モバマスのSSです。
川島瑞樹、日野茜、高森藍子出演のMAGIC_HOURを聞いたときに浮かんだネタです。
書き溜めした物をまとめて投稿しますが初投稿なので上手く出来ないかもしれません。
それでもよろしければお願い致します。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1427990323
346プロ内
高森藍子「今日は午後から茜ちゃんとレッスンの時間ですね」
藍子「早めにスタジオに行こうかな……あれ?」
本田未央「…っ…っ」
藍子「未央ちゃん…今日も一人でダンスの練習してる…」
藍子「今日は確かCPの人達って朝からレッスンしてたような…」
藍子「……」
未央「…っ…っ…ふぅ~」
未央「よし!だんだん上手く踊れる様になってきたかな」
未央「もう少し難しいステップにも挑戦していこう」
コンコン
未央「ん?誰かな?」
ガチャッ
藍子「おはよう御座います」
未央「あ、藍子ちゃん!?」
藍子「未央ちゃん、お久しぶりです。ラジオの時以来ですね」
未央「う、うん。そうだね。どうしたの?」
藍子「未央ちゃんが一人でダンスの練習してたのが気になっちゃって……お邪魔しちゃったかな?」
未央「そんな事ないよ!久し振りに藍子ちゃんに会えて嬉しいよ!」
藍子「ふふっ、よかったぁ。でもどうして一人で練習してるの?CPの皆って今日は午前中のレッスンだけじゃなかったですか?」
未央「うん、レッスン終わった後も空いてるスタジオ貸してもらって練習してるんだー」
藍子「そうなんだ、未央ちゃんすごいね」
未央「フフーン!こうした地道な努力の積み重ねがトップアイドルへの近道なのだよ藍子くん」
藍子「やっぱりCDデビューイベントがきっかけですか?」
未央「え!?」ビクッ
藍子「あの時から未央ちゃんをよく見かける様になったからそうかなって思ったんだけど…違いました?」
未央「あー…うん、そうなんだー…アハハ」
藍子「その気持ちすごくわかります!!」
未央「え?」
藍子「私はデパートの屋上でCDデビューイベントをさせてもらったんです」
藍子「そのときはまだまだ無名でしたから私を見てくれるお客さんも少なかったんですけどね」
未央「………」
藍子「それに折角頑張って覚えたダンスも上手く踊れなくて……」
藍子「曲が終わった時には早くここから逃げ出したい気持ちでいっぱいになっちゃって……」
藍子「すぐにステージから降りようと思って慌ててお礼をした時に、拍手の音が聞こえて」
藍子「気になってお客さんの方を見てみたら、お客さん一人ひとりが楽しそうに笑顔を浮かべてくれてて」
藍子「中には「良かったよー」とか「これからも頑張ってー」って言ってくれる人もいて」
藍子「すごく心が満たされるような気持ちになったんです」
未央「……」グサグサグサッ
藍子「それと同時にうまく踊れなかった自分が悔しくて」
藍子「これからもっともっと多くの人達を笑顔に出来るようになりたいと思って」
藍子「もっとレッスンを頑張っていこうと決意した事があるんです」
藍子「未央ちゃんもそんな気持ちになったんですよね?」
未央「ハイ・・・ウマレテキテスイマセン・・・」ズーーーーン
藍子「未央ちゃーーーーーーん!?」
~未央、事情を説明中~
藍子「そうだったんですか…」
未央「うん…私のせいでプロデューサーやしまむー、しぶりんや他の皆にもすごく迷惑かけちゃって」
未央「それでもプロデューサーは私なんかの為に雨の中びしょ濡れになってまで説得しに来てくれて」
未央「しまむーやほかの皆も私を迎え入れてくれたんだ」
未央「だからさ、私は皆に恩返しがしたいんだ」
藍子「恩返し…ですか?」
未央「うん」
未央「迷惑かけた自分のままで終わらないようにもっともっとレッスンをして」
