マミ「そんな！どうしてですか！？」

ほむら「チェンジ」

マミ「ひ、ひどいわ！せっかく何事もなかったかのように接してたのに！」

ほむら「そんな気遣い要らないから。チェンジで」

マミ「暁美さんだったらたっぷりサービスしてあげるんだけどなー…？」ﾁﾗｯﾁﾗｯ

ほむら「チェンジ」

マミ「ちょっと暁美さん！いい加減にしてくれない！？」

ほむら「チェンジチェンジチェンジィィィィィィ！！！」

ほむら「もうね……なんなん？お前なんなん？」

マミ「今日はデリ嬢よ」

ほむら「こっちは日々の疲れを癒そうと思ってわざわざデリ呼んでるわけよ」

マミ「だから私が……」

ほむら「ブタはお呼びじゃねえええええんだよ！！！！」ｶｯ!

マミ「ぶ、ぶぶぶぶぶぅ！？」

ほむら「私だって女の子だしデリ呼ぶのとか抵抗が無いわけじゃないのよ」

マミ「そ、そうね。私も最初はこういう仕事に抵抗があったわ」

ほむら「だから頻度は抑えよう抑えようと思ってるの。５周に１回にしようって決めてるの」

マミ「ええ、ハマりすぎると良くないわね(５週？)」

ほむら「その貴重な一回になんでブタと乳繰り合わなきゃなんねえぇんだよおおおおおお！！！」

ほむら「なんなの？養豚場か？私の部屋は豚小屋か？資産家か？」

ほむら「いつから私は畜産で生計立てるようになったんだよおおおおおお！！！」

マミ「ひぎぃ…」

ほむら「癒されたいの！私は！アニマルセラピーとかじゃなくて人と触れ合いたいの！可愛い子と！」

マミ「だから私が」

ほむら「何遍言わせんだあああああああああ！！！」

マミ「まみぃ……」

ほむら「私は！美少女と！触れ合いたいの！わかった！？ねえわかった！？」

マミ「だかｒ」

ほむら「ほむぅああああああああああ！！！！！」ﾌﾞﾁｨｯ!

ほむら「ｾﾞｪ……ｾﾞｪ……」

マミ「暁美…さん……？」

ほむら「なんで本名で登録してんの……」

マミ「えっ？」

ほむら「釣られたじゃないの……『うわっ、アイツと同じ源氏名あるじゃんｗｗｗｗ』とか思ったじゃない……」

ほむら「そりゃ指名しちゃうじゃない……『同じ名前なのに天と地ｗｗｗｗ』とかしたくなるじゃない……」

マミ「ほら、逆に身バレしないかな？って思って……」

ほむら「バレるよ…そのツインドリルが日本に二人といると思うなよ……」

ほむら「とにかくもう帰れよ…チェンジだよチェンジ……」

マミ「……いいえ、それはできないわ」

ほむら「あ゛ぁ！？」ｶｯ!

マミ「今の暁美さん、とっても寂しそうな目をしてる。先輩として今のあなたを放ってはおけないわ」

マミ「私でよければ話してみて？きっとあなたの助けになれると思うわ」

ほむら「巴マミ……」

マミ「暁美さん……」

ほむら「チェンジで」

マミ「それは無理」

ほむら「なんでだよ…オフの時くらいお前らの顔見たくねえんだよ……」

マミ「親交を深めるためにも、オフの時こそ友達と一緒にいるべきだと思うわ」

ほむら「友達じゃねえよ……お前が仲良くしてくれたの私がメガネかけてる時くらいじゃん……」

ほむら「なんだよ…メガネ好きかよ……友好的に近づいてもとりあえず銃向けてくるじゃん……」

マミ「なんのこと？私はいつだって暁美さんの味方よ！」

ほむら「それも良くて今週までだよ…来週くらいに美樹さやか倒したらファビョるもんお前…知ってるもん…」

マミ「しっかりして暁美さん！私はそんなことするはずがないわ！誓ったっていい！」

ほむら「知ってるもん…あなたは今まで殺した佐倉杏子の数を覚えているの…？」

ほむら「なんなんだよ…なんで私ばっかりこんな目に……」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

マミ(大変だわ…何故かは知らないけれどこのままでは暁美さんのソウルジェムが……！)

ほむら「まどかだってダメって言ってるのに契約するし…緑色は何周しても他所の男寝取るし…」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

マミ(今こそ先輩として……いや、デリ嬢として暁美さんを元気づけてあげないと！)

マミ「暁美さん！」

ほむら「んあ？」

マミ「えいっ」ｷﾞｭｯ!

