幼女｢簡潔に説明して欲しいか、事細かに説明して欲しいか｣

男｢長い？｣

幼女｢結構尺使う｣

男｢簡潔に｣

幼女｢悪魔が私のないすばでーを妬んでこんな姿にした｣

男｢成る程わからん｣

幼女｢しかしこの姿愛くるしいと思わんかね｣ｸﾙｸﾙ

男｢最初、取り引き現場見たんかと思ったわ｣

幼女｢あとね体見たらやっぱり毛が無かったよ｣

男｢それがアレ、正義なんだろ｣

幼女｢見たい？｣

男｢どっちでも｣

幼女｢アグネース！｣

男｢言いながら捲るなよな｣

男｢思った以上に一本筋でした｣

幼女｢ぷにぷにそうだろ｣ﾌﾌﾝ

男｢しかし世の中不思議な事もあるもんだ｣

幼女｢なぁ、私一生このままなんかなぁ？｣

男｢案外満更でもないように見えるけど｣

幼女｢いや、なかなかどうしてこの体、いいよ。可愛い｣

男｢で、どーすんだよこの後は｣

幼女｢適当にお世話になります｣

男｢え～……｣

幼女｢このままじゃあ生きていかれへんよ？いいじゃん、私は男こと好きだし｣

男｢お前が俺のこと好きでも俺はお前のこと嫌いかもしれんで｣

幼女｢……｣ｳﾙ

男｢泣くなよ｣

幼女｢ぁ、ぁ～……涙もろくなってて……はい｣

男｢まぁ面倒は見たるけど｣

幼女｢いやんもう大好き！｣

幼女｢ちょうどみぞおち辺りに頭がくる｣ﾀﾞｷ

男｢まぁ面倒見るという点では泣いたるわ。不便だろうし。前の部屋どうすんだよ｣

幼女｢引き払おうかなぁ｣

男｢またいつか住むんだからそのままにしとけよ｣

幼女｢わっちはここに住むんだからいいじゃん｣

男｢寄生する気かよ｣

幼女｢おうともよ｣

男｢で、当面その身体どうすんだよ？戻す当てはあるんか？｣

幼女｢あぁ、そのころなりゃ｣

男｢噛んだ｣

幼女｢……そのことならね｣


ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ


男｢あ待て誰か来た｣

幼女｢でも多分それ私の客だよ｣

男｢ぁ？｣


ｶﾞﾁｬ


？｢や～道に迷ったけども、なんて事もなかったよ｣

男｢……誰や？｣

？｢あ～ども、あがらせてもらいます。お気になさらず｣

男｢だから誰やて｣

幼女｢やっと来たか｣

？｢可愛えじゃん自分。そっちの方がいいよマジメ｣

幼女｢いいからはよ座れ。どうにかしろ｣

男｢おい、幼女、誰だこの女｣

悪魔｢あぁ、自己紹介してなかった。悪魔です｣

男｢……｣

男｢嘘言いなや｣

男｢どこに、お前、こら、セーラー服姿の悪魔がおんねん｣

悪魔｢悪魔が何着ようが勝手でしょーがー。需要もあるかもでしょーがー。似合ってるからええんと思います？｣

幼女｢似合っとる似合っとる｣

悪魔｢この機関銃も似合っとるよね？ナウいですよね？｣

男｢薬師丸ひろ子か｣

悪魔｢カ・イ・カ・ン｣

男｢まぁまぁ、機関銃は一旦置いとこう。問題は君、コイツを元に戻して欲しいわけだよ｣

悪魔｢え～……やる気が何か……いいじゃないですか、強くてニューゲームですよ｣

男｢いや正直こいつ戻してもらわな何か居着きそうなわけだ、そんなん君……面倒くさい｣

悪魔｢あ、そ～……ですか……じゃあ、ほならあれで、僕ここに住みますわ｣

男｢いやだから何でそうなる！？｣

男｢ほんでお前は何食ってんだよ｣

幼女｢チョコパイ｣ﾏｸﾏｸ

男｢人の家を漁んな｣

悪魔｢いやね、それを元に戻してもいいけどめっちゃ面倒くさくて。時間かかるんですよ｣

幼女｢ならば何故こんな呪いかけたし｣

悪魔｢いやぁ元々解くつもりも無く｣

男｢早い話お前らで同居すればいいじゃんかよ。巻き込むな俺を｣

悪魔｢こんな美少女が住む言うてるのに？｣

男｢ロクな目に遭わなさそうだもん｣

幼女｢もうコイツに頼むのはダメだ。コイツダメだ。アイツに頼もう｣

悪魔｢アイツ？｣

男｢アイツ？｣

幼女｢アイツ｣

男｢！アイツか！？｣

悪魔｢！アイツか！？｣

男｢君知らへんでしょ｣

悪魔｢知りません｣

悪魔｢アイツて……誰ぇ？｣

男｢幼女の幼なじみの巫女さん。マジで巫女。破ァッ！！とかやっちゃう人｣

悪魔｢ゴッツいですね～｣

男｢必殺技の一つに神主打法がある｣

悪魔｢……必殺技…………｣

幼女｢とりあえず連絡したらすぐ来るってさー｣

男｢だから俺の家に集まんなって言ってんだろ｣

悪魔｢む、電話だね｣ﾍﾞﾙﾍﾙﾒﾙﾍﾙ

幼女｢何その着信音……気持ち悪い｣

悪魔｢うるさいなぁ……ハイもにもに～……は～い～……うん、うん、いやそんなわけ……｣ｽﾀｽﾀ

幼女｢見たかい男……あの悪魔通話しながらどっか行きよった｣

男｢何て所帯じみた……｣

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

幼女｢おぁ、来た来た来た｣

男｢来ちゃったよ……俺アイツ苦手なんだよな……｣

幼女｢まぁまぁ我慢してよ。私の為にも｣


ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾝﾎﾟﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ


