書きます。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1436016520
モバマスのSSです。
アニメの設定で書いていますが、一部自分の想像で書いているので注意してください。
書き溜めした物をまとめて投稿しますが上手く出来ないかもしれません。
それでもよろしければお願い致します。
~346プロ内~
武内P「・・・・・・」
渋谷凛「・・・・・・」
島村卯月「・・・・・・」
本田未央「・・・・・・」
凛「プロデューサー、今の話はどういう事?」
武内P「ですから、先日行われた会議の中で決まったことなのですが」
武内P「これからはCPという枠の中で活動するだけではなく、346プロダクションに所属するアイドルの皆さんと様々なユニット活動を行う事となりました。」
武内P「それに先駆け、渋谷さん、島村さん、本田さんの3人にはそれぞれ別の方とユニットを組んで頂き、新たなアイドル活動を・・・」
凛「NGはどうなるの?」
武内P「・・・NGとしての活動は一時的に休止する事になりますが、解散をする訳ではなくいずれ再開するように・・・」
凛「ふざけないで!!」
卯月「り、凛ちゃん!!」
未央「しぶりん!落ち着いて!!」
凛「私、合宿の時アンタに言ったよね?」
凛「【NGは、とても大切な場所なんだ】って、その場所をアンタは奪うつもりなの!?」
凛「やっと、卯月や未央と一緒にトップアイドルになるって夢が見えてきたのに!!」
武内P「・・・申し訳・・・ありません」
凛「こ、この・・・!!」
未央「ねぇ、プロデューサー?」
武内P「・・・なんでしょうか?」
未央「さっき、NGの活動はいずれ再開するって言ってたけど、それは本当なんだよね?」
未央「またNGのCDを出したり、ライブにも出れるようにしてくれるんだよね?」
武内P「・・・はい、必ず再びNGとして活動させる事を約束いたします」
未央「・・・そっか、だったら私は新しいユニットで活動するよ」
凛「未央!?」
未央「私だって本当はこのまましまむーやしぶりんとずっと一緒に活動したいけど」
未央「そうする事が出来ないからプロデューサーも辛そうな顔してると思うんだ」
武内P「・・・・・・」
未央「それに今私がこうしてアイドル活動出来るのも、あの日私を引っ張り出してくれたプロデューサーのおかげだもん」
未央「だから私はプロデューサーについていくよ」
武内P「本田さん・・・ありがとうございます」
卯月「・・・あ、あの、プロデューサーさん」
武内P「何でしょうか?」
卯月「そ、その・・・少し心配な事があって・・・」
武内P「はい」
卯月「私、新しいユニットの人に迷惑掛けちゃうかもしれなくて不安なんです・・・」
武内P「え・・・?」
未央「しまむー・・・?」
卯月「私、凛ちゃんや未央ちゃんみたいに歌やダンスが上手くないから・・・」
卯月「今だって二人に迷惑掛けてるのにこれ以上他の人にまで・・・」
凛「そんな事ないから!!」
卯月「きゃっ、凛ちゃん?」
凛「私は卯月のことを迷惑に思ったことなんて一度もないから、お願いだから自分のことを卑下しないで」
凛「卯月には本当に感謝してるから・・・もちろん未央にもね」
卯月「凛ちゃん・・・」
未央「そうだぞしまむー」ギュー
卯月「み、未央ちゃん!?」
未央「しまむーは自分を過小評価しすぎだよ、歌やダンスだって上手になったし!」
未央「それにしまむーには笑顔という誰にも負けない武器があるじゃん!だから自信を持とうよ!!」
未央「・・・私だってしまむーには感謝してるんだから」
未央「もちろんしぶりんにもね」
卯月「未央ちゃん・・・」
武内P「・・・本田さんが言われたように島村さんもデビュー当時と比べ、歌もダンスもレベルアップしています」
武内P「ですから、新しいユニットの方に迷惑を掛けるような事は無いと思います」
武内P「・・・それに、島村さんには人を惹きつける魅力があると私は思います。」
卯月「え?」
武内P「ですから、自信を持ってください」
卯月「あ・・・はい!」
凛「・・・・・・私は、NGの活動を休止する事はやっぱり嫌だよ・・・」
凛「これから、卯月や未央とどんな活動していけるのか楽しみにしていたのに・・・」
武内P「渋谷さん・・・」
武内P「・・・・・・」
千川ちひろ「プロデューサーさんと今西部長は最後までこの企画に反対していました」
