俺の妻の可愛いさを伝えるだけの話(13)
100レス前後を目標とした話。
短編集でただ妻の可愛さを知ってもらう為の話。
それでもいいよって人は見てください
それではSTART
~1~
今日もいつもの様に朝が来た。
俺「おはよう恵」
『恵』と言うのは、俺の妻の名前だ。
妻「ひゃっ!!」///
妻「な、ななな、名前でよばないで!!」///
じゃあ、なんて呼べばいいんだよ・・・
俺「名前で呼ばなきゃどうやって呼ぶんだよ・・・」
妻「う~ん・・・ 名字とか?」
俺「俺とお前、同じ名字じゃん」
妻「あっ・・・!!」
今日も相変わらず可愛いな~と思った結婚3年を迎えた朝だった。
~2~
今日は、結婚三年になる記念日だ。
俺は、妻の為にお土産を持って帰宅した。
俺「ただいま」
妻「おかえり! ねぇねぇ今日はなんの日か」
俺「お土産持って来たぞ」
妻「わぁ!! なんだなんだ!! 茎わかめか!?」
俺「残念だったな。茎わかめじゃなくて」
俺の妻は茎わかめが大好物で、毎日食べいるようだ。
妻「なんだ、茎わかめじゃないのか・・・」ゴソゴソ
そう言う妻の顔はあからさまにガッカリしているようだった。
妻「うぉお!!」
妻「梅しそ風味の茎わかめだ!! 」
まぁ、茎わかめじゃ無いって言ったら嘘になるが、ただの茎わかめじゃ無いから嘘ではないだろう。
妻「なんだ!! どうしたんだ!! 今日はなにかいい事でもあったのか!?」ガサガサ
今日は、結婚記念日だろうが・・・
俺「いいから黙って食ってろ」
妻「ふぇ? はひは?」モグモグ
俺「・・・なんでもない」
妻「あ!! こんな事してる場合じゃなかった!!」
妻「きょふは、はんほひへひょーは!!」モグモグ
とワカメを撒き散らしながら言っている。
ワカメを食べながらなので、何を言っているのか良く分からない。
俺「口からワカメ飛んでるぞ」
妻「あぁ勿体無い」ヒョイ
俺「・・・それ食べるなよ」
妻「た、食べませんよ~」
妻「あぁ、可哀想なワカメたち・・・」 ボソッ
俺「で? さっきはなんて言ってたんだ?」
妻「え? 今日は何の日でしょーかって」
俺は、この答えにとても困っていた。
毎年の事なんだが、部屋の壁に『祝・結婚記念日』と言う大きな張り紙がしてある。
嫌でも目に入り、答えられ無いわけがなかった。
と言っても、忘れる訳が無いんだが・・・・・
去年は結婚記念日と答えたのだが、妻は当てられてとても悔しがっていた。
その姿も可愛いかったのだが・・・
だから、俺は今年はあえて間違えてみる事にした。
俺「えっと・・・ 何の日だっけか?」
妻「え? 覚えてないの?」
俺「・・・お、覚えてない」
妻「そっか・・・」シュン
悲しそうな妻を見て、俺は罪悪感を感じてついつい訂正してしまった。
俺「うそうそ!! 結婚記念日だろ!! 覚えてるよ!!」
クッ・・・ 今年は覚えて無いことにしようと思ったのに・・・
妻「・・・嘘?」
俺「うんうん!! 嘘だよ!!」
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