ヘクトル「エリウッド! 未来からお前の息子が来たぞ!」エリウッド「何!?」 (43)

ヘクトル「お前確か、息子の名前はロイにするって言ってたよな!?」

エリウッド「ああ」

ヘクトル「それって俺とニニアンとリンにしか言ってないよな!?」

エリウッド「ああ」

ヘクトル「その未来から来たって奴がお前の息子を名乗ってんだよ、ロイって名前で!!」

エリウッド「ということは……本当に未来から来た僕の息子なのか?」

ヘクトル「ああ! もう入り口で待ってるぜ!!」

エリウッド「わ、分かった……」

ガチャッ

ロイ「始めまして父上……ロイです」

エリウッド「……ヘクトル」

ヘクトル「なんだよ?」

エリウッド「……彼、亀だな」

ヘクトル「ああ、亀だな」

※キャラ崩壊注意

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1435925224

ニニアン「エリウッド様、どうしたんですか?」

エリウッド「ニニアン……彼を見てくれ」

ロイ「始めまして、母上」

ニニアン「は、母上!?」

ヘクトル「未来から来たお前の息子だってよ」

ニニアン「ええっ!? で、でも彼……亀じゃ……」

エリウッド(……はっ!! もしや……)

エリウッド「……ニニアン」

ニニアン「な、なんですか?」

エリウッド「実は君は……竜ではなく亀だったのか?」

ニニアン「違いますよ!?」

ニニアン「でもロイって名前はそういないですし……やっぱり本当に私達の息子なんでしょうね」

エリウッド「そうだともニニアン、僕と君の血を引き継いでいるんだ……顔もこんなに……」

ロイ「……」

エリウッド「……」

ロイ「……?」

エリウッド「……君、本当に僕達の息子かい?」

ロイ「!?」

ヘクトル「おいエリウッド、いきなり何言い出すんだよ」

エリウッド「ヘクトル……この顔を見ろ……なんだこのサングラス! なんだこの鼻!!」

エリウッド「美男美女の血を継いでいるならもっとイケメンのはずだろ! なんだこのブサイクは!!」

ロイ「父上……僕は……うぅっ」

ニニアン「エリウッド様……いくらなんでも……」

エリウッド「!! ……すまない、つい……」

ヘクトル「悪いなロイ、こいつは何も考えない口が悪い野郎なんだ」

エリウッド(一番言われたくないやつに言われた……)

ヘクトル「そういえば未来から来たって言ってたけどよ……なんでやって来たんだ?」

ロイ「……お願いします」

ニニアン「?」

ロイ「僕達の世界を……救ってください!」

エリウッド「何……?」

ロイ(……)

回想

ロイ『ファイアーエムブレムの世界に……?』

クッパ『そうだ! そこでお前は烈火の剣の世界に行き未来から来たエリウッドの息子、ロイを名乗るのだ!!』

ロイ『なぁ親父、息子を名乗った所で信じてもらえるのかよ? 多分似てないぜ?』

クッパ『驚くなロイ! なんとそのエリウッドの息子の名前はロイなのだ!』

ロイ『!! じゃあ俺がこの仕事を任せられたのも……』

クッパ『その通り! お前がロイだからだ!』

クッパ『ロイが生まれてない時代に行き、エリウッドとその仲間達を連れてこい! やつらは必ず戦力になる!』

ロイ『戦力……まさか!』

クッパ『そうだ! お前が上手く誤魔化してこの世界に来させ、クッパ軍に加入させるのだ! そして……』

ロイ『マリオを……倒す?』

クッパ『分かればよい! 早くエリウッドとその仲間達を連れてくるのだーー!』

ロイ『任せてくれ親父!!』

ロイ(マリオを倒すため……なんとしてでも誤魔化さねーと!)

ロイ「僕達の住んでいるキノコ王国では今、マリオという悪の親玉によって支配されようとしています」

エリウッド「キノコ王国……? 聞いたことないな」

ヘクトル「未来から来たんだぜ? 新しい国ぐらい生まれてるだろ」

ニニアン「確かにそうですね……」

ロイ「僕達だけでは到底敵わず……お願いです、力を貸してください父上、母上!」

エリウッド「ちょっと待て、未来の僕達はどうした?」

ロイ「そ、それが……全員が烈火のリメイクの署名運動をしていて不在の状態で……」

エリウッド「それは仕方ないな」

ニニアン(仕方ないのでしょうか……?)

