【多重クロス】他作品の2世ズでけいおん! (33)
タイトル通り、他作品の2世たちでけいおん!をやります。
今んとこ登場人物は4人です。
それでわー
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まだ、まだいける……
『高坂ー!記録狙えるぞー!』
『はいっ!』
あと、もう少し、もう少しだから……
『ふぅー…』ギュッ
『位置について……』
あとちょっとだけまって……
『よーい……』
バァン!
『っ!』ダッ
いけるいけるいける!
よし、このまま───
ブチンッ
チュンチュン
「………はぁ、汗ひっど……」
(またあの夢か……もう、なんで今更……)
「秋穂ー、早く起きないと遅刻するよー?」
秋保「はーい、もう起きてるよー!」
秋穂(シャワー、速攻で浴びなきゃ……)
電車内
秋穂(うー……朝は混んでるー、暑苦しいよー…)
女子高生「っー」
秋穂「ん?」
秋穂(あのギターケース?背負ってる子、どうかしたのかな……)
秋穂「よっと……あっ!」
秋穂(後ろのおじさんがお尻触ってる!サイッテー!)
秋穂「むぐぐっ……」グイグイ
秋穂(よし、なんとか近くまで来れたっ!)
秋穂「そ、そこま「そこまでよ」でー……えっ?」
ギターの子「えっ?」
おっさん「なっ……」
女子高生「いい歳して痴漢とか、恥ずかしくないの?馬鹿なの?死ぬの?いや、むしろ死になさい」
秋穂「ひっ……(な、何あの子……目怖っ!)」
目の怖い子「次の駅で降りなさい」
おっさん「だから、俺はやってねーって!証拠でもあんのかよ!?」
目の怖い子「そうやって怒鳴れば押し通せると思ってるの?酷く浅ましい思考回路ね。貴方猿か何か?」
おっさん「なっ!」
目の怖い子「心配しなくても、ちゃんと写真は撮ってあるわ。」
おっさん「いつのまにっ……(っていうかなんだこいつ、力強っ)」
目の怖い子「無駄な抵抗は……」
赤ちゃん「おぎゃーっ!」
目の怖い子「っ!?」ビクッ
おっさん「しめた!」バッ
目の怖い子「あっ!」
扉「プシュー」
おっさん「ナイスタイミング!」
目の怖い子「ま、待ちなさい!」
おっさん「くそっどけっ!」
女子高生「きゃっ!?」
目の怖い子「ま、待ちなさい!く、このっ……」
目の怖い子(このままじゃ、見失うっ……)
ヒュッ
目の怖い子(?!)
おっさん「よし、このままっ……」
ガシッ
おっさん「え?」
秋穂「どこ行くの?」
おっさん「こ、こいつ、どっから出てきやがった!?」
おっさん「くそ!はなっせ!」
秋穂「ぜったい、離さないもん!うにゅ〜〜〜っ…」
秋穂(や、やばっ、私の力じゃ……)
「くぉらぁーー!!!」
おっさん「あ?なんだチビべぶら!?」
秋穂「え?」
女子高生「さっき、ちょー痛かったんですけどー?」ドスン
おっさん「ぐへぇ!?」
秋穂(なに?この眼鏡の子……あ、桜ヶ丘の制服着てる、高校生?)
眼鏡の子「ふぅー…で、この人なにやったの?」
秋穂「え!?あ、そうそう、痴漢だよ!痴漢!!」
眼鏡の子「痴漢ー?ますます許せないー!」ギュウウ
おっさん「うごふぅっ」
目の怖い子「は、はぁ、はぁっや、やっと追いついた…」
ギターの子「あ、あの……だ、大丈夫、ですか?」
駅の事務所
駅員「はい、それじゃああとはこっちでやっておくから、君たちは学校に…って。もう遅刻しちゃうね……こっちから連絡しておくから」
4人「はーい」
秋穂(うぅ、入学初日に遅刻かぁー)
目の怖い子(今から行っても意味ないし……これは帰ってもいいわね、いや、むしろそうするべきだわ)
ギターの子(せっかくの入学式なのに、痴漢には合うし遅刻はするし、散々だなー……)
眼鏡の子(なんであたしまでー?!)