凛「え?」
武内P「せ、千川さん!?」
ちひろ「プロデューサーさんだって今回の方針には不満があるんです」
武内P「千川さん、あまりその様な話を皆さんにするのは・・・」
ちひろ「良いじゃないですか、NGの皆さんはこの事も知っておくべきだと思います。」
ちひろ「そもそも、CPのメンバーがそろった時点では、NGの3人はそれぞれソロデビューをしてもらう予定だったんです」
未央「そうだったの!?」
ちひろ「はい、皆さんは欠員補充の為に緊急で集めたからあまり予定が決まってなくて、そのままソロデビューさせるつもりだったのですが」
ちひろ「美嘉ちゃんのバックダンサーとしてライブに出たのがきっかけとなり、3人の知名度があがったんです」
ちひろ「そこで急遽、本来ならCPの中でも最後にデビューさせる予定だった3人をユニットとしてデビューさせました」
卯月「そうだったんですか~」
ちひろ「それからしばらく経って今に至るわけですが」
ちひろ「もし、3人をソロデビューさせていた場合、今ぐらいの時期にそれぞれユニットを組ませることを予定としていました」
ちひろ「その予定のまま、NGの三人にそれぞれユニットを組ませ活動をさせる事が今回の企画です」
ちひろ「本来ならNGは休止ではなく解散させる予定でした」
凛「そんな!?」
ちひろ「しかしプロデューサーさんや今西部長は必死に反対をしました」
ちひろ「プロデューサーさんはこれまでのNGの活動をまとめた資料を作成し、プレゼンテーションを行ったり」
ちひろ「今西部長は社長や上層部の皆さんに一人づつこのままNGで活動するべきだと説得を試みました」
武内P「あ、あの、千川さん・・・その話は・・・」
ちひろ「その結果、ユニットを組ませることは決定してしまいましたが、解散ではなく一時休止という形にする事が出来ました」
卯月「プロデューサーさん・・・」
未央「部長・・・」
ちひろ「凛ちゃん」
凛「は、はい」
ちひろ「たしかに今回の事は辛いことかもしれません」
ちひろ「ですが、必死に最後までNGのままで活動させようと頑張ってきたプロデューサーや今西部長の気持ちを汲んでは頂けませんか?」
凛「ちひろさん・・・」
武内P「渋谷さん・・・今回この様な結果になってしまったのは私の力不足です・・・」
武内P「ですが、これも皆さんがアイドルとしてより輝くことに必要なことだと思います」
武内P「どうか・・・よろしくお願いします」
凛「プロデューサー・・・」
凛「・・・わかった」
卯月「凛ちゃん・・・」
未央「しぶりん・・・」
凛「プロデューサーや部長さんが私達の為に頑張ってくれたのは・・・嬉しかったし・・・」
凛「私も新しいユニット、頑張ってみる」
凛「でも、また、NGの活動が出来ること、待ってるから」
武内P「・・・ありがとうございます、任せて下さい」
未央「よーし!しぶりん!!しまむー!!別々になっちゃうけど頑張ろうね!!」
卯月「はい!!島村卯月!!新しいユニットでも頑張ります!!」
凛「ふふ、そうだね、頑張ろう」
ガチャッ
今西部長「おはようー」
ちひろ「おはようございます」
武内P「おはようございます」
NG「おはようございます!!」
今西部長「ん?今日は随分元気だね?」
卯月「部長さん!こちらに座って下さい!」
今西部長「おやおや、どうしたのかね?」
凛「部長、コーヒーどうぞ」コトッ
今西部長「お?ありがとう」
未央「部長~、お疲れではないですか?肩、お揉みしますよ~」ギュッ
今西部長「お、おやおや、皆、今日はどうしたのかね?」
ちひろ「ふふ・・・皆、今西部長には感謝してるんですよ」
今西部長「???」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
未央(あれから少し経って)
未央(私達NGは一時休止して、新たなユニットを組むこととなりました)
未央(しまむーは先輩の小日向美穂ちゃんと五十嵐響子ちゃんの二人とピンクチェックスクールとして)
未央(私は同じく先輩の日野茜ちゃんと高森藍子ちゃんの二人とポジティブパッションとして)
未央(しぶりんは新しくデビューした北条加蓮ちゃんと神谷奈緒ちゃんの二人とトライアドプリムスとしてそれぞれ活動を開始しました)
未央(しぶりんやしまむーと一緒に活動できないのは少しだけさみしいけど)
未央(茜ちんやあーちゃんといると毎日が楽しいんだ!)
