冬馬「天海が家で俺にハンバーグを作ってくれると招待してくれた」(16)

冬馬「俺の電話番号、翔太や北斗から聞いたのか知らねぇが突然電話がかかってきた」

春香『冬馬くん、今度の土曜日私の家でハンバーグを作るので来てください!』

冬馬「…て言われたから行くことにするぜ!」

冬馬「しかし天海特製ハンバーグ…。俺なんかが食ってもいいのか?」

冬馬「こういうのはあいつの仲間やプロデューサーが食うものじゃ…」

冬馬「それにこのことが翔太たちに知れたら冷やかされるしな…」

冬馬「…いや、せっかく誘ってくれたんだ。ここは遠慮せず行くことにするぜ!」

冬馬「翔太たちには秘密にしよう、何を言われるかわからねぇからな」

土曜日

冬馬「確かここでよかったんだよな?」

ピンポーン

冬馬「・・・」

ガチャ

春香「あっ!冬馬くん!来てくれたんだ!」

冬馬「よう、誘われてきたぜ。天海」

春香「待ってたんだ!これでハンバーグが作れるよ!」

冬馬「今日はよろしく頼むぜ!」

春香「うん、よろしくね!」

春香「どうぞ入って!」

冬馬「お、おう…。邪魔するぜ…」

冬馬(ちょっと緊張するな…。女から家に誘われるなんて初めてだ)

冬馬(にしても…)

シーン

冬馬「何か静かだな」

春香「実は今日両親が出かけていて私と冬馬くんだけなの…」

冬馬「なっ!?」///

冬馬(つまり天海と二人っきりということか!?これってちょっとやばいな///)

冬馬(たった二人の男女が屋根の下って夢のような展開じゃねえか///だが…)

冬馬「なあ天海、何で俺を呼んだんだ?ハンバーグを作るならわざわざ一人でもできるはず…」

春香「冬馬くん、料理が上手って聞いたからいろいろ教えてもらおうと思ったんだ」

冬馬「なるほどな。だったら今日は天海のために俺がハンバーグの作り方を教えてやるぜ!」

春香「本当!冬馬くんありがとう!」

冬馬「礼ならハンバーグができてからにしようぜ!」

春香「うん!」

冬馬(天海が俺にここまで期待してるなんてな)

冬馬(ここは期待に答えねぇとな)

春香「それじゃあ早速キッチンに行こうか」

冬馬「ああ」

冬馬「いろいろ用意しているんだな。これ全部ソースに使うのか?」

春香「うん、そうだよ。まずはソースを作らないと」

冬馬「ふ~ん、ところで肉はどこだ?見当たらないが」

春香「肉なら冷蔵庫の中だよ…」

冬馬「冷蔵庫か」

春香「ちょっと中に挽き肉があるからとってきてくれない?」

冬馬「ああ、いいぜ!」

冬馬(天海のやつ張り切ってるな。俺ももっと張り切らないとな)

冬馬「なあ天海、肉ってどこにあるんだ?」

春香「そこ、引き出しあるよね?」

冬馬「ああ、あるな」

春香「そこを開けたらあるはずだよ」スチャ…

冬馬「どれどれ?」スッ…

冬馬「なあ、やっぱりないぞ。天」

春香「…」

冬馬「み……………」

春香「…」

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春香「はい始まりました!天海春香の三十分クッキング!」

春香「さて今日はハンバーグを作ります!天海春香特製ハンバーグですよハンバーグ!」

春香「すでに材料は準備をしましたので早速作りましょう!」

春香「それじゃあまずは玉ねぎをみじん切りにします。ううっ…、目がジワッてしました…」ジワッ…

春香「その後炒めてそして冷まします。冷ます理由はこの後挽き肉と一緒に混ぜるので」

春香「はい、そしてこれが先ほど用意した挽き肉です!」

春香「この挽き肉にパン粉、溶き卵、潮、こしょうをいれ、よく混ぜ合わせます!」コネコネ

春香「そして段々固まってきたら程よい大きさになるように形を作ります」

春香「大きさはお好みですですけど大きすぎると火が通りにくくなるので気をつけてください」

春香「そしていよいよラストスパート!油を敷いたフライパンの上にハンバーグを置きます!」ジュウウウウ

春香「焼くときは中火にしておいてください。弱すぎたり強すぎたりしたら変な出来になるので」

春香「そして片面が焼けたらひっくり返して…」

春香「ふたをして蒸し焼きにしたら完成です!」

香「はい!これで完成しました!」

春香「天海春香特製ハンバーグです!」ジャジャーン!!!

春香「おっと、忘れるところでした。春香特製ソースをかけてっと…」

春香「はい、今渡こそ完成です!」

春香「さて、早速お味を確かめてみましょう」パクッ

春香「ふむふむ」モグモグ…

春香「うん、おいしい!今までの中で最高傑作!」

春香「やっぱ肉の質がいいとおいしいハンバーグができますね!」

春香「はい、これで天海春香三十分クッキングはおしまい!」

春香「みなさんありがとうございました!」

次の日

春香「どうですか?プロデューサーさん?」

P「うん、うまい。うまいぞ春香!」

P「お前ハンバーグをこんなに上手に作れたのか!すごいぞ!」

春香「えへへ///喜んでくれてうれしいです。作ったかいがありました!」

P「なあ春香、また食べさせてくれないか?これすごくうまいんだ!」

春香「もちろんですよ!お肉はまだたくさんあるのでたくさんご馳走してあげます!」

春香「だから楽しみにしててください!」

P「ああ、楽しみにしてるよ」ニコッ

太「冬馬君、一体どこに行ったんだろうね?」

北斗「さあな、携帯に電話してもまったく通じない…」

翔太「何かあったのかな?」

『次のニュースです』

『神奈川県○×市の××で遺体が入ったゴミ袋が発見されました』

『遺体は原型を留めてなく、警察は身元の確認を急いで…』

翔太「物騒な事件だね」

北斗「本当だな」

終わり

翔太「冬馬君、一体どこに行ったんだろうね?」

北斗「さあな、携帯に電話してもまったく通じない…」

翔太「何かあったのかな?」

『次のニュースです』

『神奈川県○×市の××で遺体が入ったゴミ袋が発見されました』

『遺体は原型を留めてなく、警察は身元の確認を急いで…』

翔太「物騒な事件だね」

北斗「本当だな」

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