・艦隊これくしょんの二次創作SS
・名取が出た記念
・コメディ
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1434464008
《着任》
・・・・・・
~大本営・会議室~
元帥「………………」
提督(シュワちゃん)「……」
元帥「大佐、昨日はとんでもない場所でドデカい花火をあげてくれたな……一体どう説明するつもりだ?愚の骨頂としか言いようのないこの大失態を」
提督「愚の骨頂とは手厳しい」
元帥側近「お前がビーチでやらかしたスタンドプレーのおかげで、上にはイジワルされるし!一体何を考えて何を企んでいるのか言え!!」
提督「職務を果たしているだけですよ」
元帥側近「お前が日本海軍の評判をここまで落とした張本人だ!おかげで商工会議所が俺のココア工場を目の敵にして毎日デモ運動をやってるんだぞ!!」
元帥「まぁ落ち着け。お前に新しい任務を命じる。手元の資料を見ろ」
提督「…………艦娘?」
元帥「そうだ。深海棲艦との戦いが激化していることは知っているな?」
提督「ええまぁ」
元帥「そこで、国は国民に対してイメージ戦略をとることにした。それが若い娘の姿をした艦娘だ」
提督「なんでこんな姿を?」
元帥「通常兵器も奴らには効くが、こっちの方が国民にウケがいいんだ」
提督「…………」
元帥「よって君には、彼女達の司令官として鎮守府に着任してもらう」
提督「なんで俺がこんなののお守りを!」
元帥側近「お前にお似合いだからだ!」
・・・・・・
~鎮守府・執務室~
提督「ここが鎮守府か……」
コンコンコン
提督「入れ」
天龍「お前が着任したっていう提督か。俺は天龍、フフ……こわいk」ガチャッ
提督「……」
\デエエェェェェェェェェェェェェェェェェン/
天龍「…………(怖い……)」
提督「俺は提督大佐だ。よろしく頼む」
天龍「あ、ああ!よろしくな!」
天龍「(手デカッ!てか背デカッ!!)」
《着任 おわり》
《プロモーションビデオ》
・・・・・・
~着任から数日後~
提督「PVだと?」
天龍「ああ。この鎮守府の魅力をテレビで流すためのビデオを作ろうって話さ」
青葉「ちなみに、青葉既に作っちゃいましたー!」
提督「ほう、見てやろう」
青葉「はいはーい!じゃあさっそくそのモニターに流しますねー!」
ピッ
・・・・・・
【鎮守府から来た鋼(アイツ)】
『鎮守府から、アイツがやってきた!!』
『戦う司令官、提督は公約します!』
『1つ、超現場主義の徹底!』
『2つ、深海棲艦不法滞在の撲滅!!』【ダメゼッタイ】
『力こぶれ!肉密度1000%ォ!!!』
『有言実行!これが提督流!拳の鎮守府!!!!』
『○○鎮守府を、よろしくねっ☆』
・・・・・・
・・・・・・
天龍「」ポカーン
青葉「どうです?」
提督「すごぉい……コイツはカッコいいなぁ!」
青葉「でしょでしょー!」
天龍「ちょっと待て!!!!」
青葉「なんですか天龍さん?」
天龍「なんですかじゃねーよ!!なんだアレは!!」
青葉「この鎮守府のPVですけど」
天龍「コイツの映像ばっかじゃねーか!!」
青葉「えーちゃんと最後キャピキャピした感じにシメたじゃないですかー」
天龍「最後だけだろ!!それ以外のナレーションもイカツイ声だったし、なによりなんだよ力こぶれって!!なんだよ肉密度1000%って!!」
青葉「いやそこはインスピレーションってやつですよぉ」
天龍「そもそもこのPVの狙いは艦娘がキャッキャしてるのを国民に見せて国民感情をコントロールするのが目的だろ!こんなんじゃホモ野郎しか喜ばねぇよ!!」
青葉「青葉結構ソッチはいけたりして――」
天龍「作 り 直 せ ! ! ! ! 」
青葉「はーい……」
提督「なんだ、やめるのか?勿体ない」
天龍「お前も納得すんじゃねぇ!!」
・・・・・・
~数日後・天龍型の部屋~
龍田「天龍ちゃんどうしたの?テレビなんか見て」
天龍「今日この鎮守府のPVが流れるんだぜ。龍田も見ろよ」
龍田「あらあら~天龍ちゃんも出てるかしら~?」
天龍「お、始まるぞ!」
・・・・・・
『はじけろ!筋肉!!』
『飛び散れ!汗!!』
『これが、ザ・肉体派!鎮守府提督の神髄だ!!』
『車に轢かれても、飛行機から落ちてもビクともしねぇ!!』
『鉄骨司令官はタフネス設計!』
『愛する国民の為、1人敵の棲地に殴り込む!!その強さは、もうどうにも止まらない!!』
『全員まとめて、かかってこんかぁい!!』
『これぞ豪快!スーパーバトルアクション!!鎮守府!!』
『戦う司令官はカッコいいぃ!!』
・・・・・・
・・・・・・
龍田「あらあら~カッコいいPVね~」
天龍「」
龍田「天龍ちゃんが出てないのは残念だけど、これはこれで――」
天龍「青葉アアアアアアアァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!」ダッ
龍田「あ、あらあら?」キョトン
その後PVは作り変えられ、第六駆逐隊の映像になった――
《プロモーションビデオ おわり》
こんな感じの短編集(?)
シュワ以外のアクションスターはあまり知らないので出ませんすまない
《ドライブ》
・・・・・・
~駐車場~
天龍「おお~赤いカマロちゃぁ~ん。待たせたなぁ……今日もドライブ行こうぜ~」
提督「動くな!」
天龍「ッ!?!?!?!?」ビクゥッ
提督「車に乗って」
天龍「でも動くなって……」
提督「乗るんだ!」クワッ
天龍「!!」コクコク
もう絶対に書いてる途中に他のスレは開かない
提督「この赤いオープンカーのカマロはお前のだったのか」
天龍「なんで当然のように助手席に乗ってるんだよ……」
提督「一口では言えん。とにかく俺を信じろ」
天龍「無理だろ、まだ今日会ってから5分も経ってないぞ……」
提督「とにかく出せ!街だ、街に行け!」
天龍「ハァ……わぁったよ」ガチャッ
ブゥン、ブロロロロロッ……
~街中~
天龍「で、そろそろ話してくれてもいいんじゃねぇか?ついでに放してくれ」
提督「実は執務中に間違えて曙にお茶をかけてしまってな。逃げていたところなんだ」
天龍「お前が逃げる?曙から?」
提督「なにかおかしいか?」
天龍「………………」
提督「あと高雄にお土産を買いたい」
天龍「まーーーーた高雄かよ」
提督「俺にとって高雄は……全てなんだ」
天龍「お前いっつもそう言っては高雄の前だと上がってるよな」
提督「なにかいいお土産はあるか?」
天龍「俺が土産屋に見えるか?」
提督「…………」
天龍「あ、そういや最近できたケーキ屋があったな。そこに行ってみるか」
提督「ケーキだと!?」
天龍「提督もケーキが好きなのか」
提督「…………ケーキが好きで悪いか」
天龍「いいや別に、艦娘達も皆ケーキは好きさ」
提督「ケーキは女の食い物だと言いたいのか?」
天龍「誰がそういった、そんなこと言ってねぇだろ!男も女も関係ねぇよ。いい好みだよ」
提督「ありがとう」
天龍「どうも」
・・・・・・
~夕方・帰り道~
天龍「もう買い残しは無いな?」
提督「ああ…………そういえば、音楽とかかけないのか?」
天龍「音楽か…………俺にも音楽っていう夢がある」フッ
提督「(曲流してほしかっただけなのに……いきなり何を言いだすんだコイツ)」
天龍「実は俺、将来の夢はミュージシャンでさ。よくレコード会社に売り込んだりしてるんだ」
提督「そ、そうか……」
天龍「だがいつまでもレコード会社にヘコヘコ頭下げてる俺じゃあない。自分でアルバムを出す!」
提督「すごいな」
天龍「ジャンルは……ラテン農民のラップだ!」
提督「…………」
天龍「ちょっと聞いてみるか!?」ウキウキ
提督「…………どうぞ」
天龍「ブンツピズッピ、ブンツピズッピ、オアオア、オアオア、ハッ、ハッ、ハッ!」~♪
天龍「ゲリラ、スリラ、連れてってマニラ~口当たり良いのはバニラ~」~♪
天龍「どれ、あれ、それ、SO!だからCIAに言っときなよ、さっさと出てけッってなぁ~!」~♪
天龍「どうだ!?」キラキラ
提督「………………」ドンビキ
天龍「……!」キラキラ
提督「最高だよ……きっと大物になれる」
天龍「マジかよ!」
提督「勿論だ。こんなところで燻ってちゃダメだ」
天龍「やっぱりな、俺もずっと前からそう思ってたんだ!」
提督「…………」
その後曙にケーキを持って行ったら罵られながらも美味しくいただかれた――
天龍はアルバムをイベントに出展させるべく作成中――
《ドライブ おわり》
《浮気発覚》
・・・・・・
瑞鶴「ん?」
加賀「……」ズーン
瑞鶴「か、加賀さんどうしたの!?」
加賀「赤城さんが…………赤城さんが、赤城さんが……」
瑞鶴「赤城さんがどうしたの先を言ってよ!赤城さんが?」
加賀「赤城さんが……」
瑞鶴「落ち着いて落ち着いて落ち着いて!」
加賀「赤城さんが…………翔鶴さんと不倫してる……」
瑞鶴「……」
瑞鶴「くっ、へっへっへ……これで私達同類ってわけね!」ダキッ
加賀「そんなバカな……赤城さんが……赤城さんが」
瑞鶴「いぇはは!誰だって最初はそんなことありえないって思うのよ!私だって同じ気持ちだったわ!」
瑞鶴「何も知らずにある日部屋に帰ったら机の上にCD(艦娘想歌【壱】)が置かれていた。『暁の水平線に』とかいう赤城さんと翔鶴姉ぇのデュエット曲よ!?」
瑞鶴「世の中にねぇ、姉妹を差し置いて目の敵にしてる一航戦と先にデュエする五航戦がいるなんておぃ信じられる!?」
加賀「どうして赤城さん……」
瑞鶴「加賀さん……赤城さんはあなたを愛してるわ。ただの気まぐれ、ほんの出来心よ!本気じゃないって、じき慣れるから――」
加賀「ッ!うるさい黙って!下手な慰めは結構!しかもあなたはアニメ版キャラソンで翔鶴さんと『二羽鶴』って歌を歌ってたの知ってるわ!」ガシッ
瑞鶴「よく知ってるわね…………あの――」
提督「ホントかそれ……」プルプル
瑞鶴・加賀「いつのまに!?」
提督「もしかしたら…………高雄も、高雄も……高雄も……」
加賀「高雄さんがどうしたんです先を言ってください」
提督「高雄も…………高雄も……誰かと不倫を……!」
瑞鶴「え、高雄さんって提督と付き合ってたっけ?」
加賀「ケッコンもしてないハズですが……」
提督「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」ダッ
瑞鶴「な、なんだったの……」
・・・・・・
~執務室~
天龍「大本営から棲地殲滅の白紙許可が出てやっとほっとしたぜ!あとは連合艦隊を結成して大和さんを旗艦にして攻め込めば、棲地は20分で精圧できる。つまり、いながらにしてだねえ」
提督「高雄を盗聴しよう……」
天龍「は?」
提督「高雄の服に盗聴器を仕掛けろ。バレないように襟の中にだ。今すぐに!」
天龍「ああ分かったちょっとまておいちょっといいか?2、3聞いときたいことがあるんだがなぁ、何を言いだすかと思えば正気かオイ?無許可の盗聴は犯罪だぞ?もしバレたりしたら……」
提督「いつも(榛名とかが)平気でやってることだろうが!今更御託を並べるな!!!!」ガシッ
天龍「ひいいぃぃぃ!!」
提督「 や る ん だ 」クワッ
天龍「ハイ……」
・・・・・・
~夜・街中ドライブ中~
天龍「提督からドライブに誘われるとは驚きだ。この黒いランドクルー○ー、お前のか?」
提督「ああ」
天龍「ちゃんと事故の処置と、保険の交渉も習ったか?」
提督「鎮守府の提督に、保険なんてものは必要ない。国がすべて払ってくれる」
天龍「血税だろそれ……」
提督「で、盗聴の結果は?」
天龍「ああ。盗聴記録シートを渡しとこう。特に何もない」
提督「…………」ペラッ、ペラッ
天龍「運転しながら紙見るなよ……」チラチラ
提督「…………!」ハンドルキリー
キキィィィーッ!
