いろんな兵科の衰退や特色を自分なりにアレンジしたお話
衛生兵「僕らはなんだかんだで現代まで兵科が残ってよかったですね。」
砲兵「技術が進歩してくれたおかげだよ、キミはいまだ前線で兵士たちを救ってるんだ、少し後ろで弾を撃っているボクらもその勇敢さを見習いたいものだよ。」
衛生兵「それにしてもみんな集まるっていっていたのに来ないですね。」
砲兵「別にボクは2人だけでも…」ブツブツ
衛生兵「?」
ガチャ *ハイルゾー
砲兵「チッ…どうやら来たみたいだね。」
衛生兵「??」
長弓兵「久しぶりやな砲兵ちゃん、こいつは新入りか?」
砲兵「お久しぶりです先輩、彼は衛生兵って言います。」
衛生兵「初めまして、長弓兵さん、衛生兵って言います。」
長弓兵「衛生兵か、オレの時代にもいてくれたらよかったんだがな、まあオレらの場合は矢は自分で引っこ抜けたけどな。」
砲兵「長弓兵さんはマスケット銃が登場するまで主力の一人として奮闘していたのさ。」
長弓兵「ぶっちゃけマスケットより強いぜ?」
衛生兵「ならなんで主力から外れたんですか?」
長弓兵「コストが非常に悪かったのさ、あと訓練して戦闘力になるまで時間が掛かる、まあ他の遠距離のob連中のなかで扱いにくい部類じゃないかな。」
砲兵「今は銃の時代ですからね。」
戦列歩兵「全くだ。」
衛生兵「うわっ、いたなら声かけてよ戦列歩兵。」
戦列歩兵「まあ今となったら私も遠距離のobだけどな。」
長弓兵「なんやこの娘、いきなり現れて、先輩に対して自己紹介無しとは失礼なヤツやな。」
戦列歩兵「接近戦部隊に守ってもらわないとすぐ散るようなヤツに面識は無いのでな。」
長弓兵「あ?」
戦列歩兵「武器もナイフぐらいしかないからすぐやられるんだ。」
長弓兵「なんやと?生意気なヤツやな、表出ろや。」
戦列歩兵「望むところだ。」
ガチャバタン
砲兵「二人ともなんかプライド高いんだよね…主力武器としてのプライドかな?」
衛生兵「…だいじょうぶかな?」
砲兵「さあ?ボクはわからないよ。」
10分後
長弓兵「帰ったで、よいしょ。」ドサ
戦列歩兵「」
衛生兵「お帰りなさい長弓兵さん…って大丈夫戦列歩兵*」
戦列歩兵「く…石壁に隠れるとは…卑怯だ。」
長弓兵「恨むんだったら放物線絵がけないその槍付き棒にすることやな。」
戦列歩兵「槍付き棒…」
長弓兵さんが何故勝ったのか、もう一つの理由がわかる人居るかな?
回答がいくつか出たら続き投下します。
答えが出たので解説付き投下
長弓兵「まあ今回で分かったようにこうなりたくなかったら先輩に減らず口は叩かないことやな。」
戦列歩兵「…」
長弓兵「分かったんならさっさと返事せんかい。」
戦列歩兵「…ハイ」
砲兵「やっぱり先輩は強いですね。」
解説
マスケットは速くて4/分に対して長弓は10/分の攻撃速度、互いの射程も対して変わらなかったらもれなく戦列歩兵はリンチになるね!
ちなみに自分の脳内補完の戦列歩兵は気の強い女の子だ!
衛生兵「戦列歩兵は手当てするから動かないで。」
戦列歩兵「衛生兵、すまないな…道具変わったのか?」
衛生兵「いつまでも手足を切ったりピンセットで直接弾を摘出する訳にいかないからね。」
戦列歩兵「…時代も変わったんだな。」
砲兵「手当て速いね~。」
衛生兵「だてに衛生兵はやってないよ、それに戦列歩兵はよくケガするからなれてるのさ、はいっ、手当て終わり、肩かすよ。」
戦列歩兵「良いよ、そこまで酷いケガじゃないからさ。」
衛生兵「衛生兵の僕が言っていることだから気にしないで介抱されてれば良いの、それに戦列歩兵は長い付き合いなんだから気にしなくて良いんだよ?」
戦列歩兵「あ…ありがとう…///」
長弓兵「砲兵、オレ色恋沙汰は好きじゃないからさっさと帰るわ。」
砲兵「衛生兵に…いいなあ…ボクにもケガしたらあんな風にしてくれるかな…///」
長弓兵「…こいつもゾッコンか、罪作りだな衛生兵。」
バタン
すいません、なんかメールアドレス書くところあったもので思わず書いちゃいました。
…そんなつもりじゃありませんよ?
戦列歩兵「衛生兵…///」カァァ
砲兵「あそこのベットで真っ赤になって療養中なのが戦列歩兵。」
衛生兵「誰に話してるの?」
砲兵「皆さんにだよ。」
衛生兵「3人しか居ないじゃないか。」
砲兵「良いのキミは気にしなくて。」
衛生兵「そういうもんなの?」
砲兵「そういうものだよ。」
衛生兵「そう?…戦列歩兵*顔真っ赤だよ、何処かキズが痛むの?」ジー
戦列歩兵「気のせいだ!お願いだからなそんなに顔を近づけなないでくれ…///」カァァ
「もっと真っ赤になってるじゃないか!もしかしてキズ他にもあるの*」ヌガシヌガシ
戦列歩兵「脱がすな!他のケガはないから!」バッ
戦列歩兵「うぅぅ…」///
衛生兵「戦列歩兵怒っちゃったみたい、何でかな?」
砲兵「そりゃー服をいきなり脱がされそうになったらああなるよ。」
衛生兵「でも真っ赤っかのままだよ、何の病気かな?」
砲兵「病気…まあ病の類で合ってると思うよ。」チラ
戦列歩兵「」///
衛生兵「このままじゃ危なそうだから軍医さんに薬もらって来るね。」ダッ
砲兵「衛生兵…。」
このままじゃ始めの目的から大きく外れてしまうけれでも続けていい?
ちなみこれが初投稿です。
ありがとうございます。
では12時位から再開します。
砲兵「…戦列歩兵さん?」
戦列歩兵「…何。」
砲兵「衛生兵とは何処で知り合ったのかな?」
戦列歩兵「話すと長いよ?」
砲兵「良いよ。」
戦列歩兵「あれは…クリミア戦争の頃ね。」
回想
戦列歩兵「……待って、みんな…何で……足が…動か……。」
たくさんの軍隊が辺り一面を埋め尽くす戦いだった、たくさんの人が撃たれ、死んで行った。
私も足と肩を撃たれてその場に倒れた、けど、誰も助けてくれない。
戦列歩兵「待…お願……」
もう全身が痺れて意識が遠のいていった。
その時聞こえたの。
???「負傷兵だ!まだ脈があるぞ、担架急いでくれ!」
???「近くの野戦病院まで運び込め!」
~野戦病院内~
戦列歩兵「……?」
???「意識が戻った様ですね、ご安心下さい、敵ではありませんので。」
戦列歩兵「………」
???「はっきりと意識を取り戻したころには治っていますよ。」
???「もちろん全力を尽くさせて頂きますので。」
衛生兵「その為の衛生兵ですから。」ニコッ
衛生兵はボナパルト将軍より少しまえ辺りから、負傷兵をピンセットで弾摘出して前線に再投下していた。
戦列歩兵「衛生兵は昔から居たんでしょうけど、その時かな?知り合ったのは。」
戦列歩兵「彼とずっと一緒に居たいって頑張ったけど時代が許してくれなかった。」
砲兵「機関銃ね…」
戦列歩兵「第一次世界大戦の時にはね、アメリカで最後だったの。」
戦列歩兵「もう戦えない事は悔しくはなかったけど衛生兵に会えないって思うと悲しくなって…。」
戦列歩兵「この機会に集まろうって連絡が来た時はとっても嬉しかった。」
砲兵「素直になれなかったんだね。」
戦列歩兵「うん…」
砲兵「応援してあげたいけど、ライバルにそんな事言えないしね~。」ニヤニヤ
戦列歩兵「…なっ*」
砲兵「ボクだって昔からの付き合いだし~ボクも衛生兵の事が…」
ガチャ
騎兵「みんなこんにちはー*戦場の花形騎兵だよー!」
砲兵・戦列歩兵「……チッ」
騎兵「?」
戦列歩兵「こんにちは騎兵さん、来たんですか、今すぐ帰って結構ですよ。」
騎兵「え、何この扱い?お兄さんなんか酷い事した?」
砲兵「人が盛り上がってる時に邪魔をする兵科なんて馬に蹴られて死ねば良いんですよ。」
騎兵「ひどい、お兄さん傷ついちゃうよ*」
戦列歩兵「途中から荷物持ちまでランクダウンしたくせにお兄さんヅラしてんじゃねーですよ荷物持ち。」
砲兵「そんなに兵科に残りたかったなんて意地汚いより他ありませんね荷物持ち。」
荷物持ち「ににに荷物持ちゃうわ!」
衛生兵「騎兵さん、名前、名前。」
砲兵「衛生兵!いつ戻ってきたの?」
衛生兵「騎兵さんと途中であって一緒に帰って来たんだ、軍医さんに戦列歩兵の病状話したら鈍いんだよバーカって言われた」
砲兵「無理もないね」
戦列歩兵「バーカ」
衛生兵「あれ、治ったの?」
戦列歩兵「」プイッ
衛生兵「……?」
