ありす「負けません。粘り強く、勝ちます」 (28)


・橘ありすちゃんのSSです

・前々作(みく「納得いかないにゃ)
 前作(乃々「小粒じゃダメなんです)の続きです

・短めです



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1441289281


ありす「事務所内で空前の納豆ブームだと聞きました」

柚「みたいだねー」ポリポリ

ありす「……つかぬ事をお聞きしますが、柚さんが食べているものはなんですか?」

柚「いちごポッキーだよ?」

ありす「それ、私が買ってきたものですよね?」

柚「机の上に無造作に置いてあったけど!」

ありす「置き方の問題ですか」

柚「えへ」

ありす「……まぁいいですけど」

柚「ありすチャンの優しさは五臓六腑に染み渡るね~」

ありす「橘です」


柚「それにしても、何で納豆なんだろー?」

ありす「どうも健康食として食べているみたいですけど、関係なくハマっている人もいるみたいですね」

柚「ふーん」チュー

ありす「……」

柚「ふぅーん」チラッチラッ

ありす「……なんですか」

柚「何か言わないのカナーって」

ありす「はぁ……何飲んでるんですか」

柚「いちごオレ!」

ありす「見ればわかりますけどね」


ありす「というかなんですか、そのイチゴ推しは」

柚「えっ、ありすチャンといえばイチゴでしょ?」

ありす「橘です。そんなこと初めて言われましたけど」

柚「パスタにイチゴ乗せるんだよ? ごはんに果物だよ?」

ありす「イチゴは野菜です」

柚「甘いのに?」

ありす「甘くても分類上は野菜なんです」

柚「へぇー、スイカと一緒だね」

ありす「そうですね。メロンも同じです」


柚「ありすチャンとおしゃべりすると賢くなっちゃうね!」

ありす「その発言で賢くないのが丸分かりですね。あと何度も言うようですが、橘です」

柚「だって橘チャンってかわいくないじゃん」

ありす「かわいいとかかわいくないとか決めるのはこちらだと思いますが」

柚「うーん、ダディャーナザンとか?」

ありす「もはや原形をとどめていないですね」

柚「ナズェミデルンディス!」

ありす「……時たま、柚さんが何を言ってるのかわからないことがあります」

柚「オンドゥル語だよ! ウゾダドンドコドーン!」


ありす「オンドゥル語……聞いたことないですね。中東の言語ですか?」

光「オンドゥル星の言葉だよっ!」にゅっ

ありす「わっ、光さん。いたんですか」

柚「光チャン、やっほーい」

光「ライダーの話ならアタシも混ぜてよ!」

ありす「オンドゥル語の話をしていたんですけど」

光「え? だから剣(ブレイド)の話でしょ?」

ありす「……ちょっと待ってください。今、調べますので」

光「いいよな、剣! ネタにされることが多いけど、剣崎の自分を犠牲にしてでも誰かを、人を守りたいって信念がホントにかっこよくてさ。アタシの目指すヒーロー像そのものなんだ!」

柚「アタシはカリスに芽生える愛っていう感情に感動しちゃったカナー。本当に強いのは人の想いだっ! てセリフ、いいよねー」


ありす「なるほど……ネットスラングだったんですね。オンドゥル星とはウサミン星みたいなものだと」

柚「あってるような、違うような」

光「ありすも見よう! DVD持ってくるから! どうせなら初代ライダーから全部見るか!」

ありす「……とりあえず、その剣というシリーズだけでいいです。他はそれを見てから決めますから」

光「じゃあ明日持ってくるな! 49話あるけど、頑張れば3日で見れるよ」

ありす「どういう計算したんですか……」





ありす(光さんがレッスンに行くまで終始仮面ライダーの話で、一体何の会話をしていたのかわからなくなりました)

ありす(光さんはまだしも、柚さんみたいな人でも特撮を見るんですね。意外です)

