前に放置してしまったので
多少前と違う部分があります
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マルス「やあロイ。久しぶりだね」
ロイ「マルス王子。お久しぶりです」
マルス「君とはDX以来かな?スマブラで再会できて良かったよ」
ロイ「はい!それより今日は何か用があったんじゃ?」
マルス「うん。実はアイクのことなんだけどね。彼に子孫がいるのは知ってるよね?」
ロイ「はい。覚醒が発売されるまでペアエンドが男しかいないせいで御姉様が興奮されてましたね」
マルス「うん。でも相手が誰だかわかってないんだ。候補が沢山いるのに」
ロイ「朴念仁ってレベルじゃないですよね・・」
マルス「そこでだ。バヌトゥに初登場の女キャラとキスをする加護をかけてもらう。きっかけがあれば正史通りアイクは誰かとくっつくはずだよ」
ロイ「そんなことできるんですか?」
マルス「チキの洗脳を解いたこともあるし、このくらい屁でもないって言ってたよ」
ロイ「大丈夫かなぁ・・・」
マルス「さあバヌトゥ。アイクに加護を与えてやってくれ」
アイク「・・・!?」
グレイル「ぬぅん!」
アイク「ぐぅ・・・!?」
グレイル「どうしたアイク。もう終わりか?」
アイク「まだだ・・!まだやれる!」
ロイ「加護は成功したのでしょうか・・・?」
マルス「心配ないよ。バヌトゥの術は完璧さ。」
ロイ「一番最初に出てくる女性キャラ・・・だれでしょうか?」
ミスト「お父さーん!お兄ちゃーん!」
グレイル「おお。ミスト」
アイク「はぁ!」
グレイル「ふん!」
アイク「・・・!」カン!
グレイル「ほう、今のを防ぐとは中々やるな。これならどうだ!」ブン!
アイク「うお!?」
ミスト「きゃあ!」ズサァァ
グレイル「いかん!ミストがいるほうに・・・大丈夫か二人とも?」
ミスト「ぷはっ!////な、なんでもないよお父さん!私は平気!」
グレイル「よかった。アイクは・・・気絶したか。あっちの水辺で休ませてやれ」
ミスト「う、うん!///」
グレイル「・・・ミスト。顔が赤いな。熱でもあるのか?」
ミスト「ね、熱なんてないよ!///早くお兄ちゃんを運ばなきゃ!」
ミスト「////(もー!あたしったらどうしちゃったんだろ・・・。お兄ちゃんと・・キ、キスしちゃったからってこんなドキドキするなんて・・・。)」
グレイル「?」
ロイ「・・・マルス王子。まさか妹も対象なんですか?」
マルス「ああ、どうしても彼には子を生してもらわなければならない。やれることは全部やらないと!」
マルス「やっぱり術は成功していた。アイクは確実に加護を受けている!」
ロイ「大丈夫なのかなぁ・・・」
ミスト「(お兄ちゃん大丈夫かな。・・・お兄ちゃんは私とキスしたこと覚えてるかな?もしそうだったら・・・///)」
ミスト「~♪」
ロイ「ミストちゃん、まんざらでもなさそうですね・・・」
マルス「いい傾向だよ。原作ではフラグすら建たずにいる女性でもアイクとくっつく可能性はかなり高いよ」
ロイ「だからって妹は・・・」
マルス「なにを今さら。ファイアーエムブレムには日常茶飯事じゃないか」
ロイ「うぐ・・・」
~♪
・・・母さん?
アイク「ミスト、その歌・・・」
ミスト「きゃ!き、気がついたのお兄ちゃん!?」
グレイル「気がついたようだな。続きをやるか、構えろアイク」
ミスト「まだやるの!?でもお兄ちゃんは・・・」
アイク「大丈夫だ。せめて親父から一本取るまではやめられない」
グレイル「いい覚悟だ。だが今のままでは何度やっても同じだぞ」
ボーレ「お、やってるやってる」
ミスト「ボーレ。どうしたの?」
ボーレ「どうしたもなにも。お前が団長達を呼んで出てったきり帰ってこなかったからよ」
ミスト「あ、そっか。ごめんごめん」
ボーレ「ま、団長にボコボコにされてるアイクを笑いに来たつもりだったが・・・案外元気そうじゃねえか」
アイク「悪かったな」
グレイル「ちょうどいいところにきた。腕の近い者同士、アイクと手合わせしてくれ」
ボーレ「俺がですか?腕が近いってのが気にくわねーけど相手してやるぜ!」
アイク「わかった。ボーレ、よろしく頼む」
ミスト「やったぁ~!お兄ちゃん!」
ボーレ「や、やるじゃねえか・・」
ミスト「ボーレかっこわるーい」
ボーレ「るせえ!」
グレイル「さあ、次はおれが相手だ」
アイク「のぞむところだ!」
グレイル「と、その前に・・・ミスト!」
ミスト「はーい。お兄ちゃん傷薬」
アイク「ああ、すまんミスト。恩に着る」ピト
ミスト「!///」ドキッ!
アイク「ど、どうしたミスト」
ミスト「う、ううん!なんでもないよ!///」
ミスト「(やっぱり私、なんか変だ・・・。さっきはお兄ちゃんとあんなことやこんなことする妄想してたし・・・///)」モヤモヤ
ボーレ「?」
マルス「どうやら原作のアイクよりフラグ建設率は上がってるようだね。手が触れただけであの有様だ」
ロイ「アイクもグレイル殿に勝ったようですね」
アイク「・・・親父、本気じゃなっかただろう?」
グレイル「それに気づけるようになったなら、少しは成長したということだ」
ボーレ「そうそう、俺も本気じゃなかったから・・・」
ミスト「ボーレのは、ウソ」
ボーレ「ちぇっ」
アイク「・・・ということは俺を一人前と認めてくれたんだな?」
グレイル「仕事のに出る話か?」
アイク「ボーレだって戦場に出てるんだ。いい加減見習いも卒業したい」
グレイル「そうだな・・・まぁ、いいだろう。明日から傭兵団に参加しろ」
アイク「本当か!?」
グレイル「ああ。ただし、無理だと思ったらすぐに見習いに逆戻りさせるからな。せいぜい頑張れよ」
アイク「大丈夫だ。すぐ・・・追いついて見せる」
ティアマト「おはようアイク。今日からあなたも私たちの仲間入りね」
アイク「ああ。よろしく頼む」
グレイル「おそいぞ。他のやつはとっくに準備を始めている」
アイク「すまない。次から気をつける。それで次の任務のことなんだが・・・」
グレイル「ティアマトの報告が途中だ。向こうで待ってろ」
アイク「わかった・・・・うおっ!?」ズコー
ティアマト「えっ!?」ズテーン
ティアマト「・・・・アイク。こんなおばさんからかっても何の得にもならないわよ」
アイク「その・・・すまん」
グレイル「はっはっはっ!お前もそういうのに興味が出てくる年頃か」
ティアマト「もう!そんなこと言ってる場合!?」
グレイル「冗談はここまでにして・・・そこで待ってろ、アイク」
アイク「ああ・・・」
ロイ「なんかフラグが建ちそうにないですね」
マルス「うーん・・・。いくら無差別キスをしようが動じない女性キャラもいるみたいだね」
マルス「個人的にはシチュエーションがダメな気がするな。無意識でいいからアイクからキスするようじゃないと」
ロイ「確かにそうかもしれませんね。今のところアクシデントばっかでしかキスしてないですし」
マルス「ロイも乗り気になってきたね」
ロイ「そんなことないです!ただ、この先登場する女性キャラだったら問題ないと思っただけですよ」
マルス「ともかくバヌトゥに加護を強化してもらわないとね」
なんだかんだで三章
シノン「海賊退治なんざ俺にとっちゃ朝飯前だ。さっさとすませちまおうぜ」
ガトリー「副長!また例のやつですかね」
アイク「例のやつ?」
ガトリー「おれが体はって梯子をふさいでる間にシノンさんが後ろから攻撃して数を減らすんだ」
アイク「俺はどうすればいい?」
ティアマト「とりあえず私と一緒にシノンとガトリーのサポートね」
アイク「わかった」
マーシャ「わ、私をだましたのね!?」
ヒブッティ「人聞きが悪ぃなぁ?」
手下「そうっすね。俺達、正直者っすからね」
マーシャ「兄さんの居場所を知ってるって言うからここまできたのに・・・ひどい・・・!」
海賊「酷いのはどっちだよ!テメーの兄貴は博打で負けたんだ!足りねえ分をどうしてくれるってんだぁ!?」
ヒブッティ「カッカするなって兄弟。妹がその分払ってくれるみてーだしな?」
マーシャ「ケ・・・、ケダモノ!」
アイク「おおおおっっ!?」
シノン「な、なんだよ・・・急に叫びやがって」
アイク「??? いや・・・なんでもないんだ」
シノン「足引っ張るのだけはよせよ」
アイク「(そういえば親父と訓練してた時も・・・同じ感覚があった気がしたが・・・)」
マーシャ「や、やめて!このっ!」
海賊「へへへ、可愛がりのある姉ちゃんだぜ」
マーシャ「(あたし・・・もうダメなのかなぁ・・・)」ポロポロ
海賊2「あーあ、泣かしちゃって。馬鹿なやつだ」
アイク「そいつを放せ!」
海賊「な!傭兵か!?あの人数をどうやって・・・ぐあっ!」
アイク「ふん!」
海賊「ごあっ!?」
アイク「おい!大丈夫か!?」
マーシャ「・・・・ぁ・・・・」
アイク「しっかりしろ!」
ガトリー「おいアイク!女の子が捕まってるからって抜け駆けは・・・」
ガトリー「」
ティアマト「どうしたのガトリー?それよりアイ・・・!」
マーシャ「(なんか頭の中がハッキリしてきたような・・・)」
マーシャ「(それより唇が・・・口が塞がっててうまく息が・・・口が塞がってる?私、キスしてる・・?)」
アイク「!気がついたか!?」
マーシャ「はい・・・って、ええええええええええええええええええええええええええええええ!!!??//////」
ティアマト「・・・誰だって驚くでしょうね」
マーシャ「あなたは・・・?」
アイク「アイク。町の人間から依頼されて海賊を討伐しに来た傭兵だ」
マーシャ「・・・私を・・・助けてくれるんですか?」
アイク「当たり前だ。途中で天馬を保護したがあんたの天馬だったのか?」
マーシャ「!あの子は無事なんですね!よかった・・・って!そうじゃなくて!さっき私に何したんですか!?///」
アイク「・・・あんたは逃げろ」
マーシャ「ちょ、ちょっと待ってください!何か誤魔化してませんか!?」
ガトリー「とぼけんじゃねぇアイク!そんなカワイ子ちゃんの唇奪いやがって!」
マーシャ「ああああああああああああああやっぱりいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!////」
アイク「その・・・済まなかった。あんたを助けるのに夢中で・・・俺が出来る範囲内なら何でもするつもりだ」
マーシャ「(この人、私のために戦ってくれたんだ・・・///)」ポー
マーシャ「その・・・私を助けてくれたことは変わらないですし、命の恩人です。ありがとうございました。アイクさんの言ってることなんですけど・・・。もし私が困ってたら絶対に助けに来てくださいね!」
アイク「そう言われてもな・・・」
マーシャ「何でもするんじゃなかったんですか?」ジトー
アイク「・・・わかった。俺が出来る範囲内でだったらな」
シノン「海賊なら俺がとっくに全滅させたぜ」
ティアマト「たすかったわシノン。それよりアイクはあの天馬騎士の子とはどうなったの?」
アイク「許してもらえたみたいだ・・・」
ガトリー「なんで許してもらってんだよ!なんであの状況から和解できたんだよ!?俺にその極意を教えてくれ、アイク!」
アイク「知らん。いつの間にかこうなってただけだ」
マルス「この調子だね。こうやって候補を増やそう」
ロイ「加護の力はすごいですね!」
マルス「こうすればいくらあのアイクでも女性を意識するだろうしね。しばらくはこの状態で様子を見よう」
ロイ「今のところはミストちゃんとマーシャさんですね」
マルス「しかし、あの場面から助けたのに支援会話の一つや二つあってもよかったんじゃないかなぁ」
ロイ「まぁ、近年のマイユニではないんですし拠点会話があるだけマシですよ」
ミスト「お帰りお兄ちゃん!怪我はない?」
アイク「ああ」
シノン「ひとりだけいい思いしてたよなぁ、アイク?」
アイク「シノン!」
シノン「ガキのくせに・・・。おかげでガトリーのヤケ酒に付き合わされるおれの身にもなれってんだ」
ミスト「お兄ちゃんがどうかしたの?」
シノン「さあな。それよりセネリオが帰ってくるらしいじゃねえか」
アイク「セネリオが?予定より随分早いんだな」
ミスト「・・・ねえ、お兄ちゃん。なにかあったんじゃないの?」
アイク「別に。何もなかったさ」
ミスト「・・・変なお兄ちゃん」
セネリオ「ただいま戻りました。じつは・・・」カクカクシカジカ
アイク「クリミアとデインが戦争・・・。親父、どうするんだ?」
グレイル「そうだな・・・」カクカクシカジカ
グレイル「王都メリオルに一度偵察に行った方がいいかもな。アイク、ここはお前に任せる」
グレイル「俺は少し出かける。ティアマト、アイクの補佐を頼む」
ティアマト「了解しました」
アイク「・・・」
ミスト「お兄ちゃん!ちょっと待って」
アイク「どうしたミスト?」
ミスト「お父さんがこれを持っていけって」つリガルソード
アイク「いい剣だな」
ミスト「お下がりじゃない剣なんて初めてじゃない?よかったね!」
アイク「ああ」
ミスト「気をつけてね!あっお土産も忘れないでね!」
アイク「たくっ、遊びに行くってわけじゃないんだぞ」
ミスト「もう一つ忘れてた。お兄ちゃん」
アイク「今度はなん・・・!」チュ
ミスト「えへへ、さっきガトリーさんから聞いちゃった・・・。見ず知らずの女の人にキスできるなら妹の私にもしないとね?まぁ、今のは私からしたけど」
ミスト「じゃ、今度こそ気をつけてね!」
アイク「ミスト!・・・あいつ、何を考えているんだ?」
マルス「なんかちょっと怖かったねぇ、ミストちゃん」
ロイ「あれ、いい傾向じゃないんですか?」
マルス「いや、いい傾向なのは間違いないんだけれども。アイクの鈍さが原因で歪む可能性が・・・」
ロイ「そればっかりは・・・僕たちはきっかけしか作れないんだし、温かく見守ることが大切ですよ」
なんだかんだで4章クリア
ガトリー「しっかし、デイン兵をやっちまったのはまずいかもな・・・ん?シノンさん何やってんすか?」
シノン「こいつらいい武器持ってるぜ。死人にはもったいねえだろ?」
アイク「おいシノン!」
セネリオ「いいかげんにしてください!そんなくだらないことをしている時間はありません!」
シノン「くだらないことって、てめえ・・・」
ティアマト「やめなさい!仲間同士で揉めてる場合?」
マルス「縛りプレイをしてる時、ここで武器を拾えたらと何度思ったことか・・・」
ロイ「武器屋がつかえるの、まだ先ですからね」
キルロイ「アイク、今、そこの茂みで何かが動いたみたいだ!」
アイク「負傷兵か?行ってみよう」
キルロイ「!・・・女の人が・・・」
セネリオ「放っておきましょう。余計な事に巻き込まれるかもしれない」
エリンシア「・・・う・・・・・」
キルロイ「よかった。気絶してるだけみたいだ」
アイク「よし、連れてかえって手当しよう」
キルロイ「僕も運ぶのてつだ・・・あ、キスしてる」
セネリオ「・・・アイク?何をしているのですか」
アイク「ち、違う!おれはわざとやったわけじゃ・・・」
セネリオ「彼女が気絶しているから良かったものの・・・」
アイク「・・・(何故だ?自分の意思に反して体が動く・・・)」
マルス「とうとう王女のエリンシアが加入したね」
ロイ「ここから一気に物語が動きますからね」
マルス「気がかりなのは姫の意識が回復する前にキスしたから原作の展開とそんな変わらないことだね」
ダイジェスト
グレイル「エリンシア姫をガリアまで護衛するぞ」
ダッコーワ「エリンシア渡せ」
アイク「イヤダ」ズバッ
ダッコーワ「ぐああああ!」
シノン「半獣気に食わん」
アイク「半獣?」
グレイル「だれも死ぬな生き延びろ!」
エマコウ「きたな傭兵団!」
アイク「ジャマダ」ズバッ
エマコウ「ぐぎあっ・・・がっ・・うそだ・・・」
アイク「何とか突破できたな」
ミスト「お兄ちゃん!」
アイク「アイクさん!」
エリンシア「アイク様!」
アイク「みんな無事か!?」
ヨファ「うん!大丈夫だよ!」
アイク「そうか・・・よかった」
セネリオ「安心するのはまだ早いです。別動隊がまだ来ていない」
アイク「親父・・・シノン・・・ガトリー・・・!」
アイク「姫、ここでいったん別行動だ」
エリンシア「ど、どういうことでしょうか・・・?」
アイク「仲間を助けに戻る。ミストたちは先にガリアの王宮に行っててくれ」
ミスト「いやよ!私もお兄ちゃんと一緒に行く!」
アイク「聞け、ミスト!みんなが生き延びるためだ」
ミスト「う・・・・」
アイク「心配するな、親父とすぐに戻る。おれが約束を破ったことなどないだろう?」
ミスト「うん・・・わかった。先に行ってる」
7章冒頭 アイク達、敵に包囲される
ワユ「・・とと、ここにもデイン兵がうじゃうじゃいるよ。えーっと、出口はって・・・あれ?なんで戦いが起きてるんだろう?・・・あ!」
ワユ「おーい!もしかしてアイクって人?」
アイク「そうだが・・・誰だお前は」
ワユ「わたしはワユ。クリミア軍に雇われてた傭兵。ドジって捕まって、捕虜収容所に入れられそうになったのをグレイルさんに助けてもらったんだ」
アイク「親父たちに会ったのか?どこで!?」
ワユ「ここより北の方かな。すぐ近くだよ」
アイク「そうか・・・無事なんだな」
ワユ「ね、あんたたちって何者?」
アイク「グレイル傭兵団。見ての通りデインと戦っている」
ワユ「この人数で?いいねぇ!そうこなくっちゃ!」
ワユ「あたしも団に入れてよ!」
アイク「といってもな・・・」
ワユ「? 何か条件でも・・・!////」chu
アイク「(しまった!また無意識の内に・・・!)」
ワユ「なーるほど・・・今のが条件ってわけね!///私の初めては高くつくから覚悟してね!」
アイク「あ、ああ・・・(これで・・・丸く収まったのか・・?)」
ティアマト「アイクったら・・・誰に似たのかしら」
オスカー「アイクも案外積極的ですね」
セネリオ「・・・・・」
>>18
ミス
ヨファ「アイクさん!」
プラハ「くくく・・・見つけたよ」
アイク「ぬぅん!」
プラハ「嘆きな傭兵団ども!」
ボーレ「おりゃ!」
プラハ「このプラハ将軍が来たからには・・・」
ティアマト「はぁ!」
プラハ「生き残るチャンスが・・・」
ワユ「やー!」
プラハ「聞けよ!」
アイク「? 無視しとくか・・・」
プラハ「」
プラハ「決めたよ!あの小僧から始末してやる!」パカラパカラ
シュンッ
プラハ「なっ!?(馬に矢が!?)」
シノン「ちっ・・・俺もまだまだだな」
アイク「(な!こっちに突っ込んできたか!)」
ドンガラガッシャーン
ティアマト「今日は何回目かしら?」
ボーレ「なんというか・・・うらやましい」
プラハ「あ、あたしとしたことが・・・!(陛下に初めてはとっておいたのに・・・)」
アイク「(呪いにでもかかっているのか・・・俺は)」
グレイル「無事かアイク!・・・それより何故戻ってきた?バカ者め!」
アイク「姫は無事にガリア領内に入った。親父たちが合流してくれば任務は成功だ!」
グレイル「・・・仕方のないやつだ。だがよくやった。褒めてやろう」
グレイル「どうした、もう終わりか?」
プラハ「まける?このあたしが?・・・そんなバカな」
デイン兵「いたぞっ!こっちだ!」
アイク「!親父・・・すごい数だ!いったん退こう!」
グレイル「・・・後ろを見ろアイク」
アイク「な!?囲まれているのか!」
グレイル「・・・生き残るぞアイク。何が何でもここでくたばるわけにはいかん。覚悟はいいな?」
アイク「ああ!」
プラハ「逃げ場はないよ!」
デイン兵「ぐわあああ!け、獣が・・・!」
デイン兵「な、何だって・・?に、逃げろ!」
プラハ「!ガリア兵か!?・・・ちっ!どいつもこいつも腑抜けばかりだ」
ライ「デイン兵に告ぐ!ここで兵を退かなかったら我がガリア軍が相手だ!」
プラハ「素直に『はい』なんていうと思ったかい?・・・どの道陛下の元に戻れば死ぬんだ。だったらここで死ぬ方が・・・!」
漆黒の騎士「退け、プラハ将軍」
プラハ「漆黒の・・・!」
漆黒の騎士「王には私がとりなしてやろう。ここは兵を退くがいい」
プラハ「ちっ!全軍退却だ!」
漆黒の騎士「・・・」
アイク「親父を見ているようだが・・・?」
グレイル「・・・ああ」
ライ「おいっ!一人でやる気かデイン兵!」
漆黒の騎士「・・・」スッ
グレイル「・・・」
アイク「親父・・・?」
ミスト「お兄ちゃん!お父さん!」
アイク「ミスト!」
エリンシア「御無事でよかった・・・」
アイク「エリンシア姫・・・どうしてここに戻ってきたんだ?」
ライ「王女はあんた達傭兵団の救助をガリア軍に要請してきた。だから俺たちが来たってわけだ」
アイク「おまえは、ガリアの・・・半獣か?」
ライ「”半獣”?ハッ、思い上がった呼び名だよな?お前たちから見れば俺達ラグズは半端者の半獣ってわけか?」
アイク「・・・他の呼び名を知らなかった。気に障ったなら、すまん。あんたたちのことは・・・ラグズって呼べばいいのか?」
ライ「へぇ、礼は通すってか。気に入ったよ。お前は・・・」
アイク「アイクだ。グレイル傭兵団のアイク」
ライ「俺はガリアの戦士ライ。まあ、よろしく頼むよ」
その後ライの口からクリミア軍の敗北を知り、アイク達は古城ゲバルで一夜を過ごすことに。その夜・・・
ガトリー「ワユって子、かわいいなぁ・・・」
シノン「おめえも懲りねえな。どうせ振られんのがオチだろ」
ワユ「あ!大将!さっき言ったこと覚えてる?」
アイク「ワユか?さっきのこと?」
ワユ「そう!私の初めてを奪ったんだから覚悟してよね!」
ガトリー「」
シノン「(・・・さすがに気の毒に思えてくるな)」
ミスト「・・・」
グレイル「そうかアイク・・・。お前も男になったか」
アイク「!? 親父もみんなも何か勘違いしてないか!?」
ボーレ「実際キスしたのはホントーだろーがよー」
ミスト「・・・ふーん」
ミスト「お兄ちゃんのバカ・・・」
ミスト「(やっぱり駄目だったんだ・・・。妹が兄のことを好きになるなんて・・・)」
ラケシス「お待ちなさい」