エリウッド「息子の頼みとあれば仕方ない……いいだろう」

ロイ「ありがとうございます!」

エリウッド「そういえば肝心な事を聞き忘れたが……君はどうやって未来からここに来たんだい?」

ロイ「ワープ土管を使って来ました」

ニニアン「わ、ワープ土管?」

ヘクトル「未来から来たんだぜ? 新しい技術ぐらい生まれてるだろ」

エリウッド「君、なんでも未来で済ませようとしてないかい?」

エリウッド「よし、僕達だけだと不安だからほかの仲間を呼ぼう」

ヘクトル「そうだな、俺も今城にいるやつ呼んでくるわ」









エリウッド「もしもしロウエンか? 今日は……えっ? レストランが忙しい? そうか……」















エリウッド「ハーケン、なんで今日はいないんだ? ……えっ、イサドラとSEX中? そうか、頑張ってくれ」












エリウッド「……もしもしネルガル、この間なんでも言うことを一つ聞くって……は? 腹痛? ちょっと待て、そんな嘘は……くそっ、切れた」

ヘクトル「うちはセーラとマシューしかいなかったぜ」

マシュー「任せてください若様」

セーラ「私がいるからには大丈夫ですよ!」

ヘクトル「そっちは?」

エリウッド「リンディス達がキアランの仲間を連れて来るそうだ」

リン「お待たせみんな」

ヘクトル「おっ、噂をすれば」

ケント「久しぶりの戦ですね……」

セイン「未来にも可愛い人がいっぱいいると思うと……楽しみだぜ!」

リン「みんないろんな用事があって彼らしか連れてこれなかったけど……」

ロイ「十分です、ありがとうございます」

エリウッド「ええと……僕、ロイ、ニニアン、ヘクトル、マシュー、セーラ、リンディス、ケント、セイン……九人か」

ヘクトル「そんでよロイ、そのワープ土管ってやつはどこにあるんだ?」

ロイ「こっちです、着いてきてください」

レベッカ「ふう……今日はこんなところかな」

レベッカ「早く家に帰ってお兄ちゃんに……あら?」

エリウッド達「……」ゾロゾロ

レベッカ「こんにちはエリウッド様達! 何かあるんですか?」

エリウッド「やあレベッカ、ちょっとこれから戦いに行くんだ」

ロイ(!! 今、レベッカって……)

レベッカ「ま、また何か戦争が起こるんですか!? ……私も協力したいです!」

エリウッド「そうか、じゃあ君も来てくれ」

レベッカ「はいっ! ……あら? そこの亀さんは……」

ロイ「始めまして……乳母様」

一同「!!!!?」

レベッカ「えっ……う、乳母? 私が? どういうこと?」

ロイ「未来では母上が亡くなってしまい……レベッカさんが乳母となっています」

エリウッド「なんだって!?」

ニニアン「私……死んでしまうのですか!?」

エリウッド「嘘をつくのもいい加減にしろロイ!」

ロイ「あなたの息子ですよ……嘘をつくと思いますか?」

エリウッド「!! ……確かに」

ケント(それで納得するのか……)

ニニアン「ロイ……どうして私は死んでしまったの?」

ロイ「……食中毒です」

マシュー(呆気ねえ……)

エリウッド「だが今の事実を聞いたからには未来は変えれるかもしれない……気をつけようニニアン」

ニニアン「は、はいっ!」

ロイ「着きました、これがワープ土管です」

リン「この土管に入ればタイムスリップができるの?」

ロイ「はいっ!」

セイン「ロイ様! 敵を倒した暁には素晴らしい女性を紹介してくださいね!」

セーラ「あっ! 私にもかっこいい人紹介してください!」

ケント「お前達は……」

ロイ「では入りますよ」

エリウッド「ああ」

ビヨビヨビヨ……

ヘクトル「うおおっ!? なんだこの空間!?」

ロイ「この空間を先に進めば未来の世界に行けます」

セーラ「……ていうか勝手に進んでない?」

マシュー「こりゃいいな、楽して進める」

ロイ「……ではこの勝手に進んでいる間に……」

ロイ「……」チラッ

レベッカ「……?」

ロイ「……舐めさせてください、乳母様」

レベッカ「!!?」

ロイ「お乳を頂戴致す!」

ベロン!