未央(そんな毎日が続いていたある日の事なんだけど・・・)
~346プロ内~
未央「おはよーございまーす!!」
卯月「あ!未央ちゃん!おはようございます」
凛「未央、おはよう」
未央「お!しまむーにしぶりん!久しぶりだね!」
凛「ホントにね、最近全然顔合わせてなかったし」
卯月「そうですねー」
未央「ねえねえしまむー、新しいユニットはどう?」
卯月「私ですか?美穂ちゃんや響子ちゃんには優しくしてもらってますから毎日楽しいですよ」
卯月「最近は美穂ちゃんと一緒に響子ちゃんに料理を教えてもらってます!」
凛「へー」
卯月「美味しい料理が出来たら凛ちゃんにも未央ちゃんにも持ってきますね」
未央「ホントに!?楽しみにしてるよー」
卯月「未央ちゃんはどうですか?」
未央「そうそう聞いてよ二人共、この前親睦を深めるために屋内プールに茜ちんとあーちゃんと遊びに行ったんだ」
凛「えっと・・・あーちゃんってのは藍子の事?」
未央「そうだよーそれでね、準備体操をした後に茜ちんがプールにむかって全力疾走していってね」
未央「飛び込むのかなと思ってたらそのまま水面を10mくらい走っちゃってさー」
凛「えぇ・・・」
未央「てっきり茜ちんは忍者の末裔なのかと思っちゃったよー」
卯月「すごいですね・・・」
未央「それでたくさん遊んだあとにあーちゃんが作ってくれたお弁当を一緒に食べたりしたよ」
未央「いやーあーちゃんのお弁当ホントおいしくてさー思わず「オレの為にお弁当を毎日作ってくれ」ってプロポーズしちゃったよ」
凛「何言ってんの・・・」
未央「ま、私はそんな感じで仲良くやってるよ」
未央「それで?しぶりんはどうなの?先輩としてビシバシ鍛えてるのかな?」
凛「私は・・・うん・・・どうなのかな・・・」
卯月「え?」
凛「いや・・・加蓮とは同じ中学校で面識があったからそれなりに仲良く出来てると思うけど・・・」
凛「奈緒は、加蓮とはよく喋ってるのにあまり私には話しかけてこないからさ・・・」
未央「そうなんだ・・・」
凛「この間、私なりに仲良くしようかなと思って奈緒をカラオケに誘って行ったんだけど」
凛「一緒に歌おうって誘ってみても私が知ってる曲とかを奈緒はあまり知らなかったりして」
凛「奈緒の知ってる曲を聞いてみてもはぐらかされたりして・・・」
凛「あんまり仲良くはなれてない気がして・・・」
卯月「そうですか・・・」
凛「それに奈緒は住んでる所が少し遠いみたいで、あまり遅くまでは遊べないから・・・」
未央「ふむ・・・私みたいだね」
卯月「大丈夫ですよ!凛ちゃんは優しいですからすぐに仲良くなれますよ!」
凛「ありがとう卯月」
未央「あ、いけない!そろそろレッスンの時間だ!」
凛「そうだね、そろそろ行こうか」
卯月「そうですね、凛ちゃん、未央ちゃん、またおしゃべりしましょうね」
凛「うん、それじゃまた今度ね」
卯月「はい!未央ちゃんもまた今度」
未央「うん!またねー」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
~午後、汽車内~
未央(ふー今日もレッスン大変だったわー)
未央(う~ん、最近はそこそこ忙しくなってきたし、千葉まで帰るのもめんどくさくなってきちゃったな・・・)
未央(今日はあまり混んでないみたいだし、少しだけ寝ちゃおうかな・・・)
??「あ、あの・・・」
未央「え?」
神谷奈緒「PPの本田さんですよね?」
未央「あ!確かしぶりんのユニットメンバーの・・・」
