美穂「ひだまりの放送室」Pくん「始まりますけど……」 (51)

山も落ちも意味もない何番煎じかラジオ、続きました。お昼寝前にでも読めば良いかも知れません

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1434717812


美穂「すぅ……すぅ……めありぉすぅ……」

あ、あのー……起きてください……いや、起きなくて番組終了まで美穂さんの寝息を聞くだけのラジオの方がいいと思いますけど……

美穂「すぅ……」

いや、企画がつまらないとかそういうのじゃないんです……単純に私が足引っ張るといいますか……そもそも私、机の下の住民なので日向ぼっことは無縁ですけど……

美穂「うぅん……」

あっ。起きましたか……


美穂「もしかして、また寝ちゃっていました?」

はい、それはもう……。私の出番なんかいらないぐらいに、気持ちよさそうに……。ずっと寝ていても、リスナーさんは喜んだと思います……私、机の下で【みくあつめ】していますので……

※みくあつめ~庭に集まる猫系アイドルを眺めるだけのアプリ。たまにのあにゃんが遊びに来る

美穂「なんだろう、今日のプロデューサーくんはちょっと後ろ向きだね」

プロデューサーくん(CV:??)「常にムーンウォーク状態、ですので……。前向きに後ろ向きで下を向いています」


美穂「そんなプロデューサーくんと一緒にお届けする今回なんですが、ゲストさんもいるとかいないないとか」

プロデューサーくん「出来れば静かな人が良いですけど……」

美穂「誰が来るのか、楽しみですねっ! それではタイトルコール」

美穂「あなたの日向ぼっこのお供に。小日向美穂プレゼンツ、ひだまりの放送室」

美穂「まだまだ寝ちゃダメ、ですからねっ」

OPソング 太陽の下 レミオロメン
https://youtu.be/vX7nu6fJ9uM?t=1m5s







プロデューサーくん「この番組は【みんなまとめてシンデレラ、346プロダクション】と【オーディナリーピープルの貴方に、ホテルニュー越谷】、【夜間警備員募集中、Freddy Fazbear’s Pizza日本支店】の提供でお送りしますけど……」






美穂「はいっ、皆さんこんにちはっ! この番組のメインパーソナリティー小日向美穂です」

プロデューサーくん「アシスタントのプロデューサーくんですけど……なんでもないです、はい」

美穂「今回も始まりました【ひだまりの放送室】、2回目の放送ということもあって、私も少しは慣れてきたかなと思います」

美穂「で、でもまだまだ緊張しちゃったりして、変なこと言っちゃうかもです……」

プロデューサーくん「美穂さん、安心してください。今目の前にもっと緊張しているクマがいますので……」

美穂「と、緊張しちゃっている1人と1匹がお届けする『ひだまりの放送室』はリスナーの皆様に素敵なお昼寝の時間を提供するラジオ番組です」

美穂「今からお昼寝の時間だーって方も、出来ればこの番組の後にゆっくりしていただけたらと思います」

美穂「出来るならば公園の大きな木の下とか、陽のあたるベランダとかで日向ぼっこしながら聞いてもらえると、その後のお昼寝もちょっと捗るかもしれませんね」


美穂「そして! 今回もアシスタントとしてやってきてくれました! 自己紹介をどうぞっ」

プロデューサーくん「あっ……はい、プロデューサーくんです……決して346プロ所属アイドルとは関係がありませんので……はい」

美穂「毎回変わるプロデューサーくんのキャラクターにも注目して欲しいですねっ。……中の人はいません、良いですね?」

プロデューサーくん「アッ、ハイ」

美穂「私たちの自己紹介はこんな所にして、早速お便りを見ていきましょう」


プロデューサーくん「ON:渡る世間は鬼ばかりさんからです。……全くその通りだと思います、この世の大人は皆さん鬼ですから……」

『前回放送聞きました! 美穂ちゃんの緊張しながらも一生懸命に進行する姿にほんわかしちゃいました。お昼寝前に素敵な時間をありがとうございます、これからも応援していきます』

美穂「良かったぁ、聞いてくれた人がいたんですね……もし誰も聞いてなかったらどうしようってお昼寝ができなくて……夜は寝ちゃうんですけどね」

プロデューサーくん「その心配はいらないと思います……お便り、来ていますし……なんなら今この場でお昼寝をしていただけると、私も少し気が楽になりますけど……ダメですよね、はい」