レベッカ「きゃ、きゃあっ!///」

エリウッド「ロイ! 何やっているんだ!!」

ロイ「戦争前に栄養を蓄えなければ……」レロレロレロレロ

ロイ(うっひょお! たまんねえぜ!///)

レベッカ「や、やめて……ロイ……様……///」

セイン「……ロイ様!!」

ロイ「!!」

ケント(セインがあんなに険しい表情をするとは……余程怒っているんだな)

セイン「……俺にも舐めさせてください!!」

ケント「」

ロイ「じゃあセイン様は左乳首をどうぞ」

セイン「ひゃっほう!」

レベッカ「ちょ……ダメ……セインさん……///」

ロイ「……」レロレロレロレロ

セイン「……」レロレロレロレロ

レベッカ「ふあぁ……///」

リン「いい加減にしなさい!」

ザシュッ!

ロイ・セイン「ぐはっ!」

リン「ちょっとエリウッド! どういう教育させてんのよ!」

エリウッド「そうか……僕がちゃんと教育していない所為で彼はこんな非行を……」

リン「全く……子が親に似るっていうのは本当ね」

エリウッド「ちょっと待て! 僕はいきなり他人の乳首を舐めるやつだとでも言いたいのかい!?」

リン「変態でしょ? 親子三代揃って」

エリウッド「くっ……言い返せない!!」

マシュー(変態なのは認めるのか……)

ヘクトル「おい! なんか光が見えて来たぜ!」

ニニアン「もしかして……あの光が……」

ロイ「はい、未来です」

ピカアアアアアアアア……!

エリウッド「うわっ、眩しい!」











ビヨビヨビヨ……

セーラ「着いたの?」

ロイ「はい」

ノコノコ「ロイ様が帰って来たぞーー!」

パタパタ「おかえりなさいロイ様!!」

トゲノコ「過去の人達も強そうなやつばかりだ!!」

ケント「彼らは……?」

ロイ「僕の部下です」

エリウッド「……ヘクトル」

ヘクトル「なんだよ?」

エリウッド「……みんな亀だな」

ヘクトル「ああ、亀だな」

クッパ「おお! 帰って来ましたかロイ様!!」

ロイ「た、ただいま帰ってきたよクッパ」

クッパ・ロイ(すごい違和感がある……)

