最年長かつ騎士のキャリアも1番ですよ?」
デネブ「…」
ジュダル「…」
ハレー「何ですか、その顔!?」
デネブ「とにかく、頼んだからな。急ぐぞ、ジュダル」
ジュダル「うんっ」
【直下 コンマ判定】
1~3 しかし、森にすごーく強い魔物がいやがった…こいつをやっつけないとお薬の材料がとれない!!
4~6 なかなか、目当ての赤い花っていうのが見つからない…探せど探せど見つからず、時間がどんどん過ぎていく…
7~9 順調。でも、途中で騎士と接触しちゃったから、バカ殿下と行動中のことを知られたら反逆者認定されちゃうね…
――暗夜王国・東の森――
ガサガサ…
デネブ「ねえよ…どこだよ、赤い花って!?」
ジュダル「言われても分かんないよ!」
ガサガサ…
デネブ「クッソ…ここに来るまでで半日かかって、到着してから、ほとんど休憩なしに探しまくってるのに…」
ジュダル「3日だったよね? あと…どれくらい?」
デネブ「…」パカッ ←懐中時計
デネブ「ヤバいな…そろそろ戻らねえと、時間に間に合わねえ…」
ジュダル「もうっ!?」
デネブ「ヤバい…ヤバすぎる…大急ぎで、ここに来たよりも、もっと速く町まで戻れるか…?」
ジュダル「っ…考えるより、探さなきゃ!」
デネブ「だから、もう時間がねえんだよ! ここでもたつくくらいなら、別の方法であのバカ殿下をどうにか――」
ジュダル「考えてうまくいくの!?」
デネブ「そんなの知るかよっ!」
ジュダル「じゃあっ!」
【直下 コンマ判定】
喧嘩してたら…
1~3 頭に赤い花を咲かせてるでっかい魔物が出てきた…
4~6 うるせーなー! っていきなり???に叱られた
7~9 喧嘩はいけませんよ…って
ヨダカ「――だああああっ、うるせーなー!!!」
ジュダル「っ…」
デネブ「!?」
ヨダカ「昼寝してたのに、いきなり…何なんだよっ!? 起きちゃっただろ!?」
デネブ「何だ、子どもか…」
ジュダル「…」
ヨダカ「ああん?」
ジュダル「あ…赤い花、見なかった?」
ヨダカ「赤い花…?」
ジュダル「探してるの」
ヨダカ「…………そう言えば、向こうの洞窟にあったような…?」
デネブ「洞窟? 何でそんなとこに…」
ヨダカ「教えてやったんだから、静かにしろよ」
ジュダル「洞窟だって、デネブ」
デネブ「けど…そんなとこ潜ったら、それこそ時間が…」
ジュダル「大急ぎで行けばいいじゃん!」
デネブ「だから、それでも間に合わなかったら――」
ヨダカ「何なんだよ、お前ら!? 静かにしろって言ってんだろ!! 特大ケーキの夢見てたのにっ!!」
デネブ「関係ないからすっこんでろ!」
ヨダカ「あああっ!? ぶっ飛ばすぞ、こら!」
デネブ「やれるもんなら――ああでも、後にしろ、今は時間がない」
ヨダカ「~っ…」
ジュダル「ぶっ飛ばす…………それって、どれくらい? 速い?」
ヨダカ「は?」
ジュダル「びゅー、っていける? 走るより速い?」
ヨダカ「…………まあ、浮遊魔法とか使えば、走るよりは…」
ジュダル「!」
ジュダル「ここから西の町まで、どれくらいでいける?」
ヨダカ「西の町ぃ? ああ…あそこなら…多分、2、3時間とか…」
デネブ「今度、うまい魚、腹いっぱい食わしてやるから協力しろ!」
【直下 コンマ判定】
1~3 交渉に応じてくれない…
4~6 交渉に成功した。あとは赤い花を手に入れて、戻るだけだね。間に合うかのう?
7~9 間に合った!!
ヨダカ「やだ」
デネブ「なっ…!」
ジュダル「お願い!」
ヨダカ「何で俺がそんなこと…」
デネブ「騎士だぞ、俺は」
ジュダル「辞めたって…」
ヨダカ「それがどうした?」
デネブ「っ…」
ジュダル(どうしよ…どうにかして、浮遊魔法っていうので連れてってもらわないと、もう間に合わなそうなのに…)
【安価下1】
1 色仕掛け。ちょっとおっきくなったもん
2 そう言えば…特大ケーキの夢見てたとか言ってた…
A じゃあ、その特大ケーキを食べさせるって約束する? ことが済めばバカ殿下パワーで見たことないくらいすごいの用意できたり…
B 王都でお仕事中に知った、厳選のおいしいケーキ屋さんについて教えるから、って交渉
3 その他、方法でヨダカを口説け!!
ジュダル「特大ケーキ!」
デネブ「は?」
ヨダカ「…」ピク
ジュダル「……見たことないくらいすごいの、用意してあげるから」
ヨダカ「見たことないくらい…?」
ジュダル「どんなのでも…」
ヨダカ「…ほんとか?」
ジュダル「うん」
ヨダカ「ほんとの、ほんとか?」
ジュダル「絶対」
デネブ「おい、そんなので――」
ヨダカ「乗った!!!」
デネブ(魚の方がうまいだろ…)
【直下 コンマ判定】
1~3 交渉成功! 赤い花を探しにいこう
4~6 赤い花探しまで同行してくれた
7~9 ケーキパワーでヨダカが超高速で手伝ってくれて、時間に余裕を持って戻れた
デネブ「花、探しにいくぞ」
ジュダル「うん、そこで待っててよ!」
ヨダカ「ケーキ、ケーキ♪」
タタタッ…
デネブ「この洞窟か…」
ジュダル「さっさと入ろう」
デネブ「そんなに深くはなさそうだな…」
【直下 コンマ判定】
1~3 最後の関門…強そうで、しかも怒ってる魔物が出てきました。何で怒ってるかって? ヨダカがちょっかい出して逃げてたからだよ
4~6 町に戻れたけど…あれ、騎士に取り囲まれてねえ…?
7~9 町に戻れた! 間に合った! …ギリ
ジュダル「あった、赤い花!」
デネブ「よっしゃ…じゃあ、あれの根っこだな」
ゴゴゴ…
ジュダル「っ…?」
デネブ「何だっ…?」
ゴゴゴゴゴッ
ドゴォォォォンッ…
魔物「ゴォォォォォ…」
デネブ「でかっ…」
ジュダル「岩…?」
魔物「ゴォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!」
デネブ「何か怒ってるし…!?」
【安価下1】
1 ゴリ押しで倒す!
2 陽動して、赤い花を回収したらずらかろう
A そういうわけでデネブ、気をひいといてね
B いやいや、そういう役目はジュダルだろ、って
3 その他、どうしよ?
・
・
・
ヨダカ「あっ…そう言えば、あの赤い花の近くにいたヤツで遊んで怒らしてたな…」
ヨダカ「あいつら、死なない…よな? 死なれたら夢の特大ケーキが…」
ジュダル「デネブ、わたしがこっそり花取ってくるから」
デネブ「は?」
ジュダル「だから相手しといて」ダッ
デネブ「あ、おい、待――」
魔物「ゴォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――――――――――――――――――――ッ!!」
ドッゴォォォォォォォォッ
デネブ「っぶねえっ…! クソ、仕方ねえな。こっち来い、デカブツ…!」
ジュダル「花…花、ゲット! ……あ、根っこだっけ。根っこ、根っこ…」
ブチッ
ジュダル「やたっ!」
【直下 コンマ判定】
1~3 魔物がめちゃくちゃしつこくてデネブがズラかれない…追いかけるから、先にヨダカと戻れって言われたけど、戻ったら騎士にバレてた
4~6 デネブを置き去りにして町に戻ったよ
7~9 うまくいったぜい
デネブ「うおっ…!?」ヒョイッ
ズガァァァァァッ
魔物「ゴォォォォォォォッ!!」
ジュダル「デネブ、花とれた!」
デネブ「分かった! けどっ…こいつ、どんだけキレてんだか…撒けそうにないから、お前、先に町まで戻れ!」
ジュダル「ええっ!?」
デネブ「後から行く!」
ジュダル「っ…分かった、急いでね!」
タタタッ
・
・
・
ビュォォォォォォッ
シュタッ…
ヨダカ「到着」
ジュダル「えっと、じゃあ…色々落ち着いたら、手紙書いてあげるから、これ持ってきてね」サラサラッ
ヨダカ「ん」
ジュダル「じゃあ急ぐから!」タタタッ
ヨダカ「これが…特大ケーキ引き換え券………~~~っ、しゃっ!」グッ
【直下 コンマ判定】
1~3 お薬を飲ませた直後に、騎士がきやがった…
4~6 薬を飲ませはしたけど、解毒薬とは違うから一命を取り留めるだけだって。デネブ待つ時間もいるし、とりあえずはいっか
7~9 すごくよく効くお薬だった。でも、無茶しちゃいかんよ、ってお医者さんに叱られたバカ殿下。毒までは治ってないです
0 あれっ…?
医者「よし…これで、とりあえずは大丈夫でしょう」
ハレー「ふぅぅ…間に合わないかとひやひやしてましたよ…」
ジュダル「はぁ……良かった…」
医者「では、お大事に――」
ガンガンガンッ
ガチャッ
<ここに暗夜王国第一王子のアテムがいるはずだ!
<中を改めさせてもらうぞ!
医者「第一、王子…?」
ハレー「!?」
ジュダル「嘘っ…」
【安価下1】
1 バカ殿下を背負って、裏口から逃げよう
2 入ってきた騎士を倒して、このことを表に出さないようにふん縛っちゃおう…
3 その他、どうしよ?
ハレー「あわわわわ…」
ジュダル「逃げなきゃっ…!」
医者「えっ…ちょ、まだ彼は――」
ハレー「お、お世話になりましたっ!」ペコッ
ジュダル「裏口あっち?」
ハレー「あっちですよ!」
【直下 コンマ判定】
1~3 しかし、建物は丸ごと騎士たちに取り囲まれていた…
4~6 裏口からも騎士が入ってきていた…けど、不意打ちで倒した。顔バレしたね…
7~9 繋がれてた馬と馬車を拝借して逃げ出した。逃げれたけど…デネブを迎えには行けないし、置いてっちゃう形に…
ガチャッ
騎士A「出てきたぞ!」
騎士B「やはり、情報通りに王子を匿う、反逆の騎士がいたか…」
ハレー「ええっ…?」
ジュダル「後ろからもっ…」
騎士C「逃がさん!」
騎士D「観念するのだな…」
チャキッ
ハレー「うぅぅ…」
ジュダル「っ…逃げ場が…」
【直下 コンマ判定】
コンマ神が意地悪すぎるから、反逆して、大サービスで、どれでも良いことにしちゃう
1~3 ドラシロ&ゼドファが救援に…
4~6 レイドだ
7~9 ヨダカが逃がしてくれた
0 オッサン
騎士A「さあ、王子をこちらに寄越せ」
騎士B「抗うのなら、命まで落とすことになるぞ」
ジュダル「誰が、そんなことっ…」
ハレー「そうです、殿下は悪いことなんかしません」
騎士C「騎士の名を穢すのならば、ここで叩き斬ってくれる!」
騎士D「逆賊め、覚悟しろっ!」
ジュダル「っ――」
バサァァッ…
ビュォォォォォォォォォォォォッ
騎士A「何だっ…風――!?」
騎士B「おい、上を見ろ…竜が――」
ジュダル「!?」
ハレー「うぇえええええええっ!!?」
バサァッ バサァッ
ヨダカ「――俺の特大ケーキの野望を阻むんなら、容赦しねえぞ、お前ら」
ヨダカ「サン、適当に乗せてってやれ。いいな?」ナデ
サン「くぅっ♪」
騎士A「このガキめ…!」
ヨダカ「シャニも今はいねえし…久々に、暴れちゃおっかなー!!?」
ヨダカ「――極大・烈風魔法!!」
【直下 コンマ判定】
1~3 サンに乗ってけっこう離れたとこまで来られたけど、こりゃ、デネブとの合流はむずいね
4~6 東の森まで乗せてってもらえた。どうにか逃げれたデネブと合流したけど、追っ手がくる前にって急いで移動をした
7~9 海のすぐそばまで連れてってもらえた。まあ、デネブとの合流はむずいけど、騎士たちもジュダルたちの足取りは掴めなさそう
0 え、コキュウトスに直っすか…? このタイミングで…?
――暗夜王国・どこかの平原――
バサァッ…
ハレー「………空、飛んじゃいましたねー」
ジュダル「……うん…」
ハレー「しかもあれ…竜ですよ、竜」
ジュダル「うん…」
ハレー「………竜に乗れる人なんて、いるもんですねー」
ジュダル「うん…」
ジュダル「でも…これじゃ、デネブと…」
ハレー「うーん…確かに…。でも、あそこで捕まっちゃっていたよりは…」
ジュダル「うん…」
【安価下1】
1 とにかく、バカ殿下を休ませられるような場所を探そう
A 壁と屋根さえ、あれば…
B 街中の方が環境はいいし…まあ、見つからないことを祈って…
C ………見つからなそうなとこが条件で
2 とにかく歩こう。バカ殿下が目を覚ました時に、後はコキュウトス行くだけだよ、って言えるように
3 その他、どうしよう?
ジュダル「ここなら…見つからない…かな?」
ハレー「一応、横にもなれますし…」
ジュダル「いいよね…?」
ハレー「仕方ないですよねー」
ジュダル「…」
ハレー「…」
【直下 コンマ判定】
1~3 よく分からない洞窟の入口部分だけど…臭いし、汚いけど…魔物もふらっと沸くけど
4~6 放棄されたっぽい、カビ臭い牢屋だけど…人はいないし…ネズミは出るけど
7~9 女神像の顔が壊れてる、無人の教会だけど…
ザァ----------
ジュダル「雨…降ってきた」
ハレー「ですねー…」
ガサッ
ジュダル「っ――でいっ!」
ズドォォォッ
魔物「ギギ…」バタッ
ハレー「油断ならないですね」
ジュダル「うん…」
【直下 コンマ判定】
1~3 バカ殿下が目を覚ました。調子はまだ戻ってなさそうだけど
4~6 洞窟の音から足音が…誰か、くる…?
4 騎士…だと…(唯一のハズレ)
5 ドラシロ&ゼドファ
6 およよ…? 一体、誰だよ…?
7~9 洞窟の奥の方にいってみたら、ちゃんとしてた人が住んでた。いい人だった
アテム「む…」パチッ
ジュダル「あっ」
ハレー「殿下っ…!」
アテム「………ぅ…ここ、は…?」
ジュダル「どっかの、洞窟」
アテム「むぅぅ……そう、か…」
ジュダル(何か…すごい、ぽくない顔してる…)
アテム「…悪夢をみた…ううむ…」
ハレー「まだ休んでなきゃダメですよ、死にかけだったんですから」
アテム「そう、か……。……デネブはどうした…?」
ジュダル「色々、あって…」
アテム「色々…とは…?」
・
・
・
アテム「そうか…まあ…逃れただけ、暁光だ」
アテム「デネブは顔も割れなかったのだろうしな…あいつは口こそ無礼だが、しっかり者だから必ずや、どこかでまた合流するだろう」
ジュダル「これから、どうする…?」
アテム「ううむ…悩みどころだな…。想定以上に、毒に蝕まれてしまっている」
アテム「解毒法も分かっているが、少々…時間も手間もかかってしまうからのう…少しでも体を戻し、だましだましでやるしか…」
ジュダル「…また、死にかけたりしない?」
アテム「どうであろうな…」
ハレー「何だか、思ってたより大変になっちゃってますね…」
アテム「うむ…」
アテム「………どうにか、余の体だけでも…んむ?」
ジュダル「どうかしたの?」
【安価下1】
1 治癒術師を探そう、って。毒を和らげたり、うまくいけば治癒してくれたりするかもって
2 いっそのこと、バカ殿下が自分から捕まるからその間にコキュウトスに忍び込んで色々と証拠を持ち出してこいって。……処刑までに
3 苦痛を和らげるようなアイテムがあるから、それさえ用意しちゃえば死ぬ寸前までは元気に動けるかもー、って…おいおい
アテム「いや……もう、こうなっては危険など承知で、ちょっとした賭けに出るべきかも知れんと思うてな」
ジュダル「賭け?」
アテム「治癒術師を探し、余の身体を治してもらう」
ハレー「それが、賭けなんですか?」
アテム「人を探すということは…探す分だけ、人目にさらされてしまうからのう」
アテム「騎士にも見つかりやすいだろうし、余の不調も気づかれているなら…治癒術師との接触を読んでいるやも知れぬ」
アテム「そういう危険性と引き換えに…うまくいけば、余は万全になれる」
ジュダル「うまく…いく?」
アテム「そう願うしかあるまい…」
アテム「もうしばらく、休ませろ。そうしたら、出発だ…」
【直下 コンマ判定】
1~3 すぐに騎士に見つかった…
4~6 町で治癒術師の情報を手に入れた
7~9 うまくいけよ!!!!
――暗夜王国・酒造の町――
アテム「余は…ここに身を潜めている…。探してまいれ」
ジュダル「うん」
ハレー「じゃ、わたしは殿下のそばにいますよ」
アテム「うむ…」
ジュダル「さくっと探してくるね」
・
・
・
マリリー「およっ…? きゅ、急患ですか? わたくしでお力になれるのなら、喜んで」
ジュダル(すごく早く見つかった…)
【直下 コンマ判定】
なかなか、いいコンマが出なかったら、この機会に色々と立て直す…!!
1~3 マリリーはね、実はとってもすごい治癒術を使える人なんだよ。毒はあるけど、バカ殿下が、出会ってから最高のコンディションに
4~6 マリリーがすごい。解毒までできちゃった
7~9 マリリーを連れて戻ったら…な、何でここにお前が!?
パァァァァァッ…
アテム「おおお…」
マリリー「ふぅ…これで、お具合は良くなりましたか?」
アテム「うむ…少々、体の冷えと、指先の痺れと、吐き気と、目眩はあるが…それでも、ここしばらくでは最高だ」
ジュダル(それで最高って…これまでは…?)
ハレー「ひえー…殿下って、すごいんですね」
アテム「これなら無双できそうだのう」
マリリー「毒ですか…大変なんですね」
アテム「うむ…まあ、だが余は余ゆえにへっちゃらだ」
ジュダル(ほんとにそうっぽいからなあ…)
【直下 コンマ判定】
もういっちょ…立て直し! でも、さすがにこれで終わり
1~3 マリリーが、同行はできないけどまた大変になったら…って回復アイテムくれたよ
4~6 マリリーから、切り札をたまわった…マリリーすごい
7~9 こいつさえ出てくれば…たいがいはどうにかなりそうなもんなんだけどなあ…
0 頭数増やそう、うん。あ、マリリーはこないよ?
アテム「ともかく…これで、どうにか足を引っ張らないようにはなるだろう」
ジュダル「一安心?」
アテム「もっとも…-52万だったのが、-4くらいになったものだがな」
ハレー「すごく減った! ……あれ、増えた…?」
マリリー「お力になれたのなら幸いで――」
ガササッ…
アテム「!」チャキッ
【0】
【安価下1】
1 ドラシロ&ゼドファ
3 レイド
4 ヒヒイロ
王子「おっと…2が抜けちゃった…ごめんなさい」
王子「改めて、この下だよ」
【安価下1】
1 ドラシロ&ゼドファ
2 レイド
3 ヒヒイロ
ガサッ…
ヒヒイロ「あーららら…?」
ジュダル「オッサン!!」
ハレー「おおっ、ヒヒイロさん…」
アテム「ヒヒイロではないか…」
マリリー「およ…?」
ヒヒイロ「どうして、こんなとこに殿下がいるんですかねえ…」
アテム「んむぅ…お前とは、やりあいとうなかったが…」
ジュダル「あっ……そっか…オッサンでも…」チャキッ
ハレー「うぇぇっ…あ、ええっ…そういう、感じですか…?」
ヒヒイロ「タイム、タイム…ちょっとちょっと、そんな身構えないでちょうだいよ…。それとも、オッサンをいじめたいの?」
ジュダル「だって…アテムのこと…」
ヒヒイロ「そうよ? 殿下を取っ捕まえて殺せなんて命令出されちゃったから、見つけに行くわー、って名目でサボりにきてたのよ」
ジュダル「働けオッサ――いや…今はいっか…」
アテム「…ヒヒイロ…では、お前は余を手にかけようとは思うとらんのか?」
ヒヒイロ「…そりゃあ、そうでしょ」
ヒヒイロ「『めいれいだ、余をせかいいちのけんしにせよ』……なんて、舌足らずに言ってくるおこちゃま、そうそう忘れやできないんですよ」
アテム「……だが、お前は二つ星の名誉ある騎士だ。余に与するということは――」
ヒヒイロ「アホ抜かすんじゃないですよ、殿下」
ヒヒイロ「あんたに死なれちゃ、酒の味なんか一生、ドブ水同然になっちまう…そんなマズい酒、飲みたかあないですよ」
アテム「ヒヒイロ…」
ジュダル「………オッサンが…何か渋くてかっこいい…」
ハレー「おおお…」
マリリー「あの……サボられていたんですよね…?」
ヒヒイロ「………………えへ」
アテム「おい」
ヒヒイロ「だぁーって、やだったんだもの…。ま…でも、こんなとこで出会っちまったからにゃあ、覚悟は決めねえと」
ヒヒイロ「殿下、この身はあなたの剣となりましょう。あなたの前に立ちふさがるいかなる障害も切り伏せる無敵の刃として、お使いください」
ジュダル「………オッサンが…何か、騎士っぽい…」
ハレー「これが…ヒヒイロさん…?」
マリリー(この方は、どのように見られていたのでしょう…?)
アテム「おっと…そうだった…。マリリーと申したか、真、助かった。礼を言わせてくれ」
マリリー「およっ…い、いえ、わたくしは女神様に仕える身。困っている方がいるのであれば、手を差し伸べるのが我が使命です」
マリリー「あなたに女神様のご加護がありますよう…」
【安価下1】
マリリーとはバイバイしたよ
1 じゃあ、コキュウトスに行こうか
2 オッサンも交えて、今後の作戦会議
3 その他、どうにかしたいことあれば書いて
アテム「――と…そういうことになっておる」
ヒヒイロ「よし、んじゃあどこぞの国へと亡命しちまいましょう」
アテム「余は逃げぬ」
ヒヒイロ「はぁ…」
ジュダル「オッサン…」
ハレー「ちょっとでもかっこいいかもと思ってしまった自分に違和感です…」
ヒヒイロ「ちょっとちょっと、キミら、ひどくない?」
アテム「で、だ。コキュウトスへ行き、悪事の証拠を取りにいこうと思うておる」
ヒヒイロ「さいでっか…」
アテム「何かあるか?」
【直下 コンマ判定】
1~3 ないってさ
4~6 機密文書くらい、オッサンが余裕で取ってこれるって…オッサンすげー…その間、隠れつつ別のことしてなさいってさ
7~9 コキュウトスに留まらず、騎士団が上からの命令でやってきた色々な悪行も明るみに出せるって…オッサンすごいけど騎士団ぇ
ヒヒイロ「コキュウトスでやってることなら、よく知ってるし…ちょっとは関わってこともありまさあ」
ヒヒイロ「だから、俺だけで行って、さくっと証拠になるような機密文書なんか持ってきますよ」
アテム「むっ…」
ハレー「いいことじゃないですか」
ジュダル「どしたの?」
アテム「スパイごっこしたかった…」
ヒヒイロ「じゃあ交替?」
アテム「そうもいかん。お前がひとりで充分だと言うのなら、それはそれで余は別のことをする」
ヒヒイロ「はぁ…」
ジュダル「別のことって?」
【直下 コンマ判定】
1~3 解毒だって
4~6 デネブを拾うって
7~9 特訓してやるって言われた
―――――
王子「コンマが酷い日だったけど、今日はここまでです」
王子「どうもありがとうございました。お疲れさまです」
王子「遅れたけど、やるよ!!!」
王子「国王は乱心である!!!」
王子「………って、思わせて失脚させて、自分が玉座に就こうとしているアテム殿下」
王子「その悪事の証拠になりうる機密文書はオッサンが持ってくるというので、その間にジュダル達はバカ殿下の解毒をすることに」
王子「さて、解毒は成功するのか!!?」
王子「ていうか、解毒ってどうすればいいの?」
【直下 コンマ判定】
1~3 めんどくさいとこにいる、強くてめんどくさい魔物を倒すことで解毒薬が作れるというロープレ仕様
4~6 めんどくさいとこにいる、めんどくさい魔物を倒すことで以下同上
7~9 バカ殿下に盛られた毒を持ち込んだヤツを見つけるんだって。居場所はタランテラから聞いてるとのこと
王子「おいこらコンマ神」
王子「いきなりすぎやしませんかねえ…?」
王子「というわけで…」
王子「………コンマ神を罵倒しちゃいけないよ」
王子「こういう時はね、媚を売って心にもない賛辞を贈ってやれば大概、うまく…」
王子「いかなかったら鬼畜コンマ神って罵っていいけどね!!」
【00】
【直下 コンマ判定】
偶数 解毒剤の材料はタランテラのとこで仕入れてたらしいんだけど、調合は凄腕の人じゃないとダメらしくて、あれよこれよでバカ殿下のカリスマ
奇数 国王が殺された! 殺ったのは…ベテルギウスだそうで…事態は単純に、悪を退ければ万事オーケーということに。退けられれば…
※0は偶数扱いやで~
ジュダル「解毒って、どうするの?」
アテム「うむ…実は、解毒剤の材料は揃えたのだ」
ハレー「いつの間にっ!?」
アテム「余はさり気なくすごい、がモットーなのだ、はははっ」
ジュダル「…で?」
アテム「んむ…薬学の知識が豊富で、腕の良い者を探さねばならんのだが…そのおおよその居場所も聞き出しておいた」
ジュダル「えー…?」
アテム「何だ?」
ジュダル「だったら、先にそれやっとけば、あれこれ必死にならなかったのに…」
アテム「状況が変わったのだ、仕方あるまい…。だから、その者を探しに行くぞ。ここからだと……ふむ、東の方だのう」
ヒヒイロ「んじゃあ、てきとーに落ち合うってことで」
アテム「うむ、期待しておるぞ、ヒヒイロ」
ヒヒイロ「プレッシャーなんか、ない方がいい働きすると思うんだけどねえ…」
アテム「お前はどんなプレッシャーも感じぬだろう」
ヒヒイロ「ほいほい…んじゃ、これで」
アテム「我らも行くぞ、出発だ」
・
・
・
――暗夜王国・慎ましい教会――
ジュダル「……ここ?」
アテム「うむ」
ハレー「古いけど、小綺麗ですね」
アテム「そうだのう…。ここの神父が凄腕らしいとのことだ。さ、中へ行くぞ」
【多数決】↓5までの最多獲得選択肢を採用
1 魔剣士
2 永遠の14歳
※【00】偶数で、出てきてるということをお忘れなく?
