【咲-Saki】京太郎「クリスマスを貴方と」咲「その2」【安価】 (1000)

○このスレは所謂、京太郎スレです

○コンマや安価で関係を決定したり進めていくので安価要素ばっかりです

○舞台は主に大学編

○安価やコンマ次第ではサークルクラッシュもあり得ます

○あくまでも息抜き用のスレなので基本的に一周で終わる予定です

○エロ?まぁ、そうねぇ。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1440516723



※このスレについて



このスレの期間は一ヶ月で、一単位が午前と午後になります

まず午前や午後に誰に会うかを安価で決め、未登場ヒロインの場合は京ちゃんと遭遇済みかそうでないかを安価で決定します

京ちゃんと既に会っている場合は、交友関係をコンマで判定し、そのコミュでの好感度上昇値を決めてから即興で書いていく形になります

京ちゃんと会っていない場合はその遭遇での京ちゃんの印象をコンマで判定し、場合によってはそのヒロイン限定のボーナススキルがつきます

(例【好印象】(池田ァ):池田ァの好感度上昇が+1される)

悪い場合はデメリットスキルがつきますが、コミュを重ねていけば、デメリットスキルも解消されます

その場合、今までそのデメリットスキルで減らされていた好感度が二倍になって+されます

解消された時のメリットはとても大きいので、悪印象がついても諦めないでください



また京ちゃんの恋愛抵抗値は基本的にコミュでヒロインの好感度が上がった分の1/2だけ低下していきます(最低-1)

エンディングまでにこの数字が0になっていた方が良いので、頑張って京ちゃんを恋愛に積極的にしてあげてください

尚、最初はヒロイン安価で原村和は出てきません(´・ω・`)

                ,.  ⌒ヽ、/⌒ 、-- 、
               /_,..-         ヽ  `  、
             / /´     /    ∨   \
                ,  ´      / ,'     :    、 ヽ
           /   ,    , / /|  |  :.  | | |    ∨
         _/   / /  |_|__'_|  |   _}_|_|_| |  | :
         ̄ ̄´/ イ '  { ´| |/__{  |: , ´/}/_}∧ |  | |
            / / , rⅥィ笊 从 {∨ /ィ笊_ヽ}/、 | |

            / イ ∧{ 从 Vり \∨' Vり /' / ∧{
            ´/イ }从lム     ; \     ,ノ /  \
                    | ∧          ∧,イ
                   Ⅵム    -  -    イ //
                _ヽl\       //イ__
                |////} `  ー  ´「////|
                |////|  :.   / |/[__}/|
                ,...<////∧  ,     |/////> 、
          , <///////////\   ///////////> 、
        , </////////////////}____{/////////////////> 、
      //////////////////////|    |////////////////////∧
       {/////////////////////∧  ,'//////////////////////}
       |//////////////////////∧ ////////////////////////|

【名前】 須賀京太郎

【ステータス】
体力 ほぼ人並みと変わらないレベル
学力 成績優秀で教授から留学を薦められるレベル
魅力 どんな場所でも必ず中心人物になれるレベル
雀力 三年のインターハイで大活躍したレベル


恋愛抵抗値 72/100


【交友関係】
咲 幼馴染 ??/100
ハオ 親友 53/100
謎チャー 変な人… 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる
智葉 部員 27/100
ステルス○○ 痴漢 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる(累積4 フラグ2)
ネリー 好き 66/100
漫 良い人 30/100 【好印象】:好感度の上昇値が+1される(類似効果と累積する)
謎のうっかりさん ムカムカする 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる(累積8 フラグ2)
透華 親友 45/100
謎の大天使 コワイヒト… 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる
白望 …思ったより悪い人じゃなさそう 20/100 
憧 正直な人 36/100 【好印象2】:好感度の上昇値が+2される(類似効果と累積する)
穏乃 憧のおとなりさん…だよね… ??/100 【??の絆】:???
マホ 親友 65/100
淡 好き 67/100
塞 もう貴方なしじゃいられない 100/100 【溢れる愛情】:コミュした時、恋愛抵抗値が通常の二倍低下する
竜華 特に関心ナシ 10/100
姫子 後輩 38/100



ちゃちゃのんがヤンデレ枠とか…そんなん考慮しとらんよ(困惑)
あ、ついでに好感度上昇(というか抵抗値低下判定)いきますねー



↓2
01~32 +2
34~65 +3
67~98 +4
ゾロ目 +10

+2…塞さんとしのぎを削ってあんまり接触出来なかったのかな?(ぐるぐるおめめで)

あ、とりあえず書いてきまーす


京太郎「ふぅ」

昨日は色々と危なかったな。
まさかあのタイミングでうっかりさんに正体がバレてしまうとは。
いや、まぁ、別に元々気まずい関係だからバレちゃっても良いんだけれども…何となく申し訳ないというか。
あの人との関係も、こう一口では言い表せない微妙なもんだからなぁ…。

京太郎「(その割にはエンカウント率がヤケに高いし)」

この二週間でもう四回だったっけ?
この広い東京の中、電話番号すら知らないのにちょっとエンカウントしすぎだと思う。
まぁ、帰宅する時間やルートが被ってるって事もあるんだろうけれど…ちょっと異常な数字だ。
しかも、出会う度に何かしらアクシデントに巻き込まれてるし…本当、うっかりにもほどがあるぞ、あの人。


いちご「京太郎君っ」

京太郎「あ、いちごさん」

お、珍しいな。
この時間にいちごさんが大学にいるだなんて。
高校生の時からその類まれなビジュアルを評価され、何度も雑誌の拍子を飾った彼女は今や立派なアイドルだ。
元々、全国区と言っても良い知名度があった所為か、アイドルデビューしてから数年経っても彼女の人気は色褪せない。
一応、この大学に所属してはいるけれど、彼女の姿を見る事は正直、稀だった。

いちご「もう。いちごでええって言うとるじゃろ?」

京太郎「いや、流石に呼び捨てはまずいっすよ」

そんないちごさんを呼び捨てにしたところをフライデーされたらどうなるのか…なんて考えるまでもない。
スキャンダルに彼女の人気は揺るぎ、いちごさんに多大な迷惑を掛けてしまう事だろう。
いちごさんの一人のファンとして、それは決して許容出来るもんじゃない。
いちごさん本人は呼び捨てでいいと言ってくれているけれど…やっぱり節度ってモノは大事なんだ。


いちご「むぅ…京太郎君は意地悪じゃ」ムスー

京太郎「いちごさんの事を想ってるからこそ、ですよ」

いちご「…ホント?」

京太郎「えぇ。当然じゃないですか」

俺といちごさんの付き合いは結構、長い。
彼女がアイドルとになるか雀士として努力するかを悩んでいる時から面識があるのだから。
その当時、いちごさんがどれだけ悩んでアイドルとしての道を選んだかを知っている俺は、ファンとして彼女の事を強く応援している。
少なくとも、このまま円満に引退を祝われるまでこの人気が続いて欲しいと俺は心の底からそう思っていた。

いちご「ふふ。じゃあ、ちぃっと息抜きに付き合うてくれん?」

京太郎「息抜き…ですか?」

いちご「ん。久しぶりのオフじゃけぇ、京太郎君に会とうて大学まで来たんじゃ」ニッコリ

そんな俺をいちごさんも大事にしてくれている。
まぁ、それは男性として…と言うよりはファン兼友人としてなんだろうけれどさ。
しかし、それでも今をときめくアイドルちゃちゃのんからお誘いを受けるなんて光栄な話だし。
午前の講義は突然、休講になったみたいだから、ここはいちごさんに付き合うとしよう。


京太郎「じゃあ、ついでですし麻雀部から何人か呼びますか」

いちご「アカンよ」

京太郎「え?」

いや、でも…流石に男と二人っきりはまずいだろ。
いちごさんが何処に行くつもりなのかは判らないけれど…でも、二人で移動ってなるとデートだなんだと騒がれる可能性もあるんだ。
ここはもう一人女の子が居てくれた方がスキャンダルの可能性と言うのはグッと下がるはず。
そう思って知り合いの誰かに連絡しようと思ったんだけれど…。

いちご「…そんなんあかんに決まっとるじゃろ?」ニッコリ

いちご「折角、京太郎君との息抜きじゃのに…他の子なんて要らんよ」

京太郎「は、はい…」

…でも、いちごさんは他の誰かを呼ぶ事が無性に気に入らないらしい。
こうして有無を言わさない笑顔で、優しく俺に言い聞かせてくれる。
そんないちごさんの姿はとても可愛らしくてアイドルらしいものなんだけど…でも、妙に恐ろしいというか。
背筋が嫌な予感がジワジワと這い上がってきて、身体が自然と頷いてしまう。


いちご「よしよし。京太郎君は良え子じゃね」ナデナデ

京太郎「あんま子ども扱いしないでくださいよ」

いちご「んーん。子ども扱いなんかしとらんよ」

…いや、してるじゃないですか。
まぁ、いちごさんに頭を撫でられるなんて役得以外の何物でもないけどさ。
ただ、俺と彼女の身長の関係もあって、背伸びしないと俺の頭に手が届かないんだよなぁ。
結果、いちごさんの身体が俺に急接近して… ――

京太郎「(…あ、いちごさんの匂い…)」

いちご「…京太郎君、またスケベな顔になっとるよ」カァァ

京太郎「す、すみません…」

ぐ…しまった、気を抜いてしまった…。
いちごさんが普段、使ってる香水がすごく俺に合うってのは分かってるんだけど…。
でも、こうして彼女に会うのは久しぶり過ぎて、ついつい警戒のレベルを下げてしまったのだろう。
まさか近づかれただけで下心ありありのスケベ顔になってしまうとは…不覚。


いちご「…まぁ、そんなスケベな京太郎君も好きじゃけぇ、悪い気はせんけどね」モジ

いちご「それに…」チラッ

京太郎「それに?」

いちご「…んーん。何でもない」ニコ

京太郎「いや、そこで止めないでくださいよ」

いちご「流石のちゃちゃのんも恥ずかしいけぇ、秘密じゃ」テレ

…つまりさっきのいちごさんはなにか恥ずかしい事を考えてたって事なのか。
やべ、なんかそう考えると妙にドキドキするぞ…。
いや、恥ずかしい事だって言っても、それが性的なものとは限らないって分かっているんだけど…。
でも、こうして照れるいちごさんを見るとどうしてもそういうのを連想しちゃうんだよなぁ…。

いちご「それより京太郎君っ」ダキッ

京太郎「ちょっ!?」

そこでいちごさんは俺の腕に抱きついてくる。
まぁ、抱きついてくると言っても、彼女の胸はあんまりないから接触は少ないんだけれど…。
しかし、胸がないとは言っても、やっぱりいちごさんの身体は女の子しているんだ。
あっちこっちから柔らかさを感じる彼女に抱きつかれると、やっぱりどうしてもドキドキが強くなる。


いちご「とりあえず近くのファミレスでゆっくりお茶飲も?」

いちご「ちゃちゃのんが奢ってあげるけぇね♪」

京太郎「それは有難いんですが…そ、その腕が…」

いちご「大丈夫じゃ。これくらいでスキャンダルになったりせんよ」

…そういうもんなのか?
確かにいちごさんが所属してる事務所は大御所だし、多少は圧力を掛けられるのかもしれないけど…やっぱり一ファンとしてはどうしても不安だ。
まぁ、俺よりも芸能界に詳しいいちごさんがそう言うなら、きっとスキャンダルにはならないんだろう。
…というかそう信じたい。
こういう時のいちごさんはやたらと頑固で、何を言っても満足するまで聞き入れてくれないからなぁ…。

いちご「あ、そうそう」

いちご「これから楽しい話をする前にちょっと聞いておきたい事があるんじゃけど…」

京太郎「何です?」

いちご「…臼沢さんと何かあった?」ニッコリ

―― ……瞬間、温度が数度下がった気がする。

い、いや、まぁ、今の季節は冬な訳だしな。
今はおもいっきり空が晴れてて、直射日光もばっちり当たっているけれど…急に冷え込む事くらいはあるだろう。
少なくとも、俺を逃がすまいとするように腕を抱きしめているいちごさんが笑顔になったから…と言うよりはそっちの方が現実的なはずだ。
今の臼沢さんの笑顔が無性に恐ろしいものに見えても、それはまったく無関係なのである。

唐突な臼沢さんの笑顔
ストーカーかな?


いちご「なんか最近、やけに一緒にいるみたいじゃけど…あかんよ」

いちご「臼沢さんは仲良ぅなるには良え子じゃけど、恋人にするにはちょっと面倒臭いところがあるけぇね」

いちご「あんまり踏み込みすぎると退っ引きならん事になるってちゃちゃのんは事を心配しとるんじゃよ?」

京太郎「だ、大丈夫ですよ。俺は塞さんと恋人になりたいとかそういう事考えてる訳じゃありませんし…」

…それはさっきと同じく俺へと優しく言い聞かせるような声だった。
けれど、その奥に込められているのは付き合いの長い俺でさえ感じ取れないほど暗い響き。
ともすれば黒い感情へと繋がりそうなその声に俺の身体が強張っていく。
まるで一つ選択を間違えれば流血沙汰になりそうなその声音に俺は間違いなく怯えていた。

いちご「だったら…全部言えるはずじゃね」

いちご「ちゃちゃのんがおらん間、臼沢さんと何があったか全部」ニッコリ

京太郎「ぅ…」

そんな俺がいちごさんの言葉に逆らえるはずがない。
まるで長年、姉の尻に敷かれた弟のように心が恭順へと傾いていく。
無論、そこまで執拗に踏み込んでくるいちごさんへの疑念はあるが、しかし、だからといってそれは抵抗の理由にはならない。
有無をいわさないその笑みに俺が出来る事と言えば、全てを洗いざらい口にする事で ――

―― それから塞さんとの事を全て話し終わるまで、俺は針の筵と言っても良い感覚を味わい続けたのだった。

>>24
まさかここで塞さんが出てくるなんてそんなん考慮しとらんよ(白目)

                ,.  ⌒ヽ、/⌒ 、-- 、
               /_,..-         ヽ  `  、
             / /´     /    ∨   \
                ,  ´      / ,'     :    、 ヽ
           /   ,    , / /|  |  :.  | | |    ∨
         _/   / /  |_|__'_|  |   _}_|_|_| |  | :
         ̄ ̄´/ イ '  { ´| |/__{  |: , ´/}/_}∧ |  | |
            / / , rⅥィ笊 从 {∨ /ィ笊_ヽ}/、 | |

            / イ ∧{ 从 Vり \∨' Vり /' / ∧{
            ´/イ }从lム     ; \     ,ノ /  \
                    | ∧          ∧,イ
                   Ⅵム    -  -    イ //
                _ヽl\       //イ__
                |////} `  ー  ´「////|
                |////|  :.   / |/[__}/|
                ,...<////∧  ,     |/////> 、
          , <///////////\   ///////////> 、
        , </////////////////}____{/////////////////> 、
      //////////////////////|    |////////////////////∧
       {/////////////////////∧  ,'//////////////////////}
       |//////////////////////∧ ////////////////////////|

【名前】 須賀京太郎

【ステータス】
体力 ほぼ人並みと変わらないレベル
学力 成績優秀で教授から留学を薦められるレベル
魅力 どんな場所でも必ず中心人物になれるレベル
雀力 三年のインターハイで大活躍したレベル


恋愛抵抗値 70/100


【交友関係】
咲 幼馴染 ??/100
ハオ 親友 53/100
謎チャー 変な人… 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる
智葉 部員 27/100
ステルス○○ 痴漢 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる(累積4 フラグ2)
ネリー 好き 66/100
漫 良い人 30/100 【好印象】:好感度の上昇値が+1される(類似効果と累積する)
謎のうっかりさん ムカムカする 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる(累積8 フラグ2)
透華 親友 45/100
謎の大天使 コワイヒト… 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる
白望 …思ったより悪い人じゃなさそう 20/100 
憧 正直な人 36/100 【好印象2】:好感度の上昇値が+2される(類似効果と累積する)
穏乃 憧のおとなりさん…だよね… ??/100 【??の絆】:???
マホ 親友 65/100
淡 好き 67/100
塞 もう貴方なしじゃいられない 100/100 【溢れる愛情】:コミュした時、恋愛抵抗値が通常の二倍低下する
竜華 特に関心ナシ 10/100
姫子 後輩 38/100
ちゃちゃのん 100/100 【溢れる愛情】:コミュした時、恋愛抵抗値が通常の二倍低下する


12/9 午後のヒロイン


下3で

巴さんも強いけど憧も強いなー
って事で好感度上昇判定



↓2
01~32 +2
34~65 +3
67~98 +4 【好印象3】取得
ゾロ目 +10 【好印象4】取得

えーっと…好印象4で+4された上で+10だから…うん、もう50ですね(白目)
アコチャー強すぎいいい!?


京太郎「…ふぅ」

…アレから俺は塞さんとの事だけじゃなくて他の子の事まで洗いざらいいちごさんに話す事になった。
まぁ、特にそれそのものに忌避感があった自分のいなかった間、麻雀部に何があったかを気にするのは普通の感覚だしな。
俺も話題の一つとしてそれを選ぶつもりだっただけに、特に困ったって訳じゃないんだけど…。

京太郎「(…ただ、やっぱ怖かった)」

普段のいちごさんはちょっとおっとりした可愛らしい女の子だ。
ちゃちゃのんの愛称で彼女が親しまれているのは、その性格の良さもあるのだろう。
でも、どうしてか、たまぁにだけれど、やたらと恐ろしくなる時があるんだよなぁ…。
別に怒ったり憎まれてたり嫌われてる訳ではないとは思うんだけど…何処か危うい恐ろしさというか…。


京太郎「(まぁ、それさえ終われば何時ものいちごさんだったし)」

最初に洗いざらい話したのが良かったんだろうな。
話し終わった後の彼女は何時も通り、可愛らしいいちごさんだった。
そんな彼女と遊ぶ時間はとても楽しくて、部活を休んだ上に、何時も以上に遅く帰る事になった訳だけれど。
その分、いちごさんもリフレッシュ出来たみたいだし、後悔はない…かな。

京太郎「(しかし…若干、小腹が空いたなぁ)」

一応、晩飯もいちごさんと一緒に食べたけれど…彼女の奢りだった訳だからなぁ。
アイドルとして俺とは比べ物にならないほどお金を持っているとは言え、奢りであんまり好き勝手に注文できない。
どうしても食欲をセーブしてしまって…結果、こうして部屋に帰ってきた瞬間、微かな空腹感を覚えてしまう。
ただ、もうすぐ午前にもなろうという今の時間からコンビニに行くのも飯を作るのも面倒だし…。


ピンポーン

京太郎「…ん?」

こんな時間に人の部屋のチャイムを鳴らすだなんて一体、誰だろう?
もう良い子はとっくの昔に寝ている時間なんだし、宅配便とかじゃないはず。
可能性があるとすれば、友人の誰かだろうけど…サプライズでも無い限り、先に連絡を入れてくるはずだ。
以上の事から今のチャイムはその二つが該当しない誰かだと思うんだけれど…。

京太郎「(まぁ、その答えもインターフォンに出れば分かる事か)」ガチャ

京太郎「はい」

憧「あ、あたし、隣の新子です」

京太郎「あれ?新子さん?」

どうやら俺の推理はそれほど的はずれなものではなかったらしい。
でも、まさかここで新子さんが出てくるなんてそんなん考慮しとらんよ。
何せ、新子さんは日常生活を送れるのか心配になるレベルの男性恐怖症なんだから。
自分から男である俺の部屋を訪ねてくるだなんて予想していなかった。


憧「先日のお礼に料理作ったので差し入れに来ました」

京太郎「え、マジっすか」

しかも、料理!?
なんていうグッドタイミングなんだ…!!
丁度、小腹が空いていた俺にとっては、その差し入れは本当に有難い。
出来れば今すぐ玄関まで飛び出して行って、その差し入れを受け取りたいところだけれど。

京太郎「(でも、そういう訳にはなぁ)」

これまで新子さんと接触した回数は三回あるが、その内、彼女と直接会ったのは一回だけだ。
それ以外はインターフォンやガラス戸越しの会話で終わっている。
それもこれも彼女の男性恐怖症が原因だと思えば、ここで飛び出す訳にはいかない。
そんな事をしても彼女が怯えるだけなのは目に見えているのだから。


京太郎「ありがとうございます、丁度、小腹が空いてたところなんですっげぇ助かります」

京太郎「後で取りに出ますんで、扉の取っ手に掛けておいて下さい」

憧「あ、いや…その…出来れば直接お渡ししたいなって」

京太郎「え?」

…と思って取っ手を介した受け渡しをしようと思ったんだけれど。
でも、新子さんの方はどうやら直接、俺に会いたいらしい。
ふっ…どうやらまた一人、俺の美しさの虜になってしまったようだな…。
…なーんて言えるほど彼女と直接会った事なんてないのに…一体、どうしてなんだ?

憧「前回の事も直接お礼、出来ていませんでしたし…」

京太郎「あぁ、なるほど」

やっぱりその辺、キッチリとしてるんだな。
正直、俺なんかは気にしていないし、適当で良いと思うんだけれど…。
でも、この短い付き合いで新子さんがどれだけ真面目な人は伝わってきているし。
ここで俺が断っても、彼女の気持ちが晴れないだけだろう。


京太郎「分かりました。じゃあ、今出ますんでちょっと待っててくださいね」

まぁ、幸いにも、俺はついさっき帰ってきたばっかりだからな。
まだズボンの一つも脱いでいない状態だし、新子さんを待たせる事は殆どない。
何より、俺自身、新子さんの料理って言うのがどんなものか気になっているんだ。
小腹が空いているのもあって、早く彼女に会いたいと玄関へと足を進めて。

京太郎「お待たせしまし…た…」

「……」

―― …そこにいたのは紛れもない変質者だった。

頭には黒いニット帽を被り、目元にはサングラス。
極めつけに口元には大きなマスクをつけ、顔の殆どが判別出来ない。
今が冬の夜中だと言う事も相まって、あまりにも不自然で不審者めいたその姿。
それに数秒ほど思考を停止させた後、冷静に戻った俺は扉を閉めようとして。


憧「す、ストップ!あ、あたしです!新子です!!」

京太郎「え?」

…どうやら変質者の中身は新子さんだったらしい。
それに一つ安心したものの…しかし、新しい疑問が胸中に沸き上がってきている。
だって、彼女の部屋は俺の隣で…また俺は新子さんの顔を一度、見ているんだ。
防寒対策としてはやり過ぎだし、顔を隠す為であっても意味がない。

京太郎「つーか、なんでそんな格好を…」

憧「その…先日、色々見られて恥ずかしくて顔が見れないと思いまして…」

憧「それにこれなら怖いのも多少はマシになるかなって…」

むしろ、俺が怖いわ。
とは流石に言えないよな。
正直、冗談のような格好だけれど、新子さんとしては真面目に考えた結果なんだろうし。
そんなに頑張って俺へと会いに来てくれた事をむしろ、評価してあげたい気分だ。

ってところでちょっと眠気が来たんで一旦、落ちます…(´・ω・`)朝に出来たら続きを書いていくかも…
今日の夜も投下出来るはずですが、今週末はちょっとE7甲をぶっ飛ばす大事なお仕事があるので投下は無理かもしれませぬ

おつー

前スレ940での

京太郎「さっすがー姫子先輩ってば話が分かるぅ」

「さっすがー」「話が分かるぅ」

タクティクスオウガ以来のトラウマ思い出したけど、今でもこのネタ生きてるのか

大方予想していたと思いますが社畜ってましたの(白目)
これも全部、ドンサウザンドって奴の仕業なんだ!

それはさておき、初遭遇ヒロインがゾロ目を出した時に蘇るのは別スレの記憶ではありません
なので、初遭遇でゾロ目を出せば、皆、即堕ち状態になります
もっともそれが悪堕ちかエロ堕ちかは私も分かりませんが


憧「それで…これを」

京太郎「あぁ。ありがとうございます」

そこで新子さんが俺に差し出してくれたのは少し大きめのタッパーだった。
女の子が弁当箱として持ってくるのよりも一回りは大きいその中に何が入っているのかは判らない。
しかし、こうして新子さんがわざわざ料理して持ってきてくれたものなんだ。
きっと中身はとても美味しい料理なのだろう。

京太郎「(とは言え…これで帰って貰うのも何となく申し訳ないし…)」

グゥゥゥ

京太郎「…え?」

憧「っ!」マッカ

…今の音、もしかして新子さんのお腹の音か?
……多分、そうなんだろうな。
今の新子さん、マスクやサングラスで顔を隠してるのが無意味なくらい真っ赤になってるし。
その上、お腹まで抑えているんだから、さっきの音は彼女が出したものとしか思えない。


京太郎「もしかしてお腹空いてます?」

憧「じ、実は…緊張して朝から食事が喉を通らなくて…」

…どれだけ重症なんだ。
いや、まぁ、さっき彼女が言っていた通り、俺が悪い意味で特別なんだと思うけれど。
でも、緊張で食事する事すら出来ないと聞くと、やっぱり心配になるし。
何より、俺がいちごさんと遊んでた所為で、ずっと緊張させっぱなしだったんだから、申し訳なくなるよな。

京太郎「すみません。帰ってくるのが遅くて」

憧「あ、いえ、気にしないでください」フルフル

憧「あたしが勝手に待ってただけですから」

新子さんはそう言ってくれるけれど…でも、それに甘えてしまうのもなぁ。
そもそも美少女からの差し入れって言うだけで、俺はコレ以上なく得をしている訳だし。
それを手渡すためにずっと緊張しながら待っていてくれた、と聞けば、やはりそのまま帰したくはない。
出来れば何かしらお礼がしたいとそう思ってしまう。


京太郎「(…とは言え、男性恐怖症の新子さんと長い間、一緒にいるのもなぁ)」

彼女のそれはこうして俺と会う為にマスクやサングラスを着用するほど重いのだ。
きっとこうして話している間にも、精神に強いストレスが掛かっている事だろう。
それを無視して彼女にお返しをしようとしても、ただの独り善がりにしかならないし。
ここは彼女にまた彼女に頼ってもらえる事を祈るのが一番なのだろう。

憧「…ただ、さっきの事は出来れば忘れて貰えると…」

京太郎「はい。きっぱり忘れます」

憧「…本当に忘れました?」

京太郎「勿論です。俺が覚えているのは新子さんに美味しそうな料理を貰った事くらいですよ!!」

そんな俺に新子さんは忘れて欲しいとそう言っているんだ。
ならば、ここは全力を持ってしてさっきの腹の音は忘れるべきだろう。
それに俺自身、新子さんの料理の方が気になっているのは事実だし。
いや、ホント、何が入っているんだろうな、すっげー楽しみだ。


憧「あ、あんまり期待しないでくださいね」

憧「あたし、それほど料理が得意って訳じゃないので…」

憧「一人暮らしをする前に多少叩きこまれてようやく基本を覚えたくらいですし」

京太郎「なぁに、普段、男料理しかしない俺にとってはそれでも十分有難いですよ」

こう言っちゃ何だが、美少女からの手料理なんてホント久しぶりだからな。
正直、調味料が間違ってたレベルでなければ、俺は美味しく食べられるだろう。
ましてや、この差し入れには新子さんの気持ちが沢山詰まっているんだ。
美味しく食べられない訳がないだろう。

憧「…須賀さんも料理するんですか?」

京太郎「えぇ。一応、これでも男盛りなんで」

京太郎「自分の食べたいものを外食で済ませようとするとどうしても食費がかさんでしまうんですよね」

三年前に俺が作れるものなんてタコスだけだったけれどなぁ…。
でも、料理が出来る男はモテるって聞いて…それ以外でもハギヨシさんに色々と教えてもらったんだ。
お陰で今では自炊するのに困らない程度のスキルはある。
…もっとも、そのスキルは最初の目的であった女の子にはまったく発揮されなかった訳だけれど…。


京太郎「…」

憧「…あの、須賀さん?」

京太郎「…あぁ。すみません」

…参ったな。
新しい恋を見つけるって言って少しは前向きになったつもりだったけれど…まだ完全に立ち直れてないのか。
あの子の事を思うとついつい遠い目をして…意識が過去へと飛んでいってしまう。
あの時、あぁしていれば、こうしていれば…みたいなそんなもしもが胸の中に浮かび上がってきて止まらなくなるんだ。

京太郎「…って、そう言えば新子さん、麻雀やってません?」

憧「え?どうして…」

京太郎「あ、やっぱり」

しかし、今の俺はそれにとらわれる事はない。
俺はこの感覚ともう三年以上、付き合い続けているのだから。
胸の奥に走る小さな痛みから目を背けながら、新子さんと何でもない話を続ける事が出来る。


京太郎「俺もそれなりに麻雀やってましたし、新子さんの名前と顔は知ってたんですよ」

憧「…じゃあ、もしかして須賀さんって、去年の男子個人戦に出場してた…」

京太郎「はい。その須賀です」

良かった…どうやら新子さんも俺の事知ってたらしい。
これで彼女のほうが俺の事を知らないとかだったら道化も良いところだしな…。
本来ならば同じ競技をやってる男女が成績残した個人を覚えてないなんて事はまずないんだけれど…。
でも、それが決してあり得ないと言い切れないほど男子と女子の人気の差は激しい訳で。
実際、ネリーとか淡とか俺の事、まったく知らなかったからな…。

京太郎「まぁ、そういう訳なんで、お互い同い年ですし」

京太郎「俺も敬語とかあんまり使いたくない方なんで、よければ普通に話をしません?」

憧「……ん。わ、分かった」

よし、ちょっと踏み込み過ぎたとは思ったけど…新子さんも異論はないらしい。
まぁ、多少、硬くはなっているけれど、その顔に嫌なものは浮かんでいないし。
緊張こそはしているものの、彼女に対して踏み込んだ俺に対する警戒は見えなかった。


京太郎「良かった。ここでフラれたら俺も結構、ショックだったよ」

憧「まぁ…須賀さん…君の人となりはもう大体知ってるし」

憧「あたしもちょっと仲良くなりたかったから渡りに船だったかな」

京太郎「…え?それって…」

憧「あ、ち、違っ…!」カァァ

憧「な、仲良くなりたいってそういう意味じゃなくって…!!」

憧「その…なんて言うか…須賀くん良い人だし…頼りになるし…」

憧「お隣さんとして凄い有難い人だなって…!!」

ですよねー。
まぁ、俺と新子さんがこうしてマトモに会話したのはまだ二回目なんだ。
流石にそれで彼女に惚れられていると思い込むほど、俺は自意識過剰じゃない。
むしろ、新子さんにそこまで評価して貰えている事が予想外なくらいだった。