天龍「うわぁっ!?急に路肩に乗り上げるなよビックリするだろ!」
提督「……」ガチャッ
天龍「あん?外に出るのか?」ガチャッ
提督「……」
天龍「運転交代するのか?」
提督「オイ出せよ」
天龍「な、なんのこった?」
提督「ページが9から11に飛んでる。10ページを出せ」
天龍「あれっ、タイプミスかなぁ」ダラダラ
提督「抜き取ったページを寄越せぃ!!」ダンッ!
車の窓「ギャアァァ!」パリーン
天龍「」
提督「……!」クワッ
天龍「……わ、わかったよ!」スッ
提督「!」パシッ
天龍「お前の為にぃ……」
高雄『今度食事にでも行きましょう』
愛宕『いいわねぇ~!たまには姉妹4人で行くのもいいかも!』
高雄『そうね!』
愛宕『そうだ、提督は誘わないの~?』
高雄『て、提督!?なんで!?』
愛宕『結構高雄ちゃんのこと気にかけてるみたいよ~』
高雄『そ、そんな恐れ多いわ……それに…………』
愛宕『それに?』
高雄『提督、ちょっと怖いし』
提督「」
天龍「…………」
提督「怖い……?俺が?」
天龍「(十分怖ぇよ……)」
提督「そんな、嘘だあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
天龍「さ、俺が運転してやるから帰ろうぜ」
提督「」
天龍「別に誰と付き合ってたわけじゃないしいいだろうが!な!?」
提督「…………アア……」
《浮気発覚 おわり》
今日はもう閉店だ
《出撃》
・・・・・・
~洋上~
ラジカセ < http://www.youtube.com/watch?v=eFFgbc5Vcbw
最上「集合場所と無線周波数は海図上に記してある。艦載機との連絡は4時間おきね」
提督「応援を呼ぶ時は?」
満潮「そんなもん無いわ。帰れる保証もね。あの海域を抜けたら……自分が頼りよ」
提督「フッ……ますます楽しみになってきた」ライフルスチャッ
一同「………………」ザザザァーッ
提督「…………」onボート
時雨「いや、これなに?」
提督「戦いに行くときはこの曲だと相場が決まっている」
山城「あの……音うるさいんですけど」
提督「気分を昂ぶらせろ。恐れを知らぬ戦士になるのだ」
最上「……」クッチャクッチャ
扶桑「何を食べているの?」
最上「このガムを食べれば、艦載機をいっぱい飛ばせる……僕みたいにね」クッチャクッチャ
山城「え、ホント?」
山城「ってちがーーーーーーーーーーーーーーーーーーう!!!!!!」
扶桑「きゃっ、どうしたの山城?」
提督「デカい声を出すな!耳があるんだ!」
山城「あなたの存在ですよおおおぉぉ!!なんですかあなた!!」
時雨「何かが僕達と一緒に居る……艦娘ではない」
提督「執務室でのデスクワークは身体が鈍るからな。たまに俺も戦うぞ」
山城「だからって私達と一緒に出撃するなんて意味わからないわよおおぉ!!」
最上「提督の無上の喜びは?」
提督「敵を打ち負かす事。棲地を踏み荒らし、深海棲艦の悲鳴を聞くことだ!」
扶桑「しかし、危険では?」
最上「大丈夫大丈夫。提督が銃を使うのは手加減みたいなものだから」
満潮「えぇぇぇ……」
山城「時雨、時雨!」チョイチョイ
時雨「ん?」
山城「この前ね、姉様の胸に顔つっこんで、ヘヘッこう言ったの!『うおぉホントにデカイわぁ!うぉぉホントにデカイわぁ!』って」
山城「すると姉様『なんで2度も言うのよ』って聞くから、私は『言ってないですよ』って…………へへっ」
時雨「……?」
山城「へ、へへっ、分かる?2度目はコダマよ。谷間でほらぁ……へ、へへへっ」ニタニタ
時雨「………………?」
時雨「は、はははははは!はははははは!」アセアセ
時雨「(どういう意味だろう……)」
扶桑「それにしても、また皆で艦隊が組めるなんて……夢のようだわ」
満潮「でもなんで山雲と朝雲はいないのかしら?」
提督「2人は鎮守府で待機だ。お前らに俺を入れると6人で満員だからな」
最上「そうなんだ……」
時雨「懐かしいなぁ、昔は寄せ集めの使い捨て艦隊とか言われてたけど……」
提督「皆、聞け」ビシッ
一同「は、はい!」ビシッ
提督「俺の部下は使い捨てじゃない。決して誰一人沈めさせたりなどしない……!」クワッ
一同「……」
満潮「な、なによ!カッコつけちゃって!」
時雨「(すんごい怖い顔してるけどコレってカッコつけてるの!?)」
山城「(目線だけで深海棲艦殺せそうだわ……)」
・・・・・・
時雨「そろそろ敵と遭遇する海域だよ!」
最上「提督、チェーンガンをバッグから出しなよ」
提督「ああ」ガチャリ
満潮「そのバッグそんなの入ってたの!?」
時雨「そっちの長い箱みたいなのは?」
提督「ロケットランチャーだ」
時雨「」
最上「…………ッ、索敵機より入電。敵発見!」
山城「久しぶりに味わうスリルね姉様!!」
扶桑「ドジるんじゃないわよ山城」
《出撃 おわり》
《レスキュー》
・・・・・・
扶桑「まだ私達の姿には気づかれていないようね……」
時雨「ここは……奇襲するかい?」
満潮「でも扶桑型の2人はあまり速力がないわ」
提督「奴らを倒すのは簡単だ。俺が考えた興味ある計画をご披露しよう」
扶桑「まぁ、なんですか?その考えとは」
提督「こうすることだ!」ガチャッ、カチッ
ロケットランチャー「」バシュウウゥゥウウ!
一同「え?」
ドオオオオォォォオォォォオォォォオォォン!!!!!
「ギャアアアアァァァァ!!!ナンダア!?」ワタワタ
提督「ぶっ飛べ!」カチッ
ロケットランチャー「」バシュウウゥウウ!
ドオオオォォォォォォォォォン!!!!!!
時雨「やることが派手だねぇ」
満潮「奇襲云々関係ないわねこれ……」
提督「さぁお前らも撃て!」
最上「よぉし!派手に行こう!」
扶桑「はぁぁぁっ!」ダァン!
「グエエーーー!」
山城「とうっ!」ダァン!
「ヌオオオオオーーーー!」
提督「邪魔するよ」カチッ
チェーンガン「」バラララララララ!!
「グアッ!」「ギャァッ!」
「オノレ!ソコノ筋肉モリモリマッチョマンノ変態メェェ!!」
時雨「提督、危ない!」
提督「フンッ!」グサッ
「グエエェ!?ナンデ!?ナイフナンデ!?」
提督「そこに沈んでろ」
満潮「いっつ……!」
最上「撃たれたね、血が出てるよ」
満潮「拭いてる暇も無いわ」
最上「そうかい!」ダァンダァン!
「グアアァァ!」
最上「これでゆっくり拭けるよ!」
ドォォン!ギャアアァァ!助ケテーーー!!グアアァァァァァ!!
ドガァン!ボォン!ズガァァァン!!バララララ!!
・・・・・・
提督「これで静かになった」
山城「敵とは言え同情するわ……」
最上「心優しい西村艦隊の前に敵は1人残らず息絶えた!!って宣伝文句はどうかな?」
提督「さぁ、皆家に帰るぞ。パーティーは終わりだ」
提督「今日の出撃任務は終わった。早くヤシの木陰で1杯やりたいもんだよ」
扶桑「なんだかんだ言って提督が一番倒してましたね……」
山城「何体くらい倒しました?」
提督「40から先は覚えてないな」
満潮「えぇぇぇ!?(わ、私6体しか倒してない!)」
時雨「もう提督が単身深海棲艦の群れに突っ込んでも驚かないよ……」
《レスキュー おわり》
《密売》
・・・・・・
提督「なんだと、鎮守府内でボーキサイトの密売が?」
天龍「ああ。今月に入ってもう9件。取引に使われたボーキの量は、全部でおよそ500だ」
提督「微妙な数字だな。ホシの目星は?」
天龍「もうとっくについてるぜ。第六駆逐隊…………遠征と……密売のスペシャリストだ」
提督「第六駆逐隊…………!」
天龍「連中、遠征で取って来たボーキの上米をはねてたのさ」
提督「なるほどな……よし、第六駆逐隊に話を聞きに行くぞ」
・・・・・・
~第六駆逐隊の部屋の前~
コンコンコン
暁「はーい?」ガチャッ
提督「やぁ」
暁「司令官?どうしたのよ」
提督「良い天気なので、密売人を殺しにやってきた」フフ
暁「…………」バタン
提督「閉められたな」
天龍「おいチビ共!出てきやがれ!!ネタは上がってんだよ!」ダンダン!
ガチャッ
長門「ボーキの密売に興味があると?」
提督「殺し屋さんかい?」
長門「いいや、忠実な使用人だ」スッ
天龍「なんだ?ボーキをかざして何を……」
「ぼ、ボーキのにおい!」「こっちからよ!!」
ドタドタドタ!
