兄「妹が連れてきた友達に童貞奪われた…」(256)
妹「お兄ちゃん」ガチャ
兄「何?」
妹「今日ね、友達が泊りに来るから」
妹「部屋から出てこないでね」
兄「えっ、なんで?」
妹「恥ずかしいから」
兄「…」
妹「それかずっと外にいてね」
兄「えぇ…」
―――――
―――
―
ピンポーン
妹「はーい」トテテ
ガチャ
友「こんにちわー」
妹「入って入って!」
妹「こっちだよー」
友「失礼しまーす」パタン
トテテ
兄「…」
兄「来たかー…」
兄「外出るタイミング失った…」
兄「今日は部屋でゴロゴロしてよう…」ゴロン
友「へー、ここが妹ちゃんの部屋かー」キョロキョロ
妹「あんまり荒らさないでよー?」
友「そんなことしないよー」アハハ
妹「じゃあ、勉強しよっか」
友「もう?」
妹「期末近いし…」
友「夜もできるでしょ!」
友「お泊りだしー」
妹「まぁ、そうだねー」
友「あ、そうだ!勉強なら」
妹「…?」
友「妹ちゃん、お兄さんいるんだよね!」
友「教えてもらおうよ!」
妹「えっ…いや…それは…」アセッ
妹「む、無理じゃないかな…あの人馬鹿だし」アハハ
友「でも大学生だよねー、お兄さん」
妹「そ、そうだけど…」
友「いいじゃんいいじゃん!」
友「妹ちゃんもお兄さんに教えてもらってるって言ってたじゃん!」
妹「そ、そんなこと言ったかなぁ…?」
友「言ってたよ!?」
妹「そ、そんなことよりゲームしようよ!」
友「んー…そんなことよりお兄さんについて詳しく!」
妹「え、えぇっ…」
妹「なんでそんなに食いつくの!?」
友「いや…気になるし…」
友「なーんか、お兄さんの話逸らそうとしてるみたいだしー?」
妹「そ、そんなことは…ないよ…?」
友「じゃあいいじゃーん」
妹「…」
友「アルバムとか無いかなー?そこにお兄さん写ってたりして…」ガサゴソ
妹「無いよっ!?無いからっ!」アセアセッ
ガヤガヤ
兄「うるせぇ…」ゴロン
兄「…」
兄「喉乾いたなー」
兄「…」ガチャ
トテテ
母「あぁ、ちょうどいいとこにいた」
兄「…?」
母「ケーキと飲み物、妹の部屋に持って行って頂戴」
母「お友達来てるみたいだから」
兄「いや…でも…」
母「いいから、お願いねー」
兄「…」
兄『…おーい』
妹「!」ビクッ
妹(お、お兄ちゃん!?)
妹(部屋から出るなって言ってたのにっ…!)
友「ねぇ、なんか呼んでるよー?」
兄『お菓子持ってきたけど、開けられないから開けて』
妹「あ、後で…」
友「私開けるねー」トテテ
妹「待っ…!」
ガチャ
兄「あ」
友「!」
兄「ど、どうも妹の兄です」ペコ
友「こちらこそどうも」ペコッ
友「…」ジーッ
兄「…?」
妹「い、いいからそれ置いて早く出てって!」
友「えー、いいじゃん、お兄さんもお話しましょうよー?」
友「今二人でお兄さんのこと話してたんですよー」
兄「えっ」
妹「と、友ちゃん!」アセッ
妹「は、早く出てって!」グイグイ
兄「こ、こぼれるから!押すなって!置かせて!」
妹「…」
兄「はい」コトッ
兄「あ、ゆっくりしていってね」
友「!」
妹「余計なことっ…!置いたら早く自分の部屋戻れ!」
兄「わ、わかったって…」
友「後でお勉強教えてくださーい!」
兄「勉強?別にいいけど…」
妹「そういうのいいから!」
パタン
友「へー、アレがお兄さんかぁ…」
妹「…」
友「アリかも」
妹「!?」
妹「なっ、何っ…」
友「いや、アリかナシかで言ったら全然アリだなーって」
妹「だから何がっ!?」
友「いやほら、付き合えたら付き合いたいなーって思うレベルかなーって」
妹「だ、ダメでしょ!あんな奴っ…」
友「お兄さんのこと嫌いなの?」
妹「べ、別に嫌いってわけじゃ…」ゴニョゴニョ
友「じゃあ好きなんだ」
妹「嫌いだよっ!?」カァッ
友「ふーん…」ニヤニヤ
妹「な、何…?」
友「ん、なんでもなーい…ゲームしよ、ゲーム」
妹「う、うん…」
―――――
友「あ、トイレ借りていい?」
妹「うん、いいよー、場所分は…部屋出て右に真っ直ぐ行くとあるから」
友「うん、ありがと」パタン
友「〜♪」トテテ
友「…ここ、お兄さんの部屋かなー?」
友「…」
友「…」ガチャ
兄「!」
友「あ、いた」ワーイ
友「どーもー」ペコッ
兄「え、えっと…妹の…」
友「友でーす、よろしくです」
兄「うん」
友「失礼しましたー」パタン
兄「…?」
兄「なんだいったい…?」
友(場所確認おっけーい)
ガチャ
友「ただいまー」
妹「おかえりー」
友「さて、と…勉強しよっかー」
妹「あ、そうだね」
友「お兄さん呼ぶ?」クスッ
妹「よ、呼ばないよっ!?」
友「あはは」
友「面白いなぁ、妹ちゃん」
妹「面白くはないでしょっ!」
友「あーそうだ、コンビニ行こうよ」
妹「えっ…?いいけど何買うの?」
友「お夜食とかー」
友「ほら、お菓子とか無くなっちゃったし」
妹「あ、そうだねー…行こっか」
友「うん!」
イラッシャーセー
妹「お菓子何食べるー?一緒に買っちゃうから食べたいの言って」
友「ん、いいよいいよ自分のは自分で払うから」
妹「そんなの気にしないでいいのに」
友「いいからいいから」
妹「そう?」
友「うん」
友「あ、お兄さんにも何か買ってくのかな?」
妹「か、買わないよ…」
友「あっはっは」
―――――
―――
―
友「ご馳走さまー」
妹「うん」
友「ごめんね、なんか晩御飯まで用意して貰っちゃって」
妹「いいのいいの、なんかお母さん張り切っちゃって」アハハ
友「お母さんに美味しかったって伝えてー」
妹「うん!じゃあ食器とか片づけるから…」カチャ
妹「あ、お風呂もう入っちゃっていいよ!」
友「いいのー?」
妹「うん!」
ガチャ
妹「…」
兄「なんだ?」
妹「今友ちゃんお風呂入ってるから、変なことしないように…見張り」
兄「しないよ!?」ガーン
妹「お兄ちゃん約束破るから!今日だって部屋に入ってくるし!」
兄「あれは母さんが…」
妹「…」
妹「と、友ちゃん、どう思った?」
兄「…はぁ?」
妹「だ、だから…友ちゃんのこと…見たでしょ?…どう思った…?」
兄「なんでそんなこと聞くんだ?」
妹「い、いいから」
兄「んー、かわいい子だなーって」
妹「!!」
妹「ろ、ロリコン!」ペシペシ
兄「いたいいたい!」
妹「た、確かに可愛いけどさ…」
兄「…」
妹「手、出したら許さないから」
兄「し、しねーよ!」
兄「お前は俺をなんだと思ってんだよ!」
妹「…」
妹「まぁ、そうだよねー、お兄ちゃんにはそんな勇気あるわけないしねー」アハハ
兄「…」
妹「まぁ、そういうことだから」パタン
兄「はぁ…なんなんだ…?」
妹「はぁ…」
ガチャッ
友「お風呂ありがとー」ホカホカ
妹「あ、おかえり」
友「いい湯加減だったよー」
妹「そっか、よかったー…じゃあ私も入ってくるから待っててね」
友「うん」
妹「あ、あのさ…」
友「うん?」
妹「へ、部屋でしっかり待っててね?」
友「…?…あぁ、そういうことねー」ボソッ
友「わかったよー」
妹「う、うん」パタン
友「…」
友「さてと、妹ちゃんの期待に応えますかー」スッ
パタン
友「〜♪」
ガチャ
友「こんばんわー」
兄「うわっ!?」ビクッ
友「お話しましょー?」
兄「えっ…まぁいいけど…」
友「お隣いいです?」ポフッ
兄「う、うん」
友「妹ちゃんお風呂に行ってるから暇なんですよねー」アハハ
兄「そ、そうなんだ」
友「お兄さん、大学生なんですよね」
兄「うん、そうだけど」
友「じゃあ彼女さんとかいるんですかー?」
兄「…」
兄「い、今は…」
友「!」ワーイ
友「えー、なんでです?モテそうなのにー」
兄「そんなことないって…」
友「あ、草食系って奴ですか?」
兄「あ、あはは…」
兄(な、なんだこの子…)
兄「そ、そういえばさ…友ちゃんは妹とどういう関係なの?」
友「クラスメイトですよ?」
兄「そりゃそうか」
友「そうですよー」
友「それより、このパジャマどうですか?可愛いですよね?」ピラピラ
兄「か、可愛いと思うよ?」
友「あ、私今ブラ付けて無いんですよー」
兄「えっ!?」
友「あはっ…」クスッ
兄「…」チラッ
兄(な、なんでそんなことを言うんだ…?)