目が覚めたのは、薄暗い石造りの工房だった。
王国騎士団の騎士団長を殺し、ともに旅した少年の仇を討ち取った。
そして、死んだ――。
そのはずだったというのに、生きていた。
肉体は脈動していた。
血が流れていた。魔力が体内に溢れていた。
起きた時、手にしていたナイフは不思議と手に馴染んだ。
それは生前に使っていたものとは違うが、よく似ていて、一目で最高のものと分かった。
「何故、生きている……?」
夜明けを迎えようとしていた。
最期に見たのは血と夕焼けに染まった王都だったのに。
疑問は極地の氷のように硬く、冷たく、頭に鎮座していた。
あの時、確かに死んだ。
それなのに生きている理由は何だ。
この最高に最低な世界で。
善人ばかりが死神に好かれ、悪人ばかりが生き長らえる呪われた世界で、まだやるべきことが残っているのか。
グゥゥゥ…
馴れた空腹の感覚。
魔剣士と恐れられた男は、生きていることを実感した。
疑問は消えない。
それでも、生きてしまっているのなら――また、この世界に牙を剥けばいい。
死神に追い返されたのならば、死神となって死を、恐怖を、世界の罪として振りまいてやればいい。
「だが、どうして――これほどに、満たされない」
いつしか辿り着いたのは、懐かしい教会だった。
善人であったが故に両親が死に、その後に迎え入れられた場所。
そこは未だ、壊れることもなく、遠い記憶そのままに彼を待ってくれていた。
【直下 コンマ判定】
1~3 しかし、その老神父も悪党のせいで死に瀕していたようです
4~6 騎士との壮絶な殺し合いの日々で、さすがに弱っていたところを保護されていたようです
7~9 そこでとうとう、再会できたようです
ガチャッ…
ギィィィィィッ
アテム「…」
ジュダル「誰かいる…」
ハレー「どうしたんでしょうね…?」
ガンッ
エル「何故だ!!」ガシッ
神父「エル…この手を…放しなさい…」
エル「どうして、復讐をしない!? お前はそのまま、何もせずに死ぬことを選ぶのか!?」
神父「復讐をして…一体、どうなる?」
エル「のさばらせることになる! 見せしめに殺し、その血をもって罪をあがなわせればいい!」
神父「それで救われる者はいないであろう…」
エル「救いなどは最初からない」バッ
神父「っ…」ヨロッ
エル「虫酸が走る…」
スタスタ…
ジュダル(うわ、来た…)
アテム「…何を話していた?」
エル「…」ギロッ
ハレー(あれっ…? この顔、どっかで……)
スタスタ…
アテム「余を無視するとは…」
アテム「まあ良い…。取り込み中のところをすまぬが、お前がここの神父か?」
神父「ええ…そうですが、あなたは?」
アテム「お前の力を借りたくて来た。ちと、難しい薬の調合をしてもらいたいのだ」
神父「薬の調合ですか……断る理由は何もないのですが…それも、できるかどうか…」
アテム「何故だ?」
神父「この目が…もう見えぬのです…。先日、賊にやられてしまいまして…教会に残っていた、僅かな金品とともに…」
ジュダル「えっ…」
アテム「何と…」
ハレー「目が見えないんじゃ…確かに、できなさそう…」
神父「旅の方ですか? 申し訳ありません…。最期に、誰かのお役に立ちたかったのですが…もう、この身も長くは保ちそうにないのです」
アテム「目だけではないのか?」
神父「はい…」
ジュダル「じゃあ、ムリっぽい…?」
アテム「ううむ…困ったのう…」
神父「……旅の方、ひとつ…方法がなくもないのですが…」
ハレー「ほんとですか!?」
神父「先ほど出ていった者は…名をエルと言い、幼少期はこの教会で育ちました。頭はおろそかですが、わたしの調合も間近で見ていました」
神父「もっとも、今は魔に魅入られてしまった哀れな男です。…彼をわたしのところへ、連れ戻してはくれませんか? そうすれば、あるいは…」
【安価下1】
1 オーライ
2 えー? ………殺されない?
アテム「…………ふうむ」
ジュダル「…でも、それしか方法ないなら…」チラッ
ハレー「そうですねえ…」チラッ
アテム「………うむ、良かろう」
神父「どうもありがとうございます…」
アテム「だが、あいつの目…随分と人道というのを踏み外していたように見える」
アテム「言い争いも途中から聞いていたが、血の気も多いようだ。果たして、説得などを受け入れるか…」
神父「エルは敬虔な女神様の下僕です」
ジュダル「あれが…?」
ハレー「物騒なことばっかり言ってたような気がしますけど…」
神父「しかし…あまりにも辛い試練が彼の前には絶えず、のしかかってしまいました」
神父「今も、その積み重なりすぎた試練の最中にいるのです。説得は容易ではないでしょうが…どうか、この老いぼれを信じてください」
神父「彼はどうしようもない、根っからの悪人ではないのです…」
アテム「……良かろう」
神父「恐らくは…教会を襲撃してきた賊のところへ向かったものと思います」
神父「川を挟んだ向こうの洞穴をアジトにしていると聞いたことがあります」
ジュダル「川の向こうの洞穴…」
ハレー「了解です!」
アテム「では、向かうとするか…」
【安価下1】
1 ヘイ、バカ殿下、何かテンション低くね?
2 急いで向かおう! エルがその賊ってのを殺しちゃわない前に
3 そう言えば、どっかで見たことのある顔っぽいんだよなあ…って思うジュダル
タタタッ
ハレー「意外と、近そうですね!」
ジュダル「うん」
アテム「まったく、余はまだ毒におかされているというに、こんなに走らせおって」
ハレー「とか言いながら、殿下が先頭じゃないですか!」
ジュダル「速い!」
アテム「久々に体調は良いからのう、わはははっ」
ジュダル「あっ――さっきの人、いた!」
アテム「おお、間に合ったのう。………しっかし…」
ハレー「ちょっとちょっと、そこのお兄さん! 少しお話を!!」
【直下 コンマ判定】
1~3 その男、凶暴
4~6 ぽんとエルの肩をタッチしたハレーが、一撃で気絶させられた
7~9 向き合うとすごく威圧感がある…こいつ、魔力の続く限りは再生しまくる脳筋ゴリラゾンビなんだぜ?
エル「…」クルッ
アテム「ふぅっ…間に合ったのう」
ジュダル「うん」
ハレー「ですね」
エル「……何だ?」ギロッ
ジュダル(っ…何か、オーラみたいのある…)
アテム「お前に用があってのう。教会へ戻れ」
エル「…神父に何か言われたのか…。戻るつもりはない」
アテム「戻れと、言うておるのだ」
エル「…」
ジュダル(アテムも…何か、ピリっとした…?)
【安価下1】
1 説得開始だ!!
A 復讐なんてしても意味ないじゃん、って
B あんまり女神のこと知らないけど殺しちゃダメなんじゃないの?って
C その他、説得文章書いてください
2 世の中は、強い人間だけが思いのままにできるんだって。……戦って勝とう
3 バカ殿下に任せちゃう
4 その他、自由行動
ジュダル「復讐しにいくんでしょ?」
エル「…」
ジュダル「……復讐なんかしても、何にもならないじゃん」
エル「ああそうだ…。何をしようがどうせ、意味なんかない」
アテム「ならば何故、意味がないというのにそうしようとする?」
エル「殺そうが殺すまいが、関係がないのなら殺す」
ハレー「ええっ…!? そんなことしてたら、人がいなくなっちゃいますよ!?」
エル「そうだ…全員、消えてしまえばいい」
【直下 コンマ判定】
1~5 説得失敗。戦って勝とう
6~9 ま、まだ大丈夫…
アテム「…」
ジュダル「ほんとにいいの?」
ジュダル「全員消えたら…ひとりぼっちだよ?」
エル「それがどうした…しょせん、人間はひとりで生きている」
エル「ひとりで生きて、ひとりで死ぬ…。ただそれだけだ」
ハレー「うーん…まあ、究極そうなのかも知れませんけど…うーん…」
アテム「…」
ジュダル「【安価下1】」
1 ひとりで生きてなんかない
2 人を殺すのは女神的に良くないんじゃないの?
3 あの神父も…いなくなっちゃっていいの?
4 その他、自由台詞
※ハズレは2/3になってるよ! 自由台詞は…まあ、選ぶならガンバ!
ハズレたら…戦闘開始だよ
私はあの神父様を放っておけないよ
あの神父様は死にそうになりながらもあなたの帰りを待っているんだよ?
その想いを無視してもいいの?
誰だって大切な人には自分と一緒にいてほしいものなんだよ
私だって、にいやと一緒にいたいし、デネブだってアリアといたいし、オッサンだってバカ殿下といたいんだよ
あのトレバーって男の子だって魔剣士って人と一緒にいたくて頑張っているんだよ
王子「あ、気づいてなかった…メンゴ…。えーっと…>>544を採用で! ごめんね、連取りになってたら教えて…気づいてない時もあるから…」
―――――
ジュダル「わたしはあの神父を放っておけない」
エル「…」
ジュダル「もうすぐ死ぬとか言ってるのに、あなたが帰るのを待ってる。その気持ちを無視していいの?」
ジュダル「誰だって、大切な人とは一緒にいたいもん」
ジュダル「わたしはにいやと一緒にいたい」
ジュダル「デネブは…多分…片思いしてる人と一緒にいたい」
ジュダル「オッサンも意外だったけどアテムと一緒にいたがってた」
エル「……弱いからだ」
アテム「…」
エル「それは、お前らが弱いから、つながりを求めているだけだ。そんなものは、どうせすぐに消える」
エル「手に入れたと思っても…またすぐに、手からこぼれ落ちていく。………取りこぼす、鬱陶しくなって…消える」
ジュダル「そんなことない!」
エル「何故言いきれる」
ジュダル「だって…わたしがそうだし……色んな人と会って、分かったことだから」
ジュダル「えっと…そう、確か…意味不明だけど、魔剣士を探して騎士と一緒に旅してる男の子だっていた」
エル「っ…」
ジュダル「……トレバー、だっけ…?」
【直下 コンマ判定】
1~3 トレバーが生きてるなんて嘘だろが、って。怒らせちった
4~6 おっ? おっ? おっ?
7~9 来い!
0 劇的にこい!
エル「トレバー…だと…?」
ジュダル「えっ…?」
アテム「……そうだ、元公爵家の一人息子で…お前とともにコキュウトスへ送られた…あの、トレバーは今、お前を捜している」
ハレー「へっ?」
ジュダル「え?」
ハレー「で、殿下…そんな、まるで、この人が魔剣士みたいな――」
ジュダル・ハレー「「ああっ!!?」」←手配書思い出した
アテム「余は暗夜王国第一王子アテム…。トレバーのことは2歳のころから知っておるが…随分と、辛い経験をしたようだのう」
エル「嘘をつくな…俺が、この手で殺した」
アテム「いや、生きている。サリーという騎士が、ひそかに重傷のトレバーを匿っていたのだ」
アテム「丁度…あれは左遷、左遷で辺境へと追いやられていたから、トレバーが生きていることは彼女以外には知らずに済んでいた」
エル「嘘だ、俺を捜すのなら…それも仇討ちに違いない。俺が、あの女騎士から逃れるためにトレバーを斬り殺したんだ」
エル「恨まれるしかない…。生きていて、捜しているのも確かだとして…それでも、トレバーは俺を憎む」
アテム「だが…お前はトレバーを――いや、公爵家を陥れた前騎士団長シューメーカーレビーを殺したな。あれはトレバーの仇討ちではなかったのか?」
エル「お前のような…権力に胡座をかく野郎を殺すことに理由などはいらない」
アテム「権力に胡座か…まあ、否定はせん。――が、トレバーはお前を憎んでなどはおらん」
エル「だったら何で――!」
ジュダル「【安価下1】」
1 愛だよ
2 繋がりは消えないんだよ
3 神父と同じだよ
4 その他、自由台詞
ジュダル「愛だよ」
エル「愛だと…? ふざけるな!」
アテム「大マジメだがのう」
ハレー「あれ? でも、トレバーくんって男の子だし…エルさんも、どう見ても男性だし…」
ジュダル「……そういうのじゃないと思う…」
アテム「ハレー、お前は黙っておれ…」
ハレー「ラジャー!」ビシッ
【直下 コンマ判定】(エルはバカ:-2)
1~4 男同士で愛なんかあるか! って…そういう愛じゃないのにもう…
5~9 説得成功
【0】
エル「愛なんてものはない」
アテム「ある」
ジュダル「知らないの? かわいそ…」
エル「ああそうだ…俺はそんなもの、不要だ。知る必要もない」
エル「お前らの話なんか、もう聞かない、ここで――ここで、お前らを殺してやるっ!!」
チャキィッ
シュボォォォッ
ダンッ
アテム「むっ――!?」
ジュダル「速っ…!?」
エルが短剣を抜き放つと同時、その刃に水がまとわりついて凝固した。
踏みこまれた大地が割れて、獰猛な獣のようにエルがアテムへと瞬時に迫る――
トレバー「――エルさんっ!」
ブォォッ
ピタッ…
アテム「っ…」
刃が、アテムの首の皮1枚を切ったところで止まる。
誰もが、声のした方を見ていた。――街道を見下ろせる、なだらかな丘。そこに立つ、少年。
エル「……トレ、バー…?」
サリー「やっと…追いついた…」
アテム(死ぬかと思った…こいつ、ヤバいのう…)
トレバー「会えた…生きてた……」
エル「本当に…」
トレバーがエルへと駆け寄っていく。
長旅で薄汚れた身なり、大小様々の生傷、腰にぶら下がる小さな剣が揺れる。
バッ…
トレバー「エル…さん…」ギュゥッ
エル「………何でだ……俺は…お前を刺した…。殺したつもりだったのに…何で、お前はっ…!?」
トレバー「分かりません…でも……僕は…エルさんと一緒に、いたいって…」
トレバー「魔剣士が出たって…聞いた時、会いたいって思ったんです…別人じゃないかって怖かった…」
トレバー「僕のことなんか…忘れてるんじゃないかって…嫌いになってるんじゃないかとも…思いました…だけど…」
エル「…」
トレバー「だけど…会えたら…エルさんのこと、見たら…全部…吹き飛んじゃいました…」
トレバー「あなたは…僕を救ってくれた人だから…」
エル「俺が…お前を…?」
アテム「だから言ったであろう…恨んでなどはいないと」
アテム「強制労働所で魔物から助けてやったのだろう? コキュウトスから連れ出してやったのだろう?」
アテム「お前の真意など余も、トレバーも知らん。それでも…ひとりにはならなかったのだ、こいつは。ただそれだけで、救われていたのだろう」
ジュダル(………何この展開…)
ハレー「グスッ…いい話ですねぇ…ヒック…」
【直下 コンマ判定】
偶数 何やかんやで、エルが同行することになったよ
奇数 神父はエルに解毒剤の調合を伝えきると息を引き取った。魔剣士は神父に転職した
※0は偶数扱いやで
――暗夜王国・古い教会――
アテム「……薬が効けば良いのう…」
ジュダル「……神父…死んじゃったね」
ハレー「どうなるんでしょうかね、ここ…。孤児も引き取ってたようですし、誰かがあのコ達の面倒とか見てあげなきゃですし…」
アテム「さあのう…」
ジュダル「あと…魔剣士…どうするの?」
アテム「まあ…本来はコキュウトス送りで、一生、外には出してならんのだが…」
コンコン
ガチャッ…
アテム「………やれやれ」
トレバー「殿下…」
アテム「何だ?」
トレバー「………お願いが、あります」
アテム「うむ。言うてみよ」
トレバー「エルさんの罪は…僕が被ります…。だから、エルさんを、捕まえないでください…お願いします」
アテム「………ふうむ…」
ジュダル「えっ…」
ハレー「そ、それは…さすがに…」
トレバー「お願いします…」
アテム「トレバーよ、あの者がもう二度と…魔剣士などと呼ばれぬ人間になると思うか? 絶対だ」
トレバー「はい」
アテム「本当か? 万に一つでも…ということは?」
トレバー「ありません」
アテム「………………よし、分かった。ならば…恩赦を出してやる…。余の解毒剤を作ったのは、他でもないあの者だ」
ジュダル「いいの!?」
アテム「余は器が広いのだ。それに…トレバーよ、お前も代わりに罪を被るなどと言うでない。お前も、エルとともにいると良い」
トレバー「っ…だけど…」
アテム「良いのだ。……神職の者を裁くなど恐れ多くてかなわんし、お前には最初から罪などないのだから」
アテム「まあ…余が玉座に就ければ、ということになるがの」
トレバー「…………ありがとう、ございます…殿下」
アテム「そうかしこまるでない。余とお前の仲であろう」
トレバー「…はい…」
【安価下1】
とりあえず、ここで休むことに…
1 エルの様子を見にいこう
2 ほんとに魔剣士に恩赦なんかしていいの?って
3 その他、自由行動
ジュダル「…」スタスタ
ジュダル(アテムめ…何が、『腹が減ったから何か用意させよ』なの…。自分でやればいいのに…)
ジュダル(確か…キッチンって、こっちだったっけ…?)
ヒョコッ
エル「…」
孤児A「背えたかーい!」
孤児B「かっこいい…///」
孤児C「ねえねえ、新しい神父様ー、肩車してっ!」
ワイワイ
キャッキャッ
エル「…」
ジュダル(………何かわちゃわちゃしてるっ!!?)
エル「お前ら…」
ジュダル(うわ…声低…)
エル「………そんなにつきまとわれたら…メシが作れない」
エル「外にでも出ていろ。それか、お前らが作れ」
孤児A「でも、老神父様が危ないからダメって」
エル「……………あのジジイは…過保護なだけだ…やれ」
ジュダル(…………て言うか…神父服、似合わない…)
ジュダル(でも…何となく、十字架だけは似合ってるかも…?)
【安価下1】
1 ところで、サリーさんですよ
2 エルとコミュる?
3 で、トレバーはどうしてるん? 見にいく
4 その他、自由行動
ガチャッ…
サリー「…」
ジュダル「うわっ…」
サリー「ん?」クルッ
ジュダル「な、何でドアのすぐ前にいるの…ビビった…」
サリー「ああ…すまないな、少し考えごとをしていた」
サリー「そう言えば…お前も騎士なのだったな? しかも、本部か…随分と長いこと、わたしはあそこに行っていないな…」
ジュダル「…」
サリー「殿下の護衛役を務めているということは、相当なのだろう?」
ジュダル「ううん…あんまり」
サリー「そう謙遜をするな。若者は勢いだけで胸を張って、頭のめりにいるべきだぞ!」
ジュダル「…」
ジュダル(もしかしてこの人…アテムが大変なことになってるのも、知らない…?)
【安価下1】
1 考えごとって何してたの?
2 魔剣士追ってたなら、これからどうするの?って
3 アテムの状況、知ってるの?って
4 その他、自由質問
ジュダル「ねえ、魔剣士を追いかけてたんでしょ? これからどうするの?」
サリー「わたしに、その役を任せてくれた騎士にまずは報告だな…」
サリー「それで…また、国境の関所警備に戻ることになるだろう」
ジュダル「国境の…関所警備…」
サリー「久しぶりにやり甲斐のある任務だった…生意気小僧との別れも、こうなると少し寂しいな…」
ジュダル「左遷…騎士…」ボソ
サリー「ん?」
ジュダル「んーん」ブンブン
サリー「?」
【安価下1】
1 殿下が、手隙ならお前も来い、ってサリーに声かけちゃった
2 トレバーがサリーのとこにきた
A お邪魔虫は退散しますよ
B こっそり見る
3 左遷コースには入らないようにしようと心で誓った
アテム「おお、ここにいたか、サリー」
サリー「これは殿下…お捜しでしたか、お手数をかけて申し訳ありません」
アテム「そうかしこまるでない」
サリー「いえ、騎士ですので」キリッ
アテム「お前の爪のあかをよこせ、何人かに煎じたものを飲ませる」
サリー「はあ…」
ジュダル「飲まないから」
アテム「むっ…」
サリー「用事とは、爪のあか…ですか…?」
アテム「そんなわけがなかろう。サリーよ、ちとお前の力を借りたい」
サリー「!」
アテム「だから余について参れ」
サリー「ですが…わたしは」
アテム「良いと言うておる」
サリー「……分かりました」
アテム「よし…とりあえずは、これで良いか」
アテム「余の毒の症状が消え次第、ヒヒイロと合流するぞ」
ジュダル「分かった」
――個人情報――
名前:ジュダル 職業:騎士 属性:火
魔法:小・劫火
特技:火炎突き サマーソルトキック
装備:騎士団の槍
所持金:4万5000G
所持品:竹槍 銛 太古の金貨×10 解放の種
成長:小・火球(1/2) 武器と魔法の連携・基本(0/3) 柔能く剛を制す(習得) 得物を身体と同化せよ(習得)
戦闘は身体から(習得)
――知人――
ヴォルド:兄 厳しい
ヒヒイロ:オッサン ヘンタイ? 騎士
ドラシロ:貴族な騎士団同期
デネブ:騎士団の先輩 ドラシロと同年代? 恋にヘタレ
レイド:騎士団の先輩
チュミヌ:騎士団の同期
ゼドファ:二重人格犯罪者 監視対象 同僚 いいコ?
アーサー:アーサー・キングロード 商人筋の有名人 女装趣味
ジャンヌ:美人の踊子だけど男 アーサーの甥
セーブル:旅の剣士 凄腕なのに捕まってた ゲロマズ料理人
ハレー:騎士
アテム:暗夜王国第一王子 国家転覆の冤罪で討伐指令出された
サリー:女騎士 見るからに堅物
トレバー:元公爵家の子息 公的には死んだ身?
タランテラ:古の賢者の末裔 コミュ障 根暗女性
エル:元魔剣士 最強(凶?)の神父に天職
―――――
王子「本日はここまでです。昨日の呪われたコンマは、今日の布石だったのかな?」
王子「次回更新で一気にジュダル編が終わる…かなあ? そのくらいまできてます」
王子「あと闇堕ちしたエルとトレバーが浄化されて良かったね。…モニカは選ばれなかったけど…」
王子「ともあれ、ありがとうございました。おつかれさまです」
王子「ヘロー、エブリワン! 皆の王子様ですよ! 実はね、ジュダル編が終わったらちょっと何か挟もうと思ってるんだよ」
王子「それに備えるという意味で、ちょっとだけ色んなデータの整理などなどです! 主にこれまでの9人の主人公達の現在状況です」
名前:モニカ 性別:女 年齢:14(実年齢は+6歳) 種族:人間 属性:土 職業:ー 出身地:暗夜王国
武器:銃/マスケット&リボルバー 家柄:貴族 境遇:暗夜王国に命と愛馬以外を奪われる
身体:9/超優良 頭脳:9/超優良 精神:2/凝固した憎悪 魔力:6/やや多め
魔法:錬金魔法
悪癖:暗夜王国の人間に対してのみ、攻撃的で残忍
特技:金勘定 異質でない武器は大抵扱える 早撃ち 馬の手入れ
容姿:銀髪ツインテール ひんぬー
好きなもの:かわいいもの 金になるもの 暗夜王国の人間が苦しむ様子 ゲルニカ ベテルギウス ヨダカ など
嫌いなもの:暗夜王国 善人 巨乳の女 セクシャル・ハラスメント
現在の仲間:ベテルギウス パルミラ
現在の行動:?
地雷:暗夜王国 貧乳
趣味:ヨダカとスイーツ行動
トラウマ:暗夜王国による一族郎党の虐殺
備考:元死人
名前:シリウス 性別:男 年齢:29 種族:人間 属性:雷 職業:トレジャーハンター 出身地:暗夜王国
武器:槍全般/姐御の槍 家柄:やや貧乏 境遇:妹と2人暮らし
身体:7/良い方 頭脳:6/やや良い 精神:6/安定 魔力:5/平凡
魔法:大~小・雷撃魔法 雷鐘 雷槍 雷網
悪癖:カナヅチ 無鉄砲 TPOを省みない服装
特技:ダンジョン探索全般
容姿:上裸 魔封じのバングル
好きなもの:宝 妹 金 平和 上裸の格好 自分の筋肉
嫌いなもの:争い 時折ダンジョン最奥部に残されている盗賊王のサイン
現在の仲間:リリ
現在の行動:トレジャーハンティング
地雷:リリ及びアリアへの危害
趣味:他人の世話焼き
トラウマ:呪いを受けたこと
備考:魔眼/左眼は魔眼であり、解放することで悪魔となるがバングルで封じている
名前:スピカ 性別:女 年齢:21 種族:人間 属性:水 職業:第一王女兼魔法学部学生 出身地:ヴァーゴ王国
武器:仕込み杖 家柄:小国の王族 境遇:国中の誰もに愛されて育った
身体:5/普通 頭脳:5/平凡 精神:7/良い方 魔力:6/並より上
魔法:大~小・濁流/凍結/氷柱 中~小・火球/竜巻/烈風/土槍/雷撃 小・劫火 水牢 土・強壮 風縛 地利魔法 その他色々
悪癖:油断すると方向音痴 人が好い
特技:上流階級の礼儀作法 魔法
容姿:魔物の皮ジャケ&パンツ 金髪青目
好きなもの:人間 理想 魔法 本 おいしいたべもの
嫌いなもの:差別 理不尽 一本道
現在の仲間:ピース
現在の行動:ヴァーゴ王国にて魔族の侵略に抵抗中
地雷:魔法に対する中傷
趣味:魔法の勉強 散歩
トラウマ:婚約者の殺人隠蔽 ピースの裏切り
備考:第一王女/ヴァーゴ王国の第一王女
王子「とりあえず、3人ずつでいくね」
王子「シリウス…そろそろもういい年だね…。いつまで上裸でいるんだろう…?」
王子「引き続き、ヨダカ、エル、ライドだよ」
名前:ヨダカ 性別:男 年齢:23(見た目は-11歳) 種族:魔族/魔人族 属性:風 職業:ー 出身地:魔界某所
武器:ブーメラン/吸魔のブーメラン 家柄:6/蔑ろにされない程度の血筋 境遇:9/育ちが良い
身体:7/良い方 頭脳:5/平凡 精神:2/もろい 魔力:8/優良
魔法:極大~小・竜巻 大~小・烈風 風縛 風刃 風纏 風・浮遊 風・透過
悪癖:甘いものが絡むとちょろ甘
特技:歌
容姿:黒髪 12歳ほどの少年 若草色のローブ着用
好きなもの:安定 平穏 自分 甘いもの
嫌いなもの:不安 不穏 他者との会話
現在の仲間:シャニ サン
現在の行動:各地放浪&スイーツ作り
地雷:天使
趣味:菓子作り シャニいじり
トラウマ:天使
備考:魔人族/種族としての容姿は人間と大差ないが、生命力や魔力量にすぐれている
名前:エル 性別:男 年齢:21(実年齢は+3歳) 種族:人間 属性:水 職業:神父 出身地:暗夜王国
武器:短剣/姐御の短剣 家柄:2/放浪の医者の息子 境遇:2/両親他界後神父に引き取られる
身体:0/天性の肉体 頭脳:2/かなり悪い 精神:2/もろい 魔力:6/並より上
魔法:高位治癒術
悪癖:暗所恐怖症
特技:走る
容姿:金髪美青年 神父服 腰に得物
好きなもの:ー
嫌いなもの:暗い場所
現在の仲間:トレバー
現在の行動:古い教会で神父
地雷:不条理を働く行為
趣味:ー
トラウマ:ー
備考:元死人/
名前:ライド 性別:男 年齢:16 種族:人間 属性:火 職業:ー 出身地:バイス王国・秘境
武器:剣 家柄:1/奴隷の子 境遇:0/聖眼によって祀られる
身体:4/並よりやや劣る 頭脳:8/かなり冴える 精神:5/普通 魔力:9/人並み外れた魔力の持ち主
魔法:極大~小・劫火/火球/閃熱/爆裂
悪癖:忘れっぽい
特技:掃除 自活
容姿:虹の輝きを持つ瞳 赤髪 柔和な表情を携える
好きなもの:ルビー 友達 お掃除
嫌いなもの:悲しいこと
現在の仲間:ー
現在の行動:ー
地雷:ー
趣味:掃除 おえかき
備考:聖眼/虹色の輝きを持つ瞳 時に人を魅了し、時に人に畏れられる
王子「気づいたらライドくんがいい具合に成長してたの巻き」
王子「でも…うーん、ライドくんはなあ…」
王子「そして、姐御、インガ、ジュダル」
王子「何か…この3人ってカオスなんだよね、内面…」
名前:ジェシカ 性別:女 年齢:20 種族:人間 属性:土 職業:領主 出身地:暗夜王国・丘陵の町
武器:大鎚/紅蓮鎚盾剣 家柄:8/領主の娘 境遇:没落貴族となったが返り咲いた
身体:6/並より上 頭脳:7/それなりにキレる 精神:9/鋼メンタル 魔力:5/普通
魔法:中~大・土槍/土壁
悪癖:不細工は認めない
特技:鍛冶
容姿:碧眼 腰までの赤い髪 ガタイ◎ ほんとに領主?
好きなもの:領民 鍛冶仕事
嫌いなもの:不細工
現在の仲間:ミーシャ ラジエ
現在の行動:領主として仕事中
地雷:ー
趣味:鍛冶
トラウマ:ー
備考:領主
名前:インガ 性別:男 年齢:20 種族:魔族/有角族 属性:火 職業:盗賊 出身地:魔界某所
武器:ソードブレーカー&姐御の剣&無敵手甲 家柄:5/宝物の守護者の一族 境遇:5/普通
身体:9/超優良 頭脳:4/並よりバカ 精神:3/やわい 魔力:7/並より多い
魔法:極大~小・劫火/火球 大~小・閃熱
悪癖:赤面症…?