赤城「ボーキ!ボーキ!!」ヨダレダラダラ
蒼龍「ボーキちょうだい!」ヨダレダラダラ
天龍「うわぁ……」
長門「もう1度私が手をかざせば、このボーキは明日、彼女らの腸から排泄されることになる」
提督「…………」
長門「倉庫のボーキにまで手を出される前に執務室に帰るといい。最後に何か質問は?」
提督「ああ、2つある」
提督「1つ。何故俺は日々の執務など重要な仕事を放っぽりだして、貴様みたいなロリコン戦艦と無駄話をしているのか……」
提督「2つ。どうやってソレを赤城達に食わせる?瞬時に俺の拳でボーキを粉々にされて」
長門「………………フッ」
・・・・・・
~ドライブ中~
ブロロロロロロロ!
天龍「なんですごすご引き下がったんだよ!長門の奴も自供してたろ!」
提督「いいか、連中は倉庫のボーキには手を出していない」
天龍「だが本来入るはずのボーキが奴らの私腹を肥やすことになっているぞ!」
提督「別にいいさ。それくらい」
天龍「なにぃ!?」
提督「調べたが、第六の懐に入っていたボーキは微々たる量だった。遠征はストレスが溜まる。密売で士気が高まっているなら多少の役得には目を瞑ろう」
天龍「おいおいおい組織のトップであるお前の口からそれを聞くことになるたぁ」
提督「この事は内緒にしておいてくれよ。上に知れたら大目玉だ」
天龍「いいけどよぉ……赤城とかの空母勢は実際に奴らに搾取されてんだぞ?」
提督「まあ密売というには金が動くだろうな……いくらくらいだ?」
天龍「なにか勘違いしてるみたいだな。ボーキの密売に使われる通貨は、円じゃない」
提督「じゃあ、なんだ?」
天龍「チョコレートだ」
提督「……………………は?」
天龍「ボーキ10に対して板チョコ1枚……それが第六駆逐隊の定めたものだ」
提督「つまり、空母が第六の奴らにチョコを貢ぐ代わりにボーキを……?」
天龍「ああ」
提督「………………」
天龍「長門は第六の奴らと一緒にチョコレートを分けっこして食べるのを条件に雇われたボディーガードらしい」
提督「…………一気にバカバカしくなったな」
提督「まぁその内注意してやるか」
・・・・・・
~第六駆逐隊の部屋~
電「ボーキを売って得たチョコは美味しいのです!」パクパク
長門「ン~!私はお前達と一緒にチョコを食べられるだけで幸せ絶頂モノだ!」パクパク
暁「でも司令官が来た時は驚いたわ……漏らすかと思ったくらい」パクパク
響「資本主義者め……」パクパク
雷「コイツぁビジネスよ!少しは儲けなきゃぁ」パクパク
電「空母の皆さんは私達の取って来たボーキで欲求を満たし、私達は彼女らの持って来るチョコで美味しい思い……Win-Winとはこのことなのです!」
《密売 おわり》
>電「ボーキを売って得たチョコはおいしいのです!」パクパク
せやな天使やな(錯乱)
《忍者は女好き》
・・・・・・
~廊下~
日向「瑞雲~瑞雲はいらんかね~私お手製だよ~」ピーヒャラ
五十鈴改「電探~電探はいらんかね~身を削って作ったよ~」ピーヒャラ
川内「おっほぉイイ体……」
神通「……」
菊月「まったく、チョー最悪だよ」
長月「ほら飲めよ。故郷の味だ」
川内「ああいうツルペタっ娘もなかなか……」
神通「…………」
愛宕「ホントー?」ハハ
高雄「それでね~」フフ
川内「見なよ……敵機来襲だ。大型機11時の方向。ヒュー、でけぇ」
神通「……」
川内「上げ底に見える?いやぁ違うなぁアレは本物だ間違いない!あんなのに顔を埋めてみてぇや」
神通「姉さん」
川内「言ってみただけだよ」
神通「もう…………というか、何故私達はこんな廊下から死角になってる物陰に隠れてるの?」
川内「そりゃここを通る人達を見て癒されるために決まってるじゃん」
神通「姉さんはいいけど、ノーマルの私まで何故付き合わされているの?」
川内「1人じゃ暇だし」
神通「…………」
川内「それより今の2人、侍らせてモノにしたら楽しいよ!」
川内「女は乗り手次第さ!きっとスイッチひとつでどんな要求にだって答えられるのが女だ!」
川内「高雄型の皆なんて、犬みたいにヨダレたらして擦り寄って来るんだろうなぁたまんないね!」
神通「…………」
川内「いい?確かに高雄さんは一見地味かもしれないし、愛宕さんは一見ユルいように見えるかもしれない」
川内「でもどっちも1度火をつければ、激しく燃えて乱れる!」
提督「じゃあ君はその火付け役ってわけだ」
川内「火付け役ゥ!?太腿辺りにぃ?……ぬへっへへへはは!」
川内「も~とにかく良いボディしてるんだよねぇ!おっぱいも最高ォ~~!!」
提督「…………」
川内「……………………」
提督「………………」
川内「………………………………アイエエ……」
神通「先に帰ります」スタスタ
川内「ああちょっと!ここで帰っちゃ駄目ですよ!待って、止まれー!!」
提督「お前が止まれ現行犯だ!!」ガシッ
川内「ぎゃあぁぁあああああぁぁぁ!!お助けえええぇぇぇぇぇえぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
提督「貴様高雄に何したぁぁ!!?」クワッ
川内「いやいやいや、私はただ妄想してただけであって!本当に手を出したわけじゃないって!!」
提督「お前には協力してもらいたい」
川内「えっ?」
提督「お前の持ってる腕と知恵と……技が欲しい」
川内「体も欲しいって言わないのかい?」ヘヘ
提督「ボーキの密売がこの鎮守府で行われている……潰す、までとはいかないが注意をしたい」
川内「なるほどなるほど。で?」
提督「密売人は……第六駆逐隊だ」
川内「ノった。報酬はいらない。ただ犯人の身柄さえいただければいい」パシッ
提督「いいだろう」パシッ
川内が仲間に加わった!――
《忍者は女好き おわり》
《成敗》
・・・・・・
~第六駆逐隊の部屋~
暁「今日もチョコ沢山ね!」モグモグ
響「ソ連式の方が能率的だ」バクバク
雷「にしても空母の人達も、こんな石ころの何がいいんだか。ヘッ!」
電「このまま鎮守府の果てまで売りまくるのです!」
「空母を食いものに私腹を肥やすその行為……断じて許せんな」
雷「何奴!」
響「姿を見せぃ!」
提督「………………」ガチャッ
暁「貴様は……?」
提督「遠征のボーキを横流しして密売するとは、不届き千万!恥を知れ」
暁「ええい言わせておけば素浪人風情が!ここをどこと心得る!第六駆逐隊の部屋なるぞ!」
提督「愚か者!!余の顔を見忘れたか」
雷「なにぃ?余だとぉ……?」ハッ
提督「……!」デェェェェェン
雷「ッ、し、司令官!」ハハーッ
暁「ええっ!?」ハハーッ
提督「暁、響、雷、電。その方ら、遠征で手に入れたボーキの力を笠に着て、空母に密売しチョコレートを搾取する行為……天をも恐れぬ鬼にも悪魔にも劣る所業!神妙にいたせ!」
雷「むむむ!」
提督「この場は潔く、お縄を頂戴せい!」
電「…………ふ、ふふふふふ!」
電「なにが司令官さんだ!我ら艦娘あっての司令官さんではないか!この大うつけの痴れ者めが!」
電「それに、かような所に司令官さんがおわすはずがない!曲者じゃ!出合え!出合え出合えーー!!」
長門「どうした!」ガバッ
雷「いつのまに布団に!?」
電「こやつは司令官さんの名を語る不届き者じゃ!構わん、斬って捨てぃ!!」
提督「……!」カチャッ
デーンデーンデェェェェェェェェェェェェェェン デデデデデデデーンデーンデエエェェェェェェン!
提督「長門、お前は1週間の謹慎処分だ。上官への反抗でな」
長門「本物の反抗がどんなものか見せてやる!うおおおおお!!」
提督「ふんっ!」
長門「ぐああぁぁっ!!」
提督「檻の中に戻ってろこのゴリラが!!」
響「司令官にだけは言われたくないと思うよ」
提督「成敗!!」
川内「ふっ!」縄で縛り
第六「い、いつのまにーー!!」ジタバタ
川内「約束通り身柄は私がもらうよ」
提督「ああ」
暁「お、お助け下さい司令官!なにとぞ、なにとぞーー!!」
響「此度の密売、ほんの出来心でございまする!なにとぞ寛大な処置を!」
提督「なぁに、別にお前達にボーキを売るのをやめろとは言っていないだろう」
雷「え?」
提督「ただ最近はあまりにやりすぎだったからな。今後密売の回数は月に1度にして、量も制限するように。いいな?」
電「クソッ、何様のつもりだよ……」
提督「 い い な ? 」クワッ
電「はいなのですー!」
川内「さぁて、誰からいただこうかなぁ~」ジュルリ
暁「ひ、ひぃぃぃ!」
雷「ちょっと!助けてよ司令官!」
シーン
電「もう帰っちゃったのです!?」
川内「さぁ夜戦だ夜戦だぁ!いただきまぁ~す!」ガバッ
第六「きゃあああああぁぁぁぁぁ!!」
春もうららか鎮守府で、誰が知ったか密売騒動――
川内の喜ぶ声と第六駆逐隊の悲鳴を聞きながら、1人平和に頬を緩ます提督であった――
《成敗 おわり》
《睦月型幼稚園》
・・・・・・
~執務室~
睦月「警察署長の娘に喧嘩を売って逮捕された天龍さんに代わって、しばらくは私達姉妹が秘書艦をするのですよー!」
如月「よろしくお願いします~」
卯月「まかせるぴょん!」
提督「お前達全員でか?…………まぁいいか。早速書類の整理を頼もうか」
文月「フミィ……」
長月「文月、この書類はこっちだ」
文月「フミィ!」
長月「なに、そっちだと?……本当だ、すまない」
文月「フミィ」
提督「…………」カキカキ
睦月「あ、こら望月ちゃん!サボらないの!」
望月「えーだってこんなに人数いれば1人や2人あぶれるって」
卯月「そうだぴょん!うーちゃんもう疲れたー!」
提督「…………」
如月「はい、お茶です」コトッ
提督「ありがとう」
皐月「司令官、こっちの整理は終わったよ」
弥生「こっちも終わりました」
提督「そうか。やはり人数が多いと仕事がはかどるな……」
如月「天龍さんに今の言葉聞かせちゃおうかしら」
提督「おいやめてくれよ」
如月「冗談ですよぉ」フフ
文月「フミィ」
提督「お、こっちも終わったか」
文月「フミィ!」エッヘン
提督「クッ、また資材が……」イライラ
卯月「(うーん……なんか司令官、機嫌が悪いぴょん…………こうなったら、場を明るくするぴょん!)」
卯月「そうだ、皆で文月ちゃんみたいに喋って遊ぶぴょん!」
望月「お、いいねー」
睦月「コラ!提督はまだ仕事中なんだよ?」
卯月「だからこそ場を盛り上げるぴょーん!」
文月「賛成です!」
望月「シャベッタアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
卯月「じゃあ長女の睦月ちゃんから!」
睦月「えぇ…………ニャシィ?」
如月「ラギィ」
弥生「私も……?……………………ヤヨィ……」カァァ
望月「モチィ」
文月「フミィ!!」
提督「…………」イライラ
卯月「ウヅキィ」
長月「ナガツキィ」
皐月「サツキィ」
菊月「キクヅキィ」
三日月「み、みんなやってる…………ミカヅキィ!」
提督「…………!」イライラ
睦月「ニャシィニャシィニャシィニャシィニャシィニャシィニャシィニャシィニャシィニャシィニャシィニャシィニャシィニャシィニャシィニャシィニャシィニャシィニャシィニャシィニャシィニャシィニャシィニャシィニャシィニャシィニャシィニャシィニャシィニャシィニャシィニャシィニャシィニャシィニャシィニャシィ!」
如月「ラギィラギィラギィラギィラギィラギィラギィラギィラギィラギィラギィラギィラギィラギィラギィラギィラギィラギィラギィラギィラギィラギィ!
