─教会─
剣崎「俺たちは戦争をしに来たんじゃない」
始「ここに来れば俺たちの運命を変えられると聞いたのだが」
言峰「ふむ...運命か...」スタスタ
剣崎「ナンダ!?まさか俺たちはダマザレテタって言うのか?」ガタッ
始「落ち着け剣崎」
言峰「いや...今言った聖杯戦争に勝ち残れば君らの運命は変えられるだろう」
剣崎「どういうことだ...」
言峰「聖杯には不可能を可能にする力があると言っても過言ではない」
始「それほど大きいものということか...剣崎、心配するな
人間同士の戦争などアンデット同士のバトルファイトに比べれば大したことはない」
言峰「どうやら...君の方は参加する意思もあるようだな」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1438420754
言峰「では、聖杯戦争について説明をしよう」
始「頼む」
言峰「まず聖杯戦争とは 万物の願いをかなえる「聖杯」を奪い合う争いである。
聖杯を求める七人のマスターと、彼らと契約した七騎のサーヴァントがその覇権を競う。
他の六組が排除された結果、最後に残った一組にのみ、聖杯を手にし、
願いを叶える権利が与えられるというものだ。
勝利のためには、マスターか、そのサーヴァントを倒す。
もしくはマスターの令呪を無効化し, 強制的にマスターとしての資格を失わせることが必要となる。
なお、サーヴァントを失ったマスターとマスターを失ったサーヴァントが
契約を交わし、再び参戦する事も可能だ 」
始「なるほど...つまり他の六人の参加者を殺せばいいだけか」
言峰「その通りだが簡単にはいかないと思うぞ」
剣崎「ザーブアントとはどうやって契約するんだ?」
言峰「召喚の儀式と言うものがあるのだが...君たちに適正は...ん?」
始「どうした?」
言峰「そうか...君たちは人間ではないんだな」
リンかけかと思ってスレを開いた俺のときめきを返して
始「俺たちは不死生命体といったところだ」
言峰「なるほど...本来、聖杯には霊体であるサーヴァントしか触れられないが
どうやら君たちには特例措置ができそうだな。
よし...そこの剣崎とかいう滑舌の悪いやつ」
剣崎「ナンダド!」
言峰「いいからこちらへ来るんだ」
始「行け剣崎」
剣崎「お前...俺に何をする気なんだ」スタスタ
言峰「ああ...少し左手の方を出してもらおうか」
剣崎「左手?」スッ
言峰「...」スゥッ
剣崎「うわっ...痛い!」ググッ
言峰「今、お前に令呪を3つ与えた。そこのもう一人の男をサーヴァントとし
聖杯戦争への特別参加を認めよう」
>>3
まあ強さ的にはいけそうなイメージはある
宝具でギャラクティカファントムぶっぱなしたいね
始「俺がお前の下につくのか」
剣崎「仕方ないだろ」
言峰「それでは他の参加者たちにもこの事実を通達せねばならんな」
始「ところで、他の参加者の居場所は教えてもらえないのか?」
言峰「何...この冬木市内であるから直に分かる」
剣崎「なるべく早く終わらせて普通の生活に戻りたいんだけどなぁ」
始「俺も天音ちゃんに早く会いたい」
言峰「ふふっ...せいぜい殺されないようにするんだな」
始「まあ...他の参加者の強さを早く見たいものだ」
剣崎「...」
バタンッ
─同時刻 遠坂家─
凛「ハァッ!?八人目の参加者!?」
アーチャー「どうした凛」
凛「全く...あのエセ神父...」ハァッ
アーチャー「八人目の参加者と聞こえた気がしたが」
凛「そうよ!勝手に独断でルール改変して不死生命体だか
なんだか知らないけど余計なもんを八人目に追加したのよ!」
アーチャー「不死生命体?なんだそれは」
凛「私だって知らないわよ!あーもう他の参加者も今ごろ頭抱えてるでしょうね」
アーチャー「確かに厄介なことになりそうだな...」
─同時刻 アインツベルン城─
イリヤ「あーもう意味わかんなーい」
セラ「八人目の参加者とは予想外でした」
リズ「不死生命体」
イリヤ「何でそんな訳わかんないの参加してくるの?
そもそも聖杯戦争って人間同士の争いに非人間が参加するなんて...」
セラ(我々も真っ当な人間とは言えない気もしますが)
リズ「でもイリヤ勝てる」
イリヤ「そうだよね!バーサーカーが負けるはずない」
バーサーカー「■■■■■■■■■!!!」
セラ「...」
ブロロロロロ...