兄(う、うわ…気にしてなかったけど…妹より・・・発育…いいな…)
兄(それに…なんだ?風呂上がりの女の子ってこんないい匂いするのか…?)
兄「…」ドキドキ
友「あはは、見すぎですよー」
兄「ご、ごめんっ…!」バッ
友(かわいー!)ワーイ
友「お兄さんって、年下とか好きです?」
兄「え、えっと…」アセッ
友(っと…ヤバ…)
友「妹ちゃん、そろそろ戻るかもしれないので戻りますねー」スッ
兄「えっ…あ、うん…」
友「…」
友「また、来ますねー?」
兄「!」
友「〜♪」パタン
兄「…」ドキドキ
友「…」
友「…」ポフッ
友「あーもうっ…可愛いなぁっ…!」ゴロン
友「あれ絶対童貞だよー…」ギューッ
友「…」
ガチャッ
妹「ただいまー」
友「!」
妹「な、何してるの?」
友「あはは…ちょっと悶えてたー」
妹「…?」
妹「そ、それより…ちゃんとお部屋で待ってたよね?」
友「んー?この部屋以外にどこで待つのー?」クスッ
妹「えっ…えっと…」
友「あはは、ダイジョブダイジョブ、お兄さんの部屋には行ってないって」アハハ
妹「!」
妹「べ、別にそんなこと気にしてたんじゃないよっ…!」
友「まぁ、お勉強しますかー」
妹「う、うん…」
ーーーーー
ーーー
ー
妹「ふぁ…」ウトウト
友「眠いー? 」
妹「うん…」
友「寝よっかー」
妹「うん…」
妹「電気消すね…」カチッ
友「おやすみー」
妹「おやすみ…」ポフッ
友「…」
友「妹ちゃん…起きてる…?」
妹「…」スゥ
友「寝ちゃった…?」
妹「ん…」グゥ
友「…」ムクッ
友「おやすみー」クスッ
パタン
ガチャ
友「失礼しまーす…」コソッ
兄「!と、友ちゃっ…」
友「しー!あまり大きな声出しちゃダメですよーぅ」
兄「な、なんで…妹は…?」
友「寝ちゃったので…暇なので来ちゃいました」
兄「そ、そっか…」
友「また来るっていいましたしねー」
兄「う、うん」
友「それとも期待してました?」クスッ
兄「!」
兄「な、何言って…」
友「さっきの続きです…」
友「…」ダキッ
兄「!」ビクッ
友「年下、どうですか…?」ギュッ
兄「あ、あのっ…」
フニュッ
兄(む、胸とか当たって…!)
兄(や、柔らか…じゃなくてっ…!)アセアセ
兄「そ、そういうの…困る…から…」グイッ
友「えっ…?」
友(意外とガード固い…)
兄「だから…」
友「でも彼女いないんですよねー…?」
兄「そうだけど…」
友「興味は…無いです?」
兄「!」
兄「ま、待って…今日会ったばかりで…」
友「じゃあ、お友だちから始めません?」
兄「まぁ、それならいいよ…」
友「やった」ワーイ
兄「…」
友「じゃあ…」
友「お兄さん…セックスフレンドって知ってます…?」
兄「!!」
兄「まっ、待って待って!」アセッ
友「んっ…」チュゥ
兄「んっ…!?」
友「…あまり大きな声出しちゃダメです…隣の部屋で妹ちゃん寝てますから…」
兄「ぁ…えっ…」ドキドキ
友「あは…初めてでした?」クスッ
兄「…っ!」
友「あは…かわいー…」
兄「やっぱり…こんなこと…」
友「…」
兄「そ、そうだ…!ゴムとか持ってないし!」
友「ありますよ?」
兄「えっ」
友「さっき買って来たので…ほら」スッ
兄「!」
友「妹ちゃんにバレないかドキドキでしたよー…」
兄「ぁ…ぅ…」
友「攻めるのと攻められるのどっちが好きです?」
兄「そ、そういうの…わからないし…」
友「あは、やっぱりお兄さん…童貞さんですかー?」
兄「!」
友「じゃあ教えてあげますね」ニコッ
友「でも年下に攻められるのってあんまり気分良くないですかね?」
兄「お、俺…まだやるとは…」
友「いいですよー、好きにして」クスッ
友「んしょ…」ヌギッ
兄「!」
兄「ぁ…」バッ
兄(ブラ付けて無いって…ホントだったのかっ…)
友「見ていいですよー?」
兄「か、隠して…」
友「くふっ…」ギューッ
兄「…!」
友「触っていいですよ…?」
兄「…」ドキドキ
兄「い、いいの…?ホントに…?」
友「!」ワーイ
友「さっきからいいって言ってるじゃないですかぁ…」
友「どうぞー…?」
兄「…」モニュ
友「んっ…」
兄「うわっ…」ムニムニ
兄(や、やわっこい…)ドキドキ
兄「…」ギュッ
友「あっ…!お兄さん…痛いですよぅ…」
兄「ご、ごめっ…」
友「あはは…落ち着いてくださいねー」
兄「う、うん…」
友「…どうですかー?…私、クラスでも大きい方なんですよー?」
兄「大きい、と思う…うん…」
友「妹ちゃん、ちっちゃいですしねー…」アハハ
兄「い、妹は…うん…」
友「…」
友「揉むだけでいいです?」
兄「!」
兄「あっ…えと…」オロオロ
友「…吸ってみたりとか」
兄「…ぁ…うん…あむっ…」カプッ
友「…んっ!」ピクッ
兄「ちゅ…はぁ…」
友「あは…一生懸命でかわいー…」ナデナデ
友「ぁ…」ニギッ
兄「…っ!」ビクッ
兄「と、友ちゃっ…」
友「私でコーフンしました…?」サワサワ
兄「あっ…!」
友「脱がせていいです?」
兄「ま、待って…恥ずかし…」
友「~♪」カチャカチャ
兄「あ、あのっ…」
友「うわ…おっき…」カァッ
兄「…」
友「失礼しまーす…はむっ…」カプッ
兄「あっ…!ま、待って汚いっ…!」
友「んっ…ちゅ…」
兄「うぅっ…」ゾクッ
兄(口っ…あったかいっ…!)
