男「暇だから、幽霊廃墟に凸!」(272)
男「来ちゃったよ、一人で……」
男「ま、gw暇で干からびるよりはマシかな」
男「よしっ、とりあえず、行っちゃるぞー……」
ギィィィィ……
……バタン……
ー男「暇だから、幽霊廃墟に凸!」 スタートー
ー1f- pm:8:30
男「よし…、カメラもokと」
男「よし、行こうっ」wktk
男「ちなみに、この廃墟は俺ん家の裏山にある。」
男「もうとっくに潰れた、ちゃちな病院だ」
男「噂ではあるが、この廃墟のどこかに、霊が出るらしい…」
男「まぁ、出ようが出まいが、雰囲気がとにかくキツイな…」
男「ま、まぁとにかくスタートだ」
男「早速受け付けがある。真っ暗で、もう結構…」
パキッ
男「」ビク
男「あ、小枝踏んでたwww」ティヒッ
男「でもこう…10秒おきに、辺り見回しちゃうよね」ドキドキ
男「よし…行こう」
ー受付ー
男「なんか、めっちゃ紙が散乱してんなー。あれか、カルテってやつ?」
男「……拾ってみたい気持ちもあるが…」
男「」ゾクッ
男「ここにさー、美人な受付嬢がいたんだろうなー」
男「こう、無造作に髪を縛った、丸っこい顔のお姉さんとか良いよね!」
……しーん
男「虚しいな、想像以上に」
男「まぁ、喋ってないと俺の豆腐メンタルブッ潰れるからね」
男「カウンターの裏に潜入」ガタン
男「よっ」スタッ
男「ぎょわっっ!??」
g「かさかさ…」
男「くあせふじこwwww」
g「めし、めしー」
男「いぎゃぁぁぁでけぇぇぇ」
g「うっせーかすー」かさかさ
男「……よ、よかったー。何処か行った…」
男「さて、きを取り直して」
男「ふんふん、カウンターの裏ってこうなってたんか」
男「ここで、丸顔のお姉さんが……」
男「あー、近所の病院ばばあばっかだから、つまんね」
男「よし、でるか」ひょい
男「ふん、案外よゆーそうだな」
男「さ、次は早速奥に行ってみるか」
男「奥に、診療室と入院病棟が見える」
男「さて、どっちに行こう?>>10」
男「診療室か、おkww」ガラガラ
男「うっ」
しん……
男「……」ごくり
男「ち、ちょろいし。こんなん、まじよゆーだし」
男「う、うん。良く病院で見る机と椅子が置いてある」
男「投げ出された紙類から見て、どっかのdqnが漁ったみたいだな」
男「……す、座ってみようかな?」
男「失礼しやーす…」ストン
ギッタン…
男「のわっ!?」グルン
男「ぐっはぁぁ」ドシャッ
男「……いってーーー」
椅子「」ブラブラ
男「畜生、背もたれが壊れてた…」
ピシッ
男「」
男「な、何今の音。……あぁ、あれだわ、軋み!!き・し・み」
男「ははは、なぁーんだぁぁ」パンパン
男「椅子、壊しちゃったな…ま、廃墟だし、いいか」
男「……あれ?」
男「机の下に……なんかある」
男「キラキラしてるな、何だろ?」
男「キラキラを取る?取らない?>>14」
男「安価下手すぎだな…すいませんorz」
男「と、とにかく安価は絶対だ、取ってやろうじゃないの」
男「うしっ」腕マクリッ
男「ん…んん…」ゴソゴソ
男「どうか、gでありませんようにっ…」
男「あ、掴めた!なんか、細長い…」
男「……おぉ、これは、万年筆……」キラキラ
男「インクは…出ないな。けど、まぁ、記念にとっておこう」
ーインクの切れた万年筆を手に入れたー
男「何か楽しいかも…?廃墟探検ゲーみたい」
男「さ、次は何処に行こうかな」
男「願いを込めて、安価だ」
男「入院病棟に行く?ここに残る?>>20」
残る
男「残る、了解!」
男「ちょうど腹減ってたし、おにぎりでも食いながら探索しようかな」
男「てれれれってれー、かーちゃん特製、チャーシューおにぎり」
男「む…」ガブッ
男「うめぇうめぇ」
男「ん?あれ、あっちに棚があるぞ…」
男「一般的な鍵付き棚だな。開けてみよう」
ガラガラ
男「うっわ、カビくせー…」
男「…おお、なにやら医学書や書類がいっぱい」
男「……あー、分厚い本見てると頭痛くなってくるわ」
男「てきとーに一冊抜き取りましょう」
男「なになに…」ペラッ
ヒラッ
男「……?何か落ちた?」
男「拾おうかな?」
男「どうする?>>24」
ひろう
男「拾おうかな、っと」
男「はっ、まさか、丸顔無造作ポニテのお姉さんの写真…?」ぴら
男「……うん?」
男「く、黒髪の儚げな美少女がこっちに向かって微笑んでいる」
男「ちなみに、撮った場所はここの入院病棟の個室みたいだな」
男「……」
男「かわいい///」
男「ポッケにインとな…」
ガタンッ
男「っ」ビクッ
男「……」キョロキョロ
男「…なんか、寒気がしてきた。待合室に戻ろうかな」
男「し、しつれいしましてー」
ガラガラ
…………ガタン
ガタンガタンガタンガタン……
ー待合室ー
男「ふぃー…。なんか、寒くなってきたかな」
男「思えば、写真とか普通じゃないよなー…」
男「何で診療室に、しかも本に挟んであるのかも、謎だし」
男「」ブルッ
男「き、気を取り直して、移動移動」
男「廊下に来たよ。ナースステーションが見える」
男「このまま進む?ナースステーションに寄る?>>30」
突撃
男「まぁまぁ、そう喧嘩すんな。とりあえず、凸するか」
男「ちなみにオナヌーなら、ここ来る前にしこたまヤッて来たからなぁ。賢者だぞ、今の俺は///」
男「っと…そんなこたぁ、どうでもよかった」
男「ナースステーションかぁ。きゃわいいお姉さんが働いてたのかな」
男「し、失礼しまーす」
男「至って普通のナースステーションだな。カウンタータイプで、声も掛けやすそうだ」
男「机、棚、椅子、ドアとある。カルテは…あんまり散らばってないな」
男「とりあえず、どうしようかな?」
男「何をしよう?>>38」
カルテを見る
男「カルテを見る、了解!」
男「とりあえず、足元に散らばったカルテを見てみよう」ぴら
男「……かろうじて名前が読めるレベル…」
男「どうやらお婆さんのカルテみたいだな」
男「読んで欲しい?……ま、安価とるまでもないかぁ」ポイ
男「俺はババア趣味じゃないぞ」
男「俺は丸顔無造作p」
ピルルルルッ ピルルルルルッ
男「……え……?」
男「な、なんだこの音っ……」
男「け、携帯じゃないぞ」
ピルルルルッ ピルルルルッ
男「……」ゾクッ
男「ド、ドアの中から聴こえてくるぞ……?」
謎の電子音は、ドアの中から聴こえてくる。
ーーー入りますか?
