何番煎じかの京太郎スレです。
以下注意点
・突発的に建てたため行き当たりばったり
・育成要素あり
・遅筆&書き溜めなし
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1440745161
~~プロローグ~~
京太郎父「京太郎、話があるんだが...。」
夕飯ももう終わろうかというとき、親父から待ったがかかった
京太郎「ん、なに?改まって?」
怪訝そうにききかえすと、珍しく神妙な顔をしていた親父がわずかに苦みを混ぜて訥々と話し始めた
京太郎父「じつはな、京太郎。お前の授業料なんだが...。すまん!もうだせなくなった!」
いいながら、頭を下げる親父
京太郎「はぁ!?」
予想外のセリフと目の前の光景に、ただ声をあげることしかできない俺
しかし、そんなことはお構いなしに親父は説明を続けていく
京太郎父「前々から少しずつ借金を繰り返していてな、返済しながら複数にかりていたんだが、もう生活費に困るほどになってしまったんだよ。とてもじゃないがお前の授業料まで払えない。」
京太郎「はぁ!?」
京太郎父「だから、京太郎!お前にも働きにでて欲しいんだ...。」
京太郎「はぁぁ!?」
未だに頭が回らず同じ単語ばかり繰り返す俺
まさかそんなに家が苦しい状態だったんて...
茫然自失を脱し今度は頭を抱える咲に..麻雀部のみんなにも、どういえばいいってんだ!
ここから、ルートせんたくになります。
ご都合主義により、高額なバイトにいそしみながらも清住高校に通うルート。
これまたご都合(ryよって、ハギヨシさんの伝手を頼ってもんぶちルート
またまたごつg(ryよって、父親からの斡旋で松実館で働く阿知賀ルート
この3種類になります。
確かにこれだとみにくいですね。
すいません、何分初めてのSSになりまして。至らぬところ多いと思いますが、これからもバシバシご意見ください。
基本ルートにはいるとその高校のキャラ以外は出てこないと思ってください。(ここの>>1は把握してるキャラがすくないので^^;)
ここから下5の多数決で決めたいと思います。
決める前に、各ルートの説明が先ですね^^;
一応育成要素もあるので、基本的なパラメータがあります。
ルート固有のパラが1つ。
基本パラは体力・器用・精神となります。
まぁ添え物程度の要素なので、そこまできにしなくても好きなキャラとイチャイチャしていれば上がります。
ぎゃー!gdgdでもうしわけない!
どうしましょう?このまま阿知賀で進めちゃいます...?
大丈夫みたいなんで、このままつづけますね
京太郎「来ちまった...。」
ここが松実館ってところか
中々風情のあるでっかい旅館だ
京太郎「しっかし、あんな親父の伝手にしてはまっとうというか、立派だな...。」
あの話合い?から数週間、学校を退学し親から働き口を紹介され、あれよという間にここまで至る
扉をくぐると、待っていてくれたのか、黒髪美人なおもち持ちな女の子が!
玄「ようこそおいでくださいました、松実館へ!」
きれいなお辞儀と共に、歓待の挨拶をうける
一瞬見惚れかけ、もしかして、客を間違われているのかと恐る恐る声をかける
京太郎「あのぉ、今日からここで働かせていただくことになります。須賀京太郎というものなんですけど...。」
玄「?」
目の前の美人さんは可愛らしく小首をかしげたが、一つ頷くと少し申し訳なさそうに
玄「おと。。支配人に確認をしてくるので、中でお待ちください!」
そういうと、奥に続く道に案内される
道すがら、軽い自己紹介を行う
京太郎「俺、須賀京太郎って言います!今年で16歳になります!えっと...」
玄「あ、私の名前は玄っていうんだ!松実玄!」
エッヘン!っと胸をはり手を腰におくいばりんぼのポーズをみせる
当然、歩きながらなのでおもち持ちの彼女のおもちは大変すばらしいことになっていた
ついつい凝視してしまいそうになるが、すんでで聞いた苗字に違和感を覚える
松実っていうと、ここの旅館と同じ苗字だ
京太郎「えっ!ということは、ここのお嬢様!?」
玄「ふぇ!?お、お嬢様だなんてそんな全然そんなんじゃないよ!」
顔を赤くしながらブンブンと手を振りまくる
そうして若干騒がしく会話をつづけながら歩くと、事務室と書かれた部屋の前まできた
玄「あ、ここここ!ささっどうぞどうぞ!」
さっきまでの話題を誤魔化すように部屋に入るよう促すと、そのままぴゅんっとでていってしまう
京太郎「...。そんな恥ずかしかったのかな?というか部屋のどこにいれば...?」
と呟きながらも、中で待っていてという言葉から座っていてもよいだろうと入口の近くの椅子に座って待つ
京太郎「...。そんな恥ずかしかったのかな?というか部屋のどこにいれば...?」
と呟きながらも、中で待っていてという言葉から座っていてもよいだろうと入口の近くの椅子に座って待つ
しばらく待つと扉が開き、先ほどあった玄さんと一緒に中年の男性がやってきた。
松実父「いやぁ、申し訳ないね!他従業員には話は通していたんだが、娘に話すのをすっかり忘れていたよ!」
開口一番柔和で優しげな笑顔に似合わない大雑把な発言をした人は、言葉から推測するに、玄さんの父親ということで、すると支配人ということなのだろう
少し意外に思いながらもお辞儀をしながら出迎える
松実父「僕はここの旅館の支配人をやっとります、松実父といいます。須賀京太郎くんだね?話はあいつから聞いてるよ。これから大変かもしれないが、よろしく頼むよ」
京太郎「はい!これからよろしくお願いします!」
返事をしながらもう一度、背筋を伸ばし今度は90度のお辞儀を返す
松実父「うん。元気の良い、いい返事だね。じゃあこれからの事を説明するよ?」
ここで一度区切ります
さて、最初ちょこっとでたステやらの阿知賀ルートでの説明ですが
まず、旅館で働くポジションの決定があります
そこから固有の値が1つ入ってそれ含め体力・器用・精神の3つを合計した計4種類のステータスの数値を決めます
ここでいう体力・器用・精神はそれぞれ
・体力 体を動かす選択を選んだ時のコンマ判定の基準
・器用 これが高いと固有ステの初期パラが高くなったり、プレゼントに手作りのものを渡せたりと選択の範囲が広がります。
・精神 咲キャラから好感持たれやすくなったり、地雷を踏み抜きにくくなります。(微妙な選択をしてしまった時のフォロー等)
阿知賀での固有ステですが、旅館に関係したものです。
一つは料理人系(体力+器用)。もう一つは雑用全般(精神+器用)清掃やさまざまな雑貨の補充等)となります。
これらは3つの基本ステを決めた後に選んでもらいます。先に決めちゃうと最初が悲惨ですからね。
あともう一つ。1日の配分です。月~日までの7日1週間を繰り返していきますが、1日3分割で朝・昼・夜となります。
また、週に2日休みとして1日自由に行動ができます。これは前週に何曜日(または直近のイベント)に休むか決められます。
とくに好感度やら交際のための条件などは決めていませんので、ノンビリ進行で考えつつやっていきたいと思ってます。
終了は誰かと恋仲になるまで。エピローグを書いて終了です。
固有選択ですが、料理人を選ぶと松実姉妹との遭遇が仕事に絡んで起こり、雑用を選ぶと他の阿知賀メンバーとの遭遇があります。
この場合、料理人は朝行動が 雑用は昼行動がそれ関連のものになります。
まぁこれも思いつきなので、不評だったりもっと良い案が浮かんだりしたら変えるかなくなるかも
何か抜けや不備や要望があれば試していってみたいと思うので、ご協力お願いします。
キャラ関係でも言葉遣いに違和感あったりしたらご指摘してくださるとうれしいです。
さて、ではこれからステータス3つをきめたいと思いますが、よろしいでしょうか?