特技:友達作り○
容姿:普通 笑顔はステキ
好きなもの:お宝 リナをからかう
嫌いなもの:なめられること
現在の仲間:リナ サファイア
現在の行動:ヴァーゴ王国にて食客
地雷:ー
趣味:リナをからかう
トラウマ:ー
備考:有角族/興奮すると角が伸びる 角は急所であると同時に力の源
名前:ジュダル 性別:女 年齢:13 種族:人間 属性:火 職業:騎士 出身地:某小国
武器:騎士の槍 家柄:0/王族 境遇:1/国を追われた
身体:7/優良 頭脳:3/バカ 精神:9/超頑丈 魔力:2/少ない
魔法:小・劫火魔法
悪癖:話を聞かない
特技:スリ
容姿:黒髪天パー 美少女
好きなもの:にいや
嫌いなもの:めんどくさいこと 臭いこと 汚いこと 疲れること
現在の仲間:ー(今後次第)
現在の行動:ー(今後次第)
地雷:ー
趣味:巡回中にジャンヌの店でサボる
トラウマ:ー
備考:ー
王子「ジュダルの項目はね、まあ…どんな結末を迎えるかで変動すると思うから」
王子「とりあえず、こんなもんだね」
王子「あと、訂正です。>>579のスピカの職業の項目が間違ってました。正しい職業は『姫』です」
王子「ごめんなさい」
とりあえず3大バッドエンド主人公のうちエルは救済完了か…
モニカライドを救う前にバッドエンドが増えなきゃいいな…インガはそこそこ危なかった…
>>582
王子「エルとライドくんはね、まあ…素地というか、救済の余地はね、残ってるんだよ」
王子「エル救済の最大の障害は手のつけられない、現時点では主人公最強候補としての暴力があったけど、それもいい具合に回避できたしね」
王子「ただ、モニカがねえ…」
王子「あの娘、今、ラスボス候補のひとりと一緒にいるから…」
王子「それになまじ、スペックが高いし、竹を割ったようにサッパリと暗夜王国関連だけを憎んでるから…」
王子「……まあ、どうにか…なるかねえ?」
王子「そういうわけで、最近、更新頻度も少なかったし、そう長くもやってなかったし、今日はそろそろ始めちゃおうかなって思ってるんだけど」
王子「そうくるだろうと思って待機してたぜ! っていう、奇特なありがたい方はいらっしゃいます?」
王子「じゃあ、いっちゃいましょう」
王子「まったりやってれば、だんだん、増えるでしょ」
王子「そいじゃあ、一発目!!」
【直下 コンマ判定】
1~3 王都周辺が封鎖されて、ものすごーい厳戒体制
4~6 王都へ近づくにつれて、騎士がどんどん襲ってきますよ
7~9 王都周辺がすごい厳戒体制だったんだけど、仕事したオッサンがするっと入れさせてくれた
アテム「………すごいことになっとるのう…」
サリー「一体、何が起きているのですか?」
ハレー「色々ですよ」
ジュダル「…」
サリー「色々…? と言うか、何故、このようにこそこそ隠れるのです、殿下?」
アテム「色々あるのだ」
サリー「はあ…」
ジュダル「でも、どうやってあそこ、突破するの?」
アテム「ううむ…どうしたものか」
ガササッ…
サリー「!」チャキッ
ガサッ
ヒヒイロ「あーい、ストップ、ストップ」
サリー「ヒヒイロ殿…?」
アテム「おお、ヒヒイロ、戻ったか」
ヒヒイロ「ちょぉーっと待ちくたびれちまいましたよ、殿下。ってえわけで…こっち、こっち」
ジュダル「どこ行くの?」
ヒヒイロ「こういう包囲網にゃあね、穴ってのがあんのよ」
ヒヒイロ「さっさと王都へ戻りましょうや」
ハレー「ヒヒイロさん、すごい…」
ジュダル「オッサン、何でいつも仕事しないの?」
ヒヒイロ「こういう時に株価がどんと上がるでしょ?」
【安価下1】
王都に入れちゃった
1 とりあえず、身を隠そう
A ジャンヌ~元気?
B 騎士団本部の特殊任務班室
C その他、どんなとこに隠れる?
2 ドラシロとゼドファは何してるんだろね?
3 その他、自由行動
――暗夜王国・王都デーモン――
ヒヒイロ「ほいこれ」つマント
アテム「何だ、これは?」
ヒヒイロ「顔くらい隠してもらわにゃ、さすがに街中を歩けやしないでしょ?」
アテム「むっ…」
サリー「包囲網といい、街中の巡回している騎士の数といい…一体、何が…?」
ハレー(いつまでサリーさんに黙ってるんでしょう…?)
ジュダル「ねえオッサン」
ヒヒイロ「ん?」
ジュダル「ドラシロとゼドファは何してるの?」
ヒヒイロ「んー…色々よろしくー、って言って出てきちゃったからねえ…」
ジュダル「え」
ヒヒイロ「まあ、がんばってくれてるといいんだけど…」
アテム「ヒヒイロ、少々、潜伏しつつ策を練りたい」
ヒヒイロ「んじゃ、隠れ家があるんでそっちに案内しますかね」
ヒヒイロ「ジュダルちゃん、様子見るなら場所だけ教えるから尾行に気をつけて適当に戻ってくんのよ」
アテム「おお、それはいいな。余も現在の王都の状況は知りたい。適当に調べてこい」
ジュダル(2人の様子見るついででいいや…)
【安価下1】
1 こっそり、ひとりで班室に向かう
2 いつも回ってた巡回ルートで2人がいないか張る。ひとりで
3 その他、自由行動
コソッ…
ジュダル(この時間帯なら、ここら辺を通ってもいいはずだけど…)
ジュダル(来るかな…?)
ジュダル(オッサンが仕事放り出して、デネブもいなくて、わたしもいないし…)
ジュダル(………………ものすごく、お仕事が大変なことになってそうだけど、2人でやれてるのかな…?)
ジュダル「…」
ジュダル(ドラシロはもしかしたら、過労死してるかも…)
【直下 コンマ判定】
1~3 ジュダルはバカ殿下に与してるって顔バレしてるからね、騎士に見つかっちゃったよ…
4~6 案の定、ものすごく疲れの見える顔のドラシロと、割とケロっとしてるゼドファが歩いてきた
7~9 いきなり背後から口を押さえられた!?
ドラシロ「ああ…どうして、僕がこんな…」トボトボ
ゼドファ「元気になれるまじない、かけてやろうか?」
ドラシロ「まじないとか言って、キミが僕にしたことを忘れてはいないぞ?」
ゼドファ「本当に元気になるんだって」
ドラシロ「だ、だからってな、足がいっぱいある昆虫なんかをどうして食べなきゃいけないんだ!?」
ゼドファ「だから…」
ドラシロ「あんなゲテモノ、僕は間違っても食べないぞ!」
ジュダル(ドラシロ…顔色良くないけど…元気かも?)
ジュダル(ゼドファも変なことにはなってないっぽいし…)
ゼドファ「それにしても、ジュダルはどうしているんだろうね…」
ドラシロ「ジュダル? ああ……まあ、彼女ならけろっとしているだろう。何たって、この僕のライバ――」
ゼドファ「あ、ドラシロ! おばあちゃんが大荷物持ってる! 持ってあげてくる!」タタタッ
【安価下1】
1 こっそり声をかける
2 尾行に気をつけて隠れ家へ行こう
3 その他、自由行動
――暗夜王国・王都デーモン・ヒヒイロの隠れ家――
ガチャッ…
ススス…
バタムッ
ジュダル「ふぅっ…」
ハレー「おかえりなさい、ジュダルちゃん」
ジュダル「うん」
<な、何ですとっ!? どうして殿下がそんな濡れ衣をっ!?
<声がおっきいよー
<過剰に反応しすぎだぞ…
<正々堂々と談判をするべきです! 潔白であると!
<そんな考えだから、左遷食らうのよ、サリー
<ですがっ!
<お前のそういうとこは決して悪くはないが、相手次第では悪手でしかないのだ。ちゃんと考えているから、落ち着け
ジュダル「…今さら?」
ハレー「みたいですね」
【直下 コンマ判定】
1~3 騎士団の魔法部隊が隠れ家を突き止めてきやがった…
4~6 下準備したいらしいんだけど、卓越した魔法使いが必要なんだって
7~9 夜になったら、国取り開始だって
アテム「さて…者ども、夜を迎えたら国の歴史がまたひとつ増えることになる」
アテム「暗夜王国の様々な悪事を民衆に露見させ、その全てが真実であると知らしめる」
アテム「無論、王はすぐに余の命を狙ってくることになるだろうが、余は王と面と向き合って話をせねばならん」
ジュダル「何の?」
アテム「色々だ」
ヒヒイロ「そうね…」
ハレー「て言うか、詳しい内容は教えてもらえないんですか?」
アテム「お前らの頭は期待できんからのう」
アテム「ともかく、余を守り、城に入り、王のところまで連れていけ」
ジュダル「それだけ?」
アテム「それだけだ」
ハレー「じゃあ簡単ですね!」
アテム「うむ。では…行くぞ」
【直下 コンマ判定】
1~3 奇襲。隠れ家に攻撃が
4~6 読まれてたらしく、外出禁止令が出されて大量の騎士が城までの道を阻んでる
7~9 こっそり移動するはずだったんだけど、早速、バレたよ。今さらだから、堂々と進んでいくんだって
ジュダル(城までって言っても、大通りをずっと上ってくだけだし…)
ジュダル(わざわざ、こんな夕方にやることもないような…)
ザッ…
ズラァッ
ヒヒイロ「おーおーおー…」
サリー「…」
ハレー「あれ、れれ…?」
ジュダル「…………うわあ…」
アテム「かき集めたようだのう」
騎士A「アテム王子、ここであなたを討ち取ります」
騎士B「お覚悟を」
アテム「うむ、お前らも与えられた任務に忠実で嬉しいぞ」
アテム「だが…さすがに、それを誉めて死ぬわけにもいかん。抵抗させてもらう」
アテム「ことが済んでも気にやむでないぞ、余は広い器を持っておるのだ」
ヒヒイロ「そいじゃ…戦闘開始といきますかい」
【安価下1】
1 一丸となって突き進むよ
2 いちいち相手してたらキリがないからって…ここに現在最強の師弟爆誕
3 目くらましして、5人とも揃いの衣装で顔を隠して分散! 城の前で落ち合うんだって
サリー「殿下、お下がり――」
ザッ
アテム「良い」
ヒヒイロ「むしろ、下がってんのはキミらよ」
サリー「はっ…?」
騎士A「かかれぇっ!」
アテム「広い道で良かったが、それでも油断できんのう」
ヒヒイロ「なーに、派手にやっちまって立て直し代を負担してやった方が、新しくなったって喜ぶもんですよ」
アテム「そうか、なら遠慮はいらんな! 極大・爆裂――」
ヒヒイロ「極大・劫火――」
カッ
ギュォォォォォォォンッ…
ジュダル「あっ…」
アテム「極光斬!!」
ヒヒイロ「紅蓮斬!!」
カッ
カッ
ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ
ジュダル「」パクパクパク
ハレー「」パクパクパク
サリー「な…ぁ…」
アテム「余の方が奥までいったぞ!」
ヒヒイロ「いやいや、俺が手前をおもっきりやったからですって」
アテム「まあ良い、手当てをよくするのだぞ、お前ら! 我らの前に立つというのがどういうことか、ちゃんと理解して立ちはだかれ!」
アテム「行くぞ、ジュダル、ハレー、サリー!」
ダッ
【直下 コンマ判定】
1~3 騎士団魔法部隊が!
4~6 ガチ強い精鋭騎士達が襲いかかってきた
7~9 序列30位以上の精鋭騎士達が城門前に
騎士C「来たか…」
騎士D「ここまでです、殿下」
ヒヒイロ「ありゃっ、手練揃ってるねえ…」
アテム「そうみたいだのう」
サリー「くっ…同じ騎士同士で戦うことになるなど…!」
ハレー「でもでも、またどかーんってやっちぇば!」
アテム「城を壊すつもりはない!」
ジュダル「えっ」
ヒヒイロ「だから、大技なしよ」
騎士C「誰だろうが、全力でかからせてもらう!」
ハレー「や、やるしかないみたいですね!」
【安価下1】
1 が、がんばる
2 がんばれー
3 ヘイ、バカ殿下、ここはあれだ。王のところに辿り着けばいいんだから、任しちゃおうぜ
騎士C「はああああっ!」ダンッ
ブォォンッ
ギィンッ
ジュダル「うわっ――」
騎士C「殿下以外は極力殺さん、だが、抵抗するなら五体満足は保証せんぞ!」
シュバッ
ギャリィィッ
ジュダル(強っ…!?)
ザシュッ
ジュダル「うぐっ…」
騎士C「大・雷撃魔法!」
バチバチィィッ
ドッゴォォォォォォッ
ジュダル「あぐぅっ…!」
ドサッ
ジュダル「でもっ――」
【直下 コンマ判定】
1~3 騎士つよい
4~6 救援
7~9 戻ってきた、ヤツ
0 頼もしい救援
騎士C「雷鐘!」
カッ
ドゴォォォォォォォンッ
ジュダル「!?」
騎士C「そこだっ!」
ズドォォォォッ
ジュダル「あうっ…!」
騎士C「さあ、終わりにしてやる!」
【直下 コンマ判定】
1~3 やーらーれーたー
4~6 粘るよ
7~9 きゅーえん!
ブォンッ
ギィンッ…
ジュダル「まだ、終わらないっ…!」ググッ
騎士C「粘ったところで、どうにかなるような問題ではない!」
ガンッ
ジュダル「っ――」
騎士C「この戦力差を、わたしとお前の実力の差を、理解できんのか!?」
ダンッ
【安価下1】
1 不意打ちサマーソルトキック!
2 解放の種…長続きしないけど、もう使っちゃう?
3 必殺・火炎突き!
4 その他、どうしよ?
騎士C「死んでも、知ら――」
ヒュバッ
ドゴォォォッ
騎士C「!?」
ジュダル「そんなの知らないもん!」
騎士C(しまった、思いがけない動きでっ――体勢が崩れてっ!)
ギュッ…
ジュダル「それにっ、実力なんかまだまだ伸びる!」
ズドォッ
ギャリリリィィッ
ジュダル(ダメ!? ギリギリで、受け流される…!?)
【直下 コンマ判定】
1~3 ヤーラーレーター…
4~6 デネトレ効果だよ!!
7~9 いや、いった! それに味方は増えるんだよ!
7 ドラシロ&ゼドファ
8 戻ってきたデネブ
9 ジャンヌ~
0 頼もしい救援
騎士C「ぐっ…!?」
ジュダル「いや――いけるっ!」
ガァンッ
カランッ…
騎士C「しまった、得物がっ――」
ジュダル「実力差が、何だっけ!?」
騎士C「!?」
ズドォォォォォッ
騎士C「っ…」ドサァッ
ジュダル「~~っ…やたっ!」グッ
【直下 コンマ判定】
1~3 まだまだいるんですけどね(白目
4~6 ある程度は減らしたからって、ハレーとサリーにこの場を任せていくらしい
7~9 バカ殿下とオッサンが強い。あとサリーも強い。だから…精鋭騎士たちをやっつけちゃったよ
騎士E「てやっ!」
ジュダル「ふぇっ!?」クルッ
ドゴォォッ
騎士E「あの落ちこぼれが、こうなるとはな…」
騎士E「油断は、しないぞ」チャキッ
ジュダル「うわあ…」
騎士F「多対一でも、卑怯などとは抜かすな」チャキッ
ジュダル「………卑怯じゃん、実際…」
【直下 コンマ判定】
1~3 サシでもやっとなのに、1対2とかね、もうね
4~6 うぎゃー、ってなりかけたら…
7~9 卑怯じゃなくなった
ヒュバッ
ブンッ
ブォッ
ジュダル「う、わ、ちょ、ああっ…!」
ギンッ
ギャリッ
ザシュッ
ガンッ
ジュダル(何で、2人がかりなのに綺麗に連携してっ…! 反撃できないしっ、防ぎきれないしっ…!)
騎士E「キャリアが、違うんだよ!」
騎士F「そのままやられろ!」
ズォォォォッ
ジュダル「っ――!?」
ギィィィィンッ
騎士E「何っ…!?」
ドラシロ「ジュダル、キミって目を放すとすぐに大変なことになるんだね…!」グググッ
騎士F「お前は、新入りの…!」
ゼドファ「離れて、ドラシロ、ジュダル」
騎士E「っ…!?」
ゼドファ「拘束魔法!」
シュバァッ
騎士E「なっ…!?」グググッ
騎士F「お前――!」グググッ
ゼドファ「遅れてごめんね、ジュダル!」
ドラシロ「正直、ここに来て負けちゃったらお先真っ暗だからって悩んだんだけど…キミは僕のライバルだからね、やっぱり見過ごせなかっ――」
ゼドファ「ドラシロがずっとうだうだ言ってたから、背中叩いてきたよ」
ジュダル「2人とも…」
ドラシロ「だからゼドファ、どうしてキミは僕の言葉をいつも勝手に遮るんだ!?」
アテム「ふむ? よしっ、頭数が増えるなら、それに越したことはないな。ヒヒイロ、ジュダル、余とともに来い」
アテム「残りの者はここを頼むぞ!」
ドラシロ「で、でででっ、殿下、ごごごっ、ごきげっ、ご機嫌、うるわしゅ――」
アテム「挨拶しとる場合か、さっさと戦えい! 行くぞ!」
ジュダル「あ、うん、待って! あっ、ドラシロ、ゼドファ!」
ゼドファ「?」
ドラシロ「何だい?」
ジュダル「ありがとね!」
ゼドファ「お安いご用さ――っと、治癒魔法!」
パァァァッ
ジュダル「っ…これ――」
ゼドファ「傷口塞いで痛みを抑える程度だけど、気をつけて」
【直下 コンマ判定】
1~3 騎士団でも超特別な近衛騎士隊が立ちふさがった
4~6 騎士団のトップ2人が立ちふさがったよ
7~9 騎士団の魔法部隊が現れちゃったんだけど…
ザッ…
魔法部隊員「個別照準準備、完了!」
バッ
ゼドファ「あっ、魔法部隊――」
アテム「むっ?」
ジュダル「魔法部隊?」
ヒヒイロ「間に合えっ――!」ダンッ
魔法部隊長「拘束魔法、放てぇっ!」
カッ
シュババババババッ
ジュダル「あうっ…!?」
ハレー「あ、あれっ!?」
アテム「おお、これは見事に動けんのう…」
ヒヒイロ「間に合わなかったか…」
ドラシロ「」サ-
ゼドファ「あっちゃあ…」
魔法部隊長「昏睡魔法用意!」
魔法部隊員「昏睡魔法用意、開始!」
【直下 コンマ判定】
1~3 デネブ
4~6 ジャンヌ~
7~9 にいや!!!!!!!!
0 みんな?
魔法部隊員「昏睡魔法、放てます!」
魔法部隊長「よぉし、放て――」
シュバッ
デネブ「させねえよ!」
ガァンッ
魔法部隊員「!?」
魔法部隊長「何ッ――!?」
デネブ「極大・濁流魔法!」
ザッバァァァァァァァァッ
魔法部隊員「うおおおおっ…!?」
魔法部隊長「陣形を乱すな!」
デネブ「魔力保てよ――もう一丁、極大・凍結魔法!」
ビュォォォォォォォッ
ガッキィィィィィィィィィンッ
アテム「おっ…魔法が解除されたのう。よくやったぞ、誉めてやろう」
デネブ「やーっと追いついたと思ったら、もう始めてやがったんだな…」
アテム「うむ、いいタイミングでお前が来るだろうと思うてな。絶妙だったぞ」
デネブ「そりゃどーも」
ヒヒイロ「やるぅ~、デネブくん」
ジュダル「デネブ…! あのね、さっき、ひとり、自分だけでやっつけて――」
デネブ「いいから、お前ら行けっての!!」
デネブ「ここは勝手にやる! ゼドファ、お前が中心で右が俺、左をドラシロ! 倒さなくていいから、片っ端から動けなくしろ!」
ゼドファ「了解」
ドラシロ「い、言われなくたってそれくらい――」
デネブ「じゃあやれっ! どんどん来るんだよ!」
【直下 コンマ判定】
1~3 立ちふさがった、近衛騎士隊…とっても強いよ
4~6 騎士団長と、副騎士団長が城門の向こうで待ってた
7~9 城内警護が任務の近衛騎士隊50人が城門の向こうにいたよ
王子「ここでか…」
王子「素直に【0】でいいのに…」
王子「それでも良くはなかったけど…さらに良くないよ…」
王子「偶数が、おいちょ待てよ、な感じになってるけど、大団円コースのためだと思って…ね?」
【00】
【直下 コンマ判定】
偶数 国王が騎士団を次々と撃退してやって来たアテムに恐怖して、とんでもないもの出した。やっつけなきゃいけないけど、完璧なお膳立て
奇数 無能が玉座にいた方がいい…って、近衛騎士隊を瞬殺して、立ちふさがったベテルギウスさん(永遠の16歳)
※0は偶数扱いやで
――暗夜王国・王都デーモン・王城・玉座の間――
ギィィィィィッ…
アテム「余はここに、戻ったぞ!」
国王「アテム…」
ヒヒイロ「おやおや、陛下はおひとりでこちらに待機されていたんで?」
ヒヒイロ「騎士団長殿も出てきていなかったのを見る限り…ちょぉーっと、やっぱり器が足りなかった感じですかね?」
国王「黙れ、ヒヒイロ!」
ヒヒイロ「おっと…」
ジュダル(えらっそーなデブだ…あんまアテムに似てない…)
アテム「ヒヒイロ、あれを」
ヒヒイロ「こいつだな…」
国王「それは…」
アテム「お前がコキュウトスで行っていた、人体実験のレポートだ」パラパラ
アテム「二度と日の目を見ず、死ぬまで収監するコキュウトスの罪人は、良い実験材料だったであろう…」
アテム「さすがに、こんなものが知られては玉座も追われることは間違いない。そうなれば民衆は治世に不安を抱き、お前も立場を追われる」
アテム「そこでだ…。これは全て、焼却処分をしてやる。だから、お前は暖かい島にでも行って余生を過ごせば良い。どうだ?」
国王「アテム、お前は父に向かってどんな口を利いているか、分かっているのか?」
アテム「父であろうが、関係はない。余が、次の王である。さっさと退くが良い」
国王「退くのは貴様らだ」
アテム「ほう?」
ヒヒイロ「…」チャキッ
ジュダル「…」ギュッ
国王「どんな騎士を連れようが無意味だ。さあ、目覚めるが良い、天使よ!」
【安価下1】
コキュウトスではバイス王国の時みたいに、天使を作る実験をしてたようです
天使さん(とっても強いバケモノ)のお名前おなしゃす
パァァァァッ…
ヒヒイロ「やっぱ、ここにいやがったか…」
アテム「レポートを見た限り…とんでもない存在のようだったが…」
ジュダル「……てんし?」
ヒヒイロ「贋作よ、天使様の…ね」
アテム「とは言え…慈悲の欠片もない殺戮生体兵器として製造しているようだったがのう」
バサァッ…
国王「おお、何と神々しい…。ふふふっ…さあ、オシリスよ、この者どもを殺せぇっ!」
【直下 コンマ判定】
1~3 速いし硬いし範囲攻撃も強烈だし強いし…暴走するし、天使ってのはほんと悪魔か何かですか、ってスペック
4~6 あっ、国王死んだ…
7~9 玉座の間で戦うのはヤダ、ってバカ殿下が言うから中庭まで出たんだけど、まあ手に負えない強さだわな
オシリス「…」ブォンッ
ジュダル「手から剣出した…」
ヒヒイロ「どういう仕組みなんだろねえ…」
アテム「便利そうだのう」
ヒュバッ
ジュダル「あれっ、消え――」
ヒヒイロ「さあ来たぞ!」
ギィィィィンッ
アテム「!? ――ヒヒイロ、よく分かったのう…!?」
ジュダル「うわっ、オッサンすごっ!?」
ヒヒイロ「いやこれ、ヤバいわよ――」
ブワァァァァァッ
アテム「ぬっ、風――!」
ズドドドドドドドドドォォォォッ
ジュダル「あうっ…痛っ……は、羽根っ…!?」
ヒヒイロ「まーだまだ来るっての!」
オシリス「…」バサァッ
ブォォォンッ
ジュダル「今度は…何、光…玉…?」
アテム「防戦一方ではラチがあかん、攻めねば勝てんぞ!」
ヒュバッ
【直下 コンマ判定】
1~3 強すぎてもう、3人そろってヤバい
4~6 早速ですが、瀕死者が出ました。戦闘離脱…
4 オッサン
5 バカ殿下
6 主人公ぇ…
7~9 にいやきてよ…ラストバトルよ…?
ヒュバッ
オシリスの翼から発生した光の球体が、音もなくそこから消えた。
光は尾を引きながら瞬時にジュダルへと迫り、その心臓を穿ちにかかる。
アテム「ジュダル!」
ジュダル「えっ――?」
とっさに反応すれど、声をかけるのがアテムの限界だった。
ジュダルがほうけたまま、一筋の矢と化した光にさらされる。
バッ
ギィィィィィィンッ
オシリス「…」
シュタッ…
瞬時に、光が弾き飛ばされる。
ジュダルの前に男が立ち、剣をオシリスへと向けた。
ジュダル「あっ…」
ヴォルド「ぼけっとしているな、死ぬぞ」
ヒヒイロ「ありゃっ?」
アテム「む、お前…」
ジュダル「にいやっ…!」
ヴォルド「黙れ、無駄口を叩くな。よそ見をするな」
ジュダル「っ…」
ヴォルド「…………そんな余裕はないはずだ。俺が、お前を守りにきてやった意味がなくなるだろう」
ジュダル「!」
ヒヒイロ「ひょえー…かっこいいわねえ…」
アテム「だのう…」
【安価下1】
1 4人で反撃開始やで~
2 連携してこう
3 盾役と、攻撃役
4 その他、どうしよ?
国王「ふんっ…オシリス、さっさとやれ! 誰であろうが、血祭りに上げてしまえ!」
オシリス「…」
アテム「スピードは分かった…」
ヒヒイロ「そうねえ…ま、神経ごりごり削る勢いで集中してりゃあギリちょん」
ジュダル(えっ…)
ヴォルド「ヤツの狙う場所を先読みすれば防御は対処可能だ。精確な狙いは反転すれば、くる場所が分かるということだ」
ジュダル(何この人たち、レベル高すぎ…にいやかっこいい)
オシリス「…」バサァッ
アテム「さて、反撃開始といくかのう!」
【直下 コンマ判定】
1~3 ジュダルはこんなバケモノじみた戦いについてけないんだよ!!
4~6 オシリスの攻撃がものすごくて、玉座の間がががが…
7~9 オシリスが暴走を開始した。『誰であろうが』血祭りに上げろ、なんて言うから真っ先に国王が死んじゃって、外に…
シュバッ
ギィィィンッ
ズドォォォォッ
ドッゴォォォォォォッ
ジュダル「…」
ジュダル(ムリ…)
シュバァッ
ポポポポッ…
アテム「むっ、すごいのがきそうだぞ!」
ヒヒイロ「そうねえ――」
ヴォルド「っ――ジュダル!」
ジュダル「そんなこと、言われたってぇっ…!」バッ
カッ
【直下 コンマ判定】
1~3 に、にいや―――――――っ! 折角出てきたのにぃ―――――――――っ!
4~6 ば、バカ殿下――――――ーっ! 折角治ったのにぃ―――――――――っ!
7~9 お、オッサ――――…さすがや
ヴォルド「ジュダル…!」バッ
ズドォォォォォォォッ…
ジュダル「!?」
オシリス「…」ポゥッ
アテム「まだ来るのか…!」
ヒヒイロ「ちょ、さすがにチートすぎやしないかい、そりゃあっ!」
シュババババッ
ヴォルド「っ――」ガバッ
ジュダル「にいや、ダメ、放してっ…! にいやがっ…!」
【安価下1】
1 にいやに庇われるよ
2 にいやを振りほどくよ
ジュダル「放して、ってばぁっ!」
バッ
ヴォルド「ジュダルっ――!」
ズドドドドォォォォォォォッ
ジュダル「っ…」ヨロッ
ヒヒイロ「直撃っ――?」
アテム「立て直さねば全滅だ、ヤツから目を逸らすな!」
オシリス「…」
ヒュオッ…
ヒヒイロ「あっ、やばっ…」
アテム「ヒヒイロ!?」
ズッバァァァァァァァァァァッ
【直下 コンマ判定】
1~3 めっちゃめっちゃ、ヤバいっすわ、これ
4~6 ジュダルをかばって、逆にかばわれての兄妹ですが、にいやがジュダルの負傷に激おこらしいっす。…にいやも傷はあれなんだけどね
7~9 皆で協力してやっつけるんだよ!
0 ほんとの総力戦だよ!