奈緒「は、はい・・・神谷奈緒といいます」
未央「初めまして、本田未央です!よろしくね」
奈緒「はい!こ、こちらこそよろしくお願いします・・・」
未央「奈緒ちゃんも普段は汽車を使って移動してるの?」
奈緒「はい・・・家は千葉なんです」
未央「ホント!?私も千葉なんだー!ねえねえ、これからは時間が合えば一緒に346プロに行こうよ~」
奈緒「え・・・」
未央「朝から一人で1時間もぼ~っとしてるのしんどくてさ~、ね、良いよね?」
奈緒「そ、そうですね・・・よろしくお願いします」
未央「・・・う~ん・・・なんか固いな~奈緒ちゃん」
奈緒「え・・・」
未央「結構人見知りするタイプ?私、奈緒ちゃんともっと仲良くなりたいな~」
奈緒「え、えっと・・・」
未央「ふふふ、私、346プロダクションのスタッフさんとかいろんな人と面識あるんだ~」
奈緒「?」
未央「だから、私と仲良くなってくれれば、346プロでのお仕事がしやすくなるかもよ~」
未央「どう!?このお得なオプションがなんと!未央ちゃんと仲良くなるだけでついてくるのです!!」
未央「さあ、期間限定のこのオプション!!今すぐ私と友達になるのだ~!!」
奈緒「・・・ぷ、ぷくく・・・」
未央「お?」
奈緒「あははははは!ほ、本田さんって、お、面白い方ですね」
未央「ふふーん、そうでしょそうでしょ!」
未央「それで?友達になってくれるかな?」
奈緒「は、はい、あ、私でよければ、よろしくお願いします。本田さん」
未央「だめだめーそんな敬語使ってちゃ」
奈緒「え?」
未央「友達なんだから、堅苦しい言葉なんか使っちゃだめ、後、私のことは未央って呼んでよ」
奈緒「・・・そ、そうだな」
未央「おや?」
奈緒「神谷奈緒だ、これからよろしくな、未央」
未央「うん!よろしくね!なおなお!!」
奈緒「なおなお!?」
未央「友達になった証だよ!」
奈緒「お、おう・・・ま、いいか」
未央「それで、今日はどうしたの?」
奈緒「え?何がだ?」
未央「ほら、私に話し掛けてきたって事は何か言いたい事があったんじゃないの?」
奈緒「あ・・・それは・・・」
未央「それは?」
奈緒「その・・・凛の事なんだけど」
未央「しぶりんがどうかしたの?」
奈緒「ユニット組んでからそこそこ経つんだけどあまり仲良くなれてない気がしてさ」
奈緒「その・・・どうすれば仲良くなれるかなと思って・・・」
未央「ほっほぉ~~~」
奈緒「な、なんだよ」
未央「いやいや、実はね、しぶりんも似たような事言ってたんだよ」
奈緒「え?」
未央「しぶりんもね、なおなおとあまり仲良くできてない気がするって話してたんだ」
未央「つまり、しぶりんも、なおなおと仲良くなりたいって思ってるからそこは安心してね」
奈緒「そ、そっか・・・よかった・・・」
未央「しぶりんって、少し無愛想な所があるからなー、ちょっと不安になったりしてたんじゃない?」
奈緒「あ、ああ・・・正直、少し不安になってたんだ」
未央「大丈夫だよ、しぶりんって見た目はクールだけどすごく仲間思いだからさ」
未央「私も何度もしぶりんには助けられたもんだよ」
未央「なおなおもちょっとがんばればすぐに仲良くなれるよ!」
奈緒「あ、ありがと・・・」
奈緒「あ、あのさ・・・未央はどうやって凛と仲良くなったんだ?」
未央「え?私?」
奈緒「その、未央と凛って全然違うタイプの人間に見えるからさ、何かきっかけとかあったのかなって」
未央「ん~~そうだね~~~」
