【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?10スレ目?】 (1000)


 10スレ目
 1人目の主人公モニカは王国を憎み、とうとう悲惨な末路をたどった…
 2人目の主人公シリウスはトレジャーハンターとして世界を歩み、どんな宝にもまさるものを手に入れ、旅を続ける
 3人目の主人公スピカは人の悪意が跋扈する現実で大切なものを失いつつ、誰もが手と手を取り合える理想の世界を信じた
 4人目の主人公ヨダカは見下している人間と一蓮托生の呪いを受けたが、人間との友情を手に入れた
 5人目の主人公エルは生きるための悪行を重ね続け、過ちを繰り返しながら最期は笑って死んだ
 6人目の主人公ライドは生まれ持った聖眼によって畏れられ、人の手を渡り、大切な約束を目前にしながら戦争に巻き込まれ奴隷となった
 7人めの主人公ジェシカは鍛治師として行商の旅をしていたが元は領地であった故郷の事件を知って解決のために奔走し、新領主として返り咲いた
 8人目の主人公インガは魔族の盗賊。亡国の姫とともに旅をして回り、ともに戦場を生き延びて絆を紡いだ
 9人目の主人公ジュダルは革命によって奴隷に身をやつした元王族。兄とともに奴隷商人に捕まっていたが……?

 どんな結末も安価とコンマ次第!
 愉快犯罪に手を染めるゲスプレーもよし、見知らぬ幼女を引き連れる聖人プレーもよし!
 どうにかこうにか悪堕ちすまいとがんばるもよし、自由きままに振る舞ってもよし!
 いっそのこと、積極的に悪人プレーをしたっていいかも知れない!



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 過去スレ
 1 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?】 - SSまとめ速報
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 2 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?2スレ目?】 - SSまとめ速報
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 3 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?3スレ目?】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1433240160/)
 4 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?4スレ目?】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434113061/)
 5 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?5スレ目?】 - SSまとめ速報
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 6 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?6スレ目?】 - SSまとめ速報
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 7 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?7スレ目?】 - SSまとめ速報
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 8 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?8スレ目?】 - SSまとめ速報
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 9 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?9スレ目?】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1438861933/)



 ガタンッ…
 ゴト…

ジュダル「…」

奴隷商人「ぐへへ…まだまだガキだが…にしても、見た目だけはいっちょまえだな…。胸以外」

ジュダル「…」

奴隷商人「そいじゃあ…今日も慰めてもらうか…ふひっ…ふひひひ…」

 ガタンッ…
 ゴトゴトッ…

ジュダル「…」

奴隷商人「さ…それじゃあ、まずは…これをしゃぶってもらうか…歯ぁ立てんじゃねえぞ…?」

奴隷商人「ほら…早くしろ…」

ジュダル「…」


 【安価下1】
 1 かみちぎりにかかる
 2 あんちゃん、今やで
 3 無言の抵抗


 カプッ…

奴隷商人「そうだ…それでい――」

 ガブゥッ

奴隷商人「ひぎゃああっ…!?」

 ペッ…

ジュダル「おぇぇぇ……くっさ…」

奴隷商人「て、てめえ、この、アマァ……!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 さんざん、暴行を受けました
 4~6 噛みつきまくる抵抗をしました
 7~9 あんちゃーん


 ドゴォォォォッ

奴隷商人「なっ…馬車の、壁を…!」

ヴォルド「フシュゥゥッ…!」

 ガンッ

奴隷商人「て、めえっ…両手縛って、猿ぐつわまで噛ませて、まだっ…!」

 グワッ
 ドゴォォォォォォッ

奴隷商人「っ…か…ふ――」

 ドサァッ

 ゴトンッ…
 ガタタッ

ジュダル「…だ、大丈夫…?」

ジュダル「【安価下1】」

 1 あんちゃん…
 2 お兄ちゃん…
 3 兄様…
 4 その他、ヴォルドへの呼び方だよ


ジュダル「にいや……」

ヴォルド「…」ジロッ

ジュダル「……どうしたの、そんな顔して。あ、変顔っ!? 変顔大会!?」

ジュダル「あっぷっぷ…」ムニュッ

ヴォルド「…」ピキッ

ジュダル「むむむ~…」ムギュグッ

ヴォルド「…むんっ!」ガンッ

ジュダル「きゃっ…痛ったい…何すんの、にいや!?」

ヴォルド「もごごご…!」

ジュダル「え、何? 何言ってるか分からない…」


 【安価下1】
 1 あ、ジェスチャー大会?
 2 あ、猿ぐつわとれって?
 3 ああ、縛られてる手を外せって?
 4 その他、誤解


ヴォルド「もごごごっ! もごっ!」プンプン

ジュダル「え、わたしと結婚したい…? や、やだもう、照れちゃう…///」

ヴォルド「もごぉぉぉっ!」

 ガンッ

ジュダル「っ…痛いよ、もう! 頭突きばっかりして、口で喋ればいいでしょ!?」

ジュダル「…………あ、喋れないの? それならそうって言えばいいのに…後ろ向いて、外してあげるから」

 シュルルッ

ヴォルド「ふぅっ…」

ジュダル「えっと…式、いつにする?///」

ヴォルド「黙れ、愚妹」

ジュダル「」

ヴォルド「このクソ以下の奴隷商人は川底にでも沈んでもらうとして…おい、手も解け」

ジュダル「…」

ジュダル「【安価下1】」

 1 やっぱり、にいやは喋らない方がいい…
 2 ほどいたらほめてくれる?
 3 その他、自由台詞


ジュダル「ほどいたらほめてくれる?」

ヴォルド「ああ、ほめてやるから早くしろ」

ジュダル「わーい!」

 シュルルッ
 ポトッ…

ジュダル「ほどけたよ、誉め――」

 ゴツンッ

ジュダル「~~~~っ……」ゴロゴロゴロ ←頭おさえて床を転がってる

ヴォルド「随分と軽い音がしたな、脳みそはやはり詰まってないか」

ヴォルド「いい加減、まともになれ。このバカが」

ジュダル「誉めてくれるってぇぇ~……」

ヴォルド「手の焼けないいいコになったら、いくらでも誉めてやる」

ジュダル「ぶーぶー」

ヴォルド「何だ、その言葉遣いは?」

ジュダル「…ぶ、ぶたさんのマネ」

ヴォルド「お前がブタになったら、兄の俺までブタだ。移行、やめろ」

ジュダル「……はぁい…」シュン


 【安価下1】
 1 どうやら、旧バイス王国のガマーベ領内にいる模様
 2 どうやら、暗夜王国にいる模様
 3 どうやらガマーベ王国内にいる模様


 ――暗夜王国・街道――

ヴォルド「ここは、暗夜王国か…」

ジュダル「あんやおうこく?」

ヴォルド「王国騎士団という武力を持っている。数はそう多くないが、個々の戦力に比重を置いていて、各国にスパイとして送り込んでもいる」

ヴォルド「腹の底で何を考えているかは分からぬ、表面上は平穏な国だ」

ジュダル(よく分かんない…)

ヴォルド「…だが、これからどうしたものか……」

ジュダル「じゃあ――」

ヴォルド「却下だ」

ジュダル「何も言ってない!」

ヴォルド「どうせ、お前の発言に意味はない」

ジュダル「」

ヴォルド「とりあえず…近くに街でもないか…探しにいくか」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 寂れた農村しかなかった
 4~6 ちっさい町でした
 7~9 中規模の町についた


 ――暗夜王国・小さな町――

ヴォルド「小さな町だな…」スタスタ

ジュダル「…」ギュッ

ヴォルド「離れろ」

ジュダル「やっ」

ヴォルド「…」

 スタスタ

ヴォルド「まずは…金がいるか」

ヴォルド「身なりも整えなければならないな…。適当に待っていろ。ついてくるな。問題も起こすな。いいな?」

ジュダル「どこいくの?」

ヴォルド「お前は知らなくてもいい」

 ザッ…

ジュダル「あっ……ちぇっ…」

ジュダル「……お金、か…」


 【安価下1】
 1 スッてスッてスリまくって誉めてもらおう
 2 ほどほどにスッて貯めておこう
 3 こっそり後をつける
 4 その他、どうしよう?


王子「お金を稼ぐための行動…なもんで、友達作りは、メンゴ。それに警戒心強いからそううまくもいかんのよね」

―――――

ジュダル「…スッておこっと。いざって時に出せばにいやに誉めてもらえるかも♪」

ジュダル「るんるんるるる~ん♪」

 スタスタ

ジュダル(うーん…どんな人からとろうかなー…)

ジュダル(…どれでもいっか)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 アウトローからとろうとしてバレちった…
 4~6 くたびれた風貌のオッサンからとろうとしたらバレちった…
 7~9 成功
     7 500Gゲット
     8 700Gゲット
     9 900Gゲット


ジュダル(あのオッサンでいいや…)

ジュダル(お金持ってるかな…? 持ってるといいな…)

 スッ…

ジュダル(よし、でき――)

 パシッ

ヒヒイロ「おーっと、お嬢ちゃん、手癖が悪ぃねえ?」

ジュダル「!?」

ヒヒイロ「オッサンね、これでも騎士なんだけど…ちょっと、こういうのは良くないなあ」

ジュダル「【安価下1】」

 1 な…何のこと…?
 2 に…にいやー! たーすーけーてー! ヘンタイが出たー!!! ヘンタイヘンタイヘンタイー! オッサンのヘンタイー!!
 4 その他、どうしよ?


ジュダル「に…にいやー! たーすーけーてー! ヘンタイが出たー!!!」

ヒヒイロ「えっ」

ジュダル「ヘンタイヘンタイヘンタイー! オッサンのヘンタイー!!」

 ザワッ…
 ザワザワ…

ヒヒイロ「ちょ、ちょ、ちょっと待て、お嬢ちゃん、違う、オッサンね、オッサンだけどヘンタイとは違うよ?」

ヒヒイロ「そんな大声でわめかないで、ほら、ね、ほら、飴ちゃんあげるから」

ジュダル「いらない、放して、ヘンタイ!!」

ヒヒイロ「い、いやだから、あのね、オッサンが取り締まる側であって…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 人目を集めない場所に担がれて運ばれた
 4~6 どれだけ騒ぎ立ててもヴォルドは現れやしなかった。寂しくなった
 7~9 オッサンがたまらず、退散した。スリはめっ、て言いつけられながら


ヒヒイロ「ちょ、やめなさいっちゅーに…これ!」

ジュダル「ヘーンーターイー!!」

ヒヒイロ「ああもう…こんな往来で…ったく!」ガシッ

 バッ

ジュダル「へっ…!?」バタバタ

ヒヒイロ「とりあえず、屯所で話を聞かしてもらうからな、嬢ちゃん…!」

 タタタッ

 ・
 ・
 ・

ヒヒイロ「ふぅぅー………あんなに騒ぐから、こうなったの、分かる?」

ジュダル「…」ツン

ヒヒイロ「…やーれやれ…」

ジュダル「…」

ヒヒイロ「………スリは窃盗罪ね、窃盗罪。分かる?」

ジュダル「…」

ヒヒイロ「…なーんでスリなんかしたのよ、しちゃダメって分かんない?」

ジュダル「…」

ヒヒイロ「あー…ラチがあかん…」


 【安価下1】
 1 黙秘をし続けた
 2 保護者どこー?て言われたからにいや自慢をしまくっておいた
 3 トイレ行く、って行ってトイレから外に逃げる作戦


ヒヒイロ「お家はどこよ?」

ジュダル「…」

ヒヒイロ「…名前は? オッサンはね、ヒヒイロっちゅーの。お嬢ちゃんは?」

ジュダル「…」

ヒヒイロ「…はぁ…こりゃダメか…」

ヒヒイロ「なーんか喋ってくれるまでは、ここにずぅーっといることになっちゃうけどいいの?」

ジュダル「…」

ヒヒイロ「…」

ジュダル「…」

ヒヒイロ「…やれやれ…んじゃ、一晩でも二晩でも反省しなさいな」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 日が暮れてからヴォルドが迎えに来て、しこたま叱られた
 4~6 さみしいよる…
 7~9 と、そこにヴォルドが偶然きた


ジュダル「…」

ヒヒイロ「うーい、不良嬢ちゃん」

ジュダル「…」プイッ

ヒヒイロ「おにーさまのお迎えだぞい」

ジュダル「にいやが!?」

 スッ

ヴォルド「…」ギロッ

ジュダル「にいや! わたしね、――」

 スパンッ…

ヒヒイロ「………う、わぉ…きれーな平手…」

ジュダル「……にい、や…?」

ヴォルド「問題を起こすなと言いつけたな。挙句にスリだと?」

ヴォルド「ふざけたマネを二度とするな」

ジュダル「…でも、わたし、にいやのために――」

ヴォルド「俺に迷惑をかけるのが、お前の言う、人のためか? ふざけろ、バカが」

ヒヒイロ「……ま、まあまあ、おにいさん、そんくらいでさ」

ヴォルド「……………申し訳ありませんでした。被害に遭われた方の補填になれば、と…。慰謝料も込みで、このお金を受け取ってください」

ヒヒイロ「いや、そういうのは…」

ヴォルド「受け取っておいてください。では。……行くぞ、バカ」ガシッ

 ズルズル…

ジュダル「はあい…」

ヒヒイロ(………こえーあんちゃんだなあ…おい…)

 ・
 ・
 ・

 スタスタ

ジュダル「……にいや…」

ヴォルド「お前のせいで、俺が今日稼いできた分は全て消えた」

ジュダル「…」

ヴォルド「…何でしたかなど、頭が痛くなるから聞きはしない。だが、バカなことはやめろ」

ジュダル「バカなことだなんて思ってなかったもん」

ヴォルド「…筋金入りだな、お前のバカは」

ジュダル「うぅぅ…」

ヴォルド「…ほら、メシだ」ポイッ

ジュダル「……パン…? こんな、ちょっとだけ?」

ヴォルド「罰だ」

ジュダル「……はぁい…」

ヴォルド(はした金じゃ、あれしか買えなかったが…俺も飢えて動けなくなる前に、また稼がないとな…)


 【安価下1】
 1 路上でにいやと眠るのだ
 2 夜になってにいやはまた出かけてしまった。ジュダルは路上に放置。寝ろ、ってさ
 3 その他、自由行動


ヴォルド「…ここにする、か」

ジュダル「ここで眠るの?」

ヴォルド「お前のせいで金がなくなったんだ、我慢しろ」

ジュダル「にいやも一緒ならいいもん」

ヴォルド「…ふん」

ジュダル「えへへ、にいやと一緒♪」ギュッ

ヴォルド「離れろ、暑苦しい」

ジュダル「やだ」ギュゥッ

ヴォルド「……さっさと寝ろよ」

ジュダル「ん…」


 【直下 コンマ判定】
 1~6 ひもじい朝がやってきた
 7~9 オッサン


ジュダル「スゥ…スゥ…」

ヴォルド「…」

 カツカツ…

ヴォルド「…」チラッ

 カツッ…

ヒヒイロ「おやま、まーた会ったなあ」

ヒヒイロ「こんなとこでお休みだなんて、訳ありかい?」

ヴォルド「…放っておいてくれ。ここで眠ることが良くないのであれば、場所も移る」

ヒヒイロ「そういう決まりはないけどさ」

ヴォルド「だったら何だ?」

ヒヒイロ「いや、別に…ただの巡回よ、巡回。これでも騎士なもんで」

ヴォルド「…騎士、か」

ヒヒイロ「ん、おたく、この国のもんじゃないの?」

ヴォルド「…ああ」

ヒヒイロ「ふうん…ま、難民も多く流れてきてるし、驚きゃあしないけど治安が悪くなっててねえ」

ヒヒイロ「気をつけてな」

ヴォルド「騎士というのは…噂に聞いたが、誰でもなれるものか?」

ヒヒイロ「そうねえ…。ま、ちょっと前は家柄だの何だのってのがあったけど、最近は人手不足なもんで門戸は広げられてるけども」

ヴォルド「…騎士の給金はいくらになる?」

ヒヒイロ「…三下で、月に5万てとこかね」

ヴォルド「上にいったら?」

ヒヒイロ「……んー…まあ…星って制度があってねえ。活躍すると星がもらえんのよ。1つもらえば30万、2つもらえば60万にはなる」

ヒヒイロ「ま、そんだけのことしてると与えられる任務も、これまたしちめんどくさいのばっかで、任務への特別手当でガンガン給金は増えるけども…」

ヴォルド「……そうか、いい話を聞けた」

ヒヒイロ「騎士になりたいの? オッサンが紹介状でも書いてやろうか?」

ヒヒイロ「腕利きが増えんのは大歓迎なのよね、今、質の低下が叫ばれちゃってて」

ヴォルド「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 にいやが全て決めてしまった
 4~6 え、にいや…何て?
 7~9 さて、どうなることやら


ジュダル「ふわぁ……んんっ…」

ジュダル「……ムニャ……にいやぁ…?」キョロキョロ

ジュダル「…どこ…?」

ジュダル「にーいーやー…?」

ジュダル「…」

ジュダル「……?」

 ザッ

ジュダル「あ、にいや!」

ヴォルド「…ジュダル」

ジュダル「うん?」

ヴォルド「選ばせてやる」

ジュダル「何を…?」

ヴォルド「騎士と、傭兵と、どっちがいい?」

ジュダル「……え」


 ――個人情報――
 名前:ジュダル 職業:ー 属性:火
 習得魔法:ー
 装備:竹槍
 所持金:0G
 所持品:ー

 ――知人――
 ヴォルド:兄 厳しい
 ヒヒイロ:オッサン ヘンタイ? 騎士?



―――――

 今日はここまでなのです
 ありがとうございました
 おつかれさまです


王子「皆の王子様と!」

ヨダカ「この世でもっとも美しくてかわいくてかっこ良くてパーフェクトなヨダカの」

王子・ヨダカ「「Q&Aコーナー!」」

ヨダカ「続き!」

 前スレ>>987

ヨダカ「怪盗…」

王子「出ないんじゃないかな?」

ヨダカ「出せよ」

王子「いやそれ、盗賊の領域だから…まあ、インガが張り切れば怪盗になるんじゃん?」

 前スレ>>988

王子「サファイアは船乗りだったからこんがりと焼けた肌が健康的なハイティーン女子だよ!」

王子「おっぱいは海を彷彿とさせる豊満さを持って、肢体はむっちりしてて、元気な笑顔が特徴的だよ!」

ヨダカ「幽霊だから死んでるけどな」

王子「イスティちゃんは青白い肌と長ーくて綺麗な髪の毛の高圧的な高嶺の花系だよ!」

ヨダカ「トゲがものすげー勢いでついてるけどな」

王子「おっぱいは割と普通」

ヨダカ「あのおっぱい、ミサイルになるんじゃね?」

王子「Sランクだからあるかも…」

ヨダカ「ねえよ!!」バンッ

 前スレ>>989

ヨダカ「これな。有翼族の翼な」

王子「あー、これね…。うーん…翼、なら割と幅広く対応? 定番のコウモリ系から、鳥人間系まで」

王子「まあ、好きに想像しておkです」

ヨダカ「適当…」

 前スレ>>990

王子「宇宙人は…出ないんじゃないかなあ?」

ヨダカ「そこまで広げられねえだろ」

王子「期待してたら、ごめんね」

ヨダカ「期待もしてないだろ」

 前スレ>>991

ヨダカ「いい加減にしろ! あいつが勇者ってどういうことだよ!?」

王子「いや、コンマに言ってもらわないと…」

ヨダカ「何であいつなんだよ?」

王子「色々あるんだよ…。それにほら、廃業済みですから。元、ですから」

王子「悪堕ちしたんだろうね、何かあって」

ヨダカ「何かって?」

王子「…その辺は…おいおい? それにさ、ベテルギウス、悪いヤツじゃないよ?」

ヨダカ「いや悪者だろ」

王子「まあ、役割はね? でも、ベテルギウスは、俺と同じでおっぱい紳士なんだよ!!? 根っからの悪人だと思える!!?」

ヨダカ「…俺興味ねえし」

王子「おっぱい紳士に悪人はいない。ただ…! 惜しむらくは、ベテルギウスは巨乳派だということ…」

王子「あの魅力に抗うのは難しい。難しいけれども! ぺったんこでさえも尊重し、愛でてこそ、真のおっぱい紳士と言えるのではないでしょうか!?」


 前スレ>>992

ヨダカ「悪の組織の改造人間の登場」

王子「う、うーん…わざわざ、それはファンタジーな世界観でやるべきことなのか…」

ヨダカ「やれよ」

王子「まあ…まあ…うーん…それに近いようなのは…【0】奇数とか…【00】奇数とか…出ればワンチャン…?」

ヨダカ「やっぱなくていい」

 前スレ>>993-994

ヨダカ「ライドの時の怪しい教団! どうなった?」

王子「どうなったんでしょうね」

ヨダカ「おい」

王子「いや、ぶっちゃけ、あれ、扱いが困るっしょ…ただの舞台装置じゃあ…」

ヨダカ「おい」

王子「まあでも…聖眼というものの秘密については、知ってたり…知ってなかったり…するのかな?」

王子「ここら辺がいつか明かされれば、まあ…うーん…ちょびっと触れられたりする…かなあ? どうかなあ?」

 前スレ>>995

ヨダカ「主人公が謎のロボットを操縦することで戦争に巻き込まれちゃう展開がいいって」

王子「熱いね」

ヨダカ「何故か、その謎のロボットは最初に乗った人間しかパイロットに認めなかったり」

王子「しかも何故か、最初っから動かせちゃったり」

ヨダカ「後になって主人公のロボットの上位互換が出てきて大苦戦をしたり」

王子「それで結局、ロボのスペックにずっと頼りきりだったんだろ、みたいなことを言われて落ち込んだり」

ヨダカ「でも奮起して、強大な敵との戦いの中でそれまでの戦闘経験がようやく実を結んで開花!」

王子「パイロットの感情に応じるようにしてロボットがブラックボックスを解放してスペシャルなモードに突入!」

ヨダカ「…熱いな」

王子「大好きです」

ヨダカ「やれよ」

王子「いや、ファンタジーだから…そんなSFロボアクションは完璧にカテエラですから」

ヨダカ「お、今ので、質問は終わり。甘いの寄越せ!」

王子「はい、どうぞ」

ヨダカ「よっしゃ! へへへ…」パクッ

ヨダカ「~♪」モゴモゴ

王子(餌付け気分…)

ヨダカ「何見てんだよ?」ジロッ

王子「取らないから」

ヨダカ「やらないからな!」

王子(取らないって言ってるのに…)

王子「ということで、Q&Aコーナーはここまででーす!」

王子「また、スレの終わりころにやりましょう! ヨダカ、感想は?」

ヨダカ「甘いのサイコー」

王子「…まあいい、か。……皆の王子様と!」

ヨダカ「ヨダカの…モゴモゴ…」

王子・ヨダカ「「Q&Aコーナー、でした!」」

今までの主人公の中で精神が高いの姉御以外に何がいたっけ?

キャラの容姿ランキングとかある?


 >>59ー60

王子「スピカは途中で下がって【7】になってるけどね」

王子「精神値はあれだね、こう……ポリシーとか、そういう部分をいかに曲げないかとか、いかに悪寄りにならないか、てとこに作用してるね」

王子「最初っから悪寄りだとほとんど意味なかったりしてるけど」

 >>61

王子「うーん、そういうのはかなり主観とか入り交じっちゃって判定の難しい部分だから…」

王子「それに外見に関しては主人公補正というのが働いてて、顔面凶器レベルには絶対ならないから、ランキングしても大差ないとかでね」

王子「そういう感じなんで、そういうことで」

王子「それでは、始まるよー!」

王子「ちょぉーっと待っててね」


ヴォルド「どちらがいい」

ジュダル「えっ?」

ヴォルド「騎士か、傭兵だ」

ジュダル「選んだら、どうなるの?」

ヴォルド「それになれ」

ジュダル「ムリ」

ヴォルド「騎士については紹介状がある。これがあれば騎士になることができる」

ヴォルド「傭兵などは名乗ればその時点で傭兵だ。そうなることにハードルはない」

ジュダル「何でそんなの選ばなきゃいけないの?」

ヴォルド「稼ぐ手段も持ち合わせずに、のうのうと生きられるような愚妹などは存在しない」

ジュダル「……?」

ヴォルド「選べ、どちらだ?」


 【安価下1】
 1 騎士
 2 傭兵


ジュダル「え、えっと……」

ジュダル(騎士と、傭兵……?)

ジュダル(どっちも、何するかよく分かんない…)

ジュダル(…何となく、イメージがいいし…)

ジュダル「……騎士…?」

ヴォルド「…そうか、では行くぞ」

ジュダル「どこに?」

ヴォルド「暗夜王国王都デーモン。お前を騎士団に放り込むまでは、面倒を見てやる」


 【安価下1】
 1 キングクリムゾン!! 王都デーモンまでの時間を飛ばした!!
 2 ちょい待ちや、何か最後に不穏なセンテンス入ってへんか?


ジュダル「え、待って、にいや!」

ジュダル「放り込むまで…って、どういうこと…?」

ヴォルド「言葉通りの意味だ」

ジュダル「にいや…どっか行っちゃうの? じゃあ騎士になんかならない!」

ヴォルド「だったら俺はひとりで紹介状を使って騎士になる。お前は勝手にしろ」

ジュダル「やだってば、待って、ねえ、にいや!」グイッ

 バッ

ヴォルド「煩い」

ジュダル「っ……何で、にいや…? わたしのこと、嫌い…?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 何も答えてくれなかった
 4~6 叱られた
 7~9 ん?


ヴォルド「…」

ジュダル「にいや…?」

ヴォルド「お前には、何も言うことなどない。来るなら来い。そうでないなら、好きにしろ」ザッ

ジュダル「っ…ぁ…にい、や…」

ジュダル「やだ、待って…! 待ってよ、にいや!」タタタッ

 ・
 ・
 ・

 ――暗夜王国・街道――

 パチパチッ…

ジュダル「…にいやは…わたしが騎士になったら、何をするの?」

ヴォルド「…」

ジュダル「……ねえ…」

ヴォルド「お前には関係ない」

ジュダル「なくない」

ヴォルド「さっさと寝ろ。起こして、起きなかったら置いていくぞ」

ジュダル「…」


 【安価下1】
 1 素直に横になった
 2 食い下がる
 3 その他、どうにかする?


ジュダル「…っ」

ヴォルド「…」

ジュダル「にいやのカバ!」

ジュダル「にいやより、すっごいすっごい騎士になって見返してやるもん!」

ヴォルド「…」

ジュダル「~っ……カバ!」バサッ ←毛布代わりのにいやマント被った

ヴォルド「…」

ヴォルド「……馬鹿が…」ボソ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 騎士団入団の日…あれ、にいやどこ?
 4~6 騎士団入団の時がきた…ジュダルは紹介状を使ったけど、にいやは一般の入団試験を受ける模様
 7~9 もうすぐ王都デーモン、ってところで…?


ジュダル「足痛い…」

ヴォルド「…」

ジュダル「にいや…足、痛い」

ヴォルド「…チッ」ピタッ

ヴォルド「……もう、見えてるんだぞ」

ジュダル「え、どれ、どこ?」

ヴォルド「……向こうだ、目を凝らせ」

ジュダル「んんっ……んー………あっ、うっすら何か、見える」

ヴォルド「分かったら歩け」

ジュダル「でも、足は痛い…」

ヴォルド「…」

ジュダル「……にいや、おんぶ」

ヴォルド「…」スラァンッ

ジュダル「……? どうしたの、急に剣抜いて」

ヴォルド「お前も抜け」

ジュダル「えっ…」

ヴォルド「このまま騎士団にぶち込んだところで、すぐに追い出されてはたまらん」

ヴォルド「入団前の手ほどきをしてやる」


 【安価下1】
 にいやの手ほどき
 1 武器の扱い方(0/1)編
 2 基礎体力(0/2)編
 3 実践戦闘(0/5)編
 ※分母数こなせば「習得」となってジュダルが成長します


ジュダル「え、えっ…?」

ヴォルド「じれったい…」ボソ

ジュダル「にいや、何でそんなことしなきゃいけな――」

 ダンッ

ヴォルド「嫌なら勝手に、なぶられていろ!」

ジュダル「っ!?」

 ズドォッ

ジュダル「っ…ぅ……」ドサッ

ヴォルド「…………どうした、それで終わりか?」

ヴォルド「実戦なら、もうお前は死んでいることになるぞ」

ジュダル「…っ…やだ…にいや、痛いこと……しない、でぇ…」

ヴォルド「……甘ったれるな!」

 ドゴッ

ジュダル「あうっ…ぅ…」フルフル

ヴォルド「話にならん…先に王都へ行っている。ひとりでこい」

ヴォルド「嫌なら、来るな。手などは貸さんぞ」

 スタスタ

ジュダル「っ……ま、待って…にいやぁ…!」

ジュダル「にい、や…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 どうにか痛みが引くのを待って王都に向かおうとしたら、魔物の群れが出てきたの巻き…
 4~6 魔物が1匹だけとはいえ、出てきちゃったの巻き
 7~9 痛みを我慢しながらがんばってひとりで王都まで辿り着いた


 ――暗夜王国・王都デーモン――

 実践戦闘 0/5→1/5

ジュダル「はぁ…はぁ…」

ジュダル「やっと…着いた…」

ジュダル「…」キョロキョロ

ジュダル(人…いっぱいいる…)

ジュダル「にいや……どこ…?」

 ザッ…

ヴォルド「…遅い」

ジュダル「っ…にいや」

ヴォルド「俺にいつまでも甘えるな」

ジュダル「でも…」

ヴォルド「でもじゃない」

ヴォルド「……返事をしろ。俺にいつまでも甘えるな」

ジュダル「……はい…」

ヴォルド「……来い、すぐに騎士団へぶち込んでやる」

 ・
 ・
 ・

 ――暗夜王国・王都デーモン・騎士団本部――

騎士A「紹介状…?」

ヴォルド「ヒヒイロという騎士にもらったものだ。これで、こいつを入れてやってくれ」

ジュダル「…」モジモジ

騎士A「ヒヒイロ殿の…!? ああ、分かった…」

ヴォルド「では、俺はこれで…」

ジュダル「あっ…」


 【安価下1】
 1 呼び止める
 2 駄々こねる
 3 黙って見送る
 4 その他、どうする?


王子「ちょっと意図を汲めないのはごめんなさいになるから、ごめんね?」

―――――

ジュダル「にいやっ…!」トトトッ

ヴォルド「…」ジロッ

ジュダル「…」

ヴォルド「さっさと行け」

ジュダル「あの、ね…? あの、かがんで?」

ヴォルド「…?」

ジュダル「かがんで!」

ヴォルド「…」スッ

ジュダル「……にいや、大好き」チュッ

ヴォルド「…」

ジュダル「えへへへへ…///」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 にいやは無反応でいってしまった
 4~6 にいやは無言で睨んでから、いってしまった
 7~9 にいやは厳しいだけの人とちゃうんや! たまには情を見せたってや!


ヴォルド「…」スタスタ

ジュダル「あっ…」

騎士A「…さあ、こちらに」

ジュダル「えっ」

騎士A「うん? …騎士団に入りにきたのだろう?」

騎士A「紹介状があるのなら、入団試験は免除だ。手続きなどをするからこちらに来たまえ」

ジュダル「……うん…」

騎士A「……まあ、今はとやかく言わないでおこう。こちらだ」

ジュダル「……にいや…」


 【安価下1】
 1 他にもひとり、紹介状での入団希望者がいたようです。同期ですよ、同期!
 2 紹介状なんてのをもらえる人はごくごく限られているようです。これはプレッシャー
 3 一般の入団試験が終わるまでは待機だそうで、暇です


騎士A「ここで待っていてくれ」

 ガチャッ

ジュダル「…」

騎士A「…返事くらいはしてもらいたいものだが」

ジュダル「……うん…」

騎士A「……はぁ…」

騎士A「まあいいか…。では」

 バタッ

ジュダル「…継ぎはぎだらけの部屋…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 貴族生まれの同期
 4~6 実力を買われて紹介状をもらったという同期
 7~9 既存キャラやで~まさかこいつが騎士団入りとはのう


ジュダル「…」

ジュダル「……まあいいや…ソファーなんて、座るの久しぶり…」

 ボフッ

ジュダル「……意外といい、手触り…」

 スリスリ

ジュダル「…」キョロキョロ

ジュダル「…」

ジュダル「……暇かも…」

 ガチャッ

ジュダル「っ…」

同期「……ん?」


 【安価下1】
 同期の名前+性別おなしゃす


ドラシロ「…おや」

ジュダル「…っ」ヒキッ

ドラシロ「僕の他に紹介状での入団志望者がいたなんてね」

ドラシロ「しかもこれほどかわいらしい女の子だなんて」

ジュダル「…」

ドラシロ「おっと、自己紹介が遅れたね。僕はドラシロ、かの有名なーー」

ジュダル「…」ジィィッ

ドラシロ「……何だ、その目?」

ジュダル「…」

ドラシロ「…見たことのない顔だな。もぐりか?」

ドラシロ「それなのに、僕にそんな眼差しを向けるだなんて…」

ドラシロ「仲良くしてやろうと思っていたのに、とんだヤツだな」

ジュダル「…」

ドラシロ「まあ、でも、僕は心が広いんだ」

ドラシロ「仲良くしてもらいたいなら、だんまりを決め込んでいないでキミも名乗りなよ?」


 【安価下1】
 1 警戒心発動!!
 2 …うざっ(小声
 3 …名乗る(小声


ジュダル「…」

ドラシロ「……っ…」

ドラシロ「ふんっ、礼儀知らずめ、どうせ田舎者だろう?」

ドラシロ「この僕が仲良くしてやろうというのにそんな態度を取るだなんてね。後で後悔したって知らないぞ」

ジュダル「…」

ドラシロ「…不愉快だな…」

 ドサッ

ドラシロ「まったく、今の騎士団はどうなってるんだか…」

ドラシロ「表の入団試験希望者といい、騎士団は貴族のみで構成された民衆の憧れだったはずなのに…」ブツブツ

 コンコン
 ガチャッ

騎士A「待たせたな」

騎士B「今日は2人か…」

騎士A「あの少女はヒヒイロ殿の紹介状を持参した」ヒソ

騎士B「ヒヒイロ殿の…?」

ジュダル「…」

ドラシロ「これはこれは、先輩方。どうぞ、これからよろしくお願いいたします」

ドラシロ「手土産…というほどではありませんが、母が是非、騎士団の先輩方にと持たされたものがございまして…これがその――」

騎士A「後で受け取ろう、母君には手紙ででも我々からの感謝を代筆しておいてくれ」

ドラシロ「えっ…い、いえ、しかし、これは――」

騎士B「現在の騎士団は実力を重視している。ここでは爵位などは関係がない。手柄と人徳と実力」

騎士B「この3つが備わっていない者は認められることなどない。よく肝に銘じておけ」

ドラシロ「……え、ええ、分かりました。そのように、しかと、このドラシロ――」

騎士A「まずは訓練から始める。寮へ案内をするからそこに荷物を置いたら、すぐだ。荷物を持て」

ジュダル「…」

騎士A「返事をしろ、挨拶は基本中の基本だ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 警戒中のジュダルは無言で、いきなり…
 4~6 返事したのに、小さいとか言われてむっとしたジュダル
 7~9 やだなあー、って思いながら渋々ジュダルは従った


ドラシロ「は、はい!」

騎士A「…そちらもだ」

ジュダル「…………はい…」

騎士B「聞こえん。もっと声を出せ!」

ジュダル「……はーいっ!」

騎士A「伸ばすな。行くぞ」

ジュダル(むぅぅぅ……何でこんなとこに…)

 ・
 ・
 ・

騎士A「これより、最初の訓練を始める」

ドラシロ「どのようなものでも、僕にかかれば――」

騎士B「騎士団の敷地外周を30周だ」

ジュダル「……え」

ドラシロ「は、はい…? 30周…は、走る…ということですか?」

騎士A「そうだ」

ドラシロ「そ、そんなことはせずとも…そうだ、僕の剣技を是非、見てくださ――」

騎士B「口答えをするな。日が暮れるまでに終わらなければ入団は取り消しとする」

ドラシロ「そんな、僕に紹介状を書いたのは…!」

騎士A「いいから走れぇっ!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ドラシロと揃って、へとへとになるまで走らされた…
 4~6 ドラシロに僅かに先にゴールされ、汗だくなくせに嘲笑されてむっときた
 7~9 ドラシロに僅かに先んじてゴールして、息絶え絶えに鼻で笑ってやった


 基礎体力 0/2→1/2

ジュダル「はぁっ…はぁっ…」

 ドサッ

騎士A「よし、よくやった」

ドラシロ「ぜぇー…ぜぇー…」

 ドサッ

騎士A「少年、年下の少女に遅れたぞ? 家柄というのがどれだけ役に立たぬか、思い知ったか?」

ドラシロ「そ…んな…これ…は…コヒュ-…コヒュ-……ただの…マグレ…で…」

ジュダル「……ハッ」

ドラシロ「!?」

騎士B「だが、休めと言った覚えはない」

ジュダル「……ぇっ…」

ドラシロ「…へ…?」

騎士A「もう10周、走ってこい」

騎士B「早く立って、走れぇっ!!」

ジュダル「うぇぇぇ…」

ドラシロ「そん…なぁ……」


 【安価下1】
 そんな、初日のしごきがようやく終わり…
 1 夕食の時間でーす
 2 体力を使い果たして灰となった…ところで?
 3 かと思ったか!? て、展開もあるよ


 バタッ
 バタッ

ジュダル「はぁ…はぁ……」

ドラシロ「」

騎士A「投げ出さなかったか…よし、とりあえずは合格としておこう」

騎士B「食堂で食事をし、寮に戻って就寝しろ。明日は入団試験合格者と合流だ」

 スタスタ…

ジュダル「…うごけ…な…い…」

ドラシロ「……お…おい…」

ジュダル「…」チラッ

ドラシロ「……キミは…意外とやる…じゃないか…」

ドラシロ「…ぼ…僕の…ら、ライバルとして…認めてあげない…でもないぞ…?」

ジュダル「…」

ジュダル「【安価下1】」

 1 …(喋る体力も使いたくない
 2 …うん…
 3 その他、自由台詞


ジュダル「…」

ドラシロ「お、おい…何か言え――」

ジュダル「失せろ、バーカ」

ドラシロ「」

ジュダル「はぁ…はぁ…」ムクッ

 フラフラ…

ドラシロ「……グスッ…ママぁ……」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 にいやの姿が見当たらない…一般でも…受けてない…?
 4~6 翌日、訓練が始まってもドラシロが何故か寄ってくる
 7~9 翌日、試験合格者と合流しての訓練が始まったけど…にいやがtueeeeeeeしてて鼻が高かった


 ――個人情報――
 名前:ジュダル 職業:ー 属性:火
 習得魔法:ー
 装備:竹槍
 所持金:0G
 所持品:ー
 成長:武器の扱い方(0/1) 基礎体力(1/2) 実践戦闘(1/5)

 ――知人――
 ヴォルド:兄 厳しい
 ヒヒイロ:オッサン ヘンタイ? 騎士?
 ドラシロ:貴族な騎士団同期


騎士A「では2人組となって戦闘訓練を始めろ」

ドラシロ「お、おい、キミ、僕とやろう」

ジュダル「…」ジトッ

ドラシロ「っ…ハハハ、僕らは紹介状をもらった者同士だ、仲良くして何の問題がある?」

ドラシロ「ほら、やろうじゃないか。僕の華麗に冴え渡る剣技を見せてあげるよ」

ジュダル「…」

ジュダル(……にいや、この中のどっかにいるのかな…?)


 【安価下1】
 1 ドラシロを無視してにいやを探し歩いた
 2 ドラシロがうっさいからまあ組んであげた
 3 ドラシロを無視して、別の人と組んじゃった


ドラシロ「お、おいってば」

ジュダル「…」プイッ

 スタスタ

ドラシロ「」

騎士B「そこ、早く組め!」

ドラシロ「は…はい…」

騎士B「返事が小さい!」

ドラシロ「はいぃっ…!」

 スタスタ…

ジュダル「にいや…どこだろ…?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 …いない、だと…?
 4~6 にいやいたけど完璧に無視された…ショック…挙句に絡んでったら訓練妨害してんのかとかって先輩騎士に叱られた
 7~9 にいやがtueeeeeeeeしてて相手してくんなかった


<ドゴォォォォォォッ

 ザワザワ

ジュダル「ん? ――あっ、にいや…!」

騎士A「すさまじいな…」

騎士B「ああ…即戦力で問題ない」

ヴォルド「次はどいつだ?」チャキッ

新人騎士A「俺だ!」

ヴォルド「…かかってこい」

 シュバッ
 ズォォォォォォォッ

新人騎士A「」ドサッ

騎士A「…名は…ヴォルド、だったか。お前に訓練の必要はない。抜けてくれ」

ヴォルド「…分かりました」

ジュダル「あ、にいや!」トトトッ

ヴォルド「…」スタスタ

ジュダル「あのね、にいや、わたし――」

 スッ…

ジュダル「……え?」

ヴォルド「…」スタスタ

ジュダル「にいや…?」

騎士B「他の者は訓練に戻れ! 他人を気にする場合ではないぞ!」

ジュダル(何でにいや…無視して…行っちゃうの…?)


 【安価下1】
 結局ドラシロと組まされたの巻き…
 1 休憩時間中ににいや探しだ!
 2 そんな体力なくて座り込んでたらドラシロが懲りずに寄ってきた
 3 教官役の騎士AとBが休憩時間にジュダルのとこへ来た。なにごと?


騎士A「休憩だ、鐘が鳴るまでに集合をしておけ」

ジュダル「自由時間…! にいや、どこ行っちゃったんだろ…?」

ドラシロ「お…おい…どこ行くんだ、キミ?」

ジュダル「…」タタタッ

ドラシロ「…また…無視された…グスッ…」orz


 【直下 コンマ判定】
 1~3 見つからなかった上、訓練に遅刻しちゃった…
 4~6 にいやを見つけた
 7~9 にいやを見つけたけど…何そのカッコ…?