男「は、入ろうかな?>>42」
男「その間にも、音がどんどん大きくなってきてる…」
ドアに耳をつけて様子伺う
男「こ、ここは慎重に、だ」
男「ドアに耳を付けて待とう」ピトッ
ピルルルルルッ ピルルルルルッ
男「う、うるさい……」
男「こ、怖くなんかないけどなぁ。どうせdqnか何かが忘れていった携帯だろ」
男「……」
ピルルルルルッ ピルッ ……ブツッ
男「」ビクッ
男「唐突に、音が止んだ…」
男「……なんだったんだ」
男「気になるが、何かフラグが立ってそうで…」
男「……」
男「ここまで来たんだ…」
ガチャ
ギィィィ…
男「……」
男「ひ、広い部屋だな。机が置いてある意外、何も…」
男「あっ」
男「何かの端末が机の上に置いてある」
男「……ナース、コール…?」
男「これが…鳴ってたのか?」
男「何で…ここ、もう誰もいないんだろ…」
男「………」
男「誰が…鳴らすってゆうんだよ…?」
机の上にあるナースコール端末は、鈍い光を発している
ーーーナースコールを、手に取りますか?
男「>>47……」
とろう
男「ッ……」
男「い、意外と軽い、かな」
男「普通のナースコールだ。無線のね」
男「気味が悪い……。け、けど記念に」
男「ポケットに入れとこう…」
ーナースコールを手に入れた
男「寒い…さっさと進もう。ここにはもう何もなさそうだし」
ギィィィ
バタン
……………
ー廊下ー
男「足音がやけに響く…」
男「自分の足音が、こんなに怖く感じられるのは初めてだよ」
ー入院病棟ー
男「たくさんのドアが並んでる…。けど、どれも開け放たれてる」
男「適当に中をのぞいていこうかな」
男「……どこも、ボロボロだ。ここで病と闘ってたなんて、想像できない」
男「……」カツカツ
男「うーん……」
男「案外、何もないなぁ」
男「この奥に個室があるらしいけど、そこによく白いモノが見えたとか、色々目撃例があるみたいだね」
男「さらに、ここの角を曲がると食堂やデイケアルームがある」
男「さて、どうしようか。進むもよし、休憩もよし、なんでもいい」
男「>>51」
ジワジワ行こう
まずは食堂へ
男「食堂へ行こう」
男「っていうか、幽霊よりgの方が怖いんだよね」
ー食堂ー
男「ん、ここか…。流石にカルテなんかは散らばってないみたいだ」
男「お邪魔し」
ギシッ
男「…」
男「な、なに固まってんだっ。全然余裕じゃねーか」
男「……ぜーんぜん」
男「均等に並べられたテーブルや椅子からして、結構綺麗な食堂だったと想像できる」
男「しかし、今じゃすっかり荒れてるな」
男「券売機と厨房に続くカウンターだけが、ここがかつて食堂だった事を主張してる」
男「とりあえず、券売機を拝見…」
男「うーん、カツカレー、うどん、ラーメン…一般的なメニューだね」
男「もちろんもう、稼動はしてないな」
男「お腹減ってきたな…うどん食べたい」
ギシッ
男「」ビクッ
男「よく軋むな…。古いからかな」
男「よし、次は厨房に行ってみよう」
男「gは来るなよー…?」
ー厨房ー
男「うわっ!??」
『ダシテダシテダシテ ココカラダシテヨウ モウワルイコトシナイカラ』
男「ぎゃああああぁぁぁぁ!?」
男「ちょ、おまぁぁぁっ!?落書きとかマジでやめろってっ」
男「俺涙目……」ガタガタ
男「き、気を取り直して…」
男「はー、心臓どっくどく…」
男「い、一般的な厨房だな。食器類はまだちょっと残ってる」
男「食材は…ないと思いたい」
男「えっと、どこを調べればいいかな?」
男「>>60おなしゃす」
男「食器返却口、疑惑の冷蔵庫、食器棚があるぜ」
冷蔵庫
男「>>60……やってくれたな」
男「でも、安価は絶対だ。やってやろうじゃないの」
男「っはー……すー、はー… せいやっ!」パカッ
男「うわぁぁぁぁぁくっさぁぁぁぁぁ」
男「なんだろう、カビとか腐乱とかそういうのを超越した香りがする」
男「っはぁぁぁ」バタン
男「は、はにゃがまがるかとおもた」
男「中にはなにもなかったぜ?も、もういいだろ?な?」
男「うぅぅぅ鼻洗いたい。手も…」
ガチャンッ
男「」ビックゥ
ギシ ギシ ギシ
男「………ぇ…?」
男「え、え、えっ…?」
ギシ ギシ ギシ ギシ
男「なっ…?」
男「し、食堂の方からだ」
男「え?え?どうして…?」
男(やばい…頭が真っ白になって…)
男「……ハァ、ハァッ…」ガタガタ
男は恐怖のあまり、その場から動けません
さて、どうすれば良いでしょうか…?>>64
踊る
男「お、踊らなきゃッ…」ブルブル
男「ハァ、ハァッ…」フリフリ
男は必死に足を振り、コサックダンスを踊っています。
ギシ、ギシ、ギシ…
男「ヤバイ… もう、中央まで来たッ…」
男は小刻みに震えながら、コサックダンスを踊っています。
男「助かる気がしないっ…お願いだっ>>67っ」フリフリ
ナースコールで誘導
その隙に隠れる
男「そ、その手があったかッ…。でも、ナースコールって俺が操作して鳴るもんなのか?」
男「えーいままよっ。投げちまえッ」ポーイ
男「け、結構飛んでッ……」
カツン
ギシッ ……ギシ、ギシ
男「足音が遠くなったッ! この隙にっ…」ズザザザ
男は食器棚の一番下に隠れました。
……足音は、物色するように辺りを徘徊しています。
男「フー、フーッ……」
男「と、とりあえず難は逃れた…かな?」
ギシ、ギシ ………ギシ
男「どんどん遠のいていく…」
男「……だ、大丈夫かな?出た瞬間バーン、とかないよね?」
男「……」
足音はゆっくりと遠ざかり、しだいに消えていきます。
男は、たっぷりと時間がたってから、這い出しました。
男「っ……もう、大丈夫だ。こ、怖かった…」ガクガク
男「ハァァァ……」ヘナヘナ
男「き、緊張した。漏らすかとおもた…」
男「は、膝が笑ってるぜ…」
男「……」キョロキョロ
男「大丈夫、大丈夫だ…」
男「あ、ナースコール…」
男「助かった。ありがとう、ナースコール」
ーナースコールを手に入れた
男「…ん?」
男「床に…うっすらとだが、足跡がついてる」
男「食堂を出て、廊下の方…に続いてるな」
男「……あぁ、どうしよう…?」
1、足跡を追跡 2、無視してデイケアに行く 3、帰る
選ぶのは>>72 あなたです。
1
男「やっぱりな…」
男「あぁ、もう胃が縮みそうだ」
男「しっかりライトで照らしつつ、行こうっと」
ー廊下ー
男「ハァ、ハァ…」
男「キツイ…」
ー階段ー
男「ま、まだ続いてる…。階段を延々と上ってるみたいだ」
男「正体を、つきとめてやるっ…」
ー2f・階段踊り場ー pm:9:45
男「結構長いなぁ…」
男「このまま追跡を続けたい気持ちもあるけど、膝が」
男「ハァ、ハァ……」
ガタッ バンッ!!