アテム「ぬぅっ…これはちと、ヤバすぎるのう…」
アテム(まともに動けるのは余のみ…ヒヒイロも今のはこたえるだろうし、ジュダルも、その兄も…)
アテム(だが、こんなとこでやられるわけにも――)
国王「ははははっ、アテムよ、これが力というものだ!」
アテム「ぬっ…?」
国王「お前の力も認めてはやろう。だが…訓練だ何だと時間を費やしたところで、こういったものには所詮、勝てぬのだ」
国王「王であるのならば、個ではなく、全てを結集させねばならんのだ。剣だ、魔法だ、そんなものは騎士や魔法使いにさせれば良い」
国王「お前は自分だけに力を蓄えた。だから、自分をも上回る存在が現れれば成す術がなくなるのだ!」
アテム「生憎と、余はまだ王としては素地しか作り上げておらんからのう。そういったことは、これからやるつもりなのだ」
アテム「裸に剥かれた時、それでも尚、王と呼ばれるだけの素地がなければみっともないであろう」
国王「権力は衣の上より着るものだ! 裸に剥かれるだと? その時点で王としては失格、そんなものは王ではない!」
アテム「ほう…なるほど、よくよく勉強になるのう。つまり、お前は自分の力がなくても良いと言うのだな?」
国王「そう言っているのが分からなかったのか?」
アテム「だが――そうしてかき集める力の源が民の悲しみや、不幸であってはならぬ」
国王「民の悲しみ? 不幸? そんなものは届かぬ、ここは選ばれた者のみが足を踏み入ることを許された王の領域なのだ!」
アテム「コキュウトスでの人体実験のように、表へ出なければそれで良いと申しているのか? 愚かな…」
国王「愚か者は貴様だ、アテム! 父に楯突きさえしなければ、討伐指令なども出さなかったものを!」
アテム「そうそう…本当に、それは酷い濡れ衣だのう。一体、何をしたと言ったのだ?」
国王「何をした? そんなものはいらん、ただ一言、事情の説明などもなく殺せと命じるのみだ! ――それが王であろう!?」
アテム「ほおう…。ここまで腹を割って話せるとは思うとらんかったが…最後の質問だ。それは全て、父上よ…いや、国王陛下よ、真実だな?」
国王「冥土の土産に、嘘を語ってどうなる?」
アテム「安心したぞ――」
――暗夜王国・王都デーモン・王城前――
アテム『実はのう、魔法道具で、この会話は全て、王都中に聞こえるようになっているのだ』
国王『………は…?』
アテム『お前は余の父でも、この国の王でもない…。悪しき魔族あたりが成り代わっているのか?』
アテム『それとも、正気だと申すか? それはそれで、コキュウトスでの人体実験、余への言われなき討伐命令…狂っておるとしか言えぬのう』
ザワザワ…
ドラシロ「何だ…この会話…?」
騎士J「国王陛下と…アテム殿下の、会話…?」
ゼドファ「遠隔拡声魔法…すごい…」
デネブ「やりやがった、あのバカ殿下…」ニィッ
サリー「陛下…」
ハレー「ええっと……あの、これ、戦う理由がそろそろ…ないんじゃないですかね?」
騎士K「っ……」
ザッ…
騎士団長「――皆、心して聞け。王は乱心である。アテム王子殿下は玉座の間にて、おぞましいバケモノと交戦中だ」
騎士団長「騎士の誉れを取り戻したい者は、わたしに続け! そして、アテム殿下をお助けするのだ!」
【直下 コンマ判定】
1~3 でも、オシリスつよい…
4~6 治癒魔法とかかけてもらって、ジュダルもにいやもヒヒイロも回復でけた。みんなと戦おう
7~9 騎士団のほぼ全てvsオシリス さすがにね、うん、いけるんじゃないすか?
国王「み、認めんっ! 認めんぞ、この会話が外に漏れている? それがどうした、わたしは王だ!!」
国王「この国でもっとも偉いのだ、それを裁くというのか? 誰が裁く、どう裁くっ!? やれるものなら、やってみ――」
バァンッ…
アテム「ほうれ、来たぞ…これまで、お前に命令されて、正義の志を捩じ曲げられてきた騎士達が」
国王「アテムを捕えよ!」
騎士団長「治癒術の使える者は負傷者を治せ! 国王陛下は丁重に拘束!」
アテム「家臣の信頼さえもない裸の王は放っておけ! コキュウトスで生み出された、あの天使をやるのが先だ!」
国王「~っ…オシリス、皆殺しだ!!」
オシリス「…」バサァッ
アテム「ヤツの動きは速すぎる! 対応できぬ者は退け!」
シュババババッ
ズドドドドドドドォォォォォォォォォォォォッ
<ぐおおおおおおおっ…!
<うがああっ…!
騎士団長「何という…魔法部隊、障壁魔法だ! ヤツの攻撃を防げ!」
タタッ
ゼドファ「ジュダルっ…大丈夫? 今、傷を――」
パァァァァッ
ジュダル「うっ…ぅ…にいやのことも、治して…」
ゼドファ「大丈夫、任せて」
パァァァァッ
ヴォルド「…っ…」
ドラシロ「て言うか、あれは一体…」
<ドッゴォォォォォォォォォッ
<バリィィィィィンッ
デネブ「っ――おいおい、魔法部隊の障壁魔法が破られるって、どんだけだよ…」
ジュダル「あいつ…強すぎなの…」
ゼドファ「天使…」
ドラシロ「どうかしたのかい、ゼドファ?」
【直下 コンマ判定】
1~3 ゼドファの様子が…
4~6 倒すのが難しいなら、封じ込めちゃえば? って
7~9 天使は傷つかないはずの存在だけど、それっておかしいよね…って言い出した
ゼドファ「っ…」ドクンッ
ジュダル「ゼドファ…?」
ヴォルド「…何だ、こいつは…?」
ジュダル「え、同じ部署の人…」
ドラシロ「というか、この人は…?」
ジュダル「にいや」
ドラシロ「! う、噂の、あの…」
ゼドファ「ぁ…ぇ…う…」
ジュダル「って…ゼドファ、ゼドファ? どうかしたの?」
デネブ「おい、これ…もしかして、こいつ――」
ドラシロ「そ、そんな、まさかっ…ゼドファ、まさか、キミ――あの、あっちの…ヤバいって、いう、あっちには…」
【直下 コンマ判定】
1~3 アカンかった………のか…?
4~6 え、えーと…あの、その…過激です…
7~9 だいじょびだったよー
【0】
【直下 コンマ判定】
偶数 ゼドファの多重人格の謎、解禁。………まさかこのタイミングとは…
奇数 ゼッドゼド…ねえ…まあ…うん…うん、出たよ、ゼドゼドな方…ゼドゼドって何だろうね…(震え声
ドクンッ…
ゼドファ「――っ……そ、そうか…そういう…」
ジュダル「えっ…? 何が?」
ゼドファ「…………天使が、原因だったんだ…」
デネブ「はあ?」
ゼドファ「火の宝玉を手に入れて、僕は意識をなくして…その間に、色々と別の人格がやった…って言ってたでしょう?」
ジュダル「あ、うん…今さら、それ?」
ゼドファ「火の宝玉と、同じような力をあの天使から感じるんだ…それで、気づいた」
ゼドファ「きっと、天使っていうのは無限の魔力を持ってるんだ。だから、その全てを身体能力の向上や、攻撃能力に当ててる…」
ジュダル「ええっ…? 何それ、どうして?」
ゼドファ「火の宝玉、水の聖石、風の結晶、土の蛍石、雷の輝石――暗夜王国に伝わる、5つの秘宝はいずれも各属性の魔力を無限に内包してた」
ゼドファ「どうしてそんなものがあるんだろうって不思議だったんだ。…でも、天使だ、天使ならそれができてしまうんだ」
ジュダル「意味分かんないんだけど…」
デネブ「…」コク
ドラシロ「ゼドファ、それって、この事態と関係あるのかい?」
ゼドファ「あるよ! 天使の力は大きすぎるんだ。考えてもごらんよ、無限の魔力だ。そんなもの、扱いきれる生命は存在しない」
ゼドファ「それこそ、天使くらいのものだ。でも…あれは贋作なんだろう? と、いうことは…あいつも、無限の魔力を制御できないんだ」
ジュダル「めっちゃくちゃ使いこなしてるように見えるけど…」
ゼドファ「弊害はある…。例えば、感情」
ドラシロ「感情…?」
ゼドファ「無表情だ、ずっと。攻撃が当たっても、外れても、防がれても、不意打ちを食らっても、攻撃のモーションも、何もかも」
ゼドファ「感情は魔力の抑制装置としての働きもある。だから、魔力を制御するために感情を封じたんだ」
ゼドファ「僕は火の宝玉を手にしてしまったから、それに影響をされて、別人格という形で…信じられないくらい、過激なものが表層化した」
ジュダル「そうだったんだ…よく分かんないけど」
ドラシロ「あいつに感情がないからって、それがどうなるって言うんだ!? 感情に左右されることなく、冷徹に判断を下すからあんななんだろう!?」
ゼドファ「魔力を持て余してるっていうことは、常に魔力が溢れ出してるんだ。それなら、それを吸い尽くしてやればいい」
ジュダル「でも無限なんでしょ?」
ゼドファ「そうだよ。吸い出した、その無限の魔力を流用して、天使を封じ込める封印にしてしまうんだ」
デネブ「………よく分かんねえけど、やれるんだな?」
ゼドファ「やれるよ」
デネブ「どうすりゃいい?」
ゼドファ「幸い、魔法部隊の人もいるし、人でも足りてるから…えっと、指揮役の人は…」
ジュダル「アテムにはわたしから話つけてあげるから、一緒にいこ!」
ゼドファ「うん、あの天使を封じよう!」
・
・
・
アテム「何となくだが、分かった! では、その作戦でいくとしよう。時間は稼いでやるが、しくじるでないぞ」
ゼドファ「はいっ」
アテム「ジュダルよ、お前も時間稼ぎに回れ! どうにか、あの天使の動きにこちらも馴れ始めてきたところだ! 連携するぞ!」
【安価下1】
1 一騎当千にふさわしい騎士たちに混じってゴリ押しで時間稼ぎしろって…え?
2 数で撹乱しまくってオシリスの攻撃を撹拌して、それを障壁魔法で防いでるんだって
3 玉座の間からとりあえず、外に追い出すんだって。ちゃっかり、自分のものになる玉座が痛むのが嫌らしいバカ殿下
ジュダル「えっ」
アテム「とにかく動き回ってちょっかいを出せ! 足を止めるでないぞ! 行け!」
ジュダル「あ、う、うんっ…!?」
ダッ
オシリス「…」バサァッ
キュォォォンッ…
ジュダル「うわっ――」
アテム「来るぞ! 余にタイミングを合わせよ!」
ピィンッ…
ジュダル(何あれ…魔法部隊とアテムが光の線…みたいので繋がって――)
ヒュバッ
アテム「ここだっ!」
ババババッ
ギィィィィィィィンッ
ドゴォォォォォォォォンッ
ジュダル「うわっ…障壁、魔法…!?」
アテム「よぉーし、その調子だ! 魔法部隊、撹乱組に増強魔法!」
ギュィィィィィンッ…
ジュダル「あれ、体がっ…」
アテム「踏ん張るのだ、皆の力が合わさればこのような者に遅れはせんっ!!」
【直下 コンマ判定】
1~3 オシリスのやばい攻撃が炸裂して、うまくいきかけてたのが全て…
4~6 封印する準備が完了した! って…ところだったのに
7~9 封印準備ができたで~
オシリス「…」バサァァァッ
アテム「むっ――あのモーションは、見たことがないが…」
ブゥンッ…
ポゥゥゥゥゥッ
アテム「何だ、この魔力の高鳴り――魔法部隊!」
魔法部隊長「障壁魔法、いつでも発動可能です! 殿下に同調完了しております!」
アテム「備えよ、来るぞっ!」
カッ
アテム「っ――」
シュオンッ…
ドッ
ゴォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ
アテム「ぬぐぐ、ぐぐぐぐっ…!?」
ジュダル「うわああああっ…!?」
シュゥゥゥゥッ…
アテム「っく……何たることだ…」
ジュダル「痛って…て…て――?」
ドラシロ「う…運が良かった……」
デネブ「おいおい…消し飛んでるぞ…綺麗さっぱり…」
アテム「っ――しまった、陣形が乱れて…! お前ら、退避せよ! 足手まといはいらぬ、余計な人死にを決して出してはならん!!」
オシリス「…」バサァッ
【安価下1】
1 解放の種…いっとこうか
2 ゼドファ、準備まだできないの!? って
3 たいひー
ヒヒイロ「はぁー…きっついですなあ、殿下?」チャキッ
アテム「そうだのう…」チャキッ
ヴォルド「…」チャキッ
騎士団長「ヒヒイロ、弱音を吐いている場合か?」チャキッ
サリー「…」チャキッ
デネブ「しんどすぎるって、これ…」
アテム「折角、人員を補充していた騎士団も…また人手不足に陥りそうだのう」
騎士団長「ですが…このような大事に立ち会い、国を守れることは我らの誇りとなります」
騎士団長「あの天使を取り逃がしては、どのようなことになるかも分かりません。この危機の前に、立場は関係ないでしょう」
アテム「うむ、その通りだ。……のう、サリー?」
サリー「はっ…」
騎士団長「……サリー、お前の腕、期待しているぞ」
サリー「ありがとうございます」
デネブ(これ…けっこうすごいメンツなんだよな…俺、並んで立ってても大丈夫――ん?)
ジュダル「…」ゴソゴソ
デネブ「………おい!」ガッ
ジュダル「うわっ…な、何?」
デネブ「お前じゃついてこれねえよ、下がってろ!」
ジュダル「そんなことないもん! これ、あるから」
デネブ「ああ? それ、コミュ障のとこで…」
ジュダル「うん、だから…やれるもん…やるもん」
オシリス「…」バサァッ
アテム「皆の者、来るぞ。――構えよ」
ジュダル「…」ゴクンッ
ジュダル「っ…」
デネブ「……無茶、すんなよ、ジュダル」
ジュダル「うん…」
オシリス「…」ポゥゥゥゥッ
アテム「さあ、あと少しだ! 者ども、この天使に我らが底力を見せつけてやれ!」
【直下 コンマ判定】
1~3 傷つき倒れる騎士たち…
4~6 ジュダルもちゃんと、肩を並べてばっちり戦えてるよ!
7~9 満身創痍の戦い。気力さえ途切れようとした、その時に…
シュバッ
ジュダル「でぇえええいっ!」
ブンッ
ズドォォォォォォォッ
ジュダル「硬ったい――!」
オシリス「…」バサァッ
ジュダル「やばっ…!」
サリー「でぇいっ!」
ズバァッ
ギィィィンッ
サリー(やはり、切れない――だが、攻撃に翼を使うのは分かっている。それを止められれば…!)
ヴォルド「極大・雷撃――」
ヒヒイロ「極大・劫火――」
デネブ「極大・凍結――」
騎士団長「極大・土槍――」
魔法部隊長「極大・烈風――」
アテム「極大・爆裂――」
ギュォォォォォォォンッ…
カッ…
アテム「放てぇっ!」
ドッゴォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオッ
アテム「はぁっ…はぁっ…こんだけやれば、多少はっ…」
デネブ(もう…魔力ない…空っぽ…しんど…)ゼィゼィ
シュゥゥゥゥッ…
ヒヒイロ「………ま…そうなるわな…」
騎士団長「…やはり、か…」
アテム「こうも見事に無傷だと…嫌になるのう…」
ジュダル「ええ…? マジで…?」
オシリス「…」バサァッ
カッ
ズドドドドォォォォッ
デネブ「あぐっ…ぅっ…」
魔法部隊長「はぁっ…ふぅっ…くぅっ…」
アテム(消耗が激しい…このままでは――)
ゼドファ「できたっ…!」
ドラシロ「皆さん、封印の準備がっ!」
アテム「ようやった…!」
ゼドファ「この杭を思いきり、天使の心臓に突き刺せば魔力を吸引して、その魔力で封印効果を発動させられるんです」
アテム「心臓? 刺さらんわ、あいつには攻撃がさっぱり効かんのだぞ」
ゼドファ「大丈夫です、触れた瞬間から封印が始まるのでこれは刺さります」
アテム「おおっ、そうか。ならば、最後のもう一踏ん張りだ…が…皆、もう限界近いからのう…。余がやるとしよう…」
【安価下1】
1 いいや、そういう棒状のものは任せてもらおうか! って
2 最後までつきあってあげるよ…って。攻撃を受ける盾にでも、杭を打ち込む隙を作るでもやるよって
3 その他、どうしよ?
ジュダル「アテム!」
アテム「何だ? 余のための道を切り拓くか? 良かろう、では――」
ジュダル「わたしがやるっ!」
アテム「むっ…」
ジュダル「そういうのは、任せて」
アテム「………ふむ、では任せるとしよう」
パシッ
クルクルッ…
ジュダル「任された!」
ヴォルド「…」
アテム「では、残りの者はジュダルをサポートせい。天使の心臓へ、突き立ててこい!」
ジュダル「うんっ…!」ダンッ
オシリス「…」バサァッ
ゼドファ「ジュダル、頑張って! 強壮魔法!」
ギュィィィィィンッ
ジュダル「ありがと、ゼドファ!」
ポゥゥゥッ
シュバババババッ
ジュダル「っ――」
アテム「止まるでない、ジュダルっ…!」
バッ
ヒヒイロ「こういうとこはっ!」ギィンッ
サリー「我々にっ!」ギィンッ
騎士団長「任せたまえ!」ギィンッ
ヒュババッ
ジュダル(うわ、弾き返しちゃった、すごっ…!)
ダダダッ
アテム(だが――ヤツも、ジュダルを警戒はするようだのう)
アテム「ま…いつまでも思い通りになどはさせぬ」
オシリス「…」バサァッ
ギュゥゥゥゥンッ…
アテム「その技はもう見たのだ――ヤツの動きを止めろ!」
ヴォルド「極大・雷撃魔法!」
ドラシロ「大・雷撃魔法!」
バチィィッ
ドッゴォォォォォォォォォォッ
アテム「雷撃魔法は最速、そして目くらましまで期待できてしまうからのう」
アテム「どれだけ体が頑丈だろうとも、動体視力が良かろうとも、光に視界を奪われてはどうしようもあるまい――」
ダンッ
アテム「ジュダルよ、やってしまえぃ!!」
ジュダル「これでっ、終わりぃぃぃいいいいい――――――――――――――――っ!」
ズドォォォォォッ
ギュィィィィンッ…
バシュゥンッ
ポトッ…
ジュダル「はぁっ…はぁっ…」
アテム「消えおった…?」
ゼドファ「成功だ…」
ジュダル「………変な…珠になっちゃった…」
アテム「おおっ…おおおおっ…」
ヒヒイロ「はぁぁ~……」チラッ
デネブ「…しんどかった」スッ
パチンッ
ヒヒイロ「よくやったじゃないの、デネブくん」
デネブ「へへへっ…もう、ガキじゃねえからな」ニッ
ドラシロ「やったっ…やった!! 最後の最後で、僕がっ…僕が雷撃魔法を撃ったんだ、分かったかい、ジュダル!?」
ジュダル「えっ? あ、うん…でも、にいやもやってた」
ドラシロ「」
サリー「………騎士団長殿…」
騎士団長「…見事な働きだったな、サリー。長らく、左遷されていたというのに、この有事に駆けつけたこと、見事だ」
サリー「! …いえ、これは殿下の導きによるものです」
アテム「ジュダル!」
ジュダル「あ、うん…」
アテム「ようやったのう、誉めてつかわすぞ」
ジュダル「えっへん!」
アテム「だが、ちゃんと誉めるのは後だ。今はやることが山積みだからのう…」
アテム「騎士団長! 歩ける体力があれば余のところへ来い、余はもう歩けんっ!」ボフッ
ジュダル「とか言いながら、玉座…」
アテム「ん? これはもう、余のものだ。どうだ、少々、いや、かなり痛みすぎているが…似合うであろう?」
天使オシリスを 封印した! ▽
そして、月日は流れていった…
【多数決】↓最多3票獲得選択肢を採用
1 戴冠の儀が執り行われる前日、アテムに呼び出された
2 後片付けもそこそこに、騎士団をあげての盛大な宴が催されて、久しぶりににいやとお喋りできた
3 アテムが新たなる王となったが、騎士団の忙しさは変わらず、ジュダルは今日もお仕事に駆り出される
――暗夜王国・王都デーモン・王城の一室――
ガチャッ…
ジュダル「……ここ…?」キョロキョロ
アテム「――うむ、ここだ」
ジュダル「うわっ…いたんだ…」
アテム「待っておったぞ」
ジュダル「明日、戴冠なんでしょ? 何か用事あるの?」
アテム「うむ…あれから、色々とあってなかなか会えなかったからのう。少し、お前と話をしようと思っておった」
ジュダル「話?」
アテム「そうだ」
アテム「ジュダルよ。騎士となったのは、兄に選択を迫られたから…だったか?」
ジュダル「えっ…何で知ってるの?」
アテム「ふふふ…言ったであろう、余は情報通であると」
ジュダル「何かきもい…」
アテム「きもいとは何だ、失敬な…。怖いなら分かるが」
アテム「ともかく…まあ、お前からしてみれば、成り行きであろう。騎士に憧れたわけでも、何かを変えたいと思ってのことでもない」
アテム「だのに、お前はようやってくれた」
ジュダル「えっへん」
アテム「誉めてつかわす」
ジュダル「うん」
アテム「…」
ジュダル「……アテム?」
アテム「美しいのう、お前は」
ジュダル「はっ…?」
アテム「まあ…色々と残念なところはあるが、余は良い女だとも思うておる」
アテム「だが、同時に…成り行きとは言え、お前は騎士でもある。そこでだ…まあ、ひとつ、余は勝負をしようと思うてのう」
アテム「余に惚れられることと、騎士としての名誉――星の授与と、どちらが欲しい? くれてやる、これが褒美だ」
【多数決】↓最速3票獲得選択肢を採用
1 アテムに惚れられる=暗夜王国の…未来の妃? オーライ、それでいこう
2 星の授与って…星がある騎士ってすごいんじゃないの? マジで、最高の褒美じゃん! バカ殿下に惚れられるなんていらねえよ
3 どっちも今はいらない。いつか、色々とふさわしくなるまでは何を、とは言わないけど待っててね
アテム「……選べ」
ジュダル「…」
アテム「…」
ジュダル「んー…」
アテム「余を選べ、悪いことは言わん、うんうん」
ジュダル「どっちもいらない」
アテム「何と…!?」
ジュダル「だって…星なんかもらえるくらいのことしてないもん」
アテム「だが、これは褒美だぞ?」
ジュダル「してない」
アテム「…」
ジュダル「それに、アテムに惚れられるってさ…」
アテム「うむ、光栄であろう?」
ジュダル「……………そんなに嬉しくないし?」
アテム「何と…」
ジュダル「だから…今は、どっちもいらない」
ジュダル「ちゃんと…そういうのにふさわしくなったら、その時はまた…みたいな?」
アテム「むむ…」
ジュダル「だから、それまで、色々と待ってて」
アテム「…ふうむ…」
ジュダル「それだけ?」
アテム「…………それだけだ…」ムスッ
ジュダル「……どしたの?」
アテム「はぁぁ…お前はもう、やっぱり色々と残念だのう…」
ジュダル「何が?」
アテム「良い、良い…気にせんでいい。そういうのが、良いのかも知れぬからの」
アテム「待ってておるから、早くせい。余もお前もまだまだ若いが、時間というのは思っているより早く過ぎるものだ」
ジュダル「ん、分かった」
アテム「騎士とは言え、今のお前の立場ではここに出入りする機会もそうないだろうし、余がお前の顔を忘れる前にまた来るのだぞ?」
ジュダル「そんなの分かんないし…忘れないでよ」
アテム「だからそういう…」
ジュダル「?」
アテム「とにかく、余は、お前に星をくれてやっても良いと思うほど、認めておるのだ」
アテム「……余は、お前のような騎士を持てて幸せだ。これからも頼むぞ、ジュダルよ。未来ある、栄光の騎士よ」
ジュダル編 ―――――― GOOD KNIGHT END
王子「にいやがほぼほぼ、掘り下げられなかった…」
王子「にいやのシスコンぶりを描きたかった…」
王子「まあでも、仕方ないね…」
王子「というわけで、ジュダル編、終わりでーす」
王子「夕方からやってお腹がすっかり減っちゃったから、ご飯食べてくるね」
王子「尚、キャラメーク予定は今日も、次回もないです」
王子「何か挟みますゆえ」
王子「今日、また何かやるかどうかも決めてないでーす。何か、もう眠いからいいかなー…って気も…」
王子「ともかく!」
王子「ありがとうございました」
王子「そして、おつかれさまでした」
王子「眠いから今日はここまでです」
王子「ので、次回予告!!」
1 ファンタジー学園
色んなキャラが在籍するカオスで悪が栄えている学園で、何か学園生活を送ろう
2 やさしい世界のちいさな大冒険
残酷なことなんてない、やさしい、本編には影響皆無の世界観でスライムを育てて戦わせてスライムチャンピオンを目指そう
3 特殊任務班の本当に特殊な任務! デネブの恋を勝手に応援し隊!!
にやにや路線? にいや出したい
王子「まあ…どれか?」
王子「多数決でも取ってやろうかなと」
王子「他にも何か、こういうのやりたいよー、とかあったら書き込んでおいてくれれば検討しときまーす」
王子「ではでは、おやすみなさい」
おとぎの世界であれこれ;おとぎ話の登場人物にキャラをはめ込んであれこれ
目的;ストーリーの完結
例;一寸ヨダカ、モニ赤頭巾、ゴリラ・マーメイド
王子「ドラクエⅧの3DS版をやって思ったことなんだけどさ…」
王子「双竜打ちが弱体化してませんかねえ…?」
王子「バイキルトからの双竜打ちでバシバシと敵をやっつけてた記憶があるんだけど…うーん…」
王子「まあでも、調整入ったのかなあ…? それとも思い出補正なのかなあ?」
王子「うーん…」
王子「と、いうわけで」
王子「挟みますよー」
王子「昨日ね、こんな具合のを考えてますよ…とお知らせしたら、ダントツだったっぽいけど…まあ、多数決はそれでもやります」
王子「>>715はねー、検討させていただきました。アイデアをありがとう!」
王子「だけど…あんまり、そういうおとぎ話? すっごく、うろ覚えすぎて何が何だか覚えてないから…めんご」
王子「そういうわけで、選択肢は3つですよ」
王子「シンキングタイムを取りますね。質問とかあれば、投げてください~」
1 ファンタジー学園
色んなキャラが在籍するカオスで悪が栄えている学園で、何か学園生活を送ろう
操作キャラは安価で決定されます
2 やさしい世界のちいさな大冒険
残酷なことなんてない、やさしい、本編には影響皆無の世界観でスライムを育てて戦わせてスライムチャンピオンを目指そう
ちょい役くらいなら、色々と出てくるかも?
3 特殊任務班の本当に特殊な任務! デネブの恋を勝手に応援し隊!!
にやにや路線? にいや出したい
にいや出したいけど、決して、にいやがメインというわけではない
王子「シンキングタイム、スタート!」
「にやにやにいや」ってなぜか響きが良い
>>724
王子「勘違いして欲しくないのは、決して、にいやでニヤニヤするわけではないという点です」
王子「デネブくんの恋を勝手に応援し隊、なので、メインはそっちです」
王子「にいやとかチュミヌとか、コンマに恵まれなかったキャラがいたからさ、この際に…っていうことなんです」
王子「で、わちゃわちゃと平和な日常をね…ってことです」
王子「あと、ちょぉーっと、後日談的な具合にもなるかと」
王子「質問とかはないですかー?」
王子「ないのなら、多数決に参りまーす。よござんすかー?」
にやにや路線とあるが
これは決してシリアス展開にはならないと解釈していいん?
>>726
王子「まあ…【0】奇数で、変なことにならなきゃ…?」
王子「想定される、危険事態としては…シリウスが『妹はやらん! どうしても欲しければ俺を倒していけ!』みたいな感じで立ちはだかるとか」
王子「あとは…そうね、吊り橋効果的な演出で、ちょっとした危険が降り注いでくるとか…」
王子「だけど重くするつもりはないです」
王子「けど失恋という結果もなくはないから、そういう意味での緊迫はあるかも」
王子「コンマ神がほほえむかどうかだよね」
王子「他にはあります?」
王子「ないかな?」
王子「多数決のために待機中…って感じかな?」
王子「それじゃあ、いっちゃいましょう」
王子「レッツ・投票! 清き一票を!」
【多数決】最速3票獲得選択肢を採用
1 ファンタジー学園
2 やさしい世界のちいさな大冒険
3 特殊任務班の本当に特殊な任務! デネブの恋を勝手に応援し隊!!