ジュダル「んんー……意外と広いし…入り組んでて、わけ分かんない…」

ジュダル「にいや、どこに…?」

<リンゴ----ン

ジュダル「…あれ、鐘…」

ジュダル「あっ…」

ジュダル「あ、え、ええっ…あ…も、戻んなきゃ…!」

 ・
 ・
 ・

騎士A「遅刻だ」

ジュダル「…」シュン

騎士A「…騎士は規則を遵守し、民衆の規範となるべき存在だ」

騎士A「時間を守る程度のこともできずに、お前は騎士になれると思っているのか!?」

ジュダル「…」

ジュダル「【安価下1】」

 1 …にいや、どこ?
 2 …(無言
 3 その他、自由台詞


ジュダル「すいません…まじめにやります…」

騎士A「…」

ジュダル「…」

騎士A「……もういい、戻れ」

ジュダル「…うん…」

騎士A「はい、だ」

ジュダル「……はい…」

 トトトッ

騎士A「……はぁぁ…」

騎士B「どうした?」

騎士A「…紹介状…どうやら、あれは彼女の兄に書かれたものらしかった」

騎士B「何? じゃあ…」

騎士A「……だが…仕方あるまい、確認を忘れていたこっちのミスだ。ヒヒイロ殿も、どうとでも読めそうなものをしたためたものだ…」

騎士B「…今回の、紹介状組はハズレだな」

騎士A「ああ…だが、それも使い物になるようにするのが任務だ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 呼び出しだよ…(震え
 4~6 紹介状なのに落ちこぼれと、ひそひそ言われるジュダルとドラシロ…
 7~9 ようやっと1日のメニューが終わって、寮でぐったりしてたら…


 ――暗夜王国・王都デーモン・騎士団本部・食堂――

ドラシロ「こ…ここ、いいかい…?」

ジュダル「…」ジロッ

ドラシロ「い、いいよね…?」コトッ

ジュダル「…」モグモグ

 ヒソ…
 ヒソヒソ…

ドラシロ「は、ハハハ、まあ、あれだ。庶民と大差のない食事内容だけど疲れてさえいれば何でもおいしく感じるものだ」

ドラシロ「こんな貴重な経験ができるというのは、やっぱり――」

 バシャッ

ドラシロ「…」

モブ新人騎士「あ、わりい、手が滑ってスープこぼしちまった」

モブ新人騎士「でもこんな貴重な経験できて嬉しいだろ?」スタスタ

 クスクス…

ドラシロ「っ……」

ジュダル「…」


 【安価下1】
 1 手が滑った、って言って思いきりテーブル蹴飛ばして嫌がらせしてきたヤツを威嚇・喧嘩の構え
 2 ダサッ、てドラシロに追い討ち
 3 無視して食べた
 4 その他、どないする?


ジュダル「…」

 ガンッ
 ガシャアアンッ

ドラシロ「っ…!?」

モブ新人騎士「…ん?」チラッ

ジュダル「…」ジィィッ

モブ新人騎士「ああ…? んだよ」

ジュダル「手が滑っただけ…」

モブ新人騎士「蹴飛ばして、何が手が滑っただ。喧嘩売ってんのか? ああ?」

 ツカツカ

ドラシロ「ぁ…え…」

ジュダル「…」ジロォォッ

モブ新人騎士「何か言ったらどうだよ、紹介状ちゃんよぉ?」

ジュダル「【安価下1】」

 1 うざい
 2 死ね
 3 消えろチンカス
 4 その他、自由台詞


ジュダル「…」

モブ新人騎士「…何か言えっつってんだよ!」

 ガッ

ジュダル「…」ジィィィッ

モブ新人騎士「上等だ…ガキだろうが容赦しねえぞ、このア――」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 先輩騎士さんに両成敗されたお
 4~6 ドラシロ
 7~9 にいや
  0  むしろジュダルからいった


ドラシロ「や、やめたまえ!」

 ガッ

モブ新人騎士「ああっ!?」

ドラシロ「っ…彼女は関係がないだろ。こんな小さな女性に手をあげるなんて、恥を知れっ!!」

モブ新人騎士「んだと、このモヤシ野郎がぁっ!」

 ドゴォォッ

ドラシロ「おぶっ…!?」

 ドサッ

モブ新人騎士「何が恥を知れだ! ズルして試験突破しといて落ちこぼれのてめえらの方が、よっぽど恥だろうが!」

モブ新人騎士「てめえらみたいのと一緒にされちゃ、こっちがたまんねえんだよっ!」

 ドガッ
 ガスッ

 バァンッ

騎士A「何の騒ぎだ…?」

モブ新人騎士「っ…!」

ドラシロ「あっ…」

騎士A「……何の騒ぎだと、聞いている」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 3人まとめて、処分された
 4~6 ドラシロがかばってくれて、ジュダルは免れた
 7~9 モブ騎士だけが、問題行動を起こしたから、って騎士団を追い出された


ドラシロ「っ…か、彼がスープを僕にこぼし、トラブルを起こしてしまいました…」

ジュダル「…え…」

ドラシロ「…申し訳、ありませんでした…」

モブ新人騎士「ち、違えよ、こいつが勝手に偉そうにしてやがったから…!」

騎士A「…2人とも、別室で話を聞く」

騎士A「来い」

モブ新人騎士「クソっ…」

ドラシロ「……はい…」

ジュダル「あっ…」


 【安価下1】
 食堂に2人は戻ってこなかった…
 1 後でドラシロにお礼言っておこうかな…
 2 ドラシロは悪くないって庇い直した
 3 何もしない…


 バタムッ…

 ヒソヒソ…

ジュダル「…」

ジュダル(何で…庇ってくれたんだろ…?)

ジュダル(ずっと、無視してたのに…)

ジュダル(……………後で…お礼言っておこうかな…?)


 【安価下1】
 1 就寝時間直前を狙って、寮のドラシロの部屋を訪ねた
 2 まあ、明日の訓練でも会えるだろうし…それよか、にいやだよ、さっぱり見かけないから騎士Bにきいてみた
 3 ドラシロがご飯ぜんぜん食べてなかったから、パンをひとつくすねてとっておいた


 ――翌朝

 ヨロヨロ…

ドラシロ「…」グゥゥゥ

騎士A「本日の訓練内容は~…………」

ジュダル「…」チラッ

ドラシロ「…」グゥギュルルゥゥゥゥ

ジュダル(……何て…声かけよう…?)

ジュダル(…わかんない…)

ジュダル「………ね、ねえ…」

ドラシロ「……?」

ジュダル「【安価下1】」

 1 …これ(パン)あげる
 2 ……昨日…ありがと。…これ(パン)も、あげる
 3 その他、自由台詞


ジュダル「…よ、よ、よくやった、子分。ほ、褒美をとらす…」つパン

ドラシロ「…」

ジュダル「……んっ」つパン

ドラシロ「……ありがとう…」

ジュダル「……うん…」

ドラシロ「…」チラッ ←先輩騎士たちをうかがった

ドラシロ「……」

ドラシロ「………ハムッ」

 ムシャムシャ
 ゴクンッ

ドラシロ「……ふぅぅ…」

ドラシロ「……ひもじいのが、あんなにつらいなんて…」

ジュダル「…」

ドラシロ「…」

ジュダル「…」

ドラシロ「…キミ…名前、何?」

ジュダル「……ジュダル」

ドラシロ「…そう…ジュダル…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 夕食と朝食抜きにされた、あの嫌がらせモブ野郎が陰湿に…
 4~6 とは言え、この2人は他の同期より劣っているので…呼び出し
 7~9 この日の訓練は2人で組んでこなした。ドラシロに対する警戒心は弱まった


騎士A「本日の訓練はこれで終了とする! 解散!」

ジュダル「やっと…終わった…」

ドラシロ「ああ…お腹が…減った…」

騎士A「ジュダル、そしてドラシロはわたしのところへ来い」

ジュダル「…え」

ドラシロ「……な、何で…?」

 ヒソヒソ…

ジュダル「…」

ドラシロ「…行くしかないか…」

 スタスタ

騎士A「…2人とも、訓練はどうだ?」

ジュダル「…つらい…」

ドラシロ「…ついていくので、やっとです…」

騎士A「……だろうな、見ていれば分かる」

騎士A「今期の中ではかなり劣っている方だ。このままの調子で訓練が終了したとしても、このままでは地方でこれからの騎士生活を送ることになる」

ドラシロ「そんな…地方って…」

騎士A「だが、これ以上の訓練を別に課したところで、お前達の体力では保たんだろう」

騎士A「…わたしの任務は、諸君らを最低限にまで叩き上げることだが、それも難しいという状況だ」

ドラシロ「…」

ジュダル「…」

騎士A「そこで…本来の訓練から外れ、特別な訓練を課そうかとも考えている。やってみる気はあるか?」


 【安価下1】
 1 ……やだ
 2 ……やる


ジュダル「……やだ」

ドラシロ「っ…」

騎士A「…つまり、お前はこのまま騎士としては最底辺以下のままでいても良い、ということか?」

ジュダル「…」

ドラシロ「ジュダル…」

騎士A「…」

ジュダル「…」

騎士A「……お前の兄は」

ジュダル「っ…にいや…?」

騎士A「すでに訓練期間を終え、騎士としての任務を始めている。お前についても、頼みごとをされた」

ジュダル「……頼み、ごと…?」

騎士A「『愚妹が甘えたことを言うのであれば、それはもう妹ではない』」

騎士A「『一切の情はかけず、即座に追放してもかまわまい』と」

ジュダル「っ…」

騎士A「……そう、頼まれはしたがそれはわたしの任務を放棄することになってしまう」

騎士A「…兄に見捨てられても、良いのか?」

ジュダル「…」

ジュダル「【安価下1】」

 1 …やだ…
 2 甘えてないもん…
 3 その他、自由台詞


ジュダル「…やだ…」

騎士A「ならば、やるということだな?」

ジュダル「…」

騎士A「……無言は肯定と捉える」

騎士A「荷物をまとめろ」

ドラシロ「えっ…それ、って…」

騎士A「追い出すわけではない、案ずるな」

騎士A「これから任務に出発する騎士がいる。その者に同行してこい」

騎士A「その任を終えるまでは、彼の命令に絶対厳守だ」

ジュダル「…」

騎士A「分かったら、すぐに支度をしてエントランスで待機しろ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 まさかの、ハレー…
 4~6 さらに騎士の新キャラ
 7~9 あれ、オッサン…


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 お、おまい、いつの間に騎士になってたんだ…?
 奇数 騎士団の人選ミスですわ、これは。ジュダルが成長できるか…? どうなんだ…?
 ※0は偶数扱いや


ドラシロ「はぁ…一体、どんな騎士なんだ…? どうして僕がこんな…」ブツブツ

ジュダル「お腹減った…」

ドラシロ「来ないし…」

ジュダル「にいや…もう、騎士になったんだ…」

 カツカツカツ…
 カツッ

ドラシロ「…?」

ジュダル「ん?」

デネブ「訓練中の騎士2人って…お前ら?」

ドラシロ「………誰だい、キミ。僕とそう変わらない年なのに、偉そうな…。この僕は、あの――」

デネブ「年齢なんか関係ねーよ。お前らなんだろ、紹介状で落ちこぼれ」

ドラシロ「」

ジュダル「…」ジィィィッ

デネブ(…何で睨んでるんだ…? リリと同じようなもん…?)

デネブ「……まあいいや、楽な任務だし」

デネブ「水の都まで行くぞ。――あ、俺はデネブ。得意なのは素潜り漁と漁具の修繕と泳ぎ」

デネブ「あとお前ら、メシ食った?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 デネブくん、16歳(だったと思う)、若手騎士はあんまり休むことを知らない体力系のようです
 4~6 お料理も好きなようで、サンドイッチをもさもさ食べながら水の都まで向かいました
 7~9 面倒見が良かったデネブくん


 ――暗夜王国・王都デーモン・食堂――

 ワイワイ
 ガヤガヤ

デネブ「訓練期間中は食堂だろうけど、それ終わればふつーにどこで飲み食いしてもオーケーで、ここは騎士がけっこう来るとこな」

デネブ「経費で落とせるから好きに頼んで食って」

ジュダル「…」ジィィィッ ←メニューガン見中

ドラシロ「そ、そう年も変わらないのに…何故…ここまで…」

デネブ「いいから食えって、食ったらすぐ行くんだから」

ジュダル「…」クイクイ

ドラシロ「な、何だい、ジュダル…絹の服なんだからそんなに引っ張らないでくれ、伸びちゃったらみっともないだろう」

ジュダル「これとこれとこれ」

ドラシロ「…自分で言えばいいのに、全くキミってヤツは…まあいいだろう、この僕に頼るだなんてよく分かってるじゃないか、ハハハ」

デネブ「貴族って口だけは疲れを知らねえよな…」

ドラシロ「」


 【安価下1】
 1 デネブから話題を振ってきてくれた
 2 警戒中なのでこっちから話題を振ることはなく、食ってすぐに出発した


 ――暗夜王国・水の都・古びた漁師の家――

 ギィィィッ…

ドラシロ「げぇっほ、げほっ…何なんだ、ここ…?」

ドラシロ「こんな、埃だらけのとこ…騎士がどうして足を踏み入れなきゃ――」

デネブ「悪かったな、ここが俺んチで」

ドラシロ「」

ジュダル「…きたなっ…」

デネブ「…こいつら自分の身分分かってんのか…?」

デネブ「……まあいいや…えっと…確か、この辺りにしまってたような…」

 ゴソゴソ

ドラシロ「ところで、一体どんな任務なんだい?」

デネブ「敬語使えよ、騎士なら。俺もそれで苦労したんだから」

ドラシロ「…どんな任務なんですか?」

デネブ「海賊狩り」

ドラシロ「か、海賊…?」

デネブ「つっても、何か調子に乗っちゃってる新興海賊で、組織力なんか屁ほどもないから早めに脅かしとくだけ」

デネブ「調べた限りじゃ、大したことないし…まあ、キャプテンだけがちょっとやるかなくらいのヤツ」

デネブ「ちょっと離れた無人島をアジトにしてて、そこまで行くと人手もいるし、でも大人数動員するような連中でもないから人手くれって」

デネブ「そしたらお前ら。…訓練中のをわざわざ寄越さなくていいのに…しかも落ちこぼれとか…」

ドラシロ「お、落ちこぼれではなく、僕の正当な実力が評価されないだけで…」

デネブ「正当な実力ぅ? ……例えば?」

ドラシロ「……芸術を少々」

デネブ「騎士にそんなんいるか。今、よそじゃドンパチ戦争してんだぞ」

ドラシロ「…」

デネブ「っと、あったあった…。あー、やっぱ古くなってる…直さないと」

ドラシロ「……何ですか、その汚い…何か…」

デネブ「投網。直すから手伝え。やり方教えてやるから」

ドラシロ「そんなのを、何に…?」

デネブ「お前投網なめんな!」

 バサッ

ドラシロ「うわっ…臭っ…あ、あれ…絡まって、動きが…あ、えっ…?」グイグイ

デネブ「そら見ろ、ザコは投網にかかったら何もできなくなんだよ」

ドラシロ「……ざ、こ…」


 【安価下1】
 1 あーあ、って思いつつも地味な修繕作業をする
 2 お前らどんくらいできないの、って作業をしつつも直球なデネブの質問
 3 ドラシロとコミュ
   ※警戒心がある程度解けてる相手じゃないとジュダルはコミュできないよ


 チクチク…
 チクチクチク…

ジュダル「…」

ジュダル(つまんない…)

ドラシロ「何でこの僕がこんなことを…」ブツブツ

デネブ「~♪」←自分のものには愛着を持つタイプだから修繕作業も好き

ジュダル「はぁ…」

ドラシロ「はぁぁ…」

デネブ「…」チラッ

ジュダル(あーあー…つまんない…)

ドラシロ(こんなの下男だのに押しつけることじゃないか…)

デネブ「……お前ら、やる気ねえなら辞めちまえよ」

ドラシロ「…や、やる気がないわけでは」

デネブ「騎士なんて華やかなのはパレードだの式典だのみたいな時だけだぞ」

デネブ「ほとんどはぶらぶら街中を巡回するとか、こそこそしながら何かを調べるとか、そういうのばっかだし」

デネブ「変な憧れ持ってんなら辞めちまえ」

ドラシロ「…」

デネブ「…何で騎士なんかになろうと思ったんだよ?」

ドラシロ「僕は…次男でしたから、家督も継げない身で…」

デネブ「だったら騎士以外やれ。お前は?」

ジュダル「…」

デネブ「何か言えって。喋れないんじゃないだろ?」

ジュダル「【安価下1】」

 1 …にいやに言われたから
 2 …知らないもん
 3 …(警戒中
 4 その他、自由台詞


ジュダル「…にいやに言われたから」

デネブ「にいや? ………………あー…ヴォルドとか言う、新人…?」

デネブ「で、言われたからやってんの? バッカらし…」

ジュダル「…」ジロッ

デネブ「自分で考えて決めろっつーの」

ジュダル「だって、そうじゃないとにいやに…!」

デネブ「何だよ、呆れられるってんなら、すでにそんなじゃどうせ呆れられてんだろ」

ジュダル「そんなことないもん!」

デネブ「あるだろ」

デネブ「やれって言われたんなら、やれるって思われたんだろ? なのにできてねえんじゃ、失望するのが普通だぞ」

ジュダル「っ…そんなことない…。にいやは、ほんとはやさしいし…」

デネブ「んじゃあその、やさしさにおんぶにだっこで疲れられたから押しつけられたんだな、騎士団に」

ジュダル「そんなことないっ!」

ドラシロ「…」

デネブ「そうとしか見えねえよ。…顔に出されないだけで、負担に思われることなんか腐るほどあんだよ」

デネブ「失望されたくなきゃ、必死でやれっつの」

ジュダル「必死だもん…」

デネブ「必死に見えねえの」

ジュダル「違う!」

ドラシロ「い、言い争いなんてナンセンスだ、ここらでやめようじゃないか。ね、ねえ、ジュダルも…ムキになったってこれじゃ平行線だ」

ジュダル「…」ムスッ

デネブ「認められるためにがんばるんじゃなくて、がんばって結果を出すから認められんの」

デネブ「認めろ、認めろ、って騒ぐだけじゃ意味なんかないんだから」

ジュダル「…」

ドラシロ「…」

デネブ「…まあ…俺は、あんま口が立つ方じゃないから、言い方はアレかも知んないけど…」

デネブ「ここでちゃんと結果出せば、落ちこぼれとか言うヤツを見返せるだろ」

デネブ「お前らがどんなことしたかとかも報告することになってるから…ぶつくさ言ったり、不満たらたらな顔しないでやってろよ」

デネブ「細かいことは俺、あんま気にしない方だから…」


 【安価下1】
 1 デネブに言われたことと、にいやの態度について考えてみた
 2 もう寝ていい、って言われたから休もうと思ったけど、まだ修繕作業は残ってる。…最後までやることにした
 3 ドラシロが落ち込んでたのを見かけたら、何か語り出した


 ――個人情報――
 名前:ジュダル 職業:ー 属性:火
 習得魔法:ー
 装備:竹槍
 所持金:0G
 所持品:ー
 成長:武器の扱い方(0/1) 基礎体力(1/2) 実践戦闘(1/5)

 ――知人――
 ヴォルド:兄 厳しい
 ヒヒイロ:オッサン ヘンタイ? 騎士?
 ドラシロ:貴族な騎士団同期
 デネブ:騎士団の先輩 ドラシロと同年代?


ジュダル「…はぁ…」

 ガララッ…

ジュダル「……海って…臭い…」ボソ

ジュダル「…ん?」

ドラシロ「…」ボ-

ジュダル「…」

ドラシロ「…ん?」チラッ

ドラシロ「ああ、ジュダルか…」

ジュダル「…うん」

ドラシロ「あの…デネブって人は、僕と同じくらいの年なのに…何だか遠い存在に感じるよ」

ドラシロ「最年少で騎士になったのは…確か、ジュダルくらいの年だったと思うけど、彼もそれくらいからやってたのかな…?」

ジュダル「…知らない」

ドラシロ「だとしても…そうじゃないとしても、正直、自分が情けなくてたまらない…」

ドラシロ「腕に覚えはあったんだ…。故郷で、父上が開いた剣術大会じゃ、僕が1番だった」

ドラシロ「体力にも、家柄だって、上の方だ。なのに…どこの生まれとも知らないろくでなしの体力馬鹿みたいな同期になめられて…」

ドラシロ「同年代なのに単独で任務をしているような先輩がいて…世の中って広いんだな…」

ドラシロ「まさか、僕が落ちこぼれ呼ばわりされるなんて…母上になんて手紙で報告すればいいんだ…」

ジュダル「嘘ついちゃえば?」

ドラシロ「………余計、惨めになりそうだ…」

ジュダル「…」

ドラシロ「彼は…何で騎士になったんだろう…?」

ジュダル「誰のこと?」

ドラシロ「……このブタ小屋の方が立派かも知れない家の主だよ…」

ジュダル「…さあ?」

ドラシロ「………結果を出して、認められる…か」

ドラシロ「…それができないから、こんなに悩んでるのに」

ドラシロ「大体、必死になるなんて…僕のこの美しい髪が汗まみれになってべたべたと顔にひっつくっていうことだろう?」

ドラシロ「そんなの、みっともない…」

ジュダル「【安価下1】」

 1 でも…庇ってくれた時は…嬉しかった。スープかけられたのに黙ってた時はださかったけど
 2 ………すごくよく分かる…
 3 ねえ、必死になるって、何?
 4 その他、自由台詞


ジュダル「でも…庇ってくれた時は…嬉しかった」

ジュダル「スープかけられたのに黙ってた時はださかったけど」

ドラシロ「あ、あれは…婦女子に手を出すなんて、ノーブルさとは程遠いだけで…」

ジュダル「…みっともなくは、なかったよ」

ドラシロ「…」

ジュダル「…」

ドラシロ「あ、ありがとう…」

ジュダル「…」

ドラシロ「……でも、勘違いはしないでくれたまえ。僕は決して、キミの気を惹こうとか、いい格好をしようとしたわけじゃ――あっ」

ジュダル「何?」

ドラシロ「…こういうこと、なのか…?」

ジュダル「何が?」

ドラシロ「……僕はキミに感謝されたくてやったんじゃない」

ドラシロ「だけど、キミはそれで…僕に気を許してくれた…よね?」

ジュダル「………………ちょびっとだけ?」ジトッ

ドラシロ「何だい、その嫌そうな顔!? とにかく、そうだ、そういうことだ」

ドラシロ「認められたいからやったわけじゃない。だけど、キミを庇えた。そういう結果が生まれたから、キミが気を許してくれた」

ドラシロ「こういうことを繰り返していければ…僕も…」

ジュダル「…」

ドラシロ「………ありがとう、ジュダル…。何だか、少しだけ…何かが分かった気がするよ。正解じゃないかも知れないけど」

ジュダル「何が分かったの?」

ドラシロ「いや、だからそれは、よく分からないって…」

ジュダル「ふうん…」

ドラシロ「とにかく…胸を張れるようになれる…と、思う」

ドラシロ「あとは、明日…失敗しないでやれれば…」

ジュダル「…」

ドラシロ「………ザコとは言ってたけど、それでも相手は無法者か…い、いや、僕の剣術なら…」

ジュダル「剣術大会って…出来レースだったんじゃないの?」

ドラシロ「」

ジュダル「…何で固まるの?」

ドラシロ「どうしてキミはそうやって、こう…あの、あれ、あの…上げ下げが激しいんだ!?」

ジュダル「さあ?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 しかーし、デネブにはまだ警戒強い
 4~6 まだ警戒はしてるけど、デネブに猫の額くらい気を許した?
 7~9 新鮮獲れたての朝ご飯で一気に気が緩んだ。ジュダルはちょろめだった…?


デネブ「起きろ、で、メシ食え!」

 ドンッ
 ズララララッ

ジュダル「ん…んぅ…!?」

ドラシロ「ふわぁぁぁ…って、な、こ、この料理…!? 何て、高級品のオンパレード…!?」

デネブ「漁師メシの豪華さはガチだぞ、ナメんな」

デネブ「色々と準備とかあるんだから、さっさと食えよ。俺はもう食ったから」スタスタ

ジュダル「ハムッ…モグモグ…ゴクッ…うまい」

ドラシロ「こ、こんなサイズのエビに貝に…庶民もあなどれないな…」

デネブ(……よしっ)←誉められて密かに嬉しい


 【安価下1】
 1 さあ、海賊どものアジトに上陸だぁー!!
 2 の、前に…
   A 武器の扱い方(0/1)
   B 基礎体力(1/2)
   C 実践戦闘(1/5)


 基礎体力 1/2→2/2(習得)

デネブ「よーし、終わり」

 ザバァッ

ドラシロ「ゼハァッ…ゼハァッ…」

ジュダル「ハァッ…ハァッ…」

デネブ「泳ぎ方はなってないけど…まあ、たっぷりこんだけ泳げば充分だな」

ドラシロ「し…死ぬかと…思った…」

デネブ「海難救助くらいわけないから死なせねえよ」

ジュダル「陸…重い…」

デネブ「んじゃ、ちょっと休憩したら海賊どものとこ行くから」

デネブ「……休憩がてら、船の準備手伝え」

ジュダル「」

ドラシロ「カハッ…」バタッ

デネブ「気絶すんな」ゲシッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 あれれー? 調査だと大したことないはずだったんだけど…あれれー?
 4~6 海賊のアジトの島に上陸! ……想定より数が多かったそうです
 7~9 海賊のアジトの島に上陸! 子分どもを倒しながら、キャプテンを目指すよ


 ギィコッ…
 ギィコッ…

デネブ「お、見えた。あの島だな…」

ドラシロ「おろろろろ…」

デネブ「…これだからヒヨッコ貴族は…」

ジュダル「…」

デネブ「ま、いいや。大したことない連中だし…」

デネブ「あそこに上陸したら、俺が終わりだって言うまでは戦闘中だから絶対に油断すんなよ」

デネブ「えっと…ドラシロはちゃんと剣を持ってて…お前は………え、竹槍?」

ジュダル「うん」

デネブ「……マジでか…今の今まで気にしてなかったけど…竹槍…竹槍か…」

デネブ「……そう言えば、銛積んでおいたな…。銛、使うか?」

ジュダル「どっちでも」

デネブ「…使っとけ」

デネブ「んじゃ、行くぞ――」

 シュボォォォッ

デネブ「って、えっ…?」

 ザバァァァンッ

ドラシロ「うっぷっ…!」

デネブ「嘘だろ、この距離で、魔法届かせるって…しかも、まだ来るとか…!」

デネブ「船にしがみつけ、思ってたより危ないかもしんねえ!」

 シュボォォォォォッ
 ザバァァァァンッ

デネブ「んにゃろ、ナメやがって…! 大・濁流魔法!」

 ザッバァァァァァァァァッ

ジュダル「え、何、海が盛り上がっ…ちょっ…!?」

デネブ「ヒャッホ――――――――ゥ!!」

ドラシロ「おぼろろろろろろろろっ…!!」

 ズザァァァァァンッ…

デネブ「上陸完了ッ!」

 ゾロゾロ…

デネブ「やっぱ、思ったより大勢いた…」

海賊A「てめえ、その剣…騎士かっ…!?」

デネブ「お前らの親分に今すぐ伝えとけ。抵抗するだけ、犠牲が出るってな」

デネブ「ジュダル、ドラシロ、行くぞ、ついてこい!」


 【安価下1】
 1 デネブの後をくっついてく
 2 果敢に戦ってみる
 3 その他、どうしよ?


 ダダダッ

海賊A「どおおりゃああああっ!」バッ

デネブ「退け、海賊!」

 ズドォォォッ

海賊A「ぐぼっ…!?」ドサァッ

海賊B「ヒャッハァー!!」バッ

ジュダル「っ…!?」

デネブ「ムリすんなよ!?」

ジュダル「~っ――えいっ!」

 ブンッ
 ガッ

ジュダル「あっ…!」

海賊B「じょぉぉぉーだま、ゲェエエエ――――――――――ット!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ふぁー
 4~6 おおーう…
 7~9 にゃろう!


ジュダル「っ――」

ドラシロ「じゅ、ジュダルっ…!」

ドラシロ(ダメだ、フォローできない距離に…!)

 シュバッ
 ギィィィンッ

デネブ「だから、訓練中のはヤダったんだよっ…!」

海賊B「ぐぬっ――!?」

 ズバァァァァッ

デネブ「お前、武器も使えねえの?」

ジュダル「ぶ、武器じゃなくてこれ、銛だもん!」

デネブ「そういう問題じゃ…ああもう、お前ら2人は一歩でフォローし合える距離にいろ!」

 ジリジリ…

デネブ「ちっ…足止めちゃったから囲まれたし…」

ジュダル「…っ…」

ドラシロ「…ど、どうすれば…」

デネブ「はあ? どうするもこうするも、ぶっ倒すに決まってんだろ?」

海賊C「やれるもんならやってみなァ!」

デネブ「やってやる、っつーの!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 負けそうな危うさはないものの、数に押されて消耗の激しそうなデネブ
 4~6 あんまり魔力は多い方じゃないけど状況打破のためには仕方なく、けっこう使った模様。後に響くか…?
 7~9 シリウスと一緒に色んなトラブルに巻き込まれただけあるようです


 ズザァッ
 シュバッ
 ズババババッ

ドラシロ「す、すごい…」

ジュダル「…すごいの?」

ドラシロ「だって、あの人数相手に、一歩も引けを取らずに戦ってるんだ…」

ジュダル(……にいやも、あれくらいはやってた気がする…)

デネブ「ラチがあかねえ――大・濁流魔法!!」

 ザッバァァァァァァァァンッ

デネブ「ふぅぅーっ…よし、先行くぞ」

ドラシロ「…これが、騎士…」

ジュダル「ふうん…」

デネブ「感心してる場合じゃねえっつの」


 【直下 コンマ判定】
 海賊どものキャプテン…
 1~3 やっぱりこれも想定より強い模様
 4~6 デネブの負担が割と多くてちょいと苦戦してる模様
 7~9 いけいけデネブ


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 取り巻きは任せた、って…え!?
 奇数 デネブがつまんなーいブービートラップにはまりおった…
 ※0は偶数扱いやで~


船長「ガハハハッ…来やがったのか」

デネブ「お前がキャプテンだな、縄についてもらうぞ」

船長「やってみろ」

デネブ(……割と、やりそうだな…。調査が甘かった…。頭使うの、苦手なんだよなあ…)

 ゾロゾロ…

デネブ(しかも…まだまだ部下いるし…)

ドラシロ「……す、すごい数…」

ジュダル「…」ギュッ

デネブ「お前ら、取り巻きは任せた」

ドラシロ「えっ……あ、ああ、まあ、僕にかかればこ、これくらいは別に…」

ジュダル「…」

デネブ「でも深追いすんなよ。ヤバいと思ったら分かるように俺に合図しろ、できたらフォローするから…できたら」

ドラシロ「そんなものは必要ない。こ、この僕の剣術が、こんなちっぽけな島の海賊風情なんかに――」

海賊ども『あああん?』ギロォォォッ

ドラシロ「ひ…ひけは…とら、ない…」

デネブ「…まあ、死ぬな…」ボソ

船長「さぁあああっ、祭りの始まりだぜぇっ…!!」


 【安価下1】
 1 できるだけサシになるように立ち回りつつ戦う
 2 倒すよりも、身を守るのを優先しよう
 3 ええっと、ドラシロとの距離を気をつけろだっけ?
 4 その他、どーする?


海賊D「やっちまえぇええええええ――――――――――――――――っ!!」

 ズドドドッ

ドラシロ「お、おおっ…!? い、いいかい、ジュダル、こういうのは互いに連携をし――あれっ?」

ジュダル(1対1…1対1…1対1…)

ドラシロ「ちょぉっ…!? ま、こ、来いよ、もう、コンチクショー!!」

海賊D「まずは女だっ!」バッ

ジュダル「っ…えいっ!」

 ブンッ
 ギィィンッ

海賊D「てんで素人か、騎士ってのは大したことねえなァ!?」

 ギャリリリッ

ジュダル(剣で、棒のところ滑らせながら近くに…!?)

 ギャリンッ

海賊D「どおりゃああっ!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ちょくげーき
 4~6 かろうじてかすりきーず
 7~9 ラッキーパンチ


 ザシュゥゥゥッ

ジュダル「痛っ――!?」

海賊D「あーっと、顔はやらねえでやるよ、売物には充分なりそうだからなあ!」

 ブゥンッ

ジュダル「っ…やっ…」

 ズブゥゥゥッ

ジュダル「ぁ、が――」

海賊D「まーだ死にゃしねえとこだから安心しなァ!」

 ズバァァァァッ

ドラシロ「ジュダル…!?」

 ザッ

海賊E「自分の心配したらどうだ、モヤシぃ!」

ドラシロ「ぐっ…!?」

 ギィィンッ

ドラシロ(こ、これが…じ、実戦…!?)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 でっどえーん
 4~6 デネブ、頼むでぇ…ほんま。割とアカンかったでぇ…
 7~9 漁から家事から戦闘まで。一家にひとり、いれば安心デネブくん?


王子「ファァァァッ!!?」

王子「…お、おおう…おーう……?」

王子「おー、あー…あー…んーと…」


 【00】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 にいやがどれだけ守ってくれてたかを命の危機とともに初めて理解して、ジュダルの覚悟が完了したッ!! 病は気から、戦いも意識から
 奇数 ジュダルの初めてのお友達は、彼女に色々なことを教えてくれました。人を守る難しさ、現実の厳しさ。さらば、友よ…
 ※0は偶数扱いなんよ~


王子「オーライ、でもいいとこだけど今日はここまでなんだ」

王子「次回、ようやく覚悟を完了したジュダル!!」

王子「もう、甘ったれなんて言わせないッ!」

王子「ありがとうございました。おつかれさまです」


海賊D「とりあえず、寝ててもらうぜ、ガキんちょぉぉぉぉぉっ…!」

ジュダル「っ――」

 ジュダルが息を飲む。
 デネブは海賊船長に、ドラシロはまた別の手下に囲まれている。

 そして、兄はいない。

 兄がいれば、全てが見ているだけで終わりそうなものだった。
 兄がいれば、朝早くに叩き起こされて泳がされるようなこともなかった。
 兄がいれば、傷つくことも、怖がるようなこともなく、安穏と好きなことをしているだけで良かった。


 例え、どんな状況に置かれていたとしても。

 いつだって守られていた。
 革命で両親や他の兄弟や、重臣が命を落としていった時も連れ出してくれた。
 不毛の荒野で魔物を殺して、それを食べられるように手に傷を作りながら料理をしてくれた。

 身を削りながら、傷つこうが隠しながら、飢えていようが我慢しながら。
 薄々、気づいていながら当然のことのようにジュダルはそれを享受して、無神経に甘え続けていた。


 海賊Dが、下卑た笑みをしながら襲いくる。
 それを止めてくれる兄はどこにもおらず、見てるだけではやられると怠けていた本能が察知する。

ジュダル「そんなの――嫌っ!」

 竹槍よりは頑丈で、しかし武器ではなく漁に使われる古びた銛を握り締める。
 無防備に迫る海賊Dの喉元へ、ジュダルは思いきりそれを突き出した。

 ズブゥゥゥゥゥゥッ

海賊D「がふぉ…」

 手首にかけてある紐を握りながら引き抜く。
 夥しい出血とともに海賊Dがどうと仰向けに倒れ、ジュダルは息を荒げながらよろよろと起き上がる。

ドラシロ「ジュダル…」

ジュダル「はぁっ…はぁっ…」

海賊E「てめええっ…!」

ジュダル「にいやがいなくても…やれるもん…」

ジュダル「にいやが、安心してくれるように…ちゃんとやれるようになる…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 とは言え、ケガはそれなりに重傷なんです
 4~6 アドレナリンは時にッ! 痛覚を感じさせないッ!!
 7~9 苦戦してたデネブだけど、ようやっとキャプテンをやった。これで一安心…?


海賊E「このアマぁっ…!」

ドラシロ「させないっ――食らえ、投網っ!」

 バサァッ

海賊E「なっ…!?」ドサッ

 タタッ

ドラシロ「ジュダル、キミ、ケガが…」

ジュダル「いいの!」

ドラシロ「い、いいのって…」

海賊F「囲めぇっ…!」

ドラシロ「っ…あ、しまった…」

ジュダル「…やるもん…やれるもん…」

ドラシロ「こうなったら…ジュダル、今から僕は魔法で攻撃をするから…」


 【安価下1】
 1 それをかいくぐってきたヤツを攻撃ね、オーライ
 2 それで援護してくれんのね、オーライ
 3 ドラシロが魔法放てるように守ってやりゃいいのね、オーライ


ジュダル「分かった…」

ドラシロ「え、ほんとに?」

ジュダル「いいから早くして」

ドラシロ「わ、分かった…じゃあ行くよ」

海賊F「でぇえええりゃあああああああっ!」

海賊G「こなくそぉぉぉぉぉぉっ!」

ドラシロ「ふぅぅぅーっ……中・雷撃魔法!」

 バリバリィッ
 ドゴォォォォォォッ

 バッ

海賊F「まだ、まだぁっ…!」

ジュダル「そこぉっ…!」

 ズドォッ

海賊F「ぐぬっ…!?」

ドラシロ「まだ、まだぁっ!」

 ズバァァァッ

海賊F「ぐふっ…」ドサッ

ドラシロ「よ、よし、この調子でいこう…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 戦闘終了と同時にジュダルは限界に達してばたんきゅーした
 4~6 どうにか…終わったぜぃ…
 7~9 よくやったなってデネブに誉めてもらえた


 ――暗夜王国・水の都・古びた漁師の家――

 実戦戦闘 1/5→4/5

ジュダル「ぅ…んん…」ピクッ

ジュダル「痛っ…」

ドラシロ「ジュダル…!」バッ

ジュダル「っ…」ビクッ

ドラシロ「あ、ああ…驚かせてすまない…良かった、ちゃんと目が覚めて」

ドラシロ「あの後、キミ、気絶しちゃったものだから…」

ジュダル「……あの後…」

ジュダル「………ああ……うん…」

ドラシロ「痛むところはあるかい?」

ジュダル「……痛い…色々…」

ドラシロ「ああ…そう……」

ドラシロ「傷が良くなり次第、王都に戻って訓練に合流だって」


 【安価下1】
 1 ゆっくり静養する
 2 コミュ
   ※ドラシロorデネブ
 3 痛いのは我慢するから訓練に戻る、って


 ――個人情報――
 名前:ジュダル 職業:騎士(訓練中) 属性:火
 習得魔法:ー
 装備:銛
 所持金:0G
 所持品:竹槍
 成長:武器の扱い方(0/1) 基礎体力・習得 実践戦闘(1/5)

 ――知人――
 ヴォルド:兄 厳しい
 ヒヒイロ:オッサン ヘンタイ? 騎士?
 ドラシロ:貴族な騎士団同期
 デネブ:騎士団の先輩 ドラシロと同年代?


 ガララッ

デネブ「ん、起きたか…」

ジュダル「…」

デネブ「ほい、メシ。怪我人仕様」

ジュダル「……うん」

デネブ「…どうだった、初任務」

ジュダル「…痛かった」

デネブ「…ああ、そう…」


 ↓1~3 デネブとのコミュ内容
 ※なきゃあ「なし」でええんや


 訂正
 ――個人情報――
 名前:ジュダル 職業:騎士(訓練中) 属性:火
 習得魔法:ー
 装備:銛
 所持金:0G
 所持品:竹槍
 成長:武器の扱い方(0/1) 基礎体力・習得 実践戦闘(4/5)

 ――知人――
 ヴォルド:兄 厳しい
 ヒヒイロ:オッサン ヘンタイ? 騎士?
 ドラシロ:貴族な騎士団同期
 デネブ:騎士団の先輩 ドラシロと同年代?


ジュダル「ねえ」

デネブ「ん?」

ジュダル「何で、あなたは騎士になったの?」

デネブ「…んー」

ジュダル「…」

デネブ「色々、お前よりちっさいころから旅してたんだけど…連れにおんぶにだっこだったから」

デネブ「しょうがないっちゃ、しょうがなかったんだけど…ずっと、それで世話されんのも嫌になって、自立しなきゃって」

デネブ「で、漁師に戻っても良かったんだけど、物騒な世の中だし…知り合いにろくでなしだけど騎士がいたからな」

ジュダル「ふうん…」

デネブ「…………まあ…でも、憧れもあったかも…?」

ジュダル「あこがれ?」

デネブ「俺の周りにいたヤツ、マヌケなくせに強かったから、俺もそうなりたいってのもあった…のかなあ?」

デネブ「ほいほい人を信じるバカに、怠けもんですぐにサボって女の尻追っかけたり博打したり酒飲んだりするバカ…」

デネブ「でも、やる時はきっちりやるし、自分がどんだけボロボロになったって信念は曲げようとしない。だから…俺も、みたいな?」

デネブ「騎士そのものにはこだわりはなかったけど、ひとりで頑張らないと、って」

ジュダル「…訓練してくれない?」

デネブ「訓練?」

ジュダル「…もっと、強くなりたいの」

デネブ「んなの、また騎士団本部に戻ればみっちり訓練してもらえんだろ」

ジュダル「【安価下1】」

 1 …ケチ
 2 あそこじゃなくて、あなたにしてほしいの
 3 その他、自由台詞


ジュダル「あそこじゃなくて、あなたにしてほしいの」

デネブ「…何で」

ジュダル「だって…嫌なんだもん」

デネブ「…ムリに決まってんだろ、俺だって訓練とかあるんだから」

デネブ「大体、また同じようなこと繰り返すつもりかよ?」

デネブ「いきなり実戦なんて、そもそもおかしいのに…しかも、何が起きるか分かんないし、危ないんだぞ」

デネブ「今回だって誰か死んでてもおかしくなかったし…」

ジュダル「でも」

デネブ「訓練中の身分なんだよ、お前は。分かってる?」

デネブ「何で訓練期間が設けられてると思ってんだ。いきなり任務に就かせたって死ぬからだ」

デネブ「単独任務じゃなかったとしてもな」

ジュダル「…」

デネブ「だから、大人しく訓練受けろ。それが終われば嫌でも任務には就かせられるんだから」

デネブ「特別扱いされるだなんて思うな」

ジュダル「……むぅぅ…」

デネブ「膨れてもダメ。つか、俺にそんな権限ない」

ジュダル「……あとね」

デネブ「今度は何だよ?」

ジュダル「今、わたしが着てる服…見覚えないんだけど脱がしたの? 裸見た?」

デネブ「なっ…そ、それは、違――」

ジュダル「えっち」

デネブ「違うっつーの!!///」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 デネブ「医者だから、それしたの! 俺はノータッチだ!!」
 4~6 デネブ「て、手当ての一環で、仕方なく…つーか、やってもらった身で、な、なな、何が、え、えっちだよ!?///」
 7~9 デネブ「それに俺はちゃんと、別に――あっ…」ジュダル「…ん?」


デネブ「それに俺はちゃんと、別に――あっ…」

ジュダル「…ん?」

デネブ「…俺は全然、お前に欲情とかしないから」

デネブ「大体、俺は年下に興味ないし、お前を手当てした医者を手伝ったってだけだから」

デネブ「だから、そういうことはない、以上!」

ジュダル「…」ジィィィッ

デネブ「……………………さ、さて、俺は報告書作成があるから…」イソイソ

ジュダル「え?」

ジュダル「待ってよ」

デネブ「…な、何だよ…?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ジュダルはバカだから気づかなかった
 4~9 あっ、て何?


