セフレになってください (8)

僕は「普通」「凡人」という類いの人間だった。

そんな僕でも好きな人がいる。いや「いた」。いや「いる」。

まぁどっちでもいいか。

彼女は小学生からの付き合いで家も近く世間一般的に言う幼馴染みというものだった。


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意識し始めたのは中学2年の頃。
同じクラスになり席も近く今思えばたわいもないようなことを何時間も話していた。
僕は当時バスケットボール部、彼女は陸上部に所属していた為部活動での接点はなかったが帰りはいつも昇降口で待ち合わせをしていた。
茶化す輩もいた。当時の僕はそれがたまらなく恥ずかしくてたまらなく嬉しかった。

友人は多い方ではなかったがそれなりにいてそれなりに楽しく中学生時代を過ごした。

高校にあがり彼女とは違う高校へと進学した。
それでも家が近い事もあり学校が終われば家に近くの道端で夜遅くまで話し込む日常だった。

そんなある日彼女から言われた。

「私彼氏ができたの。」

僕は努めて冷静を装いへぇ。誰なん?とだけ返した。

「Bなんだけど」

Bはバスケットボール部の仲間であり何かと問題を起こす奴だった。

意外だった。全くそういった素振りもなかったこともあるが彼氏がBのような奴が好みにも見えなかったのだ。

そっか。んじゃこれからはなるべく会わないようにした方がいいな。
ぐちゃぐちゃの頭から絞り出した言葉を言い僕は帰ろうとした。

「ん...」

何か言いかけた彼女ではあったがそれを気にかけられるほどの余裕は僕にはなく別れた。

数日後、彼女から電話が来た。

「あって話がしたい。」



6さん

ちゃうで

胸糞...かどうかは人次第

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