王子「決定!」
王子「特殊任務班の本当に特殊な任務! デネブの恋を勝手に応援し隊!!」
王子「まあ…何となく、そうなるだろうとは思ってた」
王子「ちいさな大冒険オススメだったんだけどなあ…」
王子「まあ仕方ない」
王子「ではルール説明です」
王子「デネブは王都の下町に住んでいる、町娘のアリアちゃんに惚れています」
王子「あの手この手でけしかけてアプローチをさせて、告白をさせましょう!」
王子「アプローチ方法と、その結果によって、こっそりこっちで成功率を変化させていきます」
王子「手堅く攻めるも良し、ガッとやってチュッと吸ってハァーンとさせるも良し。やるかどうかはデネブ次第だけど」
王子「そんな具合ですよ!」
王子「ではでは、始まりまーす」
王子「ちょぉーっと、待っててね、書いてくるから」
特殊任務班の本当に特殊な任務 ~デネブの恋を勝手に応援し隊!!~
ヒヒイロ「あーあー…最近、忙しいよねえ…」グイ-
ジュダル「うん」
ドラシロ「そうですね…」
ゼドファ「そういう時は、元気になれるまじないのかけた――」
ヒヒイロ・ジュダル・ドラシロ「「「却下」」」
ゼドファ「…」シュン
ガチャッ
デネブ「戻ったぞー」
ヒヒイロ「あい、お疲れさん。……あ、デネブくん、最近、休みなかったでしょ?」
デネブ「何だよ、いきなり?」
ヒヒイロ「いやー…上から睨まれちゃってさー、うちの一部の騎士が働きすぎだーって…」
ヒヒイロ「だから、しばらくお休みとっていいわよー」
デネブ「はあ? ………マジで?」
ヒヒイロ「ん、大マジ」
ジュダル「いいなー…」
ドラシロ「働きすぎとか言うのであれば、僕だってもう3ヶ月は連続勤務です!」
ゼドファ「そう言えば…ここに来てから、休みの日って、なかったような…」
ジュダル「うん…。お給料も言わないとオッサンがくれないし」
ヒヒイロ「まあまあ、デネブくんは何だかんだで、もう半年くらいはお休みなしなんだから」
ドラシロ「えっ」
デネブ「けど…いきなり休みって言われても…」
ヒヒイロ「まあまあ、今日だってもう上がっちゃっていいから、お休みを満喫しなさいな」
・
・
・
ジュダル「いいなー…お休み…」
ヒヒイロ「ほんとはオッサンも、デネブくんにお休み出したくないんだけどねー…」
ドラシロ「えっ」
ヒヒイロ「けど…でん――じゃなかった、陛下たっての、勅命だかんねー…」
ゼドファ「勅命? デネブを休ませることが…ですか?」
ジュダル「何考えてんの、あのバカ陛下」
ヒヒイロ「それがねー、ほら…デネブくんって好きな娘いるっしょ? 是非とも、その恋を成就させよ~って、言い出しちゃって」
ジュダル「!!?」
ヒヒイロ「あ、これはデネブくんには内緒よ? そういうわけで…これより、特殊任務班は、デネブくんの恋を成就させまーす」
ジュダル「乗った!!」
ドラシロ「………何ていう、お節介…」
ゼドファ「そうだよな、まずは周囲の人から幸せにしてやらなきゃ、もっともっと大勢を幸せになんてできないだろうし!」
【安価下1】
1 まずはデートさせよう
2 ゼドファが惚れ薬を作るぜ、って張り切ってる。何か方向性がおかしいけど…手っ取り早そうだし?
3 デネブって芋臭いところあるから、身なりから変えてあげなきゃダメなんじゃないの、って貴族感なドラシロ
4 その他、方法
ゼドファ「はい! はいはいはい!」
ヒヒイロ「はい、ゼドファくん」
ゼドファ「惚れ薬を作ります!」
ドラシロ「」
ジュダル「面白そう!」
ヒヒイロ「おー、手っ取り早そうでいいんじゃない?」
ドラシロ「ええええっ!? ちょっ、そんな、そういうものじゃ…」
ヒヒイロ「超強烈なやつとか作っちゃってよ」
ゼドファ「超、強烈…? うーん…あんまり効果を強くしすぎると、性的興奮が増大されそうな気も…」
ジュダル「でも効果あるんでしょ?」
ヒヒイロ「よーし、じゃあその路線でいこう! それをアリアちゃんに飲ませりゃオーケー!」
ドラシロ「ええー…?」
ゼドファ「それじゃ、作ってきまーす!」
ドラシロ(このままじゃ大変なことになりそうな気がする…)
ジュダル「どんなことになるかな? 面白いかなっ?」
ヒヒイロ「そうねー…オッサンは手早く済んでくれりゃあいいんだけど」
ドラシロ(ここは、ここは何としてでも、僕ががんばらないと…!)
【直下 コンマ判定】
1~3 しかし、ゼドファは速攻で惚れ薬(媚薬効果強い)を作ってきてしまった…
4~6 薬ができあがるまでに、正攻法でやるべきだ! ってドラシロが主張するので…
4 ファッションのことなら、と何故かジャンヌのところへ
5 かっこよくなればいい=にいやみたいになればいい、という発想に至ったジュダルによって…
6 デネブ改造計画(ファッション)
7~9 惚れ薬は最終手段で取っておいて、まずはデートでもさせるのが先だよ、って押し切られたよ
ドラシロ「薬で惚れさせるなんてダメですよ!」
ジュダル「何かたいこと言ってるの?」
ヒヒイロ「そうそう、いいのよ、こういうのはてきとーで」
ドラシロ「ダメったらダメです! そもそも、彼はあれでけっこうピュアな人間ですし、薬でおかしくなった女性にショックを受ける可能性もあります」
ドラシロ「デネブの今後のためにも! 正攻法でまずは攻めた方がいいはずなんです!」
ドラシロ「だから薬なんていうのは最終手段であって、まずはデートでもさせましょう!」
ジュダル「えー?」
ヒヒイロ「まあ、オッサンは若者たちに任せるから、いいようにやってちょーだい」
ドラシロ「分かりました、このドラシロが責任を持って――」
ジュダル「デートって、どんな?」
ドラシロ「だから、言葉を被せないでもらえるかなあ!?」
ジュダル「デート…デートかあ…」
【安価下1】
1 よし、シミュレーションしなきゃ!
A にいやと一緒にショッピングデートでリサーチしてくる!
B にいやと一緒に近辺のデートスポット巡りしてくる!
C にいやと一緒にその他、何かデートっぽいこと書いてくれたらそれをやってくる!
2 その前にデネブのかっこじゃない?
A ここはひとつ、世界一かっこいいにいやを参考にコーディネートしてあげないと
B ドラシロ、何か見立ててあげたら?
C その他、どんなコーディネートさせたい?
3 その他、自由提案
ジュダル「でもさー、デネブって…あんなかっこじゃん」
ヒヒイロ「あんなってゆーと?」
ジュダル「デネブの私服、何か…何か」
ドラシロ「見たことがあるのかい?」
ジュダル「アテムの護衛してる時とか、騎士のかっこダメだったから」
ドラシロ「ああ…」
ジュダル「何か、何ていうか…うーん…かっこ良くはない」
ヒヒイロ「そうねー…彼、そういうの、興味ないみたいだし。服は着れれば上等、どこで海と出くわしてもいいように脱ぎやすさ重視…みたいなね」
ドラシロ「な…なななっ…何だ、その価値観っ…!?」
ドラシロ「ええいっ、身だしなみは紳士の務めのひとつだというのに…どうして、そんなことも分かっていないんだ!?」
ドラシロ「だいたい、この年代ならそういうのに興味があって当然だろう、どこそこのだれだれは、あんなにいい服を着てるとか、そういう話も…」
ヒヒイロ「彼は貴族じゃなくて、漁師だからねえ」
ジュダル「そこまで言うなら、ドラシロが見立ててあげれば?」
ドラシロ「ふっ…良かろう、僕のこの磨き抜かれたセンスでデネブをどこの社交界に放り込んでも恥ずかしくないパーフェクトな青年に――」
ヒヒイロ「やりすぎて勘づかれないようにねー」
【直下 コンマ判定】
1~3 カボチャパンツ+白タイツ…
4~6 しかし、ドラシロのセンスは悪かった!
7~9 貴族の実力…
――暗夜王国・王都デーモン・洋品店――
デネブ「何だよ、急にっ…!?」
ドラシロ「いいから、黙ってこれを着てほしい。寸法は合わせてもらうから、袖を通してくれ。これは僕からのプレゼントだ」
デネブ「はあ?」
ジュダル(経費だけどね…)
ドラシロ「さあっ!」グイッ
デネブ「まあ…そう言うんなら、もらうけど…何で服なんか…」ブツブツ
シャッ…
ジュダル「……どんな服?」ヒソッ
ドラシロ「ふふふ…僕が見立てたんだ、間違いはないぞ?」ヒソ
ゴソゴソ
<あれ、これ…ああ、こっちか…
<んで…何これ…こんな服…まあいいや…えーと…こうか
ゴソゴソ…
ドラシロ「着れたかい? サイズはどうだい?」
<サイズは…大丈夫っぽい…けど…これ…
ジュダル「見せて、見せてっ!」
シャッ…
デネブ「…こんな…?」←原色の赤+青+黄色のハデハデ衣装
ドラシロ「完璧だっ!」グッ
ジュダル(うわあ…)
デネブ「………派手じゃね?」
ドラシロ「ふっ…キミはファッションのファの字も知らないのだろう? 大丈夫だ、僕のセンスは一流だからね」キリッ
ジュダル「…」
デネブ「……そう…なのか…?」
【安価下1】
1 ジュダルが選んだげるよ!
※こんなカッコさせたいとかあれば、併記してみてちょ。なければ採用安価のコンマの数値で、大きいほど良いことに
2 ダメだ、そんなの! ドラシロになんか任せてらんない! …けど、男物の服なんてあんまりだし…
A そうだ、困った時はジャンヌだ!
B にいやを参考にすればいいんだ!
C いや、いっそ、にいやに直接、選んでもらおう!
3 これでいこう。おもしろそうだから
ジュダル「ダメだよ、そんなの!!」
ドラシロ「!?」
デネブ「やっぱ…そうだよな?」
ドラシロ「そ、そんなことはないっ! この目に痛いくらい、鮮やかな色合いだぞ!?」
ドラシロ「この格好なら、どんな社交界でも注目間違いなしだ! 僕はいつも、そういうのにはこういった系統のコーディネートで…!」
ジュダル「悪目立ちじゃないの?」
ドラシロ「」
デネブ「て言うか、何で俺にこんなかっこ――」
ジュダル「わたしが選んであげる! えーっとね…まずは、これとこれとこれとー…」
デネブ「………なあ、それ…女物じゃ――」
ジュダル「大丈夫っ!」グッ
デネブ「…何がだよ…?」
【直下 コンマ判定】
1~3 悲惨…
4~6 肩幅とか、色々と…あれだけど、まあ…まあ…? な女装…
7~9 イケるやん、かわええやん
0 ジャンヌがやってきてて、完璧な女装コーデになった。メイクとかもバッチリで、これが男とは思えないデキ
ジュダル「できたっ…!」
デネブ「…」
ジュダル「お披露目っ!」
シャッ…
ドラシロ「っ…!?」
デネブ「…」←ロリーラ衣装+海の男の立派な体格+すね毛+しかめっ面+女っぽくない短髪
ジュダル「どう!?」
ドラシロ「………これはひどい…」
デネブ「何で俺がこんな着せ替え人形みたいな…」
ジュダル「え、ダメ? かわいいと思うんだけど…ほら、カチューシャもつけて」
スッ…
ドラシロ「ぶふぅっ…!」プルプル
デネブ「…おい、笑うな」
ジュダル「笑わないでよ、ドラシロ! とにかく、もうこれでいくから!」
デネブ「何にだよ…」
【安価下1】
1 デートに誘っておいで、って言う
2 いや、デネブにはデートだと言わずに、街中に待たせよう。そしてアリアにデネブが用事あるとか言って向かわせて、デートに強制突入だ
3 ええと、他に準備することは…あれば、書いてみて
※もうコーデ変更はできません
ジュダル「あのね、デネブ」
デネブ「ん?」
ジュダル「デート…行ってきたらいいと思う」
デネブ「はあ?」
ドラシロ「………そ、そうだよ、たまにはこう…違う格好を見せた方が、新鮮味が…ぶふふっ…こ、こっちを見ない、でっ…」プルプル
デネブ「…」
【直下 コンマ判定】
1~3 デネブ「ざけんな、帰る」ジュダル「あっ…」
4~6 デネブ「こんなかっこで街中歩けるかっ!」ジュダル「じゃあ、いつものかっこでいいよ、もうっ!」デネブ「お前が怒るなよ!?」
7~9 デネブ「………新鮮、味…」ジュダル(デネブって、頭弱めだよね…)
デネブ「ざけんな、帰る」
ジュダル「あっ…」
ヌギッ
バササッ
デネブ「ったく…折角の休みだってのに何でこんな…」ブツブツ
カランッ…
ドラシロ「そら見ろ、失敗したじゃないか。やっぱり、僕のコーディネートの方が良かったんだ」
ジュダル「そんなことないもん!」
ドラシロ「でも、こうなると時間がなくなってしまうな…」
ジュダル「何の?」
ドラシロ(惚れ薬なんて僕はやだなんて言いにくい…)
ドラシロ「な、何でもないよ…ヒヒイロさんが、早い方がいいと言っていただろう」
ドラシロ「うーん…こうなったら、彼の格好はあまり変えない方針でいった方がいいか…」
ジュダル「じゃあどうするの?」
ドラシロ「……まだ、あまり思い浮かばないけど…」
【安価下1】
1 …あれだ、こう…男に対してきゅんとしちゃうような仕草とかあるじゃん。それをデネブが習得すればいいんだ
2 じゃあシチュエーション勝負だね。デートコースが大事になってくるよ
3 にいやに相談しよう!
4 その他、どうしよう?
やはり>>735
王子「>>757はね、最終手段となっていますので、お待ちください。ぶっちゃけ、それは失敗率が激高なので、最後の賭け状態になってます」
王子「ので、ズラして採用です」
―――――
ジュダル「あ、にいやー!」パタパタ
ヴォルド「…?」チラッ
バッ
ギュゥッ
ジュダル「にいや♪」
ヴォルド「離れろ、公衆の面前だ」
ジュダル「じゃあ、人目のないところならいいの?」
ヴォルド「人目があろうとなかろうと邪魔だ、鬱陶しいマネをするな」
ジュダル「はーい」
ヴォルド「…それで、何か用でもあるのか?」
ジュダル「【安価下1】」
1 どうやったら異性を落とせる?
2 ヘタレが愛の告白するにはどうしたらいいと思う?
3 その他、自由台詞
ジュダル「どうやったら異性を落とせる?」
ヴォルド「…?」
ジュダル「にいやなら分かると思って」
ヴォルド(異性を落とす方法…?)
ヴォルド(ジュダルが…男を落とそうとしている…? いくら頭が弱かろうが、物理的に落とし穴などへはめることを言っているはずはない…)
ヴォルド(となれば…ジュダルが、誰かに恋をしている…? どこの、どいつだ…!?)
ジュダル「にいや?」
ヴォルド「…誰だ?」
ジュダル「え?」
ヴォルド「相手は?」
ジュダル「…デネブ」
ヴォルド「………………あいつか…」
ジュダル「ねえ、どうしたらいいと思う?」
ヴォルド(確か、ジュダルと同じ部署の者だったな。序列は20位だったか? 若手では上位の実力者だが、まだ17だかそこら…)
ヴォルド(アテムの護衛役としてジュダルとともに各地を旅したのだったなら…そこで、か…何ということだ…)
ジュダル「にいやー?」
ヴォルド「…」
【直下 コンマ判定】
1~3 ヴォルド(ここは…頭の緩いジュダルを騙して、破局へと導くべき…!)
4~6 ヴォルド(俺が、手ずから試してやる他はない…ジュダルに相応しいと認められなければ、その時は――)
7~9 ヴォルド(いや……ジュダルも…もう、そういうことに興味の出る年頃か…ならば…)
ヴォルド(いや……ジュダルも…もう、そういうことに興味の出る年頃か…ならば…)
ヴォルド「……異性を落とす方法、だな」
ジュダル「うんっ」
ヴォルド「ミラーリング、という手段がある」
ヴォルド「対象者と同じことをすることで、少しずつ意識を惹くことができる。相手が水を飲んだのなら、こちらも水を飲む…いった具合でいい」
ヴォルド「他に…アピールも欠かしてはならない。間違っても犯してはならないことは、馴れ合いすぎる関係に陥ることだ」
ヴォルド「下世話な話に興じてしまっていては、互いに異性であるという認識さえも薄れさせることがある」
ヴォルド「他にも、親密な関係となっても、それが家族のようないて当然という関係性では異性としては認識がされないだろう」
ヴォルド「リスクを犯してでも、セックスアピールをすることで常に女としての意識を相手にさせることが重要だ」
ジュダル「……?」←よく分かってない
ヴォルド「で、どこまで進展をしている? まさかとは思うが…淫らなことはしていまいな?」
ジュダル「んー……? よく、分かんない…」
ヴォルド(分からない…だと…? どういうことだ…?)
ヴォルド(――まさかっ…寝ている間などに、何かをされたような疑惑があるということか!?)
ヴォルド(自分では分からないが、そういう疑いはあると…? この国の貞操観念は一体、どうなっているっ…!?)
ジュダル(にいやって、表情が変わらないから何考えてるかよく分かんない…)
ヴォルド「分からないというのは…どういうことだ?」
ジュダル「だって分からないもん、教えてくれないし」
ヴォルド(教えて、くれない…!? 疑わしきことをジュダルは知り、問いつめても明かさないということか!?)
ヴォルド(そんなこと、限りなくクロではないかっ!! いやっ…だが、ジュダルは…そいつに好意を抱いている…それは間違いない…)
ヴォルド(頭ごなしに否定をしたところで、俺の言うことだろうが受け入れない可能性が高い…)
ヴォルド「…」
ジュダル「にいや?」
【直下 コンマ判定】
1~3 ペアリング作戦を伝授された。しかし、そのリングの一方にはこっそり…
4~6 にいやは葛藤の末に、自分がこうされたら惹かれるであろう…ということをまとめたメモを作ってくれた
7~9 恋の兵法・電光石火で畳みかけろ! を伝授された…
ヴォルド「…………これは、使うまいと決めていたが…」
ゴソゴソ
スッ…
ヴォルド「お前に…このペアリングを授ける」
ジュダル「ペアリング…」
ヴォルド「宝飾品を贈る、というのは分かりやすく特別な関係になりたいと思わせられる手段だろう」
ヴォルド「しかもペアリングだ。これを渡しても伝わらぬのであれば…それは完全に脈なしだ。諦めた方が良い」
ジュダル「さすがにいやっ!」
ジュダル「あれっ…? でも、そんなのどうして持って――」
ヴォルド「俺からしてやれるのはここまでだ。どんな結果になろうが、落ち込むんじゃない」
ヴォルド「落ち込むような暇があるのなら、己を磨くことだ。……仕事に戻る」ザッ
ジュダル「ありがと、にいやっ!」
ジュダル(やっぱりにいや、かっこいい…)
ヴォルド(あのリングなら、間違いは起きるまい…。いつかのためにと用意していたが…こんなに早い段階で、ジュダルに渡すことになるとは…)
【直下 コンマ判定】
リングの片方にはこっそり…?
偶数 『愛の裏切り者には罰を与える』と内側に刻まれています。何かこわいです
奇数 ものすごく、気分を沈静化させるまじないがかかっています。つまり、恋という感情がものを言う場面でも冷めてしまいます…
※0は偶数扱いなんやで
残念にいやで、【1】判定でちゃったから、こんな判定出てるんやで
ジュダル「ペアリング作戦!」
ドラシロ「おおっ、いいじゃないかっ!」
ジュダル「えへへへ~、にいやだもん」
ドラシロ「では、それをデネブに伝授して、デートの最後にプレゼントさせるとしよう」
ジュダル「でも、デネブって、首突っ込まれるの嫌がっちゃうから、受け取らないかも…」
ドラシロ「確かに…」
ヒヒイロ「んー…でもねえ、デネブくんって義理堅いところもあるから、お膳立てして、逃げらんないようにしちゃえばやると思うよ?」
ドラシロ「と、言うと…?」
ヒヒイロ「まあ…んー…デートして来なさい、って言ってダメだったなら、デートって状況を作るしかないわね」
ジュダル「状況を、作る…?」
【安価下1】
1 勝手に待ち合わせ作戦だね
2 ダブルデート作戦か!!
A よっしゃ、ドラシロ、一芝居打とうや
B にいやー!
C よっしゃ、バカでん…バカ陛下呼び出したろ
3 その他、どうするよ?
ジュダル「分かった!」
ドラシロ「いいアイデアがあるのかい?」
ジュダル「ダブルデート!」
ヒヒイロ「若いわねえ…」
ドラシロ「だ、ダブル…デート…」
ジュダル「男女2人ずつじゃないと行けないようなとこに誘いまくれば、仕方ないなー、とか言いながら出てきそうじゃない?」
ヒヒイロ「おお、冴えてるんじゃない?」
ドラシロ「なるほど…。そうすれば誘われたから仕方がない、とデネブにも言い訳をさせられるのか」
ドラシロ「けれど、そうなると…ダブルデートと言うからにはもう一組用意しないといけないな」
ジュダル「バカでん…アテムでも呼び出せばいいんじゃない?」
ヒヒイロ「いやいや、それはさすがに――」
バンッ
アテム「よう言った!!」
ドラシロ「へ、陛下っ…!? 何故、こ、ここっ…こちらにっ…!?」
アテム「余を誰だと思うておる? ジュダルよ、その役、余に任せろ。あくまでも役であるが、余の相方となるのであればお前だのう」
【安価下1】
1 えっ、ハレーとバカ陛下でいいやん。外野から見てたいし
2 やだよ、外野から見てたいもん。そうだ、かわいい(男の)娘を紹介したげるからそれでガマンしてよ
3 まあ、それでいっか。ジュダル&アテム、デネブ&アリアっていうことで
ジュダル「えー?」
アテム「むっ、余の誘いを渋るか?」
ジュダル「勘違いされたらヤじゃん」
アテム「何と…」
ドラシロ(どれだけ無礼な口を利けるんだ…ジュダル…)
ヒヒイロ「まあまあ、ジュダルちゃん、ここは陛下の顔を立ててあげなさいよ」
アテム「うむ、ヒヒイロの言う通りだ」
ジュダル「んー…じゃあ、分かった」
アテム「よし、決まりだのう。さあ、すぐに計画を練るぞ! 余のお忍び、ということで良かろう」
アテム「余がどうしても行きたいとこがある、とでも言えばデネブも休暇くらい返上するはずだ」
アテム「余の護衛役ということでジュダルとデネブ」
アテム「行き先が男女の組でなければ行けぬ場所ということと、庶民との交流もしたいから町娘を連れてこいと命令をする」
アテム「完璧だのう、わはははっ」
ヒヒイロ「楽しそうで何よりですなあ…」
アテム「で、行き先はあるのか?」
ドラシロ「ああ…確かに、それは考えなければなりませんね」
【安価下1】
1 カップル限定、スイーツ食べ放題
2 カップル限定、水の都観光ツアー
3 カップル限定、その他、どんなん?
デネブ「――はあ? また護衛ぃ?」
ジュダル「うん」
アテム「光栄であろう?」
デネブ「…お前、護衛なんかいらねえじゃん」
アテム「そう言うでない。余とお前の仲であろう?」
デネブ「…」
アテム「そうそう、それとのう、余はカップル限定スイーツ食べ放題なるものを見たいのだ」
デネブ「カップル限定…スイーツ食べ放題…?」
アテム「うむ。庶民の暮らしぶりを見たいのでのう。それと、一般庶民がどのような生活をし、どのような価値観を持っているかも興味がある」
アテム「だからデネブよ、誰か…一般庶民で、お前が親しくしている女性がいれば誘え。なあに、金の心配はもちろん、いらぬからのう」
デネブ「……いや、そんなのいねえし…」
アテム「誰でも良い。絶対だ」
デネブ「そんなん、適当に騎士から見繕えよ…」
アテム「それでは一般庶民ではなかろう。ジュダルは知り合いらしい知り合いもおらぬし、ドラシロも貴族だから一般庶民の交友はほとんどない」
アテム「だからお前が適任なのだ。頼んだぞ」
ジュダル「そういうことだから!」
デネブ「……ちっ…分かったよ…」
アテム「うむうむ。では、明日だからの。楽しみに待っておるぞ!」
【直下 コンマ判定】
1~3 仕事だから、ってことでデネブはオシャレもクソもない模様…つまんねー…アリア連れてきといてこれかよ
4~6 あれ、ドラシロが見立てた、ハデハデ衣装着てやがるぞ…センス悪いけど…まあ、気合いがちょっと見てとれる
7~9 あれぇっ!? デネブが何か、ぴしっとしてるぞ!? これは…
アテム「まだかの、まだかの…」ワクワク
ジュダル「そろそろじゃない?」
アテム「覗き見のための道具はたっぷりと用意したぞ」ゴッチャリ
ジュダル「…何これ?」
アテム「オペラグラスだ」
ジュダル「…こっちは?」
アテム「遠見の水晶玉だ」
ジュダル「…これは?」
アテム「盗み聞きのための魔法道具だ」
ジュダル「…」
アテム「楽しみだのう」
ジュダル(バカ陛下…)
スタスタ…
アテム「おっ…」
ジュダル「えっ…」
デネブ「よ、よう…」←ハデハデ衣装
アリア「ええと…はじめまして? あっ…あなたは、前にちょっとだけお会いしましたよね?」
ジュダル「あ、うん…」
アテム「ほほう…ほおーう…? 何やら、真新しい服だのう、どうしたのだ?」ニヤニヤ
デネブ「は、はあ? あ、あれだよ…お、お忍びだからっても…まあ、お前だし…?」
アテム「ほうほう、そうかそうか、良い良い、殊勝な心がけだのう」ニヤニヤ
ジュダル(うわあ…アテムが楽しそうな顔してる…)
デネブ「さ、さっさと行くぞ…」
【直下 コンマ判定】
1~3 カップル限定スイーツ店なのに…ヨダカと…あいつが…
4~6 カップル限定スイーツ店にいた、ちょっと場違い感の強い2人…
7~9 カップル限定スイーツ店に、どうしてお前らがいるんや…こんなとこにいる場合か…?
――暗夜王国・王都デーモン・スイーツ店――
*「いらっしゃいませ、4名様ですね? 当店はカップル様のみのご入店となっておりますが…カップル様同士でございますね?」ニコニコ
アテム「うむ、まったくもってその通りだ。のう、ジュダル?」グイッ
ジュダル「……何でそんな、抱き寄せんの?」
アテム「アピールだ。わははっ、のう、デネブ?」
デネブ「うぇっ…あ、あ、う、うん…」
アリア「ちょっと、照れちゃうね、こういうの」
デネブ「……ん、うん…」
*「ではこちらの席へどうぞ」
アテム「ほうほう…ここがのう…ふむふむ――ん?」
ジュダル「どうしたの?」
アテム「…………あそこを見てみろ」
ジュダル「ん?」
ヨダカ「うまっ…うまい、うまいっ…これも甘い…すごっ…何ここ…うまっ…」モグモグ
シャニ「…」プルプル←女装させられてる
アテム「随分とまあ…イカつい女子だのう…」
ジュダル「あれっ…? あのコって…」
ヨダカ「お前食わねえの?」
シャニ「…」プルプル
ヨダカ「俺が小遣い貯めて連れてきてやったんだぞ、食えよっ!」バンッ
シャニ「食えるかぁあああああああああ――――――――――――――――――――っ!!」
ガッシャア--------ン
ヨダカ「てめえっ、生クリームをムダにするなっ!」
シャニ「どうして俺がこんな格好をしてまで、つきあってやる必要があるっ!? もう耐えきれん、俺は男だッ!!!!」
ザワザワ…
アテム「そうまでして、ここに来たかったのか…」
デネブ「うわあ…」
アリア「…」
ジュダル「…」
シャニ「店員! 俺はこの通りに男だ、金はいくらでも出す、性別を騙ったことを詫びる!! 帰らせてもらう、失礼ッ!」
ヨダカ「おい、待てよっ!! まだ時間がっ…!」
シャニ「うるさい、お前も来い、これ以上いられるかっ!」
アテム「おうおう…何やら揉め始めたのう…」
デネブ「ったく…アホだな…」
ヨダカ「こんにゃろうがっ!」
シャニ「こっちの台詞だ!!」
ガッシャアアアンッ
ジュダル(あっ…こっちに生クリームたっぷりのお皿がっ…!)
【安価下1】
1 デネブを盾にする
2 もったいない、顔面キャッチして舐めとるっ!
3 その他、どうしよ?