ほむら「！！？」

マミ「いいのよ…今だけは余計なことなんて考えなくていいの」

マミ「ここには怖いものなんてなんにも無いわ…どんなことからも私が守ってあげる」

マミ「だから……安心して、ね？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ほむら「巴マミ……」

マミ(きた！会心の一撃きた！流石わたし！このまま蕩けさせるのよ！)

ほむら(汗臭い……もうやだよ助けてまどか……)

ほむら(どうしてこんな目に遭うの……？私は何も悪いことしてないのに…)

ほむら(ただちょっと心の休養がてら知らない美少女とにゃんにゃんしようとしただけじゃない……！)

ほむら「ううっ……」ｸﾞｽｯ....

マミ(暁美さんが泣いてる……ここでもうひと押しね……)ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

マミ「暁美さん……私にできることがあったらなんでも言ってちょうだいね」

ほむら「チェンジさせてください」

マミ「だーめ☆」

ほむら「ほむらバズーカァァァァァ！！！！」ｽﾁｬｯ!

マミ「ティロ・フィナーレエェェェェェ！！！！」ｶﾞﾁｬｯ!!



ﾄﾞｯｺﾞｵｵｵｫｫｫｫｫｫｫ.......!!!!!

キュゥべえ「やれやれ、マミは失敗したようだね」

キュゥべえ「だけどまだ終わったわけじゃない。駒はまだまだたくさんいるからね」

キュゥべえ「首を洗って待っているがいいさ、暁美ほむら」

キュゥべえ「きゅっぷい」

ほむら「こんばんわ、暁美ほむらです」

ほむら「相も変わらずまどかは魔法少女になるし美樹さやかは魔女化するしで私も疲れが溜まって来ました」

ほむら「と、いうわけでまたデリヘろうという次第です」ﾌｧｻｧ

ほむら「もしもし……」

ほむら「よし、これでバッチリ後は待つだけ」

ほむら「前回はエラいめに遭ったわ……デリ嬢じゃなくてトロールが来るとは思いもよらなかったもの」

ほむら「でも今回は大丈夫！デブだけは寄越すなってちゃんと言った！何度も念を押した！」

ほむら「魔女っ子倶楽部はけっこうレベル高いからつい利用しちゃうのよね」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

ほむら「あ、来た。はーい、いま開けますねー」


あんこ「オッス、魔女っ子倶楽部のあんこです」ｼｭﾋﾞｯ

ほむら「チェンジ」

あんこ「なんだココお前んちだったのか。おじゃましまーっす、と」

ほむら「チェンジ」

あんこ「あ、ポッキーある。貰うね」

ほむら「チェンジ」

あんこ「お前んち相変わらず何も無いなー……どっこいしょ」

ほむら「チェンジ」

あんこ「あたしオレンジジュースね」

ほむら「チェンジイイイイイィィィィィィィィ！！！！！」

ほむら「なんだお前！なぁなんだお前！？なあなあなああああ！！！」

あんこ「な、なんだよ……急に大声出すなって！」

ほむら「馬鹿だろ？なあお前馬鹿だよな？なあ？なあ！？」

ほむら「なんなの？あのさ、百歩譲ってお前が来ちゃったのはいいよ。目をつぶるよ。チェンジすれば済むもの」

ほむら「でもお前なんなんだよぉぉぉぉ！！普通に友達の家に遊びに来たみたいになってんじゃん！」

あんこ「ん？あたしたち仲間だろ？一応は」

ほむら「そういうことじゃないno！もっと違うベクトルの話をしてるno！」

ほむら「お前何しに来たの？ん？言ってみ？」

あんこ「エロいことしに来た」

ほむら「わかってるじゃない。で、あなたウチに来てから何した？」

あんこ「ポッキー食った」

ほむら「素直かお前はァァァァ！！！！！」ｸﾜｯ!

あんこ「あと今ジュース飲んでる」ﾝｸﾞﾝｸﾞ

ほむら「勝手に冷蔵庫開けてんじゃねえよ！！」

ほむら「はぁ……もういいわ」

あんこ「おっ？じゃあそろそろはじめる？」

ほむら「チェンジよ。さっさと店に電話して帰りなさい」

あんこ「それは無理だね」ｷﾘｯ

ほむら「キリッ、じゃねえよ帰れよおおぉぉぉ！！お前相手じゃ勃たねえんだよおおぉぉ！！」

あんこ「えっ、ほむら男だったの？」

ほむら「例えの話だよおおおおお！！！！そこ深く突っ込まなくていいんだよおおお！！！」

ほむら「チェンジ！チェンジチェンジチェンジ！！」

あんこ「なんだよぉ……そんなに嫌がらなくたっていいじゃん」ｼｭﾝ...