エリウッド「なるほど……あなたがここのマーカス的存在の人なんですね」

クッパ「そ、そうなのだエリウッド様!」

ヘクトル「そんでよ……マリオってやつはどこにいるんだ?」

クッパ「ここからずっと南に進んだらあるピーチ城という城にいるのだ」

リン「写真とかあるかしら?」

クッパ「勿論ある……これがマリオとその仲間達の写真だ!!」

ケント「……とても悪行をする人達には見えないのですが……」

クッパ「お前達は騙されてはいかん! その優しい顔から繰り出すファイア攻撃は協力な物なのだ!!」

ニニアン「敵は魔導師みたいですね……」

セーラ「私の手にかかれば秒殺よ!」

エリウッド「よし、敵の情報は大体分かった……」

エリウッド「……クッパさん、僕達に任せてください!」

クッパ「ガハハ! 頼もしいぞ!」

エリウッド「よし、出撃メンバーの編成だ……マシュー」

マシュー「なんですか?」

エリウッド「いつものアレ、持ってるかい?」

マシュー「勿論持ってますよ、使いますか?」

エリウッド「ああ」

ヘクトル「アレってなんだよ?」

エリウッド「君は自分の部下のことも知らないのか? マシューがいつも持っている『クラスチェックマシーン』だよ」

ヘクトル「なんだそりゃ」

レベッカ「この機械を額に当てることでなんのクラスか分かるんですよ」

ヘクトル「へー、そんなの持ってたのかよマシュー」

マシュー「若様、いつも出撃準備の時に話に参加してなかったですからね」

ヘクトル「う、うるせーな! エリウッドのあんな長ったらしい話なんか聞けるかよ!!」

エリウッド「とにかくこれでロイとその仲間達のクラス、レベルをチェックするんだ」

ボロドー「ボロドーだ、よろしくな」

エリウッド「盗賊でレベル3か、ゴミだな」

ボロドー「!?」

カメック「私はどうですかな?」

エリウッド「レベル12のシャーマン……伸び代はあるな」

カメック「それはどうも」

ハンマーブロス「俺はどうっすか!?」

エリウッド「戦士、レベル5……まあいいだろう」

クリボー「やる気はあります!」

エリウッド「……君は行商人を頼む」

エリウッド「クッパさんはバーサーカーで……さあロイ、後は君だ」

ロイ「分かりました父上」

エリウッド「……まあ君は僕の息子だからね、恐らくクラスはジュニアロードだろ」

ロイ「!!!」

ロイ(や、やべえ……これでジュニアロードじゃないクラスが表示されたら……)

エリウッド「どれどれ……」

ピピピピ……

エリウッド「レベルは16で……クラスは……」

『ソシアルナイト』

エリウッド・ロイ「!!?」

エリウッド「ちょっと待ってくれ……なんでソシアルナイトなんだ?」

ロイ「え、ええと……」

クッパ(こ、これはまずいのだ!!)

クッパ「エ、エリウッド様! ロイ様は部下の気持ちを知るために自らソシアルナイトになりたいと志願を……!!」

ロイ(親父……!!)

エリウッド「なるほど……部下思いの所は僕に似てますね」

ロイ(助かった……)

ヘクトル「けどよ、馬はどこにいるんだ?」

ロイ(……そういえば俺、なんで馬に乗ったことがないのにソシアルなんだ?)

クッパ「こ、このクッパクラウンという馬に乗っているのだ!!」

セイン「へー……未来の馬は変わってるんですねー」

ヘクトル「んじゃ剣は?」

クッパ「せ、背中を見るのだ!」

エリウッド「甲羅にトゲが……まさかこれが剣?」

ロイ「そ、そうです父上!」

ヘクトル「未来の剣ってすっげーな……」

クッパ(ふう……なんとか誤魔化せたのだ……)

エリウッド「よし……出撃メンバーは決まった」

エリウッド「……みんな!! キノコ王国の未来の為にも……この戦いに全身全霊で挑むぞ!」

一同「うおおおおおおおお!」

クッパ(ガハハ……こいつは期待できる!)

クッパ(見ていろマリオ! 今日という今日こそ貴様をコテンパンにしてやるのだ!!)