ミスト「え!?」
マルス「!?」
ロイ「!?」
ミスト「あなた達は!?いったいどこから入って・・・!」
クラリーネ「兄を好きになってしまったのですね」
ミスト「! どうしてそれを!?」
ラケシス「同じ悩みを持つ者同士、わかるのです」
ミスト「でも・・・」
プリシラ「ミストさん・・・あなたの考えていることは世間から見れば正しい事でしょう」
エイリーク「でも・・・それで本当にいいのですか?兄への気持ちを偽るのは他でもない、アイクさんを侮辱することになるのですよ?」
ミスト「・・・わ、私は・・・・!」
ロイ「なんでクラリーネがあそこに!?」
マルス「どうやらぼくたち以外にもこの世界に干渉できる存在がいるみたいだ」
ロイ「放っておいていいんですか!?」
マルス「いや、彼女たちは味方だよ。諦めようとしたミストを説得しているからね」
ロイ「・・・でも、他に妹軍団のような存在がいるとしたら・・・」
マルス「否定はできないね。彼女たちみたいな存在だけならいいんだけど」
親父死亡
アイク「・・・・・」
ミスト「おと・・・さ・・・」
アイク「親父・・・夢じゃないんだな・・・現実・・・なんだな・・・」
アイク「日が暮れて・・・冷えてきた。ミスト・・・もう行くぞ」
ミスト「・・・」
アイク「ミスト・・・」
ミスト「くっ・・・ひくっ・・・・」
アイク「俺は、親父のそばにいたのに・・・親父を守れなかった・・・。すまん・・・」
ミスト「おとうさん・・・いなくな・・って・・わたし、どうしたらいいかわかんない・・・」
アイク「・・・・・俺がいる」
ミスト「お兄・・・ちゃん」
アイク「俺が団長を継ぐ。親父の代わりに・・・傭兵団のみんなもお前も守ってみせる」
ミスト「うぅ・・・おにいちゃん・・・おにいちゃぁん・・」
ミスト「いやだからね・・・。お兄ちゃんも何も言わずに・・・いなくなっちゃったりしたら・・・いやだからね」
アイク「ああ。約束だ」
ロイ「父親の死・・・FE主人公の宿命ですね」
マルス「あれ?君の父親は生きてるじゃないか」
ロイ「ストーリー的には死んでるようなものですから」
マルス「・・・今の言葉、本人の前で言わないであげてね」
ついでにシノンガトリー離脱
シノン「アイクが団長?きにくわねー抜けるわ」
ガトリー「モテ男になるために旅に出ます。探さないでください」
8章拠点
ララベル「あら・・・もしかして、あなたが傭兵団の団長さん?ふふ、まだ本当に若いのね」
アイク「おれたちと一緒に行動したい?」
ムストン「ああそうだ。わしらの安全を守ってくれるならあんたらの望む物資を与えてやろう」
アイク「それはありがたい。こっちがお願いしたいくらいだ」
ムストン「交渉成立だな!」
ララベル「団長さん」
アイク「なんだ?・・・って、おい!」チュ
ララベル「今のはほんの挨拶よ。じゃあね」
アイク「あっちからしてくるとは・・・」
アイク「ティアマト・・・もういいのか?」
ティアマト「ええ、もう元気。ばりばり働くわよぉ!まずは新団員の募集・・・の前にガリア王との謁見が先ね」
アイク「食料を届てくれたラグズは近いうちに連絡をすると言っていたが・・・」
セネリオ「アイク大変です。外を見てください・・・!」
アイク「・・・完全に囲まれたか」
セネリオ「逃げ出すことは不可能ですね」
ティアマト「こっちの人数のことを考えると…最初から負けは見えてるようね」
アイク「それでもやるしかない。全員出撃準備!」
ティアマト「・・了解!」
セネリオ「すぐに策を用意します」
ミスト「お、お兄ちゃん!」
アイク「ミスト!お前はヨファと奥に隠れてろ!」
ミスト「・・・でも!」
アイク「早くするんだ!…大丈夫だから、な?」
ミスト「・・・・うん。・・・気をつけてね」
マルス「ミストがヒロインらしくなってきたね」
ロイ「ララベルさんは・・・あまりかわらなそうですね」
ボーレ「兄貴!…死ぬんじゃねえぞ」
オスカー「お前こそ・・・油断するなよ、ボーレ」
ワユ「うー・・・。槍を持ってる兵多すぎだよう・・・」
アイク「兵が多すぎる・・・!」
イレース「・・・」
アイク「! ・・・あんた誰だ?」
イレース「私・・・旅の魔道士で・・・イレースと言います。この城に・・・あっ・・」
アイク「おい、大丈夫か!?」
イレース「すいません・・・雨が冷たくて・・・さ、寒い・・・」
アイク「顔色が悪いぞ。どこか具合が悪いのか?」
イレース「・・優しいんですね」
アイク「あんたはデイン兵には見えんからな」
イレース「私・・・商人の人とはぐれて・・雨宿りしてたら・・・デイン兵に見つかって・・。クリミアの残党だってきめつけられて・・・」
アイク「!」
イレース「違うっていっても信じてもらえなくて・・・。だから・・・あの人たちの仲間になって、あなたたちに攻撃しました・・・。ごめんなさい」
アイク「いや、だれでも自分の命は惜しいだろう。それよりその商人の一団はこの中にいる。武器屋がムストン、道具屋がララベルだったか?」
イレース「!そうです・・・、無事だったんですね」
アイク「俺達傭兵団と商人は契約を結んでいる。あんたがあの連中の仲間なら戦う必要はないんじゃないか?」
イレース「もちろんです。私も仲間に入れてください」
アイク「しかし・・・ここは危険だ。奥で隠れたほうがいい」
イレース「いえ、・・・私も戦います。あのくらいのデイン兵になら・・・戦えます」
アイク「いや・・・そういうことじゃなくてだな・・・」
イレース「? ・・・・!」チュ
アイク「・・・すまん。本当に無意識なんだ」
イレース「いえ・・・気にしないでください」
イレース「(いまの・・・とてもおいしかった・・・)」
イレース「あの・・・」
アイク「な、なんだ?」
イレース「今のもう一回やってくれませんか?」
アイク「・・・は?」
イレース「・・・ん」
アイク「・・・あんたが目を瞑っても俺はやらないからな」
イレース「なら・・・こっちから」チューー
アイク「・・・!?」
イレース「・・んはぁ・・・」レロレロ
アイク「(!? 舌を・・・・!?)」
イレース「ふぅ・・・ごちそうさまでした・・・。また・・・お願いします」
アイク「・・・」
ボーレ「戦場でやってる場合かよ・・・」グスッ
セネリオ「・・・・・」
カムラ「・・・我が軍が優勢だな」
アイク「・・・ハァ、・・・ハァッ・・・。畜生!まだだ、まだ・・・やられてたまるか」
ティアマト「一向に敵が減らない・・このままじゃ・・!」
ミスト「お兄ちゃん!」
アイク「ミスト!?出てくるんじゃ・・」
ミスト「いやっ!私もここに残る!」
アイク「ミスト・・・?」
ミスト「私たち・・・逃げられないんでしょ?ここで・・死ぬんでしょ?」
アイク「馬鹿を言うな!どんなことをしてでもお前とヨファだけは逃がしてやる!ここを抜けだしたらガリア王宮にいるエリンシア姫に・・・」
ミスト「私、どこにもいかない。みんなと一緒にここに残る」
アイク「・・・」
ミスト「一緒に死ぬのは怖くないよ。お母さんとお父さんにも会えるし。だからお願い・・・逃げろだなんて言わないで…私を一人にしないで・・・ね?」
アイク「・・・わかった、ここに残れ。ただし、母さんには会えないぞ。」
ミスト「え・・・?」
アイク「お前は絶対守る。絶対に死なせはせん」
ミスト「お兄ちゃん・・・」
マルス「こんな台詞、後にも先にも言ったのは妹だけだよ」
ロイ「健全な兄妹なはずなのに・・・。あ、ミストちゃんはもう違うな」
カムラ「わがデイン軍の正規軍相手によくここまで戦った。敵ながら見事だ・・・だが、それも終わりだ。かかれ!」
アイク「・・・・!」
デイン兵「ぐああああああ!」
デイン「ガリアの半獣が・・・!ぐわっ!」
カムラ「な、なんだ一体…?ま、まさか・・・半獣2匹に壊滅に追い込まれるのか・・・!?」
アイク「これが・・・ラグズの力・・・」
ボーレ「すげえ・・・あんなにいた兵士を・・・」
ミスト「・・・」
アイク「早速だが、あんたたちが王宮からの使いか?」
モウディ「ソうだ。ガリアの戦士モウディだ。青い髪のオ前がアイク。ソうだろう?」
アイク「ああ。確かに俺がアイク。さっきは、助かった。礼を言う」
モウディ「ライはイった。アイクは他のヨそものとは違うと。モウディ達はキット、仲良くナれるだろうと」
レテ「・・・そんなこと、まだわからない。こいつらベオクは、表と裏、両方の顔を使い分けるからな」
モウディ「レテ!」
アイク「ベオク・・・?何のことだ?」
レテ「お前たちのことだ。我々、力のあるものをラグズ。お前ら脳なしをベオクと呼ぶ」
アイク「・・・なんだと?」
モウディ「レテ!今のハお前がワるい!」
アイク「…確かに、俺たちはごく普通のように半獣という呼び名を使っていた。それがよくない言葉なんだと・・・、少し考えればわかりそうなものなのに・・・」
レテ「・・・知らなかった?・・・馬鹿にされたものだ。我らを隷属を強いたお前たちはそうやって安易に忘れる。だが、忘れはしない。お前たちに受けた仕打ちを・・・王になんと言われようともだ」
モウディ「レテ・・・」
セネリオ「で?そういう恨み事を聞かせるために来たんですか?ハハッ、半獣の考えそうなことだ」
レテ「貴様っ!」
モウディ「ウウ・・・ウウ・・・・!」
セネリオ「自尊心だけは人間並み。そうでしょう?毛だらけの醜い半獣どもめ!」
レテ「!よくも!!」ニャオー
レテ「ガアアア!」
アイク「・・・っ・・!」
レテ「!」
モウディ「アイク!」
セネリオ「アイク!?どうして僕をかばったりなんか・・・よくも半獣どもめ!」
アイク「やめろセネリオ!」
セネリオ「どうしてですか!こいつはあなたを傷つけた!許せるはずが・・・」
アイク「お前が挑発しなかったらこうはならなかった。違うか?」
セネリオ「!・・・すいません」
マルス「よかった。モウディじゃなくてレテが襲ってきたからどうなるかと思ったよ。原作だとモウディなのに」
ロイ「どうやら加護によって物語やいろんなキャラクターに影響が出てるのかもしれませんね」
ロイ「ただアイクと初対面のはずなのにレテさんにはキスしませんでしたね」
マルス「あった直後にするというわけではないのか・・・?」
ロイ「タイミングによってはチャンスにもフラグブレイクにもなりますけどね」
マルス「とりあえず二人とは和解できたみたいだし、候補も増えて賑やかになってきたね」
翌日
ワユ「あ!大将!」
アイク「おはよう。・・・もう準備ができたのか?」
ワユ「うん!あたしの場合どんなに遅寝でも、早く起きちゃうんだ」
アイク「・・・すまんな。いきなりこんなことになって」
ワユ「あ・・・ううん・・。大変だったね・・・」
アイク「それはお互い様だろう。あんたは成り行きでこの傭兵団に入った。恩があるって言っていた親父ももういない。出て行くんなら、俺は止められないが・・・」
ワユ「わっーーーー!!!」
アイク「!?」
ワユ「あたしさ・・・こういうのうまく言えないんだけどさ・・・その・・。昨日あんな極限状態でも諦めなかった大将見て思ったんだ。これぞ男の生き様だって。この人について行くって」