ジュダル「あっ、て何?」

デネブ「えっ…」

ジュダル「『俺はちゃんと別に』…何?」

デネブ「…」

ジュダル「…」

デネブ「い、言うかよ!?」

デネブ「何で他人に片思いしてるとか、そういうこと言わなきゃいけないんだよ!?」

デネブ「俺は絶対にそういう言わねえぞ、からかわれて終わりって知ってるからな!!」

ジュダル「片思いしてるの?」

デネブ「あっ…しまったぁあああああああああ――――――――――――――――――――――っ!!」

デネブ「くっそう…クソっ…クソ…!」orz


 【安価下1】
 1 根掘り葉掘り
 2 でも大した興味はないジュダルだった
 3 バラされたくなかったら…


ジュダル「言わないから教えて」ツンツン

デネブ「…絶対言うなよ…?」

ジュダル「教えてくれたら言わない」

デネブ「…絶対だからな」

ジュダル「うん」

デネブ「2つ年上の人で、王都の下町で暮らしてんだけど…」

ジュダル「うんうん」

デネブ「これがブラコンで…」

ジュダル「へー」←他人事

デネブ「この兄貴もまたシスコンで…」

ジュダル「ふうん」

デネブ「でも綺麗だし、やさしいし、こう…俺にとって、初めて、こう…身近なとこの年上のお姉さんだったからさ…それ惚れるだろ、普通」

デネブ「明るくて、笑顔で、いつ帰るかも分かんない兄貴のこと、いつも健気に待ってて、帰るなりご馳走いっぱい作ってさ、それもうまくて」

デネブ「で、あれこれがステキで、それこれも最高で、もう……」

 ペチャクチャ
 ・
 ・
 ・

デネブ「…」

ジュダル(長かった…)

デネブ「…ぶっちゃけ…騎士になったら、俺のこと振り向いてくれるかなとか考えるわけで…」

ジュダル「えー…」


 【安価下1】
 1 すぐにアタックしようよ
 2 で、何かアプローチしたの?
 3 今後も定期報告待ってるよ


ジュダル「何かアプローチしたの?」

デネブ「…いや…別に…」

ジュダル「何で?」

デネブ「だ、だって…何すりゃいいか、分かんないだろ…」

デネブ「完全に、俺もこう…身内扱いされてるし、そんな状況で、変なことして関係壊れるのもきまずくなるし…」

ジュダル「そうなの…?」

デネブ「そうなんだよ」

ジュダル「で、誰かのお嫁になるの見てるの?」

デネブ「そ、そんな、すぐじゃないはず…」

ジュダル「そうなの?」

デネブ「………わ、分かんないけど…」

ジュダル「…」

デネブ「だってどうすりゃいいか分かんねえだろぉ…?」


 デネブは 恋にヘタレ だった▽


 【直下 コンマ判定】
 デネブの報告における、ジュダルとドラシロの任務評価
 1~7 C/可
 8~9 B/良
  0  A/優


 ――個人情報――
 名前:ジュダル 職業:騎士(訓練中) 属性:火
 習得魔法:ー
 装備:銛
 所持金:0G
 所持品:竹槍
 成長:武器の扱い方(0/1) 基礎体力・習得 実践戦闘(4/5)

 ――知人――
 ヴォルド:兄 厳しい
 ヒヒイロ:オッサン ヘンタイ? 騎士?
 ドラシロ:貴族な騎士団同期
 デネブ:騎士団の先輩 ドラシロと同年代? 恋にヘタレ


 ――暗夜王国・王都デーモン・騎士団本部――

騎士A「任務評価はCか」

騎士B「…想定外の事態で意識の変化が見られた…とあるな」

騎士A「ふむ…使い物になってくれればいいが」

騎士B「だが…戻ってきてからは、以前のように覇気のない態度ではなくなったようだな」

騎士A「ああ…それが結果に結びついてくれれば良いが…」

 ・
 ・
 ・

ドラシロ「ゼェ…ゼェ…」

ジュダル「はぁっ…はぁっ…」

ドラシロ「やっぱり…キツい…。午後の予定は…実力考査…?」

ドラシロ「…何をさせられるんだ…?」

ジュダル「お腹…すいた…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 実力考査は模擬戦で、嫌がらせをしてきたあいつがクジ引きの結果、ジュダルの相手でした
 4~6 実力考査は模擬戦。さて、ジュダルは勝てるか…
 7~9 実力考査はちょっと楽しげな、障害物競走みたいなものだそうです。ただの障害物競走じゃないけどね


騎士A「これより、実力考査を開始する」

騎士A「ランダムに割り振ったグループごとに、これより、競争をしてもらう」

騎士A「ただし、コースにはお題が出されている。それをクリアしながらの競争だ」

騎士A「訓練期間終了後の配属にもこの点数は響くから、存分に実力を示すといい」

ジュダル「……どういうこと?」ヒソ

ドラシロ「やれば分かると思うよ…」ヒソ

騎士B「ではまず、最初のグループを発表する――」

 ・
 ・
 ・

ジュダル「あ、呼ばれた」

ドラシロ「がんばれ、ジュダル」

ジュダル「うん…」

騎士A「では、位置について…」

ジュダル「…」グッ

騎士A「スタート!」

 ダッ
 タタタッ

ジュダル「お題って、あの紙…? 何だろ?」

 ペラッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 隣のレーンの者を30秒間拘束せよ
 4~6 騎士の十戒を暗唱せよ
 7~9 素振り100本せよ
  0  運も実力の内。そのままゴールせよ


お題『騎士の十戒を暗唱せよ』

ジュダル「…」

騎士B「暗唱してみろ」

ジュダル「…えっと…」

騎士B「…」

ジュダル(何だっけ…。えっと、えっと…あ、もう、他の人、進んじゃう…!)

ジュダル(ええっと…!)


 【直下 コンマ判定】(バカ:-2)
 1~3 ひとつも覚えてなかった…orz
 4~6 どうにかこうにか言えた
 7~9 案外すらっと出てきた


<1位、ゴール!

<2位、ゴール!

ジュダル「えっと、えっと…!」

騎士B「…」

<3位、ゴール!

<4位、ゴール!

<5位、ゴール!

<6位、ゴール!

<7位、ゴール!

騎士B「…」

ジュダル「……き、騎士であれ…」

騎士B「そんなものはない。ビリだ。後でまた暗唱をさせる。覚え直しておけ」

ジュダル「…」

騎士B「次のグループを発表する!」

ジュダル「…」シュン


 【安価下1】
 まだ考査は続くようです…ここで挽回しないと…
 1~3 模擬戦。相手は新人騎士(訓練期間中ではない)
 4~6 模擬戦。相手は嫌がらせしてきたモブ訓練騎士
 7~9 模擬戦。相手も訓練騎士


騎士A「次の考査は、諸君の先輩に当たる若手騎士との模擬戦だ」

騎士A「ハンディキャップとして、先輩騎士諸君は魔法は使わない」

騎士A「ただし、それ以外に手加減をせよとの命令は下っていない」

騎士B「勝つに越したことはないが、勝負の内容に重点を置く」

ドラシロ「ジュダル、ここでどうにか挽回しないと、キミ、厳しいよ?」

ジュダル「わ、分かってるもん…」

騎士A「では、呼ばれた者から模擬戦を開始せよ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 vsモブ騎士
 4~6 vsもう新人じゃないのに手隙で実力的にも丁度いいからって呼び出されてたハレー先輩
 7~9 vsデネブ。吉と出るか、凶と出るか…


モブ騎士「…」スチャッ

ジュダル「…」ギュッ

騎士A「獲物は木製だが、殺すほどの攻撃は禁止だ」

騎士A「高潔に戦え。では、用意……スタート!」

 ダンッ

モブ騎士「てやっ…!」

 ガンッ

ジュダル「っ…」ヨロッ

モブ騎士「せいっ!」

 ブンッ
 ガッ

騎士B(たどたどしい手つきだが、臆してはいないな)

騎士B(特別訓練の成果か…?)


 【安価下1】
 1 果敢に攻める
 2 リーチを活かそう
 3 その他、どうしよ?


モブ騎士「せぇいっ…!」

 ブォンッ
 ドグッ

騎士B(防げない攻撃には見えなかったが――)

 ダァンッ

ジュダル「ここ、でぇっ…!」

騎士B(あえて受けた? それで、ムリに攻撃を…)

モブ騎士「何っ!?」

 ズドォッ

モブ騎士「ぐっ…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ゴリ押しはつらたんなようです
 4~6 逆に押し切られた
 7~9 息もつかせぬ怒濤の攻撃で勝っちゃった


モブ騎士「そういう方法ならばっ…!」

 ガンッ

ジュダル「っ…!?」

モブ騎士「こう、やる、ものだぁっ…!」

 ブォンッ
 ガンッ
 ドゴッ
 ズガッ

ジュダル「痛っ、こ、のぉっ…!」

騎士A「そこまで!」

ジュダル「えっ…」

騎士A「次だ」

ジュダル「あ…」

騎士B(年齢的に成熟しきってもいないのに、あんな強引な攻め方をしたところで勝負は見えている…)

騎士B(そもそも、あんな乱雑な戦いでは…)

 ・
 ・
 ・

ジュダル「……何で…」

ドラシロ「ジュダル…ここにいたのか」

ジュダル「…」チラッ

ドラシロ「あまり…良くない結果だったようだね」

ジュダル「…がんばったもん」

ドラシロ「それは…そうだろうけど」

ジュダル「…」

ドラシロ「……こ、これで全部決まるわけじゃないんだ。またがんばろう」

ジュダル「【安価下1】」

 1 ……うん
 2 …がんばる、ってどうすればいいの…? がんばってるつもりなのに
 3 このままじゃ…ダメだと思う
 4 その他、自由台詞


ジュダル「……うん」

ドラシロ「…ほ、ほら、食事の時間だ。ジュダルはまだ子どもなんだから食べないとダメじゃないか」

ドラシロ「さあ、ともに行こうじゃないか」

ジュダル「ちょっと部屋寄ってから行く」

ドラシロ「えっ…あ、ああ…そう…」

 スタスタ

ジュダル(んー…)

ジュダル(……みんなと同じことしてたら、差って縮まらないんじゃ…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ともあれ、訓練の日々は続いた…
 4~6 偶然、通りかかった寮の裏庭で…新キャラですよ、新キャラ
 7~9 訓練期間中のある日…騎士の超基本的な任務の市街地巡回をすることに


ジュダル(…こっち通った方が近道になるかも…)

 スタスタ

ジュダル「…ん?」

 ブンッ
 ブンッ
 ブンッ

ジュダル(誰かいる…)

ジュダル(……見かけたこと、あるようなないような…)

ジュダル(………同じ、訓練中の人…?)

同期「ふぅっ…」

ジュダル「…」

同期「…?」チラッ

ジュダル「!」バッ ←隠れた


 【安価下1】
 新たな新キャラの同期の…
 お名前+性別


チュミヌ「…」

ジュダル「…」←隠れてる

チュミヌ「…」スタスタ

ジュダル「…」コソッ

ジュダル(あ、行っちゃった…)

ジュダル(……今…何してたんだろ…? 素振り…?)

ジュダル(…)

ジュダル(ひとりで、こんなところで…?)


 【安価下1】
 1 次の日も、同じ時間を狙っていってみた
 2 まあいいや、って
 3 次の日の訓練で、チュミヌを見かけて、観察してみた


騎士A「本日の訓練内容は………」

ジュダル「……あっ」

チュミヌ「…」

ドラシロ「どうかしたのかい?」ヒソ

ジュダル「…別に…」ジィィィッ

チュミヌ「…?」チラッ

ジュダル「!」スクッ

チュミヌ「…」キョロキョロ

チュミヌ「……?」

ジュダル「…」チラッ

ドラシロ「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 午前の訓練が終わったところで、チュミヌに気づかれて声をかけられてしまった
 4~6 チュミヌにがっつり気づかれた
 7~9 チュミヌに気づかれていない


ジュダル「はぁ…はぁ…」

ドラシロ「死ぬぅ…」グッタリ

 スタスタ…

ドラシロ「…ん?」

チュミヌ「…………何か、視線を感じたんだけど」

ジュダル「!」

ドラシロ「………ははは、この僕の視界に入っただけで、そこまで気を良くしてしまったのかい? 困った子猫ちゃ――」

 ガスガスッ
 ガンッ
 ゲシッ

ドラシロ「」プシュ-

チュミヌ「…何か用でもあるの?」

ジュダル「っ…」


 【安価下1】
 1 逃げた
 2 首をぶんぶん横に振っといた
 3 その他、どうしよ?(警戒中


ジュダル「…」ブンブンブン

チュミヌ「…そう?」

チュミヌ「じゃ…あ、そうだ」

 ガシッ ←ドラシロ掴んだ
 ゴキッ

ドラシロ「はうっ…!? ハッ…僕は、一体…」

 スタスタ…

ジュダル「…」ジィィィッ

ドラシロ「あれ…何が…?」

 ・
 ・
 ・

ジュダル(別にそんな…すごい人でもない…)

ジュダル(…でも…何してたんだろ…?)

ジュダル(…何で…訓練終わった後に…素振りなんか…)


 【安価下1】
 1 もっかい、覗きにいく
 2 ドラシロにたずねる
 3 まあいっか


ジュダル「ねえ、ドラシロ」

ドラシロ「何だい」

ジュダル「…昨日のご飯の前、素振りしてた人がいたの」

ドラシロ「すぶり?」

ジュダル「何でそんなのしてたの?」

ドラシロ「…そりゃ…普通に考えたら自主トレーニングの一環じゃないか?」

ジュダル「……じしゅ…とれーにんぐ?」

ドラシロ「自主的に訓練…じゃないけど練習をして、実力をつけようってことさ」

ジュダル「…」

ドラシロ「…それ以外に、素振りする意味は…うーん…体を動かし足りなかったとか…?」

ジュダル「自主…トレーニング…!」


 【安価下1】
 1 わたしもやる!
 2 ……それ、どうすればいいの?
 3 その他、反応


ジュダル「わたしもそれやる。とりあえず…素振りから?」

ドラシロ「そんな体力、あるのかい…?」

ジュダル「…」

ドラシロ「………い、いや、止めようっていうんじゃないけど、素朴な疑問でね…?」

ジュダル「や、やるもん…」

ドラシロ「そ、そうかい…? まあ、がんばって…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ドラシロの危惧通り、体力が保たない…うーん…でもちょっとずつやった
 4~6 時間だけ決めて、とにかくやってみた
 7~9 ちょっと訓練に馴れてきてたけど自主トレ始めてから、また泥のように眠る日々が始まった


ジュダル「えいっ、とうっ!」

 ブンッ
 ブンッ

ジュダル「ていっ!」

 ブォンッ

ジュダル「ふぅ…」

ジュダル「…」

ジュダル「…まだやらなきゃ」

ジュダル「でも、これでいいのかな…?」

ジュダル「…」

ジュダル「……いいや」

ジュダル「えいっ!」

 ブンッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 こつこつと…やってます
 4~6 ドラシロが…?
 7~9 お、チュミヌ


騎士A「本日の訓練は……」

ジュダル「ふわぁぁぁ~………」

ドラシロ「…眠そうだね」

ジュダル「うん…」

ドラシロ「大丈夫かい?」

ジュダル「…」チラッ

チュミヌ「…」

ジュダル「……やれるもん…」

ドラシロ「まあ…ムリはせずにね」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 そして…訓練期間が終わった…
 4~6 そして…訓練期間終了直前のこと
 7~9 チュミヌ、出てきたんなら出てこいよ


ドラシロ「おーい、ジュダル」

ジュダル「えいっ、やあっ! ……あれ?」

ドラシロ「ここでやってたのか…。差し入れを持ってきてあげたよ、感謝したま――」

 パシッ
 モグモグ

ジュダル「ん…」ゴクンッ

ドラシロ「…」

ジュダル「邪魔しないでよ」

ドラシロ「あ…ああ…」

 ザッ…

チュミヌ「…あ」

ドラシロ「ん?」

ジュダル「…?」チラッ

チュミヌ「…」

ジュダル「あっ…」バッ

ドラシロ「え、ちょ、ジュダル…何で、僕に隠れ…」

チュミヌ「…あなたも、自主トレ…?」

ジュダル「…」ジィィィッ ←ドラシロの陰から睨んでる

チュミヌ「…」

ドラシロ(何、この状況…?)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 チュミヌは去っていった
 4~6 ひとりだとはかどらないんじゃないの、って
 7~9 その素振りじゃ意味ないんじゃないの、って

 


チュミヌ「……ごめんなさい…」

 スタスタ

ドラシロ「…あ」

ジュダル「…」ジィィィッ

ドラシロ「……何しにきたんだ…?」

ジュダル「…ふぅ」

ドラシロ「………さては、この僕の美貌におののいて恥ずかしがってしまったのか、ハハハ!」

ジュダル「…」

ドラシロ「…ジュダル、何か言っておくれよ」

ジュダル「カバ」

ドラシロ「かば?」


 【安価下1】
 訓練期間終了!!
 1 前の、最後の実力考査の時間やで…
 2 前に、個別面談がある…だと…?
 3 したよ!!!


 ガチャッ…

ジュダル「…」

騎士A「そこにかけろ」

騎士B「さて、今日で訓練期間が終了となるわけだが…感想でも聞いておくか。どうだった?」

ジュダル「……別に…」

騎士A「…」

騎士B「…」

ジュダル「…」

騎士A「…成績は、下の中…といったところだな」

騎士B「これでは地方の駐屯騎士まっしぐらとなるわけだが…」

ジュダル「えっ…」

騎士A「…地方と言えど、人員を割けないから新人をいきなり配属するわけにもいかないのが現実だ」

ジュダル「ふぅ…」

騎士B「そこで、キミもある程度の経験を積むまでは本部所属の新人騎士として働いてもらうことになる」

騎士B「が…その前に希望だけ聞いておいてやる」

ジュダル「希望…?」

騎士A「どのような騎士になりたいか、決まっているか?」

騎士B「民衆の守り手となる存在を目指すか、悪をくじいて弱きを助ける救い手を目指すか…」

騎士B「一口に騎士と言えど、その活動内容は様々だ。希望に必ずそうわけではないが、聞くだけ聞いておこう」


 【安価下1】
 1 …特にないでーす
 2 すごい騎士?
 3 にいやと同じがいい
 4 その他、希望


騎士A「何かあるならば言ってみろ」

ジュダル「ん…」

ジュダル「……強くて、守れて…にいやよりすごい、騎士」

騎士B「…」

騎士A「…」

ジュダル「…とか?」

騎士B「………そう、か」チラッ

騎士A「う、うむ…まあ、うむ」

騎士B「……となると…」パラパラ

騎士A「…そうだな…配属は…」

ジュダル「…」

騎士A「…」

騎士B「…んー…」

ジュダル「…どこ?」

騎士A「……もうひとつ、改めて聞いておこう」

騎士A「…キツいところと、かなりキツいところと、かなり厳しいところ…どれがいい?」

騎士B「お前が下につく騎士の候補が、どれも一癖や二癖ありそうだから、念のためにだ」

ジュダル「えっ…」


 【安価下1】
 1 …キツいところ
 2 ……かなり…キツいところ
 3 …………かなり厳しい…ところ


ジュダル「……かなり…キツいところ」

騎士A「となると…」ヒソヒソ

騎士B「ああ…そうだな…」ヒソヒソ

ジュダル(何話してるの…?)

騎士A「ゴホンッ…よし、では配属先は後ほど、発表となる」

騎士B「お前はまだ若い。スタートでつまづいたからと言って、ヤケにならずに精進するようにしろ」

ジュダル「うん…」

騎士A「…では、活躍を祈る」

ジュダル(……どんな人に、なるんだろ…?)

 ・
 ・
 ・

ドラシロ「訓練が終わっちゃうと、もう、顔を合わせられなくなるね…」

ジュダル「…うん」

ドラシロ「まあでも、僕としてはキミとの間に結ばれた友情を疎かにするつもりはないから、何かあれば頼りにきたま――」

ジュダル「あ、貼られた」

ドラシロ「…ぐぬぬ…」

ジュダル「えーと…わたしは…」

ジュダル「……あ、あった」

ジュダル「配属先が……本部特殊任務班…?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 そんなこんなで、訓練期間は終了した…。でも、騎士としての本番はここからやで~
 4~6 ドラシロも一緒やって
 7~9 ドラシロと、チュミヌも一緒やった


ドラシロ「ジュダルもかい?」

ジュダル「ドラシロも?」

ドラシロ「……ハハハ、どうやら、僕らエリートには、エリートらしい場所があてがわれるようだね」

ジュダル「…」

ドラシロ「ともあれ、顔見知りがいるのは心強い」

ドラシロ「さあ、特殊任務班とやらに早速、行ってみようじゃないか」

ジュダル「…うん」

ドラシロ「特殊任務なんて言うからには、きっとエリート揃いのスペシャルなところのはずだ」

ドラシロ「まさに、僕らに相応しい場所に違いない、はははっ!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ヒヒイロだのレイドだのデネブが在籍してます。…彼らの仕事がどれだけ厄介なものか想像がついていますか?
 4~6 ヒヒイロとデネブがいました。偶然だそうです
 7~9 ヒヒイロが在籍してました。さて、これは吉か、凶か…


ドラシロ「おっと、ここのようだ…」

ジュダル「…」

ドラシロ「さて、ここから僕の輝かしい騎士生活が始まるのか…」

ドラシロ「ふふ…ふふふふ…いざ、華やかな――」

 バァンッ

ドラシロ「なっ…ドアが、いきなり…」

ヒヒイロ「退避ぃっ!!」

 ダダダッ

デネブ「バカ、バカ、ほんと、バカっ!」

レイド「デネブ、言葉の使い方を――」

ヒヒイロ「いいから逃げろ、逃げろ、お前らも、ちょっ、逃げなさいっちゅーに!」

 ガシッ
 ズルルルッ

ドラシロ「え、い、一体、何が…!?」

ジュダル「え、えっ…?」

<カッ

<ドッゴォォォォォォォォォンッ…

ジュダル「」

ドラシロ「」

ヒヒイロ「ふいー……人的被害なし…と」

レイド「…」

デネブ「誰宛だったっけ、あれ…? レイドか、オッサンか、どっちだよ?」

ヒヒイロ「レイドくんじゃなかったっけー?」

レイド「俺か…?」

デネブ「何でお前ら、仕事終わらせる度にどことも知れない危ない連中から手紙爆弾送りつけられんだよ!?」

ドラシロ「……配属先は…きっと隣の部屋か…うん…」

ジュダル「…」

ヒヒイロ「はいはい、そこ、現実逃避しないの。まあ…物騒なとこで配属希望者いないんだから、逃がさないよー」

ヒヒイロ「俺がここのまあ…1番偉い役だから、命令は絶対てことで。とりあえず…部屋、片しといてくれる?」

ヒヒイロ「その間にレイドくんとガキんちょは別室で任務の割り振りー、はい、行動開始ー」パンパン


 ――個人情報――
 名前:ジュダル 職業:騎士(新人) 属性:火
 習得魔法:ー
 装備:銛
 所持金:0G
 所持品:竹槍
 成長:武器の扱い方(0/1) 基礎体力・習得 実践戦闘(4/5)

 ――知人――
 ヴォルド:兄 厳しい
 ヒヒイロ:オッサン ヘンタイ? 騎士?
 ドラシロ:貴族な騎士団同期
 デネブ:騎士団の先輩 ドラシロと同年代? 恋にヘタレ
 レイド:騎士団の先輩


―――――

 本日はここまでです
 ありがとうございました


チュミは関係者入らず?謎多いしまた会いたいんだけど…


 >>362

王子「ごめんなさい、忘れてました」

王子「以下、訂正版です」


 ――個人情報――
 名前:ジュダル 職業:騎士(新人) 属性:火
 習得魔法:ー
 装備:銛
 所持金:0G
 所持品:竹槍
 成長:武器の扱い方(0/1) 基礎体力・習得 実践戦闘(4/5)

 ――知人――
 ヴォルド:兄 厳しい
 ヒヒイロ:オッサン ヘンタイ? 騎士
 ドラシロ:貴族な騎士団同期
 デネブ:騎士団の先輩 ドラシロと同年代? 恋にヘタレ
 レイド:騎士団の先輩
 チュミヌ:騎士団の同期


王子「皆の王子様の、暗夜王国騎士団本部特殊任務班大解剖~! わー、ぱちぱちー!」

王子「このコーナーでは、なかなか在籍希望者が現れずに少人数で色んな任務をこなしている、騎士団本部特殊任務班というものを紹介します」

王子「ジュダルは、ここの一員になって成長できるのでしょうか…?」


 班長:ヒヒイロ 年齢:46歳 属性:火
 ・二つ星のベテラン騎士
 ・ふらっとあちこちに出没する
 ・仕事内容は不明
 ・騎士団長に指名されてもおかしくないくらいの人物らしいが、辞退してた
 ・出没を確認されるのは酒場やキャバクラなど、アルコールと女性のいる場所が多い

 班員:レイド 年齢:21歳 属性:水
 ・一つ星の若手ナンバー・ワン騎士
 ・こちらもふらっとあちこちに出没している
 ・仕事内容は主に国内外の重大事件に関する調査・報告や事態収拾など
 ・騎士団内ではペドフィリア疑惑を持たれておらず、隠し通しているとのこと
 ・任務の性質上、秘匿情報が多いのでどこで何をしているかは基本的に知られていない
 ・14歳の時点で史上最年少で星を授与されており、若手とされているものの年齢のみでキャリアはもうすぐ10年目で中堅クラス

 班員:デネブ 年齢:17歳 属性:水
 ・キャリアこそ浅いものの実力派で通る若手騎士
 ・騎士団にはヒヒイロのコネで入っているものの、ちゃんと実力が追いついているので騎士団内で一目置かれている
 ・騎士になる前は世界中をふらふらとトレジャーハンティングしながら旅をしていたので、それなりに物知り
 ・ろくでなし班長と、思考の読めない先輩を下から支える苦労性の少年
 ・仕事内容はレイドに回すほどの重大案件ではなく、ヒヒイロに回されるほど楽ではない案件が多い。働けオッサンである


王子「…濃いなあ」

王子「ここ、濃いよ…」

王子「まあでも…ここで必死こいてたら強くはなれるんじゃないですか?」

王子「あと、レイドは多分、ギリギリ…コンマ判定で成功すればジュダルがストライクゾーンに収まって…てこともありうるから」

王子「騎士らしい騎士が皆無なのが、1番の問題点だけどね…」

王子「いや、上っ面はね、立派な人たちなんだけど…中身はね、ちょいとほら…ね?」

王子「堅苦しさはないけど、引き換えに色々とね…うん、な場所ですね」

王子「……がんばれ、ジュダル」


王子「訓練をどうにかこうにか終えて、配属されたと思ったら、そこはゆるーい人たちが多いものの、内容的にはきっつーいことばっかりな部署だった」

王子「ろくでなしなオッサン、ヘンタイペドフィリアガイ、苦労性ツッコミマシーンな先輩騎士たちとともにジュダルは立派な騎士になれるのか!?」

王子「さあ、今日も元気にやってみよう」

王子「ジュダルの運命やいかに!?」


 【直下 コンマ判定】(美少女=実年齢より上に見られる疑惑:-1)
 ちなみに、レイドのペドフィルターにジュダルは…
 1~5 引っかからなかった
 6~9 引っかかれたよ
  0  むしろレイドは単独任務が多すぎて、ろくに交流の機会はないっぽかった


 ――暗夜王国・王都デーモン・騎士団本部――

ヒヒイロ「ふぃぃ~……今日も王都は平和だねぃ」

デネブ「ちっげーよ、そうじゃなくてっ、こう…あの、調査書なんだから、もっとこう…こ、小難しい言葉を…」

ジュダル「分かんない…」

ドラシロ「ハハハ、僕は文筆には親しんできたからわけがない。このようなものだろう?」ペラッ

デネブ「ん? えーと……詩じゃねえんだよ!!」ビリビリィッ

ドラシロ「なぁっ…!?」

デネブ「何でこんなのもできねえんだよ、このバカ! バカ!」

ジュダル「バカじゃないし…」プイッ

ドラシロ「くっ…いいデキだったのにっ…!」

ヒヒイロ「いやあ…平和ってのはいいねえ、レイドくん」

レイド「デネブも下ができて嬉しそうで、何よりだと思います」

ヒヒイロ「そうだよねえ」

デネブ「そこ、働け、こら、オッサン!!」

ヒヒイロ「やってますよーっと」

デネブ「やぁってねえええええええ――――――――――――――――だろうがっ!!!」

ヒヒイロ「最近の怒れる若者は気苦労が絶えなさそうだ」

レイド「そっすね」

デネブ「だーかーらぁっ!!」バンバン

ジュダル「はぁ…何でこんな紙切れ書かなくちゃいけないの…?」

デネブ「ほう・れん・そう! 報告・連絡・相談! その報告が、報告書なんだよ! 誰が見ても分かるように書け!」

ジュダル「なーんもなかったのに」

デネブ「それでもそういう決まりなんだよ…」

ヒヒイロ「ジュダルちゃん、ジュダルちゃん、報告書なんてのは何もなかったら天気と一緒に、今日も平和って書いときゃいいのよ」

ジュダル「……ん」

デネブ「こらオッサン、んなこと教えんな!!」

 ギャアギャア

<コンコン

*「ヒヒイロさん、こちらを」

ヒヒイロ「ういうい……ほい、みなさーん、お仕事が来たぞーい」

ヒヒイロ「ご苦労さんね」

*「では…」バタム

デネブ「どんな?」

ヒヒイロ「んーとねえ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ヒヒイロ「あーらら…また魔剣士の被害だ…。レイドくーん、どうなってんの?」
 4~6 ヒヒイロ「立入禁止の調査中の遺跡に盗掘者…か」
 7~9 ヒヒイロ「ありゃ、下町にまーた変なのが住み着いてるっぽいってさ」


ヒヒイロ「あーらら…また魔剣士の被害だ…。レイドくーん、どうなってんの?」

レイド「サリーにこの件は一任しています」

ヒヒイロ「んでも元請けはレイドくんっしょ? ちょぉーっと、これじゃ上から文句言われる材料になっちゃうから動いてる形は見せといてよ」

レイド「…行ってきます」ガタッ

ヒヒイロ「あいよ、行ってらっさい。土産よろしくー、つまみになりそうなのね」

デネブ「オッサン、レイドにばっか面倒なの押しつけすぎじゃね…?」

ヒヒイロ「なーに言ってんの、前途有望な若者にオッサンは活躍の場を譲ってるんじゃないの。老害は出しゃばらない方がいいのよ、ほんと」

ドラシロ「魔剣士というのは…あの、魔剣士ですか?」

ヒヒイロ「そうそう、興味ある? 魔剣士」

ドラシロ「興味と言うか…」


 【安価下1】
 1 興味なし
 2 興味ある。教えて


ジュダル「なにそれ?」

ヒヒイロ「魔剣士ってのは、こわーいこわーい殺人鬼よ」

ヒヒイロ「前もここに乗り込んできて、当時の騎士団長以下、何人だっけな…まあ、大量に殺害しちゃってねえ」

ヒヒイロ「仕留めたんだけど、またいきなり現れちゃったのよ。生き返った、なんておかしな話だけど…まあ被害は出てるわけ」

レイド「…俺と行くか?」

デネブ「ロクなことになんねえけどな、関わっても…」

レイド「…」

ドラシロ「ぼ…僕は遠慮を…」

ジュダル「【安価下1】」

 1 …行かない
 2 んー…いく
 3 …(警戒中


ジュダル「…行かない」

レイド「…行ってくる」

 バタムッ

ヒヒイロ「あーらら、振られちゃったねえ、レイドくん」

デネブ「つーか、お前らが行っても足引っ張るだけだろ」

ドラシロ「ハハハ、何をそんなバカなことを。僕はこれでも、新人ながらも一人前の騎士ですから足を引っ張るだなんて…」

デネブ「お前ら、序列ランク外だぞ」

ジュダル「…序列?」

ヒヒイロ「騎士の功績だの実力だのを総括して評価した順番があんのよ。前は全員に序列振ってたけど、数が多くなったから50番からついてんだけど」

デネブ「このオッサンは3位だし、レイドは8位。お前らはランク外」

デネブ「とりあえず序列が何位にもなってないのは一人前でもねえよ」

ドラシロ「どうやったら、それが上がるんですか?」

ヒヒイロ「んー…そうね、まあ手柄を上げてりゃ勝手にぽんぽんぽんとね」

デネブ「お前らはまだまだ先のことだけどな」

ヒヒイロ「デネブくんも、最近ようやく序列に数えてもらえたしねえ」

デネブ「オッサン、こら、言うなよ、そういうの!」

ジュダル「何番だったの?」

ヒヒイロ「35位」

ドラシロ「何だ、まだ大したことがないじゃないか」

デネブ「ぶっ飛ばすぞ、こら。俺はまだ入り立てだから仕方ねえの!」

デネブ「つか、お前らはのんびりしてる暇なんかねえんだぞ。今はちょっと暇なだけなんだからな!」

ヒヒイロ「んじゃあ、鍛えてあげなさいよ」

デネブ「俺、そういうのやったことねえし…」

ヒヒイロ「いいじゃないの、ねえ、お2人さん?」


 【安価下1】
 1 デネブに鍛えてもらおう
 2 オッサンは鍛えてくれないの?
 3 いいよ、その内強くなれっぺ


ジュダル「鍛えて」クイクイ

デネブ「えー…?」

ヒヒイロ「ほれほれ、ご指名よ、いってらっさい」

デネブ「しゃあないなあ…」

ドラシロ「ハハハ、では僕もしごかれてあげようじゃないか」

デネブ「お前何なの、ほんと」

ヒヒイロ「ほいほい、いってらっしゃーい」


 【安価下1】
 1 武器の扱い方 0/1
 2 実戦戦闘 4/5


 武器の扱い方 1/1

デネブ「そうそう、やればできんじゃん」

ジュダル「これでいいの?」

デネブ「つーか、お前、今までがめちゃくちゃすぎだろ」

デネブ「長物なんだから色々できるんだし、頭使えよ」

ジュダル「使ってるもん」

デネブ「んじゃ、オツムが足りてねえんだな」

ドラシロ「それよりも、僕のこの流麗な剣術を見たまえ!」

デネブ「脇開きすぎ」

ドラシロ「こ、こうした方が見栄えが――」

デネブ「見栄えで死んでりゃ世話ねえよ」

デネブ「とりあえず、基礎はもう少しだな、お前ら」

ジュダル「基礎?」

デネブ「武器の使い方知って、最低限の体力もついてるし、後は実戦をもうちょいやったら、今度は応用・発展技能」

デネブ「騎士は色々できなきゃダメなんだよ、ひとりで」

デネブ「差し当たって、魔法とかだけど……そういや、お前らまだ、武器も支給されてないんだっけ」

ドラシロ「騎士団の剣! ああ、なんていい響きだろう…」

ジュダル「何で、魔法の話で武器が出てくるの?」

デネブ「騎士団が支給してる武器には魔法の威力を増幅させたり、魔力を補填してくれる効果がついてんの」

デネブ「だから魔法が不得手でもよっぽどじゃなきゃ、問題なく魔法を使えるようになる」

ジュダル「ほんと?」

デネブ「うん。俺も素の魔力は大したことねえし」

デネブ「ともかく、今日の訓練はここまでな」


 【安価下1】
 1 自主的に居残って練習しとく
 2 班室に戻った
 3 その他、自由行動


デネブ「んじゃ、戻るぞー」

ジュダル「わたし、まだやる」

デネブ「ん? ……まあ、がんばれ」

ドラシロ「僕は先に失礼しよう。またな、ジュダル」

 スタスタ…

ジュダル「よしっ…」

ジュダル「えーっと…こうして、こういう動きだから…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 黙々と自主トレしました
 4~6 おや、チュミヌ
 7~9 あれ、オッサン?


ジュダル「ふぅ…」

ジュダル「…」

ジュダル「疲れた…」

ジュダル「……これで、いいのかな…?」

ジュダル「…」

ジュダル「いいや」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 初の(訓練期間を終えて)本格的な任務です! 組織的な人身売買を壊滅させるそうです
 4~6 王都で奇妙な薬が出回ってるらしい。その調査と対策だそうです
 7~9 特に何も任務がない時は王都の巡回をしなきゃいけないらしく、巡回中です


 ――個人情報――
 名前:ジュダル 職業:騎士(新人) 属性:火
 習得魔法:ー
 装備:銛
 所持金:0G
 所持品:竹槍
 成長:武器の扱い方・習得 基礎体力・習得 実践戦闘(4/5)

 ――知人――
 ヴォルド:兄 厳しい
 ヒヒイロ:オッサン ヘンタイ? 騎士
 ドラシロ:貴族な騎士団同期
 デネブ:騎士団の先輩 ドラシロと同年代? 恋にヘタレ
 レイド:騎士団の先輩
 チュミヌ:騎士団の同期


 ――暗夜王国・王都デーモン・市街地――

 スタスタ

ジュダル「…ふわぁぁ…」

ドラシロ「ふふふ…ふっふっふっ…騎士として見られる憧れの眼差し…何と心地よいものか…ふふふふ…」

ヒヒイロ「オッサン、何か歩き疲れちゃった…ちょっと休憩でもしてくるわ」

ドラシロ「え」

ジュダル「休憩していいの?」

ヒヒイロ「若者はまだ元気あるでしょ、ちゃーんと巡回しなさいな」

ドラシロ「い、いや、あの…」

ヒヒイロ「だーいじょぶ、だいじょぶ、せいぜい、スリだの万引きだのひったくりだのしか起きないって」

ヒヒイロ「あとはよろしくー。巡回終わったら戻っていいけど、デネブくんにオッサンのこと聞かれたらはぐらかしといてねー」ヒラヒラ

ドラシロ「…自由だな…あの人は」


 【安価下1】
 1 ヒヒイロを見習って、自主休憩しよう
 2 まあ、まったりと巡回しますよ
 3 よし、じゃあ巡回したということで戻ろう


ジュダル「行こ」

ドラシロ「あ、ああ…」

ジュダル「…」

ドラシロ「それにしても、意外と平和だな」

ドラシロ「誘拐現場を取り押さえるとか、犯罪組織を壊滅させるとかを期待していたのに…」

ジュダル「…」

ドラシロ「王都は意外と平和だ…。まあ、これだけの数の騎士が巡回していれば抑止力になるというのも頷けるが…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ひったくりが出たらしい
 4~6 酔っ払いの喧嘩が発生してる
 7~9 下町の方に行ったら…あれ、デネブが見知らぬ女の人と話してる…まさか!?


<その人を捕まえてくださーい!

<ひったくりですー!

ドラシロ「んっ?」

ジュダル「何て?」

 タタタッ

ドラシロ「ひったくりか…ふっ、この僕の方に走ってきたことを後悔させてやるっ…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 最近、悪評が高い連続ひったくり犯らしく、取り逃がしてしまった
 4~6 ドラシロがさっと捕まえちゃったからジュダルの出番はなかった
 7~9 ドラシロが下手こいたけど、ジュダルが捕まえられた


ドラシロ「さあ、お縄につ――」

ひったくり「邪魔だ、どけぇっ!」

 ガッ

ドラシロ「えっ…!?」

 ドサァッ

ひったくり「へへっ、ざまあみ――」

ジュダル「むっ…!」

ひったくり「げえ、まだいたっ…!?」

 ガッ

ドラシロ「待てぇっ…!」

ひったくり「てめ、足をっ…放せ――」

ジュダル「ええええいっ!!」

 ブゥゥンッ
 ガツンッ

ひったくり「ごふっ…」

 バタッ

ジュダル「ふぅ…」

ドラシロ「よしっ、奪ったのはこれだな」

 トトトッ

被害者「あ、ありがとうございます」

ドラシロ「ハハハ、騎士として当然のことですから」

ジュダル「……」つ荷物

被害者「助かりました、騎士様」ニコッ

ジュダル「っ…」ジ--ン

ドラシロ「ハハハハッ、まあ僕にかかればこの程度は……」ペチャクチャ


 【安価下1】
 ひったくり捕まえたよ、って報告したらデネブに誉めてもらえた
 1 もっと誉めろ、って
 2 もっかい巡回行ってくる!
 3 ヒヒイロにも誉めてもらおう、探しにいく
 4 その他、自由行動


デネブ「よくやったな、ひったくり逮捕」

ジュダル「うん」

ドラシロ「まあ、僕はこの程度、雑作もないですよ」

デネブ「じゃ、報告書書いとけ」

ジュダル「えー…」

デネブ「報告書を書いて提出するまでが任務なんだよ、めんどくさいけど」

ジュダル「訓練したい」

デネブ「それ書いたらな」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 書き直しを何度も命じられて訓練する時間がなかった…
 4~6 ちょっとだけデネブに見てもらえた
 7~9 デネブにつきあってもらって、実践戦闘を習得したよ


ジュダル「…」つ報告書

デネブ「んーと…」

ジュダル「10回目なんだからいいでしょ…?」

デネブ「回数の問題じゃねえの。………まあ、でも、これならオーケーしてやるよ」

ジュダル「!」

デネブ「っと、もうこんな時間か…。今日はおしまい。解散」

デネブ「あのオッサン、どこほっつき歩いてんだ…? まあいいや、今日は帰っていいぞ」

ジュダル「えっ…訓練」

デネブ「外見ろよ。こんな暗くちゃできないだろ」


 【安価下1】
 1 埋め合わせを要求する!
 2 じゃあいいよ、もう
 3 ドラシロにご飯に誘われた
 4 その他、自由行動


デネブ「んじゃあな、俺は用事あるから」

 バタムッ

ジュダル「ちぇっ…」

ドラシロ「ジュダル、ディナーでも一緒にどうだい?」

ジュダル「んー…」

ドラシロ「お金の心配なら、僕が出してあげよう」

ジュダル「じゃあ行く」

ドラシロ「そうだろう、この僕からのディナーの誘いだ、断る方がおかしいものだものな」

ドラシロ「はっはっは」


 【安価下1】
 1 騎士いきつけのお店へ
 2 ドラシロにお店は任せた
 3 めっちゃんこお高いお店をセレクトしたった


ドラシロ「どうだい、雰囲気の良い店だろう?」

ドラシロ「この隠れ家的な佇まいと、出てくる料理のクオリティー」

ドラシロ「やたらめったらに贅を尽くすものも良いが、たまにはこういう場所も僕のセンスを……」

 パクパクパク
 ムシャムシャ
 ゴックン

ドラシロ「……聞いてるかい?」

ジュダル「何を?」モグモグ

ドラシロ「…」

ジュダル「…?」

 ゴックン

ドラシロ「いや、いいよ…。好きなだけ、食べたまえ」


 【安価下1】
 1 食べまくった
 2 何か話す
 3 食べるだけ食べて、またねって寮に帰った


ジュダル「ドラシロは…」

ドラシロ「うん? 何だい?」

ジュダル「魔法、得意なの?」

ドラシロ「人並みさ。ジュダルはどうなんだい?」

ジュダル「使えない」

ドラシロ「ああ…魔力が少ないのか? でも、騎士団支給の武器さえ手元にくれば最低限は使えるはずさ」

ドラシロ「もっとも、さっぱり魔法が使えない状態では、武器があろうと魔法も使えないけれどね」

ジュダル「えっ」

ドラシロ「…いや、当たり前の話だろう? 1の威力しかないものを3や4の威力に引き上げてくれるものなんだ」

ドラシロ「0じゃあどうにもならない」

ジュダル「…どうしよ?」

ドラシロ「…まあ…だったら、魔法の練習でもすればいいんじゃないか?」

ジュダル「どうやって?」

ドラシロ「どうやって…か。普通は何となく使えるようになるものだけど…それもできない人はいるそうだし、ジュダルもそうなんだろうな…」

ドラシロ「となると、勝手なことを言うのは良くないし…」

ジュダル「どうすればいいの?」

ドラシロ「……明日、デネブかヒヒイロさんにでも尋ねたらどうだい? ジュダルのように魔法を使えずに騎士団に入る者もいるはずだ」

ドラシロ「だから、どうにかする方法があるんだろう、きっと」

ジュダル「分かった」


 【安価下1】
 翌日…
 1 お仕事ないの、お仕事!
 2 魔法について尋ねる
   A ヒヒイロ
   B デネブ
 3 訓練させろよ、訓練
   A ヒヒイロに頼む
   B デネブに頼む
 4 その他、自由行動


 ――個人情報――
 名前:ジュダル 職業:騎士(新人) 属性:火
 習得魔法:ー
 装備:銛
 所持金:0G
 所持品:竹槍
 成長:武器の扱い方・習得 基礎体力・習得 実践戦闘(4/5)

 ――知人――
 ヴォルド:兄 厳しい
 ヒヒイロ:オッサン ヘンタイ? 騎士
 ドラシロ:貴族な騎士団同期
 デネブ:騎士団の先輩 ドラシロと同年代? 恋にヘタレ
 レイド:騎士団の先輩
 チュミヌ:騎士団の同期


デネブ「えーと、これがこうだから…」ブツブツ

ジュダル「ねえ」クイクイ

デネブ「ん?」

ジュダル「魔法、使えるようになりたいから教えて」

デネブ「魔法? あー…」

ジュダル「教えて」

デネブ「いいけど、ちょっと手が今は放せないから後でな」

ジュダル「後でっていつ?」

デネブ「手が空いたら」

ジュダル「いつ空くの?」

デネブ「まだ分かんない…」

ジュダル「……分かった」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 しかし、デネブは途中でどこかへ行ってしまい、もう今日は戻らないとヒヒイロに聞いてしまった
 4~6 忙しいからヒヒイロに聞け、って言われちゃった
 7~9 ちゃんと教えてくれるよ!