では
ここから体力・器用・精神の順でコンマそのままを採用したいと思います
はじまってますよ~
安価した
器用高いですね。これは幸先良いんじゃないでしょうか!
次は固有ステ(料理人・雑用)をえらんでもらいます。
これは先ほど書いた2つのステータスを足して2で割った数を初期値にします。
下3までの多かったほうを採用します。
では選んでください!
ゾロ目の判定は何かある?
>>37ゾロ目か...特に考えてなかったけど、欲しい?
では、料理に決定したいと思います!
これ決まれば阿知賀メンバー紹介までコンマや選択はないので、休憩兼ごはんにしつつプロット書いてきます
ただいま
ごはん食べるだけのはずが、おかずがないなんて考慮しとらんよ...
ここの京ちゃん豆腐メンタルだから、きりよく精神+14するのと、出会い難いキャラを出会いやすくするの
どっちがいい?
確かにでたの体力だったのに精神はおかしいか?
でももういっちゃったしな...
今回だけ、初期設定限定のボーナスってことで一つおねしゃす!
選択出るところまで一気に書き溜めちゃうので、続きの更新は23時に行います
その間、質問やこうしたらいいんじゃ、みたいなシステムにたいする意見などあればどぞ。
あと見たいネタあれば書いてくれれば気が向いたら本編で出しますのでください(懇願)
いったん乙だし
京太郎が阿知賀に馴染んだ頃とかに、あらたそのボウリング場にみんなで行くイベントとか面白そう
やえさんは出てきますか…??
一乙
クロチャー&ユウチャーに手作りのお菓子とかあげたいな
全員判定取って、幼馴染みだったとか、小さい頃に会ったことがあるとかを決めるのはどうでしょう
いっそこのまま松実姉妹をお嬢呼び路線でいきたい
>>59そのネタもらった!
>>60正直、個人戦メンバーの扱いは考えてなかった(数恵ちゃんとか)
>>61行動選択の時にそういうこともできるようにしておきますね!
>>62そういうのもあるのか...書き溜めを大幅に変える必要でてきるけど、面白そうね!周囲の大人組が覚えててってことにすれば...
>>63幼馴染判定の時と一緒に安価で呼び方安価も出しちゃいましょう!
手直しを含めたとは言え、まさか1日終了させるのだけにここまでかかるとは...
即興できるスレ主まじ尊敬するわ
考えなしに京ちゃん今年16とか書いちゃったけど、早生まれだから時間軸がおかしくなっちゃう...。
適当に清澄高校1年生...とでも脳内変換しといてくださいorz
松実父「まず君には、一通りの仕事をこなしてもらおうと思っている。その中で君に合っていると思った方面を集中的に任せていきたいと思う。大丈夫かね?」
京太郎「はい!」
松実父「じゃあ、一応始める前に君の得意なこと等を教えてもらないかな?判断を下す教官役もいるわけだしね?」
と、チラリと隣の娘に目を向ける
玄「ええ!?ちょっとお父さん、それもしかして私のこと?!」
松実父「いいじゃないか。この旅館の中じゃ、お前が一番須賀君と歳が近いのだし、何よりさっき会ったにしてはずいぶん仲が良いみたいじゃないか」ニヤニヤ
玄「な!別に、このくらい普通なのですだ!ね、須賀きゅん!」
噛んだ。そりゃもう盛大に。ああ、あんなに顔を真っ赤にして体まで震わせるちゃって...。
というか、まだ一度も支配人の前じゃ会話してないのになんで仲が良いことがわかるんだ?
松実父「あの子はちょっと男に対して慣れていないのか、妙に態度が固いんだ。」コソコソ
玄さん気が付かないのをいいことにコソコソと近づいて内緒話を始める支配人。いや、いいんですか?そんなこと初対面の俺に言っちゃって?
