続編です
前スレ
同名
このスレは安価が出ますが演出程度です
※あまりにも脈絡のない安価の場合は再安価にさせて頂きます
ご了承ください
無色妖精
Lv 37
EXP 698/700
HP 780
MP 430
攻 34
防 33
早 70
特技
【E弾】
威力 25
【チャージショット】
MP5。威力30~
(気力で上乗せ可。攻が加算されない)
【札飛ばし】
MP5 威力10
(命中した相手の全ての判定を下げる)
【コスチュームチェンジ】
必要MP3
(ステータス補正。効果は服装による)
【宝箱】
MP20
(何かが出る。レス内の数字が一番高いものが出現)
【索敵レーダー】
MP10
(敵と認識した妖精の位置が分かる
使用中は早+2。就寝まで有効)
【毒】
MP15~ 威力5~
(命中した相手を毒にさせる
MPで威力を上乗せ可。上限45(威力50))
【誘導ミサイル】
MP50 威力70
(命中に10加算。装填に1行動消費する)
【赤ずきんの狼】
威力 80 MP50
火で出来た狼を相手に襲わせる
命中時に火傷を負わせる(判定)
【気力回復】
回復値 20 MP30~
気力が少し回復する
発動に30。MPをより多く重ねる使用すると回復値が増える(1MPごと1)
早ければ夜に
ようせいかいはへいわです
おおきなたたかいやあらそいはないけれどちょっとしたいきちがいやごかいで
おこったり、けんかしたりします
そのときはおおさまがいつも
みんなのおはなしをぜんぶきいて
なかなおりをさせてくれました
けれど…
みんながみんな、なっとくをしているわけじゃないってわかったのは、さいきんでした
それでみんなが、かなしいおもいや
いやなおもいをしないように
みんながにこにこできるせかいに
してほしくて…
だから、たいかいにでました
じしんはなかったけど…
でも、このねがいはかなえたいんだって
おもったから…
それから…
『そうか……よし、分かった。君の想いに答えて、契約しよう。無色妖精!』
『優勝しようね!』
『本当に実在したのですね』
『…逆境ならばこそ、己の力で乗り越えねばならぬ』
『お任せあれでございます』
『内緒話を聞かれた分、奢ってもらうよ?』
『大丈夫だよー』
『私達の意思で戦うって、決めたから』
『まね子じゃないってば!』
『…こんな力なら無ければ良かった…!!』
それから…いっぱいのできごとが、ありました
『折角みんなに会えたんだ!
これで終わりなんて水臭いこと言うな!』
そして、格闘妖精さんとたたかって
ぜんぶのちからをぶつけました
そして……
無色妖精「…」
無色妖精「…あれ? わたし…」
妖精「ぅぅう!」ギュウ
無色妖精「ふわ! いたたっ」
妖精「うー…!」ギュウ
無色妖精「…。だいじょぶですよ。ありがとうございます」
格闘妖精「無色妖精」
無色妖精「格闘妖精さん?」
格闘妖精「立てるか? ほら手握れ」
無色妖精「あ、はい」
格闘妖精「よっと。あいつつ…体中痛い」
無色妖精「だいじょぶですか?」
格闘妖精「お前のごんぶとビームがめっちゃ効いた」
無色妖精「ぁぅ…すみません」
格闘妖精「いいぞ別に。こっちも玉砕覚悟だったしなー」
無色妖精「…」
無色妖精「…あの、たいかいは…」
格闘妖精「あのビームをオレがくらった後、お前は倒れたんだ」
格闘妖精「オレは立っていた。
立ってるだけで精一杯だったけどな」
無色妖精「それって…」
格闘妖精「大会は…オレの勝ちだ」
ウェイトレスさん「無色妖精様が無事目を覚まされました」
男(格闘妖精と何か話している)
ウェイトレスさん「…終わったようです」
男「こっちに来る」
無色妖精「ま、マスター! あ…あの…」
男(気力を使い果たした無色妖精は力尽き、格闘妖精は倒れなかった。それで決着がついた)
男「>>16」
無色妖精。お前は本当に良くやってくれた
だがそれだけに、勝たせてやれなくて済まなかった……!!
気力が無くなったら、魔力で回復させてやれば良いかと思っていたんだが
俺の見積もりが甘かったばかりに……すまん……っ!!
男「無色妖精。お前は本当に良くやってくれた
だがそれだけに、勝たせてやれなくて済まなかった……!!」
無色妖精「ますたぁ…!」
男「気力が無くなったら、魔力で回復させてやれば良いかと思っていたんだが
俺の見積もりが甘かったばかりに……すまん……っ!!」
無色妖精「いえ…いいえ…!
わたしが
もっともっと…がんばれてたら…!」
妖精「うー!」
ウェイトレスさん「…よほど悔しいご様子。お互いあと一歩のところでしたから、心中は御察しいたします」
格闘妖精「それだけ本気だってことだ
オレだって負けたら悔しい……すぅっ」スッ
格闘妖精「悔しいかお前たち!」
無色妖精「!」
男「…格闘妖精?」
格闘妖精「悔しいのは全力だった証拠だ! 泣いて好きなだけ悔しがれ!」
無色妖精「そんないいかた…」
格闘妖精「涙が止まったら前を向け! オレはいつまでも待ってやる!」
格闘妖精「そしたら、また皆でしゅぎょーしような!」
無色妖精「…!」
男「>>19」
ん、そうだな。格闘妖精の言う通り、悔しがるのは後でも出来た
大会は、今回限りという事は無いんだよな?
それなら無色妖精さえ良ければ、俺にもまた挑戦させてもらいたい
そして今は、見事に優勝を掴み取った最強の友である格闘妖精に、共に盛大な祝福を送ろう
男「ん、そうだな。格闘妖精の言う通り、悔しがるのは後でも出来た
大会は、今回限りという事は無いんだよな?」
格闘妖精「おう! すぐに次の大会があるわけじゃないけどな」
男「それなら無色妖精さえ良ければ、俺にもまた挑戦させてもらいたい
そして今は、見事に優勝を掴み取った最強の友である格闘妖精に、共に盛大な祝福を送ろう」
無色妖精「…っ」ゴシゴシ
無色妖精「…もちろんです! おねがいします!
格闘妖精さん、おめでとうございます!」
格闘妖精「ありがとな! …へへっ、改めて最強って言われると照れるな!」
ウェイトレスさん「今の格闘妖精様はその名相応の実力の持ち主」
ウェイトレスさん「何も恥じらう必要はありません、無色妖精様も見事な手際でございました」
無色妖精「ありがとうございます!」
ウェイトレスさん「そして男様の的確な指示の見事な手腕。感服しました」
妖精「うぃ!」
男「ああ、ありがとう
そっちも見事だった」
「あのーいいですかー?」
「おめでとうございます。 大健闘でしたね」
男(妖精達が近付いてきた…)
ウェイトレスさん「貴女方は?」
「大会の勝者が決まりましたので
これより会場に送りますー」
「ですー」
無色妖精「…あ!」
男(電波妖精を運んでくれた妖精もいる)
「一列に並んでくださーい」
「運びますよー魔法で」
無色妖精「はい!」
格闘妖精「ちょっと、待っ…押すなってあだだっ」
ウェイトレスさん「ひとつお聞きしたいのですが、会場は現在どのような状況です?」
「すっごい盛り上がってるよ!」
「名勝負だったから! お祭り騒ぎ!」
ウェイトレスさん「それは…なんとも愉快そうですね」
男「>>23」
ああ
しかしあれだなー。皆や火妖精にあんだけ言っといて実行出来なかったからなー
合わせる顔が無い……とまでは言わないが、大分薄くなっちまったなー
男「ああ
しかしあれだなー。皆や火妖精にあんだけ言っといて実行出来なかったからなー
合わせる顔が無い……とまでは言わないが、大分薄くなっちまったなー」
ウェイトレスさん「…上手くいかないことや失敗は誰にでも起こりうること」
ウェイトレスさん「男様のご友人方は、それだけで落胆なさるような方々でしょうか?」
男「…それは。多分そんなことはない」
ウェイトレスさん「いいえ。多分、などという曖昧さはありません」
無色妖精「あのようせいさんにまたあいたいです!」
ウェイトレスさん「無色妖精様もそう言っておられます。合わせる顔などいくらでも濃くできましょう」
男「…」
ウェイトレスさん「劇画ばりに」
男「あのな」
―――――
―――――
「とうちゃーく」
「忘れ物はないです? 体はくっついてる?」
無色妖精「えっと……、だいじょぶです!」
格闘妖精「全部くっついてるぞ!」
男「なにそれ怖い」
「冗談です!」
ウェイトレスさん「なんというブラックジョーク…嫌いではありません」
「格闘妖精さん、その契約者さんはこのまま前にお進みくださーい」
格闘妖精「わかった!」
ウェイトレスさん「では、お先に失礼します。皆様」
留学生「男ー!」
巫女「男さん!」
M.O.B2「おかえりー、おしかったねー」
式「お見事でした」
男(留学生達だ)
留学生「…あれ? 格闘妖精達は」
無色妖精「あっちにいきました!」
留学生「あっち? わ。早いなぁ」
男「>>28」
近い所にテレポしてもらったからな
スタトレの転送の時みたいなジョークも言われたけど(汗
男「近い所にテレポしてもらったからな
スタトレの転送の時みたいなジョークも言われたけど(汗」
留学生「スタトレ?」
式「亜空間デバイスですね。かのエンタープライズ号に搭載された装t」
留学生「……??」
巫女「…私たちには少々専門的のようですね。…後程お話して頂けますか?」
式「……こほん。ともかく、お疲れ様でしたお二方」カァ
無色妖精「ありがとうございます!」
妖精「ますっ」
後輩「先輩…皆さんも」
上京息子「おー。えらぐ集まってるなぁ」
オーク妖精「最後まで見物させていただきました」
留学生「後輩ちゃん、 見てたよ! 大会に参加してたんだね!」
留学生「えっと…まあ、成り行きですが」
巫女「電波妖精さんのお体の具合はいかがですか」
後輩「ん…心配はいらない筈です
運んだ妖精もそう言ってました」
男(後輩達も合流した)
留学生「ところで…」
後輩「え?」
留学生「…その子は?」
妖精「う?」
留学生「いつの間にか妖精が増えてるんだけど…その…そうなの?」
男「何が?」
M.O.B2「あはー…ごめんね男くんー」
男「だから何が?」
妖精「うゆ?」
男(留学生は何を言おうとしてるんだ)
男「>>32」
この子はだな、聞いて驚け。突如としてこの世に舞い降りた期待の超・新星!
妖精界の新たな希望となるべくして生まれ出でた……言うなればフェアリィ・メシアその妖(ひと)なのだッ!
男「この子はだな、聞いて驚け。突如としてこの世に舞い降りた期待の超・新星!」
留学生「ち、超…新星…?」
男「妖精界の新たな希望となるべくして生まれ出でた……言うなればフェアリィ・メシアその妖(ひと)なのだッ!」
妖精「ふぇぁ?めしゃ!」
後輩「…意味がわかりません」
留学生「ええ!?」
無色妖精「そうだったんですか!?」
後輩「そこ本気にしないでください!」
上京息子「賑やがだなあ」
オーク妖精「ですね…。でも、この感じ自分は好きですよ」
―――
留学生「…それで。フェアリィ・メシアは」
後輩「まだ引っ張るんですか…」
妖精「ふぇあ、めしゃ!」
巫女「そう呼ばないとこの子の機嫌が悪くなるようです」
M.O.B2「メシアー」
妖精「めしゃー!」
無色妖精「め、めしあー!」
男(思いの外気に入ったようで)
上京息子「おっど、皆あっち見てみろ
何かはじまるぞ」
男「会場の奥に…格闘妖精と留先祖、ウェイトレスさんがいるな」
巫女「これから優勝者の願いを叶えるのでしょうか」
留学生「あ…そういえばさっきから留先祖さん見掛けないと思ったら、いつの間に」
無色妖精「おおさまです!」
妖精「おさま?」
無色妖精「おおさまはとってもえらいひとで、とってもいいひとです!」
妖精「 おさま!いひと!」
――――
おおさま「此度の大会、良き催しじゃった」
おおさま「途中危うい場面もあったが、命に関わらず何よりじゃ」
おおさま「勝者格闘妖精。並びに契約者。お主らの健闘を称え願いを叶えよう。
主らは何を欲するのかのぅ」
格闘妖精「オレはオレの強さが一番だって証明すること!」
おおさま「…うむ? その願いは今こうしてここに立っていることで既に叶えられている筈じゃが」
格闘妖精「………あ」
ウェイトレスさん「今気付いたような表情に見えますが?」
留先祖「今気付いたのだろう」
おおさま「他に願いはあるのか?
流石に何もしないわけにはいかぬじゃろうて」
格闘妖精「うあ…んーと…そうだなぁ」
格闘妖精「……」
格闘妖精「なら、次の大会を出来るだけ早めてほしい!」
おおさま「次の大会をじゃと?