美穂「お昼寝は放送が終わったあとだよ、プロデューサーくん」


美穂『まだまだ、寝ちゃダメ』←エコー

プロデューサーくん「今の音声、ダウンロード出来るみたいですよ。放送後にホームページを見てくださいとのことです」

美穂「ええっ!?」

プロデューサーくん「おっとりした番組進行に見せかけて油断も隙もありませんね……」

美穂「ち、ちょっと私も気を付けないと……! えっと、続いてのメールですね。ON:犬神スケキヨさんからです!」

プロデューサーくん「池の中で聞いているんでしょうか……」


『美穂ちゃん、プロデューサーくんこんにちは!』

美穂「こんにちはっ」

プロデューサーくん「こんにちは」

『この番組のことを知らないでふとラジオをつけると美穂ちゃんの声が! 大学の空き時間に聞けて、次の授業を眠ったまま過ごせそうです』

美穂「授業中は寝ちゃダメですよっ!」

『所で美穂ちゃんと今回のプロデューサーくんは、時間が少し空いた時、何をしていますか。良ければ教えてください』


美穂「時間が空いた時、かぁ……カバンの中に入れてる漫画とか小説を少しずつ読みすすめていますね」

プロデューサーくん「どんな本ですか? ドグラ・マグラですか?」

美穂「いや、それはないけど……ファンタジーものとか恋愛ものとか。あと、最近は実写化された作品何かを読んでいますね。プロデューサーくんは?」

プロデューサーくん「室内にいれば……机の下で体育座りしています……」

美穂「えっと、避難訓練?」

プロデューサーくん「机の下、落ち着きます……いつ地震が起きても安全ですし外の世界にはバリゾーゴンと呼ばれるそれはもう恐ろしい怪獣がいますので……」






?「プロデューサーくんに必要なのは避難訓練じゃなくて批難訓練ですね」






プロデューサーくん「なんでしょうか、今のジングルは」

美穂「? 何が違うんですか? 避難訓練は避難訓練ですよ?」

プロデューサーくん「文字にしないと分からない系のギャグだと思います」

美穂「? よく分からないです」

プロデューサーくん「そういうこともありますよね」

美穂「勉強不足なのかな?」


美穂「リスナーの皆さんは分かったのかな? 私は帰って調べてみようかと思います」

プロデューサーくん「多分国語辞典読めばすぐ分かると思いますよ」

美穂「以上、ふつおたのコーナーでしたっ! この後、ゲストさんも登場です。その前に一曲お聞きください」

美穂「BUMP OF CHICKENで、Hello,world!」
https://youtu.be/rOU4YiuaxAM






プロデューサーくん「ハローどうも、ぼのはここ(机の下)」
??「ハローどうも、まゆもここですよ」
??「ドントフォーゲットトゥドントフォーゲットミィィィィィ!!フヒヒヒフハハツアッハッハ!」





美穂「ハローどうも、私はここ。ひだまりの放送室はまだまだ続きますよ」

美穂「さて。番組開始時よりチラチラとゲストさんが来ることを匂わせていましたが、なんと2回目にして! ゲストが来てくださいましたっ」

プロデューサーくん「わぁーパチパチパチ」

美穂「はいっ。一体誰が来てくれたのか? といっても、HPには既に告知されてメールなんかも来てたりするんですけどね」

美穂「それではお呼びしましょう。今回、私たちと一緒に日向ぼっこをしてくれるゲストさんはこの人です」






幸子「ハローどうも、カワイイボクはここですよ!!」






美穂「輿水幸子ちゃんが来てくれましたっ!」

幸子「初ゲストにボクを起用するなんて、皆さん分かっていますね!! やっぱりここは小日向さんとも親しくて尚且ラジオを通してもカワイイってことがわかるボクこそが、最初のゲストにふさわしいですよね!!」

プロデューサーくん「喋れる人でよかったです。私はみくあつめしていますので……」

幸子「おいこらまちーや」

プロデューサーくん「いや、冗談です……」


美穂「さて。幸子ちゃんが来てくれたっていうことで、メールも沢山頂いています。いくつか紹介しますね」

美穂「ON:塩兄ちゃんさんから」

『初ゲストに幸子キターーーー!! とテンションが上がっちゃいました!』

幸子「ふふん、それもそうでしょうね! もっと喜んでもいいんですよ?」

『幸子と美穂ちゃんといえば、ままゆと一緒にユニット?を組んでたりと仲が良い印象です。実際に3人で遊んだりすることってありますか?』

プロデューサーくん「とのことですが、多分おねシンのことですよね。あれってユニットって言うんでしょうか? 私……じゃなくて森久保乃々さんは佐久間さんとキノコさんと一緒にやったことありますけど」