アイク「ワユ・・・」
ワユ「だから・・・出て行けみたいなこと言わないでよ。もっと役に立つからさ!」
アイク「そう言ってくれるなら・・・わかった。これからも頼りにしてるぞ」
ワユ「うん!任せといてよ!・・・・あ!あの時のことだけど・・・」
アイク「あの時?」
ワユ「忘れたとは言わせないよ?私の初めては高くつくって言ったよね?大将にあげちゃったんだからさ!」
アイク「そ、そのことか・・・なにをすればいい?」
ワユ「それはね・・・」
アイク「・・・」
ワユ「剣の鍛錬をすること!だからさ大将、あたしと手合わせしない?」
アイク「そんなことでいいのか。俺もあんたと手合わせしたかったんだ。よろしく頼む」
ワユ「じゃあ、いっくよー!」
9章ダイジェスト
デイン兵「傭兵団がいたぞ!」
レテ「ガリア国境の森で・・・許せん!」
ミスト「もう見てるだけなのはイヤ!」
ヨファ「僕たちも戦う!」
マーシャ「天馬騎士団辞めてきたので仲間に入れてください!」
コタフ「傭兵団しね」
アイク「あんたがな」ズバッ
ティアマト「ここにデイン兵がいるということは・・・」
セネリオ「ガリアとデインがいつ戦争になってもおかしくありません」
レテ「王宮に着いたぞ」
カイネギス「ここはお前の生まれ故郷だぞ。あとエリンシア姫を助てあげろ」
アイク「エリンシア姫、これから長い付き合いになりそうだな。よろしく頼む」
エリンシア「私のほうこそ、よろしくお願いします」
ミスト「お兄ちゃん!その・・・ごめんね」
アイク「ミスト。どうして謝る?」
ミスト「私…お兄ちゃんのいう事聞かないで・・・勝手に戦場にでたから・・・」
アイク「そんなことか。別に気にしてないぞ。むしろお前の杖のおかげで戦いやすくなったからな」
ミスト「本当・・・?私、足手まといじゃない?」
アイク「ああ。今の傭兵団で杖を使えるのはお前とキルロイだけだ。これからも頼む」
ミスト「うん!私頑張るね!・・・お兄ちゃん」
アイク「ん?」
ミスト「お兄ちゃんって好きな人いる?」
アイク「・・・あのなミスト。俺がそういうのに疎いのは知ってるだろ?」
ミスト「でも、ほかの女の人とキスしてるって・・・」
アイク「・・・ミスト、聞いてくれるか?」
ミスト「うーん・・・。お兄ちゃんのことだし、ありえなくないかも・・・」
アイク「呪いがかかったかのように、無意識にやってしまうんだ。治す方法もわからん」
ミスト「でも、レテさんとはまだしてないんだよね・・・そうだ!」
アイク「なんだ?」
ミスト「荒治療になるかもしれないけど、それでもいい?」
アイク「ああ。これが治るならな」
ミスト「ズバリ!一日一回、私とキスすること!」
アイク「・・・あのなミスト。遊びじゃ・・・」
ミスト「遊びなんかじゃないよ!もしかするとキスをするうちに治るかもしれないでしょ?」
アイク「そうかもしれんな。でも、おれたちは兄妹だぞ?」
ミスト「兄妹だからこそだよ!万が一でもスキンシップ程度で済むし。それともエリンシア姫やワユさんで試す?」
アイク「治るかわからないんだぞ」
ミスト「放っておいて悪化したら、お兄ちゃんケダモノになっちゃうかもね。それでいいの?」
アイク「・・・やらなきゃいけないのか?」
ミスト「やらなきゃ確実な0だよ」
アイク「・・・わかった。すまん、ミスト。俺のためにこんなこと・・・」
ミスト「ううん、平気!むしろ・・・」
アイク「?」
ミスト「な、なんでもない!////」
ミスト「さっそくだけど・・・お兄ちゃんからして」
アイク「わかった」チュウ
ミスト「・・・・////(やったよラケシスさんたち!)」ポー
アイク「ミスト?」
ミスト「な、なんでもないよ!これから毎日やるんだからね!ちゃんと準備しておいてよ!」
アイク「ああ」
アイク達は捕虜解放のためにカントゥス城へ
-拠点-
マーシャ「ふぅ、準備完了!」
アイク「手際がいいな」
マーシャ「アイクさん!わたし、訓練を受けてたしこのくらい当たり前なんですよ」
アイク「なるほどな。しかし、あんたも義理堅いな。天馬騎士団を抜けて団にはいってくれるとはな」
マーシャ「気にしないでください!天馬騎士団を辞めたのは・・その・・///」チラ
アイク「?」
マーシャ「あ、兄ですっ!行方不明になったままで・・・どうしようもない兄なんですけど、二人きりの兄妹ですから」
アイク「兄さんが早く見つかるといいな」
マーシャ「はい。ありがとうございます。あの・・・この前の約束なんですけど・・・」
アイク「・・・おれのできる範囲だったら、な」
マーシャ「そ、そのもう一回・・・////」ゴニョゴニョ
アイク「?」
マーシャ「や、やっぱなんでもないです!あの時は助けてくださって本当にありがとうございました!」ピュー
アイク「おい!・・・行ったか」
レテ「アイク」
アイク「レテか。どうした?」
レテ「他のものはどうした?まだそろわないのか?」
アイク「あんたたちみたくその身一つで動ければ楽なんだろうがな・・・、武器の用意には手がかかるんだ」
レテ「鉄の武器か。ベオクは軟弱だ。あれがないとまともに戦えんのだからな」
アイク「だが・・レテ、あんたも短刀を持ってるじゃないか。その足についている鞘はそうだろう?」
レテ「これは・・・戦闘用じゃない」
アイク「何用なんだ?」
レテ「・・・小骨をとったり、果物を口に入れられる位の大きさにしたり・・・」
アイク「・・・」
レテ「な、なにか言いたいことがあるならはっきり言え!」
アイク「ベオクが作ったものでも使うんだな」
レテ「いいものは、いい。当然の評価を捻じ曲げてまで否定するのは愚か者のすることだ。私だって・・、ベオクの全てを否定してるわけじゃない。ベオクが皆、お前のように我らに接するのならきっと・・・」
アイク「レテ」
レテ「く、くだらないことを話してしまった!私はもう行く!」ピュー
アイク「・・・ライの言っていた通りか」
マルス「レテはキスがなくてもアイクに好意を持つから、あのままでいいのかもしれないね」
ロイ「アイクがキスするタイミングを間違えないか心配ですよ。・・・それで王子」
マルス「なんだい?」
ロイ「次はネフェニーさんですよね?捕虜にされてるだけあって傭兵にいきなり唇を奪われたら大変だろうなぁ」
マルス「そこらへんは仕方ないよ。アイクがいつキスするかは僕らも知らないし」
ミスト「お兄ちゃん!今日の分だよ!」
アイク「ここは人目につくだろ。もっと人気のない場所に・・!」チュ
ミスト「えへへへ・・・、しちゃったぁ・・・///」
アイク「お前なぁ・・」
イレース「・・・」
アイク ミスト「!」ビク!
イレース「アイクさん・・・私にも」
アイク「」
ミスト「ちょ、ちょっと待って!」
イレース「待ちません。隙アリ」チューーー
アイク「!」チューーー
イレース「ふぅ、ごちそうさまでした。また、お願いします」
ミスト「////(あ、あんなに長く・・・)」
ミスト「お兄ちゃん!さっきのやり直し!」
アイク「・・・勘弁してくれ。約束は一日一回だろ?」
ミスト「うう・・・」
アイク「はぁ・・・、また明日するんだろう?そんな顔するな」
ミスト「! ・・・わかった。また明日ね!だから今日は捕虜の人達を助けてあげようね!」
アイク「当たり前だ」
エリンシア「す、すごいところを見てしまいました・・・///」
エリンシア「(きょ,兄妹の禁断の恋・・・まさかそんな関係だったなんて!)」
カントゥス城
ライ「城まで来れたのはいいが・・・問題は誰が鍵を開けるかだな」
アイク「扉を壊すことは出来るだろうが・・・兵に見つかるだろうしな」
ライ「! 誰だ!」
フォルカ「・・・グレイル殿に用がある」
セネリオ「いきなりとは、ぶしつけな人ですね。ご用件は?」
フォルカ「本人に話せばわかる。とり急いでくれ」
アイク「親父は・・・ついこの間亡くなった」
フォルカ「そいつはまいったな」
ティアマト「あなたは誰なの?」
フォルカ「グレイル殿に雇われた・・・情報屋だ」
牢屋
チャップ「はああ・・・あんなにいた仲間がデイン兵に連れて行かれたっきり帰ってこない。恐ろしいもんだよ」
ケビン「弱音を吐くな。クリミア兵である以上、誇りを捨てず、耐えるのだ」
チャップ「そう言ってもなぁ・・・わしゃあ民兵じゃ。村に残した家族が心配じゃのう・・・」
ネフェニー「・・・・助けは・・来る。・・・負けない」ホワンホワ
妄想
「助けに来たぞ!」
ネフェニー「きてくれたんじゃな・・・」
「ああ、あんたみたいな美人を放ってはおけないからな」
ネフェニー「そ、そんなこと///」
「お前が欲しい」
ネフェニー「まだ心の準備ができとらんよ!でも、そんなこと言われたらあたし・・・///」
ネフェニー「ハッ・・・!ゆ、夢・・・」
フォルカ「契約成立だな」
アイク「これから頼む。・・・・」
セネリオ「どうかしたのですか?」
アイク「今回も嫌な予感がする」
ティアマト「あら?なら出撃するのをやめる?」
アイク「そんなことはしない。なるべくデイン兵に見つからないようにするぞ」
ネフェニー「外が・・・騒がしい・・・」
ネフェニー「ま、まさか・・・本当に助けが・・・!」
ネフェニー「あたし、訛っとるのに・・・どうしよう」
ネフェニー「あ,開く・・・」アタフタ
アイク「フォルカ、ここも頼む」
フォルカ「+50G追加だ」
アイク「かまわん」
アイク「クリミアの兵士だな?牢は開けたから、急いでここから逃げるんだ」
ネフェニー「・・・あなたは?」
アイク「俺はアイク。クリミア王女に雇われた傭兵だ。今は俺を信じてくれ」
ネフェニー「はい・・・」
アイク「(別に何もなかったな。ミストのあれが案外効果を発揮してるのか?)」
アイク「(さっきのいやな予感も気のせいだといいが・・・)」
ネフェニー「あの・・・あたしの他にも・・・」
アイク「あぁ、二人とも離脱した。後はあんただけだ」
ネフェニー「そう・・・ですか・・・」
デイン兵「誰だ!」
アイク「まずい!あんたはここから早く逃げろ!」
ネフェニー「はい・・・!・・・あ」ステーン
アイク「うおっ!?」ゴロン
ネフェニー「!」チュウ
アイク「!」チュウ
ネフェニー「~~~~っっ!!!!/////」バッ!
ネフェニー「あ、あたし・・・・!!すいませんっ!」ピュー
アイク「いつものパターンだったか・・・」
デイン兵「逃がすなっ!」
アイク「早く俺も逃げんとな」
チャップ「おお、ネフェニー!無事だったかい」
ネフェニー「チャップさん!」
チャップ「いやぁ、本当によかったよかった!ん?やけに顔が赤いぞお、ネフェニー?」
ネフェニー「な、何言いよるんよぉチャップさん!///」
チャップ「さては、男をもう捕まえたのかい?お前さんは美人だからのう」
ネフェニー「それは・・・その・・・・/////」ゴニョゴニョ
フォルカ「・・・グレイル殿の息子か。色々調べる必要があるようだ」
捕虜3人が仲間になった!自称情報屋が仲間になった!