剣崎「とりあえず、まずは他の参加者を探すところから始めるのか」
始「そのようだな」
剣崎「なんかジョーカーの勘でどこにいるか分からないのか?」
始「そのような特殊能力はない」
剣崎「はぁ...市内だからすぐ見つかると言われてもなぁ」
始「何か大きな爆発でも起こればいいのだが」
剣崎「おいおい罪のない人たちを巻き込む気か!?」
始「だが10年前の聖杯戦争は多くの犠牲者を出したと奴の教会の書物にあったぞ」
剣崎「え?そんなことが!?」
始「直接明記されてたわけではないが前回の聖杯戦争の終焉とほぼ
同時期にこの冬木市内で原因不明の大火災が発生しているらしい
原因不明とされてはいるが聖杯戦争が原因である可能性も事実だ」
剣崎「そんな...確かにあの神父も怪しい雰囲気だったしなぁ」
剣崎「でも、もしそうならこんなことは止めるべきだ!」
始「お前の言うことはもっともなのだろうが今の俺たちはそれでしか
運命を変えることはできない...それにどのみち人類にこのままでは危害が及ぶだろう」
剣崎「くそっ...」
ブロロロロロ...
──
始「ここは...学校か」キキィ
剣崎「懐かしいなぁ高校かぁ」キキィ
始「少し立ち寄ってみるか?」
剣崎「勝手に入るのは流石にマズイ気がするけどちょっとくらいならいいか」スタスタ
始「...ん?」
剣崎「どうした?」
始「グラウンドの方で何かの音がする...」
剣崎「...行ってみよう」
キィンッ
ガキィンッ
始「あれは...」
剣崎「戦ってる...これってまさか」
始「変身...」チェンジ
剣崎「お、おい参戦する気か!?」
カリス(始)「当然だ...剣崎、お前も変身しろ」
剣崎「いや、俺は様子を見てるよ」
カリス「ふん、らしくないな」
ランサー「剣を使う弓兵なんざ聞いたことねえな」ザンッ
アーチャー「...」ザンッ
凛『アーチャー...感じてる?怪しい奴がこっちを見てる』
アーチャー『ああ...まさか奴らが』
ランサー「おいおい!どこ見てんだテメェ!」キィンッ
『「「トルネード」」』
ランサー「あ?何だ今の」
アーチャー「...まずい」ビュンッ
カリス「...」
カリス「ハァッ!」ブンッ
ゴオオォォォッッ!!!
凛「強烈な突風よ!アーチャー!!伏せて!!」ガッ
アーチャー「くっ...」ガッ
ランサー「ちっ!誰だ貴様ぁ!」ブンッ
ズオオオォォンッッ......
カリス「ほう...風を切り裂いたか」
ランサー「何だお前は...バーサーカーか?」
カリス「それが何者かは知らんが俺はバーサーカーなどではない」
ランサー「そうかい?で、俺とやろうってのか?」
カリス「そのつもりだ敵はなるべく早く倒す主義だからな」
ガサゴソ
ランサー「ん?」ギロッ
士郎「あ」
カリス「まだ学校に人間がいたのか...」
ランサー「...」スッ
カリス「どこへ行く?」
ダッダダダッ
カリス「行ってしまったか」
カリス「...」スピリット
始「なかなか楽しめそうだな...」スタスタ
──
剣崎「始、大丈夫か?」
始「ああ」
剣崎「あの青いやつは逃げていったのか?」
始「いや、人間がまだ残っていたのを見つけて追って行ったようだ」
剣崎「ウェッ!?それじゃその人は!?」
始「恐らく殺されているのだろう...神父は説明しなかったがこの戦いを見た
部外者の人間は殺さねばならない決まりでもあるのか...」
剣崎「その人を助けなきゃいけない!」ダッ
凛「よりにもよって何であんたが...」
ダッダダダッ
凛「足音!?」
剣崎「...どこだ!?」
凛「...左手に令呪がある...間違いない」ダンッダンッ
剣崎「ウェッ!?」ヒュンッヒュンッ
凛「答えなさい...あなたはランサーのマスター?それともさっきの乱入者の?」