京太郎「つまり俺は新子さんにとって都合の良い男って事だな」

憧「そ、それは…まぁ否定しないけど…」

憧「でも、そういう言い方されるとあたしが悪女みたいじゃない…」スネ

京太郎「はは。まぁ、俺は都合の良い男バッチコイだけどさ」

勿論、まだ新子さんの人となりが完全にわかったって訳じゃないけどさ。
でも、俺だって彼女と同じくらいに悪い人ではないと思っているんだ。
多少、色々と頼まれても悪い気はしないし、その度にこうしてお礼に来てくれる彼女を悪女だなどとは思わない。
むしろ、こうしてお礼に来てくれるのであれば、喜んで都合の良い男になりたいくらいだ。

憧「…須賀くんって結構、意地悪なんだ」

京太郎「幻滅したか?」

憧「んー…確かにちょっとイメージとは違ったけど…」

憧「…でも、そっちの方が仲良くなれたっぽくて嬉しいかな」ニコ

京太郎「…」

憧「…あれ?どうかした?」

京太郎「いや、なんでもない」

まぁ…アレだな。
こうしてサングラスやマスクで顔を隠している程度じゃ新子さんの魅力は消しきれなかったんだろう。
その顔が小さく傾いて微笑みのような動きを見せただけで、俺の胸が一瞬、ドキっとした。
殆ど顔も見えない相手にときめくだなんて変な話だとは俺も思うけれど…やはりそれだけ彼女の魅力が飛び抜けているんだろう。


京太郎「まぁ…それよりもだ」

京太郎「こうして仲良くなった訳だし、何かあった時は何時でも呼んでくれよ」

京太郎「手料理をもらった分はしっかりと働くからさ」

憧「…それって次の手料理の催促?」

京太郎「も、ちょっぴり入ってる」

憧「もう。気が早すぎだって」

と言いつつも、新子さんは悪い気分じゃないらしい。
手をパタパタ振るその仕草には照れの色が見えている。
まぁ、表情も殆ど判らないから間違っている可能性はあるけれど…マスク越しに聞こえている声音も照れているようなものだったし。
本気で嫌がっている訳じゃないのは確実だろう。

憧「まぁ、余った料理の差し入れくらいなら何時でもしてあげるけどね」

憧「でも、どうせなら須賀くんの料理も食べてみたいな」

京太郎「ん。それくらいならば何時でもオッケーだぞ」

ぶっちゃけ一人で一人分の料理をつくるのってかなりコスパが悪いからなぁ。
どうしても何食分か纏めて作る事になるし、その分の一つを差し入れするくらい問題はない。
若干、男向けの濃い味付けを女性である彼女が受け入れてくれるかと言う不安はあるけれど…。
まぁ、その辺りは薄い味付けでも済ませられる料理を差し入れする事で回避出来るだろう。


憧「っと、それじゃあたしもお腹減ってきたから部屋に戻るね」

京太郎「ん。今日は本当にありがとうな」

京太郎「差し入れ味わって食べさせてもらうよ」

憧「うん。あとで感想とか聞かせてもらえると嬉しいな」

京太郎「それくらいお安い御用だ」

俺としてはもうちょっと話しておきたかったけど…でも、あんまり引き止めるのもな。
こうしてタメ口を使うようになったとは言え、新子さんの男性恐怖症が治った訳じゃないんだし。
もう夜中と言っても良いような時間に、男の部屋の前で長々と会話をするのはハードルが高いんだ。
少なくとも、こうして彼女と仲良くなれたのは確実なんだから、今は大人しく新子さんの事を見送ろう。

憧「じゃあ、おやすみなさい」

京太郎「あぁ。おやすみ」

―― そう思いながら、俺は新子さんと同時に玄関の扉を閉めるのだった。


きょーせーいべんとー


京太郎「ぐふふふふ…」

いやぁ…新子さんの差し入れは中々だったな。
一品だけじゃなくてまるでお弁当のように色々な料理が詰め込まれていた。
しかも、一つ一つが冷食じゃなく手作りなんだから…男冥利に尽きる話である。
Gを退治しただけでこんなご褒美があるのなら毎日だって退治しても良いくらいだ。

京太郎「(まぁ、味はやっぱりちょっと物足りない感じだったけれど)」

味付けが薄い…と言うよりは、恐らく料理に慣れていないのだろう。
ところどころ不格好な料理が差し入れの中に混じっていた。
しかし、そんなものどうでも良いくらいに美少女の手料理と言うのは貴重なのである。
これで俺は後十年…いや、二十年は戦う事が出来る…!!


京太郎「(…でも、クリスマスまでもう半分か)」

咲に恋人を作る事を進められてからもう半月が経っている。
その間、色んな女の子との出会いがあったが、やっぱりそう簡単には恋人にはなれそうにない。
恐らく俺は今年もクリスマスを一人寂しく過ごす事になるだろう。
まぁ、まだ恋愛に対する抵抗感は俺の中にあるし、それが辛いと言う訳じゃないのだけれど… ――

京太郎「(でも、いい加減、俺もあの子の事を忘れるべきなんだろうし)」

…俺があの子にフラレてからもう三年だ。
その間、ずっと思いを捨てきれないなど、諦めが悪いにもほどがある。
彼女だってそんな風に思われても嬉しいどころか気味が悪いくらいだろう。
もっとも…俺とあの子にはもう接点なんてまったくなくて会う事すら出来ないのだけど…ってえっ!?


ビビビ

京太郎「(こ、この感覚は…!?)」

…嘘…だろ?
なんで…こんなタイミングで…?
何かの間違いだ…。
今更そんな事あり得るはずがない…。

京太郎「(でも…っ!)」キョロキョロ

「……」スタスタ

京太郎「…………ぁ」

―― 艶やかな長い髪。

―― 幼さが残る顔にちょっぴり気の強そうな雰囲気。

―― 歩く姿はおしとやかでまるで凛とした花のよう。

―― 特に歩く度に小さく揺れるそのおっぱいは俺の人生の中で最高と言っても良いもので…。


京太郎「のど…か…」

和「え?」

瞬間、漏れでたその声に、あの子 ―― 原村和が振り返る。
その表情すら、俺の記憶の中に残る彼女からあまり変わってはいなかった。
ほんの少しだけ大人っぽくなってはいるものの、それは和の魅力をさらに引き立てる事になっている。
おっぱいレーダーの助けがあったとは言え、こうして街中を歩いている最中に彼女のことを簡単に見つけられるくらいには。

和「須賀…君…」

京太郎「っ!」ダッ

和「あ…っ」

…でも、俺はそんな彼女と顔を合わせ続ける事が出来なかった。
だって、俺は三年前のあの日、完全無欠なまでにフラれてしまったのだから。
今更、和に合わせる顔なんてないし…何より怖い。
もし、俺と会った事が面倒だったり、嫌そうだったりしたら…俺はきっともう立ち直れないだろうから。
だからこそ、俺は和に向かって背を向け、そのまま逃げるようにその場を立ち去って ――

                ,.  ⌒ヽ、/⌒ 、-- 、
               /_,..-         ヽ  `  、
             / /´     /    ∨   \
                ,  ´      / ,'     :    、 ヽ
           /   ,    , / /|  |  :.  | | |    ∨
         _/   / /  |_|__'_|  |   _}_|_|_| |  | :
         ̄ ̄´/ イ '  { ´| |/__{  |: , ´/}/_}∧ |  | |
            / / , rⅥィ笊 从 {∨ /ィ笊_ヽ}/、 | |

            / イ ∧{ 从 Vり \∨' Vり /' / ∧{
            ´/イ }从lム     ; \     ,ノ /  \
                    | ∧          ∧,イ
                   Ⅵム    -  -    イ //
                _ヽl\       //イ__
                |////} `  ー  ´「////|
                |////|  :.   / |/[__}/|
                ,...<////∧  ,     |/////> 、
          , <///////////\   ///////////> 、
        , </////////////////}____{/////////////////> 、
      //////////////////////|    |////////////////////∧
       {/////////////////////∧  ,'//////////////////////}
       |//////////////////////∧ ////////////////////////|

【名前】 須賀京太郎

【ステータス】
体力 ほぼ人並みと変わらないレベル
学力 成績優秀で教授から留学を薦められるレベル
魅力 どんな場所でも必ず中心人物になれるレベル
雀力 三年のインターハイで大活躍したレベル


恋愛抵抗値 63/100


【交友関係】
咲 幼馴染 ??/100
ハオ 親友 53/100
謎チャー 変な人… 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる
智葉 部員 27/100
ステルス○○ 痴漢 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる(累積4 フラグ2)
ネリー 好き 66/100
漫 良い人 30/100 【好印象】:好感度の上昇値が+1される(類似効果と累積する)
謎のうっかりさん ムカムカする 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる(累積8 フラグ2)
透華 親友 45/100
謎の大天使 コワイヒト… 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる
白望 …思ったより悪い人じゃなさそう 20/100 
憧 仲良くなれれば良いな 50/100 【好印象4】:好感度の上昇値が+4される(類似効果と累積する)
穏乃 憧のおとなりさん…だよね… ??/100 【??の絆】:???
マホ 親友 65/100
淡 好き 67/100
塞 もう貴方なしじゃいられない 100/100 【溢れる愛情】:コミュした時、恋愛抵抗値が通常の二倍低下する
竜華 特に関心ナシ 10/100
姫子 後輩 38/100
ちゃちゃのん 100/100 【溢れる愛情】:コミュした時、恋愛抵抗値が通常の二倍低下する


12/10 午前のヒロイン


下3で

キャップかー
天使かサイコレズになるかはコンマが決める事になるな(ゴクリ)


というわけで面識アリなしかー

下2って打ち忘れてたけど二人アリだからもうアリで良いですよね(メソラシ)


ヒロイン→京ちゃん
01~21 特に関心はない
23~43 大事な友人
45~65 他の人には譲れない親友
67~87 他の人とはちょっと違う好き…かも?
89~98 貴方なしじゃ生きていけないくらい大好き
ゾロ目 ???

今度こそ忘れずに下2でー

好感度82…これは天使ですわ(確信)




↓2
01~32 +2
34~65 +3
67~98 +4
ゾロ目 +10

なぁに一番上は一歩間違ったら病んじゃうだけだよ?
尚、中には間違わなくても病まない子がいる模様

あ、後、もう予定期間の半分、過ぎましたしエンディング条件明記します
1)特定の相手と三回コミュする
2)京ちゃんの恋愛抵抗値が0の状態で好感度が好き以上のヒロインとコミュを行う
3)上記二つを満たさない状態でクリスマスを迎える

の3つです
ちなみにこのスレは一周しかやらないのでどれか一つしかエンディングが見られません(ゲス顔)
また和に関してですが、スレの半分が終わる12/10午後のコミュから解禁されます
和と京ちゃんの間に何があったのか知りたい人はそっちを取って下さい(ステマ)


―― それからどれだけ走ったのか俺は覚えていない。

京太郎「はぁ…はぁ…」

…和の姿を見た時から俺は冷静じゃなかったんだろう。
必死に彼女から逃げようと走り続けて…気づいた時には大学へと到着していた。
瞬間、俺の胸の中で壊れそうなほど心臓がうるさく鳴り響くが…それはきっと疲労の為だけじゃない。
三年ぶりに和に会えたと言う事に…俺の身体は驚き以外の感情を覚えているんだ。

京太郎「(なんで…今更…)」

…忘れようと思っていた。
そのために努力をし始めたその矢先に…なんで和と会うんだよ…。
この三年…どれだけ会いたくても、連絡一つ取れなかったのに…。
和に頑張っているんだってそう伝えるために麻雀でインハイにも出たっていうのに…。
それでも尚、会えなかった和と…何で今更、ばったり遭遇するんだよ…!!


京太郎「くっそ…!」

…ダメだ。
ここで和の事を考えたら…また泥沼にハマってしまう…。
ずっと彼女のことが忘れられなくて…一人悶々としていた時期に戻ってしまうんだ。
だから…もう和の事は考えちゃいけない…。
ここで俺が落ち込んだら、まだ空元気を続けている塞さんにも心配させる事になるし…。

京太郎「(忘れろ…忘れろ…忘れろ…!!)」

なのに…どうしてだよ…!
どうして…一瞬、顔を合わせただけの和の事ばっかり頭の中に浮かぶんだよ…!!
この三年間…俺は成長したんじゃなかったのか…!?
ちゃんと自分をコントロール出来るようになったはずだろ…!!
だから…こんなの…すぐに消えるはずなんだ…。
昔の和の笑顔も…和とデートした時の記憶も…全部全部…また胸の奥へと押し込めて…!!



美穂子「…京太郎君?」

京太郎「…え?」

美穂子…さん?どうして…ここに?
人目がつかないように…わざわざ大学の中でも人気のないところに来たって言うのに…。
いや、今はそんな事よりも… ――

美穂子「…酷い汗ね」フキフキ

京太郎「あ…」

…逃げなければ。
そう思った俺の額を美穂子さんはハンカチで拭いてくれる。
ただ汗を拭き取るだけじゃなく、慈しむようなその手に俺の身体は離れられない。
まるで今は彼女の優しさを求めているようにその場に立ち尽くし、美穂子さんにされるがままになっていた。


美穂子「……本当は色々と聞きたい事はあるけれど…」

美穂子「今はとりあえず休みましょう?」

京太郎「いや…でも…」

美穂子「ほら、ここ」ポンポン

そんな俺の前で美穂子さんはそっとベンチへと座る。
そのまま彼女が叩いたのは自分の膝の上だった。
…恐らく俺の事を気遣って、膝枕しようとしてくれているのだろう。

京太郎「(…だけどさ)」

普通は街中からここまで走ってきた汗だくの男に普膝枕なんてしたくない。
そんな事をすれば服が汚れてしまうだろうし…何よりそういうのは特別な異性にするものなのだから。
しかし、美穂子さんはとても優しい人で、知り合いがこうして辛くしているのを見ていられない性格なのだ。
服が汚れるくらいまったく気にしないだろうと俺も分かっている。


京太郎「(…ここで甘えてしまったらなし崩しになってしまう)」

自分でも分かるくらいに今の俺は弱り切っているんだ。
和との遭遇は未だ胸の奥に残る未練を蘇らせ、俺の心を押しつぶそうとしているんだから。
そんな状態で優しくされてしまったら…俺はきっと抗えない。
普段から仲良くしている美穂子さんなら良いだろうと…きっと洗いざらい全てをぶちまけてしまうはずだ。

美穂子「…来てくれないと拗ねちゃうわよ」

京太郎「ぅ…」

それに対する抵抗感は決して小さいものではない。
大学での俺は馬鹿なお調子者と言うキャラで通しているのだから。
そんなキャラを崩すような独白を聞かれるのはやはり恥ずかしい。
けれど、美穂子さんの膝枕の誘惑と、そして拗ねると言う言葉の破壊力はとても高くて。
抵抗感との間で板挟みになった俺は、結局、彼女に近づく事になった。


京太郎「お、お邪魔します」スッ

美穂子「はい、どうぞ」

そう断ってから触れた美穂子さんの膝はとても柔らかいものだった。
竜華さんほどムチムチしている訳ではないが、それでも俺の頭を柔らかく受け止めてくれる。
無論、それは厚手の布服越しの感触ではあるけれど、膝枕なんて殆どしてもらった記憶のない俺はやっぱりどうしてもドキドキとしてしまうんだ。

美穂子「んしょ」フキフキ

京太郎「……」

…でも、その居心地は決して悪いものじゃない。
そう思うのは俺の目の前で可愛らしい声をあげながら、俺の汗を拭いてくれる美穂子さんがいるからだろう。
未だ身体の熱が引かない俺から流れる汗を、彼女は献身的に拭きとっていってくれる。
その優しさに俺の中での辛い気持ちがゆっくりと解され、気持ちが落ち着いていくのが分かった。

ここって安価とる制限とかあるんですかね?
同じキャラは連続でとれないとか


美穂子「飲み物なんかは大丈夫?」

美穂子「私、お茶持ってきてるから、分けてあげられるわよ」

京太郎「いや、でも…」

美穂子「遠慮しないで」

美穂子「そんなに汗かいているのに喉が乾いてないはずないんだから」ゴソゴソ

そんな俺に美穂子さんはドンドンと尽くしてくれる。
それは若干、強引なものではあるけれど、でも、俺はそれを本気で拒む事が出来なかった。
無論、それは俺の身体が水分を求めていた事もあるが…それ以上に彼女の優しさが心地良いからだろう。
普段はおしとやかな彼女が決して譲ろうとしないその想いが俺の荒れた心に染みこんでいく。

美穂子「はい。どうぞ」

京太郎「…ありがとうございます」

美穂子さんが魔法瓶のキャップ兼コップを俺に差し出してくれた頃にはもう抵抗感はなかった。
軽く上体を起こした俺は彼女から差し出されたコップを受け取る。
そのまま湯気が立ち上るお茶を口へと運べば、中でふわりと優しい香りが広がっていった。
どうやらこれは普通のお茶などではなく、所謂、ハーブティの一種だったらしい。

ぬごご…キャップの聖母っぷりを表現しようとしている間に時間がががが
すみません、ちょっと出勤準備してきます
今日の夜はちょい無理そうですが、明日の朝には続き書きます(´・ω・`)多分

>>145
安価の制限はありません
どうぞ心ゆくままその欲望を解放してください(ゲスカオ)

乙。結局ゾロ目で親友までランクアップしたアコチャーはスキル獲得なしなの?
それとエンディング条件だけど、

(1)クリスマスまでに同じ子と3回以上会っていればノーマルエンディング
(2)恋愛抵抗値0かつ好感度が好き以上の子とクリスマスに会えばグッドエンディング
(3)上記の条件を満たせなかったらバッドエンディング

ってこと?悪印象でも3回以上会っている巴さんなんかはすでにノーマル候補とか?

>>151
ランクアップ時にスキル取得は面識アリの特権なのでありません
と言うか、既に面識ナシはゾロ目で普通にスキル取得出来ますしね(今回も好印象4まで取得していますし)

またエンディング条件ですが2と3に関してはおおまかにその認識で構いません(´・ω・`)それが本当にグッドかバッドかまでは言及しませんが
ただ1に関しては誤解があり、巴さんや憧では三回会ってもエンディング条件は満たせません
1の場合はエンディング条件を満たした瞬間、即座にエンディング行きとなります

わかりにくい表現で申し訳ありません

って2も結構違いますね
もうちょっと具体的に言えば


(1)ある特別な関係の子と3回以上会えば、その時点でエンディング
(2)恋愛抵抗値0で好感度が好き以上の子と会えば、その時点でエンディング
(3)上記の条件を満たせずクリスマスを迎えた場合エンディング


となります


http://i.imgur.com/ZUop83b.jpg

迸る愛情から溢れ出した支援絵。
誰か色付けてもええんやで...?(催促)

き、今日の夜は難しいって言ってたから(震え声)
と言うか、また支援絵貰うとかそんなん考慮してなさすぎてPC前で変な声出たんですが!!
折角貰った支援絵に感想言いたいけど、ちょっと今は時間ないのでまた後にさせてください

そして>>185は見たいコミュ言ってくれれば、特別枠で一つコミュやらせて貰います(´・ω・`)と言いつつ投下再会だヒャッハー


美穂子「どう?」

京太郎「…美味しいです」

美穂子「そう。よかった…」ホッ

美穂子「実はそれ私が部屋で栽培してるハーブで作ったからちょっと不安で」

京太郎「あぁ。道理で」

ハーブティの中でもあんまり飲んだ記憶がない味と香りだったけど、恐らく美穂子さんのオリジナルブレンドなのだろう。
そう思うとこの優しい香りも納得だよな。
一つ口に含む度にリラックスさせてくれる優しさは、とても美穂子さんらしいものだったから。
きっと彼女が手詰から大事に育てたからこそ、こんな優しいハーブティになったんだろう。

美穂子「…気に入ってくれた?」

京太郎「えぇ。リラックス出来る上に美味しいですし」

美穂子「じゃあ、また作ってきてあげるわね」

京太郎「良いんですか?」

勿論、美穂子さんからわざわざハーブティの差し入れを貰えるのは嬉しい。
世の中の男がどれだけその差し入れを欲しがっているかを思えば、優越感すら覚えるくらいだ。
しかし、このハーブティは美穂子さんが個人で栽培した薬草が源になっているのである。
彼女一人で飲むならばまだしも、他の人に振る舞えば、すぐになくなってしまうだろう。


美穂子「そんなの気にしなくて良いわよ」

美穂子「折角、京太郎君が気に入ってくれたのに独り占めするのも意地悪な話だし…」

美穂子「それに出来れば京太郎君にも飲んで欲しかったから」

京太郎「…俺に?」

美穂子「あっ」カァァ

ん?どうしてそこで顔を赤くするんだろうか?
ハッ…まさか美穂子さんってば俺の事が好きで、これも彼女なりのアピールなのかも…!
……いや、ねぇな。
そもそもこれまでの人生で俺がどれだけおっぱいの大きな女性に縁がないかは分かっている話だし。
ましてや、相手は男女ともに強い憧れと好意を向けられているこの大学の聖母、福路美穂子さんなのだ。
誰にも優しい彼女が俺を特別に好いてくれているだなんて自意識過剰も良いところだろう。

美穂子「そ、その…最近、ちょっと色々あって疲れてるみたいだから」

美穂子「私の作ったハーブで少しは癒してあげられると嬉しいかなって…」モジ

京太郎「…ありがとうございます」

京太郎「もうバッチリ癒やされましたよ」

勿論、まだまだ平静に戻ったとは言いがたい。
しかし、美穂子さんのお陰で気持ちは大分、ニュートラルの方に近づいているんだ。
さっきまで俺の思考を支配していた和の影も薄くなり、こうして彼女ともしっかりと向き合う事が出来る。
それは俺の心が美穂子さんの優しさに癒やされたからだろう。


美穂子「…ホント?」

美穂子「嘘吐いたら、私、今日一日、京太郎君と口効かないからね?」

京太郎「そ…そんな…!?」ガーン

美穂子さんに無視されるだなんて…!?
しかも、一時間とかじゃなくて一日も…!?
そんなのどう考えても耐えられる訳ない!!

美穂子「…そ、そんなにショックなの?」

京太郎「当然じゃないですか」

京太郎「美穂子さんに無視されるだなんて、引きこもるレベルですよ」

美穂子「そ、それはダメよ」アワワ

まぁ、流石にそれは冗談だけどさ。
予め罰だって分かってて引きこもるほど俺のメンタルは弱くない。
ある日、何の前触れもなく美穂子さんに無視されるようになったら間違いなく引きこもるだろうけれども。


美穂子「じゃ、じゃあ…無視するのは止めて…オシオキするわよ」

京太郎「オシオキですか…?」

美穂子「えぇ。一杯、メッしちゃうんだから」グッ

…いや、それ本当にオシオキなんですかね?
むしろ、男にとってご褒美になりそうな気がしなくもないんですが。
少なくとも、俺はメッする美穂子さんが見たいぞ。
まぁ…んなこと言ってもややこしくなるだけなんで黙っているけれども。

美穂子「それで改めて聞くけれど…」

京太郎「…えぇ。本当に大丈夫ですよ」

京太郎「まぁ、ちょっとナーバスなのは残ってますけれど…」

美穂子「…もう。やっぱり無理してるんじゃないの」

美穂子「じゃあ、またこっちね」ポンポン

…えぇっと…また美穂子さんが自分の膝を小さく叩いているんだけれど…。
これはやっぱりまた膝枕に戻れって言うアピールなんだろうか?
いや、俺としては有難いけれど…しかし、そんな頻繁に男とに膝枕をして良いのかな…?
人気がないとはいえ、美穂子さんって人気だし、誰かに見られたら下手な噂が立ちかねないと思うんだけれど…。


京太郎「…失礼します」

しかし、美穂子さんに膝枕をして貰えるという魅力には抗えない…!
これが何も知らない頃であれば、まだ拒む事は出来たかもしれないけれど…。
でも、俺はもう美穂子さんの膝がどれだけ心地良い場所か身体に教えこまれたのである。
意思はともかく、ついつい身体がそっちへと引きこまれ、再び彼女に膝枕をされてしまう。

美穂子「ふふ。そんなかしこまらなくても良いのよ」

美穂子「京太郎君なら何時でもオッケーなんだから」

京太郎「そんな事言ったら、俺、本当に何時でも膝枕のリクエストしますよ」

美穂子「えぇ。望むところだわ」ナデナデ

…正直、この角度だと胸で美穂子さんの顔があまり見えないけれど…。
でも、こうして俺の頭を撫でてくれる彼女に躊躇いや嫌悪感は感じられなかった。
恐らく美穂子さんは本気で何時でも俺に膝枕をしようとそう思ってくれているのだろう。
まさか部活の後輩相手にそこまで優しくしてくれるなんて…やはり我が大学の聖母、マザーミホコは格が違った!


美穂子「…それで何があったの?」

京太郎「それは…」

美穂子「…私にも言えない事?」

…多分、あのおっぱいの向こうで美穂子さんは寂しそうな顔をしているんだろうな。
何せ、彼女は普通じゃしないレベルの優しさを俺に与えてくれているのだから。
その返礼が無言ともなれば、幾ら聖母・美穂子さんでも、寂しさは覚えるだろう。

京太郎「…いや、言います」

京太郎「ただ、あんまり格好良い話ではないんで…」

美穂子「大丈夫よ」

美穂子「笑ったりしないし、誰かに言ったりもしないわ」

京太郎「…ありがとうございます」

勿論、その辺りは気にしている訳じゃない。
と言うか、美穂子さんがそういう事をする人じゃないのは今までの付き合いで十分、分かっている訳だし。
それでもああやって前置きしたのは…まぁ、予防線みたいなもんなんだろうな。
出来れば、美穂子さんに格好悪いと思われたくはないと俺の弱い心がそう思ったんだろう。


京太郎「じゃあ…」

美穂子「…えぇ」

それから俺は美穂子さんに少しずつ話を始めた。
昔、とある女の子の事を本気で好きになった事。
その女の子に振り向いてもらうために沢山、努力した事。
それが実って、ようやくクリスマスにデートの約束を取り付けられた事。
……そしてそれを連絡もなしにキャンセルされた事。

京太郎「(…正直、それらを言葉にするのは辛い事だけれど…)」

俺にとってまだその出来事は完全に乗り越えられていないものなのだ。
こうして言葉にするだけでも胸の奥がジクジクと痛み、脳裏に当時の光景が浮かび上がってくる。
それに何度か言葉を詰まらせたが、しかし、美穂子さんが聞いてくれているのに黙る訳にはいかない。
彼女の優しさに報いる為だとそう言い聞かせながら、俺は最後まで ―― その女の子とついさっきばったり会ってしまった事まで伝えた。


京太郎「…でも、その…俺はまだどうしてもその子に未練が残っていて…」

京太郎「もし、嫌そうな顔や面倒そうな顔をされたら立ち直れないとそう思ってしまったんです」

京太郎「だから…俺、その子に何の挨拶もしないまま逃げ出して…」

美穂子「…ぐす」ポロポロ

京太郎「…あ」

…しまった…もうちょっと端折るべきだったか…。
美穂子さんなら俺に共感し過ぎる事くらい分かる事だったのに…。
彼女が泣いたりしないよう、もっと軽く話をした方が良かったな…。

美穂子「…辛かったのね、京太郎君」ナデナデ

京太郎「俺は…」ジワ

…なのに、この人はそれを拭うよりも先に俺の事を撫でてくれる。
おっぱいに隠れていても分かるくらい泣いているのに…俺の事をまず優先してくれるんだ。
そんな人の優しい手に…俺の涙腺も緩んでいってしまう。
泣いてはいけない。
そんなの格好悪いとそう思っても…潤む瞳は止められなくて。


美穂子「…大丈夫よ。私は格好悪いなんて思わないから」

美穂子「私の膝の上で…思いっきり辛いのを吐き出して」

京太郎「く…うぅ…」ポロ

…その上、そんな事まで言われたら…我慢なんて出来るはずがない。
三年分の辛さや悲しさがドッと胸の奥から湧き上がり、涙となって溢れだしていく。
ずっと胸の奥底へと沈み込めていた感情は、俺の想像よりもずっと大きく育っていたのだろう。
男のメンツを気にする情けない俺がどれだけ止まれと命じても、それが収まる事はなかった。

美穂子「…よしよし」

そんな俺の涙を美穂子さんは拭ってくれる。
ハンカチを使わず、手で拭き取るその仕草は、本当に優しいものだった。
まさしく聖母と掛け値なしにそう思えるその手に、涙となって吐き出された辛さは溶けていく。
そして俺はそんな手に甘えるようにまた胸の奥底から涙を浮かべて ――

―― 結局、俺はそのまま数分間、彼女の前で泣き続けたのだった。


                ,.  ⌒ヽ、/⌒ 、-- 、
               /_,..-         ヽ  `  、
             / /´     /    ∨   \
                ,  ´      / ,'     :    、 ヽ
           /   ,    , / /|  |  :.  | | |    ∨
         _/   / /  |_|__'_|  |   _}_|_|_| |  | :
         ̄ ̄´/ イ '  { ´| |/__{  |: , ´/}/_}∧ |  | |
            / / , rⅥィ笊 从 {∨ /ィ笊_ヽ}/、 | |

            / イ ∧{ 从 Vり \∨' Vり /' / ∧{
            ´/イ }从lム     ; \     ,ノ /  \
                    | ∧          ∧,イ
                   Ⅵム    -  -    イ //
                _ヽl\       //イ__
                |////} `  ー  ´「////|
                |////|  :.   / |/[__}/|
                ,...<////∧  ,     |/////> 、
          , <///////////\   ///////////> 、
        , </////////////////}____{/////////////////> 、
      //////////////////////|    |////////////////////∧
       {/////////////////////∧  ,'//////////////////////}
       |//////////////////////∧ ////////////////////////|

【名前】 須賀京太郎

【ステータス】
体力 ほぼ人並みと変わらないレベル
学力 成績優秀で教授から留学を薦められるレベル
魅力 どんな場所でも必ず中心人物になれるレベル
雀力 三年のインターハイで大活躍したレベル