男「」
男「は…上から、何か落ちてきた…」
男「も、もうやらぁ…帰りたいぃ…」
ー4fー
男「ゼェ……ハァァァ、階段はもう終わりか」クテン
男「このまま、家族控え室まで足跡は続いている」
男「ちょっとくじけそうだが…」
男「…」ソロソロ
男「……足跡は、家族控え室のドアの中に入っていってる」
男「どうしよう?>>78」
ドアを軽くあけてカメラで撮影
男「ドアを開けて、カメラで撮影ね…やろうじゃないの」
男「……」ごくり
男「ゆ、ゆっくりだぞ…」
キィィ
男「」
???「………」
???「…」ニタァァ・・・
男「うわ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」バタンッ
男「嫌だァァァァァァァッ」ダダダダ
???「フフフフフフフフフウッフフウフフッフ」
???「ミーーーーーツケタァァ ニガサナイカラネァァァ」
男「だ、誰かぁぁぁ゛ぁ」
男は闇雲に走り出しました。
謎の気配は、後ろから滑るように付いてきます。
男が気配に追いつかれないよう、上手く逃がしてください。
頼みましたよ、>>82
バナナの皮置いといたよ
写真は伏線になるのだろうか
男「ハァ、ハァッ」
男「まだ追いかけてる…」
男「パニックになりそうだッ!誰か、ガチで助けてくれぇぇぇ゛」
男は、階段の前で立ち止まりました。
男「このまま降りて巻くか?」
さて、どうしましょう。
あなたが選んでください。>>92
裏をかいて上昇
男「ぉぉぉぉぉぉぉ゛」
男(死にたくない死にたくないよ)
男「ぁぁぁぁぁッ」
男は、階段を一気に駆け上り、f5まで行った。
???「………ドゴダァァァ……」
???「!!」
謎の気配のすぐ横で、10時を告げる時計の音が鳴りました。
???「……ゥゥゥゥゥウウ…」
ズル ズル ズル ズル
謎の気配は、ゆっくりと這い、しだいに消えていきました。
男「け…気配が消えた、のか?」
男「なんでだ…?」
男「……確認しに行こう」
ーf4ー
男「…」チラ
男「何もいないし、気配もないな…」
男「も、もうf4には居たくないんだが…」
男「ん……?ゆ、床になにか落ちてる」
男「……紙みたいだ。拾う?>>95」
拾う
男「……」ビクビク
男「て、手紙?女の子向けのメモ帳が、丁寧に折られてる」
男「あて先は… bird先生へ…? redより…?」
男「な、中を見てみよう」
ーbird先生へ
お早うございます。 今日も秘密のルートからお手紙を差し上げますね。
先生、今日はがんばって回診してましたね! でも、疲れてませんか?
私が自由に動けるのなら、マッサージしてあげるのにな。私、得意なんです。
ところで、私の病気の経過はどうですか? 教えて欲しいです。
-redより
男「な、なんだ?普通の手紙…。綺麗な字で書いてある」
男「回診、先生というワードから見て、あて先は医者か」
男「差出人は…?字から見ると女の子だけど…」
ピルルルルルッ ピルルルルルッ
男「!!?」
ピルルルルッ ピルルルルッ
男「え、え、え…?」
ピルルルル… ピルルルルル…
男「ナ、ナースコールが…」
ピルル ピッ ジ、ジジジ
ーーーーーーァァ、ァ
ーーーセ、センセ…
ーーーワタシ、デス。 レッド、デス…
男「……ぇ……?」
ーーーアイニキテ、クレタンダァ ウレシ
ーーーマッテルヨ イツマデモ 55シツ デ
ーーーセンセ、ダァイスキ ワタシ センセイノコトガ ダ
ブツッ
男「………」ガタガタ
男「あ」
f4に、男の悲鳴が細く細く
響き渡りました。
ー第二部へ、移ります。よろしいですね?
ここまで読んでくれた人、ありがとう!
今日はここまでだ。
また明日かあさってに会おうじゃねぇか
先生。 いつも見てるよ。
あなたが大好きだから。
ずっとずっと 大好きだから。
だからね
いつまでも 一緒にいて
ずっと
ここにいて
ね?
