-765プロ事務所-


P「音無さーん。例のブツ買ってきましたよー」

小鳥「ピヨッ……例のブツっていうと、アレですね」

P「ええ、あれですよ。苦労しましたよ、うちのアイドルの目がない時間に入手して、事務所からアイドルがいなくなるまでカバンに隠しておくの……何回見ようと思ったか」

小鳥「プロデューサーさん、圧倒的感謝です」

P「育がカバンの中見そうになった時は死のうかと思いましたよ」

小鳥「まあまあ、早速読みましょう……ピヨッホオ！こいつはなかなか上もので……」

P「絵、うまいっすねえ……しかしこれはアイドルには見せられないな。特に静香と志保」

小鳥「見つかったらなにされるかわかりませんよ、本当……」

P「そうですよね……静香と志保モデルのキャラがメインのエロ漫画なんて」







静香「ええ、私も今からなにするかわかりません」

P「本当な、ブチ切れた静香がなにしてくるか……って、静香？」

小鳥「い、いつからいたの？」

静香「音無さーん。のあたりからです。気配消してました」

小鳥「ピヨヨヨヨヨヨ……これには深い事情が」

静香「プロデューサー、音無さん……辞世の句は？」

P「……お前も使うか？」

静香「」

小鳥「ぷ、プロデューサーさーん！」

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杏奈「……プロデューサーさん、どうしたの？その顔」

P「ちょっと、野良犬に噛まれてな」

P(くそうピカソみたいな顔になるまで殴りやがって)

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-数時間後、事務所-
静香「全く、これだから男の人は……音無さんは女性だけれど」

静香「没収したはいいけど、この雑誌、どうしよう……いや、捨てるけど……この近くで捨てて、うっかり育やひなたの目に入ったらいろいろと悪影響だろうし」

静香「ひとまず私のカバンの奥にしまいましょう。家の近くの駅で捨てればいいわ」

静香「こんなものの何が面白いのかしら……あの人たちの趣味って不可解ね」

静香「……少し読んでみようかs」

未来「しーずかちゃーん！おはよー！」

静香「みみみみみらい！」

未来「あれ、どうしたの？雑誌鞄にしまっちゃって。読んでていいんだよ？」

静香「いいのよ。もう読み終わったところだから」

未来「へー、じゃあ私に貸してくれる？」

静香「」

未来「静香ちゃん？どうしたの？」

静香「ご、ごめんなさい未来。この雑誌はちょっと……」

未来「ダメなの？」

静香「ええ、ちょっと……うどん！そう、うどんの汁を零しちゃって！後で捨てようと思ってたの！」

静香(ごめんなさい、うどん……)

未来「そっかー、仕方ないかー」

静香(それにしても未来はちょろいわね)

未来「じゃあなにする？」

静香「別に、何か無理にしないといけない理由もないでしょう？」

未来「えーでも何もしないってつまらないよ！退屈で溶けちゃうよー！」

静香「しょうがないわね……何か案とかあるの？」

未来「んー……」

静香「結局何も決めてないじゃない」

未来「だって、いろいろやりたいことあるんだもん。静香ちゃんともっと仲良くなりたいし」

静香「未来かわいい(そうなの……嬉しいわ)」

未来「静香ちゃん？」

静香「なんでもないわ」

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-その夜、静香ROOM-

静香「うっかり捨て忘れて、家まで持って帰ってきちゃった……家で捨てるわけにもいかないから、明日までここで保管ね……」

静香「……一回、一回だけ読みましょう。そう、ファンの傾向の観察という名目があるもの！それに、私がモデルって、そんな出版社律子さんに頼んで何とかすることも……そのためにも、ね？」

