P「自分が怖いんです」小鳥「はぁ」 (50)

プルルル、プルルル

ピッ

小鳥『...ふぁい』

P「もしもし小鳥さん?夜遅くすいません、話したいことがあって」

小鳥『...なんですか?』

P「さっきとあるSSを読んでいたんです」

P「その内容は、春香がいじめを受けているという内容でした」

P「はじめは教科書を捨てられたり、お金を取られたり、そういう普通のいじめでした」

P「そして、とある女の子から性的ないじめを受けたんです」

P「最初は、春香がいじめられてるところを読んで、春香がかわいそう。早く助けてあげたい。そう思ったんです」

P「でも女の子の性的いじめの内容がだんだんエスカレートし、春香を監禁して、動物のように扱うようになったんです」

P「...カミングアウトしますけど、俺レズものとか拘束プレイとか大好きでして」

P「話の内容が俺の好みのどストライクだったんです」

P「読んでいくうちに、俺は興奮していました」

P「いままでではありえないほど勃起して、もう触れたらすぐイきそうだったんです」

P「そのときふと気づいたんです」

P「このいじめをうけているのは春香なんだと」

P「それに気づいた瞬間、俺はショックを受けました」

P「自分がプロデュースしているアイドルがいじめられたいるところを見て興奮している自分に」

P「それで自分に言い聞かせようとしたんです」

P「ただのSSじゃないか、こんな内容のものはいくらでもある、別に興奮したっていいじゃない、男だもの、と。」

P「それでも、俺はショックを受けたままでした」

P「どんなものでも、自分が春香がいじめを受けているのを見て興奮しているのは変わらないと。そう思ったんです」

P「激しい自己嫌悪が始まりました」

P「暫く自己嫌悪した後に、また気づいたんです」

P「勃起が収まっていないことに」

P「自分の中では、春香に申し訳ない、プロデューサー失格だとも思っていました」

P「だけど、体はそう思っていなかったようです」

P「なんだかプロデューサーとしての自分と男として自分と」

P「自分の中に二人の人間がいるような気がして」

P「どっちが本当の自分なのかわからなくなって」

P「とても、怖かった」

P「それでも男の自分が、はやくSSの続きを読みたいと、それで抜きたいというんです」

P「プロデューサーの自分がそれはだめだというんです」

P「もうわけわからなくなってしまって」

P「とりあえずこの性欲を何とかしようと、俺はおもむろにオナニーを始めました」

P「必死でした。少しの時間でもいいからあのSSのことを頭から消そうと、秘蔵のレズ物を食い入るように見つめながら上下運動を繰り返しました」

P「あっという間でした。5分かからなかったんじゃないかと」

P「それでも、俺はあのSSのことを少しも頭から消すことができませんでした」

P「どんなにおかずを見つめても、ふと頭にいじめを受けている春香がよぎるんです」

P「結局俺はあのいじめられている春香のことを考えながら絶頂を迎えてしまった」

P「どんなに綺麗ごとを並べたって、三大欲求に勝つことができなかった」

P「そんな自分がいやになりました」

P「俺は、春香のプロデューサーです」

P「だれよりも春香の気持ちを考え、理解しなければいけません」

P「だけど、俺は春香の気持ちを考えることができずに、自分の欲求のままに行動してしまった」

P「こんな俺が春香のプロデュースを続けてもいいのかと」

P「そう考えました」

P「俺は、春香のことは俺が一番よく理解している。いいところも、悪いところも」

P「どんなときも春香のことを考えて生活していました」

P「春香を思う気持ちは誰にも負けていないと、そう自負していました」

P「だけど、俺は性欲に負けてしまった」

P「自分の気持ちに、負けてしまったんです」

P「春香のプロデュースを始めるときに、どんなときも春香を守ってみせる、そう誓ったはずなのに」

P「俺は、自分の手で、春香を汚してしまった」

P「春香は自分の担当アイドルという以前に、一人の女の子です」

P「俺が春香に興奮することだってある」

P「そのときは自分を簡単に抑えることができていました」

P「そんなことしたら春香が傷つくと、そう思ったらそういうことをするわけがないと思っていました」

P「だけど、俺は今日、自分の性欲に負けてしまった」

P「もし、今晩春香が近くで寝ていたら...」