剣崎「待ってくれ!俺たちは敵じゃない!人を助けに来たんだ!」
凛「そんな冗談が通用すると思って?」ダンッダンッ
剣崎「...いたっ」ピシュンッ
凛「さぁ...命までは取らないから誰のマスターなの?あなた」
始「俺だ」スタスタ
凛「誰よあなた...」
始「先程乱入した者だ」
凛「え?でも姿が全然」
始「そこの人間か...さっき襲われたのは」
士郎「」
凛「そうだけど...」
始「助けたいのか?」
凛「そりゃそうよ...」
始「そうか」チェンジ
カリス「...」
凛「な、何?戦うの?」
カリス「...そうしたいところだが今回は見逃してやる」
『「「リカバー」」』
士郎「...ん」ムクッ
凛「う、うそ...」
カリス「行くぞ剣崎」スピリット
剣崎「なんだよお前...結構いいやつじゃん」
始「今回だけだ」
剣崎「にしてもお前、あんなカード持ってたっけ?」
始「※ハートの9のリカバーキャメルだ。お前たちの前では一度も使用しなかった」
剣崎「ふーん確かにお前が苦戦するときって少なかったからな」
※仮面ライダー剣の作中で実際に未使用のため回復量、
また他人への使用が可能なのかは不明だが了承
仮面ライダーカリス(始)
http://i.imgur.com/DeHVEQd.jpg
仮面ライダーブレイド(剣崎)
http://i.imgur.com/cwSXsWG.jpg
それじゃ今日はこの辺で
─学校の屋上─
アーチャー「あの訳の分からん奴らの行動によって俺が英雄となる
きっかけは消えたはずだがこのもう1つの赤い宝石も消えていない...
そもそも俺の実体がこうして残っているのだが...ということは
衛宮士郎を仮に殺したとして俺の運命は変わらないのだろうか?」
アーチャー「...それより奴らが何者なのか気になるな
正史ではあんな奴らは存在しないはずだが...少し監視するか」
アーチャー「もしかしたら...」
剣崎「にしても、あの少年を襲った青い奴ってどこに行ったんだろ?」
始「サーヴァントには必ずマスターがいるはずだ。
必然的にマスターの元へと帰ったと考えるのが妥当か」
剣崎「いや流石の俺もそれは分かるんだよ!だからそのマスターもどこにいるのかさ!」
始「知るか」
剣崎「ジョーカーの勘で分からないのかよ」
始「そもそもお前もジョーカーになってんだろうが...」
─教会─
言峰「確か人類の起源について書かれた書物が...」ガサゴソ
言峰「これか...全ての始まりの戦いと言われているバトルファイト」
言峰「ふむ...これはあまりに大きな規模であるな」
スタスタ
言峰「ん?お前か」
ギルガメッシュ「言峰...お前、とんでもないものに干渉したな」
言峰「その自覚はある...」
ギルガメッシュ「奴らのバックにいる存在は俺の力すら超えている
というより如何なる者も歯向かってはならぬ存在だ」
言峰「...」
ギルガメッシュ「もはや聖杯戦争などと悠長な事をしている場合ではない」
言峰「聖杯の力を持ってしても、そいつの動きは封じれないのか?」
ギルガメッシュ「それは俺にも分からん...何にしろ俺も慢心的にはいられなくなったな」
──
石板「...」
剣崎「お前...」
始「現れたか」
石板『バトルファイトを再開しろ...お前たちが何をしようと運命は変わらぬ』
剣崎「どけ!俺は運命に立ち向かう!」
石板『運命に立ち向かう意思があるのであれば...戦うのだ』
始「そもそも俺たちが戦いどちらかが勝ったところで
どちらもジョーカーである今、人類が滅亡する運命は変わらんのだろう?」
石板『当然だ...バトルファイトはまたリセットされ新たに開始される』
剣崎「そんな運命は変えてみせる!」
石板『聖杯か...数百年でできた魔術の何らかで何ができるというのか』