美穂「特に決まっていないよね?」

幸子「そう言えばそうですね。これって言ったユニット名、ありませんね」

美穂「でもライブ以外の仕事だと一緒になることは多いですね。仕事終わりとかに一緒にお茶したりはしますよ」

幸子「予定が合えば一緒に遊びましょうって話はしているんですけど、ボク達のスケジュールが合わないことのほうが多くて中々時間が取れませんね」

プロデューサーくん「だそうですので、コレを聞いている企業さんはこのご三方を起用してみては如何でしょうか……あっ、もりくぼは大丈夫だと思います……まだその域に達していませんので」

幸子「そこは自分をアピールしましょうよ!!」

プロデューサーくん「自分で営業なんて、むーりぃー……」


美穂「まだ来ていますよ。ON:フリルドスクエアに丹羽ちゃんが入ればフリルドスクエアガーデンになるよねさんから」

プロデューサーくん「地味にうまいですね、これ」

幸子「それは良いんですけど誰が荒ぶるベースをするんでしょうか」

プロデューサーくん「バレエが特技な綾瀬さんとかどうでしょうか? 足、上がりそうですし」

『美穂ちゃん、プロデューサーくん、輿水幸子さん、こんにちはっ! 輿水幸子さんがゲストに来てくれて、お昼寝前の時間が賑やかになりそうですね。美穂ちゃんとどんなトークを繰り広げるか楽しみですっ』

幸子「なぜボクだけフルネームなんですか!? 何か他人行儀!!」

『楽しみというと、最近私は通勤の時に通る道路に咲いている色とりどりの紫陽花を見ることが日課になっています。梅雨で日向ぼっこには向かない時期ですが、今だからこその景色もあったりしますよね』


