ラフ・いろはす【俺ガイル】 (31)
『この夏新発売!○○の○○味!』
八幡(夏の夜。テレビからアイスのCMが流れる。それを小町が食い入るように見ていた)
小町「・・・」
八幡「・・・」
小町「えっ、買ってきてくれるの?」
八幡「何も言うとらんがな」
八幡(しかし、可愛い妹にねだられたら、絶対に断れないのが千葉のお兄ちゃんというもの。俺は俺の重い腰を上げた)スック
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小町「わーい!お兄ちゃん大好き!」
八幡「だから何も言ってねぇだろが」
小町「でも、立ったって事は、そういうことでしょ?」
八幡「だからって買いに行ってやるとは限らんだろ」
小町「じゃあ違うの?」
八幡「違わないけどよ・・・」
小町「わーい!」
八幡(財布と自転車の鍵を取りに行く俺だった)
八幡(二十分ほどかけて、目的地に辿り着いた。あのアイスはフ〇ミマ限定らしく、一番近いフ〇ミマはここなのだ)
八幡「思ったより遠いおつかいになっちまったな・・・」
八幡(店内に入ってお目当てのアイスを見つけ、掴もうとすると、隣の人と手がぶつかった)ベシッ
いろは「あ、すいませ・・・」
八幡「・・・一色」
いろは「あれ、先輩じゃないですか」
八幡「・・・何故ここにお前が」
いろは「最寄りのコンビニがここで・・・って何言わせるんですか。私の家を特定してどうするつもりですか」
八幡「知らんがな」
いろは「っていうか、先輩の家ってあっちじゃなかったです?どうしたんですかこんなところまで。私に会いに来たんですか?」
八幡「違えよ。一番近いフ〇ミマがここだったっつーだけの話だ」
いろは「あっ、もしかして今CMでやってるこれ目当てですか?私もです」
八幡「妹におつかいを頼まれてな」
いろは「いいなぁ、私も先輩みたいな(都合のいい)お兄ちゃんが欲しかったですよ」
八幡「その妙な間はなんだ」
いろは「えへへ」
八幡「全くあざといなぁお前は・・・」スッ
いろは(そう言うと、先輩はアイスを二つ手に取った)
八幡「・・・」スッ
いろは(一個戻した)
いろは「自分の分は買わないんですか?」
八幡「あぁ・・・あんまり俺の好みじゃなさそうだ」
いろは「ふぅん・・・?」スッ
いろは(アイスケースを見ると、例のアイスは残り一つ。先輩がさっき戻したものだ)
いろは「・・・ふふ」ニヤニヤ
八幡「・・・何にやにやしてやがる」
いろは「べっつにー?何でもありませんよーだ」ニヤニヤ
八幡「くっ・・・こんにゃろう」
いろは「それじゃ、これは私がいただきますね?」スッ
八幡「勝手にしろい」
いろは「・・・あーでも今、夜ですし乙女的に甘い物食べ過ぎるのはなー。先輩、半分食べてくれません?」
八幡「はぁ?」
いろは「もー。察してくださいよぅ。先輩がいつも使ってる手じゃないですか」
八幡「・・・お前な」
いろは(先輩は短くそう言うと、特別決まりが悪そうな顔をした。私は先輩のそういう顔が嫌いじゃない)
いろは「ほら、早くレジ行きましょう。アイス溶けちゃいますよ?」
アリアトヤッシター
八幡(コンビニを出、店の前で二人並ぶ)
八幡「・・・」ジーッ
いろは「? どうかしました?」
八幡「・・・いや、お前の寝間着そんな感じなんだな」
八幡(Tシャツの上にパーカー。下はハーフズボン)
八幡(Tシャツには手作り感満載のフォントで『3-2いろはす』と書かれている。恐らく中学時代のクラスTシャツを使っているのだろう)
八幡(ハーフズボンにも『一色』という刺繡が残されている。体操服なんだろうが、総武高校の物ではない。これも中学時代の物を再利用しているのだろう)
八幡(何というか、こいつらしくない、いかにもイケてない服装だった。)
いろは「ん・・・あっ!」バッ
八幡(一色は改めて自分の服装を見返すと、顔を真っ赤にしてパーカーを閉めた)
いろは「ち、違うんですよ!ここあんまり同級生とか来なくて!今日先輩が来るって分かってたらこんな家専用の服装なんて!」
八幡「今更取り乱すのかよ・・・」