恋愛抵抗値 61/100


【交友関係】
咲 幼馴染 ??/100
ハオ 親友 53/100
謎チャー 変な人… 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる
智葉 部員 27/100
ステルス○○ 痴漢 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる(累積4 フラグ2)
ネリー 好き 66/100
漫 良い人 30/100 【好印象】:好感度の上昇値が+1される(類似効果と累積する)
謎のうっかりさん ムカムカする 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる(累積8 フラグ2)
透華 親友 45/100
謎の大天使 コワイヒト… 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる
白望 …思ったより悪い人じゃなさそう 20/100 
憧 仲良くなれれば良いな 50/100 【好印象4】:好感度の上昇値が+4される(類似効果と累積する)
穏乃 憧のおとなりさん…だよね… ??/100 【??の絆】:???
マホ 親友 65/100
淡 好き 67/100
塞 もう貴方なしじゃいられない 100/100 【溢れる愛情】:コミュした時、恋愛抵抗値が通常の二倍低下する
竜華 特に関心ナシ 10/100
姫子 後輩 38/100
ちゃちゃのん 100/100 【溢れる愛情】:コミュした時、恋愛抵抗値が通常の二倍低下する
和 ??/100
美穂子 好き 82/100


12/10 午後のヒロイン


下3で


ネリーも強いですねー


↓2
01~32 +2
34~65 +3
67~98 +4
ゾロ目 +10

って美穂子の好感度86ですね…
と言う訳で備忘録ついでにステ貼り直しー

                ,.  ⌒ヽ、/⌒ 、-- 、
               /_,..-         ヽ  `  、
             / /´     /    ∨   \
                ,  ´      / ,'     :    、 ヽ
           /   ,    , / /|  |  :.  | | |    ∨
         _/   / /  |_|__'_|  |   _}_|_|_| |  | :
         ̄ ̄´/ イ '  { ´| |/__{  |: , ´/}/_}∧ |  | |
            / / , rⅥィ笊 从 {∨ /ィ笊_ヽ}/、 | |

            / イ ∧{ 从 Vり \∨' Vり /' / ∧{
            ´/イ }从lム     ; \     ,ノ /  \
                    | ∧          ∧,イ
                   Ⅵム    -  -    イ //
                _ヽl\       //イ__
                |////} `  ー  ´「////|
                |////|  :.   / |/[__}/|
                ,...<////∧  ,     |/////> 、
          , <///////////\   ///////////> 、
        , </////////////////}____{/////////////////> 、
      //////////////////////|    |////////////////////∧
       {/////////////////////∧  ,'//////////////////////}
       |//////////////////////∧ ////////////////////////|

【名前】 須賀京太郎

【ステータス】
体力 ほぼ人並みと変わらないレベル
学力 成績優秀で教授から留学を薦められるレベル
魅力 どんな場所でも必ず中心人物になれるレベル
雀力 三年のインターハイで大活躍したレベル


恋愛抵抗値 61/100


【交友関係】
咲 幼馴染 ??/100
ハオ 親友 53/100
謎チャー 変な人… 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる
智葉 部員 27/100
ステルス○○ 痴漢 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる(累積4 フラグ2)
ネリー 好き 69/100
漫 良い人 30/100 【好印象】:好感度の上昇値が+1される(類似効果と累積する)
謎のうっかりさん ムカムカする 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる(累積8 フラグ2)
透華 親友 45/100
謎の大天使 コワイヒト… 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる
白望 …思ったより悪い人じゃなさそう 20/100 
憧 仲良くなれれば良いな 50/100 【好印象4】:好感度の上昇値が+4される(類似効果と累積する)
穏乃 憧のおとなりさん…だよね… ??/100 【??の絆】:???
マホ 親友 65/100
淡 好き 67/100
塞 もう貴方なしじゃいられない 100/100 【溢れる愛情】:コミュした時、恋愛抵抗値が通常の二倍低下する
竜華 特に関心ナシ 10/100
姫子 後輩 38/100
ちゃちゃのん 愛してる 100/100 【溢れる愛情】:コミュした時、恋愛抵抗値が通常の二倍低下する
和 ??/100
美穂子 好き 86/100


正直、すまんかった(´・ω・`)
安価は一期一会だし、何より、そんな人気スレじゃないから別にいいかなって思ってたんですよね
折角、感想かいてくれてる人が安価に参加出来ないのは確かにちょっとなーと思うんで、これからは三分くらい開けてから安価出すようにします


京太郎「(まぁ、そんな訳で…美穂子さんに恥ずかしいところを見られまくった訳だけれど)」

勿論、美穂子さんはその程度で俺に幻滅したりはしない。
むしろ、別れ際の彼女は俺が内心を吐露した事をとても喜んでくれていた。
そんな天使な美穂子さんを有り難く思うだけじゃ、男としてあまりにも格好悪い。
ここは彼女の仕事を手伝おうと俺は部活の買い出しを率先して請けて… ――

京太郎「(…で、なんでコイツがいるんだ?)」

ネリー「ふっふふーん♪」

俺の隣にいるのは美穂子さんじゃなくてネリーだった。
まぁ、俺だって美穂子さんと一緒に買い出しだなんて思っていた訳じゃない。
むしろ、彼女の負担を減らすために立候補しただけに、美穂子さんと一緒じゃないのが有り難くもある。
しかし、どうしてわざわざネリーまで俺についてくるのか。
そもそも麻雀部の買い出しなんてたかが知れているレベルなのだけれど… ――

まぁ単発禁止ぐらいはするべきかもね
もう話は後半まで来てるんだし、自由に安価できる時間は終わったかも


ネリー「あ、京太郎!じゃがりこがお得らしいよ!」

京太郎「買うなら自分で買えよ」

ネリー「えー…」

京太郎「えーじゃねぇ」

…まったく。
買い物ついでに自分の欲しいものを強請るとか子どもか。
いや、まぁ、実際、外見は完全に子どもだけどさ。
少なくとも、こうして一緒に歩いているだけで色々と訝しげな視線を感じるくらいには。

ネリー「…むぅ」

京太郎「なんだよ?」

ネリー「なんか今、すっごく不名誉な事を考えられた気がする」

京太郎「気のせいだろ、チミっ子」

ネリー「やっぱり考えてたー!!」

精神年齢推定五歳の大学生なんかチミっ子で十分だっての。
そもそも、ちゃんと大人として扱ってほしかったら、それっぽく振る舞えってんだ。
まぁ、大人っぽいネリーとか違和感がハンパないけどな。
おしとやかな淡くらい背筋がゾワゾワする事請け合いだ。

>>245
ちょっと何言ってるかわからない


ネリー「まったく…京太郎はもうちょっと私に感謝するべきだと思うな」

ネリー「こんな可愛い女の子と一緒に歩いて、周りからどれだけ羨ましそうな目で見られてるのか分かんないの?」

京太郎「むしろ、犯罪者を見るような視線をヒシヒシと感じるんだけど」

ネリー「…き、気のせいじゃない?」メソラシ

京太郎「せめてこっち見てから言えよ」

まぁ、こうしてネリーと一緒に買物に行くのは決して嫌いじゃないけどな。
なんだかんだともう半年以上の付き合いになるネリーとは完全に打てば響く関係が出来上がっているし。
こうしてどうでも良い話をする時間は、むしろ楽しいものだった。
多分、それはネリーも同じで…だからこそ、こうして俺の買い物についてきてくれているんだろう。

「ありがとうございましたー」

ネリー「あーぁ…私のじゃがりこ…」

京太郎「お前のじゃねぇよ」

…うん、そうだよな?
流石に本気で俺に集る為だけについてきたりはしないよな?
ちょっと本気で落胆しているネリーの事を見ると不安になるけれど……ま、まぁ、きっと俺達は同じ気持ちなんだろう。
………………多分。


ネリー「で、これで買い出しはもう終わり?」

京太郎「おう。まぁ、ちょっとしたものばっかりだしな」

ネリー「……そっかぁ」

…なんだよ、急に殊勝になってさ。
さっきよりもマジな感じで寂しそうにされたら俺もちょっと反応に困るだろ。
ただでさえ、この前一緒に帰っている時、妙にドキドキしてしまったんだから。
何処かさびしそうなネリーと一緒に歩いているとその時の事を思い出してしまいそうになる。

京太郎「なんだ、寂しいのか?」

ネリー「べ、別にそう言う訳じゃないし」プイ

そうは言っても、ネリーの顔は妙に赤い。
多分、それは夕日の所為じゃなくて…俺のさっきの言葉が図星に近いものだったからってのもあるんだろうな。
そもそも、ネリーは淡よりもずっと大人で、本当に違ったら、もっと別の反応を見せるんだから。
それをこうして子どものように顔を背けるのは、図星だったとしか思えない。


京太郎「…ったくしょうがないな」

ネリー「…え?」

…ま、そんなネリーをそのままにはしておけないよな。
ただ、からかってそれで終わりじゃ、俺が性格の悪い男みたいだし。
それにそうやって二人っきりの時間が終わるのを寂しがっているネリーが可愛いって気持ちも俺の中にはあるんだ。
丁度、良いところに出張販売のパン屋があるし、ここは… ――

京太郎「すみませーん」

「はい。何でしょう?」

京太郎「…ほら、ネリー。好きなの言えよ」

ネリー「…奢り?」

京太郎「一個だけな」

勿論、何個も奢ってやるつもりはない。
でも、本来なら俺だけの予定であった買い出しに、コイツも付き合ってくれたのは事実なんだ。
その間、楽しい時間を過ごせた価値は数百円のパン一個くらいには相当するだろう。

で、ここで出勤準備なのでタイムアップー
後、安価に関してですが、朝は出勤準備との兼ね合いがあって、たまに数分待てないかもしれませぬ
その時は申し訳ありませんと事前に謝っておきます(´・ω・`)

そして次回の予定ですが、今日の夜はちょっと無理っぽいです
明日はE7甲をぶっ飛ばすお仕事があるので、それが早めに終われば、そこから投下しますね(´・ω・`)ちょっと時間あいちゃってごめんなさい

また言い忘れてましたが、清澄やテルーなど京ちゃんと面識あるであろう子は最低値保証が入り、最低でも友人になる予定です

乙。
>>250
いや、そこまで難しい話じゃないと思うが
要はろくにSSも読まずに好きなキャラをごり押しするためだけにキャラ安価を取る
艦これSSの秋月ニキみたいなのはいらないって事。ああいうのがいると荒れるだけだし
単発禁止自体はそこまで厳しい規制でもないぞ?普通に安価取りに参加してるなら

あとキャップかわいかったです。たぶんヤンデレにもならなそう

後、申し訳ないのですが、単発禁止は考えていません
参加する立場としては何様なんだ感が強いでしょうし
合いの手を貰えるのは非常に有難く思っていますが、それを強要するようなスレの作りにはしたくありません

ただ、次回の安価どうしましょうか
投下終了を知らせるレスから数分待ってまた安価を出すのが良いでしょうか?
時間安価が出来るなら、それが一番、公平な気がしなくもないのですが…(´・ω・`)ここ時間安価大丈夫でしたっけ?

この速度で合いの手入れつつ安価とか厳しいし、単発禁止しないのなら割り切ろうぜ
これ以上のレスポンチバトルは誰も幸せにならない

単発禁止とか言ってるのって1人だけでしょ、文句言うならそいつに言ってくれと
そもそももう>>1の発言でそれは終わってるけど
投下終了宣言の後に安価だして配慮して終わりな話

>>304
たしかに単発禁止にしたら、と言ったが
>>1が禁止しないって言ってるからそれで終わりだろ
もう半分まで来て安価もエンディングを左右する感じになってるから
本当は連投や連取りも嫌だけど>>1が問題ないって決めてるからそれに従ってるし
感想書きたい人の為に投下後に安価の前に少し間を置くってのも>>1が提案した事だから文句も言ってない

むしろ単発禁止という言葉や感想を書く云々で荒れる方がおかしいだろ

>>188
じゃあ由暉子お願いします。
面識判定も決めていいなら、アリがいいかな。

>>191
すまんね。
パソコンにちゃんと色つけられるソフトが無くてな...。
色鉛筆も考えたが、経験上不恰好になるのが分かってるから、まだ白黒で出して期待する方がいいと踏んだわけなんだ。
期待するような台詞が目障りなら今後控えるけれど。

なんで単発禁止言い出した人がいちいち反応返すかねえ。
終わりたいならこの件にもう関わらず大人しくしてろよ。

>>312
そりゃ>>304に「荒れてる文句は単発禁止とか言い出したやつに言え」と言われたからだろ
>>304みたいなのがなけりゃ出てこなかったよ。もう何も言わないよ
単発には「ああ、やっぱり単発か」と思うだけにしとくよ

>>293がレズチンポバトルって言ってるように見えたのは多分、私だけじゃないはず
ふたなりチンポを擦りつけ合って相手を射精させようとする新感覚プロレスレズチンポバトルをする淡と咲を誰か書いて下さい

それはさておき>>311了解です
まだ絶賛E7削ってる最中なんで投下は無理ですが、ネタ考える為にも先に好感度判定いっちゃいましょうか

ヒロイン→京ちゃん
01~21 特に関心はない
23~43 大事な友人
45~65 他の人には譲れない親友
67~87 他の人とはちょっと違う好き…かも?
89~98 貴方なしじゃ生きていけないくらい大好き
ゾロ目 ???

下2でー

53、ネリーや淡並に仲が良いって事ですかね
それじゃ次、上昇値をー

↓2
01~32 +2
34~65 +3
67~98 +4
ゾロ目 +10

この何とも言えないコンマを見てると序盤思い出しますね(ゴクリ
では、E7甲終わってネリー書き終わったら55になるユキ書いていきます
それが何時になるかは分かりませんが、正直、今、詰まってるんで昼前くらいにちょっと投下やるかもしれませぬ(白目

プリンのカットインが完全に入ったのに、わるづきちゃんのHPが5残りました^q^
ちょっと心を整える時間が必要だと判断したので宣言通りちょこっとこっち投下します……


ネリー「どうしたの?」

ネリー「何時もならどれだけお願いしても滅多に奢ってくれる事なんてないのに」

京太郎「…たまたまそういう気分だったんだよ」

勿論、そんな事、正直に言えるはずがない。
今は殊勝な態度でも、元々のコイツは結構なお調子者なんだから。
ここで俺が素直な気持ちを口にすれば味をしめて毎回ついてくるようになるかもしれない。
まぁ、それはそれで悪い気分ではないんだけど…恥ずかしさを抑えての代償がそれだと思うと何となく正直にはなり難かった。

京太郎「それより早く注文しないと俺の気持ちが変わるかもしれないぞ」

ネリー「わわっ!そ、それは困る!!」

京太郎「だったら早く注文しろって」

ネリー「え、えぇっとそれじゃあ…」キョロキョロ

ネリー「うーん…どうしよう…」

…まぁ、迷うよなぁ。
俺達が見つけたパン屋は車の中にかまどが内蔵してあるのか、焼きたての美味しそうな匂いが漂ってきてるし。
ショーケースの中に置いてあるパンの見栄えもとても美味しそうだ。
この中から一つだけ選べと言われたら、きっと俺も悩んでしまうと思う。


ネリー「えっと…じゃあ、これ」

「はい。このメロンパンね」

そんなパンの中から数十秒後にネリーが選んだのはふっくらと焼きあがったメロンパンだった。
表面に透明になった砂糖が軽くまぶしてあるそれは夕日の中で黄金色に輝いている。
まるでテレビの中から飛び出してきたようなその見た目に、ついつい俺も同じものを頼みたくなった。

京太郎「(…いや、でも、ここはサイフの紐をキュっと閉めておかないと)」

既にネリーに奢っている状態ではあるものの、この時期の大学生と言うのは色々と物入りなのだ。
誘惑に負けて必要のないものを買って行ってしまえば、すぐさま金欠へと陥ってしまう。
一回一回の額は小さくてもそれらは大学生のサイフにとってボディブローのように効いてくるのだ。
…まぁ、このメロンパンが400円もするって言うのも割りと大きな理由なんだけれど。


京太郎「(流石に間食のパンに800円も出せないよなぁ)」

「ありがとうございましたー」

ネリー「んふー♪」

そう思いながら会計を済ませた俺の前で、ネリーが満足気な顔を見せる。
受け取ったパンを大事に抱えるその姿は、まるで誕生日プレゼントを貰った子どものようだ。
…甚だ不本意だけれど、ネリーのこういう顔を見られたんだから、あんまり惜しくないな。
パン一個で400円と考えれば高いけど、女の子の笑顔一つで400円と考えれば大分リーズナブルな買い物だった。

ネリー「あ、京太郎、ありがとう」ペコリ

京太郎「おう。一生、感謝しろよ」

ネリー「安心して。食べ終わるまではちゃんと覚えてる」

このお子様脳め…。
まぁ、本当に一生感謝されたら、逆にこっちの方が申し訳なくなるけどな。
俺がネリーに奢ってやったのは、所詮400円のパン一個な訳だし。
それでも今日一日くらいは覚えておけとは思うけれど。


京太郎「ま、それより冷めない内に早く食べてしまえよ」

ネリー「うん。あ、でも…」

京太郎「食べてる間くらい荷物持っててやるよ」

この辺りに軽食スペースがあればよかったんだが…そういうのもない。
周りにあるのは飲食持ち込み禁止の店で、座れるような場所もなかった。
ちょっと行儀が悪いけれど、このままでいたら味が堕ちていく一方だし。
ここは立ったまま食べるのが一番だろう。

ネリー「ありがとう。じゃあ、いただきまーす」ハム

ネリー「ん~っ♪」キラキラ

京太郎「どうだ?」

ネリー「すっごく美味しいっ」

…どうやらあのメロンパンはネリーの味覚にバッチリハマっていたらしい。
こんなにも顔をキラキラと輝かせるネリーの姿なんて今まで見たことがないくらいだ。
まぁ、そのメロンパンを俺が奢ったって言うのもいくらかあるんだろうけれど…それでもまったく美味しくなければこんな顔はしないだろう。


ネリー「私、こんなに美味しいメロンパンなんて食べた事ないかも」

京太郎「…そんなにか」

そこまで言われると俺も興味が惹かれるなぁ…。
やっぱりもうちょっとサイフの紐をゆるめて、自分の分を買えばよかったか…。
い、いや、ダメだ、ダメだ。
さっき俺はネリーの分しか買わないってそう心に決めたんだから。
絶対にメロンパンになんか負けたりしない。

ネリー「…うん。すっごく嬉しくて…幸せな味」ニコ

京太郎「…っ」ドキ

くそ…不意打ちが過ぎるっての。
さっきまで子どもみたいに笑ってやがったのに…今はそんな女の子みたいな笑顔をするなんて…。
いや、まぁ、コイツは元々女の子で…それも美少女なのは俺も分かってたんだけれども。
でも、目の前でネリーが見せたのは以前、俺をドキドキさせたのよりもずっと魅力的な笑顔で… ――


ネリー「はい」スッ

京太郎「ん?」

ネリー「京太郎も食べたいでしょ?分けてあげる」

京太郎「…おう」

い、いや、今のは気のせいだよな。
おっぱい派閥の俺が貧乳のネリーにドキドキするはずないんだから。
きっとコイツの持っているメロンパンがとても美味しそうに見えたからドキドキしていただけだ。
そうだ…そうに違いない…俺がそう思うんだからそうに決まっている。

ネリー「じゃあ、あーん」

京太郎「あ、あーん」パク

ネリー「…どう?」

京太郎「…」モグモグ

うーん…何というか…普通?
いや、勿論、悪いって訳じゃないんだけれど…あんまり期待したほどじゃないと言うか。
美味しいのは美味しいけれど、あんなにネリーが喜ぶほど美味しい訳ではないと思う。
多分、ネリーと俺の味覚の違いだと思うが…何となく肩透かしを感じるな…。


京太郎「まぁ、美味しいな」

ネリー「えへへ、そっか」

ネリー「それなら…ちょっと嬉しいな」ニコ

しかし、ネリーも女の子だったんだなぁ。
自分の美味しいと思ったものを他人にも共感して欲しいと思うなんて。
しかも、それでこんなにも嬉しそうな笑顔を見せるような奴だと正直、思っていなかった。

ネリー「じゃあ、もっかいあーん」

京太郎「いや、それネリーのだろ」

ネリー「良いの。私が京太郎にも分けてあげたいんだから」

…んで、思いの外優しいのな。
まぁ、そもそもそのメロンパンの代金を出したのは俺なんだけれど…。
でも、普段のコイツなら俺が何か言わない限り独り占めしてたと思うんだよなぁ。
…だから、若干、ネリーが優しすぎて調子が狂いそうになるけれど…。

京太郎「(まぁ、嫌な気分って訳じゃないから別に良いか)」アーン

ネリー「ふふっ♪」


………

……



京太郎「うーん…」

昨日のネリーはちょっと気味が悪いくらいに機嫌が良かった。
部活に帰ってからもずっとニコニコしてハオ達に訝しまれてたくらいだし。
その上、麻雀も絶好調で俺達を相手に一度も一位を譲る事はなかった。
正直、負けっぱなしだったのは悔しいけれど、まぁ、それで恨むほど俺は子どもじゃない。

京太郎「(…というか400円のメロンパン一つであそこまで調子が上がるんなら)

インカレ中に差し入れの一つでもしてやったら、もっと成績が伸びるかもな。
そもそもアイツは故郷から半ば出稼ぎに来ているような立場だし。
インカレ中にどれだけ良い成績を残せるかどうかでプロ入り後の年俸が大きく変わるだろう。
色々と憎まれ口を叩く事もあるとは言え、ネリーは俺にとって大事な友人だし…これからは勝負どころで何かを奢ってやるのも良いかもな。


京太郎「ハッ…!?」

ってあんな貧乳の事を考えている場合じゃない…!
このおっぱい力の高さ…これはユキだな…!
しかも、反応はそれなりに近いし…多分、もうすぐあの校舎のところから… ――

京太郎「(って…)」

由暉子「…」スタスタ

「…」

…ユキが見知らぬ男と歩いている…だと…?
いや、まぁ、ユキは麻雀部のマスコット的存在であるとは言え、その交友関係全てを把握している訳じゃないけれど…。
ユキってそのボディのワガママっぷりとは別に結構、人見知りな方だからなぁ。
まったく知らない男と歩いているとやっぱりちょっと心配というか…。


京太郎「(…しかも、二人は人気のない方向に進んでいっているし…)」

…どことなくぎこちなさが漂う二人の雰囲気を見るに恐らくこれから告白…!ってな感じなんだろうな。
今はクリスマス目前で、男女ともに恋人を欲しがっている奴らは多いだろうし。
実際、麻雀部の部員は美少女が多いのもあって、告白されたって話を人づてに聞く事がある。
つーか、俺を介してラブレターを渡し、玉砕した奴も少なからずいて… ――

京太郎「(まぁ、それはさておき)」

…どうするかなぁ。
若干、天然気味なユキの事は心配だけど…だからと言って、告白だと分かっているのに俺が後をつけるのも可哀想だ。
ユキの前をぎこちなく歩くあの男にとっては、これから一世一代の大勝負が待ち受けているんだろうし。
幾らユキが心配とは言え、それを見世物にするような真似はしてやりたくない。


京太郎「(…じゃあ、方法はひとつしかないよな)」

正直、自分でも若干、過保護だと思っている。
けれど、俺にとって咲と淡を足して二で割ったようなユキは中々に放っておけないタイプなのだ。
もし、あの男が、ユキに想いを押し付けようとしたらどうしようかと、どうしてもそんな言葉が脳裏を過ってしまう。

京太郎「(とりあえずこっそりついていって…)」

二人の目的地は大体、分かっている。
恐らくこの前、俺が美穂子さんに慰めてもらった辺りだろう。
なら、俺はその手前辺りで息を潜めて、由暉子が帰ってくるのを待てば良い。
何事もなければ、すぐさま由暉子が帰ってきて俺も安心。
何か不穏な雰囲気を感じ取れば、すぐさま飛び出して行けば良い。


京太郎「(っと、この辺りか…)」

流石にコレ以上踏み込んだら、告白のセリフなんかを聞き取ってしまう。
丁度、近くにベンチもあるし、とりあえずそこで休憩している体でユキの事を待てば良い。
二人が入っていったのはこの大学の所謂、隅のような部分で、そこから離れるには俺のいる場所を通らないといけないし。
告白の成否に関わらず、数分も経てば彼女もこの道を通るだろう。

京太郎「……」チラッ

京太郎「……」チラッチラッ

……ちょっと遅くないか?
もう十分くらい経過しているような気がするんだけど…。
って、スマートフォンの時計まだ二分しか進んでねぇ…。
もしかしてこれズレてる……訳ないよな。
今時の携帯って全部、電波時計だし、ズレる事なんてまずない。


由暉子「…京太郎君?」

京太郎「うひゃ!?」ビックリ

って…びっくりした、ユキか。
まさかスマートフォンを見てる間に、戻ってきているなんて…。
つーか、まったく足音が聞こえなかったんだけれど…。
また足音を殺して歩くのって格好良いとかそんな理由で忍び足を使ってたんだろうな。

由暉子「…もしかして心配してついてきてくれたんですか?」

京太郎「な、何の事かな?俺はたまたまこのベンチで休んでただけなんだけど…」メソラシ

由暉子「…そんな嘘吐いてもすぐに分かりますよ」クス

京太郎「う…」

…この辺が咲や淡とはちょっと違うところなんだよなぁ。
ただポンコツなだけじゃなくて、ちょっと母性めいたものを感じるというか…。
こうやってユキが笑っているところなんかは、どことなく和らしさを感じる。
…多分、俺がユキの事を放っておけないのもその辺りに影響されているんだろうな。


由暉子「京太郎君が私の事をすぐに見つけてくれるように…」

由暉子「私も京太郎君の事をすぐに見つける事が出来るんですから」

由暉子「さっきの京太郎君、講義室の方へと向かってたでしょう?」

由暉子「でも、こっちは京太郎くんの向かってた方角とは逆方向です」

由暉子「その上、こんな自販機もないところで座ってたんですから…」

由暉子「これはもう私の事を心配してくれていたとしか思えません」グッ

…うん、まぁ、ユキの言う通りなんだけどさ。
ただ、そうやって自分の推理を披露しながら握り拳を作るユキが若干のドヤ顔っぽく見えるというか。
それはそれで可愛いんだけれど、完全に言い当てられているだけに何となく悔しい。
まぁ、これがネリーや淡相手ならドヤ顔してる頬を軽く引っ張ってやるくらいはするんだけど。

京太郎「…当たり。流石の名推理だな」

由暉子「えへへ」テレテレ

ただ、ユキに対してはそういう気にならないんだよなぁ。
多少、ドヤ顔をしても許せるというか…子どもが褒めて欲しそうにしているのを連想すると言うか。
悔しい気持ちは間違いなくあるのに、こうして素直な賛辞が口から出てしまう。
…まぁ、俺の賛辞に照れくさそうにするユキはとても可愛いし、そんな自分に悪い気はしないけれども。


由暉子「あ、そうじゃなくて…ありがとうございます、京太郎君」ペコリ

京太郎「いや、むしろ、ごめんな」

京太郎「何となく告白かな?とは思ってたんだけど…」

由暉子「はい。京太郎君も当たりです」

そう冗談めかして言いながらもユキは笑ったりはしなかった。
…多分、この雰囲気はさっきの告白断ったんだろうな。
そもそもこうして戻ってきたのはユキだけで…さっきの男はいまだ戻ってくる気配もない訳だし。
きっと今頃は一人ベンチで凹んでいるんだろう。

由暉子「…でも、断りました」

京太郎「ってそんな事まで言っても良いのか?」

由暉子「心配してこんなところまで来てくれた京太郎くんに隠す事ではありませんよ」

…勿論、そんな風に俺に強い信頼を寄せてくれるのは嬉しい。
ただ、そこまで他人を信頼してしまうユキにどうしても危うさを感じてしまうんだよなぁ…。
人見知りではあるんだけれど、それを超えてしまうと友人まで一直線というか。
俺がその気になったら騙くらかしてラブホまで連れて行くのも余裕なだけに、やっぱりどうしても色々と心配になってしまう。


由暉子「私、まだ好きって言う気持ちが分からなくて…」

由暉子「皆や京太郎君に向けるものとは…また違うものらしいですし…」

由暉子「私もそんな気持ちを知りたいって言う好奇心はあるんですけど…」

京太郎「こ、好奇心だけで男についていったらダメだからな!?」

由暉子「えぇ。それは有珠山の先輩たちにも何度も教えてもらいましたし大丈夫です」

…ふぅ、良かった。
ユキの好奇心に付け入ろうとするようなクズなんてそれほど多くはないだろうけれど…でも、美少女を前にした男のゲスさって言うのはたまに想像を超える事があるし。
特にユキは所謂、リアルロリ巨乳であるだけに虎視眈々と狙っている男の数は多いんだ。
ついつい声のトーンを強めて釘を差したけれど…どうやら有珠山時代の先輩にちゃんと教えてもらっていたらしい。
ありがとう、有珠山の元2、3年生…貴女達のお陰でユキは何とか純朴なままでいます。

由暉子「でも…私は今までそんな風に男の人を好きになった事がないですし…」

由暉子「このまま誰も好きになる事がなく大人になっていくのかなって…」

多分、こうやって男に告白されている間にユキの中で恋に対する興味が強くなってきたんだろうな。
んで、それだけじゃなく、未だに恋を知らない自分がおかしいのではないかという悩みも生まれてきたと。
出来ればそんなユキを何とかしてあげたいけれど…でも、恋を教えてやるぜ!なんて言えるほど俺はイケメンでも自意識過剰でもないし…。


京太郎「…そんな事で悩まなくても良いんだよ」

京太郎「恋なんて無理にするもんじゃないし、何より個人差が激しいもんだからな」

由暉子「そう…なんですか?」クビカシゲ

京太郎「あぁ。少なくとも俺が初恋だって胸張って言えるのは高1の時だったしな」

…正直、当時のことを口にするのは辛い。
でも、ユキは俺の事を信じてくれているからこそ、こうして悩みを吐露してくれているんだ。
その期待を裏切るような情けない男にはなりたくはない。
ユキに対する恋愛感情はないが、可愛い子に格好つけたいというのは男の本能のようなものなのだから。

京太郎「それにユキは可愛いんだから、男の方がほっとかないよ」

京太郎「いずれユキの初恋を奪う男が必ず現れるんだから、焦ったりしないで待ってようぜ」

由暉子「…はい」ニコ

…とりあえず一安心かな。
こうしてユキが笑ってくれたって事は、胸のしこりはひとまずとれたんだろう。
まぁ、俺のアドバイスは実質、問題の先送りな訳だけれど…でも、コレ以上の助言は俺には出来ないしなぁ…。
後で恋に関する話題をそれとなくユキに振って貰うよう、他の部員にも頼んでみるか。


京太郎「さて、それじゃそろそろ講義が始まるし、行こうぜ」スクッ

由暉子「はい。…あ、でも、その前に一つ良いですか?」ハイ

京太郎「ん?」

こうしてユキの相談に付き合っている間にも地味に時間が経過してってるからな。
スマートフォンを見れば、そろそろ講義室に向かわなければ危ない時間になっている。
大学に来ているのに遅刻だなんて馬鹿らしい話だし、そろそろ講義室へと向かおう。
そう思って立ち上がった俺にユキは小さく手をあげて。

由暉子「京太郎君の初恋相手ってどんな人だったんですか?」

京太郎「…秘密」

由暉子「しょんぼりです…」

…そうは言うけれど…流石に言えないよな。
麻雀がとても好きで、しっかり者だけど若干、天然が入っていて……どことなくユキに似てる子だったなんて。
んな事言ったら、ほんわか系のユキでも俺に対する警戒心を抱くだろうし…何より、俺自身、まだ和に対するしこりは残っているんだ。
口に出すのはまだつらいし…ここはユキにしょんぼりさせてでも黙っておいた方が良い。
そう思いながら俺はユキと共に講義室へと向かって… ――


―― その間、ユキのしょんぼりオーラに俺は良心が痛むような居心地の悪さを覚え続けたのだった。

ちょっと長くなったけどユキ編しゅーりょー
数分後のレスから安価とります

                ,.  ⌒ヽ、/⌒ 、-- 、
               /_,..-         ヽ  `  、
             / /´     /    ∨   \
                ,  ´      / ,'     :    、 ヽ
           /   ,    , / /|  |  :.  | | |    ∨
         _/   / /  |_|__'_|  |   _}_|_|_| |  | :
         ̄ ̄´/ イ '  { ´| |/__{  |: , ´/}/_}∧ |  | |
            / / , rⅥィ笊 从 {∨ /ィ笊_ヽ}/、 | |

            / イ ∧{ 从 Vり \∨' Vり /' / ∧{
            ´/イ }从lム     ; \     ,ノ /  \
                    | ∧          ∧,イ
                   Ⅵム    -  -    イ //
                _ヽl\       //イ__
                |////} `  ー  ´「////|
                |////|  :.   / |/[__}/|
                ,...<////∧  ,     |/////> 、
          , <///////////\   ///////////> 、
        , </////////////////}____{/////////////////> 、
      //////////////////////|    |////////////////////∧
       {/////////////////////∧  ,'//////////////////////}
       |//////////////////////∧ ////////////////////////|

【名前】 須賀京太郎

【ステータス】
体力 ほぼ人並みと変わらないレベル
学力 成績優秀で教授から留学を薦められるレベル
魅力 どんな場所でも必ず中心人物になれるレベル
雀力 三年のインターハイで大活躍したレベル


恋愛抵抗値 60/100


【交友関係】
咲 幼馴染 ??/100
ハオ 親友 53/100
謎チャー 変な人… 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる
智葉 部員 27/100
ステルス○○ 痴漢 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる(累積4 フラグ2)
ネリー 好き 69/100
漫 良い人 30/100 【好印象】:好感度の上昇値が+1される(類似効果と累積する)
謎のうっかりさん ムカムカする 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる(累積8 フラグ2)
透華 親友 45/100
謎の大天使 コワイヒト… 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる
白望 …思ったより悪い人じゃなさそう 20/100 
憧 仲良くなれれば良いな 50/100 【好印象4】:好感度の上昇値が+4される(類似効果と累積する)
穏乃 憧のおとなりさん…だよね… ??/100 【??の絆】:???
マホ 親友 65/100
淡 好き 67/100
塞 もう貴方なしじゃいられない 100/100 【溢れる愛情】:コミュした時、恋愛抵抗値が通常の二倍低下する
竜華 特に関心ナシ 10/100
姫子 後輩 38/100
ちゃちゃのん 愛してる 100/100 【溢れる愛情】:コミュした時、恋愛抵抗値が通常の二倍低下する
和 ??/100
美穂子 好き 86/100
由暉子 友人 55/100


12/11 午前のヒロイン


下3で

ちょーかわいい人の時間だよー!!