男｢高橋名人かい｣


ｶﾞﾁｬ


巫女｢男さん来ましたえ～！！｣

男｢お呼びでない｣

幼女｢うぃ～す。まぁこんな状況なんよ｣

巫女｢こんな可愛くなっちゃってまぁ……両方いただいてもよろしい感じですか？｣

男｢お前相変わらず飛んでんな～……｣

巫女｢いや何て言うか男さんも幼女さんも目の前にすると……下が何か……｣

幼女｢汚れてるなぁこの処女は｣

巫女｢処女言わんといてください。男さんの前で｣

男｢体裁気にしてんだったらいいぞ、落ちるとこまで落ちてんだからな｣

男｢まぁ今はコレな。問題｣ﾎﾟﾝ

幼女｢頭に手を置かれるくらいに小さいのよ｣

巫女｢はっはぁ～……詳しい話を聞かせてもらわない限りは手の打ちようが｣

男｢…………しゃあないから上がれ｣

巫女｢うっひょー！お邪魔しますー！！いったらんかーい！！｣

巫女｢あぁぁぁぁぁ男さんのベッドベッドベッドベッドベッドふぉぉぉぉぉ！！｣ｺﾞﾛﾝｺﾞﾛﾝ

悪魔｢…………｣

巫女｢かぐわしやかぐわしや！ンフー！｣

悪魔｢あの……｣

巫女｢……！？｣

悪魔｢…………｣

巫女｢何でございましょ？｣

悪魔｢恥ずかしくないですか今｣

巫女｢正直、めちゃ恥ずかしいです。蒸し返さないで欲しいです｣

悪魔｢イイ匂いだったかい？｣

巫女｢とっても……｣

悪魔｢そっかぁ……僕もご一緒しても？｣

巫女｢どーぞどーぞ｣

男｢アホやってんじゃねぇ｣

幼女｢私も入るー｣

悪魔｢どーぞどーぞ｣

巫女｢と言うかこの女子高生は誰なんでしょうか？機関銃まで持ってるじゃないですか｣

男｢今、正に、この面倒を引き起こした張本人だ。モノホンの悪魔で幼女を小さくしおった｣

悪魔｢い～え～ぃ｣

巫女｢さよならは別れの言葉じゃなくて？｣

悪魔｢再び逢うまでの遠い約束｣

巫女｢薬師丸ひろ子じゃないですか｣

男｢まぁ、意識はしてるんだろうね彼女｣

幼女｢ふぉぉぉぉ、ふぉぉぉぉぉ｣ｸﾝｶｸﾝｶ

巫女｢しかし……真面目な話、幼女さんに掛かったこの呪い、生半可の力じゃあ破れないですよ｣

男｢君でもアカンか……｣

悪魔｢おぉぅ……おぉぅ……！！やっばいイイ男は匂いもいいのかー！？｣ｽﾊｽﾊ

幼女｢この、男の匂いに包まれてる感が辛抱たまらん｣ﾓﾌﾓﾌ

男｢お前らうるさいて｣

巫女｢曲がりなりにも悪魔ですし……その力はやはり……｣ﾁﾗﾁﾗ

幼女｢実は男のワイシャツもあるのだー。まだ洗ってないのだー｣ﾌﾞｶｰ

悪魔｢ちょっとお姉さんに貸しなさい。いやさ貸してください｣

巫女｢悪魔さん自身に……呪いを解いてもらうしか方法はないのかもしれませんね｣ｿﾜｿﾜ

悪魔｢ぶっかぶかですやねー。あ、男さんの匂いがするよぅ｣

男｢……今んところは巫女の力じゃあどうにもならんのか……｣

巫女｢えぇ……かなり……いいなぁ……｣ｳｽﾞｳｽﾞ

男｢何で、そんなに心ここに非ずに……？｣

巫女｢……｣ｼﾞｨｨ

男｢もはやまともにこっちを見ないほどか｣

悪魔｢他には何か無いんですかね？｣

幼女｢他ね～……ん～……え～…………あ、あと……チョコパイ、ラス１｣

悪魔｢いただきます｣

男｢いただきますちゃうわ最後の一個くらいは残さんかい｣

悪魔｢もう別にええじゃないですか僕お客さんですよ？｣

幼女｢あ、あ、それだったら私もお客さんにカテゴライズされますね｣

男｢お前らを歓迎しなきゃいかんとなったら俺巫女を選ぶわ｣

巫女｢え……！？結納！？｣ﾄﾞｷ

男｢違うわ。カテゴライズならお前も招かれざる客だからね？｣



ｶﾞｼｬｱｧｧｧﾝ!



男｢ぬわーーーー！｣

巫女｢何事なのですか！？｣

幼女｢な、な何か窓割って突っ込んできた！！｣

男｢ぅぐぅぅぅ……｣

悪魔｢ラッキースケベ……ってほどでも無いですけどウマい具合に男さんがクッションになって助かったようですね｣

？｢う～…………痛っ……｣

男｢何が……｣



ﾌﾆﾝ


？｢やん｣

男｢やらかい……｣

悪魔｢あ、こ～れ～は～…………ラッキースケベ……に、なります、ねぇ｣

？｢何、人の下に寝転がってやがりますか？｣

男｢アナタがここに突っ込んできたんですが、ね～？｣

幼女｢ぐ……完全体の私よりパーフェクトボディ……｣

巫女｢完全体？｣

幼女｢つまり元に戻った私よりも……｣

巫女｢あ～｣

巫女｢ってアナタ誰です！？いつまで男さんに跨がっているんですか！？｣

？｢いつまでも？｣

巫女｢ﾑｷｰ｣

幼女｢悪魔、この人だえ？｣

悪魔｢この人はですね、僕の友達の天使ちゃんです｣

天使｢よろしく｣

男｢早く退いてくれんか？｣

天使｢うるさいですよ人類の分際で、何私にものを言いやがってるんですか｣

男｢コイツ……めちゃくちゃ口悪いな｣

悪魔｢照れてるんですよコレで｣

男｢そうなんですか～……｣

幼女｢しっかし、ビックリしたな～……最初リッカーが侵入してきたかと思ったもん……バイオハザード的に｣

巫女｢そこの位置代わってください｣

天使｢めんどくさいのでお断りします｣

男｢あの～……退いてくれませんか？この体勢ツラくて｣

天使｢何で人間に指図されなければならないのですか？嫌です｣

男｢いや、退くだけでいいから｣ﾋﾟｷ

天使｢人間、私が今跨がっているんです。光栄に思うところですよ本来ならば｣

幼女｢このやり取りあと三回程続けたらキレるな｣

男｢……ハァ｣

幼女｢キレた｣

男｢何様だテメェ｣

天使｢え？な……？私は偉大なる天使……｣

男｢んなことをよ、聞いとる訳じゃねぇんだよ、人ん家の窓ガラス割っといて何だその態度？｣

天使｢あなたこそ……私に、そんな口……｣

男｢シバくぞ？｣

幼女｢はいシバくぞ入りました～！｣

巫女｢はいかしこまりました～！！｣

天使｢ご……｣

男｢あ？｣

天使｢ごめんなさい……｣

悪魔｢めちゃくちゃ怖い兄さんじゃないですか～……やっぱりこの人タダ者じゃないですよ｣

幼女｢男はね～、ブチギレたロシア人並に怖いからね～｣

悪魔｢あれ？天使ちゃん泣いてない？｣

天使｢泣いてないです！！｣

巫女｢いや、泣いてます。潤んでますよ｣

男｢あ……何かゴメン｣

悪魔｢天使ちゃん怒られ慣れてない温室育ちのエリートなんですから、優しくしてあげてください｣

天使｢うぐ……！｣

幼女｢とりあえず仲直りの意を込めて自己紹介しようと思う｣

巫女｢そうですね、てんやわんや過ぎて……あと美少女率が５分の４て高すぎます。目の保養過ぎてうひー｣

悪魔｢ちゃんとそこに自分をカウントしているあなたのそのふてぶてしさが僕はなかなか気に入りました｣

巫女｢どうも｣

男｢じゃあまず俺な、この家の主。早いとこ君ら全員帰れ｣

悪魔｢何でこんなに男さん荒れてるんですか？｣

幼女｢きっとオナニーの途中だったんだと……｣

巫女｢私でよければ処理しますが？｣

男｢…………疲れる｣

幼女｢幼女です。多分今回の騒動の真ん中……自分で言うのもなんですけど元々は超美人だったのにおい悪魔ァ！！｣

悪魔｢はいバトンタッチ。悪魔です。今回幼女さんに呪いを掛けました。マイブームは女子高生。終わり｣

巫女｢……あ、私？巫女です。一応霊能力持ってます。純潔です｣

幼女｢でも後ろの穴は？｣

巫女｢拡張済みですが、純ケツです。やかましいわ｣

男｢純潔守るために後ろの穴は、って絵に描いたようなネタだな｣

天使｢え～……と、汚された堕天使です｣

男｢…………まぁ、まぁ｣

男｢服は結構破れてるからね｣

天使｢人間に……汚された…………｣

男｢服はもう自業自得でしょ。つぅか窓直せよ窓。寒いんだよ｣

天使｢ご、ごめんなさい｣

巫女｢一気に態度変わってるじゃないですか……怯えてますよ｣

男｢……ほら、チョコパイやるから｣

天使｢……はむ｣

天使｢……！｣ﾊﾟｧｧｧ

悪魔｢安ぅ……｣

男｢とりあえず天使さん、この幼女を元の姿に戻してやれんか？｣

幼女｢寒い｣ｶﾁｶﾁ

巫女｢幼女さん暖めてさしあげましょか？｣

幼女｢ん｣ｷﾞｭｰ

巫女｢たまらんち｣ﾊｧﾊｧ

天使｢悪魔さん、あなた別に元に戻せるでしょう？｣

悪魔｢う～……ん…………本気出せば……｣

幼女｢本気出してよ｣

巫女｢天使さんでは戻せないのですか？｣

天使｢出来ないわけでもないですけど、呪いを掛けた本人の方が遥かに容易いはずですよ？｣

悪魔｢もう今日は解散しません？｣

幼女｢当の本人がこんな調子なんだよ｣

男｢俺からも頼む。帰ってくれ｣

天使｢あなた実は解き方を忘れたとかではありませんね？｣

悪魔｢おぉ！！当たらずも遠からず｣

悪魔｢例えるなら、ポケットの中で絡まったイヤホンのコードと言うべきか……｣

幼女｢つまり解くのが難解……｣

悪魔｢うむ。そうなるね｣

幼女｢何でそーなるの｣

巫女｢欽ちゃん……｣

天使｢だから解散したかったんですか｣

男｢で、どーする？当面は｣

幼女｢手立てが無いわけではないからねぇ……かと言って、今すぐ何とかなるわけでもないし｣

男｢どんくらいでコイツ元に戻せる？｣

悪魔｢一週間有れば……｣

幼女｢長いよ。地味に長いよ｣

巫女｢まぁまぁ、一週間待てばいいわけですから……ね？｣

幼女｢しゃあないか……じゃあ一週間後に結果報告兼ねてここに集合な～｣

男｢何でやぁ！？｣

巫女｢は～い｣

幼女｢じゃあ解散～｣

悪魔｢とりあえず行く当てないから幼女さんの家に泊～め～て～｣

幼女｢しゃあないなぁ……働くんだよ？｣

悪魔｢うっけー｣

巫女｢じゃあ男さん失礼します～｣

男｢…………おう｣

天使｢…………｣

男｢ほんで君は何をしてんねん｣

天使｢私は行く当てがないのです｣

男｢巫女に着いてけ。まだ間に合うから｣

天使｢外寒いですよ？｣

男｢この部屋も寒いよお前のせいでな｣

天使｢ごめんなさい……泊めてください｣

男｢…………窓直してくれたら考えるよ｣

一週間間後


天使｢ほら男さん邪魔です。手伝ってください。鍋が通りますよ。ブチまけますよ｣

男｢また鍋かよ｣ﾖｯｺﾗｼｮ

天使｢それはもう冬は鍋ですから｣

男｢しかも今、朝だからな｣

天使｢朝から鍋なんて豪勢この上ない｣

男｢お前がここに居着いてからほぼ毎日鍋って……俺殆ど自炊させられてんぞ｣

天使｢鍋美味しいじゃないですか。文句言うなら食べないでくださいな｣

男｢料理出来ねぇとか……居候もいいとこだ｣

男｢おい待て肉ばかり喰うんじゃねぇよ。野菜もちゃんと食べなさい｣

天使｢別にこんな安い肉いくら食べようとも問題ありませんでしょう？｣

男｢……こ、の野郎……｣

天使｢あ！椎茸私の！｣

男｢ふざけろ｣ﾊﾟｸ

天使｢あぁもう……｣

男｢文句ばっかり言うなら喰うな｣

天使｢食べますよ｣

男｢ごちそうさま｣

天使｢ごちそうさま。デザートはないのですか？｣

男｢遠慮って言葉はどこに落っことしてきた？｣

天使｢まぁまぁ。で、あるんですよね？｣

男｢……冷やしたチョコパイが、ある｣

天使｢いただきます～｣

男｢ホンマあいつ何様やねんな｣

天使｢もう男さんも意地汚い。釜出しプリンがあるのを黙ってるなんて｣

男｢おま、ちょ待て違うそれ俺の何で｣

天使｢私の為に買ってくれたんですね。男さん｣ﾊﾟﾘﾊﾟﾘ

男｢喰ったら怒るぞ？本気で怒るぞ？｣

天使｢……へ、へぇ～？どうぞ勝手に怒ってください｣ﾊﾟｸ

男｢…………｣

天使｢美味し美味し……｣ﾊﾟｸﾊﾟｸ

男｢……｣ｽｫｫｫ…

天使｢な、何ですかそんなジト目で……大体、プリン一つでそんな怒るなんて度量が小さいですよ。子供ですか｣

男｢……｣ｸﾞｲ

天使｢な……！？｣

男｢お前その自己チューな振る舞い何とかなんねーのか？この一週間置いといて正直お前をシバき倒そうと思ったのは一度や二度じゃねぇぞ｣

天使｢へぇ……そぉですか？ならば私を好きなように殴ればイイじゃないですか。所詮アナタが私に出来ることなんてその程度ですからね｣

男｢……｣

天使｢何ですか？殴らないのですか？私が気に入らないのでしょう？｣

男｢いや、お前何で……顔赤らめてんだよ？おまけに表情ゆるんでるし……｣

天使｢！？｣

男｢しかも……え？どういうこと？ちょっと待て何でお前若干嬉しそうなの……？｣

天使｢そ、そんなことないです！｣

男｢お前まさかドｍなの？｣

天使｢ち、違う！私を侮辱しないでください！あなた口が過ぎますよ！？｣

男｢まぁ口が過ぎるのはお前も毎度の事だけどな……プリン喰った罰はあるぞ｣

天使｢ふふ、あなた如きが高位天使である私を罰するなど……｣

男｢ですよね～。じゃあ分不相応なんでいいです｣

天使｢…………ぁ、ぅ……あ、し、かし……｣

男｢ん？｣

天使｢不遇でも、あの、あなたが私に罰を与えたいのならば私は甘んじて私はその不遇な罰を受けて差し上げましょう……｣

男｢ドｍじゃねーか｣

天使｢だから違うと……！！あぁもう早く罰を済ませなさい！！｣

男｢わかった……じゃあブアカーオ並のタイキックをケツに……｣

天使｢え……｣ﾄｸﾝ…

男｢ときめいてんじゃねーよ｣

天使｢否。断じて否｣

男｢お前はアレだな。人間の大罪の九つ目だな。業が深いわ。ホンマ堕天使じゃねぇの？｣

天使｢ぅ、ふぐぅ……！｣ｷｭﾝ…

男｢だから、ときめいてんじゃねーよ｣

三時間後くらい

天使｢お昼……どうしますか？｣

男｢ってもなんも作れない君が何故そんなことを聞く？｣



ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ



男｢……居留守するぞ｣

天使｢それが仮にも友達にしてあげる態度なのでしょうか｣

巫女｢どっこい、お邪魔します｣

男｢本気でセコム付けたろかなぁ……｣

巫女｢お久しぶりです天使さん｣

天使｢一週間ぶりですね｣

巫女｢一週間も男さんの家に泊まってたのですか？｣

天使｢まぁ……仕方無く……｣

巫女｢ご褒美じゃあないですかぁ……！！うらやまけしからん……！！｣

巫女｢毎日毎日男さんの手料理に舌鼓を打ちながら楽しく同居だなんて……！｣

男｢いやこの穀潰しは全く……邪魔なんだよな｣

天使｢天使が顕現してあげてるんですよ？奉仕するのは当たり前でしょう人類。あなたもそう思いません？｣

悪魔｢いや君は厚かましい｣ｽｽﾞ…

巫女｢何時の間に……！？あったかい蕎麦茶まで……｣

男｢誰か、時空ポリス呼んでくれ｣

ｶﾗﾗﾗﾗ


幼女｢呼んだ？｣

男｢呼んでねぇ。何故窓から入ってくる。二階だぞここぁ｣

幼女｢ハイスペックなのは幼女になっても変わらず。ガードが甘い。セコムしてますか？｣

男｢いや、それよりも何故幼女のままだ。一週間あったら治るんじゃなかったんか？｣

悪魔｢これはもう、アレ、アレですよ。ホラ、ダメなんですよもう、多分｣

男｢ふざけてんのかお前｣

悪魔｢ひぃ！！いや、あのスイマセン少しお時間よろしいですか！？｣

男｢何？｣

悪魔｢実はですね、幼女さんは僕が勝手に呪いを掛けたと言っていますが違うんです！！｣

巫女｢何！？どういうことだってばよ！｣

悪魔｢この人自分で僕を召喚して気持ち、若返ろうとしてたんですよ！！｣

幼女｢な、何故バラす！？言わない約束じゃんか！！｣

悪魔｢…………だって……｣

悪魔｢誰だってあんなマジギレ目の当たりにしたら……｣ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ

男｢つまり幼女の自業自得って事なんだな？なのにそれを悪魔一人に押し付けて……｣

悪魔｢久々やったから…………ねぇ……匙加減間違えた僕も悪いと言えばまぁ悪いですけど……｣

天使｢そもそも悪魔の力を借りようとする時点で言語道断ですから｣

男｢だとよ。諦めて成長してけば？｣

幼女｢ヤバい……今更になって事の重大さに…………ゲロ吐きそう｣

巫女｢思うにですがね……年齢引き算出来るんなら足し算すればいいのでは？｣

幼女｢！？その案、採用！！｣

男｢俺の事じゃないからいいけどさ、それ失敗したらって事考えてるか？｣

悪魔｢失敗言うても色んな失敗ありますからねぇ。ヘタしたら老人……いやさ風化……？｣

男｢その場合消えるときは涙と笑みを浮かべて『ありがとう……』とか言うと様になるよな｣

悪魔｢それやったら私全力で頑張ります？｣

幼女｢ふざけんな｣

ﾋﾟｯ


ばいおはざーどふぁーいぶ


悪魔｢何やるの？｣

天使｢ストーリーモード｣

悪魔｢僕も、やりたい｣

天使｢しょうがないですね～｣

男｢この天使、我が物顔で居座ってるんだけどどうにかならんかね？｣

巫女｢じゃあ私の所に住まわせましょうか？｣

男｢お？マジか？｣

巫女｢えぇ。代わりに私がここに泊まります｣

男｢俺は一人暮らしがしてーんだよ！！｣

幼女｢とりあえずこんな見た目になったわけだしどうせなら……男、男、もし仮にif、妹が出来たら……なんて呼ばれたい？｣

男｢いきなりだな……おい、もう察しが付いとるけど｣

巫女｢私は幼女さんにねーさま、と呼ばれたいですね～｣

幼女｢巫女マジ自重｣

巫女｢ﾋﾟｬｰ｣

男｢じゃあ……敢えて言うなら、知的に兄くんとか呼んでもらいたいかな｣

幼女｢男は千影ちゃん派か～……｣

男｢…………｣

幼女｢…………｣

男｢…………｣

幼女｢…………｣

幼女｢新お兄ぃ｣

男｢ﾌﾌ……｣

悪魔｢ﾝﾌ……！！｣

巫女｢ﾃﾞﾃﾞｰﾝ、悪魔、ｱｳﾄｰ｣

悪魔｢何でー！？今男さん笑てたー！！しっかり笑てたじゃないですか！！｣

男｢笑ってない、笑ってない｣


　 　 _, ,_ 　ﾊﾟｰﾝ
　（　‘д‘）
　　⊂彡☆))д´） >>悪魔


悪魔｢理不尽ですわ～……ジャッジ不公平じゃない？｣

巫女｢ノ、ノ、ノ｣

　 　 _, ,_ 　ﾊﾟｰﾝ
　（　‘д‘）
　　⊂彡☆))д´） >>幼女


幼女｢え、えぇ……！？私シバかれる何か不手際ありました……！？｣

男｢いや……凄まじいまでの、私的の、何でだ、衝動が……｣

悪魔｢そんで、何で天使ちゃんはそんな羨ましそうな目で見てるんですかね？｣

天使｢今後の参考までに……｣

ｸﾙﾙﾙﾙ


天使｢むぅ……お腹が空きましたよ人類。お昼じゃないですか｣

男｢大して働かず動きもしないくせに腹だけは一人前に空くんだよなこの駄天使は。どっかに挟まって辛うじて生きてろ｣

幼女｢大変だ男！冷蔵庫に材料が殆どない！｣ﾏｸﾏｸ

男｢アイツはアイツで勝手しまくるし。お前がチョコパイ喰ってトドメ刺したんちゃうのか｣

悪魔｢いまいち自分に降りかかった境遇に危機感を覚えてないですね｣

男｢食い物が無いのはしゃあないとして、買い出し行くぞ。付いて来い｣

悪魔｢一身上の都合によりお断りします｣

天使｢何で人類如きと……｣

幼女｢ちょっとどうしようもなくお腹痛い…………あのチョコパイが当たったかも……｣ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

巫女｢あ、じゃあ私着いていきますよ？｣

男｢まぁこの面子で一人でも着いてくる奴が居るだけマシか…………行こか巫女｣

巫女｢はぁい｣

買い出し


巫女｢何作りましょう？｣

男｢あいつらに作ってやんのは何かムカつくな……まぁ作ったるけどさ｣

巫女｢おぉツンデレ｣

男｢やかましいわ｣

巫女｢なんだかんだ男さんは面倒見がいいですからね｣

男｢まぁ……なぁ、何作ろうか｣

巫女｢あの人数なら鍋でいきます？｣

男｢鍋はあかんかな｣

巫女｢あかんですか｣

巫女｢でも……あれですよね…………あの、あれですよ、ですよね？｣

男｢何言ってんだアンタ｣

巫女｢いや……こうやって二人で歩いてると……デート……みたいではないですか？｣

男｢　はい
　 ﾆｱいいえ｣

巫女｢デート……｣

男｢　はい
　 ﾆｱいいえ｣

巫女｢デ、デート！デート！｣

男｢　はい
　 ﾆｱいいえ｣

巫女｢私の事あまり意識してないですか？｣

男｢yes yes yes｣

巫女｢oh my god｣

その頃の男宅



悪魔｢天使ちゃん、マグナムの弾取り忘れ｣

天使｢失念でしたね……しかし次のウェスカーがどうしても強い……｣

悪魔｢地雷仕掛けましょ地雷｣



／
ﾀｽｹﾃー
＼



悪魔｢天使ちゃん。トイレから何やら幼女さんのヘルプが｣

天使｢便器にハマってるのではないですか？｣

悪魔｢何ソレめっちゃ見たいじゃないですか｣

幼女｢あ、あ……あわわ…………｣

天使｢ものの見事にハマってるじゃないですか｣

悪魔｢第３ホール、ホールイン・ワン｣

幼女｢助けて～……｣



ﾊﾟｼｬ



幼女｢何撮っとんじゃわれぇ～！！カメラ止めろ！！体勢が、ツラいんだよ～｣

悪魔｢一応フレームに収めるべき事態ですよ。大丈夫、隠すところは隠してあります｣

天使｢個人的にもの凄い面白いのでしばらくそのままで｣

幼女｢重ね重ね折り入ってふざけんな！！｣

男｢ただいま～｣

巫女｢ふぅ……さっむ！！うートイレトイレ｣

悪魔｢お帰りなさい｣ｶﾁｶﾁ

男｢しっかり留守番してた？｣

天使｢えぇ、子供ではないのですから。我々を舐めすぎですよ人類｣ｱｲﾆｰﾍｰﾙﾌﾟ

男｢あれ？幼女どこ行った？｣

巫女｢あはははははは！！お、男さーん！！あははあはははははは！！｣

男｢え？アイツ何笑ってんの？｣

悪魔｢ンフフ！！バカウケだ｣

男｢…………あっはははははは！！うはははははぁ！！あははははははッ！！｣

幼女｢……｣ﾌﾞｽｰ

巫女｢あはははははは！！な、一体全体何してるんです！？｣

幼女｢トイレの神様｣

男｢ハマったんか？なぁ、ハマったん！？｣

幼女｢助けてよ｣

幼女｢いち早く可及的速やかに助けてよ｣

幼女｢助けてよ｣ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ

巫女｢あはれ過ぎる……｣

男｢wwwwww｣

幼女｢助けてよ｣

幼女｢恵まれない私を助けてよ｣

男｢はいはい｣


ｽﾎﾟ


幼女｢ふぅ～……まさか便器にハマるなんて思わなんだ……この体は危険がいっぱいだ｣

巫女｢悪魔さんか天使さんに助けてもらえば良かったじゃないですか｣

幼女｢そのクズ共は私を見て笑ってたが？｣

巫女｢クズですね～！！｣

悪魔｢クズで～す！！｣

幼女｢ひ……っくちゅ！！っぅあ～……｣

男｢うわ、きったねーな、鼻水垂らしてんぞ｣

巫女｢風邪引いたんじゃないですか？寒い中下半身丸出しで……｣

幼女｢パンツ脱いだ。マジで風邪引いた。男ー鼻拭いてー｣

男｢あーもー、面倒臭い……｣ｶﾞｻｶﾞｻ

幼女｢ふが｣ｽﾞﾋﾞｰ

巫女｢面倒見が良くなってますね？｣

男｢保護欲がちょっと沸いてきたっぽい｣

幼女｢っあ～……｣

幼女｢っうし、ちょっとあの二人シバいてくる｣

男｢の前にお前顔赤いぞ。熱あるんじゃないの？｣

巫女｢少しばかしおデコ拝借｣ｺﾂﾝ

幼女｢ん｣ｺﾂﾝ

巫女｢ん～実際こんなんしてますけどわからないですよ私には｣

男｢なら何で率先してやった｣

巫女｢可愛くて……｣

男｢まぁ、わからんでもないけど｣

巫女｢体温計で計った方が早いですよ。実際｣

男｢8度2分。あるなぁ｣

幼女｢実際ここに来る前もそんなケはあった｣

巫女｢じゃあお昼ご飯はお粥で良いですね｣

幼女｢すまんち｣

男｢まぁお前もこんなんだし今日は飯食ったらお開きだな｣

天使｢え～……お粥……？お腹減ってるのに？病人も居ますけど何より私も居るんですよ？｣

悪魔｢……いや！！僕は構いませんよ！！あの～、ね？食べさせて貰ってるからね！？｣

男｢スタンダッ｣

天使｢……？｣ﾜﾀｼ?

男｢スタンダッ｣ｳﾝ

天使｢今忙しいので後でで……｣

男｢立て｣

天使｢はい｣

悪魔｢…………怖ぁ……｣

男｢回れ右｣

天使｢え……あ、あの、はい｣

男｢久し振りだから……う～ん｣

天使｢なかなか、蹴りの素振りがシャープなんですね｣

天使｢心の準備とかありますからやるときはやる！！って言ってくださいね？｣

男｢え？｣



ﾄﾞｷﾞｬ!!



天使｢きゃいん！！｣

悪魔｢出会い頭もいいとこやな。直撃や｣

男｢結構、いい感じにヒットしたな。いや、まぁまぁか｣

天使｢あ…………はぁ……｣ﾊｧﾊｧ

悪魔｢天使ちゃん……そうやって煽ってご褒美貰うのは如何かと……｣

天使｢べ、別にそんな腹づもりでは……！！｣

男｢や～っぱり君はマゾだったか。一週間一緒に居てもその節が垣間見えてたのは気のせいじゃなかったのな｣

悪魔｢へぇ？例えば？｣

男｢朝起きて、ベッドから降りる第一歩……何回か踏んでるんだよな。胸とか尻とか｣

天使｢私を踏んでおいてその言い種ですか。失礼極まりない！！｣

幼女｢都合のいい寝相だぁね。天使ちゃんは高位なお方だからやっぱりそーいう、溜まるモノがあるもの？｣

天使｢だから私はｍではございませんと……｣

悪魔｢でもあなたのオナニーは乳首引きちぎるんじゃないかと思うくらい荒々しいものやないですか｣

天使｢そうやってありもしないことを吹聴するのをやめてくださる？｣

男｢言質取ったぞ｣

天使｢悪魔の言葉に耳を貸しやがりますか腐れ人類。与太を選別するおつむもありはしないと？｣

男｢与太話じゃないだろ。どうだ？認めるならお前の欲求にある程度応えてやるぞ？｣

天使｢はぁ？｣ﾋﾟｸ

男｢自分は痛めつけられては悦に入るド変態ですって｣

天使｢腐れ人類、一から百八までイカレた思考ですか。ちょっと二人きりで詳しく話をつけましょうか？｣

男｢ほいほい。なら玄関で。聞き耳立てるなよ幼女、悪魔｣

幼女｢あい｣

悪魔｢わかりまちた｣

天使｢さっきの話……本当ですか……？あの、わ、私の欲望に応えてくれると……！？｣

男｢うい｣

天使｢私……実はあなたが思う三倍以上にマゾなのですがよろしいですか……？｣

男｢よろしいですけどカミングアウトすごいですね｣

天使｢こんな事白状するのは男さんだけですよ？｣

男｢光栄だね。で、俺は基本どうしようか？｣

天使｢私を悦ばせてくれればそれで。周りにバレないようにそれでいて過激に。二人きりの時は勿論のこと……です｣

男｢要求高っ｣

幼女｢おかー｣

悪魔｢話は付いたんですのん？｣

男｢ただいま～。まぁｍではないと力説された｣

天使｢当たり前です。私にそんな偏った性癖などあるわけなどないのです｣

男(現実、三倍のドｍなんですけどね～)

巫女｢はいはい～お粥できましたよ～｣

天使｢やっぱりお粥ですか……もっと他に無いんですか？｣

巫女｢やっぱり病人ですからね｣

天使｢…………｣

巫女｢じゃあ幼女さんは座って、｣

悪魔｢あ、僕飲み物取ってくるよ｣

巫女｢出来女ですね～！！｣

悪魔｢へっへ～！！｣

天使｢失礼｣ﾎﾞｿ

男｢ん……？｣

天使｢何でさっき私が文句言ったのに、そこに対しての対価は無いんですか？｣ﾎﾞｿﾎﾞｿ

男｢あの程度で蹴り入れたら寧ろ俺のが悪だろ……｣ﾎﾞｿ

天使｢せっかく理由あってみんなの前で蹴られるシチュエーションを作ったのに……使えない……｣ﾎﾞｿﾎﾞｿ

男｢ネジ曲がってんなぁ君｣

幼女｢巫女さんや、梅干しはなかろうか？｣

巫女｢こちらに控えて御座いますれば｣

幼女｢大儀である｣

悪魔｢美味しそうな粥ですね～。ご飯ですよが欲しくなる｣

天使｢いや、鰹節がいいです｣

男｢何だかんだ言ってやっぱり天使さん、喰うんだ｣

天使｢出されたからにはいただきますよ｣

男｢君結構、根は素直なんだな｣

悪魔｢イイ子でっせ～オススメですから｣

幼女｢おとこぉ～あ～んして～｣ｱ～ﾝ

男｢甘えんな｣

幼女｢風邪人なんやで～！！病人やで～！！｣


男｢それは免罪符じゃねぇぞ｣ﾌｰﾌｰ

男｢ほれ｣

幼女｢あちち｣ｱﾑ

巫女｢ﾑｷｰ｣ｼﾞｨｰ

天使｢ﾑｷｭｰ、の方が可愛いですよ｣

巫女｢ﾑｷｭｰ！｣

悪魔｢ﾊﾟﾁｭﾘｰ！｣

巫女｢ｳｯ！！｣

天使｢何をやらせてるんですか｣

悪魔｢ンフフフ！！wwwwww｣

ｶﾗﾝ


男｢ごちそーさま｣

天使｢まぁまぁでしたね｣

悪魔｢お代わりするくらいにはね｣

幼女｢ケホケホ｣

男｢本格的に風邪だな。大丈夫か？｣

幼女｢ん～……ちょちツラい……泊めて？｣

男｢まぁしゃあないわなぁ。てなわけで今日はもうお開きな｣

巫女｢しょうがないですね。じゃあ帰りますか｣

天使｢………………｣

天使｢え｣

天使｢何で、私を見るんですか？｣

巫女｢私の家に帰るんですよ？一緒に｣

天使｢え、私、お…………この人類の家に泊まってるんですが……｣

巫女｢でも今日は幼女さん泊まるでしょう？｣

天使｢あなたの家って神社なのでは？私のような異教なものが……｣

巫女｢奉るは尊いものです。そこに別段壁はありませんよ？｣

天使｢何でそんなグローバルな発想……｣

男｢じゃあ巫女、天使さん頼むな｣

巫女｢任されました｣

天使(うぐぐ…………せっかく男さんに欲望を満たしてもらおうと思ったのに……)

