【艦これ安価TRPG】鎮守府・オブ・ザ・デッド (168)


・これはコンマと安価を利用したTRPGです
・内容、結末はこれを読んでいる皆様の行動で変化します。是非ハッピーエンドを目指してください
・一応、ルールは下記に乗せます(基本はクトゥルフ神話TRPGです)が、何となくふわっとした感じでこちらが処理しますのであまり気にしなくても構いません
・自分はこの探索者を動かす!と思ったら連投もOKです
・また、どうするか迷った時皆さんで相談して頂いても構いません
・行動指示は、下記のような書き方でお願いします
例、提督:部屋に目星を行う(部屋に何かないか探る)
・誤字脱字は見逃してください
・初めての試みなので、途中、ルールの変更や付け加えが行われるかもしれません
・ロールプレイやリアル説得でボーナス出します。しかし、難易度は割と低めに設定しているので安心してください
以上、よろしくお願いします


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1520147943

ルール
〇ダイス
 ・1D100:コンマ二桁で測定
 ・1D50:コンマ二桁のうち、1~50まではそのまま。51=1、52=2……00=50と判定します
 ・1D25:上記と同じ法則です(26=1…50=25…75=25…)
 ・1D20:上記と同じ法則です
 ・1D10:コンマ1桁で判定、0=10です
 ・1D5:1~5まではそのままで、6=1、7=2…となります
 ・1D3:上記と同じですが、特別に0=3です
 ・1D2:上記と同じです(奇数が1、偶数が2となります)
 ・1~5がクリティカル、96~00がファンブル

〇ステータス
 ・最初に安価で決めたキャラクターのコンマ二桁で判定を行います
 ・コンマ二桁の値が基礎体力、100-コンマ二桁が基礎精神力となります
 ・上記のステータスに、フリーポイント30点を自由に加えたら完成です(今回は私の独断と偏見で行います)
 ・目星など、肉体的にかかわる判定は体力で。図書館やアイデアやSANチェックなど知能や精神力に関わる判定は精神力で判定します
〇判定
 ・コンマ二桁の数字を用いて判定しますが、ダメージなども同時に判定します
例:体力70の提督が攻撃するとして、42が出た場合
 攻撃判定は70以下が出たので攻撃成功、またコンマ一桁が2なので2点のダメージ、となります
 ・何かと対抗ロールする場合
例:30+(行う側の体力-受ける側の体力)=出た数字でコンマ判定

〇戦闘
 ・なるべく避ける事をお勧めします
 ・高速低速、および体のサイズ(大中小)でダメージと命中率にボーナス等発生します
 ・低速→高速:1点のダメージボーナスと、命中率-5%、力による対抗+5%、スピードによる対抗-5%
  (逆の場合はそれぞれ逆転します)
 ・大きさ、大→中:+1点のダメージボーナスと、命中率-5%、力による対抗+5%、スピードによる対抗-5%
      大→小:+2点のダメージボーナスと、命中率-10%、力による対抗+10%、スピードによる対抗-10%
      中→小:+1点のダメージボーナスと、命中率-5%。力による対抗+5%、スピードによる対抗-5%

〇大きさ
 ・大:戦艦、正規空母
 ・中:重巡、軽空母(一部を除く)、水母、工作艦、補給艦、軽巡等、あきつ丸
 ・小:駆逐艦、潜水艦、海防艦、龍驤、祥鳳、瑞鳳、大鷹


それでは導入です

提督「何?大本営で祝賀パーティーだと?」

大淀「はい、大規模作戦での勝利を祝っての事だそうです」

提督「期間は?」

大淀「ちょうど三日後になります」

提督「行き来の時間を考えると都合一週間も開ける事になるのか…………断る事はできんのか?」

大淀「陸の方や、政治家、名士の方もいらっしゃるとの事で、提督には是非とも参加して欲しいとの事です」

提督「…………そうかぁ…………はぁ……」

大淀「それから、何名か失礼のない艦娘を連れてくるように、と」

提督「……スケベジジイどもめ……」

大淀「クスッ、提督がそれをお言いですか?」

提督「お、俺は愛があるからいいんだ!」

大淀「それで、メンバーはいかがいたしましょうか?」

提督「そう……だな。失礼のない様にということだから、レディーと呼べるような娘を連れて行くとしようじゃないか。なるべくあしらい方が上手いのを選抜してくれ」

大淀「はい、分かりました。それでは次の案件ですが……」


連れて行く艦娘を二人上げて下さい(導入で使用するため、熊野、榛名、長門、金剛、第六駆逐隊、明石以外でお願いします)
この二人と提督がメインの探索者になります

若葉初霜

すみません。ステータス決めるために一人ずつ名前を上げて下さい
>>5は若葉で鎧しいでしょうか
若葉:体力71:精神力29ですが、探索しやすい様にフリーポイントをすべて精神にふりわけておこうと思いますので最終値は