始「お前の話を聞く気はない...せめて聖杯戦争が終了してから現れるんだな」
石板『その気になれば人類全てを操ることも可能だと忠告だけしておく』フッ
剣崎「...」ハァハァ
始「やはり早めに終わらせねばならないな」
剣崎「でも、その聖杯への願いだけで止められるのかなぁ…」
始「まあ少ない可能性だとしても賭けてみようじゃないか」
ゴォォッ... ドス...ドス
剣崎「ん?何かデッカイ人影が近づいて来るぞ」
始「剣崎...変身しろ!」チェンジ
剣崎「ヘンシンッ!!」ターンアップ
イリヤ「初めまして...お兄ちゃんたち」ニコッ
バーサーカー「...」
カリス「...」
ブレイド「...」
イリヤ「ねぇねぇ、お兄ちゃんたちは人間じゃないんでしょ?」
カリス「そうだ...アンデット呼ばれる不死生命体だ」
イリヤ「じゃあイリヤと一緒だね!イリヤも人間じゃないの」
ブレイド「ウェッ!?もしかして君も...?」
イリヤ「お兄ちゃんたちみたいなのとは違うけど...まあ他のマスターより近いかな」
カリス「それで俺たちと戦うんだろ?」
イリヤ「別に戦いに来た訳じゃないよ?むしろお仲間になってあげようかなーって」
ブレイド「...」
カリス「...詳しく聞かせてもらおうか」
イリヤ「詳しくも何も...単純に協力関係になれればなぁーって」
カリス「...」
イリヤ「私のバーサーカーはもちろん最強のサーヴァントなんだけど
あなたたちみたいなイレギュラーな存在は少し警戒もするし」
剣崎「確かに強そうだなぁ」
カリス「剣崎、お前はどうする?」
剣崎「俺は単純に仲間が増えるのは嬉しいけどなぁ」
カリス「ふっ...お前らしいな」
イリヤ「じゃあ決まりね!私のお城へ招待してあげる!」
─アインツベルン城─
剣崎「うわぁ...大きい城だなあ」
始「カメラで撮っておこう」カシャッ
イリヤ「気に入ってもらえたのならイリヤも嬉しいな」
セラ「ようこそいらっしゃいました...今、お部屋へ案内します」
剣崎「ウェッ!?お部屋!?」
セラ「協力関係になっているのですからもてなしをするのは当然です」
剣崎「良かったな始!この人たちと協力関係になれて!」
始「そ、そうだな...」ジーッ
イリヤ「どうしたの私の方ジーッと見て」
始「な、なんでもない...案内してくれ!」
セラ「かしこまりました」
──
セラ「しかし本当に良かったのでしょうか?」
リズ「ロリコン招いた」
イリヤ「え?あの人やっぱりロリコンなの?」
リズ「見抜いた」
セラ「...そのような性癖の話ではなくて」
イリヤ「分かってるわよセラ...でもあの人たちそんな悪い感じしなかったよ」
リズ「でもロリコン」
セラ「...まあいいです...流石にバーサーカー以上の力がある感じはしませんし」
バーサーカー「■■■■■■■■■■■■!!!」
─城の一室─
剣崎「でも、寝床借りれて良かったな」
始「そうだな」
剣崎「にしてもあの子、よく見ると可愛いよな将来絶対美人さんだ」
始「そそ、そうだな...」
剣崎「でもあんな小さい子もこんな戦いに参加してるのか...」
始「剣崎...すまんが、俺は寝る」
剣崎「え?ああ...疲れたもんな...お休み始」カチッ
始「ああ」カチッ
─翌日─
始「...天...音ちゃ...」
コンコン
剣崎「...ん?」
イリヤ「ちょっといつまで寝てるの...」
剣崎「え、今何時?」
イリヤ「もう昼過ぎなんだけど」
始「...」
イリヤ「ちょっとそっちも!」
始「天...音ちゃ」
イリヤ「あまね?ちーがーう!私はイリヤスフィール・フォン・アインツベルン!」
始「...ん?ああ...そういえば」ムクリ
イリヤ「はぁ...」
剣崎(始の奴...イリヤって子と天音ちゃんを重ね合わせてたのか?)