友「んんっ…ん…」
兄「ぅ…あっ…」
友「ちゅぱっ…ふぁ…えへ、どんな感じですかー…?」ツーッ
兄「はぁっ…はぁ…気持ちいいっ…」
友「あは、もうちょっと続けますねー…」ハムッ
兄「っ!」ビクッ
友「ん…んーっ…」
兄「はぁ…はぁ…」
友「んっ…ちゅ…」
兄「…っ!」
兄(やばっ…出っ…!)
兄「~~~っ!」ビクンッ ビュルッ
友「んっ…!?」ビクッ
友「…っ…んー…んんっ…」チュー
兄「あっ…」
兄(友ちゃ…まさか飲んでっ…)ハァハァ
友「んんっ…ごくっ…ぷは…」コクッ
友「濃ーい…あは、飲んじゃいましたー…」ネトッ
兄「…」ドキドキ
友「お兄さん…出す時言ってくれないとビックリしちゃいますよぅ…」
兄「あっ…ごめんっ…」
友「次から気を付けてくださいねー?」ニコッ
兄「つ、次って…」ドキドキ
友「次は次ですよー」
友「…じゃあしましょっか」
兄「え、えと…」
友「お兄さんは仰向けになっててくださいねー…」
友「私が、頑張りますから…」ヌギッ
兄「!」
友「横になってくださいねー…」
兄「…」ゴロン
友「あ、私が上で良かったです?」
兄「う、うん…お願い…します…」ドキドキ
友「ゴム、付けますねー…?」ピリッ
友「…」キュッ
友「…んっ…」ツプッ
兄「はっ…ぁっ…!」
友「んんっ…!」
友(妹ちゃんのお兄さんの初めて…)ハァハァ
友「わたしっ…動くのでっ…!」グッ
兄「あっ…!」
友「おっき…ぃっ…ふぁっ…!」ギシッ
友「んぁっ…ぁっ…」ギシギシ
友「ん~っ…!」
兄「と、友ちゃっ…」
友「お兄さんっ…いいですっ…すごくっ…」ハァハァ
兄「うぁっ…!」
兄(なんだこれっ…すごっ…)
友「はっ…あんっ…」
友「くぅん…おにっ…さんっ…気持ちいいですかっ…?」
兄「うんっ…気持ち…いいっ…」
友「あはっ…わたしもっ…ですっ…」ギシッ
兄「ぁっ…」
兄(気持ちいいっ…気持ちいいっ…!)ハァハァ
友「ふあっ…ん…」
兄「友ちゃっ…俺っ…もうっ…」
友「…っ!いいですよっ…」
兄「…うっ…~っ!」ドクンッ
友「はぁ…はっ…」
兄「はーっ…はーっ…」ビクッ ビクッ
友「あはっ…出ました…?」
兄「う…うん…」ハァハァ
友「…ん」
兄「…」
友「取ってあげますねー…」ズッ
友「あは…見てください、二回目なのにいっぱい出てますよー?」
兄「友ちゃん…可愛いからっ…」
友「!」ドキッ
友「あはは…うれしいなぁ…」
友「…」ウズッ
友「あの…お兄さん…」
兄「な、なに…?」
友「もう一回できます…?」ジッ
兄「…!」ドキッ
友「ゴム…まだありますよ?」
兄「あ、あの…」
友「今度は…違う体勢で…お兄さんに気持ちよくして欲しいです…」
兄「!」
友「あは…まだ元気ですねー…?」ドキドキ
―――――
友「気持ち良かったですねー…」
兄「…うん」
友「また、しましょ?」
兄「!」
友「お兄さん、連絡先教えてください」
兄「い、いいよ…」
友「…」
兄「…」
友「…」ピッ
兄「…」ピッ
友「かんりょー」ワーイ
友「またしたくなったら連絡くださいね?」ニコッ
兄「う…うん…」
友「あは、私もしたくなったら連絡しちゃいますね」クスッ
兄「!」
友「んー…!」セノビッ
友「じゃあ私、戻りますね」
兄「う、うん…」
友「妹ちゃんには内緒ですよー?」
兄「…!そ、それはわかってる」
友「じゃあ、また…おやすみなさーい」
兄「おやすみ…」
友「あ、シャワー借りますねー」
兄「あ…うん」
友「一緒に入ります?」
兄「!」
兄「お、俺…」アセッ
友「なーんて、冗談ですよー?」
兄「えっ…」
友「期待しちゃいました?」クスッ
兄「…」
友「さすがに危ないですよー」アハハ
兄「…」
友「あは、お風呂は今度ですね」
兄「!」
友「それじゃ…おやすみなさい」ペコッ
パタン
兄「…」ドキドキ
―――――
―――
―
妹「友ちゃん友ちゃん…」ユサユサ
友「んー…?」パチッ
妹「おはよ」
友「ふぁ…」ゴシゴシ
友「…」ゴロン
妹「二度寝!?」ガーン
妹「も、もうお昼近いよー?」ユサユサ
友「んー…」ムクッ
友「くぁ~…ん…おはー…」
妹「昨日だいぶ早く寝ちゃったけど…」
妹「友ちゃん寝すぎだよー」クスクス
友「…」ボーッ
友「あぁ…そっか…うん」
妹「…?」
友「よし、目覚めたー!」
妹「…?…?」
友「私もう帰るねー」
妹「帰るの?」
友「今日は午後から予定あったんだよねー」
妹「そうだったんだ」
友「ご馳走さまねー、ご飯とか」
妹「いいよいいよ、お客様だもん」
友「ホント、ご馳走さま」クスッ
妹「…?」
友「ううん、こっちの話」
妹「…?」
友「またお泊り来てもいい?」
妹「うん!」
友「お兄さんにもよろしくね?」
妹「な、なんでお兄ちゃんなんかっ…!」アセッ
友「お兄さんに挨拶していこっかなー」
妹「そ、そういのいいからっ!ほんとにっ!」アセアセ
友「あっはっは、じゃあまた学校でね」ノシ
妹「うん、ばいばーい」
パタン
妹「…」
妹「友ちゃん帰っちゃったし…暇だなー…」
妹「…」
ガチャッ
妹「お兄ちゃん、ちょっと」
兄「…」グゥ
妹「…」
妹「起きろー」ユサユサ
妹(今日の私は目覚まし時計か!)ガーン
兄「…ん」パチッ
兄「う、うわっ…!」ガバッ
妹「な、なに!?」ビクッ
兄「な、なんでもない…」
兄(俺、コイツの友達と…昨日…)ドキドキ
妹「お兄ちゃん?」
兄「…」ポケー
妹「ちょっと」
兄「…」ボーッ
兄「んふっ」ニヘラ
妹「!」ビクッ
妹「き、キモいんだけどっ…!」
兄「そ、それで何か用?」
妹「あ、えっとね…昨日の勉強でわかんないトコあるから教えて」
兄「えー…」
妹「えー、じゃないでしょ!」
兄「昨日聞きに来れば良かったじゃん」
妹「それは…だって…友ちゃんいたし…」
兄「と、友ちゃん『教えてくださいねー』みたいなこと言ってたじゃん?」
妹「そ、そうだけど…」
妹「ってか、気軽に友ちゃんって呼ぶな!」
兄「えぇ…」
妹「…」コホン
妹「と、友ちゃんのことはいいから勉強教えてよ」
兄「まぁいいけど…」
兄「…」ポーッ
兄(友ちゃん…)