柚「うーん、なーんかお腹すいたなー」

ありす「さっきポッキーを食べてたじゃないですか。私のポッキーを」

柚「お菓子は別腹だよー。ありすチャン、もう持ってないの?」

ありす「年下にたかるのはどうかと思いますよ」

柚「アタシとありすチャンの仲だしモーマンタイでっしょー」

ありす「……柚さんは時々卑怯です」

柚「え~?」


ありす「何でもないです。暇なら買い物にでも行けばいいじゃないですか」

柚「えー、行くのメンドーだし、1人じゃヤダー」

ありす「小学生でもそんなワガママ言いませんよ」

柚「柚は柚だからねっ!」

ありす「よくわかりませんが、すごい自信だということだけは理解できました」

柚「ソファの上から降りたら死んじゃうんだよー」ゴロゴロ

ありす「……そういえばイチゴを冷蔵庫に入れてるんでした」

柚「イチゴ!」バッ

ありす「料理に使うので分けられませんけど」

柚「イチゴ……」シュン

ありす(面白い)

待ってた!もしかして昔小野式製麺器具とか納豆活性化委員会とかやってなかった?


柚「料理って、またあの……アレ?」

ありす「アレ、じゃわかりませんが、どれですか?」

柚「パスタの上にイチゴがアレしてる……」

ありす「あ、はい。イチゴパスタですけど」

柚「うっ……思い出して気分が……」

ありす「Pさんに差し入れしようかと思いまして。材料は買ってきています」

柚「ざ、残念ダナー、柚も食べたかったのになー。Pサンに出すものなら食べちゃダメだよね、うん」

ありす「柚さんには味見役をしてもらおうかと」

柚「ナ、ナンダッテー」


ありす「自分よりも誰かに確認してもらう方が確実ですから。以前も食べてもらいましたし、意見ももらいやすいかと」

柚「な、なるほどネー」

ありす「イチゴを全部使うわけじゃないので、お礼としていくつか差し上げます」

柚「そ、そこまで言われたらしかたないなぁー。ありすチャンの頼みだし、無下に断るわけにはいかないね」

ありす「ありがとうございます」

柚「……へぇー」

ありす「どうしたんですか?」

柚「ありすチャンから素直なお礼を聞けるとは」

ありす「そんな擦れた子供だと思っていたんですか」

柚「ツンデレ? みたいな」

ありす「やっぱりイチゴはなかったことに」

柚「わー! ウソウソ、冗談だってー!」




ありすぅぅぅぅぅぅ!!!


ありす「じゃあさっそく作りましょう」

友紀「おー!」

柚「ちゃんと胃薬持ってきたから、なんでも来いだよ!」

ありす「呼んでない人がナチュラルにいるんですが」

友紀「まーまーまー、細かいことは言いっこなしでさ!」

柚「ユッキーにありすチャン……あと琴歌サンがいれば完ペキだったね!」

友紀「それでそれで、何するの?」

ありす「情報がないのによく何かしようと思えましたね」

友紀「そんなに褒められても何も出せないよー」

ありす「もうお酒飲んだんですか?」

友紀「シラフだよ!」


ありす「今日は勝負とかではないですよ」

友紀「何作るの?」

ありす「イチゴパスタです」

友紀「」

柚「あぁ! ユッキーがキャッツ連敗時にもしたことがないような表情を!」


友紀「あれまた作るの……」

柚「毒味……味見役は柚だよ!」

ありす「プロデューサーさんへの差し入れです」

友紀「あっ、そうなんだ。よかった……」

柚「胸を撫で下ろすのはまだ早いよ、ユッキー! ここに来てしまったということは柚と一緒に味見役だよ!」

ありす「そうですね。2人いると違う感想も得られるでしょうし、せっかくなので友紀さんにはお手伝いもお願いしたいです」

友紀「え、イヤなんだけど……」

ありす「そういえば、福引きでビール引換券というものを貰ったんですけど……」

友紀「よーし! ありすちゃん、なんでもやるからなんでも言ってー! しまってこー!」

柚「あっけなく買収されちゃった!」

ありす「前回の橘流イチゴパスタに今回はちょっとしたアレンジを加えます」

柚「始まる前からイヤな予感しかしないネ!」





柚(普通にイチゴパスタが出来上がっていく)