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 オッサンの方が100倍上手に教えてくれるって言われたので、ヒヒイロに教わることに。オッサンはやっぱすげえんだぜ!?
 奇数 宝石店で強盗立て篭り事件が発生! 魔法どころじゃなく、急行させられた
 ※0は偶数扱いよ


ジュダル「…」チラチラッ

デネブ「あーじゃない、こーじゃない…」ガシガシ

ドラシロ「デネブは何を?」ヒソッ

ヒヒイロ「さあ? デネブくんは頭が良くない方だから、デスクワークは苦手で時間かかっちゃうのよ」

ヒヒイロ「ああなると長いんだよねえ」

ジュダル「むぅぅ…」

 バンッ

*「貴族街の宝石店で、立て篭り事件です! お願いします!」

ヒヒイロ「立て篭りぃ? ったく、バカなことするヤツがいるもんだな」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 何と、ジュダルとドラシロの2人だけに任された
 4~6 オッサンは行かないのかよ
 7~9 4人で出動だよー


 ――暗夜王国・王都デーモン・宝石店――

 ザワザワ…

ヒヒイロ「状況はどうなってんの?」

*「ヒヒイロ殿! あなたが来てくれればこんな事件…」

ヒヒイロ「いいから教えてちょうだいな」

*「犯人グループは5名です。人質を3名取っており、500万ゴールドと、逃亡用の馬車を要求しています」

*「人質は男爵夫人とその子息子女です」

ドラシロ「こういう事件だ…ふふふ…こういう事件を解決すれば僕の名声は…」

デネブ「人質3人…」

ジュダル「突撃しちゃえば?」

デネブ「んなことして、人質が殺されでもしてみろよ…。騎士団は猛バッシングだぞ」

デネブ「貴族がパトロンになってんのに…」

ヒヒイロ「さーて、どうしたもんかねえ…」


 【安価下1】
 1 要求飲んじゃえばいいじゃん
 2 突撃して人質も助けちゃえばいいじゃん
 3 こっそり突撃して不意打ちすればいいじゃん


ジュダル「突撃して人質も助けちゃえばいいじゃん」

ヒヒイロ「簡単に言うねえ…」

ドラシロ「僕もジュダルに賛成です。どうせ、相手は素人。だったら問題ないはず」

デネブ「なーんで素人って決めつけてんだか…」

ヒヒイロ「……まあ、でもやってみるかね、それで」

デネブ「マジで?」

ヒヒイロ「ただし、突撃すんのはジュダルとドラシロ」

ジュダル「何で!?」

ヒヒイロ「まあ最後まで聞きなさいって。オッサンとデネブくんで、人質の安全を確保するから、そこに2人で押し入るって寸法よ」

ヒヒイロ「魔法で火を放つから、デネブくんが凍結魔法で人質3人を炎から隔離。でもって、突入口で焼かない部分を作っとくから、そっから2人が侵入」

ヒヒイロ「中にいる犯人5人を拘束する。もし、外に出てきてもデネブくんがいりゃあ、捕まえてくれるっしょ?」

デネブ「オッサンも動け」

ヒヒイロ「ともかく、そういう感じでやっから」

ドラシロ「突撃て…もしかして、燃えてる店にですか…?」

ヒヒイロ「そらそうよ。ま、火力は抑えめにしとくから、多少の煤は覚悟しちゃってよね」

ジュダル「えー…」

ヒヒイロ「さあ、行動開始っ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 犯人グループがトーシロじゃなかった…
 4~6 犯人グループの中に2人ほど、強めのが混じってた
 7~9 大丈夫、大丈夫、5人でもただの暴漢だし、やれるはず


ヒヒイロ「中・劫火魔法!」

 シュボォォォォォォォォォッ

デネブ「中・凍結魔法!」

 ビュォォォォォォッ
 ガキィィィィィンッ

ヒヒイロ「突撃!」

ドラシロ「は、はいっ…!」ダッ

ジュダル「熱そうなのに…もうっ…!」ダッ

 ズガァッ

ドラシロ「覚悟しろ、このゲスどもめ!」

ドラシロ「この僕が来たからには――」

犯人A「大・竜巻魔法!」

ジュダル「えっ」

 ビュォォォォォォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォッ

ヒヒイロ「おおっ…!?」

デネブ「おい、これ、中のヤツら…普通にやれるんじゃねえの?」

ヒヒイロ「みたいねえ…けど、この竜巻魔法破るのは、ちょっち骨が折れそうよ」

 ドゴォッ

犯人B「舐めたマネぇしやがって…」

犯人C「こうなりゃ、お前らの首でも外に放り出して要求額アップだ」

犯人D「たった2人で乗り込むたぁいい度胸だな、騎士様よぉ?」

犯人E「死ぬ覚悟はできたか? ええ?」

ドラシロ「………だ、誰だ…素人とか言ったのは…」

ジュダル「ドラシロ」

ドラシロ「」

犯人A「俺は魔法を維持する、てめえら、やっちまえぇっ!」


 【安価下1】
 1 お、落ち着いて対処だ。そう、ええと、リーチを活かそう
 2 ドラシロと背中合わせになって互いを守りつつ攻撃だ
 3 その他、どうしよ?


犯人B「死ねぇええええっ!」

ジュダル「っ…! やられないもん…!」グッ

犯人B「でぇえいっ!」

 ガッ

ジュダル(大丈夫、練習してたし…これくらい――!)


 【直下 コンマ判定】(室内:-2)
 1~3 狭くてリーチを活かせない…! 不覚!!
 4~6 あれ、お店の中ってこんなに狭かったっけ…うまく銛を操れない…!
 7~9 だ、大丈夫、大丈夫、応戦はできる。攻めきれないけど…
  0  焼けてもろくなってるのをいいことに、思いきり振り回して壁だの天井だの崩しながら攻撃してみた。意外といけた


ジュダル「ここでっ…!」

 ガッ
 グンッ

ジュダル「あれっ、引っかかっ――」

犯人B「マヌケがぁっ…!」

ジュダル「っ…!?」

 ギィンッ

犯人B「ちぃっ…!」

ジュダル(短く持たないと振り回せない…て言うか、これじゃ、リーチとか活かせない…)

犯人C「2人がかりでやるぞ」

犯人B「ああ、そうだなぁ…!」

ジュダル「っ…!?」


 【安価下1】
 1 そうだ、竜巻魔法を使ってる犯人Aを攻撃しちゃえばヒヒイロたちが入ってこれるかも
 2 ええい、やってやる! やってやるもん!! 1対2でもやるもん! がんばるもん!
 3 その他、どうしよ?


ジュダル(そうだ――奥のあいつを狙えば…!)

犯人B「行かせると…!」

犯人C「思ってんのかぁっ!?」

ジュダル「そうだった…!」

 ブゥンッ
 ガッ

ジュダル(片っぽの攻撃受け止めても、もう片方が…!?)

犯人C「どりゃあああああっ!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ぐぬぬ…うまくいかぬ…!
 4~6 がんばればイケた!!
 7~9 けっこうむりくりだけど、リーチを活かして思いっきり突き込んで犯人Aに攻撃が届いた! やった、長物で良かった!


 バッ

犯人C「ちぃっ、かわしたかっ…!」

 ダンッ

ジュダル「これ、でぇっ…!」

 ズゥゥンッ

犯人B「しまった、こいつ…!」

犯人A「何っ…!?」

 ズドォォォォッ

犯人A「ぐっ…だが、魔法は…維持して見せる――!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 一撃じゃダメだった…だと!?
 4~6 魔法は解除されなかったけど、一瞬だけ弱まったからヒヒイロが突入してきたよ
 7~9 さらに、追撃ッ! 犯人Aを倒して、魔法が解除された。これで4対4に持ち込める


ジュダル「っ――ダメなの!?」

犯人A「ナメんじゃねえぞぉっ…!」

犯人B「でもって、隙だらけだ!」

犯人C「ざまあみやがれぇっ!」

ジュダル「!?」

 ズバァッ
 ザシュゥゥッ

ジュダル「あぐっ…!?」ヨロッ

犯人B「もう同じことはさせねえぞ…」

犯人C「おら、まだ終わりじゃねえだろ、騎士様よぉぉ~?」

ジュダル「っ…」ジリ


 【安価下1】
 1 ドラシロ、協力しよ、協力
 2 こうなったら、先にこの2人をちゃんと倒そう…。まあ、どうにかがんばって
 3 その他、どうしよ?


ジュダル「ドラシロ!」

ドラシロ「何、だいっ…!?」

 ギィンッ

ジュダル「協力しよ!」

ドラシロ「わ、分かった…! ええい、小・雷撃魔法!」

 バリィッ
 ピシャァンッ

 タタタッ

ジュダル「ふぅっ…」

ドラシロ「固まった分…四方から攻撃されかねないんだけどね…」

犯人D「1対2より2対4か…」

犯人B「浅知恵でどうにかなるなんて思ってんじゃねえぞ!」


 【安価下1】
 1 背中合わせで互いをフォローしつつ、がんばろう
 2 ドラシロ、何かないの、何か!
 3 その他、どんな協力プレーを試みるん?


 ジリジリ…

ジュダル「ドラシロ、何かないの?」

ドラシロ「な、何かって言われても…そんな――あっ」

ジュダル「あるの?」

ドラシロ「……や、やるだけやってみよう」

ドラシロ「でも囲まれてたらダメなんだ…壁際で戦おう!」

ジュダル「分かった!」

犯人B「なーに企んでんだよぉっ!?」

 バッ
 ギィィィンッ

ジュダル「えいっ…!」ガッ

犯人E「まだまだこっちもいるんだぞ!」

ドラシロ「させないぞ…!」

 ブンッ


 【直下 コンマ判定】
 ドラシロの秘策・投網発動
 1~3 しかし、失敗してしまった
 4~6 2人の身動きを封じた!
 7~9 4人まとめて身動きを封じられた!


犯人C「隅にてめえから追い込まれるとはなぁっ!」

犯人B「やっちまうぞぉっ!」

ドラシロ「よしっ…食らえ、投網っ!」

 バサァッ

ジュダル「そんなの持ってたの!?」

 ガバァッ

犯人E「なっ…!?」

犯人D「クソ、これじゃ、身動きが…!」

ドラシロ「よしっ、うまくいった!!」

ジュダル「おー…」

ドラシロ「これで、残るはひとり…!」

犯人A「何で騎士がそんなもんを…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 犯人Aは、仲間を見捨てて逃亡をはかった…!
 4~6 犯人Aは抵抗をしてきた!
 7~9 無事に5人を捕縛できた! 一件落着!


犯人A「クソっ…!」

犯人B「お、おい、A、助けてくれよぉっ!」

犯人A「し、知るかっ…! ここでくすねた分だけでも持って、とんずらこいてやるっ…!」

犯人C「てめえ、裏切るのかぁっ!?」

犯人A「大・烈風魔法!」

 ビュォォォォォォッ
 ズバズバズバズバァァァァァッ

ジュダル「きゃっ…!?」

ドラシロ「なっ…!?」

 ドゴォォォォンッ

ヒヒイロ「うお、完全に倒壊しやがった…」

デネブ「おい、無事か!?」

ジュダル「だ、いじょうぶ…」

ドラシロ「う、う~ん…そうだ、犯人っ…!」

デネブ「1、2、3、4……もうひとりは?」

ジュダル「逃げたの、ひとりで!」

ヒヒイロ「ああん? 今のどさくさでか…? 往生際の悪い…!」

デネブ「探すぞ、手分けして。他の騎士に周辺の封鎖はさせてるから、それが強攻突破されない内に」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 しかし、逃げられてしまった…こいつを捕まえるまでは、この事件は終わらない…
 4~6 ジュダルが見っけた!!
 7~9 ジュダルが探してたら…
     7 ドラシロが追いかけてたところに鉢合わせた。挟んで捕まえるぜ
     8 デネブが追いかけてたところに鉢合わせた。挟んで捕まえるぜ
     9 ヒヒイロが追いかけてたところに鉢合わせた。え、オッサンは体力の限界? ほざくな、働けオッサン


ジュダル「こっちかな…?」タタタッ

<クソ、出入り口が封鎖されてるとは…

ジュダル「見つけた…!」

犯人A「なっ…クソが…」

ジュダル「逃がさない…」チャキッ

犯人A「上等だ…騎士だろうが、こんなガキ相手に遅れは取らねえ…」

ジュダル(ここなら、普通に振り回せる…)

ジュダル(よーし、今度こそ…)

犯人A「……中・烈風魔法!」

 ヒュォォォォォッ
 ズバズバズバァァァッ

ジュダル「いきなり、魔法っ…!?」


 【安価下1】
 1 防御は捨てて迫って、突く!!
 2 銛を回転させて、風の刃を防ぐ!!
 3 棒高跳びの原理で飛び上がって回避! からの攻撃!
 4 その他、どうしよ?


ジュダル「だったらっ…!」

 ガッ
 グゥゥゥンッ
 ヒュバッ

犯人A「何っ…!?」

ジュダル「これでぇっ…!」

 ブォォォォンッ

犯人A「やらせるかっ…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 空中にいる無防備なところ狙われた
 4~6 一撃当てたけど怯ませる程度だった…!
 7~9 やったぜ


 ドガァッ

ジュダル「やった…!?」

犯人A「~~っ、んのぉっ…!」

ジュダル「ダメっ…!?」

 バッ
 シュタッ

犯人A「くっそ、このガキャァ…」

ジュダル「~っ…」

ジュダル(もっと強い当たりにしなきゃダメ…でもどうやったら…)

犯人A(あんまり長引かせても別のが駆けつけるかも知れねえな…とんずらこくに限るぜ…)


 【安価下1】
 1 体を大きく使って、遠心力を乗せながら攻撃だ!
 2 細かく突きながら相手の体勢を崩していこう
 3 乱打あるのみ!!
 4 その他、どうしよ?


ジュダル(そうだっ…油断させれば…)

犯人A(どうやってこのチビ騎士を撒いて逃げるか…)

ジュダル「……っ…」ジワァッ ←嘘泣き

ジュダル「怖いよぅ…」フルフル

犯人A「は?」

ジュダル(油断しろっ…!!)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 背を向けて逃げていった
 4~6 魔法でおもっくそ攻撃された
 7~9 油断するはずがなかったから、普通に攻撃した(銛はただの銛で射出式ではない)


ジュダル「…」フルフル

犯人A「大・烈風魔法!」

ジュダル「!?」

 ビュォォォォォォォッ
 ズバズバズバァァァァァッ

ジュダル「そんなぁっ…!?」

 ドサァッ

犯人A「ここで息の根止めちまえば追手も減るってもんだぜ…!」

 バッ

ジュダル「このひとでなし!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 あかんことになってきたぞー
 4~6 ドラシロが駆けつけてきたけど、逆に人質にされた。えっ!?
 7~9 颯爽とオッサン登場


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 にいや……!!
 奇数 気絶させられた。しかも、連れ去られた…
 ※0は偶数扱いやで~


犯人A「今さらかよ、小娘ぇっ!」

 ドゴォォォォッ

ジュダル「あぐっ…!?」

 ドサッ

犯人A「へへへっ…そうだ、てめえも騎士ならいいとこの貴族様か?」

犯人A「そうじゃなくても、騎士を人質にしちまえば…騎士団は泥塗られまくりだよなあ?」

 ガッ

ジュダル「っ…何、するつもり…?」

犯人A「いいことだよ、寝てろや、ガキィッ!」

 ドゴッ

ジュダル「っ…ぅ――」バタッ

犯人A「へへへ…」

 ・
 ・
 ・

ジュダル「……ぅ…」パチッ

ジュダル(………どこ、ここ…?)

ジュダル(かびくさい…)

 グビグビ…

犯人A「よぉぉ~…目ぇ覚めたかよ?」ヒック

ジュダル(酒臭い…)

犯人A「てめえらにとっ捕まった仲間とてめえを引き換えにするか」

犯人A「それとも大金せしめるか、考えてんだけどよぉ…」

犯人A「どっちがいいと思う? へはははっ…。まあ、お前の意見なんか聞きゃあしねえけどな」ヘラヘラ

ジュダル(手が縛られてる…これじゃ動けない…)


 【安価下1】
 1 大人しくしてる
 2 縄抜けを試みる。できるかなあ?
 3 その他、どうしよ?


犯人A「へっへっへっ…」

 スタスタ
 ボフッ

犯人A「グオ-…グオ-…」

ジュダル「…」ゴソゴソ

ジュダル(縛ってる縄…ほどければいいけど…)グイグイ

ジュダル(んんっ…痛い…この縄、チクチクするし、硬い…)グイグイ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ダメだな、きっつーく縛られてる
 4~6 やった、ほどけた! て喜びすぎて犯人Aを起こしちゃった
 7~9 あ、意外と楽にほどけた。酔っ払いながら縛ったな、こりゃ


ジュダル「んー…」

 グイグイ

ジュダル「もうちょっと…」

 グググッ
 スポンッ

ジュダル「あ、抜けた…!」

ジュダル「良かったぁ…」

ジュダル「…」チラッ

ジュダル(どうしよ…寝てるし…)


 【安価下1】
 1 逆に縛りつけて騎士団まで引っ張ってこう
 2 おや、盗品の宝石がいっぱいある…くすねちゃおう
 3 しっかりたっぷり…お返ししてあげなきゃ(愉悦感
   A 裸にひんむいて縛りまくって路上放置
   B 縛りつけてからいたーいことをしまくるよ。泣けよ、喚けよ、おらおら
   C その他、どんなお返ししてあげようか?


ジュダル「…」

ジュダル「…縛ろうっと」

 ゴソゴソ
 ギュッ
 グググッ
 ギッ

ジュダル「よーし…これだけ縛れば…」

犯人A「グオ-…グオ-…」

ジュダル「引きずってる間に起きるかな…? まあいっか」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 引きずったら起きちゃって、魔法で縄を抜けやがった
 4~6 引きずったら起きちゃったけど、痛めつけながら引っ張ってった
 7~9 これで一件落着! 無事に牢に突っ込めた!!


 ズルズル…

ジュダル「重い…」

 ズルズル

犯人A「ん…な、こりゃ…なっ!?」

ジュダル「!?」

犯人A「てめえ、いつの間にっ…! 小・烈風魔法!」

 ビュォォォッ
 スパンッ

ジュダル「ああっ…!?」

 バッ

犯人A「生かしといてやったってのに、バカな野郎だな…!」

ジュダル「っ…」

犯人A「こうなりゃ、ここで始末してやらぁっ…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 くっそう、魔法が厄介すぎるよぅ…
 4~6 意外とやるな、名無しのくせして!!
 7~9 まだ酔いが残ってやがるな!? いけそうだ、今度こそ!


犯人A「ふぉぉぉぉぉう…」スッ

ジュダル(何あのポーズ…?)

犯人A「ほわちゃっ…!」シュバッ

ジュダル(………酔ってる…?)

ジュダル(これならっ…!)

犯人A「小・竜巻魔法!」

 ビュォォォォッ
 ブワァアアアアッ

ジュダル「っ…!?」

犯人A「キェエエエエエ―――――――――ッ!!」


 【安価下1】
 1 カウンターで突きを見舞うぜ
 2 銛を振り回してヤツの側頭部を打ちのめすぜぃ
 3 足元に攻撃を集中させてから、本命の攻撃だぜ
 4 その他、どうしよ?


 シュバッ

ジュダル「えぇぇいっ!」

 ブゥンッ
 ドゴォォォッ

犯人A「ぐぬっ…!」

 ズザッ

ジュダル「まだ倒れない――でもっ!」

 ブォンッ
 ガッ

犯人A「ほわちゃーっ!!」

ジュダル(痛くないの…!? あ、酔ってるから…?)

 ダンッ

犯人A「キェエエエエエ―――――――――――――イッ!」

ジュダル(でもっ、大丈夫、今度は逆方向からっ…!)

 ブォォォンッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 こ、これが酔拳!?
 4~6 いいとこだったのに、横取りされた…
 7~9 よーし、倒したっ!! 倒せたよ!!


 ドッゴォォォォォォッ

ジュダル(手応え…!!)

犯人A「ほわ…ちゃ――」

 ドサァッ

ジュダル「…も、もう起きない…」

 ツンツン

犯人A「」

ジュダル「ふぅぅ…やった、ひとりでできた…!」グッ


 【直下 コンマ判定】
 1~5 しかし、叱られた…何かあったらどうする、ってくどくどとデネブから
 6~9 叱られかけたけどヒヒイロがデネブをなだめてくれた


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 どんだけ探しても見つからなかったのによくやった、ってすごく誉められた
 奇数 犯罪者には死の裁きを!! みたいな、よくあるダークヒーローが突如として現れて、犯人Aを惨殺した…!! な、何だとぅ!?
 ※0は偶数扱いやで~


ジュダル「後は、本部に引っ張っていけば――」

 ヒュォォォッ…

ジュダル「?」

 シュタッ

?「犯罪者には、死を――」

ジュダル「!?」

?「極大・劫火魔法」

 シュボォォォォォォォォォォォォッ

ジュダル「ええっ…!? な、何、熱っ…」

犯罪者A「ぐお、おおおおおっ…!?」

 バタァッ…

ジュダル「っ……だ、誰…何で…?」

?「我が名は【安価下1】。悪人には等しい死の裁きを与える者」

?「騎士よ、貴様らのやり方では生温い。――我こそが、真の正義の執行者であるッ!!」

 スゥゥゥゥッ…

ジュダル「え、ええっ…消え…あ…」

ジュダル「…捕まえた…のに…」チラッ

人型の炭「」パラッ


 【安価下1】
 自称・正義の執行者さんが名乗った名前おなしゃす
 ※本名じゃないよ


 ――暗夜王国・王都デーモン・騎士団本部――

 実践戦闘 4/5 → 5/5(習得)

ヒヒイロ「ゼドファ・ゲルマドル…ねえ」

デネブ「…前も、出たな、そういや」

ドラシロ「しかし、いくら犯罪者とて法で裁くからこその国家…勝手に殺すなんて私刑ですね」

ジュダル「捕まえたのに…ほんとなのに」

デネブ「はいはい、そういうことにしとくって…」

ヒヒイロ「とは言え…調子に乗られちゃ、たまんないよねえ」

ヒヒイロ「…デネブくん」

デネブ「俺、いっぱい抱えてるからパス」

ヒヒイロ「じゃあ、レイドく――んは…今、いなかったか。いつ戻るやら…」

ドラシロ「ならば僕がそのゼドファとかいう者を――」

ヒヒイロ「しゃあない…こりゃ新人にやらせるわけにもいかねえし…自分でやるか…やーれやれ…」

ヒヒイロ「でもひとりじゃオッサン、辛いからジュダルちゃん、手伝ってよ」

ジュダル「んー」

ドラシロ「ぼ、僕は…」

デネブ「3人もいらねえの分かれよ。その内、嫌でも抱える数多くなんだから」

ヒヒイロ「さって、じゃあ…ジュダルちゃん、目撃情報でも聞き込みにいこっかね。ついといでー」

ジュダル「えー…」

ヒヒイロ「えーじゃないの、ほれ、行くよー」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 しかし、オッサンのサボり癖はかなり根深かった! 聞き込みの名目で1日中酒場に入り浸って、いっぱいご馳走してもらえた
 4~6 オッサン流の情報収集方法を教わった! 実践してこい、って言われて放り出された。オッサンは飲酒始めた…
 7~9 お、お、お、オッサンが働いてる…だと…?


 ――個人情報――
 名前:ジュダル 職業:騎士(新人) 属性:火
 習得魔法:ー
 装備:銛
 所持金:0G
 所持品:竹槍
 成長:武器の扱い方・習得 基礎体力・習得 実践戦闘・習得

 ――知人――
 ヴォルド:兄 厳しい
 ヒヒイロ:オッサン ヘンタイ? 騎士
 ドラシロ:貴族な騎士団同期
 デネブ:騎士団の先輩 ドラシロと同年代? 恋にヘタレ
 レイド:騎士団の先輩
 チュミヌ:騎士団の同期
 ゼドファ:自称・正義の執行者


 スタスタ…

ジュダル「何するの?」

ヒヒイロ「まあ、まずは現場を改めて見るわけよ」

ジュダル「何で?」

ヒヒイロ「演奏みたいのしてたんしょ?」

ジュダル「顔隠してたし、マントつけてた」

ヒヒイロ「てことは、姿を隠す理由があんのよ。ま、大方、普段は王都に住んでるってとこだろうね」

ヒヒイロ「でもって私刑を加えてるってことは自己陶酔型の可能性も高いから、その現場を見て悦に浸ってる…なーんてあるかも知れないっしょ?」

ジュダル「そうなの?」

ヒヒイロ「ま、自己顕示だとしてもどんな影響が与えられるかとか、世間が騒がないかとか気になってしゃあないわけよ」

ヒヒイロ「だから、ちゃーんと捜査してますよって姿を見せておきゃあ、満足して次の犯行に及ばない可能性もちょびっとは生まれるわけ」

ジュダル「へー」

ヒヒイロ「次がないなら、それでいいからねえ、とりあえず…」

ヒヒイロ「んでもって、一応、本命として現場に何か犯人の手がかりが残ってないかなと調べとくの」

ジュダル「あ、ここの路地」

ヒヒイロ「ほいほい、ここね…んー…焦げ跡はあるけど、かなり魔法を制御してんねえ…。でも、生きた人間を数秒で灰にしたんなら極大級だし…」

ヒヒイロ「相当、魔法に卓越してるな。で、消えたんだっけ? どんな風だった?」

ジュダル「どんな?」

ヒヒイロ「透過系の魔法って言っても種類があんのよ。オーソドックスなのは風だけど、それなら風がしゅっと生まれるの」

ヒヒイロ「髪の毛が揺れたとか、そういうの感じなかった?」

ジュダル「……ううん、すぅーって消えた」

ヒヒイロ「すぅーって、ねえ…。それじゃ特定はできないわね…」

ヒヒイロ「ともかく…王都に住んでて、魔法に卓越してるような人間を片っ端から探しましょか」

ジュダル「うん」


 【直下 コンマ判定】
 1~6 しかし、オッサンはそういう足で探す系はジュダルに押しつけた
 7~9 お、オッサンが…まだ働く…とな…?


ヒヒイロ「んじゃ、行ってらっしゃい」

ジュダル「えっ」

ヒヒイロ「ん?」

ジュダル「オッサンは?」

ヒヒイロ「オッサン言うんじゃないよ、上司よ、上司」

ジュダル「だってデネブ…」

ヒヒイロ「…オッサン、オッサンって言われてショックだから今日はもう働けませぇ~ん」

ジュダル「はあ?」

ヒヒイロ「てことで、後はよろしく~。何かあったら、そこの酒場にいると思うから来てね」

ヒヒイロ「卓越した魔法の使い手で、アリバイのない人洗ってちょうだい。んじゃねー」スタスタ

ジュダル「…」


 【安価下1】
 1 まあいいや、探そっと
 2 ドラシロ、手伝ってー
 3 オッサンのサボりをデネブに言いつける


ジュダル「ねえデネブ」

デネブ「つーか、呼び捨てにすんなよ」

ジュダル「オッサンがサボった」

デネブ「…オッサン、働いた?」

ジュダル「ちょっとだけ」

デネブ「んじゃ、もう何も言えないからひとりでがんばれ」

ジュダル「えー」

デネブ「働かせまくると、何か理由つけて逃亡すんだよ、あのオッサン…」

デネブ「そうなった方がめんどくさいから、ちょっとでも働いたんなら言えねえの」

ジュダル「何それ、ずるい」

デネブ「ムダに権力はあるからな、あのオッサン…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ひとりで探したけど、手がかりはなかった
 4~6 ひとりで探したものの、王都って住民が多すぎてめっちゃんこ時間かかりそうだった
 7~9 やだやだ、って駄々こねて食い下がったら、それをオッサンにやってこい、って言われてほんとにやったらオッサンが渋々働いてくれた


ジュダル「ただいまー…」

ドラシロ「やあ、ジュダル。どうだったんだい?」

ジュダル「王都ひろすぎ…」

デネブ「だろうな…」

ジュダル「それに魔法の上手な人ってどれくらいかも分かんないし…」

ドラシロ「ははは、まあがんばりたまえ」

デネブ「お前も他人事みたいに言うな。資料の整理早く終わらせろ」

ドラシロ「何故…僕がこんな雑用…」

デネブ「いいからやれよ」

 ガチャッ

ヒヒイロ「うぃぃ~…ヒック…お、ジュダルちゅわ~ん…どーだった?」ヘラヘラ

デネブ「酒臭っ…」

ジュダル「見つかんない…」

ヒヒイロ「あー、そりゃ大変ねぇ…がんばり~」ヘラヘラ


 【安価下1】
 1 オッサンにたかる。がんばったんだからメシ食わせろ、って
 2 オッサンをけなす。これだからオッサンは…って
 3 オッサンを無視して寮に帰る
 4 その他、自由行動

この辺りに旅行に来ている著名人がいないか探そう


王子「……著名人を探す…?」

王子「そ、その心は一体…?」


 【安価下1】
 1 何でしょう、教えてください
 2 別の行動。オッサンに(を)…
   A たかる
   B けなす
   C 無視して帰宅

 ※>>518の人も、これは連取りにしないから教えて…安価取れれば


ジュダル「…」プイッ

ヒヒイロ「ありゃ、どしたのよ、ぷいってやっちゃって」

ジュダル「オッサンと違うからまだ探すもん」

ヒヒイロ「探すって?」

ジュダル「正体隠してるなら、有名人かも知れないもん」

デネブ「まあ、それもあるかも?」

ジュダル「だから有名人探す。…とりあえず、普段ここにいない人から」

ドラシロ「それなら、宿を回った方が良いだろうね」

ジュダル「うん」

ヒヒイロ「ほぇ~…あのスリ少女がこんなに立派になるとは…」ボソ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 とは言え、王都だけあって宿の数も多いし、有名人の出入りなんて把握できてないし
 4~6 上流階級の人間なら顔分かるかも、ってドラシロがついてきてくれたものの…見つからんかった
 7~9 そこそこ探したけど、宿を回りきれなかった。夜中に帰ろうとしたらひょっこりオッサンが現れてねぎらってくれた


王子「劇的…ねえ」

王子「まあ…うーん、まあ…うん?」


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 あやしーい人物を発見した…
 奇数 宿を回ってたら、悲鳴が聞こえた。駆けつけたら…ゼドファ発見!
 ※0は偶数扱いやで


 ――暗夜王国・王都デーモン・高級宿――

*「有名な方ですか…?」

ジュダル「魔法のすごい人で、昨日の夜の遅い時間に外出してた人」

*「うーん…そんな方…あ」

ジュダル「えっ」

*「……こちらのお客様が、毎晩、夜になるとふらりとお出かけになられていまして」

*「大体、いつもこれくらいの時間になると…」

 スタスタ…

*「あっ…騎士さん、あの方です」ヒソッ

ジュダル「…」チラッ

ジュダル(変装みたいのは、してないけど…)

*「あ、あと…もし、その探されてる方だとしても、そうでなくても、わたくしどもが情報を提供したことはご内密に…」

*「人違いだった場合、お客様がもういらっしゃらなくなってしまうことも考えられますので…」



 【安価下1】
 1 とりあえず、外出中に部屋を改めさせてもらおう
 2 こっそり、後をつけよう
 3 その他、どうしよ?


ジュダル「…あの人の部屋見せて」

*「えっ、し、しかし…」

ジュダル「見るだけ。騎士だから。騎士だよ?」ジロォォッ

*「は、はい…。で、ではこちらに…は、早めに済ませてくださいね…?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 特に怪しいものは見当たらない…
 4~6 部屋に入ろうとしたけど、は、入れないっ…!? 魔法で入れなくされてる…これ、は…?
 7~9 よく分からないけど魔法道具がたくさんある…とにかく、卓越した魔法使いなのは確かなようだ
  0  部屋に入ったら、何かが作動して爆破された!!? これはかなりクロっぽいけど…ホテルマンが被害に!!


 キィィィッ…

*「こちらの部屋です」

ジュダル「…」

 ゴッチャリ…

ジュダル(何かよく分かんないけど…色々ある…)

ジュダル(何これ…どうすればいいんだろ…?)

ジュダル(触ったら調べたこと、バレちゃったりするのかな…?)

*「…」

ジュダル「…」キョロキョロ


 【安価下1】
 1 ここにあるものを全部、書き記しておく。次に出会った時、特技のスリで何か盗んで、リストに該当するものがあれば…?
 2 こっそり、ひとつだけ拝借して誰かに調べてもらおう。物騒なものだったら、悪いヤツってことになる…よね?
 3 その他、どうしよ?


王子「申し訳ないけど、選択肢を別々にしてる意味がなくなっちゃうんで…複数やるのはNGということで…ごめんなさい」

王子「なもんで、改めてどうぞ」


 【安価下1】
 1 リスト作戦
 2 ひとつ拝借して調べてもらう
 3 名前+素性確認(ホテルマンに
 4 その他、どうするよ?


王子「NGだったし、これは連取りにしないどきますね」

―――――

ジュダル「……とりあえず、これはこれでいいや…」

*「では、カギをおかけしますので」

ジュダル「この人のこと、教えて」

*「はい。フロントにどうぞ」

 ・
 ・
 ・

*「お名前は【安価下1】様です」

*「どちらからいらしたのかは分かりませんが、1週間ほど前から宿泊をされています」

ジュダル「有名なんでしょ?」

*「ええ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 *「何でも、さる大商人の関係者だとかで…商いをされている方の間では有名だそうで」
 4~6 *「画家さんのようで」ジュダル「画家…」*「魔法を用いた絵を描かれてるようです」
 7~9 *「詳しくは存じておりませんが、魔法研究者さんだとか」

アーサー・キングロード


王子「あ、ごめん」

王子「安価とコンマをとらなきゃでした」

王子「改めて、おなしゃす」


 【安価下1】
 容疑者さんのお名前+性別

 【採用安価のコンマ判定】
 1~3 *「何でも、さる大商人の関係者だとかで…商いをされている方の間では有名だそうで」
 4~6 *「画家さんのようで」ジュダル「画家…」*「魔法を用いた絵を描かれてるようです」
 7~9 *「詳しくは存じておりませんが、魔法研究者さんだとか」


王子「危惧せずとも、ちゃんとやってもらえたようで…ええっと…>>538採用で。アーサーで女なはずないしね。え、あるとり…え? わかんなーい」

―――――

*「何でも、さる大商人の関係者だとかで…商いをされている方の間では有名だそうで」

ジュダル「商人の有名人…アーサー・キングロード…」

ジュダル「えらっそーな名前…」ボソ

*「これくらいでよろしいでしょうか?」

ジュダル「うん」

ジュダル「…これが犯人だったら、いいんだけど…」

*(うちからしたら、客が減るのやだなあ…)

ジュダル(とりあえず…今日は疲れたからもう帰ろうっと…)


 ――個人情報――
 名前:ジュダル 職業:騎士(新人) 属性:火
 習得魔法:ー
 装備:銛
 所持金:0G
 所持品:竹槍
 成長:武器の扱い方・習得 基礎体力・習得 実践戦闘・習得

 ――知人――
 ヴォルド:兄 厳しい
 ヒヒイロ:オッサン ヘンタイ? 騎士
 ドラシロ:貴族な騎士団同期
 デネブ:騎士団の先輩 ドラシロと同年代? 恋にヘタレ
 レイド:騎士団の先輩
 チュミヌ:騎士団の同期
 ゼドファ:自称・正義の執行者
 アーサー:アーサー・キングロード ゼドファの正体? 商人筋の有名人


―――――

 今日はここまでです
 ありがとうございました

おつー

ちなみにどうして名前と性別書いてある方を採用しなかったの?
今後の安価取りの参考にしたい


王子「ごめんね、ぎったんばったんしちゃってたもんで」

王子「えーと…>>548

王子「あれはね、こっちが『やべえ間違った』って慌てて訂正入れたものの、ちゃーんと安価を忘れられずにとってもらえてたから」

王子「早いもん勝ちの論理でいいかなと」

王子「大して深いあれはなかったんだけど、名前の安価をちゃんとするの忘れてたー、ってミスだったからいいかなと」

王子「男性名か女性名かで悩むような安価でもなかったし?」

王子「そういうことでした」

王子「無用な混乱を招いちゃって申し訳ありませんでした」

王子「ではまた次回」


王子「最近、ちょっと冷えてるけど皆さん、体調は大丈夫?」

王子「涼しいからいいや、って油断してるとお腹壊しちゃったりすることもあるから気をつけてね!」

王子「あと、いきなり頭上から鳥フン爆撃されることもたま―――――――――に、あるから道を歩くのも気をつけて!」

王子「ものすごく、気分悪くなるよ! 俺なんか人生2度目だよ!! 頭に食らわなかったからマシだけど」

王子「そんなわけで!」

王子「はーじまーるよー! みーんなー、あつまれー!」


 【直下 コンマ判定】
 今日も「自称・正義の執行者」を…
 1~3 捜査すると思いきや、水の都ででっかくて数の多い海の魔物が急増して危険だからって討伐任務が出されちゃいました
 4~6 捜査すると思いきや、王都付近に大規模な盗賊団が出てるから近づく前に捕縛へ行け、ってさ
 7~9 するよ! 容疑者は現在、1名


 ――暗夜王国・王都デーモン・騎士団本部――

ヒヒイロ「アーサー・キングロード、ねえ…」

ジュダル「見っけたの」

ヒヒイロ「でも、まだクロ確定ってわけじゃないんなら、まだ決め打つわけにもいかないわな」

ジュダル「えー…」

ヒヒイロ「だーいたい、アーサー・キングロードっつったら王城にも出入りするような大物よ?」

ヒヒイロ「もしもそんなのが、ほんとにゼドファとか名乗るキチガイくんだったらとんでもないことになっちゃうじゃないの」

ジュダル「何で?」

ヒヒイロ「色々と大人の世界は複雑なの」

ジュダル「わかんない」

ヒヒイロ「とりあえず、今日もがんばりんさい」


 【安価下1】
 1 オッサンも働けよ
 2 がんばるー
   A アーサーで決め打って見張るぜ
   B 王都に暮らすすごい魔法使いを探そう
   C その他、方法で
 3 その他、自由行動


 スタスタ

ジュダル「また、この探し方…」

ジュダル「大体、魔法を使える人なんて…」

ジュダル「あっ…魔法のこと、まだ教わってない…」

ジュダル「…」

ジュダル「ちぇっ…」

 スタスタ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 旧バイス王国の王立学術院で魔法を学んでた人がいる…らしい
 4~6 おや、あれはデネブ…。下町の方に歩いてく
 7~9 もめ事が起きてた


ジュダル「見つからない…何でこんなの…オッサンも働けばいいの……ん?」

デネブ「~♪」トトトッ

ジュダル「…何してるんだろ…?」

ジュダル(…………覗こうっと)トトトッ

ジュダル(こんなとこで、何するんだろ…?)

<コンコンコン

ジュダル(……誰の家だろ?)

<ガチャッ

<あ、デネブ

<よ、よ、よう、あ、あの……巡回で近くまで、来たから寄ろうかと思って…

<暇なんだね、デネブ

<ち、ちげーって! 下町の方まで巡回してる騎士は少ねえんだぞ?

<ふふっ、はいはい、上がってく?

<う、うん

ジュダル(…………例の、デネブの片思い…?)


 【安価下1】
 1 出てくるのを待って質問攻めしちゃう
 2 オッサンに言いつけとこう
 3 後で話を聞こう。捜査続行
 4 その他、どうしよう?


ジュダル「…この家か…」

ジュダル「よーし」

 コンコンコン

<はーい

 ガチャッ

アリア「はい……あら、どちら様?」

ジュダル「えーと…」

ジュダル「【安価下1】」

 1 やけに浮き足だって鼻の下を伸ばした不審者が入っていったのを目撃したから…
 2 その他、自由台詞


ジュダル「ここに来た騎士のデネブを逮捕しにきた」

アリア「えっ!?」

 ヒョコッ

デネブ「誰か来たの――って、お前っ!?」

ジュダル「ヘタレ罪で逮捕するー!!」バッ

 ガシィッ

デネブ「ま、待て、ちょっ…お前っ…!?」

アリア「あ、あれ…? えっと…」

ジュダル「このヘタレー!!」

デネブ「ばっ、お、お前、お前何言って――!?」

ジュダル「たーいほだー!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ガチギレされた
 4~6 外に連れ出されてどやされた
 7~9 一緒にお茶でもどう、ってお誘いされちゃった


 グイグイ

デネブ「だから、お前っ、ちょっ…」

ジュダル「ヘタレめっ!」グイグイ

デネブ「だーからっ――」

 バァンッ

ジュダル「っ…!?」

デネブ「やめろ、って言ってんだろが!!」

ジュダル「ぁ…でも…」

アリア「えっと…デネブ?」

デネブ「何しに来たんだよ、お前!? 仕事くらいしっかりやれ!」

ジュダル「そ、そっちだって…!」

デネブ「俺はちゃんとやった上だっつの、オッサンだってやることは最低限やってんだよ、まずは自分のことやってからにしろ!」

デネブ「出てけ」

ジュダル「あ…う…」

デネブ「出てけっつってんだよっ!」

 ガシッ
 ブンッ

ジュダル「きゃっ…」

 ドサッ

デネブ「二度とくんな」

 バタムッ…

ジュダル「…」シュン


 【直下 コンマ判定】
 1~3 しょんぼりジュダル
 4~6 気づいたらオッサン
 7~9 ????「ふむ…久しぶりに帰ってきたと思えば…これはどういうことか」


ヒヒイロ「まあ、もどかしいのも分かるけどこういうとこに首を突っ込まれんのはいい気分されないでしょうよ」ポン

ジュダル「っ…」バッ

ヒヒイロ「それに彼、こういうのは奥手な部分あるし、口も出されたくないんでしょ。騎士が往来で座り込んでちゃみっともないから立ちな」

ジュダル「いつから…?」

ヒヒイロ「さーて、いつでしょ。ついといで」

 スタスタ

ジュダル「うん…」

ヒヒイロ「デネブくんはね、あのお嬢ちゃんのあんちゃんとそこそこ旅してたのよ」

ヒヒイロ「まあ、いつからあの娘に惚れてたかは知らないけども家族ぐるみってやつのつきあいだ」

ヒヒイロ「だからこそ、なーかなか帰らない兄貴を、あの娘が待ってんのを見るのが堪え難かったんじゃないかね」

ヒヒイロ「ま、プラトニックな恋心で…そんな寂しい想いをさせる兄貴なんぞより、俺が傍にいるから寂しがるなよ…と」

ヒヒイロ「そういう線がいっちばん濃厚じゃないかねとオッサンは踏んでるんだけどもね」

ジュダル「…せん?」

ヒヒイロ「デネブくんが騎士になった理由」

ジュダル「……へえ…」

ヒヒイロ「ま、だからこそ…本人なりには真剣だし、ヘタレで奥手でどーにも発展しないのはもどかしいけど…見守っててあげましょうや」

ヒヒイロ「まだ冷やかしにゃ、ちょっと堪え難い年頃みたいだしね」

ジュダル「……うん…」

ヒヒイロ「ま、後で謝っとけば大丈夫っしょ。根はマジメだから謝って許してくれないコじゃないよ、デネブくんは」

ジュダル「うん…」

ヒヒイロ「と、ゆーわけで」


 【安価下1】
 1 気晴らしに酒場連れてってやるからついてこーい、って連行された
 2 お仕事戻りなー、って言われた。オッサンはふらふらとどっかに歩いてった
 3 ゼドファに会いに行くからついといでー、って。え?


