これまでの、仮面ライダーディケイドは……！

士「こいつはいつでも、本気で周りの幸せを願ってる。確かにそれは愚か者だとか、偽善者のように写るかもしれない……けど、俺は信じてるぜ。こいつなら、滅びの運命を変えられる！」

紘汰「士……」

レデュエ「オ前はイッタイ、何者ナンダ！」

士「通りすがりの仮面ライダーだ！　覚えておけ！」

士・紘汰「変身！」

ｶﾒﾝﾗｲﾄﾞ　ﾃﾞｨｹｰｲﾄﾞ!

ｵﾚﾝｼﾞｱｰﾑｽﾞ！　ﾊﾅﾐﾁ！　ｵﾝｽﾃｰｼﾞ！

士「ちょっとくすぐったいぞ」

紘汰「な、なんじゃこりゃー！」

士「オレンジ爆裂シュートってか！」

ﾌｧｲﾅﾙｱﾀｯｸﾗｲﾄﾞ　ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｲﾑ！！

紘汰「ここからは俺達のステージだぁ！」

レデュエ「ぐああああぁぁっ！」

士「今回は……何だこの格好は。」

夏海「涼しげな半袖のYシャツですね。あ、士君、胸に名札が付いてますよ」

ユウスケ「本当だ。何々……久留間運転免許試験場……運転免許？」

士「なるほど、俺はさしずめ運転を教える講師ってとこか」

夏海「えー、士君が教えられるんですか？」

ユウスケ「言えてる」

士「フン、まあ見ているんだな。俺の華麗なるハンドル捌きを」

ユウスケ「あれ、でも俺らってライダーなような」

夏海「車のライダーなんて聞いたことありません」

士「まあな。いるとしたら是非拝んでみてえもんだ」

ブ、ブラックＲＸが……

士「とにかくその試験場とやらに行ってみるか」

夏海「ですね」

ユウスケ「今回はどんな旅になるんだろうな」

３人はそう言って写真館を後にした。

～場面変わり廃棄された工場～

？？？「……」

朽ちかけのバイラルコアに青い光が飛来し、融合するとやがて１体の影が産まれる。

109号「……ア、ウウ……」

109号「ウガアアアアア！！」

その光景を物陰から見つめる男。

鳴滝「ディケイド、お前の来訪によってこの世界にも存在しないはずのロイミュードが誕生した……」

～さらに別の場所～

ハート「！！」

蛮野「？　どうしたのかね？」

ハート「いや、なんでも」

ハート「この感じ、新しいロイミュードが……！？　何にせよこいつに知られてはマズイ。秘密裏に事を進めねば……」

>>4　士がRXが本編では車に乗っているところを見ていないので知らないという都合のいい設定も、全て乾巧ってやつの仕業なんだ。

～久留間運転免許試験場～

士「ここか」

夏海「うわあ、車がたくさん運転の練習してます」

ユウスケ「おお、本当だ」

士「とりあえず中に……っと！」

追田「おっとすまねえな兄ちゃん！」

りんな「ちょっと待って忘れ物よー！」

士「何だあいつら」

ユウスケ「何かでっかい変な装置付けてたな」

夏海「何の機械でしょうか」

士「まあどっちにしても関係ね」？？？「キャー！！」

士「！　今のは！」

ユウスケ「外の方だ！」

夏海「行ってみましょう！」

097「ゲッヘッヘッヘ……」

女「いや、こないで……」

097「ククク……」

士「はあっ！」

097「ぐほあっ！」

ユウスケ「さあこっちに！」

夏海「大丈夫ですか？」

女「あ、ありがとうございます」

士「なるほどな、大体分かった」

097「き、貴様何者だ！」