兄「わ、わり…シャワー浴びてくるわ…」スッ
兄(頭冷やさねーと…)
妹「あ…うん…」
パタン
妹「…」
妹「はぁ…」
妹「なんかなぁ…」
妹「…お兄ちゃんは私のことどう思ってるのかな…?」
妹「うざいとか思ってるのかなー…」
妹「…」
妹「…?」
妹「あれ…?」トテテ
妹「…!!」
妹「えっ…これ…コンドーム…だよね…?」
妹「使用済みの…えっ…?嘘…?」オロオロ
妹「ま、待って…なんで…?」
妹「あ、あれ…?お兄ちゃんって彼女いたっけ…?」
妹「あれ…?あれ…?」
妹「いないよね…?そのはずだよね…?」
妹「あ…れ…?おかしいな…」
妹「…」
妹「……」
妹「…」ピッ
prrrrrrrr
妹「…あ、もしもし?」
友『妹ちゃん?なに?』
友『なんか忘れ物しちゃった?』
妹「…」
友『妹ちゃん?聞こえてるー?』
妹「と、友ちゃん…昨日…さ…お兄ちゃんの部屋…行ったり、してないよね…?」
友『…』
友『行ってないよー?』
友『なんでー?』
妹「あの…その…」
友『昨日ずっと一緒にいたでしょー?』
妹「そ、そう…だよね?」
友『うん』
妹「わ、私がお風呂入ってるときとか…」
友『妹ちゃんの部屋で待ってるようにって言ってたじゃん?』
友『部屋にいたよー?』
妹「そ、そっか…そう…だよね…」
友『どうしたの?お兄さんに何かあった?』
妹「う、ううん!何でもないっ!」アセッ
友『…』
妹「…」
妹「わ、私…友ちゃんのこと、信じてるから…」
友『えっ…?』
妹「ごめんね、急に電話して!」
妹「ばいばい!」
友『う、うん』
ピッ
妹「あ、あはは…最低だな…私、友ちゃんを疑って…」
妹「…」
妹「…」
ガチャッ
兄「おーす」
妹「…」
兄「おし、勉強って何聞きたいんだ?」
妹「…」
兄「妹?」
妹「勉強とか、どうでもいい」
兄「…は?」
兄「お前が教えろって…」
妹「…」
兄「ど、どうしたんだよ…」
妹「…」
妹「…」
妹「…」ベチャッ
妹「コレ、何?」
兄「っ!?」ビクッ
妹「…」
兄「あの…それは…」タジッ
『妹ちゃんには内緒ですよー?』
兄(妹には…内緒に…しないと…!)ハッ
兄「…」
妹「何かって…聞いてるんだけど」
兄「な…なんでお前にそんなこと言わなきゃなんねーんだよ…?」
妹「…っ!」
妹「だ、だってお兄ちゃん彼女とかいないでしょっ!?」
妹「なんでこんなもの部屋にあるの!?」
兄「…」
兄「俺に、そういう相手がいたってだけだろ…ほっとけよ…」
妹「…!」
妹「だ、誰っ…なの?」
兄「そ、それこそお前に言う必要なんかねーだろ!」
妹「~~~っ!」
兄「…」
妹「私っ…だって…」グッ
兄「俺が誰と付き合おうが関係無いだろ…」
妹「…」
妹「もう…いい…」
兄「…」ホッ
妹「そーだよね、私には関係ないもんね…」
兄「…」
妹「だいっきらい…」ボソッ
兄「…」
妹「関係、無いけどさ…」
妹「家でしないで、汚いから」
兄「…」
妹「…」
パタン
兄「はぁ…」
―――――
―――
―
妹「…」
友「妹ちゃん、おはー」
友「…?」
妹「…」
友「おはー」
妹「あ、おはよ…」
友「元気ないねー」
妹「ちょっと…ね…」
友「どうしたのー?」
妹「…」
友「…」
妹「…」
友「今日の帰りどっか寄ってく?」
妹「いい…行かない…」
友「奢るよー?」
妹「いい…」
友「ま、いいけど…一限遅れるよー?」
妹「うん…」
―――――
―――
―
友「妹ちゃん、帰ろー?」
妹「うん…」
友「やっぱどっか寄ってかない?」
友「奢るってば!」
妹「いい…一人になりたいから…」
妹「ごめんね、帰るよ…」フラッ
友「…」
友「んー…」
友「…」ピッ
prrrrrrrrrr
友「あ、お兄さん?友でーす」
兄『と、友ちゃん!』
友「あのですねー、妹ちゃんと何かありましたー?」
兄『!』
兄『あ、あのさ…実は…この前の…ゴム、見られて…』
友「!」
兄『そしたらなんか…怒り出してさ…あれから家で会話してないんだけど…』
友「あぁ…それで私に電話してきたのかー…」
兄『!』
兄『な、なんて?』
友「あの日、お兄さんの部屋に行ったりしてないよねー、とか」
兄『!そ、それでなんて答えたの…?』
友「行ってないよーって」
兄『そ、そっか』
友「内緒って言ったじゃないですかー」
兄『だ、だよね』
友「そっちは何て答えました?」
兄『いや…俺が何しようがお前には関係ないって…』
友「あっはっは、お兄さんなかなかひどーい」アハハ
兄『えっ…?』
友「あ、こっちの話ですよー」
兄『…』
友「…」
友「今度、気分転換します?」
兄『えっ…?』
友「くふっ、わかってるくせに」
友「次の土曜でいいですよね」
兄『う、うん…』
―――――
―――
―
兄「…」
妹「出かけるの…?」
兄「!」ビクッ
兄「あ、あぁ…」
兄(久々に会話した…)
妹「…彼女?」
兄「…」
兄「行ってくる…」ガチャ
妹「ぁ…」
妹「…」グッ
―――――
―――
―
友「あ、来た」
兄「お、おはよ」
友「おはーです、お兄さん」
兄「き、今日は…その…」
友「息抜きですよ、息抜き」
友「最近妹ちゃん暗いしー…家でも空気重いんじゃないですかー?」
兄「うん…」
友「どうします?」
友「さっそく行きます?ホテル」
兄「あ、朝から!?」
友「私はいいですけど?」
兄「あ、あの…」
友「…?」
兄「な、なんていうか…単純に…友ちゃんと…一緒にいたいんだけど…」
友「!」ドキッ
友「へぇ…そーゆーとこ、好きですよ、私」
友「でも私たち、ただのセフレですけどねー」
兄「いや…なんていうか…確かにそういうこともしたいんだけど…」
友「あは、いいですよー?デートしましょ?」
兄「どこ行く?」
友「んー、お買い物でもしましょっか」
兄「う、うん」
友「行きましょー」グイッ
兄「おわっ…!」
―――――
―――
―
友「あ、これかわいー…」チャラッ
兄「なに?それ…」
友「可愛くないですか?この指輪」
兄「…」
兄「買おうか?」
友「!」
友「い、いいですよ別に!」アセッ
友「そんなつもりで言ったんじゃないですし…」
兄「いいからいいから」
友「…」
友「で、でも…」
アリガトウゴザイマシター
友「買ってもらっちゃった…」ワーイ
兄「じゃ…次、行こうか」
友「は、はい…へへ…後でいっぱいサービスしちゃいますかー」テレッ
兄「お、俺もそんなつもりじゃ…」カァッ
―――――
―――
―
友「ご飯美味しかったですねー」
兄「そだねー」
友「な、なんか普通に恋人みたいでしたねー…」テレッ
兄「そ、そう見えたかな…?」ドキッ
友「…」
兄「…」
友「ホテル…行きましょっか…?」
兄「う、うん…」
友「先に入ってるんで、準備できたら中来てくださいねー」トテテ
兄「う、うん」
兄「…」
兄「今日、楽しかったな…」
兄「女の子と付き合うってこんな感じなのかな…」
兄「…」
兄「ふ、風呂…」ドキドキ
prrrrrrr
兄「うわっ!?」ビクッ
兄「び、ビックリした…」
兄「誰…?」スッ
兄「!」
ピッ
兄「…もしもし」
妹『あのさ…家、晩御飯できてるんだけど…何時帰ってくんの?』
兄「も、もう飯食ったし…」
妹『…』
兄「そ、それに…今日俺、帰らないから…」
妹『それって…!』
『お兄さーん、遅いですよーう!』
兄「!」アセッ
妹『っ!…い、今っ…!』
兄「そ、そういうことだからっ!」プツッ
兄「…」
友「お兄さーん、まだですー?」ヒョコッ
兄「い、今行くから!」アセッ
兄「…」
兄「だいじょぶ…だろ…まだ…」
兄「…」
ガチャ
兄「…」ヌギヌキ
兄「は、入るよー?」
友「どうぞー」
ガチャ
兄「…」ドキドキ
友「あ、来たぁ…」
友「あはー、お兄さんの裸久々ー」
兄「え、えっと…」
友「身体洗ってあげます!」
兄「お、お願いします…」
友「…」カシュッ
友「背中、おっきいですねー…」ゴシゴシ
兄「そ、そうかな…?」ドキドキ
友「…」ゴシゴシ
兄「…」
友「…?」
友「どうかしたんです?」
兄「えっ…な、なんで?」
友「いえ…ただなんとなく…」
兄「…何でもないよ、うん」
友「…」
友「えいっ」フニュッ
兄「!」
友「こういうの、好きです?胸で洗ったりするの…」ピトッ
兄「えっ…ぁ…お、お願い…」ドキドキ
友「んしょ…」フニフニ
兄「…っ」
兄(す、すごくやわっこい!…背中…あったかいし…!)
友「元気出ましたー?」
兄「あ、う、うん…」
友「あは、こっちもー…」ニギッ
兄「うぁ…っ…」ビクッ
友「こっち向いてもらえます?」
兄「あ、うん…」クルッ
友「ん…やっぱりおっきーい…」ドキドキ
兄「…っ」カァッ
友「ここもしっかり洗いましょーねー…」
兄「…」
友「ボディーソープいっぱい使ってー…」カシュッ
友「んしょっ…前、してなかったですよねー、コレ」フニッ
兄「!」
兄(は、挟んでっ…!)
友「かったぁい…」ズリュッ
兄「うっ…!」
友「コレ、気持ちいいのかなー?」
兄「う、うん…」
友「それならいいですけど…」フニュ
兄「ぁっ…!」
友「お兄さん、やっぱりかわいー…」
兄「…くっ…ぅ…」
兄「もっ…出るっ…!」ビクンッ
友「わっ…!」
兄「はぁっ…くぅ…」ビクッ ビュルッ
友「ぬるぬるー」アハハ
友「せーえきいっぱい出ましたねー…ボディーソープみたーい…」
兄「ごめん…顔とかにも…かかって…」
友「お風呂だからいいのですよー…」
友「じゃあ、お兄さん、私の体洗ってください」
兄「う…うん…」
兄「…」モニュッ
友「んっ…あは、まず胸から洗うんですねー…」
兄「うん…」ムニムニ
友「洗うっていうか…んっ…揉んでますけどっ…」
友「あは、おっぱい好きです?」
兄「…うん」モミッ
友「んっ…えっちぃですね、お兄さん…ぁ…」ピクンッ
兄「…」
友「し、下のほうも…いいですよ…?」
兄「し、下…?」
友「はいっ…指…入れて…しっかり…」
兄「…」ドキドキ
兄「…」ツプッ
友「あんっ…!」ビクッ
兄「ここ…?」クニッ
友「ふぁ…そこっ…もっと…」
兄「すごいぬるぬるする…」ドキドキ
友「わ、私も…そういう気分になりますよー…?」
友「んんっ…!」ビクッ
兄「あ…い、今…」
友「あはー…軽くイキましたぁ…」
兄「と、友ちゃっ…俺…」
友「私も欲しいですけど…ゴム、無いんで…身体流してから…ベッドで…」
兄「友ちゃんっ…」ギュッ
友「だ、ダメですよぅっ…!」アセッ
兄「友…ちゃんっ…」ギューッ
友「あぅ…」ドキッ
友「強く…抱きしめすぎですよ…痛いです…」
兄「ご…ごめん…」
友「向こうで…ね…?」
兄「うん…」
シャーッ
パタン
友「…」
友(ドキドキしたぁ…)ドキドキ
友「こっちで…」
兄「…」ガバッ
友「きゃっ…!」トサッ
兄「はぁ…はぁ…」
友「ま、前より…随分積極的…ですね…?」
兄「ご、ごめん…なんか…」
友「あは…ゴム、付けないとダメです」
友「彼女さんできてもちゃーんとしないと嫌われちゃうかもですよー?」
兄「…」
兄「彼女…」
兄「あの…友ちゃん…」
友「…?」
兄「いや…なんでもない…」
友「付けました…?」
兄「うん…」
友「前は隣に妹ちゃんいたけど…」
友「今回は誰もいないので…好きなようにできますね…?」
兄「!」
友「大きい声、出ちゃうかもです…」クスッ
兄「い、いい…?」
友「今日はお兄さん上で…好きなように動いてくださいね…」
兄「…」ズッ
友「ぁっ…」
兄「んっ…」ズッ
友「はぁっ…お兄さんのっ…やっぱりすごいっ…ですっ…」
兄「友ちゃんっ…」ズリュッ
友「んぁっ…」
兄「くっ…ぁ…」ズンッズンッ
友「お兄さっ…激しっ…!」
友「んぁっ…!」ビクッ
兄「…っ」
友「んっ…あっ…!」
兄「友ちゃんっ…好きだっ…好きっ…」
友「ふぇっ…!ま、待って…くぅんっ…!」
兄「はぁっ…はぁっ…!」
友「あっ…んぁっ…!」ビクンッ
友「お、お兄さんっ…キスっ…してっ…」
兄「っ!」
兄「…んっ…」チュッ
友「ん…んっ…」ギュッ
兄「!」
兄「…っ…んっ…ふっ…」
友「ん~っ!」
友「~~~っ!」ビクンッ
友「あっ…ひぁっ…!お兄さっ…だめっ!止めてっ…!」
兄「んむっ…」チュウ
友「~~~っ!」ビクッ
友「ん~っ!」
友「んんっ…!」
兄「んっ…ちゅっ…」
兄(あ…出そっ…!)