面識アリナシを下2で

元三年の豊音が面識アリ…これは読めない…(ゴクリ



ヒロイン→京ちゃん
01~21 特に関心はない
23~43 大事な友人
45~65 他の人には譲れない親友
67~87 他の人とはちょっと違う好き…かも?
89~98 貴方なしじゃ生きていけないくらい大好き
ゾロ目 ???

下2

好感度63……あっ(察し)





↓2
01~32 +2
34~65 +3
67~98 +4
ゾロ目 +10 ???習得



63→67で好きの領域突入ですねー
塞さんとの事を考えるとこれはヤバイ(確信)
サークルクラッシュだけじゃなくて友情にまでヒビが入りそう


と言いつつ息抜きも終了したんでまたわるづきちゃん殴ってきます
時間的に厳しい感じなので、次はゲージ破壊してからこっちに顔出します(´・ω・`)

折角貰った支援絵だし感想言いたい気持ちはあるんだけどちょっと時間なくて…(´・ω・`)E7ドハマリしてました…
何とか阿武隈がついさっきスナイプ決めてくれて終わったんですが、ちょっと開放感と疲労感が一杯で少し眠りたいです…
多分、早朝には起きると思うので投下はそれくらいから開始しますね
支援絵の感想はその時に書かせてもらいます(´・ω・`)後でまた言うとは思いますが、支援絵はとても満足しています

遅くなりましたが支援絵ありがとうございます
なんだ、このダンディな京ちゃん…!
目元や口元に入ってるシワが何とも年季を感じさせます
多分、これ50代くらいだと思うんですが、こんなお父さんがいたらぜってぇ娘はファザコンになってるだろうなーってくらい大人の魅力に溢れていますね
個人的に気に入っているのは不敵な形を描く眉ですねー
この眉のお陰で弟子にニヤリと笑みを送っているシーンが脳裏で再生されます

後、見た時は何かに似てるなーと思ってずっと考えてて、最初はのどパパかな?とも思ったんですが…ようやく私の中で形になりました
何となく漠然としたイメージですが、これ雰囲気がアカギに凄い似てる気がします
多分、この京ちゃんは高校か大学辺りで老アカギと出会って麻雀に対する指南を受けたんだろうなぁとニヤニヤしてました

最後になりましたが感想遅れて申し訳ありません
とても格好良い京ちゃんで本当に満足しています(´・ω・`)ありがとうございました!



では、投下再開すんぞオラァ


豊音「ふんふふーん♪」トテトテ

えへへ、今日の講義、一つ休講になっちゃった。
休みになったのは二限だし、ちょっと部室にも顔を出そうかな。
そして、誰かがいたら一緒にお昼ごはんを誘ってみよう!
一人で食べるよりもやっぱり皆で食べた方がご飯も美味しいもんね。

豊音「(でも、出来れば京太郎君がいてくれると良いなぁ)」

京太郎君は私の身長を見てもびっくりしなかった数少ない男の人。
身長のせいか威圧感があるように言われる私にも最初から優しく接してくれた。
私、今まで田舎暮らしだったし…それに高校も女子校で。
そんな風に男の人に仲良くしてもらった経験なんてまったくないから、京太郎君が初めて異性のお友達になってくれたんだよね。



豊音「(それにただお友達になってくれただけじゃなくて…私を色々な所に連れて行ったりしてくれて…)」

普段はちょっぴりエッチだし、たまに意地悪しているところも見るけれど、彼はとっても優しい子。
こんなに身長高くて気味悪がられてもおかしくはない私とだって、普通に隣を歩いてくれる。
男の人としては自分よりも大きい女の子に隣に並ばれたくないだろうに…時々、シークレットブーツまで履いてきて。
まぁ、私と彼の身長差は数センチで埋まるものじゃないから、それはもうシークレットどころか、一昔前の厚底サンダルみたいな感じだったんだけど。

豊音「(今の私にとってはもう大事な親友だもん)」

勿論、一緒の大学にやって来た塞や別れてしまったシロ達の事を忘れてしまった訳じゃない。
でも、私にとって京太郎君はそれに負けないくらい大事な人になっているんだ。
だから、私はどうしても彼と会う事を期待してしまって、そのまま小走りに部室へと… ――


豊音「(ってあれ?)」

京太郎「…」

あそこにいるのって京太郎君…だよね?
確か今日は一限あって二限は暇らしいんだけど…どうしたんだろう?
普段の京太郎君ならそういう空き時間は部室で誰かと一緒にいるか図書室で勉強してるかのどっちかなのに…。
まるで悩み事があるみたいな顔をして中庭に座ってる。

豊音「(…ちょっと声掛けてみようかな)」

部室に塞達がいるかもしれないけれど、今は京太郎君の方が気になるし。
もしかしたら、真剣な悩み事かもしれないしね。
普段、色々と彼にはお世話になっているし、出来ればそのお返しに悩み事の解決を手伝ってあげたい。


豊音「きょーたろーくん」

京太郎「あ、豊音さん」

んー…やっぱり今日も豊音って呼んでくれないのかなー。
折角、お友達になれた訳だし、呼び捨てで良いって何時も言っているんだけれど…。
やっぱり年上だから仕方ないのかなー…。
それを思うと京太郎君と同い年に…いや、でも、それだと塞達と一緒にいられる時間が少なくなるし…。
むむむ…どうしたら良いんだろう…?

京太郎「…どうかしました?」

豊音「あっ」

って今はそんな事考えてる場合じゃなかった。
どっちの方が良かったとかは私も気になるけれど…でも、今は京太郎君の事だよね。
心配して話しかけたのに、今は逆に私の方が心配されてるみたいだし…。
ここは先輩らしくドーンと相談に乗ってあげないと!!


豊音「京太郎君!」

京太郎「あ、はい」

豊音「私にぶつかって!!」

京太郎「え?」

よし、ちゃんと言えたよー。
これだけ力強く言えば、京太郎君も私の事を頼りになる先輩だって思ってくれるはず!
きっと京太郎君も私に悩み事を相談してくれて…それでまた仲良くなったりして…。
もしかしたら私の事、呼び捨てにしてくれるようになるかも…!!

豊音「(だから…頑張らないと!)」

豊音「」フンス

京太郎「え、えっと…え、えーい」ポン

豊音「あっ」カァァ

ってな、なんで京太郎君、私に真正面からあたってくるの…!?
ハッ…ま、まさか京太郎君が偶にいってるおっぱい欠乏症って言うのが発症しちゃったのかな!?
ど、どうしよう…正直、そんなの冗談だと思ってたよー…。
そもそも私、美穂子さんとかに比べればあんまりおっぱい大きい訳じゃないし…。
で、でもでも…ここで私が嫌がったりしたら京太郎君が傷ついちゃうかもだし…。


豊音「(そ、それに…私…い、嫌じゃなかったりして…)」モジ

も、勿論、他の男の人だったらきっと悲鳴をあげてたと思うけど…。
でも、私に甘えるようにあたってくるのは京太郎君なんだもん。
私の大事な親友がこうして胸の中に飛び込んできて、嫌な気がするはずがない。
それに…もし、おっぱい欠乏症の話が本当だったら、きっと今の京太郎くんはとても苦しいんだろうし…。
こ、ここは恥ずかしいのを我慢して…!!

豊音「…っ」ギュゥ

京太郎「わぷっ」

わわわ…ち、ちょー大胆だよー…。
幾らお友達でもこんな風に抱きしめちゃうなんて…私、女の子相手にだってした事なかったのに…。
でも…あ、あんまり嫌じゃない…かな?
むしろ、その…わ、私の胸の間に京太郎君の顔があると思うとちょっとくすぐったいけど…。
でもでも…その奥にある胸はすっごく暖かい感じでドキドキしてて…。


豊音「(私…これ、結構好き…かも…)」

やっぱり京太郎君が男の子だからかな…?
このドキドキ、麻雀やってる時のそれと全然違う。
今まで二十年以上生きてきたけれど、私、こんなドキドキ、今まで感じた事ない…。
京太郎君から貰える…は、初めての…ドキドキだよー。

豊音「(…やっぱり京太郎君は素敵だよね)」

豊音「(私にいっぱいの初めてと…それに負けない幸せな気持ちをくれるんだから)」ムギュゥ

特に今回のはその中でも格別…とか言っちゃったりして…。
も、勿論、恥ずかしい気持ちがなくなった訳じゃないんだけど…こうやって抱きしめてるとドキドキが強くなってくんだよね。
恥ずかしさを上塗りしていくようなそれに…私もドンドン、これにのめり込んでいっちゃって…。
もしかしてそれを教えるために私の胸の中に飛び込んできてくれたのかな?
…うん、京太郎君は優しいからきっとそうかも…。




豊音「(…ってあれ?)」

京太郎「……」ダラーン

豊音「あわっ!?」ビックリ

や、やっちゃったよー!?
私が夢中になっている間に京太郎君の身体から力が抜けて…。
きっと私の胸におもいっきり押し付けちゃってたから酸欠になっちゃったんだ…!
と、ともかく、こういう時は落ち着いて…落ち着いて…ど、どうするんだっけ?

豊音「(と、とりあえず人工呼吸だよね、多分!)」

で、でも、人工呼吸って事は…やっぱりチューしないとダメだよね…。
勿論、私は今までチューなんてした事ないし…これは私の初めてのチューになるんだけど…。
京太郎君の命が掛かっている状態でそんな事言ってられない…!
私のファーストキスよりも京太郎君の方がずっとずっと大事だし…だから、ここは…!!


豊音「(先に京太郎君の身体を近くのベンチで横にして…)」

豊音「(それから…それから…)」ゴクリ

豊音「(と、豊音…お、大人になります!!)」グッ

京太郎「ニルヴァーナ!?」ムクッ チュゥ

豊音「!?」

…あれ?目の前に京太郎君の顔が…。
さ、さっきまでまだもうちょっと距離があったはずなのに…。
と言うか、こ、これ…じ、人工呼吸じゃないよー。
京太郎君が起きちゃったから…これ…チューになっちゃってる…。
わ、私の初めてのチュー…き、京太郎君に奪われちゃって…。

豊音「(…あ…あぁ…)」フル

ど、どうしよう…。
私…こ、これ嫌じゃないよー…。
これ人工呼吸じゃないのに…ただの事故チューなのに…。
なのに、私、さっきよりもずっとずっと…胸の中がドキドキして…。
嬉しい気持ちと幸せな気持ちが…私の中で混ざってく…。


京太郎「ご、ごめ…っ」

豊音「っ!」ダキッ

京太郎「んんっ!?」

…ち、違うよー。
こ、これはやっぱり人工呼吸なんだから…。
だから…私、もっと京太郎くんとチューしてないとダメ。
だ、だって…ちゃんと京太郎君が意識戻ったか分からないし…彼がさっき酸欠になったのも私の責任だし…。
だから…もうちょっと…もうちょっとだけ…。

豊音「んはぁ…♪」

あぁ…でも…流石に息続かない…。
なんでだろう…ドラマとかじゃ一分以上キスしてる事なんて良くあるのに…。
やっぱり皆、息したいのを我慢してるのかな…?
でも…我慢するだけの価値はあるよね。
少なくとも…私の胸は一分ちょっとの呼吸を喜んで差し出しちゃうくらい幸せなドキドキに満たされているし。


京太郎「あ、あの…豊音さん…」マッカ

豊音「…あぅ」マッカ

で、でも…その所為で私、京太郎君の顔が見れない…。
視界の端で軽く捉えた感じだと…彼の顔も真っ赤になってたんだけれど…。
私の顔もきっと京太郎君に負けないくらい赤いだろうし…どうしても恥ずかしくて。
ただ…こ、このまま顔を逸らしてるままじゃ嫌な子だって思われるかもしれないし…と、とりあえずちゃんと説明しないと…!

豊音「ち、違うよー」

京太郎「え?」

豊音「さ、さっきのは人工呼吸だから…」

豊音「うん、人工呼吸だから仕方が無いんだよー」

京太郎「そ、そうだったんですか…」

…よし、京太郎君もちゃんと納得してくれたみたい。
まだ顔も赤いけれど、顔に浮かんでいた疑問は大分、薄くなったし。
でも、こうして私に視線を送る彼の目は恥ずかしいだけじゃなくて…胸の奥が変な感じになっちゃう。
ドキドキって感じじゃなくて…ちょっと疼くみたいな甘い感じ。
多分、それは京太郎君もさっきのキスで興奮してくれているから…かな…?


豊音「(や、ヤバイよー)」

豊音「(このままだと…わ、私、変になっちゃう…)」

…もっと京太郎君に興奮して欲しい。
今の私の心の内を端的に言い表すなら、そんな言葉で…。
でも、さっきみたいに京太郎君に興奮して貰おうと思ったら、またチュー…い、いや、人工呼吸するしかないんだもん。
京太郎くんは大事なお友達だけど…でも、流石に起きている時にまで人工呼吸しようとしたらただのチューになっちゃうし…。

豊音「あ、あの…京太郎君、大丈夫?」

京太郎「え、えぇ。その…豊音さんのお陰で」

豊音「そ、そっかー…」

…べ、別に残念だなんて思ってないよー。
ちょっと京太郎君に異常があったら、また人工呼吸出来るなんてまったく期待してないし…。
お友達が無事だった事を喜べないなんて最低だもんね。
…………でも…さっき胸の中にあった甘い感じがちょっと引いちゃった…かも。


京太郎「そ、それで豊音さんは一体、何を…」

豊音「え、えっと…京太郎君が悩んでたみたいだから、お話したいなって思って…」

京太郎「あ、ありがとうございます…」

…う、うぅ、そうやってドキドキが引いたら…なんかちょっと気まずい感じ…。
やっぱりさっきのが人工呼吸じゃなくてチューだった事を京太郎君も気づいてるのかな…?
た、多分、それくらいじゃ京太郎君は私の事嫌ったりしないと思うけれど…。
でも、ここは先輩として何とか挽回しないと…!!

豊音「それで、さっき何を考えてたの?」

京太郎「…じつは今ので色々と吹っ飛んで忘れちゃいました」

豊音「あうぅぅ…」

…挽回のチャンスすら与えて貰えなかったよー。
どうしよう…コレ以外でどうやって挽回すれば良いのか判らない…。
でもでも…流石にこの気まずい雰囲気のまま別れるのは嫌だし…。
あうー…お願い…誰か助けて…っ!



京太郎「あー……ちなみに豊音さん、お昼まだっすか?」

豊音「え…?あ…うん」

京太郎「じゃあ、折角ですし、一緒に食堂で昼飯食べません?」

豊音「うん!うん!!」コクコク

勿論、大喜びでついていくよー。
折角の京太郎君のお誘いだもんね。
元々、今日のお昼は京太郎君と食べたいなって思ってたし、すっごく嬉しい!
えへへ…ついつい顔がにやけて…変な顔になっちゃいそう。

京太郎「んじゃ、先に席取りに行きましょうか」

豊音「はーい」

…ふふ、やっぱり京太郎君は優しいな。
こうしてお昼に誘ってくれたのも、私が落ち込んでいるのがわかったからだよね。
京太郎くんだって気まずい雰囲気は感じてただろうに…そうやって私の事をフォローしてくれて…。
そんな京太郎君だから…私は… ――


とよねへんしゅーりょー
数分後のレスで安価出します

                ,.  ⌒ヽ、/⌒ 、-- 、
               /_,..-         ヽ  `  、
             / /´     /    ∨   \
                ,  ´      / ,'     :    、 ヽ
           /   ,    , / /|  |  :.  | | |    ∨
         _/   / /  |_|__'_|  |   _}_|_|_| |  | :
         ̄ ̄´/ イ '  { ´| |/__{  |: , ´/}/_}∧ |  | |
            / / , rⅥィ笊 从 {∨ /ィ笊_ヽ}/、 | |

            / イ ∧{ 从 Vり \∨' Vり /' / ∧{
            ´/イ }从lム     ; \     ,ノ /  \
                    | ∧          ∧,イ
                   Ⅵム    -  -    イ //
                _ヽl\       //イ__
                |////} `  ー  ´「////|
                |////|  :.   / |/[__}/|
                ,...<////∧  ,     |/////> 、
          , <///////////\   ///////////> 、
        , </////////////////}____{/////////////////> 、
      //////////////////////|    |////////////////////∧
       {/////////////////////∧  ,'//////////////////////}
       |//////////////////////∧ ////////////////////////|

【名前】 須賀京太郎

【ステータス】
体力 ほぼ人並みと変わらないレベル
学力 成績優秀で教授から留学を薦められるレベル
魅力 どんな場所でも必ず中心人物になれるレベル
雀力 三年のインターハイで大活躍したレベル


恋愛抵抗値 58/100


【交友関係】
咲 幼馴染 ??/100
ハオ 親友 53/100
謎チャー 変な人… 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる
智葉 部員 27/100
ステルス○○ 痴漢 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる(累積4 フラグ2)
ネリー 好き 69/100
漫 良い人 30/100 【好印象】:好感度の上昇値が+1される(類似効果と累積する)
謎のうっかりさん ムカムカする 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる(累積8 フラグ2)
透華 親友 45/100
謎の大天使 コワイヒト… 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる
白望 …思ったより悪い人じゃなさそう 20/100 
憧 仲良くなれれば良いな 50/100 【好印象4】:好感度の上昇値が+4される(類似効果と累積する)
穏乃 憧のおとなりさん…だよね… ??/100 【??の絆】:???
マホ 親友 65/100
淡 好き 67/100
塞 もう貴方なしじゃいられない 100/100 【溢れる愛情】:コミュした時、恋愛抵抗値が通常の二倍低下する
竜華 特に関心ナシ 10/100
姫子 後輩 38/100
ちゃちゃのん 愛してる 100/100 【溢れる愛情】:コミュした時、恋愛抵抗値が通常の二倍低下する
和 ??/100
美穂子 好き 86/100
由暉子 友人 55/100
豊音 好き 67/100


12/11 午後のヒロイン


下3で

あわあわの時間だああああああああああ!!!




↓2
01~32 +2
34~65 +3
67~98 +4
ゾロ目 +10


+2で69ですねー
あわあわとシックスナイン…(ゴクリ


京太郎「(…しかし、今日の昼は役得だったなー)」デヘヘ

まさかいきなり豊音さんに抱きしめられるだなんて。
しかも、ただ抱きしめるとかじゃなくて俺の顔に胸を押し付けるような激しくも力強いものだったんだよな。
これがネリーとかなら骨があたって痛い程度だったんだろうが、豊音さんの胸は美穂子さんや辻垣内部長には及ばずともそこそこあるし。
豊音さんのおっぱいと匂いに包まれた俺の顔はとても幸せ心地だった。
代わりに酸欠気味になって一瞬、意識が飛んだけど…でも、そんな事は些細な問題だろう。
おっぱいは命の危機よりも優先されるべきものなのである。

淡「…むー」グイッ

京太郎「い、いててっ!!」

って誰だよ、折角、とよねっぱいの余韻に浸ってる時に…人の頬引っ張って。
…って淡か?
でも、何で、いきなり不機嫌になってるんだ?
今日は講義も別で特に会っていなかったし…不機嫌になられるような理由はないと思うんだけれど…。


淡「…なんで無視すんの?」ジィ

京太郎「あー…悪い」

…ってどうやら俺は知らず知らずの間に淡の事を無視していたらしい。
多分、俺がとよねっぱいの余韻に浸っている間に、俺に対して声を掛けてくれたんだろうな。
で、それに対してスルーしてしまった俺に拗ねてこうやって頬を抓ってきたと。
若干、子どもとは思うが、原因が俺にあるだけにここは謝るしかない。

京太郎「無視した訳じゃなくて単純に気づかなかったんだ」

淡「何時もならおっぱいレーダーとか言うので…私が何かしようと近づくだけで気づくのに…」ジトー

京太郎「う…」

く、くそ…淡の癖に中々、勘が良いじゃないか。
いや、まぁ…コイツはほぼ感性で麻雀やってるだけあって、勘はかなりいい方だけどさ。
賞味期限切れのお菓子を食べられるか食べられないかは、淡に聞けば一発で分かるくらいだし。
…ちなみにネリーなんかはもったいないと言って食べられなくても食べようとする訳だけれど。


淡「…何か良い事あった?」

京太郎「い、いや、別に…?」メソラシ

淡「むむむ…」

そこで淡が拗ねるような顔をするけれど…でも、流石に本当の事は言えない。
何せ、俺がさっき考え事に耽っていたのは、俺の顔に押し付けられた豊音さんのおっぱいを反芻していたからなのだから。
幾ら、俺が部活内でそれなりにスケベキャラとして通っていても、そんな事を言われたらドン引きするだろう。
ましてや、それは俺だけじゃなくて豊音さんの名誉にも関わる問題なのだ。
人工呼吸をされてしまった事もあって、友人である淡にだって簡単に漏らす訳にはいかない。

淡「…どーせ京太郎の事だからおっぱいの事なんだろうけど」

京太郎「うぐ…」

…俺ってそんなに分かりやすいんだろうか。
まさか淡にここまでハッキリと言い当てられるだなんて…。
多分、よっぽどスケベな顔をしてたんだろうなぁ…。
幾らとよねっぱいの感触が素晴らしいものだったとは言え、流石にちょっと反省しないと。


淡「……ムカツク」

京太郎「え?」

淡「…なんか胸の中がムカムカする」

京太郎「…oh」

しかし、時既に遅しと言う奴だったらしい。
俺が自分を改めるよりも先に淡がぽつりと言葉を漏らした。
不平不満がたっぷり詰まったそれは、脳天気なコイツにしては珍しくマジなものである。
どうやら俺は本気で淡の事を拗ねさせてしまったらしい。

淡「…今日は一日中、キョータローの腕離さないから」ギュゥ

京太郎「…って淡…」

淡「知らない。キョータローなんて私のおっぱいでドキドキすれば良いんだ」ツーン

…いや、まぁ、確かにドキドキするけどさ。
豊音さんよりも一回り大きい淡っぱいに興奮はするけど…そんな風に俺の腕を胸に抱いてたら、マトモに講義も請けられないだろう。
次の講義は淡と同じで…しかも、お互いそれで終わりだから、問題は少ないっちゃ少ないんだけど…。
でも、だからと言って、そんな風にずっと腕を抱かれてたら、俺だって講義に集中出来ない。


淡「ちなみに私、本気だから」

淡「男子トイレの中だって、絶対についていくもん」ムッスー

京太郎「いや、それはマズイだろ」

…とは言うものの、淡には許してくれるつもりはないらしい。
どうして気付かなかっただけでこんな事になるのかと疑問は尽きないが…ここで突き放したりしたら余計に機嫌を悪くするだけだし。
何より、元々の原因が俺にあるだけにあまり淡に強くは出られない。
とりあえず、俺が我慢すればどうにかなる領域のワガママで満足してくれているみたいだし…コイツが許してくれるのを祈って今日はそのままでいよう。

京太郎「…まぁ、トイレの事はさておき、そろそろ行かないとまずいから一緒に行くぞ」

淡「…」ツーン

…無視か。
まぁ、これもコイツなりの意趣返しなんだろうなぁ…。
…仕方ない。
一体、何が悲しくて、女の子と腕組ながら喧嘩しなきゃいけないんだって思うけれど…。
根が単純な淡だし、数時間もすれば機嫌を直してくれるだろうから、それまで我慢しよう。


―― そんな俺の予想とは裏腹に淡の機嫌は中々、治らず、その日、一日、俺の腕から離れようとはしなかった。



+2なんで短めにー(当社比)
また数分後に安価とります

                ,.  ⌒ヽ、/⌒ 、-- 、
               /_,..-         ヽ  `  、
             / /´     /    ∨   \
                ,  ´      / ,'     :    、 ヽ
           /   ,    , / /|  |  :.  | | |    ∨
         _/   / /  |_|__'_|  |   _}_|_|_| |  | :
         ̄ ̄´/ イ '  { ´| |/__{  |: , ´/}/_}∧ |  | |
            / / , rⅥィ笊 从 {∨ /ィ笊_ヽ}/、 | |

            / イ ∧{ 从 Vり \∨' Vり /' / ∧{
            ´/イ }从lム     ; \     ,ノ /  \
                    | ∧          ∧,イ
                   Ⅵム    -  -    イ //
                _ヽl\       //イ__
                |////} `  ー  ´「////|
                |////|  :.   / |/[__}/|
                ,...<////∧  ,     |/////> 、
          , <///////////\   ///////////> 、
        , </////////////////}____{/////////////////> 、
      //////////////////////|    |////////////////////∧
       {/////////////////////∧  ,'//////////////////////}
       |//////////////////////∧ ////////////////////////|

【名前】 須賀京太郎

【ステータス】
体力 ほぼ人並みと変わらないレベル
学力 成績優秀で教授から留学を薦められるレベル
魅力 どんな場所でも必ず中心人物になれるレベル
雀力 三年のインターハイで大活躍したレベル


恋愛抵抗値 57/100


【交友関係】
咲 幼馴染 ??/100
ハオ 親友 53/100
謎チャー 変な人… 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる
智葉 部員 27/100
ステルス○○ 痴漢 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる(累積4 フラグ2)
ネリー 好き 69/100
漫 良い人 30/100 【好印象】:好感度の上昇値が+1される(類似効果と累積する)
謎のうっかりさん ムカムカする 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる(累積8 フラグ2)
透華 親友 45/100
謎の大天使 コワイヒト… 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる
白望 …思ったより悪い人じゃなさそう 20/100 
憧 仲良くなれれば良いな 50/100 【好印象4】:好感度の上昇値が+4される(類似効果と累積する)
穏乃 憧のおとなりさん…だよね… ??/100 【??の絆】:???
マホ 親友 65/100
淡 好き 69/100
塞 もう貴方なしじゃいられない 100/100 【溢れる愛情】:コミュした時、恋愛抵抗値が通常の二倍低下する
竜華 特に関心ナシ 10/100
姫子 後輩 38/100
ちゃちゃのん 愛してる 100/100 【溢れる愛情】:コミュした時、恋愛抵抗値が通常の二倍低下する
和 ??/100
美穂子 好き 86/100
由暉子 友人 55/100
豊音 好き 67/100