いろは「うう・・・だって、先輩と一緒に居たら安心するからぁ・・・『外』って感じしなかったんですもん・・・」
八幡「おおおう・・・そうかよ・・・」キュン
いろは「や、やっぱりこれ全部先輩が食べてください!私もう帰ります!」ズイッ
八幡「お、おい、何もそこまで・・・」
いろは「乙女的には死活問題なんです!先輩の前でこんな可愛くない格好・・・」
八幡「いや、可愛いだろ」
いろは「えっ」
八幡「あっしまっ」
いろは「せ、先輩。今なんて言いました?」
八幡「な、何も言ってねぇよ」
いろは「今の私、可愛いですか?」
八幡「あん?普通だよ普通」
いろは「普段はイケてる女子がパーソナルな所ではだらしない格好してるギャップが最高に萌えますか?」
八幡「べべべ別に」
いろは「っていうかそもそもだらしない女の子が好みですか?」
八幡「・・・!エスパーかよお前」
いろは「もう。変わった先輩ですねぇ」
八幡(そう言うと一色はパーカーを開け、俺の隣に並び直した)
八幡「・・・おい。さっきより近くないか」
いろは「え~?一つのアイスを二人で食べるんですから、これくらい近くなるのは自明の理ですよぉ」ズズイ
八幡「お、おう・・・」
八幡(そうして、二人仲良くアイスを食べましたとさ)
八幡「たでーまー」
小町「おかえりー。遅かったね。何かあった?」
八幡「ん、まぁな・・・」
小町「それに・・・何か女の人の匂いがする」
八幡「もしかしてそれは、こいつの匂いじゃないかい?」ガサッ
小町「新発売のアイス!・・・って一つだけ?お兄ちゃんの分は買ってこなかったの?」
八幡「あぁ、残り一つだったからな」
小町「えぇ・・・お使いさせておいて一人で食べるのはなぁ・・・」
八幡「気にすんなよ」
小町「・・・あーでも今、夜だし乙女的に甘い物食べ過ぎるのはなー。お兄ちゃん、半分食べてくれない?」
八幡「・・・」
小町「もー。察してよ。お兄ちゃんがいつも使ってる手じゃん」
八幡「・・・へいへい」
ー終わりー
何というか、ブルマは露骨。ハーフズボンの方がえっちぃと思うのだが、いかがだろうか。
ガハマの原作での所業
・犬のリードを離し事故の原因を作り八幡を大怪我させる
・犬を庇った八幡に一年間も直接お礼を言いに来ない
・御礼と称して木炭クッキーを渡すなど人の常識としてあり得ない事をやる
・面識が殆どない八幡に「ヒッキー」と失礼な渾名を付けてキモいなどの暴言を吐く
・事故の事がバレても謝るでもなく落ち込むだけ、終いには「馬鹿」と吐き捨てる自己中ぶり
・夏祭りの時も八幡が居た堪れなくなってるのにそれに気付かない
・文化祭の時もクラスの手伝いばかりで奉仕部は放置してたくせに雪乃を責め八幡に責任を背負わせる
・修学旅行の依頼の件で戸部の依頼を強引に押し切り厄介事を奉仕部に持ち込む
・アニメ2期の冒頭で事情を知っていてクラスの連中と一緒に八幡の事を笑っていた
・空気読めるとか説明されてる割にはクッキーや夏祭りの件の様に八幡を困らせてばかり
・加えて八幡と雪乃が進展するのを邪魔して自分の恋愛感情を八幡の気持ちも考えずに押し付けてばかり
・材木座の事も汚物の様に扱って、依頼も殆ど放置の無責任ぶり
・優しいと言ってもそれは自分が都合がいい時だけ、都合が悪くなれば手の平返して保身を優先する上っ面の偽善
・11巻で雪乃に弱みに付け込んで八幡への恋愛感情を封じる提案をする
普通の神経を持った人なら嫌いになって当然じゃないですかね
これほど「ガイジ」という言葉が似合う糞女いなくね性根が何もかも腐り切ってる
だからpixivでも人気がないし八結よりアンチガハマの方が勢いあるんだよなあ
というかファンの殆どがガハマは八幡と雪乃の前から消えて欲しいと思ってる人が大半だと思う
pixivやTwitterでのコメントが全てを物語っている
次の日。
『この夏新発売!○○の○○味!』
八幡(昨日と同じCMが流れている)
八幡(そういえば、一色はあそこのフ〇ミマが最寄りのコンビニと言っていた。もしかすると、今日もあそこにいるかもしれない)
八幡「なぁ、小町。もう一回あのアイス食べたくないか」
小町「んー?」
