男「安価でドラゴンを巣に帰す」(17)
ドラゴン「助けて、ほしいねん」
男「・・・・・・」
ドラゴン「ワイな、ワイな、おかんにはよ会いたいねん」
ドラゴン「やけどな、ここ、めっちゃ遠いとこやねん」
ドラゴン「つうかここどこやねん・・・」
男「町の人通りのない空地です」
ドラゴン「アキチってなんや、ワイ、よう解らへんねん」
ドラゴン「助けてくれたらなんやくれるさかい」
ドラゴン「はよ、はよ」
男(・・・どうしよう)↓1
男(空き地の隅の方に剣が落ちている・・・)
男「・・・あの剣は何だ?」
ドラゴン「ええからはよ帰してくれや」
男「何って聞いてる」
ドラゴン「・・・人間のや」
ドラゴン「ワイを見つけた途端に襲ってきてん」
ドラゴン「せやから食うてもうてん」
男「・・・!」ガシッ
ドラゴン「・・・あんさんを食うつもりはないんや」
ドラゴン「素直に・・・」グサッ
ブシャアアァァ・・・
ドラゴン「・・・あんさんも盾突くんか?せやけど、ワイ、この通り動けへんねん」プシャァ
ドラゴン「なんとかしてもらいたいってのは、本気やで?」プシッ
男(完全に目を射抜いたはずなのにたじろぎもしない・・・)
ドラゴン「頼れるのはあんさんだけやねん・・・」
ドラゴン「なぁ、ワイを巣に帰してくれへんか・・・?」
男(なんなんだこいつ・・・)
男(・・・何をしてやればいい?)↓1
デカさやら見た目やらがまるでわからんから安価やりにくいよ。
安価なら、できるなら回復魔法
男「・・・・・・」ツカツカ
ポォウ・・・
ドラゴン「・・・なんや、ヒールか。あんさん魔法なんぞ使えんねんな・・・」
ドラゴン「これがアメとムチってやつやろか・・・」
ドラゴン「強力してくれるんか」
男「・・・・・・」
ドラゴン「ようわからんやっちゃな・・・」
>>6
ミニチュアリオレウスみたいなのだと思う
大きさは十畳ほど
ドラゴン「どうせ羽に切り傷入ってて飛べへんし」
ドラゴン「ワイはあんさんが動くのを待つだけや・・・」
男「・・・・・・」
男(ドラゴンって言うくらいだから獰猛なものかと思えば)
ドラゴン「・・・・・・」
男(嫌に落ち着いているな・・・)
男(というか動けないって言う奴をどう動かせばいいかも解らない)
男(・・・どうする?)↓1
スタッフ「こんにちは、引っ越しの佐〇です!」
ドラゴン「・・・なるほど、うまい考えや」
ドラゴン「今おるとこから引っ越すねんな」
スタッフ「運ぶのはあのドラゴンでよろしかったですか?」
男「・・・お願いします」
スタッフ「了解しました!っと」ピピッピ
スタッフ「スタッフb、この荷物をトラック運搬で運ぶのは辛そうだ」
スタッフ「輸送用ヘリを要請する」
『・・・ラジャー』ブチッ
スタッフ「ドラゴンの巣はどういった所にありますでしょうか?」
男「↓1」
男「ハリウッドですね」
スタッフ「了解しました!」
パラララララ・・・
スタッフ「ヘリが来たみたいですね、では現地で!」
男「・・・よろしくお願いします」
ドラゴン「・・・羽以外で空飛ぶんは初めてやなぁ」
~アメリカ・ハリウッド~
男「ハリウッドか。ということは誰かの飼いドラゴンか?」
ドラゴン「せやな。間違えて捕まえて連れてこられて、記憶があやふやや」
ドラゴン「ワイのおかんな、有名人やねん」
男「・・・誰だ?」
ドラゴン「↓1やねん」
ドラゴン「マツコ・デラックスやねん」
男「・・・えっ」
ドラゴン「マツコ・デラックスの飼いドラゴンやねん」
「ちょっとー、なんでこんなとこにいるのよ!」
「あ、あなたは・・・」
「・・・あら、イイ男じゃない」ガッシ
「えっ・・・うぁ!ちょっと!」
・・・・・・アッ-!
~完~
わい何やっとんねん・・・
自分の巣に帰るわ・・・おおきに
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