奈緒「あ、話したくないなら無理には聞かないけど・・・」
未央「いやいや、そんな事はないよ」
未央「しぶりんとしまむーってさ、私が二人と会う前から結構仲良くなっててさ」
奈緒「しまむーって島村卯月さん?」
未央「そそ、だから最初は仲良くなれるか少し不安だったんだ」
未央「それでも仲良くなろうといっぱい二人に絡んでいくようにしていってさ」
未央「その成果もあってしまむーとはすぐに仲良くなれたんだー」
奈緒「・・・卯月さんと?」
未央「うん」
未央「この調子でしぶりんとも仲良くなれるかなって思ってたんだけど」
未央「しぶりんはまだあまり心を開いてくれてなかったみたいでさ」
未央「私がたくさん話しかけるとちょっと鬱陶しそうな目をされたりもしたよ・・・」
奈緒「そ、そうか・・・」
未央「その時にさ、美嘉ねえのバックダンサーを担当する仕事がきてさ」
奈緒「あ、あの城ヶ崎美嘉のバックダンサーをいきなり!?」
未央「そう、その時に少ししぶりんが不安そうな顔をしてたからさ」
未央「少しアプローチを変える事にしたんだ」
未央「名付けるなら【未央って頼りになるね】作戦かな!」
奈緒「は?」
未央「その時とっさに私はしぶりんに言ったんだ、「だいじょぶだいじょぶ、わたしって本番に強いから意外と行けちゃう気がするなー」ってね」
奈緒「大きくでたな・・・」
未央「それから私はしぶりんやしまむーにとって頼りになる存在になれるようにがんばったんだー」
未央「元々ダンスには自信があったからさ、はやく覚えてしぶりんやしまむーにアドバイスしたり、ダンスのおさらいに付き合ってみたりしてね」
未央「その甲斐あって少しずつではあったけどしぶりんも心を開いてきてくれたんだ」
未央「ここまではよかったんだけどね・・・」
奈緒「ここまでは?」
未央「そして、いよいよ本番の日がやってきて、先輩アイドルの皆に挨拶をしにいった時なんだけどね」
未央「そこにお偉いさんが入ってきた時に先輩の皆が一斉に頭を下げて挨拶をしてさ」
未央「その瞬間にさ、楽に行けるって思ってた私がちょっと怖くなっちゃってさ」
未央「その後も、リハーサルをしても上手くいかなくて、時間がないから納得いくまで出来なくて」
未央「用意されてたご飯も食べれなくなるくらい追い込まれちゃったんだよね・・・」
未央「でも、なによりも怖かったのは、本番で失敗するかもしれないことじゃなくて」
未央「失敗することによって、しぶりんやしまむーに愛想をつかされる事だったと思う」
奈緒「未央・・・」
未央「そして、スタッフから準備を促された時にはもう頭の中ぐちゃぐちゃでさ」
未央「もう駄目だって思った時にさ」
未央「しぶりんが、私の肩をたたいて「行くよ!」っていってくれたんだ」
未央「その時のしぶりんの目がすごく綺麗でさ、心のもやもやが全部吹き飛んでいく気がしたんだ」
未央「それからは先輩からのアドバイスもあってさ、私達3人ともしっかりバックダンサーを務めることができたんだ」
未央「他にもいろいろあったけどこの時かな、しぶりんとすごく仲良くなれたのは」
奈緒「へー・・・すごいな」
未央「さて、私の事は話したし、次はなおなおの番だね」
奈緒「へ?あたし?」
未央「そうだよ、しぶりんと仲良くなるための作戦を立てないと」
奈緒「そ、そうだったな・・・」
未央「私が思うになおなおはもっと積極的にならないと駄目だと思うよ」
奈緒「それはそうなんだけどさ・・・」