松実父「そこで、君の出番だよ!ここで目いっぱい働く代わりにそのままここで生活をおくることになるんだ、支配人の娘に変なことは出来ないだろうし、それ以前に同居人だ。
ずっと避けられたり壁を作られたままじゃすごし難いだろう?仕事となれば話題に事欠かないし、慣れていけば変に壁を作ることもなくなるだろう。それが引いては娘の為にもなるんだ、一石二鳥だろう?」
京太郎「はい。確かに、俺もいつまでも壁を作られるのはイヤですし...嫌がられない程度に頑張ってみます!けど、それとこれとは別ですよ?」ジトー
と、過剰に弄って玄さんをあんな状態にした支配人にジト目を向けてみる
松実父「いや、ははぁそれはまぁいいじゃないか、可愛い娘の可愛い姿を見るのも、親の特権さ。それに、君も眼福だろう?」
と、特に震えが顕著なある一点を見ながら仰った
京太郎「...。」スッ
松実父「ふっ。それと、私のことはそんなしゃちほこばって話す必要はないよ。さっきも言ったが、これからは一緒に暮らすんだしね。」ガシッ
京太郎「改めて、これからよろしくお願いします!」
新たに出会った同志と固く手を結びながら、この人とは仲良くやれそうだと思いながら、やっぱり俺の親父の友達だったんだなぁと妙な納得もするのだった。
所変わって廊下を玄さんと歩きながら
玄「まったくぅ!お父さんたら、なんであんなこと、いつもは...」ブツブツ
大変ご立腹である。というのも、あのあと玄さんが正気に戻りかけた後、支配人はさっさとこの後の指示を出してその場を後にしてしまったのである。
「後はお若いおふたりに任せて」だなんて、おみあいか!
どう反応したらいいかわからず、そのまま一緒に歩いているとやっとこちらの世界に戻ってきたのか
玄「あ!別に、あれだよ!嫌いってわけじゃないんだよ!ただほらあのなんていうかでも嫌な感じがしないっていうか男の子って感じがしないっていうかああ!別にoーー
全然戻ってこれていなかった
京太郎「玄さん!一旦落ち着きましょう。深呼吸です。すってぇ はいて すって はいて さらにはいて もいっちょはい「ゴホゴホッ」てぇ」
玄「あうぅそんなはけないよぉ」ナミダメ
京太郎「ハハッ」
玄「笑い事じゃないよ!苦しかったんだからね!もう、まるでお父さんみたいだよ!」
それはなんかヤダ
京太郎「でも、落ち着いたでしょう?」
キョトンとする玄さん
玄「ふふっホントだねっちょっとからかわれただけなのに、おかしいのっ」
次にはこちらまで自然に笑顔になるような、朗らかな笑顔を湛えていた
京太郎「俺、京太郎。です」(器用92)
支配人との約束を守るには絶好のタイミングだろう。一歩踏み込んでみる
玄「うん!京太郎くん、これからよろしくね!」
京太郎「はいっ!」
京太郎「ところで、今向かっているのはどこなんですか?」
玄「どこって、京太郎君のお部屋だよ?そんな大きな荷物持ったままじゃ大変でしょう?」
キョトンとこれまた可愛らしく小首を傾げる玄さん
プリプリ怒った姿も可愛かったがこういう姿もまたイイ!ではなく、勢いに押されて支配人の後に二人で出た後趣味や得意な事など(まんまおみあいみたいだ!)
アピールポイントを話す事無くそのまま部屋をでてしまっていたからだ
京太郎「あ~・・・なるほど。」
玄「ここからがいつも私達が住んでるお家になるの!」
離れまで進むと、景色が少し変わったこじんまりした長屋建てがあった
玄「そういえば京太郎君は1年生なんだよね?こんな時期からなんて、学校は?いつまで働いてもらえるのかな?」
と今更ながらの質問がとんでくる
ここまで質問されないということは何ともおもってないのかと思っていたが、どうやら思い至らなかっただけらしい。さっきといい、少し天然なのだろうか?
これからお世話になる人の家族にためらっても仕方ない。スパッっと話してしまおう
京太郎「ずっと、になるんでしょうか...。少なくとも、貯金をして、今後の目標を決めるまではここでお世話になりたいと思っています。俺の家の事情で、学校に通えなくなってしまって自分で稼がなきゃいけないくなっちゃったんです。」
玄「えっ!大変だよ!私より年下なのに、私なんかより、ずっと苦労してるんだねぇ...」
?「玄ちゃん?」
場がしんみりとしてしまったとき、ちょうど手前まで来ていた扉が開きモコッっとした物体が出てきた!
京太郎「?!」
玄「お姉ちゃん!またそんな恰好でお外でて...部屋でおこたに丸まってなくて大丈夫?」
いや、それはおかしい。今は真冬というわけではない、別段寒くもないし風もあまり吹いていないどちらかというと日差しが心地よく、暖かな日ざしだ。そのはずだ。てお姉ちゃん!?
一人謎生物に混乱していると、玄さんが振り返ってこちらに紹介してくれた
玄「こちらうちのお姉ちゃん!松実有です!ほら、お姉ちゃん、せめて顔はだすのです!」
有「うぅ~。あったかくない...。松実有、です。初めまして。」ガクブル
顔をだしたと思ったらもっこりのなかに隠されていたマフラーを巻きつけなおしながら、自己紹介をされる。少ししか見えなかったが、人間だ。というか、玄さんを見てわかっていたことだが美人!
これでおもち持ちであれば完璧なのだが、こうまでもっこりしていては俺のおもちスカウターでは判別不可能だ
考察を続けていると、玄さんのフォローも続いていく
玄「ごめんなさいなのです。うちのお姉ちゃん、極度の寒がりでいつも厚着してすごしているんです。」
玄「でも、今日は特に厚着してるね?どうしたのお姉ちゃん?」
びっくりしている俺に対して説明しながらも、心配そうに有さんに寄り添う玄さん
有「うん...。あのね、今日は新しい人がくるって聞いたの。お父さんがこぼしてたのをきいただけなんだけど、うちに住むって」
玄「なるほどなるほど、なるほど~」
玄「それで心配になって、いつもより厚着になってたんだね!」
玄「でもだいじょおぶ!ここにいる京太郎君は、あの子達みたいに悪い子じゃないのです!」エッヘン
すべてわかった!というように前で腕を組み、ドヤ顔をする玄さん。お持ちが強調されかなりのいいおもち!