ジュダル「とうっ!」
パシッ
アテム「おお、ナイスキャッ――」
ジュダル「ていっ!」
ブンッ
ベチャッ
ヨダカ「」
シャニ「っ…」
ジュダル「邪魔しないでよっ!」
ヨダカ「…」ポトッ
ガシャンッ
ヨダカ「……ああ?」
シャニ「すまない、お嬢さん、連れが迷惑をかけた。ヨダカ、行くぞ」
ヨダカ「おい待て、俺はこんなことされても……あ、待った、クリームもったいないから…」ペロペロ
シャニ「お前は、そういうことを人前でっ――」
アリア「むっ…お行儀が悪い!」
ヨダカ「はっ…?」
デネブ「えっ」
アリア「拭いてあげるから、ぺろぺろしちゃめっ」
フキフキ
ヨダカ「わっ…ぷ、おい、やめっ…」
フキフキ
アリア「よし、綺麗になった。乱暴な言葉遣いしてちゃダメだよ?」
ヨダカ「ああっ?」
アリア「めっ」
ヨダカ「っ…」
*「お客様…申し訳ありませんが、こちらへ」
ヨダカ「えっ、おい、放せっ! 俺はまだ食い足りな――」
シャニ「行くぞ、来いっ!」ガシッ
ヨダカ「甘いのがぁ~っ…!」
ズルズル…
アテム「騒がしいヤツらだったのう…」
デネブ「お、おい、アリア…お前、ハンカチあれ…シリウスにもらったやつじゃ…」
アリア「ん? いいんだよ、これくらい。子どもは皆で育てるものなんだし。ね?」
デネブ「……うん…」
ジュダル(何か…デネブが…)
アテム(ほうほう…ほほーう…ほおう…)ニヤニヤ
【安価下1】
1 アリアとお花摘みに行って、デネブとどんななのー? ってこっそり。その間にバカ陛下がデネブにペアリングを押しつける作戦
2 バカ陛下が王様ゲームを勝手に始めた…おいおい…
3 スイーツを堪能したら、流れで景色の良いところへ移動だ。そこで勝負をかける…!
アリア「ふぅ…おいしいね、ここ」
デネブ「え? あ、うん」
アリア「ちょっと、お手洗い行ってくるね」
ジュダル「! あ、わたしも行く」
アテム「うむ、行って参れ」
・
・
・
ジュダル「ねえねえ」
アリア「?」
ジュダル「デネブと、どんななの?」
アリア「デネブと?」
ジュダル「仲良しなんでしょ? よく行ってるみたいだし」
アリア「うーん…お兄ちゃんがね、最初は連れてきたコだったんだ。それで、色々とあって家族ぐるみっていうか…今は家族みたいな感じ?」
アリア「いきなり、騎士になってきたとか言って、驚いちゃった。デネブっていいコなんだよ? ――って、知ってるか、同僚さんだもんね」
ジュダル(そういうことじゃないんだけど…)
ジュダル「……………デートみたいなのは、しないの?」
アリア「デート…?」
ジュダル「しないの?」
アリア「うーん…ちょっと、お買い物に行く時につき合ってくれたりはあるけど…2人で一緒にどこか出かけるとかっていうのはあんまり」
ジュダル「ふうん…」
ジュダル「じゃあ…えーと……デネブって、騎士団だとちょっと人気があったりするんだけど、男の子としては…どうなの?」
ジュダル(人気なんて知らないけどね)
アリア「男の子として…?」
【直下 コンマ判定】
1~3 サッパリ、そうは見られてないようです
4~6 そういう風に見たことないなー、って
7~9 頼もしいところは出てきたよねー、って。おおっ?
王子「サブエピだから、オマケだよ。いいタイミングだし、いいことにしとくよ」
―――――
【0】
アリア「うーん…」
アリア「…………正直、弟って感じだから、あんまりね」
ジュダル(うわあ…)
アリア「でも…」
ジュダル「?」
アリア「騎士のお仕事が忙しいはずなのにね、本当によく、わたしのところに来るの」
アリア「わたしは、両親とも早くに他界しちゃってずっとお兄ちゃんと暮らしてたんだけど、いつも待ってるばっかりだったの」
アリア「お兄ちゃんがお金を稼いで帰ってきてくるまで、待ち続けてるのってけっこう寂しくって、今もそうなんだけど…」
アリア「デネブが騎士になってからはね、あんまりそういう寂しいって感じることはなくなったんだ」
ジュダル「へえー…」
アリア「デネブがいつも顔を出してくれるから」
アリア「だから、何だか…一緒にいると寂しさも紛れるし、嬉しいんだ」
アリア「……それに、この前のいざこざで、今の王様のために色々がんばって、星までもらったんでしょ?」
アリア「すごいなあ…って。最初に会った時はまだ小さい男の子だったのに、今は背も抜かされちゃったし…頼もしいよね」
ジュダル(………あれ? 意外と…いい感じかも…?)
ジュダル「…………デネブのこと、好き?」
アリア「うん」
ジュダル「家族…として?」
アリア「それは…どうかな? でも、そういう風には見たことないし…うーん…悪くはない…のかな?」
ジュダル(おおっ…? デネブ、いけるかも…!?)
アリア「そろそろ戻ろっか」
ジュダル「…うん」
【安価下1】
さあ、勝負の時…! ペアリングを渡させるのは…
1 夕焼けに包まれる王都を一望できる塔。絶景です。町並みの向こうには綺麗な海も見えます
2 一般開放をされている、お城の庭園
3 その他、どんな場所?
――暗夜王国・王都デーモン・絶景の塔――
ジュダル「あれは?」ヒソッ
アテム「ちゃんと押しつけてある。探りはどうだった?」ヒソ
ジュダル「何か…割といい感じっぽかった」ヒソ
アテム「ほう…では、このまま、物陰から見守るとするかの」ヒソ
ジュダル「うん」ヒソ
ヒュォォォッ…
デネブ(あれっ…バカどもがいつの間にか…どこ行った…?)
アリア「すごい景色だね」
デネブ「えっ…ああ、うん」
アリア「…水の都も見える」
デネブ「うん…」
アリア「ここに暮らすようになってから、もう5年…6年? けっこう経つけど、ここには来たことなかったなあ」
デネブ「俺も…」
アリア「ありがとうね」
デネブ「いや…別に、その…まあ、あれだし…?」
アテム「……ええい、何を雑談ばかり…」ボソ
ジュダル「もどかしいなあ…さっさと行けばいいのに」ヒソ
アテム「よし、こういう時のために余はカンペを用意してあるのだ。これを使おう」ヒソ
【安価下1】
1 いや、邪魔しちゃダメだよ
2 カンペ『誉めてムードを作れ!』
3 カンペ『その他、自由にデネブに指示を出してみよう!』
ジュダル「貸して」
サラサラ…
アテム「むっ…攻めることを書くのう…」
ジュダル「これくらい書かなきゃ」
ペラッ
デネブ「……ん?」
アリア「どうかした?」
デネブ「っ…い、いや、何でも…」
カンペ『押し倒せ』
デネブ(何だよ、押し倒せって…! できるか、あのバカ2人めっ…!)
デネブ(いや…でも、待てよ…それくらい、やっぱりこう…積極的に――って、違う、違う、ダメだ、あんなの鵜呑みには…)
アリア「どうかした?」
デネブ「何でもないっ…! 振り向くなっ!」
アリア「えっ……あ、う、うん…」
デネブ「あ、えーと…」
【直下 コンマ判定】
1~3 デネブ「おし…おしたお…」アリア「え? おしたお…?」デネブ「ええっ…!? あ、えっ、あ、おし…おしべとめしべってどう思う!?」
4~6 デネブ「…………こ、これっ…やる」つペアリング
7~9 デネブ「俺っ…その…」アリア「うん?」デネブ「…………アリアのこと、俺っ…」
デネブ「俺っ…その…」
アリア「うん?」
デネブ「……………アリアのこと、俺っ…」
アテム「おおっ…行くのか?」ヒソ
ジュダル「いけいけっ」ボソ
デネブ「俺っ…」
アリア「…」
【直下 コンマ判定】
1~3 ヘタレた
4~6 飛躍しすぎじゃないですかねえ…?
7~9 こくったぁーっ!!
デネブ「っ――俺、アリアのこと絶対に幸せにするから、結婚してほしいっ!」
アテム「おおっ…?」
ジュダル「いきなり…結婚…?」
アリア「えっ…」
デネブ「~っ…///」
アリア「…」
デネブ「……………………ダメ…かな…?」
アリア「えーっと…ありがとう…?」
デネブ「……疑問符つき…」
アリア「その、ちょっと驚いちゃって」
デネブ「…」
【直下 コンマ判定】(アプローチ結果:±0)(アリア好感度・成功:+2)
1~3 ハートブレーク
4~6 保留ですか…
7~9 いきなり結婚は…って
0 成功してもうた
アリア「だけど…いきなり、結婚っていうのはちょっと…ね?」
デネブ「っ……」
アリア「……だから…」
デネブ「…?」
アリア「………おつき合いから、なら?」
デネブ「ほっ…ほんとに…?」
アリア「うん」
デネブ「…………マジ? マジで? 夢じゃない?」
アリア「夢じゃないよ」
デネブ「…」
アリア「……それじゃ、ダメ?」
デネブ「そ、そんなことないっ…! あ、あの、じゃあさ…その…こ、こっ…恋人同士…ってことで…?」
アリア「そう…だね」
デネブ「………し、シリウスが何か口出しとかしてきたり…する…かも…だけど…」
アリア「お兄ちゃんには、関係ないんじゃない?」
デネブ「だ……だよなっ…!? やった…やった、やったっ…!」グッグッ
【安価下1】
1 ジュダルとアテムはクールに去ったぜ
2 冷やかしにいくぜー! ひゅぅぅ~! ひゅーひゅー! へいへいへい、今どんな気分? どんな気分? ねえどんな気持ち?
3 カンペ『チューしろ』
ペラッ…
カンペ『チューしろ』
アテム「さて…あのヘタレ、どうするかのう…?」ニヤニヤ
ジュダル「いけいけっ…」ニヤニヤ
デネブ「んっ…?」チラッ
アリア「どうかした?」
デネブ「っ…!? あ、い、いやっ…」
アリア「さっきから、何か、ちょくちょく挙動不審――」クルッ
デネブ「あっ――!」
【直下 コンマ判定】
1~3 素早くカンペを引っ込めたのでアリアには見られずに済んで、勝手に焦ったデネブがアリアに飛びつく形になっちゃって…
4~6 カンペばれた…でも…?
7~9 振り向くなっ、て焦ってチューしてもうたで
ヒョイッ
アリア「ん? 何もない――」
デネブ「あ、えっ…!」
ガバッ
アリア「きゃっ…!」
モミッ…
デネブ「あっ………」
アリア「~っ!?///」
デネブ「やわらか――って、あ、違っ、これはっ…!」
アリア「デネブのっ…エッチぃっ!!」
ブオッ
アテム「おおっ?」
ジュダル「うわっ」
デネブ「違う、事故っ――!」
アリア「雷神脚ッ!」
バチバチィィッ
ドッゴォォォォォォォォォォッ
ズザァァァァッ
ゴロゴロゴロォッ…
デネブ「かはっ…」プスプス
アリア「ふぅーっ…成敗ッ!」バッ
アテム(何だ、あの蹴り…雷撃魔法との併用かっ!? あの威力…見事だ、あまりにも見事すぎるぞっ…!?)
ジュダル(何あのキック、すごぉっ…!? デネブが10メートルくらい吹っ飛ばされてごろごろ5回転ぐらいまでしたっ!!)
デネブ「違う…の…に――」
チ-----ン…
【直下 コンマ判定】
1~2 ラッキースケベのせいで、なかったことにされたそうです…ばっどえーん
3~6 しばらくカンペの件でめちゃくちゃ目の敵にされました。でも、おつきあいできたことは感謝されてるようです
7~9 なんだかんだでハッピーエンドということで? 尚、にいやは…
――後日
デネブ「…」イライラ
ジュダル「…」フイッ
ドラシロ「…」フイッ
ヒヒイロ(空気悪いわねえ…)
デネブ「おいっ! 何だよ、この報告書!?」バンッ
ジュダル「な…何が、ダメだった…?」
デネブ「自分で考えろ、そんくらいっ! やり直しっ!!」
ジュダル「……うん…」
デネブ「うんじゃなくて、ハイだろうがっ!!」バンッ
ジュダル「はい…」
バンッ
ゼドファ「できたぞ、惚れ薬!」
デネブ「仕事しろ、そんなもん作る暇あんならっ!!」
ゼドファ「あれっ…?」
ジュダル(あーあ…デネブがエッチだったから…)
デネブ「オッサン含め、お前ら全員、たるみすぎだ! 今日は俺がいいって言うまで帰るなァッ!!」
特殊任務班の本当に特殊な任務 ~デネブの恋を勝手に応援し隊!!~ ――――― BROKEN HEART END
王子「最後の最後であんなことになるなんて…」
王子「1/5の確率だったのに…」
王子「まあでも…完全に希望が潰えたというわけでもないだろうし? 頭が冷えれば多分…許してもらえるんじゃないですかね?」
王子「そういうわけで、挟みました」
王子「特殊任務班の本当に特殊な任務、以上です」
王子「ありがとうございました」
王子「さてさて、連絡事項があります」
王子「ジュダルで、もう9人もの主人公がいることになっています」
王子「でも…色々と、広げるだけ広げておいて、さっぱり回収されていないこととかがあります」
王子「ので…その回収パート…ということで、新たにキャラメークをせず、これまでの9人の主人公を通じて、物語を進めてみたいなあ…なんて」
王子「群像劇…ってほど立派にできる自信はないけど、まあ、それぞれ、あちこちでね、ってことで」
王子「場合によっては全員で勢揃いして巨悪に立ち向かうことにもなるだろうし、主人公勢のみのパーティーができたり…みたいな?」
王子「そういうことを考えてます。オーライでしょうか?」
王子「ノー、って言われても困っちゃうんだけど…だって、ライドくんの救済とかもしたいでしょ?」
王子「結局、ベテルギウスは何なのかとか…そういうの拾うにはちょっと、これまでの感じだと難しいなあ…って」
じゃあもうキャラメイクはしないの?
主人公作成が無理なら全主人公共通の敵を作成とかできない?
キャランークなしはやっぱりさみしい
王子「反応は、けっこう良さげ…だね」
王子「>>822」
王子「これは…うーん…あんま、今は何も考えてないです」
王子「まあ、このシリーズで11スレにまで膨れてるし、そろそろ畳む頃合いでもいいかなあ…とか考えてたり」
王子「どんどん、キャラクターが増えて手に負えなくなっちゃうっていう懸念があるからね」
王子「だったらバシっといい具合に締めて…みたいな? まあ、今んとこってだけで、終わらせるって完全に決めてるわけでもないんですけど」
王子「>>824」
王子「キャラメークの楽しみって、確かにあると思うのね。ただ、敵を…っていうのは、うーん…ってちょいと考え中です」
王子「ただ、追加スキルじゃないけど…各キャラ、時間経過によるレベルアップとして、何か、キャラを強化するためのカスタム的な?」
王子「そういう設定追加みたいのはしてもいいかなー、って考え中です」
王子「例えば、モニカ使用時に、錬金魔法ができるようになってるから、さらにそれを強化するか、地属性魔法が使えるようになってるかとか」
王子「そういう感じで」
王子「シリウス、エル、ジェシカ、インガでフィジカルパーティーができたり…」
王子「スピカ、ヨダカ、ライドくんでマジックパーティーができたり…」
王子「モニカ、ジェシカ、インガ、ジュダルでカオスパーティーができたり…」
王子「そういう各キャラごとの組み合わせによる、色んな可能性も眠ってたりね。ちょっと楽しそうでしょ? そうでもない?」
王子「>>579-581は、これを考えてたから暫定的にまとめておいたんだよ」
王子「まあ…どんな風に進めてくかは、やりながら手探りで?」
王子「モニカちゃんだけがね、今んとこ敵サイドにいるからちょっと悩みどころなんだけど…どうにかする、つもりです」
王子「で、ね? このスレも残り少ないから、ここでその追加設定をしちゃって、次スレから開始といこうかなーって」
王子「多分、9人分は時間的にできないから、途中までになっちゃうんだけど…いけそうですか?」
王子「あと、何か質問みたいのとか、あります?」
今から追加設定やるの?
同行者の成長とかどうするの?
デネブとかなんやかんやで下手な主人公より成長したけど
>>828
王子「イエス!」
王子「どこまでいけるかは分かんないけどね」
王子「それとも、次回にしといた方がいい?」
王子「追加設定って言っても、ひとりずつはそこまで時間もかからないはずです」
王子「決めることは…まあ…」
王子「ステータス…各種能力値についてとか、追加スキルとか、新たに習得した魔法とかだったり…?」
王子「そういうところのつもりです」
>>829
王子「これまでの同行者はね、あんまり同行せずに主人公勢でまとめる予定です」
王子「まあ…それに、そこら辺は勝手に成長してくところだから、安価とかコンマで決めるようなことってないです」
王子「助け舟になったり、一時的に協力を得たりっていうことはある…かと」
王子「まあ…進めちゃうね」
王子「やってれば分かることって、ある…だろうし?」
王子「キャラが再登場ごとにやってたらいちいち、流れ途切れてめんどくさそうだから、この機にまとめて設定追加です」
王子「で、最初にすごーく、すごーく…大事なことからです」
王子「仮に…群像編、とでも仮称しておくけど、これが始まるのはジュダル編の後、どれくらいからか…ってところです」
王子「これで変化するのはジュダルがどれくらい、ステータス変化を起こせるかなんだけど…」
王子「あんまり、ステータス変化はしない方針です。強くなりすぎちゃうのはヤダからね」
王子「で、時間経過によって色んな状況とかも変化するものだから、ここだけハッキリさせたいなってところです」
【安価下2】
1 直後くらいでええんとちゃう? 時間進めすぎるとシリウスがええ年(現在29歳)やから
2 ま、まあ…半年くらいで? シリウスがギリ30前
3 1年くらい進めとこうか >>579-581の年齢に全員、+1歳になります。シリウスが三十路にっ!!
王子「イエス、住所不定、職業トレジャーハンターのシリウスさん(30)となります」
王子「じゃ、モニカから追加設定していくよー」
名前:モニカ 性別:女 年齢:14(実年齢は+7歳) 種族:人間 属性:土 職業:ー 出身地:暗夜王国
武器:銃/マスケット&リボルバー 家柄:貴族 境遇:暗夜王国に命と愛馬以外を奪われる
身体:9/超優良 頭脳:9/超優良 精神:2/凝固した憎悪 魔力:6/やや多め
魔法:錬金魔法
悪癖:暗夜王国の人間に対してのみ、攻撃的で残忍
特技:金勘定 異質でない武器は大抵扱える 早撃ち 馬の手入れ
容姿:銀髪ツインテール ひんぬー
好きなもの:かわいいもの 金になるもの 暗夜王国の人間が苦しむ様子 ゲルニカ ベテルギウス ヨダカ など
嫌いなもの:暗夜王国 善人 巨乳の女 セクシャル・ハラスメント
現在の仲間:ベテルギウス パルミラ
現在の行動:?
地雷:暗夜王国 貧乳
趣味:ヨダカとスイーツ行動
トラウマ:暗夜王国による一族郎党の虐殺
備考:元死人
王子「じゃあ、モニカちゃんの魔法強化です」
王子「モニカは肉体の成長がストップしているので、それも蘇生による影響で止まってるのでステータス変化はありません」
【安価下1】
1 普通の土属性魔法が使用可能に
+ 大~小・土槍/土壁 魔法
2 錬金魔法を強化
王子「錬金魔法を強化ですね、オーライ」
王子「モニカは特殊な弾丸を用いることで、被弾後に、弾丸を変化させて内側からトゲみたいににゅって生やして内部破壊できたりできます」
王子「それをさらに強化することで、自分の魔力を通せる物質をある程度まで自在に操れます。鉱石類に限られます」
王子「どういうことが出来るかっていうと…そうだなあ」
王子「パッと手にした、何の変哲もない武器が、いきなり形状とか変えたら、怖くない?」
王子「モニカの持ってるマスケット銃が、振り回された瞬間に剣になっちゃったりしたら、怖くない?」
王子「そういう具合です」
名前:モニカ 性別:女 年齢:14(実年齢は+7歳) 種族:人間 属性:土 職業:ー 出身地:暗夜王国
武器:銃/マスケット&リボルバー 家柄:貴族 境遇:暗夜王国に命と愛馬以外を奪われる
身体:9/超優良 頭脳:9/超優良 精神:2/凝固した憎悪 魔力:6/やや多め
魔法:錬金魔法(物質形状変化特化)
悪癖:暗夜王国の人間に対してのみ、攻撃的で残忍
特技:金勘定 異質でない武器は大抵扱える 早撃ち 馬の手入れ
容姿:銀髪ツインテール ひんぬー
好きなもの:かわいいもの 金になるもの 暗夜王国の人間が苦しむ様子 ゲルニカ ベテルギウス ヨダカ など
嫌いなもの:暗夜王国 善人 巨乳の女 セクシャル・ハラスメント
現在の仲間:ベテルギウス パルミラ
現在の行動:?
地雷:暗夜王国 貧乳
趣味:ヨダカとスイーツ行動
トラウマ:暗夜王国による一族郎党の虐殺
備考:元死人
王子「つまり、こうなります」
王子「まあ、ここは大した変化がないですね、うん」
王子「それじゃあ、シリウスでーす」
名前:シリウス 性別:男 年齢:30 種族:人間 属性:雷 職業:トレジャーハンター 出身地:暗夜王国
武器:槍全般/姐御の槍 家柄:やや貧乏 境遇:妹と2人暮らし
身体:7/良い方 頭脳:6/やや良い 精神:6/安定 魔力:5/平凡
魔法:大~小・雷撃魔法 雷鐘 雷槍 雷網
悪癖:カナヅチ 無鉄砲 TPOを省みない服装
特技:ダンジョン探索全般
容姿:上裸 魔封じのバングル
好きなもの:宝 妹 金 平和 上裸の格好 自分の筋肉
嫌いなもの:争い 時折ダンジョン最奥部に残されている盗賊王のサイン
現在の仲間:リリ
現在の行動:トレジャーハンティング
地雷:リリ及びアリアへの危害
趣味:他人の世話焼き
トラウマ:呪いを受けたこと
備考:魔眼/左眼は魔眼であり、解放することで悪魔となるがバングルで封じている
王子「シリウスは今、こんな具合。三十路ですね」
王子「いい具合に、熟練者です。もともと、安定してたけど、さらに経験を積んで安定感はかなりある方だと思われます」
王子「さて、どんな追加設定をしましょうかね」
【安価下1】
1 手に入れた宝による、強化
A 幻惑耐性
B 回復効果・小の魔法道具
C 予備の得物:短槍(姐御の槍が吹っ飛ばされたりしても反撃可能)
2 ステータスアップ
A 身体値:+1
B 頭脳値:+1
C 精神値:+1
3 特技追加
※併記です
王子「シリウスはステータスアップ、身体値+1です」
王子「この世界はね、年上ほど強いです。特に、戦いの中に身を置いて、長生きしてるような人はほんとに強いです」
王子「オッサンとかピースとか、強キャラ扱いだったでしょ? ので、シリウスもかなり活躍できるんじゃないかなあ、と」
王子「身体値はね、8の壁があって、ここを突破するとけっこうなパワープレーが可能になるんだよ。だから、シリウスもできるよ」
名前:シリウス 性別:男 年齢:30 種族:人間 属性:雷 職業:トレジャーハンター 出身地:暗夜王国
武器:槍全般/姐御の槍 家柄:やや貧乏 境遇:妹と2人暮らし
身体:8/優良 頭脳:6/やや良い 精神:6/安定 魔力:5/平凡
魔法:大~小・雷撃魔法 雷鐘 雷槍 雷網
悪癖:カナヅチ 無鉄砲 TPOを省みない服装
特技:ダンジョン探索全般
容姿:上裸 魔封じのバングル
好きなもの:宝 妹 金 平和 上裸の格好 自分の筋肉
嫌いなもの:争い 時折ダンジョン最奥部に残されている盗賊王のサイン
現在の仲間:リリ
現在の行動:トレジャーハンティング
地雷:リリ及びアリアへの危害
趣味:他人の世話焼き
トラウマ:呪いを受けたこと
備考:魔眼/左眼は魔眼であり、解放することで悪魔となるがバングルで封じている
王子「さ、この調子でいこう」
王子「お次は、スピカ! けっこう…かなり、成長してるキャラですね」
王子「魔法については主人公勢の中でも多彩です。色々とできちゃいます」
名前:スピカ 性別:女 年齢:22 種族:人間 属性:水 職業:第一王女兼魔法学部学生 出身地:ヴァーゴ王国
武器:仕込み杖 家柄:小国の王族 境遇:国中の誰もに愛されて育った
身体:5/普通 頭脳:5/平凡 精神:7/良い方 魔力:6/並より上
魔法:大~小・濁流/凍結/氷柱 中~小・火球/竜巻/烈風/土槍/雷撃 小・劫火 水牢 土・強壮 風縛 地利魔法 その他色々
悪癖:油断すると方向音痴 人が好い
特技:上流階級の礼儀作法 魔法
容姿:魔物の皮ジャケ&パンツ 金髪青目
好きなもの:人間 理想 魔法 本 おいしいたべもの
嫌いなもの:差別 理不尽 一本道
現在の仲間:ピース
現在の行動:ヴァーゴ王国にて魔族の侵略に抵抗中
地雷:魔法に対する中傷
趣味:魔法の勉強 散歩
トラウマ:婚約者の殺人隠蔽 ピースの裏切り
備考:第一王女/ヴァーゴ王国の第一王女
王子「こんな具合です。魔法が、もうね、うん。いっぱい」
王子「習得魔法の項目を消したいくらい、いっぱい使えます。表示しきれません」
王子「シリウスの時、ステアップで魔力は追加できなかったけど、スピカは魔法使いとしての成長を順調に遂げてたから、選べるよ」
【安価下1】
1 5属性の魔法習得
2 2属性の合成魔法習得(水+風)
3 ステータスアップ
A 身体値:+1
B 頭脳値:+1
C 精神値:+1
D 魔力値:+1
4 特技追加
※併記です
王子「水と風の属性の合成魔法が使えます」
王子「まあ…単純に、威力がすごーくアップ! だと思ってください」
王子「これをできる魔法使いは、けっこうすごいんです。こうなりました」
名前:スピカ 性別:女 年齢:22 種族:人間 属性:水 職業:第一王女兼魔法学部学生 出身地:ヴァーゴ王国
武器:仕込み杖 家柄:小国の王族 境遇:国中の誰もに愛されて育った
身体:5/普通 頭脳:5/平凡 精神:7/良い方 魔力:6/並より上
魔法:極大~小・濁流/凍結/氷柱 中~小・火球/竜巻/烈風/土槍/雷撃 小・劫火 水牢 土・強壮 風縛 地利魔法
大~小・濁流×竜巻/凍結×烈風/凍結×竜巻 その他色々
悪癖:油断すると方向音痴 人が好い
特技:上流階級の礼儀作法 魔法
容姿:魔物の皮ジャケ&パンツ 金髪青目
好きなもの:人間 理想 魔法 本 おいしいたべもの
嫌いなもの:差別 理不尽 一本道
現在の仲間:ピース
現在の行動:ヴァーゴ王国にて魔族の侵略に抵抗中
地雷:魔法に対する中傷
趣味:魔法の勉強 散歩
トラウマ:婚約者の殺人隠蔽 ピースの裏切り
備考:第一王女/ヴァーゴ王国の第一王女
王子「あ、ちなみにスピカはセーブルに特訓されたことで、白兵戦もちょこっとはできるよ! インガ編でチラ見したと思うけど」
王子「さ、次です」
王子「ヨダカですね」
名前:ヨダカ 性別:男 年齢:24(見た目は-12歳) 種族:魔族/魔人族 属性:風 職業:ー 出身地:魔界某所
武器:ブーメラン/吸魔のブーメラン 家柄:6/蔑ろにされない程度の血筋 境遇:9/育ちが良い
身体:7/良い方 頭脳:5/平凡 精神:2/もろい 魔力:8/優良
魔法:極大~小・竜巻 大~小・烈風 風縛 風刃 風纏 風・浮遊 風・透過
悪癖:甘いものが絡むとちょろ甘
特技:歌
容姿:黒髪 12歳ほどの少年 若草色のローブ着用
好きなもの:安定 平穏 自分 甘いもの
嫌いなもの:不安 不穏 他者との会話
現在の仲間:シャニ サン
現在の行動:各地放浪&スイーツ作り
地雷:天使
趣味:菓子作り シャニいじり
トラウマ:天使
備考:魔人族/種族としての容姿は人間と大差ないが、生命力や魔力量にすぐれている
王子「ヨダカって…肉体的な成長するのかな…?」
王子「どっちでもいいんだけど…どうしよ? 考えてなかったや…」
【安価下1】
1 ステアップ
A 身体値+1
B 頭脳値+1
C 精神値+1
D 製菓能力+50(アマチュアとしては高レベル)
2 使い魔サンの強化
A 普段はちっちゃくてかわいいけど、有事になるとぼんっとおっきくなります。割と色々、連れて歩けます
B つよい(確信
3 特技追加
※併記ですよ
王子「おっ、頭脳値アップきたね。+1されます」
王子「主人公勢って、バカとそうじゃないのの差がそれなりに激しいからね」
王子「頭脳派が増えるのは良いと思います!」
名前:ヨダカ 性別:男 年齢:24(見た目は-12歳) 種族:魔族/魔人族 属性:風 職業:ー 出身地:魔界某所
武器:ブーメラン/吸魔のブーメラン 家柄:6/蔑ろにされない程度の血筋 境遇:9/育ちが良い
身体:7/良い方 頭脳:6/並より上 精神:2/もろい 魔力:8/優良
魔法:極大~小・竜巻 大~小・烈風 風縛 風刃 風纏 風・浮遊 風・透過
悪癖:甘いものが絡むとちょろ甘
特技:歌
容姿:黒髪 12歳ほどの少年 若草色のローブ着用
好きなもの:安定 平穏 自分 甘いもの
嫌いなもの:不安 不穏 他者との会話
現在の仲間:シャニ サン
現在の行動:各地放浪&スイーツ作り
地雷:天使
趣味:菓子作り シャニいじり
トラウマ:天使
備考:魔人族/種族としての容姿は人間と大差ないが、生命力や魔力量にすぐれている
王子「で、ヨダカについては、もうひとつ、追加設定を決められます!」
王子「謎の若さ! これ、どうする?」
【安価下1】
1 永遠のお子様でええんとちゃう?