本当にそれで良いのか」
格闘妖精「おう!」
おおさま「うむわかった、約束しよう。
本来はすぐ次は行わぬが優勝者の進言じゃ。
しかしなんとも欲のないことじゃのぅ」
格闘妖精「こうすれば他の奴もまたチャンスだしな!」
おおさま「なるほどのぅ」
男(格闘妖精は次の大会を
早めさせると約束させた)
巫女「再び大会を?」
無色妖精「また、みんなとたたかえるんですか?」
オーク妖精「みたいですね。再び願いを叶えられるチャンスが早まりました」
留学生「血の気が多いなあ…でも、応援するよ! 大会って契約者は同じ人でもいいの?」
無色妖精「はい!」
男(また無色妖精と一緒に戦えるのか)
男「>>39」
ここまでお膳立てしてもらって出場しないのは失礼だな
無色妖精。改めて、次の大会でもよろしく頼む
あ、そうだ。なんなら皆も、パートナーの妖精探してみるか?一緒にやるのも面白そうだ
男「ここまでお膳立てしてもらって出場しないのは失礼だな
無色妖精。改めて、次の大会でもよろしく頼む」
無色妖精「おねがいします マスター! がんばります!」
後輩「やる気は十分だね。…後で電波妖精にも伝えなきゃ」
男「あ、そうだ。なんなら皆も、パートナーの妖精探してみるか?一緒にやるのも面白そうだ」
巫女「私達、ですか?」
M.O.B2「わあー。それいいかもー、妖精さーん」
留学生「私も? 妖精が増えるね。
…あれ? 私一人暮らしの筈だったんだけど」
男「今で四人暮らし、増えたら五人暮らしだ」
留学生「いつの間にか家族並みに…」
巫女「貴女も出場しますか?」
式「いいえ。滅相もありません
それは主に刃を向けるのも同義」
巫女「そうですか…残念です」
式「巫女様?!」
巫女「ふふ。冗談ですよ
ですが…参加は、私は吝かではありません」
式「巫女様…妖精に会われてからお変わりになられました」
巫女「…かもしれません。魑魅魍魎を知れど、お伽噺でしかなかったことが現実として存在したのですから」
巫女「己の無知さを恥じながらも、ですが。やはり楽しんでいるようです」
式「…顔を見れば分かります
巫女様は今、笑っておられます」
―――
おおさま「して、お主はどうする」
ウェイトレスさん「私の願いは我が主の願い。よって、主が決めてもよろしいでしょうか?」
おおさま「む? 構わぬが…魔女の叶えてほしい願いなど【妖精】に用意できるか分からぬ」
留先祖「なに…無茶なことは願わん」
おおさま「うむ。では聞こう
お主の願いは何じゃ?」
留先祖「ああ…」
留先祖「私に出会った全ての人物の、私に関する記憶の全ての消去を願う」
おおさま「む…?」
格闘妖精「…は? 何、言ってるんだ」
留先祖「記憶の消去だ。ついでに私にもここで出会った全ての出来事の消去を願う」
格闘妖精「違う! どうしてそんなこと願ってんだよ!」
留先祖「なに、必要なことだからだ
どのみち消してしまえば情など湧くまい」
格闘妖精「意味がわかんねーぞ!
おい! お前はいいのか!?」
ウェイトレスさん「私の願いは我が主の願い、と。初めからそう言いましたが?」
―――
『――! ―!?』
留学生「…? 何か騒がしいけど」
後輩「何か…言い争ってる?」
無色妖精「おこってます!」
オーク妖精「と、言うよりは格闘妖精さんが一方的に怒鳴っているようですが…」
男(留先祖が宥めてもくれそうだが)
男(何やら不穏だ)
男「>>46」
知らぬ仲じゃなし、俺達も話を聞きに行かせてもらおう
男「知らぬ仲じゃなし、俺達も話を聞きに行かせてもらおう」
留学生「…そうだね! 格闘妖精のあんな雰囲気見たことないし…」
後輩「確かに…尋常じゃないですよね」
巫女「ええ。急ぎましょう」
上京息子「急にあんな叫んでどしたんだかなぁ」
――――
格闘妖精「どうしてだ!何の理由があってそんなこと願った!」
ウェイトレスさん「必要なだけです
理由はそれで十分ですね」
格闘妖精「答えになってない!」
男(気になって来たが…格闘妖精が今にも暴れだしそうな勢いだ)
留先祖「…来たか。いや、来ると思っていた」
留学生「さっきから見てましたけど、
何か問題がありました?」
おおさま「それがな…。願いの内容によるものなのじゃ」
格闘妖精「駄目だぞ! 自分のことを忘れさせるなんてそんなの駄目だ!」
留学生「……え?」
後輩「どういうことですか?」
ウェイトレスさん「…我が主の願いは私達に関する全ての記憶の消去。
終わりさえすればお互い赤の他人となるでしょう」
巫女「…何故、そのようなことを?」
ウェイトレスさん「必要だからです」
留学生「必要…ないじゃないですか、少なくとも、私は留先祖さん達を忘れたくなんてありません」
留先祖「私には必要…それだけだ」
男(必要の一点張りだ…)
男「>>50」
うーん、何なんだろうか。俺に関わる幻想の人は俺との記憶を消しにかかるのが暗黙の了解か何かなのか?
幻想はそんなに俺の事が嫌いなんだろうか。そうだったらかなり凹むわー哀しいわー
(と、悲しみから巫女に寄りかかる振りをしつつ、小声で座敷わらしの分霊召喚をお願いする)
男「うーん、何なんだろうか。俺に関わる幻想の人は俺との記憶を消しにかかるのが暗黙の了解か何かなのか?」
男「幻想はそんなに俺の事が嫌いなんだろうか。そうだったらかなり凹むわー哀しいわー」
巫女「男…さん?」
ウェイトレスさん「…という態度には見えませんが?」
男「いや、本当だ。少なくともこのまま良いとは思ってない」
留学生「…そうだよ。 私が何か怒らせたり、失礼なことをしたのなら
教えて…ほしいな」
格闘妖精「このままさよならなんて嫌だぞ! …一緒に戦って、お前は楽しく無かったのか?」
男(巫女、座敷童をここに呼ぶ…召喚することって出来るか?)
巫女(え? …はい、座敷童さんが応えて頂けるかは分かりませんが)
男(可能なら頼みたい)
巫女(…分かりました。出来るだけの限りは尽くしますね)
式「…いつまでそうしてるおつもりですか」
巫女「え?」
式「男様もです。好い相手がいながら
なんと甲斐性のないことですか」
男(…妙な誤解を持たれた)
M.O.B2「うーん…
私は二人のことは知らないけどー」
M.O.B2「せめて何かしら理由を言わないとみんなは納得しないよー?
もちろん私もー」
留先祖「………理由か」
M.O.B2「そう。
必要ってどんな意味があって必要なのか
言わないとー」
留先祖「飽いた」
M.O.B2「…飽いた?」
留先祖「そう、飽いた。お前達との仲良しこよしは、存外疲れるものだ」
M.O.B2「は?」
留学生「そんな…」
留先祖「退屈はしなかった
だが、それ以上に面倒だ。うんざりするほどにな」
留先祖「留学生。お前とは特に会いたくなかった」
ウェイトレスさん「…」
留学生「あ…」
後輩「なんて言い方…!」
格闘妖精「ふざけんな! 留学生ん家に一緒に泊まってるだろ!」
留先祖「知らんな。 留学生が勝手にやったことに過ぎない」
男(…)
男「>>55」
やっぱり似てるな。俺からしてみれば、記憶の消去だって二番煎じだ
留先祖さん。実は前にも、そんな風に俺達の前から消えようとした大先輩が居たんですよ
それも少なくとも400年くらいは人の営みを見続けて来た幸福アドバイザーが、ね
で、留先祖さんには、そんな人生としても関わりの消去としても先輩である似た者な方と、ちょっとガールズトークに花を咲かせて頂きたいんですよ
と、そう言う訳で、よろしくお願いします(座敷童の方振り向き)。ロリ大婆様
男「やっぱり似てるな。俺からしてみれば、記憶の消去だって二番煎じだ」
留先祖「…ほう?」
男「留先祖さん。実は前にも、そんな風に俺達の前から消えようとした大先輩が居たんですよ
それも少なくとも400年くらいは人の営みを見続けて来た幸福アドバイザーが、ね」
留学生「…それって…」
男「で、留先祖さんには、そんな人生としても関わりの消去としても先輩である似た者な方と、ちょっとガールズトークに花を咲かせて頂きたいんですよ」
男「と、そう言う訳で、よろしくお願いします…ロリ大婆様」
「…お前さんには心眼でも付いておるのか?」
男「いや。来てくれるなら今かなと思っていた」
座敷童「くえぬ奴よ」
留学生「座敷童! どうしてここに?」
座敷童「なに、巫女がちょいとやってくれての、 身体を分けるような真似をしてたのでな。
面倒じゃったから直接来てやったわ」
おおさま「お主は何者じゃ?」
座敷童「儂は座敷童。ただの逝き遅れたしがない幽霊じゃ。 件、今は幸福アドバイザーらしい」
おおさま「不死の身でありながら正気を保っておるのは初めて見るのぅ」
座敷童「霊にも色々な輩もいるということじゃ。まぁ儂が特異であるのも自覚はしておるが」
座敷童「さて、留先祖といったか
お前さんは何をそんな急いておる」
留先祖「急いてはいない…。 が、これ以上の歪みは潰さねばならない」
座敷童「その口振りはなんじゃ。自らを歪みとでも表してるように聞こえるが?」
留先祖「肯定だ。
歪みというには相応しい言葉だろう」
座敷童「歪みだろうが僻みだろうがここに存在してはならないということはあるまいて」
留先祖「身勝手だ。大局的な物事をお前は見れていない」
座敷童「ああ身勝手じゃ。大局? 知ったことか、儂は指導者や神じゃあない」
座敷童「…あるおなごがおった」
座敷童「そやつは平凡。どこまでも平凡、平凡を体現したようなやつじゃった。
儂はそやつの反応が気に入ってな
半ば強引にそこに暮らし始めた」
ウェイトレスさん「なんてダイナミックな押し入りですか」
座敷童「あの頃は儂が見えてなかったからな。何もしなければ居ないのと同じじゃて」
座敷童「…まあ、ちと儂は特異な体質での。 儂が暮らす家は必ず福を呼ぶのじゃ」
留先祖「それはまた、大きく出たな」
座敷童「事実じゃ。信じるかはお前さん次第じゃがな」
座敷童「…思ったのじゃ。
儂が居れば幸福は必ず訪れる」
座敷童「しかし儂が与えた幸福は
そのおなごにとって本当に幸せなものだったのか?」
座敷童「本来手に入れるべきものを
儂が潰してしまったのではないかと…そう考えた頃もあった」
留学生「座敷童…」
男(おなごには見当は付いてる。きっと…)
座敷童「じゃが。今はもうそのようなことは考えてはおらん
こうしてあのおなごやお前さんに会ったのは、そうなる運命なのだと考えておる」
留先祖「その暮らしている女性がお前を蔑み、疎んじてもか?」
座敷童「ああ、受け入れよう。なるべくしてそうなったのだと」
座敷童「お前さんが歪みだと
不必要と言ってる輩はここにおるか?」
無色妖精「いません!」
格闘妖精「いない!」
留学生「ううん…歪み、だなんて思ってないよ。私も…みんなも」
座敷童「なら、わざわざ消えなくとも良い。歪みと思うなら歪みのままで良い。
己を否定することもない、お前さんを必要としている人はこんなにもおるのじゃからな」
留先祖「…」
留先祖「…物好きだな
広くを見ず個を見ようとする」
座敷童「個を見なければ広くも見えぬじゃろう? そう思わぬか、男」
男「>>63」
俺達の時代は、異端も個性みたいに考えるとこあるからな
多少変わっていても、利益が多く出る個人なら容認されたりするし
ただそれが集団になって度が過ぎると、危険視されやすくなったり……
ああ、でもこの国だっだら、魔法使いの存在が表沙汰になったらお祭り騒ぎにでもなりそうかなぁ
男「俺達の時代は、異端も個性みたいに考えるとこあるからな
多少変わっていても、利益が多く出る個人なら容認されたりするし
ただそれが集団になって度が過ぎると、危険視されやすくなったり……」
男「ああ、でもこの国だっだら、魔法使いの存在が表沙汰になったらお祭り騒ぎにでもなりそうかなぁ」
座敷童「おまけに妖精や儂のような霊が確実に存在すると知ったとならば…まあ色んな意味でとんでもないことにはなりそうだがの」
座敷童「だがそれが何だ
異端と言われともお前さんはあやつらと同じ人間じゃろう」
座敷童「お前さんも“地球に”住んでおるんだからの」
留先祖「…」
留学生「…ふふっ」
座敷童「なんじゃ笑いよって」
留学生「ううん。なんでも
…留先祖さん」
留先祖「…何だ」
留学生「私は…私たちは留先祖さんを異端だなんて思いません。歪みだなんて言わせません」
留学生「だから…そんな悲しいこと、願わないでください。お願いします」
留先祖「…わかった」
格闘妖精「!」
留学生「…! じゃあ!」
留先祖「どのみち。どちらかが折れなければ解決しないだろう」
座敷童「ふぅ…頑固者の説得は疲れるのう」
男「おう。まったくだ」
座敷童「儂を見て言うでないわ」
留先祖「留学生、少し近寄ってくれるか」
留学生「え?」
留先祖「この国では仲直りの証として互いの手を握るそうじゃないか」
留学生「あはは、そんなのいいのに。…はい!こうですか?」スッ
留先祖「…ああ」ギュ
留先祖「…私も、もしかすればそういう生き方も選べたやもしれん」
留学生「選べた、じゃなくて選ぶんです。今さら魔法とか妖精とか、非現実には嫌というほど慣れました」
留先祖「そうか。…だが、私はお前達とは違う」
留学生「違うって?」
留学生「簡単なことだ
私は……魔女だ」
留学生「ぁ…ぇ?」ドサッ
留先祖「魔女とは気紛れだ
自分の為なら誰であろうがその場で平気に嘘を吐ける」
男「留学生!!」
男(留学生が糸が切れた人形のように倒れた…?)
