八幡「なんとか上手くやっている」 (35)
長編のSSも書いていますが、こちらも更新したいと思います。
よろしくお願いします。
カラオケボックス
八幡(なぜこんな状況になったのか…)
八幡(いや、結構前からなんだけどね?)
戸部「隼人くん、なんかいい感じの歌うたってよ~」
三浦「いいじゃん、隼人聞きたい」
葉山「おいおい、俺はそんなに歌自身ないぞ」
海老名「なんかいい曲ないかな」
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結衣「う~ん…ヒッキーなにか決めた?」
八幡「いや、まだ決めてない」
八幡(こういうの一番手って恥ずかしいよね)
結衣「ヒッキー、一番手にうたわない?」
八幡「やめてくれ」
八幡(いじめですか?ガハマさん?)
八幡(というわけで、今俺はカラオケボックスにいます)
八幡(三浦、葉山、戸部、海老名、由比ヶ浜、そして俺)
八幡(なに?このメンバー…)
八幡(季節は秋、俺たちの卒業もあと半年ほどに迫っていた)
葉山「俺が一番手で行くよ、次は比企谷かな?」」
八幡「勝手にきめるなよ…」
葉山「冗談さ」
戸部「ヒキタニくん、そこは乗っかろうよ~」
三浦「ヒキオ、ノリ悪すぎ」
八幡「…」(面倒だなこれ…)
結衣「まあまあ、あたし唄うし」
八幡(教室での会話ならともかく、プライベートではきついなやっぱ…)
海老名「比企谷君も大変だね。まあ、みんな悪気はないからさ」
八幡「それはわかってる」
八幡(あれ?比企谷って呼んでたかな?前はどうだったか)
♪♪♪
三浦「隼人、いい感じ!」
戸部「さすが隼人くんじゃん~!」
八幡「確かにうまい気がするな」
結衣「隼人君、基本なんでもできるし」
八幡「雪ノ下みたいな奴だな」
八幡(俺たちが3年に上がって…クラス替えの際、この面子が同じクラスになった)
八幡(最初は離れていたが、秋から席がすぐ近くになった)
八幡(おかげで、話す必要が出てきて…由比ヶ浜が俺をグループに入れた)
八幡(学年でも最上位グループ?と思われるが、2年の時色々あったし)
八幡(由比ヶ浜は当然として、海老名とも普通に話せたな)
八幡(葉山ともまあ、なんとか…戸部と三浦は少しキツイか)
八幡(そんな感じでまあ、悪くはない…と思う)
葉山「はい比企谷。君の番だよ」
八幡「おう…」
八幡(なんか晒し者にする表情だな…まあ俺が捻くれた考えしてるだけだが)
三浦「早く唄えってヒキオ。後つかえてんだから」
八幡「わかったよ」
八幡(無難な曲で…まあ、この歌ならなんとかなるか)
三浦「あれ、この曲って…へぇ意外と知ってるんだ、ヒキオ」
♪♪~~
三浦「…」
戸部「…あ、ああ…いいんじゃない…?」
葉山「戸部…それ逆効果だな」
八幡(うわ…微妙な顔してるな…)
八幡(まあ、自分が上手いとか微塵も思わんけどな…)
三浦「んじゃ、次また隼人ね~」
八幡(なかったことにされましたよ…)
結衣「あ、あははは」
海老名「これは落ち込むわね比企谷君、慰める薄い本が…」
三浦「擬態しろし」
海老名「そこは的確にしてくるんだ」
♪~~~
八幡「なあ、海老名」
海老名「なにが?」
八幡「雰囲気」
海老名「どうだろね、悪くないと思うんだけど、二人抜けちゃったし」
八幡「ああ、あいつらか」
海老名「違うクラスだし、しょうがないかもだけど」
八幡(表面上の関係…それを守ろうとしてたんだよな…あの二人が抜けたのは綻びか?)