未央「NGのリーダーとしてしまむーとしぶりんを今度は自分が引っ張って行けるようになりたいし」
未央「CPの仲間やファンの皆にも成長した自分を見てもらいたい」
未央「そしていつかトップアイドルになってプロデューサーにあの時のお礼をするのが今の私の目標なんだ」
藍子「未央ちゃん……」
未央「こんな恥ずかしいこと皆には絶対言わないけどね」アハハ
未央「ごめんね、幻滅しちゃったかな」
藍子「……確かに未央ちゃんがしちゃった事は悪いことです」
未央「う……」
藍子「でもそれをきっかけに一生懸命頑張ってる未央ちゃんはすごいと思います」
藍子「私も応援していますね」
未央「藍子ちゃん……いや、あーちゃんありがとうーーー」ダキッ
藍子「きゃ、未央ちゃん……あーちゃん?」
未央「藍子ちゃんやさしくてなんかふわふわしてるからあーちゃんって感じがする」
藍子「ふふふ…あーちゃんですよー」ギュー
未央「あーちゃんあーちゃーーん」ギュギュー
~5分後~
未央「…なんか、ごめんね」カオマッカ
藍子「…こっちこそごめんなさい」カオマッカ
未央「…さて、そろそろ練習再開するかな、今日は本当にありがとねあーちゃん」
藍子「あ…はい」
未央「また今度お話いっぱいしようね」
藍子「……あ…あの、未央ちゃん!」
未央「なに、あーちゃん?」
藍子「一緒にレッスンしませんか?」 未央「え?」
~別のレッスンスタジオ~
ガチャッ
藍子「おはよう御座います!」
日野茜「あ、おはよう御座います藍子ちゃん!!!」
マストレ「おはよう高森、今日はいつもよりおそかったな……ん?」
未央「えっと…お、おはよう御座います!」
茜「あ!未央ちゃん!!おはよう御座います!!」
未央「うん!おはよう茜ちゃん!」
マストレ「お前は確かNGの本田だったか」
未央「は、はい!本田未央です!」
マストレ「それでどうして本田がここに来たんだ?」
藍子「あ、あの!私が案内したんです。」
マストレ「高森が?」
~あーちゃん説明中~
マストレ「ふむ……」
未央「お願いします!私、もっとアイドルとしてレベルアップしたいんです!!」
藍子「私からもお願いします!」
マストレ「……日野はどう思う?」
茜 「レッスンは皆でする方が燃えます!!」
マストレ「まあ日野はそう言うだろうな……本田」
未央「はい!」
マストレ「お前がレッスンを頑張りたい理由もわかった」
マストレ「私としてはここでレッスンを受けていいと思うし後で武内Pに話を通してやってもいい」
未央「ほ、ホントですか!」
マストレ「だが、先に言っておく」
マストレ「私のレッスンは妹たちとは比べ物にならないぐらいにハードだぞ」
未央「妹たち…もしかしてルキちゃんやベテさんのことですか!?」
マストレ「ああ、あいつらは私の妹だ」
未央「まさかまさかの4姉妹…」
マストレ「普段お前が受けているレッスンより遥かにハードだし途中でリタイアすることも許さん」
マストレ「それでもお前は私のレッスンを受けたいんだな?」
未央「…はい!お願いします!」
未央「もう私は逃げたりしません!」
未央「私をここに連れてきてくれたあーちゃんの期待にも答えたいです!!」
藍子「未央ちゃん…」
茜 「未央ちゃんすごく燃えてます!!!私も負けませんよ!!!」
マストレ「よし!よく言った!しっかり扱いてやるから覚悟しとけ!」
未央「はい!!」
~柔軟体操後~
マストレ「といっても初めてのレッスンだしまずはお前の身体能力を見ておきたい」
マストレ「今日は三人とも基本的なダンスステップを長時間続けてもらおう」
未央「基本的なダンスステップ?」
マストレ「妹たちも取り入れていると思うが本格的にレッスンを始める前に行う体を温めるための運動だ」
未央「あ、いつも最初にやる動きですね」
