春、出会いとか別れとかの季節"らしい"

"らしい"とは特に俺が出会いとか別れとかを体験してないからだ幼稚園の頃からぼっち、彼女も居なかった俺は出会いらしい出会いはして来てないと言える。出来ない、それは別れも無いことである。

俺はまだ本気になっていないだけ、その言葉は基本嘘だ、そういう人は心から頑なに本気にならない事に本気になっている事に気付いてない。
自己的に取り組んだことで成功したことないと思いっていた俺は、本気にならないということに成功してると言えよう。人生初めての成功体験である。

虚しい……

男「高校デビューをココに決心しました」

高校1年生、男は決心する

妹「無理キモいアウト」

無理らしい……

妹「晩飯時に何言ってるの？明日から高校なのにどうするつもり？具体的に何を変えるの？ウェーイ系になったら一生の恥だから、あなたを殺して私は生きるから」

一緒に死んでくれんのか妹よ、いや、俺もお前には生きて欲しいけど

男「本気……出してみる」

妹「は？」

男「そろそろ大人になるかと思ってるんだ高校から自己の自由度が広がるからな」

妹「あっそ……」

男「あっそ……って、それだけ？」

妹「ゴミが何をしたいのかは理解できないけど、大人になるって他人から応援されたりするからとか、止められたりするからどうこうするってわけじゃないっしょ？そもそも私からしたら大人になるって発言がガキ」

おぉ……cvは早見沙織か？正論を言いながら罵倒するタイプって嫌いじゃないぜ？ただし可愛い妹か二次元に限る。

妹「まぁ？あえて言うならやりたいようにやってみれば？自分が何かを決心して行動するってこと自体は悪くないと思うし？むしろ頑張れば？」

ツン……デレ……だと？

男「まぁ、お前みたいになんでもできる系になろうとは思わんが具体的になにするんだ？」

妹「さぁ？そこを考えるのが決心した側の責任でしょ？」

男「それもそっか……リア充ってのは何を定義にするかわからんから目標の設定としては具体性に欠けるし……とりあえずは」

1部活
2友達作り
3塾に通う
直下↓

男「無難に部活とか？同じ目標に向かって取り組む、青春っぽいし大体部員と同じクラスになったら部活の事とか話題に仲良くなれるかもしれないし？」

妹「それらしいこと言いながら他人(安価)に決めてもらうお兄ちゃんマジクズの極み」

男「違うし、他人じゃなくて神からのお告げだし」

妹「まぁ？選択肢としては間違ってるってことは無いね」

男「だろ？ウチの学校結構部活に力入れてるらしいじゃん？」

妹「まぁ、性格クズでもかなりの金持ち進学校に入れたんだし？そこん所は自宅監禁までしてお兄ちゃんに勉強教えた母さんに感謝するんだね」

男「アレは地獄だった……試験当日は寒さより日光の方がヤバかった」

太陽当たって一番に脳裏に浮かんだのが失明への恐怖だったよ

妹「まぁ、中学までなんの運動もして来なかったし初心者歓迎の誘い文句に乗っちゃって周りとレベルが違うことに挫折して幽霊部員になって部費だけ落とすだけにならない事を願うかな」

内容が具体的過ぎるよ？なに？部活で困ったことでもあるの？

妹「文化系の部活に入ったら男女混合の部活特有の女性優位なスクールカーストに引っかかって女子のパシリに……」

だから内容が具体的過ぎる！心なしか視線が遠いよ？心に闇でも抱えてるの？お兄ちゃん相談に乗るよ？

男「まぁ……分かったよ」

妹「私的には話の途中だったけど何が分かったの？」

男「部活は辞めとけって言うんだろ？」

妹「はぁ〜」

凄え溜息つかれた

妹「それはちがうよ！」

……あ、苗木くんの真似か？そういやダンガンロンパ貸してあげてたな

妹「世の中、どんな準備や心持ちでも失敗することはあるの、要は足りない現状から何処まで努力して改善出来るか、競技の実力が足りてないなら努力する、パシリが嫌ならその人に文句言える位の地位やコミュニティーを作る、世の中の最高の武器は数、努力を積み重ねた数や信頼できる人とのコミュニティーの数が世の中の最高の武器なの」

男「つまり？」

妹「自分で考えなさいよ……と言っても変な方向に考えるから少しだけ答えを教えてあげる」

男「お、おぅ」

ツンデレか？ツンデレだな(確信

妹「自分だけじゃなくて世の中も他人も変えられるのよ、その中で大切なのは数、そんなこと無理って言ってるのは圧倒的に必要なモノの数が少ないだけ」

男「進研○ミとかに有りそうなネタだな」

妹「アレもどうかとは思うわ、ピンポイントの勉強じゃなくて定期的に少しずつ無駄だと思っても幅広く勉強するべきよ、世の中人や運命は裏切ることは有っても自分の知識が裏切る事は無いの、なら無駄だったとしても多くの知恵と知識を持つことは無駄じゃないじゃない？」