12/12 午前のヒロイン


下3で

ロリ巨乳の時間だああああああああああ




↓2
01~32 +2
34~65 +3
67~98 +4
ゾロ目 +10


+2で57ですかね、書いてきまーす


由暉子「かくかくしかじかです」

京太郎「なるほど…まるまるうまうまって訳だな」

…俺が今、いるのは大学のカフェテラスだった。
何時もよりもちょっと早めに到着した俺は、今、テラスの中でユキと一緒にお茶を飲んでいる。
ここの経営をしているのは学生自治会らしいが、それでもその味は普通の喫茶店に負けるものではない。
その上、値段もお手頃なのもあって、学生達には結構人気だった。

由暉子「流石、京太郎君ですね。物分かりが良くて助かります」

京太郎「まぁ、これでもユキとは付き合いが長いからな」

そんなカフェに俺を連れ込んだのはユキの方だった。
どう時間を潰すかと悩む俺に話しかけた彼女は「話がある」とここまで俺を連れてきたのである。
勿論、その間、あくまでも世間話に終始していただけに、彼女の言う「かくかくしかじか」の意味はまったく判らない。
判らないが、まぁ、ここでユキがツッコミを求めている訳ではない事くらい理解出来る。


由暉子「それでもここまで分かり合う事が出来ているんです」

由暉子「きっと京太郎くんと私は相性が良いんですね」

京太郎「…まぁ、確かに悪くはないと思うな」

実際、ユキは結構、俺の中で理想に近い女の子ではあるんだよなぁ…。
ちょっと天然が入っているけれど、そんなところも愛嬌だと可愛らしく思えるし。
こうして真顔でふざけ合う由暉子との関係はとても楽しいと思っている。
家事だってそれなりに上手だし、何よりおっぱいも大きいしな!!
多分、俺が恋愛に対して及び腰じゃなかったら迷わず告白していただろう。

京太郎「(まぁ、今はもうそんな風には見れない訳だけれど)」

勿論、それは仲良くなる過程で知っていったユキの姿に幻滅したからではない。
むしろ、仲良くなってから見せてくれるユキの姿はとてもほほえましく、そして可愛らしいものだった。
…ただ、あんまりにも微笑ましすぎて、俺にとって妹とか子ども枠に入っちゃったんだよなぁ。
多分、そのおっぱいを押し付けられたらドキドキするし、興奮するだろうが、恋人になりたいとそう思う事はまずないだろう。


由暉子「そんな京太郎君に折り入ってお願いがあります」

京太郎「お願い?」

由暉子「はい。私に恋を教えて下さい」

京太郎「…え?」

…………………え?
い、いやいやいやいや、待て、待つんだ、俺よ。
ちょっと思考が止まりそうになったけど早合点は禁物だぞ、俺。
確かに今の言葉は告白にしか聞こえないようなものだ。
だが、相手はこの大学でも1、2を争う天然枠のユキなんだぞ?
その言葉がどういう事を意味しているのか、まったく分かっていない可能性だってあるんだ。

京太郎「えーっと…もうちょっと具体的に…」

由暉子「京太郎君の初恋の話を聞かせて欲しいんです」

京太郎「あ、あぁ、なるほど…」

そ、そういう事か…。
いや、ホント、紛らわしすぎて心臓が止まるかと思ったわ。
一瞬、さっきのモノローグがフラグになったのかとそんな言葉さえ思い浮かんでいたからな。


京太郎「(…にしても誤解で良かった)」

………勿論、ユキほどの美少女に告白されるのは嬉しい。
特に今の俺は、新しい恋を見つけようと少しずつとは言え動いている状態なのだ。
そんな状態で好きだと告白してくれる女の子がいれば、まさしく渡りに船だと言っても良いだろう。
…しかし、俺にとってユキはとても大事な子で…そんな中途半端な気持ちで返事をしたくないんだ。
きっとここで今、彼女が告白してくれても、俺は悩みに悩んだ末に、フる事を選んだろう。

由暉子「…京太郎君?」

京太郎「おっと、悪い」

…っと、今はそんな事考えてる場合じゃないよな。
ユキは色々と他の子とは違うけれど、根は真面目過ぎるくらい真面目な子なんだから。
そんなユキが折り入って頼みがあるとそう前置きしたのだから、きっとその気持ちは真剣なものなのだろう。
ならば、俺はその気持ちに友人として真正面から応えなければいけない。
……のだけれど。


京太郎「…しかし、なんでいきなり?」

京太郎「昨日は一応、何時か分かるって結論で納得してくれたんじゃないのか?」

由暉子「はい。納得はしましたし、今は別に焦っている訳ではありません」

由暉子「ですが、それとは別に一日経って京太郎君の恋話が気になったので」

…つまり単純に好奇心だって事か。
こういうところで取り繕えないユキの事を考えれば、何か裏があるって訳じゃないんだろうな。
きっと本気で納得した上で、俺の恋話に興味が惹かれたのだろう。
まぁ、そうやって真正面から気持ちをぶつけてくれる由暉子の姿は微笑ましいけれど… ――

京太郎「…ごめん。その頼みは聞けない」

京太郎「例の初恋は俺の中でまだ完全に整理がついたって訳じゃないんだ」

京太郎「何か重大な理由があるならともかく、好奇心で聞かれても応えられない」

由暉子「そう…ですか…」

…ちょっと拒絶が強かったかな?
いや、でも…こういうのはハッキリと相手に伝えないとな。
下手に言葉を濁してユキが誤解してしまったら、お互い不幸になるだけだし。
心なしか犬耳のような髪が垂れているユキの姿に心が痛むが…仕方が無い事なんだ。


由暉子「ごめんなさい。知らずとは言え、辛い事を聞いてしまって」ペコリ

京太郎「いや、良いんだよ」

京太郎「つーか、三年経って未だ引きずってる俺の方が悪いんだしさ」

よっぽどひどい失恋をしたとしても、基本的に三年引きずる奴は稀だろう。
その中で未だに未練を残している奴なんて、本当に極々一部なんじゃなかろうか。
まさか俺がそんな極一部だとはユキも思わなかっただろうし、これは仕方が無い。
昨日、ハッキリとユキに言わなかった俺も悪いところはあるし、彼女の事を責めるつもりは毛頭なかった。

由暉子「…でも、それは京太郎君がそれだけその人の事を好きになっていたからでしょう?」

由暉子「私はそういうの…漫画みたいでとっても格好良いと思います」

京太郎「…ありがとうな」

まぁ、漫画みたいな…と言う一言はちょっと素直に受け入れられないけれど。
でも、恋を知らない彼女にとって、恋愛とは創作の中の出来事に近いんだ。
少なくとも、こうして俺に向ける眼差しは尊敬の色が強いし、きっと悪い意味で言っている訳じゃない。
そもそもユキが人のことを悪く言ってるところなんて一度も聞いた事がないしな。


由暉子「でも、京太郎君って今は新しい恋を探しているんですよね…?」

京太郎「あぁ。いい加減、俺も吹っ切りたいっていう気持ちが強くてさ」

由暉子「じゃあ、私達は同じ恋の探求人と言う事になりますね」

京太郎「…確かに言われてみればそうだな」

過去から逃げようとする俺と未来へと向かおうとするユキ。
方向性は真逆ではあるが、同じく恋を見つけようとしているスタンスは確かに同じだ。
同じ麻雀部に所属しているし、俺とユキは仲間兼同志兼友人ってところか。

由暉子「では、これからもこうやって集まって、色々と情報交換しませんか?」

京太郎「俺は構わないけど…それ何時もと変わらないんじゃないか?」

由暉子「…言われてみれば確かにそうですね」

別に何かなくてもこうしてユキと駄弁ったりしてるからなぁ。
今回はたまたま頼み事があると聞いてここまで来た訳だけれど…そうじゃなくても俺からユキに声を掛けただろうし。
カフェテラスに来たかどうかは判らないが、一緒に暇つぶしをしようと誘っていたはずだ。
顔を見れば、一緒に行動するのが当然な俺達にとって、その提案は普段とそれほど変わらない。


由暉子「では、代わりに仲間の証を作りましょう」

京太郎「…仲間の証?」

由暉子「はい。バッジとか私、素敵だと思います」フンス

京太郎「あー…」

…これはまた変なスイッチ入っちゃってるな。
多分、ユキの中では仲間=仲間の証が必要!と脳内変換されたんだろう。
あるいは二人だけの仲間=秘密結社…みたいな変遷があったのかもな。
このまま放っておいたら、二人だけの合言葉を作ろうと言い出しかねない。

由暉子「後、合言葉とコードネームも必要ですね…」

…どうやらユキは俺の予想の斜め上を言ったらしい。
合言葉はともかくコードネームまでは予想していなかった。
正直、漫画じゃないんだから、コードネームで呼び合うなんて逆に恥ずかしいと思うんだけど…。
でも、ユキはそういうの結構、好きなタイプだし、きっと頭の中ではもう既に俺と彼女が秘密結社を結成した事になっているんだろう。


京太郎「(…ま、いっか)」

何だかんだ言って俺も大人になりきれていないんだろうな。
そうやってコードネームを決めたりするって所に中二の頃、闇へと葬った心がチリチリと疼き始める。
もう大人なのだと表に出る事はなかったそれを解放するのは中々に楽しそうだし…何より美少女との共通の秘密と言うのは中々に美味しい。
少なくとも、目の前で盛り上がるユキに水を刺すつもりは俺にはなかった。

由暉子「ちなみに京太郎君はコードネーム何が良いと思います?」

京太郎「そうだな…全てを無に帰すものを意味してゼロとか…」

由暉子「格好良いですっ」パァァ

代わりに口にした俺のアイデアにユキが目に見えて顔を輝かせる。
まるで宝物を見つけた子どものようなそれに中二心を解放した恥ずかしさが薄れていった。
…まぁ、流石に完全に忘れてノリノリになる訳にはいかないが、こうしてユキのノリに付き合う分にはその方が良いだろう。
ズルズルとハマっていくような自分に俺はそう言い聞かせて… ――


―― そして数時間後、俺達は組織の名前からコードネーム、二人の間での特別な挨拶まで様々な事を決めたのだった。

ユキ編しゅーりょー
数分後安価とります

                ,.  ⌒ヽ、/⌒ 、-- 、
               /_,..-         ヽ  `  、
             / /´     /    ∨   \
                ,  ´      / ,'     :    、 ヽ
           /   ,    , / /|  |  :.  | | |    ∨
         _/   / /  |_|__'_|  |   _}_|_|_| |  | :
         ̄ ̄´/ イ '  { ´| |/__{  |: , ´/}/_}∧ |  | |
            / / , rⅥィ笊 从 {∨ /ィ笊_ヽ}/、 | |

            / イ ∧{ 从 Vり \∨' Vり /' / ∧{
            ´/イ }从lム     ; \     ,ノ /  \
                    | ∧          ∧,イ
                   Ⅵム    -  -    イ //
                _ヽl\       //イ__
                |////} `  ー  ´「////|
                |////|  :.   / |/[__}/|
                ,...<////∧  ,     |/////> 、
          , <///////////\   ///////////> 、
        , </////////////////}____{/////////////////> 、
      //////////////////////|    |////////////////////∧
       {/////////////////////∧  ,'//////////////////////}
       |//////////////////////∧ ////////////////////////|

【名前】 須賀京太郎

【ステータス】
体力 ほぼ人並みと変わらないレベル
学力 成績優秀で教授から留学を薦められるレベル
魅力 どんな場所でも必ず中心人物になれるレベル
雀力 三年のインターハイで大活躍したレベル


恋愛抵抗値 56/100


【交友関係】
咲 幼馴染 ??/100
ハオ 親友 53/100
謎チャー 変な人… 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる
智葉 部員 27/100
ステルス○○ 痴漢 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる(累積4 フラグ2)
ネリー 好き 69/100
漫 良い人 30/100 【好印象】:好感度の上昇値が+1される(類似効果と累積する)
謎のうっかりさん ムカムカする 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる(累積8 フラグ2)
透華 親友 45/100
謎の大天使 コワイヒト… 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる
白望 …思ったより悪い人じゃなさそう 20/100 
憧 仲良くなれれば良いな 50/100 【好印象4】:好感度の上昇値が+4される(類似効果と累積する)
穏乃 憧のおとなりさん…だよね… ??/100 【??の絆】:???
マホ 親友 65/100
淡 好き 69/100
塞 もう貴方なしじゃいられない 100/100 【溢れる愛情】:コミュした時、恋愛抵抗値が通常の二倍低下する
竜華 特に関心ナシ 10/100
姫子 後輩 38/100
ちゃちゃのん 愛してる 100/100 【溢れる愛情】:コミュした時、恋愛抵抗値が通常の二倍低下する
和 ??/100
美穂子 好き 86/100
由暉子 友人 57/100
豊音 好き 67/100


12/12 午後のヒロイン


下3で

ダルデレの時間だあああああああああああああああ




↓2
01~32 +2
34~65 +3
67~98 +4 【好印象1】取得
ゾロ目 +10 【好印象2】取得


一瞬、下3だったっけって思ってびっくりしたでござる

+3されて23ですねー 書いてきます


京太郎「(しかし、今日は中々に実りの多い日だったな)」

まさか一日でエンブレムのデザインや二人の制服まで決まるだなんて。
流石にそれぞれ専用の名乗りやその時のポーズまでは決まらなかったが、それはまた後日で良いだろう。
二人だけだったとは言え、これほど多くの分野で合意出来た事をまずは喜ぶべきだ。
やっぱり何だかんだ言って、俺とユキの相性は良いんだろう。

京太郎「(…………ってちげぇよ!!)」

なんでクリスマスまで残り二週間切ってるのに一日掛けて秘密組織の名前や最終兵器の設定を考えてるんだよ!!
つーか、そもそも俺達が作ったのは恋愛探求の会であって、別に正義の組織でも悪の秘密結社でもないだろ!!
なんだよ、エターナルフォースブリザード砲って…空気毎相手を凍らせて死滅させる最悪の兵器って…。
それもう液体窒素とかで良いじゃん…。


京太郎「(…まぁ、楽しい時間であった事は確かだけど)」

最近、ちょっと色々あったからなぁ。
ユキと心ゆくまで話し合い、中二心を満たす時間はそれなりに楽しかった。
まぁ、その分、今日は新しい恋を見つけるって話がまったく進まなかった訳だけど…。
それは明日からの英気を養ったって事で前向きに考えよう、うん。

京太郎「(その為にも今日はとっとと帰って…って)」

シロ「…」ダルーン

……あそこにいるのって小瀬川さんじゃないか。
もう日も落ちてきてるってのに…何やってんだあの人。
もしかしてまた誰かを探しているんだろうか?
……うーん…アレ以来、まだあんまり話も出来ていないからちょっと二の足を踏む気持ちはあるけれど…。


京太郎「…どうかしましたか?」

シロ「…あ」

そうやって話しかけた瞬間、公園のベンチでダルそうにしてた小瀬川さんが俺をチラリと見る。
その仕草は変わらず倦怠感を感じさせるものだったけれど、しかし、その顔には敵意はなかった。
連絡先を交換してから連絡らしい連絡はまだないが、どうやら嫌われている訳じゃないらしい。
とりあえずそれは一安心だけれど……。

シロ「……えっと、エイスリンを泣かせた金髪」

京太郎「合ってますが連絡先交換したんで名前くらいは覚えて下さい」

シロ「…努力する」

…なんか反応がないと思ったら、俺の名前を思い出そうとしてたのか。
まぁ、流石に一回会っただけだし、名前を思い出せないのもそれほど不思議じゃないけれど…。
でも、その呼び方は俺に利くのでやめて欲しい。
かなり切実に。


京太郎「で、今日ももしかして探し人ですか?」

シロ「…ううん。ダルいから休憩中」

京太郎「…ちなみに何時から?」

シロ「…日が落ちる前くらいから」

…それもう二時間近く以上じゃねぇか。
つーか、そんな時間からずっとベンチに座ってて、この人一体、何をやってたんだろう。
……いや、多分、何もやってなかったんだろうな。
俺はまだ小瀬川さんの事を殆ど知らないけれど…でも、この人が無類の面倒くさがり屋って事くらいは知っているし。
ただダルイと言うだけでここに座り続けていたんだろう。

京太郎「あー…それじゃちょっと待っててください」

シロ「…ん?」

今の季節はもう真夜中で、日射が最高に達する昼でもそれなりに寒いんだ。
その光が奪われてしまった今、この公園の中も大分、冷えている。
そんな環境で二時間も座りっぱなしなら、身体もかなり冷たくなっているだろう。
だから、ここは… ――


京太郎「はい。どうぞ」

そこで俺が小瀬川さんに向かって差し出したのはミルクティだった。
すぐそこの自販機の中で暖められたそれはペットボトルまでがじんわりと熱を放っている。
それを飲めば、小瀬川さんの冷たくなった身体もいくらか暖まるはずだ。

シロ「……良いの?」

京太郎「えぇ。流石に二時間もボーっとしてたと聞いたら心配になりますし」

京太郎「それにこうして恩を売っておけばちゃんと名前も覚えて貰えるかなって」

……まぁ、理由はそれだけじゃないんだけどさ。
ただ、残った一つは恥ずかしくて言えないって言うか…格好わるいって言うか…。
この寒い中、ベンチに座ってた小瀬川さんが、三年前の俺を彷彿とさせたから…なんて言えないし、言っても理解はして貰えない。
だから、ここは適当に冗談として誤魔化すのが一番なんだろう。


シロ「…大丈夫。もう覚えた」

シロ「…佐賀章太郎君」

京太郎「すっげー惜しいけど違います」

なんだ、そのパチモンっぽいの。
いや、まぁ、佐賀章太郎って人からすれば、俺の方がパチモンっぽいかもしれないけれど。
しかし、本当に器用に一字ずつ間違えたな…。
ここまで器用に間違えられると逆に覚えてたんじゃないかっていう疑惑が俺の中で生まれるんだけれど…。

京太郎「須賀京太郎ですよ」

シロ「…京太郎…エイスリンを泣かせた京太郎…」

シロ「…よし。覚えた」

京太郎「すみません。もう勘弁してください…」

…やっぱり例の件、まだ怒ってるのかなぁ…?
一応、良い人っぽいからと許してくれたらしいんだけれど…さっきからなんかすげぇ弄られてるし。
出来れば、ただのからかいであると思いたいけれど、彼女の表情の変化が少ないだけにどうとれば良いのか判らない。


シロ「…冗談」クス

京太郎「あ…」

……ってあんな風に笑うんだ、小瀬川さん。
てっきりダルイダルイって言いながら、表情筋もろくに動かさないようなタイプだと思ってたんだけれど。
でも、今の小瀬川さんは顔をほんの僅かにほころばせるような笑みを浮かべてくれていて。
多分、本当にさっきまでのは冗談だったんだろう。

シロ「…どうかした?」

京太郎「いや、小瀬川さんの笑顔に見惚れまして」

シロ「…そんな冗談を返されても動揺しない」

いや、割りと見惚れてたのはマジなんだけどなぁ…。
実際、小瀬川さんの笑みは、それくらい魅力的で綺麗なものだった。
ただ、それを彼女に伝えようとしても、まだ二回しか出会っていない俺が信用して貰えるとは思えないし。
ここは冗談として処理しておいて貰うのが一番なのだろう。


シロ「ともかく…須賀くん、ありがとう」

シロ「…有り難く貰う」

京太郎「いえいえ」

…しかし、小瀬川さんって妙な色気がある人なんだな。
こうして紅茶を飲んでいる姿も妙に様になると言うか…。
水着を着たモデルのように健康的な魅力を振りまく清水谷さんとも、男でも見惚れてしまいそうな格好良い辻垣内部長とも違う。
何処か退廃的で危なっかしい魅力を感じるんだよな。

シロ「…ふぅ。暖まった」

京太郎「やっぱり寒かったんですか?」

シロ「…うん。でも、寒いから動くのが余計にダルくて…」

…つーか、実際、危なっかしいよな、この人。
寒いから動くのがダルくなって、そのままベンチで二時間以上座りっぱなしだなんて。
もし、雪が振る日に外出なんかしたら、そのまま雪の中で凍死するんじゃないだろうか。
まぁ、彼女が通ってた宮守は日本でも有数の豪雪地帯にあるから、その辺りは自己防衛出来ているのかもしれないけれど…。


京太郎「ちなみに普段の生活とかってどうしてるんですか?」

シロ「…基本、ひきこもり」

シロ「食料とかは通販で買ってる」

京太郎「…あぁ。なるほど」

確かに通販とかを利用すれば部屋から出る必要は殆どないよな。
最近はama○onなんかで食料品も買えるし、小瀬川さんのような面倒くさがりでも生きていく事は簡単なんだろう。
…まぁ、逆に言えば、そんな彼女がどうして外に出ているかって言う疑問はあるのだけれども。
多分、性格的に必要がなかったら絶対に家をでるようなタイプじゃないからなぁ…小瀬川さん。

シロ「…今日はエイスリンのところに行ってた」

京太郎「え?」

シロ「…もう大丈夫。別にエイスリンも怒ってない」

……そっか。
小瀬川さんは面倒くさがり屋だけれど…でも、大事な人の為なら率先して動く人だもんな。
多分、俺と連絡をとっていない間に色々とウィッシュアートさんにも働きかけてくれたのだろう。
…見た目からは判らないけれど、小瀬川さんは優しくて仲間思いな人なんだ。


シロ「色々と予定が詰まってるからまだ何時に会えるかって返事は出来ないけど…」

シロ「でも、会っても悪い事にはならない…と思う」

京太郎「…ありがとうございます、本当に助かります」

…本当に彼女がいなかったらどうなっていた事か。
きっと俺は一生、見知らぬ美少女を傷つけた負い目を背負っていく事になっただろう。
まぁ、まだその負い目が消えた訳ではないけれど…でも、こうして彼女の口から色々と聞かせてもらって大分、気持ちも楽になった。
少なくともミルクティ一本ではお釣りが来るくらいには。

シロ「…ミルクティ分のお礼にはなった?」

京太郎「えぇ。勿論です」

シロ「…そう。良かった」コクン

そう言いながら、シロさんはまたひとつ紅茶を口へと傾ける。
しかし、彼女はさっきとは違って、それを水平に戻りたりはしない。
そのまま最後まで傾けきった彼女が数十秒後に手にしていたのは空のペットボトルだけだった。
…多分、二時間もボーっとしている間に大分、身体も冷えていたんだろうな。


シロ「…じゃあ、私、もう帰るから」スクッ

京太郎「大丈夫ですか?」

シロ「ミルクティ貰ったし大丈夫」

…正直、まだ心配ではあるけれどな。
立ち上がる動作は思いの外、スムーズだったけれど、350mlのミルクティだけで身体が暖まったとは思えないし。
何より、今は完全に日が落ちて、彼女の前に広がっているのは夜道だけなんだ。
シロさんが見目麗しい美少女だと言う事もあって、どうしても安心しきる事が出来ない。

シロ「…じゃあ、また今度」

京太郎「えぇ。また」

とは言え、まだ知り合って二回目となる女の人に「送って行きましょうか?」なんて言える訳がない。
本人が大丈夫だとそう言っているのだから、ここは素直に彼女の事を見送った方が良いだろう。
そう思いながら俺は公園を出て行く彼女の背中を見送って… ――

シロへんしゅーりょー
おんぶはまだ好感度が足りないです


また数分後に次の安価だしまする

                ,.  ⌒ヽ、/⌒ 、-- 、
               /_,..-         ヽ  `  、
             / /´     /    ∨   \
                ,  ´      / ,'     :    、 ヽ
           /   ,    , / /|  |  :.  | | |    ∨
         _/   / /  |_|__'_|  |   _}_|_|_| |  | :
         ̄ ̄´/ イ '  { ´| |/__{  |: , ´/}/_}∧ |  | |
            / / , rⅥィ笊 从 {∨ /ィ笊_ヽ}/、 | |

            / イ ∧{ 从 Vり \∨' Vり /' / ∧{
            ´/イ }从lム     ; \     ,ノ /  \
                    | ∧          ∧,イ
                   Ⅵム    -  -    イ //
                _ヽl\       //イ__
                |////} `  ー  ´「////|
                |////|  :.   / |/[__}/|
                ,...<////∧  ,     |/////> 、
          , <///////////\   ///////////> 、
        , </////////////////}____{/////////////////> 、
      //////////////////////|    |////////////////////∧
       {/////////////////////∧  ,'//////////////////////}
       |//////////////////////∧ ////////////////////////|

【名前】 須賀京太郎

【ステータス】
体力 ほぼ人並みと変わらないレベル
学力 成績優秀で教授から留学を薦められるレベル
魅力 どんな場所でも必ず中心人物になれるレベル
雀力 三年のインターハイで大活躍したレベル


恋愛抵抗値 55/100


【交友関係】
咲 幼馴染 ??/100
ハオ 親友 53/100
謎チャー 変な人… 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる
智葉 部員 27/100
ステルス○○ 痴漢 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる(累積4 フラグ2)
ネリー 好き 69/100
漫 良い人 30/100 【好印象】:好感度の上昇値が+1される(類似効果と累積する)
謎のうっかりさん ムカムカする 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる(累積8 フラグ2)
透華 親友 45/100
謎の大天使 コワイヒト… 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる
白望 …思ったより悪い人じゃなさそう 23/100 
憧 仲良くなれれば良いな 50/100 【好印象4】:好感度の上昇値が+4される(類似効果と累積する)
穏乃 憧のおとなりさん…だよね… ??/100 【??の絆】:???
マホ 親友 65/100
淡 好き 69/100
塞 もう貴方なしじゃいられない 100/100 【溢れる愛情】:コミュした時、恋愛抵抗値が通常の二倍低下する
竜華 特に関心ナシ 10/100
姫子 後輩 38/100
ちゃちゃのん 愛してる 100/100 【溢れる愛情】:コミュした時、恋愛抵抗値が通常の二倍低下する
和 ??/100
美穂子 好き 86/100
由暉子 友人 57/100
豊音 好き 67/100


12/13 午前のヒロイン


下3で

ついに和が来ましたかー(ゲスカオ)
これは中々楽しそうな事になりそうですね
ってところで疲れてきたんで一旦、休憩します
次は昼か夕方頃にやってまた夜にもう一回出来ればいいかなーと思ってます

あ、後、もうここまで来てエイスリンが悪印象ってのもおかしな話なんで悪印象外して好感度20くらいにして良いですか?(小声)

また同じヒロインを続けて取った場合のボーナスが欲しいって声がありますがあった方が良いでしょうか?
私としても思った以上に恋愛抵抗値削れてないんで悩んでいるところなのですが…

すみません、ちょっと友人と久しぶりにパタポンやってました(´・ω・`)

どうやら意見結構、好き以上で抵抗値減少アップってのが多いみたいですね
折り返しも過ぎた事ですし、ヒロインからのアピールも増えるって事で好き以上では好感度アップそのまま減少出来るようにします
ご意見ありがとうございました(´・ω・`)そしてちょこっとだけど投下再開だヒャッハー


京太郎「(…いい加減さ、逃げてる訳にはいかないよな)」

俺がユキと作った組織は別に強制力がある訳じゃない。
殆どお遊び同然のもので、やる事と言ったら精々、情報交換くらいなもの。
コードネームとか名乗りのポーズとかは決めたが、それは所詮、悪乗りの結果に過ぎない。
特にノルマもなく、適当にカフェテラスで駄弁る口実のようなものだった。

京太郎「(でも…俺は偉そうにユキに説教した訳で)」

何より、俺の初恋について尋ねてきたユキに、俺はちゃんと応えてやれなかった。
無論、それは好奇心からのものであって、別に応える義務もない。
だが、友人の問いに対して、きちんと答えられたかと言えば、やはり答えは否だ。
恋に対して前向きになろうとしている友人に俺はちゃんと向き合ってやれなかったのである。


京太郎「(…何時迄もそのままじゃ居られない)」

多分…いや、間違いなく俺は今まで軽く考えていた。
こうやって初恋を引きずっても、誰に迷惑を掛ける事はないとそう思い込んでいたのである。
だが、こうしてユキの問いに拒絶しか返せなかった今、そう思い込み続ける事は出来ない。
いい加減、俺も前に進む時期が来たのだとそんな気持ちは俺の中で強くて。

京太郎「(だから…)」

京太郎「…よう」

和「あ…」

……だから、俺は街中で和に話しかけた。
無論、それは決して偶然じゃない…と思う。
俺が彼女と出会ったの大学への通り道で…そして俺は彼女と出会ってからずっとそこで和の存在を感じ取っていたんだから。
ちょっと自意識過剰だけど、俺にもう一度会いたいからここで張ってくれたのかもしれない。


京太郎「(まぁ…俺はずっとそれから逃げてた訳だけど)」

俺のおっぱいレーダーの感知能力はそれなりに高い。
和ほどのおっぱい美少女ともなれば、よっぽど考え事をしていない限り、見つける事は容易かった。
そうでなければ、次の日にでも和に見つかり、過去と向き合う事を強要された事だろう。

和「京太郎……君」

京太郎「…久しぶりだな」

けれど、今の俺は弱音をおもいっきり美穂子さんに吐き出して、そしてユキにキッカケを貰ったんだ。
こうして和に話しかけるのは辛いけれど…でも、だからと言って逃げる訳にはいかない。
もう既に終わった恋とは言え、ちゃんとした決着はまだついちゃいないんだから。
色々と分からない事もあるし、いい加減、過去へと向き合う時期が来たんだろう。


京太郎「今、時間あるか?」

京太郎「久しぶりに会えて、色々と話したい事があるんだけど」

和「だ、大丈夫です…」

……まぁ、期待していた訳じゃないけれど…でも、やっぱり心の中でもしかしたら…って気持ちはあったんだろうな。
こうして硬い表情で俺に頷く和を見るとどうしても胸の奥がキリキリと痛む。
和が俺の事を見つけようとしてくれていると言うのはやはり自意識過剰だったのかもしれない。
到底、歓迎して貰っていると言えない和の表情に俺はそんな言葉を浮かばせながら、内心でため息を吐いた。

京太郎「……じゃ、近くの喫茶店に行こうぜ」

和「…はい」

…昔はさ。
昔は…こうして和と一緒に喫茶店に行けるだけでもすげぇ特別になれた気がして。
俺は世界一の幸せもんだと…そう思った事もあったんだけれど。
でも、お互いの立場が変わると…まったく別物なんだな。
俺から言い出した事ではあるけれど…正直、喫茶店に行くのも気が重い。
今からでも逃げ出したい気持ちは俺の中で決して小さい訳じゃなかった。