ヒヒイロ「ゼドファに会いに行くからついといで」

ジュダル「うん……えっ?」

ヒヒイロ「ん?」

ジュダル「あ、会うって…?」

ヒヒイロ「正義の執行者さんが見逃せないようなことが起きるのよ、これから」

ヒヒイロ「だから、出てくるとこに張ってごたいめーん、ってね」

ジュダル「分かるの?」

ヒヒイロ「ま、何となくだけどもね」

ヒヒイロ「多分、やり手だろうからジュダルちゃんは下がってていいよ。捕まえた時にふん縛って引っ張ってくの手伝ってちょうだいな」

ジュダル「うん…」

ヒヒイロ「そいじゃ、気合い入れちゃってよー」

ジュダル(オッサンは気合いなんかさっぱりなのに…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ゼドファつえー…
 4~6 オッサンが押される…だと…!?
 7~9 オッサンが色々とせこい! でもすごくて、ゼドファが…


 スゥゥゥゥッ…

ゼドファ「…」チャキィッ

<路地へ逃げ込むぞ、回り込め!

 ダッ

犯罪者「はっ、ここに入っちまえばこっちのも――」

ゼドファ「我が名は、ゼドファ・ゲルマドル。真の正義の執行者なり」

犯罪者「ひっ、な、何でてめえ…!?」

ゼドファ「正義の炎に飲まれて消え――」

 ヒュォォォォッ
 シュバッ

ゼドファ「っ…!?」

ヒヒイロ「あらあら、はじめましてだねえ、ゼドファくん。残念ながらね、正義ってのはこそこそするもんじゃないのよ」

ヒヒイロ「それに法治国家においちゃあ、法律が正義ってもんでね、おたくのやってるのは殺人罪。――正義なんてもんじゃあないわよ?」

ゼドファ「っ…騎士め。我が前に立ちふさがるのならば、この場でもろとも…! 極大・劫火――」

 ダンッ

ヒヒイロ「おっそいなあ、正義の執行者くん?」

ゼドファ「!?」

 ズガァァァッ
 ドサァッ

ヒヒイロ「ほうれ、まだ行くぜぃ? ――小・火球魔法」

 シュボボッ

ゼドファ「火急な魔法ごときで我を――」

 ズザァッ

ヒヒイロ「おたく、戦い慣れはしてないみたいねえ? ひとつのことに気を取られすぎよ?」

 ズバァァァァァッ

ゼドファ「ぐぅっ…!?」ヨロッ

ヒヒイロ「ジュダルちゃん、確保のじゅーんび!」

ジュダル「う、うん…!」

ゼドファ「こ、のぉっ…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ゼドファの様子がおかしい…
 4~6 ゼドファが逃亡をはかった! ジュダルが止めにかかったけどダメだった…
 7~9 ゼドファが逃亡をはかった! 止めようとしたけど失敗した。でも…手癖が悪くて何か無意識にスッてた


ヒヒイロ「この国の正義は、ふたつもみっつもいらねえのよ――」

ゼドファ「っ――爆火!」

 シュボォォッ
 ズドォォォォォォォンッ

ヒヒイロ「うわっと…何だ、その魔法――って、ジュダル、逃げる気だ、取り押さえろ!」

 ヒュォォッ

ジュダル「二度も逃がさないっ…!」

ゼドファ「どけ、小娘っ…! 爆火!!」

 シュボォォッ
 ズドォォォォォォォォンッ

ジュダル「あうっ…!?」ドサッ

ヒヒイロ「逃がすもんかよ、ゼドファくーん!?」ダァンッ

ゼドファ「っ――」

 スゥゥゥゥッ
 スカァッ

ヒヒイロ「うおっ、ととと…透過魔法か…」

ヒヒイロ「ったく、往生際の悪い正義なこって…」

ジュダル「また…逃げられた……」

ヒヒイロ「んじゃ、ジュダルちゃんの見っけた容疑者さんとこに行こうかね」

ジュダル「え、何で?」

ヒヒイロ「ん? オッサンが斬ったっしょ? もしもキングロード氏がゼドファくんなら、傷痕もあるでしょ」

ヒヒイロ「でもってアリバイもなけりゃ、確定」

ジュダル「おおっ…」

ヒヒイロ「さっさと行くよ~」

犯罪者(………騎士つええ…観念しよう…)


 【直下 コンマ判定】
 1~7 犯人じゃなかった
 8~9 おやおやおや~?


 バァンッ

ヒヒイロ「ちょーっと失礼いたしますよっと」

アーサー「っ…!?」

アーサー「だ…誰だね?」

ヒヒイロ「王国騎士団のヒヒイロってもんなんですが…おや、キングロードさん、顔色が優れない様子で」

ジュダル(当たり? わたしすごい!)

アーサー「な、何でもない…少し、気分がすぐれないだけだ。それよりも、騎士というのは礼節を知らぬのか?」

アーサー「いきなりドアを蹴破って入る込むなど…」

ヒヒイロ「ああ、どうもすんませんね。2、3、お聞きしたいことがありまして」

ヒヒイロ「ひとつめ、先日…えっと3日前の深夜、外出なさってますね。どちらへ?」

アーサー「な、何故言わなければならない…?」

ヒヒイロ「まあ、そこはそれということで…じゃあ、今、どちらかにお出かけになられてたんじゃないですかね?」

アーサー「だから、どうして…」

ヒヒイロ「3点目、ちょいとその服の下を見せてもらってもいいですかい? ある傷痕を探してて、その傷痕と一致する野郎がいりゃ…」

ヒヒイロ「しょっぴかなきゃならねえんでね」

アーサー「っ…」

ヒヒイロ「抵抗されると公務執行妨害てぇことになるんで、我々の目は気にせずに上着だけどうぞ脱いじゃってくださいな」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ヒヒイロ「まあ、嫌がるってんなら、力ずくでなあっ…!」バッ アーサー「あ、あああっ…!?」ジュダル「……ブラジャー…?」
 4~6 アーサー「っ…み、見ないでくれ、ダメだ、見せられはしない…わたしじゃない…本当なんだ…!」
 7~9 アーサー「ほ、本当にわたしではないんだ…お、おかしいのは、この、この仮面であって…!」ヒヒイロ「はいぃぃ~……?」


ヒヒイロ「まあ、嫌がるってんなら、力ずくでなあっ…!」バッ

アーサー「あ、あああっ…!?」

ジュダル「……ブラジャー…?」

ヒヒイロ「は…?」

アーサー「~っ…」フルフルフル

ヒヒイロ「…」

ジュダル「何で男なのに?」

ヒヒイロ「…」

アーサー「ま…守られてる気がして、落ち着くんだ…つけていると…」フルフルフル

ヒヒイロ「守秘義務があるんで…とりあえず、こっちの質問に正直に、素直に答えてもらっても…?」

 ・
 ・
 ・

アーサー「ほ、本当に誰にもバラさないでもらえるだろうな…?」

ヒヒイロ「ええまあ…。ジュダルちゃんも、ダメよ? お墓まで持ち帰るのよ…この人の秘密」

ジュダル「早く忘れたい…」

アーサー「こ…この秘密を知られたからには…その、ゼドファとかいう者は絶対に捕まえてもらわないとこちらが困る…!」

ヒヒイロ「ええまあ…がんばりますわ」

アーサー「頼むぞ、本当に!? あと絶対言わないでくれ!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ヒヒイロ「…ジュダルちゃん、ちょいとおごってあげるからご飯行こうか」ジュダル「行く…」
 4~6 ヒヒイロ「ジュダルちゃん…オッサン、何かどっと疲れたから先にあがるわ…。あとのこと、よろしくー」
 7~9 アーサー「そ、そうだ、この件に関してはわたしも援助をしよう。だから、絶対言わないでくれ!!」ヒヒイロ「そりゃどうも…」


アーサー「そ、そうだ、この件に関してはわたしも援助をしよう。だから、絶対言わないでくれ!」

ヒヒイロ「そりゃどうも…」

ジュダル「援助って?」

アーサー「必要なものがあるなら、わたしが仕入れてやろう」

ヒヒイロ「へいへい、必要になりゃあお願いしますよーっと。ジュダルちゃん、行くぞーい」

ジュダル「うん…」

アーサー「ほ、本当に分かってるか? 分かってるのか!?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 高級品のブラジャーを口封じにもらった。何だろう、この気持ち
 4~6 とってもおいしい、超高級お菓子をもらった。皆で後でいただいた
 7~9 金の腕輪をもらった。ゴージャス感+守備力アップ


 ――個人情報――
 名前:ジュダル 職業:騎士(新人) 属性:火
 習得魔法:ー
 装備:銛
 所持金:0G
 所持品:竹槍
 成長:武器の扱い方・習得 基礎体力・習得 実践戦闘・習得

 ――知人――
 ヴォルド:兄 厳しい
 ヒヒイロ:オッサン ヘンタイ? 騎士
 ドラシロ:貴族な騎士団同期
 デネブ:騎士団の先輩 ドラシロと同年代? 恋にヘタレ
 レイド:騎士団の先輩
 チュミヌ:騎士団の同期
 ゼドファ:自称・正義の執行者
 アーサー:アーサー・キングロード 商人筋の有名人 女装趣味


ヒヒイロ「はぁぁ……ヤケに疲れた…」ギシッ

ジュダル「…」プラッ ←もらったブラジャー見てる

ドラシロ「じゅ、じゅだ、ジュダル…そ、そそ、そんなものをこ、こんな場所でっ…」

ジュダル「もらいもの…」

ドラシロ「も、もらいものっ…!? 一体、誰からどんな事情でそんな…あ、新手のセクハラ…?」

ジュダル「でもサイズが…」シュン

ヒヒイロ「どうせならパンティーとセットでくれれば良かったのにねえ」

ジュダル「オッサン!」バンッ

ヒヒイロ「そうすりゃ勝負下着になってたぜ、そりゃ」

ドラシロ「しょ…勝負…下着…」ゴクリ

ヒヒイロ「ともかく、ゼドファの手がかりではっきりしたのは火属性の魔法を得意にしてることだな」

ヒヒイロ「だが、透過魔法を火属性でやる方法ってのは少なくとも俺は知らねえから…複数属性の魔法を使えるもの…やっぱ魔法使いだな」

ヒヒイロ「戦い慣れはしてなかったから、魔法使い特有の頭でっかちで、魔法ばっか練習してました…って口だろうな」

ヒヒイロ「でもって…ありゃ、若いな、多分」

ジュダル「若いっていくつくらい?」

ドラシロ「そもそも、若いとする理由は?」

ヒヒイロ「んー…ま、年齢としちゃ、ドラシロくんからレイドくん…前後くらいの幅かね」

ヒヒイロ「理由は青かったからだ。行動もどうも、短絡的に感じられた…。…………もっとも、精神年齢の低いヤツって線もあるけどな」

ヒヒイロ「手傷は一応、負わせてあるし…ちょいと活動を自粛してもらえりゃいいんだけどなあ」


 【安価下1】
 そんな感じで、1日が終わった…
 1 デネブに謝るついでに、ブラジャーもあげた
 2 オッサンにたかった
 3 コミュる
   ※相手も併記
 4 その他、自由行動


 ガチャッ…

デネブ「はぁ…疲れ――」

ジュダル「おかえり…」

デネブ「っ……いたのかよ…。しかも、部屋暗くしたままで…」

ジュダル「…」

デネブ「…」

ジュダル「昼は…ごめんなさい」

デネブ「……別に、いいって…。でも、もうあんなことすんなよ」

ジュダル「お詫びにこれ…あげる」つ梱包したブラジャー

デネブ「何これ…?」

ジュダル「【安価下1】」

 1 何も聞かないで、好きな人にプレゼントしてあげて
 2 ブラジャー。…男ってこういうので興奮するんでしょ?
 3 絶対にお家に帰ってから開封してね。ばいばい
 4 その他、自由台詞


ジュダル「何も聞かないで、好きな人にプレゼントしてあげて」

デネブ「えっ…」

ジュダル「い、いいから、絶対ね、絶対」

デネブ「お、おう…」

ジュダル「じゃ、帰る」

 トトトッ
 バタムッ

デネブ「………かわいいとこもあんじゃん」

デネブ「でも、中身何だろ…? 重くはない…けど…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 翌日、めちゃくちゃ叱られた。でもオッサンと一緒に大笑いした
 4~6 翌日、1時間説教食らった。オッサンが笑いをこらえるのに必死そうだった
 7~9 翌日、デネブに叱られはしたけど、何か嬉しそうだった。進展あったのか? おっ、おっ?


 ――翌日

デネブ「二度とこんなくだらねえ悪戯するんじゃねえぞっ!」バンッ

ヒヒイロ「ふひっ…ふっ…ふはっ…はぁ…はぁ…」プルプル

デネブ「オッサン、何笑ってんだよ…」

ヒヒイロ「ひひっ…い、いや…ふぅぅぅ~……ふぅぅ…別に?www」

デネブ「」カチンッ

デネブ「オッサン…上等だ、そこに座れよ…。もう、今日という今日はオッサンだろうが、容赦しねえ!」

ジュダル「やっと終わった…」

ドラシロ「…一体、何したんだい?」ヒソ

ジュダル「ブラジャーあげた」

ドラシロ「ぷふっ…ぶ、ブラジャー…?」

デネブ「だぁああああああっ、お前ら、マジで調子に乗るなよっ!!?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 王都地下に存在する、犯罪者の収監施設で事件が発生したとのこと…
 4~6 さて、本日もゼドファ捜索…と、思いきや、王都で誘拐事件が大量発生中とのこと…
 7~9 ゼドファを探せるやで


ヒヒイロ「デネブくんは必死だねぇ…」

デネブ「オッサン、てめえ――」

 バァンッ

*「大変です! 地下収監施設でっ…!」

ドラシロ「地下…収監施設…?」

ジュダル「…牢屋?」

ヒヒイロ「どうした?」

*「見張りの者が全員、気絶させられており…捕まえていた者たちが全員、死亡していました…」

デネブ「全員っ…!? どうやって!?」

*「ま、まだ調査中で…」

ヒヒイロ「そうか、分かった。で、そいつをうちでやれってことだな」

*「は、はいっ、よろしくお願いします」

デネブ「もしかして、例の…」

ヒヒイロ「その可能性は高いだろうな…。俺とドラシロは状況を見に行くぞ。デネブとジュダルはゼドファを探せ」

ヒヒイロ「やっこさん、昨日の件でもしかしたら騎士そのものに憎悪を向けてるかも知れねえ」

ヒヒイロ「王都に護送されてくる犯罪者や、巡回中の騎士が取っ捕まえた輩の護送の道中に現れる可能性が高いから目ぇ光らせろ」

デネブ「了解、行くぞ、ジュダル」

ジュダル「あ、うんっ…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 しかし、ゼドファは見つからずに疲れるばかり…
 4~6 巡回中に強盗殺人に遭遇した。ゼドファが出てきそうだけど…目の前で起きてることも止めなきゃ
 7~9 現場検証をしたオッサンからの情報をドラシロが届けにきた


デネブ「見つからねえ……見つかるはずがねえよ…」

ジュダル「疲れた…」

デネブ「平和だったり、平和じゃなかったり…ったく、どうしてこの町はこんなに落差が激しいんだか…」

デネブ「獄の中の連中を皆殺しだなんて、頭がイカレてやがる…」

ジュダル「どうやったの?」

デネブ「知らねえよ…。オッサン達が現場検証してるんだから」

デネブ「…お前だったら、どうやる?」

ジュダル「……分かんない」

デネブ「…まあ、俺も思い浮かばないけど…」

デネブ「一旦、俺は戻って何か分かったことないか聞いてくる」


 【安価下1】
 1 一緒にいくー
 2 じゃあ、ゼドファ探し続ける
 3 じゃあ休憩してる
 4 その他、自由行動


 バンッ

アーサー「っ…!?」←ブラジャー装着中

ジュダル「ねえ、教えてほしいことあるんだけど」

アーサー「は、早くドアを閉めろっ!」

ジュダル「んー」

 バタムッ

アーサー「だ、大体、また勝手に踏み入ってくるなんて、常識というのが…」

ジュダル「魔法道具で、強くなることってできる?」

アーサー「は、はあ?」

ジュダル「ゼドファって、火属性なのに…消えちゃう魔法はそうじゃないって言ってたし」

ジュダル「それにオッサンが知らない魔法とか使ってたから、特別な魔法道具とか使ってるのかなって」

アーサー「確かに魔法道具を装備することで強力な魔法を放つことは可能になるし、複数種の属性の魔法も扱えるようにはなる」

ジュダル「それってすごい?」

アーサー「結局は装備者の魔力によって左右される部分もあるが…組み合わせ次第では無限の可能性を秘めているとも言えよう」

アーサー「数年前にバイス王国でもそういった研究が盛んに行われていたとも聞いたな…」

アーサー「何でも、人体に魔法道具や、魔法基盤をそのまま埋め込むことで人智を超えた力を持った存在を生み出すとか…」

ジュダル「どうやって?」

アーサー「……説明した通りなのだが…」

ジュダル「ふうん…? じゃあ、そういうのが売られたり買われたりってあった?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 アーサー「調べるだけ調べてみよう。また後で来なさい。ただし、ノックはしてからだ。……あと、秘密は守りたまえよ?」
 4~6 アーサー「どうだったか……。そういえば、先日の競売に妙なものが出品されていたな」
 7~9 アーサー「そう言えば先日、さっぱり名も知らぬ商人がわたしに奇妙なものを売りつけにきたことがあったな…」


アーサー「調べるだけ調べてみよう。また後で来なさい。ただし、ノックはしてからだ。……あと、秘密は守りたまえよ?」

ジュダル「…」

アーサー「何だね、その顔は?」

ジュダル「…」

アーサー「何か言いたまえ、何か」

ジュダル「【安価下1】」

 1 また来る
 2 …口封じ料は?
 3 その他、自由台詞


ジュダル「また来る」

アーサー「う、うむ…」

アーサー「………ところで、キミ」

ジュダル「…?」

アーサー「…昨日差し上げたブラジャーは、どうだったかね?」

ジュダル「…人にあげたら叱られた」

アーサー「なっ…!? あの良さが分からぬとは…けしからん…!」

ジュダル(何か勘違いしてる…)


 ――個人情報――
 名前:ジュダル 職業:騎士(新人) 属性:火
 習得魔法:ー
 装備:銛
 所持金:0G
 所持品:竹槍
 成長:武器の扱い方・習得 基礎体力・習得 実践戦闘・習得

 ――知人――
 ヴォルド:兄 厳しい
 ヒヒイロ:オッサン ヘンタイ? 騎士
 ドラシロ:貴族な騎士団同期
 デネブ:騎士団の先輩 ドラシロと同年代? 恋にヘタレ
 レイド:騎士団の先輩
 チュミヌ:騎士団の同期
 ゼドファ:自称・正義の執行者
 アーサー:アーサー・キングロード 商人筋の有名人 女装趣味


―――――

 本日は短いですがここまでです
 ありがとうございました
 おつかれさまです


王子「昨日はめんご」

王子「いやー、できるだけね、連絡しようとは思うけど気づいたら遅い時間って、あるよね、うん」

王子「ごめんなさいね」

王子「そんなわけで、今日は……というつもりだったんけど、引き続きほんと申し訳ないです」

王子「月末って好きじゃないです。また次回!」


王子「ごべんばばい……」

王子「明日は、やれる」

王子「……はずです」

王子「やります。がんばります」

王子「おやすみなさい」


ジュダル「あーあー…」

ジュダル「全然、見つかんない…」

ジュダル「つまんなーい…」

 ノロノロ

ジュダル「…」

ジュダル「にいや…今ごろ何してるかな…?」


 【安価下1】
 1 本部に帰るよ
 2 散歩する
 3 その他、自由行動


ジュダル「……」

ジュダル「こうなったら放浪の旅に出てやる…」

ジュダル「それでにいやと一緒に…あっ、にいやいなかった…」

ジュダル「…」

ジュダル「……散歩で勘弁してあげよっと…」

ジュダル「仕方ないなあ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 小犯罪の多発する王都デーモン…いそがCかった
 4~6 今日は平和な模様。噴水のそばのベンチで野良猫と昼寝した
 7~9 ドラシロが来たよ


<食い逃げ野郎、待てぇえええっ!!

ジュダル「食い逃げ…?」

<ひったくりー!!

ジュダル「えっ」

<痴漢死ねぇっ!!

<万引きだぁーっ!

ジュダル「多すぎ…」グスンッ


 【安価下1】
 1 でもがんばった
 2 ポーズだけ奔走した
 3 ああっ、持病の癪がぁっ…てやって公務を逃れる


ジュダル「ふんぬぅっ!」

 ブゥンッ
 ズォォォォォッ

食い逃げ犯「ひえっ――!?」

 ズドォッ

食い逃げ犯「さ、ささ、刺さって…ない…」

ジュダル「ふんっ!」

 ゴスッ

食い逃げ犯「」バタッ

ジュダル「次っ…!」タタタッ

 ・
 ・
 ・

 ――暗夜王国・王都デーモン・騎士団本部――

 ガチャッ…

ジュダル「ただいま…」

ドラシロ「おかえり、ジュダル。……どうしたんだい、くたびれた顔をして?」

ジュダル「食い逃げとひったくりと痴漢と万引きと親とはぐれた子どもの保護と徘徊老人の保護と泣き上戸の酔っ払いの話につきあった…」

ドラシロ「ご苦労さま…」

ヒヒイロ「でものんびりしてる時間はねえぞ」

ジュダル「何で?」

ヒヒイロ「今朝の件でな、色々と調べて判明したことがある」

ジュダル「今朝……あっ、忘れてた」

ヒヒイロ「地下牢の皆殺しは魔法によるものだ」

ヒヒイロ「捕まってた連中は全員が焼死。そのくせ、建築物は燃えちゃいなかった。つまり、人体だけを発火させていったことになる」

ヒヒイロ「任意の場所を燃やすのは劫火魔法だが、捕まってたのは約500人。人間だけを狙って500回も劫火魔法なんか使えねえ」

ジュダル「そうなの?」

ヒヒイロ「基本的にはな。…でもって、そのカラクリを色々と調べたわけだ」

ヒヒイロ「そして判明した」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ヒヒイロ「何かしらの、とんでもねえ魔法道具だ」ジュダル「ふーん」
 4~6 ヒヒイロ「魔力残滓をよくよく調べさせたらな、盗品と繋がった」
 7~9 ヒヒイロ「野郎は…十中八九、ゼドファが犯人だろうが、複数の魔法道具を所持している」


ヒヒイロ「魔力残滓をよくよく調べさせたらな、盗品と繋がった」

ジュダル「とうひん?」

ヒヒイロ「火の宝玉、って言ってな。5年ほど前にある役人がこいつを収集してたんだがどこぞの誰かに盗られてたんだ」

ジュダル「見つかって良かったね」

ヒヒイロ「まあ、見つかりゃあ…な。だが、問題はそいつを悪用されてるってとこだ」

ヒヒイロ「ついでに…その時に盗られたのは全部であ5つあって、その内の1つが出てきたにすぎない」

ドラシロ「…しかし、ゼドファがどうやってそれを手に入れたか分かれば…」

ヒヒイロ「ああ、盗まれてた他4つの在処も分かるかも知れねえ」

ヒヒイロ「…………気乗りしねえけどな」

ドラシロ「何故ですか?」

ヒヒイロ「ただの勘だ…。関わっちゃならねえ…いや、関わり合いにならねえ方がいいとこと繋がってそうな気がするんだよ…」

ジュダル「でも仕方ないじゃん」

ヒヒイロ「まあな。…でもって、今、デネブがその魔力残滓を辿って追尾してる」

ヒヒイロ「デネブが戻ってくるまで、お前は休んでろ。遠からず、ゼドファとは対峙する。お前を前に出すつもりはねえけど、一応な」

ヒヒイロ「そういうわけで、今日は解散」


 【安価下1】
 1 ヒヒイロにたかる
 2 寮に帰って寝た
 3 コミュる
   ※相手も併記
 4 その他、自由行動


ヒヒイロ「さぁーて、俺はぼいんなねーちゃんの店でも行くから戸締まりしろよーっと…」

ジュダル「ねえ、オッサン」

ヒヒイロ「ん? ついてきたいのか? あと10年待っとけ」

ジュダル「行かないし」

ヒヒイロ「んじゃ何よ?」

ジュダル「ほんとに全員、死んでるの? ゼドファって全部、炭にしちゃうんでしょ? てことは――」

ヒヒイロ「全部死んでる。放り込んでた連中と炭が同一のものだったか確認すんのはムズいにしろ…だ」

ヒヒイロ「建物は一切燃えてねえつったろ? 魔法を使っての脱走に備えて、魔力不伝導体を使ってたから、手枷や足枷なんかもそのままだった」

ヒヒイロ「さすがに、そういうもんはちゃんと管理してるし、ありゃあ専用のカギがなきゃ開かねえし、それは厳重に管理されてる」

ヒヒイロ「だからダミーだの、入れ替りだのはねえ」

ジュダル「……ん? うん…?」

ドラシロ(自分から言っといて、実はちょっとついていけてない…?)

ヒヒイロ「仮にそうだとして、ゼドファに仲間がいるとでも睨んでんだろ?」

ジュダル「それ!」

ヒヒイロ「これも単独犯の線が濃厚だ。ゼドファの出現地点を地図にまとめてある。そこの壁に張ってあんだろ?」

ヒヒイロ「こいつと、犯行時刻を照らし合わせるとひとりでしか動いてねえ」

ドラシロ「…しかし、実行犯がゼドファだけということも」

ヒヒイロ「だとしてもだ、そいつは可能性に過ぎないってだけで、そんなん考えたら星の数になっちまう」

ヒヒイロ「それに仲間なんぞがいて、牢屋にいたとしても…そいつは犯罪者ってことになる。ゼドファが犯罪した仲間を庇うか?」

ジュダル「ゼドファだって犯罪者だもん」

ヒヒイロ「あそこにいたのは小悪党だ。凶悪犯罪者はとっくに、よその強制労働所だのに護送済みなんだよ」

ヒヒイロ「だから、ジュダル…お前の線はない。……少なくともその可能性はかーなーり、低い」

ヒヒイロ「行き詰まったら、その線で考えたっていいが…手枷と足枷はきっちり残って、数も合ってた」

ヒヒイロ「野郎があそこを皆殺しにしちまったのは騎士団…俺か、もしくはお前に対する挑戦状みてえなもんだろ」

ヒヒイロ「この俺様の邪魔を二度もしやがって……ってな」


 【安価下1】
 1 ぼいんなおねーちゃんのお店に行くヒヒイロに同行してたかる
 2 寮に帰る
 3 その他、自由行動


黒服「ヒヒイロさぁん…」

ヒヒイロ「どうよ、儲かってる?」

黒服「さすがに…子連れはマズいですって」

ヒヒイロ「あん?」

ジュダル「…」ギュッ ←ヒヒイロの服つかんでる

ヒヒイロ「…おお…? お前、いつの間に…?」

ジュダル「今」

ヒヒイロ「…」

黒服「未成年はちょっと…」

ヒヒイロ「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 そういうわけだから、ってヒヒイロはジュダルを引き剥がしてお店に入っていってしまった。シット!
 4~6 で、ふつーの酒場でたかることになった
 7~9 お小遣いもらった。これでちゃんと入れるお店にいきなさい、ってさ


王子「ファッ!!?」

王子「……しゃあないのう」


 【00】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 なんとアーサーがオーナーらしく、新店舗があるからそっちに来なよって正体されて、新キャラと出会うということで
 奇数 緊急の伝達に騎士が走ってきた。デネブの焼けこげた遺体が騎士団に届けられた…て…
 ※0は偶数扱いやでぇ…


ヒヒイロ「いやいや、勝手についてきただけだからね、オッサン、こんなコは知らな――」

ジュダル「…」ギュゥゥッ

ヒヒイロ「…やーれやれ…今日はやめとくわ」

黒服「またどうぞ」

アーサー「ん、どうかしたか?」

黒服「! これは、オーナー…」

ヒヒイロ「あり、キングロードさん、こんなとこで……オーナー!?」

ジュダル「アーサーでしょ?」

アーサー「どういうことだ? この方々をどなただと思っている?」ジロッ

黒服「はっ、こ、これは…かくかくしかじかということでして」

アーサー「なるほど…ならばヒヒイロ殿、ジュダル殿、最近、新たな店を構えましてな」

アーサー「そちらにいらしてはどうでしょう? 小さすぎるお子様は遠慮しておりますが、ジュダル殿の年齢ならば何も問題のないところです」

アーサー「もちろん、費用もいただきませんが」

ヒヒイロ「お、棚ぼた。んじゃ、そっちに行くかね」


 【安価下1】
 1 遥か東の島国にある、ワビサービという文化にひたれるお店だそうです
 2 ものすごーく東の大きな国の、チューカという文化にひたれるお店だそうです
 3 アーサーの甥が経営しているらしい…が?


 カランッ…

アーサー「ここは、わたしの甥が経営していましてな」

アーサー「初めての商いということでわたしが出資し、形だけ現在はオーナーということになっているのですよ」

ヒヒイロ「ほーん…ま、見た限りじゃあ普通の店っぽいけど」

ジュダル「…」

アーサー「おい、客を連れてきてやったぞ」

アーサー「丁重にもてなせ、わたしの大事な友人方だ」

ヒヒイロ「…さっぱり、客がいないねえ」

ジュダル「お店の人も」

アーサー「……まったく、何をしているんだ…」

アーサー「おい、【安価下1】」


 【安価下1】
 アーサーの甥のお名前

 【採用安価のコンマ判定】
 偶数 つよい。……え、お店の人ちゃうん?
 奇数 バカ。……でも有能なバカ?
 ※0は偶数扱いや
  どっちが悪いとか、どっちが良いもあんまりないで


アーサー「おい、ジャンヌ」

ヒヒイロ「…ジャンヌ? 甥っ子だって言ってたのに?」

アーサー「ん、ああ…どうやら名付け親は女の子だと思っていたらしく、そのままつけてしまった」

ジュダル「え…」

アーサー「お陰で、どこで何がおかしくなったのか…」

 ドタドタ…
 ヒラッ…

ヒヒイロ「おおお…?」

ジャンヌ「お初にお目にかかります…。叔父がいつも、お世話になっております。ジャンヌ・キングロードと申します」

ジュダル「…女?」

アーサー「…男です」

ジャンヌ「いいえ、女です」

アーサー「男だろう、お前は! いつもそんなふりふりひらひらした服を…」

ジャンヌ「おーんーなー、なー、のー!!」

アーサー「お前は男だろう、どうしてそんな格好をする!?」

ジュダル「ねえ、オッサン」

ヒヒイロ「ん?」

ジュダル「こっちのオッサンもブラジャーつけるのにね?」

アーサー「」

ジャンヌ「え、何て? 何て? ねえねえ、叔父さん、何か今、不穏な言葉聞いたけど」

アーサー「お、お前の知ることで、ででは、なななない…」

ジャンヌ「大体、あたしは世界一の踊子目指してたっていうのにどうしてこんなお店…」

アーサー「面倒を見てもらっている立場で文句を言うんじゃない。踊子になるとか言って、お前のやってることはただの傭兵のまねごとだったろう」

ジャンヌ「踊りは全てを変えるんですぅー。文句ばっかり立派な頭の足りないバカどもだって踊りひとつで蹴散らせるんですぅー」

アーサー「それは踊りではない、暴力だろうっ!!」

ジャンヌ「あたしからしたら踊りですぅー」

アーサー「ええい、百歩譲って踊りだとして、何で女の格好でしていた!?」

ジャンヌ「女だもーん」

アーサー「お前は男だっ!!」

ヒヒイロ「濃いねえ…キングロード家って…」

ジャンヌ「【安価下1】」

 1 お腹減った
 2 で、男なの? 女なの?
 3 その他、自由台詞


王子「ごめん、ジャンヌじゃなくて、ジュダルの台詞だった…。素で間違った」

―――――

ジュダル「お腹減った」

アーサー「ジャンヌ、早くお2人にお食事をお持ちしなさい」

ジャンヌ「全くもう…恩着せがましく…」

ヒヒイロ「…ふむ…」ジィッ

ジュダル「どしたの、オッサン」

ヒヒイロ「男、男、ってキングロード氏は言うものの…見た目は完璧な美女だな」

ヒヒイロ「悩みそうだ」

ジュダル「…ヘンタイ」

ヒヒイロ「あの足を見ろ、ジュダル。いいか、女はシルエット勝負だ。特に、足ってのはシルエットが美しくなる」

ヒヒイロ「だから女の美はまず、足から見ろ。そうして、どんどん視線を上げていくわけだ」

ジュダル「下から上?」

ヒヒイロ「そうそう、飲み込みがいいじゃねえの。でもって、こう、足から腰のくびれへいくだろう?」

ヒヒイロ「ここが締まって、そこからのぼんとくるお胸だ。この差があればあるほどいい」

ヒヒイロ「ありゃ詰め物でもしてる胸だが、それでもよくよくやってる方だ」

ジュダル「ふうん…?」

アーサー「ごほんっ…ヒヒイロ殿、あれは男ですが?」

ジュダル「目の保養に性別なんざ関係あるか。ヤるわけじゃねえんだ、見た目だけならついてようがついてなかろうが関係ねえ」

ジュダル「ヘンタイだ…」

アーサー「…はあ…どうぞ、この店を今後ともよろしくお願いいたします。お代はいつ、来ていただいてもお二人に限っては無料にさせていただきます」

アーサー「では、わたしは用事がありますので、これにて」

 カランッ…

ジャンヌ「ご飯お待ちどーさまーでーす」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 タダでも二度とここでご飯は食べなくていいかな、って味だった
 4~6 オッサンがお店の楽しみ方を間違ってる件について
 7~9 普通においしかった


ヒヒイロ「んで、ジャンヌくんは何、踊子なの?」

ジャンヌ「ちゃんでいいですよー」

ヒヒイロ「げへへへ…じゃあさ、ジャンヌちゃん、ちょっときわどーい衣装で一曲頼むよ」

ジャンヌ「オーライ、オーライ、着替えてくるね~♪」

ヒヒイロ「キングロードもやるじゃねえの…」

ジュダル「…」モグモグ

 ~♪

ヒヒイロ「お、始まった?」

 シュバッ

ジャンヌ「どう、この衣装?」

ヒヒイロ「おおおおおおおおおおっ!!? いい、いいっ!」

ジャンヌ「楽しんでってね♡」パチン

ヒヒイロ「うっひょうっ!!」

ジュダル「…」モグモグ


 【安価下1】
 1 にしてもキレーな人だなあ、って
 2 食うだけ食って帰った
 3 オッサンにつき合わされて朝までジャンヌの素晴らしい踊りを堪能した


ジャンヌ「どうもありがとー!」

ヒヒイロ「よっ、ジャンヌ!」

ジャンヌ「へへへっ…」

ヒヒイロ「いやあ、いいもんだ…美女と酒。いい組み合わせだ…」

ジュダル「…確かに見た目は綺麗」

ジャンヌ「美貌は踊子の必須要素だからね」フフン

ジャンヌ「でも、キミもすごくレベル高いと思うよ?」

ジュダル「…」フイッ ←警戒中

ジャンヌ「あれ?」

ヒヒイロ「いいのよ、いいのよ、こんなチビちゃんは放っておいて。それより、オッサン、もっともっと際どいのがいいなぁぁ~」

ジャンヌ「えー? もっとー?」

 イチャイチャ

ヒヒイロ(股間にさえ目ぇつむれば男も女も大差ねえし…このノリならお触りだって…)

 ピトッ

ジャンヌ「あっ、えっち」

ヒヒイロ「あり…?」フニフニ

ジャンヌ「んもー♡」

ヒヒイロ「……………………ジュダル、帰るぞ」

ジャンヌ「え、何でっ!?」

ヒヒイロ「いやー、やっぱ観賞に限るもんだったわ。おたく、鍛えすぎじゃないの? 触っただけで泡立つくらい、いい筋肉してるよ」

ヒヒイロ「そのせいで冷めちゃったわ…」

ジャンヌ「えーっ!?」

ジュダル「帰るの?」

ヒヒイロ「ま、見る分にはかなりいいから、またぷらっと来るわ~」

ジャンヌ「いいじゃん、帰らなくてもー!」

ヒヒイロ「オッサン、年だからもう眠くて仕方ないのよ…ふわぁぁ…」

ジャンヌ「鼻の下伸びまくりだったのに」

ヒヒイロ「そんなに残ってほしい? どうせお金落とさないのよ?」

ジャンヌ「いいよ、別に」

ヒヒイロ「……んじゃ、ジュダルちゃんはここに残留で。ばいびー」

 カランッ

ジュダル「えっ、何で!?」

ジャンヌ「んもー…これだから男って薄情だよねー?」

ジュダル「…」チラッ

ジャンヌ「ん?」

ジュダル「【安価下1】」

 1 …(警戒中
 2 ……………ほんとに男?
 3 その他、自由台詞


ジュダル「ごはんありがとう」

ジャンヌ「うん、いいのいいの、不本意だけど叔父さんに押しつけられちゃったお店だし」

ジュダル「…」

ジャンヌ「にしても、えーと……ジュダルちゃん? かわいいねー」ナデナデ

ジュダル「…」

ジャンヌ「はぁ…あたしも、こんな風に生まれたかった…」

ジュダル「こんな?」

ジャンヌ「最初っから女に生まれてればもっと違ってたのになあ…」

ジャンヌ「取り替えミスだよ、ほんと…あーあ、あーあー…」

ジャンヌ「ま、そこらの女よか強いのはいいんだけど」


 【安価下1】
 1 かえりたい
 2 何か話題をふる
   ※ひとつだけ話題を併記してね


ジュダル「女の子じゃなくても、かわいいよ?」

ジャンヌ「えっ…」

ジュダル「…見た目は」

ジャンヌ「ほ、ほんと?」

ジュダル「……うん」

ジャンヌ「ほんと~? えへへ…えへへへへ…」ポリポリ

ジャンヌ「ありがと、ジュダルちゃん」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 そんな男の娘ダンサーとの出会いでしたとさ
 4~6 困ったことがあったら相談してね、って。物理的に解決できそうなことなら力になるよ、って。………疑問は持たないでおいた
 7~9 翌朝、出勤したらデネブが寝てた


 ガチャッ

ジュダル「眠い…おはよ…」

デネブ「Zzz」

ジュダル「寝てる…」

デネブ「フゴッ…ん…ジュダル…ふぁぁ…もう朝か…」ムクッ

デネブ「…ねみっ…」

ジュダル「何でここで寝てたの?」

デネブ「魔力残滓をずぅーっと…追っかけてたんだよ…。で、夜中に戻ってきた…」

ジュダル「じゃあ、ゼドファ…」

デネブ「居場所は掴んだ。あとは、ぶちのめして取っ捕まえるだけだぜ」

ジュダル「おおっ…」

デネブ「ま、準備してからな…。火の宝玉なんてもんを持ってるみたいだし…」

デネブ「この件はオッサンとお前が担当なんだから、俺はここまで…。10時になったら起こして…」ゴロン

デネブ「起きたら…仕事が…山積…み…」ウトウト

デネブ「Zzz」

ジュダル「……ブラックだ」

 ガチャッ

ドラシロ「ははははっ、この素晴らしい朝が、この素晴らしい僕を祝福しているようだ!」

ドラシロ「気分爽快とは、まさにこのこと! あははは――」

デネブ「るっせえな、バカドラ!!」


 【安価下1】
 準備…か。何をしておこう?
 1 特訓?
 2 武器とか…
 3 休もう
 4 その他、どんな?


ジュダル「…いまだに、銛…」

ジュダル「ちゃんとした武器ほしい…」

 ガチャッ

ヒヒイロ「おはよーさん…」

ジュダル「オッサン、武器ほしい」

ヒヒイロ「ああ?」

ジュダル「武器っ!」

ヒヒイロ「ああ…そういや、まだもらってねえのか…」

ヒヒイロ「んー…早く寄越せとは言ってたんだけど、デネブー、どうなって……て、寝てやがるのか」

ヒヒイロ「……寝てるってことは、場所割り出したか…。てえことは、ゼドファのこともあるし…」

ヒヒイロ「そうだな…たまにゃ、二つ星権限でも活用さしてもらうか…」

 ・
 ・
 ・

ジュダル「おおー…」チャキッ

ヒヒイロ「紺碧水晶てのがここにはめこまれてる。こいつのお陰で、魔力増幅効果が得られる」

ヒヒイロ「武器としても普通にいいもんだしな。こいつはお前の魂そのものになる。大事にしろよ」


 ジュダルは 騎士団の槍 を手に入れた ▽


 【安価下1】
 1 準備かんりょー
 2 オッサン、魔法おせーてよ
 3 その他、何じゃらほい?


