まゆ「左手サイボーグ」 (47)
私の名前は佐久間まゆ。
運命の人であるPさんを守るため、左手限定で改造人間となった正義のアイドルです。
繋ぎ目はおしゃれに隠すのが乙女のたしなみ。
今日もPさんの平和はまゆが守ります!
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・親指はギャング並の味覚
藍子「プロデューサーさん、お紅茶が入りました」
P「ああ、いつもありがとうな、藍子」
まゆ「Pさぁん、ちひろさんが相談したいことがあると……」
P「お、そうか。じゃあ少し行ってくるよ」
藍子「……」
一見ただの差し入れに見えますけど……
少しお行儀が悪いですが左手の親指を紅茶に浸します。
センサーが作動し液中の成分が分析され……紅茶以外の成分を検知しました。
まゆ「藍子さん」
藍子「何でしょうか」
まゆ「この味は、睡眠薬の味です……」
藍子「な、何のことで」
まゆ「出して」
藍子「はい……」
期待
聞けばろくに休みも取らず働き詰めのPさんが心配で、強制的に眠らせようとしたとのこと。
心配はもっともですが業務中は駄目だし、薬を盛るなんてもっての外だと言い含めておきました。
P「まゆ~、ちひろさん別に相談したいことなかったみたいだけど」
まゆ「あれ、そうでしたかぁ?」
P「まあそれはいいんだが……あれ、紅茶は」
まゆ「ああ、それなら冷めてしまったので……」
まゆ「ま ゆ が 淹 れ な お し て お き ま し た よ ぉ」
今日もPさんの平和を守ることができました!
・とある科学の超電磁人差し指
P「ただいま戻りましたー」
きらり「おっつおっつ!」ダダッ
まゆ「!」
諸星きらりさん、多少キャラを作っている感じがするものの至っていい子、なのですが……
きらり「Pちゃんお疲れだにぃ☆いっぱいはぴはぴすゆー!☆」ギュウウウウ
P「あ、ちょ、きらり、入ってる、いいとこ入っちゃってるから……」トントントン
少し力を持て余し気味なんですよねぇ。こういう時もまゆの左手が役に立ちます。
>>4
とても短いですがお付き合いください
まゆ「スタンモード起動、電磁圧チェック、オールグリーン」
人差し指に青白い光が灯ります。
まゆ「きらりちゃぁん」バチィ
きらり「ビリっときたぁー!?」バタン
まゆ「まったく、世話が焼けますねぇ……Pさん、大丈夫でしたかぁ?」
P「あ、ああ。ちょっと意識が飛びかけたけどなんとか平気だ」
今日もPさんの平和を守ることができました!
まゆ「Pさん、立ち上がれますかぁ。まゆの手をとってください」
P「ああ、ありがビリっときたぁー!?」バタン
まゆ「……スタンモードを切り忘れていました」(・ω<)
・中指プラグイン!まゆEXE、トランスミッション!
P「最近PCが重くなることがあるんだよな」
まゆ「ウイルスですかぁ?」
P「一応セキュリティソフトは入れているんだがな……おっと、そろそろ出かけなくちゃ」
まゆ「気をつけて行って来てくださいねぇ」
まゆ「……さて」
中指の第一関節を取り外すとUSB端子が現れます。
それをPさんのコンピュータに接続。
まゆ「ウイルスは……いませんねぇ」
継続して走査をかけていきます……かかった。
まゆ「ハッキングですかぁ。お行儀の悪い子は躾けないといけませんねぇ」
ゆるふわ時空の正体はお薬だった?
その頃どこかで
??『嘘、逆探知!? 私の集めた情報が消えていくですって!』
??『この事務所、ただの零細企業かと思っていたのに……一体何なのよ!』
??『こうなったら潜入捜査しかないわね』
>>15
仕事の鬼のモバPを安らげるための苦肉の策っ!
翌週
P「今日から君らの仲間になる八神マキノさんだ」
マキノ「……よろしく」
まゆ「よろしくお願いしますねぇ……諜報員さん」
マキノ「なっ、貴女まさか」
まゆ「うふふふふふふ」
今日もPさんの平和を守ることができました!