兄「んっ…!」ドクンッ
兄「はぁっ…はぁっ…」
友「はーっ…はーっ…おに…さっ…」
友「止めてって…いったじゃないですかぁ…」クタッ
兄「ご、ごめん…その…気持ち良すぎて…」
友「…」
友「私もです…けどっ…」カァァッ
友「…」
兄「…」
友「途中…その…好きって…」
兄「あ、いや…あれは…」
友「…」ドキドキ
兄「なんていうか…」
友「んー?なんですー?」
兄「…」
兄「友ちゃん…は…俺と、恋人に…」
友「…」ピトッ
兄「!」
友「ダメです…お友達、です」
兄「そ…そう…か…」
―――――
―――
―
ガチャ
兄「ただいま」
兄「寝よ…」フラー
妹「ちょっと」
兄「…なんだよ?」
妹「なんで電話出ないの…?何回も電話したのに」
兄「…」
兄「めんどくさいから…」
妹「…っ」
妹「誰と…いたの…?」
兄「だから…お前とは関係ないって言ってるだろうが…」
妹「だって…アレ…」
兄「…」
妹「…」
兄「寝るから…」
パタン
妹「…」
――――――
―――
―
カチャ
妹「…」コソッ
兄「…」グゥ
妹「…」
妹「ケータイ…」キョロキョロ
妹「…」ピッ
妹「!」
妹「友ちゃんの…連絡先…!なんで…知ってるの…?」
妹「…」
妹「あの声っ…!やっぱり…!」
妹(でもまだ…決まったわけじゃ…)
妹(履歴…)
ピッ
妹「先週…あ…友ちゃんに遊び誘われた日だ…」
妹「…」
妹「…あと…土曜日…」
妹「昨日…」
妹(メールとか…)
妹「…」
妹「…」
妹「あった…!」
妹「今日は…ありがとう…ございました…?」
妹「お兄さんとのエッチ…気持ちよかったですよー(笑)…?」
妹「…」ギリッ
妹「また…しましょうねー…?」
妹「あと、指輪…大切にしますね…?」
妹「…」
妹「…あー…そっか…そうですかー…」コトッ
妹「…」
パタン
ガチャッ
妹「あは…」
妹「ははっ…そっかー…」
妹「友ちゃん、嘘ついてたんだー…」
妹「…」
妹「信じてたのにっ…!」
妹「なにがっ!部屋には行ってないだっ!」
妹「嘘つきっ!…嘘つきっ…!」
妹「はーっ…はーっ…」
妹「…」ピッ
prrrrrrrrrr
妹「あ、友ちゃん…?」
友『妹ちゃん?』
妹「あのね…話があるの」
友『話…?』
妹「今から、会えるかな?」
友『今から?』
妹「会えるよね?」
友『…何?なんか怒ってる?』
妹「怒ってるよ!だから会いたいって言ってるのっ!」
友『…』
友『わかった、何処に行けばいい?』
―――――
―――
―
友「はろー」トテテ
友「ごめんごめん、ちょっと遅れちゃったー」
妹「…」キッ
友「!」ビクッ
友「な、何?話って?」
妹「昨日、何してたの?」
友「昨日?」
友「あぁ…そゆこと、ね」
妹「…」
友「お友達と遊んでたよー」
妹「誰?」
友「友達は友達だよ?」
妹「…」
友「…」
妹「また、嘘つくの?」
友「…」
妹「全部、知ってるんだからっ!昨日、友ちゃん、お兄ちゃんとっ…!」
友「そうそう、お兄さん!私のお友達ー」ニヘラ
妹「…っ!」イラッ
妹「…なにが…友達…だ…」ボソッ
妹「この前もっ…!昨日もっ…!お兄ちゃんとエッチしてたんだっ…!」
友「…」
友「まぁ、したけど」
妹「…!」
友「でもさ、それって妹ちゃんの許可いるの?」
妹「えっ…?」
友「だいたい、妹ちゃん…お兄さんのこと嫌いって言ってたじゃない」
友「嫌いな人が何しててもどうでもいいんじゃないの?」クスッ
妹「なっ…」
妹「わ、わたしはっ…!」
妹「そ、そもそも…友達でエッチするのはおかしいもんっ…!」
友「お友達だよー?」
友「セックスフレンド」クスッ
妹「…!」
妹「な、何…それ…」
妹「と、友ちゃんは…お兄ちゃんと付き合ってるとか…じゃ、ないの…?」
妹「それなのにお兄ちゃんと…?えっ…?」
友「あは、お兄さんの初めての相手、私みたい」クスッ
妹「~~~っ!」
妹「友ちゃんは…お兄ちゃんのこと…好きなんじゃないの…?」
友「ん、好きか嫌いで言ったら好きだよ?」
妹「なんで…そんな曖昧な感情で…」
妹「私なんか…ずっと…好きだったのに…!」
妹「ずっとずっと好きなのにっ…!」
友「あれ?」
友「じゃあ、妹ちゃん、私に嘘ついてたんだねー?」ニコッ
妹「えっ…」
友「お兄さんのこと嫌いっていうのは嘘だったんだー」
友「先に嘘ついたのは妹ちゃんだぁ…」
友「じゃあ私があの日嘘ついてたことも」
友「許してくれるよね?」
妹「はっ…?えっ…?」
友「ね?」
妹「それと…これとはっ…」
友「じゃあ逆にさ」
友「私がお兄さんのこと好きだったら恋人になってもいいのかな?」
妹「!」
友「あは、昨日ねー、お兄さんに告白みたいなことされちゃった」
妹「なっ…」
妹「だ、だめ…」フルフル
友「じゃあ、このままでいいや」
友「友達のままで」
妹「…」
友「あ、そうだ見て見て!これ、お兄さんに買ってもらったの!」
妹「ぁ…」
友「指輪」
友「恋人みたいでしょ?」クスッ
妹「ぁ…ぁ…」
友「羨ましい?」
妹「~~~っ!」
友「…まぁ、これくらいにして、と…嘘ついてたことは謝るよ…ごめん」
妹「何っ…今更っ…そんな言葉っ…」
友「でもね、自分の気持ちも伝えられないような人に」
友「私とお兄さんとの関係について何か言われたくないんだよね」
友「妹ちゃんがお兄さんのこと好きだーってハッキリ言ってたら、こんなことしなかったかもねー」
妹「…っ!」
友「…」
妹「…友ちゃんに…何がわかるの…?」
友「…ん?」
妹「…」
妹「昔…お兄ちゃんに…好きって言ったり…」
妹「…小さい頃、お兄ちゃんと結婚の約束だってしたことあるもん…」
友「無理だよね、兄妹だもん」
妹「そんなことわかってるもんっ…!」
妹「お兄ちゃん、そう言って…約束、破ったんだ…」
妹「そうだよ!妹ってだけで結婚どころか恋人にだってなれないんだもんっ…!」
妹「好きなのにっ…!好きだったのにっ…!」
友「…」
妹「だから…一生懸命嫌いになろうと…したんだもん…」
友「…」
妹「でも…無理だよ…そんなの…」
妹「友ちゃんが…お兄ちゃんの恋人…なのかもって…思ったら…」
妹「私…」グッ
妹「…お兄ちゃんを…取らないでよぉ…お願い…だから…」
友「…」
友「…」
友「私、お兄さんと友達、やめる」
妹「!ほ…ほんと…?」
友「…」
友「恋人に…なる」
妹「…っ!な、なんでっ…」
友「私も…自分の気持ちに素直になろっかなって…」
友「お兄さんのこと、好きになったの」
友「だから、お付き合いさせて下さい」ペコッ
妹「ゃ…」
友「お願い、します」
妹「~~~っ!!!」
友「…」
妹「顔…あげてよ…」
友「…」
妹「やめてよ…そういうの…」
友「…」
妹「うぅっ…!」
友「…」
妹「や、やめてってばっ!」ドンッ
友「きゃっ…!」ドサッ
妹「ぁ…ぅ…~~~っ!」ダッ
友「…妹…ちゃん」
―――――
―――
―
バタンッ
妹「はぁっ…!はぁっ…!」
妹「なんでっ…」
妹「わけわかんないよぉっ…!」クシャクシャ
妹「…」フラッ
ガチャッ
妹「…」
兄「…」ムニャ
妹「…」ギシッ
兄「…ん…?…なに…!!」
兄「い、妹っ!?」ビクッ
兄「お、おいっ…降りろよっ…!」
妹「…」
妹「…」
兄「お、おい…」
妹「…お兄ちゃん、嘘ついた」
兄「えっ…」
妹「友ちゃんに手出さないって言ったのに…」
兄「!」
妹「…」
妹「お兄ちゃんは…友ちゃんのこと、どう思ってるの…?」
兄「な、何…」
妹「答えてっ!」
兄「!」ビクッ
妹「友ちゃんのこと…好きなの…?」
兄「…」
兄「うん…」
妹「…」
妹「は…あははっ…そっか、わかった!うん!」
兄「妹…?」
妹「お兄ちゃん、友ちゃんがエッチさせてくれるから好きなんだよね?そうでしょ?」
兄「っ!」
妹「そうだよね?ねぇ?」
兄「ち、違っ…」
妹「違うはずないよね、だってそうじゃないと友ちゃんを好きになるなんかないもんね?」
妹「あはは」
妹「ねぇ、お兄ちゃん」
妹「私とエッチしようよ?」
兄「…っ!?」
妹「そしたらお兄ちゃん、私のこと好きになるよね?」
妹「なんだ…簡単じゃん、最初からこうすれば…」ヌギッ
妹「あはは…」
兄「や、やめろよっ…!」ドンッ
妹「…っ!」ドサッ
妹「…?えっ…?なんで…?」
妹「ね、ねぇ…?エッチしたいから友ちゃんのこと好きとか言うんだよね?」
妹「わ、私もさせてあげるよ…?」
妹「だから…」
兄「…俺、お前とは…できない…」
妹「!」
妹「な、なんで?なんで友ちゃんとはしたのに私とはできないの?」
兄「…」
兄「兄妹だし…」
妹「は…はは…また…それか」
妹「兄妹だから…」
妹「兄妹、だから」
妹「…」
兄「それだけじゃ、無い」
妹「えっ…?」
兄「たとえ兄妹じゃなくても、お前とは…しない」
妹「!」
兄「俺、友ちゃんのこと…好きだから…」
兄「…他の人とは…」
妹「なん…なの…?」
妹「二人して好き好きって…」
兄「えっ…?」
妹「ずるい…私だって…お兄ちゃんのこと好きなのにっ…!」
妹「好きっ…なのにぃ…」
妹「なんでっ…ずるいっ…友ちゃんっ…ばっかりっ…」ポロッ
妹「…」フラッ
妹「もう…いい…」
兄「…」
妹「…」パタン
兄「…」
兄「何だよ…俺のこと…好きって…」
兄「…」
兄「…」
兄「妹が…俺のこと…好き…?」
兄「…んなわけねーよ…」
兄「妹…なんであんなこと…」
兄「…」
兄(もし…ホントに…)ドクンッ
兄「…」
妹「ひっく…っく…」
妹「なんでっ…なんでっ…ひぐ…」
妹「こんなことになるならっ…友ちゃんなんか家に呼ばなきゃよかったっ…!」
妹「ぅ…っく…」
妹「嘘ばっかりだよっ…みんなっ…」
妹「ひっく…うぇ…」
妹「ぅ…ぁ…あぁぁぁぁっ…」ポロポロ
―――――
―――
―
妹「…」
友「おはー、妹ちゃん」
妹「…」キッ
友「…」
妹「話しかけないで」
友「妹ちゃん、あのさ」
妹「うるさいっ…!」
妹「なんでそんな風に話しかけられるの!?」
友「…」
妹「声も聞きたくない」フイッ
友「…」
―――――
―――
―
prrrrrrr
友「!」
友「あ…お兄さんからだ…」
友「…はい」
兄『友ちゃん?』
友「はい、どもです」
兄『…あのさ、ちょっと話があって』
友「話、ですか?」
兄『うん』
友「あ、私もちょうど、話したいことあったんですよー…」
兄『そっか…えと…会える、かな?』
友「だいじょぶですよー」
―――――
―――
―
友「あ…いた」
兄「!」
友「こんにちわー」ペコッ
兄「うん…」
友「えっと…話って?」
兄「えと…」
友「あ、エッチしたいとかですか?」
兄「ち、違うよ!」アセッ
友「なーんだ…」
兄「な、なんだ…って…」
友「あはは、別にいいですけど、本題は?」
兄「…妹のことで」
友「…私も、そのことで話したいと思ってました」
友「妹ちゃん、家でどうしてます?」
兄「…最近話してないよ、全く」
兄「避けてる、気がする」
友「…」
友「私もです…学校で、話しかけても全然…」
兄「…」
友「…私のせいです、それ」
兄「!」
友「なーんか、私とお兄さんの関係知ってたみたいで」
友「ごめんなさい」ペコッ
兄「!」
兄「な、なんで謝るの…?」
友「私が…あんなことしたから、妹ちゃん、お兄さんと話さなくなっちゃったんです」
友「関係、壊して…ごめんなさい…」
友「ごめん…なさい…」
兄「…」
兄「俺、後悔とかは…してないから」
友「!」
友「でも…」
兄「…妹、なんか変だったよ…」
兄「俺のこと…好きなんだって言ってた…」
友「!」
友(妹ちゃん…気持ち、伝えたんだ…)
兄「はは…おかしいよね…」
友「…」
友「妹ちゃんが、本気だったら…どう、します…?」
兄「…!」
兄「は、はは…本気って…そんなわけ…」
友「無いって…言い切れるんですか…?」
兄「えっ…」
友「…」
兄「な、何言って…だって兄妹だしさ…ありえないって」
友「…」
友「兄妹とか関係なくて…妹ちゃんがお兄さんのこと…好きだったら…です」
兄「…」
友「質問、変えます…お兄さんは、妹ちゃんのこと…どう思ってるんです…?」
兄「ど、どうって…別に…」
兄「俺は…」
友「…」
兄「妹のことは…何とも…思ってない…はず」
友「…」
兄「アイツ…なんか邪険に扱ってくるし…特にここ数年はさ…」
兄「だから…俺、嫌われてるんだろうなって思ってたんだ…」
友「…」
兄「そしたらいきなり好きとか言いだしてさ…」
兄「ワケ…分かんねえよ…」
友「…」
------
---
-
妹『うわ~んお兄ちゃ~ん!』
兄『なんだよ、またいじめられたのか?』
妹『ひっく、ひっく』
兄『ほら、もう泣くなって』ギュッ
妹『お兄ちゃん…』
兄『なんだ?』
妹『ありがとー』ニヘラ
兄『どう致しまして』
------
---
-
妹(お兄ちゃんっ…)
------
---
-
妹『お兄ちゃ~ん!どこ~!?』
兄『妹!こんなところにいたのか!』
妹『お兄ちゃん!』ダキッ
兄『よしよし寂しかったな!もう大丈夫だからな』
妹『うん、うん!』
兄『全く、妹は甘えん坊だな』
妹『お兄ちゃん…』
兄『ん?』
妹『私、ずっとお兄ちゃんと一緒にいたい』
兄『そうか?お兄ちゃんもだぞ?』
妹『私、大きくなったらお兄ちゃんと結婚するー!』
兄『あはは、妹みたいな可愛い子がお嫁さんだなんて僕は幸せ者だなぁ』
妹『指切りしよう!』
ゆびきりげんまん うそついたら はりせんぼん のーます ゆびきった!
妹(お兄ちゃんっお兄ちゃんっ!)ヒックヒック
妹(やだやだやだ!いなくならないで!)
妹(やっぱり私にとっての男の子はっ…一生お兄ちゃんだけなの!)
妹(とられたくないよぉっ…)
prrrrr
妹「!」
妹(友…からだ)ゴクッ
ピッ
友「やっほー、元気?」
妹「っ!? 元気なわけないでしょう!?
私のお兄ちゃん奪っておいてよくもそんなこと平気でっ…」
友「へぇ…そうやって全部人のせいにするんだ?もしかして全く、なんにも反省してないの?」
妹「反省…?」
友「お兄さんから聞いたよ?ここ数年、お兄さんを邪険に扱ってたって」
妹「だから…!それはお兄ちゃんを忘れようと、お兄ちゃんのことを想って」
友「いい加減にしなよ」
妹「」ビクッ
友「そう、お兄さんを想ってやった行動。その結果がこれよ。わかる?」
友「嫌い嫌い言っといてからに今更お兄ちゃんに手を出すなだって?」
友「そういう行動がどれだけ周りを振り回すかわかってるの?」
友「気持ちをごまかすなら最後までごまかし通してよ。何もかも中途半端すぎるんだよ」
友「お兄さんに言うのは無理でも…せめて私には言ってよ」
妹「!」
友「あーあ、私って信頼されてなかったんだなぁ」
友「さりげなく確認してから手を出したのになぁ」
妹「と…も…」
友「そうそう、お兄さん、こんなことになってワケがわからなくなってるんだってさ」
妹「え…」
友「当たり前だよね。嫌い嫌い言ってた人が急に好きです?変化球もいいとこだよ」
友「だからさぁ、今から公園に来てよ。三人で話し合おう?
このままじゃ埒あかないし、何より私がすっきりしないもん」
友「もう隠しきれない、ごまかせない。自分の正直な思いを吐き出そうよ」
------
---
-
妹「」ザッ…
友「あ、来た来た、こっちだよー!」
友「さて、誰から話そうか?」
妹「私…から」
兄「!」
妹「ごまかしてきた…私が一番言わなきゃいけないから…」
友「どーぞ?話の腰は折らないつもりだから一通り言ってごらん?」
妹「うん…」ゴクッ
兄(コイツの…本音)
妹「私は…」
私はお兄ちゃんが好き
ちっちゃい頃からいつでも私を助けてくれて私のスーパーヒーローだった。
結婚の約束をしたこともあった。
ゆびきりげんまんもした。本当に嬉しかった。
本当に…お兄ちゃんと結婚できると信じてた。
でもいつだったっけ…。
兄妹では結婚ができないと知ってから、お兄ちゃんが私を恋愛対象として見てないことを知ってから、私はお兄ちゃんに冷たく接するようになった。
忘れたかった。昔の暖かい思い出全部。
嫌いになりたかった。いつも兄貴面して私を女として見てくれないお兄ちゃんなんか。
…早くこの気持ちから解放されて楽になりたかった。
その一方で私の知り合いとお兄ちゃんを極力会わせないようにした。
とられたくなかった。やっぱりずっと私だけのお兄ちゃんでいてほしかった。
おかしいよね…嫌いになろうとしてるのに、やっぱりとられたくないだなんて。
だから友がお兄ちゃんに興味をもったときすごく焦った。
ヒヤヒヤしてた。恐れてた。だけどその一方で友がお兄ちゃんをとるわけないって甘い考えもあった。
…本当にとられちゃったときは、びっくりしたな。
すごくショックだった。衝撃的だった。信じたくなかった。
それと同時にお兄ちゃんと友に裏切られた気持ちになった。
私を差し置いて…。2人とも私と約束したのにっ…。
お兄ちゃんと会わない!友と会わない!手を出さないって約束したのにぃ!
破った!破った!ズルい!最低!
確かに私は自分のこと棚上げかもしれない。私も最低かもしれない。
それでもやっぱり、私っ…2人が許せない!!!
乗っ取りだろうがなんだろうが、とりあえずお前の態度が気にくわない
友のこと信じてた分ショックだった。
電話で一回聞いたことあったよね?
あれ、誤魔化されたんだってわかった瞬間、すごく嫌な気持ちになったの。
しかもあの後平然と私に話しかけてきたよね?あの神経が信じられない。
ズルいね。こんな狡猾な女だなんておもわなかった。
…ねぇお兄ちゃん!私はお兄ちゃんが好きなの!世界中の誰より大好きなの!
妹だから無理だなんて言わせない!
じゃあ妹じゃなかったら?私がここ数年ずっとお兄ちゃんに好意的だったら?
ねぇ、どうしてた?
私だって妹じゃなかったら無理に嫌おうとはしなかった!
あんなに冷たい態度とらなかった!
私がずっと優しかったらどうしてたの?
それでも私じゃ無理なの?
ねぇ答えてよ!お兄ちゃん!!
妹「はぁっ…はぁっ…」
兄(…まさかこれほどまでとは)ボウゼン
友「言いたいことはこれで全部?」
妹「そうだけど」
友「そっか。とりあえず」ニコ
友「殴らせろ」
ゴッ
妹「!?」
兄「お、おい、友!なにしてっ…」
友「自分の気持ち、素直に言えたことは誉めてあげる」
友「でもね、私、妹の自分の気持ちに嘘つくところ、大っ嫌いだよ」ニコ
友「さっきも言ったけど、中途半端なんだよね。なにもかも」
友「私はお兄さんと結ばれない可哀想な子?馬鹿じゃないの?
悲劇のヒロインごっこ?」
友「そんなんじゃあ遅かれ早かれお兄さんをとられるのは必至だったろうね。」
妹「っ…」
友「私じゃなくても、いずれとられてたんだよ?」クスクス
妹「でも…あんたは相当タチ悪いじゃん」
友「そうだよ、私は狡猾な女だよ。
年上の童貞を食べてみたくてさぁ…。友人のお兄さんなんて、超狙い目じゃんか。
最初は遊びのつもりだったんだよねー。セックスフレンドだったし。
でもお兄さんの反応てさ、妙にツボなんだよね。純粋で正直で可愛いっていうか。
なんか胸キュンしちゃってさ。」
友「デートしててもすごく楽しくて新鮮で…この人となら本気で付き合いたいって思ったんだぁ…」
友「ねぇお兄さん、答えをだしてくれませんか?
私と妹、どっちをとるのか」
妹「お兄ちゃんっ…」
兄「お…俺は…」
どっちをとる?以下5レス程度で多数決
なんか、うん…
このSSまとめへのコメント
がんば
後半から一気にアレになったね、何でだろ