秋穂「あ……ねぇ、もしかして皆、桜ヶ丘の新入生?」
目の怖い子「ぅえ!?ぁ、わ、私はそう、だけど……」
ギターの子「わ、私、も…」
眼鏡の子「あたしもだよー!あ、じゃあ自己紹介しよ!自己紹介!」
秋穂「いいね!ナイスアイデア!」
目の怖い子(じ、自己紹介!?お、落ち着いて……クラスで何十人を前にやるよりは気が楽なはずよ……か、噛まないように気をつけて…)
ギターの子「っーー」ドキドキ
秋穂「あ、じゃあ秋穂から……ええっと、私から!
高坂秋穂(こうさかあきほ)だよ!よろしくね!」
眼鏡の子「あたしは有馬香織(ありまかおり)だよ!」
目の怖い子「ひ、ひきゃ……こほん。比企谷雨乃(ひきがやあまの)よ……」
ギターの子「あ、秋山玲(あきやまれい)、です……」
秋穂「香織ちゃんに、雨乃ちゃんに、玲ちゃんだね!これからよろしくね!」
ということで、今んとこ
ラブライブ!
俺がいる
君嘘
けいおん!
のクロスとなっています。
今後増やしていくかも……
今日はここまで!
翌日
香織「あきぽーん!」
秋穂「あ、香織ちゃん!やっほー!」
香織「ねぇねぇ!あきぽん部活なに入る?やっぱり陸上?」
秋穂「え?な、なんで?」
香織「だって痴漢追いかけてた時、めっちゃ足速かったじゃん!」
秋穂「あ、あはは……確かに中学の頃陸上部だったけど……怪我しちゃって……ちょっとなら大丈夫なんだけど、本当はあんまり走ることってしちゃダメなんだ…」
香織「え?そ、そーなんだ……なんかごめん」
秋穂「き、気にしないで!だから私、部活はちょっといいかな。ごめんね?」
香織「……いや、違うよあきぽん!」ずいっ
秋穂「へっ?」
香織「高校で新しいことやろうよ!運動以外でさ!あたしも手伝うから!そうと決まればレッツゴー!!」
秋穂「ち、ちょっと香織ちゃん!?」
1時間後
オカルト研究部「これは古代文字が記された、ロゼッタストーンという石碑の模型で、古代エジプトのプトレマイオス五世によって──」
秋穂・香織「失礼しました!」
香織「うー、ごめんねあきぽん。中々いいの見つかんなくて……」
秋穂「い、いや、むしろありがとね。……やっぱり私、部活は……」
香織「でもあきぽん。1年は部活に入らなきゃいけない決まりだよ?」
秋穂「え!?そうなの!?」
香織「朝先生が話してたじゃん……」
秋穂「うーどうしよう……今までの中なら合唱部かなー?歌うの好きだし…」
香織「あ、じゃああたしも──」
「そこ、どいてもらっていいかしら?」
香織「うわ!?びっくりした……って、あめっちか……」
雨乃「有馬さん、その呼び方やめてもらえない?」
秋穂「雨乃ちゃんも部活見学?」
雨乃「ええ、そうよ」
香織「1人で?」
雨乃「……なにか問題ある?」ギロ
秋穂・香織「なにもありません」
雨乃「はぁ……まぁいいわ。文芸部ってここでいいのかしら?」
香織「いや、そこオカルト研究部だよ?」
秋穂「文芸部って反対側の校舎じゃない?」
雨乃「……」
香織「あれー?あめっちって、もしかして方向音痴ー?」
雨乃「うるさいわね。死にたいの?」
香織「ごめんなさい!?」
秋穂(返し怖っ)
雨乃「そもそも、私は本当は部活なんて入りたくないのだけれど、校則だから仕方なく……」ブツブツ
香織「わ、わかったってば、ごめんあめっち」
秋穂「あはは……」
──♪
秋穂「?」ピタッ
香織「ん?どったのあきぽん」
秋穂「いや、なんか、上から楽器の音、聞こえない?」
雨乃「楽器?吹奏楽部かしら?」
秋穂「いや、そういうんじゃなくって……」
──♪
秋穂「なんか、ギターみたいな……」
3階
香織「この部屋ってもう使われてないはずだけど…」
秋穂「でも誰かいるよ?ほら」
雨乃「あれは……秋山さん、じゃないかしら?」
香織「それと、平沢先生だね。2人ともギター持ってるけど…」
雨乃「いえ、秋山さんのもってるのはベースよ」
秋穂「ベース?」
雨乃「ギターと違って、低音を出す楽器よ」
