このみ「…私達、もうキャラバンは終わったじゃない？」

琴葉「はい」

このみ「そうするとさ。何というか、皆を見守る立場になった様な気にならない？」

琴葉「わかります。実際は、いずれ皆が経験するんですけどね」

このみ「そうなのよ。そうなんだけど、束の間の先輩気分っていうの？そんな感じ。
　　　　PSLの時はシーズン4だったから、私はどっちかというと見守られる感じだった気がするし、ね」

琴葉「私はシーズン3でしたけど、このみさんを見守る、とはなりませんでした。やっぱり年長者だからでしょうか？」

キャラバン編のSSとは珍しい
支援だよ

>>1
馬場このみ(24) Da
http://i.imgur.com/K80ame7.jpg
http://i.imgur.com/mJitLXE.jpg

田中琴葉(18) Vo
http://i.imgur.com/9fqtCWm.jpg
http://i.imgur.com/ocZrb2O.jpg

このみ「あら、そう？別に見守ってくれても良かったのに」

琴葉「見守れる程立派にリーダーやれてませんでしたから」

このみ「そう自分を卑下する事は無いじゃない。皆、琴葉ちゃんを慕ってたわよ？」

琴葉「まぁ、それは分かりますし、素直に嬉しいんですよ？でも、迷惑をかけたのも確かですから」

このみ「それを言うなら私もよ。お相子お相子」

琴葉「そうでしょうか…」

このみ「という訳だから、琴葉ちゃんも私を見守りなさい」

琴葉「…頑張ってみます。まぁ、もうキャラバンも終わっていますし、先の話になりそうですね」

このみ「それもそうね。じゃあ、その時は期待しておくわ」

琴葉「………善処します」

このみ「…私は忘れないわよ？」

このみ「ていうか、今回も琴葉ちゃんは私より早く終えているじゃない」

琴葉「まさかトップバッターになるとは思っていませんでした…」

このみ「どうだった？琴葉ちゃんから見て私たちのシーズン2は」

琴葉「そうですね…。このみさんの胃が心配でした」

このみ「私の心配をしてくれてたの？ありがと」

琴葉「未来や翼、まつりさんにあずささん。かなり自由なメンバーが集まっていましたし…」

このみ「そうなのよ！皆本当に自由で…」

琴葉「本当にお疲れ様でした…」

このみ「ありがと、琴葉ちゃんもお疲れ様だったわね。琴葉ちゃんが成人してたら乾杯の一つでもしたいところだけど…」

琴葉「私もです…」

このみ「あら、意外ね？琴葉ちゃんが乗り気だとは思わなかったわ」

琴葉「そうですか？うーん、飲み会に乗り気というか…ああして疲れや苦労を労いあえる、というのは羨ましく思います」

このみ「後2年したら付き合うわよ？莉緒ちゃん達も聞いたら速攻で参加するんじゃないかしら」

琴葉「ふふっ、賑やかになりそうですね」

このみ「実際賑やかなのよ」

このみ「今振り返れば、シーズン1のメンバーって割と平和よね」

琴葉「ただ一人を除いて、ですが」

このみ「あら、某双子ちゃんは大丈夫だったの？」

琴葉「某ぷっぷかさんに比べれば」

このみ「…伏せた意味無いわね、これ」

琴葉「自分でも言ってて思いました」

琴葉「恵美や春香ちゃん、伊織ちゃんがいてくれたのが大きかったです」

このみ「ホント、しっかりしたメンバーね」

琴葉「私の出る幕もほとんど無かったくらいです。逆に後のシーズンが心配になってきますが…」

このみ「ツッコミ役やまとめ役のいないキャラバン……カオスね」

琴葉「あまり考えたくありません…。そこは社長に期待するしかありませんけど…」

このみ「今のメンバーも何て言うか…極端よね」

琴葉「ジュリアちゃん、紗代子ちゃん、海美ちゃん、昴ちゃん、真ちゃん、美也、可憐さん、風花さん…完全にアクティブな人とおっとり系の人に分かれていますよね」

このみ「…ジュリアちゃんって、どっちだと思う？」

琴葉「難しいですね…。案外アクティブだったり」

このみ「…ジュリアちゃんが海美ちゃん達と一緒に走ってたり？」

琴葉「………シュール、ですね」

このみ「ちょっと失礼な気もするけど、実際そうなのよねー…。かと言って、おっとり系とも言えないし…丁度中間あたりね。」

琴葉「…今度はジュリアちゃんの胃の心配をしなきゃいけませんね」

このみ「…また胃薬でも送ってあげようかしら」

Ｐ「琴葉ー！次の打ち合わせ行くぞー」

琴葉「あ、はい！
　　　…すみません、このみさん。私はこれで」
　　　
このみ「えぇ、お仕事頑張ってきてね。」

琴葉「はい、行って来ます！」

このみ「いってらっしゃ～い！

　　　　…仕事の話と言えばそうだけど、話の内容が割と飲み会のそれだった様な気が……。琴葉ちゃんと飲むのが今から楽しみになってきたわ、ふふっ」

終わりです。
かなり短め、オチ無し山無しですが、『事務所のとある一時』っぽいのを書いてみました。

キャラバンの裏側でのキャラ達の会話が聞いてみたい今日この頃。