ジュダル「ねえねえ、オッサン」

ヒヒイロ「んー?」

ジュダル「魔法おしえて」

ヒヒイロ「ああ…そういや、そんな話もあったな」

ヒヒイロ「…まあ、一応ってこともあるし、教えるだけ教えといてやるか」

ジュダル「やった」

ヒヒイロ「けど、お前は感覚で魔法を使えない…要するに、素養が低いってやつだ」

ヒヒイロ「ちょいと習得は難しいから投げ出すんじゃねえぞ?」

ジュダル「うん」


 【安価下1】
 1 小・劫火魔法(0/2)
 2 小・火球魔法(0/2)


 小・劫火魔法 1/2

ジュダル「…できない」

ヒヒイロ「ま、そんなもんでしょうよ」

ヒヒイロ「あんまり練習漬けになってもしょーもないから、1日に1回、ちゃーんと時間と量を決めて集中して取り組みなさいな」

ジュダル「ずっと練習しちゃダメなの?」

ヒヒイロ「ジュダルちゃんはそんなに長くやれるほどの魔力ないっしょ」

ヒヒイロ「だからずっとなんてできないし、日にしつっこく何度も何度もやったって意味ないの」

ジュダル「ふうん…」


 ――個人情報――
 名前:ジュダル 職業:騎士(新人) 属性:火
 習得魔法:
 装備:銛
 所持金:0G
 所持品:竹槍
 成長:小・劫火(1/2) 小・火球(0/2) 武器と魔法の連携・基本(0/3)

 ――知人――
 ヴォルド:兄 厳しい
 ヒヒイロ:オッサン ヘンタイ? 騎士
 ドラシロ:貴族な騎士団同期
 デネブ:騎士団の先輩 ドラシロと同年代? 恋にヘタレ
 レイド:騎士団の先輩
 チュミヌ:騎士団の同期
 ゼドファ:自称・正義の執行者
 アーサー:アーサー・キングロード 商人筋の有名人 女装趣味
 ジャンヌ:美人の踊子だけど男 アーサーの甥



―――――

 本日はここまでです
 ありがとうございました


王子「訂正があったので、まずはこちらをバーン!」


 ――個人情報――
 名前:ジュダル 職業:騎士(新人) 属性:火
 習得魔法:
 装備:騎士団の槍
 所持金:0G
 所持品:竹槍 銛
 成長:小・劫火(1/2) 小・火球(0/2) 武器と魔法の連携・基本(0/3)

 ――知人――
 ヴォルド:兄 厳しい
 ヒヒイロ:オッサン ヘンタイ? 騎士
 ドラシロ:貴族な騎士団同期
 デネブ:騎士団の先輩 ドラシロと同年代? 恋にヘタレ
 レイド:騎士団の先輩
 チュミヌ:騎士団の同期
 ゼドファ:自称・正義の執行者
 アーサー:アーサー・キングロード 商人筋の有名人 女装趣味
 ジャンヌ:美人の踊子だけど男 アーサーの甥


王子「そして、本編に参るぞよ」

王子「とうとうゼドファの居場所を特定して、これから乗り込むぞ、というところですよ!!」

王子「さあ、張り切っていってみよう! ……多分強いから気をつけてね」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 王都と水の都は地下で繋がっていた!? その秘密地下空間にゼドファは潜伏していたとのこと
 4~6 海に面した洞窟の中にゼドファは潜伏していたとのこと
 7~9 ぽつりと王都から離れたところにある廃屋にゼドファはいたらしい


 ――暗夜王国・地下大空洞――

ジュダル「うわ……何ここ…?」

ヒヒイロ「まーさか、ここを見つけてた野郎がいたとはな…」

ジュダル「何なの?」

ヒヒイロ「王都と水の都が、この地下空間で繋がってんだ」

ヒヒイロ「だが、今は使うことも、立ち入ることも禁じられてる」

ジュダル「どうして?」

ヒヒイロ「魔物が沸きやがってな。きっちりこの空間とそれぞれの都を隔離しとかねえと街中に溢れ出す危険性があった」

ヒヒイロ「それにこういう日の目が届かねえとこは犯罪の温床になりやすいし、衛生的にも良くはないのよ」

ジュダル「ふうん…」

ヒヒイロ「どうやって、この空間を築いたのかは知られてねえけどな…」

 スタスタ…

ヒヒイロ「ジュダルちゃん、分かってると思うけど連中とガチでやり合うのはオッサンだからね?」

ジュダル「うん」

ヒヒイロ「オッサンがもしも天寿をまっとうしたら、墓標にキッスしてくれりゃあいいから」

ジュダル「絶対しない」

ヒヒイロ「あーらら、最近の若者は薄情ねえ…」

 スタスタ…

ヒヒイロ「――と、気づいたかね、やっこさん」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 トラップ(物理)×トラップ(魔法)だぁあああっ!?
 4~6 トラップ(魔法)が発動されたけどオッサン頼れるぅ~、ひゅーひゅー
 7~9 ゼドファが出てきたぞ


 ザッ…

ゼドファ「騎士どもめ……」

ヒヒイロ「おー、出てきたみたいねえ」

ヒヒイロ「まさかここを嗅ぎつけてくるなんて…って気分? お生憎、すでに偵察でも1回別のが来てるのよね」

ゼドファ「……だからどうした? 誰が来ようがこの我が負けるはずがない」

ジュダル「…」チャキッ

ヒヒイロ「へっへへへ…だからどうしたって…」

ゼドファ「…何がおかしい」

ヒヒイロ「やっぱりおたく、中身はとんと未熟みたいねえ」

ゼドファ「!」

ヒヒイロ「ガキの火遊びにこれ以上、つきあってやるつもりはねえ。――かかってきな」チャキィッ

ゼドファ「ほざいていろ、すぐにあの世へ送ってやる…!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 うわーお、全方位攻撃ですってー。ジュダルも巻き込まれちゃうー
 4~6 うわーお、ものすっげー火力でございますよ、オッサン大丈夫かね?
 7~9 うわーお、オッサンすごい


ゼドファ「極大・火球連弾!!」

 シュゴォォォォォォォォォォォッ

ヒヒイロ「うわお…」

 ドドドドドドドドォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ

ジュダル「オッサン…!」

 シュバッ

ヒヒイロ「だいじょびよ、まだこれくら――」

ゼドファ「さらに3倍だ――」

ヒヒイロ「こりゃいかん」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ

ジュダル「すごっ…」

ジュダル「でもオッサン、平気で動いてる…」


 【安価下1】
 1 がんばれーって応援だけ
 2 そう言えばオッサン、ゼドファは戦い馴れてないって…火力はすごいけどそのせいで視界不良だし、こっそり近づいて倒す?
 3 その他、どうしよ?


ジュダル「そうだ、この隙に…!」

 ダッ

ジュダル(突っ立ったまんまで魔法撃ちまくってるだけみたいだし…)

ジュダル(オッサンが動き回ってて狙い定めるのに必死になってそうだし)

ジュダル(こっそり近づいて、ぐさっと一突き…! ざまーみろコースで…!)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 流れ弾にぶつかった。大ダメージ
 4~6 途中で気づかれた(白目
 7~9 ぐさっと行くぜぇえええええってとこで


 ダダダッ…

ジュダル「もらっ――えっ」

 シュボォォォォォォォォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォッ

ヒヒイロ「ジュダルちゅわぁーんっ!? なーにしてんの!?」

 ドサァッ

ジュダル「あ…う…不意打ち…」

ヒヒイロ「不意打ちたってね――」

ゼドファ「ちょこざいな…お前から消え去れ!」

ヒヒイロ「おいおいおいおい、ちょっとっ…!?」ダンッ

ジュダル「っ…!?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 オッサンダイ――――――――――――ン!!
 4~6 オッサンつおい
 7~9 一度きりの隠し球を使っちゃったってさ、オッサンが
     7 その割に防ぐだけで終わっちゃったし
     8 そのくせ、与えたダメージ少ないし
     9 もっといいタイミング狙ってたってさ


ヒヒイロ「魔法反射鏡……!」

 バッ

ゼドファ「!?」

 パァァァアアアアッ
 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォッ

ジュダル「っ………あれ…?」

ヒヒイロ「ふぅ、間一髪セーフ…」

ゼドファ「そんなものまで…っ」

ヒヒイロ「あーあ…1回こっきりの使い捨てだったのに当てらんなかった」

ヒヒイロ「ジュダルちゃんのせいよ?」

ジュダル「でも…」

ヒヒイロ「まあ…生きてりゃ儲けもんよ。そこに這いつくばって大人しくしてな」

ゼドファ「小細工をするのが騎士か…!」

ヒヒイロ「小細工してんのはどっちかねえ? うちのかわいい新人ちゃんを傷つけちゃったんだし、おたくにゃきっつーい灸を据えてやるよ」

ジュダル「オッサン…」

ヒヒイロ「足手まといだ、ジュダルちゃん…。何もできなくて悔しいんなら、目え見開いてな」

ヒヒイロ「でもって…次から頑張りゃあオッサン的にはオールオッケーだから」


 【安価下1】
 1 次っていつさ、今やらないと意味ないもん!
 2 見学…
 3 その他、どうしよ?


ジュダル「じゃあ…見てる…」

ヒヒイロ「それでよし」

ヒヒイロ(とは言え――正直これ、かなりヤバいな)

ヒヒイロ(反射鏡をここで使うのは想定外だった…野郎の魔法はかいくぐって避けるだけで精一杯だし)

ヒヒイロ(ゴリ押しでどうにかなりそうな相手でもない…)

ゼドファ「さっさと消え去れ、騎士ぃっ……!!」

 シュゴォォォォォォォォォォォォッ

ヒヒイロ(火の宝玉――あれがどこにあるかだな)

 シュバッ
 タンッ

ゼドファ「逃げるな!」

ヒヒイロ(そいつさえ取り上げちまえばどうにかなりそうなもんなんだが…)ダンッ

ゼドファ「このっ…!」

ヒヒイロ「しゃあない、いいとこ見せるかね、女の子の前だし――!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 オッサンの捨て身攻撃!
 4~6 オッサンの冴え渡る剣技炸裂!
 7~9 オッサンの秘策その2!? 騎士に与えられる星には、こんな効果が…!?


ゼドファ「さっさと死ね、死んじまえぇえええええ―――――――――――――――っ!!」

 巨大な炎の塊が連なりながらヒヒイロへと降り注いだ。
 だが、すでにヒヒイロはこの戦闘でそれを9度も目にしてきている。

ヒヒイロ「あれれー、ちょぉーっとキャラが崩れてきてるんじゃないの? ゼドファくん?」

 ヒュバァッ
 スパァァァァァァンッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォッ

 剣閃が火球を切り裂くと同時、それらが真っ二つになって爆発四散した。
 その余波に焼かれながらヒヒイロは一気に直線距離でゼドファへと迫る。

ゼドファ「っ――爆火ぁっ!!」

 ドゴォォォォンッ

 ゼドファが手を振り落とすと、地面から爆発が生じる。
 だがヒヒイロは加速するなり、その爆発を踏み越えてしまう――。

ヒヒイロ「さ、終わりにしようかい、ゼドファくん?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ゼドファの悪あがきでオッサンが…!!
 4~6 ゼドファが悪あがきするものの、オッサンは軽傷で捕縛しちゃった
 7~9 オッサンの勝利…


ゼドファ「っ――極大・火球連弾!」

ヒヒイロ「おまっ、自分ごと…!?」

 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォッ

ゼドファ「ハッ…ハッ…ハッ…」

 ドサァッ…

ジュダル「オッサン…!!」

ヒヒイロ「あー…っと…油断大敵たぁ、このことか…」プスプス

ゼドファ「は…ハハハッ! ざまあみろ、騎士っ!! このままトドメを刺してやるッ!!」

ヒヒイロ(やっべえな…足やっちゃったっぽい…。老いってえのは怖いねえ…)

ジュダル「お、オッサン、早く立って…!」

ヒヒイロ「んー、右足、ちょっと変な方に曲がっちゃって立てないのよ」

ジュダル「はあっ!?」

ヒヒイロ「どうしよっかね、ジュダルちゃん?」


 【安価下1】
 1 どうにかしろオッサン
 2 いいもん、じゃあ自分で戦うもん
 3 その他、どうしよ?


ジュダル「いいもん、自分でやる…もん」ヨロッ

ヒヒイロ「お、いいねいいね、がんばー。でも死んだらやーよ? 俺の責任問題になるから」

ゼドファ「仲良く死ぬんだよ、てめえらはぁっ!!」

ヒヒイロ「ジュダルちゃん、よーく見ながら回避!」

ジュダル「よ、よく見ながらっ…!?」

ゼドファ「極大・火球連弾――!!」

ヒヒイロ「目え逸らしたら焼け死ぬよー」

 シュボォォォォォォォォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォッ


 【直下 コンマ判定】(アドバイス:+1)
 1~3 ムリに決まってるやろ…
 4~6 直撃せずとも充分な威力…
 7~9 意外といけたー!


ジュダル「あうっ…!?」

ヒヒイロ「いけるいける、直撃してないんだから怯まずに走れー。足止めたら死んじゃうよー!」

ジュダル「んもうっ…!」ガッ

ヒヒイロ「よーしよし、よく踏ん張ったー、いけー」

ゼドファ「しつこいっ…!」

ヒヒイロ(キャラを取り繕わなくなったし、どうもパターンが単調…)

ヒヒイロ(そういや、野郎は1日に1回しか出てこなかった――小犯罪は多発してるにも関わらず…)

ヒヒイロ(てえことは……何かしらの、時間制限? それで焦ってるってとこかね…?)

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォッ

ヒヒイロ「いいよ、ジュダルちゃん、その勢いで多少は傷ついてもガンガン行こーか」

ジュダル「ああもうっ、服…服が、焦げてるぅっ…!」

ヒヒイロ「オッサンが新しいの買ってあげるよー」

ジュダル「やだ、センス悪そうっ!!」

ヒヒイロ「どいひー」

 ダンッ

ゼドファ「この距離なら、外れるはずがないんだよぉっ!」

ジュダル「槍なら、届くもんっ…!」


 【直下 コンマ判定】(時間制限?:+2)(負傷:-3)
 1~3 おーう、でっどえーん
 4~6 背後からオッサンの魔法を受けた…だとっ!?
 7~9 ゼドファに一撃入れた!


 ジュダルが槍を担ぐようにして繰り出す。
 同時にゼドファの魔法が発動された――その時。

ヒヒイロ「小・火球魔法!」

 シュボォォッ
 ドゴォォォォッ

ジュダル「でぇっ…!?」

 ジュダルの背中が爆ぜて吹き飛ばされる。
 しかし、それによって軌道修正を余儀なくされたことでゼドファの魔法はジュダルのいた場所を通過する。

 ヒュォォォッ…
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォッ

ヒヒイロ「やっちまいな!」

 ダンッ

ジュダル「うおおお、おおおおおおおおお――――――――――――――っ!」

 吹き飛ばされても、膝をつかずに踏ん張る。
 ゼドファの側面からジュダルが握った騎士団の槍を思いきり繰り出した。

ゼドファ「っ――!?」

 ズドォォォォォォォォッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ぱりーん、って。何の音だろうって思ったら…どうやら暴発するようです…
 4~6 ぱりーん、って。火の宝玉が壊れちゃった
 7~9 成敗…!!


ゼドファ「っ…か…」

ジュダル「ふぅーっ…ふぅーっ…」

 ピシッ
 パリィィィンッ…

ゼドファ「!?」ドクンッ

 ドサッ…

ジュダル「ふぅ…ふぅぅぅ~……」

ジュダル「もう、ダメ…」ヨロッ

ヒヒイロ「よくやったな、ジュダルちゃん」ヨロヨロ

ジュダル「死んだ…? こいつ」

ヒヒイロ「さあて、どうだか」

ヒヒイロ「だけども…ま、すぐに目を覚ますってことはないでしょうよ」

ジュダル「痛くて動けない…」

ヒヒイロ「奇遇ね、オッサンも足がぽっきりいってるから、がんばらないと歩けないのよ」

ヒヒイロ「……こんなこともあろうかと、時間に戻らなきゃ応援来なさいってデネブくんに言いつけてあるんだけどね」

ジュダル「おー、さすがオッサン」

ヒヒイロ「経験よ、経験…。はぁー…しんどかったぁ…」


 【安価下1】
 1 こうして、ゼドファは捕縛されました!
 2 オッサンとおしゃべり


 ――個人情報――
 名前:ジュダル 職業:騎士(新人) 属性:火
 習得魔法:
 装備:騎士団の槍
 所持金:0G
 所持品:竹槍 銛
 成長:小・劫火(1/2) 小・火球(0/2) 武器と魔法の連携・基本(0/3)

 ――知人――
 ヴォルド:兄 厳しい
 ヒヒイロ:オッサン ヘンタイ? 騎士
 ドラシロ:貴族な騎士団同期
 デネブ:騎士団の先輩 ドラシロと同年代? 恋にヘタレ
 レイド:騎士団の先輩
 チュミヌ:騎士団の同期
 ゼドファ:自称・正義の執行者
 アーサー:アーサー・キングロード 商人筋の有名人 女装趣味
 ジャンヌ:美人の踊子だけど男 アーサーの甥


 ――暗夜王国・王都デーモン・騎士団本部――

ヒヒイロ「オッサン、ぽっきりなんだけど?」

デネブ「オッサンの担当だろ、自分で行け」

ヒヒイロ「いたわってくれてもいいじゃないの」

デネブ「じゃあオッサンが代わりに、俺の抱えてるやつやるのかよ? やんのかよ?」

ヒヒイロ「へいへい…じゃあ行ってきますよーだ。……ジュダルちゃん、おいでー」

ジュダル「どこ行くの?」

ヒヒイロ「一昨日、逮捕したゼドファくんがよーやく、目を覚ましたのよ」

ヒヒイロ「だからこれから、色々と聞き出しにいくよ」


 【安価下1】
 1 いかなーい、つまんなそう
 2 わかったー


 カツカツカツ…

ジュダル「こんなとこあったんだ…。いっぱい部屋並んでる…」

ヒヒイロ「んー、ここはね、取っ捕まえた人とか、保護した人にお話を聞くとこなのよ」

ヒヒイロ「ゼドファくんはちょーっと事情が事情だから、その前に担当の治癒術師とお話ね」

ジュダル「何で?」

ヒヒイロ「聞けば分かるよ…っと、この部屋か」

 コンコン
 ガチャッ

ヒヒイロ「元気?」

治癒術師「どうも」

ヒヒイロ「で、ゼドファくんはどんな状態なのよ?」

治癒術師「意識を取り戻して、話もできる状態ではあります」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 治癒術師「しかし…余命いくばくもないでしょう…」
 4~6 治癒術師「ですが、彼の身体は特殊なようでして…心臓がないんです」
 7~9 治癒術師「…ただ、どうも様子が少々おかしいんです。落ち着いてはいるのですが」


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 治癒術師「念のため…ですが、本当に彼は…あのゼドファなんですよね?」ヒヒイロ「そうよ?」治癒術師「…うーん」
 奇数 治癒術師「話はできるのですが…」ヒヒイロ「何よ?」治癒術師「記憶喪失…のようで」ヒヒイロ「はあ?」
 ※0は偶数扱いやで


治癒術師「念のため…ですが、本当に彼は…あのゼドファなんですよね?」

ヒヒイロ「そうよ?」

治癒術師「…うーん」

ヒヒイロ「何、もったいぶらないでいいじゃない」

治癒術師「…………その、かなりまともで、いいコにしか見えないので」

ヒヒイロ「はあ?」

ジュダル「あんなに性格悪かったのに?」

治癒術師「ええ…その報告書にあった人柄とはかなりの乖離が見られまして」

治癒術師「ともかく…危険はないと思えます」

ヒヒイロ「…どういうことだかねえ」

ジュダル「猫被り」

ヒヒイロ「あー、その線で構えとくかね。お隣の部屋にいるんでしょ?」

治癒術師「ええ、そうです」

ヒヒイロ「んじゃ、行こうか。ジュダルちゃん、一応…何があっても対処できるように身構えとくのよ?」

ジュダル「うん」

 ガチャッ…

ジュダル(普通に座ってる…)

ヒヒイロ(デネブやドラシロと、年は変わらなそうだな…想定よりよっぽど若いぜ、こりゃ…)

ゼドファ「…あ」

ヒヒイロ「よう、ゼドファくん。お前さんのお陰で足がぽっきりで、杖つく生活よ。気分はどうだい?」

ゼドファ「ええっ…そんな、僕のせいですかっ…!?」

ジュダル「…ぇ」

ヒヒイロ「……んん?」

ゼドファ「だ、大丈夫ですか? あ、早く椅子に座られた方が…」

ジュダル「…」

ヒヒイロ「…」

ゼドファ「……え、っと…何か…顔についてますか?」

ヒヒイロ「……ええー…?」

ジュダル「何これ…別人…?」

ゼドファ「?」

ヒヒイロ「えーと、キミ、ゼドファくんで合ってる?」

ゼドファ「…はい」

ヒヒイロ「本名?」

ゼドファ「ええ」

ヒヒイロ「犯罪者をどうして殺したの?」

ゼドファ「……何のこと、ですか?」

ジュダル「【安価下1】」

 1 しらばっくれないでよ
 2 いっぱい殺したじゃん
 3 その他、自由台詞


ジュダル「いっぱい殺したじゃん」

ゼドファ「……殺した?」キョトン

ヒヒイロ「…何でここにいるか、分かってる?」

ゼドファ「いえ、何故でしょう…? 気がついたら、ここにいて…」

ジュダル「…気がつく前は?」

ゼドファ「えっと…確か…」

ヒヒイロ「…」

ジュダル「…」

ゼドファ「……………雪が降ってたから、雪原で遊んでて、魔物に襲われて…撃退して…」

ジュダル「雪?」

ヒヒイロ「おいおい、それっていつのことよ?」

ゼドファ「いつって…数日前じゃ……ここ、あったかいですね」

ヒヒイロ「……冬だったのはもう、だいぶ昔よ? むしろ、これから?」

ゼドファ「……え」

ジュダル「…続きは?」

ゼドファ「……えっと、やけに強い魔物で、狼型だったけど…火まで吐いてきて、どうにかやっつけたんです」

ゼドファ「あっ、僕、魔法が得意なんです」

ヒヒイロ「どのくらい?」

ゼドファ「まあ…魔法使い名乗れるほどには?」

ヒヒイロ「うん、じゃ続きを。倒してどうしたのよ?」

ゼドファ「お腹もすいてたんで、折角だから食べちゃおうと思って捌いたらその魔物のお腹から赤い…綺麗な石が出てきたんです」

ヒヒイロ(火の宝玉…? にしたって、何で魔物の腹ん中に…?)

ゼドファ「それがすごい魔鉱石だったみたいで、火の属性を蓄えてたんですよ。しかも、ものすごい量で!!」

ゼドファ「感動しちゃって、空腹も忘れて帰って研究してみようと思って…」

ジュダル「それで?」

ゼドファ「…………それで……そこから、記憶がないです…」

ジュダル「…」チラッ

ヒヒイロ「…」コクッ

ヒヒイロ「じゃあね…これ、見覚えある?」つゼドファの装束

ゼドファ「あっ…これ、自作した変身キット」

ジュダル「趣味悪…」

ゼドファ「かっこいいですよ!」

ヒヒイロ「…おたく、これを着てね、犯罪者をこの王都で殺して回ってたのよ」

ゼドファ「えっ…? ま、まさかそんな…何の冗談ですか?」

ヒヒイロ「ほんとなんだな、これが。でも、覚えてないって言われてるわけ」

ヒヒイロ「でもって、ゼドファくん、きみの記憶も半年近くぶっ飛んでる。…こりゃ、嘘か、信じきれない現実かの二択だね」

ゼドファ「…え」

ジュダル「嘘なの?」

ゼドファ「ち、違いますよ!!」


 【安価下1】
 1 信じる…? うーん…
 2 いや、嘘でしょう…猫被りでしょ? 疑いまくってボロを出させるのだぁっ!!


ジュダル「…」ジィッ

ヒヒイロ「…」

ゼドファ「…ほ、本当ですって!」

ジュダル「……本当だと思う…?」

ヒヒイロ「嘘…にしても、あのゼドファとはちょっとねえ…」

ゼドファ「あの…って、どんなだったんですか…?」

ジュダル「仲良く殺してやるとか…」

ヒヒイロ「真の正義の執行者だとか…」

ゼドファ「ええ…?」

ジュダル(どん引いてる…)

ヒヒイロ(マジで引いてるな、こいつ…)

ゼドファ「痛い人みたいじゃないですか…」

ジュダル「…痛かった」←物理的に

ゼドファ「ええっ…ごめんなさい…? いやでも、僕じゃあ…」

ヒヒイロ「んー、判断がつかないねえ…」

ゼドファ「本当です、信じてくださいっ!」

ヒヒイロ「そうねえ…ちょっち、考えさせてくれる?」

ゼドファ「お願いします、もし僕がやったとしたって、僕じゃないですっ!」

ジュダル「どっち?」

ゼドファ「え、っと…僕じゃない僕…みたいな…?」

ヒヒイロ「……あー…そういう…?」

ジュダル「どういうの?」

ヒヒイロ「…ま、大人しくしてることだ。色々と確かめさしてもらうから。とにかく、今はここまでってことで」

ヒヒイロ「ジュダルちゃん、行くよー」

ジュダル「うん」

ゼドファ「ほ、本当ですからね…? 女神様に誓いますっ!」

ジュダル「んー」

 バタムッ…

ヒヒイロ「…」

ジュダル「どうするの?」

ヒヒイロ「多重人格って、知ってる? 同じ人間なのに、性格も態度も、丸っきり変わっちゃう人間…なんだけど」

ジュダル「知らない」

ヒヒイロ「…それかも知れないよねってオッサンは思ってんのよ。だから、潜在的な意識とかを確認するためのテストをしまくる」

ヒヒイロ「その結果次第…てとこだね」

ジュダル「そのたじゅーじんかく、だったらどうするの?」

ヒヒイロ「んー…同一の人間で、違う人格がやったことだってんなら…そうね…。監視をつけておしまいかな」

ヒヒイロ「別人格が出てこないだろうって確認ができた時点で、監視もおしまい…。お咎めなし」

ジュダル「出てきちゃったら…?」

ヒヒイロ「…そりゃ、罪をつぐなってもらうことになるよ…。善良な人格の方でも、別の方でもね…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 多重人格らしい結果は出てこなかった…うーん…
 4~6 おうおう、ゼドファくんの腹の底はどうなってやがるんだか…って結果
 7~9 色々と調べられた結果…ゼドファくんは多重人格ぽいね、って結果に


 ――数日後

ジュダル「オッサーン」

ヒヒイロ「んー?」

ジュダル「ゼドファの結果、出た」

ヒヒイロ「お、どうだったよ?」

ジュダル「多重人格っぽい、って」

ヒヒイロ「ほほー…睨んだ通りか…」

ヒヒイロ「てことは、監視がいるな」

ジュダル「監視? 誰がするの?」

ヒヒイロ「ま…そういうのは、別のとこにぶん投げちゃってもいいんだけど…」

ジュダル「だけど?」

ヒヒイロ「……レイドくんがいないと、ほぼほぼ俺とデネブくんでここに舞い込んでくる仕事をこなしてる日々なわけよ」

ヒヒイロ「ジュダルちゃんとドラシロくんが弱っちいから」

ジュダル「」

ドラシロ「どうしてとばっちりを…!?」ガタッ

デネブ「働けバカシロ」ゴスッ

ヒヒイロ「…そーれーにー、おっかない方のが出てきた時に対処するにゃあ、腕利きがいるでしょ?」

ジュダル「…わかりやすく言って」

ヒヒイロ「入れちゃうか、うちに。ゼドファくんを」

ジュダル「【安価下1】」

 1 やだっ!!!!
 2 いいんじゃない?
 3 その他、自由台詞


ジュダル「いいんじゃない?」

デネブ「おいっ!!」バンッ

デネブ「何勝手なこと言ってんだよ、オッサンども!」

ジュダル「オッサンと一緒にしないでよ!」

ヒヒイロ「いや、ふつーに傷つくんだけど、ジュダルちゃん」

デネブ「監視ってことはあれだろ、要するにどこ行くにも連れてくってことだろ?」

デネブ「そういうの俺に大体回ってくるってパターンで分かってんだよ! 最初は自分でやるとか言って、結局、俺に回るんだよ!!」

デネブ「反対!」

ヒヒイロ「ペット飼いたがる子のお母さんみたいな言い分ね」

デネブ「オッサンがしっかりしねえからだろが…」

ヒヒイロ「だいじょぶ、だいじょぶ、ちゃーんと責任を持ってジュダルちゃんが監視するから」

ジュダル「わたしなのっ!?」

ヒヒイロ「だって賛成してくれたじゃん?」

ジュダル「そうだけど…」

ヒヒイロ「と、いうわけで、けってーい! ゼドファくんはうちに引きずり込む」

ヒヒイロ「魔法使いってのは重宝するのよね、色々と。めんどくさいことが片付きそうな気がしない、デネブくん?」

デネブ「……それ以上の面倒ごとの種抱えるってことだぞ?」

ヒヒイロ「発芽しなきゃ問題ないっしょ?」

ヒヒイロ「そういうわけだから、ジュダルちゃん。ゼドファくんを迎えに行って、色々と手続きしたげてね」

ジュダル「どうやって?」

ヒヒイロ「書類とかはデネブくんに教わってちょうだいな。そういうわけで、オッサンは巡回行ってくるから。んじゃねー」

 バタムッ…

デネブ「…絶対、酒だな…」

ジュダル「賛成しなきゃ良かった…」


 騎士団本部特殊任務班に ゼドファ が加わった! ▽


 【安価下1】
 1 何やら騎士団が活気づいてきた
 2 平穏に小犯罪だのが瀕発する日常…


 ――個人情報――
 名前:ジュダル 職業:騎士(新人) 属性:火
 習得魔法:
 装備:騎士団の槍
 所持金:0G
 所持品:竹槍 銛
 成長:小・劫火(1/2) 小・火球(0/2) 武器と魔法の連携・基本(0/3)

 ――知人――
 ヴォルド:兄 厳しい
 ヒヒイロ:オッサン ヘンタイ? 騎士
 ドラシロ:貴族な騎士団同期
 デネブ:騎士団の先輩 ドラシロと同年代? 恋にヘタレ
 レイド:騎士団の先輩
 チュミヌ:騎士団の同期
 ゼドファ:二重人格犯罪者 監視対象 同僚 いいコ?
 アーサー:アーサー・キングロード 商人筋の有名人 女装趣味
 ジャンヌ:美人の踊子だけど男 アーサーの甥


 ワイワイ…

ジュダル「疲れた…」

ドラシロ「まったく、どうして一般市民というのはこうも手を犯罪に汚してしまうのか…。下着なんか盗まずに買えばいいものを」

ゼドファ「いや、それは違うよ、ドラシロ」

ドラシロ「どう違うって言うんだい?」

ゼドファ「女性が身につけた下着だからこそ、価値が発生するんじゃないか! 新品なんていらないんだよっ!」

ドラシロ「…」

ジュダル「ヘンタイ…」

ゼドファ「…そ、そういう心理というだけで僕が欲しいというわけじゃ…///」

ドラシロ「きみっていい性格してるね」

ゼドファ「ありがとう」

ジュダル「誉めたの?」

ドラシロ「半々のつもりだったんだけどね…」

ゼドファ「ところで…何だか、最近、本部はざわついてるね。何かあるんだろうか?」

ドラシロ「ふっふっふっ…知らないのならば、教えてあげようじゃないか」

ジュダル「何かあるの?」

ドラシロ「査定だよ」

ジュダル「さてー?」

ゼドファ「へい、親分」

ドラシロ「それは舎弟」

ゼドファ「うっ…ふぅ…」

ドラシロ「それは射せ――って何を言わせようとするんだっ!?」

ゼドファ「ドラシロも、いい性格だと思うよ」グッ

ドラシロ「…」

ジュダル「で、何?」

ドラシロ「序列があるだろう、騎士には。50位まで実力と功績をもとにつけられるものだ」

ドラシロ「それぞれの騎士の、直属の上司の評価が上層部に上げられて、それを元に優れた50人の騎士と、その順位が決定される」

ドラシロ「この査定が近づいているから皆が張り切っているんだ。ふふふ…ま、僕は30位は固いだろうけれどね」

ゼドファ「ドラシロは序列がつくといいね。上位50人ってそれなりに厳しいはずだから」

ドラシロ「キミってやつはオブラートを知らないのか!?」

ゼドファ「えっ」

ジュダル「査定…」


 【安価下1】
 1 よーし、じゃあいつにも増してはりきらないと
 2 評価するのは直属の上司…ということは、オッサン…媚び売ろう
 3 いつも通りでいいよ…


 バンッ

ヒヒイロ「おかえりー」

ジュダル「ねえねえ、オッサン」

ヒヒイロ「ん?」

ジュダル「えーと…肩揉んであげる」

 モミモミ

ヒヒイロ「お? 何よ、何よ、どうしたのよ、突然。悪い気はしないけど」

ジュダル「えへへへ…」

ヒヒイロ「よーやく、オッサンをねぎらうことを覚えたのか…いいコだな、ジュダルちゃん」

ジュダル「うん」

ヒヒイロ「よーしよし」


 【安価下1】
 1 お茶も出してあげるし、オッサンのサボリをデネブに告げ口もしないであげるね、って言っとく
 2 誉めちぎって評価アップ大作戦
 3 その他、どうやって媚び売ろう?


ジュダル「はい、お茶」

ヒヒイロ「お、嬉しいねえ。どうしたのよ、急に?」

ジュダル「何でもないもーん」

ヒヒイロ「そう? いやあ、悪いねえ。いたれりつくせりとはこのことか」

ジュダル「デネブにサボりとかも告げ口しないであげる」

ヒヒイロ「お、ほんと? 大手を振ってサボれるじゃないの。嬉しいわ」

ドラシロ「露骨すぎる…」

ゼドファ「…なるほど…ああやって評価を上げるのか…」

デネブ(バカがいる…)

ヒヒイロ「そうだ、オッサンね、実は今…とぉぉぉ―――――――――――てもお腹すいてるんだけど」

ジュダル「ご飯いく? 今日はおごらないでいいよ」

ヒヒイロ「よしよし、そいじゃあそうしましょうか。ついでに、ちょびぃーっと…アルコールが恋しいんだけども…」

ジュダル「デネブに言わない」

ヒヒイロ「よーし、じゃあしゅっぱーつ!」

デネブ「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~6 デネブにバカを哀れむ目で見送られた
 7~9 デネブに衝撃の真実…! おい、バカシロ


デネブ「おい、バカとオッサン」

ジュダル「バカじゃないもん」

デネブ「媚び売って評価アップとか狙ってるんだろ?」

ジュダル「っ…そ、そそそ、そんなことないし…オッサンのこと、たまにはって――」

デネブ「それ、情報古いぞ」

ジュダル「えっ」

ドラシロ「え?」

ヒヒイロ「あちゃー…バラすの早いよ、デネブくん…。もうちょっとオッサンのこと考えてさあ…」

デネブ「騎士の数が今は増えてるから、ひとりずつ査定して、それを元に…なんてことやってたら決めきれないの」

デネブ「だから、今は騎士同士がサシで戦っていって、そこから個人の功績で序列がつけられんの」

ドラシロ「ええっ!!?」

デネブ「星持ちの騎士は功績だけでの評価になるけどな」

ゼドファ「つまり、実力で星持ちを除いた上位に入らないといけないのか…」

ジュダル「……じゃあ、オッサンのご機嫌取り…」

デネブ「無意味」

ヒヒイロ「バラすの早いんじゃないの? んま、いいやな。ご飯いこーか、おごりじゃなくてもいいんでしょ?」

ジュダル「おごりじゃないと行かない」プイッ

ヒヒイロ「掌返しが早すぎない?」

デネブ「大体、媚び売る程度で評価方式でも変わらないっつーの…なあ、オッサン」

ヒヒイロ「いや、変わるわよ。評価方法は任されてるんだから」

デネブ「オッサン……」

ヒヒイロ「…デネブくんは今、35位だったっけ。どーんと10位内狙ってみてよ。勝てば勝つだけ実力の証明ってことで序列にも影響するから」

デネブ「言われるまでもないっつーの」

ヒヒイロ「新人諸君は…ま、50位内でも狙ってちょうだい。ちょっと偉くなれるよ」

ドラシロ「まさか…そんな方式に変化していただなんて…」


 【安価下1】
 1 ドラシロ、ちょっと面貸せや。オッサンに媚び売りまくっちゃったツケ、どう払ってくれんだ
 2 こうなったら特訓しなきゃ…!
 3 その他、自由行動


―――――

 本日はここまでです
 ありがとうございました


王子「ここまでのあらすじ! 騎士になったジュダル!」

王子「何だかんだでマジメにがんばっている! そんな折、序列が決定される材料となる騎士団内の大会が開かれることになった!」

王子「いい成績を残せば序列がつくかも知れない! そして、序列が高くなるほどに権力も増すかも!?」

王子「そんなジュダルは、オッサンに特訓してよと頼むことになりました…」


 【直下 コンマ判定】
 1~5 しかぁーしっ! めんどくさいからやーよ、って言われた
 6~9 ちょっとだけよ、って言われた
  0  しゃあないわねー、ってオッサンやさC


ジュダル「オッサン、特訓して、特訓!」

ヒヒイロ「えー?」

ジュダル「肩揉んでお茶出したじゃん」

ヒヒイロ「下心なしでオッサン、労われたかった…。ま、でも…いいか」

ヒヒイロ「ちょっとだけよ」

ジュダル「えー」

ヒヒイロ「オッサン、年だから他人のために削れる体力少ないのよ、めんご」

ジュダル「絶対嘘だ」

ヒヒイロ「さあ、どうでしょね」


 【安価下1】
 オッサンの特別訓練メニュー
 1 柔能く剛を制す戦い方
 2 死中に活を求む戦い方
 3 魔法なんてへっちゃらだいな戦い方


ジュダル「何教えてくれるの?」

ヒヒイロ「ジュダルちゃん、柔能く剛を制す…って知ってる?」

ジュダル「何それ?」

ヒヒイロ「しなやかなものはね、硬くてつよーいものの矛先を反らして勝つことができる…っていうことなのよ」

ヒヒイロ「そこから、やわっこくて弱い方が、硬くてつよーい方に勝てちゃうって意味に繋がるの」

ジュダル「弱くて勝てるの?」

ヒヒイロ「まあまあ、焦らないでオッサンの説明をよーく聞こうか」

ヒヒイロ「ジュダルちゃんはまだまだ騎士団全体で見た時、弱い部類なのよ。つまり、今度の大会も格上が相手になるのがほとんどなのね」

ヒヒイロ「そういう相手にはゴリ押しじゃあまず勝てないから、オッサンがゴリ押しじゃなく勝つための方法を色々と伝授してあげるってこと」

ジュダル「おおー」

ヒヒイロ「見直した?」

ジュダル「早く教えて」

ヒヒイロ「感心してくれたっていいじゃないのに」

ジュダル「はーやーくー」

ヒヒイロ「へいへい、分かりましたよ…っと」


 【直下 コンマ判定】(バカ:-2)(オッサンの教え:+1)
 1~3 むずい
 4~6 なーんとなーく…?
 7~9 ほうほう、掴めた
  0  ばっちりだぜ!


 柔能く剛を制す 0/5 → 2/5

ヒヒイロ「んじゃ、行くよー」

ジュダル「うん」

ヒヒイロ「こういう風にゴリ押しで来るから――」

 ズォォォォォッ
 ギィィンッ

ジュダル「わっ…」

 ダンッ
 ブゥゥゥンッ
 ピタッ…

ヒヒイロ「ほれほれ、教えた通りにやってみ?」

ジュダル「……むずっ」

ヒヒイロ「やめる?」

ジュダル「やめない!」

ヒヒイロ「んじゃ、もっかいやるかね」

 ・
 ・
 ・

ジュダル「はぁ…はぁ…」

ヒヒイロ「ほい、ここまでー」

ジュダル「まだやるっ」

ヒヒイロ「特訓もいいけど、公務時間中にずぅーっとそれやってるわけにもいかんのよ。ほれ、巡回行っといでー」

ジュダル「むぅぅぅ…」



 【安価下1】
 1 巡回サボってさらに特訓
 2 巡回がてら休憩のオッサンスタイル継承
 3 普通に巡回する
 4 その他、自由行動をして巡回をサボる


 ――個人情報――
 名前:ジュダル 職業:騎士(新人) 属性:火
 習得魔法:
 装備:騎士団の槍
 所持金:0G
 所持品:竹槍 銛
 成長:小・劫火(1/2) 小・火球(0/2) 武器と魔法の連携・基本(0/3) 柔能く剛を制す(2/5)

 ――知人――
 ヴォルド:兄 厳しい
 ヒヒイロ:オッサン ヘンタイ? 騎士
 ドラシロ:貴族な騎士団同期
 デネブ:騎士団の先輩 ドラシロと同年代? 恋にヘタレ
 レイド:騎士団の先輩
 チュミヌ:騎士団の同期
 ゼドファ:二重人格犯罪者 監視対象 同僚 いいコ?
 アーサー:アーサー・キングロード 商人筋の有名人 女装趣味
 ジャンヌ:美人の踊子だけど男 アーサーの甥


 ――暗夜王国・王都デーモン・ジャンヌの店――

ジャンヌ「へえ~、騎士団内の大会? お祭りみたいで楽しそーだなあ」

ジュダル「折角オッサンに媚び売ったのにほとんどムダになったし…」モグモグ

ジャンヌ「いいな、いいなー。そういうのやってみたい…」

ジュダル「替え玉とか…」

ジャンヌ「やる?」

ジュダル「…………デネブにバレたら怒られるからやめとく…」

ジャンヌ「そう?」


 【安価下1】
 ちなみにここには…
 1 ひとりできた
 2 ドラシロも連れてきてる
 3 ゼドファが一緒にいる
 4 店でオッサンとでくわしてる


ジャンヌ「あたしも騎士になろっかな…」

ジュダル「お店は?」

ジャンヌ「叔父さんに押しつけられちゃっただけだもーん」

ジャンヌ「ほんとは世界中旅して、各地で踊って…っていうライフプランだったのに、やれやれ…」

ジュダル「出てっちゃえばいいじゃん」

ジャンヌ「いやー、どんだけ赤字でも叔父さん、何も文句言わないから居心地よくって。隠居気分?」

ジュダル「へえー」

ジャンヌ「さすが、儲けてる人は余裕があっていいよねー。それにここにいると、別のメリットもあるし」

ジュダル「何?」

ジャンヌ「かわいいお洋服が王都には多い!」グッ

ジュダル「…ふうん」

ジャンヌ「いやあ、これは大事だよ、すごぉーく、大事だよ」


 【安価下1】
 1 だべって時間を潰した
 2 そろそろ巡回戻るかー
 3 その他、自由行動をする


ジュダル「ねえねえ」

ジャンヌ「んー?」

ジュダル「踊って」

ジャンヌ「いいよいいよ、そういうの大歓迎だよ!」

ジャンヌ「着替えてくるねー♪」トトトッ

ジュダル「…」

 ~♪

ジュダル「あ、始まった」

 ・
 ・
 ・

ジュダル「おー」パチパチ

ジャンヌ「どうもどうもー!」

ジュダル「踊り上手だね。料理と違って」

ジャンヌ「でっしょー? お料理なんて最低限しかできないしねー!」

ジャンヌ「それにこれにかけて生きてく、ってつもりでいたし…。ま、この生活も楽で気に入ってるんだけど」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 長居しすぎてデネブに見つかった…おーう…
 4~6 また来るねー、って
 7~9 踊りを見て、ふと思いついた


ジュダル「ねえねえ」

ジャンヌ「何ー?」

ジュダル「柔能く剛を制す…って知ってる?」

ジャンヌ「何となく?」

ジュダル「オッサンにそれ教わったんだけどね、何かピンとこなかったの」

ジュダル「でもジャンヌの見てたら、何か…ピンときそうな気がするの」

ジャンヌ「ほうほう」

ジュダル「だからちょっと踊り教えて?」

ジャンヌ「いいよいいよ、大歓迎だよ! とりあえず、サマーソルトキックから教えてあげるよ!」

ジュダル「えっ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 アクロバティックな動きをちょびっと身につけた
 4~6 何故かサマーソルトキックを習得してしまった
 7~9 コツを掴めた気がした。ついでにサマーソルトキックを覚えた


 柔能く剛を制す 2/5→4/5

ジュダル「とうっ…!」

 ダンッ
 シュバッ

ジャンヌ「それそれ、サマーソルトキック、完璧だよ!」

ジュダル「えへへへ――って、これじゃないっ!」

ジャンヌ「えっ」

ジュダル「そうじゃなくて、こう…こういうのじゃなくて、踊りの動きみたいなのが…」

ジャンヌ「それならサマーソルトキック覚える過程で何となく染みつかなかった?」

ジュダル「えっ……うんと…」

ジュダル「……………そうかな?」

ジャンヌ「そうだよ、そうそう。できてる、できてる」

ジュダル「ほんと? ありがと」

ジャンヌ「どういたしまして」ニッコリ


 【安価下1】
 1 騎士団本部にまっすぐ帰った
 2 ぷらっと遠回りして巡回を兼ねつつ騎士団本部に戻る
 3 その他、自由行動


 ガチャッ

ジュダル「ただいまー」

デネブ「んー」カキカキ

ジュダル「書類?」

デネブ「やる?」

ジュダル「やんない」

デネブ「はぁ…」

ドラシロ「やあ、おかえり、ジュダル。聞いてくれよ、貴族街で美しい婦人からデートを申し込まれてしまってね、ははははっ!」

ゼドファ「いや、あれはきっと一緒にいた僕に渡そうとしてたのに、ドラシロが勘違いして無理やり…」

ドラシロ「いいや、僕だ!」

ゼドファ「そうだろうか…?」

ジュダル(どーでもいい…)

デネブ「だぁーっ、もう、やだっ! こんな書類、こんな書類、けっちょんけっちょんにしてやらぁっ!!」グシャァッ

ドラシロ「どうやら、今日は荒ぶってるようだね」

デネブ「るっせえ、ボケ貴族!」

ドラシロ「ぼ…ボケ貴族だって!? いいかい、デネブ、僕は由緒正しき、かの有名な――」

ゼドファ「あ、ハエ」

 シュボォッ

ドラシロ「熱っついっ!? ゼドファ! 何をするんだ!?」バッ

ゼドファ「いや、ハエがいたから追い払おうと思って」

ドラシロ「何で僕の顔の近くでっ!?」

ゼドファ「そこにハエがいたから」

デネブ「あーもう、書類なんかやりたくねえよぉぉ…」

ジュダル「うるさいなー…ここ…」

 ガチャッ

ヒヒイロ「うーい、今戻ったぞぉーっと…勢揃いか、王都は今日は平和みてえだな」

ヒヒイロ「呼び集める手間が省けて都合がいい。…お前ら、お知らせだぞ」

デネブ「何の? まーた何か舞い込んだんならオッサンやれよ」ジトッ

ヒヒイロ「違う、違う…。トーナメント表ができたみたいよ、ってお知らせ」

ドラシロ「おおっ…! 日程はいつなんです!? 僕の最初の相手は!?」

ヒヒイロ「そういうのは自分で確認しなさいっての。んでもって…まあ、あれだ。諸君らが序列の高い位置に食い込めばオッサンは楽になる」

ヒヒイロ「だから各々、がんばってちょうだいな。目指せ、全員序列入りってことでね」

ドラシロ「ふふふふ…とうとう、僕の剣技が王都で一躍有名になる時がきたか」

デネブ「序列落としたくはねえな…」

ゼドファ「…よし、がんばろう…」

ジュダル「にいや…これでいい成績残したら誉めてくれるかな…?」


 【安価下1】
 1 皆でがんばりましょう、という名目でオッサンがおごってくれるってさ。オッサンが1人で飲酒するの寂しいからって理由だけど
 2 がんばって特訓しなきゃ!
   A 柔能く剛を制す(4/5)
   B 魔法使えるようになろう…
   C 武器と魔法の連携・基本(0/3)
 3 そう言えばにいや、今、何してるんだろう?


