陰鬱な音色の室内楽が流れていた。
千夜「んーんーんー」
男「まあまあ慌てなさんなって千夜さんよ」
ギャグボールを咥えさせら磔にされた少女の目の前に2台の手術台が並んでいた。
その上には少女のペットである「あんこ」、そしてもう一方の台にはその恋人である「ティッピー」が寝かされていた。
二羽とも薬で眠らされているのかピクリとも動かない。
男「安心しなって。キミはあくまで立会人だ」
男「大人しくしてればちゃんと帰してあげるって」
男「これからこのあんこが本当にティッピーを愛してるのか確かめるだけさ」
男はそういうと二羽の口へタオル押し付けた。
途端に二羽は身体をバタバタを捩じらせ覚醒したのである。
男「おはよう」
男「じゃあまずはどれほど愛しあってるのかためさせてもらうぞ?」
そういうと男はあんことティッピーを小さな籠へと放り込んだ。
↓1はあんこの行動を選択してください。
1.あんこ「ティッピー大丈夫?」
2.あんこ「交尾しよう」
3.あんこ「人前で交尾なんて恥ずかしいよお」
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男「どうした?あんこ?」
あんこ「・・・」
ティッピー「あわわ」
あんこはティッピーへ抱きついては身体をじゃれつかせいたる所のにおいを嗅いでいた。
男「まさか人前じゃ恥ずかしいとでも言うつもりなのかな?」
あんこ「・・・」
男「いいだろう。僕はしばらく席を外すとしよう」
あんこ「!!」
男「精々楽しめ」
~10分後~
千夜「………」
男「千夜ちゃんどうだったかな?キミのペットは?」
男は視線を籠へと移す。
そこにはがむしゃらに腰を振るあんこともはや諦めの顔、死んだ目でなされるがままなティッピーがいた。
男「ふふふ。大した愛の形だ」
男がリモコンを操作すると、正面モニターに泣き叫ぶ少女たちの姿が映し出される。
少女たちは皆屈強な男たちに玩具の様に扱われており、その表情も叫びも演技とは思えないモノであった。
男「ある廃校で行われた肝試し中の悲劇でね。酷い話だったー」
男「参加した教師を含む7人の少女たちが4人の男たちに次々とレイプされていくというものだったー」
男「彼女たちに比べれば愛するあんこと結ばれたティッピーは幸せ者だなあ?」
男「そう思わないかー?千夜くん」
千夜「んーんー」
男の語り、モニターに映し出される惨劇など気にも留めずあんこはマウンティングを続けた。
やがてあんこは疲れ果てたのかティッピーから離れた。
モニター内での惨劇も終わったのかアップで映し出された呆けた表情の少女とティッピーはただ見詰め合うだけであった。
男「さあ次はあんこの愛の覚悟をためさせてもらうぞー?」
あんこ「・・・」
男は籠からあんこだけを取り出し台の上へと戻し鎖のついた首輪をつける。
そして籠に透明な仕切り板を入れてから盛りのついたオスウサギを放り込んだ。
「交尾したくてたまらない」そんな目を血走らせたウサギであった。
男「愛するティッピーのためにあんこには身体の一部を差し出してもらう」
男「そうしたらあの籠からティッピーも出してやろう」
あんこ「・・・」
男「さぁどうするー?」
↓1は選択してください。
1.あんこは愛するティッピーのために身体をさしだした。
2.ごめんねティッピー。
1が選択された場合↓2はどの部位を差し出すかを記載。
男「さあ……どうするんだー?」
男「なぁに。ティッピーを見捨てたって誰も責めやしないさぁ」
男「なあ?千夜くん」
なかなか決断を出来ないあんこを尻目に、ふざけた口調で千夜に同意を求める男。
そんな男に対してあんこは「お前なんか苦しみながら死んじゃえ」という非難の眼差しを向けていた。
――ボクはそんな最低な雄じゃないんだぞ!!