弥生「ヤヨィヤヨィヤヨィヤヨィヤヨィヤヨィヤヨィヤヨィヤヨィヤヨィヤヨィヤヨィヤヨィヤヨィヤヨィヤヨィヤヨィヤヨィヤヨィヤヨィヤヨィヤヨィヤヨィヤヨィヤヨィヤヨィヤヨィヤヨィヤヨィヤヨィヤヨィヤヨィヤヨィヤヨィ」
卯月「ウヅキィウヅキィウヅキィウヅキィウヅキィウヅキィウヅキィウヅキィウヅキィウヅキィウヅキィウヅキィウヅキィウヅキィウヅキィウヅキィウヅキィウヅキィ!!」
文月「フミィフミィフミィフミィフミィフミィフミィフミィフミィフミィフミィフミィフミィフミィフミィフミィフミィフミィフミィフミィフミィフミィフミィフミィフミィフミィフミィフミィフミィフミィフミィフミィフミィフミィフミィフミィフミィフミィフミィフミィ」
バキッ(ペンが折れる音)
提督「ッ!!!!!!」クワッ
提督「だまれええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
一同「」
提督「黙れッ!黙れ、黙れぇぇぇ!!」
シーン……
文月「…………フ、フミィ……」
提督「!」ギロッ
文月「フミィィィィ!」ウルッ
卯月「う、あ、あの…………司令官……?」
提督「?」ギロッ
卯月「ひっ、う、グスッ……あ、あの……ごめっ、なさ……う……」
三日月「ビエェェェェェェェェェェン!」
提督「ッ!?お、おい泣くなよ……おい」
\ウワァァァァァァァァァァン!/
卯月「うーちゃん、司令官がご機嫌ナナメだったから、明るくしようと……グスッ」ウルウル
提督「ぐ……」
長月「…………私も悪ノリした……」グスッ
皐月「ごめんなさい……」グスッ
提督「う、うおおおおおおおおおおお!!!!」ガチャッ
バタン!
睦月「て、提督!?」
如月出て行っちゃった……」
三日月「ビエエエェェェェェェェェェン!!!!」
・・・・・・
~廊下~
提督「あああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」ドドドドド
一同「!!?!?」ビクウッ
提督は猛ダッシュでケーキを買って執務室に帰り、睦月型に振る舞った――
その後提督と睦月型の距離は縮まり、天龍が帰ってくるまでの数日間、睦月型は甲斐甲斐しく執務を手伝った――
廊下で提督を見た艦娘はしばらくその鬼のような形相がトラウマになったという――
《睦月型幼稚園 おわり》
今日此処迄
6月23日――来週の火曜『午後のロードショー』で、イレイザーが放送される
録画しろ
録画して見るんなら……命だけは助けてやる。さもなくば鞄にするぞ
《ダンスパーティー》
・・・・・・
提督「今度軍のお偉方も出るパーティーに出なきゃならなくなった」
足柄「へぇ~」
天龍「急だな。で、そのパーティーがなにかあるのか?」
提督「なんでも軍の中に深海棲艦に情報を売ってるクズ野郎がいるらしい。それを内密に調査せよと元帥からお達しがあった」
川内「ほーんなるほどねぇ。それで、1人で行くの?」
提督「いや。なんでも立食にダンスパーティーらしいからパートナーが必要なんだが……」
足柄「なら私の出番ね!」
提督「お前の?」
足柄「こう見えてもイギリスに行ってきた身よ?レディーとしてのイロハくらいはあるわ」
提督「なるほどな……それは頼もしい」
天龍「ま、俺らはレディーって柄じゃないからな」
川内「私達2人はバックアップね」
・・・・・・
~パーティー会場(屋敷)~
天龍『通信チェック』
提督「良好」
川内『私達は外のバンの中にいるからね!』
足柄「ふふふ……どう?」ドレス姿
提督「いいんじゃないか?」タキシード姿
受付「失礼、招待状を拝見いただけますか?」
提督「いいとも、招待状はこれだ」スッ
受付「…………OKです。お通りください」
足柄「うっわぁ……すんごいわね」
提督「軍部の偉いのが介してるからな。料理も豪華なら酒も高い」
足柄「その分なんか……お金のにおいがすごいわね」
提督「この中の誰かが敵のスパイだからな」
天龍『かぁ~!よくもしゃあしゃあとパーティーに出れるなソイツ!』
提督「まぁそれ以外にも汚いことをしてる連中なんてここにはゴマンといるさ」
川内『クソ溜めみてぇなところだ』
提督「まずは腹ごしらえでもするか……ん~このピクルスいける」
足柄「2時間前のでタバコも入ってるとか言わないでよね……」
提督「大丈夫だ。その心配は無い、請け合うよ」モグモグ
「ははは、それはいいご趣味ですなぁ」
「今度あの姉ちゃんをエスコートしてぇや」
「あれ艦娘だろ?」
「ああ、あれが……」
足柄「…………なんか、居心地悪いわね」
提督「慣れろ。それよりも裏切り者を探せ」
大尉「大佐ァ!」
提督「おお大尉久しぶりだな。今夜は冷えるな、ええ?」
大尉「貧乏暇無しでね」
足柄「この人は?」
提督「ああ、俺の元部下で大尉っていうんだ」
大尉「ほぉ……この麗しの美人は大佐のコレか?」
提督「部下だ。鎮守府の」
大尉「ああー艦娘ってわけか」
足柄「どうも」
提督「それよりお前だけか?他の連中はどうした?」
将軍「死んだよ……」
提督「将軍!」
将軍「ローソン、フォレスタル……皆殺された」
提督「なんだって!?」
大尉「本当だ。元駒ン道部隊でアンタの下で働いていたので生きているのは……俺だけです」
将軍「深海棲艦かソ連かそれともテログループか……次は大尉か大佐……君達のどちらかだ。用心しておきたまえ」
提督「…………分かりました」
将軍「まぁ君に関しては常に強力な護衛がついているか」
足柄「はい。誰であろうと提督には指一本触れさせません!」
天龍『守るまでも無く、触れる前に殺されちまうよ』
デレッデッデエェェェェェン!(ピアノの音)
大尉「おっと、お邪魔ものは退散といこうか」スタスタ
提督「ダンスの時間だ……足柄、タンゴはお好き?」
足柄「ええ……きゃっ!」
天龍『…………タンゴと来た』
提督「……」ステップ
足柄「……」クルッ
天龍『おい提督、のんきにタンゴなんて踊ってる場合かよ、聞いてんのか!?バラの匂いに酔ってる場合じゃないってんだよスケベ!とっとと裏切り者を見つけ出せ!聞いてんのか!?』
川内『よしきた!アクセス成功!』
天龍『なんだ?パソコンか』
川内『提督に言われて、このパーティーに出席してる連中の裏を洗ってたところで……ようやく盗め出せそう!』カタカタカタカタ
提督「出席者の背後関係から洗えるかと思ってな。出席名簿は手に入るが、個人のプロフィール全員までは俺の権限では見れないんだ」
天龍『いつの間に……』
川内『これが川内得意の早業さ!見てろぉベイビィ、スカートの横からチョロッと手を入れて一気に濡れたアソコへタァーッチ!』カタカタカタカタ
天龍『黙ってデータ引き出せ!!』
足柄「(提督…………なんて力強いフットワークと優しい手……)」ポッ
提督「(周囲で怪しい会話をしている奴は居ない…………どこだ!)」キョロキョロ
天龍『クソッ、黙ってたら奴さんガキでも仕込みかねねぇよ』
川内『ぬへへ』
天龍『ったくよぉこんなことなら俺がパートナーとして行きゃあよかったぜ』
川内『ドレス……似合わなさそう。それにダンスできるの?』
天龍『…………できねぇ』
バァン!
「全員床に伏せろォ!!」
一同「!?」
足柄「な、なに今の!銃声!?」
提督「伏せてろ!」
「きゃあああぁぁ!!」「なにー!?」
天龍『オイオイ……』
川内『え、マジ襲撃?』
《ダンスパーティー おわり》
《裏切り者》
・・・・・・
\キャアアアアアァァァァ!!/
「動くな!」ジャキッ
「殺されてぇか!」ジャキッ
足柄「ライフルを持った連中が、ホールに乗り込んできたわ!怖いわ~テロリストよ~!」
提督「どうやらこのパーティーを狙った奴らのようだな」
天龍『てこたぁ裏切り者が手引きしてパーティーを襲撃したってことか!』
川内『そのようだね』
天龍『よぉ色男、お次は脱出作戦だ!』
提督「他の客もいる中、1人では出れないな……」
大尉「テメェら全員動くんじゃねぇ!!」
提督「大尉!お前……」
大尉「ああ、俺がそうさ。俺が深海棲艦に情報を流してたのさ」
大尉「テメェが出世していく中、俺は大尉止まり……だがようやく俺にも一旗揚げる機会がやってきた。長かったぜ」ジャキッ
足柄「ッ!提督、危ない!」バッ
バァン!
提督「足柄!!」
足柄「う………………」ドサッ
提督「貴様アァァァ!」
大尉「おおっと、勘違いしてもらっちゃ困るぜ」
足柄「……」Zzz
大尉「麻酔弾だよ……本物の弾使っときゃよかったぜ!」
提督「…………!」ゴゴゴゴゴゴゴ
大尉「だが今度は別だ…………大佐ァ、1発で眉間をぶち抜いてやる……古い付き合いだ。苦しませたかねぇ!」
提督「…………大尉」
大尉「あん?」
提督「麻酔銃とは言え、俺の部下を撃ったのは………………ビッグミステイクだぜ!」ジャキッ
バンバンッ!