京太郎「(でも、もう話しかけてしまった以上、後戻りは出来ないし)」

「では、ご注文がお決まりになられましたら何時でもお呼びください」

京太郎「…」

和「…」

……とは言え、一体、何を話せば良いものか。
こうして喫茶店に入ったとは言え、雰囲気は重苦しいままだし。
やはり、ここは誘った側の義務として、話しやすい雰囲気を作るべきなのかもしれない。

京太郎「…和は相変わらず綺麗だな」

和「え…?」

京太郎「ちょっと大人っぽくなったけれど、すぐに和だって分かったよ」

それは決してお世辞じゃない。
俺の目の前にいる彼女は思い出の中と殆ど変わらない美しさを保っていた。
正直、この三年、一度も会えなくて多少は美化もされているのだと自分でもそう思っていたけれど。
でも、彼女はそんな思い出に負けないくらいに美しく、そして魅力的になっていた。


和「………ありがとうございます」

…でも、ちょっと失敗だったかもな。
考えても見れば、フられた相手から、容姿を褒められるなんて未練があると言われているようなもんだし。
実際、彼女は俺から目を背けるようにして顔を俯かせて…目すら合わせようとはしないんだから。
…もうちょっと話題の選択には気を使うべきだったよなぁ…。


和「京太郎君も…格好良くなりましたね」

京太郎「なんだ?まるで俺が昔は格好悪かったみたいじゃないか」

和「ごめんなさい…そういう訳では…」シュン

…あー…これは重傷みたいだな。
昔は和相手でも、これくらいの冗談は言えたものだけれど。
…でも、やっぱり俺達の関係はもう元には戻らないらしい。
こんな風に冗談一つだって大真面目に受け止められて…話も盛り上がらないんだから。


京太郎「冗談だって」

京太郎「そもそも俺、ちゃんと格好良いって言ってくれる彼女がいるしな」

和「え…?」

勿論、それは大嘘だ。
確かに俺の周りには可愛い女性が多いが、その中で特別な関係になれた人はいない。
しかし、この雰囲気をそのままにしておけば、お互いのためにならないのは確実なのだ。
最悪、誰かに彼女役を頼むとして…ここは嘘を吐いておこう。

和「そう…そう…なんですか…」

和「そうですよね…もう三年も経っている訳ですし…」

和「恋人とかいて…当然…ですよね…」グッ

ぐふっ…。
すみません、その当然の事がまったく出来ていないんです…。
でも、既に嘘を吐いてしまった今、それを口にする事は出来ないし。
目に見えて暗くなった和の様子は気になるけど…ここは… ――


京太郎「…で、そろそろ本題に入って良いか?」

和「…………はい」

…なんだか和も辛そうだし、ここはとっとと決着をつけて別れるのが良いんだろう。
こっぴどくフラれたとは言え、俺は未だ和の事を嫌いになったりしてはいないんだし。
無闇矢鱈と彼女の事を追い詰めたりしてもまったく楽しくはない。

京太郎「…もう大体、予想もついていると思うけど…」

京太郎「俺が聞きたいのは三年前の事だ」

和「…っ」

…それでもやっぱり三年前の事を口にすれば、和の表情が歪む。
滲み出るような暗い雰囲気だけではなく、その瞳に今にも涙が浮かびそうになっていた。
そんな彼女の様子に俺の胸も痛むが…でも、ここで和を気遣って話題を止めてしまえば、何時迄も前には進めない。
いい加減、自分の心に決着をつける為にも…俺はちゃんと自分の聞きたい事を彼女に伝えるべきなんだ。


京太郎「…クリスマスの日の事は聞かない」

京太郎「和の気持ちは分かっているしな」

京太郎「でも…どうして教えてくれなかったんだよ」

京太郎「転校するって事…一言も教えてくれなかったんだ…?」

…三年前のクリスマス、ずっと公園で和を待ち続けた俺はインフルエンザを引いた。
幾ら元体育会系とは言っても一年以上、運動部からは遠のいている訳だし…真冬の公園に何時間も待ちぼうけを食らったのだから当然だろう。
でも、それが完治して冬休み明けに学校へと復帰した俺は…そこで和が転校していなくなった事を聞かされたのだ。

京太郎「(…皆、知っていたのに、俺だけ教えてもらえなかった)」

……俺と和が二人きりで出かけたのは別に一度や二度じゃない。
部活帰りだけじゃなくて休日にも待ち合わせて街へと買い物に出かけた事もある。
…それに脈ありだとそう思った俺はきっと道化だったんだろう。
クリスマスの後、すぐに転校するって言う大事な話さえ…俺は聞かせて貰えなかったんだから。


和「そ…れは…」

京太郎「……」

和「言え…なかったんです…」

京太郎「…言えなかった?」

和「…はい。私は…京太郎君とだけは…最後まで普通で居たかったんです」

和「最後まで…何も知らずに夢を見たかったから…」

和「皆と別れるって事から…目を背けたかったんです…」

……そう俺に漏らす和の気持ちを完全に察する事なんて出来ない。
俺は和の事をそれなりに知っているつもりだったけれど…でも、それは思い込みだったのだから。
脳裏に浮かぶもしかしたらの言葉なんて…今更、信じられるはずがない。
それもまた俺の思い込みなのだとそう切り捨てて…俺は和の前で沈黙してしまう。

和「…………最初から全てお話します」

和「聞いて…貰えますか?」

京太郎「…あぁ。頼む」

…今の俺には時間が必要だ。
もしかしたら思っていたよりも俺は和に嫌われてはいなかったのかもしれない。
そんな言葉を霧散させる為にも、湧き上がる期待などを胸の奥底へ沈み込ませる作業があるのだから。
だが、その間、彼女を待ちぼうけにさせて時間を無駄にさせる訳にはいかない。
こうして長々と一緒にいても和の事を追い込むだけだし…ここは彼女の提案に乗らせてもらおう。


和「…始まりは父の一言でした」

和「…私はインターハイで優勝出来なかったら清澄から転校する事になっていたんです」

京太郎「…え?」

そんな俺にとって彼女の最初の一言からして衝撃的だった。
何せ、そんな話、和からどころか咲からも聞いたことがないのだから。
恐らく咲もインハイで優勝出来なかったら和が転校するなんて話を知らなかったはずだ。
何せあいつは大将で……そして一年目のインハイでほんの僅か白糸台に届かなかった事を今も悔やんでいるのだから。

和「…その時期がクリスマスの後になったのは偶然でした」

和「父は出来ればすぐさま転校させたかったみたいですけど…転校先の学校にも準備が必要でしたし」

和「それでも冬休み明けには転校する事になって…クリスマスの日も引っ越しの準備をする予定でした」

京太郎「…」

しかし、和の言葉は止まらない。
ポツポツとその口から漏れる言葉に俺は言葉を差し込む事すら出来なかった。
無論、胸の内には色々な言葉が浮かぶものの、それを言葉にする事が出来ない。
まるで独白する和に魅入られるようにして、俺は沈黙を続けていた。


和「そして…私は父に京太郎君との予定を伝える事が出来ませんでした」

和「…今、思えば、きっと子どもっぽい反発心だったんでしょうね」

和「後は、京太郎君の事も何故か警戒していたみたいですし…どうせ言っても反対されると言う事もあったんでしょう」

和「いずれにせよ…私はクリスマスの日、こっそり抜け出して京太郎君のところに行くつもりだったんです」

和「外に買い物にでも行くと言ってその後で友人と出会ったから遅くなると言えば、父も止める事は出来ないだろうと…」

和「…ですが、その日の父は私を外に出してはくれませんでした」

和「まるで私の予定を知っているように先回りをして…ずっと側に張り付いて…」

和「そうしている間に京太郎君との待ち合わせ時間も過ぎていく事に…私も焦ってしまって」

和「無理に出ようとした私は父に捕まってしまいました」

……つまり和も俺とのデートを楽しみにしていてくれたって事で良いんだろうか?
…いや、でも、そう簡単に信じられる訳ないよな。
それが本当ならば、あの日に必ず連絡があっただろうし。
和の事を信じたい気持ちはあるけれど…でも、鵜呑みには出来ない。


和「……そんな父を振りほどこうとしても…女の力では勝てません」

和「そうしている間に携帯を取り上げられて、父に京太郎君との予定を知られてしまいました」

和「勿論、私が黙って京太郎くんと会おうとしていた事に父も激怒して…そのまま部屋の中に軟禁される事になったんです」

…なるほど。
あの日、まったく連絡がなかった事の裏にはそういう事情があったのか。
さっき連絡がないのが不思議だとは思っていたけれど…でも、それなら納得出来なくはないかな。
よりにもよってクリスマスの日に娘が親に内緒で男と逢引しようとしているだなんて激怒しても仕方が無い事だろうし。

和「その後は学校にさえ行かせては貰えませんでした」

和「どうやら父の中では京太郎くんは私を不良の道へと誘う酷い人になっているらしくて…」

和「学校や京太郎君の両親を通じて抗議するのを止めさせるので精一杯でした…」

何より、こうして俺に事情を話す和の表情に嘘は見当たらない。
まるで心底辛いトラウマを口にするようにその身体は強張っている。
出来ればそんな和をどうにかしてあげたいけれど…今の俺に彼女を慰めてあげる事は出来ない。
昔ならばいざしらず…今の俺達の間にはまだまだ溝のようなものが残っているのだから。


和「そうしている間に私は転校する事になって…」

和「持っていた携帯も解約されて…データも手元に残りませんでした」

和「金輪際麻雀とは関わらないと言う約束をさせられて…ネト麻も退会させられてしまいましたし…」

和「…私から連絡する手段は全てなくなって…後はもうずっと…そのままです」

京太郎「…そっか」

俺は和の親父さんに会った事はない。
でも、彼女から聞いている話や弁護士と言う職業から察するにとても頭が良くて、そして厳しい人だったんだろう。
きっと俺に繋がる芽は軒並み全て潰して、和と俺との縁を切ろうとしていたんだ。
それでも尚、こうして俺と和が出会ってしまったのは親父さんにとっては予想外だっただろうけれど…。
でも、こんな偶然でもなければ、俺達が一生出会ったりする事が出来なかったのは事実だ。

和「…ごめんなさい」

京太郎「え?」

和「…私の所為で…京太郎君に辛い思いをさせてしまって…」ペコリ

京太郎「…そんなの気にしなくても良いんだよ」

京太郎「どうしようもない理由があったっていうのは分かったんだしさ」

そもそも和も和の親父さんも悪くはない。
和は和なりに俺のために動いてくれたのは伝わってきたし、親父さんも和の事を心配していただけなんだから。
こうして全てが見えた今、誰かが悪いって言うような単純な話ではない事が分かる。
…まぁ、親父さんに対しては正直、複雑な気持ちはあるけれど、和に対してのわだかまりはもう殆どなかった。


和「でも…」

京太郎「良いんだって。まぁ…確かに色々と辛い時期はあったけれど…」

京太郎「でも、そういうのはもう乗り越えたからさ」

和「…乗り越えた…ですか…」

京太郎「…ん?」

きれいなまつげを伏せて軽く目をとじる姿は色っぽいけれど……なんでそこでまた辛そうな顔をするんだろう。
……あ、そうか、和の中ではやっぱりまだ諸々を乗り越えられていないんだな。
俺は他人だから軽く受け止める事が出来るけれど、和にとっては身内な訳だし。
根が頑固な和からすれば、まだ三年前の件は強いわだかまりとして親父さんとの間に残っているのだろう。

京太郎「……あのさ、もしよければ連絡先交換しないか?」

和「………え?」

無論、俺がそんな和の捌け口になれるとは思わない。
わだかまりがなくなったとは言え、それで元通りになれるほど俺達の関係は簡単なものではなかったのだから。
しかし、だからと言って、ここで何もしないなんて選択肢は俺の中にはなかった。
俺は未だ和に対して未練を残しているし…その蟠りを小さくする手伝いをしてあげたい。
そして、俺が和と友人関係に戻れれば、彼女の中での蟠りは少なくなるはずだとそう思う。


和「…良いんですか?」

京太郎「当たり前だろ。つーか、ここではいさようならって方がキツイわ」

京太郎「そういう事情なら、出来ればまた友達に戻りたいしさ」

和「……友達……」

…あれ?また和の表情が暗くなってる…。
一瞬、明るくなったはずなのに…もしかして今の和ってあんまり友達いないのかな…?
…正直、ないとは言えないよなぁ。
和は咲ほどではないけれど人見知りしがちなところがあって、んでちょっぴり頑固で面倒くさいし。
一見、一人でも気にしないタイプのように見えるし、根気よく話しかけてくれなければ中々、仲が良い女の子を作れない子だ。

和「…はい。是非ともお願いします」

京太郎「よし。んじゃ赤外線の準備っと…」

…ってやべ、もう結構良い時間だな…。
今日は早めに出たとは言え、そろそろ大学に向かわないと講義に間に合わない。
出来ればもうちょっと和と旧交を暖めたいけれど…でも、だからって講義を休む訳にはいかないし。
名残惜しいが、今日はここまでにしておこう。

ですが笑えますねぇ、クリスマスの一件であなたはヒロインレースから追放
一方憧は今では面識なしなのにゾロ目などで好感度爆上がり、随分と差がつきましたぁ。悔しいでしょうねぇ。


京太郎「はい。受信成功っと」

和「あ、あの…京太郎君、それじゃあ、これから一緒に…」

京太郎「悪い。ちょっとこれから講義があってさ」

京太郎「そろそろ大学に行かないとまずいんだ」

和「そう…ですか」シュン

…あー…もしかしてこれから一緒に遊んだりする事を期待してたんだろうか。
…そう思うと胸がギリギリと痛む上に…凄いもったいなかった気がする…。
でも、ここで誘惑に負けて、やっぱり和と一緒に遊びます!だなんて格好悪いにも程があるし…。
多少は脈があるかもしれないとようやくわかった相手にそんなところは見せられない。

和「…分かりました」

和「……頑張ってくださいね」

京太郎「おう。和も気をつけてな」

京太郎「何かあったら…いや、なくても気兼ねなく連絡くれて良いからさ」

京太郎「和からなら何時でも何処でも大歓迎だし」

和「…………はい」ニコ

……最後になったけれど、ようやく笑ってくれたか。
今までずっと表情も雰囲気もぎくしゃくしっぱなしだったけれど…でも、何とか最後にマシになったみたいでよかった。
まぁ、あくまでもマシになったってだけで、色々とこれからなんだろうけれどさ。
三年間の溝はまだまだ深いし…これからそれを埋めていけるように頑張ろう。

>>671
てめぇ…っ!


ってところでのどっち編しゅーりょーです
また三分後くらいから安価とります

                ,.  ⌒ヽ、/⌒ 、-- 、
               /_,..-         ヽ  `  、
             / /´     /    ∨   \
                ,  ´      / ,'     :    、 ヽ
           /   ,    , / /|  |  :.  | | |    ∨
         _/   / /  |_|__'_|  |   _}_|_|_| |  | :
         ̄ ̄´/ イ '  { ´| |/__{  |: , ´/}/_}∧ |  | |
            / / , rⅥィ笊 从 {∨ /ィ笊_ヽ}/、 | |

            / イ ∧{ 从 Vり \∨' Vり /' / ∧{
            ´/イ }从lム     ; \     ,ノ /  \
                    | ∧          ∧,イ
                   Ⅵム    -  -    イ //
                _ヽl\       //イ__
                |////} `  ー  ´「////|
                |////|  :.   / |/[__}/|
                ,...<////∧  ,     |/////> 、
          , <///////////\   ///////////> 、
        , </////////////////}____{/////////////////> 、
      //////////////////////|    |////////////////////∧
       {/////////////////////∧  ,'//////////////////////}
       |//////////////////////∧ ////////////////////////|

【名前】 須賀京太郎

【ステータス】
体力 ほぼ人並みと変わらないレベル
学力 成績優秀で教授から留学を薦められるレベル
魅力 どんな場所でも必ず中心人物になれるレベル
雀力 三年のインターハイで大活躍したレベル


恋愛抵抗値 45/100


【交友関係】
咲 幼馴染 ??/100
ハオ 親友 53/100
謎チャー 変な人… 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる
智葉 部員 27/100
ステルス○○ 痴漢 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる(累積4 フラグ2)
ネリー 好き 69/100
漫 良い人 30/100 【好印象】:好感度の上昇値が+1される(類似効果と累積する)
謎のうっかりさん ムカムカする 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる(累積8 フラグ2)
透華 親友 45/100
謎の大天使 コワクナイ…? 20/100
白望 …思ったより悪い人じゃなさそう 23/100 
憧 仲良くなれれば良いな 50/100 【好印象4】:好感度の上昇値が+4される(類似効果と累積する)
穏乃 憧のおとなりさん…だよね… ??/100 【??の絆】:???
マホ 親友 65/100
淡 好き 69/100
塞 もう貴方なしじゃいられない 100/100 【溢れる愛情】:コミュした時、恋愛抵抗値が通常の二倍低下する
竜華 特に関心ナシ 10/100
姫子 後輩 38/100
ちゃちゃのん 愛してる 100/100 【溢れる愛情】:コミュした時、恋愛抵抗値が通常の二倍低下する
和 ??/100 【特別な人】:コミュした時、恋愛抵抗値を10低下させる。三回コミュを行うと…(累計1)
美穂子 好き 86/100
由暉子 友人 57/100
豊音 好き 67/100


12/13 午後のヒロイン


下3で

和とコミュした後に淡…おっぱいハシゴかな?(錯乱)



↓2
01~32 +2
34~65 +3
67~98 +4
ゾロ目 +10

+3で72ですねー
それじゃあ書いてきまーっす…と言いたいんですが、ちょっとまた友人とパタパタパタポンする作業があるので…
今日はちょっとここまでにしてまた明日の朝にでも書いていきます(´・ω・`)

あ、ちなみにやってるのは3です(´・ω・`)ウッホロック楽しいけどマゾい…

また最初のプロットではのどっちが事故にあって来れなかったんですけど女の子の身体にキズをつけるよりこっちの方が良いよね(錯乱)
つーか、私はなんで一番最初に大事故とかない限りとかモノローグに言わせたんだろう…
和が綺麗だって言われた時に俯いたのはその時のキズが残ってるって言う設定だったはずなのに…(´・ω・`)投下途中で方針転換したんで違和感とかあったらごめんなさい

聖霧は+14持ってるんですが、マイマイツルギの方が出てこないんですよねー…
なので、基本ヴォケルノンぶっぱするだけの簡単なお仕事をやってます…(´・ω・`)もうすぐヴォケルノンカンストしそう

と言いつつそろそろ始めます


京太郎「(…今の俺は無敵だ)」

そう思うのは別にまた中二心が漏れだしたからじゃない。
例えば、スポーツなどは心と身体が完全に噛み合った時、何時も以上に身体を強く、そして細かく動かせる事がある。
所謂、ゾーンと呼ばれるその領域に踏み入った瞬間の万能感は、まさしく無敵と言う他ない。
どれだけ格上が相手でも互角以上に戦える確信すら感じるその体験は、俺の中で未だに色濃く残っている。

京太郎「(まぁ、別に俺はゾーンに入っている訳でもないんだけれど)」

ただ、それと変わらない万能感を感じるのは、やっぱり和の気持ちを知れたから…なんだろうな。
今までずっと接点がなくて知る機会がなかった真実に、俺の心は今、強く沸き立っていた。
こうして講義の待ち時間を大学の食堂で過ごしている間にもついつい頬を緩めさせてしまうくらいに。


京太郎「でへへへへ…」

「うわぁ…」

…っと頬を緩めるのは良いけれど、変な笑い声が出るのはいけないな。
未だまばらに残ってる人たちに、すっげぇ引かれてるし。
……でも、流石にうわぁとか言うのはいけないと思うんだ。
今の俺はその程度じゃ傷ついたりしないけど、それで深いキズを負う人だってって… ――

淡「キョータロー!」ダッ

京太郎「とうっ!」クルクルシュピン

ふっ…甘いな、淡。
幾ら席に座っている状態とは言っても、今の俺はMUTEKIっ!!
おっぱいレーダーもビンビン♂に稼働している今、貴様の不意打ちなど無意味よ!
その突進くらい、まるで最強の傭兵ばりのジャンプとポーズで回避してやるわ!!


淡「わきゃっ」コケッ

京太郎「って止まれよ」ガシ

淡「わっ…!?」

っていや、突進先に俺がいなくなったんだから止まれよ。
まぁ、格好つけて結構、ギリギリで回避した所為で、淡も止まれなかったのかもしれないけれど。
だが、そのままの勢いで俺の座っていた椅子に突っ込んでいくのは正直、どうかと思う。
俺が手を貸さなかったら、そのままこけてたぞ、間違いなく。

京太郎「気をつけろよ。危ないだろ」

淡「キョータローが避けなかったら全然、危なくなかったもん…」ムスー

京太郎「そもそも突進なんかしなかったら危なくなんてありません」チョップ

淡「いたぁっ」

…まったく、コイツは。
そもそもなんで毎回毎回、俺を見つける度に突っ込んでくるのか。
お前は赤色を見た牛か何かかってレベルで毎回突進されているし。
下手に避けたら危ないからわざと受け止める事も多々あるけれど、いい加減、怪我しそうで怖いぞ。


京太郎「…で、何の用なんだ?」

淡「あ、キョータロー。お金貸して」

淡「今日、サイフ家に忘れてきてお昼なしになっちゃいそうなの」

京太郎「…ほうほう。そりゃ大変だ」

まぁ、それくらいお安い御用だけどな。
俺にとって淡は大事な友人の一人ではあるし、躊躇う気持ちはまったくない。
流石に金の貸し借りはどうかと思うから奢りって言う形になるだろうけど、コイツの希望には沿う結果になるだろう。

京太郎「でも、なんにもなしじゃあ貸してやる事なんて出来ないよなぁ?」ゲスカオ

淡「はうぅぅ…」

とは言え、素直にPONと出してやるのも何となく癪だ。
そもそも俺はついさっき淡に突進された訳なのだから。
そういうのを少しは控えさせる為にも、ここは淡から例の言葉を引き出した方が… ――


淡「お…おっぱい…」カァァ

京太郎「ん?」

淡「おっぱい揉んでも良いから貸して…?」ジィ

京太郎「…………はい?」

…………え?な、なんで、そういう話になるの?
と言うか、昼飯だぞ!?どれだけ贅沢しても1000円ちょっとで収まる学食だぞ!?
たったそれだけの額で、おっぱい揉ませるだなんて不平等条約が過ぎるわ!!
100年前のヨーロッパもびっくりな外道っぷりじゃねぇか!!

淡「だ、だって…そういう事なんでしょ…?」

淡「キョータローはおっぱい好きだし…私が胸押し付けると喜ぶし…」

淡「さ、触りたいとか…お、思ってるよね…?」

京太郎「勿論だ」キリリ

淡「~っ!!」マッカ

…って、ハッ!?
し、しまった…衝動的に淡の言葉を肯定してしまうなんて…!!
い、いや、でも、今のは無理だって。
俺とコイツは友達同士だけど…でも、そのおっぱいの破壊力は俺も良く認めているところなんだ。
それを触っても良いとなったら友人として以前に男として頷くのが当然だろう…!!


淡「じゃ、じゃあ…あの…良いよ…?」ポソ

京太郎「い、いや、良いって…」

淡「あ、でも…は、恥ずかしいから…ブラは脱がさないで欲しいな…」

淡「そ、それ以外だったら何をしても良いから…」

…な、何をしても…?
と、という事は…まさかあんな事やこんな事をして良いのか…!?
そ、それどころかもしかして…いやんあはんな流れまでありうる…?
こ、これは…キてる…!?確変の波が俺に来てるのか…!?

「「「「「「「「「「じぃぃぃぃぃぃぃ」」」」」」」」」

京太郎「は、ハハ!馬鹿だなー淡ー」

京太郎「俺がそんなみみっちい男な訳ないだろー」

京太郎「昼飯くらい余裕で奢ってやるよ、よゆーで」

淡「ほ、ホント!?」パァァ

…まぁ、ぶっちゃけ出来る訳ないよな。
そもそもここは大学の学食で、人が周りに沢山いる訳で。
そんな最中におっぱい揉んでも良いなんて問題発言をしたら、どうあっても周りから注目を集めてしまう。
その状況で淡のおっぱいに手を出したら、俺が女の子の弱みにつけ込むゲスで最悪のクズ男だと周知されるのだ。
淡のおっぱいは魅力的だが、今後四年間の大学生活を引き換えに出来るほどではない…。
だから、ここは諦め…諦め……ぬぐぐぐぐぐぐぐ。


淡「良かったぁ…流石にちょっと恥ずかしかったんだよね」ホッ

京太郎「それなら…というか、そうじゃなくても自分の身体で報酬にするような真似はやめろ」

京太郎「ホント、何時か襲われるぞ」

正直、これが淡以外だったら、全て計算づくで話題を出したかも…とも思えるんだけどさ。
コイツがどれだけ無防備で男に対するガードが緩いかは俺も良く分かっているんだ。
きっと今のも大学の学食なら頷けないだなんて計算は一切、していない。
コイツは本気で俺がおっぱいの為には何でもする奴だと認識しているだけなのだろう。
…………まぁ、あながち間違いじゃないけどさ。

淡「…キョータローは襲っちゃう?」

京太郎「なんでそこで俺が出てくるんだ?」

淡「だって…私がこういう事するのキョータローだけだし…」チラッ

うーむ…まぁ…襲うか襲わないかで言えば…襲わないよなぁ。
淡の身体は魅力的ではあるけれど、だからと言って、それは友人関係を引き換えに出来るほどのものじゃない。
俺にとって淡と言う女の子そのものの方が、おっぱいよりもずっとずっと大事な存在になっているんだ。
そんな女の子の事を率先して傷つけるとは思えないし…今みたいな据え膳でもきっと俺は手を出したりはしないだろう。


京太郎「…まぁ、淡は見た目は可愛いし、そういう事もあるかもしれないな」

淡「そ、そう…なんだ…」モジモジ

とは言え、ここで襲わないなんて言ったら、また余計にガードが下がってしまうかもしれない。
警戒されるのはアレだけど、でも、俺も男なのだと思って貰わないとな。
さっきの目論見も淡の爆弾発言の所為で思いっきり吹っ飛んだし…軌道修正の為にも襲うとそう言っておこう。
まぁ、ここまで色々とあって仲良くなって来たし、これだけで嫌われたりはしないはずだ。

淡「じゃ、じゃあ…」カァァ

淡「これからも…頑張るね」

京太郎「おう」

おぉ…まさか見るからに頑張るのが苦手そうな淡にそう言わせるなんて。
どうやら俺の言葉は思った以上に効果のあるものだったらしい。
まぁ、ちょっとさびしい気持ちもあるけれど…でも、何時までも性差すら知らない小学生みたいな触れ合いをしてる訳にはいかないし。
お互いの為にもこれで良かったんだとそう思おう。


京太郎「じゃあ、改めて昼飯奢ってやるよ」

京太郎「何が食べたい?」

淡「えっと…その前に…」スッ ムギュ

京太郎「おうふ」

…あ、あれー…?
なんで、俺、淡に腕を抱きしめられてるの?
この前、拗ねてた時みたいにおもいっきり谷間に腕が埋め込まれてるんですけど…。
そういう事しないように頑張るってさっき言ったじゃないですか、淡さああああん!?