結衣「…ねえ、ヒッキー…」
八幡「なんだ?」
結衣「姫菜と…仲いいんだ…?」
海老名「どうかな?あ、でもこのメンバーでは一番かも」
八幡「ちょ、なに言ってんの?」
結衣「……」
海老名「でも…ね?修学旅行でも告白されてるし?」
八幡(戸部…なんか微妙な表情で見て来るんだが…自重してくれませんかね、海老名さん)
結衣「ヒッキー…そっか」
八幡「由比ヶ浜、誤解とかしてる気がするぞ?」
結衣「そんなことないんじゃないかな?」
三浦「ねえ…隼人…なんかあれ…」
葉山「少し唄う雰囲気じゃなくなってるような…?」
戸部「ヒキタニくん~」
外
葉山「唄った…かな?」
三浦「う、うん、唄ったんじゃない?」
八幡(後半なんとも微妙な空気が流れてましたけどね、あーしさん)
結衣「楽しかった~!」
海老名「うんうん、結衣なんだか裏返ったりしてたけどね」
結衣「う…それは」
八幡(俺と海老名と所見る時に、裏返ってたな…)
戸部「あ~あれだわ~、ちょっとブルーだわ俺…」
八幡「お前が、変なこと言うから…」
海老名「そんな変なことだったかな?比企谷くんと仲良くしてるってだけだし」
八幡「いや、だからね?」
結衣「仲いいんだ、やっぱり…」
三浦「…」
戸部「は~~ブルー度数上昇中だわ」
葉山「とりあえず、今日は解散にしようか、ほら戸部も」
八幡「んじゃ、俺はもう帰る」
結衣「え、うんわかった…また連絡するね」
八幡「おう」
海老名「それじゃ、私も帰るね」
結衣「うん、姫菜また明日ね」
結衣「…」
三浦「結衣さ」
結衣「え、なに?」
三浦「今日様子変だったよね?」
結衣「ええっ?そ、そうかな~そんなことないけど」
三浦「……」
葉山「…」
葉山「優美子、俺達も帰るよ」
三浦「うん、わかった。隼人またね」
次の日
スタスタ
八幡(昨日のカラオケ微妙だったか?)
八幡(時期的に葉山も戸部も引退だしな…ああいう集まりは増えるか)
八幡(奉仕部もないしな)
八幡「といっても受験が控えてるからな…」
いろは「そうですね~控えてますよね」
八幡「一色かよ…」
いろは「先輩、何一人ごと言ってるんですか?通報しますよ?」
八幡「雪ノ下みたいなこと言うな」
いろは「おはようございます」
八幡「おはよう」
いろは「今日は普通に挨拶できましたね」
八幡「俺は、小学生か」
今日はこんなところで終わります
いろは「先輩今日暇ですか?」
八幡「受験だし、暇なわけないだろ」
いろは「暇ですね?遊びに行きません?」
八幡「聞いてないのかな、人の話」
いろは「今日、わたし仕事なくてですね~」
八幡「いや…これから色々な行事の季節だろ」
いろは「まあそうなんですけど、息抜き?みたいな~」
八幡「息抜き…ね」
いろは「どうしたんです?」
八幡「今、葉山のグループと付き合いあるんだけどな」
いろは「言ってましたね」
八幡「どうも場違い感があってな」
いろは「かもしれないですね」
八幡「席が近いし、由比ヶ浜もいるんだが…なんか違う気がする」
いろは「わたしと話してる時は、場違い感とか感じないんですか?」
八幡「まあ特には」
いろは「先輩…」
いろは「息抜きに丁度いいじゃないですか~」
八幡「かもな」
結衣「あれ…ヒッキー?」
八幡「由比ヶ浜か」
結衣「お、おはよ」
八幡「おう」
いろは「おはようございます、結衣先輩!」
結衣「おはよう、何か話してたの?」
いろは「今日、先輩と出掛けましょうって言ってたんですよ」
結衣「え?」
八幡「ていうか何処いくんだよ」
いろは「それは、また考えましょう」
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