ーーー第二部へ移ります。
ーf1- 玄関ホール pm:10:13
男「くそッ、クソッ!!」ガチャガチャ
男「あ、開かないッ…」
男「どういうことだよッ!?来たときには全部開いてたのにっ…」
ガチャン ガチャッ
男「くっそっ…」ガンッ
男「う、うぅぅ……」
ーー男は絶望し切っています。
そんなとき、胸ポケットが揺れました。携帯電話に着信が来たようです。
男「こ、この人はまさかッ…?>>112」
彼氏
男「お、俺の彼氏ッッ??!」
男「はいモシモシッ!」
彼「やぁ。男、ずいぶん切羽詰った声だね」
男「う…だ、だってぇ。マイ・スィート破ニー…」
彼「破破破。頼むからその気持ち悪い呼び名はやめてくれるかな。俺の名前はtだったろ?」
男「いや、俺は本当にお前を want you…」
t「潰すぞ」
男「すぃません」
男「って、ていうか何で電話くれた訳?いつもはいちゃこらメールすらk」
t「黙れ」
男「あい只今」
t「男、今ちょっと変な所いない?」
男「」ビク
男「ぅ…うん」
t「まさか、廃墟かどっか?」
男「……」
t「返事をしないってことは、合ってるんだね?」
男「お、俺…。ちょっとマズイことに…」
t「………ほう…?」
男「お、おれ…」
t「馬ッッッ鹿野郎ッッ!!」
男「ヒッ…」ビクリ
t「お前、自分が何やったか分かってんのかッ!!?」
男「ッ…」
t「怒らせたんだよ! 眠っていたモノを!」
t「彼らは、自分達の眠りを荒らされない限り、怒ったりしない!」
t「放っておけばよかったんだ…。なのにお前はそれを…」
男「…ぅぅ…」
t「馬鹿、ヤロー…」
男「ご、ごめんなさ」
t「……」
男「俺、暇だからって…こんな、事して」
男「自分でも、すっげー馬鹿だって…思ってるんだ…」
男「t……」
t「…何だ?」
男「………怖い…!」
男「すっげぇ…怖い…」
男「怖いんだ……」ポロポロ
男「っ…ひぐっ…ぅぅ…」ボロボロ
t「……」
男「ひぐ…っ、うぅ…」
t「…今何処?」
男「…ぇ?」
t「だから、今何処にいるんだ?」
男「ま、○○廃病院…」
t「行く」
男「で、でも」
t「でもも何もねぇよ。俺の男が困ってる。行かない理由が見当たらない」
男「…t…」
t「電話は切るな。分かったな?」
男「うん…!」
t「よし、良い子だ。すぐ助けに行くからな?」
男「ありがとう…t。俺、なんていったらいいか…」
t「へへ、若いうちに火傷はしておくもんだぜ」
男「へへ…」
t「でももう絶対するな。心配させるのは子供のやる事だぜ?」
男「う、は、はいぃ」
ー寺生まれのtさんが 加わりました。
t「今タクシー拾ったからな。とりあえず、何が起こったのか話してくれ」
男「ああ、分かった…」
……
…
t「ふん…それで、今出られない所か」
男「そうなんだ。情けない…」
t「まぁ、取りあえず気を強く持て。弱い所に霊は漬け込むんだからな」
男「流石tさん!そこに痺れるあこが(ry」
t「しかしなぁ…」
男「何?」
t「お前に対する束縛の念が半端じゃないんだ」
t「お前、その手紙の女の子に心当たりはないよな?」
男「ないない。俺は女だったら丸顔ポニテ…、いや、お前が一番好っきゃねん」
t「…」
男「沈黙しないでぇぇ怖いぃぃ」
t「ん。ともかく、その女の子は霊で間違いない」
t「きっと…そのバード先生ってやつとだな」
男「アバンチュール?」
t「まぁそういう事だろうな。」
男「アバンチュールっていえば、俺とお前のか・ん・け・い☆」
t「いちいち癇に障ることを…」
男「てぃひww」
t「とにかくだな、霊はお前に執着してる。その執着を解かないことには、何も始まらん」
男「あ、ああ」
t「いいか。刺激したくない、と隠れるのはだめだ。霊の執着の原因をたどる事が重要」
男「それってつまり…」
t「あぁ。お前、幽霊の過去をたどれ」
男「やっぱねー…」
t「ここまで来たんだぞー。生きたけりゃ、腹をくくれ」
男「怖いお…」
t「うっせー!いいからやれ!」
男「うううう。tを待ってたいー。動きたくないよ」
t「やれやれ…とんだお子様だな」
男「…うう」ガタガタ
t(まぁ、あんな体験したんだから仕方ないかな…)
男「tーー…」
t「どうやって彼を安心させよう?>>130」
熱いキス
t「一応ここはホモスレではないんだが…」
男「ぐすぐす…」
t「あぁもうじれったいっ」
t「お、男っ」
男「な、なに…?」
t「………ボソボソ」
男「」
t「ち…ちゅっ」
男「」
t「逆に再起不能にさせたんじゃねえの?ってか、キスっつっても電話越しだぞ?」
男「///」
t「だ、誰か濃厚なホ○スレになる前に、オエーのaaを貼ってくれ」
男「tー。お前ってやっぱツンデレなんだな♪」
t「だ、黙れッ。これはただの安価で…」
男「うふうふうふ…」
t「き、気味の悪い含み笑いをするな。と、とにかく行くんだ!」
男「ああ!tのデレがあるんなら何処へでも行けるわww」
t「……ハァ…」
男「手始めに何処行けば良いんだ?」
t「とりあえず、俺は診察室が怪しいと思う。行けるか?」
男「おk!」
ー診察室ー
男「戻ってきちゃったなぁ」
男「どこを調べれば良い?t」
t「そうだなぁ。もう一回本棚みたいな所を、調べてみろよ」
男「あぁ、棚ね。おkおk」ガラガラ
男「本を…まんべんなく調べていこうかな…ん、おや?」
t「どうした?」
男「お、奥になんかある…。取れるかな」
男「ん…せいやっ」ガシッ
男「ぅおっしゃぁぁぁっ」
バサッ
男「か、紙束…?」
t「かみたばぁ?」
男「お、おう。なんか横線の入った便箋の束だ」
t「ふーむ…」
男「これで、手紙交換を…?」
t「そう考えるのが妥当だな」
t「そういえば、万年筆拾ったらしいな」
男「ああ。ん、まさか」
t「男のほうが、万年筆と紙を使って返事を書いてたんだろうな」
男「あー…なるほど」
t「ふむ。院内でコッソリ手紙交換なんて、ピュアでいいじゃねーか」
男「お?何その乙女チックな意見」
t「つ・ぶ・す・ぞ」
男「しゃーせん…」
うし、今日はここまでだ。
また明日会おうな。
破ァ!!
破ァ!!
こんな早朝に投降してすまん!
とにかく始めるぞ!
t「もっと何かないのか?」
男「いやぁ…これ以上は」
t「ふむ…実の所俺もどこを探って良いかよう分からん」
男「えぇぇぇ?tー嘘だろうー?」
t「うるせーなぁ…」
t「困ったときに安価が役に立つ!頼んだぞ>>144」
コツコツ と足音がしてきましたよぉ
破ァ!
何日も放置してて悪かったな!
じゃあぼちぼちやっていくぞ!