淡「えへ♪」

京太郎「あ、あの…淡…?」

淡「…今はまだ決心がつかないから…今はこれだけね?」

…いや、決心って何なんだろう?
と言うか、今はこれだけって…もしかしてエスカレートさせるつもりなのか?
だとしたら最終的にはどんな事をするつもりなんだ…?
や、やっぱり今の間にちゃんと拒むべきか!?
で、でも、さっきちゃんと言ったのに、これじゃ口で言っても分かってくれるかは怪しいし…。

―― そんな葛藤と共に俺は淡の手に引きずられていったのだった。

淡編しゅーりょー
30分くらいのレスから安価とります

                ,.  ⌒ヽ、/⌒ 、-- 、
               /_,..-         ヽ  `  、
             / /´     /    ∨   \
                ,  ´      / ,'     :    、 ヽ
           /   ,    , / /|  |  :.  | | |    ∨
         _/   / /  |_|__'_|  |   _}_|_|_| |  | :
         ̄ ̄´/ イ '  { ´| |/__{  |: , ´/}/_}∧ |  | |
            / / , rⅥィ笊 从 {∨ /ィ笊_ヽ}/、 | |

            / イ ∧{ 从 Vり \∨' Vり /' / ∧{
            ´/イ }从lム     ; \     ,ノ /  \
                    | ∧          ∧,イ
                   Ⅵム    -  -    イ //
                _ヽl\       //イ__
                |////} `  ー  ´「////|
                |////|  :.   / |/[__}/|
                ,...<////∧  ,     |/////> 、
          , <///////////\   ///////////> 、
        , </////////////////}____{/////////////////> 、
      //////////////////////|    |////////////////////∧
       {/////////////////////∧  ,'//////////////////////}
       |//////////////////////∧ ////////////////////////|

【名前】 須賀京太郎

【ステータス】
体力 ほぼ人並みと変わらないレベル
学力 成績優秀で教授から留学を薦められるレベル
魅力 どんな場所でも必ず中心人物になれるレベル
雀力 三年のインターハイで大活躍したレベル


恋愛抵抗値 42/100


【交友関係】
咲 幼馴染 ??/100
ハオ 親友 53/100
謎チャー 変な人… 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる
智葉 部員 27/100
ステルス○○ 痴漢 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる(累積4 フラグ2)
ネリー 好き 69/100
漫 良い人 30/100 【好印象】:好感度の上昇値が+1される(類似効果と累積する)
謎のうっかりさん ムカムカする 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる(累積8 フラグ2)
透華 親友 45/100
謎の大天使 コワクナイ…? 20/100
白望 …思ったより悪い人じゃなさそう 23/100 
憧 仲良くなれれば良いな 50/100 【好印象4】:好感度の上昇値が+4される(類似効果と累積する)
穏乃 憧のおとなりさん…だよね… ??/100 【??の絆】:???
マホ 親友 65/100
淡 好き 72/100
塞 もう貴方なしじゃいられない 100/100 【溢れる愛情】:コミュした時、恋愛抵抗値が通常の二倍低下する
竜華 特に関心ナシ 10/100
姫子 後輩 38/100
ちゃちゃのん 愛してる 100/100 【溢れる愛情】:コミュした時、恋愛抵抗値が通常の二倍低下する
和 ??/100 【特別な人】:コミュした時、恋愛抵抗値を10低下させる。三回コミュを行うと…(累計1)
美穂子 好き 86/100
由暉子 友人 57/100
豊音 好き 67/100


12/14 午前のヒロイン


下3で

あ、これは聖母の時間ですわ(確信)


↓2
01~32 +2
34~65 +3
67~98 +4
ゾロ目 +10 ??取得

好感度89…これで好きの上にいきましたね(ゲスカオ


京太郎「(昨日は流石にヤバかった…)」

何がやばかったって、アレから淡のアプローチが強くなる一方だったんだよなぁ…。
襲うって言ったってのに…まるでそうして欲しいみたいに胸を押し付けたりスキンシップを求めたりして…。
正直、淡と付き合ってきて、昨日ほど理性が削れた事は一度もないくらいだった。
ホント一瞬でも気を抜けば下半身がウェイクアップしそうだったぞ…。

京太郎「(まぁ…役得ではあったんだけどさ)」

……でも、それで済ませられない…って思うのは、やっぱ和との事が原因だよなぁ…。
勿論、俺の中で和に対する未練は山ほど残ってる。
この前、事情を聞いて、当時の気持ちが一部、火が着いた事は否定しない。
…ただ、だからと言って、和と付き合いたいと思うかって言うと…正直、返答に困るんだよな。
和との恋はもう終わったものなんだと三年間言い聞かせ続けて心の平静を保ってきた事もあって…どうしても若干の抵抗感を感じる。


京太郎「(ただ、和に対して悪いって気持ちもあるんだよなぁ…)」

勿論、俺は和と付き合っている訳じゃないし、彼女が俺の事を好いてくれているかさえ知らない。
悪いと言っても、それは俺の精神的なものであって、和は気分を害したりはしないだろう。
……ただ、男と言うのはどうしても単純な生き物で…一度、心に浮かんだ想い人の姿はそう簡単には消えない。
別に操を立てるって訳じゃないけれど…何となく申し訳ない気になったりして…。

京太郎「(…俺、どうしたいんだろうなぁ…)」フゥ

美穂子「あら?」

京太郎「お」

どうにも中途半端というか…宙ぶらりんなままの俺の感情。
それに一つため息を吐いた瞬間、俺の耳に聞き覚えのある声が届いた。
穏やかな優しいその声に引かれるようにして視線を向ければ、そこには私服に身を包んだ美穂子さんがいる。
冬の日差しを浴びてキラキラとその髪を輝かせるその姿はまさしく天使のようだ。


京太郎「なんだ、天使か」

美穂子「も、もう。天使だなんて言われると嬉しい以前に恥ずかしいわよ」カァ

京太郎「はは。すみません」

そう言いつつも満更ではなさそうな顔をするのは、そういうのが嫌いじゃないからなんだろう。
美穂子さんって人気な割に誰かと付き合っているとかそんな話を聞いた事がないし、恋愛の機微とかを察するのが苦手そうだしな。
これだけ完璧超人で非の打ち所がないのに、あんまり自分に自信がないとは言えない美穂子さんにとってストレートな口説き文句と言うのは利くんだろう。
……うん、後学の為…あくまでも後学の為に覚えておいた方が良いな。

美穂子「本当に…先輩をからかうだなんて…京太郎君は悪い後輩ね」

美穂子「そんなんじゃ私のハーブティをあげないわよ?」プイッ

京太郎「そ、それだけはご勘弁を…!!」

無論、それは美穂子さんなりの冗談なんだって分かっている。
でも、俺にとって美穂子さんのハーブティは最早、好物と言って良いものになっているのだ。
それを飲まなければ、麻雀でも調子が出ないような気がするお茶を取り上げられてはもう生きてはいけない。
さっきのような笑い声混じりのものではなく、ついつい本気で謝罪をしてしまう。


美穂子「…反省してる?」チラッ

京太郎「海よりも深く反省しております」

美穂子「…じゃあ、許してあげる」ナデナデ

そう言って美穂子さんは俺の前で小さく背伸びをしてから頭を撫でてくれる。
まぁ、俺の方が美穂子さんよりも大分、高いからそれも当然なんだけど…その仕草にもキュンとすると言うか。
頑張ってお姉さんぶろうとしている美穂子さんの事をついつい抱きしめたくなってしまう。
そんな事やったら彼女に嫌われるだろうから絶対にやらないけれども。

美穂子「それで、京太郎君は今、時間あるかしら?」

京太郎「えぇ。大丈夫ですよ」

美穂子さんの誘いであれば、多少の予定はねじ伏せてでも一緒に行く。
そんな俺にとって午前の講義が纏めて休講になったのはまさに天啓と言っても良いものだった。
神はきっと俺に天使である美穂子さんと交流して、より仲良くなれとそう言ってくれているのだろう。
神!!仰せの通りに!!!


美穂子「それじゃあちょっとテラスの方でお話しない?」

美穂子「私もちょっと早く来すぎちゃって…今、時間が余ってるから」

京太郎「喜んで」

美穂子「じゃあ…えっと…」チラッ

…ん?
なんでそこで美穂子さんは俺の手を見るんだろうか?
もしかして…俺と手を繋ぎたいとか?
いや…で、でも、美穂子さんだぞ?
高嶺の花過ぎて、非公式のファンクラブまであると言う噂の彼女が俺と手を繋ぎたかってくれるなんてあり得るか…?

京太郎「(…でも)」

もし…もし、そうであるならば。
それはきっととても光栄な事ではないだろうか?
美穂子さんが高嶺の花であると言うのは俺にとっても変わらない事なのだ。
こうして一緒に部活をやっていても、きっと友人以上にはなれないだろう。
そんな風に思っていた美穂子さんと手を繋げる可能性は…一時の恥に勝るものだと俺は思う。


京太郎「あ、あの…よければ…よければ…ですけど…」

美穂子「え、えぇ」モジ

京太郎「手を繋いでみたりしませんか?とか…その…言ってみたりして…」

美穂子「…え?」

ぐあああああああああ!!
こ、この反応はダメか!?やっぱりダメなのか…!?
俺が自意識過剰であっただけで、美穂子さんはなんにも思ってなかったとかそういうオチなのか…!!!
し…死にたい…!自意識過剰だった自分を今、この場で殺してやりたい…!!

美穂子「どうして…?」

京太郎「い、いや、あの今日はちょっと何時もより寒いんで!!」

京太郎「ポケットに手を入れて歩いてると危ないですし、お互い手を繋いだ方が安心かなって」シドロモドロ

美穂子「そ、そうじゃなくて…」

美穂子「あ、あの…どうして分かっちゃったの…?」カァァ

…………え?
………………………え?
いや、あの…え?
マジで?あの…ほ、本当に?
嘘じゃない…?つーか…ゆ、夢じゃない…よな?


美穂子「そ、そんなに分かりやすかった…?」モジ

美穂子「ご、ごめんね、その…はしたない女で…」モジモジ

京太郎「そ、そんな事ないっす!」

京太郎「美穂子さんがはしたなかったら、俺なんて性犯罪者レベルですよ!!」

えぇい!なんだって良い!!
嘘でも夢でも構うもんか!!!
それよりも今は美穂子さんが恥ずかしそうにしている事と、手を繋げる事の方が大事だ!!!!!

美穂子「そんな事ないわよ」

美穂子「京太郎君はとても優しい子だもの」

美穂子「そんな風に自分を卑下したりしないで」

美穂子「私はちゃんと京太郎君が素敵な子だって分かってるから」ナデナデ

……ヤバイ。
まだ恥ずかしさで顔が赤いのに俺をフォローしようとしてくれる美穂子さんマジ天使。
つーか、これ本当に人なの?
実は何処かの聖人の生まれ変わりとかじゃない?
俺、この人と手を繋いだ瞬間、浄化されたりしないかな?


美穂子「だ、だから…あの…ね。その…」モジモジ

美穂子「淡ちゃん達みたいのは無理だけど…手を繋いでみたいかなって…」チラッ

京太郎「お、俺もです!」

美穂子「そ、そう…なの…」マッカ

ぬがあああああああ!!
くっそ…可愛い!!可愛すぎるわ!!!
本当に何なんだよ、この可愛い人は!!
もうこれ保護するべきだろ!!現世に置いといちゃいけないレベルだろ、これ!!!

美穂子「じゃ、じゃあ…お、お願い…します」スッ

京太郎「は、はい」ギュゥ

ふおおおおおおおおお!!
柔らけぇ!!手すっげえええ柔らかい…!!
いや、まぁ、女の子の手だからある種、当然だけれど…!!
でも、女の子として理想型にある美穂子さんの手は想像以上に柔らかくて…!!
これは…もう手だけで自家発電のオカズに出来るレベルじゃねぇか!!!


美穂子「……」

京太郎「……」

やべぇ。
もう何回、ヤバイって言ったか分からないけど、ともかくヤバイ。
まずこの沈黙がヤバイ、なんか手を繋いでるだけなのにすげぇいい雰囲気で何か言うのが無粋に思えるくらいヤバイ。
次に胸の鼓動がヤバイ、もうさっきからドックンドックン言ってて、うるさいくらいヤバイ。
次に美穂子さんがヤバイ、一緒に歩いているだけで俯いたりこっち向いたりと色々リアクションしてくれる可愛さがヤバイ。
…もう俺、ここで死んじゃっても良いかもしれない。

美穂子「あ、あの…京太郎君?」

京太郎「あ、は、はい…」

美穂子「テラス、こっちだけど…」

京太郎「あ…」カァァ


…しまった。
美穂子さんの手に夢中になりすぎて道を行き過ぎていただなんて。
くそう…折角、エスコートするチャンスだったってのに…これは恥ずかしい。
美穂子さんと手をつなげている嬉しさだけじゃなくて羞恥心でも顔が赤くなってしまうくらいに。


美穂子「も、もしかして…緊張してる?」

京太郎「……実は滅茶苦茶してます」

美穂子「そ、そうなの…ごめんね」

京太郎「い、いや、美穂子さんは悪くないですよ」

京太郎「むしろ、俺、嬉しすぎて緊張してるって言うか…」

もう緊張しすぎて周りの男や一握りの女の子から向けられる嫉妬の視線とか気にならないレベル。
まるでこの瞬間を忘れまいとしているように意識の全てが隣の美穂子さんに集中しているんだ。
お陰で身体の動きも大分、ぎこちないけれど…でも、だからって平静に戻れる訳がない。
もしかしたらこうして美穂子さんと手を繋いでいる今が人生の最盛期なのかもしれないって本気で思うからな。

美穂子「…わ、私も」

京太郎「え?」

美穂子「こんな風に京太郎君と手を繋ぎたいって…ずっと思ってたから」

美穂子「夢が叶って嬉しくて…すごくドキドキしてるわ」ニコ

お、おおおおおおおおお落ち着け、俺。
これはあくまでも一般論的な答えであって、美穂子さんが俺の事を好いてくれていると決まった訳じゃないんだ。
むしろ、引っ込み思案の美穂子さんがここまで言うって事は男として意識されていない証じゃないか!
ここで勘違いすると恥ずかしいどころか死ねるレベルだぞ…!!
と言うか、ここでにやけ顔を見られるとマジで自殺モノだから、表情筋にもっと気合を入れるんだ、俺!!



京太郎「(それに…後、もうちょっとだしな)」

この大学は所謂マンモス系のデカイキャンパスとは違う。
広い事は広いが、移動にバスが出ているほど化け物じみた規模はしていない。
だから、手を繋いでこうして歩いているだけでも、すぐに目的地のテラスにもついてしまって…。
…美穂子さんににやけ顔を見られなくて助かった反面、すごく惜しい気持ちになる。

美穂子「…あ、その…」

京太郎「と、とりあえず座りましょうか」

美穂子「そ、そうね」

…ただ、何時までも美穂子さんと手を繋いでいる訳にはな。
元々、俺達がここに来たのは駄弁りに来たも同然なんだし。
目的が時間を潰す事であるだけにお互いの会話が少なくなるスキンシップは禁物だ。
ぶっちゃけ俺はこのままでも一向に構わないけれど、美穂子さんも同じ気持ちを抱いてくれているかは分からないし…。


美穂子「き、京太郎君、喉乾いてない?」

京太郎「そ、そうですね。結構、カラカラです」

ただ、椅子に座ったらすぐに元通り…って訳にはいかないよな。
俺の胸は未だにドキドキしてるし、美穂子さんの頬はまだ真っ赤なままだ。
二人の口から漏れる声も若干、ぎこちなくて、普段通りスムーズなものにはならない。
まぁ、俺の場合は緊張しすぎて喉がカラカラだって言うのも結構、大きいんだろうけれど。

美穂子「じゃあ…あの、ハーブティをあげるから…」チラッ

京太郎「……あ」

…………そこでまた俺の手を見られたら…勘違いしてしまいそうになるんだけど。
美穂子さんも…俺ともっと手を繋いでいたかったんだって…そんな都合良すぎる勘違いを。
でも…もし、もしそうなら…俺としても有難い…というか、嬉しいし…。
も、もう一度だ…!もう一度、勇気を絞りだすんだ俺よ!!


京太郎「ティータイムのお供に美穂子さんの手とかもほしいなー…な、なんて…」

美穂子「…ま、また分かっちゃった…?」カァァ

京太郎「い、いや、何も分かってないですよ、えぇ」

…セーフ!せぇええええええええっふ!!!
良かった…本当に良かった…!
ここでもし違ったら、俺は今日一日立ち直れないところだった…!!
でも、俺はその賭けに見事勝つ事が出来て…今、すっげえええ嬉しい。
もうこのままお祝いとして外食に走っても許せるくらいに嬉しい…!!

美穂子「…もう。そんな風に私の事すぐに気づいてくれたら…勘違いしそうになるわよ」

京太郎「勘違い…ですか?」

美穂子「…えぇ」

…美穂子さんの言っている勘違いがどういうものかは分からない。
でも、彼女はあんまり自信に満ち溢れているタイプではないんだ。
きっと今も自分に対して自信が持てず、モヤモヤとしているんだろう。
ならば、ここで俺が美穂子さんに言うべき事は… ――


京太郎「良いですよ」

美穂子「え?」

京太郎「沢山、勘違いして下さい」

京太郎「俺、美穂子さんの勘違いなら大歓迎ですから」

美穂子「…そ、それって…」プシュウ

…あれ?なんで、そこで美穂子さんがゆでダコみたいに真っ赤になるんだろう?
てっきり俺が手を繋ぐのを喜んでいるとか…そういうたぐいの勘違いだったと思っていたのだけれど。
でも…この反応を見ると…どうやら違うっぽい?
だけど…あんな風におもいっきりキメた後で、「どういう勘違いをしてたんですか?」とか聞くのはあまりにも恥ずかしいし…。

美穂子「…………京太郎君」

京太郎「あ、はい」

美穂子「私…もうダメ…みたいだから」

美穂子「責任…とってね?」ギュッ

責任…?な、なんか急に重い言葉が出てきたような…。
一体、何に対する責任なんだろうか…?
もしかして、さっきの発言で美穂子さんの事を傷つけてしまったのかとか色々と気になる事はあるけれど…。


京太郎「(ぶっちゃけ今は無理です)」

なんてったって…今は美穂子さんの方から俺に手を重ねてくれているんだから。
さっきのような手を繋ぐものではなく、そっと寄り添うような優しいもの。
手を繋ぐ事よりも美穂子さんらしいそれに俺のドキドキはまた蘇ってきている。
思考の殆ども美穂子さんの手に引っ張られて、ロクに考えられなくなっていた。

京太郎「(でも…)」

美穂子「…京太郎…君」ジィ

京太郎「美穂子さん…」

…そんな時間は決して嫌なものじゃなかった。
こうして美穂子さんと名前を呼び合うだけで胸の奥が甘く高鳴り、意識がさらに彼女へとのめり込んでいく。
ところ構わずいちゃつくバカップルのようだと声をあげる自分は心の中にいるが…どうしても止められない。
まるで心を通わせるようなそれに俺はずっと美穂子さんと見つめ合って… ――

―― 気づいた時には一時間以上が経過し、次の講義の開始時間がもう間近に迫っていたのだった。

美穂子編しゅーりょー
45分前後に安価トリます

                ,.  ⌒ヽ、/⌒ 、-- 、
               /_,..-         ヽ  `  、
             / /´     /    ∨   \
                ,  ´      / ,'     :    、 ヽ
           /   ,    , / /|  |  :.  | | |    ∨
         _/   / /  |_|__'_|  |   _}_|_|_| |  | :
         ̄ ̄´/ イ '  { ´| |/__{  |: , ´/}/_}∧ |  | |
            / / , rⅥィ笊 从 {∨ /ィ笊_ヽ}/、 | |

            / イ ∧{ 从 Vり \∨' Vり /' / ∧{
            ´/イ }从lム     ; \     ,ノ /  \
                    | ∧          ∧,イ
                   Ⅵム    -  -    イ //
                _ヽl\       //イ__
                |////} `  ー  ´「////|
                |////|  :.   / |/[__}/|
                ,...<////∧  ,     |/////> 、
          , <///////////\   ///////////> 、
        , </////////////////}____{/////////////////> 、
      //////////////////////|    |////////////////////∧
       {/////////////////////∧  ,'//////////////////////}
       |//////////////////////∧ ////////////////////////|

【名前】 須賀京太郎

【ステータス】
体力 ほぼ人並みと変わらないレベル
学力 成績優秀で教授から留学を薦められるレベル
魅力 どんな場所でも必ず中心人物になれるレベル
雀力 三年のインターハイで大活躍したレベル


恋愛抵抗値 39/100


【交友関係】
咲 幼馴染 ??/100
ハオ 親友 53/100
謎チャー 変な人… 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる
智葉 部員 27/100
ステルス○○ 痴漢 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる(累積4 フラグ2)
ネリー 好き 69/100
漫 良い人 30/100 【好印象】:好感度の上昇値が+1される(類似効果と累積する)
謎のうっかりさん ムカムカする 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる(累積8 フラグ2)
透華 親友 45/100
謎の大天使 コワクナイ…? 20/100
白望 …思ったより悪い人じゃなさそう 23/100 
憧 仲良くなれれば良いな 50/100 【好印象4】:好感度の上昇値が+4される(類似効果と累積する)
穏乃 憧のおとなりさん…だよね… ??/100 【??の絆】:???
マホ 親友 65/100
淡 好き 72/100
塞 もう貴方なしじゃいられない 100/100 【溢れる愛情】:コミュした時、恋愛抵抗値が通常の二倍低下する
竜華 特に関心ナシ 10/100
姫子 後輩 38/100
ちゃちゃのん 愛してる 100/100 【溢れる愛情】:コミュした時、恋愛抵抗値が通常の二倍低下する
和 ??/100 【特別な人】:コミュした時、恋愛抵抗値を10低下させる。三回コミュを行うと…(累計1)
美穂子 好き 89/100
由暉子 友人 57/100
豊音 好き 67/100


12/14 午後のヒロイン


下3で

違法ロリの時間だあああああああああああ



↓2
01~32 +2
34~65 +3
67~98 +4
ゾロ目 +10

65から+3で好きの領域突入ですね
とりあえず安価も取ったので出勤準備してきます(´・ω・`)時間ヤバイ
キャップの関係修正されてませんが次回の投下時には修正します
また今日は夜にがっつりやれると思います(´・ω・`)

帰ってきてノリノリで今日からメンテあったブラゲを始めようとしたら、いきなりグロ展開始まったでござるの巻
ちょっと精神的ショックが大きいので立ち直る為にも今から始めます(うつろな目で)


―― マホにとって京太郎先輩はただの先輩じゃありません。

マホが京太郎先輩と出会った時、京太郎先輩はまだ麻雀の初心者でした。
ようやく役を覚えただけで、マホとあんまり実力が変わらないくらいに。
でも、マホと京太郎先輩が同じだったのは、決してそれだけじゃありませんでした。
京太郎先輩はマホと同じくらい麻雀の事が好きだったんです。

マホ「(でも、すぐに京太郎先輩は強くなって…)」

もう一年以上やってるのに未だチョンボをやっちゃうマホと、本当に初心者だった京太郎先輩。
そんな二人の差がドンドンと開いていくのは当然の事だったんだろうと思います。
でも、マホはちょっぴり寂しくて、けれど、それ以上に京太郎先輩の事を応援して…。
そして、京太郎先輩は、それに個人戦四位って言う凄い成績で応えてくれました。


マホ「(だから、マホにとって京太郎先輩は憧れの人なんです)」

それは和先輩達に向けるものよりもずっと強いです。
私にとって和先輩達は最初からすごくて強い人だったんですから。
でも、京太郎先輩は最初はとっても弱くて…でも、今では咲先輩達と互角に戦えるようになったんです。
そんな京太郎先輩のようになりたいって…マホがそう思う気持ちはとっても強いものでした。

マホ「(…でも)」

京太郎「まーほー?」

マホ「あうぅぅ…ごめんなさいぃ…」

…でも、そう簡単に京太郎先輩のようにはなれません。
今日はこうしてスカイプをつなげてネト麻を見てもらってるのにさっきから駄目だしばっかりです。
実際、スコアは酷いもので…初心者部屋なのに、さっきから最下位ばっかりでした。
普通の麻雀ならもうちょっとマシな成績になるのですが…ネト麻のマホは本当にポンコツさんなのです…。


マホ「…怒りました?」

京太郎「馬鹿、この程度で怒る訳ないだろ」

京太郎「それにマホが頑張ってるのも良く分かってるしな」

マホ「えへへ…」

けれど、そんなマホを京太郎先輩は見捨てません。
何度教えてもらっても同じ失敗を繰り返すマホの面倒を根気よく見てくれるんです。
それどころか、こうして褒めてくれたりして…その度に嬉しくなっちゃうんですよね。
このままじゃだめだって分かってるのについつい口から嬉しそうな声まで漏れちゃって… ――

京太郎「ま、でも、明日も学校あるからな」

京太郎「マホの集中力も切れてきたみたいだし、今日はこの辺りにしておくか」

マホ「ま、マホはまだいけますよ?」

京太郎「さっき欠伸してた奴が何を言ってるんだよ」

マホ「あうぅ…」

あうぅ…聞かれちゃってました…。
よりにもよって京太郎先輩に聞かれていただなんてすっごく恥ずかしいです…。
顔も真っ赤で映像は繋がってないのについついパソコンから目を背けちゃいました…。


京太郎「別に大会が目前に迫ってるって訳でもないんだ」

京太郎「焦らずゆっくり上手くなっていこうぜ」

マホ「…それは…そうなんですけれど…」

…京太郎先輩達が卒業した今、マホももう二年生です。
下には後輩が沢山いて、時期レギュラーとしての期待も強く感じるようになりました。
でも、マホが心の何処かで眠りたくないと思っているのは決してそれだけじゃありません。
…それよりもマホにとって大事なのは京太郎先輩に指導して貰っているって事なんです。

マホ「(…最近はあんまり構って貰えてないですもん)」

去年はとても幸せでした。
京太郎先輩だけじゃなくて優希先輩や咲先輩もいて。
皆さんに沢山、可愛がって貰いながら、色々と教えてもらえたんですから。
でも、皆さんが卒業して長野から出て行った今、あんまり構っては貰えません。
この前、京太郎先輩が長野に帰ってきてくれただけでも本当は感謝しなければいけないのに…。
私はもっともっと京太郎先輩とお話したいんです。


マホ「…も、もうちょっとだけダメですか?」

京太郎「ん?」

マホ「マホ、もう少しだけ京太郎先輩とお話したいです…」

京太郎「…しょうがないな」

マホ「っ」パァァ

そんなマホのワガママを京太郎先輩は聞き入れてくれます。
それは別に今回だけに限った話ではありません。
優しい京太郎先輩はよっぽどの無茶じゃない限り、マホの希望を何時も叶えてくれるんですから。
この前だって、長野に帰ってきてくれたのはマホが京太郎先輩に会いたいとそう漏らした所為なんでしょう。

京太郎「でも、本当にちょっとだけな」

京太郎「あんまり起きっぱなしだと美容にも悪いし」

京太郎「大きくもなれないぞ」

マホ「そ、それは困ります…」

マホはあんまり大きい方じゃありません。
全校集会とかでもクラスの一番前に立たされちゃうくらいです。
京太郎先輩と一緒に並ぶと身長差が凄くて、首が疲れちゃいそうになったりもしました。
あんまり大きくなりたい訳じゃないですけれど…でも、そのまんまじゃマホはあまり嬉しくはありません。


マホ「(…マホはもっと京太郎先輩の側にいたいですし…)」

その為にも疲れたりしない程度の身長は欲しいです。
後、出来ればおっぱいも大きくなれば嬉しいですね。
京太郎先輩はおっぱいの大きな女の人が好きみたいですし…マホのおっぱいが大きくなったら、きっと京太郎先輩も喜んでくれるはずです。
和先輩くらい大きくなったら…もしかしたら京太郎先輩だって… ――

京太郎「あ、そうだ」

京太郎「この前、和に会ったぞ」

マホ「え?ほ、本当ですか…!?」

京太郎先輩が和先輩にあったって事は…和先輩は東京にいたって事なんでしょうか…?
だとしたら、二人が会えたのは運命なのかもしれませんね。
だって、京太郎先輩も和先輩も元々、東京じゃなくて長野で暮らしてたんですから。
それを数年を経て、東京で再会する事が出来たなんてとってもロマンチックです!


マホ「(…実際、一時の京太郎先輩は見ていられない姿でしたし…)」

京太郎先輩は和先輩の事を本気で好きだったんですから。
その為に沢山、努力して、勉強も頑張って…ようやくそれが成就しそうな時に突然、いなくなられて…。
まるで火が消えたロウソクみたいに静かで、今にもいなくなっちゃいそうでした。
そんな京太郎先輩の姿を知っているだけに、二人の再会がマホも嬉しくて… ――

チクリ

マホ「(……あれ?)」

…なんで、マホ、今、胸が痛くなったんでしょう?
と言うか…あんまり嬉しくないような気がします。
いえ…嬉しい事は嬉しいのですけれど、何だか素直に喜べないというか…。


京太郎「あぁ。まだ会えたのは一回だけだけど、マホ達とも会いたがってたぞ」

京太郎「もしよければ連絡先教えようか?」

マホ「あ、はい。お願いします」

……京太郎先輩、嬉しそうです。
…………当然ですよね、京太郎先輩は未だに和先輩の事が好きなんですから。
マホと一緒にいる時だってたまに遠い目をするのは…きっと和先輩の事を思い出しているからなんでしょう。
そんな京太郎先輩が嬉しそうにしているんだから…マホも喜ばないといけないんです。
でも…… ――

マホ「……ごめんなさい。マホはそろそろ休みますね」

京太郎「え?」

マホ「やっぱり…ちょっと眠いです」

…嘘です。
マホはあんまり眠くありません。
さっきまで眠かったですけど、でも、今ので完全に目が冴えてしまいました。
頭も胸もぐるぐるで…ちょっと今は寝られる気分じゃありません・


マホ「(でも…今の京太郎先輩と話していたくないんです…)」

マホにとって京太郎先輩はとても大事な人です。
そんな人に嘘を吐く悪い自分に、ちょっぴり自己嫌悪も感じました。
でも、マホにとってそれ以上に大きいのは胸の奥でドンドンと大きくなる痛みの方だったのです。
まるで京太郎先輩と和先輩が再会しない方が良かったとそう思うようなそれは…もう我慢出来るものではありません。

マホ「……では、京太郎先輩、おやすみなさい」

京太郎「あ、あぁ。お休み」

そんなマホに京太郎先輩は戸惑っているんでしょう。
最後にヘッドフォンから聞こえてきた声には戸惑いの色が強く浮かんでいました。
でも、マホはそれから逃げるようにヘッドフォンを外し…そのままベッドに飛び込みます。
瞬間、ぼふんと揺れるベッドはマホの中の憂鬱な気持ちも、迷子のような思考も解決してはくれなくて… ――

―― 結局、マホはそのまま悶々とした気持ちを晴らす事が出来ず…結局、次の日に寝坊してお母さんに怒られてしまったのでした……。

マホへんしゅーりょー
また数分後くらいに安価出します


後、グロは書きません
つーか、私が無理(´・ω・`)ドロドロ修羅場は好きだけどグロいのはちょっと…

                ,.  ⌒ヽ、/⌒ 、-- 、
               /_,..-         ヽ  `  、
             / /´     /    ∨   \
                ,  ´      / ,'     :    、 ヽ
           /   ,    , / /|  |  :.  | | |    ∨
         _/   / /  |_|__'_|  |   _}_|_|_| |  | :
         ̄ ̄´/ イ '  { ´| |/__{  |: , ´/}/_}∧ |  | |
            / / , rⅥィ笊 从 {∨ /ィ笊_ヽ}/、 | |

            / イ ∧{ 从 Vり \∨' Vり /' / ∧{
            ´/イ }从lム     ; \     ,ノ /  \
                    | ∧          ∧,イ
                   Ⅵム    -  -    イ //
                _ヽl\       //イ__
                |////} `  ー  ´「////|
                |////|  :.   / |/[__}/|
                ,...<////∧  ,     |/////> 、
          , <///////////\   ///////////> 、
        , </////////////////}____{/////////////////> 、
      //////////////////////|    |////////////////////∧
       {/////////////////////∧  ,'//////////////////////}
       |//////////////////////∧ ////////////////////////|

【名前】 須賀京太郎

【ステータス】
体力 ほぼ人並みと変わらないレベル
学力 成績優秀で教授から留学を薦められるレベル
魅力 どんな場所でも必ず中心人物になれるレベル
雀力 三年のインターハイで大活躍したレベル


恋愛抵抗値 36/100


【交友関係】
咲 幼馴染 ??/100
ハオ 親友 53/100
謎チャー 変な人… 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる
智葉 部員 27/100
ステルス○○ 痴漢 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる(累積4 フラグ2)
ネリー 好き 69/100
漫 良い人 30/100 【好印象】:好感度の上昇値が+1される(類似効果と累積する)
謎のうっかりさん ムカムカする 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる(累積8 フラグ2)
透華 親友 45/100
謎の大天使 コワクナイ…? 20/100
白望 …思ったより悪い人じゃなさそう 23/100 
憧 仲良くなれれば良いな 50/100 【好印象4】:好感度の上昇値が+4される(類似効果と累積する)
穏乃 憧のおとなりさん…だよね… ??/100 【??の絆】:???
マホ 好き 68/100
淡 好き 72/100
塞 もう貴方なしじゃいられない 100/100 【溢れる愛情】:コミュした時、恋愛抵抗値が通常の二倍低下する
竜華 特に関心ナシ 10/100
姫子 後輩 38/100
ちゃちゃのん 愛してる 100/100 【溢れる愛情】:コミュした時、恋愛抵抗値が通常の二倍低下する
和 ??/100 【特別な人】:コミュした時、恋愛抵抗値を10低下させる。三回コミュを行うと…(累計1)
美穂子 大好き 89/100
由暉子 友人 57/100
豊音 好き 67/100


12/15 午前のヒロイン


下3で

大正義幼馴染の時間だあああああああああああああああ


京太郎「うーむ…」

一体、昨日のマホに何があったんだろうか?
途中まで欠伸を漏らしていたとは言え、もっと話したがってたはずなのに…。
何時もならあのまま30分は話してようやく満足してくれるだろうから、今回もそれくらいは見ておくかとそう思っていたのだけれど…。

京太郎「(話題が悪かった…?いや、まさかな)」

マホは和の事をとても慕っていた子だからな。
和が転校して連絡をとれなくなった事に落ち込んでいたのはマホも同じだ。
少なくとも、俺と同じくらい和の近況を気にしていたんだから、話題が悪かったとは到底、思えない。


京太郎「(まぁ…単純に眠かったって、そういう事なんだろう)」

…その割には最後の方、声が暗かったのが気になるけどな。
でも、長野から遠く離れた土地で、マホの事を気にしてもしょうがない。
年末に長野に帰った時にでも、それとなく聞いてやろうとしよう。
何だかんだ言ってマホは俺に懐いているから、きっと素直に話してくれるはずだ。

咲「きょーうちゃん」

京太郎「おっと」

…咲か。
なんか、久しぶりだな。
最近、風邪引いたとかで講義の方も休みがちだったけれど、ようやく復学して来れたのか。
心配で見舞いに行こうともしたけれど…風邪を移したら悪いと部屋にも入れて貰えなかったし。
ちゃんと復調したみたいで安心した。


京太郎「おはよう。もう身体は大丈夫なのか?」

咲「うん。ちょっと急に寒くなってやられちゃってただけみたいだから」

京太郎「体力が足りないぞ、体力が」

京太郎「もっと運動して体力つけないとな」

咲「最近、めっきりインドア派になった京ちゃんには言われたくないなぁ…」

まぁ、確かにインドア派ではあるけれど、最近は身体を鍛えてるんだぞぅ。
一応、この前、体力不足を痛感した時から、走り込みも頻繁にするようになったしな。
まだ初めて二週間も経ってないから効果のほどは出てないが、少しずつ身体の感覚が元に戻っているような気がする。
この前、淡の突撃を華麗に回避出来たのもその辺りの効果が出ていたんだろう。

咲「それにしても…」チラッ

京太郎「ん?」

咲「京ちゃん、何か良い事あった?」

…まったく、ホント、コイツは鋭いな。
普段はポンコツで麻雀と家事以外はめっぽう弱い癖に…。
こうして俺の変化に目ざとく気づいてみせるんだから。
これも幼馴染の特権…って奴なのかね。


京太郎「分かるか?」

咲「うん。大分、雰囲気も明るくなったもん」

咲「よっぽど良い事あったんだって遠くから分かったくらいだよ」

京太郎「そっか」

多分、咲がそう言うんなら、そうなんだろうな。
コイツは誰よりも俺の事を間近で見続けてくれている唯一無二の幼馴染なんだから。
他の誰かには分からない事だって、咲はきっと一発で見抜いてみせるだろう。
そんな咲だからこそ、俺は新しい恋を探してみたら?と言うアドバイスに従う気になったんだし…ってそうだ。

京太郎「まぁ…なんつーか…アレだ」

京太郎「この前、和と会う事が出来てさ」

咲「へぇ」

京太郎「…って驚かないんだな」

てっきりもっと驚くもんだと思ってたんだけどな。
咲にとっても和は親友な訳だし…マホと同じくらい気がかりであってもおかしくはない。
でも、咲の反応は、まるで興味が無い話題をフラれたようなそれで…。
もしかして、俺の知らないところで二人はもう再会してたんだろうか?