ついおもちに集中していると、
有「もう、玄ちゃんったら...。」
と先ほどとは違い、少し暖かな声をだす有さん。顔は半分見えないのに笑顔だとわかるほんわかした雰囲気。すごいねこれ。
有「君がさっきお父さんが言ってたひとなんだね。改めて、私は玄ちゃんのお姉ちゃんで、松実有っていいます。よろしくね?」
京太郎「こちらこそ。先に名乗ってもらってすいません。須賀京太郎といいます。これから長い間ご厄介になると思いますが、よろしくお願いします!」ペコリ
有「うん。」アッタカーイ
ひと段落ついて横を見ると、少し玄さんの目がジト目になっていた
玄「なんか私の時よりお姉ちゃんの時のほうが丁寧だよね?せっかくフォローしたげたのに流されちゃうし...」ジトー
京太郎「そ、そんなことないです!ほら、お嬢はお嬢でも親しみ易いお嬢っていうか...!」
東京にいる某89383の跡取りさんとは違うのだ
玄「もうっ!またお嬢って、なんかそれお嬢様っぽくもなくなってるし!」
コロコロ笑いながら突っ込んでくる。そうやって気軽に笑って付き合ってくれるからですよ、なんて心の中で誤魔化した本心を告げてみる。恥ずかしい!
俺と玄さんのおしゃべりをきいて少しは安心してくれたのか、また少し雰囲気をゆるくしながらも声を掛けてくれる有さん
有「玄ちゃん、そういえば彼と案内の途中だっだんじゃないの?」
玄「あ!そうだった!またね、お姉ちゃんあんまりその恰好でお外でちゃダメだよ!いこっ京太郎君!」ドタドタ
京太郎「あっはい!そりゃじゃまた、失礼します」ペコ
有「うん、玄ちゃんをよろしく、いってらっしゃい」フリフリ
予想外に時間を食ってしまったので、こうして部屋につくと荷物を置くだけおき、そのまま仕事の説明に移っていった。。。
あ、仕事風景はキンクリします。仲居とかの仕事ってわかんない...
京太郎「ふぃ~...疲れた...。」
玄「アハハ、お疲れ様~!でも初日にしてはいい動きしてたよ?」(体力66)
玄「色々やってもらってたのに最後まで動けてたし、たまに遭遇するお客さんにもあわてずに対応してたし!(精神+14)」
それは玄さんが常に近くでみてくれていたからだ
さすが小さいころからここで育っていただけあって何事もそつなくこなしてこちらを見ていてくれていた。ついでにこちらの印象も大いに変わったと記しておくキリッっとした顔は綺麗だったなぁ
京太郎「いやいや、まだまだですって。おやっさんには、最後までどやされっぱなしでしたし、兄さん達にもたすけてもらいっぱなしでしたし。」
玄「ううん!私なんか、最初のころは行っても手伝いすらさせてもらえなかったもの、気に入られてるよ、自信をもって!そうじゃなきゃ、安心して厨房にいかせられないよ!」
京太郎「えっ俺まさか厨房に行っていいんですか?!」
玄さんはこういってくれたが、最後までズタボロだったので、絶対雑用全般を任されることになると思っていたのだが...
玄「うん!中さんも後ろで珍しく褒めてたんだよ!「よく動くやつだ」って!だから、大丈夫それに、さっきやったみたいに基本は追廻から始めてもらうから、メモと暗記さえできればあとは体力勝負だよ!」
それは褒められているのだろうか,,,?いや、小さいころから過ごしている玄さんがそういうんだ、自信を持て!俺!・・・そうじゃなきゃ心折れそ...(精神35)
うん、でも出されたまかないはすっごくおいしかったし、そんな人達が全力で一切り一切り集中させてやっているのだ。きびしくて当たり前だ、明日からがんばるぞー!
完全に寝る気になっていたが、夕食がまだだった。
松実家は毎日朝と夜は家族全員で食事を囲むのが日課だそうだ。今日は俺の勤務初日ということで、豪勢になっているらしい。並べてある品数をみても前にハギヨシさんに招待された食事の席とそう変わらない。すごい。
松実父「どうだい、京太郎君?我が松実旅館は!素晴らしいだろう!」
食事を一緒に、とはいえお酒は別のようだ
少し酔っ払っているみたいで、頬が赤くなっている
コンマ判定 下2 (京太郎精神35なので良いコンマに+35ふられます)
ゾロ目 実は幼いころ結構松実館に来ていた!(京太郎覚醒料理人パラ+6)現在79
01~32 松実父、すぐ酔っ払って寝てしまう
34~65 松実姉妹ガード!だが姉妹も酔ってしまう
67~98 酔っ払った拍子に昔を思い出し京太郎達の昔話を始める
幼馴染だった場合の呼び方 下3姉妹→京太郎
1京ちゃん 2きょーくん 3きょーたろー
下4京太郎→姉妹
1おじょー 2ふつう 3自由安価(自由に入れてください)数字のみなら再度名前募集を範囲安価します
やらかした!はじかしぃぃ
脳内補完お願いしますorz
×有→○宥
コンマ範囲なら下にずらす
姉妹別のほうがいいですかね?
小さいころって、呼び方とか統一して呼ばれるイメージがあったんですけど。
京太郎は3の名前+さん付け
姉妹は一人ずつ呼び方再安価ってことでいいですか?
参考は>>75で!
いちおうえらんでもらってそこからさらに昔の呼び方か今の名前予備化さらにえらんでもらうつもりでした
とりあえず別々で安価投げときますね 呼び方参考>>75
玄下2
宥下3
人いないと思うんで、連取アリでいきましょう!
kskst
どっちも きょーくん
ということに!
まぁ二人とも京ちゃんより年上ですし、いわかんないですもんねw
ではまたすこしずつ書いていきます
松実父「君が初めてうちにやってきたときは、まだ従業員もまだ少なかったもんでねぇ。」
松実父「私も露子も若かった。たまの休みと君の両親と一緒になって昼から騒いでしまって、君と娘は3人でいつの間にか固まって仲良く遊んでいたよ...」
えっ急に語り入っちゃったんだけど?てえっ俺来たことあんの?!しかも、仲良し?!
松実父「そうそう!そうやって君を真ん中にふたりは寄り添っていてね!あいつに息子の嫁にもらってやるなんて言われて、ブン殴ったもんさ!」
玄さんと一緒だったのでそのままリビングに向かった。途中で宥さんを拾い、厚着(普段ver)に換装させてむかったのだ。他意はない。別に両手に花だムフフなんて思ってない。
松実父「君は確か...背伸びしたいお年頃だったのか、玄さん宥さんと呼んでいたね、きょーくん、なんて娘たちに呼ばれて少し口を尖らせていた所なんて実に可愛らしかった」
あぁ...。完全に自分の世界に入っちゃってる。というか今の娘さん達も見てあげて!今すっごく真っ赤になってるから!プルプルしちゃってるから!
