男「いろいろと革命を起こしたい」(18)

妹「は?」

男「え?」

妹「何、高校卒業まで残り二か月のこの時期に厨二病? 遅くない?」

男「厨二病とか言うなし」

妹「じゃあ何なの?」

男「スレタイ」

妹「え?」

男「え?」

妹「で、結局何がしたいの」

男「さっき言っただろ」

妹「あー、うん」

妹「……確か『テレビとかの媒体からズルズルと這い出たい、3dで』だっけ」

男「誰が貞子だ」

妹「じゃあ『兄妹で宇宙飛行士になる』だっけか」

男「誰が宇宙兄弟だ」

妹「……『海で保安官をやりたい。そして平穏な海を荒らしているサメを討伐したい』」

男「誰がjawsだ」

妹「『インキュベーダ―と契約して魔法幼女になってよ!』」

男「お前はどこのqbだ、幼女じゃないし」

男「しかもそれだと俺、起こす側じゃなくて道具側じゃね?」

妹「んー、ごめん、もうボケが思いつかない」

男「思いつかなくていいよ!そんなことより当初の目的を思い出せよ!!」

妹「『テレビとかの媒体からズルズルとはいd』」

男「それじゃねえ!革命だよ!」

妹「あー、ハイハイ。厨二病ね」

男「はあ……」

男「もういいよ、それで」

妹「で、どんな革命を起こしたいの?」

男「いやー、既存のスレでも言われてる通り、最近のssって何か、王道を外れたものが多いじゃん」

妹「まぁ、そうしないとネタが切れちゃうからね」

男「うん。でさ、逆にその王道を外れたものが王道になり始めているだろ?」

妹「あー、コップに取っ手を付けたら予想以上に売れて取っ手のついてないコップが廃れちゃう、みたいな?」

男「そんなもんかな。……って、え?廃れてるの?」

妹「知らんがな」

妹「じゃあ何さ、要は王道を復活させたいと?」

男「いいや、違う」

男「王道に異例を付け足した『さらなる王道』、そこにまだ何か付け足しようは無いものかと」

妹「……貞子が出てくる取っ手付きコップ」

男「もういいよ!お前どんだけ貞子好きなんだよ!」

妹「旬だからね、死んでるけど」

男「だれうまwwwww」

妹「うまくねえよ氏ね」

男「oh…」

男「で、手始めに何をすればいいと思う」

妹「案無しかwwwwwwwwwwwwwwwコポォwwwwwwwwwwwwwwwwww」

男「キモい」

妹「ウィっす」

妹「でもさー、具体的にどういう事がしたいのか分からないんじゃ、行動にも移せないよ」

男「そうさなー……」

妹「え、何かしたい事とか無いの?」

男「無い」

妹「逝ってよし」

男「ウィっす」

男「で、どうする?」

妹「うん…でも……まずは、さ」

男「ん?」

妹「下山しようか」

男「遭難なうwwwwwww」

妹「氏ね」

男「」

妹「そこからの一時間は最悪だった」

妹「兄が精神が崩壊し、全裸で」

男『モンハンやろうぜ!!』

妹「と言い出したり」

男『この服……よくね?』

妹「と言い出したり」

男『……かゆ……うま…』 

妹「と言ったり」

妹「よくも無計画に、こんな基地外スレを」

俺「ゴメン、反省してる」

妹「で、結局何がしたかったの?」

俺「いや……特に…」

妹「あのさ」

俺「はい」

妹「アンタみたいに無計画にスレを立てる輩がいるから、この掲示板は無駄にスレを消費するの」

妹「わかる?」

俺「はい」

妹「よし」

妹「でさ、ここの過去スレ見ればわかると思うんだけど」

俺「はい」

妹「大体のスレが行って200、行かずに50程度なのよ」

俺「はい」

妹「この掲示板って案外さ、あきらめる人がいるの」

妹「ね?」

俺「ほんとだ…」

妹「でさ、アンタはそんな人みたいにあきらめちゃっていいの?」

妹「他の人たちは、なかなかレスが付かずに泣く泣く断念が多いだろうけど」

妹「アンタは皆と違うあきらめ方がしたいの?」

俺「お、俺は……」

俺「俺も…」

俺「俺もできるかな……」

俺「ならやるしかないのか?」

俺「いや、やるしかないんだ!!」

妹「そうだ!」

妹「アンタはやるしかないんだ!!」

兄「ふっ……」

兄「どうやらうまくいったようだな…」

俺「あ、兄………」

弟「良かったね、兄さんに妹♪」

俺「弟…?」

姉「ふふっ……してやられた、って顔してるわね」

俺「姉か…」

母「まったく、アンタたち職人がちゃんとしてくれないとね」

俺「うん……」

乳「なんで儂だけ表記が違うの?」

乳「ねえ、父じゃないの?」

皆「………」

乳「えぇ……」

幼馴染「俺、あんまり皆に迷惑かけちゃいけないよ?」

根暗「あ、あの…がんばって!」

ポニテ「ほら、シャンとしなさい!」

幼女「ふえぇ……ふえふえふえふえふえふえふえふえふえふえふえふえふえぇ………」

ほむら「ほむほむ!」ホムホムッ

マミ「『へんじ が ない マミった よう だ』」テレレーン

波平「ばぁかもぉん!お前らがやらずにどうする!」

オーキド「ここに三個の諦め方があるじゃろ、泣く泣くあきらめる、元から諦めるように作られたスレでの諦め、そして」

男「何もできずに終わる諦め方」

女「分かる?」

俺「みんな……」

俺「6月9日17時時点で758のスレ……」

俺「建設可能スレが1000だとして、残り262スレ……」

妹「え?」

俺「え?」

皆「え?」

ツンデレ「242よ……バカ」

俺「ゴメン」

皆「……」

妹「252ならまだ分かるけど…」

兄「262は無いだろ…」

俺「ホントごめん」

妹「はぁ……」

妹「でもまぁ、私たち『登場人物』が言いたいことは分かったわね?」

俺「あぁ」

妹「…その顔は分かったっていう顔ね」

妹「そうよ」

皆「あなたたち職人は」

俺「諦めてはいけない」

俺「どんなに苦しい展開でも」

俺「どんなに駄作と思えるものでも」

俺「遂げることに意味がある」

修造「そうだっ!!」

俺「ああ、あと252スレ」

俺「皆で頑張って、皆で盛り上げてやるさ!!」

皆「…え」

俺「え?」

俺「あ……242か」

妹「逝ってよし」

俺「マジゴメン」

=end=








俺「わけわかめ」

乙(・ω・)



友「俺は?波平まで居るのに…俺は!?」

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