「ぐぇっ!?」「ぎゃぁぁ!」
提督「皆、頭を下げて大人しくしてろ!!」
大尉「なっ、銃を隠し持ってただと!」
「コイツゥ!!」バララララ
提督「フンッ!」ガシッ、グイッ
「な、テーブルを盾に!?」
「それでも数秒と持たずに蜂の巣だァ!撃ちまくれぇ!」バラララララ
川内『なんかパーティー会場がドンパチ賑やかになったね』
天龍『言ってる場合か!』
テーブル「」ボロッ
「ヘッヘッヘ……仕留めたぞぉ!」
テーブル「」バタン
「なっ、居ない!」
「奴はどこに!?」
バンッ!バンバンッ!
「ぎゃぁぁ!!」「うわぁぁ!」
提督「これで部下は居ないな」
大尉「くそぉいつの間にそんなところに!」バンバンッ
提督「クッ!」
大尉「ひぇへへへ!掠ったようだなぁ。くたばりやがれ!」カチッ
大尉「!?」カチッ、カチッカチッ
提督「どうした、B級映画のミスを犯したのか?弾を装填するのを忘れたか!」バンッ
大尉「ぐああぁ!う、腕が……!」
提督「くたばんのはお前だ」
大尉「ぐうっ!お、覚えてやがれ!」ボフンッ
提督「なに、煙玉だと!」
大尉「今度は確実に殺してやる!!」
提督「待て!!…………………………くっ、逃げられたか」
将軍「提督!無事か!?」タッタッタ
提督「ええ。腕を掠めただけです。それより他の客は?」
将軍「君のお蔭で全員無事だ」
提督「ならよかった」
元帥「提督、足柄が目を覚ましたぞ」
元帥側近「とっとと行ってこい!そして帰れ!後は我々で処理する!」
提督「ありがたい。それでは失礼するとしよう」
将軍「まさか大尉が裏切り者だったとはな……奴を緊急指名手配するが、どうなるかだな」
元帥「恐らくこのまま深海棲艦の所へ逃げるつもりだろう。その前に捕まってくれるか賭けるか?」
将軍「結果は見えている。そして深海棲艦側からも何かアクションをしてくるだろう」
元帥「元帥側近、通信隊に連絡して航空隊と沿岸警備隊の配置を強化しろ」
元帥側近「何が始まるんです?」
将軍「第三次大戦だ!」
《裏切り者 おわり》
個万倒(こまんどう)部隊
個人で有りながら万人を倒す筋肉ムキムキマッチョマンで編成された部隊
実在していたのか・・・
>>146
君の服と靴と……設定が欲しい
×駒ン道部隊
○個万倒部隊
個人で有りながら万人を倒す筋肉ムキムキマッチョマンが隊長の部隊
解散後隊員はゴミ出しの時や車の販売をしていた時に殺され、残るは提督と大尉だけになっていた
後でまた再開
《宣戦布告》
・・・・・・
~執務室~
ドタドタドタ!
天龍「おい!テレビつけてみろ!」
提督「どうした?」
天龍「深海棲艦がテレビに出てるんだよ!!」
提督「なんだと!?」
ピッ
ヲ級『私の名はヲジズ…………』
ヲ級『そして我々は、漆黒の聖戦(ジハード)!!』
天龍「(なんだよ……イカス名前じゃねぇか!)」
提督「(なんと……ダサい名前なんだ)」
ヲジズ『お前らは……女や子供を、殺したんだ。我々の棲地に空から爆弾をばら撒いた……そのお前らが我々ヲ……深海棲艦と呼ぶゥ!!』
ヲジズ『だが今……迫害された者達の手に、敵に反撃する強力な武器が与えられた!!』
ヲジズ『よく聞け、鎮守府よ……棲地に攻撃する艦娘を直ちに撤退させろ……即刻ゥ、そして永遠にだ!!』
ヲジズ『深海棲艦は……要求が通るまでお前らの国の主要港を毎週、ひ・と・つ・ず・つ・ゥ!破壊していくことを宣言する』
プツン
提督・天龍「ん?」
提督「なんだ?」
アナウンサー『深海棲艦からのビデオメッセージは以上です』
提督「なんか続きがありそうな感じだったが…………アレだけか」
・・・・・・
~棲地~
ヲジズ「爆弾攻勢を開始するだろう。週にひとつゥ!………………なんだ?」
「バッテリー切レデス……」
ヲジズ「……………………」ザッ、ザッ
「ヒイイィ!」
ヲジズ「切れたらさっさと入れ替えろマヌケェ……」
「スグ取ッテキマス……」
ヲジズ「シィィィィーーーーー……」
「輸送艦カラ……」
大尉「おっと、甘いなぁオジズ」
ヲジズ「なんだヲ!?」
大尉「自由への闘争において、ミスは決して許されない」ガシッ
「ナ、ナニヲ!?」
大尉「規律が全てだァ……守らない奴は、罰を受ける」ジャキッ
「アァコノ償イハ絶対スルカラ!2倍デモ3倍デモ撮ル!2倍デモ3倍デモ絶対損ハサセネェ!ダカラナントカ……」
大尉「……」ズドン
「グエッ」
ヲジズ「ひでぇことをしやがる」
大尉「殺しを教えたのは……オメェじゃねぇぜ」
ヲジズ「当たり前だ」
・・・・・・
~鎮守府~
天龍「どうするよ」
川内「情報によると連中の言う強力な武器っていうのはコレみたいだね」
提督「……EM銃?なんだこれは」
川内「電磁力でアルミの弾を亜高速で撃ち出すんだって。火薬の必要ない銃らしい」
提督「レールガンって奴か。これが奴らの手元に?」
川内「いいや、明日の夜にこの会社から運び出されるらしい」
提督「ということは……この会社もグルってことか」
足柄「ん?この会社の社長の写真……あのパーティで見た顔ね」
提督「なんだと!?」
天龍「深海棲艦に味方してたのはあの大尉って奴だけじゃなかったってことか」
提督「ではその会社に乗り込んで密輸を阻止するぞ!」
足柄「無理よ!見たところあの会社はまるで要塞よ。きっと敵が待ち構えているわ!」
提督「…………敵の期待を裏切っちゃ悪い」
天龍「マジかよ……」
提督「すぐに作戦を考えるぞ!」
《宣戦布告》
やべ、一応
×《宣戦布告》
○《宣戦布告 おわり》
《もうすぐクリスマス》
・・・・・・
~宣戦布告の翌朝~
~大本営・会議室~
元帥「急に呼んでしまってすまんな」
天龍「まさか秘書艦だからって俺も招集されるたぁな……」
提督「何故指令所などの通達を使わず、俺達を呼んだんです?」
元帥側近「どこかのバカが呼んだ方が早いと進言したんだよ!」
元帥「さて……何故呼ばれたかは分かるな?」
提督「ええ」
元帥「上をはじめとしたお偉方は、この前の騒動で肝を冷やしたらしい。棲地からの撤退を受け入れろと言ってきた」
天龍「なっ!?」
提督「…………」
元帥「それだけだ。受け入れろ大佐、後は交渉によって決まるらしい」
天龍「どうかしてる!深海棲艦が交渉に応じるわけが無い!」
元帥側近「コラ!」
天龍「こっちだって情報くらい持ってる。深海棲艦に支配されている島では良い葉っぱが採れるらしいじゃねぇか」
天龍「連中が欲しいのは制海権じゃない!ただ密売したいだけだ、コカインを!!」
元帥側近「貴様!艦娘の分際でデカい口を叩くな!」
提督「その通りだ天龍。少し口を閉じてろ」
天龍「ッ、提督!」
元帥「72時間やろう。72時間以内に全軍を棲地から撤退させろ!」
提督「分かりました」
元帥「うむ……下がっていい」
提督「……」ガチャッ
バタン
元帥側近「奴があれで引き下がると思いますか?」
元帥「まさか。今すぐ某国海兵隊にコンタクトを取ってくれ。鳥が2、3羽欲しいとな」
元帥側近「ハッ!」
天龍「おい正気か!?本当に撤退させちまうのかよおい!」
提督「俺はさっき『分かりました』と言ったな?」
天龍「ああ」
提督「アレは嘘だ」
天龍「それを聞いて安心したぜ。で、今日の夜には例の銃が密輸されちまうぞ?」
提督「ああ…………天龍」
天龍「あん?」
提督「来週はクリスマスだったな」
天龍「ああ、そうだな。それがどうした?」
提督「この前ナレーションで『春もうららか』とか言っていたが……」
天龍「ああー第六の連中の密売騒動は今年の春だったな~懐かしいな」
提督「そこから数ヶ月経ったのが今というわけだ」
天龍「だな。それが?」
提督「いや……時期設定はしっかりしておかなければと思ってな」
天龍「?」
《もうすぐクリスマス おわり》
《張り込み》
・・・・・・
~夕方・ビル前~
提督「ここがEM銃を作ってる会社か……よし、ここに路駐して張り込もう。近くに空港は無いし、密輸するなら港を使うはずだ」
川内「港を使うならそこまでトラックで運ぶってことだね……りょーかい!」
天龍「了解だぜ……ってこのランドクルー○ー目立たないか?」
提督「大丈夫さ。それより天龍、頼みがある」
天龍「あん?」
提督「あそこにピザ屋があるだろ。そこでピザを2枚くらい買ってきてくれ。これ金」
天龍「なんだパシリかよ……いいぜ」
提督「あと川内。そこのバイトの制服を盗んで来い」
川内「え?いいけど……」
提督「俺はここで待っている。頼んだぞ」
・・・・・・
提督「(2人が行ってから10分……天龍はともかく、川内はそろそろ帰って来る頃か?」
浮浪者「おい!クソッタレが!ここに止めんじゃねぇよ!ここは俺の場所だ!そこに住んでんだ!とっととボロ車動かすか5000円寄越しな!」
提督「なんのことか分からないな」
浮浪者「とぼけんじゃねーよタコが!車をどけるか、俺に5000円払うか、それとも車をぶっ壊されるかだ!どーするタコ!?」
提督「…………カミーユという男を知っているか?」
浮浪者「ん?女の名前かと思ったが……なんだ男か」
ドゴォッ!!