P「そう考えると体が震えました」

P「俺は、春香のことは俺が一番よく理解している。いいところも、悪いところも」

P「どんなときも春香のことを考えて生活していました」

P「春香を思う気持ちは誰にも負けていないと、そう自負していました」

P「だけど、俺は性欲に負けてしまった」

P「自分の気持ちに、負けてしまったんです」

P「春香のプロデュースを始めるときに、どんなときも春香を守ってみせる、そう誓ったはずなのに」

P「俺は、自分の手で、春香を汚してしまった」

P「春香は自分の担当アイドルという以前に、一人の女の子です」

P「俺が春香に興奮することだってある」

P「そのときは自分を簡単に抑えることができていました」

P「そんなことしたら春香が傷つくと、そう思ったらそういうことをするわけがないと思っていました」

P「だけど、俺は今日、自分の性欲に負けてしまった」

P「もし、今晩春香が近くで寝ていたら...」

P「そう考えると体が震えました」

P「俺がそんなことするはずがない、今までずっとそう思ってきました」

P「仕事で地方に営業に行ったとき、宿が一部屋しか取れなくて一緒の部屋で寝たこともあります」

P「そのときはなにもなかったですけど、今後またそんなことがあるかもしれません」

P「そのとき、自分は性欲に勝つことができるのか、わかりません」

P「こんな気持ちのままで、春香のプロデュースを続けることができるのか」

P「わからなくなってしまいました」

P「絶対トップアイドルにしてみせる。一緒にがんばろう。つらいことがあったらすぐに言えよ、相談に乗るから」

P「そんなこといままで数え切れないほど言ってきました」

P「でもそれが、すべて口からでた出任せなのかもしれない」

P「そんなこと言ってる自分の中に、汚い自分がいるのだから」

P「こんなやつがプロデューサーとしてこの先続けて言い訳がない」

P「だからって途中でやめることなんかできない」

P「春香と、一緒にトップアイドルになるって約束したから」

P「...ははっ、なにいってんでしょうね俺」

P「この期に及んでまだきれいごとを言ってる」

P「どんなに自分が汚れていようと、春香をプロデュースしたいと思ってる」

P「俺みたいな自分の欲求にも勝てないやつがプロデュースしたって春香にとっていいはずがない」

P「そう思っていても、春香をトップアイドルにしたい。春香の笑う顔が見たい」

P「そんなことを思う自分がいるんです」

P「そんな春香を想う気持ちが全部嘘だったんじゃないかって」

P「自分の腐った汁を拭きながら思ったんです」

P「俺がどれだけ春香のことを考えてきたか」

P「アイドルとしても、女の子としても」

P「それが本心じゃないなんて考えたくもなかった」

P「俺、自分が怖いんです」

P「.................................................」

小鳥『....................................................』

小鳥「…ファッ!?」

小鳥『はぁ』

小鳥『別に普通じゃありませんか?』

P「えっ?」

小鳥『どんな人だってそういうことするもんです』

小鳥『私だって、好きな人であんなことやこんなことを妄想したりします』

小鳥『それはその人のことをとてもよく考えているからだと思います』

小鳥『それに、たったこれだけのことで自分をこんなにも責めることができるなんて』

小鳥『プロデューサーさんが春香ちゃんのことを大切に思っている証拠なんじゃないでしょうか』

P「...............」

P「そうなのかな...」

このピヨはできるピヨ
だがこの事務所には入りたくないの

小鳥『あなたは立派なプロデューサーです』

小鳥『もっと自信を持ってくださいプロデューサーさん』

P「...ありがとう...ございます...!」

小鳥『あと正直引きました、プロデューサーさん』

小鳥『ではおやすみなさい。明日もがんばってくださいね』ピッ

P「.............................」

カチカチカチカチカチカチ

ピッ

P「ふぅ...」

P「絶対忘れない、今日の気持ちを」

P「よしっ明日もがんばるぞ!」

このPはクビ(確信)

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