このみ「蛍ちゃんってサイコクレイジーレズなの?」蛍「え?」 (66)

蛍「あの…サイコ…えーと何とかって何ですか?」

このみ「ん?あのね…えーと何だろ?」

小鞠「んもーっ。このみちゃんが言い出したんだよ?」

このみ「あははは。えーと、なんとなくはわかるんだけど、簡単に言うと…えーとね」


このみ「レズが女子が好きな女子って感じかな?」

蛍「え?私皆さんの事好きですよ?」

小鞠「じゃあ、その蛍は何とかかんとかなの?」

このみ「そういう意味じゃなくて、ラブ的な…恋愛的な意味かな?キスしたいとか」

小鞠「女子同士で?…うわぁ…」

蛍「気持ち悪いですね」

蛍(『うげぇ』ってしてるセンパイも可愛いよぉ~)

蛍(とりあえず、私は女子じゃなくて、センパイが好きなだけだから違うよね?)

蛍「あれ?何でこの話を?」

このみ「ああ、あのね。なっちゃんから聞いたの」

このみ「『ほたるんは姉ちゃんのぬいぐるみ400個ぐらい持ってるんだよー』って」

蛍「!?」

このみ「それで蛍ちゃんはレズなのかな?って」


小鞠「蛍って本当にぬいぐるみ好きだよねー。まぁ、仕方ないよね。まだまだ子供だしー」

このみ「そうだね。小鞠ちゃんが小学生の時なんか…」

小鞠「このみちゃん!私が小さい頃の話は禁止!」

このみ「あはははは。大丈夫だよ。今も小さいから」

小鞠「むきーっ」

蛍(もうっ!夏海センパイってば400個って誇張しすぎ!私はまだ366個しか作ってないのに!)

クレイジーサイコレズだった死にたい

このみ「あっ、そういえばこれもなっちゃんから聞いたんだけど」

このみ「小鞠ちゃんのお風呂の時間になると、なぜか蛍ちゃんが家に来るって」

蛍「!?」

小鞠「ああそれはね。犬のペチちゃんのお散歩なんだって」

このみ「へぇ~」

小鞠「その後は私はお姉ちゃんだから、ちゃんと蛍を家まで送ってあげるんだよね~♪」

蛍「ですよね~♪」

蛍(『だよね』『ですよね』のやりとりいいなぁ。嬉しいなぁ~嬉しいなぁ~えへへ~)

このみ「ふーん」

>>1 修正
このみ「レズが女子が好きな女子って感じかな?」
↓↓↓↓
このみ「レズって単語の意味が…女子が好きな女子って感じかな?」

このみ「あれ?小鞠ちゃんの部屋。新しいぬいぐるみが増えてる!かっわいいぃ~」

小鞠「それは蛍が作ってくれたんだよー。すごいよね蛍」

蛍「それほどでもありませんよ~」

蛍(センパイに褒められちゃった♪)


このみ「あれ?でもこの目…」

蛍「!?」

蛍(夏海センパイに見つかって、カメラは回収したはず…だよね?)

このみ「この目クリってしてて、可愛いぃー♪」

小鞠「でしょ!?でしょ!?」

蛍「あ、あははは」


このみ「それより、何で机の裏に盗聴器…」

雪子(小鞠母)「お菓子持ってきたよー」

このみ・蛍「お邪魔してまーす」

このみ「そういえば夏に海に行ったんでしょ?」

小鞠「うん行ったよ?」

このみ「写真撮ったんでしょ?見せてよ写真」

小鞠「ええ~嫌だなー」

このみ「そんな事、言わずに見せてよー」

小鞠「えーと、どこにやったかなー…あれ?どこだっけ?」

蛍「あっ、私持ってますよ」

小鞠「へ?」

蛍「みんなとの大切な思い出なので、いつも持ち歩いてるんですよ~」

小鞠「そうなんだ」


小鞠(蛍…そこまでみんなの事を想って…)

蛍「はい、このみさん」

このみ「ありがとう蛍ちゃん」

小鞠「私は見ないでお菓子食べてよ」

このみ「もうっ、一緒に見ればいいのにー」

ペラペラ

このみ「どんな旅行だったのかな~」

このみ「…」

このみ(このアルバム!小鞠ちゃんの写真ばかり!?たまに蛍ちゃんとのツーショットがあるだけ!?)