【若葉】
体力71
精神力59

なお、提督は>>1で判定して
【提督】
体力81
精神力49です

もう一人お願いします↓

ありがとうございます

【北上】
体力97
精神力33
です。なんて脳筋の探索者たちでしょう…
それでは導入を再開します

提督「それでは長門、俺の居ない間留守を頼む」

長門「了解した。提督たちは是非楽しんできてくれ」

提督「ゆっくり……か……。どちらかといえばコネを作りにいく場なのだから……いや、愚痴っても仕方ない。頑張って来るさ」

長門「ふふ、ご苦労な事だな。まあ、あまり気を張らないことだ。我ら艦娘が付いているのだからな。提督はどんと構えていればいい」

提督「そういってくれて嬉しいよ」

金剛「榛名、提督をしっかりとお守りするネ」

榛名「はい!榛名、精一杯頑張ります!ご安心ください!」

金剛「提督ぅ。離れていても、私の愛はいつも提督と一緒デース。頼りにしてくださいネ」

提督「金剛……そうからかうなよ。お前も頼りにしてるんだからな?」

金剛「ぶ~、冗談じゃないデスのに~」

熊野「金剛さん。貴女は常日頃からそういう態度ですから提督も信じにくいんでしてよ」

金剛「私はいっつも提督の事、バーニングラ~ブ!デスからネ」エッヘン

熊野「そういう意味ではなく、もっと慎みを持ってはいかがですの?という話ですわ」

金剛「しかし……私のラブは抑えきれないねー……」

熊野「そ……それは理解できなくもありませんが……」

提督「……出来ちゃうのか……」

榛名「まあまあ、熊野さんもお姉さまも。そこまでにしないと提督が困ってらっしゃいますよ」

提督「ここで俺に振らないでくれ」

榛名「うふふっ、冗談ですっ」

提督「まったく、かなわないな……。向こうでもそうやってあしらってくれると助かる」

榛名「はい!榛名、頑張ります!」

暁「司令か~~ん!!」

提督「ん?」

響「良かった、間に合ったね」

電「なのです!」

提督「おう、暁、響に雷と電か。見送りに来てくれたのか?」

暁「そう……だけど……」

提督「どうした、不満そうだな」

雷「司令官、どうして私を頼ってくれなかったの!?」

提督「いや、それは……」

暁「そうよ、暁はもう練度99よ。つまり立派なレディなんだからね!」

響「私も、パーティーに行ってみたかったな……」

電「み、みんな。あまりわがままを言って司令官を困らせては駄目なのです!」

提督「あ~、あんまり良い物じゃないぞ?パーティー何て」

暁「でもでもっ綺麗なドレスを着て、豪華なお食事食べて、優雅にダンスを踊ったりするんでしょ!?」

提督「まあ、上辺だけみたらそうなるな」

暁「む~~」

響「ずいぶん含みのある言い方だね」

提督「実際あるからな……一皮むいたら狐とタヌキ……妖怪悪鬼に魑魅魍魎の化かし合いだ……いかん、胃が痛くなってきた」

雷「だったら尚更私たちに頼って欲しかったわ」

提督「……出来る限りこんなことはお前たちには知ってほしくないな」

電「でも司令官さんはそこに行かれるのですよね?だったら電たちも司令官さんのお力になりたいのです」

提督「ありがとう、電。お前たちがこうして信じてくれるから私は腐らずにいられるんだよ」

電「そっそんな事は……///」

暁「とーにーかーくーっ、暁も行きたいっ!」

提督「欲望を隠さなくなったな……。とにかくダメだ。これは決定だからな」

暁「司令官のいじわるっ」

提督「いじわるで言ってるんじゃないっての。今は分からんかもしれんがな」

暁「む~~」

響「暁、司令官は暁を巻き込みたくなくていってるんだよ。それなのに……」

暁「だからよっ。だからなのっ!暁は立派なレディだもの!司令官の支えにだってなれる……ううん、なりたいのっ」

提督「暁……」

暁「だから、お願い司令官」

提督「……暁……帰ってきたら、みんなでパーティーしよう」

暁「ごっ誤魔化さないでよ」

提督「誤魔化してなんかいないさ。これから嫌な思いをするんだ。その後にご褒美でもなきゃやってられないだろう?」

暁「…………」

提督「踊っていただけますか、レディ。なんて少し気障かな?」

暁「うぅ~~っ……」

響「暁」

暁「もうっ、知らないっ」タタタ…

提督「……うーむ……どうしようか」

響「任せて、追いかける」タタタ…

提督「色々と頼んだ!」

響「ああ」

雷「でも、私も暁の言う事分かるわよ」

提督「すまん、こらえてくれると助かる」

電「電は何時でも司令官さんの事応援してるのです」

提督「ありがとう……それじゃあ行ってくるから暁の事……それから帰ってきたときのパーティーの事、頼めるか?」

雷「まっかせて!」

電「電もお手伝いするのです!」

提督「よろしく。それじゃあ行くとするかな」

提督「長門、そういうことだから計画よろしく」

長門「まったく、いきなり仕事を押し付けられるとはな」

提督「みんなで楽しい事をしたくないのか?」

長門「答えが分かっていることを聞くものではないぞ?」

提督「……だな。ああ、暁の事もよろしく頼む」

長門「それも言うまでもないことだが了解した」

金剛「……長門は小さい子が大好きデスからネー」

長門「うぉっほんっ///」

榛名「それでは、行ってまいります!」

金剛「榛名も頑張ってネー」

榛名「はいっ」

長門「熊野達もな」

熊野「もちろんですわ」

提督「それじゃあ……錨あげー!」

提督「さて……ようやく鎮守府が見えて来たか……やれやれ」

榛名「ご苦労様です」

提督「何言ってるんだ、榛名達の方が良くやってくれたじゃないか。感謝しきりだよ」

榛名「そ、そんな事は///た、大したことできませんで……榛名は力不足で……申し訳ありません」

提督「榛名が力になったは事実だ。それを卑下することは無いぞ。……そんな事を言ったら私なんて何もしていないに等しい」

榛名「そんな事……」

提督「ないんだったら、榛名は自分の功績を誇るべきだ。1の功績しかあげていない私が、たいしたことあるなら、10の功績をあげた榛名はもっと称賛されていいはずだ。……だから君が、君たちが誇らないと私も自分の功績を誇れない」

榛名「……はい」

提督「だから胸をはってくれ、私の為に」

榛名「……くすっ。はい、分かりました。提督は優しいのですね。榛名にまで気を遣ってくれて。」

提督「女性に気遣いが出来なかったら男として終わりだよ」

榛名「提督……優しくしてくれても、榛名、十分なお返しできません……」

提督「いつも君たちは私を守ってくれているのに、お返しだなんて、罰が当たる。これでも私の方が返せていないんだから。君たちに頼りっぱなしの私が立つ瀬がない」

榛名「そんな、榛名の方が……」

提督「いやいや、私の方が……」

榛名「…………」

提督「…………」

榛名「くすっ」

提督「はははっ、また繰り返しだな、これは」

榛名「はい、そうですね」

提督「では、お互いに感謝して終わろうか」

榛名「はい!」

提督「ありが……」

熊野「よい雰囲気の所申し訳ありませんが、異常事態ですわ」

提督「どうした?」

熊野「鎮守府と連絡が取れませんの」

提督「……昨日は取れたんだよな?」

熊野「はい……ですが思い返してみれば、応答された長門秘書艦の様子が少しおかしかったような気がいたしますわ」

提督「……機械の故障は考えられるか?」

熊野「なんとも言えませんわ……」

提督「ふむ……榛名、双眼鏡はどこにあったかな」

榛名「は、はいここに」

熊野「どうなさるおつもりですの?」

提督「もうすぐ到着する事は伝えてあるんだから、出迎えくらいは居るはずだ。逆説的に、居たら機械の故障だと思ってな……っと」

熊野「何か見えまして?」

提督「どうやら長門が出迎えに来てくれているようだな。埠頭に長門の姿が見える」

熊野「そう……ですの……杞憂だったらいいのですが……」

提督「きっと大丈夫さ。きっとな……」

さて、それでは探索開始となります

現在あなたたち(提督、北上、若葉、榛名、熊野)は、一番左側の埠頭に立っています

そして長門がこちらにゆっくりと歩いてくることでしょう

榛名は手を振りながら長門の方へ駆け寄っていきます

どうしますか?

榛名「長門さ~ん!」パタパタ

長門「…………」

榛名「ただいま戻りました。何かあったんですか?通信が繋がらなかったようですけど……」

長門「…………」

榛名「長門さん?」

提督「お~い、どうした……?」

榛名「提督……。それが長門さんの様子がおかしくて……」

若葉「どうしたのだ?」

榛名「呼びかけても返事もしてくれなくて……」

北上「ん~~、おーい、長門、どしたん?」ふりふり

長門「…………」

北上「ダメだ、反応ないわ」

榛名「長門さん!長門さん!返事をしてくださいっ」

長門「…………」ピクッ

提督「……おい、何かおかしいぞ。離れろ榛名!」

榛名「はい?」

長門「あぁぁぁぁあぁぁっ」がぱぁ

榛名「え?きゃぁぁぁぁっ!!」

熊野「榛名さんっ!!」

提督「榛名!!」



突然榛名に襲い掛かる長門、そして榛名に噛みつくという異常事態を目撃した一同、SANチェックです
成功で0/失敗で1D3のマイナスです
>>直下提督、>> 2つ下若葉 >> 3つ下北上で判定お願いします