意を決しあんこは自らの―――を差し出すのであった。
↓1はあんこがどこを差し出すか選択してください。
1.耳
2.目
3.手
4.足
5.王冠
6.尻尾
7.歯
直前にケツとあったので↑の選択は無しとします。
意を決しあんこは自らのケツを差し出すのであった。
男「ほう。ケツを差し出すか」
あんこ「・・・」
男があんこのケツを撫で回すもあんこは微動だにしなかった。
これぞあんこの決意の顕れである。
男「ではご希望通りそのケツをいただこう」
そう言うと男は何やらを取り出すのであった。
↓1のコンマ(一桁)で判定されます。
0~4.花火
5~8.バイブ
9.ペニス
男「コイツを使うとしようか?」
男が取り出した物………それは少々特殊な形をした手持ち用の花火であった。
男「来い」
あんこの首輪を外しティッピーの容れられた籠の前へと移動すると、男はあんこを逆さまの姿勢にし身体を固定すると、そのままおもむろにあんこの肛門へ花火を突き挿した。
あんこ「!!」
男「ふふふ。あんこの愛を確かめると同時に元気を失ったティッピーへ綺麗な花火を見せてやろうなあ?」
千夜「んーんーんー」
男「ふふふ。流石だな。退屈だった千夜くんも既にあんなおおはしゃぎだぁ」
男「じゃー頑張れぇ」
その言葉と同時にあんこを固定台とした花火は綺麗な火柱をあげるのであった。
あんこ「・・・」
火の粉が容赦なくあんこへ降り注ぐ。
千夜「んんんー」
あんこの身を案じてか千夜が何やら喚いているが、あんこは微動だにしなかった。
その間も花火の火薬部分はどんどん短くなってゆくが、肝心のティッピーは相変わらずぐったりしたままであった。
男「ふふふ。本番はこれから。精々頑張れあんこ」
あんこ「!!」
それまでまるで動じなかったあんこが突如暴れだす。
そう……花火の火薬部分があんこの肛門へ差し込まれた部分へと達したのだ。
花火はあんこの可愛らしい肛門入り口を焦がす。
そしてその炎はあんこの腸をも焦がそうとしていた。
あんこ「―――」
男「花火だけでなくダンスでもティッピーを元気づけようとは素晴らしい愛だぁ」
あんこは必死に身を捩じらせるが、その身体はしっかり逃げれぬよう固定されておりカポエラもどきの様に踊る事しか出来ないのであった。
あんこは痛みのあまりか失禁をしてしまう。
ダンスにあわせ勢いよく小便を撒き散らすあんこ。
男「おお。さらに水芸までもかぁ」
男「さすがは甘兎庵自慢の看板うさぎ。教育が行き届いているなぁ」
千夜「んーーー!!」
やがて花火は燃え尽きケツから煙をあげながら力尽きるあんこの姿があった。
ティッピー「………」
しかしあんこの奮闘も空しくティッピーはその間もずっと放心したままであった……。
男「ほら。飲め」
男は台の上に寝かされ肛門への治療を受けたあんこに水分補給をさせた。
流石にダメージがでかかったのか大人しく口へ突っ込まれたストローを吸っていた。
男「このくらいにしようか」
そう言うとあんこの口からストローを抜き、隣の台で同様にぐったりしているティッピーへも水分を取らせた。
男「………」
あんことの交尾がよほどショックだったのか一向に目に光が戻らない。
男「ふむ」
千夜「………」
そして最後に千夜へも水分を補給させてやる。
先ほどまでずっと暴れていたが、今は疲れたのか大人しくしていた。
男「ほら飲むんだ」
ギャグボールを外しストローを口へ押し当て時だった。
千夜は男に対して………
↓1は千夜が男になにを言ったか希望内容を記載してください。
千夜「あんたも私をいじめるのね、あの糞親父のように!」
突然千夜はそんな事を口走り始めたが男には何の事かさっぱりであった。
男「なんの話だ?」
千夜「とぼけないで!幼かった私を毎日いじめたくせに」
千夜「そんな私に生きる希望をくれたあんこまで奪うっていうの?」
男「何の話かさっぱりだ」
男は千夜の言葉を無視し強引に水分を取らせた。
あんこの横たわる台へ戻り治療に使った器具を片付ける。
そしてあんこの肛門内から取り出した花火の燃えカスを見て思う。
そこにはあんこの焼けた肉がこびりついていた。
男「そうか。お腹が空いたから嫌な事を思い出したんだなぁ」
男「ならあんこに一肌脱いでもらおうか?」
男「あんこぉ。千夜もティッピーも空腹のせいで元気が無い」
男「何か食わせてやりたいが、生憎何も無くてなー」
あんこ「・・・」
男「そこでお前に新鮮なお肉を提供してもらいたい」
あんこ「!!」
男の手に握られた鈍く光る鉈を見て、それまで白く濁っていたあんこの瞳が一気に黒々としてゆく。
男「愛する者たちのためならこれ位どうって事は無いだろぉ?」
↓1はあんこの行動を選択してください。
1.素直に身体を差し出す
2.いやだいやだいやだ!!
いやだ!!いやだ!!いやだ!!