このみ(しかも蛍ちゃんの視線は全部小鞠ちゃん!?)


このみ「ねえねえ、蛍ちゃん。このアルバムって…」

小鞠「わぁ♪この最中すっごく美味しい~♪」

蛍「ですね♪」

このみ「え!?本当!?私も食べる!」

蛍(やっぱり美味しいものを食べてる時のセンパイの表情が一番だなぁ~♪)

………

蛍「あっ、もうこんな時間」

このみ「そろそろ帰らないとね。バイバイ小鞠ちゃん」

小鞠「うん、バイバイ」

蛍「お邪魔しました」


■帰り道

このみ「今日は色々知れて楽しかったね」

蛍「はい」

蛍(センパイの色んな表情が見れたし…幸せ…)


このみ「でも、蛍ちゃんってレズだよね?」

蛍「え!?違いますよ!」



       終わり
続きまして
このみ「みんなでお泊まり会」
をお送りいたします

このみ「お風呂上がったよー。次は誰だっけー?」

このみ「って、私が最後だったよね」

このみ「…」

小鞠「ぐーぐー」Zzzzz

蛍「センパイーセンパイーセンパイー」スリスリスリスリ

夏海「わぁーいベッドだージャンプージャンプーすっげー飛ぶ!ウチ飛べる!」ピョンピョン


このみ「…」

このみ「え!?何これ?」

れんげ「」ツンツン

このみ「れんげちゃん!?」

れんげ「あれなん…なっつんが…持ってきて…眠いん………」

このみ「あっ、あれって、お母さん達のお酒!」

このみ「冷蔵庫に入ってたからジュースと間違っちゃったんだ…」

このみ「見た目ジュースだし…」


れんげ「くーくー」Zzzz

このみ「とりあえず、れんげちゃんを隣のお布団に運ぼうかな」

 
………

このみ「さて…どうしようかな…」

夏海「わぁーん、ここどこー!?外暗いよー!兄ちゃーん母ちゃーん」ウワァァン

このみ「なっちゃんは幼児化か…」


小鞠「ぐーぐー」Zzzzz

このみ「小鞠ちゃんは小さいし、お寝むだよね…やっぱり」


蛍「えへへ~センパイーセンパイーセンパイー」スリスリスリスリ

このみ「…」


このみ「仕方ないね……」


ゴクゴクゴクゴク

このみ「」プハーッ

このみ「キャー♪お酒初めて飲んじゃったー♪」

このみ「や~ん。このカシスオレンジって美味しい~甘い~♪」

 
………


楓(駄菓子屋)「おーい、差し入れ(お菓子)持ってきたぞー。ついでにれんげはホームシックになってないかー?」

楓「って、ん?」


小鞠「うーんうーん。カレーの辛口は嫌ー」Zzzzz

夏海「姉ちゃんを離せ!この巨人!」ポカポカ

蛍「えへへ~センパイーセンパイーセンパイー♪痛気持いいです~」スリスリスリスリ

このみ「あははは。蛍ちゃん可笑っしぃー♪」

楓「…」

このみ「ごくごく…プハーッ」

このみ「あれぇー?暑くなっちゃった。酔っちゃったかな?酔っちゃったかもー♪」


楓「…」

楓「れんげを連れて帰るか…」


このみ「それにしても、この梅酒っていうのが一番美味しいなー♪」

このみ「えへへへへ~♪」






       終わり
続きまして
小鞠「夏海のバカ!」夏海「姉ちゃんのバカ!」
をお送りいたします

夏海「姉ちゃんのバカ!」

小鞠「姉ちゃんに向かってバカとは何だ!謝れ!謝れったら謝れ!」

夏海「今回ばかりは姉ちゃんが悪いもんね!」

小鞠「私じゃない!お前が悪いの!」

夏海「ぐぬぬぬぬ」バチバチ
小鞠「んぎぎぎぎ」バチバチ


夏海「家出じゃ!家出ー!姉ちゃんがいる限り絶対に帰ってこないから!」

小鞠「絶対に帰ってくんな!」

■夕方

夏海「お腹減った」ムシャムシャ

ペチ「わんわんっ」

蛍「どうしたの?ペチって…あれ?夏海センパイ?」

夏海「あっ、ほたるん」ムシャムシ

蛍「」

夏海「ちょっと!ひかないで!草!これは草を食べてただけだから!」

蛍「あっ、草なんですね…良かったぁ~…って草!?」

夏海「これは食べられる草だから!」

 
………


蛍「小鞠センパイとケンカですか?珍しいですね」

夏海「今回ばかりは絶対に姉ちゃんが悪い!謝るまで帰らない!」

蛍「…」

