男の娘「ど、どうせなら…女の子になりたい」(6)

男の娘「おはよ~」

友「やぁ、男の娘、今日も可愛いね」

男の娘「……////ぼ、僕は男の子だよ……!」

友「ははっ、冗談だよ」

男の娘「…っ…////」

友「でも、君はボクより女の子してるよね」

男の娘「………ぼ、僕は……男の子だって……!」

友「わかってるよ、でもさ、君はボクより声も高いしさ、料理も出来ていい奥さんになれそうだよね」

男の娘「……だ、だから~………!」

友「そんな君に比べてボクは………」

男の娘「……!あ………え……と、友にもいいとこあるよ……?」

友「え?どこ?」

男の娘「えっと…………や、優しいとこかな?」

友「他には?」

男の娘「………つ、つよいとこ………?」

友「はぁ…つまり女らしくないって事だね」

男の娘「あっ!……………そ、そういうことじゃ………!」アセアセ

友「まぁ、ボクに女っぽさがないのは事実だしね」

男の娘「あう………………」

友「かわいいなぁ、もう!」ギュッ

男の娘「……!////」

男の娘(う、うぅ……さっき友に抱きつかれたのはあぶなかったなぁ………)

男の娘(………恥ずかしい………)

男の娘(なんでだろ……?友とはちっちゃい頃からの付き合いなのに)

男の娘(………はっ!もしかして僕が男だから恥ずかしいのかな……?)

男の娘(だったらいっそのこと……女の子になりたいな……)

男の娘(明日朝起きたら女の子になってたり……)

男の娘「………はぁ」

男の娘(そんなことあるわけないよね………)

男の娘(変なこと考えてないで早く寝よう…)

男の娘(……)

男の娘「………zzz」

ー翌朝ー

ピピピピ…………ピピピピ…………

男の娘「ふわぁー………」

男の娘「………あと5分…………」

男の娘「…………」

男の娘「い、今何時!?」バッ!

時計「7時50分」

男の娘「ち、遅刻だぁぁ!!!」

男の娘「い、急げ!」

男の娘「朝ごはんはいいから………!」

男の娘「早く制服を!!」

男の娘「……」ギュ

男の娘「………?」ギュッギュッ

男の娘「あ、あれ?前が閉まらない……?」

ムギュ

男の娘「」

ー学校ー

友「……?」

友(男の娘が来てないな……?)

先生「えーっと、今日男の娘は風邪で欠席だ」

友(ふーん……珍しいな、男の娘が風邪なんて)

友(帰りに寄っていこう)

ー男の娘宅ー

男の娘「どどど、どうしよう………!」

男の娘「本当に女の子になっちゃった………」

男の娘「と、とりあえず学校には連絡したけど………」

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