2 じみぃ~に…成長でええんとちゃう? 見た目、14歳くらい?
3 急成長を遂げてしまった。年齢相応の容姿に変化!? レイド落胆。尚、内面は…
王子「オーライ、こうなりました」
名前:ヨダカ 性別:男 年齢:24(見た目は-10歳) 種族:魔族/魔人族 属性:風 職業:ー 出身地:魔界某所
武器:ブーメラン/吸魔のブーメラン 家柄:6/蔑ろにされない程度の血筋 境遇:9/育ちが良い
身体:7/良い方 頭脳:6/並より上 精神:2/もろい 魔力:8/優良
魔法:極大~小・竜巻 大~小・烈風 風縛 風刃 風纏 風・浮遊 風・透過
悪癖:甘いものが絡むとちょろ甘
特技:歌
容姿:黒髪 14歳ほどの少年 若草色のローブ着用
好きなもの:安定 平穏 自分 甘いもの
嫌いなもの:不安 不穏 他者との会話
現在の仲間:シャニ サン
現在の行動:各地放浪&スイーツ作り
地雷:天使
趣味:菓子作り シャニいじり
トラウマ:天使
備考:魔人族/種族としての容姿は人間と大差ないが、生命力や魔力量にすぐれている
王子「まあ…ギリ、レイドのストライクゾーンに、入るかどうか…子どもっぽい感じあるし、入るのかな?」
王子「自称・美少年だけど、同時に超かわいいとか言っちゃうナルシシズムもあるから、童顔でしょう、きっと」
王子「じゃあ次、今日はこれで最後にします。エルです」
名前:エル 性別:男 年齢:21(実年齢は+3歳) 種族:人間 属性:水 職業:神父 出身地:暗夜王国
武器:短剣/姐御の短剣 家柄:2/放浪の医者の息子 境遇:2/両親他界後神父に引き取られる
身体:0/天性の肉体 頭脳:2/かなり悪い 精神:2/もろい 魔力:6/並より上
魔法:高位治癒術 水属性武器延伸
悪癖:暗所恐怖症
特技:走る
容姿:金髪美青年 神父服 腰に得物
好きなもの:ー
嫌いなもの:暗い場所
現在の仲間:トレバー
現在の行動:古い教会で神父
地雷:不条理を働く行為
趣味:ー
トラウマ:ー
備考:元死人
王子「あっ、そうそう、まとめた時に忘れてたんだけどね、エルは短剣を水で包んで、凍結させて、刃を伸ばせます」
王子「ある程度は操作可能で、大剣みたいにしたり、長剣みたいにしたり、できます。もちろん、通常サイズでもいけます」
王子「蘇生されてるから、モニカと同じく、ステアップはできません」
【安価下1】
1 特技追加
※併記です
2 状態異常回復(バカ殿下の時みたいに特殊なものはムリ)
3 調合スキル・小(材料があって、調合法が分かっていれば調剤できます)
王子「あー…うーん…」
王子「特技は…そうね、あのー…絵が上手とか、そういう素朴なやーつ…だから、そこまでいくと特殊能力の領域だからね」
王子「なのでごめんなさい。ズラして、状態異常回復を追加です。まあ、キアリーとかキアリクが使えるものと思ってください」
王子「あと、ちょっと年齢を変えるの忘れてました。ごめんなさい。訂正しておきます」
名前:エル 性別:男 年齢:21(実年齢は+4歳) 種族:人間 属性:水 職業:神父 出身地:暗夜王国
武器:短剣/姐御の短剣 家柄:2/放浪の医者の息子 境遇:2/両親他界後神父に引き取られる
身体:0/天性の肉体 頭脳:2/かなり悪い 精神:2/もろい 魔力:6/並より上
魔法:高位治癒術 状態異常治癒術 水属性武器延伸
悪癖:暗所恐怖症
特技:走る
容姿:金髪美青年 神父服 腰に得物
好きなもの:ー
嫌いなもの:暗い場所
現在の仲間:トレバー
現在の行動:古い教会で神父
地雷:不条理を働く行為
趣味:ー
トラウマ:ー
備考:元死人
王子「何この脳筋僧侶…」
王子「戦闘能力は白兵最強クラスで、しかも回復できるとか、チートですよ、チート」
王子「さて、そういうわけで、本日はここまでです」
王子「どうもありがとうございました。次回更新、開始時に残りの…えーと…4人だね。これを追加設定して、開始しようと思います」
王子「お疲れさまでした」
EL ―― 神父はつらいよ
<あー、またおねしょしてるー!
<ふぇぇぇぇん!
<えんがちょー!
エル「……」ムクッ
エル「…」グシグシ
エル「……………はあ…」
バンッ
孤児A「神父様、おはよー、おはよおはよおはよおはよおはよー!」バタバタ
孤児A「ねえねえ、Bがまたおねしょしたー!」
エル「……分かったから騒ぐな…」
バッ
孤児C「神父様、神父様、神父様、神父様、神父様っ!」ドタドタ
孤児C「お腹、へったー!」バッ
エル「………だから…朝っぱらから騒ぐな…」
グイグイ
「あさごはんなにー?」「神父様、うでずもーしよう、うでずもー! 肩車もして!」「ごーはーんー!」「そんなのあとでいいの!」「いたっ…ふぇぇっ…ぶったぁー! うわぁぁぁんっ!」「やーいやーい、泣き虫~!」「ばかー!」「いたっ、いたい、いたいっ…そんなにいっぱいやってないだろ!」「いたっ…またぶったぁーっ! わたしわるくないー!!」「お前が悪いんだろ!」「バカ!」「バカって何だよ! ブス!」「ブスじゃないもんっ!!」「ブースブース!」「ブースーじゃーなーいーっ!」「ふぇぇっ…」「あー、おねしょきたー!」「こっちくるなよー!」「ふぇっ…ごめんなさ…うえぇぇぇぇぇ―――――――――――――ん!」「ねえねえ神父様、あさごはーん!」「なくなよ、うるさいっ!」「大声出したらもっと泣くじゃん、バカ!」「だからバカって言うな!」「けんかはやーめーてーっ! うぇぇぇええええええええ―――――――――――――――――――――ん!」
ドタバタ
ドタバタ
エル「…」プチッ
エル「朝っぱらから騒ぐなぁああああああああああああああ―――――――――――――――――――――――――――――――――――っ!!!」
孤児達「「「~っ……」」」ビィンッ
エル「…分かったか?」ギロッ
孤児達「「「グスッ…ふぇぇぇぇええええええ――――――――――――――――――――――んっ!!」」」
ガチャッ
トレバー「何を…騒いでるんですか…?」
エル「………寝る…」ゴロン
トレバー「えっ…あの、だ、ダメですよっ、朝なんですから!」
・
・
・
ガチャッ
トレバー「エルさん…洗濯物、取り込んでおきま――どうか、しましたか…? 顔色が…」
エル「…………何でもない…」
トレバー「………あの、子ども達ですか…?」
エル「…」
トレバー「…言うことを聞かないんなら、罰くらい与えたっていいんじゃ…」
エル「………………言っても聞かない年だ……。それに、やかましいけど………ここは、昔からこうだった……」
トレバー「…そう、ですか」
エル「…昼はあんなにうるさいのに、夜になると嘘のように静まり返る。だから…嫌いだったが……今は少し、いいかも知れない…」
トレバー「何がですか…?」
エル「………何でもない…」
暗所恐怖症の神父様ですが、最近は夜になるのが少しだけ嬉しいそうです。
尚、彼はちゃんと神父らしいことも描かれていないだけでやろうとはしており、決して、最強の保父様ではありません。
乙
おねしょ布団は誰が洗ってんだろ
全員プレイやるなら強さ表も更新してほしいな。成長ジュダルとバカ陛下がどこまでいくのか
JUDAR ―― オッサン化
ジュダル「ただいまー」
ガチャッ
ヒヒイロ「んー、おかえりジュダルちゃ――」
ジュダル「ん? クンクン……臭くない?」
ヒヒイロ「んん?」
ジュダル「何か…すっぱいような、渋いような臭い…クンクン……換気してよ」
デネブ「臭いか?」クンクン
ドラシロ「ははははっ、僕はちゃんと香水をつけているからね、臭いなんて――」
ジュダル「最悪の臭いになってるから香水やめて」
ドラシロ「」
ゼドファ「加齢臭…?」ボソ
ヒヒイロ「オッサンだから許してよ」
ジュダル「でも…前はそこまで臭くなかったような…」
ヒヒイロ「オッサンは生活習慣とか変わってないわよ? だから、新しい加齢臭の発生源としては………」チラッ
デネブ「え」
ドラシロ「へっ」
ゼドファ「僕はちゃんと毎日、お風呂入って体を洗ってる」グッ
ジュダル「……デネブか、ドラシロ…」
ドラシロ「ぼっ、僕はちゃんと香水…」
ズイッ
ジュダル「クンクン…クンクンクン…」
ドラシロ「っ……」ブルブル
ジュダル「……………香水臭いだけ…。て、いうことは――」チラッ
デネブ「はあっ? お、俺が加齢臭っ? そ、そんなん…クンクン……臭ってない…と、思う…けど…クンクン……」
ジュダル「じゃあ嗅ぐよ? クンクン……クンクンクン……うーん…」
デネブ「えっ…い、いや、マジで? 違う、違うだろ? 俺が加齢臭なんてっ…」
ジュダル「…………………イカ臭い…? また漁でも行ったの?」
デネブ「」
ドラシロ(お、恐ろしいコ…ジュダル…!)
ヒヒイロ(女の子は分かる…って言うらしいけど…………デネブくん、忙しくしてたから漁なんて行ってないはずよねえ…)
ゼドファ「そういう時は、体臭を綺麗さっぱりに消しちゃう、この薬が――」
ガチャッ
レイド「やっと、各所への報告が終わった…。これで、ここの仕事に復帰できる」
ジュダル「あっ…」
デネブ「まさか…」
ヒヒイロ「そういや、今朝戻って、ちょいと部屋にいたわねえ…」
ジュダル「…」ズイッ
レイド「………何だ…?」
ジュダル「…クンクン…クンクンクン……臭っさぁああっ!?」
レイド「なっ…!? ち、違うぞ、これは戻ってきたばかりで、ずっと旅歩きをしていただけだ! 俺は普段からこんなではないっ!」
ちゃんと全身を隈無く洗ってきたレイドから臭いは消え、異臭騒動は収まりました。
だけど、地味に思春期率の多い特殊任務班の男の子たちは、ナニかをした後の日はジュダルからちょっと距離を取るようになったそうです。
王子「開始はまだっす」
王子「あと1時間後くらいの予定です」
王子「>>855は…うーん…じゃあ、開始する前に更新しておきましょうか」
王子「あと、蛇足だけど>>854はきっと神父様です。子ども達にもみくちゃにされながらだと思います」
王子「神父様はね、美青年っていう情報が容姿にあるので、とってもイケメンなので、容赦を知らない子どもからはかなり好かれるはずです」
王子「と、そういうわけでオマケ投下もこれで終わりでーす。では、後ほど~」
王子「ゲスプレー、ねえ…」
王子「まあ、ぶっちゃけちゃうと>>1って何を書いとけばいいかなー、っててけとーにやった部分もあるからさー…」
王子「悪堕ちとかも、まあ…絶対ならない保証はないし、ほら、敵さんがゲスいこととかしてくればさ、義憤に燃えられたりしない?」
王子「それにモニカだって動かせなくはない…と思うから、たっぷり、その時にゲスプレーしたってええんやで?」
王子「それにエルとか姐御とか、ジュダルもかな? 根っこは悪人じゃないけど、手段を選ばないこともあるし」
王子「ダークヒーロー的に報復でむごーいことをしたっていいかも知れないよ?」
王子「ヨダカとかインガに至っては、魔族感な発想することもあるから、割とえぐいこととか企めたりもあるし…」
王子「何も、パーティーになったからって片時も離れなくなるわけじゃないからさ」
王子「そういう機会そのものは失われない…と思います。これじゃ、ダメ?」
王子「でもって、追加設定の続きをしていきたいんだけど…」
王子「ライドくんです」
王子「………17歳!!?」
王子「……ひえっ…ライドくん、いつまでもくんづけなんてしてる場合じゃ…」
王子「と、いうところで、判定です」
【直下 コンマ判定】
1~3 色々とガリガリ削れてます
4~6 ガリガリ削れてるけどいいコです
7~9 逞しかったライドくん
【下2 コンマ判定】
1~5 栄養失調…? それとも体質的なところ? 年齢の割になんか…
6~9 成長期にそんなの関係ねえ
王子「さすが、境遇の呪われてるライドくん…」
王子「いきなりの【0】ですねえ」
王子「でも、成長期はちゃんと訪れていたようで、良かったね」
【0】
【直下 コンマ判定】
偶数 故郷を求めてさまよってる間にけっこう、逞しく生きてきたっぽいです。ライドくんは主人公を終えてから…4年経過だから、けっこう
奇数 ライドくんの境遇が呪われすぎてませんかねえ…?
※0は偶数扱いなんよ
王子「あかん…」
王子「あんなに悪堕ちしにくかったライドくんが…あんなにいいコだったライドくんでしたが…」
王子「【0】奇数によって、望みを絶たれました」
王子「ようやく故郷にたどり着けたんだろうね。ガマーベの将軍に監禁されて、その後、インガとヨダカのあれで逃げ出して」
王子「旧バイス王国はガマーベ王国と魔族軍によって荒れに荒れて、見つかっては命懸けで戦ったり、逃げたりしながら故郷にやっと辿り着いて…」
王子「そこで目にしたのは、この戦乱で完全に焼け落ちた故郷の里……」
王子「そんな状態で、大好きだった女の子のルビーと出会えるはずもなく…」
王子「…………救われてほしいけど…かなり、あかんです」
王子「精神値が-2されました…」
王子「13歳から17歳という大きな肉体的成長があったので、身体値が+1されました」
名前:ライド 性別:男 年齢:17 種族:人間 属性:火 職業:ー 出身地:バイス王国・秘境
武器:剣 家柄:1/奴隷の子 境遇:0/聖眼によって祀られる
身体:5/並よりやや劣る 頭脳:8/かなり冴える 精神:3/もろい 魔力:9/人並み外れた魔力の持ち主
魔法:極大~小・劫火/火球/閃熱/爆裂
悪癖:忘れっぽい
特技:掃除 自活
容姿:虹の輝きを持つ瞳 赤髪 柔和な表情を携える
好きなもの:ルビー 友達 お掃除
嫌いなもの:悲しいこと
現在の仲間:ー
現在の行動:ー
地雷:ー
趣味:掃除 おえかき
備考:聖眼/虹色の輝きを持つ瞳 時に人を魅了し、時に人に畏れられる
王子「そんなライドくんでも、時間の経過による成長はちゃんとあります」
王子「でも、精神値は呪われてる境遇のせいでアップできません」
【安価下1】
1 ステアップ
A 身体値:+1
B 頭脳値:+1
2 特技追加
※併記
【採用安価のコンマ判定】
1~5 特になし
6~9 ライドくんの特殊スキル、芽生え
0 特殊スキル、解放
カニバリズムできる
特技
靴や足を舐めて綺麗にすること
王子「あのー…これ、どうしよう…?」
王子「カニバれるとしたら…【0】で解放なんだけど、確実に良いこのライドくんを返せ状態になりかねないし…」
王子「かと言って、ズラして特技がまるで女王様にへつらうブタみたいなのもどうかと…何、そういう感じで凌いだの…?」
王子「あの善玉一直線だったライドくんが、まさかの方向転換すぎますよ…」
王子「どうする、どうする? >>876と>>877以外の人でおなしゃす」
【安価下1】
1 特技:カニバ & 解放
2 特技:下僕根性
王子「ライドくん……」
王子「解放…というのは、聖眼の秘められた力です」
王子「色々とライドくんを狂わせている、こいつについては、多数決です」
名前:ライド 性別:男 年齢:17 種族:人間 属性:火 職業:ー 出身地:バイス王国・秘境
武器:剣 家柄:1/奴隷の子 境遇:0/聖眼によって祀られる
身体:5/並よりやや劣る 頭脳:8/かなり冴える 精神:3/もろい 魔力:9/人並み外れた魔力の持ち主
魔法:極大~小・劫火/火球/閃熱/爆裂
悪癖:忘れっぽい
特技:掃除 自活 悪食(草の根から人体まで)
容姿:虹の輝きを持つ瞳 赤髪 柔和な表情を携える
好きなもの:ルビー 友達 お掃除
嫌いなもの:悲しいこと
現在の仲間:ー
現在の行動:ー
地雷:ー
趣味:掃除 おえかき
備考:聖眼/虹色の輝きを持つ瞳 時に人を魅了し、時に人に畏れられる
王子「まあ…あんまり、大差はない感じなんだけど」
王子「前者はあくまでも、自分を媒介にして魔法的なことが色々できる…っていう感じ」
王子「後者は聖眼は道具っていう認識で、それを用いて色々とできちゃう…っていう感じ」
王子「地味ぃ~な違いが、あるんです」
【多数決】最速3票獲得選択肢を採用
聖眼の力とは…
1 周囲の魔力を吸収して自分の力へと変換できる。擬似的な無限の魔力の持ち主になれるが負担は大きい。オンオフ可能
2 使い切れないくらい莫大な魔力が蓄えられていて、自分の魔法をブーストしたり、魔法ではなく魔力そのものを操ったりできちゃう
11
王子「僅差で、1が採用されました。>>890って、「1」だよね? だよね、きっと」
王子「周囲の魔力を吸収する、っていうのがミソです。解放されても、使いこなしてはいないから使用にあたってはデメリットもあるけど…」
王子「これを使いこなせるようになれば敵の使う魔法は全てキャンセルして自分のものにしちゃう…とか、できたりできなかったり」
王子「ただし、負担が大きいです。乱用、ダメ絶対」
王子「ライドくんはこんな具合になりました」
名前:ライド 性別:男 年齢:17 種族:人間 属性:火 職業:ー 出身地:バイス王国・秘境
武器:剣 家柄:1/奴隷の子 境遇:0/聖眼によって祀られる
身体:5/並よりやや劣る 頭脳:8/かなり冴える 精神:3/もろい 魔力:9/人並み外れた魔力の持ち主
魔法:極大~小・劫火/火球/閃熱/爆裂
悪癖:忘れっぽい
特技:掃除 自活 悪食(草の根から人体まで)
容姿:虹の輝きを持つ瞳 赤髪 柔和な表情を携える
好きなもの:ルビー 友達 お掃除
嫌いなもの:悲しいこと
現在の仲間:ー
現在の行動:ー
地雷:ー
趣味:掃除 おえかき
備考:聖眼/虹色の輝きを持つ瞳 時に人を魅了し、時に人に畏れられる 周囲の魔力を吸収して自らの力へと変換することができる
王子「さて、続きまして…姐御っす」
王子「姐御は今、こんな具合です」
名前:ジェシカ 性別:女 年齢:21 種族:人間 属性:土 職業:領主 出身地:暗夜王国・丘陵の町
武器:大鎚/紅蓮鎚盾剣 家柄:8/領主の娘 境遇:没落貴族となったが返り咲いた
身体:6/並より上 頭脳:7/それなりにキレる 精神:9/鋼メンタル 魔力:5/普通
魔法:中~大・土槍/土壁
悪癖:不細工は認めない
特技:鍛冶
容姿:碧眼 腰までの赤い髪 ガタイ◎ ほんとに領主?
好きなもの:領民 鍛冶仕事
嫌いなもの:不細工
現在の仲間:ミーシャ ラジエ
現在の行動:領主として仕事中
地雷:ー
趣味:鍛冶
トラウマ:ー
備考:領主
王子「まあ…変化はほぼほぼないね」
王子「領主だからどっかに出歩いたりして成長するわけでもなかったし」
【安価下1】
1 ステアップ
A 身体値:+1
B 頭脳値:+1
2 特技追加
※併記
王子「頭脳値くるなあ…」
王子「正直ね、これを書いてる人の頭がけっこう粗末な方だから、使いこなせるかどうかがすごーく怪しいところなんだけど」
王子「……ま、いいやね」
王子「では、頭脳値+1です」
名前:ジェシカ 性別:女 年齢:21 種族:人間 属性:土 職業:領主 出身地:暗夜王国・丘陵の町
武器:大鎚/紅蓮鎚盾剣 家柄:8/領主の娘 境遇:没落貴族となったが返り咲いた
身体:6/並より上 頭脳:8/キレる 精神:9/鋼メンタル 魔力:5/普通
魔法:中~大・土槍/土壁
悪癖:不細工は認めない
特技:鍛冶
容姿:碧眼 腰までの赤い髪 ガタイ◎ ほんとに領主?
好きなもの:領民 鍛冶仕事
嫌いなもの:不細工
現在の仲間:ミーシャ ラジエ
現在の行動:領主として仕事中
地雷:ー
趣味:鍛冶
トラウマ:ー
備考:領主
王子「姐御は武器そのものの威力が大きいから、身体値以上の攻撃力が発揮できてるキャラだしね。スペックはあんまりいいのかも」
王子「さて、次です。お次は…インガ!」
名前:インガ 性別:男 年齢:21 種族:魔族/有角族 属性:火 職業:盗賊 出身地:魔界某所
武器:ソードブレーカー&姐御の剣&無敵手甲 家柄:5/宝物の守護者の一族 境遇:5/普通
身体:9/超優良 頭脳:4/並よりバカ 精神:3/やわい 魔力:7/並より多い
魔法:極大~小・劫火/火球 大~小・閃熱
悪癖:赤面症…?
特技:友達作り○
容姿:普通 笑顔はステキ
好きなもの:お宝 リナをからかう
嫌いなもの:なめられること
現在の仲間:リナ サファイア
現在の行動:ヴァーゴ王国にて食客
地雷:ー
趣味:リナをからかう
トラウマ:ー
備考:有角族/興奮すると角が伸びる 角は急所であると同時に力の源
王子「今は、こんな具合です」
王子「……あれれ…?」
王子「インガはね、さっぱり殊勝じゃないから自分磨きなんてしないんだよ。それでも、体とかなら自然と鍛えられたりするんだけど…」
王子「知性だとか、精神的なところなんてのは、まあ…殊勝じゃないから上がらないんだよ」
王子「なのに、身体値は9だから、0の壁を突破できない…」
王子「…………インガに成長の余地がない…」
王子「………と、特技、特技がね、まあ…うん、追加できるから。あと、さっぱり機能しなかった悪癖も変更しちゃおう」
王子「…ごめんなさい、色々」
【安価下1】
インガの追加特技は?
王子「投擲」
王子「…投げること」
王子「オーライ、割と使い勝手はいいかもね。手持ちの武器をぶん投げたり、ダーツみたいのも得意かもよ」
王子「で、お次に悪癖…」
王子「………まあ、一応…変更しない、って選択肢も用意しときます」
【安価下1】
1 変更せず。赤面症…ちゃんと活かせやボケ!
2 変更。併記してちょ
王子「ええー……? 活かすの…?」
王子「照れ屋さんなの…? 顔に出ちゃうの…?」
王子「…………さっぱり、そんなキャラじゃなくなっちゃって…が、がんばる…」
名前:インガ 性別:男 年齢:21 種族:魔族/有角族 属性:火 職業:盗賊 出身地:魔界某所
武器:ソードブレーカー&姐御の剣&無敵手甲 家柄:5/宝物の守護者の一族 境遇:5/普通
身体:9/超優良 頭脳:4/並よりバカ 精神:3/やわい 魔力:7/並より多い
魔法:極大~小・劫火/火球 大~小・閃熱
悪癖:赤面症…?
特技:友達作り○ 投擲
容姿:普通 笑顔はステキ
好きなもの:お宝 リナをからかう
嫌いなもの:なめられること
現在の仲間:リナ サファイア
現在の行動:ヴァーゴ王国にて食客
地雷:ー
趣味:リナをからかう
トラウマ:ー
備考:有角族/興奮すると角が伸びる 角は急所であると同時に力の源
王子「さ、そういうわけで…」
王子「ジュダルの順番がやって参りましたよ」
名前:ジュダル 性別:女 年齢:14 種族:人間 属性:火 職業:騎士 出身地:某小国
武器:騎士の槍 家柄:0/王族 境遇:1/国を追われた
身体:7/優良 頭脳:3/バカ 精神:9/超頑丈 魔力:2/少ない
魔法:小・劫火魔法
悪癖:話を聞かない
特技:スリ
容姿:黒髪天パー 美少女
好きなもの:にいや
嫌いなもの:めんどくさいこと 臭いこと 汚いこと 疲れること
現在の仲間:騎士
現在の行動:ヒヒイロ デネブ ドラシロ ゼドファ レイド
地雷:ー
趣味:巡回中にジャンヌの店でサボる
トラウマ:ー
備考:ー
王子「んー…騎士だから、けっこう、鍛えるチャンスとか、鍛えられる場合とかがあるんだよ」
王子「だから…まあ、その辺を加味した選択肢にしておきます」
【安価下1】
1 身体値:+1
2 魔法習得:中~小・劫火 小・火球
3 魔法習得:大~小・劫火
4 特技追加。併記
王子「…………無自覚誘惑は…してもいいけど…やさしくない世界だから…ね?」
王子「ちょーっち、危険めだからね? ジュダルは強化しといた方が良かったと思うんだけど…」
王子「…………て言うか、これ…悪癖になるんじゃ…? まあ、いいか…? うーん…」
王子「じゃあ、特技が美貌磨き…ってことで? その結果、ね? 美人さんですわ、早熟でしたわ…と」
名前:ジュダル 性別:女 年齢:14 種族:人間 属性:火 職業:騎士 出身地:某小国
武器:騎士の槍 家柄:0/王族 境遇:1/国を追われた
身体:7/優良 頭脳:3/バカ 精神:9/超頑丈 魔力:2/少ない
魔法:小・劫火魔法
悪癖:話を聞かない
特技:スリ 美貌磨き
容姿:黒髪天パー 美少女
好きなもの:にいや
嫌いなもの:めんどくさいこと 臭いこと 汚いこと 疲れること
現在の仲間:騎士
現在の行動:ヒヒイロ デネブ ドラシロ ゼドファ レイド
地雷:ー
趣味:巡回中にジャンヌの店でサボる
トラウマ:ー
備考:ー
王子「こうなると…アレについて、いるなあ」
【安価下1】
おっぱい、おっぱい!(と同時に、肉体的な成長)
1 ひかえめー…
2 急成長、レディーです
3 スタイルがグンバツですわ、たまらんわ
王子「モニカ…」ホロリ
王子「大丈夫…永遠に若いって…それはひとつの女性たちの憧れだから…ちょっとまな板だろうとも!」
名前:ジュダル 性別:女 年齢:14 種族:人間 属性:火 職業:騎士 出身地:某小国
武器:騎士の槍 家柄:0/王族 境遇:1/国を追われた
身体:7/優良 頭脳:3/バカ 精神:9/超頑丈 魔力:2/少ない
魔法:小・劫火魔法
悪癖:話を聞かない
特技:スリ 美貌磨き
容姿:黒髪天パー 美少女 レディー おっぱい:C
好きなもの:にいや
嫌いなもの:めんどくさいこと 臭いこと 汚いこと 疲れること
現在の仲間:騎士
現在の行動:ヒヒイロ デネブ ドラシロ ゼドファ レイド
地雷:ー
趣味:巡回中にジャンヌの店でサボる
トラウマ:ー
備考:ー
王子「さてさて…あとは…強さのランクだっけ?」
王子「ちょっとまとめてくるねー」
王子「こんな具合…かな?」
王子「●は主人公っていう印ね。一応つけときました」
戦闘能力
SS 王子
S ベテルギウス ララ イスティハイネ・オルドリン オシリス(New)
A ヒヒイロ スバル セーブル ●エル アルクトス シューメーカーレビー レイド アテム(New)
B+ ●モニカ サリー ●シリウス デネブ(↑) ●スピカ ピース ●ヨダカ シャニ パルミラ ゼノビア
●ジェシカ ●インガ レギオン ●ライド(↑) ゼドファ(New) ヴォルド(New)
B ザニア アルエレナ デネブ サファイア
C ハレー ラジエ リナ ●ジュダル(New) ドラシロ(New)
D トレバー ミーシャ
E ー
王子「B+が多くなりすぎちゃってるね…」
王子「でも、それだけ、Aの壁は厚いっていうことだよ!」
王子「ちなみに、解呪シリウスとか、聖眼ライドくんとか、別人格ゼドファとかはAクラスに入れるけど、表記が大変だから入れてないよ」
王子「こんな具合ですが…色々と、オーライでしょうか? ………何かありますか?」
王子「おっと…Bにいたデネブくんは、ミスです。彼は今、B+です。訂正!」
戦闘能力
SS 王子
S ベテルギウス ララ イスティハイネ・オルドリン オシリス(New)
A ヒヒイロ スバル セーブル ●エル アルクトス シューメーカーレビー レイド アテム(New)
B+ ●モニカ サリー ●シリウス デネブ(↑) ●スピカ ピース ●ヨダカ シャニ パルミラ ゼノビア
●ジェシカ ●インガ レギオン ●ライド(↑) ゼドファ(New) ヴォルド(New)
B ザニア アルエレナ サファイア
C ハレー ラジエ リナ ●ジュダル(New) ドラシロ(New)
D トレバー ミーシャ
E ー
王子「一応、こっちの都合でまとめたデータです」
王子「年齢、早見表」
名前:外見年齢:実年齢
モニカ:14:21
シリウス:30:30
スピカ:21:21
ヨダカ:14:24
エル:21:25
ライド:17:17
ジェシカ:21:21
インガ:21:21
ジュダル:14:14
王子「まとめて初めて気づいたけど…モニカとスピカと姐御とインガが同い年という事実…」
王子「精神年齢に差がありすぎんよ…」
王子「しかもね、しかもだよ? 長老トップスリーが、まさかのヨダカだよ…。シリウス、エル、ヨダカの順番で長老だよ…」
王子「驚きですね…」
王子「で、他に何もないようなら……いっちゃいましょうか? 始めてしまいましょうか?」
王子「強さランクは、あれよ。目安程度のもので、同ランクだからって引き分けるとは限らないのね」
王子「同じB+でもね、コンマという時の運もあるけど…実力差はあったりしたりしなかったりするのよ、うん」
王子「と、いうわけで! やってしまいましょう!」
【安価下1】
誰視点から、始めたい?