秋穂「へぇー……」
平沢「よし、じゃあやってみよっか!」
玲「は、はい!よろしくお願いします!」
そして、平沢先生と玲ちゃんのセッションが始まった。ギターとベースだけ、平沢先生が歌って、玲ちゃんがそれにハモっている。
偶に笑顔で見つめ合うその2人はとっても楽しそうで、とってもキラキラして見えた。
──
平沢「すごいすごーい!さすが澪ちゃんの子だね!」
玲「え、えっと、ありがとうございます……わ、私も、先生とセッションできて幸せ……でした」
平沢「そう?ふふ、ありがと!」
ぱちぱちぱち
平沢・玲「?」
秋穂「すっごいです!2人とも!感動しました!!」キラキラ
秋山「あ、高坂、さんに……比企谷さん、有馬さんも…」
香織「やほー、れいちん」
雨乃「こ、こんにちは……」
秋穂「玲ちゃん!ベースすっごく上手だね!なんかこう……ドゥンドゥン!って感じで響いてて、凄かった!!」
玲「あ、ありがとう、ございます……?」
秋穂「それに、平沢先生も凄かったです!なんかジャーン!って、ギョイーン!って、すっごい感動しました!」
平沢「えへへー、ありがとー」
雨乃「さっきから高坂さんが何を言ってるのかわからないのだけれど…」
有馬「大丈夫、あたしもだよあめっち」
雨乃「何が大丈夫なの……?」
秋穂「ところで、ここってもう使われてない音楽室ですよね?なんで2人はここに?」
平沢「ここはもともと軽音部の部室で、秋山さんは入部しにきてくれたんだー」
秋穂「けいおん?」
有馬「要するに、バンドのことだよ」
平沢「でも、今軽音部には部員がいなくって、今月中に4人……最低でもあと3人集まらないと廃部になっちゃうんだよね……」
秋穂「そう、なんですか……」
玲「うっ……」じわっ
……………
雨乃「(き、気まずい……)あ、あの、私ちょっと用事が」
秋穂「よし!決めた!!」
香織「あきぽん……?」
秋穂「私、軽音部に入ります!」
玲「ほ、本当ですか!?」
秋穂「うん!玲ちゃん、私本当に感動したの……今でも心臓がドクドクいってて……でも、同時になんで私は見てるだけなんだろうって、すっごいむず痒いの」
雨乃「……」
秋穂「陸上できなくなって、私、心の何処かで諦めてた。もうあれだけ夢中になれるものなんて、見つかりっこないって……でも、2人の演奏聞いて、思ったの。私もその場所に立ちたい!一緒に歌いたいって!!」
香織「……」
秋穂「だから私、軽音部に入部します!よろしくお願いします!」
平沢「もちろん大歓迎だよ!よかったね、秋山さん!」
玲「はい!あ、で、でもあと2人入れないと……」
秋穂「2人じゃないよ、ね!香織ちゃん!」
香織「もっちろん!あたしも特にやりたいことないし、バンド、楽しそうだし!ねー、あめっち?」
雨乃「……はい?」
秋穂「おぉ!これで4人になったね!」
雨乃「い、いやちょっと待って……私はやるなんて一言も……」
秋穂「え?……そ、そっか……そうだよね……」シュン
雨乃「ぅっ……」
玲「だ、大丈夫です!む、無理に入ってもらわなくても……」じわっ
雨乃「ぐっ……」
雨乃「あめっちのおにー!悪魔ー!氷の女おうがぁぁぁ!ギブ!頭割れるからアイアンクローやめて!」
香織「」チーン
雨乃「はぁ……わかったわ。私も入ります」
秋穂「ほんと?やったー!ありがとう雨乃ちゃん!」ダキッ
雨乃「暑苦しい……」
玲「う、うぐっ、や、やったー!これで、バンドができるーー!!」
香織「れいちんのキャラが変わった?」
平沢「そういう所そっくりだなー」
秋穂(見つけた!私の夢中になれそうなこと!)
秋穂「よーし!軽音部、頑張るぞー!やるったらやる!!」
>>31
修正
雨乃「あめっちのおにー!悪魔ー!氷の女おうがぁぁぁ!ギブ!頭割れるからアイアンクローやめて!」
雨乃→香織
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