始「それでどうしたのだ?」
イリヤ「だからいつまで寝てるのかって...」
始「もう昼過ぎか...確かに寝過ぎたな」
剣崎「昨日、学校の方でも色々あって俺たち疲れてたんだよごめんね」
イリヤ「学校で色々...?」
剣崎「ああ高校あるだろ?あそこで戦ってるのに遭遇してな」
イリヤ「何のサーヴァント?」
始「何のとは?」
イリヤ「サーヴァントのクラスよ」
始「クラス?何だそれは?」
イリヤ「...」ポカーン
剣崎「俺たち特別参加みたいだから詳しいこと知らなくてさ」
イリヤ「詳しいことというか...そもそも大前提なんだけど...」
始「神父は7人のマスターと7騎のサーヴァントと言っていたが」
イリヤ「だからそのサーヴァントにはそれぞれクラスってのがあるの。
私のバーサーカーの他にセイバー、アーチャー、ランサー
キャスター、アサシン、ライダーっていう全部で7種類...そんなことも知らないなんて」
始「確か青い奴が俺のことをバーサーカーと言ってたな」
剣崎「確か青い奴は槍を持ってたからランサーだろうな」
始「もう一人は双剣使いだったが...セイバーか?」
イリヤ「双剣使い?ふーん、そんな奴もいるんだ」
セラ「あの...多分それは遠坂家のアーチャーかと」
イリヤ「うわっいたのセラ!?」
始「アーチャーって弓使いのイメージしかないが...そうなのか」
剣崎「遠坂家ってどこなんですか!?」
セラ「遠坂家に行きたいのですか?」
始「敵の居場所は早めに知っておきたい」
イリヤ「いいわ!わざわざ私から出向くのは嫌だけど案内してあげる!」
剣崎「任せたよイリヤちゃん」
始「剣崎...馴れ馴れしいぞ」
イリヤ「別にいいよ!呼ばれかたなんか気にしないし」
剣崎「何だよ始、照れ臭いのか?」
始「別にそういうわけじゃない...」
イリヤ「それじゃ行こう!」
バーサーカー「■■■■■■■■■■!!!」
リズ「イリヤ...嬉しそう...私も嬉しい」
─遠坂家─
剣崎「ここか...お金持ちそうだなあ」
ピンポーン
イリヤ「...」
始「...」
シーン
イリヤ「まあ...そう簡単には出てこないかな?」
始「違う...留守だ気配を感じない」
剣崎「もう夜なのに?」
始「待ち伏せするのもあれだ...何処かいそうな場所はないか?」
イリヤ「うーん...教会かなぁいるとしたら」
始「あそこか...よしすぐに行こう」
─教会─
セイバー「...」
凛「どうしたのセイバー」スタスタ
士郎「ん?」
始「ほう、お前もこの戦いに参戦することになったのか」スタスタ
士郎「あんたは?」
始「俺は相川始。一応お前の命を救った男ということだ」
士郎「そ、そうなのか感謝するよ」
イリヤ「あれが遠坂よ」
凛「その子は...」
剣崎「君が遠坂家だったのか?ということは君がアーチャーのマスター...」
凛「え?何?気づかれてなかったの?」
士郎「???」
──
イリヤ「何だ...会ったことあるのね」
凛「ていうかあなたは?」
イリヤ「イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
アインツベルンって言えば分かるよね?」
凛「...」
始「お前、有名なのか?」
イリヤ「有名っていうか元々この聖杯戦争にも御三家ってあって...」
凛「ていうか本当に貴方たち何も知らないのね...」
剣崎「あの神父様がそういうこと詳しく教えてくれなかったんだよ」
イリヤ「サーヴァントのクラスすら知らないんだから!」
凛「えぇ!?それは驚き!?衛宮くんと同じようなバカがここにも!フフッハハッ」
剣崎「ブァカって何だよ!知らないだけだから!」
士郎「少し安心した...」
凛「はぁ...にしても不思議ねアインツベルンと遠坂が仲良く話すなんて」
イリヤ「別に仲良くなったつもりはないけどね~」
凛「そうね...お互い敵同士な訳だし」
剣崎「まあそう堅くなるなよ~」
士郎「そうだよ!別にマスターが殺される必要はないんだしさ」
凛「はぁ...うるさい男が二人もいたら調子くるうなぁ」
─遠方─
アーチャー「本来ならここで、イリヤのバーサーカーと我々は対峙するはずだった」
アーチャー「それがあのイレギュラーたちがいたせいで正史とは違う形に...」
アーチャー「くそっ...この先の展開も全く読めない...」
ザザッ
アーチャー「...何者だ?」
???「ふんっ...流石に鋭いな」バッ
アーチャー「名を名乗れ...」
???「君がサーヴァント?見たところ...アーチャーか」
アーチャー「正体を明かせと言っているのだ...さもなくば...」
???「おいおいやめておくんだ...君が敵う相手じゃない」スッ
アーチャー「それは何だ?...まあ答えないのなら殺すだけだ」
???「はぁ...仕方ない少しだけ遊んであげようか」ガチャッ
アーチャー「?」
???「ヘシンッ」ターンアップ
アーチャー「お前...まさか奴らの...」
???「仮面ライダーギャレン...俺も剣崎たちには影ながら協力したいんでね
もっとも本当はこんな早く君らと戦いたくはなかったのだが...」
アーチャー「仮面ライダー?何だそれはライダーの亜種か?」
ギャレン「君らの聖杯戦争に我々、仮面ライダーは関係してない」
アーチャー「では何者なんだ?」
ギャレン「少し前までアンデッドという不死生命体が人類を襲っててね
それらと戦いこのラウズカードで封印する役目として人工的に作られた」
アーチャー「人工的に?お前たちは人間ではないということか?」
ギャレン「少し語弊があったな。人工的に作られたベルトを装着して変身するんだ。
まあ俺は人間だが剣崎と始は確かに人間ではない」
アーチャー「どういうことだ?」
ギャレン「実は今、あの二人はアンデッドなんだよ」
アーチャー「何だと!?確か人間を襲っていると言ってたな...