港町トハ
ワユ「わー!港町ってだけあって栄えてるねぇ!」
占い師「・・・」
ワユ「あれ?占いなんて珍しいね」
占い師「一回10Gですけど・・・試してみますか?」
ワユ「うん!するする~!」チャリーン
占い師「いきますよ・・・・!」
ワユ「・・・・」ドキドキ
占い師「あなたはもうすぐ運命の人に出会います。きっとあなたに理解を示してくれるはずです」
ワユ「運命の人・・・?宿命のライバルって事!?きっとそうだよ!理解を示してくれるってことは同じ剣士って事でしょ?」
占い師「すいません、そこまでは・・・。ただ、強く念じればきっと二人を引き合わせるはずです」
ワユ「うん!ありがとね!宿命のライバル・・・楽しみだなぁ・・!」
ワユ「(私の宿命のライバル・・・・運命の人!)」ムムムー
アイク「ワユ。やっとみつけたぞ」
ワユ「あれ、大将!?どうしてここに!?」
アイク「どうしてもなにも、あんたが剣の鍛錬に付き合えと言ったろうが」
ワユ「あ!今日の手合わせまだだったよね!?ごめんごめん!」
アイク「ああ、行くぞ」
ワユ「(待てよ・・・。今、強く念じたら大将が来たということは・・・)」
ワユ「/////(大将が運命の人!?)」カァーーッ!
アイク「ワユ?」
ワユ「(で、でもあたしまだ大将に一回も勝ったことないし・・・。とてもライバルだなんて・・・)」ズーン
アイク「おい」
ワユ「わっ!な、何?」
アイク「今日のあんた、ちょっと変だ。鍛錬は無しにしとくか?」
ワユ「ダメダメ!今日も一緒に元気に修行!」
エリンシア「・・・・」チラチラ
アイク「今日はこの辺にしとくか」
ワユ「うん!・・・今日も負けたけど」
アイク「いや、俺がたまたま勝っているだけだ。おれもあんたの剣技からたくさん学んでるしな」
ワユ「あれ、もしかしてフォローしてくれてる?」
アイク「それがわかったなら少しは上達したって事だ」
ワユ「あー!馬鹿にしてるでしょ大将!次は絶対勝ってやるからね!」
アイク「ああ。いつでも来い」
エリンシア「・・・」チラチラ
アイク「エリンシア姫、さっきから何をしている」
エリンシア「!あ、あの・・・」
アイク「ちょうど良かった。ライから聞いた話によると・・・」
エリンシア「あの!」
アイク「なんだ?」
エリンシア「ミストちゃんのこと・・・どうおもっておられるのですか?」
アイク「・・・あいつはたった一人の妹だ。絶対に死なせん。親父とも約束したしな」
エリンシア「なるほど・・・」
アイク「・・・それを聞いて、どうしたいんだ?」
エリンシア「べ、別になんでもありません!」
マルス「色々面倒なことになってきてるねぇ」
ロイ「エリンシア姫は最有力候補のはずなのに・・・」
マルス「まぁ、その分候補が増えたんだし、大丈夫でしょ?」
ロイ「(アイク相手にそれが通用するのだろうか・・・?)」
ダイジェスト
トハ民「デインに媚を売らないと!半獣のバーカ、これでもくらえ!」
ライ「いたい」
アイク「許さん!」
デイン兵「クリミアの残党を倒すぞ!」
ジル「父上!私の初陣をとくと御覧あれ!」
ツイハーク「ラグズに協力したい」
マッコーヤ「漆黒の騎士殿!私の戦術をとくと御覧あれ!」
アイク「よし、ここさえ突破できれば・・・!」
ミスト「お、お兄ちゃ・・・!」
漆黒の騎士「・・・・どけ。貴様ごときに、私は止められん」
アイク「あいつは・・・!ミスト!早く船へ!」
ミスト「う、うん・・・」
漆黒の騎士「また会ったな、小僧」
アイク「・・・・!!」
漆黒の騎士「お前も妹と逃げたほうがいいんじゃないか?」
アイク「う、・・・うおおおおおお!」
漆黒の騎士「・・・愚か者め」ブン!
ミスト「お兄ちゃん!!」
オスカー「ミスト!私と一緒に来るんだ!」
ミスト「でも・・・!」
漆黒の騎士「ほう、かわしたか。だが・・・次はどうだ?」
アイク「ぐはっ!!・・・くっ・・・!」
漆黒の騎士「さすがに避けられなかったようだな。終わりだ」
マーシャ「アイクさん!捕まって!」
アイク「マーシャ!・・・恩に着る」
マーシャ「凄い血・・・!早く船に行かないと!」
漆黒の騎士「天馬騎士か・・・」
マッコーヤ「逃さんぞ!天馬ごと射抜いて・・・!」
ライ「グオオオォォ!」
マッコーヤ「な・・!一体・・・ど・・こ・・から・・・」
漆黒の騎士「ほう、一撃か」
ライ「出航の邪魔はさせないぜ」
漆黒の騎士「ガリアの獣戦士・・・貴公の力を測ればおのずと王の実力も知れよう」
ライ「あいにくだが・・・我が王はおれごときで測れる器じゃない」
漆黒の騎士「そう願いたいところだ。では、参る」
ジル「ハール隊長!敵の船を追いましょう!半獣の仲間を逃がす訳にはいかない!」
ハール「戦いも終わったことだし、ハール隊帰還するぞ」
ジル「隊長!」
ハール「そう熱くなるな。こんなところで怪我をしたらシハラム殿が喜ばんぞ」
ジル「父が待っているからこそ、手ぶらで帰るようなことなど・・・!」
ハール「漆黒の騎士殿の帰還命令を無視するきか?」
ジル「それは・・・」
ハール「さぁ、わかったら行くぞ」
ジル「・・・・・」
船
ミスト「お兄ちゃんのばか!よりによってあんな強そうな騎士と戦いだすなんて・・・無茶だよ!」
アイク「・・・すまん」
ミスト「お兄ちゃんまでいなくなったら・・・わたし・・・」グスッ
アイク「ミスト・・・すまん。軽率だった」
ミスト「・・しらないっ」
アイク「本当に悪かった。反省してるから・・・な?」
ミスト「・・・うん・・」
エリンシア「(アイク様もミストちゃんも無事でよかった・・・)」
エリンシア「(やはり、今の会話を聞いて確信しました。二人は恋人だということを!)」
ロイ「いいんですか?勝手に一人で盛り上がってますけど」
マルス「君も心配性だなぁ。今のアイクは相手を好きに選べるようなものだよ?エリンシアだってそのうちフラグが建つさ」
マルス「ここで一度状況を確認しよう」
ロイ「確認って…例えばどんなことを?」
マルス「アイクの嫁候補達のことについてさ。主に今まで出てきた人達を中心にね」
ロイ「わかりました」
ミスト
ティアマト
マーシャ
ワユ
プラハ
ララベル
イレース
レテ
ネフェニー
マルス「最有力候補はミストだね。妹という立場以外は完璧だよ」
ロイ「反対に遠いのはティアマトさんやプラハ将軍辺りでしょうか」
マルス「その二人も頑張って欲しいけどね」
ロイ「ミストちゃんの次に有力なのは…誰でしょうかね?ワユさんかマーシャさんとか?」
マルス「イレースも積極的だね。ララベル、レテ、ネフェニーあたりはこれからの追い上げに期待だ」
ロイ「でもこれだけやっても全然安心できないのがアイクの凄いところですね」
マルス「……そんな凄さなんていらないよアイク…。しょうがないからもうちょっとだけバヌトゥにテコ入れをさせよう」
ロイ「そういえばエリンシア姫はどうなんですか?」
マルス「彼女もレテみたいな今後に期待、って感じかな」
ロイ「原作と違って凄い勘違いをしてますけど…」
マルス「これからアイクと喋りまくるし、二人きりの時間もあったりで他の嫁候補よりもフラグ構築の機会に恵まれているキャラだよ」
ロイ「そういえばジルも次の章で参加しますね」
マルス「彼女はデインに進撃するときが正念場だね。アイクとの絡みもそれなりにあるし」
バヌトゥ「マルス王子、只今参りました」
マルス「よし、では早速…」
バヌトゥ「その前に…ちょっとあっちの部屋にきてくれますかな?」
マルス「いいよ。何か僕に用事かい?」
バヌトゥ「それは部屋にきてからのお楽しみということで…」
ロイ「(マルス様は戻って来られるのだろうか…?)」
ナーシル「!アイク・・そのこを捕まえてくれ!」
アイク「いったいなんだ?」
サザ「!!」
ナーシル「密航者なんだ。どうやらトハで紛れ込んだらしい」
アイク「なんの目的でここに?」
サザ「・・・」
アイク「だんまりか・・・なら」
サザ「!? ひてててててて!」
アイク「俺たちはガキの遊びに付き合ってる暇はない。放してほしかったら、素直に口を割るんだな」
サザ「わふぁった!はんふから・・・。か、顔が取れるかと思った」
アイク「で、お前の名前は?」
サザ「俺、サザ・・・。盗賊やってるけど・・この船に乗ったのは・・・盗みが目的じゃない」
アイク「・・・」
サザ「そ、そんな怖い顔するなよ・・・話しづらいじゃないか」
ナーシル「いや、アイクは元々こんな顔だ。気にしないで続けて」
サザ「家族を探してるんだ。血は繋がってないけど・・・大事な家族なんだ」
アイク「・・・」
仲間にする
→仲間にしない
アイク「悪いが力になれそうにない」
ナーシル「私が、船の下働きとして働かせるよ」
サザ「えっ」
アイク「よかったな」
サザ「・・・」
緑風の軌跡 完
サザ先生の次回作にご期待ください
アイク「マーシャ。さっきは助かった」
マーシャ「いえいえ!私だって助けて貰ったんですし、おあいこですよ」
アイク「いや、礼をさせてくれ。あんたがいなかったら・・・俺は確実に死んでいた」
マーシャ「お礼といわれても・・・。なら、アイクさん」
アイク「なんだ?」
マーシャ「今日の夜、私の部屋に来てください!////」
アイク「?わかった。部屋の掃除でもするのか?」
マーシャ「え、えーと・・・とにかく!来て下さいね!」
アイク「ああ」
マーシャ「(い、いっちゃたぁ~!よ、用意してたあれを・・・)」
ミスト「・・・」
ワユ「あれ?ミストどうしたの?」
ミスト「今日の夜、一緒にマーシャさんの部屋に行こう!」
ワユ「どういう風の吹き回し~?」
アイク「・・・またあんたか」
イレース「・・・」
アイク「いい加減勘弁してくれ。最初は・・悪かった」
イレース「いえ・・・気にしてませんので」
アイク「じゃあなんで頑なに俺に口付けようとする?」
イレース「おいしいんです。今まで食べたことない味がして・・・しかも満腹感も感じれます」
アイク「・・・は?」
イレース「私、アイクさんがいないとだめなんです・・・。アイクさんがいないとお腹が減って・・・辛くて」
アイク「・・・ただの大食漢だったか。いや、漢じゃないな。もうすぐ夕食だ。今日はそれでしのいでくれ」
イレース「はい・・。残念です・・・・。」
レテ「(い、今・・・アイクがいないと駄目と・・・アイクとイレースはそういう関係だったのか!?)」
レテ「(私は動揺しているのか・・・?どうして?)」
モウディ「レテ!モうすぐゴ飯だぞ。何をしている?」
レテ「い、いや・・・何でもない。すぐ行く」
マーシャ「あ!アイクさん来てくれたんですね!」
アイク「約束は破れないしな」
マーシャ「さぁさぁ、入ってください」
アイク「ああ」
ワユ「どうしたんだろ大将?マーシャさんの部屋に入っていったけど」
ミスト「しっ!・・・何か聞こえてこない?」
わたし・・・させてください!