マストレ「そうだ、それを…とりあえず1時間だな」
未央「1時間!?」
マストレ「なんだ?やめるか?」
未央「い、いえ!一生懸命頑張ります!」
茜 「うおおおおお!!!燃えてきましたあああああ!!!」
藍子「あはは…私大丈夫かな…」
~ダンス開始30分後~
マストレ「ハイ1!2!3!4! 1!2!3!4!」
藍子「ハァ…ハァ…」
マストレ「高森!腕が上がってないぞ!楽をしようとするな!!」
藍子「は…はい!」
未央「フー…フー…」
マストレ「本田!しっかり前を見ろ!笑顔を忘れるな!」
未央「はい!!」
茜 「…!…!」
マストレ「日野!テンポが早すぎるぞ!しっかりリズムを刻め!」
茜 「はい!!!」
~ラスト10分前~
マストレ「あと少しだ!最後まで気を抜くなよ!」
藍子「ハァ…ハァ…ハァ…もうダメ…」
未央「ハー…ハー…ハー…体が重い…」
茜 「二人共!!!あと少しですよ!!!負けちゃダメです!!!」
未央「…ああああああ!!!負けてたまるかーーー!あーちゃん頑張ろ!!!」
藍子「う…うん!!!」
三人「うおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
~耐久ダンス終了~
マストレ「よし!終了だ!よくやった!」
茜 「うーーーボンバーーーーーー!!!!」
未央「茜ちゃん…元気すぎぃ…」ゲホッゲホッ
藍子「も…もう…ダメ」バタン
未央「あーちゃーーーんーーーー!!!」
マストレ「……………」
マストレ(正直驚いたな)
マストレ(日野はともかく本田と高森には無理だと思っていたが見事にやり遂げたか)
マストレ(特に普段のレッスンから考えても高森は途中でリタイアすると踏んでいたが…)
マストレ(本田が参加したことで対抗心が刺激されたか?)
マストレ(日野もいつもより楽しそうだったしな…)
マストレ(この3人……いけるかもしれないな)
マストレ「よし!15分休憩したら次のレッスンを行うぞ」
茜 「はい!!!」
未央「は、はい!!」
藍子「……はい!」
~レッスン終了~
マストレ「よし!本日のレッスンは終了する!」
3人「お疲れ様です!!!」
マストレ「本田、どうだ私のレッスンは」
未央「すっごくしんどいです!!!でもすっごく楽しいです!!!」
マストレ「合格だ」
未央「え?」
マストレ「武内Pにも話を通しておくからいつでもレッスンに来い、好きなだけ扱いてやる」
未央「あ、ありがとう御座います!これからもよろしくお願いします!」
茜 「未央ちゃん!!!もっともっとこれから熱くなりましょう!!!」
未央「おう!!茜ちん!!こんどは負けないぞ!!」
茜 「はい!!!……茜ちん?」
未央「うん。明日からもよろしくね、茜ちん」
茜 「???!???………はい!!!よろしくお願いします!!!」
藍子「未央ちゃんお疲れ様です」
未央「あーちゃんおつかれー今日はホントにありがとー」
藍子「いえいえ、明日からも頑張りましょうね」
未央「うん!明日からもあーちゃんと一緒にレッスンできるね」
藍子「ふふ…私も未央ちゃんとレッスンしてるともっと頑張れる気がします」
未央「あーちゃーん、嬉しいこと言ってくれるねーーー」ダキッ
藍子「きゃ、もう未央ちゃん」ヨシヨシ
茜 「二人共!!!お腹空いてませんか!!!私は空きました!!!」
未央「そうだねーいっぱい動いたからもうペコペコだよー」
藍子「それならこの近くにおいしいレストランあるから食べに行きませんか?」
茜 「そのレストランにはお米はありますか!!?」
未央「むしろライスがないレストランが珍しいよ!?」
藍子「もちろんお米もお茶もありますよ」
茜 「うおおおおお!!!燃えてきました!!!ダッシュで向かいましょう!!!」ビューーーン!!!