クッパ「ガハハ! 腕がなるのだ!!」

エリウッド「あ、クッパさんはお留守番で」

クッパ「!?」

エリウッド「レベルカンストしているから経験値泥棒になっちゃうんですよ。 今回は育成マップなんで……すいません」

クッパ「わ、分かったのだ……」

ピーチ城

マリオ「やっぱりピーチ姫の作るケーキは美味しいね!」

ヨッシー「ヨッシー!」

ルイージ「こらヨッシー、みんなの分も食べたらダメだろ」

ピーチ「うふふ……ケーキはまだあるから遠慮しないで食べてね」

ドンキー「ウッホーー!」ブンブン

ワリオ「いてっ! おいドンキー! お前が暴れた所為で腕がオレ様のハンサムな顔に直撃したじゃないか!」

キノピオ「た、大変ですーーー!」

マリオ「どうしたんだいキノピオ?」

キノピオ「ク、クッパの飛行船が……お城にやって来てます!!」

ルイージ「なんだって!?」

ワリオ「あいつも懲りないヤツだなー」ホジホジ

ヨッシー「ヨッシー!」

ルイージ「またピーチ姫を攫いに来たかもしれないだって? 確かにそうかもね……」

キノピオ「ど、どうするんですか?」

マリオ「みんなで戦おう!」

ドンキー「ウッホーー!」

ピーチ「わ、私も戦うわ!」

キノピオ「ピーチ姫……」

ピーチ「みんなのお荷物になるわけにはいかないもの!」

マリオ「よし……入り口で迎え撃とう!」

ヨッシー「ヨッシー!」

キノピオ「あの……まだ襲って来るって決まったわけじゃ……」

エリウッド「まさかクッパさんがこんな飛行船を持っていたとはね」

ロイ「父上! ピーチ城が見えました!」

エリウッド「よし! 着陸しろ!」

エリウッド「……みんな! 準備はいいか!」

ヘクトル「いつでもいいぜ!」

リン「この戦い……勝ってみせるわ!」

ズドーン……

ロイ「着陸しました!」

エリウッド「進軍だああああ!」

一同「うおおおおおお!」ドドドド……











キノピオ「来ましたよ!」

ドンキー「……ウホ?」

ピーチ「見たことがない人達だわ……」

エリウッド「マリオとその仲間達! 覚悟しろ!」

ルイージ「兄さん!! やっぱり敵だよ!」

マリオ「よし! やってやるぞ!」

マリオ(あの赤毛の男の子……誰かに似ているような……)

エリウッド「よし! マシューはあの女の人を頼む!」

マシュー「分かりました!」

マシュー(クッパ様が言うには……あの女の人は生け捕りにするんだよな……)

マシュー(んじゃ、ちゃちゃっと攫ってっと……)ダッ

ピーチ「!!」

マリオ「まずい! ピーチ姫が!」

パァン!

マシュー「うっ!」

ヘクトル「マシュー!!」

リン「鞭攻撃……一体誰が!?」

ヨッシー「ヨッシー!」

レベッカ「鞭じゃなくて舌!?」

セーラ「うわー気持ち悪い……」

ピーチ「ありがとうヨッシー!」

ヨッシー「ヨッシー!」

マシュー「やるな……」

エリウッド「!!」

ニニアン「……エリウッド様?」

エリウッド「ニニアン……あの舌の長い緑の男なんだが……」

ニニアン「……その方がどうしたんですか?」

エリウッド「良く見たら……竜じゃないか!?」

ニニアン「!!!」

マリオ「ヨッシーはスーパードラゴンなんだ!」

ヨッシー「ヨッシー!」

エリウッド「スーパードラゴンだって……? 知ってるかいニニアン?」

ニニアン「い、いえ……全く」

エリウッド「どうやら未来では……竜の門が再び開いてしまったみたいだね」

ニニアン「そうみたいですね……」

エリウッド「みんな! あの竜には気をつけろ!」

一同「おう!」

ルイージ「なんだかヨッシーだけが物凄い敬遠されてる……?」

ワリオ「おいおいそこの斧野郎!」

ヘクトル「ああん?」

ワリオ「マッチョなのはオレ様だけで十分だ! 覚悟しろ!」

ドンキー「ウッホーーー!」

ヘクトル「デカ物二人か……いいぜ! 相手になってやる!」

ガキイン!

ワリオ「ぐぬぬ……」

ドンキー「ウホ……」

セーラ「すごーい! 男二人のパンチを両手で受け止めてる! ヘクトル様頑張れーー!」

ヘクトル「おめえも手伝え!!」

ルイージ「見て兄さん! 僕達と同じ赤と緑の人だ!」

セイン「お、そういえば」

ルイージ「きっと偽物の僕達に成り切ってるつもりなんだ!」

マリオ「そ、そうなのかな……」

ケント「そんなつもりはないのだが……」

ルイージ「と、とにかく! 僕達のブラザーパワーを見せつけてやろうよ!」

マリオ「うん!」

ケント「くるぞ、セイン!」

シーン……

ケント「あれ、セインは……?」

レベッカ「みんなが戦ってる……私も援護しないと!」

ロイ「乳母様……」

レベッカ「……ロイ様?」

ロイ「……もっと栄養を蓄えなければ」ベロン

レベッカ「きゃ、きゃあっ!///」

ロイ「お前ら! 栄養を蓄えろ!」

ノコノコ「舐めさせていただきます!」レロレロ

パタパタ「やっほう! ピーチ姫以来の上玉だぜ!」レロレロ

レベッカ「な、なんで……私だけ……///」

ロイ「乳母だからですよ、乳母様」

セイン「俺も入れてくださいロイ様!」

ロイ「いいですよセインさん」

レベッカ「いやあああああ!」

ケント「あの馬鹿……」

ケント「セイン! 何やっているんだ!」

セイン「なんだよケント、お前も舐めたいくせに」

ケント「お前と私を一緒にするな!」

セイン「それともあれか? フィオーラさんの乳首を舐めたいのか?」

ケント「な、なんでそこでフィオーラが!///」

ルイージ「兄さん! 二人が喧嘩をしているよ!」

マリオ「よし! 今だ!」

マリオ・ルイージ「ダブルファイアボーール!」ボワッ












セイン「リンディス様……俺……幸せでした……」バタッ

マリオ「よし、倒したぞ!」

ルイージ「あれ、もう一人は……」

ケント「セインを盾にしておいてよかった……」

マリオ(意外とクズだな……)

ロイ「……」レロレロレロレロ

ノコノコ「……」レロレロレロレロ

パタパタ「……」レロレロレロレロ

トゲノコ「……」レロレロレロレロ

レベッカ「もう……ダメ……頭が……おかしくなりそう……///」

リン「……いい加減にしなさい!」ザシュッ

ロイ・ノコノコ・パタパタ・トゲノコ「ぐわっ!!」

ルイージ「兄さん! あの人すごいよ! 一瞬で何十匹ものノコノコを……」

マリオ「もしかしたら彼女がこの中で一番強いみたいだね」

マリオ「みんな! あの剣士には気をつけて!」

一同「おう!」

ニニアン「なんだかリン様だけが物凄い敬遠されてる……?」

エリウッド「ニニアン! マリオを倒す! 踊りの準備はいいか!?」

ニニアン「はいっ!」

マリオ「……ヨッシー! 君の力を借りるよ!」

ヨッシー「ヨッシー!」

マリオ「ルイージはほかの人の援護に回ってくれ!」

ルイージ「分かった!」ダッ

マリオ「乗るよヨッシー!」

ヨッシー「ヨッシー!」

エリウッド「!!」

ニニアン「あの人、竜に乗りましたね……」

エリウッド「なるほど……そういうことか……」

ニニアン「……エリウッド様?」

エリウッド「ニニアン……僕も君に乗っていいかい?」

ニニアン「きゅ、急にどうしたんですか?」

エリウッド「あの竜はメスで……恐らくマリオは後背位をしている!!」

ニニアン「!?」

エリウッド「まるで最強のカップルは僕達だと言わんばかりに……ほら見ろ! あの竜も嬉しそうに喜んでいる!」

ヨッシー「♪」

エリウッド「ニニアン……バックにはバックで対抗だ!!」

ニニアン「……はいっ!!」

マシュー「あんた……思ってたより避けるね」

ピーチ「ふふ、私は空中浮遊ができるのよ」

ヘクトル「なんだこいつ! 斬っても斬っても倒れねえ!」

ワリオ「オレ様は不死身だ!!」

ルイージ「頑張れワリオ!」

セーラ「頑張ってヘクトル様!」

ドンキー「ウッホー!」

エリウッド「どうだマリオ! 僕達はこの五分で二回もイったぞ!!」

ニニアン「エリウッド様ぁ……///」

マリオ「な、なんだかよく分からないけどやばそうだぞ!」

ヨッシー「ヨッシー!」

リン「そこ! またレベッカの乳首を舐めてる!」ザシュッ!

ロイ「ぐわっ!!」

レベッカ「あへえ……///」

ケント(なんだこの状況……)

??「そこまでにしてください!!」

エリウッド「誰だ!?」

マリオ「!! 君は……ロイ!!」

ニニアン「ロイ!?」

ロイ(亀)(やべえ!! 本物がなんでここに!?)

ロイ「父上、母上。 もう争いはやめてください」

エリウッド「その顔……その髪型……もしや君が!?」

ロイ「そうです……あなたの息子、ロイです」

マリオ「やっぱり見たことあると思ったら……ロイのお父さんだったんだね」

レベッカ(私、この人の乳母になるのね…)