あんたに・・・・のか?俺のは太いぞ
どんなに大きくても・・・・・・せてみせます!
手際がいいな。初めてじゃないのか?
よく兄のを・・・ましたから!
ミスト「」
ワユ「え・・これってもしかして・・・・///」
ミスト「へぇ・・そういうことだったんだ。フフフフ・・・」フラフラ
ワユ「ちょ!ミスト!?・・・行っちゃったよ・・・」
ワユ「(でも・・・中で大将とマーシャさんが・・・)」
ワユ「・・・放っておけないってやつだよね、これは・・・」
ワユ「・・・大将!」ガチャ
ワユ「大将!あたしだって・・・!」
アイク「ワユ?」
マーシャ「ワユさん?どうしたんですか?」
ワユ「あ・・・あれ?剣を磨いて・・・?」
マーシャ「アイクさんに助けてもらってばっかりだったから、お礼に剣を磨いてたんです」
アイク「本来なら俺が礼をしなきゃならないんだがな・・・」
ワユ「(な、なんだぁー・・・そういうことね)」
アイク「所で、お前は何をしに来たんだ?」
ワユ「え!・・・・あ、あたしも一緒に剣を磨こうかなーって・・・アハハハ」
マーシャ「じゃあ一緒にやりましょうか」
アイク「夜遅くまでやるわけにもいかないしな」
マーシャ「(はぁ・・・結局勇気が出なくて使えなかったよ・・・。兄さんが置いていった媚薬・・・)」
いい男を捕まえて俺に金を分けてくれよな! byマカロフ
-朝-
セネリオ「おはようございますアイク」
アイク「おはようセネリオ。何かあったか?」
セネリオ「いえ、今のところは特に何も・・・」
ミスト「お兄ちゃん!」
アイク「ミスト!・・・すまんセネリオ、報告を後にしてくれないか?」
セネリオ「ええ。早めに済ませてくださいね」
ジャーサッソク・・・ テミジカニナ
セネリオ「全くあの二人は・・・僕が知らないとでも思ったのでしょうか?」
セネリオ「(ミストだけじゃない。最近のアイクは女性と過度なスキンシップをとっている。数ヶ月前はそんなことありえなかったのに何故?)」
セネリオ「何か・・・よからぬ力が動いてるのかもしれない」
マルス「さすがセネリオ。そろそろ勘付くと思ってたよ」
ロイ「キレ者軍師なだけありますね」
マルス「ミストも気になるな。誤解したまま今日を迎えているはずだし」
ロイ「誤解といったらエリンシア姫とレテさんも・・・」
ミスト「お兄ちゃん・・・イレースさんがやってたのと同じのをやらせて」
アイク「別にそんなことしなくて良いんじゃないのか?」
ミスト「何言ってるの!もしかすると治りが早くなるかもしれないでしょ!」
アイク「そうかもしれんが・・・」
ミスト「行くよ・・・」チューー
アイク「・・・」レロォ
ミスト「・・・ぁ・・・ふ・・・///」ビクビク
マルス「まぁ、治らないんだけどね」
ロイ「酷い有様です。・・・さっきから気になってたんですけど、その隣にいる女性って・・・」
カチュア「・・・・///」
マルス「カチュアがどうかしたのかい?」
ロイ「え・・・いや、その・・・」
マルス「さぁ、カチュア。ちょっとあっちの部屋で愛し合おうか」
カチュア「はい・・・/////(バヌトゥ様・・・本当に感謝します!)」
ロイ「・・・逆に加護(洗脳)を受けるとは・・・自業自得なのか?でも、カチュアさんが嬉しそうだし、あのままでいっか」
ナーシル「アイク!どこにいる!?」
アイク「む・・・ナーシルが呼んでいるな」
ミスト「・・・・////」ボー
アイク「俺はもう行くからな。毎日、すまんな」
ミスト「お兄ちゃん!・・・今度浮気したら、もっとすごいから」
アイク「?」
ロイ「マルス王子遅いなぁ・・・」
????「お、ここでいいのか?」
ロイ「!あなたは・・・!」
ヘクトル「よっ!元気してたか?」
ロイ「ヘクトル様!どうしてここに!?」
ヘクトル「マルスがしばらく出番を自重するらしいから代わりに俺が呼ばれたってわけだ」
ロイ「そうでしたか(王子のことだし、カチュアさんと色々やるんだろうなぁ)」
ヘクトル「アイクの恋路を助けるんだろ?おもしろそうじゃねえか」
ロイ「その恋路を歩いてるかどうかすらわからないんですけどね・・・。それより、アイクたちが鳥翼族の海賊に襲われているようですね」
シーカー「奪いつくせ!われらが王ネサラがお許しだ!」
アイク「くっ・・・船が座礁さえしなければ振り切ることも出来たんだがな」
ジル「おまえたち!何をもたもたしている」
アイク「おまえは・・・」
ジル「デイン王国ハール竜騎士隊所属ジル・フィザット!しばし休戦を申し込む!」
アイク「デイン兵の助けは借りん!」
ジル「そんな意地を張ってる場合か!?このままでは、半獣の餌食に・・・!」
アイク「ついでに、ラグズを半獣呼ばわりする奴の助けはいらない」
ジル「な、何を・・・!待て!」
ダイジェスト
シーカー「くらえ!」
アイク「きかん。これでもくらえ」
シーカー「ぐえ・・・・」
アイク「船が動かないから陸で何か探すか」
ゴルドア兵「勝手に入るな」
クルトナーガ「まぁまぁ。助けてあげようよ」
アイク「恩に着る。あんたらのことは忘れない」
クルトナーガ「お気をつけて」
エリンシア「ゴルドアの竜鱗族・・・圧倒されました」
アイク「俺達を襲った鳥翼族、助けてくれた竜鱗族・・・。どっちも同じラグズと思うと、しっくりこなくてな」
エリンシア「ベオクに善人悪人がいるように・・・ラグズも同じなのかもしれません」
アイク「・・・そうかもな。エリンシア姫、あんたは船室に戻ったほうがいい」
エリンシア「アイク様は?」
アイク「俺はもう少し甲板にいる。ベオクやラグズのこと・・・色々考えたいしな」
エリンシア「わたしも・・・ここにいさせてください。アイク様の邪魔になるようなことはしませんから」
アイク「?別にかまわんが・・・」
ネフェニー「あれは・・・アイクさんとエリンシア姫。なにしておるんじゃろか・・・?」
エリンシア「ミストちゃんと・・・仲が良いのですね」
アイク「・・・たった一人の家族だからな。親父との約束もある」
エリンシア「お二人は・・・この先どうなされるのですか」
アイク「どうするって・・・ずっと一緒にいるにきまっているだろう」
エリンシア「(やはり!最早隠す気など無いようですね!しかし、人の恋路に踏み入るのは野暮なことだとユリシーズが言っていましたね・・・。温かく見守るべきなのでしょう!)」
アイク「(傭兵団が受けた依頼だぞ?妹と一緒にいるのは当たり前のことだと思うんだが・・・)」
ネフェニー「(アイクさん・・・妹と一緒にいるということは、女性を作ったりせんということじゃろうか・・・?)」
ネフェニー「(・・・どうしたんじゃろう、あたし。胸が苦しい・・・?)」
ヘクトル「いい感じにすれちがってるな」
ロイ「これがいい結果をもたらすか解りませんけどね・・・。そういえばジルさんもレテさんと同じカテゴリですね」
へクトル「な!?あいつラグズだったのかよ!?」
ロイ「いやいや・・・。アイクとキス未経験組ってことですよ」
-船内-
レテ「・・・」チラチラ
アイク「・・・」
レテ「・・・」スンスン
アイク「俺のにおいをかいでいるのか?」
レテ「!あ、アイクか。奇遇だな」
アイク「さっきから俺のことをつけていたろう」
レテ「そ、そんなことはない」
アイク「・・・まあいい。ちょうどよかった。手合わせをしてくれないか?鳥翼族と戦ってわかったが・・・俺たち傭兵団はラグズとの戦いに慣れていない」
レテ「なるほど。それで私と手合わせをするのを通してラグズへの対策を練るというわけか。いいだろう、相手をしてやる」
アイク「感謝する。…行くぞ!」
レテ「初めて会ったときより確実に強くなっているな、アイク」
アイク「それでもあんたら獣牙族にはまだ及ばないがな」
レテ「・・・なぁ、アイク。1つ賭けをしないか?」
アイク「賭け?随分急な話だな」
レテ「勝った方が負けた方に1つだけ何かを命令する。負けたほうはそれを断ることが出来ない」
アイク「・・・わかりやすいな」
レテ「こうした方が訓練での緊張感も高まる。どうだ?」
アイク「ああ、頼む」
ヘクトル「アイクが優勢みてーだけど・・・いいのか?どーせしょーもねー事言ってフラグも何も建たずに終わるぞ?」
ロイ「・・・ですよね」
ヘクトル「ならよ、バヌトゥのじいさんに頼んでちょっと面白くすっか!」
ロイ「面白くって・・・どんなことをするんですか?」
ヘクトル「まぁ、見てろって!」
レテ「・・くっ・・・!」ゼェゼェ
アイク「初めて・・・一本とったか」ハァハァ
レテ「・・・私の負けだ。アイク、1つだけなら何でも聞いてやる」
アイク「・・・そう言われてもな。特に何も・・・うおおおっ!?」
レテ「ア、アイク!?いきなり叫んでどうしたというのだ!?」
アイク「い、いや・・・なんでもない。何でも良いんだろ?」
レテ「ああ。聞いてやる」
アイク「お前の胸とアソコを触らせてくれ(料理を作ってくれ。肉が多目の奴をな)」
レテ「!!!!????//////」カァーー!
アイク「な・・・!?勝手に口が・・・!?」
ロイ「へ、ヘクトル様・・・!」
ヘクトル「あいつのことだ。こんくらいしねーとフラグ回収なんて無理だぜ?」
レテ「しょ、正気かアイク!?お前にはイレースがいるというのに・・・」
レテ「で、でも・・・おまえがどうしてもと言うなら別に・・・////」ゴニョゴニョ
アイク「レ、レテ!落ち着いてくれ!」
レテ「わ、私は冷静だ!それとも約束を破るような男だというのか、お前は!?」アタフタ
アイク「あ、あのな・・・こういうのは・・・違うというか・・・」
ヘクトル「へへへ、あのアイクが動揺してるぜ」
ロイ「こんなの・・・だめですよ・・・///」
ヘクトル「何赤くなってんだよ!お前も今のうちに学んどけって!」
ロイ「へ、ヘクトル様・・・。しょうがないなぁ・・・」
アイク「・・・わかった。言ったことには責任を取らんとな」
レテ「そ、そうか・・・///」
アイク「本当にいいんだな?」
レテ「いいと言っているだろう!早く済ませてくれ!」
※エロ注意です!苦手な人は風を感じていてください!