そう言わんばかりにあんこは身体を必死に捩じらせていた。
男「やっぱり嫌かあ?」
男の問いに答えるかのようにあんこは拘束された身体を更によじらせた。
そんなあんこの様子を見ながら男は「残念だぁ」と呟きながら、新たにあんこへ問いかけた。
男「でも千夜とティッピーには何か食べさせてやりたいよなあ?」
それに対しあんこは……
↓1は選択してください
1.はい
2.いいえ
あと10分くらい反応がなければ
↑のコンマ(一桁)がちょうど1なので1でいかせて貰いますね。
あんこは男のその発言に対し一瞬ではあるが身体のバタつきを止めた。
男「それにお前も実はお腹が空いているのだろぉ?」
先ほどケツの治療後に菓子を食っていた自分をあんこがとてもあんな怪我をした直後とは思えぬギラギラとした眼光で、ずっと見つめ続けていた事を見逃してはいなかった。
あんこ「・・・」
男「仕方ない。ならあのオスウサギに犠牲になってもらうかぁ」
そう言うと男は籠内に放置されていたオスウサギを引きずり出しと同時に、躊躇うことなく手に持っていた鉈を振り下ろすのであった。
男「どうだぁ旨いかぁ?」
千夜「うっ…うっ…」
男「あんこが己の身を差し出さなかったせいで、このウサギは死んだんだぁ」
男「命を無駄にするんじゃぁない」
そう言いながら男は調理したオスウサギの肉を千夜の口へ半ば強引に押し込んでいった。
男「どうだティッピー。ちゃんと食ってるかぁ?」
しかしティッピーの前に盛られた肉は減っていない。
男「ダメじゃないかぁ。ティッピーはママになるんだぁ。しっかり精をつけておけぇ」
そして最後にあんこへと視線を向けた。
そこには……
↓は選択してください。
1.一心不乱に肉を頬張るあんこが
2.あんこも食べようとしてなかった
あんこの前に置かれた肉も減っている様子は無かった。
男「食べないのかぁ?」
あんこ「・・・」
男「あんこぉ。こいつはおまえの代わりに犠牲になったんだぞ?」
男「申し訳ないとは思わないのかぁ?」
男は無理矢理あんこへ肉を食わせようとしたがあんこは食べようとしない。
男「何が気に入らないんだ?」
↓1以降は理由を選択してください(2票先取)
1.こんなゴミ食べられないよ
2.こんな物よりスイーツを食べさせて
3.ごめんねボクのせいで・・・
3を選択した場合さらにこちらからも選択してください
A.ティッピーにこんな物を食べさせる事になるなんて。
B.どこのウサギか知らないけどごめんね。
C.でもボクのためにその命を使えたんだから本望だよね?
D.その他(内容記載)
千夜「わからないの?」
千夜「あんこは自分のせいで殺されたそのウサギに対して申し訳ない気持ちでいっぱいなのよ?」
千夜「あんこを見なさい!」
男「んん?」
あんこ「・・・」
そこにはポツンと座り込むあんこが居た。
よくよく見ればそのうつろな瞳からはポロポロと涙がこぼれていた。
男「!!」
千夜「アンタみたいな変態にはわからないでしょ?」
千夜「あんこは心を痛めてるの。あんこは慈愛に満ちたとっても優しい子なのよ?」
男「おお……なんてことだ………これが愛なのか?」
男はあんこの涙に対し
↓1は選択してください。
1.感動した
2.感動しない。
男「ああ感動したぞぉ!!感動したぁ!!」
男「当初予定していたのとは少し違うが愛で俺は感動したぁ」
千夜は歓喜に震える男を見ながら思った。
この男は私に言った「あんこがもし感動させてくれたら解放してやろう」と
これでこの悪夢のような催しは終わるのだ。
そう安堵の息をついた時であった
男「よし!あんこ……もっともーっと俺を感動させてくれぇ」
千夜「!?」
千夜「そ、そんな……話が……」
男はあんこの前に置かれた食器を勢いよく地面へ払いのけると、あんこを手術台へ拘束した。
そして続けてティッピーも隣の台へと拘束する。
男「感動したのは本当だぁ。だから今度こそティッピーへの愛で俺を感動させてくれぇ」
そういうと男は鈍くギラギラと光るメスを取り出しティッピーの腹部へ軽く当てる。
男「あんこー。これからお前に試練を与えようと思う」
男「今からお前の睾丸をこのペンチで握りつぶす」
あんこ「・・・」
男「ティッピーはさっきの交尾できっと受精しただろう」
男「だからもう必要無いよなぁ?」
男「あんこ、睾丸をティッピーのために差し出すんだぁ」
男「もし嫌だって言うなら、俺はこれからティッピーの子宮を摘出する」
ティッピー「ふぁっ!?」
男「もちろん麻酔も何もなしでだ」
男「あんこパパァ。愛するお嫁さんとまだ見ぬ我が仔のためなら……出来るよなぁ?」
男「愛の力で俺を感動させてくれよぉ?」
男の言葉にあんこは……
1.全力で拒否
2.愛するティッピーのためならボクの睾丸くらい
