BGM『~♪』
奏「ふふっ、リスナーの皆…私の声、聞こえてる?」
奏(マイク寄せ)「聞こえてないなら残念…今からキスしてあげるのに」
奏「……なんてね。ふふっ、期待した?ごめんね、その代わりラジオ始めるから」
奏(マイク寄せ)「今日も月が綺麗ね、Radio MoonSideスタート……」
Hotel MoonSide『~♪』
奏「今日も始まりましたRadio MoonSside。この番組は私、速水奏がゲストを呼んで夜に相応しいNGスレスレのトークをする番組です。って言っても流石に放送することを考えた内容だけどね」
奏「今日のゲストはこの人……」
神崎蘭子「ふっふっふ、今宵は月明かりの会話劇に招かれて光栄ぞ。闇に…飲まれよ……」
奏「…はい、というわけで絶賛ブレイク中の神崎蘭子ちゃんをお呼びしました。蘭子ちゃん、今日は静かね?いつもみたいに声は張らないの?」
蘭子「今宵はそういう日なのであろう?妾とて時を見誤るほど落ちぶれてはおらぬ。」
奏「ふふっ、ありがと♪でもまだちょっと固いかな?ありのままの自分を見せちゃっても…いいのよ?」
蘭子「へっ!?あの、その…奏さんが言うなら、がんばります……」
奏「可愛い♪っと言うところで、まずはMoonSideメールから答えましょう。蘭子ちゃん、呼んで」
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蘭子「妾が!?……き、キスネーム…恥ずかしい……!」
奏「ほら、がんばって♪」
蘭子「うぅ…キスネーム、『奏ちゃんの耳に唇を』さんからです……」
奏「ふふっ、耳に唇も良いけれど、唇は唇に…ね?」
蘭子「あう…『速水奏さん、月が綺麗ですね!』」
奏「綺麗ね」
蘭子「『奏さんは唇を大事にしていますが、どういったケアをしていますか?また、ゲストの人も美容に関してどういうケアをしていますか?』…です」
奏「蘭子ちゃんありがとう、唇のケアね?ん~、やっぱりいつもしっかりとしたブランドのリップクリームを塗ってることかな?いつキスしても良い様に。ブランドは私のファンなら勿論知ってるあそこ。蘭子ちゃんは?」
蘭子「堕天使たる我が身の中でも、肌の表面は魔術に対する障壁足り得る。よって湯浴みにてしっかりと体を沈め、障壁を全体に張り直している」
奏「へぇ、肌を大切にしてるのね?通りで綺麗で柔らかそうって思った。触ってもいいかしら?」
蘭子「我が片腕を貸そう、触れるがよい」
奏「腕も良いけど、私はこっちの頬が触りたいかな?」
蘭子「ひゃっ!?冷たい…!」
奏「ごめんごめん♪びっくりさせちゃったよね。それにしても本当に肌綺麗ね、つるつるしてたわ。湯船にはどれだけ浸かるの?」
蘭子「ば、バスルームには時計が無くて……とにかく長く…です」
奏「長く…ね、リスナーの皆は思い思いの時間で蘭子ちゃんを想像してね?」
蘭子「い、偽りの思考はやめよ…!」
奏「じゃあ次のコーナーに行きましょうか、Drama MoonSide」
蘭子「今宵は複数の予言が入ったパンドラの箱からひと度引き、現れた予言の内容を奏さんと招かれし我がアドリブで演じるというものだ」
奏「パンドラの箱…蘭子ちゃんらしい危険な響きね?さ、箱から一枚引いて」
蘭子「えいっ!」
奏「『夜の密会、月明かりの元ささやかれる二人の会話』」
蘭子「えっ!?えっと…どっちが男性役ですか?」
奏「いつもは凛ちゃんとかゲストが男性役をやるんだけど…蘭子ちゃんは攻めるより受ける側だし、私が男性役やってみるわね?」
蘭子「う、受け!?」
奏「初めての男性役挑戦、どうなるかな?それじゃDrama MoonSideスタート!」
奏『やぁ、こんな夜に待たせてごめんね。』
蘭子『フッ、言葉に出来るほど待ってはおらぬ。今宵は月が綺麗ゆえ、時を気にするほど退屈では無かった』
奏『こら、二人きりの時はそれは無しだろ?』
蘭子『へっ!?(やっぱり!?)わ、分かったわ、ありのままの言葉で話すわ…今日は来てくれてありがとう』
奏『それと、さっきの月が綺麗って言葉……そっちの意味で取っても良いのかな?』
蘭子『そ、そっち?』
奏『ふーん?あくまで誤魔化すんだ……ならその唇に…直接聞こうかな?』
蘭子「だめー!」
奏「ふふっ、蘭子ちゃんが耐えられなくなったところで、終了ね?どうだった蘭子ちゃん」
蘭子「その…あんまり喋ってないのに恥ずかしかった……」
奏「私が攻めすぎちゃったからね♪そこはごめんなさい」
蘭子「気にしておらぬ、故に気にするな」
奏「Radio MoonSide、恋しいけれど今日はこれまで…物足りなかったら、また来週も聞いてね。……私待ってるから。今回のゲストは」
蘭子「神崎蘭子でした、闇に…飲まれよ……!」
奏「来週も月の綺麗な夜に……」
おわり
超短いですが、息抜き感覚で読んでもらえれば幸いです
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