幼なじみ「相変わらず叩かれて悦ぶ変態なのね」パンッ(57)

幼なじみ「久々に会って、少しは成長したかと思えば」パンッ

男「あぐっ」

幼なじみ「相変わらず叩かれて悦ぶ変態なのね」パンッ

男「やめてくれ……」

幼なじみ「股間を隠すのやめたら考えるけど」ぐっ

男「ぐえ。襟首を掴むな……」

幼なじみ「そんなにおっきくしてるの見られたくないの?あなたの方が力が強いんだから、手を使えばいいのに」ぐっ

男「あぐっ。苦し……首を絞められたら……死……」

幼なじみ「おっきくしながら何を言っているの?」ぐうっ

男「あっあ!ぁぁ!うっ」

男「……ハァハァ」

幼なじみ「出しちゃったんだあ。どうだった?」

男「うぅ……」

男(どうしてこうなったんだ……)

―数日前

母「幼なじみちゃんって覚えてる?」

男「うん?ああ覚えてるよ。もう随分と会ってないなあ」

男(もう会わないだろうけどな)

母「今度から家のアパートに住むから良くしてあげてね」

男「……聞いてないんだけど」

母「大家は私なんだし、商売のことを男に了解を得る必要はないだろ」

男「そうだけど。なんでここに住むのさ」

母「こっちの大学に通うんだそうだよ。ご両親は向こうで店があるから、ひとり暮らしをするそうでね」

男「へえ」

母「かと言って女の子のひとり暮らしだ。ご両親も不安があるだろう。そこで私が任された訳だよ……幼なじみちゃん、××大学に受かったそうだよ」

男「すげっ。国立じゃん」

母「あんたも見習って欲しいね。そんな訳で宜しく」

男「面倒だよ。で、何時来るのさ」

母「もう来てるよ。引っ越し来てたろ。あんた寝てたけど。まったく鈍いねえ。あとで来ると言っていたけども」

男「まじで!」

トントン

母「噂をすればかね。はーいどうぞ」

幼なじみ「お昼にすみません。お邪魔します」

母「よく来たね。あがってあがって。昼は食べた?」

幼なじみ「まだです」

母「大したもんじゃないけど食べといでよ」

幼なじみ「いいんですか?申し訳ないです」

母「遠慮はいらないよ」

幼なじみ「ありがとうございます。頂きます」ぺこり

幼なじみ「あ、忘れてた!順番が逆になりましたけど、今日からお世話になります幼なじみです。宜しくお願いします。あのこちら、詰まらないものですが……」

母「あらありがとう。気が利くわ。誰かさんにも見習って欲しいわ」

男「母さんうるさい」

幼なじみ「男くんよね。久しぶり。宜しくね」

男「あ、ああ。宜しくな」

――数分後

幼なじみ「おばさま。この炒飯、筍が入ってるんですね」

母「ああ。少し歩いたところに農家があってね。外で売られていたので買ってみたんだ」
男「うん。美味い」

母「だろ」

男「ところで母さんに聞いたけどさ。幼なじみさん、××大学に受かったんだって?凄いね」

幼なじみ「お陰さまで。入ることが出来ました」

男「努力の結果じゃん?しかも現役で。すごいよ」

幼なじみ「まあ頑張ったけどね。男くんはどうしてるの?」

男「俺か?冴えない大学2年生だよ○○大」

幼なじみ「ふうん。大学って楽しい?」

男「講義はものによるけど……友だちもいるし、楽しいよ」

幼なじみ「ふうん……」

男「」ぞくっ

幼なじみ「私も楽しくやれればいいんだけどな」にこっ

男(気のせいか?)

