八幡「その日俺は光を失った」 (17)

結衣「ゆきのん・・・」

雪乃「私は・・・私は」

結衣「大丈夫だよゆきのん・・・私もいるから」

八幡「や、やめろ」ガタガタ

椅子に縛り付けられ動くことのできない八幡は目を閉じてその光景を
せめて視界からだけでも消そうと必死だった
しかし八幡の目にとりつけられた機材がそれを許さなかった


結衣「じゃあヒッキーの目貰おうか」

雪乃「そうね」

雪乃は流されるままに決めた
しかしその決意は固くもはや八幡に逃げるすべはなかった

八幡「あぐぅがぁぁぁぁぁ」

結衣「うわぁきれいにとれたね!それにしても目って大きいんだね」

雪乃「ええ・・・ふふ」

八幡「ぁ・・・がえじで・・・ぁぁ」ブルブル

八幡「」ピクピク

雪乃結衣「・・・」







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その後八幡は病院に搬送された
幸いにも意識はしっかりとし
視力以外に支障はなかった

雪乃と結衣は地下に潜り行方をくらました。計画的犯行である

雪乃の残していた日記によると

比企谷君は死んだ目をしている
それも味ではあるけれど、彼を知らない人からしたらマイナス
なら無ければいい
これは彼の解決方法
前の私ならコンタクトを入れるなどを進めていた
でも彼と出会ってわかった
そんなの偽物
じゃあどうすればいい?
初めから問題がなければいい

つまり眼球がなければいい

でもこんなこと・・・








次の日由比ヶ浜さんに話したら笑われた
ゆきのんは本当にゆきのんだなぁと
由比ヶ浜さんは笑いながら私も同じ
だから・・・今度ね


そう言って微笑んだ





あの日から随分とたった
今急に由比ヶ浜さんから電話が来て
明日決行することになった

由比ヶ浜さん・・・ありがとう

小町「結衣さんじゃあそこまでの器具を揃えることやら隠れて今だに見つからない、こんな作戦は無理」

小町「きっと雪乃さんが・・・と思ってたけど」

小町「雪乃さんが一人でこんなことできない。彼女は決めれない。平塚先生もそうだと言っていた。それでも彼女の異常さが引き金ではある」

小町「日記が嘘の可能性もあるけど、そもそも嘘を書く必要性はない。

小町「そもそも書かなければ何も露呈はしない無駄に残す内容でもなかった」

小町「・・・そして私は一人由比ヶ浜さんをに作戦などを伝え、器具も用意出来そうな人に心当たりがある。さらには結衣さんを使い雪乃さんに決行を決意させられる人物」

小町「雪ノ下陽乃」

小町「葉山さん・・・は敵か味方かわからないから迂闊には近づけない」


小町「・・・絶対に許さない」


小町「同じ目に合わせてやる」

プロローグ 完

小町「さてと状況整理はここまで」

戸塚「・・・八幡に優しくされて、それでこんなことなんて・・・酷いよ」

材木座「・・・」

小町「葉山さんのグループは信用なりません。葉山さんは不確定要素が多すぎる」

戸塚「そもそも今回の一件で葉山君たちのグループは崩壊しちゃったし」

材木座「葉山某は行方不明」

小町「・・・味方は少ないけど必ずお兄ちゃんの目を・・・」


平塚「取り返して何なる?それに今回の事件は異常だ・・・危険すぎる」

小町「・・・」

平塚「だから私に任せろ、責任はとるさ」


先生は帰ってこなかった


つづぬ

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