未央「しぶりんと仲良くなりたいって事はさ、しぶりんの事をもっと知りたいって事でしょ?」
奈緒「あ、ああ・・・」
未央「だったら、まず自分がどんな子かしぶりんにアピールしなくちゃ!」
奈緒「アピールといわれても、何を言えばいいんだよ・・・」
未央「簡単だよ~~、自分の趣味とか、好きな曲とか、好きな食べ物とかさ」
未央「自分の事を話した後に、しぶりんはどんなのが好きか聞くの」
未央「例えば、しぶりんが好きな曲がわかったら、その曲や歌っている人について詳しく調べてさ」
未央「それを話題に出していけば、しぶりんも自分から話をしてくれると思うよ」
奈緒「な、なるほどな・・・」
未央「あ、曲で思い出したけどしぶりんとカラオケ行った時も上手くいかなかったんだよね?」
奈緒「な、なんでそんな事まで知ってんだよ!!」
未央「しぶりんが悲しそうに話してたもん」
奈緒「う・・・」
未央「・・・ねえ、なおなお、もしかしてだけどさ・・・」
未央「なおなおの趣味とか、好きな曲ってさ・・・あんまり人に言いたくないものなのかな?」
奈緒「え!?」
未央「しぶりんが、なおなおが好きな曲聞いてもはぐらかされたって言ってたからそうなのかなって思ってさ」
奈緒「いや・・・それは・・・」
未央「というか、私はもう大体なおなおの趣味とか予想できてるんだけど」
奈緒「な!?」
未央「なおなおってさ・・・」
未央「アニメ、好きでしょ」
奈緒「ぐ!?」
奈緒「な、なんで・・・」
未央「だって、なおなおのカバンについてるそのキーホルダーって【幽体離脱フルボッコちゃん】のキーホルダーだよね」
奈緒「あ・・・」
未央「しかもそれってブルーレイ全巻揃えた人しかもらえない限定品だった気がするんだけど・・・」
奈緒「・・・・・・」
未央「さて、なにか言いたい事はあるかね?」
奈緒「・・・はい、アニメが好きです・・・」
未央「そして、好きな曲もアニメの主題歌とかだったからしぶりんに言えなかったという所かな?」
奈緒「はい・・・その通りです・・・」
未央「アニメが好きな事ぐらい何も問題ないと思うんだけどな~」
奈緒「で、でも、凛にアニメが好きだなんていったらドン引きされないか・・・?」
未央「そうかな~?私もたまにアニメの話するけど嫌そうな顔しないし」
未央「それにしぶりんって結構かっこいい曲とか好きだからロボットアニメの主題歌とか気に入ると思うよ」
未央「私が思うにしぶりんは【蒼穹】とかすごく気に入ると思うよ!」
奈緒「そ、そうなのか・・・」
未央「そうだ!なおなおはこの後時間ある?」
奈緒「あ、ああ、この後は特に予定もないよ」
未央「よし!ならこの後カラオケに行くよ!」
奈緒「え!?これから!?」
未央「うん、そこで私がしぶりんが好きな曲をいっぱい教えてあげる」
未央「それをなおなおが覚えて、しぶりんと一緒に歌うんだ」
未央「その時になおなおも自分が好きな曲をしぶりんに教えてあげればぐっと仲良くなれるよ!!」
奈緒「な、なるほど・・・よし、お願いするよ」
未央「おっけーおっけー、未央ちゃんにまかせなさい」
奈緒「その・・・ありがとうな」
未央「ふむふむ・・・なおなおにはツンデレの才能があるようだね!」
奈緒「な!?う、うるせえよバカ!」
未央「あはははは!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
~数日後~
未央「あ!しぶり~ん!おつかれ~」
凛「未央、おつかれ、仕事終わり?」