巫女「留学生さんに何をしたのですか!?」
留先祖「安心しろ。身体に大事はない
少し眠り続けるよう暗示を掛けただけだ。」
留先祖「…身勝手でもいいと言ったな。
ならば、そうさせてもらう」
座敷童「阿呆め、…限度はあろうが」
おおさま「何をするつもりじゃ」
留先祖「私の願いに変更はない
だが、このままでは阻止される」
留先祖「ならば、一度反乱分子は排除せねばなるまい」
おおさま「我が国で大会以外での戦いは許さぬぞ」
留先祖「止めたければ来るがいい妖精の王。 この国の妖精がどうなっても良いのならばな」
おおさま「…!」
留先祖「…初めに会ったのは
留学生に、お前だったな」
男「…」
留先祖「お前にも世話になった
だから、今ここを離れるなら追わん」
留先祖「だがそれでも前に立ちはだかるのならば…覚悟してもらう」
留先祖「留学生の番だろうが、容赦はせん」
男(…留先祖はやる気だ…)
男「>>71」
そんな事を言いますが……留先祖さんなら俺達程度遠隔でいくらでも眠らせられた筈
それでも戦闘力の無い留学生だけをわざわざ眠らせたと言う事は、何か、彼女が関わる、特別な話があるんじゃないですか?
本当はそれを話したくても、留学生が居ると話せないからって、無意識にこうしたんじゃないんですか?
そう言った事があるのでしたら、いくらでもお聞きしますよ?
男「そんな事を言いますが……留先祖さんなら俺達程度遠隔でいくらでも眠らせられた筈」
留先祖「…」
男「それでも戦闘力の無い留学生だけをわざわざ眠らせたと言う事は、何か、彼女が関わる、特別な話があるんじゃないですか?」
男「本当はそれを話したくても、留学生が居ると話せないからって、無意識にこうしたんじゃないんですか?
そう言った事があるのでしたら、いくらでもお聞きしますよ?」
留先祖「……」
無色妖精「そう…なんですか?」
留先祖「…そう」
留先祖「…そうだ。
ああ、そうなのかもしれない…」
留先祖「こうすることは決めていた
…だが、誰かに理解してほしいなど……なんと未練がましいことか」
男「聞きますよ、いくらでも。
どんな事でも、何度だって」
男「俺だけじゃない。皆だって聞いてくれます。きっと、いや、絶対」
留先祖「だが…!
どうすれば良いというのだ…!」
巫女「何故です…?」
留先祖「話すことなどない…!
それが、どれ程の歴史を捻じ曲げることになるか…!」
留先祖「異物なんだ、私は!
この場に来て今いるこの私こそが!!」
座敷童「阿呆が! 勝手に決めるでないわ!」
座敷童「お主が異物なら、生に逆らい永らえ続けるてる儂はどうなる!?」
留先祖「それでもお前は歴史通りに
生きている!私とは違う!」
座敷童「む…!?」
留先祖「男…」
男「…!」
留先祖「お前には、感謝している
そんな言葉では表せないほどに」
男「…」
留先祖「お前が感付いているか、そうでないかは知らない。だが、私は決して口を開くことはない」
留先祖「これが最期だ。
次は言わない
私を思ってくれるなら、戦え。
そうでなくても、退いてくれ」
男「…………」
留先祖「安心しろ。元より留学生に害を与える気は毛頭ない」
無色妖精「…マスター…」
男「>>77」
…………それでも、やっぱり。俺達は、貴女と戦うのも、絆や思い出を失うのも嫌です……だから。忘れなくても済みそうな方法……考えてみました
いえ。正確には”忘れても何とかなりそうな方法”ですか。それが実現出来るかはともかくとして
男「…………それでも、やっぱり。俺達は、貴女と戦うのも、絆や思い出を失うのも嫌です……」
男「だから。忘れなくても済みそうな方法……考えてみました
いえ。正確には”忘れても何とかなりそうな方法”ですか。それが実現出来るかはともかくとして」
留先祖「無駄だ」
留先祖「何を成そうとは知らん
だが、お前が成せることなどたかが知れている」
男「…」
留先祖「もう…黙れ。
これ以上私を惑わせるな
………希望を持たせるな」
ウェイトレスさん「…聞いてみては如何でしょう」
留先祖「…なに?」
ウェイトレスさん「賭けてみようと言いました。 貴方が思い込みで物事を言うのはらしくありません」
留先祖「だが真実だ。この者にどうにかできるものか」
ウェイトレスさん「世界には¨灯台もと暗し¨という言葉があります」
ウェイトレスさん「私達で出来ないことでも、この者達には出来ることもあります」
留先祖「お前は…それを信じていると」
ウェイトレスさん「可能性があるなら何事でも挑戦すべきではありませんか
…、普段の貴方ならば絶対にそうしていた」
留先祖「…」
留先祖「………」
男「……」
留先祖「………一度だけだ」
男「…」
留先祖「一度だけ…聞こう」
男「…ありがとうございます」
留先祖「教えてくれ、お前はどうするつもりだ」
男「>>81」
残念ながら、どうにか出来るのは”俺達”じゃなく、やっぱり留先祖さんの魔法の力なんですよ
それで、考えてみた方法ですが
・あらかじめ、こちらへの時限式の転送魔法を仕込んでおく
・留先祖さんが帰る為の魔法に、ここでの事を抜き取る魔法を追加してもらう
・こちらには、来られた瞬間に抜き取った記憶を再び与える魔法を用意してもらうか
留先祖さんの私物のどれかに思い出を封じておいて、留先祖さんが触れるか何かしたら思い出せる様なマジックアイテムをこちらに残してもらう
・こうすれば、向こうでは忘れていても、こちらでは思い出す事が出来る
という状況を作り出せると思うんですが、いかがでしょうか?
男「残念ながら、どうにか出来るのは”俺達”じゃなく、やっぱり留先祖さんの魔法の力なんですよ
それで、考えてみた方法ですが」
・あらかじめ、こちらへの時限式の転送魔法を仕込んでおく
・留先祖さんが帰る為の魔法に、ここでの事を抜き取る魔法を追加してもらう
・こちらには、来られた瞬間に抜き取った記憶を再び与える魔法を用意してもらうか
留先祖さんの私物のどれかに思い出を封じておいて、留先祖さんが触れるか何かしたら思い出せる様なマジックアイテムをこちらに残してもらう
男「こうすれば、向こうでは忘れていても、こちらでは思い出す事が出来る
という状況を作り出せると思うんですが、いかがでしょうか? 」
留先祖「…お前は、何故そこまで」
座敷童「こやつはそういう男じゃ。
けして、見過ごすことなどせん」
巫女「悩みがあれば必ず自ら助けにいく方ですから」
M.O.B2「みんながこうして出会えたのも。男くんのおかげだから」
後輩「先輩達と過ごした時間は短いけれど…わかります、先輩はそうなんだって」
格闘妖精「つまり、うじうじ悩むなってこと!」
留先祖「…」
留先祖「…妖精の王」
おおさま「なんじゃ」
留先祖「此度は騒がせてすまない
願いの取り消しは行えるか?」
おおさま「構わん…して、何を願うのじゃ?」
留先祖「この者にその権利を譲渡することはできるか?」
男「!」
おおさま「う…む?」
おおさま「叶えたい願いは無いのか?」
留先祖「私には叶えたい願いなど初めから無かった」
留先祖「これは、その彼への敬意と感謝の表しだ。
異存はあるか?」
ウェイトレスさん「留先祖様の意思は私の意思です。もとよりありません」
格闘妖精「ないぞ! 好きに使ってくれ!」
おおさま「無欲なことじゃ。
じゃが…魔女を満足させるほどのものを果たして用意出来るかと思えば怪しいものじゃ」
おおさま「その意思、尊重させてもらおう」
留先祖「ああ。 そうしてほしい」
おおさま「願いを譲渡させるとは
前代未聞なこと」
おおさま「おそらく、後にも先にも
これが初めてじゃ」
おおさま「大分離れてしまったが、話を戻してもよいか?」
留先祖「ああ、すまなかった」
おおさま「構わぬ。
して…男、そなたは想いを託された
そなたは何を願う?」
男「>>87」
無色妖精。俺だけ願いを叶えるってのはフェアじゃなくって申し訳ないが……ここは留先祖さんの厚意に免じて叶えさせてくれるか?決して悪い願いにはしないから
男「無色妖精」
無色妖精「はい!」
男「俺だけ願いを叶えるってのはフェアじゃなくって申し訳ないが……ここは留先祖さんの厚意に免じて叶えさせてくれるか?決して悪い願いにはしないから」
無色妖精「…もちろんです
ここまでこれたのは、マスターのおかげです」
無色妖精「わたしのねがいは…またねがうことができるから」
無色妖精「マスターは…
どうかマスターのすきなことをおねがいしてください!」
男「…ありがとう、無色妖精」
無色妖精「こちらこそ…です!」
おおさま「すまぬ」
おおさま「本当なら、そこな妖精も
願いを叶えてやりたい」
おおさま「じゃが…そのようなことをすれば、次回から…またその次もと、同じことをされかねぬ」
おおさま「許してくりゃれ?」
無色妖精「いいえ…いいんです
たいかいで、まけたのはほんとうですから…えへへ」
無色妖精「でも、つぎはちゃんとゆうしょうして…ねがいをかなえてもらいます!」
格闘妖精「おう! その意気だぞ無色妖精!」
おおさま「うむ…その言葉、しかと覚えておこう」
男「………」
男「願いは…」
男「>>91」
留先祖さんに危機が迫った時、時空だろうが隔たりだろうが越えて
また、みんなで助けに行ける様にしてほしい!
男「留先祖さんに危機が迫った時、時空だろうが隔たりだろうが越えて」
男「また、みんなで助けに行ける様にしてほしい!」
おおさま「…その願い、相違無いか?」
男「ない」
留先祖「お前は…本当にどこまでも…」
ウェイトレスさん「はい。どこまでも、ですよ」
留先祖「…参ったものだ
あの者がいると、調子を狂わせられる」
おおさま「確かに、聞き届けた」
おおさま「…願いは成就された。
身に危険が迫りしときは、必ずや
導いてくれるじゃろう」
後輩「…本当に? 何も変化が無かったような」
巫女「いえ…強い力を感じます。
男さんの願いは叶えられたのでしょう」
後輩「え…力ってなにが…」
格闘妖精「ぐわーって感じがする!」
無色妖精「はい! わたしはぶわーってきました!」
後輩「…ごめん、よくわからない」
おおさま「案ずることはない。
そなたもきっちりその中に入っているようじゃ」
後輩「あ…うん」
座敷童「よもや、儂にもそれに
入っているとは思ってなかったが」
式「みんな、とはここにいる全員ですか?」
おおさま「みんな、とはそこの者。
男が思い浮かべた全員を指している」
おおさま「知人なら、ここにおらずともその願いの範疇に入るじゃろう」
後輩「じゃあ、電波妖精も…」
M.O.B2「M.O.Bちゃんもー?」
おおさま「男の知り合いなれば、そうじゃろう」
M.O.B2「わー」
おおさま「大健闘じゃった」
おおさま「皆、よき戦じゃった
そのどれもが誇れるもので、心を奮わせた」
おおさま「戦い抜いた勇者に、参加した強者に惜しみ無い拍手を!」
おおさま「これにて、
Q.O.F.Fを閉幕とする!」
―――
―――
留先祖「――、―、」
男(留先祖が魔方陣を展開している…)
男「もう、ここを離れるつもりで?」
留先祖「ああ。この娘が目覚める前に終わらせておきたい」
男「せめて挨拶だけでも…俺だけじゃなく、皆にも」
留先祖「悪いがそこは譲歩できん」
留先祖「私物…と言ったな」
男「はい」
留先祖「残念ながら私物と言えるものはもう持ち合わせていない」
留先祖「残しておけるものか…………ひとつだけあった」
男「ひとつ?」
留先祖「私物ではない。いや、物でもないが。
これ以上ない者だ、…そう思わないか?」
妖精「う?」
留先祖「その妖精は
男に懐いてるようだ」
留先祖「仕掛けを施すには申し分ない」
男「ちょ」
留先祖「負荷を掛けるような真似はしない。信頼してほしい」
男「そうは言いますが、先の件を考えるとすぐに首を縦には振れない」
留先祖「ああ。その通りだ
私が逆の立場なら同じ意見だろう
だが、これに関してはそうとしか言えん」
男「何故、この子なんですか?」
妖精「ぅゅ?」
留先祖「…不思議なことだ」
留先祖「まだ生まれたてと聞く。
だが、その妖精の持つ魔力が特殊だ」
男「特殊? 何か強力な能力でも?」
留先祖「いや。単純な力そのものは妖精だ」
留先祖「だが、この妖精の持つ力の質が根本的に妖精と違う。
…なるほど
妖精界の新たな希望、フェアリィ・メシアとはよく言ったものだな」
男「!」
妖精「めしゃー!」
留先祖「男は無意識で本質を見極めているということか」
留先祖「その妖精なら、私の力を受けても目を回すようなことは無いだろう」
妖精「ろぅー?」
留先祖「男」
留先祖「留学生を頼む」
男「>>105」
ええ。必ず、愛し、守りぬいてみせます
男「ええ。必ず、愛し、守りぬいてみせます」
留先祖「…」
留先祖「…安心した」
留先祖「これで、心残りはない」
留先祖「切っ掛けは偶然だった。
だが、それでもこの場にいることには確かに意味があった」
留先祖「だが、これ以上皆の歴史を狂わせるのはいただけない」
留先祖「歪みはいずれ肥大する
それがお前たち…ひいては、世界にどのような影響を与えるのかは見当は付かない」
留先祖「ならばその前に、元のものは元の流れに戻らねばなるまい。それは世の理なのだろう」
留先祖「…話が過ぎた
お前と話すと、余計なことまで語りたくなる」
留先祖「まるで白昼夢を見ているようなひとときだった」
妖精「ねう!」
留先祖「…また会おう。
男や皆…
この出会いに、感謝を」
留先祖「…強く生きろ
遠い…遠い
――――――――私の
―――
―――
留学生「ん…」
男「留学生」
留学生「…?」
男「目、覚めたか」
留学生「え…? 夢?