>>41のは↓1以降が選択してください。
2票先取です。
選択肢追加
男の言葉にあんこは……
↓1以降が選択してください(2票先取)
1.全力で拒否
2.愛するティッピーのためならボクの睾丸くらい
3.愛のために戦うぞ!!(方法を記載してください)
うーん。
流石に戦う決意した後で自害じゃイミフなのでノーカンでぇ
↓1以降再募集
あんこはなかなか決断できないようであった。
まぁそれも無理もない事であろう。
男「どうしたぁ?あんこぉ」
あんこ「・・・」
あんこは自身を覗き込んできた男の顔をジーっと見据えた。
その瞳はうつろだが同時にとても深い深淵を秘めており、見続けていると吸い込まれそうになる錯覚を覚えさせる。
男「んん?」
男はあんこが口をモゴモゴと動かしている事に気づいた。
男「まさか死んで逃げる気じゃないだろーなー?」
男「言っておくがお前が死んでも僕は感動なんかしないぞぉ?」
男「むしろ失望させた罰としてこの後はティッピーちゃんと千夜ちゃんに僕を感動させてもらおうかなぁ?」
あんこ「・・・」
男「それでもいいなら好きにしろぉ」
↓1で募集継続
現在1~3一票状態
あんこ死ね
というわけで3、>>49と同じで
あ、じゃあ俺も3でw
普段全然なのに短時間でこれだけ連続とか少し勘ぐってしまうが
まあ3でいきますかぁ
↓1より本文
あんこ「!!」
次の瞬間あんこは一度大きくビクンと痙攣をすると、拘束された身体を悶えさせ苦しみだす。
どうやら舌を噛み切ったようだ。
男「ふん。どうせ助からないならって自分だけ楽な方へ逃げたかぁ」
男「ホントに最低なうさちゃんだなあ」
千夜「んーんーんー」
男「んー?」
悶えるあんこを見ながら千夜が必死に何かを訴えているようだ。
どうせ「あんこあんこ」と喚くだけなのだろうが、せめて最後に愛するご主人の声くらい聞かせてやるかと、男は千夜のギャグボールを外してやる。
男「まったく。死んだらキミに代わりになってもらうって言ったのに酷いヤツだよねえ?」
男「ほぉら。薄情なペットになにか言ってやれぇ」
千夜「ふざけないで!!」
男「あぁ?」
千夜「あんこは逃げたんじゃないわ。あんこは自害によって……自分が死ぬことで、アンタに死の重みを教えようとしてるのよ?」
千夜「あんこは自己犠牲を厭わない戦い方をした。私の相棒として、ティッピーの旦那様として立派に矜持を示した」
千夜「アンタにはそれがわからいの?」
男「!!」
千夜は涙を流しながら男へあんこの決意を熱く語る。
なんということだ。
そうなのか?あんこ?
男は急ぎあんこへと駆け寄るとその顔を覗き込んだ。
そこにはキリッとした表情で旅立とうとするあんこが居た。
それはとても恐怖に耐え切れず逃げ出す臆病者のそれではなかった。
千夜「あんこぉ……立派よ……」
ティッピー「………」(ボケー
あんこ「・・・」(ピクピク
男「なんてことだ」
男「……感動した」
男「かんどぉしたぞぉーッ!!」
男は歓喜に震えた。
そして大急ぎであんこの拘束を解くと何やらゴソゴソと始めだした。
男「死なせないぞぉ。あんこぉ。お前を死なせたりしないぞ」
千夜「え?」
突然、男はあんこへの治療を始めだしたのだった。
―――
―――
―――
治療の結果あんこはなんとか一命を取り留めた。
そしてそこからは千夜も驚くばかりであった。
それから数日が経ったが男はまるで人が変わったかのようにあんこへ献身的に尽くした。
そして自分とティッピーへ対しても逃げられないように監禁こそしていたが、男は献身的に尽くした。
男「なぜかって?感動をくれたんだ。このくらいのことはさせてくれ」
男「あんこがもう少し元気になったらちゃんと解放してあげるよ」
男「そして僕は自首する」
全面的に信用する訳ではないが実際男は自分たちに尽くし、自由や外部との接触以外の望むことは可能な限り全て叶えてくれた……。
千夜「色々あったけど……私たちもうすぐ元の生活に戻れるのね」
あんこ「・・・」
ティッピー「………」(ボケー
ティッピーにじゃれつくあんこの背中を撫でながら千夜はこれからを考えた。
チノちゃんもココアちゃんもきっとティッピーがあんこの仔供たちを産んだら驚くだろう。
だが同時に二人を祝福してくれるだろう。
シャロちゃんはあんこがティッピーや仔供たちばかり構うようになったら寂しい思いをするようになるかもしれないけど、きっとあんこ同様にシャロちゃんに懐きシャロちゃんも可愛がってくれるに違いない。
千夜「早く仔供たちが見たいねー。あんこ、ティッピー」
それから更に数日がたった。
男「そろそろ大丈夫そうだね」
千夜「……じゃあ。早く私たちを解放して」
男「ああ。わかってるよ」
流石に千夜も少々苛立っているようである。