宥さんに至ってはアッタカクナイって顔うつむけてこっちにすり寄ってきてアバババババ
いかんせん換装して薄着?になっているのだ。玄さん曰く最高のおもちをおもちの宥さんのおもちはこの程度の薄着では阻むことなどできはしないのだ!
更に支配人の昔話は進み、今度は俺たちが当時していた約束にまで話始めていた(なぜそんなことまで知っている!)が、こちらは気が気ではない
なんせ今まで感じたことのない未知のビックボリュームがやわやわでほにゃほにゃでスリスリなのだ
松実父「そういやぁ、麻雀教室なんてものにも興味持ってたよなぁお前さんは。結局いったんだったか...いやってないのk「もう!お父さんいい加減にするのです!」
玄「今日は折角京太郎君が来てくれたからって、中さんが丹精込めて作ってくれた食事なのに、主役の京太郎君を置いてけぼりにして盛り上がって!」
あ。ついに爆発してお酒取り上げた。
松実父「あ!玄!酷い、1日頑張ったご褒美の一本を奪うだなんて!それに違うぞ!それを言うなら、久しぶりに再開したお前たちが、昔と同じように呼んでやるのが一番なじめるんじゃないか!京太郎君も嬉しいよな!」
京太郎「えっはい!」
未だすり寄っている有さんのおもちに気を取られて、反射で返事をしてしまったが...なんだろう?
玄「なっ!」
松実父「ほらっ玄、有!いまだぞ!きょーおっくん!きょーおっくん!あそれっきょーo「ああっもうっ!」
玄「きょっ、きょっ、きょ」プルプル
安価 1京太郎「・・・。」(黙って聞いている。呼び方がきょーくんになります)
2京太郎「いいですよ、玄さん、無理しなくて。」(事態を察して止める。今まで道理、名前で呼ばれます)
下1ですすいません
玄「お姉ちゃ~ん!」ウルウル
玄さんの涙声を聞いて、スリスリをやめてハッと玄さんを見つめると柔らかく微笑み
宥「玄ちゃん、私も呼んでたから...一緒に、呼んであげよう?それに...これからはもっと長く一緒に暮らすんだし...迎えてあげれば、あったか~い、よ?」
玄「お姉ちゃ...うん、そうだね!じゃあっせーの!」
玄宥「きょーくん、また会えて嬉しいよ(な)!これから一緒に頑張(のですのだ)(ろうね)!」
1日目 終了
松実父「お~いわたしは~?お~い、三人とも~?あれ~?玄ちゃん、お酒は?お~い?」
終了ったら終了!
訂正 一セリフはさみ忘れたorz
玄宥「きょーくん、また会えて嬉しいよ(な)!これから一緒に頑張(のですのだ)(ろうね)!」
京太郎「二人とも...ありがとな!これからお世話になること多いだろうけど、俺も二人に頼られるぐらいがんばるぜ!」グッ
とりあえず今日はここまで!今度こそは阿知賀メンバー全員だしたい...
それとアニメ阿知賀編見返しながらキャラの把握にも努めたいと思います。
レジェンド好きなのにしゃべらせると固まらねぇ...。
ご意見・ご感想・ネタ・雑談カモンです!ので、ジャンジャン書き込んでください。
(そしてこのダメな>>1にネタおぉぉ)
明日は仕事がありますので、解放されしだい向かいたいと思います!23時あたりかな。
したらば!一旦乙~ノシ
仕事が終わらない…
今日はちょっと投下は無理そうです。期待してくれていた人達がいたら申し訳ない。
出来そうなら明日の朝少しだけ投下するかもしれません。ではまた。
昨日参加し損ねたと思ったらやってなかったラッキー
よく見たら>>8の時点でルート外の高校のキャラは出ないって明言されてたのね
そういえばこれ、何月ごろを想定してるとかはある?
>>111実は考えてなかったから曖昧に描写してたりする。宥ねえが学園通ってて赤土先生が居る時期って=でインハイなのよねぇ...。
インハイ後でもいいんだけど、それだと京ちゃんが不憫すぎて(; ;)
2日目 朝 幼馴染フラグが立ったので、ハルちゃんは京ちゃんを覚えています。ハルちゃん関連でアラチャーのコンマもだいぶ緩くなります。あと、一日終わる毎に各パラを+1ずつ上げていきます(体力67 器用93 精神36)
幼京『ーーてー、ーてーる、越えてみせるんだからなー!ーー!』
京太郎「ん?う~・・・っん!」バキボキ
目を開けてまず思ったのが、ここどこ?である。
次に思ったのが身体いてぇ!清澄で雑用を勤しんでいたため、結構体力や筋肉には自信があったのだが、やはり緊張もあったせいか普段使わなかった箇所がビキビキと軋む
そうして身体を起こしながら、考えるのは昨日の事
玄宥『きょーくん、また会えて嬉しいよ(な)!これから一緒に頑張(のですのだ)(ろうね)!』
思い出してニヤついてしまう!今俺は最高に気持ち悪い顔をしている事だろう
いやいや、他にも考えることがあるだろう!・・・「ハンバーグ、美味かったなぁ」じゃねぇ!
松実父『そういやぁ、麻雀教室なんてものにも興味持ってたよなぁお前さんは。結局いったんだったか...いやってないのk「もう!お父さんいい加減にするのです!』
う~ん、麻雀、麻雀ねぇ?確か清澄入ってからが俺の初麻雀だったよな?・・・いや、昔のことだしもしかしたらもしかするかも?ほら、見てただけとか!
支配人の話だと、この部屋がずっと昔にも泊まった場所なんだそうな。
夢の中に浮かんできた人物は・・・?
安価 1「赤い髪の美人さんだったような?」 2「ポニテな活発女の子だ!」 3「あれ?俺小さい頃タコスと会ってたか?」 4「こけし、ボール、うっ頭が・・・。」
下1
ぼんやりと思案していると不意につい最近までよく一緒にいたような姿が?
利発で甘え上手そうなタコス?が脳裏に浮かぶ。う~ん...?
玄「きょーちゃん!起きてる?朝だよ!今日から追廻の仕事もあるんだから、もう出てきて~!!」ガラッ
浮かんだイメージを追いかけていると、玄さんの声と一緒に慌てる間もなく扉が開かれて、追いかけていたはずのイメージが霧散してしまう。
京太郎「あ、玄さん!玄おはy・・・玄さん!?」
安価 1慌てるが、玄さんを見ているうちに冷静になれる 2慌てて最後まで空回りしっぱなし 3慌てるが、玄さんを見ているうちにおもちに目が行ってしまう
下1 (料理人を選んだため、朝は玄チャーか宥チャーが起こしに来てくれます。玄チャーならそのあと一緒にお掃除、宥チャーなら隣でほのぼのごはんです。ほかの部員・大人勢も出会ってからこちらで早朝バイトや泊まることになればおこしてくれるかも?)
やっと慌てる俺。だって仕方ないのでアル。朝の自然現象は依然として続いているし、上半身裸なのでアル。
玄「きゃっ!きょきょ、京太郎くん!?なんでそんな恰好なの?!き、着替えてるならいってよぅ」カオマッカ
京太郎「答える間もなかったアル!反応出来ないアル!あっ反応といっても別にコッチの反応のことじゃなくて!」アイエー!?
玄「ぷっちょっときょーちゃん、なにその口調!って反応って?チラ・・ブンブン 私はおねーちゃん、私はおねーちゃん」ブツブツ
混乱した俺の言葉に一々反応して照れたり、慌てたり、おねえちゃんぶろうとしてくれたりする可愛い姿を見ていきなりの事態に空回りしていた頭がようやく落ち着いていく。
それはそれとしてだ。みよ!あの方方にとびたわむおもちの軌跡を!ああ、おもちってあんなに弾むものだったんだ・・・と前いた場所を思い出して目が遠くを見る。(視線はおもち固定)
どの程度たったのか、ずっと大人しい俺を寝てるのかといぶかしんだのか、玄さんが正気に戻り、視線に気づく
玄「京太郎君?どこを見ているのでるのだ?」
鈍い俺でもわかるほど冷たい声と視線をだす玄さん。気のせいかきょーちゃん呼びが最初の呼び方に戻っている気がする。いや、苗字呼びにならなかっただけマシなのだろう。
玄「私なんかのできそこないおもちに(視線で)かぶりつくなんて・・・。京太郎君は和ちゃんのおもちを知っているはずですだのに!ハッもしかしてあの前途有望なおもちが!まさかっ!?」
とそこ!?という理由であったのにも驚いたせいで、その後の落ち込み様を勘違いした俺は考えるより先に思ったことを喋り出す
京太郎「はい!和が方方にとびたわませることはありません!俺は(さっきの)あなた(のおもち)に夢中です!」
玄「!”#$%&’()-^\「@「」:;。、。・¥」///
二人とも大混乱である
玄「あああそうだ!きょーたろきゅんはやkきがえrのだ!」///
京太郎「わっかりますた!」ガバッ
玄「ふええええええっぞうさんっ!!?!」
あれだけ見事なおもちをみていた収まっているわけがなかった。むしろ雄々しくなっている
宥「玄ちゃ~ん・・・どうしたの・・・?」ガクブル
玄「おねえちゃっ!見ちゃダメ!」
もう一度言おう!大混乱である!
この大騒動は、宥さんを巻き込んで時間ぎりぎりに支配人が呼んでくるまで続いた。当然朝ごはんはなし。トホホ...。
2日目 昼
まだ慣れていない仕事にヒィヒィ言っていると、早めの昼休みをもらう。幸いこのシーズンは客も少なく、外で食べるとキャンセルしたお客様もいて、準備が少なかったのだとか。あれでかよ...。その分夕方は集中するので気合を入れておけ!とのこと
もう一つ。大事な用事も預かったし、今から頬が緩む。あの二人に会えれば仕事に疲れなんてひとっとびだ!それに、二人が通う学園は女子高らしいからな、まだ見ぬおもちを探しに、レッツゴー!(体力67精神36)
地図アプリともらった手描きの地図を併用して、学校の正門まで辿り着く
京太郎「ここが、阿知賀女子学院...。」
大事な用事とは、何を隠そうお弁当を忘れた玄さんと宥さんに、お弁当を渡す事だ!
安価 1なんのために松実館の制服を着たままきたのか! 2一応不審者にでも間違われたら大変なので受付に行きましょう 3やや!あのおもちは!?
ついフラフラとついて行こうとした寸前、ニッコリ笑顔の警備員さんにとめられました。当たり前だよね!
事情を説明すると、まずは顧問を呼ぶということに。何やら大事になり始めた予感...うぅ、これ支配人に知られたらなんていわれるやら...あの人の事だから、腹抱えて笑いそうだな
しばらく待つと、警備員の人と一緒に赤髪でモデル体型なお姉さんが歩いてくるのが見える。
コンマ判定
01~43 阿知賀のレジェンゴ、少年を覚えていたがいつものを発揮。煩わし...
45~87 赤土、大人の風格を見せつける
89~98 京ちゃんを見て思わず詰め寄る赤土さんじゅうななさい
01~43 阿知賀のレジェンゴ、少年を覚えていたがいつものを発揮。煩わし...