あ、あれ…どこから?」
男「>>114」
留先祖さんに眠らされる所から、かな
な、メシア
男「 留先祖さんに眠らされる所から、かな
な、メシア」
妖精「あい!」
留学生「眠らされて…、……!
あ…うん、思い出したよ」
留学生「もう…また急に
あの人いつも突然何か始めるんだから」
男「…」
留学生「そういえば皆は?
あの後どうなったの?」
妖精「うー…」
男「大会は終わったよ
皆は今ちょっと離れてるけど」
留学生「え? まさか寝てる間に?」
留学生「えぇー! な、何で私だけ眠らされてたの!?」
男「…」
男「>>117」
ははは、まぁまぁ
いや、それにしても、一時はどうなることかと内心緊張しっぱなしだったが
みんなや留学生、それにメシアのおかげで、提示した妥協案で納得してもらえたよ
……また会おう。とも、言ってもらえたしな
男「ははは、まぁまぁ
いや、それにしても、一時はどうなることかと内心緊張しっぱなしだったが」
男「みんなや留学生、それにメシアのおかげで、提示した妥協案で納得してもらえたよ
……また会おう。とも、言ってもらえたしな」
留学生「また会おうって…?
留先祖さんは、どこかへ出掛けたの?」
男「大分遠いところにな。
しばらくは会えないと思う」
留学生「そっかぁ…ほんと急だなあ
ん…? まさか、私を眠らせたのってその為?」
男「さあな…」
留学生「うーん…、…わからないや」
留学生「…さっきから気になってたけど
メシアって」
妖精「めしゃー!」
留学生「やっぱりこの子…だよね?
気に入ったんだね」
妖精「ふぇあ! めしゃ!」
男「妖精界の新たな希望。
フェアリィ・メシアだ」
妖精「うー!」
留学生「あはは。
よろしくね、きみはきっと凄い子になるよ。
男がそこまで言うんだもん
間違いないよ」
妖精「うゆ!」
――――
――
―
男(全員揃っている)
式「では、もう去ったのですか?」
座敷童「水臭い奴じゃ。 まあ、儂が言うようなことではないがの」
巫女「せめて一言お言葉を言ってくだされば…」
男「留先祖がそれは嫌だって言って」
後輩「ともかく…終わったんですね」
上京息子「んだがまだ夢を見てるような気分だ」
M.O.B2「色々あったねー」
後輩「一生分騒いだ気分です」
留学生「大丈夫! 男と一緒ならこのくらい日常だよ!」
M.O.B2「そうだねー」
後輩「えぇ…」
男(否定が出来ない…)
留学生「というか増えてる!?」
座敷童「はっはっは。
呼ばれたからのう。馳せ参じてやったわ」
座敷童「あと…男」
男「ん?」
座敷童「お主にはひとつ聞かねばならぬことがある」
男「どうした、改まって?」
座敷童「聞いてくれるかの?」
男「>>123」
お、おう。何だ?
男「お、おう。何だ?」
座敷童「うむ、少し意味が知りたくての
あれはどんな意味で言ったのか
詳しく聞かせてくれるか?」
男「意味…?」
座敷童「ああ…お主は
あのとき、儂を呼ぶときなんと言った?
そう、留先祖とやらを止めようとしてたときじゃな」
男「……」
男『で、留先祖さんには、そんな人生としても関わりの消去としても先輩である似た者な方と、ちょっとガールズトークに花を咲かせて頂きたいんですよ』
男『と、そう言う訳で、よろしくお願いします…ロリ大婆様』
男『よろしくお願いします…ロリ大婆様』
男『ロリ大婆様』
座敷童「あれは、どういう意味かのう」
座敷童「聞かせてくれるか? ん?」
男「>>127」
!!?
(し、しまったああぁーーーっ!?お、俺とした事が!敬意を払う紳士的な態度を失していたぁーっ!?
だがこれは最早挽回不可能な状況ッ!ど、どうする!?どうするよ俺っっ!?)
↑引きつった笑顔に漫画的滝汗
男「!!?」ダラダラ
(し、しまったああぁーーーっ!?お、俺とした事が!敬意を払う紳士的な態度を失していたぁーっ!?
だがこれは最早挽回不可能な状況ッ!ど、どうする!?どうするよ俺っっ!?)
座敷童「ほう、だんまりとな?
即ち口には出せぬ意味ということじゃな?」
男(ライフカードを出す暇もなく状況が悪化していく…!?)
座敷童「ふむ…そうかそうか
ふふ、ふふふふふ」
男「…怒ってます?」
座敷童「何を言っておる…?
今の儂の顔は怒ってるように見えるか?」
男(修羅がおたふくのお面を付けたような素敵な顔をしております)
男(…卑怯なのは分かっている)
男(…だが今は頼ることしかできない…!)
男(…教えてくれ…安価
どうすればこの状況を打破…
もしくはうやむやに出来る…?)
>>130
あ、あれはデスネ、東方(project)の、小さな女の子の様でいて長い歴史をお持ちの神様に親しみを感じさせる為に――←座敷様による台詞割り込み
“あ、あれはデスネ、東方(project)の、小さな女の子の様でいて長い歴史をお持ちの神様に親しみを感じさせる為に――”
男(…)
男(途切れた…だと…)
座敷童「男」
男「あ、あれはデスネ、東方(project)の、小さな女の子の様でいて長い歴史をお持ちの神様に親しみを感じさせる為に――
座敷童「ほう親しみと?」
男「はい!」
座敷童「じゃがおかしいのう。
古くから東方の地で生き、魂となった儂にその言葉は初耳だがのう?」
男(東方違いッ…!)
座敷童「もう…辛抱ならん」
男「…!」
座敷童「ぷっ…ふはっはっは!
なんじゃ、その顔は…!
お主のその慌てふためく顔、まさに滑稽の極みじゃ!」
男「え…」
座敷童「くふひひっ…ひー…!
男は儂を笑わせて昇天でもさせるつもりか…!」
男「…怒ってないんで?」
座敷童「儂がそんな粗末なことで怒るものか
お主のその顔を見れれば釣りが出るほどじゃろう」
男「全部演技だったんで…?」
座敷童「演技と思うか?」
男「えっ」
座敷童「うぶぅふっぅう!」
男「えぇ…」
座敷童「うふっ…今のは反則じゃ!
ツボに…変なツボに入った…くくく」
男(つまり座敷童にいっぱいくわされたと)
座敷童「くふ…! くひふ…!」バンバン
男「地面叩かないで」
無色妖精「マスター!」
男「無色妖精」
留学生「やっほー、無色妖精を連れてき…どうしたの?」
M.O.B2「なにー? 面白いことー?」
座敷童「腹が…くふふっ」
無色妖精「にこにこです!」
妖精「れぅ!」
座敷童「くひっ…。 久方ぶりに
大笑いをしたわ。中々良い見物だったぞ男、妖精にもみせてやったらどうじゃ?」
無色妖精「?? マスター?」
男「>>135」
あー、いや何、命拾いしたって話……(こっちの方が別の意味で留先祖さんの件より肝が冷えた)
男「あー、いや何、命拾いしたって話…」…(こっちの方が別の意味で留先祖さんの件より肝が冷えた)
無色妖精「いのちびろい?」
座敷童「口は災いの元というやつじゃ。
言葉には気を付けるようにの?」
無色妖精「きをつけます!」
座敷童「はっは。 お主なら心配は要らなそうじゃな」
座敷童「それで? 男に何か用でもあるのではないのか?」
留学生「あ、そうだった。
男。 無色妖精が話したいことがあるんだって」
男「?」
無色妖精「マスター!」
無色妖精「あの、たいかいは…まけてしまいました」
無色妖精「けど。つぎのたいかいをおおさまはしてくれるっていってくれました」
無色妖精「それで、あの…」
無色妖精「マスター…
もういちど、…もういちどだけ
わたしのマスターになってくれますか?」
男「>>139」
ならいでか。もう一度と言わず、何度だってな
男「ならいでか。もう一度と言わず、何度だってな」
無色妖精「……!!」
留学生「良かったね。無色妖精」
無色妖精「はい!!」
無色妖精「わたし…マスターとであえてよかったです」
無色妖精「きっと。ぜったい…
つぎはかってみせますから!」
無色妖精「また、よろしくおねがいします!」
妖精界にとある大会があった
純粋な武を競うため
或いは願いを叶えるために力を奮う武術大会
その歴史に新たな記録が記された
前代未聞の、願いを譲る者の名と己の力こそ最強と証明した妖精。
この大会の名前は―――
無色妖精「マスター」
無色妖精「だいすきです!」
Q.O.F.F - はるかなる願い -
――――――――END―――――――――
前スレ>>1000は
書けたら 書きます
―――数日後 妖精界
火妖精「………」
まね子「聞いた聞いた? おおさまがまた大会を開いてくれるんだって!」
「…既出の情報」
ツッコミちゃん「ん。というより知らない方がいないと思うんだけど」
まね子「だよね、だってあのときみーんな見てたもんね」
火妖精「…おい」
まね子「マスターも同じ人間さんで良いみたいだし、大盤振る舞いだよね」
ツッコミちゃん「そうね。けど、なるべく指示が上手い人間がマスターなのが良いよね…応援は嫌じゃないけど」
「…肯定」
まね子「次出るならあの人間はどう?
ほら、無色妖精のマスターをしてた」
ツッコミちゃん「あー、ダメダメ。
もう決まってるんだって」
まね子「えー! あの人間さんなら良いところまで行けると思うのにぃ」
火妖精「…おい!」
火妖精「アタシの家で何してる」
「…作戦会議」
まね子「次はどんな人間さんと組むかの相談だよ!」
火妖精「他所でやりやがれ」
ツッコミちゃん「うわひっどい!
せっかく来てあげたのに」
火妖精「あ?」
まね子「…大会のことみんなで見てたんだ。 妖精のみんなだって知ってるよ」
ツッコミちゃん「おおさまがね、怖がるのはやめようって他の妖精にずっと話してくれたんだよ」
「…私達は
コミュニケーションを用い、火妖精と友好的関係を結ぶ為に参上した」
まね子「つまり仲良くしたくて来たの!」
火妖精「……余計なお世話だ」
まね子「という割には追い返そうとしないんだね!」
火妖精「今すぐ帰してやろうか?」ゴゥッ
ツッコミちゃん「土に!?」
まね子「話してみるとね
火妖精は怖い妖精じゃないねって」
火妖精「馬鹿にしてんのか?」
まね子「ううん。でも
火妖精の力はみんなやっぱりちょっとこわがってた」
ツッコミちゃん「けど…変わらないよ
話してみるとね、火妖精も私たちと全然変わらない妖精なんだって」
「…再認識」
火妖精「…そりゃ、そうだろ
アタシだって妖精なんだ」
ツッコミちゃん「そう。
私たちとどこも何も変わらないの」
まね子「だからね…」スッ
火妖精「…?」
まね子「握手! 人間さんは仲良くなるときに握手ってのをするんだって
手と手を握るの!」
火妖精「アタシは…」
ツッコミちゃん「仲間でしょ?
…本当は、ずっと前からこうしてれば
良かったんだけどね」
「…快諾を申請」
『…みんなで。いっしょに』
火妖精「………」
火妖精「…遅ぇ」
火妖精「…ほんとにさ…遅ぇんだよ…」ギュ
まね子「私たちは仲間だね!」
火妖精「言うなよ…恥ずかしい」
「…言質を確認」
まね子「これで第一関門はクリアだ!」
火妖精「……………ん?」
―
―
火妖精「…つまりテメェらはアタシをここから連れ出そうと?」
ツッコミちゃん「だって、火妖精は大会の後…ずっと閉じこもってじゃない
人間さんが帰ってからもずっと…」
火妖精「…」
まね子「そんなの駄目だよ! 部屋にカビと変な茸生えちゃうから!」
火妖精「燃やすか…」
ツッコミちゃん「一思いに頼むわ」
まね子「止めないの!?」
「…事実。火妖精は継続的に外出を拒否」
火妖精「…勝手だろ、んなの」
ツッコミちゃん「でも駄目。
火妖精は会いたい妖精、いるでしょ?」
まね子「ずっとお話したくて
でも火妖精は閉じこもってて中々会えなかった妖精」
火妖精「だから、余計なお世話だってんだ。
大体あいつはこっちにいないだろ」
「…消息は、把握済み」
ツッコミちゃん「だから会いに行こうよ
あっちもきっと会いたがってる筈だよ」
火妖精「なんでそこまで構うのさ…いや」
火妖精(それが…仲間…ってやつなのか)
まね子「それはな」
火妖精「おい、名前を聞かせろ」
まね子「か?」
火妖精「アンタの名前だ、アタシの名前だけ知られてるのは癪だ」
まね子「よくぞ聞いてくれました! 私は――」
ツッコミちゃん「まね子よ」
火妖精「まね子? すっとぼけた名前だな」
まね子「まっ!?」
火妖精「おいまね子、…あいつは今どこにいるのさ」
火妖精「こうなったら行ってやるよ
とことんアンタ達に付き合ってやる」
「…協力、感謝」
ツッコミちゃん「そう言ってくれて嬉しいよ! まね子、あの妖精はどこにいるの?」
まね子「だからまね子じゃないってばあ!」
―朝―
『我はメシアなり! フハッハッハッ!』
男(………)
男(…とんでもない夢を見た気がする)
無色妖精「マスター。おはようございます!」
妖精「ごまう!」
男「おはよう」
男(あの日から妖精が1人増えた)
男(フェアリィ・メシア)
男(妖精界の新たな希望…らしい
自分で言っててもあまり実感は無い)
……。…,…
男「ん?」
妖精「う?」
無色妖精「マスター? どうしましたか?」
男(…何か物音が聞こえたような)
男「>>158」
おや、こんな時間に誰だろう?(冗談で死亡フラグ風に)
男「おや、こんな時間に誰だろう?」
無色妖精「?」
男「奥で音が聞こえたんだ
誰か来たようだ」
無色妖精「わたしみてきます」
男「ああ、いや気のせいかもしれないし
俺が見てくるよ」
無色妖精「わかりました!」
―
―
男(…この辺だったような)
騒が…でよ!