浮浪者「ウヴォァー!?」ドサッ
提督「タコが」
川内「ただいまー制服チョロまかしてきたよー!」
提督「よくやった」
天龍「おう、ピザ買ってきたぜ」
提督「ご苦労」
天龍「そこの歩道でノビてる奴はなんなんだ?」
提督「ここに住んでる」
天龍「……?」
提督「それよりもピザが冷めない内にすぐにこの制服に着替えろ」
天龍「え、俺がか!?しかもどうして!?」
提督「簡単だ。会社に潜入するならピザの配達員は自然だろ?」
天龍「…………だから買いに行かせたのか……」
《張り込み おわり》
《潜入》
・・・・・・
~会社・受付~
天龍(ピザ屋ルック)「かなり物々しいぜ……警備員が沢山いやがる」
川内『連中にも疚しいことがあるってことだね』
提督『お前の任務は渡したUSBを企業のパソコンに差すことだ』
天龍「わぁーってるよ」
天龍「……」スタスタ
警備員「おいおいおいおい!どこへ行く気だ?」
天龍「おぉっと頼むよ気を付けてくれ。14回のアリアスさんにデリバリーだ」
警備員「許可のない者を通すわけにはいかない」
天龍「キョカノナイモノヲトオスワケニハ!へっへへ!」
警備員「……」
天龍「おぉぃ怒るこたぁないだろぉ?だったらアリアスさんに電話して確かめろよ~ペパロニのピッヅァだ!激ウマだでぇ~!」
警備員「分からない奴だな。ここは特別警戒中だ!」
天龍「おや?分かってないのはアンタの方じゃないのか?これはあのパパチンジュフのピザだぞ!アツアツの内に届かない場合は、代金をこの俺が払わなきゃならないんだ!龍田へのクリスマスプレゼント買うために倹約して――」
警備員「はいはい!」ガシッ
天龍「うおい触るんじゃねぇよ!言っとくが俺は心臓に持病があるんだ!訴えてやるからな!!」
警備員「うるさい!おい、それの中身調べろ」
警備員2「おう」カパッ
警備員2「…………確かにペパロニだ!」キリッ
天龍「(えーっと……ここで心臓発作を起こしたフリをして……!)」
警備員「はぁ……もういいぞ帰れ…………帰れって言ってるんだ」グイッ
天龍「うおおああうあうあおあうあおあうおfじょえgじゃえおpが!!」ガクガク
警備員「!?」
天龍「オボロロオロロロロロロ!」ドサッ
警備員「えええぇ……」
『おい何やってんだ?』
警備員「あ、警備室。こちら警備員、ピザの配達に来た奴が発作を起こしています」
『どこの馬鹿だ。ピザ頼んだのは!』
『そんなこと言ってる場合か!急いで医務室に運んで救急車を呼べ!』
警備員「了解!」
天龍「(よーし、後は隙を見てどっかパソコンのある部屋に行ってこのUSBを……)」
川内『そのUSBには差したパソコンからEM銃のデータを私の持ってるノートPCに抜き出すようにできてるから天龍さんでも使えるよ!』
天龍「(コイツ覚えてろ……!)」
・・・・・・
~医務室~
「よーし、まず拘束して酸素吸入だ。発作して暴れられても困るしな」
天龍「お生憎様。外したよ」
「なに!?」
天龍「フンッ!」ドカッ
「ぐぁっ!」
天龍「さーて、適当に部屋に入るか。パソコンなんてどこかに1台くらいあるだろ」スタスタスタ
・・・・・・
~ある部屋~
天龍「お、あったあった!早速USBを……よし」
川内『来た来た!やったね天龍さん!』
提督『このデータによると……1000挺のEM銃が30分後にこの会社から密輸されることになっているな』
川内『トラックが止まってる場所は第4駐車場。まだ発車してないよ!』
提督『よし、行くぞ。第4駐車場だ。天龍も直接来い!』
天龍「OK。すぐ行くぜ」
・・・・・・
~第4駐車場~
提督「あのトラックか……」
川内「どうする?今なら見張りも居ないから潰そうと思えばすぐ潰せるけど……」
提督「やるぞ」ジャキッ
川内「りょーかい!まずは私に任せて!」
「ん?なんだお前は」
川内「ねぇ……私と激しい夜を過ごさない?」
「ヘイヘーイ、痴女だ……悪かねぇ」
川内「どう?」シュルル
「ん?何しようってんだ?」
「俺達に何か見せてぇんだろ」
「ヘヘッ、ストリップかな?ぬへへ」
川内「とうッッッッ!!」シュンッ
トンッ、トンッ
「え?」「あ……」
ドサドサッ
川内「ふぅ……いいよー」
提督「よし、後はこのトラックを拝借するだけだな」
「おいどうした?」「何か音がしたな」
川内「やばっ、まだいたんだ……」
提督「俺に任せろ」
川内「提督?」
「ん?なんだ貴様は」ジャキッ
提督「俺は大佐。鎮守府の提督さ。間違ってクリスマスパーティーに呼ばれてね……このザマだ」
「なにっ貴様……!」
提督「それより一つだけ聞きたいんだが……今週の当たり番号は分かるか?え、ロッタリーだよ。知らない?」
提督「女房は毎週2枚買ってる。俺が『何で他のを買わないの?』と聞くと、『いいの~これがラッキナンバーなのよ~』って」
「?」
提督「券を見せようか?」バンッ!バンッ!
「ぎゃぁ!」「ぐあっ!」
提督「イーッヒッヒッヒッヒ!」
天龍「おーい提督ー!」
提督「来たか。遅刻だぞ」
天龍「わりぃな、道が混んでた」
提督「早速トラックを強奪――」
「やめろ!スタンドプレーは許さんぞ!!」
3人「ッ!?」クルッ
元帥側近「お前のスタンドプレーのせいで、何人も撃たれたんだぞ!」
提督「元帥側近!何故ここに?」
元帥側近「ここが深海棲艦に武器を密輸しようとしているという情報は我々も手に入れていた。丁度被ったようだが、まもなく軍の部隊がビルに突入する」
提督「そうだったのか……」
元帥側近「その大量のプラズマライフルも立派な証拠品だ。寄越せ!置いてけ!」
提督「悪いがお断りだね」
川内「この銃を使えば、あいつらをやっつけられるんです!」
元帥側近「貴様……また命令違反か」ギロッ
提督「ああそうだ」
元帥側近「ハァーーーー……1挺や2挺なら誤差の範囲内だろう。持って行け」
提督「いいのか?」
元帥側近「もうすぐクリスマスだ。貴様のもとにはサンタなど来そうにないからな」
提督「それがクリスマスにとる態度か?」
元帥側近「いいからとっとと失せろ!明朝なら出撃しても近隣港を黙らせられる!」
提督「お前……」
元帥側近「元帥の命令だ」
提督「恩に着る」
元帥側近「ハンッ!元帥の側近になって8年も経つんだ。この国を出来そこないの深海棲艦なんぞに渡してたまるか!」
提督「同感だね」ガチャガチャ
元帥側近「言いつつ10挺も持って行こうとするな!!1挺2挺と言ったろうが!!」
《潜入 おわり》
今日のイレイザーが楽しみだ
一番の見どころは仔牛の煮込みと、ヒューズ飛ばしと、採点と、安物のナイフと、秘密の握手と、ワニと、ピザ配達と、港湾労働者組合と、距離30mと、EM銃と、列車と――
《行くぞ!ターボタイム!》
・・・・・・
~明朝・鎮守府~
提督「よし、早速出撃準備だ。各自装備を確認しろ」
天龍「バッチリだぜ」
川内「オッケー!」
天龍「…………って、俺ら3人だけかよ!?」
川内「公に出撃できないからねぇ……」
提督「棲地までは飛行艇で行くぞ」
天龍「途中で撃ち落とされたりしねぇよな?」
提督「低空で飛んでいれば大丈夫だろう。きっと」
川内「本当かなぁ……」
提督「よし、俺は着替えてくる」
天龍「あん?」
提督「戦いにこの軍服は向かないからな」
ミ ヽヽヽリリノノノノ
彡ミイ // '` ̄'ヾミ
彡ミi ) /|ミ ビシッ!
彡ミ〉 _,,,,,,,,, i,i ,,,,,_イミ
__ rミi _-・- l-・-、シ
_____ /::/.{6〈ヽ、/ 、_|_, イ
|::ロ::i---i::|'T''|::::|_.ヾ|/( ,-ー-、) |ー,,_
|:::::::::!_!_!∩::::::::::::::::::::ヽ.// ⌒-´ノニニニi=,=
| ヽ/"~''ヽ⌒":L____ノ:::::::/⌒ヽ
`、 ,' .,,_,,...ゝ:::=::|:::::::::::|:::=::( `、 )
ゝ _____ ノ|:●:llllエllll:::●|( ) )
{^l==:lllll::::lllll::::::l~i'} i )
{_|===:::::::::::::::::::| L}.ニ0
l_|_l_|ニ|__.|_lろ,,,)
\デエエエエエエエエエエエェェェェェェェェェェェェェェェェェン/
川内「ヒュー!」
天龍「なんだよ、提督辞めんのか?」
提督「私服で出撃する」
天龍「私服?ヘッ、制服よりヒデェぜ」
提督「…………工廠に行くぞ」トボトボ
川内「あーあ、傷つけたー」
天龍「俺のせいだってのか!?」
・・・・・・
~工廠~
提督「明石、例の奴は出来てるか?」
明石「提督!待ってましたよぉ」
天龍「なんだ新兵器か?」
明石「流石にコイツを使えば法律に引っかかるかもしれませんが、もう気にしない!はい、ターボマンセット!」
川内「…………なにこれ」
明石「この背中に付けるのはロカビリージェット!腕にはターボディスク!足にはターボブーメラン!ターボ型1番艦大和さんの武装を参考にしたこのターボマンセット!提督専用ですよー!!EM銃との互換性もグンバツ!」
提督「すごぉい!コイツはかっこいいなぁ!」
明石「ささ、早速装着してみてください!!」
提督「ああ!」
天龍「アレの良さ分かるか?」
川内「うーん……ちょっとだけ」
天龍「マジかよ」
提督「これで深海棲艦も一瞬だ。さぁ、出撃するぞ!」
《行くぞ!ターボタイム! おわり》
《幕間おまけCM》
・・・・・・
【コ、コ、ココ航空戦艦!】
日向『HEY……!』
【ズ、ズ、ズズ、ズ、ズ瑞雲!】
日向『YEAH!!』
【スーパーズイウニングアクション、4連発!!】
伊勢『……』
日向『OH!HAHAHA!!!!』
扶桑『……』
山城『……』
・・・・・・
【戦う瑞雲、恋する瑞雲、涙の瑞雲……】
日向『んおおおおぉぉ!!!!』
【スーパーズイウニングアクション行くぜぇ!!】
【鎮守府!!!!!】
日向『鎮守府をよろしくな!!』
・・・・・・
提督「………………」
日向「いやぁ素晴らしいCMだなぁ」
提督「作り直せ」
青葉「やっぱすか」
日向「えぇえぇ!?」
《幕間おまけCM おわり》
さっきはよくやったな、座れ
久しぶりに見たイレイザーを採点してやろうか?
……採点ですか?