t「んー…どうしよっかなぁ」
男「おいおーい…動けないよ」
t「ンナ事言われたってなぁ」
t「…あれ?」
男「何?」
t「……」
男「な、なに」
t「…男、俺の言う事を何も言わずに聞け」
男「え、ちょ」
男「え、ど、どうしたんだよ…?お、脅かすなって」
t「喋るな」
男「」
t「ゆっくりだ、ゆっくり壁に移動しろ」
男「」ズリズリ
t「音を立てるなッ!」
男「(なっ、なんで…)」ソー…
t「できるだけ静かに、ドアへ移動するんだ」
男「…」
男「(なんだっていうんだよ…?)」
男「あ」ゴッ
t「!!男、音を…」
男「にぎゃぁぁぁぁっ!!」ビッタァァン
男「ほ、本につまずいた…」
男「てへぺろ☆t?ごめんねー…。…あれ?」
t「」
男「t?どうした?何か言ってくれよ」
t「……ザザ…」
男「え…?」
t「……お、と…にげ」
男「え?え?どうしたんだよっ、t?」
t「にげ」
t「」
男「t!t!?おいっ!?」
t「…ザ、ザザ…」
男「なっ…」
t「………フフッ」
男「…え?」
男「お前…tじゃ…」
???「……フフッ、……ネェ、ドコイクノ?センセイ?」
男「」ゾッ
???「……ザザ…、ネェ、ハヤクキテ…」
???「サミシイヨ サミシイヨ サミシイヨ ネェネェネェ」
???「寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しい寂しいさ」
男「うわぁぁぁ゛っ!?」ブンッ
男「どうなってんだよぉっ、一体よぉ!?」
携帯「ウフフッ アハハハハハハハ…」
男「ふざけんな!ふざけんなよっ!」
携帯「せんせいせんせいせんせいせんせい…」
男「や、めろ…」
携帯「だいすきせんせいせんせいせんせいだいすきはやくきてきてきて…」
男「や…」
男「めろ…お願い、だから」
男「……」
携帯「うふふふ…あはははははは」
男「…」グラリ
男「」
バタッ
………
……
…
少女「ねぇねぇ、看護婦さん」
看護婦「なぁに?」
少女「巡回の時間まで、あと何分?」
看護婦「まぁ、あなたったら、その話ばっかり…」
少女「だってぇ…きになるんだもん。あの先生…」
看護婦「まぁまぁ、随分先生に熱をあげてるみたいね?」
少女「えへへ…」
看護婦「あなたにも春が来たのねー。ずっと薬くさいお子様だと思ってたけど」
少女「む。しっつれーな」
看護婦「でも、なんであの先生の事が好きなの?」
少女「んー…、好きだから」
看護婦「理由になってないわ。何処が好きなのよ。顔?」
少女「顔かぁ…。顔も好きかも。でも、もっと広く見て…」
少女「全部好き、なのかなぁ」
看護婦「あぁぁ、青春青春ねー。おばちゃんの私には眩しくてみてらんない」
少女「やれ顔だ、年収だとか言ってるのがいけないんだよ」
看護婦「ぐ…」
少女「もっと深く内から愛していかないと、意味ないよ。恋なんてさ」
看護婦「こ、この小娘が生意気な」
少女「あ!」
看護婦「なっ、何よ?」
少女「もうすぐ、回診の時間じゃない?」
看護婦「あ…本当だ、よく分かるわね」
少女「あわわ」
看護婦「何してるの?」
少女「じゅ、準備だよ。身だしなみ整えないと」
看護婦「…ふふ。手伝ってあげるわよぉ」ギュッ
少女「え?…ひゃっ?」
看護婦「じゃーん。たまには髪を結べば?似合ってるわよ?」
少女「か、勝手に…」
看護婦「なによぉ。ほら、鏡見てごらん。可愛いよ?」
少女「……」チラ
少女「…せ、せんせは、ポニーテールとか好きかなぁ」
看護婦「大好物よ。男は皆ね」
少女「ーーーっ」
少女「えへへへ…」
看護婦「うわぁ、にやけてる」
少女「にょほほほ…」ゴロゴロ
看護婦「恋する乙女は手に負えませんなー」ニヤニヤ
少女「ふっふふーん」
看護婦「上機嫌ねぇ。あ、そうだ。これ」ピラ
少女「え?な、なにこれ」
看護婦「りぼーんよ。リボン。はい、結んであげる」キュ
少女「あっ、ありがとぉ…」
看護婦「赤は先生の好きな色なのよ?…うん、あなたの綺麗な黒髪に映えてて、似合ってるわ」
少女「!!そ、そぉなんだ」
看護婦「さぁ、そろそろ来るわよ。準備はいいの?乙女さん」
少女「あ、あったりまえだよ」
少女「うーどういう体勢で迎えた方がいい?」
看護婦「…ぶっ」
少女「ちょっとぉ、何笑ってるの…」
看護婦「た、体勢って…」クスクス
少女「!もぉぉぉ…」
看護婦「ごめんごめん、ほら、来るよ」
少女「!!あ、わわわ」
ショウジョサーン ジュンカイニ キマシタヨー
少女「……はいっ」ニコ
………
……
…
男「…ぅ」
男「……あ」
男「ーーわぁぁぁぁ゛!!」ガバッ
男「ハアッ、ハアッ…」
男「……」
男「な、なん…」
男「なにがおこったんだよ」
男「…」
男「た、確かtが変になって…、女の声が」
男「っ…」ゾッ
男「t、tは無事なんだろうか」
男「けいたい、けいたい…」ゴソゴソ
男「…あれ?ない…?た、確かここらへんに落ちて」
男「…ぁ?」
男「……」キョロキョロ
男「……う、嘘だろ…。ここ、」
男「何処、だよ…?」
男「なんで」
男「何でこんな事になるんだよ」
男「俺に恨みでもあんのかよっ!?どうしてこんな事できるんだよッ!?」
男「畜生ォォォォ!何か言えッ!言えよ!」
男「ちくしょ…」ボロボロ
男「………もう、やめてくれ…」ボロボロ
男「t、助けてくれよ…。お願いだ…」
男「いやだ、いやだいやだいやだもういやだ…」
ーーー
t「おいっ、男?男ッ?」
t「逃げろ!早く遠くへッ…」
t「……」
t「クソッ」ピッ
t「すいません、もっと早くお願いします!」
運転手「は、いやでもこれ以上早くしたら」
t「それ相応の金は払うから!頼む!」
運転手「は、はい…。まぁそういうことなら」
t「……男…」
t(男はああみえても、精神面が弱い…。あんな恐怖味わったら)
t(畜生、何でこんな事…)ギシ
t「どうする事もできないのかよ…?」
t(あ?そういえば…)
t「……」ピッ ポチポチ
t「○○病院、霊…」
t「あった。流石グーグル先生」
t(ん?ブログ?…元看護婦のブログか…。気になるな)ピッ
t(『まさかあの病院に幽霊の噂が立つなんて思ってもみなかった…』)
t(『患者さんはいっぱいいたし、誰がどんな怨念をもってさ迷ってるのか分からない』)
t(『けど、私の友達は霊に、何か心当たりがあるみたいで』)
t(『昔、ある女の子がバード先生に恋をしていたらしくて手紙交換をしてたらしい』)
t「…バード?」
t「……redって子が書いた手紙の、あて先…?」