赤土(あれ..?!京太郎君!?なんでいるの?!も、もしかして待ちきれずにこの阿知賀のレジェンドに会いに来ちゃったとか?いやぁモテる大人はツラいわねぇ///)ガシガシ
赤土「待たせたな!私が阿知賀のレジェンドだ!」バーン
京警「ハッ?」
俺も警備員さんも、突如として仁王立ちし宣言をする彼女に茫然とする。
しかし警備員さんの方は少し慣れていたのか、直ぐに気をとりなおすと、空咳を一つしこちらに丸投げする
警備員「面識があるようですね。では、この子をお願いします。君も次からキチンと受付から入るように!」ソソクサ
赤土「ま、またスルーされた...」ハラハラ
赤土「てかそもそも京太郎君はなんで私がここでコーチしてるって知ってるの?あ、やっぱり私との約束が我慢できなかったんでしょぅ」コノコノ
コンマ判定
01~54 京太郎、出会いを思い出す
56~98 そういえばさっきのレジェンド?ってどっかできいたような
安価下1です すいませんorz
01~54 京太郎、出会いを思い出す
ハラハラと泣いていたかと思うと急に微かに顔を赤らめ、いたずらっ子のように肘でつついてくるその仕草、表情に頭を刺激されて、昔のワンシーンが思い出される。
この人は阿知賀のレジェンド、8年前にインターハイ準決勝まで駒を進めた悋気溢れる才女...と露子おばさんから聞いた覚えがある。
そこを思いだせば、後は怒涛の様にその時の光景を思い出す。
なにを隠そう、阿知賀子供教室を立てる切っ掛けを作ったのは俺なのだから...。
~~~~8年前~~~~
とある日の深夜。松実館のある一室で、タン、タン、と規則正しい牌を打つ音が聞こえてくる。
その日一度目が覚めた俺は、夜の旅館に物珍しさを感じて歩き回っていた。その音は、そろそろ疲れ始めてもう戻ろうかという時に聞こえたのを覚えている。
しばし音に聞き入っていると、今度は2人の男と1人の女の声が聞こえた。その声に知らず緊張していた身体をホッと緩める。
なぜなら、その声の人物たちは自分もよく知っている人達(松実父・露子・親父)だったからだ。
その3人は同じ人物に話かけているようだった。
好奇心を発揮し、薄く開いた扉から、ソッと顔をのぞかせてみると、三人は細かく震えながら牌を打っている少女に向けて声をかけているようだった。
もし当時の俺が、今の10分の1でも周りをよく見れていれば、それが心配からくる言葉だったとわかるだろう。だが、その時の俺からは、3人が少女を寄ってたかっていじめているように見えたのだ。
それほど、その時震えながら牌を打つ彼女の姿は儚く、弱弱しく見えたのだ。
京太郎「おいっ!やめろよ!3人してねーちゃんいぢめんじゃねぇ!」
親父「おい!京太郎、こんな時間にこんなところまで、なにしてんだ!」
実に最もな話なんだが、話を誤魔化そうとしているようにしか聞こえなかった俺は、さらに歩を進めて少女の隣まで進む。
京太郎「おい、ねーちゃん大丈夫か?」
突然の登場にポカンと呆けていた顔を戻すと、
赤土「こら!そこのオジサンのいうとおりだぞ!こんな暗い時間に出歩くなんて、危ないんだから!・・・でも、そんないじめられてるように見えちゃったのかな?でもね、違うの。この人達は、私のリハビリに手伝ってくれるのよ。」
最初に叱られ、一瞬牌を打っている時のような顔をした後に、優しげな表情で諭される
京太郎「だって、でも!・・・苦しそうに見えた...。だから!」
赤土「誰にモノをいっておるのかね!私は阿知賀のレジェンドとまで呼ばれた女だぞっ!」エッヘン
急に優しげな雰囲気が変わり、盛大なドヤ顔を見せる自称レジェンド。
京太郎「へ~...。」
赤土「あ、あれ!?ここらへんじゃ結構有名になったと思ってたのにな..。あの女の子が特別だっただけかね」ガシガシ
今度は照れくさそうに頭をかく自称レジェンド。コロコロ変わる雰囲気とその表情に徐々に体を弛緩させていく俺。夢中になっていた事に決着がつくと、今度は目の前のものに興味が行く。
京太郎「なぁ、これなんだ?」
赤土「これは麻雀っていうんだけど、知らない?」
京太郎「ううん、家でも見たことない!」
赤土「そっか、じゃあお姉さんが教えて上げよう!続き、お願いします!」
松露親「あ、ああ(ええ)」
読みにくかったりわかりずらそうなら、また地の文も入れて書きます
京太郎「なぁ、ここからじゃよく見えねーよ。」
赤土「しょうがないなぁ、じゃあこの阿知賀のレジェンドのお膝に載せてあげよう!それも、こんな美人の膝にのれるんだから、自慢してもいいんだよ?」フフン
京太郎「え~、ねえちゃんの膝とか固そう!露子おばさんのほうがやわっこくていー!」
露子「あらあらうふふ」ゴゴゴゴゴ
京太郎「ヒィ!ねーちゃん、よろしくお願いしますぅ!」
赤土「ハハ、ほら、おいで。このまま打ってるから、よく見てるんだよ?」
京太郎「おお!」
~~~~~~闘牌終了後~~~~~~
京太郎「っっすっげぇ!カッコよかった!ねーちゃん、すげえんだな!」
赤土「ようやく阿知賀のレジェンドのすごさがわかったか!」フッフーン
京太郎「でも、なんで最初あんなに怯えてたんだ?やっぱり、なんか言われてたんじゃ!」キッ
赤土「コラコラ京太郎、二人を睨まないの!すいません、松実父さん、京太郎父さん」
京太郎「・・・ごめん。」
赤土「ついこの前の公式試合でね、触れちゃいけない相手に触れた・・・いや、とんでもない化け物の尾を踏んだ、てのが正しいのかな...叩き潰されたよ」
赤土「ハハッさっきまで阿知賀のレジェンドとか息巻いてのに、おかしいだろ?そのあとからさ...牌を握るのも怖くて...頑張って握っても震えちゃって、試合をしてもろくに実力も出せないのさ...」
京太郎「でも、さっきは普通に...カッコよく打ってたじゃねーか!」
赤土「えっ?でもそれは・・・教える事を、見せることを意識しながらやってたからで...」
露子「ねぇ、ハルちゃん。いいんじゃないかしら、それで。今まで満足に牌も握れなかったあなたが、この子を膝にのせてる間だけは前みたいに・・・ううん、もっと前、目を輝かせて私に教えを乞うていた時のような、とても無邪気で楽しそうな表情をしてた!」
赤土「露子先生...。」
京太郎「???ねーちゃん、露子おばさん?」
赤土「ふふっ京太郎君のおかげで、私のリハビリが上手くいきそうだってことだよ!」
露子「ねえ、ハルちゃん、麻雀教室なんてどうかしら?まだ麻雀をよく知らない、興味のある子達を集めた教室。」
露子「色々場所とか考える事はおおいだろうけど、あなたのリハビリにはぴったりだと思うの。」
赤土「露子先生...。でも、それじゃ私が子供たちを利用しているようで...。」
京太郎「それはちげーぞ、ねーちゃん!俺、さっきの試合、見てて楽しかった!めっちゃ夢中になって見続けてたんだ!」
赤土「京太郎君。そっか...。楽しかったんだね?ありがとう...。」
京太郎「おう!だから、教えろ!そしたら、俺がすぐ覚えて、また出来るようになったねーちゃんと闘ってやるよ!」フンス!