ありす「今回は冷製パスタにしてみました。イチゴの甘みよりも酸味を活かして、デザート感がなくなって食べやすくなるはずです」

友紀「だから生クリームじゃなくてソースを作ったんだねー。やるじゃん♪」

ありす「作っているのは私ですから、おいしくできるのは当然です」フフン

柚「まだ食べてすらいないけどネ。ところでシェフ。ちょっとしたアレンジっていうのはソースのこと?」

ありす「いえ、ここからが橘流です」

友紀「ここまでうまくいってるんだから、余計なことしない方がいいと思うけどなー。ありすちゃん、知ってる? 料理がヘタな人って変なこだわりやアレンジを入れちゃうからまともな料理が出来ないんだよ?」

ありす「まず私は料理がヘタなわけではありませんし、知識もちゃんとあります。あと今までスルーしていましたが橘です」

柚「まーまー、ユッキー。前とは違うみたいだし、ここはありすチャンを信じてみようよ」

ぶっちゃけイチゴパスタって存在して美味しいのかなイチゴ大好きな俺としては気になる


ありす「ここにあるものを乗せ、盛りつければ完成です」

友紀「あるもの?」

ありす「これです」

柚「あっ……」

友紀「えぇ……」



納豆「ナズェミデルンディス!」


友紀「……」

柚「……」

ありす「どうしました? あまりにもピッタリなセレクトに声も出せないといったところですか」

友紀「……」

柚「……」

ありす「……何か言ってください。さすがに不安になってきます」


柚「……確かに納豆パスタってあるもんね!」

ありす「はい。そこから着想を得ました」

柚「ソースも甘いのじゃないし!」

ありす「そうですね。納豆を和えるわけですから、生クリームなんかは合わないだろうと思って、今回は乗せるのを控えました」

柚「食べるのはPサンだし!」

ありす「味見はよろしくお願いしますね」

柚「ウゾダドンドコド-ン!」

友紀「いやぁ、ありすちゃんも冗談キツイなー。イチゴに納豆なんて、普通に考えて合うわけがないもんね。あはははー」

ありす「本気ですが……?」

友紀「ヒドォチョグテルトヴッドバスゾ!」


ありす「もう、なんですか2人とも……あとは私だけで出来るので休んでいてください」

友紀「ちょ、ちょっと待って! 納豆入れるのはストップストップ!」

ありす「え? なんですか?」

柚「もうちょっと考えよ? 他に凄い組み合わせがあるって!」

友紀「ほ、ほら、納豆って主張が強いじゃん! だからせっかくのおいしいイチゴが負けちゃうかなーってさ!」

ありす「何言ってるんですか。イチゴは強いですから、納豆に負けません」

納豆 on イチゴパスタ「だが私は謝らない」

柚「ウェェェェェェェェェェイ!」

友紀「あぁ……最後にキャッツの試合、球場で見たかったな……」





~次の日

ありす「おはようございます」

ちひろ「おはよう、ありすちゃん」

ありす「橘です。あれ、今日はプロデューサーさんいないんですか?」

ちひろ「体調崩しちゃったってさっき電話があったから、今日はお休み。普段から納豆片手に健康、健康言ってる人がねー。何かおかしなものでも食べたのかしら?」

ありす「そう、ですか」シュン

ありす(パスタの感想、聞きたかったな)

ちひろ「あと友紀ちゃんと柚ちゃんもお休み。2人とも体調不良で動けないらしいの」

ありす「体調管理が出来ていませんね。柚さんはともかく、友紀さんはお酒の飲みすぎだと思います」

ちひろ「本当にね……こっちから禁止令出すしかないのかしら」




友紀「うぅ……イチゴが……納豆が……」

柚「もうネバネバはいいよう……あまいよう……くさいよう……」


おわり

納豆っておいしいけど食べ過ぎたらダメだし、ユッキのビール腹の上に納豆を乗せて箸を使わずに食べたい

親父が納豆に目玉焼き入れてご飯で食べてたの思い出した

>>10
自分はモバマスSSが初投稿なので違う人ですね
全日本大豆製品販売促進委員会納豆部面白いですよね

あとイチゴパスタは食べたことないですが、納豆にイチゴ入れたら色々ヤバいので是非試してみてください

普通にイチゴパスタって麺が売ってるらしいよ
それを茹で付属のタレをかけてマヨネーズをさらにかけて食べるとテーレッテレー!になるらしい

>>18
喫茶マウンテンでググってみ

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