士「通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけ、変身！」

ｶﾒﾝﾗｲﾄﾞ　ﾃﾞｲｹｰｲﾄﾞ！

097「か、仮面ライダー！　馬鹿な、こんな奴いるって聞いてな」

ディケイド「何ぶつぶつ言ってんだ！」

ｱﾀｯｸﾗｲﾄﾞ　ﾌﾞﾗｽﾄ！！

097「ぐがががっ！」

097「お、おのれぇ」

ユウスケ「士、俺も！　へんし……」

097「させるかあ！」

次の瞬間、周囲がどんよりに包まれる。

士「なっ！」

ユウスケ「か、体がうごか……」

097「ヒッヒッヒ……どうだ動けまい」

夏海「何ですかこれっ」

ユウスケ「クロックアップとはまた違う現象なのかっ」

ディケイド「ぐっ……確かにこりゃすごいな、けど……」

097「なっ！」

ディケイド「カードを入れるくらいには動けるんだよ……ライダーの力を舐めんじゃ……ねえっ」

ﾌｫｰﾑﾗｲﾄﾞ　ｶﾞｲﾑ！　ｼﾞﾝﾊﾞｰﾁｪﾘｰ！　ﾊﾊｱ！！

ディケイド「せやあっ！」

097「な、馬鹿な何故動けあぎいっ！」

ディケイド「生憎この手の現象には慣れっこでね。いい加減対処にも慣れてきたぜぇ！」

097「お、おのれえッ」

ディケイド「地獄で居残り運転練習でもしてもらってこい！」

ｱﾀｯｸﾗｲﾄﾞ　ｿﾆｯｸﾎﾞﾚｲ！！

ディケイド「やあっ！」

097「う、うぎゃあああああ！！」

ディケイド「ふう……」

夏海「きゃあっ、っと……あ、さっきのゆっくりになる現象が止まりました」

ユウスケ「良かったあ」

ディケイド「ふう」鎧武フォーム解除

そこに駆けてくる人影

霧子「大丈夫ですか、あなた達！」

夏海「へっ？」

ユウスケ「警察の人！？」

霧子「どうやらMr.Nからのタレこみは本当だったようですね……あれが蛮野が新たに作った悪のライダー……」

ディケイド「あん？」

夏海「あの、あれは悪のライダーじゃなくて士く霧子「皆さんは下がってください」

進ノ介「そういうこと！」

その言葉と共に、両者の間にトライドロンが割って入ると、運転席からスーツの青年が現れる。

進ノ介「お前か、新たな悪のライダーってのは！」

ディケイド「フン、だったらどうする」

進ノ介「俺は刑事だ、仲間も世界も壊させやしない！」

クリム「進ノ介、いこう！」

進ノ介「ああ、ベルトさん！」

進ノ介「変身！」

ﾄﾞﾗｰｲﾌﾞ　ﾀｰｲﾌﾟ　ｽﾋﾟｰﾄﾞ！

ディケイド「面白い、かかってきやがれ！」

ディケイド「お前には……これだ」

ｶﾒﾝﾗｲﾄﾞ　ｷﾊﾞ！

ドライブ「なっ、姿が変わった！」

ディケイド「喋るベルトには喋るベルトってか」

クリム「進ノ介、ここは素手ではなくハンドル剣で相手の出方を見よう！」

ドライブ「オッケー！」

ディケイド「っと、危ねえもん振り回すな！」

ｶﾒﾝﾗｲﾄﾞ　ｷﾊﾞ！　ｶﾞﾙﾙ！

ドライブ「また変わった！」

ディケイド「そらあっ！」

ドライブ「ぐっ！」

クリム「ならば遠距離からだ！」

進ノ介「おおっ！」

ﾄﾞﾗｰｲﾌﾞ　ﾀｲﾌﾟ　ﾃｸﾆｯｸ！

ドライブ「はあっ！」

ディケイド「っと！」

ディケイド「ならこれだ」

ｶﾒﾝﾗｲﾄﾞ　ｷﾊﾞ！　ﾊﾞｯｼｬｰ！

ディケイド「そら！」

ドライブ「舐めるな！」

ディケイド「ぐあああっ！」

>>12　すみません　×ｶﾒﾝﾗｲﾄﾞ　○ﾌｫｰﾑﾗｲﾄﾞ　です。