だが男は特に気にする様子もなく相変わらずマイペースである。
男「落ち着いて。明日には解放してあげるから」
男「だからほら。あんこくんへ今日のお薬を飲ませて」
男「それにほら千夜くんも折角持ってきたケーキを食べて。有名なお店のなんだよ?」
納得いかない千夜だったが恐らく何を言っても無駄だろうと悟ったのか、明日には解放する約束を取り付けこの場は下がることにした。
男「それじゃぁまた後で」
男が部屋を出て行きしばらくしてから、千夜はティッピーにじゃれついていたあんこにお薬を飲ませた。
しばらくしてあんこは疲れたのか眠ってしまう。
千夜「うふふ。あんこったら」
眠るあんことその寝顔を見守るティッピーを微笑ましく見ながら、千夜は男が置いていったケーキを口へと運ぶのであった。
宙吊りにされた自分とその横にブラさがるティッピーを見て千夜は怒りを露にした。
男「ん?これからあんこにもう一度感動させてもらうためだよ?」
千夜「なっ……何を言ってるの?約束がちが……」
男「感動したのは本当だよ?でもね。あれくらいじゃ解放するにはやっぱり足りないんだよ」
正面に立っていた男が横にスっとどく。
その瞬間、千夜の眼に床に転がされているあんこが飛び込んできた。
千夜「あんこ!!」
男「大丈夫。あんこは無事だよぉ。なんといってもこれから頑張ってもらうんだからね」
あんこまでとの距離はほんの2メートル前後であった。
この足が地に付けばすぐにでも駆け寄って抱きしめられる距離だった。
男「ほらあんこ。起きるんだ」
程なく初めてここへきた時同様にタオルを口へ押し当てられたあんこは眼を覚ます。
目の前の千夜とティッピーに気づいたあんこはすぐに駆け寄ろうとするが、その身は男にガッシリと捕まれ手足は空を切るだけであった。
男「ふふ。あんここれからキミはその愛で千夜ちゃんとティッピーちゃんを助けるんだ」
男はそう言うとメスを取り出しチラつかせた。
千夜「な、なにをする気なの?」
男「これからあんこのお腹を切り開いて腸を取り出す」
男「そしてその腸をこのフックへ取り付ける」
男は自分の足元に固定されたフックを爪先で軽く小突きながら続けた。
男「あんこくんにはそのまま千夜ちゃんたちの許へと行ってもらう」
千夜の顔から見る見る血の気が引いていくのが男は気にすることなく説明を続けた。
男「あんこくんの大きさを考えればギリギリ届かないだろう」
男「そ・こ・で・だ」
ガランと男の足元に裁ちバサミが転がされた。
男「このハサミであんこくんには自分の腸を切断してもらう」
男「そしてそのまま千夜ちゃんたちを吊り下げているロープを切る」
男「そうしたら千夜ちゃんたちは今度こそ解放してあげよう」
千夜「そ、そんなことしたら……あんこは……」
男「当然死ぬだろうね」
男「だけど。既に一度捨てた命だろ?」
男「素晴らしい自己犠牲の精神でぇ」
男「ならもう一度くらい、愛があれば平気で投げ出せるはずだよね?」
あんこのお腹を撫でながら、男はあんこをジーっと見つめた。
千夜「で、でもウサギのあんこにハサミなんて……」
男「確かに普通のウサギにハサミなんて使えないがスプーン器用に持てるあんこなら大丈夫だろぉ?」
そういうと男は無慈悲にあんこの腹部に切れ込みを入れ、腸を引き釣り出した。
あんこ「―――」
そして痙攣するあんこを床へおろし腸をフックへと固定する。
男「さあ頑張るんだーあんこー」
最後の試練が始まった。
果たしてあんこは?
↓1以降は選択してください(2票先取)
1.あんこはハサミを拾いゆっくりと千夜たちのもとへ前進しだした。
2.男の足にすがりつき惨めに命乞いをしだした。
3.千夜たちを無視し逃げ出そうとした。
あんこ「・・・」
あんこは痛みのためか、恐怖のためかその場から全く動こうとしなかった。
男「ほら。さっさと動かないかー?」
男が軽くあんこを小突くとあんこは男に背を向け駆け出す。
だがその方角は千夜とティッピーのいる方向とは真逆であった。
あんこ「―――」
当然ながら移動の向きに関係なくあんこは移動すれば腸を引きずり出される状態だ。
すぐにあんこは歩みを止め、その場に蹲ってしまう。
その様子からあんこが千夜たちのことを気にしてるようにはまったく見えなかった。
男「あれが自己犠牲を厭わない者の姿かぁ?」
男「前回のはやはりパニックになり過って舌を噛み切ったか、恐怖に耐え切れなかっただけみたいだなぁ?」
男は千夜のもとへ歩み寄りながら愉快そうに嗤っていた。
男「まったく感動して損したぁ。この罪は重いぞぉ?あんこぉ」
あんこ「―――」(プルプルプル
男の言葉など聞こえぬのかあんこは痛みと恐怖のせいか、その小さな身体をさらに小さく丸めながらプルプルと震え続けていた。
あんこは一体なにを思っているのだろう?