大きさ小に祥鳳さんがいるのが違和感
鳳翔さんならわかるけど

ありがとうございます
提督:精神力49 コンマが51と上回ったためSANチェック失敗 精神にダメージ
   コンマ1桁が1の為、ダメージは1点です

若葉:成功 59のまま

北上:成功 33のまま

>>19祥鳳さんのセリフにちょっと小柄だけど~、とあるので小にいれました


長門「ぐぁっ……んぐっ……」

提督「長門、なにしてる!やめろ!!榛名から離れろ!」

長門「んぐっ……ごくっ……」

北上「……まさか……血を……飲んでる?」

熊野「そ、そんな……」ガタガタ

若葉「榛名さんが危険じゃないのか?」

提督「はっ!そ、そうだ長門を引き離さないと……」

北上「それっ」どーん

長門「があぁっ」ずでんっ

提督「榛名!榛名!……すまない、熊野は榛名の手当をしてくれ!」

熊野「わ、分かりましたわ!」

提督「北上、若葉は俺と一緒に長門を拘束するぞ!」

若葉・北上「了解!」

熊野「榛名さん!しっかりなさってくださいまし!ああ、血がこんなに……」

榛名「……ううっ……」

熊野「榛名さん!意識はあるんですのね!?今助けます!少々お待ちになって……」

榛名「うがぁぁぁっ」ばくっ

熊野「ひぎっ!?」

提督「は、榛名?」

榛名「んむっ……んはっ……」

熊野「あ……あああ……」

提督「おい、榛名……冗談はやめろよ、おい!」

北上「提督、下がって!」

長門「ぐぉぉっ!!」

若葉「危ないっ」どんっ

提督「くっ」

北上「どうする?どうすんのさ!?」

提督「これから……」

さあ、探索者はどう行動しますか



※なお、異常行動を起こした艦娘のステータスは体力50・精神力0です

長門だけは体力70・精神力0となります

彼女達は組み付き→次ターンに吸血を行います

吸血を行われた場合はその場でロストとなります

もし組み付かれた時はを対抗ロールで振り払いましょう

近くに居る仲間が突き飛ばしても構いませんが、そちらも対抗ロールで判定があります

分かりました。では次から↓を付けます。助言ありがとうございます

それでは倉庫は4つありますが、どの倉庫に逃げ込みますか?
↓逃げ込む倉庫

提督「……逃げるぞ」

若葉「三人を見捨てて逃げろと言うのか!?」

提督「今はそれしかない!ここで三人をそれぞれが拘束したとしてもどうする?長門がこんな状態なんだ……他の娘がどうなっているのか……」

北上「まさか……鎮守府全体がこうなってるっていうの!?」

提督「ああ、だから心苦しいが……。あの出血量なら高速修復材を使えば助けることも可能なはずだ」

若葉「…………了解した」

提督「そこの倉庫に逃げ込め!」

長門「ああぁぁぁぁぁぁ……」

榛名「おぉぉぁぁぁ……」

熊野「…………」

提督「急げっ!!」

北上「どこ?」

提督「その……左から二番目の倉庫だ!そこは確か、戦闘糧食が入っている!そこならいざという時立て籠もれるはずだ!」

若葉「分かった!」

北上「よいっ……?」ガツンっ

提督「どうした、北上?」

北上「開かない……鍵がかかってる!」

提督「何?」

若葉「いつもなら遠征の子たちが搬入できるように戸は開いてるはず……」

北上「でも開いてないんだよぅ……」

提督「くそっ」

――ダンッ!ダンッ!――

若葉「なんだ?」

提督「倉庫に誰か居るのか?」

北上「ああぁぁぁ……長門たちが追いかけてくるよぉ。どうすんのさどうすんのさ!」

↓でアイデアロールを行います。提督は精神に+20、若葉は+10どちらかが成功すれば倉庫の構造と全ての倉庫においてあるものを思い出すでしょう

99、ファンブルでしたので思い出せませんでした
ファンブルの影響は、この倉庫で得られるはずだったアイテムが手に入れられなくなります

↓それでは提督たちはどのように行動しますか?

提督「何か……何か拘束できそうなものとか武器になりそうなものはないか?」

北上「何にもない、無いよぉ」

若葉「そ、倉庫の中にならもしかして……」

提督「そうか、えっと左から二番目の所には戦闘糧食と……なんだっけ?」

北上「何があるのさ?」

提督「えっと……あれ……?なんだったか……。若葉は覚えていないのか?」

若葉「…………ない」

北上「じゃあ他の三つは?」

提督「……すまん。頭がもやがかっててどうにも思い出せん」

北上「ダメじゃん!ああ、あと少しで追いついてくるよぉ」

提督「くそっ」

↓どうする?


