男「あれ……うそだよねこんなの?」(27)


男「早帰りサイコー!!」

男「うち帰ったら何すっかなー」

少女「」とぼとぼ

男「ん?」

男(赤いランドセル、小学生だな)

少女「」とぼとぼ

男(一人で下校か?最近は変な人が多くて危ないから心配だなぁ)

男(それにあんなかわいい子じゃなお心配だ……よし!!)

男「こんにちは、お嬢ちゃん」^^

少女「ひゃ!!」

男「あ、ごめんごめん。いきなり驚かせちゃったね」

少女「あ、えと……いや……」

男(うつむいちゃったけどなんかかわいい!!)

男「最近は変な人が多いから一人じゃ危ないよ、おうちは近く?」

少女「はわわわわ……」ウツムキ

男「んー、遠いのかな? お兄ちゃんがついていってあげようか?」

少女「あ、あの!! だ、だだだだだ大丈夫です!!!」ダッシュ

男「」

少女「」タッタッタッタッ 

男「…………なんか心配だなぁ……よし!!」

男「ついていこう!!!」

少女「ハァハァ……」

男(角を曲がったらいきなり止まったぞ?疲れちゃったのかな)

少女「……怖かった」とぼとぼ

男「え?」

少女「」とぼとぼ

男「えぇぇぇぇえええええ!!!!」

少女「」ビクッ!!

男(しまったつい叫んでしまった!!そっと陰から見守るつもりだったのに!!!)

少女「はわわわわわわーーー!!!」ダッシュ

男「ち、ちちち違うんだぁぁぁぁ待ってくれぇぇぇぇぇ!!!!」ダッシュ

男「……見失った」

男「……17歳の僕を撒くなんてすごいな最近の小学生は」

男「はぁ……」

男「なんか誤解されてそうだなぁ……よし!!」

男「明日待ち伏せて誤解を説こう!!」


男「さて、ここで待ってればとおるはず……」

男「怖い人だって誤解されたままにしとくわけにはいかないし、」

男「それにあの子がまた一人で下校してたら危ない人に出くわしちゃうかもしれない!!」

男「地域住民としてあの子を守らないとね」

男「はやくこないかな~♪」


少女「」とぼとぼ 

男「!?」

男「何という装備、体操服姿だと!?」

男「半袖からでる細い腕、短パンから見える細い足!!」

男「高校でみるのとは全く異なる魅力!!!」

男「おっと、早くあの子の誤解を時にいかないと」

男「お~~い!」

少女「?」チラ

少女「はわわっ!!!」

男「やぁ!!待ってたよ!!!」

少女「ま、ままままままってた!?」びくびく

男「あ、いや怖がらなくていいって、お兄ちゃんは君の見方だからさ」

少女「!?」ビクッ!!

男「まってまって、そんな驚かないでってば。落ち着いて落ち着いて」ガシッ

少女「はわわわわわわ!!!」

男「おうちまで送っていってあげるから、手つなごっか」ガシッ

少女「ひぅ!!」

男(一挙一動が愛らしい…!!)
男「ほら、最近はさ。変な人とかいるからお兄ちゃんがそういう人から守ってあげるよ」

少女「」うるうる

男「え?」

男(ど、どどどどういう展開……?)

少女「は、ははなしてよぉ……ぅぅ」

男「あっ、ご、ごごめんいやだった?」

少女「」コクン

男「別にあれ、さらおうとか、いけない事しようとか考えてないから、さ!!」

男「だだから怖がらなくて大丈夫だよ!!」

少女「ママが、ママがね」うるうる

少女「知らない人にね、話しかけられたらね……ぐすん」

男(かわいい///……けど目の前で泣く少女、複雑な気持ち)

少女「なんていわれてもついてっちゃだめってね、いっててね」めそめそ

男(なんか……抱きしめたい!!)

男(しかし、そんなことしたら本当に不審者だ。ここはこの子の話に集中しよう)

少女「……グスン………」

男「お兄ちゃん聞いてるから、落ち着いて話して」^^
男(対子供用兵器フレンドリースマイル!!)

少女「」ぶるる!! 

男(え、逆効果?)

少女「逃げなきゃいけないって……」うるうる

男「!?」

少女「変な人に話しかけられたらママが逃げろいってたのに、グスン……少女ががんばって逃げても……グスン」

少女「追いかけてくるから……うわーーーーん!!」

男「いや、なななな泣かないで!!待って待って待って!!!!」

少女「にげられないーーーーよーーーー!!!」

日付変わる度に少女の脳内年齢が変わっちゃう…

男「ハアハアハア・・・・・・」

男「とっさに逃げてきてしまった・・・・・・」

男「ないている小学生から逃げるなんて俺は・・・俺は最低だ!!!」

男「・・・・・・」

男「明日友に相談してみよう!!」

学校

男「というわけなんだ」

友「・・・」

男「少女の誤解を解いて守ってあげたいんだけどなんかいい方法ないかな?」

友「・・・」

男「なんかいい方法ないかな?」

友「・・・hentaida」

男「!?」

男「違う!!違うってそれは誤解だって今話したじゃないか!!」

友「自覚がないのか・・・」

男「いや、だから僕はただあの子を変態から守ってあげたいだけで」

友「なんでその子を守りたいんだ?」

男「かわいいから」

友「・・・」

友「よし、じゃあ君のしてきたことを第三者の視点で見てみようか」

「こんにちは、お嬢ちゃん」
 高校生だろうか? 学生服をまとった青年が不気味な笑みを浮かべながら呼びとめた。
「ひゃ!!」
「あ、ごめんごめん。いきなり驚かせちゃったね」
「あ、えと……いや……」
突然のことに驚く少女だったがそれとは対照的に
(うつむいちゃったけどなんかかわいい!!)
青年の方はさらに不気味な笑みを浮かべ、確信的発言をする。
「最近は変な人が多いから一人じゃ危ないよ、おうちは近く?」
さりげなく、いや堂々と少女の住所を聞き出そうとするs不気味な笑みを浮かべる少年に少女はただ戸惑うしかなかった。
「はわわわわ……」

友「どうだい?これでも君は変態じゃないというのかい?」

男「ち、ちがう!!これは誤解だ!!」

友「さっき君は言ったね、『かわいいから守ってあげたい』って」

友「かわいいという理由だけで見ず知らずの小学生の住所を聞き出そうとするなんて完全に変態のすることじゃないか」

男「そ、そんな・・・」

友「さらに逃げられたのに追いかけ、翌日は待ち伏せ」

男「う・・・」

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