 柔能く剛を制す 4/5→5/5(習得)

ジュダル「できたっ…!」

ジュダル「………と、思うけど」

ジュダル「ひとりじゃ、何か実感沸かない…」

ジュダル「誰かいないかな…? 試したい…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 誰もいなかった…
 4~6 お、チュミヌ
 7~9 ドラシロ発見
  0  にいやっ…!


ジュダル「…」キョロキョロ

ジュダル「…いないか…」

ジュダル「ちぇっ…つまんない…」

ジュダル「…帰って寝ようっと」

ジュダル「あーあ…あーあー…」

 ブツブツ
 スタスタ…


 【直下 コンマ判定】
 そして、トーナメントが始まった…1回戦は…
 1~3 序列50位のあの騎士
 4~6 訓練期間中に嫌がらせしてきたモブ騎士
 7~9 序列外のモブ騎士


 ――個人情報――
 名前:ジュダル 職業:騎士(新人) 属性:火
 習得魔法:
 装備:騎士団の槍
 所持金:0G
 所持品:竹槍 銛
 成長:小・劫火(1/2) 小・火球(0/2) 武器と魔法の連携・基本(0/3) 柔能く剛を制す(習得)

 ――知人――
 ヴォルド:兄 厳しい
 ヒヒイロ:オッサン ヘンタイ? 騎士
 ドラシロ:貴族な騎士団同期
 デネブ:騎士団の先輩 ドラシロと同年代? 恋にヘタレ
 レイド:騎士団の先輩
 チュミヌ:騎士団の同期
 ゼドファ:二重人格犯罪者 監視対象 同僚 いいコ?
 アーサー:アーサー・キングロード 商人筋の有名人 女装趣味
 ジャンヌ:美人の踊子だけど男 アーサーの甥


ヒヒイロ「さーて、うちの初陣はジュダルちゃんか。調子はどうよ?」

ジュダル「ばっちり」

デネブ「ま、がんばれ」

ドラシロ「見返してやる、いいチャンスだ。ともにがんばろうではないか、ライバルよ」

ゼドファ「ムリしないようにな」

ジュダル「いけるもん」

ヒヒイロ「でもって、最初は…運がいいんだか、悪いんだか…ハレーか…」

デネブ「ハレーって…あの?」

ヒヒイロ「そうそう」

ジュダル「誰?」

ヒヒイロ「騎士団トイレ連続爆破事件というものがかつてあってだな…」

ヒヒイロ「事故だったわけだが、それをやってのけたのが頭くるくるぱーのハレーだったわけよ」

デネブ「あれは酷かった」

ドラシロ「一体、どんな事件なんだ…」

ゼドファ「何でトイレを爆破するんだ…?」

ヒヒイロ「ま、それでもかろうじて序列に食い込んじゃいるんだ。抜かるなよ」

デネブ「ま、けっこう長い期間に渡ってトーナメントは開催されるし、全力でやっていいぞ。治癒術師もスタンバイしてるしな」

ジュダル「分かった」

騎士A「これより、一回戦。ハレー対ジュダルの試合を開始する。両者、前へ!」

ジュダル「行ってきまーす」トトトッ

 ザッ…

ハレー「ふっふっふっ…後輩相手でも容赦はしませんよっ!」

ジュダル「負けないもん」

騎士A「騎士として恥じない戦いをするように。それでは、開始ッ!」


 【安価下1】
 1 まずはこっちから攻める
 2 出方をうかがって対処する
 3 その他、どうしよ?


ハレー「先手必勝、数撃ちゃ倒せる!」バッ

ジュダル「っ…」チャキッ

ハレー「決まれば必殺ッ!! スーパー・毒針乱れ突き!」

ジュダル「毒針っ!?」

 シュバッ
 ギィィンッ

ハレー「や、槍だとっ…!? これじゃ、毒針のリーチじゃフリすぎる…!!」

ジュダル(あ、この人、バカだ)

ハレー「で、でも新人に負けるなんてかっこ悪いし…負けられないっ!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 すばしっこいぞ、こいつ…!
 4~6 リーチの差って強い。そう思ってたら、毒針じゃなくてちゃんとした剣を抜いてきた。そこまでバカじゃなかったか…
 7~9 リーチの差って強い。割と簡単にけるんじゃ…いやいや、油断はダメだね


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 特訓の成果かっ!? ハレーがやたら考えなしの直線的な動きをしてくるから、ヒヒイロの教えがすごく役立つぞっ!?
 奇数 1・3 毒針が炸裂してしまった。敗北
    5・7・9 序列50位はダテじゃなかった? やっぱり格上なハレー
 ※0は偶数扱いやで


 ダンッ

ハレー「こうして、懐に飛び込んでしまえばっ…!」

ジュダル「っ!?」

 ズドッ

ジュダル「うっ――あれ、痛くない…?」

ハレー「ああもう、当たったのに毒針が効かないなんて…運のいい!!」

ジュダル「サマーソルトキィック!」

 ヒュバッ
 ドゴォォッ

ハレー「ふっ、それくらいはガードできますよーっと!」ズザッ

ジュダル(バカっぽいのに…意外とやる…!)

ハレー(むぅぅ…新人には負けたくない…頑張らないと…)

ヒヒイロ(おー、冷やっとした…。ハレーの毒針、時々ヤバいからな…)

デネブ(ま、50位とは言え…ってとこだよな)

ゼドファ「ジュダル、がんばれー!」

ジュダル「がんばってる!」

 ジリッ…

ハレー「むむむ…」

ジュダル「ふぅーっ…」チャキィッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 強い
 4~6 攻めきれぬっ
 7~9 善戦してるよ

 


ハレー「とうっ!」

ジュダル「近づけさせないっ!」

 ブォンッ
 ギィィンッ

ハレー(近づけないっ…!?)

ジュダル(でも…近づけさせないので、けっこう手一杯…!)

ハレー「だったら、こうだっ!」ググッ

 ヒュバァッ
 バッ
 ギィィィンッ

ジュダル「投げたって、払い落とせるもん…! 今度はこっちからっ…!」

ハレー「おおおおっ…!? っとととと、剣、剣っ…!」スラァンッ

 ギィィィィンッ
 ギャリィィッ

ジュダル「えい、やあっ、とうっ!」

ハレー「おわ、とりゃっ、せぇいっ!」

ヒヒイロ(まともな打ち合いか…ハレー…もうちょっとがんばれよな…やれやれ…)


 【安価下1】
 1 押していって、不意に引いて相手の姿勢を崩すのだ!
 2 打ち合いをさらにヒートアップさせておいて、ここぞでカウンターだ!
 3 その他、どうしよ?


ジュダル「でい、やあっ、せいせいせいっ、やああああっ!」

 ヒュバァッ
 ギィンッ
 ギャリィッ
 ガンッ

ハレー「なかなかやりますねっ…!」

ハレー「でも、わたしにだってなけなしのプライドみたいなものはあるんでっ…!」

ジュダル「剣に持ち替えても、槍の方がリーチは長いっ…!」

 グンッ
 ガッ
 ズシャアッ

ハレー「おおっ…!?」

ジュダル(掠めるくらいだけど、一撃通った…!)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 しかし、逆に仕掛けられた
 4~6 今だ、ってタイミングで仕掛けたけど打ち合いになった!?
 7~9 カウンター炸裂ぅっ!!


ハレー「これくらいで調子には乗らないでください、ねっ…!」

 ダァンッ
 ズォォォォッ

ジュダル(きたっ! 乗ってきたっ!)

 ヒュバッ

ハレー「うぇっ…!?」

 ズドォォォォォォォォォォォッ

ハレー「がっふ…!」

 ゴロゴロッ
 ドサァッ

ジュダル「でぇええええええええ―――――――――――――――――いっ!」ダンッ

ハレー「わ、わ、わ、え、えええっ!?」


 【直下 コンマ判定】
 1~4 もうちょっとだったのに…反撃食らった
 5~9 勝てたよっ!!


騎士A「そこまでぇっ!」

ジュダル「!?」ピタッ

ハレー「ほえっ…!?」

騎士A「勝者、ジュダル!」

ハレー「えええええええええっ!?」

ジュダル「ほんとっ…?」

騎士A「あそこから覆すのはムリだと判断した。余計な傷を作って任務に差し支えが出ても仕方がない」

ハレー「ええええー…」

ジュダル「やった、勝った!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 勝てて当然って感じでオッサンにもデネブにもあんまり誉めてもらえなかった…
 4~6 訓練中に教官役をしてた騎士Aから誉めてもらえた。もう落ちこぼれじゃないってさ
 7~9 にいやと久々に会えた!


 トトトッ

ジュダル「勝ったよ!」

デネブ「ん」

ヒヒイロ「あい、お疲れちゃん」

ジュダル「誉めて!」

デネブ「あと5、6回勝ったらな」

ヒヒイロ「そうそう、そんくらいしてもらわないとねー」

ジュダル「えー…」

ヒヒイロ「2回戦は明日だから、試合が済んだら巡回しなさいね」

ジュダル「むぅぅ…」

ドラシロ「ふっ、ジュダル、これくらいで浮かれるってものじゃないということさ。これ以上の結果を出せると確信があるから、ここで誉められないのさ」

デネブ「お前は勝ったら誉めてやるよ」

ドラシロ「何でそうなるっ!?」

ゼドファ「あ、次、俺っぽい! 行ってきまーす!」


 【安価下1】
 1 さっさと巡回済ませて特訓だ
 2 見てく


ヒヒイロ「さーて…どうなるか」

デネブ「だな…」

ジュダル「何でゼドファのはそんな真面目な目で見るの?」

ヒヒイロ「ゼドファくんは訳ありだからねえ…。今んとこ、あのおっかない人格は1度も出てきてないけど…何かの拍子にってことはあるっしょ」

デネブ「もしも、それが出てきたら…あいつはここにいられなくなる」

ヒヒイロ「ついでに、被害なんか出ようものならうちはちょぉーっと騎士団内での立場が危うくなる」

ヒヒイロ「ゼドファくんをムリくり入れたのだって、オッサンの星で強引にやった結果だしね」

デネブ「今まではちょっとした犯罪を取り押さえる程度しかさせてなかったけど、模擬戦とは言え戦いだからな…もしもが起きるかも知れない」

ジュダル「…そっか」

ドラシロ「そんなに凶暴なのかい? ……まあ、彼がやったことを考えればとは思うが…僕は、あの状態の彼しか知らないからな…」

ジュダル「けっこう、口が悪い感じ?」

ヒヒイロ「ま…何事もなきゃあいいんだがな」

<よろしくお願いしまーす!

 ヒソヒソ…

ヒヒイロ「それに…けっこう、周囲は快く思ってないかんねえ…。どうして陰湿な連中が多いんだかね、ここは…」

デネブ「貴族の集まりだからだろ…」

ヒヒイロ「やんなっちゃうよねー」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 危うげなくゼドファは勝ったけど、他の騎士はほんとに良くは思ってないっぽい。仕方ない…のかな?
 4~6 魔法を使って圧勝しちゃったゼドファ。やっかみがられそう…?
 7~9 魔法をあえて使わず、正々堂々と剣を使って戦うゼドファ。接戦をぎりぎりで制した姿は高潔な騎士っぽく見えました


<もらった――ここでぇっ!

<カッ

<ドッゴォォォォォォォォォォッ

<そこまで!

 ヒソヒソ…
 ザワザワ…

ヒヒイロ「…安定してるなあ」

ジュダル「ねえ、ゼドファって戦い馴れてはないんじゃなかったっけ…?」

ドラシロ「ふっふっふっ…僕が彼に手ほどきをしてあげていたんだよ。騎士ならば魔法だけじゃなく、剣を使うものだと彼が言い出したからね」

デネブ「変なクセついてなくて良かったな…」

ドラシロ「っ…」

ヒヒイロ「努力家ねえ…。ほんと、もひとつの人格が嘘みたい…」

ジュダル(………どうしよう、ゼドファ普通に強い…)

ジュダル(でも…あんまり、周りからは信頼されなさそう…)

 トトトッ

ゼドファ「勝ってきました!」

デネブ「ん」

ヒヒイロ「はいお疲れちゃん」

ドラシロ「さあ、次はいよいよ、僕の番ということだね…。ふっふっふ、この僕の冴え渡る剣捌き、刮目して見守るといい」

ヒヒイロ「見守る、ってのは違うんじゃないの?」

ドラシロ「あ、いや、言葉のあやでっ…間違いです! 刮目するといい、でした!」

デネブ「ださっ…」

ドラシロ「」

騎士A「ドラシロ、早く来い!」

ドラシロ「あ、は、はいっ…!」


 【安価下1】
 1 見てく
 2 さあ、巡回してから特訓しよう
 3 …ゼドファって、魔法得意なんだよね。教えてくれないかな?
 4 その他、自由行動


ヒヒイロ「さてさて、ドラシロくんはどうなることやら…」

デネブ「あいつ、やたら見栄っ張りだからな…」

ゼドファ「すごくいい人ですよね」

ジュダル「嫌いじゃないけど…たまにうざい」

ヒヒイロ・デネブ「「うん」」

ゼドファ「可哀想に…」

<この僕の流麗な剣裁きに酔いしれろ!

ヒヒイロ「おたくが自分に酔ってるんでしょうに…」

デネブ「しかも、大したことないし…」

<ぐぬ、ぬぬぬっ…!? な、ななっ、なかなか、やる――あっ…!?

ゼドファ「ああっ…ドラシロ、がんばれっ!!」

ジュダル「カバ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 泥臭すぎる戦いになったけど勝てたみたい。でも、本人の思い描いてたのと程遠いみたいで何かしゅんとしてた
 4~6 どうにか勝てたらしい
 7~9 ドラシロも成長はしてるようだね


<勝者、ドラシロ!

<や、やった…やったぁあああああ――――――――――――――――っ!!

デネブ「すっげえ喜んでる…」

ヒヒイロ「ま…ドラシロくんも頑張っちゃいたからねえ」

ゼドファ「これで僕らは3人とも初戦突破ですね!」

 タタッ

ドラシロ「見ていたかね、キミ達。この僕の勇ましい様を!」

ジュダル「剣巻き上げられて、ああっ…ってしたところ?」

ドラシロ「がはっ」

デネブ「それとも、足滑らせたおかげで相手の攻撃を運良く避けれたとこか?」

ドラシロ「ぐふっ」

ゼドファ「可哀想なこと言っちゃダメだよ、ドラシロの実力なんだから、あれがっ!!」

ドラシロ「かはっ…」

ゼドファ「あ、あれっ?」

ヒヒイロ「ま、お疲れちゃん。ゼドファくんにつきあうって名目で、がんばった甲斐があって良かったわね」ポン

ドラシロ「っ……い、いえ、僕はそんな、がんばったとかではありませんし…」


 【安価下1】
 1 ということで、3人で巡回にいった。どうせデネブはこんなとこで負けないだろうし、見なくていいやって
 2 デネブのも見とこう
 3 ここまで見たんだから飽きるまで見とこう、って


 スタスタ…

ドラシロ「と、ともかく、初戦は突破できて当然なんだからこれからだ」

ゼドファ「そうだね」

ジュダル「何回勝てばいいんだろう…」

ドラシロ「大体、3、4回も勝てば序列に数えられるだろうけど、素点もあるからね」

ジュダル「素点?」

ドラシロ「これまで、どういう任務をこなして、どんな結果を残してきたか…っていうところさ」

ジュダル「ああ…」

ゼドファ「てことは…キャリアが浅いと不利なのか」

ドラシロ「そういうことになるね。だけど、例外だってあるさ。レイドさんは最年少で星を獲得しているし」

ジュダル「ふうん…」

ゼドファ「レイドさん?」

ドラシロ「任務で今はいないけど、うちに所属してる先輩騎士さ」

ゼドファ「へー…」


 【安価下1】
 1 そんな会話を、ジャンヌのお店でしてから巡回を終えたことにした
 2 平和に甘えて体を休めて眠った
 3 さて、巡回終わらせたし…特訓だ、明日に備えて
   A 魔法使えるようになりたい。ゼドファ、教えてくれるかな?
   B 武器と魔法の連携・基本(0/3)
 4 その他、自由行動


ジュダル「ただいまー」

ドラシロ(あれ、巡回…)

ゼドファ(ん? 何か、店でまったりしただけだったような…)

ドラシロ(………ハッ、ジュダル…キミってやつは…!!)←サボタージュに気づいた

ゼドファ(そういうのもあるのかっ…!)←ちょいアホ

ヒヒイロ「おーう、お疲れさん」

ジュダル「デネブは?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ヒヒイロ「デネブくんは初戦敗退して、へこんでるからそっとしといてあげな」
 4~6 ヒヒイロ「キミらが巡回してる間にまーた厄介ごとが舞い込んできたから出てるよ」
 7~9 ヒヒイロ「通ってるんじゃないの? 女の子のとこに。報告だろうなあ、多分…ああ焦れったい」


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 ヒヒイロ「キミらはデネブくんの初めての直接の後輩だからねえ…。張り切って、キミらの祝勝会の準備してるよ。夜は空けときな」
 奇数 ヒヒイロ「ジュダルちゃんのあんちゃんに負けちゃったから、今はそっとしといた方がいいよ」ジュダル「えっ…」
 ※0は偶数扱いよ


ヒヒイロ「キミらはデネブくんの初めての直接の後輩だからねえ…。張り切って、キミらの祝勝会の準備してるよ。夜は空けときな」

ドラシロ「祝勝会ですか…まあ、僕はあのくらい突破して当然なんですがね」

ゼドファ「へえー…やっさしいな、デネブ」

ジュダル「準備って、何してるの?」

ヒヒイロ「潜ってるんじゃない? 今ごろ…」


 ――同刻・海

デネブ「うっしゃあ、大物獲ったぁあああああっ!」ザバァッ


ジュダル「すぐにイメージ浮かんだ」

ドラシロ「また、あの豪勢な料理が…」ゴクリ

ゼドファ「もぐってる…?」

ヒヒイロ「面倒見がいいからね、彼…。あ、もちろん、初戦は圧勝だったみたいよ。オッサンも見てなかったけど」

ジュダル「祝勝会…」


 【安価下1】
 1 よし、それまで特訓だー!
   A 魔法使えるようになりたい。ゼドファ、教えてくれるかな?
   B 武器と魔法の連携・基本(0/3)
 2 キングクリムゾン!!
 3 その他、自由行動


ヒヒイロ「明日に備えて休むもよし、何かしらするもよし…ま、好きに時間潰しなさいな」

ジュダル「……ねえ、ゼドファ」

ゼドファ「うん?」

ジュダル「魔法教えてくれない?」

ゼドファ「いいよ」

ジュダル「やった」

ゼドファ「ここだとできないから、場所を移そうか」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 小・劫火魔法を習得した
 4~6 小・劫火魔法習得+小・火球(1/2)
 7~9 一気に小劫火と小火球習得。さすが本職の人やで


 小・劫火魔法 1/2→2/2(習得)

ジュダル「できた!」

ゼドファ「うん、ばっちりだね」

ジュダル「やった、魔法使えるようになった!」

ゼドファ「でも…小だから大したことはまだできないね。野宿の時、薪を燃やしたりするのは充分だけど」

ゼドファ「実戦に耐えうるレベルなら、中くらいからじゃないと大したダメージは期待できないから」

ジュダル「うん」

ゼドファ「そろそろ、デネブの準備も終わるころかな?」

ジュダル「行こっ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 滋味に富むお料理をいっぱい食べられました。明日もがんばれる気がする
 4~6 デネブからお守りをもらった
 7~9 デネブから、いいものをもらった。ほんと世話好きなコやな、デネブくん


デネブ「たらふく、食え!」

 ズラァァァァァッ

ドラシロ「お、おおお…す、すごい…こんなに高級な品が…」ゴクリ

ヒヒイロ「漁師の本気は恐ろしいわね…」

ゼドファ「デネブ、ありがとうな」

デネブ「お、お前らが頑張ったからだろ。次からはいちいち祝ってやんないからな?」

ジュダル「おいしい」モグモグ

デネブ「あ、それと…これもお前らにやる」つお守り

ジュダル「何これ?」

デネブ「適当に3種類だけど好きなの持ってけ」

ジュダル「どれにしよう…」

ドラシロ「…レディーファーストだ、ジュダルから選んでいいよ」


 【安価下1】
 1 健康祈願守
 2 出世祈願守
 3 必勝祈願守


ジュダル「じゃ、これ」つ健康祈願守

ドラシロ「うーん…じゃあ、僕はこれかな」つ出世祈願守

ゼドファ「僕は残りものでいいから、これ」つ必勝祈願守

デネブ「これ終わったらお前ら、もう単独で任務やることになるんだから…気をつけろよ」

ジュダル「え…そうなの?」

ヒヒイロ「そうよ、新人扱いはぼちぼち終わり。いっぱしの騎士にステップアップしてる最中なの」モグモグ

デネブ「結果がどうあれな」

ドラシロ「ふふふ…大丈夫、僕ならすぐに序列1位になって――」

ヒヒイロ「1位は騎士団長殿だねえ」

ドラシロ「…2位に」

ヒヒイロ「副団長殿だねえ」

ドラシロ「じゃ、じゃあ3位にっ…!」

ヒヒイロ「お、いいよいいよ。オッサンを早くそこから引きずり下ろしてよ、めんどくさくてたまんない立ち位置だから」

ドラシロ「えっ…」

デネブ「バカシロはとりあえず50位目指せよ…」

ドラシロ「す、すぐだっ! すぐに立派な騎士になる! とりあえず、じゃあ…8位くらいを――」

ヒヒイロ「そこ、レイドくんよ?」

ドラシロ「」

ジュダル「ドラシロって口は立派だよね」モグモグ

ドラシロ「口は、って!? 口は、ってどういう意味だいっ!?」

ゼドファ「大丈夫だって、口にしなきゃムリなことだって叶わないもんだから」

ドラシロ「遠回しに僕じゃムリって言ってないかい?」

ゼドファ「あれっ?」

ジュダル「ふふふ…ドラシロ、面白いね」

ドラシロ「おもしろっ…!?」


 ――個人情報――
 名前:ジュダル 職業:騎士(新人) 属性:火
 習得魔法:小・劫火
 装備:騎士団の槍
 所持金:0G
 所持品:竹槍 銛 健康祈願守
 成長:小・火球(0/2) 武器と魔法の連携・基本(0/3) 柔能く剛を制す(習得)

 ――知人――
 ヴォルド:兄 厳しい
 ヒヒイロ:オッサン ヘンタイ? 騎士
 ドラシロ:貴族な騎士団同期
 デネブ:騎士団の先輩 ドラシロと同年代? 恋にヘタレ
 レイド:騎士団の先輩
 チュミヌ:騎士団の同期
 ゼドファ:二重人格犯罪者 監視対象 同僚 いいコ?
 アーサー:アーサー・キングロード 商人筋の有名人 女装趣味
 ジャンヌ:美人の踊子だけど男 アーサーの甥



―――――

 本日はここまでです
 ありがとうございました

明日、やります
そういうことで…


王子「行くよ! ごめんね、2日お休みして! 明日もお休みもらいます!」

王子「でもって、しょっぱなコンマでーす!」

王子「よろしゅう」


 【直下 コンマ判定】
 2回戦だよ!
 1~3 ドラシロとぶつかっちゃったね
 4~6 騎士歴3年の若手が相手だってさ
 7~9 同期のモブが相手ですって、奥さん


王子「酉忘れてたの巻き」

王子「…酉って、これで合ってた…かな? 合ってるよね…?」

王子「なお、これはコンマ判定に数えないよ」


王子「あかん、酉忘れたっぽい…?」

王子「これだったかな? いかんなあ…」

王子「ちょっと、ごめんね? 試させて?」

王子「あ、コンマ結果は1だね。ドラシロだね」


 ――暗夜王国・王都デーモン・騎士団本部――

ドラシロ「おおお…ジュダルが、相手か…」

ジュダル「ドラシロか…」

ヒヒイロ「ありゃ、こんなとこでぶつかっちゃうとはね」

デネブ「少なくとも1人は序列に入れなくなるな」

ジュダル「…」

ドラシロ「…」

ゼドファ「ど、どっちもがんばれよ!」

ジュダル「…うん」

ドラシロ「……ジュダル」

ジュダル「うん?」

ドラシロ「騎士として、正々堂々と…手加減もなしで戦おう」

ドラシロ「そもそもとして、僕らはライバルなんだ…。こうして戦う機会がきたというのは暁光だからね」

ドラシロ「この僕の、華麗なる剣捌きの前に敗れようとも落ち込まないことだ! はっはっはっ!!」

ジュダル「【安価下1】」

 1 …そっちも落ち込まないでね
 2 いつからライバルだったの?
 3 その他、自由台詞


ジュダル「お互いがんばろうね」

ドラシロ「ああ、互いに全力を尽くそうじゃないか」

ヒヒイロ「ま…後腐れないようにしなさいな」

騎士A「次の試合を開始する! ジュダル、ドラシロ、双方出ろ!」

ジュダル「はーい」

ドラシロ「ふっふっふ……この僕の力、今こそ見せる時ッ!!」

 ザッ…

騎士A「それでは、開始ッ!」

ドラシロ「行くぞ、ジュダル!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 それが騎士らしい戦い方なのか、ドラシロよ…あかんけど
 4~6 割と実力は近い
 7~9 ドラシロは槍相手の間合いに馴れていない!! チャンスか、チャンスなのか


王子「いちいち、名前とメール欄が空白になっちゃうんだけど…いい方法あったら無知な俺に教えてください。ブラウザは火狐くんです」

―――――

ドラシロ「行くぞ、ジュダル!」

 バサァッ

ジュダル「えっ、投網――何でそんなのぉっ!」

デネブ「おい」

ドラシロ「騎士は高潔なだけでは務まらないと、僕はもう学んでいるのだ! これは姑息な方法ではなく、知恵を凝らしたものだ!!」

騎士A(まあいいか…)

ジュダル「ああもうっ、これ、意外と動けない…」グイグイ

ドラシロ「袋だたきにさせてもらうっ!」

ジュダル「えええええっ!?」


 【安価下1】
 1 そうだ、魔法で反撃だ!
 2 思いっきり槍を繰り出して網の目から反撃だ!
 3 その他、どうしよ?」


王子「あ、直った。お騒がしてすみません。もう酉もsage忘れもしないぜ! きっと」

―――――

ドラシロ「あっはっはっはっ!」

ジュダル「でぇえええいっ!」

 ブゥンッ

ドラシロ「えっ――!?」

 スカッ

ジュダル「ああもうっ、外した…!」

ドラシロ「あ、危なかった…! でも、それなら回り込んでしまえば…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 しまった、突っ込んだ網の目から抜けないし、背後からくるしで反撃が…ぐあー
 4~6 ドラシロの攻撃で投網が切れた。ちょっとダメージも負ったけど
 7~9 思いきり槍を引いたら、勢い余って柄でドラシロを強打しちゃった。ら、ラッキー? うん、投網も冷静になれば抜けれた


ジュダル「やばっ、槍抜かないと…ぬぬっ…えいっ!」

 ズポッ
 ドゴォッ

ドラシロ「ぎゃふんっ…!」バタッ

ジュダル「えっ…あ…ラッキー?」

ジュダル「今の内に…」ゴソゴソ

 バッ

ジュダル「よしっ…出れた!」

ドラシロ「ぐぬぬぬ…や、やるじゃないか、ジュダル…それでこそ、我がライバルだ!!」

ジュダル「…う、うん」

ドラシロ「引かないでくれよ!!」


 【安価下1】
 1 リーチを活かして攻撃だ!
 2 足元とかを狙ってねちっこくやらしい攻撃を仕掛けてく
 3 その他、どうしよ?


ジュダル「えいっ!」

 ブンッ
 ギィンッ

ドラシロ「ととっ…不意打ちを食らうと思ったのか――」

ジュダル「えいえいえいえいえいっ!」

ドラシロ「うわ、ちょっ…こういう時はこう、かっこよく、信念だの、何だのを言い合いながら熱く…!」

 ギンッ
 ガンッ
 ギィンッ

ドラシロ「しかも、これ…僕の攻撃が届かないじゃないかっ!!」

ジュダル「ああもう、ドラシロ、口ばっかりでうるさい!!」

ドラシロ「うるさいっ!?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 魔法で反撃くろうた…
 4~6 ならば剣技で魅せようじゃないか、と
 7~9 ショックを受けたドラシロに強烈なの炸裂。こいつはもう…


ドラシロ「だったら、この僕の冴え渡る剣技に魅入られるといいっ…!」ダンッ

ジュダル(踏み込んできたっ…!?)

 ズォォォッ

ジュダル「でええいっ!」

 シュバッ
 ドゴォォッ
 ギィィィンッ

ドラシロ「そのキックは、見ているのさ…!」

ジュダル(サマーソルトキックが、防がれた…!)

ドラシロ「そして、その技は着地後に隙もできる…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ダテじゃなかったドラシロ自慢の剣技
 4~6 危なかったけどドラシロの攻撃を防げた。一進一退
 7~9 しかし、ドラシロ自慢の剣技はやたら見栄えばっかり重視しているから、そっちの方が隙だらけだった


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 その隙はわざとそう見せてるだけなんだぜ! カウンターで強烈なの入れたった
 奇数 ドラシロが強い…だと…!? こいつ、いつの間に覚醒してやがった!?(コンマ的には今)
 ※0は偶数扱いやで


 スタッ…

ドラシロ「そこだ、もらったァッ!!」

 ズォォォォッ

ジュダル「ジャンヌの技ってすごいよね――」

 ズドォォォォォォォッ

ドラシロ「がふっ…何、故っ…」ヨロッ

ジュダル「隙だらけっぽく見せてるんだもーん」


 【安価下1】
 1 トドメだ、ドラシロ! 食らえ!
   A ただ単に正しい構えと正しい姿勢からの、正しいがゆえに強い突きぃっ!
   B 覚えたての、小・火球魔法!
 2 ドラシロの剣を弾き飛ばしてからの、突きぃっ!
 3 その他、どうしよ?


ジュダル「ドラシロ、恨まないでね!」ギュッ

ドラシロ「うぇぇっ、ちょっ、待った待った待った…!」

ジュダル「そんなのルールにないもんっ!」

 ズォォォォッ

ジュダル「これでわたしの、勝ちぃっ!」

ドラシロ「!?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ドラシロ「なんちゃってだよ、ジュダル。――中・雷撃魔法!」
 4~6 ドラシロ「何のぉぉおおおおおお――――――――――っ!!」
 7~9 騎士A「勝負あり! ジュダルの勝利!」


 ジュダルが渾身の力で槍を繰り出した。
 腰の引けているドラシロが尻餅をつき、待ったをするように片手を前に出している。

ドラシロ「なんちゃってだよ、ジュダル。――中・雷撃魔法!」

ジュダル「!?」

 バチバチィィッ
 ドッゴォォォォォッ

 ドラシロの手から放たれた雷光がジュダルを貫いた。

ドラシロ「雷属性の魔法は発動速度が最大の武器だ。しかも、直撃すればほんの僅かに身体は硬直する」

ドラシロ「そして、その硬直時間が…僕を勝利へと導くッ!!」

 バッ

ジュダル「~っ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 負けて…しまった…だと…
 4~6 しかし、ドラシロの誤算はジュダルの獲物のリーチをぽろっと忘れていたことだった
 7~9 勝利を確信したドラシロは隙だらけだったのでどうにかなった。良かった、良かった…


ドラシロ「スカイ、ハ―――――――――イ!!」ダンッ

ジュダル「跳んだっ…!?」

ドラシロ「この高さから繰り出される剣戟はいつもの威力じゃないぞっ!!」

ジュダル「っ――でもっ!」ギュッ

 ズォォォォッ

ジュダル「いい的になるもんっ!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 負けた…
 4~9 勝てた…


 ジュダルが槍を繰り出す。
 だが、ドラシロは中空で身をよじり、それを回避した。

ジュダル「!?」

ドラシロ「そう来るのはお見通しなのさ!」

 シュタッ

 着地したドラシロが、空に虚しく槍を突き出したままの無防備なジュダルへ剣を向ける。
 切り上げながら一気に体を持ち上げ、剣をジュダルへと振る――。

騎士A「そこまで!」

 ピタッ…

ジュダル「っ…」

ドラシロ「ふっ…」

騎士A「勝者、ドラシロ!」

ジュダル「えっ…」

ドラシロ「ふっふっふっ…これがこの僕の実力なのだよ。ふふっ…はははははっ!!」

 ・
 ・
 ・

ジュダル「負けた…」ズ-ン

ヒヒイロ「もったいなかったわね」

デネブ「どっちが勝ってもおかしくない内容だったしな…」

ドラシロ「この調子で、僕が勝ち進んで序列30位くらいまでは一気に駆け上がるとしよう」

ドラシロ「だがジュダル、キミは恥じることなんて何もないんだ。相手が悪かった――ただそれだけに尽きるのだからね! ははははっ!」

ジュダル「うっざ…」ボソ

ドラシロ「何か言ったかい?」


 【安価下1】
 1 巡回行ってくる!
   A と、言いながらジャンヌのお店に入り浸る…
   B 腹いせに悪いことするヤツをたくさん捕まえてやるもん
 2 悔しいようデネブえもん!
 3 オッサン、慰めてよ。主においしいもので
 4 その他、自由行動


ジュダル「むぅぅぅ…」

デネブ「唸るなって」

ジュダル「だって悔しいんだもん…」

デネブ「仕方ないだろ」

ジュダル「仕方なくても悔しいのは悔しいもん」

デネブ「んでも…まあ、最初に俺が任務に連れてった時よりは成長してるだろ」

ジュダル「それでもまだまだ弱いんでしょ?」

デネブ「そりゃあ…まあな」

ジュダル「…もっと強くなりたい…」

デネブ「…もっと強く、ねえ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 デネブ「…まあ…経験積んできゃあ、実力もついてくるだろ」
 4~6 デネブ「そう言えば、お前の兄貴ってけっこうな実力なんだろ? 教わればいいじゃん」
 7~9 デネブ「気持ちは分かるけど…」ジュダル「分かるんなら何とかしてよ」デネブ「何とかって…」ジュダル「お願い、デネブ」


デネブ「そう言えば、お前の兄貴ってけっこうな実力なんだろ? 教わればいいじゃん」

ジュダル「にいやに…?」

デネブ「会わないのかよ?」

ジュダル「騎士団入ってから、全然…」

デネブ「会いに行けば?」

ジュダル「どこいるかも分かんないもん」

デネブ「このトーナメントにお前の兄貴も出てるはずなんだから探せばいいじゃん」

ジュダル「!?」

デネブ「そんな驚くなよ…」


 【安価下1】
 1 早速、にいやを探す!
 2 ……いや、にいやにはもっとこう…立派になってから会いたいから…ガマン
 3 その他、どうしよ?