提督「逃げろ!」

北上「逃げるったってどこへ?」

提督「それは……」

若葉「他の倉庫のカギはかかってないかもしれない」

提督「なら……一番左のに逃げ込めっ!」

北上「分かった!」



――ダンッダンッ――

提督「ふう……とりあえずは大丈夫か……?」

北上「一応ね~。鍵はかけるまでもないって感じかな」

提督「知能が低下してしまって戸すら開けられない、と考えていいのか?」

若葉「絶対とは言い切れない」

提督「そうだな、用心するに越したことは無い。さて――」


↓それでは目星判定です。目星に成功すれば何かアイテムを見つけられるでしょう

それでは倉庫の見取り図です
一回には棚がおいてあり、一番左のこの倉庫は艦娘たちの服が主に置いてあるようです

一応、全体図を再度

若葉「提督、これなんて使えそうじゃないか?」チャリ

提督「ソイツは……」

北上「ああ、村雨改二の腕に巻いてある鎖だね」

若葉「これで、一人くらいなら拘束できそうだ」

提督「一人か……今は三人居るんだよなぁ……。でも持ってないよりマシか、持っていこう」

北上「重くない?」

提督「大丈夫だ、鍛えてるからな」

北上「まー駆逐艦の腕に巻いてあるものを重いなんて言ったら笑っちゃうよねー」

提督「言ったな、この」

北上「へへっ」

提督「それで、どうする……?」

若葉「とりあえず戸を叩くのはやめたみたいだ」

北上「聞き耳を立てればもっと分かるかも」

提督「入口以外の脱出口は……?」

若葉「入口の反対側に窓が一つある」

提督「出られるのか」

若葉「二階からなら」

提督「飛び降りなきゃならないか……」

※飛び降りる場合は跳躍による判定があります。コンマで体力以下の数字が出れば成功。失敗したら1D2のダメージです

提督「さてどうする?」

↓次に向かう場所、もしくは籠城するなどの行動を指定してください

提督「次は……工廠なんかに向かうのが良いと思うんだが、どうだ?」

若葉「少し、早すぎると思う。外には長門たちがまだ居ると思うし……」

北上「とりあえず少し様子を見よ?あいつら戸を開けられないんだし、この鉄戸はちょっとやそっとじゃ壊れないよ」

提督「……そう……だな。長旅の疲れもあるし少し休むか」


提督たちは精神的なショックも相まって、酷く疲労していたため知らず知らずのうちに眠ってしまった

そして彼らは夢の中で目撃する事だろう

鎮守府全体が赤く染まった姿を

更に、鎮守府の空にはすべてを吸い込んでしまうほどの大穴があいており、その大穴には大きな目玉がぎょろりと覗いている

その目玉はどうやら鎮守府に興味を持ったらしく、徐々に近づいてくることだろう

冒涜的な存在を身近に感じてしまった三人は成功で1/失敗で1D5のSANチェックです

>>直下提督、>> 2つ下若葉 >> 3つ下北上で判定お願いします

提督:成功 48→47
若葉:失敗 59→55
北上:成功 33→32

北上様低いのに鋼の精神すぎる件


それではこの夢をみた三人は、時間をかけすぎるとあの夢の光景が現実になるのではないかと思い至る事でしょう

幸い、時間が経ったので戸の外からは一切音が聞こえず、近くには奴らが居ないことが分かります
↓どのように行動しますか?移動する場合は場所を指定してください

それではいつも艤装を使用している若葉たちは見取り図を思い出すことが出来るでしょう

左側にあるハンガーで艤装を装着して出撃をします

また、出撃が終わったら清掃、軽い整備を自分たちで行った後に保管所の棚へと戻すことになっています

ここには若葉と北上の艤装も保管されている事でしょう

また、時間経過のお陰で異常行動をする艦娘に見つかることなく入口まで来ることが出来ました

↓それでは聞き耳の判定を行ってください

提督「……ううっ……はっ……」

提督「い、今のは夢だったのか……?嫌に現実味があったが……」

北上「ううっ……嫌だよぅ……」

若葉「……ああっ……そんな……そんな……」

提督「おい、大丈夫か?起きろ二人とも!」

北上「……あうー……おはよう、提督。……嫌な夢見た……」

提督「お前もか」

北上「もしかして提督も?」

提督「ああ……」

北上「…………」

若葉「やだっ……やめてくれっ……ああっ!」

提督「随分うなされているな……若葉!若葉!」

若葉「ダメッダメェ!!」

提督「若葉!」

若葉「いやぁぁぁっ!!…………は……あれ……?」

北上「おはようさんっと言っても夕方だけどね」

若葉「はぁ、はぁ……」

提督「若葉も嫌な夢を見たのか?」

若葉「……私は……もう思い出したくもない」

提督「賛成だ」

北上「それで、どうする?だいぶ静かになってると思うんだけど。さっきの若葉の声、結構大声だったのに誰も近づいてこないみたいだし。今が移動するチャンスかもよ」

提督「そう……だな。じゃあどこに移動する?」

北上「艤装保管所とかどうかな?そこなら武器が手に入るかもだし」

提督「なるほど。若葉もそれでいいか?」

若葉「……任せる。今は……目を瞑ればあの光景が浮かんできて……何かしないと落ち着かない」

提督「じゃあ、移動しよう」

若葉「周囲に敵影なし」

提督「敵……とはあまり思いたくないが仕方ないか」

北上「さて、何事もなく入口まで来られたけど……」(左上の入り口です)

提督「状況が好転するといいな」

若葉「しっ」

提督「…………」

北上「…………」

若葉「中から物音が聞こえる」

提督「どんな音だ?」

若葉「……艤装同士がぶつかってガチャガチャ鳴る音と…………たくさんのうめき声」

北上「あ~、最悪……」

提督「人数は分かるか?」

若葉「多分、二桁は居ると思う」

提督「……状況を整理しよう」

提督「この中には武器がある。恐らく使える状態だろう。だが使える状態の物は、異常行動の艦娘が装備しているものだけだ」

北上「そうだね~。出撃終わったら、わざわざ弾薬庫にまでもっていくからね。かったるいんだよねー……」

提督「爆発したら事だからな、それは仕方ないだろう」

提督「話を戻すぞ。艤装を装着した艦娘とそうでない存在の力の差は歴然だ。捕まったら逃れる事は出来ないだろう」

北上「それってつまり……」

若葉「あいつらの仲間にはならないぞ」

提督「だよな……さて、どうするか……」

提督「工廠や寮に行けばだれか生存者が居るんじゃないか?」

北上「でもそっちのがあいつ等も居る可能性は高いよね」

提督「むぅ……」

↓どうしますか?

↓それでは目星判定をしてください

どうでもいいんだけどGMはsageを外さないの?
人が集まりにくいと思うんですけど

若葉「とりあえず他の建物も少し様子を見るのはどうだろうか?」

提督「……危なくなったらすぐに逃げるんだぞ」

北上「分かってるよ」

提督「いざという時はあの倉庫に逃げ込め。とりあえずは大丈夫なはずだ」

若葉「分かった」

提督「それじゃあ、まずは一番近い入渠場からか……」


提督「不気味なくらい静まり返ってるな」

北上「提督っあれ見て!」

提督「ん、どれだ」

若葉「あ……」

提督「……工廠の壁、か……。SOS……誰か居るかもしれない!」

北上「壁にあんな文字書くことはできないはずだもんね」

若葉「でも罠、もしくはもうやられてしまったかもしれない……」

提督「う~ん……」

移動するならば『奴ら』に気づかれる可能性があります(シークレットダイス)
しかし、工廠には生存者が居るかもしれません
↓どうしますか?

96なので三人の『奴ら』に気づかれてしまいました

しかもファンブルで運の悪いことに提督たちと工廠の間に立ちふさがるようにして存在します

↓三人の艦娘を上げて下さい

瑞穂 秋津洲 コマンダン

1人ずつなら瑞穂

異常行動の艦娘は音に反応してるっぽい?

目の前に現れても音を出さなければ襲われない?

>>53ありがとうございます、では外します

>>58
ごめんなさい、またやってしまった……

一人ずつ、計三人です

一人目は瑞穂(低速・サイズ中)です

↓残りお願いします

それでは瑞穂、那智、夕立の三人で振り切るシーン……のはずでしたが>>59さん正解です

したがって、提督はその事実に気づくことができたとします

それでは現在いくつかの選択肢が存在します

一つは無理やり突破する

一つは迂回する

一つは気づいた通り、音を立てずに工廠へと向かう、です

他にも逃げる、ドックに駆け込むなどを選択しても良いでしょう
↓どう行動しますか?

提督「今の所、手掛かりになるようなものはあれだけだ。私は工廠に向かうのが良いと思う」

北上「あたしも賛成ってかそれっきゃないでしょ」

若葉「私もそう思う」

提督「だよな……じゃあ、アレを突破しないといけないわけだが……」

北上「うわ~、瑞穂、那智、夕立かぁ……あたし駆逐艦苦手なんだよね~」

若葉「しかし突破しなければどうにもならない。なら……!」

提督「……私に一つ考えがある。ここは私を信じてもらってもいいか?」

北上「いいよ」

若葉「もちろん」

提督「内容も聞かないのに即答か」

北上「そりゃ、信じてるからね」

若葉「ああ、右に同じ、だ」

提督「ありがとう。……それじゃあ、なるべく音をたてないように歩いてくれ」

北上「音?なんで?」

提督「あいつらは音に反応してるかもしれないんだ。……一番最初、北上が長門の目の前でヒラヒラ手を振った時、何も反応しなかった」

北上「そっか、榛名が大声で揺さぶったら……」

提督「そう、噛みついた」

北上「なるー。じゃあ、試す価値はありそうだね」

提督「じゃあ、いいか?」

若葉「提督が一番心配だ」

北上「図体でかいもんねー」

提督「ったく、こんな状況でも軽口叩けるお前らが頼もしいよ」



それでは忍び足判定です

体力から大10、中5、小0を引いて判定します

提督:71、若葉:71、北上:92

これより小さければ無音で工廠入り口にまでたどり着けたものとします

全員の体力が高すぎて失敗する気がしない……

では>>直下提督、>> 2つ下若葉 >> 3つ下北上で判定お願いします

音にだけ反応するなら


大きな音を出して異常行動の艦娘をひきつけてその間に他の所を探索

「音」以外の方法で生存艦娘に合図を送る(懐中電灯の光、煙を焚く、ドアの隙間からメモ翌用紙を入れる等)