咲「驚いてはいるよ」

咲「でも、それくらいあってもおかしくはないって思ってたから」

咲「思いっきりリアクションをとるほどじゃないかなぁ」

京太郎「ぬぐぐ」

なんかそう言われると俺がすげぇ単純な気がして悔しい。
まぁ、実際、俺が単純だし、特に咲は俺の事にも色々と敏感なんだけどさ。
でも、こうやって何でもなさそうに言われると、関心する以上に悔しくなってしまう。

咲「ふふ。まぁ、京ちゃんが私に勝とうだなんて100年早いって事だよ」ドヤァ

京太郎「じゃあ、ちょっとそこまで競争しようぜ」

咲「そ、そういうのって大人気ないと思うな」アセアセ

…うん、正直、俺もそう思う。
でも、このまま咲に調子に乗らせるのは妙に癪なんだよなぁ。
別にコイツの事を嫌っている訳でも、実害がある訳でもないのだけれど。
どうしてもぎゃふんと言わせてやりたくなってしまう。


咲「そ、それよりさ、今日、これから暇?」

咲「折角だし快気祝いに買い物に付き合ってくれない?」

京太郎「んー…別に良いけれど」

咲「やったっ」グッ

はは、大げさな奴め。
そんなに俺と買い物に行けるのが嬉しいのか。
……と素直に喜べたら良いんだけれどさ。
俺の経験上、こういう時はやたらと欲しいものが多い時なんだ。
きっと寝込んでいる間に出た新刊やら夕飯やらを持たされる事になるのだろう。
まぁ、それくらい快気祝いとしちゃ安い方だし、問題はないのだけれど…。

京太郎「あ、それじゃあ折角だし和にも連絡取ってみるか」

咲「…………京ちゃん」ニコ

京太郎「ん?」

咲「私、京ちゃんと二人っきりが良いな」

京太郎「いや、でも…」

折角、こうして和と連絡がとれるようになったんだ。
三年前、俺が嫉妬するくらい和と仲が良かった咲としては、やっぱり直接会って話もしたいだろう。
勿論、和の予定次第だが、昔みたいに三人で買い物に出かけるのも悪くはない。
そう思ったのだけれど……どうして咲は二人っきりが良いなんて言うんだ…?


咲「和ちゃんといるとそっちの方がメインになっちゃうでしょ?」

咲「今日の目的はあくまでも買い物なんだから、そっちを優先して欲しいな」

京太郎「あー…なるほど。それはすまなかった」

…ってそりゃそうだよな。
和と一緒に出かけるとなったら、彼女と旧交を暖める事を優先するのが当然だ。
でも、つい最近まで風邪でダウンしていた咲としては買い物がしたい訳で…和と一緒なら色々とそっちに気を遣って思うように買い物も出来ない。
これは俺の方がデリカシーがなかったなぁ…。

咲「ううん。気にしてないよ」

咲「そもそも京ちゃんが鈍いのは別にいまに始まった事じゃないし」

京太郎「…そんなに鈍いか?」

咲「そうだよ。もう激ニブだよ」クス

むむむ…色々と反論したい気持ちはあるけれど、でも、実際、デリカシーがなかったのは事実だからなぁ。
反論出来る材料はまったくない以上、下手に抗っても墓穴を掘るだけだ。
付き合いの長い咲には弾数も潤沢にあるだろうが、こっちには殆ど弾がない訳だし。
ここは分の悪い勝負に出たりせず、さっさと話題を変えて誤魔化してしまうとしよう。


京太郎「ま、まぁ、それはともかく」

咲「…逃げた」ジィ

京太郎「に、逃げてねぇって」

京太郎「た、ただ、早めに買い物に行かないと講義の都合もあるってだけだから…」フルエゴエ

…こういう時、幼馴染ってやりづらいって思うよなぁ。
まぁ、それ以上にありがたい面が沢山あるから文句も言えないんだけどさ。
でも、まさかここまで正確に俺の思考を把握するだなんて…若干、怖いくらいだ。
ホント、俺に関してだけじゃ麻雀やってる時の勘が見事に働いているような気さえする。

咲「ふふ。仕方ないからそういう事にしといてあげる」

咲「…でも、この貸しは高くつくよ」

咲「後でちゃんと返してもらうから…覚悟しててね」クス

京太郎「…ほどほどにしといてくれよ」

経験上、咲に対する借りはあんまり高くはつかない。
そもそも俺とコイツは持つつ保たれつの関係でこれまでやってきた訳だからな。
お互いに借りなんて山ほどある以上、あまり高いものを要求されたりはしない。
……ただ、それはあくまでも普段の話。
こうして冗談めかして宣言した時の借りは思った以上の負債となって俺にのしかかる事が多いのである。


咲「まぁ…それは京ちゃんの態度次第かなぁ?」スッ

京太郎「…まったく」

そう言って咲が俺に手を差し出すのは決してしっぺをして欲しいからじゃない。
まぁ、たまに冗談でやる事はあるが…この状況でそれをやったら、きっと本気で拗ねるだろう。
そうなった時に膨れ上がる借りの事を考えれば、幼馴染の思いの外、きれいな手で遊ぶ事は出来ない。
ここで俺がするべきは、幼馴染が気分を害したりしないよう、その望みを叶えてやる事なのだ。

京太郎「…私めでよければエスコートさせて頂きますよ、お姫様」スッ

咲「ん。良きに計らってね」クス

そう思った俺は咲の手を恭しく取りながら一礼する。
まるで舞台の中のやりとりのようなそれは小学校から続いているものだった。
学芸会で王子役として舞台にあがった俺に、メイドその3程度の役だった咲がお姫様扱いを望んだのが全ての始まり。
それから咲はどことなくスネていたりする時にこうして俺にお姫様扱いを望み、そして俺はその度にそれを叶えてやってきた。

京太郎「(まぁ、流石にこの歳になると恥ずかしいけれど)」

咲「ふふっ…♪」

…でも、こうして手を繋ぎながらエスコートされる咲の笑顔を見ていると…な。
たったひとつの恥ずかしいセリフだけで上機嫌になってくれるのならば悪く無いとそう思ってしまう。
……まぁ、結局のところ、俺は何だかんだ言ってこの幼なじみが大事で…甘い顔をしてしまうんだろう。
そんな自分に自嘲めいた笑みを浮かべながらも、俺は決して悪い気分ではなくって… ――


―― そのまま俺達は手を繋いだまま街へと繰り出し、そして講義の時間まで買い物を楽しんだのだった。


咲ちゃん編しゅーりょー
また数分後に安価とります

後、皆どうしてかわた咲ちゃんの事疑ってるけど…咲ちゃんは京ちゃんのお嫁さんに相応しいだけの普通の文学少女だよ?
そんな風に怯えたりしなくても良いな

                ,.  ⌒ヽ、/⌒ 、-- 、
               /_,..-         ヽ  `  、
             / /´     /    ∨   \
                ,  ´      / ,'     :    、 ヽ
           /   ,    , / /|  |  :.  | | |    ∨
         _/   / /  |_|__'_|  |   _}_|_|_| |  | :
         ̄ ̄´/ イ '  { ´| |/__{  |: , ´/}/_}∧ |  | |
            / / , rⅥィ笊 从 {∨ /ィ笊_ヽ}/、 | |

            / イ ∧{ 从 Vり \∨' Vり /' / ∧{
            ´/イ }从lム     ; \     ,ノ /  \
                    | ∧          ∧,イ
                   Ⅵム    -  -    イ //
                _ヽl\       //イ__
                |////} `  ー  ´「////|
                |////|  :.   / |/[__}/|
                ,...<////∧  ,     |/////> 、
          , <///////////\   ///////////> 、
        , </////////////////}____{/////////////////> 、
      //////////////////////|    |////////////////////∧
       {/////////////////////∧  ,'//////////////////////}
       |//////////////////////∧ ////////////////////////|

【名前】 須賀京太郎

【ステータス】
体力 ほぼ人並みと変わらないレベル
学力 成績優秀で教授から留学を薦められるレベル
魅力 どんな場所でも必ず中心人物になれるレベル
雀力 三年のインターハイで大活躍したレベル


恋愛抵抗値 36/100


【交友関係】
咲 幼馴染 ?9/100 【???】??回コミュを行うと???…(累計1)
ハオ 親友 53/100
謎チャー 変な人… 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる
智葉 部員 27/100
ステルス○○ 痴漢 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる(累積4 フラグ2)
ネリー 好き 69/100
漫 良い人 30/100 【好印象】:好感度の上昇値が+1される(類似効果と累積する)
謎のうっかりさん ムカムカする 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる(累積8 フラグ2)
透華 親友 45/100
謎の大天使 コワクナイ…? 20/100
白望 …思ったより悪い人じゃなさそう 23/100 
憧 仲良くなれれば良いな 50/100 【好印象4】:好感度の上昇値が+4される(類似効果と累積する)
穏乃 憧のおとなりさん…だよね… ??/100 【??の絆】:???
マホ 好き 68/100
淡 好き 72/100
塞 もう貴方なしじゃいられない 100/100 【溢れる愛情】:コミュした時、恋愛抵抗値が通常の二倍低下する
竜華 特に関心ナシ 10/100
姫子 後輩 38/100
ちゃちゃのん 愛してる 100/100 【溢れる愛情】:コミュした時、恋愛抵抗値が通常の二倍低下する
和 ??/100 【特別な人】:コミュした時、恋愛抵抗値を10低下させる。三回コミュを行うと…(累計1)
美穂子 大好き 89/100
由暉子 友人 57/100
豊音 好き 67/100


12/15 午後のヒロイン


下3で

咲→和…あっ(察し)
そしてまさかの和エンドリーチである


京太郎「ふぅ…」

今日から咲が復帰したから部活の熱気もすごかったなぁ…。
何だかんだ言ってあいつは去年インハイを制したチャンピオンだし、いるだけで周りを引き締める。
まぁ、その実態は講義中に俺と買ってきた本を嬉しそうに読み耽ってたポンコツ文学少女な訳だけれど。
ただ、麻雀の実力だけは今すぐにでもプロ入りしてもおかしくないくらいなんだよなぁ。

京太郎「(実際、オファーも沢山来ていたし)」

麻雀はスポーツと違って、プロが現役でいられる期間は長い。
実際、今も南浦プロや大沼プロが男子で活躍しているように、その層は大分厚かった。
そんな中、高校生でプロ入りのオファーを受けるのはかなりの少数である。
焦って新規獲得しなくても現役プロがわんさかいる以上、インハイだけじゃなくインカレの結果を見て選手をとると言うのが殆どのプロチームのやり方だった。


京太郎「(でも、咲はその全部を蹴ったんだよなぁ…)」

野球で言えば、それは有名球団から軒並み指名され、ドラフト一位に輝くような名誉だ。
しかし、咲はその全てを断り、こうして大学で他の皆と切磋琢磨している。
それがいったい、どうしてなのかは幼なじみである俺にも分からない。
レベルの高さで言えば、プロの方がはるかに高いし、実力もそっちの方が伸ばしやすいだろう。
一年前、そう言って咲の事を説得しようとした俺に、あいつは最後まで理由を口にしてはくれなかった。

京太郎「(ただ、それなりに大学生活を楽しんでいるみたいだし…)」

あいつはポンコツではあるが、麻雀に関してだけは天才だとそう言っても良い。
そんな咲を友人と呼んでくれる人たちは少なからずいて…部活が終わってすぐにカラオケへと連行されていった。
俺もお誘いはあったが、咲が買い込んだ本を部屋に運んでやる仕事もあったからな。
ちょっと残念だけど、今日は断らせて貰う事にして… ――


「なぁ、アレ…」

「すっげぇ可愛い子じゃん。何処の学部の子?」

「つーか、うちの大学にあんな子いたか?」

「誰か声掛けて来いよ」

和「……」モジ

……ってなんで大学の正門前に和がいるんだ?
もう日も完全に落ちて、大学の中に残ってる学生も数少ない状況なんだけれど…。
…もしかして俺の事を待っていてくれた…とか?
連絡先交換してから俺の大学が何処かって言うのも伝えたし…ワンチャンあり得るかも…!!

京太郎「よっす」

和「あ…京太郎君」

京太郎「どうしたんだ?こんなところで」

和「え、えっと…た、たまたまです」

…………いや、幾ら何でもそれはないだろ。
たまたま俺の大学の前に立っているなんてどんな確率だよ。
そもそもさっき周りをチラチラと伺うような動きをしていたし…完全に誰かを待ってたとしか思えないぞ。
まぁ、それが俺であるかどうかはまだ自信が持てないけれども。


京太郎「…まぁ、たまたまなら俺も何か言ったりしないけどさ」

京太郎「でも、そのままそこにいるとナンパされるぞ」

和「…実は何度か…」メソラシ

京太郎「あぁ。されてたのか…」

まぁ、そりゃそうだよなぁ…。
和が何時からここにいたのかは知らないけれど…でも、彼女の可愛さとスタイルは並桁外れている訳で。
並みのアイドルが裸足で逃げ出すレベルの美少女が大学の前にいたら、そりゃナンパするのが当然だろう。
俺だって和を知らなかったら、間違いなく声を掛けていたはずだ。

京太郎「で、たまたまここに居た和はこれからどうするつもりなんだ?」

和「え?」

京太郎「もしウチの大学に用があるなら入館許可証をもらってくるぞ」

流石に「ここで俺を待っててくれたのかい、ハニー!」だなんて和に言えるはずがない。
その可能性は決して少なくないとは思うが…しかし、それだったら最初に会った時に素直に言うだろうし。
にも関わらず、こうして誤魔化したって事は、恐らく俺以外に何かしらの目的があるんだろう。
それを俺に話したがらない理由までは分からないけれど…でも、このまま和が大学の入口で立ちっぱなしなのは忍びないし。
ひとっ走り総務課まで走るのも吝かではない。


和「だ、大丈夫です」

京太郎「いや、でもさ」

和「ほ、本当に大丈夫なんです」

和「あの…京太郎君に会えましたから…」

京太郎「え?」

和「あ…っ」カァァ

…それってつまり…和の目的は俺だったって事なのか?
やっべ…そう思うとすげぇ嬉しくて顔がにやけそうになるんだけど…。
こ、これは…アリなのか…!?まだ和に脈が残ってるって事なのか…!?
ワンチャン期待しちゃっても良いのか、俺…!!

和「ち、ちちちち違うんです!」

和「べ、別にたまたま京太郎君の事を考えながら、大学に来ちゃった訳ではなくって…!」

和「万が一にも迷子にならないよう、スマートフォンで地図を出したりしましたが別に他意はありません!」

和「もし迷惑がられたらと入る勇気が出なくて入り口で待ってたなんて思わないでくださいね!!」マッカ

京太郎「お、おう」

…なんか見事に墓穴を掘っている気しかしないんだけれど。
まぁ、あんまり深く突っ込むと泣きそうな顔してるから表面上だけでも納得しておこう。
…にしても、俺の事考えながら…大学に来てくれたのか。
あの和が…わざわざ俺に…俺に会いに来てくれるなんて… ――


京太郎「うへへ」デレー

和「あうぅ…」モジモジ

…って、しまった。
あんまりにも嬉しすぎて、ついつい顔がにやけてしまった。
それを見て和がまた恥ずかしそうに身体を揺らして…おっぱいもユサユサ反応してるし…。
…………相変わらず良いおっぱいしてるなぁ、和。

和「……京太郎君?」ジト

京太郎「あ」

和「まったく…そういうところは本当に変わらないんですね」ハァ

京太郎「…すみません」

和は呆れたようにそう言うけれど…無理だって。
そもそも和のおっぱいはおっぱい星人である俺が至高と認めるものなのだから。
その上、未だに彼女に未練を残しているのに、揺れるおっぱいから目をそらせるはずがない。
ついついとそっちに視線が吸い寄せられてスケベ顔を晒してしまうのも致し方ない事だろう。
つまり全ては和のおっぱいが悪い!!!!!!!1111


和「…そんな風に他の女の子にデレデレしてたら彼女さんに愛想尽かされてしまいますよ」

京太郎「え?」

和「…え?」

…………あ、そういえば、俺、彼女いる設定だったんだっけ。
しまった…和と仲直り出来たのが嬉しくて完全に忘れてたわ。
つーか…これヤバくね?
冷静に考えたら、俺、彼女いるのに和にデレデレして…普通に幻滅されるレベルの事やってるんだけど…。

和「えっと…いるんですよね、彼女さん」クビカシゲ

京太郎「あ、あー、そうだな!いるよ!勿論、いるよ!!」ダラダラ

…とは言え、今更、和に対してアレは嘘でした!!なんて言えるはずがない。
あんなくだらない見栄を張ってしまっただなんてあまりにも格好悪すぎるし…。
何より、和はもう俺に彼女がいると完全に信じ込んでいるんだ。
ここで嘘だなんて言えば、和が俺に対して抱いてくれているであろう信頼や信用にヒビが入るのは確実だろう。


和「……やっぱりそう…ですよね」フゥ

京太郎「…ん?」

和「いいえ。何でもありません…」

…何でもないって顔じゃないんだけどなぁ…。
ただ、俺達はついこの間、再会したばかりで…まだ元通りの関係に戻れていないんだ。
彼女がなんでもないと言っている以上、踏み込んだところで無駄になるだけだろう。
なら、ここで俺がするべきは… ――

京太郎「…ところで和はこれから帰りか?」

和「え…?あ、そうですね」

和「確かめたかった事は確かめられませんでしたが…でも、やっぱり望みはなかったみたいですし…」

京太郎「…???」

…今の言葉を聞く限り、和は何かを確かめたかったって事なのか?
でも…望みはなかったってどういう事なんだろう?
和の期待が外れたって事は分かるんだけど…そもそもどんな期待を彼女が抱いていたの分からないし…。
ただ、それに対して俺が踏み込んで良いのかも微妙で…うーん……。


京太郎「(…ま、良いか。それより…)」

京太郎「じゃあ、途中まで一緒に帰らないか?」

和「い、良いんですか?」

京太郎「あぁ、勿論だよ」

最近、知った事だけど、和が今暮らしている部屋と咲の部屋は案外、近い。
俺の住んでいるマンションからは多少、離れているが、少し回り道になる程度の距離だ。
その程度の労力を惜しんで、夜道を女の子一人で歩かせる訳にはいかない。
それにまぁ…俺自身、和ともっと色々と話をしたいし、出来れば一緒に帰りたいんだよな。

和「じゃあ…お願い出来ますか?」

京太郎「おう。まぁ、最近、めっきりインドア派になって頼りがいはないかもしれないけど」

和「京太郎君が頼りなかった事なんてありませんよ」

京太郎「はは。ありがとうな」

多少、お世辞も入っているんだろうけれど…でも、やっぱり憧れの女の子にそう言って貰えると嬉しいよな。
少なくとも、昔の俺は和にそう言ってもらえるように努力していた訳だし。
…ただ、今はどうなんだろうな?
この前、美穂子さんに会った時にも考えていたけれど…未だ自分の感情に答えは出ていない。


和「ところでそれは…?」

京太郎「ん?あぁ、咲の奴が買った新刊だよ」

京太郎「アイツ、今日、カラオケに連行されてったから代わりに届けてやろうと思って」

和「え?でも、鍵とか…」

京太郎「念のために合鍵持ってるから大丈夫だよ」

正直、恋人でもない男が女の子の部屋の合鍵を持ってるのはどうかと思うんだけどさ。
でも、アイツは麻雀での無敵っぷりとは裏腹に実生活はあんまりにもダメ過ぎるんだ。
もしもの時は面倒を見てくれとご両親直々に手渡して貰った合鍵は今も俺のキーケースの中に入ってる。
まぁ、流石に頻繁に使うモノじゃないけれど…それでもこの半年近くで十回は使ったっけか。
……主にあの寝坊助をたたき起こすように、だけど。

和「…………」

京太郎「あれ?どうかしたのか?」

和「…京太郎君の彼女ってもしかして咲さんですか…?」

京太郎「あー…」

ど、どうしよう…!?
まさか、ここで彼女の話題に戻るだなんて…!!
い、いや、でも…逆に考えれば、これはチャンスじゃないか?
架空の女の子をでっちあげるよりは咲の方が恋人としてのエピソードを語りやすいし!!
咲は特に恋人とかいないみたいだし…恋人役を引き受けて貰える可能性も高いだろう…!


京太郎「ま、まぁ…そう…なるかな」

和「…あ…」ジワ

……え?
いや、あの……え?
なんで、和が泣いてるんだ?
しかも、そんなショックを受けた顔で…目尻に涙を溜めるなんて…。

和「そ、そう…ですよね…」

和「昔から二人とも…とても仲が良かったですし…」

和「恋人になっても…変じゃない…です…よね…」ポロ

和「あ、アレ…お、おかしいですね」ゴシ

和「私…こんな…こんなはずじゃ…なかったのに…」ゴシゴシ

京太郎「の、和…?」

ど、どどどどどどどどうしよう!?
つーか、どうすれば良いんだ!?
頭の中も胸の中もグチャグチャで…も、もう何が何だか分かんないって!!
分かんないけど…で、でも…何とか…何とかしないと…!!


和「私…や、やっぱり一人で帰ります…ね」

和「こ、こんな風に一緒に歩いてたら…さ、咲さんに勘違いされるかもしれませんし…」

和「そ、そうなったら…き、京太郎君がたいへ…大変…です」

京太郎「ま、待っ…」

和「っ…!」ダッ

京太郎「あ…」

……そう思って伸ばした手は一歩遅かった。
脇目もふらず逃げ出した和に俺の手は届かない。
…勿論、和はあんまり運動が得意な方ではないし、本気で追いかければすぐに追いつく事が出来るだろう。
でも…咲の本を持っている状態で追いつく自信はなくて…だからと言って、それを投げ捨てる訳にも…。

京太郎「(…いや、それは全部、言い訳だよな…)」

……ここまで来れば鈍感な俺にだって和の気持ちは分かる。
和はきっと…俺の事を好きで居てくれて…やり直せるかもしれないと…そう思ってくれていたんだ。
でも、俺が吐いた嘘でその期待は粉々にされて…あぁやって逃げる事でしか自分を取り繕う事が出来なかったんだろう。
…そんな彼女に俺がするべき事は…追いかけて誤解を解いてあげる事。
そんな事は…俺にだって分かっているんだ。

京太郎「(でも…その後、どうするんだよ…)」

…俺はまだ自分の気持ちが分からない。
和と復縁したいのか、あるいはただの友達としてやっていくのか。
彼女との出会いがあまりにも降って湧いた偶然過ぎて、俺は未だに迷っているんだ。
そんな俺がここで和を追いかける資格はない。
彼女の気持ちに対する応えを見つけられない俺は結局、その場に立ち尽くすしかなくて… ――

―― 数十分後、カラオケ中の咲から呑気なLINEが届くまで俺はずっとそこから動く事が出来なかった。

和編しゅーりょー
なんかこのままだとすぐ埋まっちゃいそうなんで先に次スレ立ててきますね

次スレー
【咲-Saki-】京太郎「クリスマスを貴女と」和「その3ですね」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1441031421/)

それじゃ次のレスから安価いきまーす

                ,.  ⌒ヽ、/⌒ 、-- 、
               /_,..-         ヽ  `  、
             / /´     /    ∨   \
                ,  ´      / ,'     :    、 ヽ
           /   ,    , / /|  |  :.  | | |    ∨
         _/   / /  |_|__'_|  |   _}_|_|_| |  | :
         ̄ ̄´/ イ '  { ´| |/__{  |: , ´/}/_}∧ |  | |
            / / , rⅥィ笊 从 {∨ /ィ笊_ヽ}/、 | |

            / イ ∧{ 从 Vり \∨' Vり /' / ∧{
            ´/イ }从lム     ; \     ,ノ /  \
                    | ∧          ∧,イ
                   Ⅵム    -  -    イ //
                _ヽl\       //イ__
                |////} `  ー  ´「////|
                |////|  :.   / |/[__}/|
                ,...<////∧  ,     |/////> 、
          , <///////////\   ///////////> 、
        , </////////////////}____{/////////////////> 、
      //////////////////////|    |////////////////////∧
       {/////////////////////∧  ,'//////////////////////}
       |//////////////////////∧ ////////////////////////|

【名前】 須賀京太郎

【ステータス】
体力 ほぼ人並みと変わらないレベル
学力 成績優秀で教授から留学を薦められるレベル
魅力 どんな場所でも必ず中心人物になれるレベル
雀力 三年のインターハイで大活躍したレベル


恋愛抵抗値 26/100


【交友関係】
咲 幼馴染 ?9/100 【???】??回コミュを行うと???…(累計1)
ハオ 親友 53/100
謎チャー 変な人… 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる
智葉 部員 27/100
ステルス○○ 痴漢 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる(累積4 フラグ2)
ネリー 好き 69/100
漫 良い人 30/100 【好印象】:好感度の上昇値が+1される(類似効果と累積する)
謎のうっかりさん ムカムカする 10/100 【悪印象】:好感度上昇が全て無効になる(累積8 フラグ2)
透華 親友 45/100
謎の大天使 コワクナイ…? 20/100
白望 …思ったより悪い人じゃなさそう 23/100 
憧 仲良くなれれば良いな 50/100 【好印象4】:好感度の上昇値が+4される(類似効果と累積する)
穏乃 憧のおとなりさん…だよね… ??/100 【??の絆】:???
マホ 好き 68/100
淡 好き 72/100
塞 もう貴方なしじゃいられない 100/100 【溢れる愛情】:コミュした時、恋愛抵抗値が通常の二倍低下する
竜華 特に関心ナシ 10/100
姫子 後輩 38/100
ちゃちゃのん 愛してる 100/100 【溢れる愛情】:コミュした時、恋愛抵抗値が通常の二倍低下する
和 ??/100 【特別な人】:コミュした時、恋愛抵抗値を10低下させる。三回コミュを行うと…(累計2)
美穂子 大好き 89/100
由暉子 友人 57/100
豊音 好き 67/100


12/16 午前のヒロイン

下3で

やりやがったwwwwwwwwwww

oi misu おい、次スレ立てたばっかだぞどうするんだこれwwwwwwwwww

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom