三船美優「フィヨルドの恋人」 (54)

あーぁ、また美優さんが人妻に…

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連続テレビ小説

BGM

https://youtu.be/QdcKGDlkbkQ


「フィヨルドの恋人」

ロケ地 ノルウェー

出演

放浪のカメラマン
三船P

謎の女性
三船美優

第一話「出会い」

カシャカシャ

美優「まぁ…綺麗な景色……すごい…」

美優「綺麗な景色ですね…」

P「え…えぇ」

美優「ごめんなさい…写真の邪魔してしまって…」

P「いや、大丈夫ですよ」

美優「でも…こんな景色を見てると、日常なんて忘れてしまいます…」

P「こちらの方なんですか?」

美優「いえ…まぁ…」

P「どうして一人でこんなとこへ?」

美優「そうですね……」

美優「新しい恋を見つけようと思って……なんて嘘ですけど」

美優「私みたいな人が…」

カシャ

P「じゃあ僕そろそろ行きますんで」

美優「そうですか……」

車の中

美優「それにしても、綺麗な景色……」

美優「すみません…なんだか……無理に乗せていただいて……」

P「いえ、いいですよ 僕も一人だと退屈なんで」

美優「そう言っていただけると……」

美優「それにしても……どちらまで行かれるんですか?……」

P「僕は今日はナルヴィクまで行きますよ」

美優「ナルヴィク…遠いですね……」

P「700キロぐらいありますね、まだ」

美優「ななひ…え?……700キロですか?……」

P「えぇ、今日中につかないとね ちょっとまずいんで」

美優「今日中につくんですか?……」

P「多分大丈夫じゃないかなと」

美優「ホントですか?…大変ですね……」

美優「ナルヴィクか……」

P「ところで、あなた名前はなんて言うんですか?」

美優「あ…いけない…言ってなかったですね……」

美優「美優…三船美優です……」

P「美優?…」

美優「えぇ…」 

美優「ナルヴィク……私も行ってみようかしら」 

美優「迷惑ですよね…そんなのは……」

P「いやぁ」

美優「迷惑……ですよね……」

P「700キロありますから」

美優「700キロ…でもつかないと大変なんですよね?……」

P「はい」

美優「でも…私……行きます…」

美優「なんだか、そう決めたら気持ちが楽になりました……」

つづく

というわけでまずは1話投下から
続きはまた後でです

続けます(膝を激しく叩きながら)

連続テレビ小説

BGM

https://youtu.be/QdcKGDlkbkQ


「フィヨルドの恋人」

ロケ地 ノルウェー

出演

放浪のカメラマン

三船P

謎の女性

三船美優

第二話「事件」

美優「綺麗ですね……」

P「そうですねーホントに綺麗だ」

美優「こんな綺麗なところがノルウェーにあったなんて…」

P「あはは」

美優「ほら…見てください、あそこ…すごいです…」

P「あ…危ないですよ?そっちは」

P「ちょっと?美優さん?美優さん?」

美優「あっ…」

P「あ!美優さん!!」

ボチャン

P「美優さん!!大丈夫ですか!!」

バシャバシャ

P「美優さん!美優さん!!」

P「はやく!はやく!!」

つづく

連続テレビ小説

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「フィヨルドの恋人」

ロケ地 ノルウェー

出演

放浪のカメラマン

三船P

謎の女性

三船美優

第三話「夢の途中」

美優「おはようございます……」

P「あ、おはようございます ゆっくり休めましたか?」

美優「はい…あんなにぐっすり寝たのは…何年ぶりかしら……」

P「そうですか」

P「僕は今日、ノルウェーから国境を超えてフィンランドに行こうと思っています」

美優「フィンランド……」

P「えぇ」

美優「そうですか……」

P「美優さん……いばら姫の物語って知ってますか?」

美優「いばら姫?……」

P「えぇ…」

美優「いばら姫…なんですか?……」

P「グリムの童話なんですけども」

P「王女がずっと、百年間も眠りに就いていたんです」

美優「百年も……おねぼうさんですね……」

P「そこへ王子が現れてキスをする…」

P「すると、その王女は目覚めてしまう…ご存知ですか?」

美優「それ…眠りの森の美女ではないですか?……」

P「あぁ、そうともいいますね」

P「人はいつか夢から目覚めないといけないんですよ」

P「いつまでも…夢見てるわけには…いかない」

P「っ……はぁー」

P「あぁ…」

美優「ふふ…そうですね……」

美優「そうかもしれないですね…」

P「そろそろ出かけますか」

美優「そうですね…フィンランドまで……私はどこまでもついていきます……」

P「…そうですか…」

P「じゃあ、車で待ってます」

美優「はい…すぐ行きます…」

美優「……」

美優「人は…いつかは目覚める……」

美優「私はまだ夢の途中です……」

美優「待ってください…Pさん」

つづく

よく聞けー!いいかぁー?ここをぉキャンプ地とぉする!
と、言う訳でまだ続きます

[ピザ]でヒゲでハゲじゃPaP以外じゃダメなのかい?

と、言う訳で続きます

連続テレビ小説

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「フィヨルドの恋人」

ロケ地 ノルウェー

出演

放浪のカメラマン

三船P

謎の女性

三船美優

最終話「別れ」

美優「ついにフィンランドまで来ましたね……」

P「美優さん」

美優「はい…」

P「僕はこれから、ヘルシンキまで向かいます」

美優「ヘルシンキ…いいですね……」

P「もうそろそろ…この旅も終わりにしたほうがいいんじゃないかと」

美優「え?…」

美優「そ…それはどういうとこですか?……」

美優「私もヘルシンキまでご一緒します……」

P「あなたには家庭があるじゃないですか」

美優「っ…そんなものは私捨てました…」

P「主人が待ってるんですよ」

美優「主人なんて…主人も子供も私のことなんかかえりみてなんかくれなかったんです」

美優「初めてあなたが私を女として見てくれたんです」

美優「Pさん、私はヘルシンキまで行きます」

美優「私は自由なんです」

美優「私は飛ぶんです!」

美優「連れてってください…」

P「美優さん」

P「夢から覚めなきゃダメだ」

美優「私は夢なんな見てません!」

P「あなたはいつまでも夢見てるんだ!!」

美優「夢なんか見てません!私の目は覚めてるんです!!」

美優「私は見てます!常に現実を!」

美優「私は長い悪夢からやっと目覚めたんですPさん!」

美優「私をヘルシンキに連れてってください…」

P「…いばら姫の話を…思い出してください」

美優「いばら姫?…」

P「いつまでも…夢見てるわけにはいかないんですよ」

美優「何を言ってるかわかりません 私は夢なんか見てません」

美優「って…Pさん?!」

………

美優「なんで…あんなこと…」

美優「びっくりしました…私……」

美優「いばら姫……」

美優「確かに…これは夢だったんですね……Pさん」

P「えぇ」

美優「私……ヘルシンキは行きません」

美優「だって…私には家族があるんですもの」

美優「さようなら…王子様」

P「美優さん!」

パシャ

P「いい写真が、撮れました」

美優「……バカな人ですね…さようなら!」

おわり

それではhtml化出してきます
次回は橘ありすクリスマススペシャルと財前時子30時間テレビの裏側をお楽しみください(嘘)

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