色々できるな

残念ながら、若葉と北上は足音が気づかれてしまった

しかも北上は96、ファンブルであったので何かに躓き派手に音を立ててしまった

提督だけは工廠のドア前にたどり着けましたが、若葉と北上の前には『奴ら』が立ちふさがってしまいました

北上たちは現在ドックの入り口前に居ます。お互いを援護しつつ走り抜ければ1ターンで工廠入り口にたどり着けるでしょう

また、ファンブルしてしまった北上は2ターンかかるものとします

ルールはこうです

『奴ら』の組み付き判定が1ターンに計3回起きます

体力が50なため、そうやすやすとは組み付けないでしょうが、もし組み付かれてしまったら、振りほどかねばなりません

振りほどくにはこちらのルールで振りほどくことができます

・何かと対抗ロールする場合
例:30+(行う側の体力-受ける側の体力)=出た数字でコンマ判定

〇戦闘
 ・高速低速、および体のサイズ(大中小)でダメージと命中率にボーナス等発生します
 ・低速→高速:1点のダメージボーナスと、命中率-5%、力による対抗+5%、スピードによる対抗-5%
  (逆の場合はそれぞれ逆転します)
 ・大きさ、大→中:+1点のダメージボーナスと、命中率-5%、力による対抗+5%、スピードによる対抗-5%
      大→小:+2点のダメージボーナスと、命中率-10%、力による対抗+10%、スピードによる対抗-10%
      中→小:+1点のダメージボーナスと、命中率-5%。力による対抗+5%、スピードによる対抗-5%


提督:低速・大
若葉:高速・小
北上:高速・中

それでは1ターン目の判定三回誰に組み付くかを入れて判定してください

また、提督は何か援護する事ができるかもしれません(提督の持ち物:鎖)

直下瑞穂、2つ下那智、3つ下夕立、3人の判定が終了後、援護する場合は提督の行動を書いてください

それでは、瑞穂、那智は判定に失敗しましたが、夕立はクリティカルを出しましたので、北上、若葉両方の邪魔をしたという事にしましょう

若葉と北上のたどり着くターンがそれぞれ1ターン延びます。

また、若葉と北上二人に組み付いたことになります

さあ、このまま判定ロールに入ってもいいですが、提督の援護は行いますか?

↓提督の行動

鎖で援護

>>84
鎖をどのように使いますか?


提督「…………」

若葉「…………」

北上「…………」

提督(よし、たどり着いたぞ。他は……)

若葉「…………」

北上「…………」

提督(よし、いい感じだ、そのままそのまま)

若葉「……」パキッ

瑞穂「おぉあぁ?」

那智「ぐるぅ……」

夕立「おあおぉ……」

提督(くっそ、気付かれた……)

北上「あーしんど!」バタバタ

提督(北上ぃ!?)

北上「いやー、なかなかしんどいよねー忍び歩きってさー」

提督「な……」

北上「しずかに!ほら、早く行きなよ。アタシはほら、倉庫辺りまで逃げれば助かるかもしんないからさ」

若葉「そんなっ」

北上「ほら早く行って!」

夕立「あぁあぁぁああ!」

北上「くっそ!これだから駆逐艦は!」ガシッ

若葉「うわっ」ズリズリ

北上「このっ放せ!」ゲシッ

提督(二人が夕立に捕まってしまった!)

提督(くそ、どうする?こっち側で音を出せば……いや、そんなことしたら目的地のこの場所にたどり着くことじたいが出来なくなってしまう!どうする?どうすれば……)チャリ

提督(そういえば……鎖を持っていたな)

提督(奴らは音に反応する、なら……)

提督「二人とも静かに!」

提督「くら……え!」ひゅぅっ

那智「ぎっ!?」ジャラジャラ

瑞穂「ああぁぁぁ……」

提督「これで二人は……でも夕立はだめか、二人を掴んだままだ」

↓それではそれぞれの対抗ロールです。直下若葉(30+71-50=51以下が出れば脱出)、二つ下北上(30+97-50=77以下が出れば脱出)

北上「このっ!放せって!」ガスガス

若葉「……せっ」ゲシッ

夕立「あううぅぅっ」

提督「よしっ、これで……こっちだ、速く!」

――ガチャリ――

明石「早く!入ってください!」

提督「あ、明石!なんで?」

明石「これだけ音がしてたら気づきますって。そんなことよりもっ」

提督「す、すまん!」ばっ

北上「ありがとねっ」ダダダ…

若葉「恩に着る」タタタ…

明石「もう居ませんね?」

提督「ああ、早く締めてくれ!」

明石「はい!」ガチャン

夕立「ううう……」ガリガリ

提督「……助かったよ、明石」

北上「ほんとだよねー。いやー死ぬかと思った」

明石「どういたしましてって、まだ終わってないんですけどね……」

若葉「……すまない、北上。迷惑をかけた」

北上「え、なんのこと?あたしはただ単に忍び歩きするのが疲れただけだよ」

若葉「でも……」

北上「いやーこっちの我がままにつき合わせちゃってごめんねー」

若葉「そんな事……!」

提督「……若葉、北上はこういう奴だから、素直に甘えておけ」

北上「なんの事かさっぱりだねー」

若葉「……」

明石「……なんか三人いい雰囲気ですねー」

提督「共に修羅場を潜り抜けた仲間だからな」

北上「いえー」

若葉「…………礼を言う」

北上「…………」

提督「それで……明石は一人なのか?」

明石「いえ、私以外には……」

暁「司令官っ!!」タタタ…

提督「おわっ」

暁「私、怖かったの。怖かったんだからね!」ぎゅぅ

明石「暁ちゃんと二人だけです」

提督「そっか」

暁「ふぇぇっ」

提督「とりあえず、何があったか話してくれないか?」

明石「…………はい」

それではきりが良いところまで来たのでとりあえず今日は終わりです
付き合ってくださった皆様ありがとうございました
完結まで頑張るつもりですのでよろしくお願いいたします

知らない方の為にSANチェックをご説明いたします
最初にやらなかったのは私の不手際ですね、申し訳ありません

SANチェックとは、酷い光景やグロいものなどを見てしまい、精神的ダメージを受ける事を言います
まずショックを受けるかどうかの判定を行い、失敗したら指定されたダイスの値ぶん精神的ダメージを受けます
そしてダメージが大きすぎると、一時的に発狂したりします
発狂の内容はダイスで決めます(下記参照)
また、精神的ダメージを受けすぎると長期の一時的狂気(不定の狂気)に陥ります
こちらは長い時間発狂してしまいます
この内容もダイスで決めます

これらの発狂は、クトゥルフ神話TRPGにおいては『精神分析』というスキルである程度治療することができますが、このスレではスレでは基本的に行えません
ただし、ロールプレイや特定のアイテムなどで治療を行えるようにしています


〇短期の一時的狂気(1D10)
・5ポイント以上の正気度を一度に失い、かつ〈アイデア〉ロールに成功したときに発生する。

1 気絶あるいは金切声
2 パニックになって逃走
3 感情の噴出(大泣きや大笑いなど)
4 多弁症、一貫した会話の奔流
5 釘付けになるほどの恐怖
6 殺人癖、自殺癖
7 幻覚/妄想
8 周りの者の動作/発言を反復する
9 異常食
10 昏迷/緊張症

〇長期の一時的狂気(1D10)
・1ゲーム時間内に現在の正気度の20%を超える精神力を失ったときに発生する。

1 健忘症/昏迷/緊張症
2 激しい恐怖症(逃走可能)
3 幻覚
4 奇妙な性的嗜好(露出狂、奇形愛好症など)
5 フェティッシュ、異常な執着
6 制御不能のチック、震え、失語
7 心因性視覚障害、心因性難聴、四肢の機能障害
8 心因反応(支離滅裂、妄想、常軌を逸したふるまい、幻覚など)
9 一時的偏執症
10 強迫観念に取りつかれた行動


それでは今日もよろしくお願いいたします
なお、シナリオに仕掛けてある伏線などに気づいた方は、どんどん書き込んで下さって結構です
昨日の音に反応という部分を見抜かれた時は、早すぎィと思いましたよ正直……