幸子「事務所の庭に咲いている紫陽花、綺麗ですよね」

美穂「うん。雨の時期ってあまり日向ぼっこできないけど……雨音が気持ちよくてウトウトしちゃうことはあるかな」

プロデューサーくん「年がら年中ジメジメしていますので……そこまで気にはなりません。昔は……かたつむりを飼ってたりしたんですけどね」

美穂「かたつむりですか」

プロデューサーくん「特に意味はないですけど、動物は好きですので……だから今でも、エスカルゴは食べることができないですね」

幸子「エスカルゴって美味しいんでしょうけど、最初にかたつむりを食べようと思った人は何を考えていたんでしょうね」

美穂「お腹がすいていたんじゃないかな?」





?「カタツムリってウィンクするんですって。これが本当の片瞑り、フフッ」





美穂「今のは理解できましたっ」

幸子「前回放送も聞いていましたけど、キレッキレですね」

プロデューサーくん「当たり前のようにジングル芸をしてきますからね……さて、今回は幸子さんも来てくださっていますし、一緒にコーナーをやっていきましょう」

幸子「まだまだお昼寝には早いですよ!!」

美穂「コーナーに入る前に一曲お聞きください。雨の歌ですよ」

美穂「奥田美和子さんで、雨と夢のあとに」

https://youtu.be/PWZ0buCIozA






美穂『夢が終わったら、貴方に会えなくなるのかな? それならば、ずっと夢を見ていたい』
幸子『そんなあなた達に、優しい夢を見せます』
2人『ホテル……ニュー越谷』








美穂「さて。ゲストの幸子ちゃんと一緒にコーナーもやっていきましょうっ」

幸子「ふふん、なんでも来てもらって構いませんよ!!」

プロデューサーくん「ではまず、こちらのコーナー」

美穂『教えて欲しいな、あなたの見た夢』

美穂「このコーナーは皆さんが見たおかしな夢、不思議な夢やそれに纏わるエピソードなんかを紹介するコーナーです」

美穂「ちなみに幸子ちゃんが見た夢の中で一番印象に残っているのは?」

幸子「巨大なウーパールーパーに追いかけられる夢を見たことがあるんですけど、アレは泣きそうになりましたね。いや、笑い事じゃないんですよこれ」


美穂「ウーパールーパーって……あのウーパールーパー?」

幸子「ええ。小さいのはまだ愛嬌があるじゃないですか。でもね、それが巨大化したのを想像してみてください。ああ、思い出すだけでも鳥肌が……」

プロデューサーくん「それってコモドオオトカゲなんじゃ」

幸子「いやっ! あの間の抜けた顔に半透明な質感……間違いなくウーパールーパーですよ!!」

幸子「しかもドンドン巨大化していって最終的にはスカイタワーよりも大きくなって……踏み潰されかけたところで目が覚めました」

美穂「それはトラウマになりそうな夢だね」


幸子「ええ! 今までスカイダイビングとか芸人さんみたいなことをいくつかして来ましたけど……ウーパールーパーだけは勘弁願いたいですね」

プロデューサーくん「あっ、今カンペが出てきました。ウーパールーパーですけど、食用のもいるみたいですね」

幸子「マジですか……いや、何で人間ってなんでも食べたがるんでしょうね……今のボクには理解できないアンインストールです。というか未来永劫理解できないと思います」

美穂「そういうことですから、幸子ちゃんに間違ってもウーパールーパーを差し入れちゃダメですよ!!」

幸子「小日向さん! それ振りって言うんですけど!?」

美穂「?」

プロデューサーくん「ああ、本当に善意で言ったんですね」


幸子「プロデューサーくんはどうなんですか? どんな夢を見ましたか?」

プロデューサーくん「どこに隠れていても、見つかって仕事に連れ出される夢です」

幸子「日常茶飯事じゃあないですか」

プロデューサーくん「最初は机の下に隠れているんですけど見つかって……次はクローゼットの中に隠れたんですけど見つかって……次は仏像の中に隠れたんですけど見つかって」

美穂「えっ? 仏像、ですか?」

プロデューサーくん「ええ。物凄く罰当たりな気もしますけど……何故か仏像に隠れていたら、プロデューサーさんが鹿に乗って追いかけてきました」

幸子「奈良でお仕事でしたか」

プロデューサーくん「あっ、その仏像ですけど……心なしか」


プロデューサーくん「フレデリカさんに似ていました」

美穂「ぶっ!!」

幸子「あー、成程。フランス人の像で仏像……ってなんですかそれ!?」

プロデューサーくん「我ながら、ちょっとうまいと思いました……ドヤァ」

幸子「なんで勝ち誇った顔しているんですか!? この企画って大喜利でしたっけ!? ポイントつくんですか!?」

プロデューサーくん「いや……本当に見た夢なんですけど……」


美穂「気を取り直してっ! リスナーさんが見た夢も紹介していきましょう」

美穂「ON:組み分け帽子で聖マンゴ魔法疾患障害病院に振り分けられたフォイさんから」

幸子「アズカバンですらない!?」

『ボクが見た夢はなんと!! 忘れました』

幸子「ずこー!」

プロデューサーくん「ラジオなので分かりにくいですけど、今幸子さんズッコケましたね」

『というのは冗談で、ふと気がつくと体がどんどん石になっていく、という不思議な夢でした。足から石化が進んでいって、最終的には石像になってしまって博物館に展示されるという夢でした。これは一体どういう未来を暗示しているんでしょうか? 将来ビックになるってことでしょうか?』


美穂「怖い夢ですね意識があるのに、石になっていくなんて」

プロデューサーくん「そうでしょうか? イイと思いますけど……石になれるなんて。私も来世は石か貝になりたいです」

幸子「ボクは耐えられませんよ! ジッとして物言わぬ存在で終わってしまうなんて! でも、ボクはカワイイですからね! 石像や銅像、建ててもいいですよ!!」

プロデューサーくん「最終回で銅像を建てるアニメは」

幸子「やめましょうか、そういうこというのは」

美穂「?」


美穂「でも幸子ちゃんが銅像になったら金ピカになるのかな」

幸子「えっ? どうしてですか? それは確かに、ボクは金ピカに輝くぐらいにカワイイアイドルですけど」

美穂「町の中に輝いて建っている幸子ちゃんの銅像。そんなある日、ツバメと出会って貧しい人々に自分の宝石や金箔を上げて欲しいとお願いするんです」

幸子「それ、幸福な王子ですよね」

美穂「はいっ」

幸子「それとボクがどういう関係があるんですか?」

プロデューサーくん「【幸】福な王【子】……ああ、うまいこと言いましたね。美穂さんにはぼのポイント贈呈です……集めても何にもなりませんけど」

幸子「えっ、分からないのボクだけですか!?」

美穂「以上、『教えて欲しいな、あなたの見た夢』でしたっ!」

幸子「もやもやしたまま終わった!?」


美穂「続いてのコーナーはこちらっ! 本格始動ですね!」

美穂『お昼寝前のドラマ、略して昼ドラ!!』

プロデューサーくん「このコーナーはアイドルとしても活躍していきたい美穂さんが、リスナーさんからもらったシチュエーションでアドリブ演技をして、アイドルとしての力をつけようってコーナーです」