…緊急事態
待っ…今誰か…
隠れ…っ!
男「………」
………。
男(…この辺だなあ)
男「>>162」
(ここにあるのは菓子類をまとめて入れているダンボール箱な訳だが……)
男(ここにあるのは菓子類をまとめて入れているダンボール箱な訳だが……)
………。
男「………」
…いったかな?
…音がしないよ
…不明
男「………」
…みんな一緒の場所に隠れなくても
いいじゃない
…せまいぃ
…圧迫…窮屈
男「………」
…それに良い匂い?
…くんくん。本当だ、この箱からするよ
…なにこの細い棒? 食べ物?
男(最後までチョコたっぷりの)
…んん!? おいしい! すっごく甘い!
…なに勝手に食べてるの!? …おいしい!
…未知の味
男(…食べ始めた)
…この四角いのもおいしいよ!
…板も食べられるの!? 人間さんの世界ってすごい…
…甘美
ガタタッガタタッ
男(…どうしたものか)
男「>>165」
(無色妖精ー、メシアと一緒に妖精6匹分の飲み物を持って、菓子ダンボールの中のお客さんの輪に自然に混ざってやってー)ネンワー
男(無色妖精ー、メシアと一緒に妖精6匹分の飲み物を持って、菓子ダンボールの中のお客さんの輪に自然に混ざってやってー)
無色妖精『はい?』
男(無色妖精のお客さんだぞー)
無色妖精『わかりました!』
男(さて…俺は学校へ行くか)
まね子「このいっぱい色のある石ころ?
もおいしい!」モグモグ
ツッコミちゃん「…たまに他の妖精が人間界へ行くのはこのことだったのね…
……はっ! まさかこの食べ物に強さの秘密が!?」
「…美味」
まね子「この飴、果物の味がするよ!」
ツッコミちゃん「宝石みたい」
無色妖精「たくさんのくだものあじが
はいってるんですよ! あ、でもしろいのは」
ツッコミちゃん「ひっ!? …辛、スースーするぅ!」
まね子「この砂の球みたいなのはなに?」
無色妖精「ボーロっていって、とってもあまいです!」
妖精「でぅ!」
まね子「おぉー! さっくさく!」モグモグ
ツッコミちゃん「くひが…くひが…」
無色妖精「のみものもありますよ!
ラムネとオレンジジュースです!」
まね子「知らない名前! 人間さんの飲み物かな?」
ツッコミちゃん「どっひでもいいからはやふー!」
「…ラムネ」
―学校―
男(無色妖精達を置いてきた)
男(段ボールの中身は結局誰がいるかは分からなかったけど、あのサイズなら妖精くらいしか入らないだろうし)
男(なにより話し声が聞こえたし)
留学生「おはよ、男!」
巫女「おはようございます」
男「おはよう」
留学生「あれ? 無色妖精は来てないんだ
なんだか男だけって新鮮かも」
男「>>170」
ふ、たまには愛するお前にだけ集中する時間も取りたいってものさ
男「ふ、たまには愛するお前にだけ集中する時間も取りたいってものさ」
留学生「あ…う、ぇへへ…ありがとう
私のこと…考えてくれたんだ」
巫女「まあ…」
留学生「無色妖精には悪いけど
私も今日は…お、男に集中しようかな、なーんて…なんて」
巫女「ふふ。それでは私は失礼しますね」
座敷童「おはよう」
巫女「おはようございます。
…どうしましたか? 浮かない顔色をしているように見えますが」
座敷童「うむ…話せば長くなるが
…いや、面倒じゃ。ざっくり言おう」
座敷童「M.O.Bに追い出されてしまった」
巫女「はい?」
座敷童「M.O.Bに追い出されてしまったのじゃ」
巫女「あ、いえ。聞こえていました
…申し訳ありません。 それでも理解が追い付かなくて」
座敷童「M.O.Bは晴れてあの男と好きあったの」
巫女「好男さんのことですね」
座敷童「うむ。互いが初々しくての。どこぞのばかっぷるより弄りがいがある」
巫女「…程々にお願いしますね」
座敷童「まあそこはのう。
が、あの調子ならいつか二人が番となる日はそう遠くない未来じゃろうて」
巫女「それはまだ早すぎるのでは?」
座敷童「昔などそれこそ10歳そこらで
番となった者がおった。別段問題ではなかろう」
巫女「今の時代では十分に問題ですよ」
座敷童「いや、問題はその後じゃ。
遅かれ早かれ二人はそういう関係にもなるじゃろう」
巫女「座敷童さんのお墨付きならば
その未来は期待できそうですね」
座敷童「この儂が言うのじゃ。間違いはないぞ、はっはっは」
座敷童「まあ、二人の将来にあたってな。そういう予習は大事じゃろう? M.O.Bに手取り足取り教えたのじゃが」
巫女「…はい?」
座敷童「そしたらM.O.Bが耳まで林檎のように真っ赤になっての。いやぁ、あれは見物じゃった」
巫女「…お戯れが過ぎますよ?」
座敷童「うむ…我ながらちとやり過ぎたとは思っておる。
最後に見たときは涙目じゃったからな」
M.O.B2「少し…頭冷やそうか」
座敷童「お主いつの間に後ろに」
―
―
ツッコミちゃん「…ぷっはあ! 死ぬかと思った」
まね子「大袈裟だよー、たかが飴玉いっこで」
ツッコミちゃん「食べてないからそう言えるの! ハッカ…だっけ? あれは悪魔の味!」
「…甘美な酸」
無色妖精「ラムネをきにいってくれてよかったです」
「…追加を所望」
無色妖精「はーい、おかわりですね
メシアもいりますか?」
妖精「ぁい!」
ツッコミちゃん「…ってこんなことしてる場合じゃなかった!」
まね子「わっびっくりした」
ツッコミちゃん「私たちは何のために人間界に来たの!」
まね子「んと…、……なんでだっけ?」
ツッコミちゃん「火妖精!」
まね子「あいた!」ペシ
「…無色妖精に邂逅する任務中」
無色妖精「わたしですか?」
ツッコミちゃん「そうよ! でも火妖精とは途中ではぐれちゃうし…私たちだけじゃ土地勘無いし…」
まね子「でも隠れる必要ってあった?
普通の人には見えないじゃん」
ツッコミちゃん「万が一って場合もあるでしょ。これはごくひにんむで、絶対バレちゃ駄目なんだから」
まね子「人間さんの食べ物を食べちゃったけど」
ツッコミちゃん「先に食べたのはあなたでしょ!」
無色妖精「マスターならおこらないですよ、のみものもよういしてくれました!」
まね子「そうなの? マスターって結構良い人?」
ツッコミちゃん「そんなことより!」
ツッコミちゃん「今は火妖精を捜して無色妖精に会わせるの!」
無色妖精「わたしですか?」
ツッコミちゃん「そう 無色妖精に
火妖精もずっと話したがっていたんだから!」
無色妖精「火妖精さんが……わたしもおはなししたいです!」
ツッコミちゃん「うん。だから早く見付け……」
ツッコミちゃん「てぇぇぇぇええ!?」
無色妖精「ふわあ!?」
―
―
男(授業中…)
留学生「……」チラ
留学生「……」ニコ
男(留学生をずっと見ててもいい…)
座敷童「…男ぉ」
男「…」
座敷童「M.O.B達に除け者にされた。
儂はとても寂しい」
男(聞いた感じ自業自得なんだよな)
男「>>183」
とは言われてもな、授業中は構えんぞ?(メモ帳チラ)
『とは言われてもな、授業中は構えんぞ?』
座敷童「留学生には構うておるくせにか?」
男『座敷童も授業を受けたらどうか』
座敷童「いまさら知恵を身に付けたところでそれを生かすところがあるか?」
座敷童「暇じゃー。退屈じゃー」
男『そう騒いでるとM.O.Bにまた怒られるぞ』
座敷童「うぐ…!
じゃが、退屈なのもまた事実…」
座敷童「退屈はネコをも殺すという」
男(好奇心じゃね?)
座敷童「儂はネコじゃ。 にゃー」フリフリ
男「……」
座敷童「……」
座敷童「何か言うてくれ。 儂がまるでアホみたいじゃろう」
男「>>187」
こんなオオカミの巣窟みたいなとこで今のがみんなに見えてなくてよかったな
男『こんなオオカミの巣窟みたいなとこで今のがみんなに見えてなくてよかったな』
座敷童「オオカミとな? ここな男共は熟れてもおらぬ赤子を襲う程に飢えておるのか?」
座敷童「それとも童女をわざと狙うような趣味でも持ち合わせてるのか?」
男(見た目は童女で中身は凄い年上なわけだが)
座敷童「じゃが良かったの男。
お主がオオカミなら垂涎じゃろ?
ほれほれ~ にゃー」
男「>>189」
俺には効かんよ。理由は知ってんだろ
男「俺には効かんよ。理由は知ってんだろ」
座敷童「むぅ…一途なやつめ」
男「悪くは思わないでくれ」
座敷童「思わん思わん。それがお主の良いところじゃからのぅ
精々末長く幸せにしてやれ色男」
男「言われるまでもないな」
座敷童「ふふ…。確かに言うまでも無かったな
仕方ない、今回ばかりは大人しくしようかの」
男「…」
座敷童「その疑いの眼差しはなんじゃ。
今日ばかりは本当じゃぞ」
座敷童「本格的に追い出されてはかなわんからの」
男「…今日だけなのか」
座敷童「儂はネコじゃからな」
―
―
ツッコミちゃん「うかつだったわ…まさかこんなに早く気付かれるなんて!」
まね子「わかってたのかと思った」
無色妖精「びりびりします…」
「耳の損傷は見当たらない。問題ない」
メシア「てぇー! てぇー!」
ツッコミちゃん「うう…悪かったってば
でもいつから私達が居るのに気付いたの?」
無色妖精「ええと、マスターがおかしのはこにはいってるから そこからです」
ツッコミちゃん「え…始めから? ただ者じゃないね…あなたのマスター」
無色妖精「そうです! マスターはすごいんです!」
まね子「で、どうするの?」
「極秘任務…失敗」
ツッコミちゃん「むう…気付かれちゃったからもう隠さないけど
全部聞いてたでしょ?」
無色妖精「あ。はい
火妖精さんがきてくれるんですね」
ツッコミちゃん「うん
でもいつの間にかはぐれちゃって」
まね子「どうしよっかーって悩んでたらマスターの人が近付いて来たの」
ツッコミちゃん「あとは知ってのとうりだよ」
無色妖精「みなさんとおかしたべました!」
「美味」
まね子「大満足!」
ツッコミちゃん「うんそう…っじゃなくて!」
「捜索協力を要請」
ツッコミちゃん「そう、それ!
火妖精を一緒にさがしてほしいの!」
まね子「無色妖精ならこのへん詳しそうだし」
ツッコミちゃん「迷子にならないし、火妖精は見付けられるかもだからごうりてき!」
無色妖精「もちろんきょうりょくします!」
メシア「ます!」
まね子「返事が早い!」
無色妖精「わたしも火妖精さんにはやくあいたくて…」
―
―
―昼―
男(昼だ)
男(座敷童は宣言通り大人しくしていたようだ)
男「…妖精がいないのは確かに久し振りな気がする」
男(昼食は…誰かを呼ぼうか?)
>>208
ぐぬぅ。昨日は早く寝たから気づくのが遅れに遅れた……
安価は
MOBと好男は水入らずにさせとくとして……いや、それなら男も久し振りに留学生と二人きりでイチャイチャさせよう
―
男(今日は留学生と食べることにした)
男(久し振りに二人きりだ)
留学生「…えへへ」
男「機嫌良さそうだな」
留学生「うん! …男と二人きりだし」
留学生「あ。みんなと食べるのが嫌なわけじゃないよ」
留学生「でも、二人きりならもっと嬉しいな…なんて」
男「>>210」
ああ、神よ……俺は世界一の幸せ者だ
どうだ、羨ましかろう!(天に向かって叫ぶ)
男「ああ、神よ……俺は世界一の幸せ者だ」
男「どうだ、羨ましかろう!!」
留学生「い、色々と大袈裟だよ男…
それに世界一だなんて…」
留学生「でも…ありがとう
男が世界一なら、
私はう、宇宙一の幸せ者になっちゃうね」
留学生「幸せなら、負けてないもん」
留学生「…」
留学生「色んなことがあったよね」
留学生「男と出会って、みんなに会って。
留先祖さん達に、病男さん。
さらには、座敷童に妖精も…」
留学生「この間なんて私たちQ.O.F.F…妖精の大会に行ってたんだよね」
留学生「他の人に言っても絶対誰も信じないよね」
留学生「男」
男「?」
留学生「うん…その…」
留学生「……男と出会えて良かった」
男「>>215」
ああ。留学生と出会えて良かった(肩を抱き寄せる)
この国に来てくれて、俺を愛してくれて、ありがとう
男「ああ。留学生と出会えて良かった」
留学生「わわっ」
男「この国に来てくれて、俺を愛してくれて、ありがとう」
留学生「えへへ
こちらこそ、だよ?」
留学生「…愛してます」
男「…」
留学生「…」
留学生「ね、男?」
男「ん?」
留学生「もうちょっとだけこのままでいさせていい?」
× いさせていい?
○ いてもいい?