ふとそんな考えが頭をよぎったが、どうせあんこの頭には交尾と暴食と可愛い自分のことしかないのだろう。
男「お前みたいなのに愛だの感動だのを求めたのは僕のミスだったようだぁ」
男の表情は嘲笑から落胆へと変わっていき、その視線もあんこから千夜とティッピーへと移された。
千夜は怒りのあまりプルプルと震え言葉を上手く紡ぐことが出来ずに、ティッピーは相変わらず心ここに在らずといった様子であった。
男「もうアレにはなんの期待も出来そうも無い」
男「どうだ?千夜ちゃんとティッピーが代わりにあんこを救ってみないか?」
千夜「……何を言って……」
男「なあに。キミたちにあんこと同じ状態になってもらう」
男「そしてあんこのもとまでいければ代わりにあんこは助けてあげよう」
男「そしてもしかしたら千夜ちゃんたちも助かるかもしれないぞぉ?」
男「もっとも死ぬほど痛いだろうけどなぁ」
男のとんでもない提案。
これに対して千夜とティッピー……そしてあんこは……。
↓1は千夜の行動を選択。
1.わかったやるわ。
2.あんこ助けて
3.男へ暴言を浴びせる(内容記載)
↓2はティッピーの行動を選択。
1.わしが犠牲になるから千夜とあんこを助けてやってくれ
2.放心状態のまま
3.男orあんこへ暴言を(どちらへかと内容記載)
↓3はあんこの行動を選択。
1.二人をそんな目に合わせるわけにはいかないゾ
2.助けて千夜。ティッピー
3.男様。ボクを助けてください。代わりにボクのペットのシャロを好きにしていいから。
ご意見ありがとうございます。
心に留めておきます。
では>>71のは↓1以降で。
>>71のに選択肢を追加します。
↓1は千夜の行動を選択。
1.わかったやるわ。
2.あんこ助けて
3.男へ暴言を浴びせる(内容記載)
4.男へ冷ややかな視線を浴びせる
↓2はティッピーの行動を選択。
1.わしが犠牲になるから千夜とあんこを助けてやってくれ
2.放心状態のまま
3.男orあんこへ暴言を(どちらへかと内容記載)
4.気がふれる
↓3はあんこの行動を選択。
1.二人をそんな目に合わせるわけにはいかないゾ
2.助けて千夜。ティッピー
3.男様。ボクを助けてください。代わりにボクのペットのシャロを好きにしていいから。
4.ボクの愛が全てを終わらせるんだ。だってボクはごちうさランドのプリンスだい。
男「どうしたぁ?」
口元をわなわなと震わせるだけで千夜は返事を返さない。
代わりにその視線があんこへと向けられた。
あんこに助けを求めているのだろうか?
そしてティッピーはというと相変わらず呆けた表情のままである。
男「なぁに恥ずかしがる事はない。愛なんてそんなものだぁ」
男「しょせん可愛いのは自分自身だけ」
男「普段愛してるだの、一番大切だののたまってる連中だっていざ自分が死ぬかもしれない局面にさしかかれば、平気でそいつを見捨てる」
男「特にあんこみたいに相手を性欲の対象としてしか見てないような奴のためなら当然だぁ」
男「千夜ちゃんも本当は気づいてたんじゃないかあ?あんこがティッピーやシャロをどう見てたか……ティッピーやシャロがどんな思いをしていたかぁ」
男「最低のゲス野郎がたまたま見ず知らずのオスか飼いウサギだったかの違いだ」
男「お前は自分のペットがそんな最低のオスだなんて思いたくないから皆あんこが大好きだと思い込もうとしてただけだぁ」
男「自分を含めてなぁ」
男が低く笑いだした時であった。
背後からカチャカチャと小さく何か金属が引きずられる様な音が聞こえてきた。
男「ん?」
千夜「あッ!!」
あんこ「・・・」
そこにはハサミを前足にひっかけ、ヨチヨチ歩きではあるが確かにこちらへ向かってくるあんこがいた。
男「おおっ」
そしてその瞳には「二人をそんな目に合わせるわけにはいかない。ボクが助けなければ」という確かな決意の炎が灯っていた。
男「あんこぉ。お前って奴はぁ」
千夜「あんこ。無茶しないで死んじゃう」
男はあんこの横へと駆け寄りあんこを見守った。
あんこ「・・・」
あんこは息も絶え絶えに、這いずった後に血の道を作りながらも確かに千夜たちのもとへ向かってゆく。
男「おおおーーー。頑張れあんこぉ」
男「もうちょっとだぁ」
千夜「あんこーあんこー」
ティッピー「………」
あんこ「・・・」
そしてあんこはついに千夜たちまであと一歩の位置まで来た。
しかし、あんこの身体はそこで止まってしまう。
これ以上先へ進むためにはまずは己のはみ出ている腸を切断しなければならない。
男「ほらっ頑張れあんこ!あと少しだぁ」
男がエールを送る。
あんこ「・・・」
あんこはプルプルと震えながら一度コロンと転がり仰向けの体勢となった。
その際にあんこはコポコポと咳き込み、口から真っ赤な泡をプクプクと吐き出していた。
千夜「あんこぉもういいのやめてぇ」
足元のあんこを見ながら千夜が泣き叫ぶ。
だがあんこはそんな千夜の言葉を無視しハサミを両手で器用に持ち直すと……