プロデューサーくん「いうなれば無茶ぶり企画です。間違いなく私なら、頭が真っ白になると思います」

幸子「他人事のように言いますね。でも美穂さんオンリーのステージ」

美穂「あっ、ゲストさんとプロデューサーくんも参加することになっていますよ?」

幸子「ですよねっ!」


プロデューサーくん「あの……出来るなら私は盆栽の役とかセリフがないのがありがたいんですけど……」

幸子「それじゃあラジオで伝わらないじゃないですか。というかチョイスが渋いですね盆栽て……」

プロデューサーくん「これ、凡才ともかけているんですけど……気がつきましたか?」

幸子「いや、分かりにくいですからね」

美穂「一体どんな役をするのかも、全部アドリブですっ。それじゃあ今回のテーマは……これっ!!」

『憧れの先輩と2人っきり! ドキドキさせちゃうようなセリフをお願いします』

美穂「ええええええええ!? な、なんて物を引いちゃったんですか私!?」

幸子「パーソナリティーが一番驚いていますね」


プロデューサーくん「ちなみにこのお題はON:モンゴリアメロンさんからの投稿ですね」

美穂「あ、憧れの先輩をドキドキさせる……」

幸子「えーと、これはボクらがそういうシチュエーションで告白をするってことで良いんでしょうか? ああ、そういうコーナーでしたか」

美穂「え、えっと……だ、誰からしますか?」

幸子「公平にジャンケンで決めますか?」

プロデューサーくん「出席番号順とかどうでしょうか」

幸子「ジャンケンにしましょう!! せーの、最初はグー! じゃんけんぽん!」パー

美穂「ぽんっ!」パー

プロデューサーくん「望みが絶たれました……」グー


美穂「えっと、公正なジャンケンの結果、プロデューサーくんから始まりますっ」

プロデューサーくん「こんなことになるなんて、聞いていないんですけど……」

幸子「嘆いても仕方ないですよ! ボク達だってやるわけですしね!」

プロデューサーくん「あの……30秒ぐらい別番組、聞いていてくださいね」

美穂「それじゃあ昼ドラ、スタートですっ!」


プロデューサーくんの場合

プロデューサーくん「先輩っていつもお昼私と食べていますけど……退屈じゃないですか」

プロデューサーくん「そうでもない? ……変な人ですね」

プロデューサーくん「私はどうかって? その……いや、ではないです」

プロデューサーくん「割と……先輩と過ごすのは……悪い気持ちにはなりませんし」

プロデューサーくん「寧ろ……えっと……その……」

プロデューサーくん「好、き……ああん! これ以上はむーりぃー……」


美穂「リスナーの皆さん、ドキドキしましたか?」

幸子「なんでしょうね。ちょっとだけ強引にプロデューサーくんを仕事に連れて行くプロデューサーさんの気持ちが分かった気がします」

プロデューサーくん「うぅ、穴があったら入って埋めてもらいたいです……」

幸子「ラジオで伝わらないのが勿体無いぐらいにいじらしいですね。後でホームページに写真を上げておきますよ! カワイイボクは気も利くんですよ!」

プロデューサーくん「気を利かせてスルーしてほしかったんですけど……」

美穂「えっと。次は……幸子ちゃんだね」


幸子「ちょいちょい、何ナチュラルにボクの番にしようとしているんですか。ジャンケンで決めますよ! 細書はグー、じゃんけんぽん!」チョキ

美穂「ぽんっ!」グー

プロデューサーくん「結局幸子さんですね」

幸子「仕方ありませんね! 大トリでも一向に構いませんが、そこはパーソナリティーである美穂さんに譲るとしましょう!」

幸子「さあ、思う存分ドキドキしてもいいんですよ!!」

美穂「では昼ドラ幸子ちゃんの場合、スタート!」


幸子の場合

幸子「先輩! 卒業おめでとうございます!」

幸子「こんなにカワイイボクに卒業を祝ってもらえるなんて、先輩もラッキーですね!」

幸子「いつでもボクに会いに来ても良いんですよ? えっ、大学は……遠いところ、なんですか」

幸子「一人暮らしもはじめる? あ、あはは……も、もちろん知っていましたよ!」

幸子「……じゃあ、こうやってお話もあんまり出来なくなりますね」