―
―
無色妖精「てんこー」
メシア「あい!」
ツッコミちゃん「に!」
まね子「さん!」
「四…」
まね子「みんないるよ!」
無色妖精「おかしはもちましたか?」
「抜かりは無い」
まね子「ジュースもあるよ!」
ツッコミちゃん「火妖精そーさく隊の結成ね!」
まね子「どの辺に行くの?」
無色妖精「わたしがしってるところからみてまわりたいです」
ツッコミちゃん「任せるわ。
こっちが迷子になったら叶わないし」
「随時、同行する」
無色妖精「わかりました!」
まね子「火妖精の分のお菓子は何がいい?これとかどうかな」
ツッコミちゃん「ねえ、無色妖精。これはどんな味なの?」
無色妖精「えっと…それはたべたことないですね」
まね子「赤い木の実の絵だからきっと甘いよ!」
ツッコミちゃん「それもそっか。ハッカみたいなまっしろじゃないし」
無色妖精「火妖精さんにあったらいっしょにたべましょう!」
まね子「さんせー! この人間のお菓子はどれも甘くて美味しいし!」
「…肯定する」
ツッコミちゃん「変なのもあるけどね」
ツッコミちゃん(しかしこの赤い木の実の笑い顔…なんだか嫌な感じ)
―
―
火妖精「…」
火妖精「…はあ」
火妖精「なんでこんなとこにきたんだか」
火妖精(今さらビビってんのか、アタシは)
火妖精(この力無くす為、願いの為に
どんなことでもやるつもりだった)
火妖精(人が傷付こうが、他の妖精がどうなろうと知ったことじゃないって考えてた)
火妖精「会わせる顔がありませんってか
…らしくねーよ、クソ」
『どうだ、羨ましかろう!!!』
火妖精「うおっ! なんだ!?」
火妖精「誰だか知らねーけど急に叫びやがって…いや、待て」
火妖精(この声、聞き覚えがある
確か…あの妖精の)
火妖精「あっち、か」
火妖精「…どっちにしろ、いつまでも逃げてるワケにもいかねーし…な」
―
留学生「♪」ギュー
男「留学生?」
留学生「男パワーをほきゅーしてるの
放課後まで頑張る為に」
男(パワー?)
男「>>225」
はっはっは。俺からで良ければ、いくらでももらってくれ
男「はっはっは。俺からで良ければ、いくらでももらってくれ」
留学生「いいの?
じゃあお言葉に甘えて…ぎゅー」ギュー
男(熱烈だ)
留学生「んー…」ギュー
男「?」
留学生「…もらってばかりじゃ悪いかも」
男「そうか?」
留学生「そうだよ。
お返しに何かしたいな」ギュー
留学生「何かできることってある?」ギュー
留学生「あ、欲しい物でも良いよ。
でも…あんまり高い物だとちょっと、厳しいかも…なんて」ギュー
男(そんな気にしなくてもいいけどな)
男「そうだな…」
男「>>228」
今度デートにでも行けたら幸せかなー
男「今度デートにでも行けたら幸せかなー」
留学生「デート…!」
男「嫌だったか?」
留学生「ううん! その逆だよ!
もちろんいいよ」
留学生「こういうのも変だけど、すごく恋人っぽい!」
男「そういや…デートする機会ってあまりなかったな」
留学生「あの頃はそれどころじゃなかったし…その後に座敷童や妖精のこともあったもんね」
留学生「男とデート…いつにする?」
男「うん。なるべく近い内にしようか」
留学生「賛成! どこに行く?」
男「まだ考えてすらいないよ
留学生の行きたいところはあるか?」
留学生「私は男と一緒ならどこでも!…って、言ったら困る?」
男「どこでも文句は無いってことで良いのか?」
留学生「うん。 えっと、よっぽど変な場所じゃなければ…」
男「うん?例えば?」
留学生「…部屋が変形したり
家具とかが勝手に動いたり合体する場所じゃなければ…」
男「oh…」
男「デートに行く場所か…」
留学生「うんうん」
男(ひとつくらいは決めておいた方が良いか…?)
男「>>232」
映画館
男「映画館はどうだろう?」
留学生「良いよ! 映画かあ…何を見ようかな?」
男「参考までに、映画ってどんなの観てる?」
留学生「結構色々かな
アクションとか、コメディとか、SF…あ、最近はアニメーションとか!」
男「動きの激しい感じが好き?」
留学生「そうかな?
けど、見るのはそっちが多いし
好き…かな。うん、だと思う」
男「そっか。なるほど」
「エーガって何なのさ?」
留学生「知らないの? こーんな、大きなスクリーンに映像をばーんって映すの。凄い迫力なんだよ!」
「いや、わかんねーよ
大体そんなの大きく無くても良くねーか?」
留学生「大きいことは重要だよ
家で見るのとは全然違うし……ん?」
火妖精「…よう」
留学生「…あ!」
男「火妖精か…」
留学生「あなたは、あのときの…
どうしてここに?」
火妖精「偶然通り掛かっただけさ
そしたら声が聞こえてね」
火妖精「羨ましかろうってさ?」
留学生「あ…えっと」
火妖精「…まあ、なんだ
二人とも元気そうじゃねーか」
留学生「え? う、うん
元気だよ」
男「>>236」
よう。そっちもそこそこ元気そうだな
大会じゃあ、あれだけ言っときながら、かっこ悪い負け方しちまって、すまなかったな
男「よう。そっちもそこそこ元気そうだな」
火妖精「お…おう」
男「大会じゃあ、あれだけ言っときながら、かっこ悪い負け方しちまって、すまなかったな」
火妖精「ん?…んなこと別に…
いや、待て。何でアンタが謝んだよ」
男「そりゃあ、あれだけ言ったのに
あんな結果に終わったし」
火妖精「…かっこ悪くなんてねーよ
全力出した結果だろ? それの何が悪い」
火妖精「アタシよりずっと強かったくせに謝んな」
留学生「火妖精は…何か用、あったっけ?」
火妖精「理由が無きゃ来るなってか」
留学生「ううん、違うよ!
そういうことじゃなくて…えっと、何て言えば…」
火妖精「あ…いや、悪ぃ
けどまあ、そう思われても仕方ねーとは思ってる」
留学生「そんなことは…」
火妖精「あるさ
アタシが優勝する為にやってきたこと、知らない筈はないだろ」
男「…」
火妖精「どんな手を使っても勝つって考えた。場合によっちゃは命だって…」
火妖精「許されることじゃない。
恨まれて当然のことをしてきたんだ」
火妖精「なあ。教えてくれ」
火妖精「アンタは…アタシが憎いか」
男「…」
火妖精「嘘は言わなくていい
全部、聞くよ」
男「>>240」
……出合いから大会終了まで、別に憎いとまではいかなかったな
最初は「なんだ、アイツ」って気に食わない所もあった
でも、途中で、お前は無色妖精と俺の良いライバルになってくれるかも、とか思ったりしてた
勝手に、二人で超えるべき目標にして、活力源の一つにさせてもらったりしたしな
電波妖精を燃やした時も、どうやって電波妖精を助けるかの方に頭が行ってたし
そこでも憎しみより「何でそこまで」って疑問の方が勝ってた
ま、その理由は分かったし、境遇から考えれば妖精には重すぎる苦しみだったろうしな
ま、それよりさっきので気付かされたが、俺は大会で負けたのが相当悔しかったみたいだ。終わった事だってのに、ここに来てまだ女々しく引きずっちまってるくらいだし(ケタケタ
男「……出合いから大会終了まで、別に憎いとまではいかなかったな」
男「最初は「なんだ、アイツ」って気に食わない所もあった」
火妖精「…」
男「でも、途中で、お前は無色妖精と俺の良いライバルになってくれるかも、とか思ったりしてた
勝手に、二人で超えるべき目標にして、活力源の一つにさせてもらったりしたしな」
火妖精「アタシが…目標、だって?」
男「電波妖精を燃やした時も、どうやって電波妖精を助けるかの方に頭が行ってたし
そこでも憎しみより「何でそこまで」って疑問の方が勝ってた
ま、その理由は分かったし、境遇から考えれば妖精には重すぎる苦しみだったろうしな」
男「ま、それよりさっきので気付かされたが、俺は大会で負けたのが相当悔しかったみたいだ。終わった事だってのに、ここに来てまだ女々しく引きずっちまってるくらいだし」ケタケタ
火妖精「………」
男「ん?どうした」
火妖精「ほんと無色妖精といい…あの妖精達といい
なんなのさアンタ達ってさ」
留学生「え?」
火妖精「恨んでないどころか
目標にしてた、なんてさ
人が良いにも程があるだろ」
留学生「…それが男の良いところだよ。
誰にでも優しくて、みんなを大事にしてくれるの」
火妖精「ああ…、今ならアタシが負けたのもわかるよ。 アタシに無かったものを、アンタ達は全部持っていたんだ」
火妖精「これだけ、言わせてくれ」
火妖精「…アンタは気にしてないかもしれない。
けど、あんなことをしたのに変わりはない」
火妖精「…悪かった」
男「>>244」
思いの丈。聞かせてくれて、ありがとな
これからは、俺とも、無色妖精とも、他のみんなとも、仲良くしてくれると嬉しい
男「思いの丈。聞かせてくれて、ありがとな
これからは、俺とも、無色妖精とも、他のみんなとも、仲良くしてくれると嬉しい」
火妖精「お…おう。
…そっちが、嫌じゃなければな」
留学生「嫌じゃないよ!
私達だけじゃない。みんなも仲良くしたいって思ってる」
火妖精「そうか。…そうだといいけどな」
留学生「信じられない?」
火妖精「し、仕方ねーだろ
アンタ達みたいなの…見たこともねーんだから」
留学生「じゃあ、これから慣れていこうよ」
留学生「大丈夫! 嫌だって言っても私も、みんなも付き合ってくれるから!」
火妖精「…大丈夫じゃねーだろそれ」
留学生「えっと…照れ隠し?」
火妖精「呆れてんのさ」
留学生「あれ?」
男(そういう割に火妖精の表情は明るい)
火妖精「…仲良く、ね。
アンタんとこの妖精は、今何してる」
男「どっちの方だ?」
火妖精「無色妖精さ。
そういや他にちっこいの、いつの間にか増えてたな」
男(無色妖精は家にいる
妖精達に菓子とジュースも渡した。
…今頃は食べ尽くしてるだろうか)
火妖精「あいつとは常に一緒にいるわけじゃねーのか」
留学生「大会前は確かにそうだったよね…って、知ってる感じ?」
火妖精「奇襲するタイミングを見計らってたからな」
留学生「ぶ、物騒な…」
男「>>248」
朝は家に居たけど、今も居るかどうかは分からないな
そうだな。さっき映画の事気にしてたみたいだし、放課後になったら一緒に行ってみるか?
それまでは学校に居てもらう事になっちゃうけど
男「朝は家に居たけど、今も居るかどうかは分からないな」
火妖精「そうか…」
男「そうだな。さっき映画の事気にしてたみたいだし、放課後になったら一緒に行ってみるか?
それまでは学校に居てもらう事になっちゃうけど」
火妖精「ん?…エーガって、そんなすぐに見れるもんなのか」
留学生「そりゃあいつでも!
時間とお金に余裕があれば何度だってみれちゃうんだよ」
火妖精「へぇ」
留学生「行ってみたい?」
火妖精「そうまで言われたらな」
火妖精「それに…今居るかわからないってんなら、アンタと一緒にいる方が入れ違いにならなそうだし」
男「決まりだな」
留学生「放課後は映画館だね!」
火妖精「……あ」
男「ん、どうした?」
火妖精「いや、なんでもねー」
火妖精(……ま、いいか放っといても。
いたらうるさいし)
―
―
まね子「ぇくしっ!!」
ツッコミちゃん「ぎゃー!?」
まね子「ごめん」
無色妖精「かぜですか?」
まね子「んー? そんなことないよ」
ツッコミちゃん「せめて手で押さえなさいって!」
「…二次被害」
まね子「ほんとごめん」
まね子「空気が合わないのかな?」
ツッコミちゃん「人間さんの世界って、石とか鉄とかで出来たものがいっぱいあって木は少ないわね」
「個人的、この世界は好感触」
ツッコミちゃん「見るからに難しいもの好きそうだしね。あなた」
無色妖精「わたしもだいすきです!」
メシア「すきー」
まね子「食べ物は美味しいし
へんてこなものがいっぱいだから
見てるだけでも飽きないよね」
ツッコミちゃん「でも人間と妖精でなんでこんなに生活が違うのかしら?」
まね子「羽根じゃない?」
無色妖精「はねですか」
ツッコミちゃん「たしかに、人間に羽根は無いわね」
「理解した」
まね子「つまり羽根が無くなれば人間みたいになれる…!?」
無色妖精「なるほど!」
ツッコミちゃん「じゃあまず、まね子のその羽根切って落としてみましょう」
「了解した」
まね子「ん?」
――
―
まね子「ひどい目にあった…」
ツッコミちゃん「結局切らなかったわね」
まね子「飛べなくなるじゃん! それに痛いし!」
無色妖精「いたいのはだめですよね」
「人への変化を断念」
まね子「人間への道のりは厳しいなあ」
まね子「…! ねえ、そういえば無色妖精は大会であの不思議な宝箱出してたよね
あれ今も使える?」
無色妖精「はい。だせますよ」
まね子「なら私達がいきなり人間になれるようなものがどーんって出てきたりしない?」
ツッコミちゃん「なるほど。でもそんな上手くいくものなの?」
無色妖精「わからないです…でてくるものはえらべませんから」
まね子「おうん?そうなの
というか、何が出るか分からない物で戦ってたの?」
無色妖精「はい。とってもつよいんですよ!」
「事実、脅威的な威力」
ツッコミちゃん「強さを聞いてんじゃないわよ…」
まね子「ん…じゃあ、無色妖精!