ジュダル「……でも…」

デネブ「何だよ?」

ジュダル「…にいやには、もっと立派になってから、会いたい…」

デネブ「はあ?」

ジュダル「にいやに認めてもらいたいもん…」

デネブ「…」

ジュダル「だから、まだ…いい」

デネブ「ふうん…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 デネブ「んじゃ、がんばれ。その気持ちがあれば大丈夫だろ」
 4~9 デネブ「……んじゃあ…」ジュダル「何?」デネブ「…………あ、あんまり、俺、得意じゃないと思うけど…見てやろうか?」


デネブ「……んじゃあ…」

ジュダル「何?」

デネブ「…………あ、あんまり、俺、得意じゃないと思うけど…見てやろうか?」

ジュダル「何を…?」

デネブ「だから、お前が…強くなれるように特訓…みたいなの?」

ジュダル「ほんと?」

デネブ「でも期待すんなよな」

ジュダル「【安価下1】」

 1 うん。ありがと、デネブ
 2 …得意じゃないなら、いいや
 3 その他、自由台詞


ジュダル「うん。ありがと、デネブ」

デネブ「お、おう」

ヒヒイロ(デネブくんって面倒見がいいよねー…)

ゼドファ「よーし、勝てた!」

ドラシロ(ゼドファ…強いな…。3回戦からはさすがに…皆、強そうだ…)

ヒヒイロ「さて…ほれほれ、お仕事はたんまりあるんだから試合終わったら戻った戻った」

デネブ「とりあえず、毎日の仕事が終わった後に見てやるから」

ジュダル「うん、分かった」


 【直下 コンマ判定】
 1 ひとりで巡回へ
 2 ドラシロと巡回へ
 3 ゼドファと巡回へ


王子「ごめん…」

王子「コンマじゃなくて、安価のつもりだった…」

王子「改めて」


 【安価下1】
 1 ひとりで巡回へ
 2 ドラシロと巡回へ
 3 ゼドファと巡回へ


 スタスタ…

ジュダル「今日は、何もなさそう…」

ゼドファ「そうだな」

ジュダル「…」

ゼドファ「…」

 スタスタ…

ジュダル「平和だ…」

ゼドファ「平和っていいよな」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 なんて話してたら、強盗だってさ…
 4~6 ゼドファと雑談した
 7~9 ゼドファが魔法トークを振ってきた


ゼドファ「そうだ、ジュダル。あれから、魔法は練習したか?」

ジュダル「ううん」

ゼドファ「何だ、そうなのか…」

ジュダル「昨日の今日だよ?」

ゼドファ「それもそうか…」


 【安価下1】
 1 魔法について色々と語られた
 2 じゃあ、魔法の練習見てやるよ、って。平和だし、折角だし、見てもらった
 3 手っ取り早く魔法を使う方法…というのがあるらしい


ジュダル「練習しなきゃ使えないのに、何で魔法使える人っていっぱいいるの?」

ゼドファ「まあ…普通は何となくで使えるようになるからな、やろうと思えば」

ジュダル「めんどくさい…」

ゼドファ「でも、ジュダルみたいに素養があんまりなくっても手っ取り早く、魔法を使えるようになる方法があるんだぞ」

ジュダル「そうなの?」

ゼドファ「うん、まあ…必要なものはそこそこあるんだけど」

ジュダル「どんな、どんな?」

ゼドファ「魔法道具だよ」

ジュダル「…あー…」

ゼドファ「おいおい、そんな自分には興味ないみたいな顔しなくても…」

ジュダル「だって、そういうのだって結局、自分の魔力が少ないとダメなんでしょ? それくらい知ってるもん」

ゼドファ「ちっちっちっ、そんなことはないんだな、これが」

ジュダル「えっ」

ゼドファ「使い捨てだけど、自分で習得してない魔法を発動できるような魔法道具もあるんだよ」

ゼドファ「店で買ったり、自作したりって感じなんだけどな。……あっ、でも自作は技術とかいるし、魔法も普通に使えるの前提だけどな」

ジュダル「じゃあ買うしかないのか…」

ゼドファ「俺が作ってやってもいいけど…材料とかもあるしなー」

ジュダル「ふうん…」

ゼドファ「…材料って、意外と高くつくからな…」

ジュダル「…………そう言えば、お給料もらったことない」

ゼドファ「……あっ」


 【安価下1】
 1 オッサン、給金未払いだけどっ!?っていく
 2 いやでも、金がなくっても…女装趣味のあの人に交渉すれば材料くらい手に入るんじゃあ…
 3 その他、自由行動


 バンッ

ヒヒイロ「おかえ――」

ジュダル「お給料!」バンッ

ゼドファ「まだもらったことないんですけど…」

ヒヒイロ「…」

ジュダル「オッサン、お給料ちょうだい」

ヒヒイロ「………ちっ、気づかれたか…」

デネブ「おいオッサン」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 訓練期間中は給金未発生らしく、5万Gゲット
 4~6 訓練期間中は給金は安めに設定されてるらしく、7万Gゲット
 7~9 だいたい2ヶ月分で10万Gゲット


 所持金:5万G

ジュダル「おおおお…」

ゼドファ「安い…」

ヒヒイロ「ゼドファくんは、訳ありだからねえ…すまんね」

ゼドファ「いえ、もらえるだけでも…」

ジュダル(スリじゃなくて、初めて稼いだお金…)

ジュダル(………何か嬉しい…)

ドラシロ「騎士というのは、どうも薄給だね。こんなはした金しかくれないだなんて」

デネブ(貴族様の金銭感覚はどうなってやがんだよ…)

ヒヒイロ「んでも、寮暮らしだから家賃も食費もほとんどかからんし…ここはひとつ、オッサンに預けてみたらどう?」

ヒヒイロ「成功すれば3倍くらいにして返してあげても…」

デネブ「返ってこないのを預けるなんて言わねえよ」

ヒヒイロ「デネブくんの時のあれはちょぉーっと読みが外れちゃっただけよ」

デネブ「黙れオッサン」


 【安価下1】
 1 このお金で材料を買いにいく! でもってゼドファに魔法道具を作ってもらおう
 2 魔法道具を買いにいこう!!
 3 今はまだお金を使わないでおこう


 ――暗夜王国・王都デーモン・万屋――

*「品揃えに自信ありだよー」

*「見てくだけでもいいよーらっしゃいらっしゃーい」

ジュダル「…ごちゃごちゃしてる…」

ゼドファ「魔法道具はこの辺りのようだよ」

ジュダル「うん」

ゼドファ「魔法道具を使うメリットは魔力の消費がないことだね。威力も安定しているし」

ゼドファ「反面、魔法道具に最初から蓄えられている魔力を使い切っちゃうと、もう使えなくなるんだ」

ゼドファ「再利用もできないし、お金もかかっちゃう」

ゼドファ「だけど手軽には使えるよ。…まあ、いいものほど高額だけど」

ゼドファ「基本的にはひとつの魔法道具で、3回くらいは魔法を放てるよ。例外はあるけどね」

ジュダル「れーがい?」

ゼドファ「特殊な魔法とかだね。んーと…例えば、反射魔法だとか…そういうもの」

ジュダル(そう言えば…オッサンが使ってたかも…)


 【安価下1】
 使いたい魔法の魔法道具を買います
 小・中・大・極大の威力 と 魔法の種類 を併記してね
 ex:「極大・劫火魔法」が使える魔法道具を欲しい場合、「極大 劫火」とかって書いてみて

 料金
 小:500G
 中:1000G
 大:3000G
 極大:5000G

 ※魔法の種類が分からなければ、属性だけでも書いてくれれば、その属性での魔法をこっちで用意するから、そこから安価で決定だよ
 ※いらないなら、「いらない」もあり


王子「…」

王子「ごめんね、一応…これまで登場した魔法の中からってことで…」

王子「あと、合成とかもなしで」

王子「説明不足でごめんなさい」

王子「改めて、安価です」


 【安価下1】
 使いたい魔法の魔法道具を買います
 小・中・大・極大の威力 と 魔法の種類 を併記してね
 ex:「極大・劫火魔法」が使える魔法道具を欲しい場合、「極大 劫火」とかって書いてみて

 料金
 小:500G
 中:1000G
 大:3000G
 極大:5000G

 ※魔法の種類が分からなければ、属性だけでも書いてくれれば、その属性での魔法をこっちで用意するから、そこから安価で決定だよ
 ※いらないなら、「いらない」もあり


王子「えっ…」

王子「ほんとにあった…? 一応、これまでのスレを全部、検索してみて、なかったんだけど…」

王子「あと…こう、普通に…普通のを選んでもらえるとなあ…って」

王子「あくまで補助的なものだからね、そんなすごーいのは置いてないんだよ、存在してないんだよ…」

王子「ね? ごめんね? 勘弁して…」

王子「じゃあいらねーよ、って場合もさ…いらない、って書いてくれればいいから…」

王子「ごめんなさい…」


 【安価下1】
 使いたい魔法の魔法道具を買います
 小・中・大・極大の威力 と 魔法の種類 を併記してね
 ex:「極大・劫火魔法」が使える魔法道具を欲しい場合、「極大 劫火」とかって書いてみて

 料金
 小:500G
 中:1000G
 大:3000G
 極大:5000G

 ※魔法の種類が分からなければ、属性だけでも書いてくれれば、その属性での魔法をこっちで用意するから、そこから安価で決定だよ
 ※いらないなら、「いらない」もあり


ジュダル「…土は?」

ゼドファ「土属性は…この辺りだね」

ゼドファ「あんまり、土属性の魔法って種類がないんだけど…」


 【安価下1】
 1 土槍魔法:棒RPGで言えば…ロックグレイブ的な。極大なので、ものすごーく広範囲に長さ2~4メートルくらいのが生えます
 2 土壁魔法:土の壁がずがーんと任意の場所に現れます。極大なので、一気に3枚分出せます。
 3 重力魔法:ものすごい高重力場を前方に扇状に発生させます
   ※希少品につき8000Gで2度まで使用可能
 4 いらない


 所持金:5万G → 4万5000G

ジュダル「これでもう、魔法使えちゃうの?」

ゼドファ「うん。念じて、こう…ぐわっとすれば」

ジュダル「ぐわっと?」

ゼドファ「それとも…メカニズム説明するっ?」キラキラ

ジュダル「ううん」

ゼドファ「そう…」シュン

*「まいどありー」



 【安価下1】
 そして、デネブの特訓ターイム!
 1 小・火球(0/2)
 2 武器と魔法の連携・基本(0/3)
 3 戦いは身体から(0/8)←デネブの特別メニュー
 4 得物を身体と同化せよ(0/5)←デネブの特別メニュー


 ――個人情報――
 名前:ジュダル 職業:騎士(新人) 属性:火
 習得魔法:小・劫火
 装備:騎士団の槍
 所持金:4万5000G
 所持品:竹槍 銛 健康祈願守 極大・土壁魔法道具(残数:2)
 成長:小・火球(0/2) 武器と魔法の連携・基本(0/3) 柔能く剛を制す(習得)

 ――知人――
 ヴォルド:兄 厳しい
 ヒヒイロ:オッサン ヘンタイ? 騎士
 ドラシロ:貴族な騎士団同期
 デネブ:騎士団の先輩 ドラシロと同年代? 恋にヘタレ
 レイド:騎士団の先輩
 チュミヌ:騎士団の同期
 ゼドファ:二重人格犯罪者 監視対象 同僚 いいコ?
 アーサー:アーサー・キングロード 商人筋の有名人 女装趣味
 ジャンヌ:美人の踊子だけど男 アーサーの甥


デネブ「んじゃ、やるか」

ジュダル「うん」

デネブ「色々考えはしてきたんだけど…」

ジュダル「魔法教えて、魔法」

デネブ「え…」

ジュダル「何?」

デネブ「……いや、俺、魔法は得意な方じゃないし、そもそも、俺とお前は属性も違うし…」

デネブ「教えられることないから」

ジュダル「えっ」

デネブ「……まあ、見るだけ、見てやるよ」


 【直下 コンマ判定】
 1~9 あと1回くらい練習すれば習得かなー(白目
  0  たまにはいいことの二択や


 小・火球 0/2→1/2

ジュダル「…」

デネブ「…また明日だな」

ジュダル「えー…」

デネブ「仕方ないだろ、それは俺の領分じゃないんだから…」

ジュダル「使えない…」ボソ

デネブ「何か言ったか?」

ジュダル「なんもー…」

デネブ「ったく…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ドラシロとゼドファは翌日、負けた…
 4~6 ドラシロは翌日負けた
 7~9 ど…ドラシロが3回戦まで突破してしまった…だと…?


ドラシロ「そん…な…」ワナワナ

ヒヒイロ「ま、よくやった方じゃないの?」

ジュダル「うん」

ゼドファ「よっし、勝てたっ…!」グッ

ドラシロ「こんなはずじゃないこんなはずじゃないこんなはずじゃない…」ブツブツ

デネブ「あーあ…現実逃避しやがって…」

ヒヒイロ「めんどくさいな」

ドラシロ「うわぁあああああああ―――――――――――――――――――――――っ!」ダダダッ

ジュダル「あ、逃げた」

ゼドファ「逃げたというより…何というか…」

ヒヒイロ「ま、そっとしときましょ。ほれ、お仕事に行った行った」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 非合法の魔法道具が流入してきているらしい。それを調べて対処しろって
 4~6 奴隷商人が王都にいるらしいとの情報が入ってきた。捕まえろってさ
 7~9 平和な王都デーモン


ジュダル「じゃあ巡回行ってくる…」

ヒヒイロ「ちょいお待ち」

ゼドファ「何です?」

ヒヒイロ「ちょいとね、面倒事があるからそれやってちょんまげ」

ジュダル「何?」

ヒヒイロ「奴隷商人が王都にいるらしいのよ、今」

ヒヒイロ「だから、そいつを取っ捕まえてきてくれる?」

ゼドファ「奴隷商人…。奴隷って…」

ヒヒイロ「ま、表向きには禁止されてるけど…田舎だの、よその国だのはあるかんね」

ジュダル「…」

ヒヒイロ「気をつけて行ってらっしゃい」

ゼドファ「はい。ジュダル、行こう」

ジュダル「…」

ゼドファ「……ジュダル?」

ジュダル「…うん…」


 【直下 コンマ判定】(魔法使いなゼドファ:+2)
 1~3 さっぱり見つからん…
 4~6 ゼドファの魔法で、怪しいところは見つかった
 7~9 ゼドファの魔法で奴隷商人の所在地と思しき場所を発見した。有能


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 奴隷商人の居場所を特定して、向かってたら…おまい、まーた捕まってたのかい…
    2・4・6 あの剣士さんだよ
    8・0 ガマーベ王国を脱出していたのか…
 奇数 ゼドファが魔法で位置を特定しようとしたけど、さっぱり引っかからなかった。魔法対策もしてるらしい。苦戦しそうだね


 ――暗夜王国・王都デーモン・スラム――

ゼドファ「……あそこの建物だ」

ジュダル「ほんと?」

ゼドファ「僕の魔法を信じて」

ジュダル「…分かった」

ゼドファ「先手必勝でいこう。僕が魔法で初撃を入れるから、そこに2人で突入して制圧」

ジュダル「うん」

ゼドファ「それじゃ…捕まってる人を傷つけないように…雷鐘!」

 ピシャアアッ
 ドッゴォォォォォォォッ

<何だぁっ…!?

ジュダル「騎士だよっ…!」バッ

ゼドファ「人身売買は違法だ、逮捕するッ!!」

 シュバッ
 ズドォォォォッ

ジュダル「え――」

ゼドファ「あれ…?」

奴隷商人「っ…」ドサッ

セーブル「ふぅぅー……助かったぁ…」

ジュダル「…」

ゼドファ「…」

セーブル「あー、肩凝った…いやあ、タイミングが良くて助かったぜ。ようやく、こっそり枷をぶっ壊せたんだけど、いつ仕掛けるか迷っててな」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 しかし、奴隷商人にはまだ仲間がいた!!
 4~6 他の捕まっていた人たちの様子がおかしい。幻惑魔法にかけられているらしい
 7~9 い…一件落着…セーブルと出会った


ヒヒイロ「――ほえー…んで、その、旅の剣士がのしちゃったから出番なし?」

ジュダル「うん」

ゼドファ「捕まってた他の人々も命に別状はありませんでしたし」

ヒヒイロ「そんなことがあるもんなのねえ…。んじゃ、報告書を明日までに出してちょーだいね」

ジュダル「はーい…」

ゼドファ「そうだ、あの人…セーブルさんがお礼したいって言ってたよね。待たせると悪いし、早めに行こうか」


 【安価下1】
 1 そうね
 2 いいよ、お礼なんて…ゼドファだけで行ってきて


セーブル「~♪」

ジュダル「あ、いた」

ゼドファ「お待たせしましたー」

セーブル「お、2人とも。サンキューな、助けてくれて」

ゼドファ「いえ…特に、それらしいことなんてできずじまいで…」

セーブル「んなことないって」

ジュダル「…」

セーブル「そんで…お礼なんだけど…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 セーブル名物・激マズ料理を振る舞われた…何故か見栄えだけはレベルアップしてて普通に食べて悶絶した…そしてセーブルは旅立った…
 4~6 現ナマじゃ良くねえよな、ってことで売却額5000Gほどの魔鉱石をもらった
 7~9 売却額1万Gくらいの良質の魔鉱石をもらった


セーブル「そこらの市場で買って作ったんだ。こんなもんしか用意できなくて悪いんだけど…良かったら、食ってくれよ」

ジュダル「おいしそう…」

ゼドファ「サンドイッチ…いいんですか?」

セーブル「おう、気持ちだけの礼になっちゃうけどな」

ジュダル「じゃあ…」

ゼドファ「いただきます」

 パクッ
 パクッ

セーブル「どうだ?」ニコニコ

ジュダル「おぶっ…」バッ ←口押さえた

ゼドファ「かっ…ぅ…ぁぁぁ…」グググッ

セーブル「何だ、言葉にできないくらいうまいか? へへへ、俺も上達してきたな…」←遠い目

セーブル「そんじゃ、やらなきゃいけないことあるからこれで。ありがとな、助かった!」

セーブル「じゃーなー!」タタタッ

ゼドファ「げど…く…魔法…っ!」

 パァァァッ

ゼドファ「っ…!? 効かない…なん、て――」バタッ

ジュダル「おえぇぇぇぇ……」



 【安価下1】
 そして、デネブの特訓ターイム
 1 小・火球(1/2)
 2 武器と魔法の連携・基本(0/3)
 3 戦いは身体から(0/8)←デネブの特別メニュー
 4 得物を身体と同化せよ(0/5)←デネブの特別メニュー


ジュダル「…」ゲッソリ

デネブ「どした? 頬こけてるぞ」

ジュダル「何でも…ない…」

デネブ「…」

ジュダル「…」

デネブ「……ま、まあいいけど…」

デネブ「今日教えるのは、まあ…槍の使い方みたいなとこだな」

ジュダル「うん……ん? デネブ…槍、使えるの…?」

デネブ「一応な。剣と槍、両方使える」

ジュダル「へえ…」

デネブ「で、だ。武器を自分の体の延長…みたいな感覚が染みつくと、結構色々とはかどるんだよ」

デネブ「特に槍なんかは腕の延長だからな。これが身につけば精緻な槍捌きも可能になる」

ジュダル「うん…」

デネブ「……だいじょぶか、ほんとに」


 【直下 コンマ判定】(セーブルのゲロマズ料理:-2)
 1~3 さっぱりだった…体調を心配された
 4~6 あんまり身につかなかった…おのれセーブル…
 7~9 がんばった。まだ習得にはいたらないけど


デネブ「こうして…こうっ!」

 ヒュオッ

デネブ「やってみ――」

ジュダル「…」ゲッソリ

デネブ「……おい」

ジュダル「ハッ…あ、うん…」

デネブ「………やっぱり、お前、今日はやめとけ」

ジュダル「や、やれるもん…。こうして…こうっ…」

 ひゅるっ…

デネブ「…」

ジュダル「…」

デネブ「よく休め。…何か、体に良さそうなもん作ってやるから、食って寝ろ」

ジュダル「…うん…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ちなみにゼドファはセーブルのゲロマズ料理のせいで、翌日の戦いに負けた
 4~6 デネブに色々とお世話を焼いてもらえた体調はすぐ戻った
 7~9 翌日の特訓は気合いを入れて望むよ!!


 ――個人情報――
 名前:ジュダル 職業:騎士(新人) 属性:火
 習得魔法:小・劫火
 装備:騎士団の槍
 所持金:4万5000G
 所持品:竹槍 銛 健康祈願守 極大・土壁魔法道具(残数:2)
 成長:小・火球(1/2) 武器と魔法の連携・基本(0/3) 柔能く剛を制す(習得) 得物を身体と同化せよ(0/5)

 ――知人――
 ヴォルド:兄 厳しい
 ヒヒイロ:オッサン ヘンタイ? 騎士
 ドラシロ:貴族な騎士団同期
 デネブ:騎士団の先輩 ドラシロと同年代? 恋にヘタレ
 レイド:騎士団の先輩
 チュミヌ:騎士団の同期
 ゼドファ:二重人格犯罪者 監視対象 同僚 いいコ?
 アーサー:アーサー・キングロード 商人筋の有名人 女装趣味
 ジャンヌ:美人の踊子だけど男 アーサーの甥
 セーブル:旅の剣士 凄腕なのに捕まってた ゲロマズ料理人


ゼドファ「…」ゲッソリ

ジュダル「…」ゲッソリ

ヒヒイロ「あーりゃりゃ、何でこの2人はグロッキーなんだか…」

ドラシロ「ひどい顔…」

デネブ「ほんとに何があったんだか…ゼドファは負けるし…」

ジュダル「思い出したくない…」

ゼドファ「……そう、だね…」


 【安価下1】
 もうちょっとしたら、新展開(予定)だから特訓タイムはあと2回くらいやで
 1 キンクリでデネブとの特訓タイムへ
 2 コミュる
   ※相手も併記なんやで
 3 巡回する。何か起きるかな?


 ――暗夜王国・王都デーモン・ジャンヌの店――

ジュダル「あー……やっと戻ってきたかも…」

ジャンヌ「何が?」

ジュダル「……色々…?」

ジャンヌ「ふうん…」

ジャンヌ「ゆっくりしてってね」

ジュダル「うん」


 ↓1~3 ジャンヌとのコミュ内容
 ※なければ「なし」でおk


ジュダル「…」ジィッ

ジャンヌ「どうしたの?」

ジュダル「ジャンヌって…綺麗だね、いっつも」

ジャンヌ「えっへへへ…そうかな? そうかな~?」テレテレ

ジュダル「うん」

ジャンヌ「でも、個人的には綺麗より、かわいいの方が嬉しいかな」

ジュダル「じゃあかわいい」

ジャンヌ「えへへへへ~」


 【直下 コンマ判定】
 1~6 それだけ。さあ、次の話題だ
 7~9 ジュダルも衣装とかは手作りしてるらしい。ジュダルにも作ってくれるって


王子「出なかったけど、『ジュダルも衣装とか~』じゃなくて、『ジャンヌは衣装とか~』でした。ごめんなさい」

―――――

ジャンヌ「色々と鍛えてるからね。美貌はトレーニングからだよ」

ジュダル「どんなトレーニングしてるの?」

ジャンヌ「普通のトレーニングだよ、普通の」

ジュダル「例えば?」

ジャンヌ「毎朝4時くらいに起きて、4時間くらい走るとか」

ジュダル「えっ」

ジャンヌ「あとね、お店の準備とかもトレーニングできるように椅子とかテーブルとか、重りついてるんだよ」

ジュダル「……」グッ

 グググッ
 グググググッ…

ジュダル「~っ…」プルプル

ジュダル「重っ…!?」

ジャンヌ「そこまでじゃないって」

ジュダル(……これ、何キロあるんだろ…?)

ジャンヌ「体は資本だからね、うん」

ジュダル(ちょっとマネできない…)

ジュダル「あ、そうだ」

ジュダル「あのね、今、特訓してるの。得物を体と同化する…ってやつなんだけど、分かる?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ジャンヌ「武器は使わないからなあ…」
 4~9 ジャンヌ「あー…分かる、分かる。踊る時、羽根のついた扇を持ったりするんだけど、それも手の一部…みたいな考え方だよね。大事だよ」


ジャンヌ「あー…分かる、分かる。踊る時、羽根のついた扇を持ったりするんだけど、それも手の一部…みたいな考え方だよね。大事だよ」

ジュダル「でも、何か…うまくできなかったの」

ジャンヌ「そうなの?」

ジュダル「うん」

ジャンヌ「…槍は持ったことないけど…通じるところはある…かな?」

ジャンヌ「ちょっと教えてあげるよ」

ジャンヌ「えっと…ホウキでいっか。はい、パース」ポイッ

ジュダル「うん」

 パシッ
 ズシィィッ

ジュダル(重い…)

ジャンヌ「えっとねー、まず…こう…」クルクル

ジュダル(軽そうに見えるけど…同じやつだよね…?)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 重すぎてそれどこじゃなかった…
 4~9 ジャンヌさまさまやな、ほんま
  0  何故か(?)筋力がついた!!


 得物を身体と同化せよ 0/5→3/5

ジュダル「何となく…分かった気がする」

ジャンヌ「ほんと? 良かった」

ジュダル「ありがと」

ジャンヌ「どういたしまして~」

ジュダル「あっ…そろそろ行くね」

ジャンヌ「うん。また来てねー」


 【安価下1】
 デネブトレーニング
 1 小・火球(1/2)
 2 武器と魔法の連携・基本(0/3)
 3 戦いは身体から(0/8)←デネブの特別メニュー
 4 得物を身体と同化せよ(3/5)←デネブの特別メニュー


デネブ「じゃ、昨日の続きな」

ジュダル「ちょっとやってきた!」

デネブ「やる気あるじゃん」

ジュダル「うん。こうやって…こんな!?」

デネブ「………できてるし…」

ジュダル「いえいっ!」

デネブ「まだ完璧じゃないけどな」

ジュダル「むっ…」

デネブ「でも、こんだけできてりゃすぐできるって」


 【直下 コンマ判定】
 1~5 習得
 6~9 おっ?


 得物を身体と同化せよ 3/5→5/5(習得

ジュダル「ふぅーっ…てやっ!」

 ヒュバッ
 ズドォォォンッ

デネブ「おー…」

ジュダル「どうどう?」

デネブ「いいじゃん」

ジュダル「えへへ…」

デネブ「思ったよりもできてるし…もうちょっと先を教えてやるよ」

ジュダル「もうちょっと先?」

デネブ「いわゆる…」

ジュダル「いわゆる?」

デネブ「必殺技、的なやつ」

ジュダル「ほんと!?」


 【安価下1】
 1 百烈突き:一瞬でものすごい数の突きを繰り出します
 2 火炎突き:穂先に炎を集めて突きを繰り出します
 3 疾風突き:ものすごい速さで突きを繰り出して回避されにくい攻撃をします


デネブ「騎士団支給の武器があってこその技なんだけどな」

ジュダル「うんうん」

デネブ「まず、紺碧水晶から魔力を吸い出す」

デネブ「でもって、自分の属性の魔法を発動と同時に、それを得物に伝わせるイメージで這わせる」

デネブ「これを攻撃の瞬間にやる――と」

デネブ「凍結斬!」

 ヒュバッ
 ガキィィィンッ

ジュダル「おおー」

デネブ「やってみ? あんまり魔力使わないで済むし」

ジュダル「うん!」


 ジュダルは 火炎突き を習得しました ▽


 【安価下1】
 1 キンクリして、またデネトレしとく?
 2 キンクリせずに行動して…
   A 巡回
   B コミュ
     ※相手併記
   C 自由行動? 何するか併記だよ


 ――個人情報――
 名前:ジュダル 職業:騎士(新人) 属性:火
 魔法:小・劫火
 特技:火炎突き サマーソルトキック
 装備:騎士団の槍
 所持金:4万5000G
 所持品:竹槍 銛 健康祈願守 極大・土壁魔法道具(残数:2)
 成長:小・火球(1/2) 武器と魔法の連携・基本(0/3) 柔能く剛を制す(習得) 得物を身体と同化せよ(習得)

 ――知人――
 ヴォルド:兄 厳しい
 ヒヒイロ:オッサン ヘンタイ? 騎士
 ドラシロ:貴族な騎士団同期
 デネブ:騎士団の先輩 ドラシロと同年代? 恋にヘタレ
 レイド:騎士団の先輩
 チュミヌ:騎士団の同期
 ゼドファ:二重人格犯罪者 監視対象 同僚 いいコ?
 アーサー:アーサー・キングロード 商人筋の有名人 女装趣味
 ジャンヌ:美人の踊子だけど男 アーサーの甥
 セーブル:旅の剣士 凄腕なのに捕まってた ゲロマズ料理人

トレーニング安価
「戦いは体から」じゃないか?


ジュダル「またきたよー」

ジャンヌ「いらっしゃーい」

ジュダル「ジャンヌのお陰でね、いい感じになったの。ありがと」

ジャンヌ「ほんと? 良かったー」

ジュダル「うん」


 ↓1~3 ジャンヌとのコミュ内容
 ※なければ「なし」でええで
  あんまり、ジャンヌ活用強化が多いとアレだから…ね? やりすぎは…ね? ほどほどに…ね? ほどほどが大事よ?


 >>955

王子「しまったぁあああああああっ!!!!」

王子「………次回、選ばれたらいろつけるから…許して…ごめんちゃい…」

王子「ということで、これはコミュ内容に含まないよ…」

王子「ほんと、ごめんなさい…」


王子「>>955じゃなくて>>965だよねー」

王子「……眠いです、ごめんなさい」

王子「もうちょっとで本日の更新分は終わるから…許して…!」


王子「コミュする、って取った場合は、コミュ内容もとっておkだよ! でなきゃ、コミュる、って取る意味ないしね」

―――――

ジュダル「ありがとね、ジャンヌ」

ジャンヌ「いいのいいの」

ジャンヌ「何でも相談してくれていいよ」

ジュダル「……何でも…?」

ジャンヌ「うん」

ジュダル「…」

ジャンヌ「……何かあるの?」

ジュダル「あのね…。わたし…奴隷商人に、捕まってたこと、あって…」

ジャンヌ「…」

ジュダル「色々されて、やだった…。にいやに助けてもらえたけど…」

ジュダル「それで…奴隷商人が…この国にいて…この王都にもいて…怖かった…」

ジャンヌ「…うん」

ジュダル「………それだけ…なんだけど…」

ジャンヌ「うん」

ジュダル「…」

ジャンヌ「…大丈夫だよ、ジュダル」ナデ

ジュダル「…」

ジャンヌ「大丈夫だって、いつも思ってれば大体のことは大丈夫になるから」

ジャンヌ「ただ怖がってるだけじゃどうにもならないけど、その怖いのも大丈夫だって言い聞かせれば勇気が湧いてくるよ」

ジャンヌ「だから、怯えないでね。…それでも怖かったら、大好きな人のことを思い浮かべれば落ち着けるよ」ナデナデ

ジュダル「……うん」

ジャンヌ「いいコ、いいコ」

ジュダル「うん…。ねえ、ジャンヌ」

ジャンヌ「なあに?」

ジュダル「今度、一緒に遊びにいこ?」

ジャンヌ「いいよ! 楽しみだね。どこ行こっか」

ジュダル「どこでもいいよ」

ジャンヌ「そうだ…じゃあ、かわいいお洋服たくさん買いに行こうね」

ジュダル「うんっ」


 【安価下1】
 そして、デネトレタイムですよ
 1 小・火球(1/2)
 2 武器と魔法の連携・基本(0/3)
 3 戦いは身体から(0/8)←デネブの特別メニュー
   ※色つけます。さっきはごめんなさい


デネブ「いいかー」

ジュダル「何が?」

デネブ「……これから言うんだよ」

ジュダル「じゃあ、いきなり、いいかー、って変じゃない?」

デネブ「…」

ジュダル「…」

デネブ「いいか?」

ジュダル「……うん」

デネブ「戦いはまず、身体がものをいう」

ジュダル「ふうん」

デネブ「ぶっちゃけ、バケモノかよみたいな体してるようなのはそれだけで強い。マジでバケモノ」

デネブ「だけど、トレーニング次第で体は変えられる。生半可じゃダメだけどな」

ジュダル「うん」

デネブ「だから…生半可じゃないトレーニングしてやる」

ジュダル「効果あるの?」

デネブ「……俺は成長期と相まって、身長が20センチ伸びた」

ジュダル「おー」

デネブ「…」

ジュダル「……せいちょーき?」

デネブ「さ、やるぞ! 深くは考えるな!」

ジュダル「うん」


 【直下 コンマ判定】 
 1~3 マジきちい
 4~6 きつい…
 7~9 がんばった



 戦いは身体から 0/8→2/8→色→5/8

ジュダル「はぁーっ…はぁーっ…」

デネブ「よーし、今日はここまで」

ジュダル「もう…歩け…な…」

デネブ「これ食え、これ」

ジュダル「……何これ?」

デネブ「体を動かした後に、体をつくる食べものを食う!」

デネブ「体作りの基本だからな」

ジュダル「…今…食べられない…」

デネブ「今食え。口開けろ、ほらっ」

ジュダル「やだー、むーりーっ!」

デネブ「いいから食えーっ!」

ジュダル「もごっ…」

デネブ「噛め、噛んで飲めっ!」

ジュダル「ングッ…」

デネブ「さ、次だ、食え」

ジュダル「ええええーっ…」

デネブ「胸だってデカくなるぞ」

ジュダル「!!?」

デネブ「…………多分…」ボソ

 バクバクバクッ

ジュダル「モゴモゴ…ングッ…おかわりっ!」

デネブ「……ほら」


 ――個人情報――
 名前:ジュダル 職業:騎士(新人) 属性:火
 魔法:小・劫火
 特技:火炎突き サマーソルトキック
 装備:騎士団の槍
 所持金:4万5000G
 所持品:竹槍 銛 健康祈願守 極大・土壁魔法道具(残数:2)
 成長:小・火球(1/2) 武器と魔法の連携・基本(0/3) 柔能く剛を制す(習得) 得物を身体と同化せよ(習得)

 ――知人――
 ヴォルド:兄 厳しい
 ヒヒイロ:オッサン ヘンタイ? 騎士
 ドラシロ:貴族な騎士団同期
 デネブ:騎士団の先輩 ドラシロと同年代? 恋にヘタレ
 レイド:騎士団の先輩
 チュミヌ:騎士団の同期
 ゼドファ:二重人格犯罪者 監視対象 同僚 いいコ?
 アーサー:アーサー・キングロード 商人筋の有名人 女装趣味
 ジャンヌ:美人の踊子だけど男 アーサーの甥
 セーブル:旅の剣士 凄腕なのに捕まってた ゲロマズ料理人



―――――

 本日はここまでです
 ついでに、次スレです
 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?11スレ目?】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1441374900/)

 ここは王子のQ&Aとなります
 アシスタントを王子くんにつけてあげるという心優しい方は、下記の中から選んでこの下に書いてください

 モニカ マリリー ヒヒイロ スピカ エル アルクトス ミーシャ リナ ドラシロ

 ありがとうございました


王子「訂正のお知らせです。めんご」

アルクトス「ふはははははっ! この俺が、訂正フリップを出してやろうではないか!」

王子(ああ…うざいのがきたなあ…女の子が良かった…)


 ――個人情報――
 名前:ジュダル 職業:騎士(新人) 属性:火
 魔法:小・劫火
 特技:火炎突き サマーソルトキック
 装備:騎士団の槍
 所持金:4万5000G
 所持品:竹槍 銛 健康祈願守 極大・土壁魔法道具(残数:2)
 成長:小・火球(1/2) 武器と魔法の連携・基本(0/3) 柔能く剛を制す(習得) 得物を身体と同化せよ(習得)
    戦闘は身体から(5/8)

 ――知人――
 ヴォルド:兄 厳しい
 ヒヒイロ:オッサン ヘンタイ? 騎士
 ドラシロ:貴族な騎士団同期
 デネブ:騎士団の先輩 ドラシロと同年代? 恋にヘタレ
 レイド:騎士団の先輩
 チュミヌ:騎士団の同期
 ゼドファ:二重人格犯罪者 監視対象 同僚 いいコ?
 アーサー:アーサー・キングロード 商人筋の有名人 女装趣味
 ジャンヌ:美人の踊子だけど男 アーサーの甥
 セーブル:旅の剣士 凄腕なのに捕まってた ゲロマズ料理人


王子「質問…待ってるよ…」

アルクトス「何でも答えてやろうではないか、はーっははははっ!」


アルクトスの元気の秘訣とは

レイドセンサーに引っかからないジュダルさんじゅうさんさい。外見年齢だと何歳?
あと、外見がどうあれ子供に対してほぼ無関心とは変態騎士の風上にも置けんぞー!

ジャンヌくn・・・・ゲフンゲフンジャンヌちゃんはレイドのセンサーに引っ掛かるのか・・・・?

いまのバイス王国とヴァーゴ王国の内政ってどーなってんの?

現在魔族って地上の何割くらい制圧してる?
というか最近は地上侵攻してるの?

ジュダルが姫やってた国は無事?

チュミヌはどうしているんだろ

R18にはならないらしいけど
じゃあこの世界の魔物って人間犯るタイプいないの?

セーブルよく指名手配されないな
あんなんバイオテロだろ


 >>981

王子「アルクトスの元気の秘訣は?」

アルクトス「むしろ、わたしとしては元気がない…などということの方が理解ができぬ!」

アルクトス「体調管理・維持について気を払っていることと言えば、常に大声を出すことだ! 病魔という類はやかましいものを嫌うからな!」

アルクトス「はーっはははははっ!!」

王子「…自分がうるさいって自覚は一応あるんだ…」

 >>982

王子「外見年齢だと…14、5歳?」

アルクトス「胸こそ控えめで発達途上だと言える彼女だが、容姿はかなり整っていて顔もそう幼くはないのだよ。何せ美人だ」

アルクトス「言動は実年齢より少々、幼いというところもあるかも知れぬが口をつぐんで警戒モードになっていれば印象は美しき人形だ」

アルクトス「そういった意味で彼女はロリという区分ではなく、あくまでも少女というところにカテゴライズをされてしまうのだ! 故に――」

王子「いーや、それもあるけどそれだけじゃないよ! レイドはペドナイトだけど騎士団内ではその性癖を隠してるんだよ!」

王子「だからおおっぴらにストライクゾーンのものを愛でるのも自重をしてるんだよ。すぐ任務で離脱しちゃったから一緒にいる時間も少なかったし」

王子「だからレイドは――」

アルクトス「加えて、無関心というのも実は違うのだよ。王子が指摘したように共有している時間が少なかったが故にコミュ時間もなかったのだ」

王子「だーかーら、レイドはジュダルに無関心じゃなくって、実は気になってるけど渋々、離れちゃっただけなんだよ!」

王子「て言うかアルクトスさ、俺が説明してるんだから横から口出ししないでよ」

 >>983

アルクトス「ふむ、ジャンヌがレイドのセンサーに引っかかるのか…ということか。これについては――」

王子「だーかーらっ、俺が説明するの!」

アルクトス「ならばわたしよりも早く発言をするのだな!」

王子「むかっ…アシの分際で…」

アルクトス「ジャンヌの年齢はおよそ、16~8くらいでまだ決定はされていないが、彼は踊子で容姿も非常に優れている」
王子「ジャンヌはもうちっちゃいコじゃないからレイドのセンサーには引っかからないんだよ! あくまで女の子的ななかわいらしさだから」
アルクトス「しかし、それはヒヒイロが触るだけならイチモツがついていようが関係ないだろうという考えを起こす女性的なものなのだ」
王子「レイドはかわいいものが好きだけどそれはちっちゃいものが原則だから、ジャンヌみたいのはストライクゾーンじゃないんだよ!」

アルクトス「やかましいな、王子」

王子「アルクトスが黙らないからでしょ…」

 >>984

王子「お、マジメな質問だね」

アルクトス「バイス王国はもう闘技城都市までもがベテルギウスとイスティハイネの激闘によって崩壊をしてしまっているため、完全に滅亡した」

アルクトス「それによってバイス王国の領土だった土地はガマーベ王国と魔族に占領され、それぞれに支配をされている状況にある」

王子「それでも各地にバイス王国民は潜伏して、どうにか国を取り戻そう…なんて考えてたりはするんだけど、それもごくごく少数だよ」

王子「ヴァーゴ王国はまだ水際で魔族の侵略を食い止めてるところだから、支配もされてないし、鎖国状態で自給自足してるよ」

アルクトス「もっとも、それもいつまで保つかは分からぬところだがな」

王子「まあ厳しい状況だよね」

 >>985

アルクトス「地上の何割…というのは少々難しいところがある」

王子「何たって、地上にあたる面積というか、土地というか…そういうのをさっぱり考えてないからね!」

アルクトス「しかし、あえて言うのであればバイス王国というのは数ある国の中でも大国であり、領土は1番だった」

王子「それをガマーベ王国と、魔族とで大体、半々に分割しちゃってる状況だからちっちゃい国よりかは広いね」

アルクトス「現在の地上侵攻はヴァーゴ王国にちょっかいをかけている程度のもので、支配した土地で好き勝手にしているようだ」

王子「ベテルとイスティの戦いがどうなったかは、いずれコンマで…って感じだよ。だから今、現在、手を広げてるのはヴァーゴ王国のみかな」

ハレーはジュダルに負けてランク外にされたのかが気になる

そういや騎士ランキングどうなった

そもそも奴隷商人は何で暗夜に来たんだろ

魔族の統治ってやっぱ残虐なものなのかな
善政敷いてるとかないですか?


 >>986

アルクトス「ジュダルの故国は無事なのか…という質問だ」

王子「うーん、どうでしょう…。ただね、ストーリー的には関わらない方針だよ。それにクーデターだからね、混乱は避けざるをえないよ」

アルクトス「ガマーベは他国を手に入れようと画策をし、それに焦ってよその国同士でも緊張状態にあるという事情もある」

王子「そんな国際情勢で政治なんてしたことがないような素人が、武力で国の主権を手に入れたからって周りには舐められるからね」

アルクトス「そうなると、いずれどこぞの国に攻め込まれて滅ぶようなものだ」

王子「だから、無事かそうじゃないか…っていうと、今はまあ、国としてはあるんじゃないかな、って程度だよ」

アルクトス「その後のことは暗い」

王子「そういうこと」

 >>987

アルクトス「出てきたのにすぐフェードアウトしたぞ」

王子「ほんとはね、ジュダルが自主練という存在を知るきっかけで、何故か自主練してるとチュミヌと交流することで何かしらの成長がね」

アルクトス「だがコンマが振るわずに交流が生じなかったと?」

王子「そういうことです! 自主練仲間とか…お互い、どうして騎士目指してるの、なんてトークとかして騎士団内での繋がりみたいなね?」

アルクトス「そんなものを描くためのキャラクターだったのに、コンマが振るわずに本来の役目を果たせなかったと?」

王子「…嫌味?」

アルクトス「いや」

王子「ほんとはね、トーナメントのどっかで登場するはずだったけど、これまたコンマのせいで出てこられなかった哀れなコなんだよ!!」

 >>988

王子「あー、うーん…まあ、いるかいないかなら、いるんじゃないかな? ただ、描きませんよ」

アルクトス「それはいないも同然ではないか?」

王子「18禁展開はしないよー、ってやってるのに出す意味ないじゃん? まあ、いない、って言ってもいいんだけど、いそうなもんだし?」

アルクトス「いそうなものなら出せば良かろう」

王子「なんかヤなの!」

 >>989

王子「バイオテロっていうか…メシテロだね!!」

アルクトス「うまくないぞ」

王子「セーブルだけに?」

アルクトス「………かけたつもりはない」

王子「アルクトスさあ、そこ笑うとこでしょ!? 笑ってよ!」

アルクトス「ふはははっ! 望みとあらば笑ってやろうではないか、うまいことを言おうとしたつもりで、全然うまくはないぞ、ははははっ!」

王子「……この人はもう…」

 >>991-992

王子「それは次の更新で分かるよ!」

アルクトス「だが、戦いの結果だけではなく、そこに手柄などといったものも加味されて序列は決定をされるからな」

王子「負ければアピールのチャンスが減るのは確かだけど、日頃の活躍も大事なわけですよ。そういうところで新人にはちょっと厳しいんだよね」

アルクトス「だが逆に、多大な功績さえ出してしまえば実力が振るわずとも序列を上げられる可能性もある…と」

王子「そういうこと!」

 >>993

王子「奴隷商人なんてそこらにいるんだよ。でもって、やさしくない世界だから子どもだの弱ってる人だのすぐにさらって売るんだよ」

アルクトス「貧しいところへ、死神のように現れては人間を奴隷として連れ去っていく悪党どもだな」

王子「そういうことだから、どこにでもいるんだよ。それに王都ってのは金持ち多いから、こっそり貴族が大金で買って…みたいなね」

魔族にもまともな文化があるのかな


 >>994

アルクトス「魔族の統治について、だな」

王子「んー…まあ、残酷だけど、残虐っていうのもちょっと、あれかな…価値観かな」

アルクトス「魔族は強さというのが非常に重大なステータスのようだからな」

王子「そうそう。だから、人間の首をチョンパして、その頭でドッジボールとか平気でやるけど、それに怒ってその場の魔族殺しでもすれば…」

アルクトス「すれば、どうなる?」

王子「地味に一目置かれる。で、多分、魔族はゲームみたいのを始めるんだろうね、失うことを恐れないから。ヤツらは」

アルクトス「ゲーム?」

王子「闘技城都市の趨勢を決めるみたいなさ、100人斬りしたら、半径100メートルの自由はやるよ、みたいなさ」

王子「そういう約束とかの上でもぎ取った権利については寛容だったりするから、魔族の占領地にぽっかり飛び地みたいに人間領がある…みたいな」

アルクトス「それはそれだな」

王子「占領されてる方がいい…っていうのは、ちょーっと難しいんじゃないかな? でも、魔族もそれぞれだから可能性はゼロじゃないかも?」

アルクトス「ヨダカやインガのように、人間に心を開くような者もいるということか」

王子「そうそう。じゃあ、キミはここからここまでの土地の面倒見てネ、みたいに言われた魔族がそういうことになれば、仲良くするかも」

アルクトス「面倒臭いものだな、魔族は」

王子「アルクトスみたいな、善悪どっちにもつかない、カオスな人間とは意気投合しやすいだろうけどね」

 >>996

アルクトス「魔族の文化というのはあるのか?」

王子「まともな…っていうのがね、ちょっとあてはまらないかもだけどちゃんとあるよ!」

王子「って言っても、種族ごとってのがけっこうあってね、あるあるトークはちっちゃい子ども魔族が癇癪で親の首はねるとか」

アルクトス「それがあるあるなのか」

王子「かわいいレベルになると、腕1本落としちゃったー、みたいな。魔族だから生えたよー、みたいな」

アルクトス「そういうものか」

王子「でも……これは文化とは違うか」

アルクトス「違うな」

王子「まあ…ないってことはない…ということで。まともかどうかは、ヨダカとかインガの言動から察して!!」

アルクトス「まっとうではなさそうだ。だが、興味深い」

王子「そういうわけで、皆の王子様とアルクトスのQ&Aコーナー、ここまででーす!」

アルクトス「ふははははっ、またわたしを呼ぶがいい、喋り倒してやろう!」

王子「もう呼びません」

アルクトス「ならば呼ばれずとも出てくるまでだ!!」

王子「出しませんっ!!」

アルクトス「何故だっ!?」

王子「だってうるさいんだもん!! アシっぽくないんだもん!! 女の子がいいんだもん!!!!!」

アルクトス「承知した」

王子「分かってくれちゃった…!?」

アルクトス「だがこういうコーナーは、知識が広く、好奇心が旺盛で、喋ることが大好きなこのわたしにこそ相応しい!!!」

王子「ダメだこのひと」

アルクトス「だが、ここは閉めてやろう! 以上、偏屈な王子と!」

王子「ムカッ…すっごく声が大きくてうるさい騒音アルクトスの!!」

王子・アルクトス「「Q&Aコーナー、これにて閉幕!」」

王子「>>1000だったらレイドが任務から帰ってくる」

>>1000ならジュダルとジャンヌが恋愛関係になる

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