ああ(ズドンズドン!) 100点だよ
明日完結します
《エンド(レス)・オブ・那珂ちゃん》
・・・・・・
~港~
天龍「この飛行艇か……よし、早速乗り込むぞ!」
那珂「ちょーーーっとまったぁ!」
川内「え、那珂!?」
提督「遅かったじゃないか」
天龍「ああ?どういうことだよ」
提督「彼女には近隣の港でクリスマスライブをやってもらう。敵の目を欺く役と、鎮守府のイメージアップも兼ねてな」
那珂「へっへーん!那珂ちゃんクリスマスバージョン!」
天龍「なるほどな。委細は承知したが何でここに?」
提督「最後の打ち合わせさ。俺達が出た5分後にライブは始まるからな」
那珂「もうリハも終わって、お客さんも席についてるから~後は那珂ちゃんがババーンと出るだけ!コイツは最高のイベントなの!見逃す手は無い。今からいい席を取っておくことをオススメするよー!」」
川内「誰に言ってるのさ」
提督「じゃあ頼んだぞ。この作戦の成功はお前の手にかかっている」
那珂「まっかせてー!」
天龍「ったく、こんな売れない三流地方アイドルもどきにそんな大それた作戦が務まるのかね」
那珂「カ・チーン」ピキッ
那珂「おやおや、そこにいるのはド下手五流ラッパーの天龍ちゃんじゃないですかぁ~」
天龍「あ?」ピキッ
那珂「相変わらずウケないコロンビアラップを披露してるのかなぁ~?」
天龍「テメェ!!言わせておけば!!テメェこそ、俺から言わせりゃ聖歌隊のガキ以下の歌しか歌えないクセしやがってよぉ!!」
那珂「あ?」ピキッ
天龍「お前は史上最低のできそこないだよ!ただ宣伝が上手いだけだ!中でもあの『恋の2-4-11』とかいうチョイ売れのシングル!中身は自分の宣伝ばかりだ。クソと同じだ!ペッ!!」
那珂の靴「」ベチャァ
那珂「…………来なよ」
天龍「あん?」
那珂「足下よく見てから唾を吐けぃ……!」
川内「那珂の奴、マジで怒ってるな」
天龍「ヘッ、やるか?」
那珂「やれやれ……那珂ちゃんを怒らせるな……私を怒らせると怖いよ?本当に」
天龍「ハッ、誰が怖がるか!それと、今すぐ自分のクローンを建造しておけ」
那珂「何故?そうすればNKC(NaKaChan)48として活動できるから?」
天龍「いや違う……自分とファックできるからさ!」
提督「6日法は破らないぞ」
提督「悪口を叩きあうのもいいが、そろそろ出発する。那珂」
那珂「はい!」
提督「お前の超人技を見せてくれ!」
那珂「おまかせ!!ちゃんとライブ成功させて見せるからね!誰かさんと違って」
天龍「んだとぉ!?」
那珂「じゃあ今度勝負しようよ!天龍ちゃんが出る予定の音楽イベントに私も出展するからさ!」
天龍「なるほどな……売上対決ってやつか」
那珂「だからまぁ、ちゃんと帰って来てね!」
天龍「…………お前それ言いたかっただけか?」
那珂「川内ちゃんもー!」
川内「任せて!」
天龍「無視すんじゃねぇ!!」
この後の那珂ちゃんのライブは大盛況だった――
後日音楽イベントにてアイドル対ラッパーの頂上対決があったのはまた別のお話――
《エンド(レス)・オブ・那珂ちゃん おわり》
《特命係長・只野案山子》
・・・・・・
~棲地~
「ホッポチャンノ菱餅ヲ切リ分ケルノハ、温カイバターヲ切ルヨウダゼ」
大尉「……ナイフはしまってろ。その口も閉じとけ」
「ハーイ」
大尉「……ヘッ、口だけは達者なトーシロばかりよく揃えたもんだなぁ、まったくお笑いだ」
ヲジズ「大尉、私の部下は……皆深海棲艦だ」
大尉「ただのカカシですな。俺達ならまばたきするあいだに」パチンッ
大尉「――皆殺しにできる。忘れないことだ」
ヲジズ「お前は私を……脅しているのか?」
大尉「事実を言ってるんだよォ。恐らく大佐は、ここに来る。アンタを提督から守れるのは……」トントン
大尉「俺だけだ」
ヲジズ「怖がっているのは大尉、私ではなくお前ではないのか?お前こそ、提督を怖れている」
大尉「勿論です、プロですから。しかしこちらには……切り札がある」
ヲジズ「EM銃か……しかしやけに届くのが遅いな」
「おいヲジズ!」
ヲジズ「なんだヲ!!?」
「見ロヨコレ、鎮守府主催ノライブガ近隣ノ港デヤッテルゼ」
ヲジズ「なにぃ?こんな状況で呑気に祭りとは……鎮守府の連中はヴァカばかりか!」
大尉「他に動きは?」
「何モアリマセン。痕跡ハゼロデス」
大尉「そうか……」
大尉「…………」
《特命係長・只野案山子 おわり》
《制空権確保》
・・・・・・
~空・飛行艇内~
提督「失礼、どれくらいで着くかな?」
川内「飛行時間は1000年を予定しております」
提督「すぐだな」
天龍「小一時間だ!」
提督「作戦の確認だ。まず棲地の近くまで飛行艇を近づけたら、オートパイロットにして俺達は降下。飛行艇は近くの小島に待機させる」
天龍「まるで侍の武士道を持った大統領みたいだな」
川内「サムラァイ、サムラァイ、ブシドォー」
提督「その後は分かるな?」
天龍「動く者は全て殺すんだな!?」ジャキッ
提督「そうだ。石器時代に戻してやれ」
川内「腕が鳴るねぇ!」クックック
・・・・・・
~棲地上空~
提督「そろそろ棲地だ。皆装備はいいな?」
天龍「おう!刀は勿論EM銃もバッチリだ!」
提督「よーし、降下準備!」
川内「ッ、ちょっと待って!!」
提督「なに?」
敵艦載機群「」シュオオオオオ
天龍「冗談じゃねぇぜ敵の艦載機の団体様かよ。オマケに機銃持ちの」
川内「なんで私達のことが!?レーダーに入らないように低空で飛んできたのに!」
『ワハハハハハ!!聞こえるか大佐ァ!この周波数で合ってるかな?』
提督「この声……大尉か!!」
大尉『残念だったなぁ、アンタの行動パターンくらいお見通しだ。ライブに目を向けさせ隠れて低空飛行たぁよく考えたが、俺に軍事のイロハを教えたのは……オメェだぜ』
提督「クッ!降下中止!対空回避!」
ヲジズ「まさか大尉の言う通り本当に攻めてくるとは……」
ヲジズ「艦隊展開!艦載機はとにかく撃てェ!撃ち殺せェ!!」
敵艦載機群「」バララララ!
天龍「撃ってきたぞ!!」
川内「回避運動ー!!」
天龍「オイ、この飛行艇の装備は!?」
川内「ナシ!」
天龍「クソがぁぁぁ!!棲地はもうすぐそこだってのにぃ!!」
川内「仮に機を捨てて降下しても、下には深海棲艦が沢山待ち受けてるんだけどね!」
大尉『ブハハ!テメェはもう終わりだぁ!!』
提督「ふざけやがってぇぇぇぇ!!」
川内「ん?レーダーに反応!後方!!」
天龍「挟み撃ちかよ!!」
提督「…………いや、違うぞ!」
シュゥゥゥゥウウウウ!
ダララララララララ!!!!!
敵艦載機群「!?」ドォォォン!
川内「敵の艦載機が落ちてく!」
『聞こえるか提督!』
提督「元帥!」
元帥『某国の海兵隊に働きかけて、援軍を用意した。君の好きに使いたまえ』
提督「援軍……?」
川内「提督、アレ!」ユビサシ
ハリアーx2「」ゴオオオオオオォォォオオォオオオオオ
天龍「なんだあれ……」
提督「あれは……!いいんですか?」
元帥『年を取ると人脈ばかり増えるからな。こういうこともできるようになる』
提督「人が悪い」
ハリアーパイロット1『海兵隊ファイヤー1、これよりアンタの指揮下に入る!』
ハリアーパイロット2『こちらファイヤー2、装備は機銃にミサイル・マーベリックミサイルだ!』
提督「よぉし海兵隊。目標は敵棲地周辺の深海棲艦だ」
ハリアーパイロット1『了解!』
ハリアーパイロット2『やったろうぜ!』
提督「俺達は巻き込まれないように高高度に行く。川内、機を上げろ!」
川内「了解っ!」
「エエチョットナニアレ!聞イテナインダケド!!」
「アァーッ来ルゥウウウ!!」
機銃「」ダララララララララララ!!!!!!
「ギャアアアァァァァァ!!!」
「助ケテエエエエエェェェェ!!」
天龍「すげぇ……」
提督「アレなら敵の艦載機との大きさの差もあるからな。そうそう落とされないだろう」
天龍「まぁどんなにデカくても敵のは人くらいの大きさしかねぇもんな」
川内「というか、性能が違いすぎる気がするんだけど……ほら、敵の艦載機も手も足も出てないじゃん」
提督「よぉし海兵隊、一気にいこう。マーベリックミサイルをブチ込んで敵艦隊を撃滅するんだ」
ハリアーパイロット1『ファイヤー1了解』
ハリアーパイロット2『ミサイル準備!』
ハリアーパイロット1『ミサイル発射!』カチッ
ハリアーパイロット2『発射!』カチッ
バシュッ、バシュウウウウウウウ!
「ナンダ?」「ヤバイ、皆逃ゲロー!!」
ドォォォォン!ドオオオオオオォォォォン!!!!!
_,. |. l、,..-"゙'' ― 、__. ./
./ ! .゙く_./ ゙';;./ _ 、 .゙iリ,、
.ノ .! ._,./ ./l゙ `l、
r-/ .リ'-./ . ノ゛ _i_/ ,!.,, ~゙ヽ
. { _| `L,¨.! ./'ヽ、
. 弋 .\ .... ゙'、 . ..二二=─ l|
─=二 ゙l-''''゙‐ '、 __ -./ ゙´ /.| .i、 /
/ l゙ "くミ,,,_ │ i / V L//
│ ." \,,-‐'"゛ .そ l.! _.'゙.. -. ,i`l- 、
__>┐ .ヽ ._ !゙"'''''' ,て l .l√ ″ ./ ! . >ヽ
``|゙''' ´´ ヽ i .、 、 ._ .,,x./ || ! .! .! ,ィ ."---ー‐フ
.ノ_..-''''''L ‐'""i| ‐|.l .''''゙ヽ .iー/'、 ./ .`" .! l/ l .,i !_/.! /
〃´ ゛ ." ,!.l ゙'、| ゙' _____< ! .゙‐'__ ! ..、 ., ‐″
! .|, .゛ ,,.> .,ト ! ., -′ '"゛`゙''. ゙'i ! .、
| l \、!、 :! .′ /、 ヽ
! ! _、 i / -〃´. 、 ! l -ィ′
.. ..i、 │ l ',゙....、ヽ 、 l′ ., / .| '"──ー 、.,, i/冖'
゙lヽ .i、 l.ヽ│ },、 ゙l'"''ヽ, .,/ ヽ/ | .` ‐、、 . ,ノ:! | ,,、 .i!