試しに出してくれないかな」
ツッコミちゃん「何が出るのか分からないのに?」
まね子「もしかしたら偶然人間になれる何かが出るかもしれないし!」
「可能性は極めて低い」
ツッコミちゃん「まね子が何でそんなに人間にこだわってるのか分かんないけど」
ツッコミちゃん「無色妖精は?」
無色妖精「わたしはいいですよ」
ツッコミちゃん「そう。ならお願いね、
何が出るか分からない宝箱、気になってたもの」
ツッコミちゃん「戦い以外で使ったら一体何が出るのかしら」ワクワク
まね子「そっちも乗り気じゃん」
ツッコミちゃん「興味! ただの知識欲!」
無色妖精「じゃあだしますね。
…えーい!」
>>258 出てきた物
しょうがないなぁ~、まね子ちゃんは
人間そっくり乗り込み操縦型ロボット~ テッテケテッテッ テーテーテー
ポンッ
無色妖精「おおきいです!」
ツッコミちゃん「というか…でかすぎない?」
まね子「とにかく開けてみよ
『しょうがないなぁ~、まね子ちゃんは』ガチャンッ
まね子「ほあっ!?」
『人間そっくり乗り込み操縦型ロボット~』 テッテケテッテッ テーテーテー
ツッコミちゃん「箱が喋ったあ!?」
まね子「箱にまで言われたあ!」
「正体不明の存在を確認」
ツッコミちゃん「人が…入ってる
寝てるの?」
まね子「やい! まね子って言ったのはお前か!」
「呼吸、反応は認められない」
ツッコミちゃん「ひっ…! つまりそれって…」
無色妖精「ロボットです!」
ツッコミちゃん「ろ…ろぼっと?」
無色妖精「えっと。はがね、とか、ごうきん?でつくられるものなんです」
ツッコミちゃん「この人が…作り物…?
どう見ても人間なんだけど」
無色妖精「はこさんは、【そうじゅうがた】の【ロボット】っていってました。
だから…」
「搭乗が可能?」
無色妖精「はい! きっとのれるとおもいます!」
まね子「乗る? 乗り物なのこれ?」
無色妖精「はい…どこかにのるばしょが…ありました!」プシュー
ツッコミちゃん「開いたあ!?」
無色妖精「ロボットのこくぴ?…のるところはあたまか、からだのどっちかについてるんですよ」
ツッコミちゃん「何でそんなに詳しいのよ…」
無色妖精「マスターのテレビにうつってました!」
「搭乗して構わないか?」キラキラ
無色妖精「はい。はこさんも、そのためによういしてくれたんだとおもいます!」
「感謝する」フンス
―――
――
「のりごこちはどうですか?」
「変なの…最初から動かし方分かってるこの感じ…」
「これが人間の目線、大きい! 高い!」
「感動…」
「まさか人数分もあるとは思わなかったわ。あの子の分までしっかりあるなんて」
「うゆ!」
「よかったですね、メシア」
「ろぼも小っさいけどなー。実は箱っていい人?」
「人なのか分からないけど
出す物…選べないんじゃなかったの?」
「ふしぎです…」
「箱さん?ありがとう!」
「というより誰が誰だかわからないわね」
「搭乗による外見の変化」
「羽根もないし」
「こえもかわるみたいです」
「話し方で見分けるしかないかー
なんとなく分かるし」
「私も、まね子だけならなんとなく分かるわ」
「そうなんですか?」
「うん、だってまね子だし」
「まねこだしー」
「概ね肯定」
「ちょっ」
―
―
男(教室に戻ってきた)
火妖精「ふーん、これがガッコウってやつか」
留学生「火妖精は学校初めてだっけ?」
火妖精「じっくりと見たのは初めてだな」
留学生「そっか。初めて見た感想は?」
火妖精「ゴチャゴチャして、狭い」
座敷童「む。戻ったか」
男「座敷童?」
留学生「あれ? M.O.Bとは一緒じゃ無かったんだ」
座敷童「儂とて場の雰囲気を見たりもする。ま、男が叫んでからは知らぬが」
留学生「き、聞こえてたの?」
座敷童「寧ろ聞こえないとでも思っておったのか?」
留学生「あうう…」
座敷童「いつのものことじゃろう?
何を今さら赤くしておる」
留学生「やっぱり聞かれると…」
座敷童「まあ、それは今は置いておくとして…男」
留学生「置かないで捨ててよ…」
男「ん?」
座敷童「ちと見ない内にお主の妖精は随分と風変わりしたのう?」
火妖精「なんだお前? 男の知り合いか?」
座敷童「お前じゃと
…よよよ…すっかり変わり果ててしまって
あの優しいおまえさんはどこにいったんじゃ…しくしく」
火妖精「なっ…! お前、なんで泣いてるんだよ!?」
男「>>267」
まぁまぁ、あまりからかわんでやってくれよ
幸せの側に歩み寄ってくれたばっかりだからな
座敷童「儂は座敷童
縁あって、留まらせてもらっておる【幸運】じゃ」
火妖精「妙な紹介だな」
座敷童「どう思うかはお主の自由じゃ。
まあ、その肩書きに偽りは無いと自負してはおるがの」
火妖精「…幸運ね、なら。今のアタシが幸せだっていうのかい?」
座敷童「うむ。お主はこの儂に巡り会えた、それも幸運といえよう」
火妖精「随分自信があるじゃねぇか」
座敷童「儂じゃからの」
※こっちが先です
男「まぁまぁ、あまりからかわんでやってくれよ
幸せの側に歩み寄ってくれたばっかりだからな」
座敷童「くふふ。驚いたかの?
まあ、今のはちょっとした挨拶代わりじゃ」
火妖精「お前…泣いてな、嘘泣きかよ」
座敷童「いや、面白いほど素直な反応じゃったからの。ついつい興が乗ってしまった」
留学生「それで悪ノリしてM.O.Bを怒らせたでしょ」
座敷童「痛いところじゃのう…」
火妖精「アタシは、火妖精」
火妖精「…色々あって
なんだ、ああ…仲間なったっつーか
良くしてくれると、助かる」
座敷童「堅いの」
留学生「リラックスリラックス」
火妖精「う、うっせ!
まあ、そういうことだよ…あーもう慣れてねーんだよクソ!」
座敷童「…面白いやつじゃの」
男「程々にな」
―授業中―
座敷童「ふむ、映画館か」
火妖精「つまり、大きい芝居を大勢で見るっつーんだろ?」
座敷童「言ってしまえばそうじゃの
。儂とてあまり詳しくはないが」
座敷童「お主が想像しておる規模とは違うじゃろうて」
火妖精「ふーん…」
男(火妖精は座敷童と打ち解けられた…か?)
火妖精「しっかし。ジュギョウってのは
座って先頭のやつの話しを聞いてるだけかよ」
留学生『たまに問題を聞かれて、答えるときもあるよ』
火妖精「そうか…って、なんで普通に喋んないのさ」
座敷童「授業中の私語は禁止されておるんじゃ」
火妖精「ふーん、それ退屈じゃねぇか?」
座敷童「おお!わかってるなお主
ひたすらに机と黒板とにらめっこ。
まさに退屈の極みじゃ」
留学生『学校だからね?』
留学生『男?』
男「?」
留学生『あ、授業中にごめんね
聞き忘れたんだけど映画は何を見るの?』
男(うーん)
留学生『せっかく火妖精もいるから、皆で見に行くのも良さそうだよね』
男(そうだな…)
>> 276 どんな映画を見るか
>> 277 誰と見に行くか(複数可)
男『うーん、留学生が見てるって言ってたジャンルに大体当てはまって最近のって言うと……ピクセル(Pixels)かな?』
留学生『ぴくせる?』
男『知らないか? ならお楽しみってことで』
留学生『お楽しみかぁ。
うーん…気になる』
男(MOBと好男には静かに過ごしてもらうとして留学生、座敷童、火妖精はもちろん、MOB2と巫女(出来たら病男も))
男(妖精達は…)
男『…』
男(今は…念話の通じる距離には居ないみたいだ)
男(放課後にもう一度試そうか)
――
「みつかりませんね」
「この辺はあらかた捜したね」
「別の場所に行ってみましょう
他に知ってる所はある?」
「えっと、マスターのおともだちのおうちならしってます」
「火妖精がそこにいるとは思えないけど…行かないよりは良いわね」
「案内を所望」
「わかりました!」
「無色妖精! これなに?」
「色んな柄の筒が入ってるわね?
四角くて長い箱だわ」
「【じはんき】です!」
「じはんき…?」
「なかにはいろんなあじののみものがはいっているんです」
「飲み物が? どうやって取るの?」
「えっと、マスターがこのほそながいあなにまるいものをいれてました!」
「鍵穴かしら? 丸いのって差しこむの?」
「いえ…ちゃいろのとぎんいろをいっぱいいれて、なくなっちゃいました」
「???」
「あなたは分かる?」
「…この鍵穴の先に
何者かと繋がっていると推測」
「えっ、誰かいんの?」
「無色妖精のマスターが入れたという円形の物資…恐らく、食糧、またはそれに通ずる何かであると推察する」
「…わかった! つまり無色妖精のマスターはこの箱の中の飲み物をその丸い茶色と銀色で交換したってことだね」
「その可能性は高い」
「そうだったんですか…!
あの、【じはんき】さん
おいしいのみもの、ありがとうございます!」
「…だれもいないって、かってにおもってしまって…ごめんなさい」ペコ
「茶色と銀色って何だか分かる?」
「いえ…くわしくみたことは、でも、いしみたいにかたそうでした。
あと、おはなのえがかかれていました」
「鍵穴の方にもそれらしい絵が描かれているわ。それで間違いなさそうね!」
「いや、待って。その絵丸いの4つ描かれてない?」
「ひとつはまんなかにあながあいてます…」
「隣には四角の絵も描かれているわ…
こっちは長いしどういうの意味かしら…」
「こっちの世界の模様には見掛けないよね…すると人間の?」
「むう…」
―
「ええ…それでは」
「また明日」
取り巻き1「ふう…」
取り巻き1「M.O.Bさんは、今頃好男さんのところですね」
取り巻き1「…」
取り巻き1「好男さんは、初めからM.O.Bさんのことをお慕いしてました。
初めから、私に興味など無かったのですから」
取り巻き1「…少し妬けてしまいます」
「……!……?…?…」
取り巻き1「あら?」
「…?…!……」
取り巻き1「何やら騒がしいですね…?
あちらの方から?」
「【じはんき】さん!火妖精さんをどこかでみかけませんでしたか?」
「こーんな燃える感じの、口は悪いけど良い妖精だよ!」
「…返事がないわね」
「【じはんき】さん…おこらせてしまいました?」
「声量の不足も考えられる」
「もっともっと大きな声で聞けばいいの?おーい!【じはんき】さーん! じーはーんーきーさーん!」
取り巻き1「えっ」
取り巻き1「あの」
「んひゃあ!?」
「え? あ、あれ?」
「ふえ?」
取り巻き1「お取り込み中失礼しますが
自動販売機の前で貴方たちは一体何を?」
「ええと…見えてる、の? 私達が?」
取り巻き1「え? えぇ。おかしなことを聞きますね」
「ちょ…ちょっと待ってて!」
取り巻き1「はい?」
(どういうことなの?! 人間さんって私達が見えないんじゃないの?)コソ
(あの人もマスターなんじゃないの?)コソ
(その可能性は皆無。前大会に対象は確認されなかった)コソ
(じゃあ何で見えてるのよ!)コソ
(たぶんロボットだからだとおもいます…)コソ
(わたし…まえに、あのひとにあったことがあるんです)コソ
(知り合いなの?)コソ
(…はなしたことはないですけど、わたしやようせいはぜんぜんみえてなかったです)コソ
(人間さんにはこのろぼっとだけが見えてるってこと…?)コソ
取り巻き1「…」
(すごくあやしまれてます…)コソ
(とにかく何とかしないと!)コソ
(大丈夫。今の私達はどう見たって人間さんなんだよ!)コソ
(何かいい案があるの?)コソ
(正体を欺く)コソ
(ま、ちょっと見ててよ!)コソ
(む…信じてるからね!)コソ
「やあお待たせ!
私達はどこからどう見ても普通の人間さんだよ!」
「…」ドヤッ
「え? ええ…」
(ばかああああ!!)コソ
―
―放課後―
男(授業が終わった)
火妖精「ん…終わったか?」
座敷童「ようやっと終わったのう
もう少しで干物になってたところじゃ」
留学生「あはは…一通りこんな感じだけど火妖精は学校、どうだった?」
火妖精「ん? まあ、いいんじゃねーの」
座敷童「なんと!?」
火妖精「正直何言ってるかわかんねーことばっかだけどさ。アンタ達もすっげぇ努力してたってこと、わかったよ」
座敷童「ぬぅ。信頼のおける仲間と思うておったが、裏切る気かの?」
火妖精「お前の仲間になった覚えはねぇ」
座敷童「ひ…ひどい…あの言葉は嘘じゃったのか…?」
火妖精「同じ手が通じるかっつーの」
座敷童「ぐすっ……ひっく…」
火妖精「お…おい、それくらいにしとけっての」
男「>>293」
(座敷童に向かって)映画見なくて良いのかー?