・左手メンテナンス
晶葉「ふむ、そこまで酷使はしていないようで安心したぞ」
まゆ「晶葉ちゃんが丈夫に作ってくれたお陰ですよぉ」
晶葉「まあ軽いパーツの交換は行わせてもらうよ。何か追加したい機能はあるかね」
まゆ「ん~、そうですねぇ……」
回想
P「やっぱドリルと自爆とロケットパンチは男の浪漫だよなあ」ポチポチ
まゆ「Pさぁん、密林で何買ってるんですかぁ」
P「グ○ンラガンとウイン○ゼロとマジン○ーZなんて買ってないぞ」
回想終
まゆ「ロケットパンチとドリルをつけてください」
晶葉「君は何と戦う気なんだね」
まゆ「あ、あと自爆も」
晶葉「できるわけがないだろう!」
明日からもPさんの平和を守ることができます!
・進撃の薬指
今日は舞台の稽古に来ています。
まゆ「うふふ、Pさぁん、しっかり見ていてくださいねぇ」
やっと掴んだ大きな役です。しっかり成功させなくちゃ!
愛の力で撃つサイコガンもつけようず
P「おつかれ、まゆ」
まゆ「Pさぁん、お疲れ様です」
P「スポドリ買ってきた」
まゆ「ありがとうございます」
スタッフ「そろそろ休憩終わりにしまーす」
P「おっと、俺は引っ込まないとな」
まゆ「Pさん危ない!」
P「えっ」
片腕サイボーグとかって映画があった気がする
落ちていく。Pさんが、奈落に。
左手を思い切り伸ばしますけれど、届かない。
まゆ「届いてええええええ!!」
その時、まゆ自身忘れていた機能が発動しました。
薬指の第一関節が外れると、猛烈な勢いで射出されます。その付け根には薬指から伸びたワイヤーが。
P「うわっ、なんだこれ!」
まゆ「今引き上げますからぁ!」
Pさんをグルグル巻きにしてようやくワイヤーの射出は止まりました。
周りの人はまゆがワイヤーを放ったくらいにしか思っていないようですが、どうしよう、Pさんにはバレましたよね、これ。
今日もPさんの平和を守ることができました、けれど……
・こゆビームでめでたしめでたし?
P「まゆ、お前……」
まゆ「ごめんなさい、今まで隠していましたけど実はまゆの左手は機械なんです」
P「……」
まゆ「こんな女の子、気持ち悪いですよね」
P「そんなことはないぞ!」
まゆ「えっ」
P「左手が何であろうとまゆはまゆだ。トップアイドルになる女の子だ。何ら変わることはない」
まゆ「Pさぁん」
P「それにその手がなかったら今日俺は死ぬ……ことはないにしろ大怪我してたろ。それにサイボーグってなんかカッコいいじゃんか」
まゆ「Pさん、ありがとう……」
P「まあ、だからその、なんだ。事務所を出て行くとか、そんなことは考えなくていいぞ。というか許さん!」
まゆ「Pさん、一つだけお願いがあるんです」
P「ん、なんだ?」
まゆ「まゆの小指をよーく見てください」
P「お、おう。わかった」
Pさんありがとう。あなたの気持ち、とっても嬉しかった。だけどね……
まゆ「ニューラライザーモード起動」キュイイイイイイン
P「まゆ、なんか危ないこと、起こそうとしてる?」ダラダラ
まゆ「いいえ、一瞬で終わりますよぉ」ピカッ
P「うっ」バタン
記憶消去装置ニューラライザー、まさかPさんにこれを使う日が来るとは思っていませんでしたけれど。
まゆ「晶葉ちゃんに感謝しなくちゃいけませんねぇ」
これからもPさんの平和を守ることができます。まゆは幸せです。
とりあえず終わり
ニューラライザーはメン・イン・ブラックに登場する装置で
レーザー光を見た相手の記憶を消します
まゆは左手首を隠しているけれど、それがこんな理由だったら楽しいかなと思って書いてみました
もしこれの続きを思いついたら別スレを立てて書きます(サイコガンとかね)
じゃあの
乙乙
ネタ書いたら採用されるかもしれない感じ?
>>33
次スレへのプレッシャーが…w
書いてくださるとモチベアップするかもしれませぬとだけ!
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