八幡「俺が半分食べちまったし、もう一度お使いしてやらないでもないぞ」
小町「いやー、別にいいかなー。小町的には一回食べたら十分って感じ」
八幡「おお・・・そうか・・・」
小町「うん」
八幡「・・・」
小町「あー・・・でも、話してる内にもっかい食べたくなっちゃったなー」
八幡「そ、そうか。よしじゃあお使いに行くぞ。それはもうお使うぞ」スタスタ
小町(全く、手のかかるお兄ちゃんだよ)
八幡(さて、フ〇ミマに着いた訳だが・・・)
八幡(よく考えたら、すごく気持ち悪い事してんな。俺)
八幡「これじゃあストーカーとなじられても何も言えんぞ・・・」
八幡(そそくさと買ってそそくさと帰ろう。どうせ二日連続で居る訳ねーし)
いろは「あれ、先輩じゃないですか」
八幡(居たよ)
八幡「よ、よう・・・」
いろは「二日連続でどうしたんです?まさか私に会いに来たんですかぁ?」
八幡「は、はぁ?違ぇよお使いだよ、お使い」
いろは「・・・何ですかその取り乱しようは。本当に私に会いに来たんですか?」
八幡「・・・別に取り乱してねーし」
いろは「・・・ふーん・・・」ニヤァ
いろは(これはにやける)
八幡「お前こそどうしたんだよ。二日連続で」
いろは「ギクーッ!べ、別に!今日も先輩来てないかなとか思ってませんけど!?」
八幡「何も言うとらんがな」
いろは「ほ、ほら!早くアイス買いましょうよ!」
アリアトヤッシター
いろは「・・・今日はアイス3個有って良かったですね」
八幡「お、おう」
八幡(何で不機嫌なんだ?)
いろは(昨日の必勝パターンが使えない・・・!)
八幡「・・・何か昨日と服の感じ違うな」
いろは「お、気付きましたか。ポイント高いですよ」
八幡「へぇへぇ」
いろは「ふふん!今日は先輩に遭遇してもいいように、ファッションに気合入れて来ました!」
八幡「・・・ふーん」
いろは「どうです!可愛いでしょう!」フリフリ
八幡「あざとい」
いろは「・・・そうですか」シュン
八幡「あ、いや、あざといって言ってもだな、悪いあざといじゃなくて、いや、だから」
いろは「えー?悪いあざといじゃないってどういう意味ですかぁ?」ズイッ
八幡「・・・お前な」
いろは「可愛いですか?可愛いって事ですか?」
八幡「・・・好きに解釈しろよ」
いろは「ふっふーん」
八幡「・・・あざとい」
いろは「ふふっ、あざといなんて当たり前じゃないですかぁ。先輩に『可愛い』って言ってほしいんですもん」
八幡(質が悪い)
いろは「あ、それで、昨日と今日、どっちの方が可愛いかったですか?」
八幡「は?」
いろは「昨日のラフな部屋着と、今日のオシャレコーデ。どっちが可愛いですか?」
八幡「・・・どっちも?」
いろは「・・・先輩?」ズイッ
八幡「いや、しかしだな。本当にどっちも可愛いっつーか」
いろは「・・・ストレートに言われると照れますねぇ」ニヨニヨ
八幡「なっ、お前が聞いたんだろが」
いろは「けど、うーん、確かに、何着ても可愛いって言われるのは嬉しいんですけど・・・ただの部屋着と渾身のオシャレが同じ扱いっていうのも、乙女的には微妙です」
八幡「難しいな」
いろは「いや、単に今日の私のコーデが部屋着レベルだったって事もありますよね・・・よし!」
八幡「どうした」
いろは「今度はもっと気合入れます!絶対部屋着より可愛いって言わせて見せますからね!明日も来てくださいよ!」
八幡「えっ、いやお前」
いろは「それじゃあまた明日です、先輩!」
八幡「お、おう・・・また、明日」
八幡「たでーまー」
小町「おかえりー。あ、今日は自分の分買って来たんだ」
八幡「おう」
小町「・・・明日もお使い頼んであげよっか?」
八幡「は?なんでだよ」
小町「何かフ〇ミマに用があったんでしょ?んでもって、それ以外のフ〇ミマに行く理由が欲しいんでしょ?」
八幡(ばれてーら)
小町「何?可愛い店員さんでも居た?」
八幡「・・・別に」
-終わり-
動きやすいように開いたハーフズボン(パンツ)の裾から手突っ込んでまさぐりたい。
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