男「映画見なくて良いのかー?」
座敷童「なにを言う、見るに決まっておるじゃろう」
火妖精「は…!てめっまた嘘泣きか!」
座敷童「ふふ…。いやはや、どこぞの男とは違いお主は見事に引っ掛かるからのぅ。つい興が乗ってしまったわ」
火妖精「……コイツ、いつか燃やす」
男「その辺にしとこうな
M.O.Bの件を忘れたとは言わせないぞ」
座敷童「むぅ…これ以上M.O.Bの機嫌を損ないたくはないの…
…悪かったな。火妖精」
火妖精「…いや。別にいいよ
アンタがどんな奴が分かったし」
座敷童「ふむ。その心は?」
火妖精「性根のひん曲がったガキ」
座敷童「む」
―――――――――
―
「ええと違うの!これは…そう…冗談だよ!そうだよね!?」
「は、はい!」
「肯定」
「という訳で私たちは普通の人間さんで」
「お願いだから黙ってて!?」
取り巻き1「冗談…ですか?」
「そ…そうそう!私たち、ここに来たのは初めで、見たことない物があったからはしゃいじゃって!」
取り巻き1「そうだったのですか」
取り巻き1「もしや海外からいらっしゃったのですか?」
「う、うんそう!カイガイ?からだよ」
取り巻き1「まあ。
実は私の通う学校にも海外からいらした生徒がいるのですよ」
「へ、へー。そうなんだ?」
取り巻き1「ご出身はどちらからですか?」
「………うん?」
取り巻き1「もしかすると、その生徒と同郷の方かもしれませんね」
取り巻き1「その方は確かフランスご出身なんです。もしかして貴女方も?」
「えっ…えっと、そ、そう!
私たちはフランスよフランス!!」
「ふらんす?って何?」コソ
「いいから今は合わせて!」コソ
取り巻き1「……おかしいですね
フランスにも自動販売機はございますが」
「ふぇ?」
取り巻き1「仮に見たことなくとも、自動販売機の中に人がいるとは考えないと思います」
「それは…冗談で」
取り巻き1「そうでしょうか?
あの時はとても冗談でやっていた雰囲気に見えませんでしたが」
「ど、どうするの
余計に怪しまれたじゃない!」コソ
「私のせいじゃないし!」コソ
「元はと言えばまね子が!」コソ
「私か!」コソ
「ど、どうしましょう?」コソ
「…作戦内容の変更を要求」
「! …そうね、もうこの手を使うしか無さそう」コソ
「何か思い付いたの?」コソ
「ええ。みんな、三つ数えたら飛んで」コソ
「飛んでどうするの?」コソ
「逃げるに決まってるでしょ!」コソ
「任務了解」
取り巻き1(初めに見たときは不審な態度と行動ばかりで、通報すべきか悩みましたが)
取り巻き1(この方々はそのような悪い人ではないと、どこか確信している私がいます)
取り巻き1(何故、でしょう)
「じゃ、いくよ。
いち、」
「二の」
「さんっ!」ヒュッ
取り巻き1「えっ」
「ぎゃっ」ビターン
「ぴっ!?」ビターン
「はうっ!」ビターン
「ぐっ!」ビターン
取り巻き1「あの…皆さん、顔から落ちましたがお怪我はありませんか?」
_
_
男(今来れる人物を誘った)
巫女「お誘い頂き、ありがとうございます」
M.O.B2「何を見るのー?」
留学生「ピクセルだよ!」
M.O.B2「テレビで見たことあるねー」
巫女「予告を拝見したことはありますね」
留学生「え? 知らないの私だけ?」
座敷童「安心せい。儂は知らぬ。そしてこやつも知らぬじゃろう?」
火妖精「…」
巫女「彼女は、確か」
M.O.B2「あのときの妖精さんだー」
火妖精「…よう、あの日以来だな
もっともアンタとはほぼ初対面だが」
M.O.B2「大会見てたよー」
火妖精「だろうね。アタシが見えてるっつーわけだし」
巫女「火妖精さんも一緒に映画をご覧になるのですか」
火妖精「ん。まーな
あんだけ言われちゃどんなもんか気になるし」
留学生「行ってみてからのお楽しみだよ!」
火妖精「そんなわけさ。
まあ、嫌だってんなら離れろなり言ってくれよ」
巫女「どうしてですか?」
火妖精「どうもこうもアンタはアタシが嫌だとは思わないのかよ、もし逆の立場なら」
巫女「…火妖精さんを恨んでいると?」
火妖精「…」
巫女「そういった気持ちが全く無い…と言えば嘘になります」
火妖精「そうかい」
巫女「ですがそれ以上に私は…いえ、私達は火妖精さんと仲良くなりたいと思っておりますよ」
火妖精「ぇ…」
M.O.B2「そだよー。
火妖精ちゃんも今日は一緒に楽しもー」
留学生「そういうこと!」
座敷童「まあ諦めい。
こやつらに関わったが最後
運の尽きじゃて」
火妖精「…運が悪かったってか」
留学生「ううん違うよ
運が付いて来たんだよ。ね?
座敷童」
座敷童「さてのぅ」
巫女「それに
火妖精さんはこうして私や皆さんのことを気にかけて頂けたこと」
巫女「火妖精さんは優しい方なのだと私はそう思ってます」
火妖精「………」
火妖精「…アンタだけじゃねーのな」
男「ん?」
留学生「ね?言った通りでしょ」
火妖精「ああ。変なのは男だけじゃねーって、分かったよ」
男「>>306」
変とは心外だな。火妖精の心根を知れれば、大抵の奴は対応が変わると、俺は思うがな
男「変とは心外だな。火妖精の心根を知れれば、大抵の奴は対応が変わると、俺は思うがな」
火妖精「…アンタは今までがそうだったんだろ」
男「火妖精も今までがそうだった」
巫女「…全ての妖精や人が火妖精さんに悪意を持つ方でないことも確かなのですよ」
男「無色妖精とかな」
火妖精「…」
留学生「信じられない?」
火妖精「いきなり信じろっつーのが無理な話さ」
火妖精「…まあ、アンタ達は冗談でそんなことを言うような奴じゃないのは分かるよ」
座敷童「素直じゃないのぅ」
火妖精「お互い様だろ」
座敷童「お主はお主が信じたいことを選べ。
なに、時間などこれからはいくらでもある
ゆっくりと納得していくと良い」
火妖精「分かってるっつーの。何偉そうに言ってんのさ」
座敷童「お互い様じゃろ?」
火妖精「ぐっ…!」
M.O.B2「仲良しさんだねー」
_
「あいたた…」
「なんで飛べないの?」
「いまのからだにはねはないですよ」
「あっ」
「だから飛んでどうするのって聞いたのに」
「初めに言いなさいよ!?」
「言ったよ!?」
「任務…失敗」
取り巻き1「皆さん」
「ああっとこれはね!そう、これはフランスの挨拶なの!」
「そうなの?」
「ええと…そうなのですか?」
「該当情報は無い。不明」
取り巻き1「フランスにそのような挨拶はありません」
「無いって」
「ないみたいです!」
「新規の情報を入手、登録する」
「知ってるよ!!みんなどっちの味方なの!?」
取り巻き1「ふふっ」
「おぅ?」
取り巻き1「…ごめんなさい、
可笑しくてつい。
体は何ともないようですね」
「う、うん」
「…もう気付いてるでしょ」
取り巻き1「えぇ」
「ちなみにどの辺りから?」
取り巻き1「フランスから、ですね」
「さいしょから…です」
「ダメじゃん」
「あんたにだけは言われたくない!」
取り巻き1「ごめんなさい。
探るような真似をしてしまって、私は取り巻き1と言います」
取り巻き1「こちらへは観光に?」
「んんー、まあそんなとこ」
取り巻き1「そうなのですか。
興味を惹かれたものはありましたか?」
「全部!」
「いろいろ全然違うから見てて飽きないよ」
「まだまだしらないものがたくさんあります!」
取り巻き1「楽しんで頂けてるようですね」
取り巻き1「もしよろしければご案内しましょうか?」
「え?」
取り巻き1「あまり慣れていないご様子でしたので、もし必要ならと思いまして」
「…どうしよ?」
「道案内は無色妖精頼りだし、知らない場所もあるよね?」
「はい。マスターといっしょにいったところしかわからないです…」
「第一目標の判断を」
「うん、火妖精はどうするの?」
「見えないからそのまま探しても良いんじゃない?」
「このからだじゃないのでみえないはずです」
「じゃあ決まりね!」
「お願いします!」
取り巻き1「えぇ。
此方こそ、宜しくお願いします。ええと」
無色妖精「無色妖精です!」
まね子「わたしは」
ツッコミちゃん「こっちはまね子」
まね子「わかってた」
ツッコミちゃん「私は…ツッコミちゃん…。みんなそう呼ぶからそれでいいよ」
「…」
取り巻き1「無色妖精さんに、ツッコミちゃん…さん。
貴方は…?」
「…緊急事態」
まね子「どしたの?」
「自身に名称が存在しない
その為、名乗る行動を用いることが不可能」
無色妖精「なまえがないんですか」オロオロ
ツッコミちゃん「そんなの適当なものでそれっぽく言えば良いでしょ」コソ
まね子「適当なものって?
ここには『じはんき』?しかないけど」コソ
じはんき「了解。現時点を以て
自身の名称は『じはんき』とする」
まね子「え?」
ー
ーー
男(映画館に着いた)
火妖精「ここがエーガカン?ってやつか?」
M.O.B2「そだよー」
留学生「あ、ポスターが貼ってある!もしかしてこれ?」
座敷童「この黄色の妖怪が主人公かの?」
巫女「間違えてはおりませんが…」
留学生「…ゲームのキャラが侵略…」
男「どうかな?」
留学生「すっごく面白そう!男もこういう映画は好きなの?」
男「>>320」
もちろんさぁ☆(某バーガー屋マスコット風)
男「もちろんさぁ☆」
留学生「そうなんだ!
男と同じのが好きなんだ…」
M.O.B2「良かったねー」
留学生「うん!えへへ…」
座敷童「アツいのぅ」
火妖精「何もしてねーぞ」
座敷童「お主はあの桃色が分からぬか?」
火妖精 「桃色ぉ?どこにそんな色あるってのさ」
座敷童「ふふ…青いのぅ」
火妖精「オイ目ぇ大丈夫か?」
火妖精「で?エーガってのは
いつ始まるのさ」
M.O.B2「券買ってー、座ってー、暗くなったら始まるよー」
火妖精「…? 」
巫女「館内で見るものなのですよ」
火妖精「あの中で見れるってことか」
男「もちろんさぁ☆」
―
―
留学生「ここが映画館の中だよ!どう?火妖精」
火妖精「広いんだか狭いんだかわかんねぇ」
M.O.B2「いっぱいのお客さんと見るからねー」
巫女「あちらに映像が映し出されるのですよ」
座敷童「ほう?てれびとは比にならないのぅ」
留学生「あ、そろそろ始まるみたいだよ」
ジャーン
火妖精「アレは何だ?
四角いのに丸い顔してやがる」
座敷童「横顔が開いたの。こやつがぴくせるか?」
男(映画泥棒…)
男「>>326」
まぁ、そいつについては後で説明しておくから、今は気にしなくて良いぞ
男「まぁ、そいつについては後で説明しておくから、今は気にしなくて良いぞ」
火妖精「そうか?…ん、何だあの妙な動きは…?」
座敷童「顔が赤く灯ったの」
火妖精「なんだあの赤いやつ…っあいつ、火を使うのか!?」
留学生「ええと…あれは、サイレンかな」
男(まだ始まってないが大盛り上がりだ)
――1982年 夏
巫女「始まりましたね」
留学生「今より昔のお話なの?」
M.O.B2「うーん、どちらかと言えば回想かなー」
『オープンしたって!?』
座敷童「あやつ盗んだぞ?」
留学生「え、ええ…?」
火妖精「あれはなにさ?あんなにニンゲンが沢山集まってるなんてさ」
巫女「ゲームセンターですね」
火妖精「げーむぅ?」
―――
―――
ツッコミちゃん「なにあれ早い!無色妖精、あれなに?」
無色妖精「え?な、なんでしょう」
取り巻き1「電車に何か?」
じはんき「でんしゃ…?」
取り巻き1「ご存知…ないんですか?」
まね子「しらない!」
取り巻き1「…」
ツッコミちゃん「あ…っ、いや違うの!まね子は見たことなくって!」
まね子「みんな見たことないじゃん」
ツッコミちゃん「そういうこと言わなくていいの!」
取り巻き1「そうですね…私も詳しいとは言えませんが、…あれは電気の力で動いてるんです」
―
取り巻き1「…といった仕組みですね」
無色妖精「でんきさんがおてつだいしてくれたんですね」
ツッコミちゃん「働き者なのね。あんなおっきなでんしゃ?を動かすんだもの」
まね子「でんきさん凄い!」
じはんき「彼等の存在を認識」
ツッコミちゃん「でんきさんって色んな所で、皆を助けてるのね」
取り巻き1「えぇ。生活の中で様々な用途で扱われてますね」
まね子「王さまみたい!」
無色妖精「ほんとだっ!おおさまです!」
取り巻き1(王様…?)
取り巻き1「皆さんの仰っていた、王様とはどのような方なのですか?」
ツッコミちゃん「みんなのお話を聞いてくれるの!」
まね子「願いとか叶えてくれるし!」
無色妖精「あたまもよくて、とってもすごいんです!」
じはんき「尊敬する」
取り巻き1「慕われているのですね。ですが…なぜ王さまなのです?」
まね子「えっとね!おおさまが大会で優勝してからだっけ?」
ツッコミちゃん「そうね。それから後の大会は誰もおおさまにならなかったの」
無色妖精「だからおおさまなんです!」
まね子「大会は凄かったよね!」
ツッコミちゃん「うん。いつも凄かったけど、今回は一番凄かった!」
まね子「特に無色妖精と格闘妖精はみんながわーってなってたよ!」
無色妖精「そ、そうですか?」
ツッコミちゃん「火妖精も見てたけど、みんなも忘れない大会になったと思うわ」
じはんき「称賛に値する」
無色妖精「そうなんですか…えへへ」
まね子「そうそう。
格闘妖精が最後に勝って…あれ?」
ツッコミちゃん「どうしたの?」
まね子「大会って話して大丈夫なことだっけ?」
無色妖精「へ…?あっ」
取り巻き1「えっと…」
ツッコミちゃん「あ"ー!?」
じはんき「口外禁止の命は出ていない…多分」
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