エリウッド「じゃあ僕が会ったあのロイは……」

ロイ「彼はあなたの息子ではありません」

エリウッド「まさか……僕達を騙したのか!?」

ロイ(亀)「えーと……その……」

マリオ「でもロイ、なんで君がここに?」

ロイ「マリオさん達がいつまで経ってもスマブラに来ないから迎えに来たんですよ」

マリオ「あっ、もうそんな時間だったのか……」

ヘクトル「このロイが偽物ってのは分かったけどよ……キノコ王国がお前に支配されてるのは変わりねえだろ?」

リン「そういえばそうね」

マリオ「な、何を言っているんだい?」

エリウッド「クッパさんがそう言ってたんだ」

ロイ「マリオさん……もしかして……」

マリオ「うん……クッパに嵌められてるかもしれないね」

エリウッド「???」

クッパ城

クッパ「エリウッドのやつ、ちゃんとマリオを倒せただろうか……」

クッパ「……まあ無駄な心配か! ガハハ!」

カメック「クッパ様! エリウッド様達が帰って来ました!」

クッパ「ちゃんとピーチちゃんを連れて来てるだろうな!?」

カメック「はいっ! 確認しました!!」

クッパ「よし! 通せ!」

ガチャッ!

クッパ「エリウッド! よくやっ……えっ?」

マリオ「うおおおおおおお!!」

エリウッド「よくも騙したなクッパ!」

クッパ「な、何故マリオ達が!?」

エリウッド「全員突撃!!」

一同「うおおおおおおお!!」

クッパ「ぐわあああああああああ!!」

クッパ「バレてしまったか……グハッ」

ロイ(亀)「ごめん親父……げふっ」

エリウッド「マリオさん……ご迷惑をおかけして申し訳ありません」

マリオ「謝ることはないよ、悪いのは騙したクッパだからね」

エリウッド「これ以上長居するわけにもいかないので僕達は帰らせていただきます」

ロイ「父上……」

エリウッド「ロイ……元気でな」

ロイ「……はいっ!」

セーラ「ねーねーロイ様! 未来の私って誰と結婚してるの!?」

セイン「あっ! 俺も誰と結婚してるか聞きたいです!」

ケント(死んでなかったのか……)

ロイ「ええと……」

エリウッド「言うなロイ!!」

ロイ「!!」

セーラ「えー……どうしてですかエリウッド様ー」

エリウッド「……未来が分かってる人生なんて楽しくないだろう? そういうのはとっておくべきだ」

リン「そうね……エリウッドの言う通りだわ。 それに未来を知ったら未来が変わっちゃうかもしれないし」

セーラ「……はーい」

エリウッド「……もしかしてヘクトルと結婚してるかどうか聞きたかった?」ボソッ

リン「ち、違うわよ!///」ボソッ

ヘクトル「何小声で話してんだあいつら」

マリオ「そうだ! ……リンさん、 帰る前にこれを……」

リン「……このチケットは?」

マリオ「スマブラ出場権だよ」

マシュー「でもなんでリンディス様だけなんですかね? 若様もそれなりに強いのに」

ヘクトル「それなりってなんだよ」

マリオ「さっきの戦いを見てたんだけど……あれだけ一瞬で敵を倒せる人はなかなかいないからね」

リン「……ありがとうマリオさん、今度このチケットで会いに行くわね」

ロイ「父上! 数年後に赤ちゃんの姿で会いましょう!」

エリウッド「ああ!」

ロイ「あと僕に変な性教育させないでくださいね!」

エリウッド「あ、ああ///」

ニニアン「エリウッド様……」

ビヨビヨビヨ……

後日

ヘクトル「エリウッド! 未来からお前の息子の部下がやって来たぞ!」

エリウッド「何!?」

ヘクトル「お前、確かロイからどんな名前の部下がいるか聞いたんだよな?」

エリウッド「ああ」

ヘクトル「そんでウェンディってやつがいるって俺とニニアンとリンにしか言ってないんだよな?」

エリウッド「ああ」

ヘクトル「その未来から来たって奴がお前の息子の部下を名乗ってんだよ、ウェンディって名前で!!」

エリウッド「ということは……本当に未来から来た僕の息子の部下なのか?」

ヘクトル「ああ! もう入り口で待ってるぜ!!」

エリウッド「わ、分かった……」

ガチャッ

ウェンディ「始めましてエリウッド様……ウェンディです」

エリウッド「……ヘクトル」

ヘクトル「なんだよ?」

エリウッド「……彼女、亀だな」

ヘクトル「ああ、亀だな」

〜終わり〜

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