男「幼なじみさんは人見知りしたよな。今も?」

幼なじみ「う~ん実は。男くん、大学生活の先輩だから、教えてくださいね」

男「三流私大生で良ければ」



母『幼なじみちゃんにここらへんの店教えてやんな。え、私?私は色々とやることがあるんだよ』

男「何て言われて幼なじみさんと出てきたけど。母さんはあんなこと言っていたけどのど自慢を見たいだけだから」

幼なじみ「ごめんね。忙しいところ」

男「いやいや俺も暇だからね。別に……ああここが最寄りのスーパーだ」

幼なじみ「今もあるのね」

男「ん?ああ昔もあったよね。あと少し歩くともう1つスーパーがある。あっちの方が物は安いかな」

幼なじみ「ふうん。ありがとう」

男「で、こっちに行くと……」



男「こんなところかな。解らなくなったらまた訊いてね」

幼なじみ「うん。お願いするかも。道とか覚えられるかな」

男「××大生でも覚えられないんだ?」

幼なじみ「道、苦手なのよ」

男「はは、弱点ありだ。アパートまでの道は解る?」

幼なじみ「うん。男くんは帰らないの?」

男「うん。俺は用事があるから駅に行く」

幼なじみ「何かあるんだ……彼女?」

男「ちがうちがう。いないしさ。大学の飲み会だよ」

幼なじみ「ふうん」

――居酒屋

ガヤガヤ

友1「おっす久しぶり」チン

男「久しぶり。試験以来か」チン

友2「どよお前ら、面白いことあったか」

男「バイトして寝てってくらいだよ」

友1「同じく」

友2「女作れよ」

男「いやあ」

友1「なあ」

友2「気持ち悪っ。目と目で通じあってんの!」

友1「うるせー」

友2「周りに女いないのかよ」

男「いないよ……あっ」

友1「えっ」

男「そうだ。ちょっと面白い話あるんだよな」

友2「なに?これ?これ?」

友1「小指たてんなよ。もう酔ってるのかよ」

男「なあ。あのさあ、幼なじみがいるんだよ。俺」

友2「どれどれ熱はないな」

男「ねえよ。妄想でもねーし」

友1「……当然女だよな」

男「ん?ああ。女の子。向こうが引っ越してから何年も会ってなかったんだけどさ。大学に通うとかでこっちにまた引っ越してきてさ。家で暮らすことになった」

友2「それなんてエロゲ?」

友1「……やっぱり熱が」

男「ねえよ。暮らすと言っても家のアパートにだよ」

友2「ああ成るほどな。で、その子は可愛いのか」

男「ん?まあ可愛いだろうな」

友2「つ、付き合っちゃうわけですか」ニヤア

男「あーないかな。そう言うんじゃないんだ」

友1「……じゃあ何なんだよ」

男「幼なじみ?」

先輩♀「恋の話?」がしっ

友1「先輩♀!抱きつかないでください!うわ顔が赤い。下戸なのに呑まないでくださいよ」

男「うん先輩♀、体が……。うちのアパートに俺の幼なじみが来たって話ですよ」

先輩♀「???」

先輩♀「アダルトdvdの話?」

友2「それ俺が言ったっす」

男「かくかくしかじかって訳でして」

先輩♀「おおうなるほどね」うとうと

男「先輩♀、胸が背中に……ん?」ぞわり

先輩♀「zzz」

女「……」

男(幼なじみ?似ているけど……あ)

女「……」すっ

男(出てった)

友1「どうした?」

男「いや気のせいだ」

――数時間後

男「うう、ふらふらする」

幼なじみ「あらお帰りなさい」

男「ん?ただいま。こんな時間に何をやってるんだ?」

幼なじみ「飲み物を買おうと思って。ね」くんくん

男「な、なんだよ」

幼なじみ「ふうん。お酒くさい」

男「飲んできたからな」

幼なじみ「……私、行くね」

男「ああ気をつけろよ」

男(よく見るとさっきの女とはちがう、気がする)

――次の日

男「ありがとうございます」

ガーッ

幼なじみ「男くんじゃん。何をしてるの」

男「え、ああ。バイト。母さんにでも聞いたのか」

幼なじみ「ううん、偶然だよ」

男「誤魔化すなよ」

幼なじみ「さあどうかな?」

男「そんなに引っ張……あ、お客さんだ。また今度な」

幼なじみ「うん」

男(偶然にしては遠い距離だし、母さんにでも聞いたのかな?)