幸子「電話やメールがある? それはそう、ですけど……」

幸子「貴方の顔を見て、話していたいじゃないですか!」

幸子「だから、たまには帰ってきてくださいよ?」

幸子「その時は……カワイイだけじゃなくて、大人なボクになっていますから。ねっ?」


美穂「ちょっと小悪魔チックでしたね」

幸子「ふふんっ、こんなものですよ! リスナーの皆様、ドキドキしましたか?」

プロデューサーくん「今はスカイプとかもありますけど……」

幸子「顔が見られればいいってものでもないですよ! ほら、一緒の空間で、一緒の空気を吹いたいじゃないですか」

プロデューサーくん「そういう考え方もあり、ですね。私は酸素を奪うような気がして申し訳なさが勝りますけど……」

幸子「どこまで後ろ向きなんですか……」


幸子「さっ! 最後はお待ちかねの美穂さんですよ!」

美穂「小日向美穂プレゼンツ、ひだまりの放送室。お昼寝の時間が近づいて……」

幸子「強引に終わらせようとしないでください!!」

美穂「い、今のはえっと。緊張をほぐそうと思って……や、やりますよもちろん」

プロデューサーくん「準備も出来たようですし、美穂さんの昼ドラで締めくくりましょう」

美穂「ふぅ……」

幸子「昼ドラ、スタートです!!」


美穂の場合

美穂「えっと……先輩とこうやって一緒にどこかに行くのって、初めてですよね。あっ、顔見ないでください! ちょっと赤くなってると思いますから」

美穂「熱があるのかって? そ、そういうのではなくてですね……えっと」

美穂「えいっ」

美穂「手をつないだら少しはマシになるかなって思ったけど……もっとドキドキ、しちゃいました」

美穂「い、以上ですっ!!」


プロデューサーくん「意外と積極的ですね、美穂さん」

幸子「ねぇ」

美穂「こ、これはアドリブですから! 私とはな、何の関係もありませんっ! 以上! 昼ドラのコーナーでしたっ!!」

プロデューサーくん「ここで一曲お聞きください。ゲストである幸子さんにちなんで」

幸子「風といっしょに……ってこれ別の幸子さんじゃないですか!!!」

小林幸子 風といっしょに
https://youtu.be/MqKXG9IrQy8





??「美羽ツーのギャグ集、絶賛発売中です!!」






美穂「さて、プロデューサーくんと幸子ちゃんと過ごしてきましたお昼寝前の素敵な時間、ひだまりの放送室。エンディングのお時間となりました」

美穂「どうでしたか、幸子ちゃん?」

幸子「ボクの魅力が十分に伝わったんじゃないでしょうか!? でもまだ喋り足りないこともありますし、また呼んでくださいよ?」

美穂「はいっ! スケジュール開けておいてくださいね! 告知情報とかありますか?」

幸子「カワイイボクと142’sの単独ライブ『ボクのライブではありません これはボク達のライブです!!』を開催します! チケットはまだ発売していませんが、ファンクラブに入ると優先申し込みができますよ!!」

プロデューサーくん「えっ? 私の告知、ですか? 特にないですけど……あっ、私が応援している森久保乃々さんの詩集『ぼのの記念日』がヤフオクで比較的安価で取り扱われてますよ……買わなくても構いせんけど……」

美穂「私の告知もしておきますねっ! 土曜9時より絶賛放送中の【ドS刑事TOKIKO】にゲスト出演しますっ! 是非見てくださいね!!」


美穂「それでは皆さん、日向ぼっこの準備は出来ましたか? 私はもう出来ていますっ。いい夢みましょうね」

プロデューサーくん「小日向美穂プレゼンツ、ひだまりの放送室。お相手はアシスタントのプロデューサーくん(CV:森久保乃々)と」

幸子「カワイイボク、輿水幸子と!」

美穂「メインパーソナリティーの小日向美穂がお届けしましたっ! それでは皆様!」

2人&1匹『おやすみなさいっ!』

以上でおしまいです、だいたい方向性はこんな感じ。気分が乗ればまた似たタイトルで建てると思います
読んでくださった方、ありがとうございました。

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