兄「違う別にお前だけじゃないんだ」
妹「…部屋に入ってもいいです?」
兄「ダメ」
妹「おかさーん」
母「何?」
妹「お兄ちゃんが部屋に入って掃除していいって」
兄「あ、いいよ」
母「まったくしょうがない子ね…」
妹「ほら!」
兄「な、何がだよ」
妹「どうして部屋くらい入れてくれないんですか!」
兄「信用してないわけじゃないんだ」
妹「じゃあなんです?」
兄「単純に妹と関係持つのはまずいじゃん」
妹「はあ?!」
兄「兄として不貞な事はしたくない」
妹「私のこと女として見てるんですか?」
兄「そうじゃない」
妹「そうじゃないですかー!」
兄「一時期湖にキャンプに行ったことがあったろう」
妹「湖?どこのですか?」
兄「青森の」
妹「ああはいあそこですか」
兄「あの時不覚にもお前にドキリとしてしまった」
妹「はい?」
兄『おーい妹!ライト返せよ!怖いんだからさぁ!』
妹『あ、何するんですか!これ私が持ってきたライトですよ!』
兄『お前は勘違いしている!それは俺の、あっ!』どんっ
妹『きゃっ』ばしゃーん
兄『す、すまん妹!』
妹『もー最低です!お兄ちゃん!』
兄「あの時に透けてたお前の下着姿をみて欲情してしまってな・・・」
妹「普通そんなこと実の妹に言います!?」
兄「だから今後俺には近寄らないでくれ」
妹「何故私がそんな努力しなきゃならないんですか!」
兄「そうは言ってもな」
妹「普通に生活してればいいと思いますケド」
兄「いやイカン!俺には女という人が」
妹「そうですよね別に私を気にする必要はないと思うんです」
兄「そうだなでも俺にはなるべく近寄らないでくれ暴発するから」
妹「それって見境無いと思います」
翌日学校
兄「よー女ー」
女「は?」
兄「え?」
女「喋るほどあたしたちって仲良かったかな?」
兄「え、でもお前俺の女じゃん」
女「貴方の女じゃないけどね」
兄「え?何俺記憶障害?」
女「クラスで浮いてるだけだよ変な勘違いして話しかけてこないで」
兄「…そうだった」
兄(はぁぁぁ~そうだった俺ってぼっちだもんな)
兄(妹とちょっと話したからってリア充みたいな感覚に陥ってたわ)
教師「おい兄!」
兄(それにしても浮いてるは言いすぎだろさっきの女)
兄(ちょっと硬派なだけで別に浮いてるわけじゃ)
教師「兄!!」
兄「え?あ、はい」
教師「この問題解いてみろ」
兄「3Xです」
教師「…正解、あんまりぼーっとしてんなよ」
兄(頭いいのに俺ってばメンタル的には馬鹿ってよく言われるんだよな・・・)
昼休み
ひそひそ
兄「ん」
ひそひそ
兄(また俺の悪口か)
兄(・・・)
「お兄ちゃんいますかぁ?」
「あ、うんえっと・・・」
女「兄、妹さん来てるけど」
兄「え?」
妹「お弁当忘れたでしょうお兄ちゃん」
兄「あ、すまん」
妹「はい渡しましたよ」
兄「え、おいもう行くのか」
妹「近寄るなって言ったのお兄ちゃんじゃないですか」
「うおお!あれ兄の妹?可愛い!」
兄「・・・いやいていい」
妹「え?でも私友達と」
兄「一緒に食べよう!」
このSSまとめへのコメント
なんか好き
↑俺も