提督「北上との秘め事」 (45)
需要あれば書く
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〜執務室〜
コンコン
『…提督、失礼します』
提督「おふうんっ!?」
『提督?大井です。どうしたんですか?』
提督「お、大井か!なんでもないぞ、入れ。あひぃんっ!」
大井「提督…本当に大丈夫ですか?」
提督「ら、らいじょぶ…みゃあんっ!!」
大井「提督……」
提督「だ!!い!!じょ!!う!!ぶ!!だ!!……何の用だ?」
大井「その、北上さんを見てませんか?午後から見かけないんですが」
提督「北上ぃ?んなもんパンツの匂いを嗅いで辿っていけばわかるだろ…びゃっ!?ちょっとタンマ!!」
大井「…私を変態犬扱いしないでくれるかしら?というか今、誰と話していたの?」
提督「あっ……ひ、独り言だよ、男ってのはあるんだよそういう時があんだよ」
大井「……そう」
提督「それで?何で俺に北上の行方を聞くんだ?」
大井「最近随分と仲がよろしいようなので。漫画を貸してあげてるそうね」
提督「ああ、困ったもんだよ。あいつノックもしないで普通にそこのソファーに寝転がって読んでんだからンヒィ!!」
大井「提督?」
提督「なんでもないぞ!!全然平気だから!!」
大井「…それで?どうなの?」
提督「何がだ」
大井「北上さんよ。来てるの?来てないの?」
提督「ああ、30分くらい前に出て行ったよ。間宮さんの所じゃないか?」
大井「入れ違いね…ありがとうございます。失礼しました」
提督「ジョジョ返せって言っといてくれ」
バタン
提督「ふう……おい」
「んー?」
提督「お前だよ、お前。俺の机の下に潜って俺のムスコを咥えてるそこのお前だよ」
「ひょっほまっへ、ろみこむから」
ゴクリ
提督「北上…会話中に舌這わせんのやめろ」
北上「えー?こういうハイリスクなプレイに憧れてるって言ってたじゃん」
提督「『ヤリたい』とは言ってねえよ!……とにかく大井が疑うようなことをするのはやめろ!」
北上「なんで?」
提督「俺が殺されるからだ!!」
北上「えー?大井っち優しいよ?」
提督「お前に対してだけな?まあ、確かに気は使ってくれるがお前のことになるとマジで怖いんだって!俺とお前がみんなに内緒でえっちしてるなんて知れたら殺されるに決まってんだろ!!」
北上「バレないから平気だよ、私の言うことホイホイ信じてくれるし。だから提督ともできるんだよ?」
提督「………」
北上「それでさあ提督…夜は忙しい?」
提督「……書類の方は粗方終わった。鍵は開けておく」
北上「にひひ、わかってんじゃん」
提督「うるせえ!」
提督「はあ……」
俺と北上は今、肉体関係を持っている。
もちろんこれは俺たち二人以外誰も知らない。いわゆる『秘め事』というやつだ。
最初は本当に漫画の貸し借りだったり、あいつとゲームで対戦する程度だったのに……
提督「…どうしてこうなった」
〜二週間前〜
北上「提督ー、漫画貸してー」
提督「…お前なあ、ここをなんだと思ってんだよ?」
北上「ブックオフ?」
提督「執務室だよ!!!俺の仕事部屋だよ!!それをお前はいつもいつも遊びに来やがって!!」
北上「そんなこと言ってー、なんだかんだあたしとゲーム楽しそうにやってんじゃん」
提督「そのせいで俺は加賀さんに怒られてばかりだよ…おかしいだろ、なんでお前だけお咎め無しなんだよ」
北上「だってあたし加賀さんの弱み握ってるし」
提督「何それ怖い」
ジリリリリ
提督「ん、内線か」
ガチャ
提督「こちら執務室……名取か、どうした?」
提督「何?金剛と曙が喧嘩を?今回は…曙からか。わかったすぐ行く」
ガチャ
北上「あの二人もよくやるよねー」
提督「くそっ、あの朝青龍め…というわけだから、俺の机とか触んじゃねーぞ」
北上「いってらー」
バタン
北上「ふう……さーて、エロ本でも探しますかね」
北上「うっ、うわー…提督ってこういうジャンルが好きなんだ…///」
ペラッ
北上「ん……写真?」
北上「………これって」
〜数十分後〜
提督「わりぃわりぃ、遅くなった」
北上「おかえりー、どうだったー?」
提督「案の定俺がきっかけだったよ………あの野郎、次『糞提督』なんて言ったら懲罰房にぶち込んでやる」
北上「にしし」
提督「何がおかしい」
北上「ぶち込まれるのは提督の方かもねー?」
提督「…どういう意味だ?」
北上「はいこれ」
提督「……………っ!?!?!?!?」
北上「このプリント写真に写ってるパンツとスカート、完全に大井っちのだよねー?」
提督「ち、違うぞ!!!それはデジカメが誤作動したんだ!!!」
北上「なんで誤作動が15回も起こるの?」