そんな奴らを生かしておいていいわけがないだろ」
ギャレン「まあ...そこは色々と事情があってね手っ取り早く言うと
彼らは普通の人間として生きたいからこの聖杯戦争に参加したんだ」
アーチャー「普通の人間として生活したいならそうすればいいだけじゃないか」
ギャレン「残念ながらそれもそう簡単にはいかなくてね」
アーチャー「まだ何かあるのか?」
ギャレン「ところで君を倒すことは敵が減るということだ」チャキッ
アーチャー「何だ...急に来るのか...」
ギャレン「仕掛けたのは君の方からだろ?もう俺はやる気だ」
アーチャー「まあいい...最後に答えろ!奴らに聖杯戦争を教えたのは貴様か!?」
ギャレン「いや違うよ...俺もそもそも聖杯戦争なんか知らなかった
聖杯戦争について調べていたのは俺と一緒にいる社長でね打開策になるのではないかと」
アーチャー「社長?」
ギャレン「これ以上は話す理由もないな!お前はここで倒される!」
「「『ファイア』」」
「「『バレット』」」
アーチャー「!?」
「「「『バーニングスマッシュ』」」」
ギャレン「ふんっ!」グルッ
アーチャー「...」キッ
ギャレン「?」ドォォ
アーチャー「 ――――I am the bone of my sword.
ロ ー ・ ア イ ア ス ――――!」グオンッ
ギャレン「何!?」ドォォ
ドゴゴゴゴゴッッッ!!!!
アーチャー(くっ...ただの蹴り一発で)ギギギッ
ギャレン(そんな...防がれ...)
アーチャー「はぁ...うおおおぉぉぉあぁぁぁ!!!」グオオォンッ
セイバー「何でしょうあれは...」
バチッ...バチッ...
凛「うっ...魔力消費!?...てことはまさかあいつ...?」
始「...橘か」
剣崎「え?ダディアナザン!?」
イリヤ「誰それ?」
剣崎「俺の先輩で...」
凛「ちょっと!何アーチャーに奇襲仕掛けてんのよ!」
始「橘...お前...」
ファイアとバレットだとバーニングショットだよ
スマッシュならバレットじゃなくドロップ
>>56
致命的ミス
─ ─ ─バンッ!!─ ─ ─
アーチャー「...何とか防ぎきれたか...」ハァハァ
ギャレン「くっ...」ハァハァ
アーチャー「俺はもう気が済んでるが...まだやるか?」
凛『ちょっとアーチャー!戻ってきなさい!』
アーチャー「悪いが行かせてもらう」ブンッ
ギャレン「思ったより強かったな...」
ギャレン「...」
剣崎と始が出会ってしまったらまたジョーカーとしての本能を抑えきれずに闘いはじめてしまうんじゃあ…
ファイア+バレットにはコンボ名なかったわ
バーニングショットはファイア+バレット+ラピッドだね
ギャレン「剣崎...俺も出来ることがあれば手伝うからな...」
ブロロロロロロ...
─教会前─
凛「確かに私たちは敵同士だけど部外者がしかもあんな奇襲って...」
剣崎「ごめん!でも俺たちも知らなかったんだよ!」
シュタッ
アーチャー「...」ハァハァ
凛「アーチャー!大丈夫なの!?」
アーチャー「何...このくらい...」ハァハァ
剣崎「ごめん!俺の仲間が勝手に!」
アーチャー「触るな!」バシッ
剣崎「ウェッ!?何すんだよ!」
アーチャー「うぐっ...グハッ...」フラッ
凛「アーチャー下がってて...」
アーチャー「...」フッ
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