.ヾ'"ン'^} `゙ 巛, ,// ,//.l゙ ,/´ .丶 ,゙;;i./ .ィ'.二=─ iリ
ヽ''" l .゙l ヽ 、 / ゙‐r/ ,, !'" __ .、 i、__‐ ー___\て”´ / |
、. ..,-‐''" , .! / __. / \.,..-'"´ メ ̄Lr从;;='゙.- -''"´ `>ニ=-,. ill / |
'、"'-|、 / ,,- l._l゙ `ヽ / .l, ″ ./弋 l lノ │
\ `''-、 .i′ .l゙ |冖| `'、 ! |ヽ __ ,ir .l゙ | `''、
."\ .`'r'" ゛ `v .! . ̄二=─ │ ヽ/ . ´ ,, l-- ヽ‐ て
│`'''- .{ ゛ . l |_ l ヽ , .'゛ - __‐|゙、
.l .、 .`' r‐ _ユそ ,i┤ `'、.,!._,,、 ./ .l .」i‐
弋 ,/ く .' <,゙ .´ 't、_/ | ._/ .,.. --、、 .゙''"」゙、
,/ ._..〟 ,゙二― _,_-┬-l''''―--二;;;;-..,,,、 ..l、`″ / ゛ .,y ̄´゙'‐ ." て
-"._,, ‐''"゛.r゙‐'゛ ゙‐'´゛  ̄' / l,./ '^゛ / ゝ_-ナ .‐i
「「「「「ギャアアアアアアアアアアアァァァァァ!!!!!」」」」」
川内「棲地の周りから深海棲艦が消えちゃったよ」
提督「アッサリ片付いたな」
天龍「後は棲地にいる奴らだけか」
提督「よし、今度こそ降下開始!海兵隊はもういいぞ、協力感謝する」
ハリアーパイロット1『いいってことよ!』
天龍「ところで降下ってどうやるんだ?」
提督「お前らはパラシュートだ」
川内「おっさきー!」バッ
天龍「あ、待ちやがれ!」カチャカチャ
天龍「俺も行くぜ!」バッ
提督「よし、行くぞ!ターボタイム!!」ガシャン
提督「とうっ!!!!」バシュウウウウ!
川内「見て!ターボマンだ!!」パラシュート開き
天龍「何で提督だけジェットパックで飛んでるんだよ!!」パラシュート開き
提督「俺は先に降りてお前らが無事に降りられるように周辺を掃除しておく」バシュウウウ!
川内「頑張れーターボマンー!」
《制空権確保 おわり》
《撃ってるのはEM銃だ。艤装じゃないんだぜ?》
・・・・・・
~棲地~
提督「ターボディスクを喰らえェ!」バシュッバシュッ
「グアァァ!」「ギィィィ!」
提督「ふっ着地成功」シュタッ
「イタゾオオオオオオオオオオォォォォォォォ!!イタゾオオオオオオオオオオォォォォォォォォォ!!」ダァン!
ドォォォン!
提督「おわっ!!」
「出テコイクソッタレエエエエエエエエエエェェェェェェェ!!!!!」ダァンダァン!
提督「しまった、ジェットパックがやられた!」ガチャッ
提督「だが、まだある!」EM銃ジャキッ
ビシュン!ビシュゥン!!
「グアアァァァ!?」
提督「フンッ!」
ビシュゥン!ビシュゥゥン!!
「ギャアアアアアアアア!!」
「ウワアアアアァァァァ!!!!」
「コノォ!深海棲艦ノ私ニ敵ウモンカァ!!」
提督「試してみるか?俺だって元個万倒だ」ビシュゥゥン!
「ギャアアアアァァ!!」
「ヲジズ、コッチニ!」
ヲジズ「あの銃は……」
「ドノ銃デス?」
ヲジズ「あの銃だ!…………って何故奴がEM銃を持っているんだァ!!」
大尉「どうやら作戦失敗か……ここは退こうぜ」
ヲジズ「あ、ああ……」
ビシュゥン!!
「ギャアァァァ!!」
ヲジズ「ッ!?」
提督「もう逃がさんぞ!!」ザッ、ザッ
ヲジズ「貴様が提督か……!」
提督「お前は……見たことあるよ。テレビに出てたアホだろ?」
ヲジズ「なにぃ!!殺せェ!」
「ウオオオ!!」ダァン!
「死ネェェェコノ野郎!死ネェェェェ!」ダァン!
提督「ぐあぁっ!」
「ヨッシャァ!腕ニ当タッタゾ!!」
提督「ぐううぅ……!」ササッ
ヲジズ「隠れてもムダだぁ!!」
「コノママヤッテヤル!」「グヘヘ……!」
提督「クッ……!」
川内「見つけた!距離30m!!」
天龍「丸焦げにしてやれ」
ビシュゥン!ビシュゥン!!
「ギャッ!」「ギャアァァ!!」
ヲジズ「なんだヲ!?」
天龍「1人で突っ込みすぎだっつーの!」
川内「おりゃおりゃー!!」ビシュゥン!
ヲジズ「なっ、奴らもEM銃を!!」
天龍「おい無事か?」
川内「撃たれたね、血が出てるよ」
提督「当たり前だ!撃たれりゃ誰だって血が出らぁ!!」
ヲジズ「クッ、残ったのは私達2人……分が悪すぎる!とにかく逃げるぞ!あんな化物に狙われたらひとたまりもない!!」
大尉「ヘッ、ビビッてんじゃねぇよ」
ヲジズ「なに!?」
大尉「グヒヒ、大佐ァ!腕はどんなだぁ?」
提督「こっちへ来て確かめろ!」
大尉「いいや、遠慮しておくぜ。大佐ァ!顔出してみろォ!1発で、眉間をブチ抜いてやる。古い付き合いだ……苦しませたかぁねぇ!!」
ヲジズ「ヲイ正気か貴様!相手は3人で銃を持ってるんだぞ!!」
大尉「俺が勝つんだ!イッヒヒヒ!」
ヲジズ「コイツ…………クッ!」ダッ
提督「ヲジズが逃げる!追え!!」
川内「え、提督は?」
提督「俺はコイツと決着をつける」
天龍「……大丈夫なのか?」
提督「俺の手でケリをつける……」
天龍「……そうかよ」
川内「了解……じゃあ行きます!」ダッ
天龍「よぉタフガイ、俺を呼びたきゃ汽笛を鳴らしな!」ダッ
大尉「…………」
提督「よくあの2人を行かせたな」
大尉「俺はお前と決着をつけたかっただけだ!」ジャキン
提督「そうか……だがいいのか?そんな銃なんてオモチャで俺を殺して」
大尉「なに?」
提督「来いよ大尉、銃なんて捨ててかかってこい!」
提督「楽に殺しちゃつまらんだろう。ナイフを突き立て、俺が苦しみもがいて、死んでいく様を見るのが望みだったんだろう!そうじゃないのか大尉!」
大尉「テメェを殺してやる……!」
提督「さぁ銃を捨てろ!1対1だ!来いよ大尉……怖いのか?」
大尉「ブッ殺してやる!へ、へへへ!ハジキも必要ねぇや!誰がテメェなんか!テメェなんか怖かねぇ!!」
提督「……」ニヤッ
大尉「野郎ブッ殺してやああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁる!!!!!」ダッ
提督「おっと、ナイフでやろうと言ったな」
大尉「?」
提督「あれは嘘だ」EM銃ジャキッ
ビシュゥゥン!!
大尉「ぐあああああああぁぁぁぁぁ!!!!!」
提督「地獄に落ちろ大尉!!」
・・・・・・
ヲジズ「く、ははは!ここまでくればいいだろう!!」
川内「クッ!遠い……離されてるよ!」
天龍「なら、こっからでも当たるかな!」ジャキッ
川内「やれるの!?」
天龍「………………!」ギリッ
ヲジズ「フハハハ!いつになったら私を殺す!!」クルッ
天龍「今だ!いやあぁあぁぁぁ!!」カチッ
ビシュゥゥゥン!!ビシュゥゥンビシュゥゥンビシュゥゥン!!
ヲジズ「ッ!?」
ヲジズ「ぐああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ドオオォォォォン!!!!
天龍「…………やったぜ!!」
川内「いい腕だみんな急所じゃん」
天龍「サンキュ」
《撃ってるのはEM銃だ。艤装じゃないんだぜ? 終わり》
《I'll be back》
・・・・・・
天龍「おーい提督ー!」
提督「ヲジズは?」
天龍「くたばったよ」
提督「そうか……なら、ウチに帰るぞ。今度はウチでパーティーだ」
川内「夜戦パーティーならいいんだけどなぁ……また第六の4人と……」ヌヘヘ
提督「その前に帰る事を伝えないとな……」ピポパ
プルルルルル、ガチャッ
大淀『はいこちら鎮守府です』
提督「大淀か。高雄を頼む」
大淀『はい?分かりました……』
高雄『はい高雄です』
提督「高雄か、もうすぐ帰るぞ」
高雄『は、はい?』
提督「そして君の傍を離れない……昼も夜も、週末も休日も!」
高雄『えぇ!?イキナリなんですか!?』
天龍「余計なボケはいらんからとっとと戦果を報告しとけ!」
バララララララ
川内「ん?あ、ヘリが数機近づいてくるよ!」
提督「なに?」
ヒュゥゥゥ……ン
ガラララ
「よーし、付近を調べろ!」
将軍「大佐無事か!元帥から話は聞いたぞ!!」
提督「将軍!」
将軍「ここで大規模な戦闘があったらしいが……まだ誰か残っているか?」
提督「死体だけです」
将軍「なんと……!」
将軍「もう1度個万倒部隊を編成したい!君さえよければ……」
提督「いえ、俺は鎮守府の提督です」
http://www.youtube.com/watch?v=3W4p16m7ntw
将軍「また会おう提督」
提督「…………」チラッ
天龍「……」ヘヘッ
川内「……」ヌヘヘ
提督「…………」フッ
提督「今度は鎮守府に来てくださいよ」
\I Will 撤収!/
《I'll be back おわり》
くー疲
終わりました HTML依頼出してきます
偉大なる元ネタ達に感謝
ただイレイザーの宣伝をしてただけじゃないかなどと言うと口を縫い合わすぞ
このSSまとめへのコメント
深海棲艦:野郎、ぶっ殺してやーる(*`Д´)ノ!!!
シュワ提督:来いよべネット。
深海棲艦:誰だーべネットって!?
シュワ提督:さっさと失せろベイビー。
シュワ提督:アイルビーバック
散々イレイザーを推しといて主にコマンドーネタって
トゥルーライズやレッドブルも入ってる?