夏海「いつもは笑って許す夏海ちゃんも今回ばかりは!」

蛍「小鞠センパイ泣いてましたよ?」

夏海「許さな………え?」


蛍「実は小鞠センパイから電話貰って…その夏海センパイを探しに…」

蛍「『夕方になっても帰ってこない』って」

蛍「だから、すいません。本当は小鞠センパイと夏海センパイがケンカしてたの知ってたんです」

夏海「…」

夏海「ねえ、姉ちゃん他に何か言ってなかった?」

蛍「え?えーと…」

小鞠『私は悪くないけど、私はお姉ちゃんだから謝らなきゃ!謝らないと夏海が帰ってこないから!夏海が!』

蛍「って、必死に…本当に必死に…泣きながら…」

夏海「……ぷっ」

蛍「センパイ?」

夏海「あはははははは。『お姉ちゃんだから』だって。姉ちゃんらしいや。あはははは」

蛍「ふふっ。そうですね」

夏海「よし!ウチ帰る」

蛍「はい」

夏海「ウチも悪くないけど、姉ちゃんが泣いちゃうから謝る!」

蛍「はい♪」


ダダダダダダダダ


蛍「夏海センパイ行っちゃった…」

ペチ「わんわんっ」

蛍「ペチのお陰で夏海センパイが見つかったね。えらいえらい」ナデナデ

ペチ「わんっ♪」

蛍「これで…」

小鞠『お願い夏海を探して!見つけてくれたら今度何でもするから!』

蛍「…って、センパイが言ってくれてたし」


蛍「…」

蛍「『何でも』か~えへへ~」

蛍「お買いものかな?一緒に電車に乗ってお買い物に行こうかな~」

蛍「楽しみだなぁ~」

 
………


夏海「と言っても…家に入りにくい」

夏海「門限はまだだけど、冬のせいで真っ暗だし…」

兄「」ツンツン

夏海「って、兄ちゃん!?」

兄「」ウン

夏海「って、背中に姉ちゃん背負って何してんの!?」

小鞠「…」Zzzz

兄「…」

夏海「へ?姉ちゃんが熱を!?」

 
………


小鞠「うー…なつみーなつみー」Zzzz

夏海「ど、どうして姉ちゃんが熱を!?」

兄「」

夏海「え?かず姉が珍しくやる気をだして、水撒きをやってて…それが姉ちゃんに?」

兄「」ウン

夏海「え?その後、水たまりで転んだ!?」

兄「」ウン

夏海「さらに、浅い川で転んだ!?」

兄「」ウン

夏海「体が冷えたから駄菓子屋でシャワー借りて、間違えて冷水を浴びちゃったんだ…」

兄「」ウン


小鞠「なつみーごめんなさい…だからかえってきてよぉー」Zzzz

夏海「姉ちゃん…そこまでして……」

夏海「ばか…ほんとばかだよ…」

兄「…」

 
………



小鞠「!!」ガバッ

小鞠「あ、あれ?なんで私は自分の部屋のベッドに?」

小鞠「…」

小鞠「そうだ!夏海!夏海は!?」


夏海「むにゃむにゃ」Zzzz

小鞠「って、隣で寝てるし…」

夏海「姉ちゃん…ウチの為にありがとうー…ぐー」Zzzz

小鞠「…」

小鞠「はぁ~…」

小鞠「『ありがとう』って、私は姉なんだから…当たり前」

夏海「ぐーぐー」Zzzz

小鞠「そんな事もわからないなんて、夏海は本当に……ばか…ばかなんだから…」ナデナデ

夏海「えへへ~姉ちゃん大好きぃー」Zzzz

小鞠「はいはい。私も大好きだよ」

夏海「えへえへ~」Zzzz

 
………


夏海「えへへ~姉ちゃん大好きぃー」Zzzz

小鞠「はいはい。私も大好きだよ」

夏海「えへえへ~」Zzzz


兄「…」

雪子(母)「あら?兄ちゃん覗きしてんの?」

兄「」ビクッ

雪子「ん?あらあら。二人とも仲良く寝ちゃって…」

兄「」ウン

雪子「はは~ん。夏海は兄ちゃん子だったから寂しいんだ?」

兄「!?」

雪子「まぁ、こればかりは仕方ないよ。子供って知らないうちにどんどん大きくなって」

雪子「そして、いつのまにかいなくなっちゃうんだから…」

兄「…」

雪子「子供の成長は嬉しいけど、その分…寂しくもなるんだよね…」

兄「…」


雪子「ほら、いつまで女の子の部屋を覗いてるの。さっさと寝なさい」

兄「」ウン

■数日後

夏海「姉ちゃんのバカ!」

小鞠「姉ちゃんに向かって何だと!謝れ!謝れったら謝れ!」