男「あ、はい。ありがとうございます。○○円になります」

幼なじみ「……ふうん」



――現在

男(そうだ。今思えば、気になることは幾つかあったんだ)



――数時間前

幼なじみ「すみません」とんとん

男「うん?幼なじみさん、どうしたの」

幼なじみ「男くんいたんだ。いいタイミング。本棚を組み立てたくいんだけど、手伝ってくれないかな」

男「うん?解ったよ。あ、母さん行ってくる」

母「はいよ」



幼なじみ「ありがとう。買ってきたのはいいんだけど、大変そうで」

男「気にしないで。お客様だしね。ところでねえ、一人暮らしは慣れた?」

幼なじみ「うん。おばさん、良くしてくれるしね」

男「そりゃ良かった。あ、お邪魔します」

幼なじみ「部屋汚いけど気にしないでね」

男「ぜんぜん綺麗でしょ」

幼なじみ「そう?お茶を淹れるから座ってよ。それからお願いさせて」

男「うん。座らせてもらうよ」

幼なじみ「……」コポコポ

男「……」

幼なじみ「はい、どうぞ」ぎらり

男「……? ありがとう。頂きます」ごくごく

男「結構なお手前で」

幼なじみ「滅相もない。ところでさ」

男「なに」



幼なじみ「なんであんた、にやにやして暮らしてるの?」

男「え?何?気に触ることした」

幼なじみ「別に。私は思い出させてあげようとしただけよ」すくっ

男「幼なじみさん、急に立って。わっ!」

幼なじみ「ちぇっ。手で防いだか」ぐりぐり

男「……ふぅ。その悪ふざけは洒落にならないぞ。人を蹴るなんて」

幼なじみ「冷静ね。私は命令するから聞きなさい」

男「何を言って……」

幼なじみ「ひとつ、大きな声を出さないこと。邪魔されたくないのよ」

男「だから何を言って」

幼なじみ「ひとつ、私に虐げられなさい」

男「……帰るよ」

幼なじみ「どうぞ?」げしっ

男「あがっ……腹に。お前いい加減にしろよ」すっ

幼なじみ「あなたこそ下が大きくなってるじゃない。いい加減にしなさい」

男「え……あ、あ」すっ

幼なじみ「隠さないの」ニヤリッ

―現在

男「……何でこんなことするんだよ」

幼なじみ「さあ?」バシッ

男「あぐっ」

幼なじみ「生活を改めたら?そうじゃないから躾をしてあげてるんじゃない」バシッ

男「躾って」

幼なじみ「まずサークル?あれやめなさいよ。女に抱きつかれてにやにやして」バシッ

男「……やっぱりあれは」

幼なじみ「コンビニのバイトもね、客を嫌らしい目で見すぎよ。気持ち悪い」バシッ

男「おい……」

男「おま!」

幼なじみ「静かになさいと言ったでしょう。人を呼ぶわよ」

男「やめろよ」

幼なじみ「謝ったら許してあげる」バシッ

男「……ふざけんな」

幼なじみ「手をどかして、殴られて欲情する変態でごめんなさいと泣きながら土下座しなさいよ」バシッ

男「する訳……ないだろ」

幼なじみ「……!」

男「いたいよ」

幼なじみ「私に……した……癖に」

男「え?」

幼なじみ「」ボソッボソボソ

男「っ……」

幼なじみ「解った?」

男「聞こえねえよ」すくっ

幼なじみ「……」

男「俺は帰るわ。じゃあな」

幼なじみ「~っ!射精しながら死ね!」げし

男「あがっ……き、金的」ばた

男(い、意識が……)

男(朦朧と……)

男(……)

男(……………………)