「どうした、早くしろ!覚悟は出来ている!」
嘘だ。覚悟など決まっていない。決められるはずが無い。
「・・・」ゴクッ
「!」
アイクの手が触れた瞬間、胸が激しく鳴り始めた。
「・・・ん・・・・はぁ・・・」
思わず声が漏れる。服の上といえど、手の感触が直に伝わるのを感じた。
「(これが女の胸・・・)」
さっきの動揺など忘れたかのように、夢中になって私の乳房を揉み始めるアイク。いくら女性関係に疎くても、男の性には抗えなかったのだろう。
「くぅ・・・・・あっ・・・!」
恥ずかしさが段々と快感に変わっていく。自分でも初めて出したような声をアイクに聞かれた。
「先に言っておく。すまん」
「っぁ・・・!?」
いきなり謝るなり私の秘部に手を入れてきた。
「ーーーーーーっ!?」
声にならない声で私は叫んだ。私の体が出しているいやらしい音も部屋中をこだまする。
「レテ」
名前を呼ばれた。アイクと一瞬目が合ったが思わず視線を逸らす。やめてくれ・・・お願いだから見ないでくれ・・・
さっきから頬緩みっぱなしだ。顔が赤くなっているのもわかる。お前に弄ばれて、悦んでいるのだ。これ以上私に何を望むというんだ。
「あんた、きれいだ」
その言葉を聞いて、何かが壊れる音がした。
ヘクトル「うおおおおおおお!!!見たかよロイ!このままいけば子孫確定じゃねーか!?」
ロイ「へ、ヘクトル様!ムードぶち壊しですよ!」
ヘクトル「いいんだよそんなの」
ロイ「よくないです!・・・それにしてもアイクがあんなこと言うなんて」
ヘクトル「そりゃ、アイクはゴリラに近いかもしれねぇけど人間だしな」
ロイ「(もうちょっと気のきいたこと言えないのかなぁ…)」
ヘクトル「ま、細かいことはどうでも良いじゃねーか。このままいけばタダで女の裸見れるんだぜ?」
ロイ「そ、それとこれでは話が別です!///」
ヘクトル「素直になれよなーロイ。こんなチャンス滅多に無いぜ?」
私は真っ先にアイクの口を自らの口で塞いだ。アイクは驚いたような顔をしていた。
嫌われたのか?と一瞬思ったが、アイクがなぜそのような顔をしているかすぐに理解した。
ミスト「おにいちゃん・・・何してるの?」
ヘクトル「…………………」
ロイ「………………」
ロイ「どうするんですかヘクトル様?」
ヘクトル「い、いや、悪気は無かったんだぜ?ただ、こういうシチュエーションを想像出来なかったというか…」
ロイ「折角の最有力候補が……」
ヘクトル「わ、わりぃ…」
ララベル「団長さん・・・どこかしら」
レテ「ーーーーーっ!////」ズドダダダダダ
ララベル「あ、お姉さん?団長さん見なかった?・・・って、もう行っちゃったのね」
ミスト「・・・」
ララベル「あら、妹さんじゃない。団長さん見なかった?」
ミスト「・・・・いえ、見てないです」
ララベル「本当に?どこに行っちゃたのかしら・・・」
ミスト「・・・・・・・・お兄ちゃんのバカ」
ワユ「大将?今日まだ手合わせしてな・・・大丈夫?」
アイク「・・・大丈夫だ」
ワユ「本当の本当に?」
アイク「ああ」
ワユ「嘘!大将、無理してる」
アイク「・・・」
ワユ「あたし・・大将の力になりたいんだ。頼りないかもしれないけど・・・」
アイク「ワユ・・・」
-レテの部屋-
レテ「ハァー、ハァー・・・」
レテ「こ、断ろうとすれば断れたはずなのに・・・!」
レテ「(いや・・・私のほうから誘ったようなものなのか!?アレは!)」
レテ「さっきの感覚だって・・・まだ・・・」スッ
レテ「・・・ん・・・・・ぁ・・・・」クチュクチュ
モウディ「レテ!もウすぐご飯だゾ!」コンコン
レテ「ああああ!?/////」
モウディ「モウディは呼ンだかラな」
レテ「・・・・・行くか」
-ミストの部屋-
ミスト「う・・・ひっく・・・・」
ラケシス「心配しないで、ミスト」
プリシラ「ミストさん、諦めるのは早くないですか?」
ミスト「だ、だってぇ・・・」
クラリーネ「あら、アイクが浮気したら凄いことするんじゃありませんの?」
ミスト「そ、それは・・・」
エイリーク「くよくよしても何も始まりません。アイクにわからせた方がいいでしょう。誰が一番か、ということを」
ミスト「・・・」
ラケシス「泣いてる暇などないということは・・・あなたが一番よく知ってるでしょ?」
ミスト「・・・ありがとう、みんな。お兄ちゃんの所に行ってくる!」
ワユ「う、うそぉ!?そんなことって・・・。つまり、あたしとキスしたのも・・・」
アイク「・・・あんたにとっては、シャレにならんよな。本当にすまない」
ワユ「ヘーキ!・・・あたし、最初が大将でよかったと思ってるし!」ゴニョゴニョ
アイク「原因が本当にわからないんだ。いつも無意識の内に・・・」
ワユ「・・・さっきここでレテさんと、その・・危なかったんでしょ?」
アイク「・・・俺も男だな。ミストが来なかったら・・・どうなってたかわからん」
ワユ「そ、そーなの(大将ってば案外肉食系なのかな?)」
ワユ「とにかく!悩みを抱えたらすぐにあたしに相談してよね!美少女ワユちゃんが助けになるから!」
アイク「……ありがとうな」フッ
ワユ「笑った!」
アイク「え?」
ワユ「あたし、大将が笑うとこ初めて見たかも!」
アイク「あんたと会った時から・・・笑ってなかったのか」
ワユ「きっと無意識に無理してるからだよ。そりゃ、色々大変なことがあったけど・・・それも時々忘れてさ!気分転換ならいつでも手伝うよ!」
ワユ「だから・・・元気出してよ。大将が辛そうだと・・・あたしも辛いよ」
アイク「・・・そうだな。こんな姿、親父に見られたらぶっ飛ばされそうだ」
ワユ「うんうん!あたしの宿命のライバルなんだから、ドーンとかまえていてよね!」
ワユ「さあ、気を取り直してもう一本行くよ!」
アイク「ああ。……行くぞ!」
ワユ「今日こそは一本とるぞー!」
アイク「俺の勝ちだな」
ワユ「くっそぉ…、まだ勝てないか」
ミスト「お兄ちゃん」
アイク「ミスト…!」
ワユ「じゃあ、今日はここでお終いだね。行ってきなよ」
アイク「ああ」
アイク「ミスト…その…すまん。お前にもレテにも迷惑をかけた…」
ミスト「ううん、もう大丈夫。私の方こそいきなり逃げちゃってごめんね。それよりもお兄ちゃんがちゃんと女の人に興味があってよかったよ」
アイク「……おい」
ミスト「フフ、冗談だよ!…………ねえ、お兄ちゃん」
アイク「ん?」
ミスト「あたし…お兄ちゃんのこと好きだよ」
アイク「ああ、俺もだ。ミスト」
ミスト「(お兄ちゃんの言う好きは私の好きと違うけど…今はこれでもいいか)」
13章
タニス「くっ、これでは倒してもキリがない!」
アイク「あんたたち、無事か!」
タニス「!?貴殿はクリミア王女の…」
アイク「姫の命を受けてきた。俺達も参戦していいか?」
タニス「かたじけない。我等が海上のカラスどもを抑える間その船で先行してもらえないだろうか」
アイク「わかった!任せてくれ!」
ヘクトル「あれ、キスしねーぞ?」
ロイ「また口づてけてない人が増えましたね」
ヘクトル「タニスのこと男だと思ったんじゃねぇのか?」
ロイ「まさか!ペガサスに乗ってる人を男だと思うはずが……アイクならありえるか」
ガトリー「(俺はガトリー、イケてるアーマーナイトだ)」
ガトリー「(突然だが、俺は毎日が充実している。その理由は…)」
ステラ「私も戦います…」
ベグニオン兵士「あ、あなたはディアメル伯爵家の御令嬢ではありませんか!そんな方が血生臭い戦いの場におられるなど……こ、困ります!」
ステラ「ほんの一時とはいえ……ベグニオン騎士団に所属していました。それに神使様を守るためでしょう?ほら、敵がまた来ます!」
ベグニオン兵士「も、申し訳ありません!」
ガトリー「ステラお嬢様!どうか俺を盾として使ってください!」
ステラ「……ガトリーさん。あなたまで巻き込んでしまって…申し訳ありません!」
ガトリー「いや、もぉ全然平気っす!どんどん頼っちゃって下さい!」
ガトリー「(感謝するぜ、アイク。女の子には声をかけるだけじゃダメだと、そう教えてくれたのはお前だ)」
ガトリー「(積極的にステラお嬢様にアタックし、仲良くなる!そしてこの戦いで良いところを見せて俺に惚れて貰う!)」
ガトリー「(そ、そして……お熱いキッスを…)」
ガトリー「うおおおお!燃えてきた!」
アイク「大丈夫か?」
ステラ「あなたは…?」
アイク「俺はグレイル傭兵団のアイク。縁があってこの船と神使を守るために来た」
ステラ「まあ…私はディアメル伯爵家のステラと申します」
アイク「もしかして…あんた騎士じゃないのか?それだったら船室かどこかに避難していたほうが…」
ステラ「確かに私は騎士の称号を与えられていません。だけど短い間でしたが騎士団に所属し、戦いの手ほどきは受けています。……私は戦えます」
アイク「そうか。だったら一緒に戦おう。それでいいな?」
ステラ「はい。よろしくお願いします」
アイク「!……………危ない!」
魔導師「いかずちよ!」
ステラ「きゃあ!」
アイク「!(あのままだと落馬する!間に合え!)」
ティアマト「あら、ガトリーじゃない!……………どうかした?」
ガトリー「…………お……ょ………さ…ま………」カチコチ
ティアマト「あっちがどうかしたの?…………またアイクの仕業ね」
ティアマト「なんというか…ガトリー、生きてね」
ガトリー「…………………」
ステラ「…………//////!!?」チュー
アイク「………!!!」チュー
ステラ「あ、あの!///も、申し訳ありません!///」バッ!