明石「そうは言いましても、実は私はほとんど状況はよく分かっていないんです。……工廠に一人で籠って居たので……」

提督「ほう?」

明石「ですが、始まったと思われる時間帯は分かります。今日の深夜2時です」

提督「現在は19時だから、約17時間前か」

北上「随分正確に分かってるじゃん」

明石「ええ、その時間に放送がありましたから」

若葉「放送?」

明石「声から察するに、恐らく響ちゃんでした。異常事態が発生した。皆がおかしい行動をとり始めたから警戒しろ。決して近づいては駄目だ、と」

北上「……つまり発生源は寮って事になるの?」

明石「だと思います。その放送を聞いた後、私は急いで扉の鍵をかけ、ここを封鎖しました。それからしばらくして誰か来たみたいなんですが……」

提督「様子がおかしかった、と」

明石「はい、扉越しに声をかけても唸るだけで返事もせず……少し外に出た時に見かけたんですが、やはり明らかに変で……」

暁「うっ……ひっく……ひっく……」

提督「暁、大丈夫だ。もう私たちが居るからな」なでなで

暁「ぐすっ……しれいかぁん……」ぎゅむっ

若葉「外に出たと言ったな。その時に壁にSOSを書いたのか?」

明石「はい、こうすれば逃げ込んでくる娘も居るかと思いまして」

提督「いい判断だった、お陰で助かった」

明石「まあ、提督たちが始めてのお客さんなんですけどね」

提督「……そうか……」

明石「ところで提督、つかぬ事をうかがうんですが……」

提督「なんだ?」

明石「食べるもの、持ってませんか?丸一日何も食べて居ないんで、お腹空いちゃって……」

提督「あ~……すまん、何もない」

明石「うわぁ~……お腹空いたよぉ~」

暁「わ、私はレディだから平気だものっ」ぐー

提督「……体はそうは言ってないみたいだな」

暁「//////」

北上「てーとく~、今の発言おっさん臭いよ~」

提督「ん……?ご、誤解だ!!そんな意図はまったくない!」

暁「?」

若葉「?」

明石「とか言って、ここに入って来た時からずっと暁ちゃんをだっこしてるじゃないですか」

提督「こ、これは暁がだな……」

暁「あ、暁はレディだから大丈夫だし!し、司令官こそ何言ってるの!?」カタカタ

提督「……そう、だな。うん、私がだっこしたいからしている、うん、悪いか」

明石「……そう言う事に……」

北上「しておこっかねー」

若葉「……なあ、先ほどの意図が分からない。誰か説明してくれ」

提督「…………」

北上「……提督」

提督「……お前が最初に言い出したんだろ」

北上「女の子の口から説明させるとか、セクハラだよセクハラ」

提督「口火をきったのはお前だろうが。自分の尻くらい自分で拭け」

北上「あー、女の子に尻だなんて、セクハラだー」

若葉「……聞いてはならない事だったのか?」

明石「う~ん……もうちょっと大人になったら分かるわよ」

若葉「むう……分からない私は子供だという事か」

暁「あ、暁は知ってるもん!レディだから!」

若葉「なら教えて欲しい、どういう意味なのだ?」

暁「そ、それは……」

若葉「…………」ワクワク

暁「え~っと……」

若葉「…………」キラキラ

暁「その……えっと……」

提督「ほら、それよりもこれからどうするかを決めないか?」

北上「そだね~。助けられるひとは助けないと。響だってまだ無事かもしんないでしょ?」

提督「そうだな、しかし我々の様に食事が出来ない状態にあるかもしれない。そうなったら自体は悪化する一方だ」

明石「ですが……そろそろ暗くなってきます。こんな状態で襲われたらひとたまりもありませんよ?」

提督「そうだな……」

↓どうしますか?動く場合はいくつかのチームに分かれる事も可能です

申し訳ありません、これが工廠のマップです
判断材料にしてください
↓ではどうしますか?

ドックへと向かおうとしたあなた達は明石に止められるでしょう
そちらには何人もの『奴ら』が居ると
↓どうしますか?


提督「装備保管庫はどうなっているんだ?」

明石「少しですが、物音がしていました。おそらく遠征帰りの娘が数人いるのではないかと思います」

提督「それで……」

明石「ダメだと思います。話しかけても返事はありませんでした」

提督「そうか……」

提督「それで、ドックの方はどうなっているんだ?」

明石「お風呂ですか?それは分かりませんね。一応、大浴槽の方はもう使えなかったと思いますが、個人用の方は使えたんじゃないでしょうか」

提督「と、言う事は誰かが居る可能性もあるわけだな」

明石「え、ええ……」

提督「ふむ、ならば一応確認せねばなるまい。いや、これは人助けの為なのだ。ああ、だから是が非でも行かねば、うむ」

明石「…………」じとー

北上「…………」じとー

若葉「…………」じとー

暁「…………」じとー

提督「な、何かね諸君。わ、私はだなあ、パンツが落ちてないかとか裸の娘が居るんじゃないかとかそんな事はまったく考えていないぞ!」

北上「語るに落ちてんじゃん」

明石「提督には修理が必要です。ちょっとこのバールの様なモノで頭を殴ったら治るとおもうんですけど」

若葉「提督、状況を考えるべきだ」

暁「サイテー……」

提督「ぐはっ」

↓どうしますか?なお、きょうの探索は一旦終わりにして休憩するとして、みんなが寝静まった後なら提督だけでこっそり行ける事にします(どうしても行きたい方へ)

提督「……まあ、とりあえずもうすぐ暗くなる。今日の所はもう休もう」

明石「……お腹空いたなぁ……」

北上「あたしも朝食べたっきりだからなぁ……どっかに食べるものないの?」

明石「酒保に行けばあるんですけどね~」

北上「……遠いね~……」

明石「……もっと近いところ……そういえば何番目かの倉庫に戦闘糧食がありましたよね」

提督「……そこは鍵がかかってて、しかも中には『奴ら』が居たな」

明石「ならダメかぁ……残念」

提督「空きっ腹抱えて寝るしかないな。全ては明るくなってからだ」

北上「あ~う~」


空腹のまま就寝したため、若葉以外は1D3体力が減ります。若葉は我慢強いため減りませんでした

安価判定直下提督、2つ下北上、3つ下明石、4つ下暁

もしかしてルルブ読んでないの?
読んでたら忘れる訳ないよねアイデアロール

GMやるのにルール把握してないとかおかしくない?

>>128

〇短期の一時的狂気(1D10)
・5ポイント以上の正気度を一度に失い、かつ〈アイデア〉ロールに成功したときに発生する。
115を読み直していただければ幸いです

提督:体力81→78

北上:体力97→96

明石:体力31→28 精神力99

暁:体力50→47 精神力80

それでは深夜、提督は行動を開始します

まずは抱き着いたまま寝込んでいる暁の腕をそっと剥がし、ドアから出ていきます

↓体力以下のコンマが出れば成功、失敗すれば提督の野望は潰えてしまうでしょう


提督「……」むくっ

提督「寝ている……な?」

北上「すーすー……」

若葉「くー……」

明石「ん~~……」

暁「うにゅ~……」

提督「漢にはやらねばならない事があるのだ、分かってくれ……」そっ

提督「……いざ、遥かなるイスカンダルへ!」こそこそ



提督「よし、見つからずにドック入口まで来たぞ。……ぬ、トイレか……女子トイレか……。女子トイレ……むう……」

↓脱衣所(イスカンダル)へと向かう?女子トイレ(遠き理想郷)を確認してみる?

提督「いや、まずは脱衣所が優先だ!急げ急げ!」

↓目星を振ってください。体力78以下で成功したら誰かのパンツを見つけるでしょう。

誰の下着?