↓1は選択してください。
1.あんこは躊躇うこと無く自分の腸を切断した
2.やっぱり怖いよ。お慈悲を・・・ください・・・
3.しばらく躊躇ったがあんこは自分の腸を切断し始めた
選択肢に追加。
↓1は選択してください。
1.あんこは躊躇うこと無く自分の腸を切断した
2.やっぱり怖いよ。お慈悲を・・・ください・・・
3.しばらく躊躇ったがあんこは自分の腸を切断し始めた
4.あんこが腸を切ろうとしたその時、お前ら参上(コンマが77の場合成功、それ以外の場合は強制的に3選択で進行)
―ヂョキン―
あんこは躊躇うこと無く自分の腸を切断した。
小さいがベチャリと嫌な音をたて腸が床へばりつく。
男「おおお。凄いぞあんこ」
男「キミならと思って期待してたけど……まさか本当にやるとは」
あんこのすぐ横で興奮気味の男を他所に、あんこは最後の力を振り絞りながらズリズリと千夜とティッピーを吊り下げるロープのもとへ這っていく。
あんこ「―――」
あんこの口からは弱弱しい呼吸音とも泣き声ともとれる音が漏れ続けていた。
男「ほらぁあと少しだぁ。頑張れッ頑張れッ!!」
男「お前なら……あんこなら奇跡をおこせる。もうちょっとだ」
千夜「はぁはぁはぁ」
興奮状態の男とは対照的に千夜はずっとそんなあんこを息を荒くしながら嗚咽を漏らし見守り続けた。
そしてあんこはついに千夜たちを固定するロープのもとへたどり着いた。
あんこ「ピュー…ピュー…」
もういつ息絶えてもおかしくないあんこは、それでも必死にハサミの刃をロープへと擦り付け始めるのであった。
男「そうそうそう。よーしよしよし」
あんこ「ヒューヒューヒュー……」
あんこはその小さな身体を震わせながら、いつ消えるかもわからぬ命の炎を必死に燃やしながらロープにハサミをこすり続けた。
その様は在りし日にティッピーやシャロへ身体を擦り付けている姿を彷彿させた。
男「いけるぞーいけるぞぉ。もうちょっともうちょっとで奇跡だぞぉ」
男「頑張れ頑張れ。あと少しあと少し」
千夜「はぁはぁ……あんこぉ……」
男の声援を……千夜の悲痛な声を背にあんこは無我夢中でハサミをこすり続けた。
そしてあんこの愛の力で頑丈なロープは見る見る細くなっていった。
あとほんのわずかでロープは千夜たちの重さに耐え切れず千切れるだろう。
あんこ「・・・」
あんこの瞳に光が戻る。
それは「ボクは千夜とティッピーを救えた」そんな希望と安堵の光であった。
―――だが
あんこ「!!」
あんこの瞳が瞬く間に再び光を失っていった。
あんこの瞳に繊維以外の物……鈍く光る線が飛び込んできたのであった。
男「針金。大丈夫。時間かければ切れるから」
男「ほら。落ち着いて頑張るんだ」
男は手が止まりかけているあんこへ再度エールを送った。
あんこ「・・・」
あんこは再び弱弱しくだがシコシコと刃を針金へと擦り付け始めた。
しかし―――
あんこ「ブピュッ」
そんな奇妙な声をあげるのと同時にあんこは口から血の塊を吐き出し………そしてゆっくりと崩れ落ちていくのであった………。
千夜「あんこーーーー」
男「おいッ!!あんこ!?おいッ?」
男はあんこへ駆け寄るとあんこの身体を持ち上げた……そして……
男「終わったかぁ……お疲れさん」
そう言うとそのままあんこを千夜とティッピーの正面へと横たえるのであった。
男がCDプレイヤーを操作すると室内に陰鬱な曲が流れはじめる。
それは初めてこの部屋へ来た時にかけられていた曲と同じものであったが、以前と違う点……それは千夜の嗚咽と絡みあい、なんとも恨みがましい音色となって室内をくねり回っている点であった。
男「残念だったなぁ」
男「あんこの愛の力は確かに見させてもらったぁ」
男「でも……キミたちを助けるには至らない……なんとも儚く淡い輝きの愛だったぁ」
もはやただの置物以下の存在となったあんこを見ながら男は千夜とティッピーへ向け言葉を続ける。
その間も千夜は嗚咽を漏らし続け、ティッピーも反応らしい反応が無いままである。
男「感動が足りない……だから千夜ちゃん。キミの命の輝き、最後の生命力を見せて僕を感動させてくれないかぁ?」
千夜「………」
男「何とか言えー」
男は軽く千夜の頬を叩く。
千夜「――ッ」
頬を叩かれた千夜は男を睨みつけながら正面へ向き直ると……
↓1以降は千夜の行動を選択してください(2票先取)
1.男へ暴言を吐く(希望があれば記載)
2.命乞いをする
3.気がふれてしまう
クソスレ終了
>>91は男へ暴言を吐いたものとし1とカウントします。
千夜「哀れな人ね」
男「何?」
千夜「貴方、誰からも愛されたことが無いのね?」
千夜「もし誰かに愛されたならこんな心の無い酷いことなんてしたりしないわよね?」
千夜「誰も貴方を止める人が居なかったってことは、それは貴方が誰からも愛されて無かったってことよ」
千夜「だから寂しくて寂しくてしょうがなくて、こんなバカなことしてるんでしょ?」
男「………」