その言い方だと人と運命には裏切られたことあるんですか？

妹「私からすれば失敗は成功の過程なだけよ？挫折しても頑張ることね」

お前の人生何回目だよ、強くってニューゲームかよ

誰も見てないだろうけどとりあえず寝ます、明日はネタ重視の学校編かな？

もし、人生に記憶を持ち越した二周目があるとして、二周目の人は人生をイージーモードで過ごせるのか、答えはノーである。一周目と同じイベント(人生)を過ごす奴、一周目の失敗した事とは別の行動をする人、一周目よりさらにハイレベルな人生を目指す人、どれを選んでも結局は一周目よりハードになるだろう。
下二つは記憶に無い全く違う人生を送ることになるし
一周目と同じイベントを過ごす奴ですら結末の分かる全く同じ80年分近くの労力を味わうのだ24のジャックバウアーさん×365×80の映画とかマジ耐えられない俺なら発狂する。
しかし、もし二周目があるなら……俺は……

男「私は高校の自己紹介からでイイからやり直したい」

長い前置きは置いといて

男「高校にもなって友達作りたい発言はまずったかな〜」

本心である、が、本心は使い所を間違えると笑われるらしい

高校初日の自己紹介、まさか8分もフリートーク的なものがあるとは思わなかったよ、普通軽く名前と一言程度でイイじゃんかよ、8分はキツイって8分は間が持たないし、そりゃ本心も出るよね

男「さて、終わったこと引きずっても仕方ないか、しゃあない部活の見学でも行きますか……」

何部？(余りにおかしくなければなんでも可)
↓直下

剣道部

ﾔｰ！ﾊﾞｼﾞﾝ!!!!ﾊﾞｼﾞﾝ！ﾔｰ!!!

男「おうおう……凄いな」

剣道部に来た理由は二つある、
1、この学校は剣道部はそんなに強いわけではない。コレは前日の妹のアドバイスで調べたことだ
2、剣道ってカッコいいからである、カッコいいは全てに優先される、それが厨二病真っ盛りの俺の基準の一つである

男「フェイシングはタイツがアレだが剣道はなんか日本っぽいし？」

全国のフェイシングファンごめんなさい

先輩「は〜い、注目！今日見学に来た男君です」

男「どうも男です、初心者ですので今日見学させてもらいます」

先輩「はいオッケー、次は今日入部届けを出して晴れて剣道部に入った男の娘ちゃんです」

男の娘「どうも……1年1組の男の娘です、本日付けで此方の剣道部のお世話になります。よろしくお願いします」

男(((うぉ〜美人だな〜凛々しい系、だけど子どもっぽさが残るな〜男の娘さんマジ黒髮版フェイト！こんな娘と一緒に練習したい！主に寝技！48個型があるヤツ！イヤそれは柔道か？違うか)))

フェイシングじゃなくてフェンシングじゃない？
フェイシングだと陳列作業じゃ

先輩「入学式当日に入部とは凄いやる気だね〜私達側からしたら嬉しい限りだよ」

男の娘「そうですか、では私は着替えさせていただきまので失礼します」

男(((クールだね〜いいな〜でも剣道部って練習場所や頭部活の名義は男女混合でも部活動やそのものは実質男子剣道部と女子剣道部に分かれてるし)))

先輩「じゃあ男君はどうする？竹刀持ったり防具着たりとかしてみる？」

男「いいんですか？」

先輩「うん！それにほら？剣道初心者って割と見た目から入る人多いからね〜」

それは偏けn……見た目が目的できた俺が言える筋合いはないか

男「じゃあ着けてみたいです」

先輩「よっしゃ！それじゃあここを出て左の剣道部部室に行っておいで！防具持って来たら私が着けてあげる」

男「はい！」

我ながら厨二病以前に単純だ、ぼっちの俺は女に優しくされるだけで嬉しくなる

>>19
それでしたorz
通りでフェイシングって画像検索しても出てこないわけだわ、ウェブ検索でフェンシングの記事出たから間違えたよ
脳内補完お願いします

男子剣道部部室

男「♪」

男「しっつれいしま〜す」

男の娘「ん？やぁ、男君か」

その時男に電流が流れる
男(((落ち着けまだ慌てる時間じゃない、落ち着いてヤツの乳首を数えよう、乳首が一つ、アレ？乳首の単位って一つ二つって数え方でいいのか？)))

男の娘「済まない、四月とは言え開けっ放しは少し寒い中に入ってくれないか？」

むしろ誘われた！誘い込まれた！

男「ハイ、申し訳ありませんでした」

つい敬語が出ちゃったよオイどうするの！どうするの俺！ライフカード続く！

今の若い奴に通じないネタは置いといてどうするよ！何する？ナニする！？

男の娘「あの…」

はだけた胴着、どうする？ムスコ？イケる？

ムスコ「コレが上段の構えか？」ﾋﾞﾝﾋﾞﾝ

準備完了か？イクぞ？