巫女｢ではでは、天使さん帰りますえ～｣

天使｢…………ではまた……うぐ、風邪の治った頃に……｣ｽﾞﾙｽﾞﾙ

男｢う～い｣

幼女｢またにぇ～｣ｽﾞﾋﾞ

悪魔｢…………｣ﾆｺﾆｺ

男｢君は…………何？｣

悪魔｢よろしくお願いします～｣ﾆｺﾆｺ

男｢帰れ。ただでさえ一人使えない荷物抱え込んでるのに｣

幼女｢ひどい言われようだ｣

悪魔｢幼女ちゃんここにおるなら僕どこにも行くあてないですもん。いくら巫女ちゃんの家言うても悪魔の私がお邪魔したら神主打法喰らいますやんか、確実｣

男｢いや見た目普通の女子高生だからいいんじゃないの？｣

悪魔｢多分鳥居くぐったら反応する。邪悪センサー的なアレがビゴーンて｣

男｢んなアホな……｣

悪魔｢いやいや、多分醜い心を持った僕だからきっと日に当たった吸血鬼がボロボロ崩れるように消滅すると思うんですよ。だから泊めてくださいよ｣

幼女｢何が何でも是が非でも泊まる気満々だね｣

悪魔｢泊めてよ！！一週間だけの関係でもいいからあの夜のように泊めてよ！｣

男｢あの夜とか知らんがな｣

悪魔｢僕、働きます！！頑張ります！！働きまっせ～｣

男｢え？ちゃんと働く？｣

悪魔｢働きますとも～。あんな、弾道ミサイルみたいな胸しか取り柄のない天使ちゃんと一緒くたに見られたら困ります～｣

男｢ん～じゃあいいかなぁ｣

幼女｢え～私と男の甘い同棲生活が～｣

悪魔｢まぁまぁ、カタいこと言いなや、僕だけぼっちは寂しいやないですか｣

男｢働くなら大いに結構｣

悪魔｢あ～これで毎日男さんの匂いを堪能出来るんですよね～前持って帰ってたワイシャツもう私の匂いが付いちゃってまぁ……｣

男｢なくなったと思ったらお前が犯人か｣

悪魔｢何かな～エエ匂いするんすわ～｣ｽﾝｽﾝ

幼女｢わかるわ～。安心すると言うか……個人的に好きというか……小学校の体育館の匂いが私好きだなぁ｣ｽﾝｽﾝ

悪魔｢男さんは体育館ですかい｣ｸﾝｸﾝ

幼女｢それとこれとはまた別でね｣ｸﾝｸﾝ

男｢…………端から見てるとスッゴい複雑な｣

幼女｢え？｣ｸﾝｶｸﾝｶ

悪魔｢ん？｣ｸﾝｶｸﾝｶ

男｢俺のベッドに頭突っ込んで匂い嗅ぐな｣

幼女｢何でかね、でも男の匂いとはちょち違うんだなぁ｣ﾏﾌﾏﾌ

悪魔｢でも香しいのは事実やで｣ﾏﾌﾏﾌ

男｢君ら怖いわ｣

悪魔｢あ、男さん、僕パジャマが無いんで男さんのスウェット貸してください。今日一日だけでええですから。出来れば使用済みのやつを……｣

男｢もう好きにして｣

夜


男｢幼女、お前ベッドで寝ろよ｣

幼女｢先にベッドに入ってろ、後から行く。了解｣

悪魔｢日本語ってスゴいですね～｣

男｢お前の耳にはどんなフィルターがかかってんだよ。病人だから、ベッド貸してやるって言ってんだ｣

幼女｢いや寒いから寧ろ男と一緒に寝ます｣

悪魔｢はいは～い幼女ちゃんはお姉さんと寝ましょうねー｣

幼女｢あんた寝相悪いからヤだよ｣

朝


男｢あっつ……｣

悪魔｢んん～……｣ｽﾋﾟｮｽﾋﾟｮ

男｢……目が覚めたら隣に美少女て、またベターなラブコメを……おい起きろ｣

悪魔｢む～……ごっつむにゃむにゃ……｣ｷﾞｭｯ

男｢…………俺がイイ匂いって｣ｷﾞｭｯ

男｢君もめっちゃイイ匂いするけどな｣ｽﾝｽﾝ

悪魔｢……ッ！？｣ｷﾞｭｩ

男｢起きてんだろ。早く離して｣

悪魔｢ふ……不意打ち過ぎるやんかぁ……そないな事急に言われたら、なんぼ私でも……｣ﾃﾚﾃﾚ

男｢しかし……そんなに匂いフェチか｣

悪魔｢いや、だって男さんの匂い……なんか誘われますもん……近くにいたらずっと嗅いでいたいくらい｣ｸﾝｸﾝ

男｢こしょばいから、胸元の匂い嗅ぐのやめて｣

悪魔｢嫌や、これは、もう、パフュームや。しかも男さん、ドキドキ言うとりますなぁ。ちょっとは僕の事意識してるんですかね？｣ﾀﾞｷ

男｢見た目だけは頭抜けてるからなぁ……｣

幼女｢ぁどっこいしょぉ｣

悪魔｢ぅぐはぁ｣

幼女｢朝から何イチャコラしてんのさ。起こせよ、そしてむしろ混ぜろー｣

悪魔｢悔しいからって…………脇腹を踏むことないじゃない……｣

男｢ちゅうかお前元気じゃねぇか。とりあえず熱計れよ｣

幼女｢げほげほ｣

男｢早く計れや｣

幼女｢うい｣

男｢８度３分……変わんねーな｣

幼女｢身体が汗でベトベトするぅ～……｣

悪魔｢君の汗ローションみたいだもんね｣

幼女｢な訳あるかぁ！！｣

男｢ってもまだシャワーだけじゃ寒いし、そもそもお前一人で風呂に入らせるのもなんか怖いし……｣

幼女｢これは、やはり、夢にまで見た体を優しく拭いてもらうフラグじゃないですか……！？｣

男｢じゃ悪魔、頼んだから｣

幼女｢夢が無い｣

悪魔｢こーいう事には巫女さん呼んだ方がいいんとちゃいますかね、あの人なら嬉々として舐め回した後、丁寧に体拭きますよ｣

男｢ビデオに収めりゃ高くさばけるな……｣

幼女｢尚更呼ぶんじゃねぇ｣

悪魔｢まぁ冗談はともかくとして、幼女ちゃんの身体、拭いたげてください｣

男｢いやいや、おかしいわ。そこは女であるお前の仕事だろ｣

悪魔｢だって幼女ちゃん注文多そうですもん……｣ﾋｿﾋｿ

幼女｢お願い男！！私の未熟な身体を優しく清めて！！なんなら男の手で汚してもいいから！！｣

男｢俺はコイツの心を清めなきゃならんと思う｣

悪魔｢本人ああ言うてますし｣

男｢仕方ねぇな……｣

幼女｢ま、まじか！？｣

男｢消毒用アルコール持ってきて｣

幼女｢殺す気満々か！！｣

悪魔｢お湯です｣



旦~~



男｢煮立っとるがな……｣

幼女｢熱湯やがな……｣

悪魔｢いいか！！幼女ちゃんにぶっかけるなよ！！絶対にぶっかけるなよ！！｣

男｢ふり？｣ﾔﾊﾞｲﾖｰﾔﾊﾞｲﾖｰ

幼女｢やめろ｣

悪魔｢まぁ三十分もすれば適温になるんとちゃいますか？何でしたら僕、一時間ほどお出かけしてきましょうか？｣

幼女｢変に気を回さないでいいよ。行ってらっしゃーい！｣

悪魔｢もはやでてけ、と言われてるようなもんですからねぇ｣

幼女｢じゃあ……服、脱ぐね……？｣

男｢おう｣


露わになった幼い少女の身体は、淡雪のように儚くその肢体は白磁の如き繊細d……

男｢待て待て｣

幼女｢はい？｣

男｢何で、オイ、地の文勝手に入れてんだ？｣

幼女｢流れかなぁと……大事じゃない？その後の雰囲気の為にも｣

男｢いらんだろ。必要無い。お前の期待するソレはないぞ｣

幼女｢でも、もう服脱いじゃったし……｣

男｢脱いだな。でも少なくともお前の思うような事にはまずならん｣

幼女｢…………｣


紳士で知られた男は
一切を忘れていた

体毛がわずかにも無い
幼女の未熟な肉体は

指が埋まるほど柔らかく、埋まった指先からは
若い血潮が脈打つ音が伝わってくるのだ

何人もこの妖艶からは逃れることは不可能であった


男｢やめろって言ってんだろ｣

幼女｢ちょっとシグルイ風味にしてみたけど……ダメかぁ……｣

男｢あかんわ｣

後半へぇ続く

幼女｢……キートン山田｣

男｢知ってる｣

幼女｢ﾍﾟﾌﾟｼ！っぅあ～｣

男｢さすがに寒いだろ。…………ところで、今のくしゃみ？｣

幼女｢さっむ……いし、もういいや、身体早く拭いてください｣

男｢へぇへぇ｣


ｺﾞｼｺｼ


幼女｢お、とこ……！！ちょと……強い……！！｣

男｢え……？めっちゃ軽くやってるけど｣

幼女｢身体小さいんだから手加減してね？｣

男｢こんくらい？｣ｺｼｺｼ

幼女｢も、ちょい、優しく……｣

男｢じゃあこれなら｣ｽﾘｽﾘ

幼女｢ん……いいかも……｣

男｢ほとんど撫でてるようなもんだぞ｣

幼女｢気持ちいい、よ……ッン……ふ｣

もう普通なら諦めてもいいと思うけどなぁ



幼女｢ぁふ……ん…………く｣ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

幼女｢はぁ…………ん………！！｣ﾋﾟｸﾝ

幼女｢にゃ…………ぁ、ん｣ﾋﾞｸﾝ

幼女｢……ふぁ……｣ｸﾀｧ

男｢う～っし背中拭けたから前は自分でやれな｣

幼女｢ぅ……男……出来れば前も…………｣

男｢も～、自分でやれる事は自分でやれよ｣

幼女｢…………｣

幼女｢違う｣

男｢おん？｣

幼女｢私が、嬌声をあげてお膳立てしてあげとるのに何だね君のその関心の無さは！？人が人だったら迷うことなくむしゃぶりついてる私に対してものっそ無関心ってどゆこと！？｣

男｢あ～、この姿になる前のお前ならともかく今のお前はあれだ、犬を洗ってあげてるみたいな｣

幼女｢もはや畜生……｣

幼女｢わかった。もーいい。もう期待しない。けど前も拭いて｣

男｢そこは譲れよ｣

幼女｢とりあえず男に拭いて欲しいんだよー！｣

幼女｢さぁ、早く！！｣ｸﾙ

男｢お前ちょっと身体ごと真横に向いてみ？｣

幼女｢？｣ｸﾙ

男｢見事に平らになったなおい。垂直過ぎるぞ、シコルスキーでも登れんだろ｣

幼女｢よくもまぁ人の心を踏みにじれるものだよ君ぃ。私が今この状態で『もうやだ！お家帰してぇ！』と叫べばどうなることやら｣

男｢お前おっそろしい事言うなよ｣

幼女｢ならば黙って手を動かせ｣

男｢そうする｣

幼女｢ふく…………っんぅ……｣ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

男｢どした？｣ｺｼｺｼ

幼女｢や……ちょと気持ち良くて…………んくぅ……！！｣

男｢変な声あげんなや。あと乳首心なしか固くなってんぞ｣

幼女｢……固くならない乳首なんてないじゃない……男ってば、もーなかなかテクニシャンで……｣ﾊｧﾊｧ

男｢おい待て何目の前で股間に手を突っ込もうとしてんだよ｣

幼女｢ちょこっとだけだから！！ほんの一撫で！！｣

男｢昔、『新ジャンル超淫幼女』と言うものがあってだな｣

幼女｢心が狭いでござるなぁ男は｣ﾅﾝﾀﾞﾖﾓｰ

男｢基本見知った奴が目の前でオナろうとするのを俺は見たかない。頭撫でたるから｣ﾅﾃﾞﾘ

幼女｢…………ん｣

幼女｢おとこ｣

男｢はいな？｣

幼女｢これがいちばん気持ちいいかもしんない……｣ｿﾞｸｿﾞｸ

男｢へぇ｣ﾅﾃﾞﾘﾅﾃﾞﾘ

幼女｢身体、預けていい？｣

男｢ここにきて見た目相応の甘え方するなんて狡いなぁ｣

悪魔｢入り込もうにも入り込めないこの甘ったるい空間｣

幼女｢入っとる入っとる。入っとるよ。侵犯しとるよ｣

男｢意外に早かったな｣

悪魔｢マガジンまだ出てなかった……しかし帰ってきたら驚き、幼女ちゃん半裸にさせて何してはるんですか！？｣

男｢滅多なこと言うな。身体拭いてただけだよ｣

悪魔｢だけ、て……なかなか甘々な空気でしたよ？羨ましい｣

幼女｢悪魔ちゃんもやってもらえばいいじゃない。この頭なでなで｣ﾝﾌｰ

男｢やったろか？｣ﾅﾃﾞﾘﾅﾃﾞﾘ

悪魔｢いやぁ僕がそんな事されたら……僕のキャラではないですよね｣

幼女｢もー、そーやって強がる～……そもそもキャラとか関係なくない？｣

悪魔｢いや、僕のキャラは剽軽なもんだからそんなラブコメちっくなものは似合わへんねん。僕がデレデレしてたら……ねぇ｣

男｢でもさっき君……｣

悪魔｢せやけど｣

悪魔｢せやけどもしも私の頭をなでなでしながらぎゅーっと抱き締めてベッドの上に持ち込まれたら……｣

悪魔｢心の醜い私でも慈愛にやられてデレてしまうわよ｣

男｢何を言うてんねん君は｣

幼女｢たしかにそれは堕ちるけれども…………ふむ、男、私にもそれを要求する｣

男｢悪魔～おいで～｣

幼女｢おい…………おい！！｣

悪魔｢え、いいんですか？僕これ……大好きですよ？｣

幼女｢ここはどかん。死守する｣

悪魔｢っせ｣

幼女｢ぐはぁ男の上に座っている私だけに的確に鉄山靠をー｣

男｢できておる喃｣

悪魔｢お……お願いします｣

男｢対面座位でとか｣

幼女｢くっそぅどけよぅ～！！｣

悪魔｢どきません｣ｶﾞｼｯ

男｢だいしゅきホールド……！！さすがの俺もドキドキだ！？｣

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝﾋﾟﾝﾋﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ


悪魔｢うざ……｣

男｢巫女が来たな｣

幼女｢はぁい～｣

巫女｢どうも～悪魔さん何をしてるんです？とり憑いてるんですか？｣

悪魔｢これから男さんにハグナデゴロンゴロンを｣

巫女｢めちゃくちゃ羨ましい……｣

幼女｢巫女も言うたって言うたって！男から離れんかいと｣

悪魔｢男さんもイヤがってないからエエやないですか｣ｷﾞｭｳ

男｢正直緊張してるしな｣

巫女｢まぁ私は離れろとかそんな酷なことはおっしゃいません。男さんと悪魔さんの間に割り込ませてください｣

悪魔｢君ならではの発想やないですか。天才か。しかしそれすらも許さない｣ｷﾞｭｳ

男｢ローリング丸太やるぐらいの締め付けが……｣ｸﾞｸﾞ

悪魔｢さぁ男さん！！早く頭を撫でるんやー！！撫でるんやー！！｣

巫女｢破ァッ！！｣

悪魔｢ぬわーーー！！｣ﾊﾟﾊﾟｽ

幼女｢すげー巫女ｔさんの必殺技が火を噴いたー｣

巫女｢そーいう、独り占めをするなら話は別です｣

悪魔｢うぅ…………何でそんな、イジワル……僕が悪魔やから、男さんに甘えてはいかんのですかー！？あんまりやー！！｣ﾋｰﾝ

幼女｢あ～泣かした～｣

巫女｢美少女が泣く姿はいいものですが、心苦しい……｣

男｢はいはいもう泣くな泣くな｣ﾀﾞｷ

悪魔｢ひぐ……巫女ちゃんと幼女ちゃんがいじめる……！！｣

悪魔｢ぐすぐす……｣

男｢泣かない泣かない｣ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

悪魔｢……ンフフ…………｣

幼女｢おい泣き止んでる。つか、寧ろ計画通り事を進めたみたいな笑いしてる｣

巫女｢な！？強かですね～｣

悪魔｢ん～｣ｺﾞﾛｺﾞﾛ

男｢やはり悪魔か……｣

悪魔｢ええやないですか、事実ホンマに甘えたかってん｣

天使｢やはり油断ならない人ですね貴女は｣

男｢おう天使さん｣

天使｢どうも｣

悪魔｢さて……ごちそうさまでした｣

男｢あれ？俺が言うのもアレだけどもういいの？｣

悪魔｢ある程度甘えられたんでね、とりあえずはまぁええかなと。またタイミング見て甘えさせてもらいます｣

男｢本当に君できた子だな～……｣

巫女｢じゃあ次は私が甘えても……｣

男｢お前はアレだ、必殺技出したからダメ｣

巫女｢……幼女さん、抱き締めさせてください｣

幼女｢まぁ頭でも撫でときな｣

巫女｢はい……｣ﾅﾃﾞﾘ

天使｢あ、男さん。ちょっと聞いてください｣

男｢あ？｣

天使｢昨日……巫女さんの御自宅に泊めていただいたのですが…………変態が過ぎますよあの人！！｣

悪魔｢あれ？聖職者なのに？｣

男｢あぁアレ、バイだから｣

巫女｢生殖は出来ませんけどね｣

幼女｢ツマンネ｣

巫女｢も～幼女さん厳しいですよ～｣ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

男｢なんかされたん？｣

天使｢寧ろ引くようなプレイを私に要求してきまして……私に攻めをやれと……｣

男｢あぁ……逆だねぇ｣

巫女｢失礼な！！私はアナニーがどれだけ高尚なものか、熱弁しただけで……｣

幼女｢と言う事は今私を撫でているこの手はお前のアナルに入った…………マージーかーよー！！｣

悪魔｢いくら美少女かてやって良いこと悪いことあるんちゃいます？｣

男｢手ぇ、洗ったろうな？｣

巫女｢何気に一ッ番、男さんの言葉がヒドいですよね｣

巫女｢ところで幼女さん、熱は引きましたか？｣

幼女｢引くわけがない。たった一日で……｣

巫女｢それは……ちょうど良かった｣

悪魔｢ん、ちょぉ待ってください、その……話題……さっきの話の流れを汲んでの事ですか？｣

巫女｢えぇまぁ……繋がってはいますね｣

天使｢貴女幼女さんに坐薬挿す気満々じゃないですか！？｣

巫女｢正直漲ってます｣

幼女｢もうやだコイツ！！｣

男｢いや、挿しとけよ。熱下がるかもだろ｣

巫女｢ボスのゴーサインいただきましたー｣

幼女｢アンタ絶対楽しんでるだけだろー！！巫女にも劣らずアンタも大概だよ！！｣

男｢んなこたぁない｣

巫女｢ミコミコ坐薬ー！！ミコミコ坐薬とは、聖なる礼儀済みの坐薬で患部に止まってすぐ溶けて高熱などの症状を緩和し、土石流のように便意を促す劇薬なのだ！！｣

幼女｢最後すんごいのねじ込まれてるんだけど……｣

天使｢っち……｣

男(マジかコイツ、物欲しそうな目してる……)

巫女｢じゃあトイレで行きましょうねー｣

幼女｢やーめーてーッ！！本当にごめんなさいィィ！！｣



ﾊﾞﾀﾑ



『あ゛っー！！ア゛ーー！！アッーーーー！！にゃあぁぁぁぁぁあ！！』

『気持ちを楽に……受け入れて……！！テリーを信じてー』

『そこ、そこ違う……！！』

『童貞じゃないんですから、穴ぐらいわかりますって……オラッ！！』

『ひぎぃ！！』


悪魔｢っあ～……端から聞いてるとバカみたいやね……｣



『あ゛ッ、あ、あっ！！ぁッ！！』

『ちょっとキツいですかね～……男さ～ん、ローションないです～？』


男｢あるわきゃねーだろ！！｣


『ま涎でもいいですけどね』

『あ　あ　あぁ　あ　あ』



悪魔｢あぁぁぁぁあだめだこりゃ｣

『んほぉぉぉぉ！！』




男｢獣のような声が｣

悪魔｢あれ、アヘってへん？｣




『んっぎぃぃぃ！！』


天使｢男さん……これを……｣ｺｿ

男｢……坐薬｣

天使｢頼みましたからね｣

男｢その、俺と君は最低限の単語で会話が成立するほどの仲じゃあないからね？何？これ、使ってほしいの？｣

天使｢い、言わせないでください……！！｣

ｼｰﾝ…


悪魔｢し、静かになった……｣



ｼﾞｬｰｺﾞﾎﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞ



ｶﾞﾁｬ


男｢おぁ！？｣

幼女｢いや～危うく涅槃に解脱しかけたけど、何とか持ち直したよ｣

天使｢髪の毛……白いですよ｣

男｢レイかよ。個室でどんだけ壮絶な……｣

悪魔｢じゃあ巫女さんは……？｣

巫女｢新しい世界が……気持ち痩せた……ですかな｣

男｢返り討ちにされたんかい｣

巫女｢常日頃アナルを使い込んでいる私でもあの刺激は予想外でしたね｣

幼女｢そんなもんを私に使おうとするからバチが当たったんだ｣

悪魔｢と言うよりバッチィですよね｣

男｢そして何よりそれを人様の家のトイレでやる神経、疑うわ｣

巫女｢もしかしたらその人様のトイレでやるからこそ得られた刺激かもしれません……｣

天使｢ところで幼女さん、その髪の毛どうするんです？白いですよ｣

悪魔｢にゃる子さんみたいな｣

幼女｢ふぅん！！｣ﾎﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ！

悪魔｢げぇ！！髪の毛が金髪になった！？｣

男｢足りてない。まだ色素足りてない｣

幼女｢どりゃあ｣ﾎﾞﾝ

天使｢黒になった……｣

幼女｢どうだ｣ﾄﾞﾔﾔｧ

男｢すげーな、おい。人間じゃねぇ。何故出来たし｣

幼女｢念じたら……なんか……｣

悪魔｢ちょっと人間辞めかけてますね｣

男｢しかしお前元気な。まさか熱下がった？｣

幼女｢う～ん……どうだろ？気持ち身体楽だけど計ってみないと｣ﾁﾗ

男｢悪魔～体温計取って｣

幼女｢も～男～違うでしょ。察しろよ～。こう、オデコでさ、こう……ね？こう、さ？｣ﾁﾗﾁﾗ

天使｢え、幼女さんの脇に男さんのオデコ挟んで計熱するんですか？｣

悪魔｢キタキタ親父やないですか……｣

巫女｢ひっどい絵面ですね～……｣

幼女｢お前ら全員アホか！！｣

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ


男｢六度三分。下がったなぁ｣

巫女｢よかったですね幼女さん｣

幼女｢坐薬すげーなー……ところでお腹が減ったぞよ｣

悪魔｢朝ご飯まだでしたもんね｣

男｢もはや作る気力がない。ロッテリアで何か買ってきて｣

天使｢そこはマクドナルドではなく｣

男｢ロッテリアです｣

悪魔｢ほならジャンケンで負けた三人が買いにいきましょか｣

幼女｢だね｣


first………comes………rock………


……


…

幼女・巫女・悪魔｢行ってきますー｣←負け組

男・天使｢いってら｣←勝ち組

男｢……ん～……腑に落ちん｣

天使｢な、何がですか？｣

男｢この残り方。謀ったかのような君と俺｣

天使｢き、気のせいでございましょう？そんな……私が……｣

男｢正直に言わないといぢめてあげんよ？｣

天使｢もうすでにいぢわるじゃないですかぁ……わかっているんでしょう？｣

男｢好き者め……｣

男｢坐薬……が、あります｣

天使｢……！？｣ﾋﾟｸ

男｢挿しますか？挿しませんか？挿して欲しけりゃ直ぐにパンツを脱いで｣

天使｢ぱんつが空気を読みました｣

男｢脱ぐの早ぇ……どんだけ、どんだけやられたいねん｣

天使｢でもただ坐薬を挿すだけではないですよね……！？何かしらいじめの特典が付くのですよね？｣

男｢う～ん～……そこまで考えてないけど……とりあえず挿します｣ﾌﾟｽ

天使｢ん……っ……｣ﾌﾟﾙ

男｢そして二本目が入ります｣

天使｢なっ！？｣

男｢そう言えば……君お尻の形綺麗な｣

天使｢……ふ、くっ！？｣ｷｭﾙｷｭﾙｷｭﾙｷｭﾙ

男｢早速効いてきたか。さすがミコミコ坐薬。お腹撫でますー｣ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

天使｢やっ！！ぁ！触ら、ないで……ください！｣ｷﾞﾙﾙﾘﾘｭ

男｢漏らすなよ～？君が望んだことなんだから。俺がイイって言うまでトイレにも行くなよ｣

天使｢っ、はい……！｣

男｢あと多分もうすぐアイツ等帰ってくるで｣

天使｢!(^q^)?｣

男｢だって歩いて二分の距離にあるんだもん。帰ってきてもおかしくないでしょ｣

天使｢あ、あの、ちょ、これの続きは……？｣

男｢え？出来るでしょ？やるでしょ？｣

男｢アイツ等の居る中で｣

天使｢｣

天使｢話が違、じゃないですか…！！｣ｸﾞｷﾞｭﾘｭﾙﾙﾙﾙ

男｢いや、知らんよ。お前が望んだ結末なんだし……｣

天使｢こ、こうなったらもう、トイレ、にぃ……！！｣ｷｭﾙｷｭﾙ


ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ


天使｢……開か…ない……？｣ｻｧｰ

男｢多分、さっきの幼女と巫女のアレで壊れたんだろ。閉めたら開かなくなるように都合良く｣

天使｢ひゅ…………ぁ、は…あ…………｣ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

男｢脂汗が……｣

／
ﾀﾀﾞｲﾏｰ
＼


男｢おかえりー！…………帰ってきたぞ？｣

天使｢はっ……くぅ…………し、仕方がないです…………出来るだけ漏らさないように……力を入れて…………隙あらば……｣

幼女｢さてーハンバーガー食べましょーかねー｣ｶﾞｻｶﾞｻ

悪魔｢フルポテうまそうですやね～。あれ？天使さん顔色悪ないですか？｣

巫女｢汗ダラダラですよ？｣

天使｢ちょっと……体の調子が……｣ｱﾊﾊ

天使｢……っうぐ……！！だ、い、大丈夫ですから……｣ｷﾞｭﾙﾘｭ

幼女｢いや尋常ではない顔色が｣

悪魔｢何でや、たった五分で一体彼女に何があったんや｣

巫女｢…………｣

天使｢な、何……でしょうか？｣

巫女｢ほい｣ﾂﾝ

その時天使の腹に電流(ライディン)走る

天使｢ぐわあぁぁぁぁ！！｣

男｢ク、クロコダイーン！！｣

巫女｢……トイレ行った方がいいですよ？｣

天使｢っぅ、く……ぁ……て、はぅ…………天使たるもの……大はしないの、です……｣

悪魔｢一昔前のアイドルか｣

幼女｢手遅れになる前に行きなって。別に私ら気にしないし、それこそ漏らしたら男に迷惑掛かるよ？｣

男(言うても俺のせいでもあるんだよな～)

幼女｢まぁでも美女のウ○コなら巫女が嬉々として……｣

巫女｢私はバキュームカーじゃないですよ｣

幼女｢しーましェーん｣

男｢しかし問題、トイレが開かないんだなそれが｣

悪魔｢なんと｣

男｢あの二人がバカやったおかげでな｣

巫女・幼女｢しーましェーん｣

男｢シバくぞ｣

幼女｢ご、ごめんなさい……｣

巫女｢かくなる上は私が責任を持って開けさせていただきます｣

悪魔｢天使ちゃんのお腹がフルスロットル寸前なんで、迅速にね｣

巫女｢ミコミコボンバー！！｣

男｢うわなんかもうロクでもなさそうな……｣