夏海「今回ばかりは姉ちゃんが悪いもんね!」

小鞠「私じゃない!お前が悪いの!」

夏海「ぐぬぬぬぬ」バチバチ
小鞠「んぎぎぎぎ」バチバチ


れんげ「なっつんとこまちゃんがケンカしてるのん!」

蛍「だねー」

れんげ「二人は仲良しと思ってたけど、仲が悪いん?」

蛍「ほら、ケンカするほど仲が良いって言うから」

れんげ「ケンカするのが仲が良いのん?」

蛍「うん、そうだよー」

れんげ「じゃあ、ウチとほたるんもケンカするのん!」

蛍「え?いや…あのね…れんちゃん?」

れんげ「ほたるんの鬼の真似ーなん♪オッニーオッニー♪」

蛍「いやーそれはやめてー。嫌なトラウマがー」



小鞠「今回こそは絶対に!ぜーったいに許さないんだから!」

夏海「ウチだって!」



小鞠・夏海「ふんっ」プイッ




       終わり

     _,r=ミv
    ⌒≫=r宀=-ミ                                                                      /´
  _彡'´ . : :'ー=≦´: :>                                                                     ⌒≫' ⌒ ヾ¨ : :、
  `'7 . : ∧: }: :ト、} : :八_                                                                    〃 . : : : : : . \: .:.
{ミ nム: {V ⌒ `´ ⌒jイ:〈/'彡 ____                                                              .' .:.i f^^}イi: i: i:. .ヽi
`ヽ ノ\:{ x=ミ  x=ミj/7´ /ニニニ二\                                                          i :从j⌒j从人从人〉
   \ 八 ┌‐ ┐ ノ /  =ニニニニニニニ\                                            〃ニニニニニニニニニヽ :{ r=ミ  r=ミj : }:|
    ノ\ >r─<  イ   'ニニニニニニニニニニ\                                           rー┐ ゝニニニニニニニニニニ人:.ミ r─┐彡:イ l
   ⌒从〉 |`´| .イ从 /ニニニ/___\ニニニ=i                                  r──|ニニ|─‐┐   /ニニ/| :j从≧=-=≦:ノ从:|
     ´/ ¨|  |¨¨|  /ニニニ/ニニニニニニ}\ニノ          rー┐    iニニi                   l=ニニニニニニニニi  /ニニ/ 人: : i:〃f父i ヽ : : 八
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        |ニニ∧ニニ|     ゝニニニニニニニニニ}ニニ! r‐─┐|ニニ|ニニ|〃ニニニニニニニ)‐┐      r‐┐      〃ニニニニニニニニ)|ニニ|    `´`´  ///////∧
       ニニi  iニ!              /ニニ/ニニ| |ニロニ! |ニニ|ニニ|ニニロニニ厂 ̄{ニニ{     r‐┐=!     r ┤ニロニニ厂 ̄ !ニニ!        〈/////////〉
        ニ|  |ニ            /ニニ/ lニニl└─ ┘|ニニ|ニニ|,ニニニニノ     '=ニ\_/ニ/=ニ\_/ニ∧=ニニニノ    'ニニ\___     `T TT T´
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