女「誰か私をrescue me」 (20)

男「どうしたの」

女「大学四年生にもなって未だに彼女がいない」

男「なるほど、モテたい訳だ」

女「……ていうかさ」

男「何?」

女「おじさん誰?」

男「なに、ただの通りすがりのギタリストさ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1437568341

男「そうだ、お嬢ちゃんにはこの能力をあげよう」

女「能力?」

パアアア

女「なんかおじさんの手からビーム出てるけど!?」

男「それっ」

女「!!」ピカッ

男「これで君は髪型と服装を自由に帰ることのできる能力を手に入れた」

女「ほ、本当?」

男「ほんとほんと。 とりあえず自分がなりたい姿を想像してみ」

女「……」

ボンッ

女「!」

男「ほら、ショートからロングになった」

男「これで少しはマシになったでしょ」

女「ありがとうおじさん……ていうかおじさん、本当に何者?」

男「いや、だからただのギタリストだって」

女「そんなただのギタリストがなんでそんな能力もってたり私にくれたりするの?」

男「お前をマジ↑で愛してるからだよ」

女「ごめんよくわかんない」

女(これ以上関わるのはやめろよう)

女「ごめんおじさん、私もう行くね」ダッ

男「あっ……」

男「あの能力、副作用があるからそれを抑える薬もあげようと思ったのに……」

ある日

友達「女ちゃん、彼氏欲しい?」

女「うん!」

友達「今、フリーの男友達がいるんだけど……」

女「どんな人?」

友達「めちゃくちゃ優しい人だよ!」

女(……優しい人なんてほかに沢山いるよなあ)

友達「あと、その人はルックス重視なの」

女「ルックス……」

友達「女ちゃん、可愛いからきっと大丈夫だよ」

女「うーん……」

会うことになった

青年「そしたらその時にさ……」

女「ホントー? ウフフ」

青年(可愛いなぁ……///)

女(ルックス重視ならとりあえず愛想笑いしとけばいいよね)

そのおかげが知らないけど付き合うまでに至った。

青年「俺達、数年後はどうなってんだろうね」

女「いやー、多分街であなたの自慢話ばっかしてると思うわー」

青年「ははは、変なこと言ったりするなよ?」

女「言わない言わない」

青年「後はあれかな……庭付きマイホームとか外車とか欲しいね」

女「あっ!! それは欲しい!!」

そんな妄想話が毎日続いた。 そしてそんな日がいつかくると思ってた。

1年後

女「彼と別れてしまった」

女「別れ話は彼から、なんでも私の彼に対する態度が冷たかったようだ」

女「よく考えてみれば私は彼氏が欲しいという事実が欲しかっただけだったかもしれない」

女「あと、この髪型変えれる能力もバレちゃって気持ち悪がれた」

女「それが周りの人にも伝わってみんなに避けられるようになった」

女「そして私は今、大学を卒業して就職一人暮らし中」

女「キッチン道具はない、何故ならいつも外で済ましてるから」

女「はあ……」

女「就職したといってもなあ……そんな大した会社じゃないんだよなあ」

女「……」










『何い!? ◯◯に就職しただと!?』

『うちは家族みんな大手企業に就職したのに……◯◯ですって!?』

『この一家の面汚しがぁ!!』











女「……期待に応えられなかった」

会社

女「おはようございます」

上司「ああ、おはよう」

ボンボンボンボン!!

女「!?」

上司「おい! どうなってんだ君の髪型は!?」

女(気持ち悪がれるから隠してたのに……なんで急に変化してるの!?)

ボンボンボンボン!

女(止まんない……)

上司「ちょ、気持ち悪い!!」

女「結局会社の人にも嫌われてしまった……」

女「毎日私の陰口ばかりが聞こえてきて……私に話かけてくる人はいない」

女「……」

女「助けて……」

別の日

女「仕事仕事」カタカタ

男性「……」

女「……?」

男性「君さ、髪型変えれるんだって?」

女「はい……今でもこんな風に」ボンボン

女(……からかいにきたのかな)

男性「……面白いね!」

女「あの……要件はそれだけてますか?」

男性「あのさ……俺、面白い人が好きなんだよね」

女「……?」

男性「その……俺で良ければ付き合ってくれませんか?」

女「!!」

女「あの……私なんかでいいんですか? 髪型こんなめちゃくちゃになるのに」

男性「だから俺、面白い人好きなんだって! そんなの気にしないよ!!」

女「あの……逆にそれだけなんですか?」

男性「!! 違うよ! 俺、実はさ……君が会社に入った時からずっと……一目惚れしてて///」

女「……」

男性「……ダメかな?」

女(ずっと一人きりだと思ってた……)

女「……私で良ければ」

男性「!! あ、ありがとうございます!」

女「あと……」

男性「は、はいっ!」

女「……せめて告白は会社の外でお願いします」

男性「あっ……」

持田香織「というわけで今秋結婚します、あと近所のおばさんって言われるようになります」

〜終わり〜

PV要素を無理矢理入れようとしたらめちゃくちゃなSSになりました。

rescue meのもっちー可愛いんじゃ^〜


元ネタ知らないけど面白かった
でも冒頭ですごい誤字があるぞ

>>15
スレタイですか?
もしそうだったら元の歌詞に「そんな私をRescue me」ってあるから多少はね?

違ったらすいません

>>15じゃないけど「帰る」「変える」だと思われ

>>15 >>17

今気づきました。指摘してくださりありがとうございます

>>1の「彼女がいない」だと思われ

>>19
指摘ありがとうございます

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom