男「悪かったね気安く話しかけて。それじゃ」ﾀﾀﾀｯ

お嬢様「あっ・・・・・あぅ」

お嬢様（なんじゃ・・・・）

男「友ー、飯食いにいこうぜー」

友「あいよー」

～学食～

男「やっぱりカレーうどんはうまいなー」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

友「こっちに汁飛ばすなよ」

男「あいあい。気をつけますがな」

友「ところでさっきお嬢様となにしてたん？」

男「ん？なんか作ってたから見せてもらおうとしてた」

男「そしたら庶民が気安く話しかけんなって言われた」

友「さすがお嬢様だなー」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

男「だからこっちも気安く話しかけてごめんねっていって出てきた」

友「お前もなんだかんだで大人気ないよなー」

男「そうかー？」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

友「でもお前から話しかけに行くのも珍しいな」ｽﾞﾙｽﾞﾙｰ

男「なんかなー。お高くとまってるやつを叩きのめしてやりたいって気持ちが・・・」

友「お前もお前だなー。普通に仲良くしてやれよ」ｽﾞﾙｽﾞﾙｰ

男「てかあの子って友達いるのか？」

友「ん？んー・・・たしか同じクラスに何人かいたと思うけど」

男「あんな性格のやつと友達になれるってどんだけ心が広いんだよ」

友「さぁなー」

～教室～

女「いきなり庶民とか言っちゃダメでしょ？」

お嬢様「ぬぬ・・・・・」

女「そんな上から目線で友達増やそうなんてうまくいきっこないよ？」

お嬢様「ふん！べつにいいのじゃ！女が自分の唯一の友達じゃ」

女「えっ？私たち友達だったの？」

お嬢様「え・・・・？」

女「冗談だから。そんな今にも泣きそうな顔しないで」

お嬢様「な、泣いてない！」ｸﾞｼｸﾞｼ

女「にしてもなぁ・・・お嬢ちゃんももう少しやわらかくならないといけないと思うよ？」

お嬢様「なんのことじゃ？」

女「そりゃあ人当たりというか、考えというか」ﾓｼｬﾓｼｬ

お嬢様「それなら問題はないの！」

女「どう考えても問題山積みでしょ」