砲兵「話脱線してきたから、そろそろ騎兵さんについて話そうか」
衛生兵「騎兵さんはなかなか会ったことないけどそんなにケガしないのかな?」
騎兵「敗残兵をお掃除したり突撃したりしていたから前者は一方的い攻撃するだけだったし後者はケガ以前に戦死者が多かったしね。」
戦列歩兵「騎兵は随分前から居た気がするがいつぐらいで兵科から外れたんだ?」
騎兵「第二次世界大戦のドイツ-ポーランド戦争かな?突っ込んだら勝ちっていう戦い方は終わったんだよ」
騎兵「それから荷物持ちになって、今はその仕事もトラックに取られたけどね」
砲兵「昔から残っている兵科ってあるのかな?」
バタンッ
???「私だ!」
衛生兵「うわっ?!」
戦車兵「遅れてすまないな、戦車兵だ!」
騎兵「戦車兵?初登場は第一次世界大戦の時じゃ無いのか?」
戦車兵「甘いぞ若僧!私は昔騎馬車からの弓兵攻撃もやっていたのだ!」
戦車兵「私は3700年前のヒッタイトから続く由緒ある兵科なのだ!」
戦車兵「暫く私の歴史は幕をとじてしまったが、第一次世界大戦のタンクにより復活したのだ!」
砲兵「熱いね、戦車兵さん」
戦列歩兵「昔の事は以外としられていないからね、自慢したくてたまらないのよ」
戦車兵「残念だったな!日本語はあやふやだからこうなったのさ!」
砲兵「区分したらボクがあと3人位ふえるよ?」
あくまで時代を飾った兵科たちなので冗談のつもりでみてね!
作者の文章センスが皆無だからのちのち語るよ!
戦車兵「む、失礼!上司からの呼び出しがあるのでこれで失礼させていただこう!」ビシッ
スタスタ *バタンッ
衛生兵「……嵐のような人、だったのかな?」
戦列歩兵「喋り続けてただけじゃない?」
パイク兵「あの…みんな…こんにちは…パイク兵です」カチャ
戦列歩兵「パイク?ひさしぶりだね」
パイク兵「はい、久々に会えて嬉しい限りです」
衛生兵「パイク兵さんは騎兵さんの対策で出てきた兵科なんだよね」
パイク兵「はい、パイクを密集させて来るのを待つんです」
騎兵「突っ込んできた俺らはもれなく馬刺しに調理されるって訳だな」
砲兵「槍を持ってるんだから突撃しないの?」
パイク兵「することはありますが、基本その時は剣で戦うんです」
衛生兵「槍があるのに、何で?」
戦列歩兵「混戦になったら長柄の武器は使い勝手が悪いのよ、それこそ戦列を組んでいくものなら私たちの餌食よ」
パイク兵「使いづらいんですよ、自分は」
騎兵「撤退のしんがりとしては使えるんだけどな、俺らはパイク苦手だし」
パイク兵「適材適所、という事です」
明日まで投下できませんので、あしからず。
それまで雑談でもどうぞ。
投下再開します。
槍兵「おじゃましまーす」
騎兵「お、懐かしいな槍兵」
パイク兵「先輩、お久しぶりです」
槍兵「パイクか、お前鎧どうしたん?」
パイク兵「重いんで途中から脱いじゃいました」
砲兵「まあこのご時世あんな鉄の塊着けてたら狙い撃ちだからね」
槍兵「昔は騎兵と肩並べてたのに最近はフランシスカに取られて顔出せなかったんだがまさかここまでとはな」
パイクと重なってごめんね!
戦列歩兵「感傷に浸ってないでなんか自己アピールしなさいよ」
槍兵「そうだな、じゃあファンランクスって知ってるか?」
衛生兵「密集陣形、でしたっけ?」
槍兵「そ、8×8の正方形で密集して戦う戦法さ」
槍兵「兵が盾を隣の兵に重なる様に持って突き崩し合う戦い方が古代ローマから主流になったのさ」
騎兵「それの弱点ってあるのか?」
戦列歩兵「陣形が崩れたら弱体化する事じゃ無いのか?」
槍兵「正解だ戦列歩兵ちゃん、ファンランクスはその為前方がやられたら後列の部隊が次々と出てくる様になってる」
パイク兵「戦列っていうのは、保つ事に重きを置いていますからね」
戦列歩兵「だがその戦列というのは強力な火力と防御力を得たのさ」
騎兵「…完全に俺ら空気だな」
砲兵「でもその気になればボクたちも戦列は組めるんじゃないかな?」
衛生兵「戦列衛生兵…」
砲兵「…」
騎兵「ないな」
衛生兵「でしょ?」
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