1 モニカ
2 シリウス
3 スピカ
4 ヨダカ
5 エル
6 ライド
7 ジェシカ
8 インガ
9 ジュダル
10 コンマで
――暗夜王国・王都デーモン・騎士団本部――
ジュダル「どきどき…」
ドラシロ「今度こそ…今度こそ、僕も序列にっ…!」
ゼドファ「どれくらい上がるかな…?」
デネブ(10位内、10位内、10位内…)
ヒヒイロ「んじゃ、レイドくん、発表してちょうだい」
レイド「ヒヒイロさん、3位。俺は8位。ここは変わっていない」
レイド「デネブ」
デネブ「!」
レイド「……10位」
デネブ「一桁いかねえ…」
レイド「ゼドファ」
ゼドファ「きたっ…!」
レイド「14位」
ゼドファ「おおっ!!」
ドラシロ「ぐぬぬ…」
レイド「ドラシロ、47位」
ドラシロ「は、入ったっ…! ぼ、僕も、とうとう…序列にっ…!!」
レイド「そして、ジュダル――」
ジュダル「うん!」
【直下 コンマ判定】
1~3 レイド「48位」ジュダル「えええっ!?」
4~6 レイド「46位」ジュダル「やった、ドラシロに勝った!!」
7~9 レイド「45位」ジュダル「やたっ!」グッ
0 レイド「40位」ジュダル「おおおーっ!?」
レイド「40位」
ジュダル「おおおーっ!?」
ドラシロ「なぁっ…!? ど、どうしてっ…そ、そんな、差がっ…!」
ヒヒイロ「まあ、ジュダルちゃんは陛下の護衛だとかもやってたし、去年の色々で功績あるしねえ」
ドラシロ「そん…なぁ…」ガックリ
ジュダル「やった、やった!」ピョンピョンッ
デネブ「はいはい、良かったな」
レイド「それと、さっき舞い込んできた仕事なのだが――」
バッ
ヒヒイロ「さーて、巡回いってくらー」スタスタ
ゼドファ「そう言えば、魔法道具管理部に呼ばれてたんだった…!」ダッ
デネブ「報告書、報告書…っと」カリカリ
ドラシロ「さて、お茶でも皆のために淹れてこようかな」ソソソ
ジュダル「あれっ…?」
レイド「………では、ジュダルに任せるとするか」
ジュダル「えっ」
レイド「任務だ。久しぶりの長期任務になるだろうが、ちゃんとこなすように」ピラッ
ジュダル「何これ…?」
レイド「そこに詳細は書いてある」
【安価下1】
1 アンデッド魔族がとうとう、国境を越えて入り込んでしまったとのこと。倒してこいって
2 こっそりと密輸をしている組織があるらしい。その調査と対処
3 人相書きを渡された。人探しをしろ、とのこと。特徴的なのは…赤い髪の毛の少年…程度のもの
ジュダル「密輸…?」
レイド「ああ。この国に変なものを持ち込んでいるらしい」
レイド「何を流そうとしているのかを突き止め、その流通経路を洗って、密輸組織もどうにかして、どんな影響があったかまで…ん?」
ジュダル「…」プシュ-
レイド「………そこに書いてあることをやれ」
ジュダル「分かった…」プスプス
レイド「すぐに発て。準備は怠るんじゃないぞ」
ジュダル「はあい…」
【安価下1】
1 ジャンヌのお店でまったりしてからね
2 すぐに行くよ
3 その他、自由行動後? 何するの?
――暗夜王国・王都デーモン・ジャンヌの店――
ジュダル「――ってことで、これから長期任務なの…」
ジャンヌ「大変そうだね」
アテム「だが、密輸というのはけしからん。ちゃんとぶっ潰して参れ」
ジュダル「うん」
ジャンヌ「これ食べて、元気出してね」
ジュダル「うんっ」
アテム「この、格段にうまい、というわけでも特にまずい、というでもない料理は飽きがこなくていいのう」
ジャンヌ「でしょー?」
ジュダル「て言うかアテム、最近、ここに入り浸りすぎじゃない?」
アテム「良いではないか。閑古鳥が鳴きやまぬようなところだ」
ジャンヌ「がんばって繁盛させないでいるからね! その方がジュダルちゃんも陛下も来やすいでしょ?」
アテム「うむ」
ジュダル「まあねー…」モグモグ
【直下 コンマ判定】
1~3 腹ごしらえをしてから出発したよ
4~6 バカ陛下から、ついでに…って頼まれごとされちゃった…
7~9 ジャンヌから、保存食とかももらっちゃった。ラッキー
【0】
【直下 コンマ判定】
偶数 バカ陛下から、いいものもらった。幸先いいね
奇数 バカ陛下から、こっそりと…なのに重大な任務を言い渡されてしまった…おいおい…勘弁しろよ
※0は偶数扱いよ
ジュダル「ごちそうさま。それじゃ、行ってくるねー」
ジャンヌ「行ってらっしゃい。元気に戻ってきてね」
ジュダル「うんっ」
アテム「おお、ジュダルよ、少し待て」
ジュダル「何?」
アテム「良いものをくれてやる。役立てよ」
【安価下1】
1 アテム直筆の勅令状。これさえあれば、国王陛下の名の下に…暗夜王国内においては、色々とできちゃうかも?
2 アテムの指輪。華美な装飾はないけど確実にすごい代物と分かる指輪。困ったら念じろ…とのこと。何を?
3 アテムのお守り。ミサンガみたいなもの。腕に巻いておけ、って。何かあるのか、これ?
ジュダル「指輪…?」
ジャンヌ「あ、すごそう…」
アテム「うむ、困ったらそれに念じよ」
ジュダル「何を?」
アテム「何でも良い」
ジュダル「ふうん…分かった。じゃあ、もらっておくね」
アテム「うむ、気をつけて行ってくるがよい。余の騎士として、存分に働いてこい」
ジュダル「はーい」
ジュダルは アテムの指輪 を手にいれた! ▽
【安価下1】
1 ジュダルサイド続行
2 別サイド
※モニカorエルorインガorジェシカから選択併記
――個人情報――
名前:ジュダル 職業:騎士 属性:火
魔法:小・劫火
特技:火炎突き サマーソルトキック
装備:騎士団の槍 騎士団の軽鎧
所持金:5万G 所持品:アテムの指輪
――暗夜王国・古びた教会――
<やーいやーい、俺の勝ちー!
<ずるしたでしょ!?
<してないし!
<ふぇぇ…け、けんかは…だめ…
<うるさい、泣虫!
<ふぇぇええええええええんっ!!
<あーあー、泣かせたー! いーけないんだ、いーけないんだー、神父様とトレバーに言っちゃおー!
<は、はあっ!? チクるなんてサイテーだぞ!!
エル「…はあ…」グッタリ
トレバー「……あの、エルさん」
エル「………帰っていたのか…。ちゃんと、買えたか?」
トレバー「はい…けっこう、小麦が高騰してましたけど…どうにか、予算内で」
トレバー「ただ、ちょっと気になることがあったんです」
エル「気になる、こと…?」
【直下 コンマ判定】
1~3 トレバー「森の中で…左足だけがなくなってる、人の死体を見つけたんです」
4~6 トレバー「変な商人がいて…すごい人だかりがあったから覗いたら、これを配ってました…最初だから、タダだ…って」
7~9 トレバー「…また……村で、例のヤツらが暴れてて…」
トレバー「変な商人がいて…すごい人だかりがあったから覗いたら、これを配ってました…最初だから、タダだ…って」
エル「……何だ、それは?」
トレバー「…………麻薬…だと思います」
エル「……まやく…?」
トレバー「……人を腐らせるんです。…これを使うと、不思議な気持ちになってしまって、頭が溶けるんです」
エル「頭が…溶ける……」
エル「…………そんなものを使うヤツがいるのか…?」←物理的な想像した
トレバー「はい…使用時は、何でも…全能感に満ちて、すごい快感…? みたいな、感じらしいです」
トレバー「だけど、強い依存作用があって、1度でもこれを使ってしまうと、また欲しくなってしまうんです」
トレバー「服用をやめると酷い苦痛や、幻覚作用などもあらわれるようになって、服用を続けても…頭が溶けて、人間として壊れてしまうんです…」
エル「……そんなものを配っていて、どうなる?」
トレバー「金儲けですよ…。最初はタダだと言って配り、次からは金を取る…。強い依存作用があるので、どうしても欲しくなってしまいます」
トレバー「売人は、金が儲かるでしょうね…。だけど…こんなものが出回っているなんて、おかしいんです」
トレバー「この国は……いえ、まともな国ならば、こんなものは厳重に流通を制限しますから」
エル「……全く存在しない…というものでもないのか?」
トレバー「もう治る見込みのない病におかされている人などに与えることはあるんです」
エル「…」
トレバー「考えすぎならば、いいんですけど…もしかしたら、って…」
エル「何がだ?」
トレバー「………この国を…破滅させようとしている人間がいる…とか」
エル「…」
【安価下1】
1 放っておけ。あとそのもらってきたものも処分しとけ
2 少し、その売人のところに行ってくる
3 その他、どうにかしたい?
エル「放っておけ…」
エル「その粉も処分しておけ」
トレバー「……はい」
エル「ガキどもがこっちに来る前に、メシの支度をする…」
トレバー「じゃあ、僕は今の内に、掃除しておきます」
エル(頭の溶ける薬…か…)
エル「…」
エル「………ばかばかしい、そんなことがあるはずがない…」
【直下 コンマ判定】
1~3 ラリったあほんだらが、こともあろうに最強の保f…神父がいる教会に強盗へきやがった
4~6 教会にラリっちゃったのを治してくれ、って人が駆け込んできちゃった
7~9 売人がこともあろうに教会へ、売りにきやがった…しかも、孤児たちに…
グツグツ…
エル(スープはこれでいい…)
エル(あとは……ガキどもの育ててる野菜が、そろそろ収穫できる…か…?)
エル「……そう言えば…どうして、あいつらはまだ静かなんだ…?」
ガチャッ
エル「…」キョロキョロ
<えー、嘘だー
<嘘つきー
<ふぇぇぇ…嘘…なの…?
<嘘なはずがあるもんか、これをね、ちょっと火で炙って煙を吸うんだよ。そうしたら…
エル(誰だ…?)
スタスタ…
エル「おい…」
売人「!」
孤児A「神父様っ! ねえねえ、このおっちゃん、この変な粉くれるっていうの!」
孤児B「でも粉なんか飲んでもおいしくないよね?」
エル「…何…?」
売人「ああ…こ、こちらの、神父さん…ですか…?」
売人(何だ、この威圧感…?)ブルッ
エル「…」
売人「いやあ、あっしはね…ちょっと、珍しい品を扱ってまして、この摩訶不思議な粉!」
売人「これを使うとね、夢心地のそれはそれは素晴らしい気分になれるんですよ。こいつぁ、広めないといけねえ、って思いましてね、こうして行脚…」
エル「…」
売人「……行脚を…してるんですが、ね…?」
エル「【安価下1】」
1 消えろ。二度とくるな
2 それで頭が溶けるというのか?
3 その他、自由台詞
ガッ
売人「ひいっ…!?」プラッ ←足が浮いた
エル「消えろ。二度とくるな」ギロッ
売人「っ…ぁ…あ、い、いやぁ…あの…」ダラダラ
エル「…」ブンッ
ドサッ
売人「は、はいぃっ…すみませんでしたぁーっ!」
ダダダッ
孤児A「………神父様ー、あいつ、嘘つき?」グイグイ
孤児B「嘘だよ、ぜったいに嘘!」
孤児C「嘘…なの…?」
エル「…忘れろ、あと信じるな」
孤児C「でも…女神様は…他人をうたがったらいけません…って…」
エル「だったら……俺を疑うな」
・
・
・
エル「…」パタンッ
コンコン
エル「……トレバーか?」
ガチャッ
トレバー「はい…まだ、起きていたんですね。…………それ、聖書ですか…?」
エル「…どうした?」ポイッ
トレバー「………子ども達を寝かしつける時、売人が来たって…」
エル「………忘れろと言ったんだがな…」
トレバー「やっぱり…」
エル「それがどうした?」
トレバー「嘘だ、嘘だ…って言ってはいましたが、かなり…興味をそそられているようでした」
トレバー「まだ、しばらくはあの売人も村の近くに居座るはずです。子ども達が、村の方へ遊びにでも行って…もしもがあったら…」
エル「…」
【安価下1】
1 問題ない。ちゃんと言っておいた
2 その麻薬っていうのを売るのは、悪いことなん?って
3 だったら遊びになんか行かせなきゃいい。関わってたまるか
エル「それならここから出さなければいい」
トレバー「…ですが…」
エル「関わりたくない」
トレバー「…はい」
エル「…………嫌な臭いがした」
トレバー「嫌な臭い…?」
エル「胸くそ悪い臭いだ…。俺と…同じ穴の狢…とかいうやつだ」
トレバー「………エルさんは…違いますよ」
エル「…寝ろ」
トレバー「はい…おやすみなさい」
【直下 コンマ判定】
1~3 外出禁止令を出したら、逆に火を点けちゃった…ヤツら、村に行きやがった…
4~6 ラリラリラリラリラリッテルーヨ! 夜中に来やがって、暗いとこ嫌なのにっ!!
7~9 エルサイド、一旦終わりっすわ…安価取ってくれへんから…
<バンバンバンッ
トレバー「っ…? 誰か、礼拝堂に来たんでしょうか…?」
エル「こんな時間に、誰だ…」ギリッ
<お願いします、お願いです、神父様っ…! 助けてください…!
エル「…ちっ、トレバー」
トレバー「はい…どうぞ」つ蝋燭
エル「違う」
トレバー「……はい?」
エル「……………手…」
トレバー「手…?」
エル「………お、お前もまだ…ガキだ。……暗いと、怖いだろう…手を、繋いでやるから…来い…」
トレバー「…………はい…?」
ギュゥッ
グググッ…
トレバー「い、痛い…です…」
エル「…行くぞ…」
・
・
・
村人「神父様っ…神父様っ、女神様、お願いです、娘を…娘を助けてくださいっ…!」
村娘「粉っ…ねえ、粉ぁーっ! ママ、お願いだから、粉っ…粉買って! 虫っ…虫がくるの、虫ぃーっ!!」
ザッ…
エル「こんな時間に…一体何だ?」
村人「神父様っ…お、お願いです、娘が…変な粉を吸って…それで、おかしくなってしまっ――」
ガシッ
村人「痛っ…!? 髪、髪ぃっ…放してっ…放し――」
村娘「あああああああっ!」
村人「嫌、痛いっ――あ、きゃあああああああっ!」
ブチィッ
ブチブチィィッ
トレバー「っ…」
エル(頭皮ごと…母親の髪を…)
【安価下1】
1 母親の方はトレバーに任せて、ラリってる村娘を取り押さえる
2 ラリってる村娘を気絶させる
3 その他、どーしよ?
エル「トレバー!」
ガッ
ブンッ
村人「きゃっ…!」
トレバー「う、わっ…!」ドサッ
エル「大人しくしろっ…!」
ガッ
グググッ
村娘「粉ぁっ…粉が欲しいのぉぉぉぉぉっ!!」ガブッ
グジュッ
エル「っ――」
エル(噛みちぎられるっ…!)
エル「放せっ…!」ブンッ
ゴリィィッ
村娘「あぎゃああっ…!? 歯、歯、がぁぁっ…!」
エル(しまった…こいつの歯まで一緒に…だが、仕方ない…)
【安価下1】
1 治癒術をかけてみる
2 気絶さしとく
3 組み伏せて縛りあげる
エル「大人しく、していろっ…!」
ブンッ
ドグゥッ
村娘「っ――」ドサァッ
村人「痛い痛い痛い…ああ…どうし、て…何でっ…」
エル「わめくな…」
パァァァァッ
村人「っ……痛みが…傷が…」
トレバー「…エルさん…」
エル「……気絶させただけだ…」
村人「神父様っ…娘を、お助けください…お願いします」
エル「…」
エル「………粉というのは…白い、変な粉か?」
村人「はい…旅の商売人からもらったと言って、それを吸引したら…何か、変なことになりまして…」
村人「それで、我に返ったかと思うと、もう1回やりたいからお金が欲しいと…それで、たまにはと思ってあげたのですが、またすぐに…」
村人「変だと思って、渋ったら急に乱暴になってしまいまして…」
エル「…」チラッ
トレバー「………依存作用です…」
村人「……い、ぞん…?」
トレバー「その粉は麻薬というものです…。一時的には…変なことになりますが、それに依存して、どんどん壊れていきます」
トレバー「頭が溶けて…その人みたいになる…」
村人「そんな…な、治せるのですか?」
トレバー「………僕には何も…分かりません…」
エル「…」
【安価下1】
1 村娘に治癒術をかけてみる
2 知るか、出ていけ…って
3 その他、どうしよ?
エル「…」
村人「お…お願いします、神父様っ…。その、癒しの術で…」
エル「……いいだろう」
スッ
エル(こういうのは…傷じゃないから…)
パァァァァッ
村娘「…」
エル「…」
トレバー「……どう、ですか…?」
エル「分からない…。起きないと」
村人「………し…神父様…な、治ったら…お礼はさせていただきますから…お願いです、娘をどうか…」
エル「…明日、また来い…」
エル「トレバー…カギのかかる部屋に放り込んでおけ」
トレバー「……はい…」
村人「お願いいたします…」
【直下 コンマ判定】
しかし、治癒術は…
1~3 効果がないばかりか、がんがん暴れてて子どもらがめちゃくちゃ怯えてる…
4~6 効果がさっぱりなかったし、母親も来ないどころかどっかに夜逃げだし…
7~9 効果がなくって、手に負えましぇーん
<粉っ…出せ、出せよぉぉぉっ!!
<粉ぁっ…! 粉くれよぉっ…! お願いだからぁっ!!
<ガンッ
<ガンッ
エル「…」
孤児A「神父様…」ギュゥッ
孤児B「なあに…あの部屋の人…?」
孤児C「ヒグッ…ヒック…グスッ…」ギュゥッ
トレバー「……ダメ、でしたね…」
エル「頭が溶けては、意味もないか…」
エル(そこまでを治す力は、俺にはないのか…)
トレバー「どうしますか…? この状態で、あの母親へ返すのも…」
エル「母親には…女神でも祈らせておけ…。布施が増えるかもしれん…」
トレバー「あの人は?」
エル「…」
【安価下1】
1 楽にしてやろう…
2 売人から治す方法でも聞き出すか…あるか知らんけど
3 正気に戻る…ことを期待して、鎖にでも繋いでメシだけやってろ
エル「………ガキどもを、声の聞こえないところへ連れていけ」
トレバー「…」
孤児A「神父様…」ギュッ
エル「行け、邪魔だ」
孤児B「ねえ…神父様…顔…いつもより怖いよ…?」
孤児C「ふぇぇ…」
・
・
・
ギィィィッ…
村娘「出せっ…出してぇっ、粉、粉をちょうだいっ…! じゃないと、生きてけないのぉっ!!」
エル「…そうか」
村娘「粉ぁっ…! ねーえぇぇぇっ…! 粉ぁ~、ちょうだいよぉっ…!」
エル「癪だが…お前の分を、俺から女神に祈っておいてやる」
エル「本当の天国へ連れて行ってもらえるようにな――」
チャキッ
村娘「こぉぉぉぉなぁああああっ!」
村娘「粉をあたしにぃっ――」
ブンッ
スポ-----ン…
ブシュァァァッ
エル「…」
エル「……やっと、黙れたか…」
ポタッ…
ポタッ…
【安価下1】
1 ひとりもふたりも、今さらかわらない。売人を消す
2 無償で葬儀はしてやったよ。特別に
3 売人には罰を受けてもらわないと。よくも俺を血染めにしやがったなあ…死にきれない罰を与えてやんよ
村人「――そん…なっ…」
エル「…………痛みはなかったはずだ」
エル「………………傷も、完全に消した。死体は綺麗だ」
村人「どう…し、て…助けてくださいと…あれだけ、お願いしたのにっ…!」グッ
エル「…」
村人「何で…どうして、娘が…死ななくちゃっ…それ以外の方法がっ…うっ…うぅぅっ…」
エル「…」
コソッ…
トレバー「………エルさん…」
孤児A「ねえ…」クイクイ
トレバー「…………何ですか…?」
孤児B「どうして…あのおばちゃん…泣いてるの?」
孤児C「かなしいの?」
トレバー「………………そうですね…。……でも…それは、エルさんだって…」
・
・
・
売人「――へへへっ…ひい、ふう、みい、よお…」
売人「おお…こんなシケた村で、これか…こりゃあいい…すぐに億万長者になれちまう…」
売人「だが、もう潮時だな…ラリってラリって、あっちもこっちも、そろそろ――」
ガッ
売人「あぐっ…な、へっ…?」バタバタ
エル「…おい」
売人「っ…し、神父――」
エル「どれだけ稼いだ?」
売人「じゅっ…13万…ゴールド…」ブルブル
エル「どれだけ稼いだところで、あの世には持っていけないぞ」
売人「そっ…それがどうした、俺は生きてるんだ、そんな心配――」
エル「今からお前が死ぬから、心配してやってるんだ」
売人「ま、待てっ、あんた、神父だろっ…? い、一緒に一山、あ、当てようぜ…病人によっ…売りさばいちまえば――」
エル「黙ったまま死ね」
ブンッ
ザシュゥゥゥゥゥッ
売人「っ――」
エル「…ふんっ…」ポイッ
ドサッ
【安価下1】
1 麻薬はこのままにはしておけない…よね?
2 胸くそ悪い事件だった…
3 頭の溶けた人間を救う方法は、あるのだろうか?
―――――
次スレです 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?12スレ目?】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1442320793/)
そして、今日はここまでです ありがとうございました
王子「おっと、一応…Q&Aコーナー! わー、ぱちぱちー!」
王子「さて、今回のアシスタントは誰でしょうね?」
王子「下記の中から【質問と一緒に】選んでネ! 選んでくれなくてもいいけど、その場合は、俺だけの進行になっちゃうよ!!」
マリリー ヒヒイロ スピカ エル トレバー ミーシャ リナ ドラシロ アテム
なんでオシリスだけ名前がガチなの?
アテム
新キャラは出ないのか
スピカ
アテム陛下!ジュダル、ジャンヌ、にいや、タランテラ、陛下の見た目の感じを教えてくださいな
アテム陛下、アテム陛下以外の暗夜王国の王族がどうなったかおせーて
アテム「うむうむ、余の人気ぶりはすごいのう」
王子「ちょっ…」
アテム「そうかしこまるでないぞ、余がアシスタントなのだ。さあ、どんどん質問に答えようではないか」
王子「えらっそーに…俺が元祖・王子様なのに…」
アテム「余は王だ」
王子「」
>>982
アテム「さて…記念すべき、ひとつめは…何故、オシリスは名前がガチなのか…ということだが」
王子「いやあ、名前は安価だし…ねえ?」
アテム「そうだのう…。安価を取った者に問わねば分からぬのう」
>>983
アテム「これは…質問か?」
王子「質問でいいんじゃない?」
アテム「うむ、では…新キャラの出る余地はあるのか…という質問と見て良いのだな。どうなのだ?」
王子「出るよ、そりゃ。ただ…仲間キャラとは限らないかも?」
アテム「ほう?」
王子「どんどん、敵も出てくる予定だし、ちょっとタイミング逃し続けてたけど、エルが教会で面倒見てる孤児たちのお名前とか撮ろうかなー、とか」
アテム「あのABCか」
王子「まあ…ちょい役だから、どっちでもいいかなー、って具合だけど…新キャラは出ますよ、うん。でもメインは主人公勢だからね」
>>984
王子「アテム人気に俺、嫉妬なう…」
アテム「わはははっ! 良かろう、教えてやろう! ジュダル編で登場した、ジュダル、ジャンヌ、ヴォルド、タランテラ、余の外見イメージだな」
アテム「ほれ、王子よ、フリップを出すが良い」
王子「何この逆転減少…」パタッ
ジュダル:>>912参照 天パーの大人っぽいけど若いガーリー・ナイト 普段は騎士団の鎧を着用してるけど、その下はけっこう育ったものが
ジャンヌ:見た目は完璧に超かわいいおにゃのこ。髪の毛とかも長くて踊る度に舞い動く。露出が多い。でも触れると分かる良質筋肉
ヴォルド:いつでも真顔で、精悍な顔つきの美青年。ジュダルと兄妹だから間違いなく美形。イケメン。騎士団人気五本指には入ってるはず
タランテラ:陰湿~なながーい黒い髪の毛と、ふひひひが似合いそうな青白い肌と顔。スレンダーってか、枯れ木みたいに体はひ弱
アテム:自称・イケメン…と言いきってもいい最低限は満たしてる 態度と一緒でいつも不遜な笑顔 王気(オーラ)なるものがあるとも自称
アテム「むっ…おい、何やら変な表記が少々…自称ではないぞ、余は」
王子「ふーんだ、俺のコーナーなのに乗っ取ろうとしてるんだもん、ふーんだ。皆、俺じゃなくてアテムの方が好きなんだもん、拗ねちゃうもん」
アテム「めんどくさいのう、お前」
王子「アシにめんどいとか言われたの初めてっ!?」
アテム(けっこう、思われてるはずなんだがのう…)
王子(おい)
アテム「口に出せば良かろう、分かるなら」
>>985
王子「みんなして、アテム、アテム、陛下、陛下…って…もう…俺だってさあ…俺だってさぁー…ナビゲーターとしてさあ…」
アテム「本編に登場もしていない身では仕方がないのう? して、質問内容は…余の他の王族だな」
アテム「前国王には無事、遠くの南の島へ行ってもらったわい。ああ、前王妃も一緒じゃ。余には弟がいるのだが…これは、今後次第だのう」
王子「俗に言う、島流しってやつですね」
アテム「そうだ」
王子「さらっと残酷なんだもん、アテム…。誰にでも、お前、って言うし。やっぱ、俺の方がそういうのさー…」
アテム「まだまだ質問がきてるのう、これは楽しいぞ、わはははっ」
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