千夜「図星でしょ?」
千夜「可哀想だね?」
千夜「ふふ……かわいそう…ふふ。さみしいね」
千夜は淡々と男へ憐みの視線とともに、その言葉を叩きつけた。
その唇はわずかに端を歪ませていたが、それは恐怖や怒りによる震えからではなく、ただただ冷淡な嘲笑によるものだと男はすぐに理解するのであった。
次の瞬間、男は怒りに身を任せチェーンソーのエンジンを噴かせ、そしてそれをそのまま千夜の腹部へと突き刺した。
「がああああああ」………そんなとても少女のあげるものとは思えぬ咆哮をあげ千夜は口から盛大に血を吐き出した。
だが男の気は治まらず引き抜いたチェーンソーを今度は自分を凄まじい形相で睨みつける千夜の首めがけ薙ぐ
ぐちゃぐちゃと血と肉が飛び散り、骨が砕ける嫌な音がすると同時に千夜の首は宙高くに舞い上がり……そして――
男「ぐああああああああああああ」
なんと千切れ舞った千夜の首は男の喉元めがけ落下すると、そのまま勢いよく噛み付いたのである。
男はなんとかソレを引き剥がそうとするが、首はしっかりと獣のように噛み付き離れる気配が無い。
男「ぬあっ」
男はやっとの思いで千夜の首を引き剥がすが、その際に肉を盛大に食いちぎられ血が勢いよく噴出した。
だが安堵する間もなく、よろめく男の足首を突如鋭い痛みが襲う。
男「ぎゃっ!?」
あんこ「・・・」
そこにはハサミを抱きかかえたあんこが居た。
あんこは最後の力を振り絞り男へ一矢報いたのである。
男「くっ……かぁ……あっ……」
男はそのまま勢いよく仰向けに倒れこむとビクンビクンと痙攣をしながら動きを止めた。
その際にゴロンと手に持っていた千夜の生首が床へ転がり、やがてソレはあんこの隣でピタリと回転を止めるのであった。
あんこ「・・・」
千夜「………」
見つめ合う一人と一羽。
やがてあんこはどこか安堵したような表情を浮かべると、ゆっくりとその瞳を閉じていった。
そしてその様を確認してから後を追うように千夜もゆっくりと目を閉じるのであった。
――エピローグ――
ココア「見てチノちゃん。今日もみんな可愛いしもふもふだよー」
チノ「はい。そうですね」
ティッピー「………」
ラビットハウスのチノの室内には複数の仔ウサギたちが居た。
皆、ティッピーが出産した仔供たちである。
突然行方不明となっていたティッピーであったが、何の前触れも無くひょっこり帰ってきたかと思うと、今度は直後に出産をしたのであった。
ココア「それにしても、パパはやっぱりあんこなのかなぁ?」
ココアが抱きかかえる仔ウサギはティッピーと時同じくして姿を消してしまった親友のペット「あんこ」そっくりの姿をしていた。
他の仔ウサギの中にもあんこそっくりの仔はおり、またその仔ウサギたちはその雰囲気まであんこそっくりだったのである。
チノ「そういえば……千夜さんとあんこはまだ?」
ココア「……うん。シャロちゃんも心配してた。」
ココア「二人とも……無事だといいんだけど」
チノ「ココアさん」
ココア「でも……ティッピーが帰ってきたんだから……きっと二人も大丈夫だよね?」
チノ「そう……ですね」
ティッピー「………」
チノ「おじいちゃん」(ボソ
ティッピー「………」
チノは自分の膝の上で仔ウサギと戯れるティッピーへ語りかけるが、「彼」が以前のように返事をすることは一度も無かった。
鬱蒼とした林の中。
ボロ木で出来た二つの墓標の前で手を合わせる男が居た。
男「………」
男は墓前に栗羊羹を供えると、ゆっくり立ち上がり怪我をしているのか、片足を引きずりながらその場を後にした。
そしてそれを見送るように二つの墓標に結ばれた針金の中心にぶら下がる王冠が風に揺れるのであった。
―終―
あんこは立派に愛を示したのに何が不満なのでしょうか?
チノちゃんもココアちゃんも可愛い二羽の愛の結晶に囲まれて幸せになれたのに。
選択肢の中にはちゃんとあんこが助かる物もあったのに・・・逃げるとか愛の無い選択をした皆様の責任じゃないですか。
皆様のあんこへの愛の無さにワタクシ涙を禁じえません。
あんこはもっともっと愛されるべきなのです。
あんこはきらら世界において唯一レイプと婦女暴行を許された選ばれし者だから暴走を始める前にあんこを明日のその先へ送らなければならないのです。
他キャラを傷つけるというのはどの辺からアウトなのでございましょうか?
あんこがココアと千夜とひたすら交尾するハートフルなのを途中まで書いているのですが
だいじょーぶです。
処女は傷つけません。
あんこも大喜びで腰を振ってます
俺はあんこがティッピーに腰振ってるのに誰も触れないから犯してやりたくなったんだよな
あんこが犯すのは興味ない
>>113
あんたのおかげで初心を思い出せたぜ
終わったんなら依頼出しとけよ
>>116
とっくに出してるよ
出しても即格納されるわけじゃないのよ?
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