t「バードってのは、病院内でのあだ名だった訳か?」
t「そのredって子は、バードが好きだった…。」
t「しかし、redって子は」
t「……」
t「さ迷ってるのか」
t「自分が死んだ事が分からず、延々と…」
t「そして男は…」
t「それに巻き込まれたってか…」
t「…。勘違いもいいとこだぜ、嬢ちゃん」
t「…早くしないと、ヤバイな」チラ
運転手「」
t「非常にまずい」
運転手「飛ばします」
男「……」
男(俺は生きてここから出られないのかな)
男(二度と、親の顔も、友達の顔も…tの顔も見れないのかな)
男「…ハハ」
男「おっかしいなぁ…」
男「馬鹿馬鹿しい…」ポロ
男「…」ボロボロ
男「tに会いたいな…。あいつなら、こんな事になってもきっと冷静で」
男「…t」
男「…あれ、」
男「tって言ったら、気分よくなったかも」
男「ttttttーー」
男「っぷ」ツヤツヤ
男「やっべwなにこれw」
男「やっぱ流石だわt」
男「っはは、希望…でてきたかも」
男「俺は行くからなぁ、クソ病院!」
ーー男の精神が回復しました。
さて、なにをしましょう?>>178
魂を揺さぶり、体の芯が燃えるような熱い歌を歌いながら手がかりを探す
男「魂を揺さぶり、体の芯が燃えるような熱い歌???」
男「……」
男「…やらないかっ♪やらないか♪やらないか♪」
男「みwなwぎwってwきwたw」
男「ゆらりっゆらり 揺れているぅ 漢心ピーーンチィ☆」
男「かなりーかなりー ヤヴァィのさぁ 助けてダァリンー♪」
男「……楽しいけど、ある種のむなしさがあるね…orz」
男「と、とにかくこのテンションで手がかりを差探すぜ」
楽曲:や ら な い か (バラライカ替え歌)
男「さーって、まず状況確認といこうかな」
男「ここは、俺の知らない部屋だな。汚れた壁に囲まれて不気味だ」
男「あるものは、ベッド、机、ちっちゃい棚みたいなもの」
男「んで…あああぁ!?」
男「窓だ!ウィンドゥー!」
男「ここから出られ」
男「…」
男「高ェ」
男「orz」
男「まぁそうだよなぁ、簡単には逃がしてくれないよねぇぇ」
男「周りに木とかあれば、脱出できたのにな…」
男「ああぁ、クヨクヨすんな女々しい!」
男「とりあえず、後脱出できそうな所は…ドアか」
男「…」
男「例のフラグ立ってるけど…開けてみないと分からないぞ!」ガシッ
……
男「だよねぇ…。やっぱ、開かないかぁ」
男「んじゃ、何処を調べようか?>>185」
棚
男「ほうほう、棚か」
男「もうここまで来れば慣れたもんだね」
男「よいしょっと…」ガラッ
男「…上段にはなにもなし、と」
男「二段目にはー…?」
男「なにもな…あれ?」
男「何か奥にあるぞ…よいしょ」ゴソゴソ
男「お、なんだこれ??」ピラ
男「赤い……布?にしては、艶があるし、細長いなぁ。なんだろ?」
ーー赤い布?を手に入れました
男「しかし、何かなぁこれ。擦り切れてるけど、ただのゴミには見えないし…。」
男「まぁいいか。とりあえず持っとこう」
男「さぁ、次は何をしようかな?>>189」
壁を調べる
男「壁を調べるとな?」
男「えぇー壁っていっても特になにも…」
男「ん?」
男「ここ、他の壁に比べて色が綺麗だな…。なんで?」
男「うぅん、こういうのは、ほら…」
男「そう!絵とか写真とかが掛かってたら、こういう色の差ができる!」
男「っていうことは、ここに何か掛かってたって事かぁ」
男「………なんだろ」
男「次!>>192」
床
帰ってきた… >>1も忙しかったんだ分かってくれ
放置しててごめんなさい(´;ω:`)
許してくれるんなら、また書く
男「床かぁ…」
男「脱出ゲームとかでもよく、床に仕掛けあったりするよねぇ」
男「埃くさいが…せいっ」ガバッ
男「息を吸うな…」
男「………」ペタペタ
男「む……」ペチペチ
男「ぐぐ……」
男「っがぁぁぁぁぁぁ」ガバッ
男「すーはーすーはーすーはー」
男「きっつ…」ゼェゼェ
男「ベッドの裏とかは、どうだー?」
男「せいっ」ガバッ
男「……」キョロキョロ
男「!!あ、あそこになんかある」
男「しかし、ものすげー埃…。正直あのー」
男「て、手を伸ばしても届かないしな」
男「…潜るか?>>204」
豪快に取る!
男「華麗に…」
男「そして優雅に…」
男「自分を解放して…」
男「…ッしゃあああああああぁぁっぁぃっ」
ズザザザザザッ
男「yesっ、愛きゃんッ」
男「…ほこりっぽぉぉぉい」ゲフンゲフン
男「ま、まぁとりま入れた…」
男「んっ…もうちょっとで届く…」
男「ん…」
男「よっしゃ、取れた」
チクッ
男「…え?」
男「……血?」
男「ぎゃあぁぁてっ、手のひらから流血してもーたッ」
男「痛いッ 痛いよおがあちゃん」ダラダラ
男「って…何で、掴んだだけで血が…」
男「こりゃあ、何だ…?」
キラ
男「が、びょう…?」
男「え…何か地味にショック」
男「あんなにアクロバティックに取ったのが、画鋲…」
男「……」
男「出よ」
ずりずり
男「(`;ω;´)」
今日は多分ここまで。
投降は少ないが、ちゃんと最後まで書くから待っててくれ!
男「ん??」グンッ
男「あれれ?」グイグイ
男「あれれれれ??」ギチギチ
男「……」
男「はまた」
男「はまた…」
男「くっ!俺のしなやかな筋肉がベットに引っかかって…」
男「でれねぇぇぇぇ(`;ω:´)」
男「へ、へるぷ…」
男「畜生、すげぇ摩擦だ」
男「くそ、くっそっ」ギッチギッチ
カツン
男「…」
カツン
男「来た…」
カツン カツン
男「……」ゴクリ
カツン カツン カツ
ガチャ
男「………」
セーンセ
キタヨ。ワタシダヨ。ヨクネムレタ?
男「……ッ」
???「センセイ、ドコー?」
男「…(探してる探してる俺の事)」
男「(音を立てちゃだめだ絶対に動いちゃだめだ)」
???「アレ、ドコイッタノカナ」
???「セーーーーンセイ?」
男「……」
???「アア、カクレンボシテルノ?」
男「…ッ」
???「ウフフ、サガシテアゲルネ。マッテテネ」
カツン
???「ウフフ、ドコカナァ」
???「ココカナ?」
ガラッ
男「(まずい、近場から探し始めた…)」
???「イナイナー。ジャ、ココダ」
男「(来るな来るなお願いだ…)」
???「フフ、イナイナ。ジャ、オフトンノナカ?」
男「(近…)」
男「(だっ、誰か助けてくれっ…>>215)」
いや、ここは発想の転換だ。
…逆に、捕まえてやる
男(ハッ、そうか!)
男(常に受身だと、どんどん追い込まれる!そうか…今度は俺のターンにしちまえば…)
男「ええい、行けッ…」
男「俺は…ッここだあぁぁぁぁ!」
ガバッ
???「…」ユラァ
???「ミィツケタ」
……
…
運転手「あ、あのぅお客さん…着きましたけど」
t「…ッ!」ダッ
運転手「ちょ、お代は…」
t「後で払う!戻ってくるまで、そこで待っててくれ!」
運転手「え、え、え」
t「男ーーーー!」
運転手「…い、行った…」
運転手「うぅ、それにしても、気味の悪い所だなぁ」
t「……ハァッ、ハアッ…」
t「クソ、開かない!」
t「男ぉぉ!返事しろッ!」
ドンドンドン!
t「くそ…」
t「こうなったら…」
t「…」
t「破ァ!!!」
ガシャンッ!
t「男、男ぉぉ!」
t「どこにいるんだ!?」
ーーー第三部に移ります。よろしいですね?
ずっと 探していた
大好きだった
だから私は
あなたとあなたとの思い出と一緒に
ずっとここにいる
ずっとここにいる
ずっとここにいる
………あれ、でも、誰かな?
オキャクサマガキタミタイ…
ー1f・待合室ー
t「ハァ、ハァ…」
t「くっそ、ここには居ないのか…」
t「さっきからずっと嫌な予感がするんだ…」
t「早くカタをつけないと、男が…」
t「情けないが、手を貸してくれ!俺は、どうすべきだ?>>222」
気配を読む
t「気配、気配か…」
t「はは、俺ときたら、そんな基本的な事さえ考えつかんとはな!」
t「…深呼吸だ」
t「……」
t「…」
t「屋上、か…」
t「今行くからなッ!」
ねえ先生、覚えてる?
私が、おやつも何も食べれなくて
美味しくない院内食ばっかりで、がっかりしてたとき
先生は、アイスを買ってきてくれたよね
昼寝から覚めたら、机の上に小さなカップが乗ってた
私の大好きなバニラ味だった
先生は何も言わなかったけど、先生からのプレゼントだって、私ちゃんとわかってたんだ
偉いでしょ?
t「ハァ、ハァッ…」
t「くそっ、まだ3階かよッ!」
t「男、耐えろ……!」
t「ハァ、ハァ…」
t「くそ…」ダッ
ねえ先生、覚えてる?
私、あの日勇気を出して
髪にリボンをつけたんだ
真っ赤で、派手で、正直すっごく恥ずかしかった
けど、先生は笑って褒めてくれた
君は、赤い色が似合うね 流石、女の子
って
忘れないんだ、嬉しかったから
t「なんだ、これ…」
t「家具で道が塞がれてる…」
t「…」
t「やっぱり、俺に気づいてたのか」
t「…」
t「上等」
ねえ先生、覚えてる?
先生に初めてお手紙を出したときのこと
恥ずかしくて へにゃへにゃの字しかかけなかった
怖くって、看護婦さんに渡してもらった
お返事なんかきっと来ない
そう思ってたのに
看護婦さんが、先生のお返事を持ってきてくれた
私、思わず泣いちゃったんだ 嬉しすぎて
t「破ぁぁぁッ!」
ガシャン
t「男ォォォォ!」
ドゴッ
t「もういっちょぉぉぉ!」
バンッ
t「……よ、よしっ…」ゼェゼェ
ねえ先生、オボエテル?
私、手術がコワクテ
個室でズット泣いてた
そんな時センセイが、誘ってくれた
屋上にイコウって
涼しい風と太陽で、私イツノマニカ泣き止んでタ
色んなハナシをしたね ここで
???「きれいだね…星が」
???「でも、あの日見たのは夕日だったっけ」
???「夕日より、こっちの方がロマンチックだね」
???「ね?」
男「」
???「……」
???「フフッ」
t「ハァ、ハァ…」
t「近い…」
t「あともう一踏ん張りだなっ」
t「何でも思い通りに行くと思うな、スイーツがァァ!」
???「先生、いきなり私の前から消えちゃった」
???「私、すっごく悲しかったんだよ」
???「でも、私、怒ってないよ」
???「だって、先生だって苦しかったんだもんね?大人だもん」
???「私を傷つけたくなかったんだよね?」
???「ね、そうだよねぇ?」
男「」
???「ねぇ、やっと二人きりなのに…。返事をしてよ」
???「黙ってちゃ嫌だよ」
???「先生」
男「」
???「せんせい」
男「」
???「………私のこと、嫌いになっちゃったの?」
男「」
???「…ねぇ…」
ー屋上ドア前ー
t「ゼェ、ゼェッ…」
t「の、登りきった…」
t「あとは、コイツだな」
ガンッ!
t「開け!!」
ドンッ!!
t「…んにゃろぉ…」
t「くっそ…」ゼェゼェ
t「おらぁ!!」
ガン!ガン!
t「ダメか…?」
t「畜生、あと、もうちょっとなのによ…」
t「開けろよッッ!!」
ガンッ ガンッ ドンッ
t「……」ゼェッ ゼェッ
ドンッ!!
???「…」ビクッ
???「何、もう来たの…」
???「先生、変な人が来てる。私、怖いよ」
男「」
???「……」
ガンッ!!
???「嫌…」
???「来ないで!!」
ガンッ ガンッ
???「私から先生を取らないで!」
ドゴッ
???「嫌ぁ…お願いだからぁ…」
男「」
???「せ、先生を…守らなきゃ」
ドンッ!
???「も、もうドアがもたない…」
t「くっそ…」
ガン!
ギシッ
t「え…ドアが、緩んできてる?」
コナイデ! コナイデ!
t「…よっしゃぁ…」
t「開けッ……!」
ガンッ
……ガチャリ
???「センセイハ、アタシガマモルンダ」
t「迎えにきたぜ、男!!」
???「……」
t「よお」
???「…クルナ」
t「そりゃ、無理な相談だ」
???「サガレッ!」
t「断る」ザッ
t「そっちこそ、男を放せよ」
???「男…?コレハ、センセイダヨ。男ナンテ名前ジャナイ」
t「………お前、まだそんなこと言ってやがるのか」
???「アハハハハ、何言ッテルノカ分カラナイヤ」
t「アホ、そいつはお前の恋人じゃねーっつってんだよ」
???「ウフフフ、意味ワカンナイ。コレハ、ワタシノ大好キナ」
男「ぅ…」
t「!」
???「!」
男「ぁ…」
???「ッ、センセイ!目ガ覚メタンダネ!」
t「男!」
???「動クナッッ!」
t「ぐっ…」
t「なるほど、もうほとんど悪霊か…」
???「センセイ、立テル?」
男「…」パチッ
???「センセイ、無理シナイデ…」
男「……」
???「センセイ?」
男「……t!」
???「エ?」
男「うぎゃああぁぁめっさ怖かったぁぁぁ」
男「tーーー来てくれたんだな、流石!寺生まれ!」
t「おう」
???「…」
???「センセイ、アノヒト、シリアイ?」
男「!!?う、ぅわぁぁぁぁ」
???「!!」
???「ドウシテ コワガルノカナ」
???「ワタシダヨ、ワスレチャッタノ?」
男「く、来るなァァ!」
???「ドウシテ…」
???「ドウシテドウシテドウシテドウシテ」
ガシッ
男「う゛わ゛ぁぁぁっ」
t「破ァ!」
バシッ
???「ギャッ…」
男「おおおお、お札?」
t「おらっ、早くこっちに!」
男「お、おう!」ダッ
???「アアアアアアアアアアアアァァァァ」
男「…」ゾクッ
???「ドウシテコンナコトスルノ ドウシテドウシテドウシテドウシ」
男「t…」
t「あぁ、あの子にはちゃんと伝えなきゃいけない」
t「おい、よく聞け…」
男「待て」
男「俺がやる。元凶は…俺だから」
t「…おう」
???「センセイ、センセイィィィィィィィィィ」
男「なぁ、お前…」
???「イヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダ」
男「…間違ってるんだ」
???「…?」
男「俺は、お前の恋人じゃないんだ」
???「ウソダッッッ!!」
男「嘘じゃねぇ!!」
男「俺の顔をよく見ろ」
男「お前の大好きだった先生は、こんな顔かよ?」
???「ソンナノ、アタリマ…」
アレ?
セン、セイ?
「経過は順調だよ、頑張ってるね」
「不安がることないさ。僕が絶対治してみせるから」
「また看護師さんと喧嘩したのかい?」
「君は、もっと生きるべきなんだ」
「大丈夫、僕を信じて」
いっぱい やさしくしてもらった
せんせい だいすきなのに
おもいだせない
???「ア、アア」
???「ウァァッァァァッァァァァ」
男「…」
???「アアアアアアアアアアアアアアアアアア」
男「本当のことを言うと、お前はもうとっくに死んでるんだ」
???「イヤダッ キキタクナイッ」
男「だめだ、目を背けるな」
男「俺は廃墟になった病院に、肝試しに来た」
男「そして、お前に誤解された」
男「俺は、ただの男。お前とは何の関係もない」
男「事実だ」
???「………そんな」
???「私はもう死んでるの?あなたは、先生じゃないの?本当に?嘘じゃない?」
男「…ああ」
???「そう、なの…」
t「…この病院は、もう十年以上前に廃病院になった」
t「以前、ある少女の主治医が、少女に手を出したと噂が立っていた」
t「それも理由なんだと思うぞ」
???「せ、先生はどこに」
t「…」フルフル
男「いや、そこまでは」
???「…」ポロ
???「そっか…」ボロボロ
???「馬鹿だ、あたし」
男「……あの、これ」
???「え?」
男「先生の…万年筆とか手紙とか。あと、これも」
???「あ…これ、リボンだ」
???「先生が好きだった赤色…」
???「ありがとう…」
???「…」ポロポロ
男「まあ、その、なんだ」
???「先生…」ボロボロ
t「おい、男。黙って見てようぜ」
男「ああ…」
???「うううぅぅぅ…」グスッ グスッ
t(思いっきり泣けよ。きっと、お前に否はなかったんだから…)
t「おい」
???「はい…」
t「お前は本来、ここにいて良いモノじゃない。もう、分かったよな?」
t「だから…」
???「…大丈夫です。もう、自分で帰れますから」
t「…」
???「先生と、もっと色々したかった。それは残念だけど…」
???「もう、分かったからいいんです。あの人が生きてて、良い人生を送ってれば」
???「あの…一人にしてもらえませんか?」
t「ああ。最後くらい、好きにすればいい」
男「…」
???「ありがとう。あなたたちが来てなかったら、私はずっとここに居たままだったかもしれない」
???「迷惑かけて、ごめんなさい」
男「いやいやいや、元はといえば俺が悪いし」
t「まったくだ」
男「ですよねー」
t「じゃ、達者でな」
男「ばいばい」
???「はい…」
ガチャ
???「…」
???「あのっ」
t「ん?」
???「もし…もし、今後先生に会えたら…」
???「あなたといれて、幸せだった女の子がいたって…伝えてください」
t・男「…分かった」
バタン
ー廃病院・玄関前ー
男「ふぃー解放されたー」
t「…」
男「おっと」
t「こんの、どアホ!!」バキッ
男「にぎゃあああぁぁぁ」
t「心配かけさせんな、馬鹿!」
t「俺がいなかったら、絶対死んでたからな!」
男「すいませんすいません」
t「もう、絶対こんなことすんな、ボケ!」
男「御意」
t「っかー…疲れたわ」
男「すんません、ほんと」
t「おごれー。俺、夕飯食ってないんだぜー」
男「ええ!焼肉でも寿司でもなんなりと!」
運転手「ああぁぁ、お客さん!!」
t「おー、悪かったな…。代金はコイツがたんまり弾んでくれるから」
男「え」
t「あん?」
男「御意」
運転手「さ、早く乗ってください」
男「御意…」
t「あーあ一件落着…」
男「もう、ぐったりっす」
t「焼肉ー寿司ー何にするべー」
男「…」
t「お、待てよ命救ったんだから、高級ディナーくらい」
男「…」
t「なに、どうしたんだ?」
男「いや… 屋上にあの子が見えたような気がして」
t「…そうか」
男「うん」
男「なあ、t」
t「うん?」
男「俺より先に死なないでくれよ」
t「……」ドキ
t「お、お前こそ、な」
終わり
ナンテネ
私は今 一振りの包丁を握りしめている
それは持ち手まで真っ赤だ
「ネェ、センセイ」
「ウラギッテタンダネ、ヤッパリ」
私の足元には、二つのシタイが転がっている
銀の婚約指輪を真っ赤に染めた先生と
銀の婚約指輪を真っ赤に染めた看護婦さんと
後ろめたっかったんだね
私、まんまと騙されてたよ?
二人ってそんな関係だったんだね
看護婦さん
裏切ったね?
優しい人だと思ってたのに お友達だったのに
結局、フリだったんだね
恋人のフリ
友達のフリ
両思いのフリ
思わせぶり
騙された
許せない
許さない
私はそっと看護婦の手を取った
その指に誇らしげに輝く指輪を、力をこめて抜き取る
「キレイ」
「スッゴクキレイ」
そっと、自分の指に通す
キレイ キレイ キレイ
センセイカラ ワタシヘノ サイゴノ オクリモノ
ウレシイナ ウレシイナ ウレシイナ
センセイ
モウ、ハナシタリシナイヨ
ダイスキ
ココデ、フタリデ ズットイッショニ
ココニイヨウ?ココニイヨウ?ココニイヨウ?
ダイジョウブ モウ、ジャマナンカ ハイラナイ
「…ね?せーんせ」
終わり
終わりです!!
ここまで見てくれて、ありがとうございます!
途中で何日も放置したり、色々やってのけましたが…
とにかく、こんな駄スレを支援してくれて、本当に感謝してます(´;ω:`)
ありがとう!
このSSまとめへのコメント
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