アイク「こちらの方こそすまなかった…。怪我はないか?」
ステラ「い、いえ……何処にも///」
アイク「そうか、ならあいつも直ぐに片付けるか」
魔導師「我が叫びをきけいかずちよ!」
アイク「うるさい」ズバッ
アイク「あんたに怪我が無くて良かった」
ステラ「…………/////」ドキドキ
ステラ「………アイク様、貴方の御側で戦わせてください。力になりたいのです」
アイク「わかった。あんたはまだ戦闘慣れしてないみたいだからな。俺の目の届く範囲にいてくれたら俺も安心できる」
ステラ「はい!」
ガトリー「あぁ………なんか………力が入らねぇ…何でだろ……まい………った………な……………」
ティアマト「ガトリー!あなたの人生は………………きっとこれからよ!だから、だから目を開けて!」
何だかんだでノシトヒ撃破
シグルーン「やっと船を見つけたわ…!サナキ様、どうかご無事で…!」
セネリオ「アイク!」
アイク「どうした、神使が見つかったのか?」
セネリオ「いえ…子供が…!」
サナキ「………」
アイク「おい、おまえ大丈夫か?」
サナキ「うぅぅん……」
アイク「気が付いたか!?」
サナキ「お前は…?ラグズではなさそうじゃの。新米兵士か?」
アイク「いや、クリミア王女に雇われている傭兵だ」
サナキ「クリミアの……!………っぅ………!」
アイク「どうした?ああ…足を怪我しているのか?見せてみろ」
サナキ「き、気安く近寄るでない!…………!!!!!?????///////」チュウ
アイク「あ………」
セネリオ「またですかアイク…子供だったから良かったものを」
サナキ「ぶ、無礼者めっ!////この私を誰だと思っている!ベグニオン皇帝サナキ!女神の代弁者たる、神使じゃぞ!?」
アイク「な…なんだと?」
セネリオ「落ち着いてくださいアイク。非は明らかにあなたにあります。てすがこの子供の嘘を真に受ける必要はありません」
アイク「それもそうか。悪かったな…えっと…サナキ」
サナキ「なっ…!こやつら…!」
ミスト「お兄ちゃん!」
ティアマト「どうしたの二人とも?……あら、小さな子供ね」
サナキ「わ、私はベグニオン皇帝で神使のサナキで……」
ミスト「うーん…」
ティアマト「ないわね」
サナキ「…………………ぅ………………」グスッ
アイク「わ、悪かった。あんたはベグニオン皇帝で神使なんだな?」
サナキ「…………ぅぅ………………」コクコク
アイク「参ったな」
ティアマト「まさかまたキスでもしたの?」
セネリオ「その、まさかです」
ミスト「お兄ちゃんったら……(こんな小さい子にもするってことは…わたしでも…!)」
ティアマト「前はそんなこと絶対しなかったのに…どうして?」
アイク「(セネリオとティアマトになら話していいか)」カクカクシカジカ
ティアマト「普通は信じられないような話だけど…アイクが言うとすごく説得力があるわ」
セネリオ「…………で、どうするんですか?自称皇帝様は一向に泣き止む気配はしませんけど」
アイク「その……どうすれば許して貰える?俺の出来ることなら何でもする」
サナキ「…………………なんでも?」
アイク「ああ」
シグルーン「サナキ様!ご無事ですか!」
シグルーン「申し訳ありません!御守りすべき我々が至らぬばかり、御身を危険にさらしてしまうとは…!」
サナキ「………もうよい。それより私はこの者達に助けられた。礼をするゆえ宮廷に招待する。こやつらの主、クリミア王女を名乗るものも近くにいるらしいからな」
シグルーン「了解しました」
サナキ「………アイクと言ったな」
アイク「あ、ああ……」
サナキ「お主の言葉…忘れぬぞ」
アイク「(本当に神使だったとは…)」
ロイ「貴族の令嬢と皇帝の唇を同じ日に奪うなんて…」
ヘクトル「しかも親衛隊の隊長、副隊長の分もまだ残ってるな。正直羨ましいぜ」
ロイ「フラグさえ回収すればこの時点でかなりのハーレムですね。羨ましいなぁ」
ヘクトル「おめぇも嫁候補が6人もいるじゃねぇか……」
ベグニオン 大神殿マナイル
ダイジェスト
エリンシア「クリミア王女のエリンシアです」
サナキ「本当に?」
アイク「俺が保証する」
サナキ「セフェランを通じて実は知ってた」
アイク「エリンシアの不安を煽るような事をしたのか謝れ」
サナキ「自分の立場を悪くするぞ」
アイク「エリンシア姫……その…すまなかった。知らなかったとはいえうかつなことをした。本当に…すまん」
エリンシア「いいえ…私、アイク様が私の事をそんな風に考えてくださってると知って…とても嬉しかった」
アイク「エリンシア姫……」
エリンシア「アイク様……どうかエリンシアとお呼びください…」
アイク「いや…それは流石にまずいだろう」
エリンシア「さっきは呼び捨てにしてくださいました」
アイク「俺が?」
エリンシア「ええ」
アイク「なら今後は気を付ける。新しい部屋を用意してくれたみたいだな。そろそろ行こうか」
エリンシア「あ、あの…アイク様…」
ヘクトル「あそこまで鈍いと逆に清々しいな」
ロイ「でもエリンシア姫もアイクに気があるって事じゃないですか?」
ヘクトル「そういやアイクとミストが禁断のうんたらかんたらとか勘違いしてたのにな」
ジル 「あ、あの!…部屋はここでいいのでしょうか?」
クリミア兵「………………」プイ
ジル「当たり前か…敵対するデイン兵相手だから……」
ジル「………………………父上……」
アイク「おい」
ジル「な、なんだ」
アイク「あんたの部屋割りはこっちだ。そこは俺の部屋だ」
ジル「そ、そうか…かたじけない」
アイク「………陸には着いた。デインに帰るのなら今のうちだ」
ジル「……………一つ聞きたい。あの時……船を襲ったカラスどもと助けてくれた竜鱗族は……本当に同じ半獣なのか?」
アイク「ラグズだ」
ジル「ラ、ラグズと言うのだな…。デインでは誰もラグズという言葉は教えてくれなかった」
アイク「………ラグズにも良い奴と悪い奴がいる。ベオクと一緒でな」
ジル「………………………」
アイク「あんたが言いたいことは何となくわかる。あんたが知りたいこと…たとえデイン人であっても俺達の力になってくれるのなら、……ここにいてほしい」
ジル「ああ……」
アイク「後、ミストが心配してたぞ。ちゃんと顔を合わせてやってくれ」
ジル「わかった。ええと…」
アイク「アイクだ。呼び捨てで構わん」
ジル「ありがとう…。アイク………さん」
ネフェニー「…………」モジモジ
ネフェニー「ひ、ひろすぎる…。トイレはどこにあるんじゃろうか……」
裏庭
ネフェニー「へ、変なところに……来てしまった」
アイク「ネフェニーか?」
ネフェニー「! ア、アイクさん……どうして………」モジモジ
アイク「どうしたんだ?」
ネフェニー「な、何でも………ありません」モジモジ
アイク「なんでもないことはないだろう。具合が悪いのか?」
ネフェニー「本当に……大丈夫ですから」モジモジ
ケビン「うおおおおお!貴様オスカー!またしても俺から一本をとるとは!」
ネフェニー「………!!…………あ……………ぁ…………」ビクゥ
アイク「!なんだケビンか…オスカーも気の毒だな」
シャー
アイク「ん?」
ネフェニー「あ………み、見ないで…… 」シャー チョロチョロ
アイク「」
アイク「と、とりあえずこの手拭いで…!」
ネフェニー「う……うぅ……」グスッ
アイク「な、泣いても仕方ないだろう」フキフキ
アイク「(参ったな…下着を見るわけにもいかん)」
アイク「俺のマントで下半身を隠そう。なるべく人の目につかれないようにあんたの部屋へ行く。それでいいな?」
ネフェニー「は……い……」
ネフェニーの部屋
アイク「上手くいったようだな……」
ネフェニー「す、すいませんでした…////」
アイク「いや、俺に非がある。早く気づいてやればあんたがあんな思いをすることはなかった」
ネフェニー「……………」
アイク 「それより早く着替えた方が良いんじゃないか?」
ネフェニー「あの…」
アイク「どうしたんだ?」
ネフェニー「そこに……いると……出来ない……というか…/////」
アイク「そ、それもそうだな。すまん、部屋からでる。マントは返さなくてもいい。………あまり気を落とすなよ」
ネフェニー「アイクさん………」
セネリオの部屋
セネリオ「………そこにいるのでしょう?」
ビラク「やっと俺達の言葉を聞いてくれるみたいだよレックス」
レックス「そうみたいだな」
ドルカス「…………」
セネリオ「アイクの事ですが……あなたたちの仕業ですか?」
レックス「それは違うぜ」
ビラク「俺達以外の何者かの仕業だと思うよ。しかも強力ななにかだ」
セネリオ「そうですか。とにかく、今のアイクを見過ごすことはできません」
ビラク「そう言うときは素直に好きだって言うんだよ」
セネリオ「なっ!///そういうつもりじゃ…////」
レックス「ほら、もう顔が赤くなっている。かわいいやつだ」
ビラク「アイクの事になると素直だね」
ドルカス「(何で俺がここにいるんだ?)」
シグルーン「傭兵団長さん、神使様がお呼びです」
アイク「神使がおれに?どうして?」
シグルーン「私もそこまでは存じ上げませんが…神使様曰く、私に逆らう事は出来ないはずじゃ、とのことです」
アイク「………行ってみるか」
サナキ「来たな、アイク。シグルーン、下がってよいぞ」
シグルーン「はい」
アイク「………さっきは悪かった。でも、エリンシア姫の立場を悪くするような事はしないでくれ。……頼む」
サナキ「会って一言目にそれか。その事はもうよいのじゃ」
アイク「? じゃあ何で俺を呼んだ?」
サナキ「ふん。船の事を、忘れたと言うまいな?」
アイク「その事か……。流石に信じて貰えないだろうが、被害者の神使に言わないわけにもいかないか」カクカクシカジカ
サナキ「な、なんと!そのようなことが……あり得ぬ!」
シグルーン「(さっき廊下でキスをされたのも、こういう事だったのでしょうか?神使様には黙っておきましょう)」
ロイ「うーん。サナキ様はアイクという人間をあまり知らないから信じられないみたいですね」
ヘクトル「ちょっと助け船でも出してやるか。バヌトゥのじいさん!」
サナキ「おおおっ!?」
シグルーン「サナキ様!どうなされましたか!?」
サナキ「な、何でもない………。アイク!」
アイク「なんだ?」
サナキ「者ども!此奴を捕らえるのじゃ!(お主に頼みたいことがある!)」
兵士「は………はっ!」
アイク「なっ!?」ガシッ
シグルーン「サナキ様…………?」
サナキ「いや、私ではないぞ!?」
兵士「え……でも神使様が…」
アイク「これは一体何の真似だ?」
サナキ「な、体が勝手に……」
アイク「おい…?あんただいじょ……!?」チュウ
サナキ「!?//////」チュウ
シグルーン「サナキ様!?」
サナキ「ふぁ……(か、体が勝手に動く!?しかも今度は舌を……///)」ビクビク
アイク「(まさか…俺と同じ…?)」レロォ…
サナキ「(き……気持ちいいかもしれぬ……)///」
この事件のことは公にされなかった。サナキ、アイク、シグルーン、兵士だけがこの事件の真相をしっている
サナキ「………今度もう一回アイクに頼んでみるか…秘密で」
何だかんだ14章終了
マーシャ「はぁっーーー………」
アイク「相変わらずでかいため息だな」
マーシャ「アイクさん!?」
アイク「あんたの兄貴が……そのでかいため息の原因になってるんだろうな」
マーシャ「あ、兄に会ったんですか…?」
アイク「少なくとも俺が見てきた人間であれほどマヌケなやつはいない」
マーシャ「私、ミストちゃんが羨ましいです。アイクさんがお兄さんだから…。こんなこと、言っちゃダメってわかってるんですけど…」
マーシャ「もし、あの時アイクさんに助けてもらえなかったら……そう考えるだけで…」
アイク「………あんたの兄貴のせいだったらしいな。本当に間に合って良かった」
マーシャ「アイクさん…。あのときの約束、覚えてますか?」
アイク「あ、ああ…」
マーシャ「その…兄さんって呼んでもいいですか?」
アイク「構わん。好きなだけ呼んでもいい」
マーシャ「じゃあ…あの…今日!兄さんの部屋に行っていいですか!?」
アイク「別にいいが…何か用があるのか?」
マーシャ「と、とにかくいいんですね?」
アイク「いいぞ」
アイク「もう約束の時間はとっくに過ぎているのに…こっちから行ってみるか」
アイク「ここであってたよな」コンコン
アイク「…………マーシャ?いないのか?………!」ガチャ
アイク「開いている…中には…マーシャはいない」
アイク「約束を忘れたのか?」
マーシャ「で、ですから…お金はもう…!」
男「そう言われちゃあ困るなぁ…」
商人「こっちは商売だぜ?あんたの兄ちゃんが払わないのなら……なあ?」
男「へへ…自分のせいで妹が汚れちまったらどう思うんだろうなあ、あの男」
マーシャ「ケ、ケダモノ!」
商人「妹のことを考えてりゃ借金なんざしねえよ」
マーシャ「やだ、離してよ!」
男「へへへ…久しぶりの上玉だぜ」ビリビリ
マーシャ「ひっ…!や、やめて…お願い……許して……」
このSSまとめへのコメント
期待します