悟飯「TRPG?」 (19)
~それはセルを倒してから数日後のお話~
ブルマ「あ、悟飯君!久し振り」
悟飯「久しぶりって、この前会ったばっかりじゃないですか……」
ブルマ「ベジータなら相変わらず自室よ。なんかしてるらしいわ」
悟飯「分かりました」
ベジータ「?何だ、悟飯か」
悟飯「勉強やりずきると体に毒だべ!ってお母さんに言われて……」
ベジータ「成る程な。カカロットがいないだけでこんな変わるものなのだな…」
悟飯「………ところでベジータさんは何をしてるんですか?」
ベジータ「ああ、最近ある事にハマっていてな」
ベジータ「ゲームみたいなもんだ」
悟飯「ゲームって……レイ○ラとかアルブ○とか?」
ベジータ「そんな電子機器を使うようなゲームじゃない」
ベジータ「TRPGだ」
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悟飯「てぃーあーるピージー?」
ベジータ「悟飯、RPGは知っているだろう?」
悟飯「ああ、ドラ○エとかですか?」
ベジータ「そう。その原型といってもいいそれがこの」
ベジータ「テーブルトークロールプレイングゲームという訳だ」
悟飯「テーブルトーク……!」
ベジータ「まあここまで言えば気付くだろう……御察しの通りこれはテーブルなどで友達もワイワイ喋り、攻略していくゲームなのだ!」
悟飯「……つまり……どういうことなんですか?」
ベジータ「まだイメージしづらいか。もう少し説明してしんぜよう」
ベジータ「例えばだ。ポケ○ンで草むらで引っかかる時があるだろ?」
やせいのキャタピーがあらわれた!
ヒトカゲのひっかく!
ベジータ「これで普通RPGは自動的にランダムで決まるが…」
ベジータ「TRPGは手動なんだ。このサイコロ…いわゆるダイスを使ってだな…」
ベジータ「そうだな、50以上にするか……」
悟飯「?」
ベジータ「この時よく言われるのが1D6とか1D100とかだ。どういう意味かと言うと……」
ベジータ「1D6の場合は、6面ダイスを一回。先に言った方の数の分だけ、後に言われた数分の面があるダイスで振るんだ。」
悟飯「えっ………でもそれじゃ1D100って……」
ベジータ「安心しろ。基本的に1D100は10面ダイス2つだ。どちらかを10の位、もう一つを1の位とする。」
ベジータ「そうだな。下で誰か適当にコンマで試してもらうか。」
悟飯「こ、コンマ?え?」
直下下二桁
ベジータ「危ねえ……56かよ……」
悟飯「?」
ベジータ「10の位と決めたダイスが5、1の位と決めたダイスが6、この時結果56となるな?」
ベジータ「さっき50以上と言ったのはそれ以上なら攻撃成功だよーという事。」
ベジータ「他にも数が小さかったらクリティカル、とか、逆に100近くとかなら、ファンブルなどがある。」
悟飯「意味合い的にご褒美が待ってるんですね分かります」
ベジータ「とまあちょこっと説明したが……」
悟飯「でも雰囲気はあまり伝わってきませんねえ……」
ベジータ「当たり前だ。言ったろう?これは友達でわいわい楽しむ物と……」
ベジータ「…………やるか?」
ベジータ「クリリンやヤムチャ、………あとピッコロ辺りに誘ってみてくれ」
悟飯「あ、は、はい!」
悟飯「無理なおつかい頼まれたな〜はあ………」
20分後〜
ピッコロ「……」
トランクス「……」
悟飯「……」
クリリン「……」
ベジータ「出揃ったか。
ピッコロ「TRPGをすると聞いて……聞き捨てならんな。ベジータ貴様そんなマイナーなゲームを……」
ベジータ「ほほう。その様子だと無知な奴らばかりではなさそうだ。」
悟飯「じゃあ早速やりましょうよ!」
ベジータ「……残念だが悟飯、そんな簡単に始めようと言って始められる物ではない。」
悟飯「……え?」
ピッコロ「言っただろう。電子機器は使わんと……いやまあ、パソコンぐらいは必要になってくるか?」
ピッコロ「これからキャラシート作りやら、シナリオ探しやらせねばならんのだぞ?」
トランクス「ああ。なんか聞いたことがあるような……」
ベジータ「RPGおきまりのステータス決めをするんだ。」
ベジータ「それともう一つ言っておく。このゲームにはプレイヤーといわばゲームの審判者ゲームマスターという人が必要になってくる」
ベジータ「俺はそのGM役に回るからキャラシ作りは貴様らで頼む。」
ベジータ「て事だ。ピッコロ。技能とかそこらの説明は貴様に頼んだぞ?俺はシナリオ探しでちょいと1、2時間いなくなる。」
ピッコロ「ああ任せておけ」
ピッコロ「、そうだ。その前に一つ聞かせてくれ」
ゴニョゴニョ……
クリリン「な、何話してんだろうなー。おい悟飯。本当楽しいゲームなのかこれ?」
悟飯「た、多分、楽しいですよ!きっと!」
ピッコロ「何いいいいい!?」
悟飯「やっぱまずいかも……」
ピッコロ「………とにかく始めるぞ……」
悟飯「それよりピッコロさんはどうしてTRPG知ってたんですか?」
ピッコロ「……いや色々あってだな……動画を見てたら……」
ピッコロ「兎に角、まず貴様らに作る前に一つ忠告しておく……」
ピッコロ「生半可な気持ちでダイス振ったら死ぬぞ」
クリリン「え?」
悟飯「どういう……」
トランクス「ま、まさかそのTRPGのジャンルって……」
ピッコロ「クトゥルフ神話TRPGだ」
トランクス「ニャル子さんェ……」
ピッコロ「ちょっとベジータに報
トランクス「やめて下さい!僕があー!僕そのものがあーー!」
クリリン 悟飯「?」
ピッコロ「クトゥルフ神話は一番難しいジャンルだが、さらに一番有名なんだ。色んなアニメ作品とかでも影響あるんだこれが」
トランクス「その中で僕が見てるのが這いよれに
ピッコロ「話を続けるぞ。これは普通の一般人が、ゾンビやら架空の化物やらと戦っていくと言った感じのやつだ。」
ピッコロ「だから戦闘シーンも意外と難しかったりする。ステータスが低ければな」
ピッコロ「だからと言って、技能で戦闘系ばかりとるのもだめだ。敵の本拠地に潜入、なんてのもおきまりのパターンだ。ただの脳筋じゃダメだってことだ」
ピッコロ「話追いつけてるか?」
悟飯「あ、はい。」(多分)
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