ほむら「オフの日くらいお前らと顔合わせたくないんだよバカァ！」

あんこ「バカってなんだよバカ！さっきからバカバカ言いやがって！」

ほむら「バカはバカだろバカ！お前の頭の中食うか寝るかゲーセンしか無いだろ！」

あんこ「バカって言ったほうがバカなんだぞ！」

ほむら「じゃあお前やっぱりバカだバカ！！」

あんこ「バカバカバカ！」

ほむら「不毛！この流れ不毛！」

ほむら「もうチェンジすれば全部丸く収まるの！さっさと消えなさい！」

あんこ「それは無理だね」ｷﾘｯ

ほむら「だから何のキリッ、だよ！帰れよ！チェンジくらい大抵の子はされたことあるから気にしなくていいよ！」

あんこ「ここで簡単に帰れないワケがあるんだ」

ほむら「……何よワケって」

あんこ「店長から『暁美ほむらは常連さんだから特別良くしてやっておくれ』って言われてるんだ」

ほむら「じゃあ今すぐ帰りなさい。その方が私は嬉しいわ」

あんこ「それは無理だね」ｷﾘｯ

ほむら「チェンジイイイイイィィィィィィィィ！！！」

あんこ「そういうわけだからさ？覚悟しなって」

ほむら「もう本っ当ムリなんだよお前勘弁してくれよもぉぉぉ！！」

ほむら「確かにデブはやめろって言ったわ。確かに言ったわ」

ほむら「だからって真逆のヤツ連れてこなくてもいいじゃん店長さああああ！！」

ほむら「なんで寄りによってこんなリンゴとポッキーだけで生きてるようなヤツなんだよ……」

あんこ「たい焼きも好きだぞ」

ほむら「その情報要らねえよおおおおお！！！」

ほむら「だいたい私がデリを呼ばざるを得ないほど神経削れてんのは誰のせいだと思ってんの！？」

あんこ「さやかのせいだろ？お前あいつのお守りみたいで大変だもんなあ」

ほむら「それもあるけどお前もだよぉぉぉ！！！お前の扱いが本っ当面倒くさい！」

ほむら「マミが死んでる時はだいたい最初襲いかかってくるし！」

ほむら「それで対抗心燃やして美樹さやかは無駄に魔法少女がんばるし！」

ほむら「逆にマミが生きてればお前だいたいティロられるし！」

ほむら「それでまどかのsan値がガリガリ削れるし！」

ほむら「お前なんだよおおおおお！！部屋の隅で雨と埃だけ食ってかろうじて生きてろ！」

ほむら「ぜぇ…ぜぇ……ほ、他にも……」

あんこ「お、おい大丈夫か？ポッキー食うか？」

ほむら「要らんわ！！」ﾊﾞｼｯ!

あんこ「食いもん粗末にすんじゃねえ！！！」ﾊﾞｷｨｯ!!!

ほむら「ほむぅぇっ！」ﾄﾞｻｯ

あんこ「お前がなんで怒ってるのかは知らないけどな！食いもんだけは粗末にするんじゃねえ！」ﾄﾞﾝｯ!

ほむら「お前のせいで怒ってんだよ！！」

あんこ「言い訳するな！」ｹﾞｼｯ

ほむら「ほむぅっ」

ほむら「うぅ……なによ…なんでデリ呼んだだけでこんな目に……」

ほむら「私はただ……誰かに癒されたかっただけなのに……」ｸﾞｽｸﾞｽ

あんこ「ほむら」ｷﾞｭｯ....

ほむら「……？」

あんこ「分かるさ、アンタがどんなに辛いのか……同じ魔法少女なんだもの」

あんこ「だからたまにくらい甘えたっていいんだよ……私にできることならなんでｍ」

ほむら「チェンジ」ﾋﾞｯ


あんこ「ロッソ・ファンタズマぁぁぁぁ！！！！」ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ!

ほむら「ほむグレネードぉぉぉぉ！！！！」ｽﾁｬｯ!!

ﾄﾞｯｺﾞｵｵｵｫｫｫｫｫｫｫ.......!!!!!