未央「うん!しぶりんも?」
凛「うん、これから加蓮と奈緒と一緒に遊びに行く予定」
未央「あ、そうなんだ!!なおなおと仲良くなれたの?」
凛「うん、奈緒からよく話し掛けてくれるようになってさ」
凛「前よりすごく仲良くなれたと思う」
未央「そうか、よかったね!」
凛「・・・未央、ありがとね」
未央「え?」
凛「未央がいろいろ手助けしてくれたんでしょ?」
未央「ん~?何の事かな?」
凛「とぼけなくていいよ、奈緒も自分で言ってたし」
未央「あ、そうなんだ」
凛「まったく、私より先に奈緒と仲良くなるなんて・・・」
未央「おや~?ヤキモチですかな~?」
凛「う、うるさい」
未央「ねえ、今度機会があったら加蓮ちゃんとお話したいな~」
凛「ん~・・・そうだね、多分加蓮はすぐ未央と仲良くなる気がするよ」
未央「へ~そうなんだ、それは楽しみだな~」
凛「そのかわり、茜や藍子も今度連れてきてよ」
未央「うん!わかったよ!」
凛「それじゃ、そろそろ行くけど未央も来る?」
未央「ごめん、私も茜ちんとあーちゃんと一緒にこれから出掛けるんだ」
凛「そっか、じゃあね」
未央「うん、またね!!」
――――――――――――――――――――――――――――――
凛「おまたせ」
奈緒「お、来たか」
北条加蓮「ねえねえ、さっき話してた子が未央って子だよね?」
凛「え!?見てたの?」
加蓮「こっそりね、ふふふ、あの子と一緒に凛と奈緒をからかうの面白そうだね」
奈緒「おいおい、勘弁してくれよ・・・」
凛「バカな事言ってないで行くよ」
加蓮「は~い」
凛「それと奈緒」
奈緒「なんだ?」
凛「今日も【蒼穹】一緒に歌ってよ」
奈緒「ホントにその曲好きだな・・・」
~おまけ~
~346カフェ内~
未央「・・・と、まあこんな感じかな?なおなおと仲良くなったきっかけは、ね?なおなお」
奈緒「まあ、そうだな」
安部菜々「へ~~、そうだったんですね!」
未央「あれからなおなおとはよく一緒に通勤してるよね~」
奈緒「まあ千葉から一人で行くのはちょっと寂しいもんな」
店長「へ~二人とも千葉出身なんだ」
菜々「あ、店長さん」
店長「菜々ちゃんも千葉出身だったよね」
菜々「はい!落花生とかよく食べま・・・て、店長さん!!何言ってんですか!!菜々はウサミン星出身ですよ!!」
店長「・・・・・・あ」
店長「そ、そうだったね、アハハ・・・」
菜々「その目は何ですか店長さん!!」
未央「ウサミン・・・無理しなくていいんだよ・・・」
奈緒「その・・・なんだ・・・大変なんだな・・・」
菜々「2人まで何言ってんですかー!!」
菜々「菜々は・・・菜々は・・・永遠の17歳なウサミン星人なんですからーーー!!!」
以上でおわりです。ここまで見てくれた方ありがとうございました。
未央と奈緒の絡みを書きたかっただけなのに、こんなに長くなるとは思わなかったです・・・
千葉県出身組も好きなので出来ることならアニメ2期では未央、奈緒、菜々、美羽、優、の5人
の内、できるだけ多く絡みがあるとうれしいです。
過去に書いたSSも置いておきますのでよければご覧下さい。
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一ノ瀬志希「ハスハス~♪」多田李衣菜「うわぁ・・・」【モバマスSS】 - SSまとめ速報
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