提督「っ!!!」
北上「消そうとしても無駄だよ、もうデータはあたしのスマホに転送したからね」
提督「……そ、それがお…大井の写真だっていう証拠がどこにある!!!こんなもの合成ソフトを使えばいくらでも」
北上「この球磨さんパンツ、大井っちと一緒に買ったやつなんだよねー……ちゃんとレシートも取ってあるよ?」
提督「……何が望みだ」
北上「そうだねー……あっ、そうだ」
北上「提督、あたしとヤってよ」
提督「……へ?」
北上「だーかーらー、写真のこと黙ってる代わりにあたしの性欲処理係になれって言ってんの」
提督「ダニィ!?」
北上「いやさあ、あたし艦娘じゃん?いつ沈むかわかんないじゃん?処女のまま死ぬのは嫌じゃん?川内じゃあるまいし気軽に『夜戦しよ?』なんて言えないじゃん?……いい機会じゃん?」
提督「意味がわかんねえ!!」
北上「長門さんじゃあるまいし、普通に『クマの絵が描かれた』駆逐艦の履くようなパンツだよー」
提督「おい誰に向かって話してやがる」
北上「なんでもないよ、提督だって童貞のまま死にたくないでしょ?『魔法使い』って言うんだっけ?」
提督「……悪いが、童貞は士官学校の卒業記念に友人と吉原で捨ててきた」
北上「『素人童貞』」
提督「うっ!」
北上「テクを心得てるなら尚更だよ、おとなしくあたしの性欲処理係になって。バラされたくなければね」
提督「……ちくしょう……海軍の名門の家に生まれて、学校も首席で卒業したエリートであるこの俺が……!!」
北上「盗撮するなんて大したエリートだねえ。じゃあ、今夜からよろしくー」
……こんな風に俺と北上の関係は始まってしまった。
あいつに時間を指定されて、俺の部屋でえっちする。必死に抗おうとするも北上の肉体に負けて結局やってしまう。
そもそもあいつはあの写真に対してある『誤解』をしているのだが……とにかく何らかの形でケリをつけないと。
このまま、あいつに支配されたままでたまるか。
〜大北部屋〜
北上「ただいまー」
大井「北上さん、どこへ行ってたの?探したのよ?」
北上「ごめんごめん、大井っち。ちょっと散歩に行ってたんだー」
大井「もう……そうだ、北上さん!その、今日の下着は何色……?///」
北上「お、大井っち?」
めしりだ
本文とお知らせは(無断転載防止の目的が無いなら)別々のレスに書いた方がよろしいかと
>>32
よくわからないけどわかりました(矛盾)
やったぜ。
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira083194.jpg
北上「どうして?」
大井「ほ、ほら、この間ペアルックのパンツ買ったでしょ?履いてるかなーって?」
北上「ああ、あれねー…ごめん、今日は履いてないやー。明日履くよ」
大井「そ、そう?なら履き回すわ!」
北上「やめな、仮にも女の子でしょ」
北上(………ん?)
〜執務室〜
『スマホ』<コロシアエー
ピッ
提督「なんだ北上」
北上『ごめん今日無し』
提督「はあ?」
北上『…ちょっと考えたいことあるから。それじゃ』
プー
提督「……なんなんだ?」
提督「ふっ…まあいい。これでやりやすくなったぞ……やってやる」
ピッピッピッ
提督「…あー、もしもし友提督か?例の件だけど…明日でいいか、サンキュー、それじゃ」
ガチャ
提督「くくく…これで終わりだぜ北上」
〜翌日〜
大井「……出張ですって?」
提督「ああ、お前には二日ほど友提督の鎮守府へ行ってもらう。迎えの船が昼過ぎに来るから支度しとけよ」
大井「そんな…それじゃあ北上さんとイチャコラしたり北上さんを(^ω^)prprできないじゃない!!!!」
提督「んなもん帰ってからでもできるだろうが!!!二日くらい我慢しろこのクレイジーサイコレズが!!!!」
大井「私は純愛よ!!!!」
ヒュンッ
大提『ひっ!?』
加賀「……頭にきました」
大提『ごめんなさいッ!!』
〜その夜〜
北上「……やっぱり……いや、まさかねえ」
コンコン
提督「北上ぃ、入るぞ」
ガチャ
北上「んー、提督どしたん?」
提督「大井にお前の体調とかを報告するよう言われてな。どんだけお前が好きなんだか」
北上「ははは、心配性だねえ。大丈夫だよ」
提督「そうか……あ、お前が座ってんの大井のベッドか?」
北上「え?そうだけど」
提督「あー!!ゴキブリ!!」
北上「え!?」
提督「スキありだ!!」
ガバッ!!!
申し訳ありませんが、疲れたので寝ます。
建ててからすぐに10レス付くのも十分おかしいんだよなあ
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