未央「ちょちょちょちょーっと茜ちん!?待って待ってーーーー」ダダダダ
藍子「二人共待ってくださーーーい」タタタタ
マストレ「……忙しない奴らだな……」
マストレ「……さて……」
~事務室~
コンコン
武内P「……どうぞ」
ガチャ
マストレ「失礼する」
武内P「マストレさん?」
マストレ「ああ、久しぶりだ。うちの妹たちはしっかりやっているか?」
武内P「ええ、トレーナーさん達には本当にお世話になってます。」
マストレ「それはなによりだ」
武内P「……それで、今日はどのようなご要件でしょうか?」
マストレ「ああ、君がプロデュースを担当しているCPメンバーの本田未央についてだが…」
~マストレさん説明中~
武内P「なるほど、わかりました。それではこちらのレッスン時間とそちらのレッスン時間を出来る限り離しておくようにしましょう。」
マストレ「……意外だな、君のことだから自分の管轄外でのレッスンは嫌うかと思ったが」
武内P「本来ならそうしておくべきなのでしょう」
武内P「ですが本田さんの向上心を挫く事になるかもしれません」
武内P「それにマストレさんなら怪我をさせる事は絶対ありません」
マストレ「当たり前だ」
武内P「でしたらその方向でいきましょう」
マストレ「それと聞きたいことがある」
武内P「はい?」
マストレ「CPというのはいつまでも続けるつもりはないのだろう?」
武内P「……まだ企画段階ですのであまり公にはしたくないのですが」
マストレ「私が口を滑らすと思うのか?」
武内P「……まだ当分先の事になりますが」
武内P「いずれCPメンバー全員での合同ライブを行う事を目標としています」
武内P「その目標を達成した時点でCPは事実上の解散を行う予定です」
マストレ「……つまり?」
武内P「その後CPメンバーの皆さんには346プロダクションに所属するアイドルと様々なユニット活動を行ってもらう予定です」
マストレ「……なるほど」
武内P「もちろん現在CP内で組んでいるユニットでの活動も引き続き行っていきます」
マストレ「ますます忙しくなってくるな」
武内P「こちらも全力でバックアップするつもりです」
マストレ「頼もしいものだ…一つ提案がある」
武内P「なんでしょう?」
マストレ「CPが事実上の解散を行った後の話だが」
マストレ「今私がレッスンを担当している日野茜、高森藍子」
マストレ「そして君が担当しているCPメンバーの本田未央」
マストレ「この3人をユニットとしてデビューさせてみたい」
武内P「……どうしてでしょうか?」
マストレ「ついさっきまでこの3人を指導していて思ったんだが」
マストレ「3人とも性格は違うが3人とも強く前を向いていける子だ」
マストレ「そして互が互を引っ張って高め合うことも出来る」
マストレ「この3人がどこまで前に進んでいけるのか非常に興味がある。ただそれだけだ」
武内P「……なるほど、わかりました。前向きに検討させて頂きます」
マストレ「ああ、よろしく頼むよ」
~レストラン~
茜 「今日も元気だお米が上手い!!!」モリモリ
未央「茜ちん食べ過ぎぃ!!」
藍子「あはは……お金大丈夫かな……」
おわり
以上でおわりです。ここまで見てくれた方ありがとうございました。
自分は未央Pなのですが、この3人が絡んでいる所を想像するのが大好きです。
アニメ2期では3人がならんで映るかもしれないと密かに期待してます。
総選挙では上位に行くよりも3人が仲良く並んでると嬉しいです。
それでは依頼も出して失礼いたします。
このSSまとめへのコメント
この人の作風好きなんだけどコテトリがないから検索しづらいのがなあ。
最新作がどれか、そもそもちょっと古い作者だからもう投稿してないのかすらわからないのが・・・