提督「さってーさってー?誰か居ませんか~?っと居ないか……ん?これは……」

提督「…………これは…………おパンツではあ~りませんか……」

提督「ペロッ……これは陸奥か」

提督「ふむ、陸奥に届けてやらねばならんな。風邪をひいてもらっては困る、うん」ごそごそ

※提督は陸奥のパンツを手に入れた


提督「よし、ではアヴァロン(女子トイレ)を確認しよう!しなければならない!ここに震えて待っている娘が居るかもしれんのだ!」

提督「……失礼しま~す……誰か居ませんか~……」

提督「…………ちっ、誰も居ないか……」

提督「まあ仕方ない、少し用を足しておくか」

※すみません、急な事でイベントCGを用意できませんでした。伏してお詫びしますので許してください、何でもしますから

なお、むさい男のトイレ姿を想像してしまった皆様は成功で10/失敗で1D100のSANチェックです

下着の効果で提督の精神が1D3回復します(回復前47)

↓また、同時にアイデアロールを行います。成功すれば『とあること』に思い至る事が出来るでしょう

提督「さて、空が白んできて奇襲を受ける可能性は無くなったわけだが、どうするべきかみんなと相談したい」

北上「うう……朝五時でもいつも通り目が覚めてしまうこの体が憎い……」

明石「朝ごはん欲しい……」

暁「く~むにゃむにゃ……もう食べられないよぉ……えへへ」

若葉「おはよう」

提督「ああ、おはよう。若葉は体調が悪いとかないか?」

若葉「大丈夫だ、問題ない」

提督「よし、頼りにしているぞ」

提督「それでは今の状況を整理しよう。今この鎮守府に居るほとんどの艦娘は異常行動を起こしている。我々はこの問題をどう対処すればいい?」

明石「……単純に私たちが助かるのであれば、このまま逃げるのが一番だと思います。そして外部の人間と連絡を取り、別の鎮守府から戦力を借りて制圧する」

提督「…………却下だ」

明石「何故です?それが一番確実で……」

北上「時間が無いんだよ」

明石「?」

提督「……という事は明石はあの夢を見ていないのか」

明石「夢……ですか?」

若葉「思い出したくもない、あんなこと……」

明石「何が……あったんですか?」

提督「……三人が同時に同じ夢を見たんだよ。真っ赤に染まる鎮守府をな」

北上「なんでかは分かんないけどさ、あれ、このままだと確実に起こる未来なんだよね」

明石「そんな……たかが夢です、そんな事」

若葉「ある。絶対だ」

提督「うん、理由は分からないが、あれは現実に起こりうることだと確信できる……しかも、残された時間はあと1、2日と言ったところだと思う。違う鎮守府に戦力を借りていたら、確実に間に合わないだろう」

北上「まあ、私たちの命は助かるだろうけどねー」

若葉「そんな選択肢はあり得ない」

提督「だな」

明石「そうですか……」

提督「というわけで、何か少しでも解決の糸口が欲しい。何か思いつくことがあったら言ってくれ」

北上「とりあえず、寮に響が隠れてるかもしれないんだよね?」

提督「そうだったな。じゃあ、寮に探しに行くか?しかし寮には沢山『奴ら』が居そうだが……」

明石「……日誌を見る、というのはどうでしょう」

提督「なるほど、私が居ない一週間の事が記録されているはずだな。という事は執務室か?」

明石「もしくは秘書室でしょう」

若葉「アレを治す事はできないか?」

提督「…………」

明石「…………」

若葉「なんだ?」

提督「治す、そうか、治すという手段もあるか」

明石「とは言っても、原因が分からないんじゃ手の打ちようも……って言ってる状況じゃないんでしたね」

提督「ああ」

明石「なら、私が調べてみます」

提督「調べるって……どうやってだ?」

明石「うっ……何かしら資料があれば……」

提督「となると、結局は寮に行かないといけないか……」


全体図

寮1F

寮2F


見えづらいですが、寮は四方にドア(非常口)が存在します

また、正面の入り口横の警備室には警備員用の盾と警棒そしてボディーアーマー(装甲値3)があるでしょう

1F階段には小さいですが物置が設置されています

何も書かれていない部屋は、基本的に艦娘用の私室となっています


作戦タイムです

提督たちは作戦を考えています。作戦には工廠にありそうなものを装備していく事も可能です>>70さんのような意見も効果的かと思われます

↓2つまで


持っていそうなものは、常識の範囲内なら持っていて構いません(銃などは持っていません。ただし、弾薬庫には……)
携帯、メモ帳、財布は持っているものとします
ただし、携帯は圏外になっています

鎖は投げつけたので持っていませんが、工廠ですから鎖・ワイヤー・ロープの類はあるでしょう
また、工廠にはバールやスパナなどの工具があるでしょう。しかし、重くて複数装備することはできません

それではその事を踏まえた上で↓2つに作戦をどうぞ

提督「まずは寮に行くことだ、しかしそのためには大量の『奴ら』を突破しなくてはならん。どうする?」

北上「ここは工廠だよね、なんか使えるものとかないの?」

明石「一応……武器になりそうなものと言えば……スパナやバール、レンチとかですかね」

提督「う~ん、あまり戦うのは得策だと思えないな。ほら、一人に攻撃している内に他のに組み付かれたら終わりだろ?」

若葉「……私は感情的な面から攻撃はしたくない」

北上「……まあ、そうだよねー……」

提督「それに解決したとしても貴重な戦力が居なくなれば、深海棲艦との闘いに敗北は必至だろう。……完全に治療できれば、異変が起きて間もない今なら……もみ消すことも可能だろうな」にやり

北上「うっわー悪い顔」

提督「なあに、そのためのコネ作りパーティーだ。嫌々行ったんだ、せいぜい活用させてもらおう」

明石「わーたのもしー(棒)」

若葉「……なあ、これなんてどうだ?」

提督「オイル……か?」

若葉「これをぶちまければ、あいつ等は滑ってまともに歩けなくなるんじゃないか?」

提督「なるほど、案外いい手かもしれんな廊下に巻けば、相当な足止めが出来そうだ」

明石「ただ、重くありませんか?」

若葉「問題ない」よろっ

提督「私が持とう」

若葉「む、大丈夫だぞ」

提督「確かに持てるだろうが、明らかに速度が落ちている。両手も塞がるしな」

若葉「それは……」

提督「それにこの中で一番身軽なのは若葉だ。その若葉の速度を殺すような事はしたくない」

若葉「……!了解した。では私が提督を守ろう」

提督「信頼してるぞ」

北上「ねえ、提督。携帯持ってる?」

提督「ん?ああ、持ってるな」

明石「私も資材や商品の搬入等のために持っていますね」

若葉「私は駆逐艦だから持たせてもらえなかった……」

提督「……もっと大きくなってからな」

若葉「むう」

提督「……ただ、圏外になっているな」

北上「あたしは持ってないからよく分からないんだけどさ、それ、アラーム機能とかないの?」

提督「……なるほど、それを使えばおびき寄せられるかもしれないという事か」

北上「あったりー」

明石「では北上さんには私の携帯を」

北上「え、いいの?」

明石「私、二台持ちなんですよ」

北上「さんきゅー」

提督「これを使えば気をそらしたりできそうだな」

明石「合計で三台ですから使いどころに気を付けないといけませんね」

提督「さて、一番重要な事を決めなくてはならん」

北上「私たちがどう動くか、だね」

提督「そう、目的だ」

提督「選択肢は三つだ。一つ、日誌を取りに行く」

提督「これは執務室という非常階段近くの部屋に行く以上、もっとも安全かつ確実にできる行動だろう。そして何らかの情報が手に入る公算も高い」

提督「ただし、欲しい情報が確実に手に入るわけではないと思う」

提督「二つ目は治療法を探すために資料室などで情報収集を行う事だ。これも南東の非常階段を使えば比較的安全にたどり着くことが出来るだろう。しかし、確実に治療できる方法が見つかるとは限らないというのが……」