男『お、幼なじみちゃんのことが好きなんだ』

幼なじみ『ふうん。じゃあねえ……』

男『うん』

幼なじみ『私の言うことができたら考えてもいいかな』



男「んん……ああ?」

幼なじみ「起きた?反省した?」

男「縛られてるんだけど何で」

幼なじみ「だって逃げようとするんだもの」

男「……逃げないよ」

幼なじみ「話を聞かなかったじゃない」

男「……幼なじみさんは何がしたいの」

幼なじみ「え?」ぽっ

男「寄りを戻したいってこと?でもこんなことをされたら無理だ。縛られたり、殴られたりなんて大嫌いだ」

幼なじみ「でも男くん」

幼なじみ「だったらなんで勃起をしてるの?」

男「う、あ」

幼なじみ「隠しても駄目。喜んでるじゃない。ねえ男くん」

男「うう……」

幼なじみ「好きよ」

男「俺は君が嫌いだ」

幼なじみ「素直じゃないとこも好きよ」ぐに

男「変なとこ、ふ、踏むなよ」

幼なじみ「こうされるの好きだったじゃない」ぐにぐに

男「うあ、ううう」

男「うっ……」

幼なじみ「また出たね。一杯出たかな?」カチャカチャ

男「やめろよ脱がすな脱が。あぁ」

幼なじみ「くっさーい。恥ずかしくないの」

男「やめてくれよ」

幼なじみ「男の癖に泣いてるー」

男「うぐっうう」

幼なじみ「私以外見るからだよ。解った?」

男「……」

幼なじみ「解った?」バシッ

男「ぎっ。解った解ったよ」

幼なじみ「解りましたでしょ。もっと丁寧に」バシッ

男「解りました。幼なじみさんの言うことを聞きますから、もう……許してください」

幼なじみ「よしよし解ればいいのよ。ご褒美に一杯叩いてあげるわね」ばしっ

男「あぐっ」



男(結局……何回も叩かれてイカされたのだった……)

男『言うこと?言うことって?』

幼なじみ『そうね。あそこの塀から飛び降りてみてよ』

男『そんなことでいいの。ほら』どしん

幼なじみ『わあすごい!』パチパチ



男「最初は他愛もないことだったよね」

幼なじみ「うん。告白されて恥ずかしかったから誤魔化しただけだしね」

男「そうなんだ」

幼なじみ「うん。男くんのこと好きだったからね」

男「そんなこと一度も言われた記憶ないけど」

幼なじみ「言ってないね。ところで男くん、私の前で汚い裸を見せてどんな気持ち?」

男「すごく恥ずかしいよ」

幼なじみ「でもおっきくなってるじゃない。懐かしいな。よくこんなことやったよね」

男「うん。幼なじみさんは俺に服を脱げって命令したもんだよね。俺は君が好きだったから脱いだよ」

幼なじみ「過去形?素直じゃないなあ」

男「本音だよ」

幼なじみ「……」バシッ

男「ごめん」

幼なじみ「私たち、付き合ってるんでしょ」

男「うん。ごめん」

幼なじみ「罰として一人でしなさい」

男「……解った」

幼なじみ「女の前で一人だけ裸になって、ひとりでシコシコするなんて、頭おかしいんじゃないの」

男「君が、命じたか……うっ」

幼なじみ「靴についた。舐めて綺麗にしなさい」

男「解った……」

幼なじみ「まったく舐めて綺麗にしたいなんて理解ができないわ」

男「……綺麗にしたよ。ねえ、服を着ていい?」

幼なじみ「まだそのままでいれば?」

男「幼なじみさんは服を着てるからいいけど、こんな場所じゃあ」

幼なじみ「木とかで死角になってるわよ」

男「そんな……」

幼なじみ「口ではそうは言っても勃起をさせてるんだから」

男「うん。ねえ」

幼なじみ「何」

男「なんでこんなことするのさ」

幼なじみ「男くんが好きだから」

男「好きだとひどいことをするの?」

幼なじみ「喜んでるじゃない。そうね、最初は無茶を言ってみたかっただけかも」

男「無茶なつもりだったの」

幼なじみ「まさか本当に脱ぐとはね。おっきくしてたし。私は思わず手が出たわ」

男「あったね」

幼なじみ「そして出しちゃうでしょ。私が訊きたいよ。男くん、何で叩かれて喜ぶの?」

男「え?」

幼なじみ「叩かれて勃起をして射精するし、何なのよ」

男「……何でなんだろ」

幼なじみ「私に聞かれてもね。考えてみたら」

男(……なんでだっけ?)



男『ねえ、言われた通り、塀から飛び降りたよ』

幼なじみ『足、すりむいてる』

男『ん?本当だ。大したことじゃないよ』

幼なじみ『そうかな?』

男『うん』

幼なじみ『本当に?』

男『そうだよ』

幼なじみ『……』

幼なじみ『痛そうだね。ごめんね』

男『大丈夫だよ』



男『こんなとこで、どうして脱がないといけないの』

幼なじみ『男くんに対する罰よ。鍛えてあげなくちゃ。ほら、お尻の穴を見せなさい』

男『うう……』

幼なじみ『うわあ汚い。恥ずかしくないの』

男『う……えぐえっぐ』

幼なじみ『こんなことで泣くなんて情けない。だからダメなのよ』

男『なんでこんなことをするのさ』

幼なじみ『裏切ったから』




男「?」

男(何かを忘れてる気がする)

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom