春香「やばいやばいやばい漏れる漏れる漏れる！」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

ｶﾞﾁｬｯ

春香「よし間に合った！！」

P「おう、春香か」

春香「」

P「待て春香、取り敢えずそのケータイを降ろそうか。俺の話を聞いて欲しい」

春香「女子トイレの個室であろうことか裸ネクタイで佇んでる変態の話なんか聞きたくないですよ！」

P「違うぞ春香、裸ネクタイは決して変態ではない。これこそが変態紳士の正装なんだ」

春香「変態紳士って…それってただの変態ですよ！」

P「違う、違うんだ春香。ただの変態と変態紳士は似てるようで違うんだ」

春香「じゃあ変態じゃないなら一体なんだって言うんですか！」

P「一言で言うなら変態だな」

春香「やっぱ変態じゃないですか！！」

P「まあそれは良いとしてだな。トイレの方はいいのか？春香」

春香「え？そう言えば…」

ｷｭｳｳｳ

春香「うぐっ…思い出すと急に尿意の波が…」

P「しないのか？トイレ」

春香「しますよ？取り敢えずプロデューサーがここから出て行った後で」

P「え？」

春香「え？」

春香「いや、いいから早く出てって下さい」

P「何で？」

春香「何でって…ここ女子トイレですよ？女子専用ですよ？giris onryですよ？」

P「うん」

春香「私はgiriなんでオッケーです。プロデューサーは？」

P「神」

春香「は？」

P「ゴッド」

春香「いや言い方の問題じゃなくてですね。後ゴッドじゃなくて正しい発音はgodです」

P「うん、相変わらず春香の英語は流暢だな。素晴らしい」

春香「そうですか？えへへ…」

春香「それはそうとして早くここから退出して下さい。そろそろ我慢も玄界灘です」

P「何で？」

春香「そのアヒル口で首かしげるのやめて貰えます？無性に腹立つんで」

ｷｭｳｳｳｳｳ

春香「あっ」

P「ん？」

春香「……あの、本当に早く出てって下さいお願いします」

P「まさかさっきの小さいあって声…」

春香「多分プロデューサーの想像通りですので…」

P「そうかそうか、ちょっと気を緩めちゃって思わずちょろっと出ちゃったんだな。ちゃんと察したよ」

春香「察したのならお願いなので声に出さないで下さいよ」

giris onryって何かのネタ？

P「でも俺トイレの神様だからここから出れないんだよ」

春香「こんな時にくだらない事言わないで下さい。乙女としての自覚と尊厳と諸々その他の分岐点に立ってるんですよ今」

P「簡単な話だよ、我慢せずトイレに行けばいい。ただそれだけの行為で春香はアイドルとして失わずにすむ物が山程あるだろ？」

春香「私のプロデューサーに対する尊敬とか威厳の念はとうの昔に失ってますけどね」

P「ははは、上手い！天海君座布団一枚追加だ」

春香「座布団はいらないので代わりにこの変態を没収して下さい」

>>9ネタとかではないですね。後スペル間違えてたの今気づきました

春香「どうしても出てくれませんか？」

P「うん」

春香「どうしても？」

P「どうしても」

春香「これだけ頼み込んでも」

P「駄目」

春香「一生のお願いでも」

P「無理」

春香「……目、瞑ってて下さいね」

P「よし」

春香「後耳も塞いで下さい」

P「これでいいか？」

春香（もう私の膀胱はとっくにレッドアラートを訴えている…背に腹は変えられないし…仕方ないよね）ｽﾙｽﾙ

春香「……んっ」


～～～百合が咲き誇る花畑の映像～～～


春香「…んん……ふう」ﾌﾞﾙﾙｯ

P「うむ、お疲れ様春香。これでまた一歩トップアイドルへの道を進んだな」

春香「ありがとうございますプロデューサー。後のお話は応接室で聞くのでそのビデオカメラとICレコーダー押収しますね」

P「え？俺ちゃんと目は閉じてたし耳も塞いでたぞ」

春香「その努力が帳消しどころかマイナス方面に突き進んでいるの分かります？」

P「千早とかやよいは納得してくれたんだけどなあ…」

春香「その話詳しく」



その後プロデューサーお咎め無しの代わりに千早ちゃんとやよいの映像を証拠として押収しました。今では毎晩楽しませてもらってます

トイレの神様って凄い、私は改めてそう思いました

おわり

特にオチ考えてませんでした

千早「早く…早く…！」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

ｶﾞﾁｬｯ

千早「はあー…何とか間に合ったわね」

P「間に合って良かったな千早」

千早「ええ、本当に―――

P「よしよし落ち着け落ち着くんだ千早。取り敢えずその振り上げた拳を静かに降ろすんだ」

千早「へ、変態の言葉なんて聞きたくありません！」

P「失礼だなあ、俺は変態なんかじゃないってば」

千早「ぜ、全裸で靴下だけ履いてるなんて変態以外の何者でもないです！」

P「なるほど、その理屈だと全裸は変態ではないということだな」

千早「！？」

千早「と、とりあえずそれはいいので早くここから出てって下さい！」

P「それは出来ない相談だ」

千早「何故です！」

P「だって俺トイレの神様だもん」

千早「…はい？」

P「おーおー、そう人を9393した目で見るなって」

千早「……はあ、今なら律子には言わないでおきますから」

P「何を？」

千早「何をって…プロデューサーが女子トイレに居ることです！」

P「男子が女子トイレに居ては駄目なのか？いや、それ以前に俺神様だし」

千早「だからっ！冗談言ってる場合ではなくてっ！」

ｷｭｳｯ

千早「ひぅっ」

千早「ちょっ…プロデューサー…ほんとに早く…！」

P「ふむ、感情が昂ぶり気が股間から背いた瞬間にちょっと溢れちゃった感じか」

千早「そ、その通りですから…！後一々説明しないで下さい！」

P「しかし困ったな、俺神様だからここから離れるわけには…」

千早「…あーもうわかりました！そのままでいいです！ただ目はちゃんと瞑ってください！」