明石「見つけてみせますよ、絶対」

提督「……では見つけることが出来るだろう。しかし、根本的な解決ができるとは限らないという事が問題だ」

若葉「この事件を起こした黒幕が誰かが重要という訳だな」

提督「もしくは何か、だな。根本的に解決されなければ再び起こるとも限らんからな」

提督「そして三つ目。響を見つける。響は全体に警告を流した以上、かなり初期の段階でこの異常に気付いただろう。つまり、もっとも正解に近い情報を持っているのではないかと思う」

提督「ただし、捜索は非常に困難だろう。『奴ら』だらけの寮の中を探すんだから、相当にリスキーだ」

北上「最悪、響も奴らの仲間入りしてるかもしれないしね~」

提督「考えたくはないがな……」

提督「という事だ。我々が何を目的に動くかを決めなければならないだろう」

北上「全部ってのは?」

提督「確実に人数が足りないだろうな。そうなるとどれかが失敗してしまう可能性が高い」

北上「む~……」

↓何を目的に行動しますか?


北上「どうしよっか……」ぐー

提督「…………」ぐー

明石「…………」ぐー

若葉「…………」ぐー

暁「むにゃむにゃ……もうこれ以上入りきらないよ……」

北上「でもお腹空いたねー……」

提督「ま、まあそうだな」

明石「……酒保に行けばあると思うんですけどね」

若葉「食堂にいけば材料の類はあるだろうな」

提督「しかし時間がないと思うが……」

北上「う~ん、でも腹が減っては戦は出来ぬとも言うよ」

提督「ま、まあそうか……」

明石「少し遠回りになりますが、酒保を回って行けば、時間の無駄は少ないんじゃないでしょうか?」

若葉「私は大丈夫だ」

提督「……仕方ない、赤疲労解消の為にも酒保に寄ってから向かおう」

明石「やたっ、じゃあ早速行きましょう!」

提督「待て、暁はどうする?」

北上「ここは安全なんだし、そのまま寝かせとけば」

提督「いやしかし、起きてすぐ居なかったら怖がるんじゃないのか?」

明石「……ならメモ書きなど残されてはどうでしょう」

提督「……そうするか。では急ごう」


食堂・酒保


↓それでは移動のための遭遇ダイスです

遭遇は一体です
↓艦娘の名前を上げて下さい

明石「…………」ざりっ

明石「あっ」

神通「ううぅっ」

明石「ご、ご、ごめんなさい~」

提督「静かに!まだ一人にしか気づかれてはいないんだ。まだチャンスはある」

提督「どうする……明石は足が遅い。まず逃げ切れないだろうが……」

(明石の対抗ロールは、30+27-50-5=2のため、2以下が出なければ逃げ切る事はできません)

↓どうしますか?


提督「明石、静かにして居ろ……」ひゅんっ

――からんからん――

神通「うあ……?」

提督「今だ!」

明石「ひぇぇぇっ」



北上「いやー危なかったー」

若葉「神通は追ってきていないようだな」

明石「ありがとうございますぅ提督」

提督「まあ無事酒保にたどり着くことが出来たんだ。さあ、飯だ飯」

若葉「待って」

提督「ん?どうした」

若葉「中に誰かいる……」

提督「『奴ら』か?」

若葉「それは……分からない」

提督「人数は分かるか?」

若葉「……三人くらいだと思う」

提督「なら、全員で組み付けば押さえつけられるんじゃないか?」

北上「シビアだと思うけどね~。ま、組み付ければ後は明石が一人ずつ縛って行けば確保できると思う」

提督「ならそうしよう。悪いが明石は外で待機していてくれるか?」

明石「ううっ怖いですが足手まといになりそうなんで待機します……」

↓静かに店内に入れたかどうかの判定です


提督「…………」すっ

北上「…………」くいっ

若葉「…………」こくり

提督「…………」せーの…

北上「せっ!」

提督「よーし、捕まえたぞ、入ってきてくれ、明石」

明石「は、はい」

若葉「は、早く……逃げられそう」

明石「待っててください、今すぐ縛りますから」

北上「ふっふ~ん、このスーパー北上さまは余裕なのだ」

提督「頼もしいな、さすが北上」

北上「もっと褒めてくれてもいいのよ」

明石「わっ……と、あぶな……っと」




明石「ふう、これで大丈夫ですかね」

提督「とりあえずは大丈夫そうだな……奥の倉庫までと考えると分からんが、とりあえずは棚に並んでるものを食えば十分だろ」

若葉「むぐむぐ」パリパリ

明石「あっ、あとで提督に請求しときますからね」

提督「商魂たくましいな……まあ構わんが」

―――――オオォォォォォォッ

北上「っ……何?」

若葉「泣き声……?」

明石「中央からでしょうか?」


↓どうしますか?行ってみるのならば食事を諦めざるを得ません。食事を続けるのなら全員が1D3体力回復します

提督「とりあえず様子を見に行ってみるか?」

北上「ふぉっふぉまっへ」むぐむぐ

若葉「んぐっ……ぐっ」

明石「ああ、若葉さん落ち着いて」

若葉「ゲフッゲフッ……すまない」

提督「大丈夫か?」

若葉「ああ……」

――――オオォォォォォっ


二度目の泣き声と共に探索者たちは気づくことでしょう

どうしようもないプレッシャーの塊が、空から迫ってくることを

恐怖を感じる間もなく、別れを告げる間もなく、その鎮守府は地図から姿を消すことでしょう……



BAD END

え~、まあ、お気付きの方もいらっしゃると思いますが、探索等に時間をかけすぎた事によるバッドエンドです

実は、最後の作戦考えている時点で時間は切れていましたが、とある条件を満たしているという事でアディショナルタイムを設けました

しかし、更に食糧確保に時間をかけたため、完全に時間切れとなってしまいました

これにて終了でございます、ありがとうございました

少し解説をしますと、実は明石のセリフにおかしい所がありました

「一人で工廠に籠っていた」上に「提督たちがはじめてのお客さん」です

では暁はどこから来たのでしょう

リアルで気づくのが良いのですが、難しいと思うので、寝る前の提督のアイデアロールで(内容までは分かりませんが)明石のセリフにおかしい所に気づくことができます

それらの情報に気づく、または、提督と暁が一緒に居る事で制限時間は延びます

制限時間の設定は、24時間です

提督たちが帰ってきた時点で残り12時間

条件をクリアするごとに伸びていき、最大36時間となります

なお、この事件の黒幕は暁できっかけは長門の渡した妙法蟲聲經による不定の狂気になります

したがって、暁の不定の狂気を治すことでクリアとなります

いわゆる『奴ら』の設定ですが、ブードゥーにおける正式なゾンビをモデルにしています

したがって、死体などではなく、魂を抜かれた死なない人間です

人間の魂を抜き、ツボなどに封じてゾンビを作るのですが、今回抜いた魂を保管しているものは艤装となります

当人の艤装を装着させることができれば復活することが可能でした

それでは楽しい時間をありがとうございました。

ありがとうございます

ハッピーエンドルートは、SS形式で書いて投降しようかと思います

それでは本当に失礼します

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