赤土「いったな!このぉ!なら、約束だ!いつか、全力の私と、互角に卓で争うことを!」
露子「フフッハルちゃん、よかった...。うん、青春ねぇ」ニコニコ
すいません、過去描写中に名前呼びの安価はさもうと思ってたのに忘れてました。このままハルちゃんと京太郎の互いの呼び方は固定でいいでしょうか?
やっぱり勢いに任せて書くのはいけませんねorz
京太郎「あの時のねーちゃん!あ、いや、お姉さん!」
赤土「いや、どっちも変わってないから」アハハ
赤土「でも、今になってもお姉さんだなんて、京太郎君たら外見は大きくなっても、まだまだ男の子なんだからぁ」クネクネ
京太郎「いや、おね、赤土さ、いや、顧問だから先生?はなんでこんなとこに?まさか、あのまま克服できなくて、未だに...。」
赤土「ちょっとちょっと!違うから!顧問っていってるじゃない!それに、さっきからその反応、もしかして忘れてたんじゃないですわよね?」
京太郎「うっ!てそんなことより、用事があってきたんですよ!これ!このお弁当を早く届けないと!ただでさえ最近暖かくなってきたとはいえ、ずっとここじゃできたての弁当も美味さ半減ですよ。」
赤土「そんな事とはなによぉ・・・」ジトー
赤土「まあいいわ、乗ってあげる。その服、松実館のでしょう?詳しい事情はわからないけど、あの子達が居るとこまで案内したげるから、ついてきなさいな。」
京太郎「ふぅ、やっとか...。」
赤土「なんかいった~?」
京太郎「いえいえ、なんでもないです。今行きますよ!」
(固定で)ええじゃないか
赤土「はい、ここが京太郎君の探し求めたお二人さんがいる、麻雀部!ですよ~!」
京太郎「(なんで麻雀部を強調したんだ?この人)はい、ありがとうございます。」
赤土「も~つまんない!さっきはおねーちゃんっていってくれたのに、京太郎君たらもう大人ぶっちゃって!」
京太郎「や、扉開けながらそんな事言ったら...」
玄「きょーちゃん!?どうしてここに?お仕事はどうしたのです?」
宥「それより、赤土先生がお姉ちゃんってどういうことなのかな...?私、おねえちゃんっぽくなかったから...?」ガクブルガクブル
京太郎「ほら、なんかすごい変な反応しちゃってますよ、二人共...。」
?「ちょっと晴絵!誰よその男は!?突然どこか行っちゃったと思ったらずっと戻ってこないし!」
??「お姉ちゃんって、赤土先生って弟さんいましたっけ?」
?「ハルちゃん?!誰、その男!私知らない!」
京太郎「どわっ!?」
赤土「や~ね~、こんなおバカそうなのが弟なわけないじゃない。それに、あんた達は私が一人っ子だって知ってるでしょうが。あと灼は落ち着いて。」
京太郎「え~っと?」
>>139こんなダメな>>1にも優しい言葉をかけてくれるなんて、ぐう聖な住民やでぇ
ミス起こして眠気もヤバくなってきたので、キリは悪いですが、今日はここまでとさせて頂きます。
順調に仕事が終われば、今日も23時にまた再開したいと思います。それでは、一旦お疲れ様です!
寝落ちはしても会社に遅刻はしない
社畜な>>1を赦しておくれ・・・
今日は早めに帰れる予定なので、20時~21時には来ます。申し訳ない。では~
うがあああああ!
ようやく帰ってきたと思ったらDNSエラーとかorz
モデムとルーターの再接続とかやってみたけど繋がらないし...明日ちょっとNTTの方に電話してみます。
連日投下出来ず申し訳ない。可能な限り書き溜めをしておくので、またネットに繋がるようになったらコソッと更新します。
御愁傷様です
DNSって事はアドレスの命名解決が出来ないのだろうけど、IPアドレスで指定した場合はどうですか?
下記のアドレスはヤフーのアドレスですけどどうでしょう?
http://182.22.59.229/
今日やっとカスタマーセンターのやってる
時間にまとまった時間を作れたので電話し
ました。技術部門の方に口頭で誘導しても
らいながら復帰の方法を試したものの、結
局繋がらなかったので今度業者さんにきて
もらってモデムとルーターの点検をしても
らい、必要なら交換してもらうことになり
ました。始めてから数日で止まってしまい
申し訳なく思いますが、今暫く見捨てずに
待っていてくれれば嬉しいです。長々と失礼しました。
追記
>>151さんのIPの固定?というのも試して
みたのですが、反応は変わらずでした…で
すが、わざわざ対処法を書いて頂いてあり
がとうございます。まだこのスレにも見て
くれている人がいるのだと励みになりまし
た!
皆さん、お久しぶりです。
ずっとご報告出来ず、申し訳ありませんでした。
ネットは復旧していたのですが、私生活の方がだいぶゴタゴタしておりまして、仕事と併せると時間が取れませんでした。
もし1ヶ月のうちに投下出来るようになればと、ギリギリまで粘っていたのですが、これから年始にかけて仕事が更に忙しくなるにあたり、
投下するのは無理だと判断しました。
また余裕ができれば、今度こそこのスレをリニューアルさせて完結させたいと思います。
今までお付き合いして下さった方、更新を待っていてくださった方、本当に、ありがとうございます。そして、申し訳ありません。
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません