「秘密の呪文を唱えよう」(1)

「秘密の呪文?」

「そう、秘密の呪文。いいかい。ボクの後に続けて言ってみて」

「うん」

「じゃあ、いくよ。……あかさたあかさたほっぺけぺ」

「あ、あかさたあかさたほっぺけぺ?」

「うん。あかさたあかさたほっぺけぺ。いいかい。良く覚えておくんだよ?
困ったときにこの呪文を唱えたら、きっと道が開けるから」

「ふーん?」

「それじゃ、元気でね」

「うん!」

「ばいばい」

私の夢はいつもここで終わりを迎え、これ以上の事は思い出す事が出来ない。

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