静香「野上と西澤……名前は変えてあるのね」

静香「ちょっと、私がなんでこんなことを！」

静香「男の人のあれってこんなに大きいの、初めて知ったわ……」

静香「ああ、志保まで……」

静香「…………」

静香「……他の漫画も読んで見ましょう」

静香「ぴょん吉？どこか未来みたいな名前ね」

静香「こんな雑誌が何冊もでているなんて、男の人って皆変態なのかしら」

静香「……読み終わった」

静香「……ネットにもっとないかしら」

静香「……うわぁ」

静香「インターネットって凄いわね。十八歳以上のところをクリックするだけでこんなに……うわぁ……」

静香「先輩たちがネタにされてる……知ってるのかしら」

静香「特に美希さんと雪歩さんが人気なのね……あ、千早さんも」

静香「千早さんはこんなに胸が大きいわけないのに……」

静香「テクロノニー？って千早さんに何かが生えてる……でも、少し好みかも」

静香「もっと探して見ましょう。テクロノニーっと……」

静香「……誰も見てないから大丈夫誰も見てないから大丈夫誰も見てないから大丈夫誰も見てないから大丈夫誰も見てないから大丈夫誰も見てないから大丈夫」

-静香ちゃんがあんなことやこんなことをいっぱいしてるのでカット


(●・▽・●) ぼくはくまたいよう

-翌日、事務所-

静香「おはようございます……って誰もいないのね。小鳥さんもいないなんて珍しい……」

静香「誰も、いない……」

静香「誰も、いないのよね」

静香「早速サイト巡回をしましょう」

静香「家でいつまでも部屋にこもっていると親に怪しまれるのよね。ここなら一人になれるわ」

静香「えっと……天海春香ふたなりっと……」

静香「……ふおお」

※静香ちゃんはネットで同人誌とか見ちゃってますがこれだとサークルさんの利益にならないぞ、ちゃんと即売会やお店に行って買おう。そう夏コミとか近いぞ！音無さんとの約束だ！

静香「流石テクロノジー……」

静香「グッジョブふたなり！」

未来「静香、ちゃん……？」

静香「未来……？」

翼「うわあ、静香、これ見てるのはちょっと……」

志保「最低ね」

静香「……皆、いつからいたの？」

未来「ふたなりのあたりから」

静香「」

翼「スマホの履歴見せてもらうね……うわあ春香さんのアレな絵がいっぱい。志保ちゃん見ない方がいいよ」

未来「もしかして昨日の鞄も……静香ちゃんちょっと鞄見せてね」

静香「待って未来！」

志保「止めさせる訳にはいかないわ」

静香「やめて西澤さん！羽交い締めにして何の得があるの！」

志保「西澤さん……？」

静香「間違えた志保！」

未来「あ、これかな？雑誌って……うわあ、エッチな漫画がいっぱい……野上と西澤？もしかしてこれって静香ちゃんと志保ちゃんがモデル？」

静香(捨て忘れた……)


志保「最、低」

静香「」

翼「未来、志保ちゃん、仕事いこっか……あ、最上さんお疲れ様でした。今までお疲れ様でした」

未来「うん、翼……あ、最上さん、あとで最上さんのコップ、撤去しておきますね」

志保「同じユニットだったことが汚点にだけはならないように、行動に気をつけなさい。野 上 さ ん？」

静香「未来……翼……志保……あんな雑誌を読んでしまったばっかりに……」

杏奈「静香」

百合子「静香ちゃん」

昴「静香」


静香「ど、どうしたの、三人揃って」

あんゆりすば『Welcome to the underground』

杏奈「杏奈はネットサーフィンをしていたらうっかりバナーを踏んで」

百合子「私は本屋さんにいたらフランス書院の棚に辿り着いて」

昴「俺は兄貴の部屋から見つけて」

杏奈「杏奈たちも、静香と同じ」

百合子「その手のものが大好きなの」

昴「バレたら静香みたいになるのは分かり切ってるから、このメンバー以外には隠してたけどな」

杏奈「……静香、大丈夫、杏奈は静香の味方、だよ？」

静香「みんな……」

杏奈「でも、ナマモノはちょっと」

百合子「ふたなりはちょっと……」

昴「兄貴の趣味以上って、静香、本当に昨日その手の本に触れたばっかりなのか？」

静香(死にたい)

(●・▽・●) おわりだよー

皆はエッチな漫画はちゃんと購入しよう、出版社さんや作者さんにお金を落とそう！Vivid_rabitとの約束だよ！
あとエッチなものを見る時はそれがどんな媒体(小説漫画自炊したPDF)であろう、人に見られる可能性がある時は読むのを避けよう！
本当、社会的に[ﾋﾟｰｰｰ]るぞ！本当、[ﾋﾟｰｰｰ]るぞ！いや、煽り抜きに[ﾋﾟｰｰｰ]るぞ！だから絶対一人で読もう！LillyKnightとの約束だよ！